JP3216419B2 - 移相器 - Google Patents

移相器

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JP3216419B2
JP3216419B2 JP10953994A JP10953994A JP3216419B2 JP 3216419 B2 JP3216419 B2 JP 3216419B2 JP 10953994 A JP10953994 A JP 10953994A JP 10953994 A JP10953994 A JP 10953994A JP 3216419 B2 JP3216419 B2 JP 3216419B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/185Phase-shifters using a diode or a gas filled discharge tube

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコン、ガリウム
ひ素(以下GaAsと称す)等の半導体基板に構成した
FET等をスイッチとして用い、同一の半導体基板に構
成したスロット線路の経路を切り換えてマイクロ波の信
号を移相する移相器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図47に従来の線路切換え形の移相器の
構造例を示す。図において、は半導体基板、3はFET
のドレイン電極、4はFETのゲート電極、5はFET
のソース電極、6は前記ドレイン電極3、ゲート電極
4、ソース電極5を有するFET、7はバイアス用抵
抗、8はバイアス用パッド、9は前記バイアス用抵抗7
及びバイアス用パッド8で構成されるバイアス回路、8
3は入出力用マイクロストリップ線路パターン、84は
基準位相用マイクロストリップ線路パターン、85は設
定位相用マイクロストリップ線路パターン、86は半導
体基板1の裏面に形成されたグランドパターンである。
尚、FET6のゲート電極4にはバイアス回路9よりゲ
ートバイアス電圧を印加してFET6をスイッチ動作さ
せ、その時、FET6のドレイン電圧、ソース電圧を直
流的に同電位とするためドレイン電極3、ソース電極5
を通常接地して用いるが、そのためのバイアス回路の図
示は省略してある。
【0003】図48は図47に示した従来の線路切換え
形の移相器の動作説明図である。図において、16は入
出力線路ペア、87は単極双投スイッチ(以下SPDT
スイッチと称す)、88は基準位相線路ペア、89は設
定位相線路ペアである。
【0004】次に動作について説明する。今ドレイン電
圧、ソース電圧を直流的に同電位例えば0Vとすると、
ゲート電圧を0Vとピンチオフ電圧とに切換えることに
より、FET6のドレイン電極3とソース電極5間はマ
イクロ波信号が、通過、遮断のスイッチ動作をする。従
って第1のFET6aと第2のFET6bをペアとして
用い、それぞれのゲート電極4a,4bにどちらか一方
に0V、他方にピンチオフ電圧を印加し、同時に互いの
バイアス電圧を切換えることにより第1、第2のFET
6a,6bは、SPDTスイッチとして動作する。この
SPDTスイッチは図48の87aに示す第1のSPD
Tスイッチに相当する。同様に第3のFET6c、第4
のFET6dをペアとして用い、それぞれのゲート電極
4c,4dのうちの一方に0V、他方にピンチオフ電圧
を印加し、同時に互いのバイアス電圧を切換えることに
より第3、第4のFET6c,6dはSPDTスイッチ
として動作する。このSPDTスイッチは図48の87
bに示す第2のSPDTスイッチに相当する。同様に図
47の入出力用マイクロストリップ線路パターン83
a,83bはそれぞれ図48の入出力用線路ペア16
a,16bに相当し、図47の基準位相用マイクロスト
リップ線路パターン84は図48の基準位相線路ペア8
8に、図47の設定位相マイクロストリップ線路パター
ン85は図48の設定位相線路ペア89に相当する。
【0005】図48において、第1の入出力用線路ペア
16aにより入力したマイクロ波信号は第1のSPDT
スイッチ87a、基準位相線路ペア88、第2のSPD
Tスイッチ87bを通過し、第2の入出力用線路ペア1
6bより出力する。ここで両SPDTスイッチ87a,
87bを切換え、マイクロ波信号の伝搬経路を設定位相
線路ペア89側に切換えると、マイクロ波信号を経路の
電気長差分だけ移相することができる。この時の電気長
差分をΔL、マイクロ波信号周波数をf、光速をCとす
ると、位相量θは、θ=2πfΔL/Cなる式で与えら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の線路切換え形の
移相器は以上のように構成され、前述の動作原理を基に
しているため、移相量を導出する式(θ=2πfΔL/
C)からわかるように、設定位相を大きくするために
は、図47に示す設定位相用マイクロストリップ線路パ
ターン85を長くする必要があり、結果的に回路構成の
大型化を招き、また線路長延長に伴う設定位相の周波数
特性が大きくなるなどの課題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであり、小型で、設定位相精度の周
波数依存性が少なく180度移相できる移相器を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の移相器は、
半導体基板と、この半導体基板の一面上に形成された
1の入出力用線路ペアと、第1〜第4のスイッチと、第
2の入出力用線路ペアとを具備し、前記第1の入出力用
線路ペアの一方が前記第1のスイッチの一端及び前記第
4のスイッチの一端に接続され、前記第1の入出力用線
路ペアの他方が前記第2のスイッチの一端及び前記第3
のスイッチの一端に接続され、前記第2の入出力用線路
ペアの一方が前記第1のスイッチの他端及び前記第3の
スイッチの他端に接続され、前記第2の入出力用線路ペ
アの他方が前記第2のスイッチの他端及び前記第4のス
イッチの他端に接続するようにしたものである。
【0009】第2の発明の移相器は、半導体基板と、こ
の半導体基板の一面上に形成された第1の入出力用スロ
ット線路パターンペアと、前記第1の入出力用スロット
線路パターンペアと同一直線上にある第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと、前記第1,2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと平行方向にゲート幅を有する
第1〜第4のFETとを具備し、前記第1の入出力用ス
ロット線路パターンペアの一方が前記第1のFETのド
レイン電極及び前記第4のFETのソース電極と接続さ
れ、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアの他
方が前記第2のFETのドレイン電極及び前記第3のF
ETのソース電極と接続され、前記第2の入出力用スロ
ット線路パターンペアの一方が前記第3のFETのドレ
イン電極と接続され、前記第2の入出力用スロット線路
パターンペアの他方が前記第4のFETのドレイン電極
と接続され、前記第1のFETのソース電極が前記第3
のFETのドレイン電極と接続され、前記第1のFET
のソース電極が前記第4のFETのドレイン電極と接続
されてなるものである。
【0010】第3の発明の移相器は、半導体基板と、こ
の半導体基板の一面上に形成された第1の入出力用スロ
ット線路パターンペアと、前記第1の入出力用スロット
線路パターンペアと同一直線上にある第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと、前記第1,2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと平行方向にゲート幅を有する
第1〜第4のFETとを具備し、前記第1のFETのソ
ース電極と前記第3のFETのドレイン電極を共用化し
て前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの一方
と接続し、更に前記第2のFETのソース電極と前記第
4のFETのドレイン電極を共用化して前記第2の入出
力用スロット線路パターンペアの他方と接続し、前記第
1の入出力用スロット線路パターンペアの一方を前記第
1のFETのドレイン電極と接続し、前記第1の入出力
用スロット線路パターンペアの他方を前記第2のFET
のドレイン電極と接続し、前記第1のFETのドレイン
電極と前記第4のFETのソース電極とをエアブリッジ
等の手段で接続し、前記第3のFETのソース電極と前
記第2のFETのドレイン電極とをエアブリッジ等の手
段で接続し、前記第1〜第4のFETを前記第1、第2
の入出力用スロット線路パターンペアに対して直交した
方向に梯子状に配したものである。
【0011】第4の発明の移相器は、半導体基板と、こ
の半導体基板の一面上に形成された第1の入出力用スロ
ット線路パターンペアと、前記第1の入出力用スロット
線路パターンペアと同一直線上にある第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと、前記第1,2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと直交方向にゲート幅を有する
第1〜第4のFETとを具備し、前記第1の入出力用ス
ロット線路パターンペアの一方が前記第1のFETのド
レイン電極及び前記第4のFETのソース電極と接続さ
れ、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアの他
