JP3279207B2 - 高周波回路 - Google Patents

高周波回路

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JP3279207B2
JP3279207B2 JP33703296A JP33703296A JP3279207B2 JP 3279207 B2 JP3279207 B2 JP 3279207B2 JP 33703296 A JP33703296 A JP 33703296A JP 33703296 A JP33703296 A JP 33703296A JP 3279207 B2 JP3279207 B2 JP 3279207B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、UHF、マイク
ロ波、ミリ波などの高周波帯の信号を伝える信号線路と
他の信号あるいは直流電圧あるいは電流を伝える線路を
備え、両者が交差する部分を持つ高周波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、例えば電子情報通信学会1995
年総合大会講演論文集エレクトロニクス1分冊66ページ
の講演番号C-66に示された高周波スイッチの交差部を示
す図である。図において、1は高周波信号を伝える第1
のストリップ導体、2は第2のストリップ導体であり、
ここでは半導体スイッチの制御信号電圧を伝える、4は
地導体である。
【0003】図16は図15の交差部の断面図であり、
3bは半導体基板、5は誘電体で構成されている第1の
層間絶縁膜、6は第2の層間絶縁膜である。
【0004】次に動作について説明する。図15におい
て、高周波信号は第1のストリップ導体1を伝わってい
る。半導体基板3b上の第1のストリップ導体1と同一
面には地導体4が配置されており、上記地導体4と第1
のストリップ導体1により特性インピーダンス50Ωの
コプレーナ線路(第1の線路)が構成されている。制御
信号電圧は、第2のストリップ導体と上記地導体4とか
らなる第2の線路を伝わっている。上記第1のストリッ
プ導体1と第2のストリップ導体2の間には第1の層間
絶縁膜5が挟まれており、これにより両者は直流的に分
離されている。しかし、交差部の並行平板の容量によ
り、両者に結合が生じる。結合は周波数の高い成分ほど
大きくなるため、高周波信号の第2のストリップ導体2
への漏れだしが問題となる。この容量を軽減するために
は、交差部のストリップ導体の幅を、特性インピーダン
スが50Ωとなる幅に比べて狭くする方法がとられてい
る。図15の場合、高周波線路に比べて、導体幅を狭く
しても損失などの影響が少ない制御電圧信号が伝わる第
2のストリップ導体2の幅のみ狭くしている。なお、第
1のストリップ導体1と半導体基板3bとの界面で接合
ができないように、両者を絶縁する第2の層間絶縁膜6
が用いられている。
【0005】なお、ここでは、高周波スイッチについて
説明を行ったが、スイッチを含む移相器などの他の制御
回路であっても、また、周波数変換器などの他の高周波
回路であってもよい。また、第2の線路を伝わるものと
しては、ここでは、直流電圧、電流あるいは、周波数変
換器の入力あるいは出力の中間周波数信号であってもよ
い。また、ここでは、第1の線路としてコプレーナ線路
について説明したが、マイクロストリップ線路であって
もよく、この場合は、地導体4は半導体基板3bの裏面
に形成される。この時の説明図を図17、図18に示
す。この図においては、高周波信号を伝える第1のスト
リップ導体1が、第2のストリップ導体2よりも上層に
配置されているものが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の高周波回路は、入出力端子等の回路端子を基板
の所定の位置に配置するために生じる線路の交差部のス
トリップ導体幅を狭くしても、両者に挟まれている層間
絶縁膜厚が十分に厚くないため、導体間の容量が大き
く、第1のストリップ導体1からなる線路を伝わる高周
波信号が第2のストリップ導体2からなる線路に漏れ出
すという問題点があった。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、第1のストリップ導体からなる線
路を伝わる高周波信号が第2のストリップ導体からなる
線路に漏れ出す量を低減できる高周波回路を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る高周波回
路は、高周波信号を伝える第1のストリップ導体と、上
記第1のストリップ導体と交差し、他の信号あるいは信
号の含まれていない直流電圧または直流電流を伝える第
