JPH07321505A - 移相器 - Google Patents

移相器

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JPH07321505A
JPH07321505A JP6109539A JP10953994A JPH07321505A JP H07321505 A JPH07321505 A JP H07321505A JP 6109539 A JP6109539 A JP 6109539A JP 10953994 A JP10953994 A JP 10953994A JP H07321505 A JPH07321505 A JP H07321505A
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和喜 稲見
Michiaki Kasahara
通明 笠原
Hajime Kawano
肇 川▲の▼
Koichi Muroi
浩一 室井
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/185Phase-shifters using a diode or a gas filled discharge tube

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設定位相精度の周波数依存性が少なく180
度移相できる小型な移相器を得ることを目的とする。 【構成】 第1の入出力用線路ペア16aと第2の入出
力用線路ペア16bとの間に第1〜第4のスイッチ17
a,17b,17c,17dを設け、これら第1〜第4
のスイッチ17a,17b.17c,17dをON/O
FFさせることにより、第1の入出力用線路ペア16a
と第2の入出力用線路ペア16bとの接続経路を切換え
る構成とした。 【効果】 入出力用線路ペアの線路導体と接地導体との
関係を反転させて180度移相を行うため、小型でしか
も設定位相精度の周波数依存性が少ない移相器が得られ
る効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコン、ガリウム
ひ素(以下GaAsと称す)等の半導体基板に構成した
FET等をスイッチとして用い、同一の半導体基板に構
成したスロット線路の経路を切り換えてマイクロ波の信
号を移相する移相器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図47に従来の線路切換え形の移相器の
構造例を示す。図において、1は半導体基板、3はFE
Tのドレイン電極、4はFETのゲート電極、5はFE
Tのソース電極、6は前記ドレイン電極3、ゲート電極
4、ソース電極5を有するFET、7はバイアス用抵
抗、8はバイアス用パッド、9は前記バイアス用抵抗7
及びバイアス用パッド8で構成されるバイアス回路、8
3は入出力用マイクロストリップ線路パターン、84は
基準位相用マイクロストリップ線路パターン、85は設
定位相用マイクロストリップ線路パターン、86は半導
体基板1の裏面に形成されたグランドパターンである。
尚、FET6のゲート電極4にはバイアス回路9よりゲ
ートバイアス電圧を印加してFET6をスイッチ動作さ
せ、その時、FET6のドレイン電圧、ソース電圧を直
流的に同電位とするためドレイン電極3、ソース電極5
を通常接地して用いるが、そのためのバイアス回路の図
示は省略してある。
【0003】図48は図47に示した従来の線路切換え
形の移相器の動作説明図である。図において、16は入
出力線路ペア、87は単極双投スイッチ(以下SPDT
スイッチと称す)、88は基準位相線路ペア、89は設
定位相線路ペアである。
【0004】次に動作について説明する。今ドレイン電
圧、ソース電圧を直流的に同電位例えば0Vとすると、
ゲート電圧を0Vとピンチオフ電圧とに切換えることに
より、FET6のドレイン電極3とソース電極5間はマ
イクロ波信号が、通過、遮断のスイッチ動作をする。従
って第1のFET6aと第2のFET6bをペアとして
用い、それぞれのゲート電極4a,4bにどちらか一方
に0V、他方にピンチオフ電圧を印加し、同時に互いの
バイアス電圧を切換えることにより第1、第2のFET
6a,6bは、SPDTスイッチとして動作する。この
SPDTスイッチは図48の87aに示す第1のSPD
Tスイッチに相当する。同様に第3のFET6c、第4
のFET6dをペアとして用い、それぞれのゲート電極
4c,4dのうちの一方に0V、他方にピンチオフ電圧
を印加し、同時に互いのバイアス電圧を切換えることに
より第3、第4のFET6c,6dはSPDTスイッチ
として動作する。このSPDTスイッチは図48の87
bに示す第2のSPDTスイッチに相当する。同様に図
47の入出力用マイクロストリップ線路パターン83
a,83bはそれぞれ図48の入出力用線路ペア16
a,16bに相当し、図47の基準位相用マイクロスト
リップ線路パターン84は図48の基準位相線路ペア8
8に、図47の設定位相マイクロストリップ線路パター
ン85は図48の設定位相線路ペア89に相当する。
【0005】図48において、第1の入出力用線路ペア
16aにより入力したマイクロ波信号は第1のSPDT
スイッチ87a、基準位相線路ペア88、第2のSPD
Tスイッチ87bを通過し、第2の入出力用線路ペア1
6bより出力する。ここで両SPDTスイッチ87a,
87bを切換え、マイクロ波信号の伝搬経路を設定位相
線路ペア89側に切換えると、マイクロ波信号を経路の
電気長差分だけ移相することができる。この時の電気長
差分をΔL、マイクロ波信号周波数をf、光速をCとす
ると、位相量θは、θ=2πfΔL/Cなる式で与えら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の線路切換え形の
移相器は以上のように構成され、前述の動作原理を基に
しているため、移相量を導出する式(θ=2πfΔL/
C)からわかるように、設定位相を大きくするために
は、図47に示す設定位相用マイクロストリップ線路パ
ターン85を長くする必要があり、結果的に回路構成の
大型化を招き、また線路長延長に伴う設定位相の周波数
特性が大きくなるなどの課題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであり、小型で、設定位相精度の周
波数依存性が少なく180度移相できる移相器を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の移相器は、第
1の入出力用線路ペアと第2の入出力用線路ペアとの間
に第1〜第4のスイッチを設け、これら第1〜第4のス
イッチをON/OFFさせることにより、第1の入出力
用線路ペアと第2の入出力用線路ペアとの接続経路を切
換え、入出力用線路ペアを構成する線路導体と接地導体
との関係を入出力間で反転するようにしたものである。
【0009】また、この発明の移相器は、半導体基板上
の第1の入出力用スロット線路パターンペアと第2の入
出力用スロット線路パターンペアとの間に、前記第1、
第2の入出力用スロット線路パターンペアと平行な方向
にゲート幅を有する第1〜第4のFETを設け、前記第
1の入出力用スロット線路パターンペアと前記第2の入
出力用スロット線路パターンペアとの接続経路を前記第
1〜第4のFETで切換えるようにしたものである。
【0010】この発明の移相器は、前記第1〜第4のF
ETを前記第1、第2の入出力用スロット線路パターン
ペアに対して直交した方向に梯子状に配したものであ
る。
【0011】この発明の移相器は、前記第1〜第4のF
ETのゲート幅方向を前記第1、第2の入出力用スロッ
ト線路パターンペアに対して直交する方向に配したもの
である。
【0012】またこの発明の移相器は、ゲート幅方向を
前記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに
対して直交する方向に配された前記第1〜第4のFET
を、小型化のため前記第1、第2の入出力用スロット線
路パターンペアに対して平行な方向に梯子状に配したも
のである。
【0013】この発明の移相器は、前記第1〜第4のF
ETそれぞれを低損失化のため複数の単位FETの並列
接続で構成したものである。
【0014】またこの発明の移相器は、半導体基板上の
第1の入出力用スロット線路パターンペアと第2の入出
力用スロット線路パターンペアとの間に、第1〜第4の
ダイオードを設け、前記第1の入出力用スロット線路パ
ターンペアと前記第2の入出力用スロット線路パターン
ペアとの接続経路を前記第1〜第4のダイオードで切換
えるようにしたものである。
【0015】この発明の移相器は、前記第1のFETの
ゲート電極と第2のFETのゲート電極とを抵抗あるい
は線路パターンを介して接続し、前記第2のFETのゲ
ート電極と前記第4のFETのゲート電極を抵抗あるい
は線路パターンを介して接続したものである。
【0016】またこの発明の移相器は、前記第1、第2
の入出力用スロット線路パターンペアの外側に第1、第
2の入出力用コプレナー線路パターンを設けたものであ
る。
【0017】この発明の移相器は、前記第1、第2の入
出力用スロット線路パターンペアの外側に第1、第2の
入出力用マイクロストリップ線路パターンを設けたもの
である。
【0018】またこの発明の移相器は、前記第1、第2
の入出力用コプレナー線路パターンの半導体基板の裏面
にグランドパターンを設けそれぞれのリターンパターン
ペアをバイアホールで前記グランドパターンと接続した
ものである。
【0019】この発明の移相器は、半導体基板の裏面に
グランドパターンを設け前記第1、第2の入出力用スロ
ット線路パターンペアと前記第1の入出力用マイクロス
トリップ線路パターンの間に一方のパターン幅が細い第
1のスロット線路パターンペアを配し、前記第2の入出
力用スロット線路パターンペアと前記第2の入出力用マ
イクロストリップ線路パターンの間に一方のパターン幅
が細い第2のスロット線路パターンペアを配したもので
ある。
【0020】またこの発明の移相器は、半導体基板裏面
全面にグランドパターンを設け、リターンパターンペア
が前記グランドパターンと接続された前記第1の入出力
用コプレナー線路パターンと前記第1の入出力用スロッ
ト線路パターンペアの間に一方のパターン幅が細い第1
のスロット線路パターンペアを配し、リターンパターン
ペアが前記グランドパターンと接続された前記第2の入
出力用コプレナー線路パターンと前記第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアの間に一方のパターン幅が細い
第2のスロット線路パターンペアを配したものである。
【0021】この発明の移相器は、前記第1、第2のス
ロット線路パターンペアと前記グランドパターンとで構
成されるマイクロストリップ線路の総線路長を使用周波
数に対し概略1/4波長としたものである。
【0022】またこの発明の移相器は、前記第1の入出
力用マイクロストリップ線路パターンと前記第1のスロ
ット線路パターンペアの内の細いパターンとの接続部に
一端が接地された第1のコンデンサを接続し、前記第2
の入出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2
のスロット線路パターンペアの内の細いパターンとの接
続部に一端が接地された第2のコンデンサを接続したも
のである。
【0023】この発明の移相器は、リターンパターンペ
アが接地された前記第1の入出力用コプレナー線路パタ
ーンの信号線路パターンと前記第1のスロット線路パタ
ーンペアの内の細いパターンとの接続部に一端が接地さ
れた第1のコンデンサを接続し、リターンパターンペア
が接地された前記第2の入出力用コプレナー線路パター
ンの信号線路パターンと前記第2のスロット線路パター
ンペアの内の細いパターンとの接続部に一端が接地され
た第2のコンデンサを接続したものである。
【0024】またこの発明の移相器は、前記第1の入出
力用マイクロストリップ線路パターンと前記第1のスロ
ット線路パターンペアの接続点に、直列接続された第1
のコンデンサと第5のFETを並列に接続し、前記第2
の入出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2
のスロット線路パターンペアの接続点に、直列接続され
た第2のコンデンサと第5のFETを並列に接続したも
のである。
【0025】この発明の移相器は、前記第1の入出力用
マイクロストリップ線路パターンと前記第1のスロット
線路パターンペアの接続点に、直列接続された第1のコ
ンデンサと第5のダイオードを並列に接続し、前記第2
の入出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2
のスロット線路パターンペアの接続点に、直列接続され
た第2のコンデンサと第5のダイオードを並列に接続し
たものである。
【0026】またこの発明の移相器は、前記第1のスロ
ット線路パターンペアと前記第1の入出力用マイクロス
トリップ線路パターン間にグランドパターンを半導体基
板上面に有する第1のマイクロストリップ線路パターン
を配し、前記第2のスロット線路パターンペアと前記第
2の入出力用マイクロストリップ線路パターン間にグラ
ンドパターンを半導体基板上面に有する第2のマイクロ