方が前記第2のFETのドレイン電極及び前記第3のF
ETのソース電極と接続され、前記第2の入出力用スロ
ット線路パターンペアの一方が前記第3のFETのドレ
イン電極と接続され、前記第2の入出力用スロット線路
パターンペアの他方が前記第4のFETのドレイン電極
と接続され、前記第1のFETのソース電極が前記第3
のFETのドレイン電極と接続され、前記第2のFET
のソース電極が前記第4のFETのドレイン電極と接続
されてなるものである。
【0012】第5の発明の移相器は、半導体基板と、こ
の半導体基板の一面上に形成された第1の入出力用スロ
ット線路パターンペアと、前記第1の入出力用スロット
線路パターンペアと同一直線上にある第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと、前記第1,2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと直交方向にゲート幅を有する
第1〜第4のFETとを具備し、前記第1のFETのソ
ース電極と前記第3のFETのドレイン電極を共用化し
て前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの一方
と接続し、更に前記第2のFETのソース電極と前記第
4のFETのドレイン電極を共用化して前記第2の入出
力用スロット線路パターンペアの他方と接続し、前記第
1の入出力用スロット線路パターンペアの一方を前記第
1のFETのドレイン電極と接続し、前記第1の入出力
用スロット線路パターンペアの他方を前記第2のFET
のドレイン電極と接続し、前記第1のFETのドレイン
電極と前記第4のFETのソース電極とをエアブリッジ
等で接続し、前記第3のFETのソース電極と前記第2
のFETのドレイン電極とをエアブリッジ等で接続し、
前記第1〜第4のFETを前記第1、第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアに対して平行な方向に梯子状に
配したものである。
【0013】第6の発明の移相器は、前記第1〜第4の
FETそれぞれが複数の単位FETの並列接続で構成さ
れるものである。
【0014】第7の発明の移相器は、半導体基板と、こ
の半導体基板の一面上に形成された第1の入出力用スロ
ット線路パターンペアと、前記第1の入出力用スロット
線路パターンペアと同一直線上にある第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアと、前記第1〜第4のダイオー
ドとを具備し、前記第1の入出力用スロット線路パター
ンペアの一方が前記第1のダイオードのカソード電極及
び前記第4のダイオードのアノード電極と接続され、前
記第1の入出力用スロット線路パターンペアの他方が前
記第2のダイオードのカソード電極及び前記第3のダイ
オードのアノード電極と接続され、前記第2の入出力用
スロット線路パターンペアの一方が前記第3のダイオー
ドのカソード電極と接続され、前記第2の入出力用スロ
ット線路パターンペアの他方が前記第4のダイオードの
カソード電極と接続され、前記第1のダイオードのアノ
ード電極が前記第3のダイオードのカソード電極と接続
され、前記第2のダイオードのアノード電極が前記第4
のダイオードのカソード電極と接続されてなるものであ
る。
【0015】第8の発明の移相器は、前記第1のFET
のゲート電極と前記第2のFETのゲート電極とを抵抗
あるいは線路パターンを介して接続し、前記第3のFE
Tのゲート電極と前記第4のFETのゲート電極とを抵
抗あるいは線路パターンを介して接続し、前記第1、第
2のFETと前記第3、第4のFETをそれぞれ同一印
加電圧で駆動するようにしたものである。
【0016】第9の発明の移相器は、前記第1の入出力
用スロット線路パターンペアの外側に形成され、そのリ
ターンパターンペアがエアブリッジ等で接続された第1
の入出力用コプレナー線路パターンと、前記第2の入出
力用スロット線路パターンペアの外側に形成され、その
リターンパターンペアがエアブリッジ等で接続された第
2の入出力用コプレナー線路パターンとを備え、前記第
1の入出力用コプレナー線路パターンのリターンパター
ンペアの一方が前記第1の入出力用スロット線路パター
ンペアの一方と接続され、前記第1の入出力用コプレナ
ー線路パターンの信号線路パターンが前記第1のスロッ
ト線路パターンペアの他方と接続され、前記第2の入出
力用コプレナー線路パターンのリターンパターンペアの
一方が前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの
一方と接続され、前記第2の入出力用コプレナー線路パ
ターンの信号線路パターンが前記第2のスロット線路パ
ターンペアの他方と接続されてなるものである。
【0017】
【作用】この発明は、第1の入出力用線路ペアと第2の
入出力用線路ペアとの接続経路を第1〜第4のスイッチ
で切換えるようにしたことにより、第1の入出力用線路
ペアと第2の入出力用線路ペアとの線路導体と接地導体
との関係が逆になり、伝搬する交流電圧の正負が反転し
180度移相することができる。
【0018】また、この発明は、半導体基板上の第1の
入出力用スロット線路パターンペアと第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアとの間に、前記第1、第2の入
出力用スロット線路パターンペアと平行な方向にゲート
幅を有する第1〜第4のFETを設け、前記第1の入出
力用スロット線路パターンペアと前記第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアとの接続経路を前記第1〜第4
のFETで切換えるようにしたことにより180度移相
することができる。
【0019】この発明は、前記第1〜第4のFETを前
記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対
して直交した方向に梯子状に配したことにより小型化す
ることができる。
【0020】この発明は、前記第1〜第4のFETのゲ
ート幅方向を前記第1、第2の入出力用スロット線路パ
ターンペアに対して直交する方向に配したことによりF
ETの構成に自由度を持たせることができる。
【0021】またこの発明は、ゲート幅方向を前記第
1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対して
直交する方向に配された前記第1〜第4のFETを、前
記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対
して平行な方向に梯子状に配したことにより小型化する
ことができる。
【0022】この発明は、前記第1〜第4のFETそれ
ぞれを複数の単位FETの並列接続で構成したことによ
り低損失化することができる。
【0023】またこの発明は、前記第1〜第4のスイッ
チとして第1〜第4のダイオードを用いたことにより、
より低損失化することができる。
【0024】この発明は、前記第1のFETのゲート電
極と第2のFETのゲート電極とを抵抗あるいは線路パ
ターンを介して接続し、前記第2のFETのゲート電極
と前記第4のFETのゲート電極を抵抗あるいは線路パ
ターンを介して接続したことにより小型化することがで
きる。
【0025】またこの発明は、前記第1、第2の入出力
用スロット線路パターンペアの外側に第1、第2の入出
力用コプレナー線路パターンを設けたことにより、RF
プローバを用いたオンウエハ評価が可能となる。
【0026】この発明は、前記第1、第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアの外側に第1、第2の入出力用
マイクロストリップ線路パターンを設けたことにより、
他の回路との接続性が向上する。
【0027】またこの発明は、前記第1、第2の入出力
用コプレナー線路パターンの半導体基板の裏面にグラン
ドパターンを設けそれぞれのリターンパターンペアをバ
イアホールで前記グランドパターンと接続したことによ
り、RFプローバを用いたオンウエハ評価が可能となる
と共に他の回路との接続性が向上する。
【0028】この発明は、半導体基板の裏面にグランド
パターンを設け前記第1、第2の入出力用スロット線路
パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ
線路パターンの間に一方のパターン幅が細い第1のスロ
ット線路パターンペアを配し、前記第2の入出力用スロ
ット線路パターンペアと前記第2の入出力用マイクロス
トリップ線路パターンの間に一方のパターン幅が細い第
2のスロット線路パターンペアを配したことにより、半
導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても安定し
て動作させることができる。
【0029】またこの発明は、半導体基板裏面全面にグ
ランドパターンを設け、リターンパターンペアが前記グ
ランドパターンと接続された前記第1の入出力用コプレ
ナー線路パターンと前記第1の入出力用スロット線路パ
ターンペアの間に、一方のパターン幅が細い第1のスロ
ット線路パターンペアを配し、リターンパターンペアが
前記グランドパターンと接続された前記第2の入出力用
コプレナー線路パターンと前記第2の入出力用スロット
線路パターンペアの間に、一方のパターン幅が細い第2
のスロット線路パターンペアを配したことにより、半導
体基板裏面全面にグランドパターンがあっても安定して
動作させることができると共にRFプローバを用いたオ
ンウエハ評価が可能となる。
【0030】この発明は、前記第1、第2のスロット線
路パターンペアと前記グランドパターンとで形成される
マイクロストリップ線路の総線路長を使用周波数に対し
