JP3622732B2 - 電界効果トランジスタ素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば増幅回路や発振回路等に組み込まれる電界効果トランジスタ素子に関するものである。
【0002】
【背景技術】
図8(a)には電界効果トランジスタ素子(FET素子)の一例が模式的な平面図により示され、また、図8(b)には図8(a)のFET素子のA−A部分の断面図が模式的に示されている(特開昭63−164504号参照)。図8(a)、(b)のFET素子30は、GaAs等の半導体基板31を有し、この半導体基板31の略中央部には例えばSiなどの不純物イオンが注入されて動作層32が形成されている。この動作層32の表面部分にはゲート電極33が形成される共に、このゲート電極33を間隔を介して挟み込むようにソース電極34とドレイン電極35が形成されている。それら動作層32とゲート電極33とソース電極34とドレイン電極35によってFET部が構成されている。
【0003】
また、半導体基板31の表面上には、ゲート電極33に接続するゲート接続線路用電極36が図8(a)の左上部分に形成され、また、ソース電極34に接続するソース接続線路用電極37が図8(a)の右上部分に形成され、さらに、ドレイン電極35に接続するドレイン接続線路用電極38が図8(a)の下半部分に形成されている。
【0004】
それらゲート接続線路用電極36とソース接続線路用電極37とドレイン接続線路用電極38は、FET部に接続する信号線路を構成するものである。つまり、ドレイン接続線路用電極38はグランドに接地されるものであり、当該ドレイン接続線路用電極38は、ゲート接続線路用電極36と間隔を介して対向する部位38aを有すると共に、ソース接続線路用電極37と間隔を介して対向する部位38bを有する。上記電極部位38aとゲート接続線路用電極36の電極対40、および、電極部位38bとソース接続線路用電極37の電極対41は、それぞれ、スロット線路として機能し、電極対40はFET入力線路を、また、電極対41はFET出力線路を、それぞれ、構成している。
【0005】
このFET素子30において、例えば、信号がFET入力線路40を介してゲート電極33に入力すると、動作層32によって増幅された信号がFET出力線路41を通って外部に出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このFET素子30の構成では、ゲート電極33は、信号の通電方向に沿って伸びる形状に形成されている。このため、ゲート電極33の基端部分の信号と、ゲート電極33の先端部分の信号との間には位相差が生じ、高周波信号が流れる場合には、その位相差は無視できないものとなる。例えば、ゲート電極33の基端部分と先端部分との信号の位相差がλ/4〜λ/2程度の位相差である場合には、ゲート電極33の基端部分の信号に基づいて増幅された信号と、先端部分の信号に基づいて増幅された信号とは互いに逆相になる。これにより、FET部により増幅される信号の一部が打ち消し合ってしまい、FET部のゲイン(電力増幅効率)が低下するという問題が生じる。
【0007】
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、ゲインを向上させることができる電界効果トランジスタ素子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、半導体基板に形成された動作領域の表面上にゲート電極が形成されると共に、ソース電極とドレイン電極が前記ゲート電極を間隔を介して挟み込む形態で形成されて電界効果トランジスタ部が構成されている電界効果トランジスタ素子において、前記ゲート電極とソース電極とドレイン電極の形成面と共平面である半導体基板表面には、ゲート電極に接続するゲート接続線路用電極と、ソース電極に接続するソース接続線路用電極とが互いに間隔を介し一部分を対向させて形成され、また、ドレイン電極に接続するドレイン接続線路用電極が、前記ゲート接続線路用電極と間隔を介し一部分を対向させて形成され、さらに、前記ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極とが間隔を介して隣接して配置されて形成されており、前記ゲート接続線路用電極とソース接続線路用電極の互いに対向し合う電極対部分と、ゲート接続線路用電極とドレイン接続線路用電極の互いに対向し合う電極対部分とは、一方側が前記電界効果トランジスタ部に信号を入力する入力側のスロット線路として機能し、他方側が前記電界効果トランジスタ部から信号を出力る出力側のスロット線路として機能する構成と成し、前記ゲート接続線路用電極を接続したゲート電極は、入力側のスロット線路を流れる信号の通電方向に直交する方向、又は、入力側のスロット線路を流れる信号の通電方向に対して傾いた方向に沿ってゲート接続線路用電極を接続した基端から伸びる形状に形成されると共に、ゲート電極の前記伸びた方向の自由端を先端と成し、前記ソース接続線路用電極を接続したソース電極は、ゲート電極に沿ってゲート電極の先端から基端に向かう方向にソース接続線路用電極から伸長し、また、前記ドレイン接続線路用電極を接続したドレイン電極は、ゲート電極に沿ってゲート電極の先端から基端に向かう方向にドレイン接続線路用電極から伸長していることを特徴としている。