ストリップ線路パターンを配したものである。
【0027】この発明の移相器は、リターンパターンペ
アが接地された前記第1の入出力用コプレナー線路パタ
ーンと前記第1のスロット線路パターンペア間にグラン
ドパターンを半導体基板上面に有する第1のマイクロス
トリップ線路パターンを配し、リターンパターンペアが
接地された前記第2の入出力用コプレナー線路パターン
と前記第2のスロット線路パターンペア間にグランドパ
ターンを半導体基板上面に有する第2のマイクロストリ
ップ線路パターンを配したものである。
【0028】またこの発明の移相器は、前記第1のスロ
ット線路パターンペアと前記第1の入出力用マイクロス
トリップ線路パターン間にグランドパターンを設け、こ
のグランドパターンの一部を下地電極とする第1の平行
平板コンデンサを設け、前記第1のスロット線路パター
ンペアの内の細いパターンと前記第1の平行平板コンデ
ンサの上地電極と前記第1の入出力用マイクロストリッ
プ線路パターンとをエアブリッジで接続し、前記第2の
スロット線路パターンペアと前記第2の入出力用マイク
ロストリップ線路パターン間にグランドパターンを設
け、このグランドパターンの一部を下地電極とする第2
の平行平板コンデンサを設け、前記第2のスロット線路
パターンペアの内の細いパターンと前記第2の平行平板
コンデンサの上地電極と前記第2の入出力用マイクロス
トリップ線路パターンとをエアブリッジで接続したもの
である。
【0029】この発明の移相器は、リターンパターンペ
アが接地された前記第1の入出力用コプレナー線路パタ
ーンと前記第1のスロット線路パターンペア間にグラン
ドパターンを設け、このグランドパターンの一部を下地
電極とする第1の平行平板コンデンサを設け、前記第1
のスロット線路パターンペアの内の細いパターンと前記
第1の平行平板コンデンサの上地電極と前記第1の入出
力用コプレナー線路パターンの信号線路パターンとをエ
アブリッジで接続し、リターンパターンペアが接地され
た前記第2の入出力用コプレナー線路パターンと前記第
2のスロット線路パターンペア間にグランドパターンを
設け、このグランドパターンの一部を下地電極とする第
2の平行平板コンデンサを設け、前記第2のスロット線
路パターンペアの内の細いパターンと前記第2の平行平
板コンデンサの上地電極と前記第2の入出力用コプレナ
ー線路パターンの信号線路パターンとをエアブリッジで
接続したものである。
【0030】またこの発明の移相器は、前記入出力用ス
ロット線路パターンペアの一方と前記グランドパターン
を接続するバイアホールの前に直流カットのためのコン
デンサを配したものである。
【0031】
【作用】この発明は、第1の入出力用線路ペアと第2の
入出力用線路ペアとの接続経路を第1〜第4のスイッチ
で切換えるようにしたことにより、第1の入出力用線路
ペアと第2の入出力用線路ペアとの線路導体と接地導体
との関係が逆になり、伝搬する交流電圧の正負が反転し
180度移相することができる。
【0032】また、この発明は、半導体基板上の第1の
入出力用スロット線路パターンペアと第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアとの間に、前記第1、第2の入
出力用スロット線路パターンペアと平行な方向にゲート
幅を有する第1〜第4のFETを設け、前記第1の入出
力用スロット線路パターンペアと前記第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアとの接続経路を前記第1〜第4
のFETで切換えるようにしたことにより180度移相
することができる。
【0033】この発明は、前記第1〜第4のFETを前
記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対
して直交した方向に梯子状に配したことにより小型化す
ることができる。
【0034】この発明は、前記第1〜第4のFETのゲ
ート幅方向を前記第1、第2の入出力用スロット線路パ
ターンペアに対して直交する方向に配したことによりF
ETの構成に自由度を持たせることができる。
【0035】またこの発明は、ゲート幅方向を前記第
1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対して
直交する方向に配された前記第1〜第4のFETを、前
記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対
して平行な方向に梯子状に配したことにより小型化する
ことができる。
【0036】この発明は、前記第1〜第4のFETそれ
ぞれを複数の単位FETの並列接続で構成したことによ
り低損失化することができる。
【0037】またこの発明は、前記第1〜第4のスイッ
チとして第1〜第4のダイオードを用いたことにより、
より低損失化することができる。
【0038】この発明は、前記第1のFETのゲート電
極と第2のFETのゲート電極とを抵抗あるいは線路パ
ターンを介して接続し、前記第2のFETのゲート電極
と前記第4のFETのゲート電極を抵抗あるいは線路パ
ターンを介して接続したことにより小型化することがで
きる。
【0039】またこの発明は、前記第1、第2の入出力
用スロット線路パターンペアの外側に第1、第2の入出
力用コプレナー線路パターンを設けたことにより、RF
プローバを用いたオンウエハ評価が可能となる。
【0040】この発明は、前記第1、第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアの外側に第1、第2の入出力用
マイクロストリップ線路パターンを設けたことにより、
他の回路との接続性が向上する。
【0041】またこの発明は、前記第1、第2の入出力
用コプレナー線路パターンの半導体基板の裏面にグラン
ドパターンを設けそれぞれのリターンパターンペアをバ
イアホールで前記グランドパターンと接続したことによ
り、RFプローバを用いたオンウエハ評価が可能となる
と共に他の回路との接続性が向上する。
【0042】この発明は、半導体基板の裏面にグランド
パターンを設け前記第1、第2の入出力用スロット線路
パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ
線路パターンの間に一方のパターン幅が細い第1のスロ
ット線路パターンペアを配し、前記第2の入出力用スロ
ット線路パターンペアと前記第2の入出力用マイクロス
トリップ線路パターンの間に一方のパターン幅が細い第
2のスロット線路パターンペアを配したことにより、半
導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても安定し
て動作させることができる。
【0043】またこの発明は、半導体基板裏面全面にグ
ランドパターンを設け、リターンパターンペアが前記グ
ランドパターンと接続された前記第1の入出力用コプレ
ナー線路パターンと前記第1の入出力用スロット線路パ
ターンペアの間に、一方のパターン幅が細い第1のスロ
ット線路パターンペアを配し、リターンパターンペアが
前記グランドパターンと接続された前記第2の入出力用
コプレナー線路パターンと前記第2の入出力用スロット
線路パターンペアの間に、一方のパターン幅が細い第2
のスロット線路パターンペアを配したことにより、半導
体基板裏面全面にグランドパターンがあっても安定して
動作させることができると共にRFプローバを用いたオ
ンウエハ評価が可能となる。
【0044】この発明は、前記第1、第2のスロット線
路パターンペアと前記グランドパターンとで形成される
マイクロストリップ線路の総線路長を使用周波数に対し
概略1/4波長としたことにより半導体基板裏面全面に
グランドパターンがあっても更に安定して動作させるこ
とができる。
【0045】またこの発明は、前記第1の入出力用マイ
クロストリップ線路パターンと前記第1のスロット線路
パターンペアの内の細いパターンとの接続部に一端が接
地された第1のコンデンサを接続し、前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの内の細いパターンとの接続部に一
端が接地された第2のコンデンサを接続したことによ
り、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても
更に安定して動作させることができる。
【0046】この発明は、リターンパターンペアが接地
された前記第1の入出力用コプレナー線路パターンの信
号線路パターンと前記第1のスロット線路パターンペア
の内の細いパターンとの接続部に一端が接地された第1
のコンデンサを接続し、リターンパターンペアが接地さ
れた前記第2の入出力用コプレナー線路パターンの信号
線路パターンと前記第2のスロット線路パターンペアの
内の細いパターンとの接続部に一端が接地された第2の
コンデンサを接続したことにより、半導体基板裏面全面
にグランドパターンがあっても更に安定して動作させる
ことができると共に、RFプローバを用いたオンウエハ
評価が可能となる。
【0047】またこの発明は、前記第1の入出力用マイ
クロストリップ線路パターンと前記第1のスロット線路
パターンペアの接続点に、直列接続された第1のコンデ
ンサと第5のFETを並列に接続し、前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの接続点に、直列接続された第2の
コンデンサと第5のFETを並列に接続したことによ
り、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても
第5、第6のFETをオン、オフすることにより更に安
定して動作させることができる。
【0048】この発明は、前記第1の入出力用マイクロ
ストリップ線路パターンと前記第1のスロット線路パタ
ーンペアの接続点に、直列接続された第1のコンデンサ
と第5のダイオードを並列に接続し、前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの接続点に、直列接続された第2の
コンデンサと第5のダイオードを並列に接続したことに
より、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあって
も第5、第6のダイオードの容量で可変することにより
更に安定して動作させることができる。
【0049】またこの発明は、前記第1のスロット線路
パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ
線路パターン間にグランドパターンを半導体基板上面に
有する第1のマイクロストリップ線路パターンを配し、
前記第2のスロット線路パターンペアと前記第2の入出
力用マイクロストリップ線路パターン間にグランドパタ
ーンを半導体基板上面に有する第2のマイクロストリッ
プ線路パターンを配し半導体基板上面のグランドパター
ンにより半導体基板裏面のグランドパターンの影響を少
なくすることができる。
【0050】この発明は、リターンパターンペアが接地
された前記第1の入出力用コプレナー線路パターンと前
記第1のスロット線路パターンペア間にグランドパター
ンを半導体基板上面に有する第1のマイクロストリップ
線路パターンを配し、リターンパターンペアが接地され
た前記第2の入出力用コプレナー線路パターンと前記第
2のスロット線路パターンペア間にグランドパターンを
半導体基板上面に有する第2のマイクロストリップ線路
パターンを配し半導体基板上面のグランドパターンによ
り半導体基板裏面のグランドパターンの影響を少なくす
ることができると共にRFプローバによるオンウエハ評
価が可能となる。
【0051】またこの発明は、前記第1のスロット線路
パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ
線路パターン間にグランドパターンを設け、このグラン
ドパターンの一部を下地電極とする第1の平行平板コン
デンサを設け、前記第1のスロット線路パターンペアの
内の細いパターンと前記第1の平行平板コンデンサの上
地電極と前記第1の入出力用マイクロストリップ線路パ
ターンとをエアブリッジで接続し、前記第2のスロット
線路パターンペアと前記第2の入出力用マイクロストリ
ップ線路パターン間にグランドパターンを設け、このグ
ランドパターンの一部を下地電極とする第2の平行平板
コンデンサを設け、前記第2のスロット線路パターンペ
アの内の細いパターンと前記第2の平行平板コンデンサ
の上地電極と前記第2の入出力用マイクロストリップ線
路パターンとをエアブリッジで接続し、半導体基板上面
のグランドパターンにより半導体基板裏面のグランドパ
ターンの影響を少なくすることができると共にエアブリ
ッジと平行平板コンデンサにより所望の特性インピーダ
ンスのT型ローパスフィルタを構成することができる。
【0052】この発明は、リターンパターンペアが接地
された前記第1の入出力用コプレナー線路パターンと前
記第1のスロット線路パターンペア間にグランドパター
ンを設け、このグランドパターンの一部を下地電極とす
る第1の平行平板コンデンサを設け、前記第1のスロッ
ト線路パターンペアの内の細いパターンと前記第1の平
行平板コンデンサの上地電極と前記第1の入出力用コプ
レナー線路パターンの信号線路パターンとをエアブリッ
ジで接続し、リターンパターンペアが接地された前記第