概略1/4波長としたことにより半導体基板裏面全面に
グランドパターンがあっても更に安定して動作させるこ
とができる。
【0031】またこの発明は、前記第1の入出力用マイ
クロストリップ線路パターンと前記第1のスロット線路
パターンペアの内の細いパターンとの接続部に一端が接
地された第1のコンデンサを接続し、前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの内の細いパターンとの接続部に一
端が接地された第2のコンデンサを接続したことによ
り、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても
更に安定して動作させることができる。
【0032】この発明は、リターンパターンペアが接地
された前記第1の入出力用コプレナー線路パターンの信
号線路パターンと前記第1のスロット線路パターンペア
の内の細いパターンとの接続部に一端が接地された第1
のコンデンサを接続し、リターンパターンペアが接地さ
れた前記第2の入出力用コプレナー線路パターンの信号
線路パターンと前記第2のスロット線路パターンペアの
内の細いパターンとの接続部に一端が接地された第2の
コンデンサを接続したことにより、半導体基板裏面全面
にグランドパターンがあっても更に安定して動作させる
ことができると共に、RFプローバを用いたオンウエハ
評価が可能となる。
【0033】またこの発明は、前記第1の入出力用マイ
クロストリップ線路パターンと前記第1のスロット線路
パターンペアの接続点に、直列接続された第1のコンデ
ンサと第5のFETを並列に接続し、前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの接続点に、直列接続された第2の
コンデンサと第5のFETを並列に接続したことによ
り、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても
第5、第6のFETをオン、オフすることにより更に安
定して動作させることができる。
【0034】この発明は、前記第1の入出力用マイクロ
ストリップ線路パターンと前記第1のスロット線路パタ
ーンペアの接続点に、直列接続された第1のコンデンサ
と第5のダイオードを並列に接続し、前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの接続点に、直列接続された第2の
コンデンサと第5のダイオードを並列に接続したことに
より、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあって
も第5、第6のダイオードの容量で可変することにより
更に安定して動作させることができる。
【0035】またこの発明は、前記第1のスロット線路
パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ
線路パターン間にグランドパターンを半導体基板上面に
有する第1のマイクロストリップ線路パターンを配し、
前記第2のスロット線路パターンペアと前記第2の入出
力用マイクロストリップ線路パターン間にグランドパタ
ーンを半導体基板上面に有する第2のマイクロストリッ
プ線路パターンを配し半導体基板上面のグランドパター
ンにより半導体基板裏面のグランドパターンの影響を少
なくすることができる。
【0036】この発明は、リターンパターンペアが接地
された前記第1の入出力用コプレナー線路パターンと前
記第1のスロット線路パターンペア間にグランドパター
ンを半導体基板上面に有する第1のマイクロストリップ
線路パターンを配し、リターンパターンペアが接地され
た前記第2の入出力用コプレナー線路パターンと前記第
2のスロット線路パターンペア間にグランドパターンを
半導体基板上面に有する第2のマイクロストリップ線路
パターンを配し半導体基板上面のグランドパターンによ
り半導体基板裏面のグランドパターンの影響を少なくす
ることができると共にRFプローバによるオンウエハ評
価が可能となる。
【0037】またこの発明は、前記第1のスロット線路
パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ
線路パターン間にグランドパターンを設け、このグラン
ドパターンの一部を下地電極とする第1の平行平板コン
デンサを設け、前記第1のスロット線路パターンペアの
内の細いパターンと前記第1の平行平板コンデンサの上
地電極と前記第1の入出力用マイクロストリップ線路パ
ターンとをエアブリッジで接続し、前記第2のスロット
線路パターンペアと前記第2の入出力用マイクロストリ
ップ線路パターン間にグランドパターンを設け、このグ
ランドパターンの一部を下地電極とする第2の平行平板
コンデンサを設け、前記第2のスロット線路パターンペ
アの内の細いパターンと前記第2の平行平板コンデンサ
の上地電極と前記第2の入出力用マイクロストリップ線
路パターンとをエアブリッジで接続し、半導体基板上面
のグランドパターンにより半導体基板裏面のグランドパ
ターンの影響を少なくすることができると共にエアブリ
ッジと平行平板コンデンサにより所望の特性インピーダ
ンスのT型ローパスフィルタを構成することができる。
【0038】この発明は、リターンパターンペアが接地
された前記第1の入出力用コプレナー線路パターンと前
記第1のスロット線路パターンペア間にグランドパター
ンを設け、このグランドパターンの一部を下地電極とす
る第1の平行平板コンデンサを設け、前記第1のスロッ
ト線路パターンペアの内の細いパターンと前記第1の平
行平板コンデンサの上地電極と前記第1の入出力用コプ
レナー線路パターンの信号線路パターンとをエアブリッ
ジで接続し、リターンパターンペアが接地された前記第
2の入出力用コプレナー線路パターンと前記第2のスロ
ット線路パターンペア間にグランドパターンを設け、こ
のグランドパターンの一部を下地電極とする第2の平行
平板コンデンサを設け、前記第2のスロット線路パター
ンペアの内の細いパターンと前記第2の平行平板コンデ
ンサの上地電極と前記第2の入出力用コプレナー線路パ
ターンの信号線路パターンとをエアブリッジで接続し、
半導体基板上面のグランドパターンにより半導体基板裏
面のグランドパターンの影響を少なくすることができ、
またエアブリッジとの平行平板コンデンサにより所望の
特性インピーダンスのT型ローパスフィルタを構成でき
ると共に、更にRFプローバによるオンウエハ評価が可
能となる。
【0039】またこの発明は、前記入出力用スロット線
路パターンペアの一方と前記グランドパターンを接続す
るバイアホールの前に直流カットのためのコンデンサを
配し、前記第1〜第4のFETのドレイン電極とソース
電極に正電位の電圧を印加できるようにしたためゲート
電圧を正電位の電圧で制御することができ、また、ダイ
オードを制御する電圧を接地電位に関係なく任意の電圧
値とすることができる。
【0040】
【実施例】実施例1. 以下この発明の実施例1を図について説明する。図1に
この発明による移相器の構成を示す。図において16は
入出力用線路ペア、17はスイッチ、18は線路ペア、
19は交差線路ペアである。また、その他の符号は従来
の実施例と同等の構成品を示している。図2、図3は図
1に示した移相器の動作説明のための図である。
【0041】図1において、第1、第2のスイッチ17
a,17bを通過状態にし、第3、第4のスイッチ17
c,17dを遮断状態にすると、第1の入出力用線路ペ
ア16aより入力したマイクロ波信号は第1のスイッチ
17a、第2のスイッチ17b及び線路ペア18を介し
て第2の入出力用線路ペア16bより出力する。この時
の電流経路を図2に示す。次に図1において第1、第2
のスイッチ17a,17bを遮断状態にし第3、第4の
スイッチ17c,17dを通過状態にすると第1の入出
力用線路ペア16aより入力したマイクロ波信号は交差
線路ペア19、第3のスイッチ17c、第4のスイッチ
17dを介して第2の入出力用線路ペア16bより出力
する。この時の電流の経路を図3に示す。図3では、図
2の場合と比較して入出力用線路ペア16を構成する線
路導体と接地導体との関係が入出力間で逆になっている
ため、交差線路ペア19の前後において伝搬する交流電
圧の正負が反転する。このことは交流信号の位相に着目
した場合、位相が反転すること、すなわち180度移相
することと等価である。このような作用は周波数とは関
係なく起こるため、第1〜第4のスイッチの通過時の透
過移相が全て等しく、かつ線路ペア18及び交差線路ペ
ア19の電気長を等しくすれば、図2の第2の入出力用
線路ペア16bに出力するマイクロ波信号と図3の第2
の入出力用線路ペア16bに出力するマイクロ波信号の
位相を周波数によらず180度移相することができる。
【0042】実施例2. この発明の実施例2を図について説明する。図4にこの
発明による移相器の構造例を示す。図において2は入出
力用スロット線路パターンペア、10は接続線路パター
ン、11は接続線路パターン10a,10bより構成さ
れる線路ペア、12は接続線路パターン、13はエアブ
リッジ、14は接続線路パターン12a,12b,12
c及びエアブリッジ13より構成される交差線路ペア、
15はエアブリッジである。また、その他の符号は従来
の実施例と同等の構成品を示している。
【0043】図4に示すように第1〜第4のFET6の
ゲート幅方向は入出力用スロット線路パターンペア2と
平行方向に配置されている。更に第1の入出力用スロッ
ト線路パターンペア2aの一方は第1のFET6aのド
レイン電極3a及び第4のFET6dのソース電極5d
と接続され、第1の入出力用スロット線路パターンペア
2aの他方が第2のFET6bのドレイン電極3b及び
第3のFET6cのソース電極5cと接続されている。