【0009】
第2の発明は、第1の発明の構成を備え、ソース接続線路用電極におけるドレイン接続線路用電極側の電極部分と、ドレイン接続線路用電極におけるソース接続線路用電極側の電極部分とのうちの少なくとも一方側には欠け部が形成されて、ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極との間の間隔を広げる構成と成していることを特徴としている。
【0010】
第3の発明は、第1又は第2の発明の構成を備え、入力側のスロット線路と出力側のスロット線路は、電界効果トランジスタ部の形成領域を間にして同一直線上に配置形成されていることを特徴としている。
【0011】
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明の構成を備え、半導体基板の同一表面上にはゲート電極とソース電極とドレイン電極の組が複数組形成されて、電界効果トランジスタ素子は複数の電界効果トランジスタ部を有する構成と成し、半導体基板には、それら複数の電界効果トランジスタ部にそれぞれ対応する入力側のスロット線路と出力側のスロット線路が形成されていることを特徴としている。
【0012】
第5の発明は、第4の発明の構成を備え、半導体基板には、偶数の電界効果トランジスタ部が間隔を介して配列形成される構成と成し、半導体基板の表面に形成されるゲート電極とソース電極とドレイン電極とゲート接続線路用電極とソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極から成る複数組の全体の電極パターンは、電界効果トランジスタ部の配列方向に直交する当該全体の電極パターンの中心線に対して線対称なパターン形状と成していることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1には第1実施形態例の電界効果トランジスタ素子が平面図により示されている。この電界効果トランジスタ素子(FET素子)1は、例えばミリ波帯などの高周波信号が導通する増幅回路や発振回路に組み込まれて動作することが可能なものである。このFET素子1は半導体基板2を有し、この半導体基板2には動作領域(真性領域)3が形成されている。この第1実施形態例では、動作領域3は半導体基板2の中央部に形成されている。この動作領域3の表面上には、ゲート電極(ゲートフィンガー)4が形成されると共に、ソース電極5とドレイン電極6がゲート電極4を間隔を介して挟み込む形態で形成されている。それら動作領域3とゲート電極4とソース電極5とドレイン電極6によって電界効果トランジスタ部(FET部)8が構成されている。
【0015】
また、ゲート電極4とソース電極5とドレイン電極6の形成面と共平面である半導体基板2の表面には、ゲート電極4に接続するゲート接続線路用電極10と、ソース電極5に接続するソース接続線路用電極11と、ドレイン電極6に接続するドレイン接続線路用電極12とが形成されている。
【0016】
この第1実施形態例では、ソース接続線路用電極11は、半導体基板2の表面の図1に示す右上部分に形成され、ドレイン接続線路用電極12は、半導体基板2の表面における図1の左上部分に形成されており、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12は、間隔を介して隣り合わせに配置されている。また、ゲート接続線路用電極10は、半導体基板2の表面における図1の下半部分に形成されており、一部分がソース接続線路用電極11と間隔を介し対向し、また、別の一部分がドレイン接続線路用電極12と間隔を介し対向する形態となっている。
【0017】
この第1実施形態例では、ゲート接続線路用電極10はグランドに接地される電極と成しており、このゲート接続線路用電極10とソース接続線路用電極11の互いに対向し合う電極部分10a,11aの対(電極対)14はスロット線路として機能する。また同様に、ゲート接続線路用電極10とドレイン接続線路用電極12の互いに対向し合う電極部分10b,12aの対(電極対)15もスロット線路として機能する。
【0018】