2の入出力用コプレナー線路パターンと前記第2のスロ
ット線路パターンペア間にグランドパターンを設け、こ
のグランドパターンの一部を下地電極とする第2の平行
平板コンデンサを設け、前記第2のスロット線路パター
ンペアの内の細いパターンと前記第2の平行平板コンデ
ンサの上地電極と前記第2の入出力用コプレナー線路パ
ターンの信号線路パターンとをエアブリッジで接続し、
半導体基板上面のグランドパターンにより半導体基板裏
面のグランドパターンの影響を少なくすることができ、
またエアブリッジとの平行平板コンデンサにより所望の
特性インピーダンスのT型ローパスフィルタを構成でき
ると共に、更にRFプローバによるオンウエハ評価が可
能となる。
【0053】またこの発明は、前記入出力用スロット線
路パターンペアの一方と前記グランドパターンを接続す
るバイアホールの前に直流カットのためのコンデンサを
配し、前記第1〜第4のFETのドレイン電極とソース
電極に正電位の電圧を印加できるようにしたためゲート
電圧を正電位の電圧で制御することができ、また、ダイ
オードを制御する電圧を接地電位に関係なく任意の電圧
値とすることができる。
【0054】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例1を図について説明す
る。図1にこの発明による移相器の構成を示す。図にお
いて16は入出力用線路ペア、17はスイッチ、18は
線路ペア、19は交差線路ペアである。また、その他の
符号は従来の実施例と同等の構成品を示している。図
2、図3は図1に示した移相器の動作説明のための図で
ある。
【0055】図1において、第1、第2のスイッチ17
a,17bを通過状態にし、第3、第4のスイッチ17
c,17dを遮断状態にすると、第1の入出力用線路ペ
ア16aより入力したマイクロ波信号は第1のスイッチ
17a、第2のスイッチ17b及び線路ペア18を介し
て第2の入出力用線路ペア16bより出力する。この時
の電流経路を図2に示す。次に図1において第1、第2
のスイッチ17a,17bを遮断状態にし第3、第4の
スイッチ17c,17dを通過状態にすると第1の入出
力用線路ペア16aより入力したマイクロ波信号は交差
線路ペア19、第3のスイッチ17c、第4のスイッチ
17dを介して第2の入出力用線路ペア16bより出力
する。この時の電流の経路を図3に示す。図3では、図
2の場合と比較して入出力用線路ペア16を構成する線
路導体と接地導体との関係が入出力間で逆になっている
ため、交差線路ペア19の前後において伝搬する交流電
圧の正負が反転する。このことは交流信号の位相に着目
した場合、位相が反転すること、すなわち180度移相
することと等価である。このような作用は周波数とは関
係なく起こるため、第1〜第4のスイッチの通過時の透
過移相が全て等しく、かつ線路ペア18及び交差線路ペ
ア19の電気長を等しくすれば、図2の第2の入出力用
線路ペア16bに出力するマイクロ波信号と図3の第2
の入出力用線路ペア16bに出力するマイクロ波信号の
位相を周波数によらず180度移相することができる。
【0056】実施例2.この発明の実施例2を図につい
て説明する。図4にこの発明による移相器の構造例を示
す。図において2は入出力用スロット線路パターンペ
ア、10は接続線路パターン、11は接続線路パターン
10a,10bより構成される線路ペア、12は接続線
路パターン、13はエアブリッジ、14は接続線路パタ
ーン12a,12b,12c及びエアブリッジ13より
構成される交差線路ペア、15はエアブリッジである。
また、その他の符号は従来の実施例と同等の構成品を示
している。
【0057】図4に示すように第1〜第4のFET6の
ゲート幅方向は入出力用スロット線路パターンペア2と
平行方向に配置されている。更に第1の入出力用スロッ
ト線路パターンペア2aの一方は第1のFET6aのド
レイン電極3a及び第4のFET6dのソース電極5d
と接続され、第1の入出力用スロット線路パターンペア
2aの他方が第2のFET6bのドレイン電極3b及び
第3のFET6cのソース電極5cと接続されている。
また第2の入出力用スロット線路パターンペア2bの一
方は第3のFET6cのドレイン電極3cと接続され、
第2の入出力用スロット線路パターンペア2bの他方が
第4のFET6dのドレイン電極3dと接続され、第1
のFET6aのソース電極5aが第3のFET6cのド
レイン電極3cと接続され、第2のFET6bのソース
電極5bが第4のFET6dのドレイン電極3dと接続
されている。
【0058】尚、図4においてFET6のゲート電極4
にはバイアス回路9よりゲートバイアス電圧を印加して
FET6をスイッチ動作させ、その時FET6のドレイ
ン電圧、ソース電圧は直流的に同電位とするためドレイ
ン電極3、ソース電極5を通常接地して用いるがそのた
めのバイアス回路の図示は省略している。
【0059】今、ドレイン電圧、ソース電圧を直流的に
同電位例えば0Vにしたとすると、ゲート電圧を0Vと
ピンチオフ電圧に切換えることによりFET6のドレイ
ン電極3とソース電極5間はマイクロ波信号が通過、遮
断のスイッチ動作をする。従って、図4の第1のFET
6a、第2のFET6b、第3のFET6c、第4のF
ET6dは図1のスイッチ17a,17b,17c,1
7dにそれぞれ相当する。また、図4の線路ペア11は
図1の線路ペア18に、図4の交差線路ペア14は図1
の交差線路ペア19に、図4の第1の入出力用スロット
線路パターンペア2a、第2の入出力用スロット線路パ
ターンペア2bは、図1の第1の入出力用線路ペア16
a、第2の入出力用線路ペア16bにそれぞれ相当す
る。以上のように本実施例の場合も動作原理は実施例1
と同様であり、本実施例では実施例1の移相器を半導体
基板上に一体化して構成したものである。
【0060】実施例3.図5にこの発明の実施例3によ
る移相器の構造例を示す。図において20はドレインソ
ース共用電極、21はエアブリッジである。図5におい
てドレインソース共用電極20a,20bは図4におけ
る第1のFET6aのソース電極5aと第3のFET6
cのドレイン電極3cを共用化したものと、第2のFE
T6bのソース電極5bと第4のFET6dのドレイン
電極3dを共用化したものとにそれぞれ対応しかつ、第
1のFET6aのドレイン電極3aと第4のFET6d
のソース電極5dとをエアブリッジ21aで接続し、第
2のFET6bのドレイン電極3bと第3のFET6c
のソース電極5cをエアブリッジ21bで接続したもの
であり、図4に示す線路ペア11と交差線路ペア14が
省略でき、かつ第1〜第4のFET6a〜6dを入出力
用スロット線路パターンペア2に対して直交した方向に
梯子状に配置できるため図4の構造例よりも更に小型化
を図ることができる。尚、実施例3に基づく他の構造例
として図6、図7に示すものもあり、図6は図5の実施
例に対し第3のFET6cと第4のFET6dの配置を
入換えた構成としたもので、図7は図6の構成に対し第
1のFET6aと第2のFET6bの配置を入換えた構
成としたもので同様の効果を奏する。
【0061】実施例4.図8にこの発明の実施例4によ
る移相器の構造例を示す。図において22はゲート電極
接続線路パターンである。図9は図8に示した移相器の
動作説明図である。図8,9において第1のFET6a
1,6a2は第1のスイッチ17a1,17a2それぞ
れに対応し、第2のFET6b1,6b2は第2のスイ
ッチ17d1,17d2それぞれに対応し、第3のFE
T6c1,6c2は第3のスイッチ17c1,17c2
それぞれに対応し、第4のFET6d1,6d2は第4
のスイッチ17d1,17d2それぞれに対応してい
る。本発明による移相器の通過損失の殆どはドレイン電
極3とソース電極5間の通過時の直列抵抗に依存し、低
損失化するためにはこの直列抵抗を減らすことが必要で
FET6を並列接続させる直列抵抗を小さくすることが
有効な手段となる。図8は実施例3を基にそれぞれのF
ET6を単位FETの並列接続とし図9に示す等価回路
としているため実施例2,3と同一動作すると共に小型
・低損失化を図ることができる。
【0062】実施例5.図10にこの発明の実施例5に
よる移相器の構造例を示す。図10は実施例2の図4に
示す構造例において、FET6のゲート電極4を入出力
用スロット線路パターンペア2に対して直交した方向に
配したもので、実施例2と同様の効果を奏すると共に入
出力方向の幅を小さくでき小型化を図ることができる。
【0063】実施例6.図11にこの発明の実施例6に
よる移相器の構造例を示す。図において23は接続線路
パターンである。図11においてドレインソース共用電
極20a,20bは図10における第1のFET6aの
ソース電極5aと第3のFET6cのドレイン電極3c
を共用化したものと、第2のFET6bのソース電極5
bと第4のFET6dのドレイン電極3dを共用化した
ものとにそれぞれ対応しかつ、第1のFET6aのドレ
イン電極3aと第4のFET6dのソース電極5dとを
エアブリッジ21aと接続線路パターン23aとで接続
し、第2のFET6bのドレイン電極3bと第3のFE
T6cのソース電極5cをエアブリッジ21bと接続線
路パターン23bとで接続したものであり、第1〜第4
のFET6a〜6dを入出力用スロット線路パターンペ
ア2に対して平行に梯子状に配置できるため図10の構
造例よりも更に小型化を図ることができる。
【0064】実施例7.図12にこの発明の実施例7に
よる移相器の構造例を示す。図において24はエアブリ
ッジ、25はゲート電極接続パターンである。図12に
おいて第1のFET6a1,6a2は図9の第1のスイ
ッチ17a1,17a2それぞれに対応し、第2のFE
T6b1,6b2は図9の第2のスイッチ17d1,1
7d2それぞれに対応し、第3のFET6c1,6c2
は図9の第3のスイッチ17c1,17c2それぞれに
対応し、第4のFET6d1,6d2は図9の第4のス
イッチ17d1,17d2それぞれに対応している。本
発明による移相器の通過損失の殆どはドレイン電極3と
ソース電極5間の通過時の直列抵抗に依存し、低損失化
を図るためにはこの直列抵抗を減らすことが必要で、F
ET6を並列接続させ直列抵抗を小さくすることが有効
な手段となる。図12は実施例6を基にそれぞれのFE
T6を単位FETの並列接続とし、図9に示す等価回路
としているため実施例4,5と同一動作すると共に、小
型・低損失化を図ることができる。
【0065】実施例8.図13にこの発明の実施例8に
よる移相器の構造例を示す。図において26はダイオー
ドのアノード電極、27はダイオードのカソード電極、
28は前記アノード電極26、カソード電極27を有す
るダイオード(ショットキーバリアダイオード、ピンダ
イオード等)、29はバイアス用抵抗、30はバイアス
パッド、31はバイアス用抵抗29、バイアスパッド3
0よりなるバイアス回路である。
【0066】次に動作について説明する。今アノード電
極26とカソード電極27間の電圧を順方向電圧と逆方
向電圧に切換えることによりダイオード28のアノード
電極26とカソード電極27間はマイクロ波信号が通
過、遮断のスイッチ動作をする。従って、図13の第1
のダイオード31a、第2のダイオード31b、第3の
ダイオード31c、第4のダイオード31dは図1のス
イッチ17a,17b,17c,17dにそれぞれに相
当し実施例1で述べた動作原理と同様に機能し、従って
実施例1と同様の効果を奏する。
【0067】実施例9.図14にこの発明の実施例9に
よる移相器の構造例を示す。図において32はゲート電
極接続パターンである。図14は図5において第1のF
ET6aのゲート電極4aと第2のFET6bのゲート
電極4bとをゲート電極接続パターン32aで接続し、
第3のFET6cのゲート電極4cと第4のFET6d
のゲート電極4dとをゲート電極接続パターン32bで
接続したもので、第1のFET6aと第2のFET6b
が同一ゲートバイアスで動作し、第3のFET6cと第
4のFET6dが同一ゲートバイアスで動作することに
注目し、本例ではバイアス回路9aとバイアス回路9c
を省略し小型化を図ったものである。本例では図5の構
造例を基に説明したが、他に図4、図6〜図8、図10
〜図12に示す構造例に関しても適用することができ同
様の効果を奏する。
【0068】実施例10.図15にこの発明の実施例1
0による移相器の構造例を示す。図において33は、実
施例2〜9で説明した移相器(本例では実施例2の構造
例)、34はコプレナー線路用の信号線路パターン、3
5はコプレナー線路用のリターンパターンペア、36は
信号線路パターン34とリターンパターンペア35より
構成された入出力用コプレナー線路パターン、37はリ
ターンパターンペア35間を接続するためのエアブリッ
ジである。入出力用スロット線路パターンペア2の一方
を信号線路パターン34と接続し入出力用スロット線路
パターンペア2の他方をリターンパターンペア35と接
続することにより入出力の線路形式をスロット線路から
コプレナー線路に変換できるためコプレナー線路形式が
主流であるマイクロ波のオンウエハプローバを用いてオ
ンウエハ試験が可能となる。尚、入出力用コプレナー線
路パターン36と入出力用スロット線路パターンペア2
との接続法として図16に示す方法もあり同様の効果を
奏する。
【0069】実施例11.図17、18にこの発明の実
施例11による移相器の構造例を示す。図18は図17