また第2の入出力用スロット線路パターンペア2bの一
方は第3のFET6cのドレイン電極3cと接続され、
第2の入出力用スロット線路パターンペア2bの他方が
第4のFET6dのドレイン電極3dと接続され、第1
のFET6aのソース電極5aが第3のFET6cのド
レイン電極3cと接続され、第2のFET6bのソース
電極5bが第4のFET6dのドレイン電極3dと接続
されている。
【0044】尚、図4においてFET6のゲート電極4
にはバイアス回路9よりゲートバイアス電圧を印加して
FET6をスイッチ動作させ、その時FET6のドレイ
ン電圧、ソース電圧は直流的に同電位とするためドレイ
ン電極3、ソース電極5を通常接地して用いるがそのた
めのバイアス回路の図示は省略している。
【0045】今、ドレイン電圧、ソース電圧を直流的に
同電位例えば0Vにしたとすると、ゲート電圧を0Vと
ピンチオフ電圧に切換えることによりFET6のドレイ
ン電極3とソース電極5間はマイクロ波信号が通過、遮
断のスイッチ動作をする。従って、図4の第1のFET
6a、第2のFET6b、第3のFET6c、第4のF
ET6dは図1のスイッチ17a,17b,17c,1
7dにそれぞれ相当する。また、図4の線路ペア11は
図1の線路ペア18に、図4の交差線路ペア14は図1
の交差線路ペア19に、図4の第1の入出力用スロット
線路パターンペア2a、第2の入出力用スロット線路パ
ターンペア2bは、図1の第1の入出力用線路ペア16
a、第2の入出力用線路ペア16bにそれぞれ相当す
る。以上のように本実施例の場合も動作原理は実施例1
と同様であり、本実施例では実施例1の移相器を半導体
基板上に一体化して構成したものである。
【0046】実施例3. 図5にこの発明の実施例3による移相器の構造例を示
す。図において20はドレインソース共用電極、21は
エアブリッジである。図5においてドレインソース共用
電極20a,20bは図4における第1のFET6aの
ソース電極5aと第3のFET6cのドレイン電極3c
を共用化したものと、第2のFET6bのソース電極5
bと第4のFET6dのドレイン電極3dを共用化した
ものとにそれぞれ対応しかつ、第1のFET6aのドレ
イン電極3aと第4のFET6dのソース電極5dとを
エアブリッジ21aで接続し、第2のFET6bのドレ
イン電極3bと第3のFET6cのソース電極5cをエ
アブリッジ21bで接続したものであり、図4に示す線
路ペア11と交差線路ペア14が省略でき、かつ第1〜
第4のFET6a〜6dを入出力用スロット線路パター
ンペア2に対して直交した方向に梯子状に配置できるた
め図4の構造例よりも更に小型化を図ることができる。
尚、実施例3に基づく他の構造例として図6、図7に示
すものもあり、図6は図5の実施例に対し第3のFET
6cと第4のFET6dの配置を入換えた構成としたも
ので、図7は図6の構成に対し第1のFET6aと第2
のFET6bの配置を入換えた構成としたもので同様の
効果を奏する。
【0047】実施例4. 図8にこの発明の実施例4による移相器の構造例を示
す。図において22はゲート電極接続線路パターンであ
る。図9は図8に示した移相器の動作説明図である。図
8,9において第1のFET6a1,6a2は第1のス
イッチ17a1,17a2それぞれに対応し、第2のF
ET6b1,6b2は第2のスイッチ17d1,17d
2それぞれに対応し、第3のFET6c1,6c2は第
3のスイッチ17c1,17c2それぞれに対応し、第
4のFET6d1,6d2は第4のスイッチ17d1,
17d2それぞれに対応している。本発明による移相器
の通過損失の殆どはドレイン電極3とソース電極5間の
通過時の直列抵抗に依存し、低損失化するためにはこの
直列抵抗を減らすことが必要でFET6を並列接続させ
る直列抵抗を小さくすることが有効な手段となる。図8
は実施例3を基にそれぞれのFET6を単位FETの並
列接続とし図9に示す等価回路としているため実施例
2,3と同一動作すると共に小型・低損失化を図ること
ができる。
【0048】実施例5. 図10にこの発明の実施例5による移相器の構造例を示
す。図10は実施例2の図4に示す構造例において、F
ET6のゲート電極4を入出力用スロット線路パターン
ペア2に対して直交した方向に配したもので、実施例2
と同様の効果を奏すると共に入出力方向の幅を小さくで
き小型化を図ることができる。
【0049】実施例6. 図11にこの発明の実施例6による移相器の構造例を示
す。図において23は接続線路パターンである。図11
においてドレインソース共用電極20a,20bは図1
0における第1のFET6aのソース電極5aと第3の
FET6cのドレイン電極3cを共用化したものと、第
2のFET6bのソース電極5bと第4のFET6dの
ドレイン電極3dを共用化したものとにそれぞれ対応し
かつ、第1のFET6aのドレイン電極3aと第4のF
ET6dのソース電極5dとをエアブリッジ21aと接
続線路パターン23aとで接続し、第2のFET6bの
ドレイン電極3bと第3のFET6cのソース電極5c
をエアブリッジ21bと接続線路パターン23bとで接
続したものであり、第1〜第4のFET6a〜6dを入
出力用スロット線路パターンペア2に対して平行に梯子
状に配置できるため図10の構造例よりも更に小型化を
図ることができる。
【0050】実施例7. 図12にこの発明の実施例7による移相器の構造例を示
す。図において24はエアブリッジ、25はゲート電極
接続パターンである。図12において第1のFET6a
1,6a2は図9の第1のスイッチ17a1,17a2
それぞれに対応し、第2のFET6b1,6b2は図9
の第2のスイッチ17d1,17d2それぞれに対応
し、第3のFET6c1,6c2は図9の第3のスイッ
チ17c1,17c2それぞれに対応し、第4のFET
6d1,6d2は図9の第4のスイッチ17d1,17
d2それぞれに対応している。本発明による移相器の通
過損失の殆どはドレイン電極3とソース電極5間の通過
時の直列抵抗に依存し、低損失化を図るためにはこの直
列抵抗を減らすことが必要で、FET6を並列接続させ
直列抵抗を小さくすることが有効な手段となる。図12
は実施例6を基にそれぞれのFET6を単位FETの並
列接続とし、図9に示す等価回路としているため実施例
4,5と同一動作すると共に、小型・低損失化を図るこ
とができる。
【0051】実施例8. 図13にこの発明の実施例8による移相器の構造例を示
す。図において26はダイオードのアノード電極、27
はダイオードのカソード電極、28は前記アノード電極
26、カソード電極27を有するダイオード(ショット
キーバリアダイオード、ピンダイオード等)、29はバ
イアス用抵抗、30はバイアスパッド、31はバイアス
用抵抗29、バイアスパッド30よりなるバイアス回路
である。
【0052】次に動作について説明する。今アノード電
極26とカソード電極27間の電圧を順方向電圧と逆方
向電圧に切換えることによりダイオード28のアノード
電極26とカソード電極27間はマイクロ波信号が通
過、遮断のスイッチ動作をする。従って、図13の第1
のダイオード31a、第2のダイオード31b、第3の
ダイオード31c、第4のダイオード31dは図1のス
イッチ17a,17b,17c,17dにそれぞれに相
当し実施例1で述べた動作原理と同様に機能し、従って
実施例1と同様の効果を奏する。
【0053】実施例9. 図14にこの発明の実施例9による移相器の構造例を示
す。図において32はゲート電極接続パターンである。
図14は図5において第1のFET6aのゲート電極4
aと第2のFET6bのゲート電極4bとをゲート電極
接続パターン32aで接続し、第3のFET6cのゲー
ト電極4cと第4のFET6dのゲート電極4dとをゲ
ート電極接続パターン32bで接続したもので、第1の
FET6aと第2のFET6bが同一ゲートバイアスで
動作し、第3のFET6cと第4のFET6dが同一ゲ
ートバイアスで動作することに注目し、本例ではバイア
ス回路9aとバイアス回路9cを省略し小型化を図った
ものである。本例では図5の構造例を基に説明したが、
他に図4、図6〜図8、図10〜図12に示す構造例に
関しても適用することができ同様の効果を奏する。
【0054】実施例10. 図15にこの発明の実施例10による移相器の構造例を
示す。図において33は、実施例2〜9で説明した移相
器(本例では実施例2の構造例)、34はコプレナー線
路用の信号線路パターン、35はコプレナー線路用のリ
ターンパターンペア、36は信号線路パターン34とリ
ターンパターンペア35より構成された入出力用コプレ
ナー線路パターン、37はリターンパターンペア35間
を接続するためのエアブリッジである。入出力用スロッ
ト線路パターンペア2の一方を信号線路パターン34と
接続し入出力用スロット線路パターンペア2の他方をリ
ターンパターンペア35と接続することにより入出力の
線路形式をスロット線路からコプレナー線路に変換でき
るためコプレナー線路形式が主流であるマイクロ波のオ
ンウエハプローバを用いてオンウエハ試験が可能とな
る。尚、入出力用コプレナー線路パターン36と入出力
用スロット線路パターンペア2との接続法として図16
に示す方法もあり同様の効果を奏する。
【0055】実施例11. 図17、18にこの発明の実施例11による移相器の構
造例を示す。図18は図17の裏面からの斜視図であ
る。図において38は入出力用マイクロストリップ線路
パターン、39はグランドパターン、40は半導体基板
1の裏面に形成されたグランドパターン、41はグラン
ドパターン39とグランドパターン40を接続するため
のバイアホールである。入出力用スロット線路パターン
ペア2の一方を入出力用マイクロストリップ線路パター
ン38と接続し入出力用スロット線路パターンペア2の