この第1実施形態例では、スロット線路14の対を成す電極部分10a,11a間の間隔L1と、スロット線路15の対を成す電極部分10b,12a間の間隔L2とは、ほぼ等しくなっている。また、スロット線路14,15はFET部8を間にして同一直線上に配置されている。
【0019】
例えば、そのようなスロット線路14に外部から信号が入力すると、その信号は、スロット線路14を介してFET部8のゲート電極4とソース電極5間に供給される。これにより、ソース電極5とドレイン電極6間には増幅された信号が発生し、この増幅信号はスロット線路15を通して外部に出力させることができる。このように、スロット線路14,15のうちの一方側が、FET部8に信号を供給する入力側の線路と成し、他方側がFET部8から信号を出力させる出力側の線路と成す。この第1実施形態例では、スロット線路14,15を流れる信号の通電方向は、図1の左右方向である。
【0020】
この第1実施形態例において最も特徴的なことは、ゲート電極4が、スロット線路14,15の信号の通電方向に直交する方向に沿って伸びる形状に形成されていることである。
【0021】
このように、ゲート電極4が、信号の通電方向に直交する方向に沿って伸びる形状となっていることで、ゲート電極4の何れの箇所においても信号の位相がほぼ等しくなる。このため、ゲート電極4の何れの箇所の信号に基づいた増幅信号もほぼ同相となり、これにより、ゲート電極4内の信号の位相差に起因した問題、つまり、増幅信号の一部が相殺されてゲインが大幅に低下するという事態を抑制することができる。
【0022】
近年、信号の高周波化が促進される傾向にあり、その信号の高周波化によって上記のようなゲート電極内の信号の位相差に起因したゲイン低下は大きな問題となってきている。この第1実施形態例では、ゲート電極4をスロット線路14,15に直交する方向に沿って伸びる形状に形成するという簡単な構成で、ゲート電極内の信号の位相差に起因したゲイン低下の問題を解消することができるので、非常に有望である。このような構成は今までにはなかったものであり、画期的である。
【0023】
また、この第1実施形態例では、ゲート接続線路用電極10はグランド接地が可能な構成であることから、ゲート接地が要望される回路に適用することができる。
【0024】
ところで、この第1実施形態例では、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12は隣接配置されている。このため、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12のアイソレーションが不十分であると、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12が不要に結合することがある。この不要結合に起因して、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12間を電流が導通してしまうと、入力側のスロット線路と出力側のスロット線路が短絡しているような状態になる。これにより、入力側のスロット線路から信号がFET部8に供給されない、又は、FET部8に信号が供給されてもその供給信号は少なくてゲインが非常に低いものになるという事態が発生してしまう。
【0025】
この第1実施形態例では、その問題を防止するために、ソース接続線路用電極11のドレイン接続線路用電極側の部分と、ドレイン接続線路用電極12のソース接続線路用電極側の部分とに、それぞれ、図1の点線に示すような欠け部16,17が形成されている。これら欠け部16,17によって、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12間の間隔が広がって、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12間の不要結合を抑制することができる。これにより、上記したようなソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12間の不要結合に起因した問題を防止することができる。
【0026】
なお、ゲート電極4などの電極を保護するために半導体基板2の表面には絶縁体から成る保護膜が被覆されるが、スロット線路14,15をそれぞれ外部と導通接続させる必要がある。このために、その保護膜にはスロット線路14,15を構成するゲート接続線路用電極10とソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12のそれぞれの一部分を露出させるための開口部18が形成される。
【0027】