の裏面からの斜視図である。図において38は入出力用
マイクロストリップ線路パターン、39はグランドパタ
ーン、40は半導体基板1の裏面に形成されたグランド
パターン、41はグランドパターン39とグランドパタ
ーン40を接続するためのバイアホールである。入出力
用スロット線路パターンペア2の一方を入出力用マイク
ロストリップ線路パターン38と接続し入出力用スロッ
ト線路パターンペア2の他方をグランドパターン39と
バイアホール41とを介し半導体基板裏面に形成された
グランドパターン40と接続することにより入出力の線
路形式をスロット線路からマイクロストリップ線路に変
換できるためマイクロストリップ線路形式が主流である
他のマイクロ波集積回路との相互接続が可能となる。
尚、図19,20に示すように、入出力用スロット線路
パターンペア2aに接続される入出力用マイクロストリ
ップ線路パターン38aとグランドパターン39aとを
図17,18の場合と逆に配置しても同様の効果を奏す
る。
【0070】実施例12.図21、図22にこの発明の
実施例12による移相器の構造例を示す。図22は図2
1の裏面からの斜視図である。図21、図22は図15
の構造例において入出力用コプレナー線路パターンの裏
面にグランドパターン40を設けリターンパターンペア
35とバイアホール41で接続したもので(エアブリッ
ジ37はあってもなくてもよい)、信号線路パターン3
4を入出力用マイクロストリップ線路パターン38とし
ても使用でき、実施例10,11のいずれの効果も発揮
する。尚、図23、図24に示すように、入出力用スロ
ット線路パターンペア2bに接続される信号線路パター
ン34bとリターンパターンペア35bとを図21、図
22の場合と逆に配置しても同様の効果を奏する。
【0071】実施例13.図25にこの発明の実施例1
3による移相器の構造例を示す。図において42はスロ
ット線路パターンペア、43は半導体基板1の裏面全面
に形成されたグランドパターンでグランドパターン39
とバイアホール41を介して接続されている。図25は
図17、図18に示す構造例において入出力用スロット
線路パターンペア2と入出力用マイクロストリップ線路
パターン38間にスロット線路パターンペア42を配置
接続し更に半導体基板1裏面の部分的なグランドパター
ン40を裏面全面のグランドパターン43とし、かつス
ロット線路パターンペア42のグランドパターン43と
接続されない側のパターンをグランドパターン43間と
の容量結合がないよう充分細いパターンとしたもので、
第1のスロット線路パターンペア42aから第2のスロ
ット線路パターンペア42bまではグランドパターン4
3との結合が少なくその影響を小さくできるため、半導
体基板1の裏面全体にグランドパターンを形成しても、
所望の電気特性が得られ、且つ移相器裏面全面を半田あ
るいは導電性接着剤等を用いて実装できる。尚、図1
9,20に示す構造例にも同じく適用でき同様の効果を
奏する。
【0072】実施例14.図26にこの発明の実施例1
4による移相器の構造例を示す。図26は、図21、図
22に示す構造例において入出力用スロット線路パター
ンペア2と入出力用コプレナー線路パターン36間にス
ロット線路パターンペア42を配置接続し更に半導体基
板1裏面のグランドパターン40を裏面全面のグランド
パターン43としかつスロット線路パターンペア42の
グランドパターン43と接続されない側のパターンをグ
ランドパターン43との容量結合がないよう充分細いパ
ターンとしたもので、第1のスロット線路パターンペア
42aから第2のスロット線路パターンペア42bまで
はグランドパターン43との結合が少なくその影響を小
さくすることができるため、半導体基板1の裏面全体に
グランドパターンを形成しても、所望の電気特性が得ら
れ、且つ本発明による移相器の裏面全面を半田あるいは
導電性接着剤等を用いて実装できると共に、コプレナー
線路形式が主流であるマイクロ波のオンウエハプローバ
を用いてオンウエハ試験が可能となる。尚、図23、図
24に示す構造例にも同じく適用でき同様の効果を奏す
る。
【0073】実施例15.図27、図28にこの発明に
よる移相器の実施例15の動作説明図を、図29、図3
0にそれぞれの場合の等価回路図を示す。図において4
4は図25、図26の第1、第2のFET6a,6bが
通過、第3、第4のFET6c,6dが遮断状態にある
ときに第1のスロット線路パターンペア42aと第2の
スロット線路パターンペア42bとで構成されるスロッ
ト線路、45は第1のスロット線路パターンペア42a
の細い線路パターン及びグランドパターン43により形
成されるマイクロストリップ線路と第2のスロット線路
パターンペア42bの太い線路パターン及びグランドパ
ターン43により形成されるマイクロストリップ線路と
で構成されるマイクロストリップ線路、46は第1のス
ロット線路パターンペア42aの太い線路パターン及び
グランドパターン43により形成されるマイクロストリ
ップ線路と第2のスロット線路パターンペア42bの細
い線路パターン及びグランドパターン43により形成さ
れるマイクロストリップ線路とで構成されるマイクロス
トリップ線路、47は入出力端子、48はグランド、4
9はスロット線路44に対応した線路、50はマイクロ
ストリップ線路45に対応した線路、51はマイクロス
トリップ線路46に対応した線路、52は図25,26
の第1、第2のFET6a,6bが遮断、第3、第4の
FET6c,6dが通過状態にあるときに第1のスロッ
ト線路パターンペア42aと第2のスロット線路パター
ンペア42bとで構成されるスロット線路、53は第1
のスロット線路パターンペア42aの細い線路パターン
及びグランドパターン43により形成されるマイクロス
トリップ線路と第2のスロット線路パターンペア42b
の細い線路パターンとグランドパターン43で形成され
るマイクロストリップ線路とで構成されるマイクロスト
リップ線路、54はスロット線路52に対応した線路、
55はマイクロストリップ線路53に対応した線路であ
る。尚、説明の簡単のため第1〜第4のFET6a〜6
dのそれぞれの通過時の抵抗等は省略してある。
【0074】次に動作について説明する。第1、第2の
FET6a,6bが通過、第3、第4のFET6c,6
dが遮断状態のときスロット線路パターンペア42とグ
ランドパターン43とで形成されるマイクロストリップ
線路45,46は図28に示すように一端がグランド4
8に接続された線路50,51となり、第1、第2のF
ET6a,6bが遮断、第3、第4のFET6c.6d
が通過状態のときスロット線路パターンペア42とグラ
ンドパターン43とで形成されるマイクロストリップ線
路53は図30に示すように線路54と並列な線路55
となる。スロット線路パターンペア42のうち一方は細
いパターンとなっているため線路50,51,55はそ
れぞれ高インピーダンス線路となりその影響を小さくす
ることはできるが、その電気長が短いと特に図28の状
態の時入出力端子47a,47bは共に短絡状態に近づ
くため、入出力のVSWRが著しく劣化するが使用帯域
で線路50,51を概略1/4波長とすることにより入
出力のVSWRを改善できる。
【0075】実施例16.図31にこの発明の実施例1
6による移相器の構造例を、図32にその動作説明図を
示す。図において56は平行平板コンデンサの上地電
極、57は誘電体、58は平行平板コンデンサの下地電
極、59は平行平板コンデンサ、60はコンデンサであ
る。
【0076】次に動作について説明する。第1、第2の
FET6a,6bは通過、第3、第4のFET6c,6
dが遮断状態の時スロット線路パターンペア42とグラ
ンドパターン43とで形成されるマイクロストリップ線
路は図32のグランドパターン48に接続された線路5
0,51に相当し、平行平板コンデンサ59は図32の
コンデンサ60に相当する。今、コンデンサ60aのキ
ャパシタンス値Cと線路50とグランド48により構成
されるシャントインダクタンス値Lとを所用周波数fで
並列共振となるよう、f=1/2πLCなる関係式より
求め、コンデンサ60bのキャパシタンスCと線路51
及びグランド48により構成されるシャントインダクタ
ンスLとを所用周波数fで並列共振となるよう、f=1
/2πLCなる関係式より求めることにより、線路50
と線路51によるVSWRの悪化を抑えることができ
る。尚、本実施例では平行平板コンデンサ59を用いた
場合を示したが、必要とするキャパシタンス値が少ない
場合はインターデジタルコンデンサでもよく同様の効果
を奏する。
【0077】実施例17.図33にこの発明の実施例1
7による移相器の構造例を示す。図33において平行平
板コンデンサ59a1と59a2により構成されるコン
デンサは図32のコンデンサ60aに相当し、平行平板
コンデンサ59b1,59b2により構成されるコンデ
ンサは図32のコンデンサ60bに相当し、実施例16
と同一の動作原理となり同様の効果を奏する。
【0078】実施例18.図34にこの発明の実施例1
8による移相器の構造例を、図35、図36に動作説明
図を示す。図において61は第5のFET6e、第6の
FET6fのそれぞれのドレイン電極、ソース電極間に
装荷されたインダクタパターン、62はグランドパター
ン、63はバイアホール、64は第5、第6のFET6
e,6fが遮断状態の時のドレインソース間のコンデン
サ、65はインダクタパターン61のインダクタであ
る。
【0079】次に動作について説明する。図35は第
1、第2のFET6a,6bが通過、第3、第4のFE
T6c,6dが遮断状態の時、第5、第6のFET6
e,6fを通過状態にした時の動作説明図でコンデンサ
60aのキャパシタンスを線路50とグランド48によ
り構成されるシャントインダクタンスとを所用帯域にお
いて並列共振する量に選び、コンデンサ60bのキャパ
シタンスを線路51とグランド48により構成されるシ
ャントインダクタンスとを使用帯域において並列共振す
る量に選ぶことにより、線路50と線路51によるVS
WRの悪化を抑えることができる。
【0080】図36は第1、第2のFET6a,6bが
遮断、第3、第4のFET6c,6dが通過状態の時
に、第5、第6のFET6e,6fを遮断状態にした時
の動作説明図でコンデンサ64のキャパシタンスに対し
インダクタ65のインダクタンスを所用帯域で並列共振
する量に選ぶことによりコンデンサ60は無効となるた
めコンデンサ60によるVSWRの悪化を抑えることが
できる。
【0081】実施例19.図37にこの発明の実施例1
9による移相器の構造例を、図38、図39にその動作
説明図を示す。図において66は第5、第6のダイオー
ド28e,28fのアノードカソード間のキャパシタン
スを印加バイアス電圧によって可変できるようにしたと
きの可変コンデンサである。
【0082】次に動作について説明する。図38は第
1、第2のFET6a,6bが通過、第3、第4のFE
T6c,6dが遮断の時、第5、第6のダイオード28
e,28fのアノードカソード間のキャパシタンスが最
大(例えばアノードカソード間の電圧が0V)にしたと
きの動作説明図でコンデンサ60aと可変コンデンサ6
6aとの総キャパシタンスを線路50とグランド48に
より構成されるシャントインダクタンスとを所用帯域に
おいて並列共振する量に選び、コンデンサ60bと可変
コンデンサ60bとの総キャパシタンスを線路51とグ
ランド48により構成されるシャントインダクタンスと
を所用帯域において並列共振する量に選ぶことにより、
線路50と線路51によるVSWRの悪化を抑えること
ができ、実施例18と同様の効果を奏する。
【0083】図39は第1、第2のFET6a,6bが
遮断、第3、第4のFET6c,6dが通過状態の時
に、第5、第6のダイオード28e,28fのアノード
カソード間のキャパシタンスが最小(例えばアノードカ
ソード間にブレークダウン電圧に近い逆バイアスを印
加)としたときの動作説明図で可変コンデンサ66のキ
ャパシタンスを小さくできるためコンデンサ60と可変
コンデンサ66との総キャパシタンスも小さくできるた
め、コンデンサ60によるVSWRの悪化を抑えること
ができ、実施例18と同様の効果を奏する。
【0084】実施例20.図40にこの発明の実施例2
0による移相器の構造例を、図41に図40の断面A−
A図を示す。図において67はグランドパターン、68
は誘電体、69はマイクロストリップ線路パターン、7
0はグランドパターン67、誘電体68、マイクロスト
リップ線路パターン69で形成されたマイクロストリッ
プ線路である。図40は図25に示す構造例において、
入出力用マイクロストリップ線路パターン38とスロッ
ト線路パターンペア42間にマイクロストリップ線路7
0を配置し、マイクロストリップ線路70のグランドパ
ターン67とマイクロストリップ線路パターン69を図
のように接続したものである。
【0085】一般的にはマイクロストリップ線路、コプ
レナー線路、スロット線路いずれの伝送線路の場合も、
交流信号は2つの導体(信号パターンとグランドパター
ン)間を電磁波として伝搬する。図40に示す構造例の
場合、接続する外部線路をマイクロストリップ線路とす
ると、まず入力信号はグランドパターン43と入出力用
マイクロストリップ線路パターン38とを伝送線路とし
伝搬する。次にスロット線路パターンペア42に信号が
低損失で伝搬するためには、全リターン電流はグランド