2のストリップ導体と、上記第1のストリップ導体と上
記第2のストリップ導体を絶縁する第1の層間絶縁膜
と、上記第2のストリップ導体の少なくとも上記第1の
ストリップ導体と交差し、上記第1のストリップ導体の
高周波信号の電磁界の影響を受ける交差部分に上記第2
のストリップ導体に直列接続可能に挿入された抵抗体
と、上記第2のストリップ導体と上記抵抗体を絶縁する
第2の層間絶縁膜とが、誘電体基板上に抵抗体、第2の
層間絶縁膜、第2のストリップ導体、第1の層間絶縁
膜、第1のストリップ導体の順に配置され、上記第2の
層間絶縁膜により上記第2のストリップ導体と絶縁され
ている上記抵抗体を、その両端部でそれぞれに上記第2
のストリップ導体に接続して上記第2のストリップ導体
に直列接続するコンタクト部が設けられた構成の線路の
交差部を備え、MICとして上記誘電体基板に形成され
たものである。
【0009】また、請求項2に係る高周波回路は、高周
波信号を伝える第1のストリップ導体と、上記第1のス
トリップ導体と交差し、他の信号あるいは信号の含まれ
ていない直流電圧または直流電流を伝える第2のストリ
ップ導体と、上記第1のストリップ導体と上記第2のス
トリップ導体を絶縁する第1の層間絶縁膜と、上記第2
のストリップ導体の少なくとも上記第1のストリップ導
体と交差し、上記第1のストリップ導体の高周波信号の
電磁界の影響を受ける交差部分に上記第2のストリップ
導体に直列接続可能に挿入された抵抗体と、上記第2の
ストリップ導体と上記抵抗体を絶縁する第2の層間絶縁
膜と第3の層間絶縁膜とが、半導体基板上に抵抗体、第
3の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜、第2のストリップ
導体、第1の層間絶縁膜、第1のストリップ導体の順に
配置され、上記第2の層間絶縁膜と第3の層間絶縁膜に
より上記第2のストリップ導体と絶縁されている上記抵
抗体を、その両端部でそれぞれに上記第2のストリップ
導体に接続して上記第2のストリップ導体に直列接続す
るコンタクト部が設けられた構成の線路の交差部を備
え、MMICとして上記半導体基板に形成されたもので
ある。
【0010】また、請求項3に係る高周波回路は、請求
項2記載の高周波回路において、抵抗体を半導体基板内
に形成した注入抵抗としたものである。
【0011】また、請求項4に係る高周波回路は、請求
項2記載の高周波回路において、抵抗体を半導体基板上
に形成したエピ抵抗としたものである。
【0012】また、請求項5に係る高周波回路は、請求
項2記載の高周波回路において、抵抗体を半導体基板上
に形成した半導体素子の電極材料としたものである。
【0013】また、請求項6に係る高周波回路は、請求
項5記載の高周波回路において、半導体基板をシリコン
基板とし、半導体素子の電極材料をポリシリコンとし、
半導体プロセスをシリコンCMOS、シリコンバイポー
ラ、またはシリコンBiCMOSプロセスとして構成し
たものである。
【0014】また、請求項7に係る高周波回路は、請求
項1〜6のいずれか1項に記載の高周波回路において、
第2のストリップ導体を伝わるものを電圧駆動信号とし
たものである。
【0015】また、請求項8に係る高周波回路は、請求
項1〜6のいずれか1項に記載の高周波回路において、
第2のストリップ導体を伝わるものをFETのゲートあ
るいはバイポーラトランジスタのベースに印加する電源
電圧としたものである。
【0016】また、請求項9に係る高周波回路は、請求
項1〜6のいずれか1項に記載の高周波回路において、
高周波回路の周波数変換回路部分の第2のストリップ導
体を伝わるものを中間周波信号または局発信号としたも
のである。
【0017】また、請求項10に係る高周波回路は、請
求項1〜6のいずれか1項に記載の高周波回路におい
て、抵抗体を制御回路のアイソレーション抵抗に兼用し
たものである。
【0018】また、請求項11に係る高周波回路は、請
求項1〜6のいずれか1項に記載の高周波回路におい
て、抵抗体をバイアス回路のバイアス抵抗に兼用したも
のである。
【0019】また、請求項12に係る高周波回路は、請
求項1〜11のいずれか1項に記載の高周波回路におい
て、高周波信号を伝える第1のストリップ導体に代えて
高周波信号を伝えるスロット線路あるいはフィンライン
などの2条線路における2つの導体の空隙を備えたもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1は、この発明の高周波回路の実施の形態1を示す構
成説明図である。図において、1は高周波信号を伝える
第1のストリップ導体、2は上記高周波信号以外のもの