図2には第1実施形態例のFET素子1の実装構造の一例が簡略化されて示されている。この図2の例は、FET素子1が増幅回路に組み込まれる場合のものである。図2において、FET素子1を実装する回路基板20には、FET素子1に信号を供給するための入力側のスロット線路と、FET素子1の出力信号を通す出力側のスロット線路とを構成する電極パターンが形成されている。つまり、誘電体から成る回路基板20にはグランドに接地されるグランド電極21が形成され、また、このグランド電極21の一部分に間隔を介して対向する電極22が形成されており、これらグランド電極21と電極22の電極対によりスロット線路24aが構成されている。また、グランド電極21の別の一部分に間隔を介して対向する電極23が形成されており、グランド電極21と電極23の電極対により、別のスロット線路24bが構成されている。
【0028】
なお、回路基板20の表面に電極パターン21,22,23を形成してスロット線路24a,24bを構成する場合、その電極パターン形成領域に対向する回路基板20の裏面領域には電極を形成しないことが多いが、この第1実施形態例では、その回路基板20の裏面領域に電極が形成されていてもよく、回路基板20の裏面の電極の有無は特に限定されるものではない。
【0029】
前記回路基板20のグランド電極21と電極22から成るスロット線路24aと、グランド電極21と電極23から成るスロット線路24bとのうちの一方側は、FET素子1に信号を供給する入力側の線路と成し、他方側はFET素子1の出力信号を導通する出力側の線路と成す。
【0030】
回路基板20にFET素子1を実装する際には、FET素子1の入力側のスロット線路が回路基板20の入力側のスロット線路に、また、FET素子1の出力側のスロット線路が回路基板20の出力側のスロット線路に、それぞれ、接続するように、FET素子1は回路基板20に実装される。例えば、図2の例では、ゲート接続線路用電極10は回路基板20のグランド電極21に、また、ソース接続線路用電極11は回路基板20の電極23に、さらに、ドレイン接続線路用電極12は回路基板20の電極22に、それぞれ、開口部18の位置でもって半田を介して接続されている。これにより、FET素子1のスロット線路14は回路基板20のスロット線路24bに接続され、また、FET素子1のスロット線路15は回路基板20のスロット線路24aに接続されている。なお、FET素子1を回路基板20に実装した際にFET素子1のFET部8に対向する回路基板20の領域は、電極の非形成領域と成している。
【0031】
ところで、回路基板20に形成されている電極22,23は隣接配置されている。これら電極22,23のうちの一方側は、前述の如く、回路基板20の入力側のスロット線路を構成する電極の一つであり、他方側は回路基板20の出力側のスロット線路を構成する電極の一つである。これら電極22,23が不要結合してしまうと、電極22,23間を電流が通電してしまって、回路基板20の入力側のスロット線路からFET素子1の入力側のスロット線路に信号が流れない。これにより、回路基板20側からFET素子1のFET部8に信号を供給することができないという問題が発生する。
【0032】
このような問題を防止するために電極22,23によりスロット線路が構成されている。ここでは、FET素子1が増幅回路に組み込まれる例であり、この場合には、FET部8側から電極22,23によるスロット線路を見たときに、そのスロット線路はオープンと等価な状態であることが望ましい。このために、この第1実施形態例では、その電極22,23から成るスロット線路には、FET部8側の端部からほぼλ/2の位置に約λ/4のショートスタブ25が形成されている。これにより、電極22,23から成るスロット線路は、FET部8側から見た場合に、オープンと等価な状態となる。
【0033】
この電極22,23の対から成るスロット線路を設けることにより、回路基板20に形成されている入力側と出力側のスロット線路24a,24bが短絡した状態となることを防止することができて、回路基板20側からFET素子1側に確実に信号を供給することができる。
【0034】
なお、この第1実施形態例では、FET素子1が増幅回路に組み込まれる例を示したものであり、回路基板20に形成されている電極22,23から成るスロット線路には、FET部8から当該スロット線路を見たときにスロット線路がオープンとなるように、スロット線路のFET部8側の端部から約λ/2の位置に約λ/4のショートスタブ25が形成されていたが、例えば、回路基板20には反射型の発振回路が形成されており、この発振回路にFET素子1が組み込まれる場合には、FET部8から見た電極22,23から成るスロット線路は、オープンでなくともよく、この場合には、そのスロット線路のFET部8側の端部から約λ/2の位置にショートスタブ25を設けなくともよい。このように、ショートスタブ25の形成位置、又は、形成するか否かは、FET素子1が組み込まれる回路基板20の回路構成に応じて適宜に設定されるものであり、この第1実施形態例の構成に限定されるものではない。