パターン43からバイアホール41を通って半導体基板
1の上側に流れていかなければならない。この時スロッ
ト線路パターンペア42の下部にはグランドパターン4
3が存在するため、スロット線路パターンペア42の信
号パターン側とグランドパターン43とでマイクロスト
リップ線路が構成されることになり、スロット線路パタ
ーンペア42の下部においてもリターン電流の一部はグ
ランドパターン43を流れる。ここで図41に示すよう
にマイクロストリップ線路パターン69とグランドパタ
ーン43の間にグランドパターン67を設けることによ
り、マイクロストリップ線路パターン69とグランドパ
ターン43との容量結合を減少させ、スロット線路パタ
ーンペア42の下部にあるグランドパターン43にリタ
ーン電流が流れることを防ぎ、第1のマイクロストリッ
プ線路70aから第2のマイクロストリップ線路70b
間のグランドパターン43による影響を更に少なくする
ことができる。
【0086】実施例21.図42にこの発明の実施例2
1による移相器の構造例を示す。図42は図26に示す
構造例において、入出力用コプレナー線路パターン36
とスロット線路パターンペア42間にマイクロストリッ
プ線路70を配置し、マイクロストリップ線路70のグ
ランドパターン67とマイクロストリップ線路パターン
69を図のように接続したもので実施例20と同様の効
果を奏する。
【0087】実施例22.図43にこの発明の実施例2
2による移相器の構造例を、図44に図43のB部の等
価回路図を示す。図において71は誘電体、72は誘電
体71の上に設けられた上地電極、73はグランドパタ
ーン67と誘電体71と上地電極72で形成された平行
平板コンデンサ、74は入出力用マイクロストリップ線
路パターン38と上地電極72とスロット線路パターン
ペア42の細い方のパターンとを接続するエアブリッ
ジ、75は平行平板コンデンサ73に相当するコンデン
サ、76はエアブリッジ74に相当するインダクタであ
る。
【0088】実施例20においては、入出力用マイクロ
ストリップ線路パターン38とスロット線路パターンペ
ア42間にマイクロストリップ線路70を配置したが誘
電体68の厚みが数1000Åと薄い場合は所定の特性
インピーダンス(例えば50Ω)を得るためにマイクロ
ストリップ線路パターン69のパターン幅も相当細くす
る必要があり実現困難となる。図43に示す構造例で
は、グランドパターン67と誘電体71と上地電極72
とで小さな平行平板コンデンサ73を形成してエアブリ
ッジ74で接続する構成(B部)としているためその部
分の等価回路は図44に示すコンデンサ75とインダク
タ76によるT型ローパスフィルタとなりコンデンサ7
5のキャパシタンスとインダクタ76のインダクタンス
により所望の特性インピーダンスを実現できると共に実
施例20と同様の効果を奏する。
【0089】実施例23.図45にこの発明の実施例2
3による移相器の構造例を示す。実施例21において
は、入出力用コプレナー線路パターン36とスロット線
路パターンペア42間にマイクロストリップ線路70を
配置したが誘電体68の厚みが数1000Åと薄い場合
は所定の特性インピーダンス(例えば50Ω)を得るた
めにマイクロストリップ線路パターン69のパターン幅
も相当細くする必要があり実現困難となる。図45に示
す構造例では、グランドパターン67と誘電体71と上
地電極72とで小さな平行平板コンデンサ73を形成し
てエアブリッジ74で接続する構成としているためその
部分の等価回路は実施例22の場合と同様に図44に示
すコンデンサ75とインダクタ76によるT型ローパス
フィルタとなりコンデンサ75のキャパシタンスとイン
ダクタ76のインダクタンスにより所望の特性インピー
ダンスを実現できると共に実施例21と同様の効果を奏
する。
【0090】実施例24.図46にこの発明の実施例2
4による移相器の構造例を示す。図において77は誘電
体、78は誘電体77の上面に設けられた上地電極、7
9はグランドパターン39と誘電体77と上地電極78
とで形成された平行平板コンデンサ、上地電極78は入
出力用スロット線路パターンペア2のいずれかに図のよ
うに接続されている。80はバイアス用抵抗、81はバ
イアスパッド、82はバイアス用抵抗80とバイアスパ
ッド81で構成されたバイアス回路である。次に動作に
ついて説明する。バイアスパッド81に正電位の電圧A
V(A>|ピンチオフ電圧|)を印加すると第1〜第4
のFET6a〜6cのドレイン電圧とソース電圧は正電
位となるため、ゲート電圧を0VとAVに切換えること
によりFETのドレイン電極3とソース電極5間はマイ
クロ波信号が遮断、通過のスイッチ動作をする。つま
り、ゲート電圧の制御を正電位で行うことができるため
例えばTTLでの制御が可能となり外部駆動回路も含め
て小型化を図ることができる。
【0091】実施例2〜24ではスイッチング素子とし
てFETあるいはダイオードを用いた場合について説明
したが、バイポーラトランジスタ、高電子移動度トラン
ジスタ(HEMT)、ヘテロジャンクションバイポーラ
トランジスタ(HBT)を始めとするトランジスタを用
い、そのスイッチング速度、耐電力性等の要求に応じて
使い分けてもよく同様の効果を奏する。
【0092】
【発明の効果】この発明の移相器は、第1の入出力用線
路ペアと第2の入出力用線路ペアとの接続経路を第1〜
第4のスイッチで切換え、入出力用線路ペアの線路導体
と接地導体との関係を反転させ180度移相を行うこと
により、移相量を設定するための線路が不要となるた
め、線路長に起因する周波数特性が小さい移相器が得ら
れるという効果がある。
【0093】またこの発明の移相器は、半導体基板上の
第1の入出力用スロット線路パターンペアと第2の入出
力用スロット線路パターンペアとの間に、前記第1、第
2の入出力用スロット線路パターンペアと平行な方向に
ゲート幅を有する第1〜第4のFETを設け、前記第1
の入出力用スロット線路パターンペアと前記第2の入出
力用スロット線路パターンペアとの接続経路を前記第1
〜第4のFETで切換えるようにしたことにより小型な
移相器が得られるという効果がある。
【0094】またこの発明の移相器は、前記第1〜第4
のFETを前記第1、第2の入出力用スロット線路パタ
ーンペアに対して直交した方向に梯子状に配したことに
より、小型化できるという効果がある。
【0095】またこの発明の移相器は、前記第1〜第4
のFETのゲート幅方向を前記第1、第2の入出力用ス
ロット線路パターンペアに対して直交する方向に配した
ことによりFETの構成に自由度がもてるという効果が
ある。
【0096】この発明の移相器は、ゲート幅方向を前記
第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対し
て直交する方向に配された前記第1〜第4のFETを、
前記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに
対して平行な方向に梯子状に配したことにより小型化で
きるという効果がある。
【0097】またこの発明の移相器は、前記第1〜第4
のFETそれぞれを複数の単位FETの並列接続で構成
したことにより低損失化できるという効果がある。
【0098】この発明の移相器は、前記第1〜第4のF
ETの代わりに第1〜第4のダイオードを用いたことに
より、設計の自由度が増すと共により低損失化できると
いう効果がある。
【0099】またこの発明の移相器は、前記第1のFE
Tのゲート電極と第2のFETのゲート電極とを抵抗あ
るいは線路パターンを介して接続し、前記第2のFET
のゲート電極と前記第4のFETのゲート電極を抵抗あ
るいは線路パターンを介して接続したことにより小型化
できるという効果がある。
【0100】この発明の移相器は、前記第1、第2の入
出力用スロット線路パターンペアの外側に第1、第2の
入出力用コプレナー線路パターンを設けたことにより、
マイクロ波のオンウエハプローバを用いたオンウエハ評
価ができるという効果がある。
【0101】またこの発明の移相器は、前記第1、第2
の入出力用スロット線路パターンペアの外側に第1、第
2の入出力用マイクロストリップ線路パターンを設けた
ことにより、他デバイスとの接続性が向上するという効
果がある。
【0102】この発明の移相器は、前記第1、第2の入
出力用コプレナー線路パターンの半導体基板の裏面にグ
ランドパターンを設けそれぞれのリターンパターンペア
をバイアホールで前記グランドパターンと接続したこと
により、マイクロ波のオンウエハプローバを用いたオン
ウエハ評価が可能となると共に他の回路との接続性が向
上するという効果がある。
【0103】またこの発明の移相器は、半導体基板の裏
面にグランドパターンを設け前記第1、第2の入出力用
スロット線路パターンペアと前記第1の入出力用マイク
ロストリップ線路パターンの間に一方のパターン幅が細
い第1のスロット線路パターンペアを配し、前記第2の
入出力用スロット線路パターンペアと前記第2の入出力
用マイクロストリップ線路パターンの間に一方のパター
ン幅が細い第2のスロット線路パターンペアを配したこ
とにより、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあ
っても安定して動作させることができるという効果があ
る。
【0104】この発明の移相器は、半導体基板裏面全面
にグランドパターンを設け、リターンパターンペアが前
記グランドパターンと接続された前記第1の入出力用コ
プレナー線路パターンと前記第1の入出力用スロット線
路パターンペアの間に一方のパターン幅が細い第1のス
ロット線路パターンペアを配し、リターンパターンペア
が前記グランドパターンと接続された前記第2の入出力
用コプレナー線路パターンと前記第2の入出力用スロッ
ト線路パターンペアの間に一方のパターン幅が細い第2
のスロット線路パターンペアを配したことにより、半導
体基板裏面全面にグランドパターンがあっても安定した
動作させることができると共にマイクロ波のオンウエハ
プローバを用いたオンウエハ評価ができるという効果が
ある。
【0105】またこの発明の移相器は、前記第1、第2
の入出力用スロット線路パターンペアと前記グランドパ
ターンとで形成されるマイクロストリップ線路の総線路
長を使用周波数に対し概略1/4波長としたことによ
り、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあっても
更に安定して動作させることができるという効果があ
る。
【0106】この発明の移相器は、前記第1の入出力用
マイクロストリップ線路パターンと前記第1のスロット
線路パターンペアの内の細いパターンとの接続部に一端
が接地された第1のコンデンサを接続し、前記第2の入
出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のス
ロット線路パターンペアの内の細いパターンとの接続部
に一端が接地された第2のコンデンサを接続したことに
より、半導体基板裏面全面にグランドパターンがあって
も更に安定して動作させることができるという効果があ
る。
【0107】またこの発明の移相器は、リターンパター
ンペアが接地された前記第1の入出力用コプレナー線路
パターンの信号線路パターンと前記第1のスロット線路
パターンペアの内の細いパターンとの接続部に一端が接
地された第1のコンデンサを接続し、リターンパターン
ペアが接地された前記第2の入出力用コプレナー線路パ
ターンの信号線路パターンと前記第2のスロット線路パ
ターンペアの内の細いパターンとの接続部に一端が接地
された第2のコンデンサを接続したことにより、半導体
基板裏面全面にグランドパターンがあっても更に安定し
て動作させることができると共に、マイクロ波のオンウ
エハプローバを用いたオンウエハ評価ができるという効
果がある。
【0108】この発明の移相器は、前記第1の入出力用
マイクロストリップ線路パターンと前記第1のスロット
線路パターンペアの接続点に、第1のコンデンサを介し
て第5のFETを接続し、前記第2の入出力用マイクロ
ストリップ線路パターンと前記第2のスロット線路パタ
ーンペアの接続点に、第2のコンデンサを介して第6の
FETを接続したことにより、半導体基板裏面全面にグ
ランドパターンがあっても第5、第6のFETをオンオ
フすることにより更に安定して動作させることができる
という効果がある。
【0109】またこの発明の移相器は、前記第1の入出
力用マイクロストリップ線路パターンと前記第1のスロ
ット線路パターンペアの接続点に、第1のコンデンサを
介して第5のダイオードを接続し、前記第2の入出力用
マイクロストリップ線路パターンと前記第2のスロット
線路パターンペアの接続点に、第2のコンデンサを介し
て第6のダイオードを接続したことにより、半導体基板
裏面全面にグランドパターンがあっても第5、第6のダ
イオードの容量を可変することにより更に安定して動作
させることができるという効果がある。
【0110】この発明の移相器は、前記第1のスロット
線路パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリ
ップ線路パターン間にグランドパターンを半導体基板上
面に有する第1のマイクロストリップ線路パターンを配
し、前記第2のスロット線路パターンペアと前記第2の
入出力用マイクロストリップ線路パターン間にグランド