他方をグランドパターン39とバイアホール41とを介
し半導体基板裏面に形成されたグランドパターン40と
接続することにより入出力の線路形式をスロット線路か
らマイクロストリップ線路に変換できるためマイクロス
トリップ線路形式が主流である他のマイクロ波集積回路
との相互接続が可能となる。尚、図19,20に示すよ
うに、入出力用スロット線路パターンペア2aに接続さ
れる入出力用マイクロストリップ線路パターン38aと
グランドパターン39aとを図17,18の場合と逆に
配置しても同様の効果を奏する。
【0056】実施例12. 図21、図22にこの発明の実施例12による移相器の
構造例を示す。図22は図21の裏面からの斜視図であ
る。図21、図22は図15の構造例において入出力用
コプレナー線路パターンの裏面にグランドパターン40
を設けリターンパターンペア35とバイアホール41で
接続したもので(エアブリッジ37はあってもなくても
よい)、信号線路パターン34を入出力用マイクロスト
リップ線路パターン38としても使用でき、実施例1
0,11のいずれの効果も発揮する。尚、図23、図2
4に示すように、入出力用スロット線路パターンペア2
bに接続される信号線路パターン34bとリターンパタ
ーンペア35bとを図21、図22の場合と逆に配置し
ても同様の効果を奏する。
【0057】実施例13. 図25にこの発明の実施例13による移相器の構造例を
示す。図において42はスロット線路パターンペア、4
3は半導体基板1の裏面全面に形成されたグランドパタ
ーンでグランドパターン39とバイアホール41を介し
て接続されている。図25は図17、図18に示す構造
例において入出力用スロット線路パターンペア2と入出
力用マイクロストリップ線路パターン38間にスロット
線路パターンペア42を配置接続し更に半導体基板1裏
面の部分的なグランドパターン40を裏面全面のグラン
ドパターン43とし、かつスロット線路パターンペア4
2のグランドパターン43と接続されない側のパターン
をグランドパターン43間との容量結合がないよう充分
細いパターンとしたもので、第1のスロット線路パター
ンペア42aから第2のスロット線路パターンペア42
bまではグランドパターン43との結合が少なくその影
響を小さくできるため、半導体基板1の裏面全体にグラ
ンドパターンを形成しても、所望の電気特性が得られ、
且つ移相器裏面全面を半田あるいは導電性接着剤等を用
いて実装できる。尚、図19,20に示す構造例にも同
じく適用でき同様の効果を奏する。
【0058】実施例14. 図26にこの発明の実施例14による移相器の構造例を
示す。図26は、図21、図22に示す構造例において
入出力用スロット線路パターンペア2と入出力用コプレ
ナー線路パターン36間にスロット線路パターンペア4
2を配置接続し更に半導体基板1裏面のグランドパター
ン40を裏面全面のグランドパターン43としかつスロ
ット線路パターンペア42のグランドパターン43と接
続されない側のパターンをグランドパターン43との容
量結合がないよう充分細いパターンとしたもので、第1
のスロット線路パターンペア42aから第2のスロット
線路パターンペア42bまではグランドパターン43と
の結合が少なくその影響を小さくすることができるた
め、半導体基板1の裏面全体にグランドパターンを形成
しても、所望の電気特性が得られ、且つ本発明による移
相器の裏面全面を半田あるいは導電性接着剤等を用いて
実装できると共に、コプレナー線路形式が主流であるマ
イクロ波のオンウエハプローバを用いてオンウエハ試験
が可能となる。尚、図23、図24に示す構造例にも同
じく適用でき同様の効果を奏する。
【0059】実施例15. 図27、図28にこの発明による移相器の実施例15の
動作説明図を、図29、図30にそれぞれの場合の等価
回路図を示す。図において44は図25、図26の第
1、第2のFET6a,6bが通過、第3、第4のFE
T6c,6dが遮断状態にあるときに第1のスロット線
路パターンペア42aと第2のスロット線路パターンペ
ア42bとで構成されるスロット線路、45は第1のス
ロット線路パターンペア42aの細い線路パターン及び
グランドパターン43により形成されるマイクロストリ
ップ線路と第2のスロット線路パターンペア42bの太
い線路パターン及びグランドパターン43により形成さ
れるマイクロストリップ線路とで構成されるマイクロス
トリップ線路、46は第1のスロット線路パターンペア
42aの太い線路パターン及びグランドパターン43に
より形成されるマイクロストリップ線路と第2のスロッ
ト線路パターンペア42bの細い線路パターン及びグラ
ンドパターン43により形成されるマイクロストリップ
線路とで構成されるマイクロストリップ線路、47は入
出力端子、48はグランド、49はスロット線路44に
対応した線路、50はマイクロストリップ線路45に対
応した線路、51はマイクロストリップ線路46に対応
した線路、52は図25,26の第1、第2のFET6
a,6bが遮断、第3、第4のFET6c,6dが通過
状態にあるときに第1のスロット線路パターンペア42
aと第2のスロット線路パターンペア42bとで構成さ
れるスロット線路、53は第1のスロット線路パターン
ペア42aの細い線路パターン及びグランドパターン4
3により形成されるマイクロストリップ線路と第2のス
ロット線路パターンペア42bの細い線路パターンとグ
ランドパターン43で形成されるマイクロストリップ線
路とで構成されるマイクロストリップ線路、54はスロ
ット線路52に対応した線路、55はマイクロストリッ
プ線路53に対応した線路である。尚、説明の簡単のた
め第1〜第4のFET6a〜6dのそれぞれの通過時の
抵抗等は省略してある。
【0060】次に動作について説明する。第1、第2の
FET6a,6bが通過、第3、第4のFET6c,6
dが遮断状態のときスロット線路パターンペア42とグ
ランドパターン43とで形成されるマイクロストリップ
線路45,46は図28に示すように一端がグランド4
8に接続された線路50,51となり、第1、第2のF
ET6a,6bが遮断、第3、第4のFET6c.6d
が通過状態のときスロット線路パターンペア42とグラ
ンドパターン43とで形成されるマイクロストリップ線
路53は図30に示すように線路54と並列な線路55
となる。スロット線路パターンペア42のうち一方は細
いパターンとなっているため線路50,51,55はそ
れぞれ高インピーダンス線路となりその影響を小さくす
ることはできるが、その電気長が短いと特に図28の状
態の時入出力端子47a,47bは共に短絡状態に近づ
くため、入出力のVSWRが著しく劣化するが使用帯域
で線路50,51を概略1/4波長とすることにより入
出力のVSWRを改善できる。
【0061】実施例16.図31にこの発明の実施例1
6による移相器の構造例を、図32にその動作説明図を
示す。図において56は平行平板コンデンサの上地電
極、57は誘電体、58は平行平板コンデンサの下地電
極、59は平行平板コンデンサ、60はコンデンサであ
る。
【0062】次に動作について説明する。第1、第2の
FET6a,6bは通過、第3、第4のFET6c,6
dが遮断状態の時スロット線路パターンペア42とグラ
ンドパターン43とで形成されるマイクロストリップ線
路は図32のグランドパターン48に接続された線路5
0,51に相当し、平行平板コンデンサ59は図32の
コンデンサ60に相当する。今、コンデンサ60aのキ
ャパシタンス値Cと線路50とグランド48により構成
されるシャントインダクタンス値Lとを所用周波数fで
並列共振となるよう、f=1/2πLCなる関係式より
求め、コンデンサ60bのキャパシタンスCと線路51
及びグランド48により構成されるシャントインダクタ
ンスLとを所用周波数fで並列共振となるよう、f=1
/2πLCなる関係式より求めることにより、線路50
と線路51によるVSWRの悪化を抑えることができ
る。尚、本実施例では平行平板コンデンサ59を用いた
場合を示したが、必要とするキャパシタンス値が少ない
場合はインターデジタルコンデンサでもよく同様の効果
を奏する。
【0063】実施例17. 図33にこの発明の実施例17による移相器の構造例を
示す。図33において平行平板コンデンサ59a1と5
9a2により構成されるコンデンサは図32のコンデン
サ60aに相当し、平行平板コンデンサ59b1,59
b2により構成されるコンデンサは図32のコンデンサ
60bに相当し、実施例16と同一の動作原理となり同
様の効果を奏する。
【0064】実施例18. 図34にこの発明の実施例18による移相器の構造例
を、図35、図36に動作説明図を示す。図において6
1は第5のFET6e、第6のFET6fのそれぞれの
ドレイン電極、ソース電極間に装荷されたインダクタパ
ターン、62はグランドパターン、63はバイアホー
ル、64は第5、第6のFET6e,6fが遮断状態の
時のドレインソース間のコンデンサ、65はインダクタ
パターン61のインダクタである。
【0065】次に動作について説明する。図35は第
1、第2のFET6a,6bが通過、第3、第4のFE
T6c,6dが遮断状態の時、第5、第6のFET6
e,6fを通過状態にした時の動作説明図でコンデンサ
60aのキャパシタンスを線路50とグランド48によ
り構成されるシャントインダクタンスとを所用帯域にお
いて並列共振する量に選び、コンデンサ60bのキャパ
シタンスを線路51とグランド48により構成されるシ
ャントインダクタンスとを使用帯域において並列共振す
る量に選ぶことにより、線路50と線路51によるVS
WRの悪化を抑えることができる。
【0066】図36は第1、第2のFET6a,6bが
遮断、第3、第4のFET6c,6dが通過状態の時
に、第5、第6のFET6e,6fを遮断状態にした時
の動作説明図でコンデンサ64のキャパシタンスに対し