を伝える第2のストリップ導体、10は抵抗体、11は
第2のストリップ導体2と抵抗体10とを接続するコン
タクト部である。
【0021】図2は図1の交差部の断面図であり、3a
は誘電体基板、4は誘電体基板3aの裏面に形成されて
いる導体、5は誘電体で形成されている第1の層間絶縁
膜、6は第2の層間絶縁膜である。抵抗体10は誘電体
基板3a上に形成した抵抗体で、例えば薄膜抵抗などで
実現される。また、第2のストリップ導体2は第1の層
間絶縁膜5と第2の層間絶縁膜6との間に形成され、コ
ンタクト部11により抵抗体10と接続される。この実
施の形態1では、第2のストリップ導体2はスイッチの
制御信号電圧を伝えるものとして説明する。なお、図2
で示す断面構成は、MICの構成に対応する例である。
【0022】次に、動作について説明する。図1におい
て、高周波信号は第1のストリップ導体1を伝わってい
る。誘電体基板3aの裏面には地導体4が配置されてお
り、上記地導体4と第1のストリップ導体1により特性
インピーダンス50Ωのマイクロストリップ線路(第1
の線路)が構成されている。制御信号電圧は、第2のス
トリップ導体2と上記地導体4とからなる第2の線路を
伝わっている。第2の線路の、少なくとも第1の線路と
の交差部分のストリップを、抵抗体10で構成してあ
る。この抵抗体10は、誘電体基板3a上に形成されて
おり、第2のストリップ導体2は第1の層間絶縁膜5と
第2の層間絶縁膜6との間に形成されているので、第1
のストリップ導体1との間に挟まれる絶縁膜の膜厚は、
第2のストリップ導体2との間よりも抵抗体10との間
の方が厚くなる。このため、第2の線路の第1の線路と
の交差部を第2のストリップ導体2で構成するよりも、
抵抗体10で構成する方が、交差部の並行平板の容量を
低減することができ、高周波信号の第2の線路への漏れ
だしを低減することができる。さらに、第2の線路にお
いて少なくとも第1の線路との交差部のストリップを抵
抗体10とすることにより、交差部において第2の線路
へ漏れだした高周波信号を抵抗体10により減衰するこ
とができる。
【0023】なお、ここでは、第2の線路を伝搬するも
のを制御信号電圧として説明を行ったが、第1の線路を
伝搬する高周波信号とは異なる信号あるいは、信号の含
まれていない直流電圧、電流であっても同様の効果を奏
する。特に、電圧のみの信号(電流が流れない)の場合
には、抵抗体10による電圧低下が生じないため、抵抗
体10による信号損失がない。また、図1のように、抵
抗体10の幅を前後に接続される第2のストリップ導体
2の幅よりも狭くすることで、より結合が減り、信号の
漏洩を低減できる。また、ここでは、線路としてマイク
ロストリップ線路について説明したが、従来例に示した
ように、コプレーナ線路であってもよく、同様の効果を
奏する。図3は第1の線路をコプレーナ線路とした場合
の一例を示したものである。コプレーナ線路の地導体4
を第1のストリップ導体1と同一面上に配置してもよい
が、他の面、例えば第2のストリップ導体と同一面上に
配置してもよい。
【0024】実施の形態2. 図4は、この発明の高周波回路の実施の形態2を示す構
成説明図である。図において、12はスロット線路を構
成する第1の導体、13はスロット線路を構成する第2
の導体である。
【0025】構成および動作は、基本的に実施の形態1
と同様であるが、第1の線路の構造のみが異なる。第1
の導体12および第2の導体13との間に高周波信号は
伝搬し、第1の線路を構成する。このため、第1の線路
と第2の線路の交差部は、第1の導体12と第2の導体
13の空隙と第2の線路の第2のストリップ導体2との
交差部ということになる。第2のストリップ導体2のう
ち、少なくとも上記空隙との交差部分を抵抗体とするこ
とにより、実施の形態1と同様に、高周波信号の第2の
線路への漏洩を抑圧できる。さらに、第1の線路をスロ
ット線路とすることにより、電界がスロットの両端に集
中し、かつ、地導体による遮蔽効果を得られるため、抵
抗体10の長さを短くでき、交差部以外の部分での両線
路の結合を抑える効果がある。
【0026】なお、ここでは第1の線路として、スロッ
ト線路について説明をしたが、2つの導体の空隙を高周
波信号が伝搬する線路、例えばフィンライン線路などで
あればよく、同様な効果を奏する。
【0027】実施の形態3. 図5は、この発明の高周波回路の実施の形態3を示す構
成説明図である。本図は、図1の線路交差部の断面を示
したもので、この図5で示す断面構成は、MMICの構
成に対応する例であり、誘電体で形成された第1の層間
絶縁膜5と第2の層間絶縁膜6と第3の層間絶縁膜9を
設け、半導体基板3bとした構成である。図において、
7は半導体基板3bの内部に形成された注入抵抗であ