パターンを半導体基板上面に有する第2のマイクロスト
リップ線路パターンを配し、半導体基板上面のグランド
パターンにより半導体基板裏面のグランドパターンの影
響を少なくすることができるという効果がある。
【0111】またこの発明の移相器は、リターンパター
ンペアが接地された前記第1の入出力用コプレナー線路
パターンと前記第1のスロット線路パターンペア間にグ
ランドパターンを半導体基板上面に有する第1のマイク
ロストリップ線路パターンを配し、リターンパターンペ
アが接地された前記第2の入出力用コプレナー線路パタ
ーンと前記第2のスロット線路パターンペア間にグラン
ドパターンを半導体基板上面に有する第2のマイクロス
トリップ線路パターンを配し、半導体基板上面のグラン
ドパターンにより半導体基板裏面のグランドパターンの
影響を少なくすることができると共にマイクロ波のオン
ウエハプローバによるオンウエハ評価ができるという効
果がある。
【0112】この発明の移相器は、前記第1のスロット
線路パターンペアと前記第1の入出力用マイクロストリ
ップ線路パターン間にグランドパターンを設け、このグ
ランドパターンの一部を下地電極とする第1の平行平板
コンデンサを設け、前記第1のスロット線路パターンペ
アの内の細いパターンと前記第1の平行平板コンデンサ
の上地電極と前記第1の入出力用マイクロストリップ線
路パターンとをエアブリッジで接続し、前記第2のスロ
ット線路パターンペアと前記第2の入出力用マイクロス
トリップ線路パターン間にグランドパターンを設け、こ
のグランドパターンの一部を下地電極とする第2の平行
平板コンデンサを設け、前記第2のスロット線路パター
ンペアの内の細いパターンと前記第2の平行平板コンデ
ンサの上地電極と前記第2の入出力用マイクロストリッ
プ線路パターンとをエアブリッジで接続し、半導体基板
上面のグランドパターンにより半導体基板裏面のグラン
ドパターンの影響を少なくすることができると共にエア
ブリッジと平行平板コンデンサにより所望の特性インピ
ーダンスのT型ローパスフィルタを構成することができ
るという効果がある。
【0113】またこの発明の移相器は、リターンパター
ンペアが接地された前記第1の入出力用コプレナー線路
パターンと前記第1のスロット線路パターンペア間にグ
ランドパターンを設け、このグランドパターンの一部を
下地電極とする第1の平行平板コンデンサを設け、前記
第1のスロット線路パターンペアの内の細いパターンと
前記第1の平行平板コンデンサの上地電極と前記第1の
入出力用コプレナー線路パターンの信号線路パターンと
をエアブリッジで接続し、リターンパターンペアが接地
された前記第2の入出力用コプレナー線路パターンと前
記第2のスロット線路パターンペア間にグランドパター
ンを設け、このグランドパターンの一部を下地電極とす
る第2の平行平板コンデンサを設け、前記第2のスロッ
ト線路パターンペアの内の細いパターンと前記第2の平
行平板コンデンサの上地電極と前記第2の入出力用コプ
レナー線路パターンの信号線路パターンとをエアブリッ
ジで接続し、半導体基板上面のグランドパターンにより
半導体基板裏面のグランドパターンの影響を少なくする
ことができ、またエアブリッジと平行平板コンデンサに
より所望の特性インピーダンスのT型ローパスフィルタ
を構成できると共に、更にマイクロ波のオンウエハプロ
ーバによるオンウエハ評価ができるという効果がある。
【0114】この発明の移相器は、前記入出力用スロッ
ト線路パターンペアの一方と前記グランドパターンを接
続するバイアホールの前に直流カットのためのコンデン
サを配し、前記第1〜第4のFETのドレイン電極とソ
ース電極に正電位の電圧を印加できるようにしたため、
ゲート電圧を正電位の電圧で制御でき、また、ダイオー
ドを制御する電圧を接地電位に関係なく任意の電圧値と
することもでき、外部制御回路も含めて小型化できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による移相器の構成図であ
る。
【図2】この発明の実施例1の動作説明図である。
【図3】この発明の実施例1の動作説明図である。
【図4】この発明の実施例2による移相器の構造図であ
る。
【図5】この発明の実施例3による移相器の構造図であ
る。
【図6】この発明の実施例3による移相器の他の構造図
である。
【図7】この発明の実施例3による移相器の他の構造図
である。
【図8】この発明の実施例4による移相器の構造図であ
る。
【図9】この発明の実施例4の動作説明図である。
【図10】この発明の実施例5による移相器の構造図で
ある。
【図11】この発明の実施例6による移相器の構造図で
ある。
【図12】この発明の実施例7による移相器の構造図で
ある。
【図13】この発明の実施例8による移相器の構造図で
ある。
【図14】この発明の実施例9による移相器の構造図で
ある。
【図15】この発明の実施例10による移相器の構造図
である。
【図16】この発明の実施例10による移相器の他の構
造図である。
【図17】この発明の実施例11による移相器の構造図
である。
【図18】この発明の実施例11による移相器の構造図
である。
【図19】この発明の実施例11による移相器の他の構
造図である。
【図20】この発明の実施例11による移相器の他の構
造図である。
【図21】この発明の実施例12による移相器の構造図
である。
【図22】この発明の実施例12による移相器の構造図
である。
【図23】この発明の実施例12による移相器の他の構
造図である。
【図24】この発明の実施例12による移相器の他の構
造図である。
【図25】この発明の実施例13による移相器の構造図
である。
【図26】この発明の実施例14による移相器の構造図
である。
【図27】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図28】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図29】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図30】この発明の実施例15による移相器の動作説
明図である。
【図31】この発明の実施例16による移相器の構造図
である。
【図32】この発明の実施例16の動作説明図である。
【図33】この発明の実施例17による移相器の構造図
である。
【図34】この発明の実施例18による移相器の構造図
である。
【図35】この発明の実施例18の動作説明図である。
【図36】この発明の実施例18の動作説明図である。
【図37】この発明の実施例19による移相器の構造図
である。
【図38】この発明の実施例19の動作説明図である。
【図39】この発明の実施例19の動作説明図である。
【図40】この発明の実施例20による移相器の構造図
である。
【図41】図40の断面AA図である。
【図42】この発明の実施例21による移相器の構造図
である。
【図43】この発明の実施例22による移相器の構造図
である。
【図44】図43のB部を示す等価回路図である。
【図45】この発明の実施例23による移相器の構造図
である。
【図46】この発明の実施例24による移相器の構造図
である。
【図47】従来の線路切換え形の移相器の構造図であ
る。
【図48】従来の線路切換え形の移相器の動作説明図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 入出力用スロット線路パターンペア 3 ドレイン電極 4 ゲート電極 5 ソース電極 6 FET 7 バイアス用抵抗 8 バイアス用パッド 9 バイアス回路 10 接続線路パターン 11 線路ペア 12 接続線路パターン 13 エアブリッジ 14 交差線路ペア 15 エアブリッジ 16 入出力用線路ペア 17 スイッチ 18 線路ペア 19 交差線路ペア 20 ドレインソース共用電極 21 エアブリッジ 22 ゲート電極接続線路パターン 23 接続線路パターン 24 エアブリッジ 25 ゲート電極接続パターン 26 アノード電極 27 カソード電極 28 ダイオード 29 バイアス用抵抗 30 バイアスパッド 31 バイアス回路 32 ゲート電極接続パターン 33 移相器 34 信号線路パターン 35 リターンパターンペア 36 入出力用コプレナー線路パターン 37 エアブリッジ 38 入出力用マイクロストリップ線路パターン 39 グランドパターン 40 グランドパターン 41 バイアホール 42 スロット線路パターンペア 43 グランドパターン 44 スロット線路 45 マイクロストリップ線路 46 マイクロストリップ線路 47 入出力端子 48 グランド 49 線路 50 線路 51 線路 52 スロット線路 53 マイクロストリップ線路 54 線路 55 線路 56 平行平板コンデンサの上地電極 57 誘電体 58 平行平板コンデンサの下地電極 59 平行平板コンデンサ 60 コンデンサ 61 インダクタパターン 62 グランドパターン 63 バイアホール 64 コンデンサ 65 インダクタ 66 可変コンデンサ 67 グランドパターン 68 誘電体 69 マイクロストリップ線路パターン 70 マイクロストリップ線路 71 誘電体 72 上地電極 73 平行平板コンデンサ 74 エアブリッジ 75 コンデンサ 76 インダクタ 77 誘電体 78 上地電極 79 平行平板コンデンサ 80 バイアス用抵抗 81 バイアスパッド 82 バイアス回路 83 入出力用マイクロストリップ線路パターンペア 84 基準位相用マイクロストリップ線路パターン 85 設定位相用マイクロストリップ線路パターン 86 グランドパターン 87 SPDTスイッチ 88 基準位相線路ペア 89 設定位相線路ペア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 浩一 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入出力用線路ペアと、第1〜第4
    のスイッチと、第2の入出力用線路ペアとを具備し、前
    記第1の入出力用線路ペアの一方が前記第1のスイッチ
    の一端及び前記第4のスイッチの一端に接続され、前記
    第1の入出力用線路ペアの他方が前記第2のスイッチの
    一端及び前記第3のスイッチの一端に接続され、前記第
    2の入出力用線路ペアの一方が前記第1のスイッチの他
    端及び前記第3のスイッチの他端に接続され、前記第2
    の入出力用線路ペアの他方が前記第2のスイッチの他端
    及び前記第4のスイッチの他端に接続されていることを
    特徴とする移相器。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    された第1の入出力用スロット線路パターンペアと、前
    記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同一直線
    上にある第2の入出力用スロット線路パターンペアと、
    前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペアと平
    行方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETとを具備
    し、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアの一
    方が前記第1のFETのドレイン電極及び前記第4のF
    ETのソース電極と接続され、前記第1の入出力用スロ
    ット線路パターンペアの他方が前記第2のFETのドレ
    イン電極及び前記第3のFETのソース電極と接続さ
    れ、前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの一
    方が前記第3のFETのドレイン電極と接続され、前記
    第2の入出力用スロット線路パターンペアの他方が前記
    第4のFETのドレイン電極と接続され、前記第1のF
    ETのソース電極が前記第3のFETのドレイン電極と
    接続され、前記第1のFETのソース電極が前記第4の
    FETのドレイン電極と接続されてなることを特徴とす
    る移相器。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    された第1の入出力用スロット線路パターンペアと、前
    記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同一直線
    上にある第2の入出力用スロット線路パターンペアと、
    前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペアと平
    行方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETとを具備
    し、前記第1のFETのソース電極と前記第3のFET
    のドレイン電極を共用化して前記第2の入出力用スロッ
    ト線路パターンペアの一方と接続し、更に前記第2のF
    ETのソース電極と前記第4のFETのドレイン電極を