インダクタ65のインダクタンスを所用帯域で並列共振
する量に選ぶことによりコンデンサ60は無効となるた
めコンデンサ60によるVSWRの悪化を抑えることが
できる。
【0067】実施例19. 図37にこの発明の実施例19による移相器の構造例
を、図38、図39にその動作説明図を示す。図におい
て66は第5、第6のダイオード28e,28fのアノ
ードカソード間のキャパシタンスを印加バイアス電圧に
よって可変できるようにしたときの可変コンデンサであ
る。
【0068】次に動作について説明する。図38は第
1、第2のFET6a,6bが通過、第3、第4のFE
T6c,6dが遮断の時、第5、第6のダイオード28
e,28fのアノードカソード間のキャパシタンスが最
大(例えばアノードカソード間の電圧が0V)にしたと
きの動作説明図でコンデンサ60aと可変コンデンサ6
6aとの総キャパシタンスを線路50とグランド48に
より構成されるシャントインダクタンスとを所用帯域に
おいて並列共振する量に選び、コンデンサ60bと可変
コンデンサ60bとの総キャパシタンスを線路51とグ
ランド48により構成されるシャントインダクタンスと
を所用帯域において並列共振する量に選ぶことにより、
線路50と線路51によるVSWRの悪化を抑えること
ができ、実施例18と同様の効果を奏する。
【0069】図39は第1、第2のFET6a,6bが
遮断、第3、第4のFET6c,6dが通過状態の時
に、第5、第6のダイオード28e,28fのアノード
カソード間のキャパシタンスが最小(例えばアノードカ
ソード間にブレークダウン電圧に近い逆バイアスを印
加)としたときの動作説明図で可変コンデンサ66のキ
ャパシタンスを小さくできるためコンデンサ60と可変
コンデンサ66との総キャパシタンスも小さくできるた
め、コンデンサ60によるVSWRの悪化を抑えること
ができ、実施例18と同様の効果を奏する。
【0070】実施例20. 図40にこの発明の実施例20による移相器の構造例
を、図41に図40の断面A−A'図を示す。図におい
て67はグランドパターン、68は誘電体、69はマイ
クロストリップ線路パターン、70はグランドパターン
67、誘電体68、マイクロストリップ線路パターン6
9で形成されたマイクロストリップ線路である。図40
は図25に示す構造例において、入出力用マイクロスト
リップ線路パターン38とスロット線路パターンペア4
2間にマイクロストリップ線路70を配置し、マイクロ
ストリップ線路70のグランドパターン67とマイクロ
ストリップ線路パターン69を図のように接続したもの
である。
【0071】一般的にはマイクロストリップ線路、コプ
レナー線路、スロット線路いずれの伝送線路の場合も、
交流信号は2つの導体(信号パターンとグランドパター
ン)間を電磁波として伝搬する。図40に示す構造例の
場合、接続する外部線路をマイクロストリップ線路とす
ると、まず入力信号はグランドパターン43と入出力用
マイクロストリップ線路パターン38とを伝送線路とし
伝搬する。次にスロット線路パターンペア42に信号が
低損失で伝搬するためには、全リターン電流はグランド
パターン43からバイアホール41を通って半導体基板
1の上側に流れていかなければならない。この時スロッ
ト線路パターンペア42の下部にはグランドパターン4
3が存在するため、スロット線路パターンペア42の信
号パターン側とグランドパターン43とでマイクロスト
リップ線路が構成されることになり、スロット線路パタ
ーンペア42の下部においてもリターン電流の一部はグ
ランドパターン43を流れる。ここで図41に示すよう
にマイクロストリップ線路パターン69とグランドパタ
ーン43の間にグランドパターン67を設けることによ
り、マイクロストリップ線路パターン69とグランドパ
ターン43との容量結合を減少させ、スロット線路パタ
ーンペア42の下部にあるグランドパターン43にリタ
ーン電流が流れることを防ぎ、第1のマイクロストリッ
プ線路70aから第2のマイクロストリップ線路70b
間のグランドパターン43による影響を更に少なくする
ことができる。
【0072】実施例21. 図42にこの発明の実施例21による移相器の構造例を
示す。図42は図26に示す構造例において、入出力用
コプレナー線路パターン36とスロット線路パターンペ
ア42間にマイクロストリップ線路70を配置し、マイ
クロストリップ線路70のグランドパターン67とマイ
クロストリップ線路パターン69を図のように接続した
もので実施例20と同様の効果を奏する。
【0073】実施例22. 図43にこの発明の実施例22による移相器の構造例
を、図44に図43のB部の等価回路図を示す。図にお
いて71は誘電体、72は誘電体71の上に設けられた
上地電極、73はグランドパターン67と誘電体71と
上地電極72で形成された平行平板コンデンサ、74は
入出力用マイクロストリップ線路パターン38と上地電
極72とスロット線路パターンペア42の細い方のパタ
ーンとを接続するエアブリッジ、75は平行平板コンデ
ンサ73に相当するコンデンサ、76はエアブリッジ7
4に相当するインダクタである。
【0074】実施例20においては、入出力用マイクロ
ストリップ線路パターン38とスロット線路パターンペ
ア42間にマイクロストリップ線路70を配置したが誘
電体68の厚みが数1000Åと薄い場合は所定の特性
インピーダンス(例えば50Ω)を得るためにマイクロ
ストリップ線路パターン69のパターン幅も相当細くす
る必要があり実現困難となる。図43に示す構造例で
は、グランドパターン67と誘電体71と上地電極72
とで小さな平行平板コンデンサ73を形成してエアブリ
ッジ74で接続する構成(B部)としているためその部
分の等価回路は図44に示すコンデンサ75とインダク
タ76によるT型ローパスフィルタとなりコンデンサ7
5のキャパシタンスとインダクタ76のインダクタンス
により所望の特性インピーダンスを実現できると共に実
施例20と同様の効果を奏する。
【0075】実施例23. 図45にこの発明の実施例23による移相器の構造例を
示す。実施例21においては、入出力用コプレナー線路
パターン36とスロット線路パターンペア42間にマイ
クロストリップ線路70を配置したが誘電体68の厚み
が数1000Åと薄い場合は所定の特性インピーダンス
(例えば50Ω)を得るためにマイクロストリップ線路
パターン69のパターン幅も相当細くする必要があり実
現困難となる。図45に示す構造例では、グランドパタ
ーン67と誘電体71と上地電極72とで小さな平行平
板コンデンサ73を形成してエアブリッジ74で接続す
る構成としているためその部分の等価回路は実施例22
の場合と同様に図44に示すコンデンサ75とインダク
タ76によるT型ローパスフィルタとなりコンデンサ7
5のキャパシタンスとインダクタ76のインダクタンス
により所望の特性インピーダンスを実現できると共に実
施例21と同様の効果を奏する。
【0076】実施例24. 図46にこの発明の実施例24による移相器の構造例を
示す。図において77は誘電体、78は誘電体77の上
面に設けられた上地電極、79はグランドパターン39
と誘電体77と上地電極78とで形成された平行平板コ
ンデンサ、上地電極78は入出力用スロット線路パター
ンペア2のいずれかに図のように接続されている。80
はバイアス用抵抗、81はバイアスパッド、82はバイ
アス用抵抗80とバイアスパッド81で構成されたバイ
アス回路である。次に動作について説明する。バイアス
パッド81に正電位の電圧AV(A>|ピンチオフ電圧
|)を印加すると第1〜第4のFET6a〜6cのドレ
イン電圧とソース電圧は正電位となるため、ゲート電圧
を0VとAVに切換えることによりFETのドレイン電
極3とソース電極5間はマイクロ波信号が遮断、通過の
スイッチ動作をする。つまり、ゲート電圧の制御を正電
位で行うことができるため例えばTTLでの制御が可能
となり外部駆動回路も含めて小型化を図ることができ
る。
【0077】実施例2〜24ではスイッチング素子とし
てFETあるいはダイオードを用いた場合について説明
したが、バイポーラトランジスタ、高電子移動度トラン
ジスタ(HEMT)、ヘテロジャンクションバイポーラ
トランジスタ(HBT)を始めとするトランジスタを用
い、そのスイッチング速度、耐電力性等の要求に応じて
使い分けてもよく同様の効果を奏する。
【0078】
【発明の効果】この発明の移相器は、第1の入出力用線
路ペアと第2の入出力用線路ペアとの接続経路を第1〜
第4のスイッチで切換え、入出力用線路ペアの線路導体
と接地導体との関係を反転させ180度移相を行うこと
により、移相量を設定するための線路が不要となるた
め、線路長に起因する周波数特性が小さい移相器が得ら
れるという効果がある。
【0079】またこの発明の移相器は、半導体基板上の
第1の入出力用スロット線路パターンペアと第2の入出
力用スロット線路パターンペアとの間に、前記第1、第
2の入出力用スロット線路パターンペアと平行な方向に
ゲート幅を有する第1〜第4のFETを設け、前記第1
の入出力用スロット線路パターンペアと前記第2の入出
力用スロット線路パターンペアとの接続経路を前記第1
〜第4のFETで切換えるようにしたことにより小型な
移相器が得られるという効果がある。
【0080】またこの発明の移相器は、前記第1〜第4
のFETを前記第1、第2の入出力用スロット線路パタ
ーンペアに対して直交した方向に梯子状に配したことに
より、小型化できるという効果がある。
【0081】またこの発明の移相器は、前記第1〜第4
のFETのゲート幅方向を前記第1、第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアに対して直交する方向に配した
ことによりFETの構成に自由度がもてるという効果が