る。なお、第2のストリップ導体2は第1の層間絶縁膜
5と第2の層間絶縁膜6との間に形成され、コンタクト
部11により注入抵抗7と接続される。
【0028】動作は、基本的に実施の形態1と同様であ
るが、抵抗体の構造が異なる。半導体基板3bに不純物
を注入することにより作成する注入抵抗7は、半導体基
板3bの内部に形成できる。実施の形態1に示した抵抗
体10を形成する薄膜抵抗の場合に比べて、第1のスト
リップ導体1との間隔を大きくでき、第1のストリップ
導体1との間の容量を実施の形態1の場合に比べて低減
でき、よって第1の線路を伝搬する高周波信号の第2の
線路への漏洩をより低減することができる。
【0029】実施の形態4. 図6は、この発明の高周波回路の実施の形態4を示す構
成説明図である。本図は、図1の線路交差部の断面を示
したもので、この図6で示す断面構成は、MMICの構
成に対応する例であり、誘電体で形成された第1の層間
絶縁膜5と第2の層間絶縁膜6と第3の層間絶縁膜9を
設け、半導体基板3bとした構成である。図において、
8は半導体基板3bの上面に形成されたエピ抵抗であ
る。なお、第2のストリップ導体2は第1の層間絶縁膜
5と第2の層間絶縁膜6との間に形成され、コンタクト
部11によりエピ抵抗8と接続される。
【0030】動作および効果は、実施の形態3と同様で
あるが、抵抗体の構造が異なる。半導体基板3bの上面
にエピタキシャル成長により作成するエピ抵抗は、半導
体基板3bの上面に形成される点が異なる。
【0031】実施の形態5. 図7は、この発明の高周波回路の実施の形態5を示す構
成説明図である。本図は、図1の線路交差部の断面を示
したもので、この図7で示す断面構成は、MMICの構
成に対応する例であり、誘電体で形成された第1の層間
絶縁膜5と第2の層間絶縁膜6と第3の層間絶縁膜9を
設け、半導体基板3bとした構成である。図において、
14は半導体基板3の上面に形成された抵抗体であり、
例えばチタンや白金などの半導体素子の電極材料であ
る。なお、第2のストリップ導体2は第1の層間絶縁膜
5と第2の層間絶縁膜6との間に形成され、コンタクト
部11により電極材料14と接続される。
【0032】動作は、基本的に実施の形態3あるいは4
と同様であるが、抵抗体の構造が異なる。電極材料14
と第1のストリップ導体1との間の絶縁膜の厚みは、第
3の層間絶縁膜9を設けているため、実施の形態1の場
合よりも厚く、実施の形態3あるいは4の場合とほぼ同
程度である。一般的には、電極材料はチタンや白金など
の金属であるため、抵抗率としては、実施の形態3ある
いは4に比べて小さく、特に第2の線路の損失が問題と
なる場合に有効である。
【0033】実施の形態6. 図8は、この発明の高周波回路の実施の形態5を示す構
成説明図である。本図は、図1の線路交差部の断面を示
したもので、この図8で示す断面構成は、MMICの構
成に対応する例であり、誘電体で形成された第1の層間
絶縁膜5と第2の層間絶縁膜6と第3の層間絶縁膜9を
設け、半導体基板3bとした構成である。この実施の形
態6では、半導体基板3bはシリコンであり、プロセス
はMOS(CMOS)あるいはバイポーラトランジスタ
を作成するものである。これらのプロセスにおいては、
トランジスタの電極はドープされたポリシリコンで形成
される。ドープされたポリシリコンを電極に用い、これ
をアニールすることによりトランジスタの活性層を作成
するものである。ポリシリコンは、通常のトランジスタ
の電極を形成する金属に比べて、抵抗率が高いという特
徴がある。図において、15は半導体基板3bの上面に
半導体素子の電極材料であるドープされたポリシリコン
で形成した抵抗である。なお、第2のストリップ導体2
は第1の層間絶縁膜5と第2の層間絶縁膜6との間に形
成され、コンタクト部11により抵抗15と接続され
る。
【0034】動作は、基本的に実施の形態4あるいは5
と同様であるが、抵抗体の構造が異なる。第1のストリ
ップ導体1との間の絶縁膜の厚みは、実施の形態1の場
合よりも厚く、実施の形態3ないし5の場合とほぼ同程
度である。抵抗率としては、実施の形態3あるいは4に
比べて小さく、かつ、実施の形態5に示した通常の電極
材料よりも高いという特徴がある。
【0035】トランジスタの高性能化のため、電極に用
いるポリシリコンをシリサイド化し低抵抗化することが
あるが、この場合、交差部のポリシリコンだけはシリサ
イド化しなければ、従来の抵抗率を保つことができる。
【0036】実施の形態7. 図9は、この発明の高周波回路の実施の形態7を示す高
周波スイッチ回路の回路図である。図において、21は
入力端子、22aは第1の出力端子、22bは第2の出