    共用化して前記第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アの他方と接続し、前記第1の入出力用スロット線路パ
    ターンペアの一方を前記第1のFETのドレイン電極と
    接続し、前記第1の入出力用スロット線路パターンペア
    の他方を前記第2のFETのドレイン電極と接続し、前
    記第1のFETのドレイン電極と前記第4のFETのソ
    ース電極とをエアブリッジ等の手段で接続し、前記第3
    のFETのソース電極と前記第2のFETのドレイン電
    極とをエアブリッジ等の手段で接続し、前記第1〜第4
    のFETを前記第1、第2の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアに対して直交した方向に梯子状に配したことを
    特徴とする移相器。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    された第1の入出力用スロット線路パターンペアと、前
    記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同一直線
    上にある第2の入出力用スロット線路パターンペアと、
    前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペアと直
    交方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETとを具備
    し、前記第1の入出力用スロット線路パターンペアの一
    方が前記第1のFETのドレイン電極及び前記第4のF
    ETのソース電極と接続され、前記第1の入出力用スロ
    ット線路パターンペアの他方が前記第2のFETのドレ
    イン電極及び前記第3のFETのソース電極と接続さ
    れ、前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの一
    方が前記第3のFETのドレイン電極と接続され、前記
    第2の入出力用スロット線路パターンペアの他方が前記
    第4のFETのドレイン電極と接続され、前記第1のF
    ETのソース電極が前記第3のFETのドレイン電極と
    接続され、前記第2のFETのソース電極が前記第4の
    FETのドレイン電極と接続されてなることを特徴とす
    る移相器。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    された第1の入出力用スロット線路パターンペアと、前
    記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同一直線
    上にある第2の入出力用スロット線路パターンペアと、
    前記第1,2の入出力用スロット線路パターンペアと直
    交方向にゲート幅を有する第1〜第4のFETとを具備
    し、前記第1のFETのソース電極と前記第3のFET
    のドレイン電極を共用化して前記第2の入出力用スロッ
    ト線路パターンペアの一方と接続し、更に前記第2のF
    ETのソース電極と前記第4のFETのドレイン電極を
    共用化して前記第2の入出力用スロット線路パターンペ
    アの他方と接続し、前記第1の入出力用スロット線路パ
    ターンペアの一方を前記第1のFETのドレイン電極と
    接続し、前記第1の入出力用スロット線路パターンペア
    の他方を前記第2のFETのドレイン電極と接続し、前
    記第1のFETのドレイン電極と前記第4のFETのソ
    ース電極とをエアブリッジ等で接続し、前記第3のFE
    Tのソース電極と前記第2のFETのドレイン電極とを
    エアブリッジ等で接続し、前記第1〜第4のFETを前
    記第1、第2の入出力用スロット線路パターンペアに対
    して平行な方向に梯子状に配したことを特徴とする移相
    器。
  6. 【請求項6】 前記第1〜第4のFETそれぞれが複数
    の単位FETの並列接続で構成されることを特徴とする
    請求項2〜5いずれか記載の移相器。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    された第1の入出力用スロット線路パターンペアと、前
    記第1の入出力用スロット線路パターンペアと同一直線
    上にある第2の入出力用スロット線路パターンペアと、
    前記第1〜第4のダイオードとを具備し、前記第1の入
    出力用スロット線路パターンペアの一方が前記第1のダ
    イオードのカソード電極及び前記第4のダイオードのア
    ノード電極と接続され、前記第1の入出力用スロット線
    路パターンペアの他方が前記第2のダイオードのカソー
    ド電極及び前記第3のダイオードのアノード電極と接続
    され、前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの
    一方が前記第3のダイオードのカソード電極と接続さ
    れ、前記第2の入出力用スロット線路パターンペアの他
    方が前記第4のダイオードのカソード電極と接続され、
    前記第1のダイオードのアノード電極が前記第3のダイ
    オードのカソード電極と接続され、前記第2のダイオー
    ドのアノード電極が前記第4のダイオードのカソード電
    極と接続されてなることを特徴とする移相器。
  8. 【請求項8】 前記第1のFETのゲート電極と前記第
    2のFETのゲート電極とを抵抗あるいは線路パターン
    を介して接続し、前記第3のFETのゲート電極と前記
    第4のFETのゲート電極とを抵抗あるいは線路パター
    ンを介して接続し、前記第1、第2のFETと前記第
    3、第4のFETをそれぞれ同一印加電圧で駆動したこ
    とを特徴とする請求項2〜6いずれか記載の移相器。
  9. 【請求項9】 前記第1の入出力用スロット線路パター
    ンペアの外側に形成され、そのリターンパターンペアが
    エアブリッジ等で接続された第1の入出力用コプレナー
    線路パターンと、前記第2の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアの外側に形成され、そのリターンパターンペア
    がエアブリッジ等で接続された第2の入出力用コプレナ
    ー線路パターンとを備え、前記第1の入出力用コプレナ
    ー線路パターンのリターンパターンペアの一方が前記第
    1の入出力用スロット線路パターンペアの一方と接続さ
    れ、前記第1の入出力用コプレナー線路パターンの信号
    線路パターンが前記第1のスロット線路パターンペアの
    他方と接続され、前記第2の入出力用コプレナー線路パ
    ターンのリターンパターンペアの一方が前記第2の入出
    力用スロット線路パターンペアの一方と接続され、前記
    第2の入出力用コプレナー線路パターンの信号線路パタ
    ーンが前記第2のスロット線路パターンペアの他方と接
    続されてなることを特徴とする請求項2〜8いずれかに
    記載の移相器。
  10. 【請求項10】 前記第1の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアの外側に形成され、前記半導体基板の裏面にグ
    ランドパターンを有する第1の入出力用マイクロストリ
    ップ線路パターンと前記第2の入出力用スロット線路パ
    ターンペアの外側に形成され、前記半導体基板の裏面に
    グランドパターンを有する第2の入出力用マイクロスト
    リップ線路パターンとを備え、前記第1の入出力用スロ
    ット線路パターンペアの一方が前記第1の入出力用マイ
    クロストリップ線路パターンと接続され、前記第1の入
    出力用スロット線路パターンペアの他方が前記半導体基
    板裏面に形成された前記第1の入出力用マイクロストリ
    ップ線路パターン用グランドパターンとバイアホール等
    で接続され、前記第2の入出力用スロット線路パターン
    ペアの一方が前記第2の入出力用マイクロストリップ線
    路パターンと接続され、前記第2の入出力用スロット線
    路パターンペアの他方が前記半導体基板裏面に形成され
    た前記第2の入出力用マイクロストリップ線路パターン
    用グランドパターンとバイアホール等で接続されてなる
    ことを特徴とする請求項2〜8いずれか記載の移相器。
  11. 【請求項11】 前記第1の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアの外側に形成された第1の入出力用コプレナー
    線路パターンと、この第1の入出力用コプレナー線路パ
    ターンの裏面に形成され前記第1の入出力用コプレナー
    線路パターンのリターンパターンペアとバイアホール等
    で接続されたグランドパターンと、前記第2の入出力用
    スロット線路パターンペアの外側に形成された第2の入
    出力用コプレナー線路パターンパターンと、この第2の
    入出力用コプレナー線路パターンパターンの裏面に形成
    され前記第2の入出力用コプレナー線路パターンのリタ
    ーンパターンペアとバイアホール等で接続されたグラン
    ドパターンとを備え、前記第1の入出力用コプレナー線
    路パターンのリターンパターンペアの一方が前記第1の
    入出力用スロット線路パターンペアの一方と接続され、
    前記第1の入出力用コプレナー線路パターンパターンの
    信号線路パターンが前記第1の入出力用スロット線路パ
    ターンペアの他方と接続され、前記第2の入出力用コプ
    レナー線路パターンのリターンパターンペアの一方が前
    記第2の入出力用スロット線路パターンペアの一方と接
    続され、前記第2の入出力用コプレナー線路パターンの
    信号線路パターンが前記第2のスロット線路パターンペ
    アの他方と接続されてなることを特徴とする請求項2〜
    8いずれか記載の移相器。
  12. 【請求項12】 前記第1の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアと前記第1の入出力用マイクロストリップ線路
    パターンの間に形成された第1のスロット線路パターン
    ペアと前記第2の入出力用スロット線路パターンペアと
    前記第2の入出力用マイクロストリップ線路パターンの
    間に形成された第2のスロット線路パターンペアと前記
    半導体基板の裏面全面に形成されたグランドパターンと
    を備え、前記第1のスロット線路パターンペアの一方の
    一端が前記第1の入出力用スロット線路パターンペアの
    一方と接続され、前記第1のスロット線路パターンペア
    の一方の他の一端が前記第1の入出力用マイクロストリ
    ップ線路パターンと接続され、前記第1のスロット線路
    パターンペアの他方の一端が前記第1の入出力用スロッ
    ト線路パターンペアの他方と接続され、前記第1のスロ
    ット線路パターンペアの他方の一端がバイアホール等で
    前記グランドパターンと接続され、前記第1のスロット
    線路パターンペアの特性インピーダンスが、前記第1の
    スロット線路パターンペアの一方のパターンと前記グラ
    ンドパターンとで構成されるマイクロストリップ線路の
    特性インピーダンスより小さくなるように前記第1のス
    ロット線路パターンペアの一方のパターン幅を細いパタ
    ーンとし、前記第2のスロット線路パターンペアの一方
    の一端が前記第2の入出力用スロット線路パターンペア
    の一方と接続され、前記第2のスロット線路パターンペ
    アの一方の他の一端が前記第2の入出力用マイクロスト
    リップ線路パターンと接続され、前記第2のスロット線
    路パターンペアの他方の一端が前記第2の入出力用スロ
    ット線路パターンの他方と接続され、前記第2のスロッ
    ト線路パターンペアの他方の他の一端がバイアホール等
    で前記グランドパターンと接続され、前記第2のスロッ
    ト線路パターンペアの特性インピーダンスが、前記第2
    のスロット線路パターンペアの一方のパターンと前記グ
    ランドパターンとで構成されるマイクロストリップ線路
    の特性インピーダンスより小さくなるように前記第2の
    スロット線路パターンペアの一方のパターン幅を細いパ
    ターンとしたことを特徴とする請求項10記載の移相
    器。
  13. 【請求項13】 前記第1の入出力用スロット線路パタ
    ーンペアと、前記第1の入出力用コプレナー線路パター
    ン間に形成された前記第1のスロット線路パターンペア
    と、前記第2の入出力用スロット線路パターンペアと前
    記第2の入出力用コプレナー線路パターン間に形成され
    た前記第2のスロット線路パターンペアと、前記半導体
    基板の裏面全面に形成されたグランドパターンとを備
    え、前記第1のスロット線路パターンペアの一方の一端
    が前記第1の入出力用スロット線路パターンペアの一方