ある。
【0082】この発明の移相器は、ゲート幅方向を前記
第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対し
て直交する方向に配された前記第1〜第4のFETを、
前記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに
対して平行な方向に梯子状に配したことにより小型化で
きるという効果がある。
【0083】またこの発明の移相器は、前記第1〜第4
のFETそれぞれを複数の単位FETの並列接続で構成
したことにより低損失化できるという効果がある。
【0084】この発明の移相器は、前記第1〜第4のF
ETの代わりに第1〜第4のダイオードを用いたことに
より、設計の自由度が増すと共により低損失化できると
いう効果がある。
【0085】またこの発明の移相器は、前記第1のFE
Tのゲート電極と第2のFETのゲート電極とを抵抗あ
るいは線路パターンを介して接続し、前記第2のFET
のゲート電極と前記第4のFETのゲート電極を抵抗あ
るいは線路パターンを介して接続したことにより小型化
できるという効果がある。
【0086】この発明の移相器は、前記第1、第2の入
出力用スロット線路パターンペアの外側に第1、第2の
入出力用コプレナー線路パターンを設けたことにより、
マイクロ波のオンウエハプローバを用いたオンウエハ評
価ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による移相器の構成図であ
る。
【図2】この発明の実施例1の動作説明図である。
【図3】この発明の実施例1の動作説明図である。
【図4】この発明の実施例2による移相器の構造図であ
る。
【図5】この発明の実施例3による移相器の構造図であ
る。
【図6】この発明の実施例3による移相器の他の構造図
である。
【図7】この発明の実施例3による移相器の他の構造図
である。
【図8】この発明の実施例4による移相器の構造図であ
る。
【図9】この発明の実施例4の動作説明図である。
【図10】この発明の実施例5による移相器の構造図で
ある。
【図11】この発明の実施例6による移相器の構造図で
ある。
【図12】この発明の実施例7による移相器の構造図で
ある。
【図13】この発明の実施例8による移相器の構造図で
ある。
【図14】この発明の実施例9による移相器の構造図で
ある。
【図15】この発明の実施例10による移相器の構造図
である。
【図16】この発明の実施例10による移相器の他の構
造図である。
【図17】この発明の実施例11による移相器の構造図
である。
【図18】この発明の実施例11による移相器の構造図
である。
【図19】この発明の実施例11による移相器の他の構
造図である。
【図20】この発明の実施例11による移相器の他の構
造図である。
【図21】この発明の実施例12による移相器の構造図
である。
【図22】この発明の実施例12による移相器の構造図
である。
【図23】この発明の実施例12による移相器の他の構
造図である。
【図24】この発明の実施例12による移相器の他の構
造図である。
【図25】この発明の実施例13による移相器の構造図
である。
【図26】この発明の実施例14による移相器の構造図
である。
【図27】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図28】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図29】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図30】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図31】この発明の実施例16による移相器の構造図
である。
【図32】この発明の実施例16の動作説明図である。
【図33】この発明の実施例17による移相器の構造図
である。
【図34】この発明の実施例18による移相器の構造図
である。
【図35】この発明の実施例18の動作説明図である。
【図36】この発明の実施例18の動作説明図である。
【図37】この発明の実施例19による移相器の構造図
である。
【図38】この発明の実施例19の動作説明図である。
【図39】この発明の実施例19の動作説明図である。
【図40】この発明の実施例20による移相器の構造図
である。
【図41】図40の断面AA図である。
【図42】この発明の実施例21による移相器の構造図
である。
【図43】この発明の実施例22による移相器の構造図
である。
【図44】図43のB部を示す等価回路図である。
【図45】この発明の実施例23による移相器の構造図
である。
【図46】この発明の実施例24による移相器の構造図
である。
【図47】従来の線路切換え形の移相器の構造図であ
る。
【図48】従来の線路切換え形の移相器の動作説明図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 入出力用スロット線路パターンペア 3 ドレイン電極 4 ゲート電極 5 ソース電極 6 FET 7 バイアス用抵抗 8 バイアス用パッド 9 バイアス回路 10 接続線路パターン 11 線路ペア 12 接続線路パターン 13 エアブリッジ 14 交差線路ペア 15 エアブリッジ 16 入出力用線路ペア 17 スイッチ 18 線路ペア 19 交差線路ペア 20 ドレインソース共用電極 21 エアブリッジ 22 ゲート電極接続線路パターン 23 接続線路パターン 24 エアブリッジ 25 ゲート電極接続パターン 26 アノード電極 27 カソード電極 28 ダイオード 29 バイアス用抵抗 30 バイアスパッド 31 バイアス回路 32 ゲート電極接続パターン 33 移相器 34 信号線路パターン 35 リターンパターンペア 36 入出力用コプレナー線路パターン 37 エアブリッジ 38 入出力用マイクロストリップ線路パターン 39 グランドパターン 40 グランドパターン 41 バイアホール 42 スロット線路パターンペア 43 グランドパターン 44 スロット線路 45 マイクロストリップ線路 46 マイクロストリップ線路 47 入出力端子 48 グランド 49 線路 50 線路 51 線路 52 スロット線路 53 マイクロストリップ線路 54 線路 55 線路 56 平行平板コンデンサの上地電極 57 誘電体 58 平行平板コンデンサの下地電極 59 平行平板コンデンサ 60 コンデンサ 61 インダクタパターン 62 グランドパターン 63 バイアホール 64 コンデンサ 65 インダクタ 66 可変コンデンサ 67 グランドパターン 68 誘電体 69 マイクロストリップ線路パターン 70 マイクロストリップ線路 71 誘電体 72 上地電極 73 平行平板コンデンサ 74 エアブリッジ 75 コンデンサ 76 インダクタ 77 誘電体 78 上地電極 79 平行平板コンデンサ 80 バイアス用抵抗 81 バイアスパッド 82 バイアス回路 83 入出力用マイクロストリップ線路パターンペア 84 基準位相用マイクロストリップ線路パターン 85 設定位相用マイクロストリップ線路パターン 86 グランドパターン 87 SPDTスイッチ 88 基準位相線路ペア 89 設定位相線路ペア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 浩一 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−164502(JP,A) 特開 昭57−81701(JP,A) 特開 平6−232604(JP,A) 特開 昭55−70102(JP,A) 特開 昭60−172864(JP,A) 実開 平2−23102(JP,U) 実開 平2−23103(JP,U) 特公 昭27−4601(JP,B1) 特表 平1−502793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/185 H01P 5/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板の一面上
    に形成された第1の入出力用線路ペアと、第1〜第4の
    スイッチと、第2の入出力用線路ペアとを具備し、前記
    第1の入出力用線路ペアの一方が前記第1のスイッチの
    一端及び前記第4のスイッチの一端に接続され、前記第
    1の入出力用線路ペアの他方が前記第2のスイッチの一
    端及び前記第3のスイッチの一端に接続され、前記第2
    の入出力用線路ペアの一方が前記第1のスイッチの他端
    及び前記第3のスイッチの他端に接続され、前記第2の
    入出力用線路ペアの他方が前記第2のスイッチの他端及
    び前記第4のスイッチの他端に接続されていることを特
    徴とする移相器。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、この半導体基板の一面
    に形成された第1の入出力用スロット線路パターンペア
    と、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同
    一直線上にある第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと、前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと平行方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETと
    を具備し、前記第1の入出力用スロット線路パターンペ
    アの一方が前記第1のFETのドレイン電極及び前記第