力端子、23は制御信号入力端子、25a〜25dはF
ET、26a〜26dはアイソレーション抵抗、27b
〜27dは交差部、30はインバータである。交差部2
7b〜27dにこの発明の実施の形態1〜6に示した構
造のいずれかが用いられる。
【0037】次に、動作について説明する。図9の回路
は1入力2出力の高周波スイッチ回路であり、高周波信
号は入力端子21に入力し、制御信号入力端子23に入
力した制御信号によりFET25a〜25dがスイッチ
ングされ、第1の出力端子22a、あるいは第2の出力
端子22bに出力される。制御信号がON電圧の場合、
FET25a、25bのゲートには、ON電圧が印加さ
れる。一方、FET25c、25dのゲートには、イン
バータ30の働きによりOFF電圧が印加される。入力
端子21と第1の出力端子22aとの間に直列に装荷さ
れているFET25aはON状態、並列に装荷されてい
るFET25cはOFF状態となり、入力した高周波信
号は第1の出力端子22aに出力される。一方、入力端
子21と第2の出力端子22bとの間に直列に装荷され
ているFET25bはOFF状態、並列に装荷されてい
るFET25dはON状態となり、入力端子21と第2
の出力端子22bとの間は遮断される。制御信号線路に
高周波信号の漏れがあるとスイッチの遮断特性が劣化す
る問題が生ずる。この場合、高周波信号線路と制御信号
線路の交差部27b〜27dをすべて、この発明の実施
の形態1〜6のいずれかの構成とすることにより、交差
部分で生じる制御信号線路への高周波信号の漏れを減少
させることができる。さらに、本実施例のように、制御
信号などの電流がほとんど流れず、電圧のみが印加され
る線路においては、アイソレーション抵抗26a〜26
dによる信号損失がほとんど生じないのと同様に、高周
波線路との交差部27b〜27dすべてに十分に大きな
抵抗(例えば数KΩ)を挿入しても、問題が生じない特
長がある。
【0038】なお、ここでは、1入力2出力のスイッチ
について説明したが、入力端子および出力端子の多いほ
ど、通常交差部の数が増大するため、効果が大きい。ま
た、スイッチに用いる素子は、FETだけでなく、バイ
ポーラトランジスタ、あるいはダイオードであってもよ
い。また、移相器などの、スイッチ回路を含む高周波回
路であっても同様の効果を奏する。
【0039】実施の形態8. 図10は、この発明の高周波回路の実施の形態8を示す
バイアス回路を有する増幅回路の回路図である。図にお
いて、21は入力端子、22aは出力端子、27aは交
差部、31はベースバイアス印加端子、32はコレクタ
バイアス印加端子、35a〜35bはバイポーラトラン
ジスタ、36a〜36bはベースバイアス抵抗、37a
〜37bはコレクタバイアス抵抗である。交差部27a
にこの発明の実施の形態1〜6に示した構成のいずれか
が用いられる。
【0040】次に、動作について説明する。図10の回
路はエミッタ接地のバイポーラトランジスタを用いた2
段増幅器である。図において、高周波信号は入力端子2
1に入力し、2段のエミッタ接地のバイポーラトランジ
スタ35a、35bにより増幅され、出力端子22aに
出力される。抵抗36a〜36bは、ベースバイアス抵
抗として、抵抗37a〜37bはコレクタバイアス抵抗
として用いられている。バイポーラトランジスタ35b
のベースバイアス線路は、バイポーラトランジスタ35
aのエミッタ端子と接地とを接続する高周波信号線路と
交差する。高周波信号のバイアス回路への漏れを低減す
るために、この交差部27aが用いられる。交差部27
aの抵抗による直流バイアス電力の損失は、ベースには
ほとんど電流が流れないため、ほとんどない。ここで
は、トランジスタとして、バイポーラトランジスタにつ
いて説明したが、FETであっても、同様の効果を奏す
る。また、ここでは、2段増幅器について説明したが、
発振器、逓倍器などのトランジスタを含む他の高周波回
路であってもよい。
【0041】実施の形態9. 図11は、この発明の高周波回路の実施の形態9を示す
回路図である。図において、41は局発入力端子、42
a〜42bはベースバンド信号出力端子、43a〜43
bは電力分配器、44は90゜移相器、45a〜45b
はミクサである。回路全体としては、直交復調器を構成
している。入力端子21から入力した高周波信号は、ミ
クサ45aおよびミクサ45bで復調され、直交ベース
バンド信号I,Qが出力端子42a、42bにそれぞれ
出力される。これらの出力端子を一方向にまとめるため
に、局発信号の伝わっている線路と、ベースバンド信号
の伝わっている線路とを交差させる必要があり、かつ、
高周波信号、あるいは局発信号がベースバンド信号に漏
洩するのを低減するために、交差部27aが必要とな