    と接続され、前記第1のスロット線路パターンの一方の
    他の一端が前記第1の入出力用スロット線路パターンペ
    アの信号線路パターンと接続され、前記第1のスロット
    線路パターンペアの他方の一端が前記第1の入出力用ス
    ロット線路パターンペアの他方と接続され、前記第1の
    スロット線路パターンペアの他方の一端が前記第1の入
    出力用コプレナー線路パターンのリターンパターンペア
    の一方と接続され、前記第1のスロット線路パターンペ
    アの特性インピーダンスが、前記第1のスロット線路パ
    ターンペアの一方のパターンと前記グランドパターンと
    で構成されるマイクロストリップ線路の特性インピーダ
    ンスより小さくなるように前記第1のスロット線路パタ
    ーンペアの一方のパターン幅を細いパターンとし、前記
    第2のスロット線路パターンペアの一方の一端が前記第
    2の入出力用スロット線路パターンペアの一方と接続さ
    れ、前記第2のスロット線路パターンペアの一方の他の
    一端が前記第2の入出力用コプレナー線路パターンの信
    号線路パターンと接続され、前記第2のスロット線路パ
    ターンペアの他方の一端が前記第2の入出力用スロット
    線路パターンペアの他方と接続され、前記第2のスロッ
    ト線路パターンペアの他方の他の一端が前記第2の入出
    力用コプレナー線路パターンのリターンパターンペアの
    一方と接続され、前記第2のスロット線路パターンペア
    の特性インピーダンスが、前記第2のスロット線路パタ
    ーンペアの一方のパターンと前記グランドパターンとで
    構成されるマイクロストリップ線路の特性インピーダン
    スより小さくなるように前記第2のスロット線路パター
    ンペアの一方のパターン幅を細いパターンとしたことを
    特徴とする請求項11記載の移相器。
  14. 【請求項14】 前記第1のスロット線路パターンペア
    と前記グランドパターンとで形成するマイクロストリッ
    プ線路と、前記第2のスロット線路パターンペアと前記
    グランドパターンとで形成するマイクロストリップ線路
    の総線路長が使用周波数に対し概略1/4波長となるよ
    うにしたことを特徴とする請求項12または13記載の
    移相器。
  15. 【請求項15】 前記第1の入出力用マイクロストリッ
    プ線路パターンと前記第1のスロット線路パターンペア
    の接続点に、バイアホール等で前記グランドパターンに
    一端が接地された第1のコンデンサを接続し、前記第2
    の入出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2
    のスロット線路パターンペアの接続点に、バイアホール
    等で前記グランドパターンに一端が接地された第2のコ
    ンデンサを接続してなることを特徴とする請求項12記
    載の移相器。
  16. 【請求項16】 前記入出力用コプレナー線路の信号線
    路パターンと前記第1のスロット線路パターンペアの接
    続点に、バイアホール等で一端が前記グランドパターン
    に接地された第1のコンデンサを接続し、前記第2の入
    出力用コプレナー線路の信号線路パターンと前記第2の
    スロット線路パターンペアの接続点に、バイアホール等
    で一端が前記グランドパターンに接地された第2のコン
    デンサを接続してなることを特徴とする請求項13記載
    の移相器。
  17. 【請求項17】 前記第1の入出力用マイクロストリッ
    プ線路パターンと前記第1のスロット線路パターンペア
    の接続点に第1のコンデンサを接続し、この第1のコン
    デンサに第5のFETのドレイン電極を接続し、この第
    5のFETのソース電極をバイアホール等で前記グラン
    ドパターンと接続しかつ前記第5のFETのドレイン電
    極とソース電極間にインダクタを装荷し、前記第2の入
    出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2のス
    ロット線路パターンペアの接続点に第2のコンデンサを
    接続し、この第2のコンデンサに第6のFETのドレイ
    ン電極を接続し、前記第6のFETのソース電極をバイ
    アホール等で前記グランドパターンと接続しかつ前記第
    6のFETのドレイン電極とソース電極間にインダクタ
    を装荷したことを特徴とする請求項12記載の移相器。
  18. 【請求項18】 前記第1の入出力用マイクロストリッ
    プ線路パターンと前記第1のスロット線路パターンペア
    の接続点に第1のコンデンサを接続し、この第1のコン
    デンサに第5のダイオードのアノード電極を接続し、前
    記第5のダイオードのカソード電極をバイアホール等で
    前記グランドパターンと接続し、前記第2の入出力用マ
    イクロストリップ線路パターンと前記第2のスロット線
    路パターンペアの接続点に第2のコンデンサを接続し、
    この第2のコンデンサに第6のダイオードのアノード電
    極を接続し、前記第6のダイオードのカソード電極をバ
    イアホール等で前記グランドパターンとを接続したこと
    を特徴とする請求項12記載の移相器。
  19. 【請求項19】 前記第1のスロット線路パターンペア
    と前記第1の入出力用マイクロストリップ線路パターン
    間に形成されかつ前記半導体基板上面に形成された第1
    のグランドパターンと、前記第1のグランドパターン上
    に第1の誘電体を設け、前記第1の誘電体上に形成され
    た第1のマイクロストリップ線路パターンとからなるマ
    イクロストリップ線路と、前記第2のスロット線路パタ
    ーンペアと前記第2の入出力用マイクロストリップ線路
    パターン間に形成されかつ前記半導体基板上面に形成さ
    れた第2のグランドパターンと前記第2のグランドパタ
    ーン上に第2の誘電体を設け前記第2の誘電体上に形成
    された第2のマイクロストリップ線路パターンとからな
    るマイクロストリップ線路とを備え、前記第1のマイク
    ロストリップ線路パターンの一端が前記第1の入出力用
    マイクロストリップ線路パターンと接続され、前記第1
    のマイクロストリップ線路パターンの他端が前記第1の
    スロット線路パターンペアの内の細いパターンと接続さ
    れ、前記第1のグランドパターンの一端が前記第1のス
    ロット線路パターンペアの他方と接続され、前記第1の
    グランドパターンの他端が前記半導体基板裏面に形成さ
    れたグランドパターンとバイアホール等で接続され、前
    記第2のマイクロストリップ線路パターンの一端が前記
    第2の入出力用マイクロストリップ線路パターンと接続
    され、前記第2のマイクロストリップ線路パターンの他
    端が前記第2のスロット線路パターンペアの内の細いパ
    ターンと接続され、前記第2のグランドパターンの一端
    が前記第2のスロット線路パターンペアの他方と接続さ
    れ、前記第2のグランドパターンの他端が前記半導体基
    板裏面に形成されたグランドパターンとバイアホール等
    で接続されてなることを特徴とする請求項12記載の移
    相器。
  20. 【請求項20】 前記第1のスロット線路パターンペア
    と前記第1の入出力用コプレナー線路パターン間に形成
    され、かつ前記半導体基板上面に形成された第1のグラ
    ンドパターンと前記第1のグランドパターン上に第1の
    誘電体を設け、前記第1の誘電体上に形成された第1の
    マイクロストリップ線路パターンとからなるマイクロス
    トリップ線路と、前記第2のスロット線路パターンペア
    と前記第2の入出力用コプレナー線路パターン間に形成
    されかつ前記半導体基板上面に形成された第2のグラン
    ドパターンと前記第2のグランドパターン上に第2の誘
    電体を設け前記第2の誘電体上に形成された第2のマイ
    クロストリップ線路パターンとからなるマイクロストリ
    ップ線路とを備え、前記第1のマイクロストリップ線路
    パターンの一端が前記第1の入出力用コプレナー線路パ
    ターンの信号線路パターンと接続され、前記第1のマイ
    クロストリップ線路パターンの他端が前記第1のスロッ
    ト線路パターンペアの内の細いパターンと接続され、前
    記第1のグランドパターンの一端が前記第1のスロット
    線路パターンペアの他方と接続され、前記第1のグラン
    ドパターンの他端が前記第1の入出力用コプレナー線路
    パターンのリターンパターンペアのいずれか一方と接続
    され、前記第2のマイクロストリップ線路パターンの一
    端が前記第2の入出力用コプレナー線路パターンの信号
    線路パターンと接続され、前記第2のマイクロストリッ
    プ線路パターンの他端が前記第2のスロット線路パター
    ンペアの内の細いパターンと接続され、前記第2のグラ
    ンドパターンの一端が前記第2のスロット線路パターン
    ペアの他端と接続され、前記第2のグランドパターンの
    他端が前記第2の入出力用コプレナー線路パターンのい
    ずれか一方と接続されてなることを特徴とする請求項1
    3記載の移相器。
  21. 【請求項21】 前記第1のスロット線路パターンペア
    と前記第1の入出力用マイクロストリップ線路パターン
    間の前記半導体基板上面に形成された第1のグランドパ
    ターンと前記第1のグランドパターン上に第3の誘電体
    を挟んで構成された第1の平行平板コンデンサと、前記
    第2のスロット線路パターンペアと前記第2の入出力用
    マイクロストリップ線路パターン間の前記半導体基板上
    面に形成された第2のグランドパターンと前記第1のグ
    ランドパターン上に第4の誘電体を挟んで構成された第
    2の平行平板コンデンサとを備え、前記第1の平行平板
    コンデンサの上面電極が前記第1の入出力用マイクロス
    トリップ線路パターンと前記第1のスロット線路パター
    ンペアの細いパターン側とそれぞれエアブリッジで接続
    され、前記第1のグランドパターンの一端が前記第1の
    スロット線路パターンペアの他方と接続され、前記第4
    のグランドパターンの他端が前記半導体基板裏面に形成
    されたグランドパターンとバイアホール等で接続され、
    前記第2の平行平板コンデンサの上面電極が前記第2の
    入出力用マイクロストリップ線路パターンと前記第2の
    スロット線路パターンペアの細いパターン側とそれぞれ
    エアブリッジで接続され、前記第2のグランドパターン
    の一端が前記第2のスロット線路パターンペアの他方と
    接続され、前記第4のグランドパターンの他端が前記半
    導体基板裏面に形成されたグランドパターンとバイアホ
    ール等で接続されてなることを特徴とする請求項12記
    載の移相器。
  22. 【請求項22】 前記第1のスロット線路パターンペア
    と前記第1の入出力用コプレナー線路パターン間の前記
    半導体基板上面に形成された第1のグランドパターンと
    前記第1のグランドパターン上に第3の誘電体を挟んで
    構成された第1の平行平板コンデンサと、前記第2のス
    ロット線路パターンペアと前記第2の入出力用コプレナ
    ー線路パターン間の前記半導体基板上面に形成された第
    2のグランドパターンと前記第2のグランドパターン上
    に第4の誘電体を挟んで構成された第2の平行平板コン
    デンサとを備え、前記第1の平行平板コンデンサの上面
    電極が前記第1の入出力用コプレナー線路パターンの信
    号線路パターンと前記第1のスロット線路パターンペア
    の細いパターン側とそれぞれエアブリッジで接続され、
    前記第1のグランドパターンの一端が前記第1のスロッ
    ト線路パターンペアの他方と接続され、前記第1のグラ
    ンドパターンの他端が、前記第1の入出力用コプレナー
    線路パターンのリターンパターンペアの一方と接続さ
    れ、前記第2の平行平板コンデンサの上面電極が前記第
    2の入出力用コプレナー線路パターンの信号線路パター
    ンと前記第2のスロット線路パターンペアの細いパター
    ン側とそれぞれエアブリッジで接続され、前記第2のグ
    ランドパターンの一端が前記第2のスロット線路パター
    ンペアの他方と接続され前記第2のグランドパターンの
    他端が前記第2の入出力用コプレナー線路パターンのリ
    ターンパターンペアのいずれか一方と接続されてなるこ
    とを特徴とする請求項13記載の移相器。
  23. 【請求項23】 前記半導体基板裏面のグランドパター
    ンを接続する前記バイアホールの前に直流カットのため
    のコンデンサを配したことを特徴とする請求項10〜1
    3記載の移相器。
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