    4のFETのソース電極と接続され、前記第1の入出力
    用スロット線路パターンペアの他方が前記第2のFET
    のドレイン電極及び前記第3のFETのソース電極と接
    続され、前記第2の入出力用スロット線路パターンペア
    の一方が前記第3のFETのドレイン電極と接続され、
    前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの他方が
    前記第4のFETのドレイン電極と接続され、前記第1
    のFETのソース電極が前記第3のFETのドレイン電
    極と接続され、前記第1のFETのソース電極が前記第
    4のFETのドレイン電極と接続されてなることを特徴
    とする移相器。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、この半導体基板の一面
    に形成された第1の入出力用スロット線路パターンペア
    と、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同
    一直線上にある第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと、前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと平行方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETと
    を具備し、前記第1のFETのソース電極と前記第3の
    FETのドレイン電極を共用化して前記第2の入出力用
    スロット線路パターンペアの一方と接続し、更に前記第
    2のFETのソース電極と前記第4のFETのドレイン
    電極を共用化して前記第2の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアの他方と接続し、前記第1の入出力用スロット
    線路パターンペアの一方を前記第1のFETのドレイン
    電極と接続し、前記第1の入出力用スロット線路パター
    ンペアの他方を前記第2のFETのドレイン電極と接続
    し、前記第1のFETのドレイン電極と前記第4のFE
    Tのソース電極とをエアブリッジ等の手段で接続し、前
    記第3のFETのソース電極と前記第2のFETのドレ
    イン電極とをエアブリッジ等の手段で接続し、前記第1
    〜第4のFETを前記第1、第2の入出力用スロット線
    路パターンペアに対して直交した方向に梯子状に配した
    ことを特徴とする移相器。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、この半導体基板の一面
    に形成された第1の入出力用スロット線路パターンペア
    と、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同
    一直線上にある第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと、前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと直交方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETと
    を具備し、前記第1の入出力用スロット線路パターンペ
    アの一方が前記第1のFETのドレイン電極及び前記第
    4のFETのソース電極と接続され、前記第1の入出力
    用スロット線路パターンペアの他方が前記第2のFET
    のドレイン電極及び前記第3のFETのソース電極と接
    続され、前記第2の入出力用スロット線路パターンペア
    の一方が前記第3のFETのドレイン電極と接続され、
    前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの他方が
    前記第4のFETのドレイン電極と接続され、前記第1
    のFETのソース電極が前記第3のFETのドレイン電
    極と接続され、前記第2のFETのソース電極が前記第
    4のFETのドレイン電極と接続されてなることを特徴
    とする移相器。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、この半導体基板の一面
    に形成された第1の入出力用スロット線路パターンペア
    と、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同
    一直線上にある第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと、前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと直交方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETと
    を具備し、前記第1のFETのソース電極と前記第3の
    FETのドレイン電極を共用化して前記第2の入出力用
    スロット線路パターンペアの一方と接続し、更に前記第
    2のFETのソース電極と前記第4のFETのドレイン
    電極を共用化して前記第2の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアの他方と接続し、前記第1の入出力用スロット
    線路パターンペアの一方を前記第1のFETのドレイン
    電極と接続し、前記第1の入出力用スロット線路パター
    ンペアの他方を前記第2のFETのドレイン電極と接続
    し、前記第1のFETのドレイン電極と前記第4のFE
    Tのソース電極とをエアブリッジ等で接続し、前記第3
    のFETのソース電極と前記第2のFETのドレイン電
    極とをエアブリッジ等で接続し、前記第1〜第4のFE
    Tを前記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アに対して平行な方向に梯子状に配したことを特徴とす
    る移相器。
  6. 【請求項6】 前記第1〜第4のFETそれぞれが複数
    の単位FETの並列接続で構成されることを特徴とする
    請求項2〜5いずれか記載の移相器。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、この半導体基板の一面
    に形成された第1の入出力用スロット線路パターンペア
    と、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同
    一直線上にある第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アと、前記第1〜第4のダイオードとを具備し、前記第
    1の入出力用スロット線路パターンペアの一方が前記第
    1のダイオードのカソード電極及び前記第4のダイオー
    ドのアノード電極と接続され、前記第1の入出力用スロ
    ット線路パターンペアの他方が前記第2のダイオードの
    カソード電極及び前記第3のダイオードのアノード電極
    と接続され、前記第2の入出力用スロット線路パターン
    ペアの一方が前記第3のダイオードのカソード電極と接
    続され、前記第2の入出力用スロット線路パターンペア
    の他方が前記第4のダイオードのカソード電極と接続さ
    れ、前記第1のダイオードのアノード電極が前記第3の
    ダイオードのカソード電極と接続され、前記第2のダイ
    オードのアノード電極が前記第4のダイオードのカソー
    ド電極と接続されてなることを特徴とする移相器。
  8. 【請求項8】 前記第1のFETのゲート電極と前記第
    2のFETのゲート電極とを抵抗あるいは線路パターン
    を介して接続し、前記第3のFETのゲート電極と前記
    第4のFETのゲート電極とを抵抗あるいは線路パター
    ンを介して接続し、前記第1、第2のFETと前記第
    3、第4のFETをそれぞれ同一印加電圧で駆動したこ
    とを特徴とする請求項2〜6いずれか記載の移相器。
  9. 【請求項9】 前記第1の入出力用スロット線路パター
    ンペアの外側に形成され、そのリターンパターンペアが
    エアブリッジ等で接続された第1の入出力用コプレナー
    線路パターンと、前記第2の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアの外側に形成され、そのリターンパターンペア
    がエアブリッジ等で接続された第2の入出力用コプレナ
    ー線路パターンとを備え、前記第1の入出力用コプレナ
    ー線路パターンのリターンパターンペアの一方が前記第
    1の入出力用スロット線路パターンペアの一方と接続さ
    れ、前記第1の入出力用コプレナー線路パターンの信号
    線路パターンが前記第1のスロット線路パターンペアの
    他方と接続され、前記第2の入出力用コプレナー線路パ
    ターンのリターンパターンペアの一方が前記第2の入出
    力用スロット線路パターンペアの一方と接続され、前記
    第2の入出力用コプレナー線路パターンの信号線路パタ
    ーンが前記第2のスロット線路パターンペアの他方と接
    続されてなることを特徴とする請求項2〜8いずれかに
    記載の移相器。
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