る。ベースバンド回路は高インピーダンス系で用いられ
ることが多く、この場合、交差部に必要となる抵抗によ
るベースバンド信号の損失は少なくなる。
【0042】ここでは、直交復調器について説明した
が、直交変調器であってもよい。また、ミクサが2つ以
上必要となる、バランスミクサ、イメージリジェクショ
ンミクサなどに用いても同様な効果が得られる。また、
ミクサだけでなく、実施の形態8に示したような増幅
器、発振器、逓倍器、あるいは、スイッチ、移相器とミ
クサを組み合わせてもよい。
【0043】実施の形態10. 図12は、この発明の高周波回路の実施の形態10を示
す回路図である。構成および動作は、ほぼ図11と同じ
であるが、交差部を局発信号を伝える線路と高周波信号
を伝える線路で構成している点が異なる。ベースバンド
信号が比較的低インピーダンス系で構成されている場合
には、交差部によるベースバンド信号の損失が無視でき
ず、I,Qのバランスが崩れてしまう。図12の構成に
よれば、ミクサの局発信号に対する入力インピーダンス
が高く、かつ局発電力に対してミクサの特性変化が少な
い場合には、出力されるI,Qのベースバンド信号にア
ンバランスが発生しにくいという特長がある。
【0044】実施の形態11. 図13は、この発明の高周波回路の実施の形態11を示
す回路図である。構成および動作は、ほぼ図9と同じで
あるが、図9においては、別々に存在していたアイソレ
ーション抵抗と交差部の抵抗を、交差部の抵抗をアイソ
レーション抵抗として用いることにより、1つの抵抗に
まとめている点が異なる。
【0045】実施の形態12. 図14は、この発明の高周波回路の実施の形態12を示
す回路図である。構成および動作は、ほぼ図10と同じ
であるが、例えば図10においては別々に設けていたベ
ースバイアス抵抗36bと交差部の抵抗を、交差部の抵
抗をバイアス抵抗として兼用し、1つにまとめている点
が異なる。なお、ここでは、バイアス抵抗として、ベー
スバイアス抵抗を取り上げたが、コレクタバイアス抵抗
などの電流の流れる抵抗であっても、同様の効果を奏す
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1または請求項2
に係わる発明によれば、交差部分の絶縁層が厚くなり並
行平板の容量が低減されるので、高周波信号の第2のス
トリップ導体への漏れだしを低減でき、さらに、交差部
分を抵抗体で構成しているため、漏れだした高周波信号
を抵抗体で減衰させることができる効果がある。
【0047】また、請求項3および請求項4に係わる発
明によれば、MMICの形成に適し、交差部分の絶縁層
をさらに厚くでき、並行平板の容量をより低減できるの
で、高周波信号の第2のストリップ導体への漏れだしを
さらに低減でき効果がある。
【0048】また、請求項5に係わる発明によれば、抵
抗体を半導体基板上に形成した半導体素子の電極材料と
したので、MMICの形成に適し、抵抗体の抵抗率を小
さくでき、第2のストリップ導体による線路の損失を低
減できる効果がある。
【0049】また、請求項6に係わる発明によれば、半
導体基板をシリコン基板とし、半導体素子の電極材料を
ポリシリコンとし、半導体プロセスをシリコンCMO
S、シリコンバイポーラ、またはシリコンBiCMOS
プロセスとして構成するので、MMICの能動素子の形
成に適した高周波回路を実現容易にする効果がある。
【0050】また、請求項7に係わる発明によれば、第
2のストリップ導体を伝わるものを電圧駆動信号とした
ので、電圧のみの印加で損失が問題とならないため、抵
抗の大きな抵抗体を用いることができる効果がある。
【0051】また、請求項8に係わる発明によれば、第
2のストリップ導体を伝わるものをFETのゲートある
いはバイポーラトランジスタのベースに印加する電源電
圧としたので、ゲートあるいはベースにはほとんど電流
が流れないため、抵抗体による直流バイアス電力の損失
をほとんど無くすことができる効果がある。
【0052】また、請求項9に係わる発明によれば、高
周波回路の周波数変換回路部分の第2のストリップ導体
を伝わるものを中間周波信号または局発信号としたの
で、周波数変換回路の性能を劣化させずに入出力端子等
を所定の基板位置に配置した高周波回路を得られる効果
がある。
【0053】また、請求項10に係わる発明によれば、
抵抗体を制御回路のアイソレーション抵抗に兼用したの
で、高周波回路の構成要素を減らして小形化する効果が
ある。
【0054】また、請求項11に係わる発明によれば、
抵抗体をバイアス回路のバイアス抵抗に兼用したので、
高周波回路の構成要素を減らして小形化する効果があ
る。
【0055】また、請求項12に係わる発明によれば、
高周波信号を伝える第1のストリップ導体に代えて高周
波信号を伝えるスロット線路あるいはフィンラインなど
の2条線路における2つの導体の空隙を備えたので、電
界が2つの導体の空隙の両端に集中し、かつ、2つの導
体である地導体による遮蔽効果を得られるため、交差部
分に設ける抵抗体の長さを短くでき、さらに、交差部分
以外の第2のストリップ導体への高周波信号の結合を抑
える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の高周波回路の実施の形態1を示す
構成説明図である。
【図2】 図1の交差部の断面図である。
【図3】 第1の線路をコプレーナ線路とした場合の一
例を示す図である。
【図4】 この発明の高周波回路の実施の形態2を示す
構成説明図である。
【図5】 この発明の高周波回路の実施の形態3を示す
構成説明図である。
【図6】 この発明の高周波回路の実施の形態4を示す
構成説明図である。
【図7】 この発明の高周波回路の実施の形態5を示す
構成説明図である。
【図8】 この発明の高周波回路の実施の形態5を示す
構成説明図である。
【図9】 この発明の高周波回路の実施の形態7を示す
高周波スイッチ回路の回路図である。
【図10】 この発明の高周波回路の実施の形態8を示
すバイアス回路を有する増幅回路の回路図である。
【図11】 この発明の高周波回路の実施の形態9を示
す回路図である。
【図12】 この発明の高周波回路の実施の形態10を
示す回路図である。
【図13】 この発明の高周波回路の実施の形態11を
示す回路図である。
【図14】 この発明の高周波回路の実施の形態12を
示す回路図である。
【図15】 従来の高周波回路の例である高周波スイッ
チの交差部を示す図である。
【図16】 従来の高周波回路の例である高周波スイッ
チの交差部の断面図である。
【図17】 従来の高周波回路において、マイクロスト
リップ線路を用いた例を示す図である。
【図18】 図17の断面図である。
【符号の説明】
1 第1のストリップ導体、2 第2のストリップ導
体、3a 誘電体基板、3b 半導体基板、4 地導
体、5 第1の層間絶縁膜、6 第2の層間絶縁膜、7
注入抵抗、8 エピ抵抗、9 第3の層間絶縁膜、1
0 抵抗体、11 コンタクト部、12 第1の導体、
13 第2の導体、14 電極材料、15 ポリシリコ
ン、21 入力端子、22a 第1の出力端子、22b
第2の出力端子23 制御信号入力端子、25a〜2
5d FET、26a〜26d アイソレーション抵
抗、27a〜27d 交差部、30 インバータ、31
ベースバイアス印加端子、32 コレクタバイアス印
加端子、35a〜35b バイポーラトランジスタ、3
6a〜36b ベースバイアス抵抗、37a〜37b
コレクタバイアス抵抗、41 局発入力端子、42a〜
42b ベースバンド信号出力端子、43a〜43b
電力分配器、44 90゜移相器、45a〜45b ミ
クサ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−298746(JP,A) 特開 平8−288384(JP,A) 特開 平4−360403(JP,A) 特開 平5−90826(JP,A) 特開 平2−252257(JP,A) 特開 平7−99244(JP,A) 特開 平2−113556(JP,A) 特開 平4−290461(JP,A) 特開 平1−223752(JP,A) 特開 昭60−260156(JP,A) 特開 昭59−86301(JP,A) 特開 昭63−40347(JP,A) 特開 昭64−46955(JP,A) 特開 昭63−40346(JP,A) 実開 平4−80054(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 3/08 H01P 1/00 H01P 1/22 H03B 5/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号を伝える第1のストリップ導
    体と、上記第1のストリップ導体と交差し、他の信号あ
    るいは信号の含まれていない直流電圧または直流電流を
    伝える第2のストリップ導体と、上記第1のストリップ
    導体と上記第2のストリップ導体を絶縁する第1の層間
    絶縁膜と、上記第2のストリップ導体の少なくとも上記
    第1のストリップ導体と交差し、上記第1のストリップ
    導体の高周波信号の電磁界の影響を受ける交差部分に上
    記第2のストリップ導体に直列接続可能に挿入された抵
    抗体と、上記第2のストリップ導体と上記抵抗体を絶縁
    する第2の層間絶縁膜とが、誘電体基板上に抵抗体、第
    2の層間絶縁膜、第2のストリップ導体、第1の層間絶
    縁膜、第1のストリップ導体の順に配置され、上記第2
    の層間絶縁膜により上記第2のストリップ導体と絶縁さ
    れている上記抵抗体を、その両端部でそれぞれに上記第
    2のストリップ導体に接続して上記第2のストリップ導
    体に直列接続するコンタクト部が設けられた構成の線路
    の交差部を備え、MICとして上記誘電体基板に形成さ
    れた高周波回路。
  2. 【請求項2】 高周波信号を伝える第1のストリップ導
    体と、上記第1のストリップ導体と交差し、他の信号あ
    るいは信号の含まれていない直流電圧または直流電流を
    伝える第2のストリップ導体と、上記第1のストリップ
    導体と上記第2のストリップ導体を絶縁する第1の層間
    絶縁膜と、上記第2のストリップ導体の少なくとも上記
    第1のストリップ導体と交差し、上記第1のストリップ
    導体の高周波信号の電磁界の影響を受ける交差部分に上
    記第2のストリップ導体に直列接続可能に挿入された抵
    抗体と、上記第2のストリップ導体と上記抵抗体を絶縁
    する第2の層間絶縁膜と第3の層間絶縁膜とが、半導体
    基板上に抵抗体、第3の層間絶縁膜、第2の層間絶縁
    膜、第2のストリップ導体、第1の層間絶縁膜、第1の
    ストリップ導体の順に配置され、上記第2の層間絶縁膜
    と第3の層間絶縁膜により上記第2のストリップ導体と
    絶縁されている上記抵抗体を、その両端部でそれぞれに
    上記第2のストリップ導体に接続して上記第2のストリ
    ップ導体に直列接続するコンタクト部が設けられた構成
    の線路の交差部を備え、MMICとし て上記半導体基板
    に形成された高周波回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高周波回路において、抵
    抗体を半導体基板内に形成した注入抵抗とした高周波回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の高周波回路において、抵
    抗体を半導体基板上に形成したエピ抵抗とした高周波回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の高周波回路において、抵
    抗体を半導体基板上に形成した半導体素子の電極材料と
    した高周波回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の高周波回路において、半
    導体基板をシリコン基板とし、半導体素子の電極材料を
    ポリシリコンとし、半導体プロセスをシリコンCMO
    S、シリコンバイポーラ、またはシリコンBiCMOS
    プロセスとして構成した高周波回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の高
    周波回路において、第2のストリップ導体を伝わるもの
    を電圧駆動信号とした高周波回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の高
    周波回路において、第2のストリップ導体を伝わるもの
    をFETのゲートあるいはバイポーラトランジスタのベ
    ースに印加する電源電圧とした高周波回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の高
    周波回路において、高周波回路の周波数変換回路部分の
    第2のストリップ導体を伝わるものを中間周波信号また
    は局発信号とした高周波回路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    高周波回路において、抵抗体を制御回路のアイソレーシ
    ョン抵抗に兼用した高周波回路。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    高周波回路において、抵抗体をバイアス回路のバイアス
    抵抗に兼用した高周波回路。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の高周波回路において、高周波信号を伝える第1のスト
    リップ導体に代えて高周波信号を伝えるスロット線路あ
    るいはフィンラインなどの2条線路における2つの導体
    の空隙を備えた高周波回路。
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