【0035】
この第1実施形態例では、前述のように、FET素子1には入力側のスロット線路が形成されており、このFET素子1の入力側のスロット線路は、回路基板20の入力側のスロット線路と半田を介して接続される。このため、FET素子1は、回路基板20の入力側のスロット線路からの信号を半田を介しスロット線路でもって受け取る。また同様に、FET素子1には出力側のスロット線路が形成されており、このFET素子1の出力側のスロット線路は、回路基板20の出力側のスロット線路と半田を介して接続される。このため、FET素子1は、出力信号を出力側のスロット線路から半田を介して回路基板20の出力側のスロット線路に出力する。
【0036】
このように、FET素子1と回路基板20は、スロット線路同士を半田接続して信号の遣り取りを可能にする構成であるので、信号の接続損失を抑制することができて、FET素子1のゲインを高めることができる。
【0037】
また、FET素子1と回路基板20は、スロット線路同士を半田接続して信号の遣り取りを可能にする構成としたので、信号経路上におけるFET素子1と回路基板20の接続部分でのインピーダンス変化を小さく抑制することができる。信号経路上におけるFET素子1と回路基板20の接続部分でのインピーダンス変化が大きいと、FET素子1と回路基板20の接続部分でスロットモード以外の例えば平行平板モードや表面波モードなどの不要な伝搬モードの不要波が発生してしまうが、この第1実施形態例では、上記のように、信号経路上におけるFET素子1と回路基板20の接続部分でのインピーダンス変化を小さく抑制することができるので、不要波発生を抑制することができる。
【0038】
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0039】
図3には第2実施形態例のFET素子が平面図により模式的に示されている。この第2実施形態例では、FET素子1の半導体基板2には、同一表面上に、ゲート電極4とソース電極5とドレイン電極6の組が複数組(図3の例では2組)形成されて、FET素子1は複数(図3の例では2個)のFET部8を有している。また、半導体基板2には、各FET部8にそれぞれ対応する第1実施形態例と同様なゲート接続線路用電極10とソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12が形成されて、各FET部8にそれぞれ対応する入力側のスロット線路と出力側のスロット線路が形成されている。
【0040】
この第2実施形態例では、ゲート電極4とソース電極5とドレイン電極6とゲート接続線路用電極10とソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12から成る複数組の全体の電極パターンは、当該全体の電極パターンにおけるFET部8の配列方向に直交する中心線Oに対して線対称なパターン形状となっている。
【0041】
なお、この第2実施形態例においても、第1実施形態例と同様に、ゲート電極4は、スロット線路14,15の信号の通電方向に直交する方向に沿って伸びる形状に形成されている。これにより、第1実施形態例で述べたように、ゲート電極4内の何れの箇所においても信号の位相がほぼ等しくなり、ゲート電極4内の信号の位相差に起因した問題、つまり、ゲインが低下するという問題を防止することができる。
【0042】
また、隣り合うソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12には、第1実施形態例と同様に欠け部16,17が形成されており、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12間の不要結合を防止することができる構成となっている。
【0043】
図4には第2実施形態例のFET素子1の実装構造の一例が模式的に示されている。この図4の図示の例では、複数のFET部8を並列接続させるスロット線路を構成するための電極パターンが回路基板20に形成されている。つまり、回路基板20には、各FET部8にそれぞれ対応する入力側のスロット線路と出力側のスロット線路を構成するための電極パターン26,27,28a,28b,28c,28dが形成され、また、電極パターン28a,28b,28c,28dによって各FET部8に対応する入力側のスロット線路が共通に接続するスロット線路と、各FET部8に対応する出力側のスロット線路が共通に接続するスロット線路とが形成されている。これら回路基板20に形成されているスロット線路によって、入力信号は分流して各FET部8にそれぞれ供給され、各FET部8から出力された信号は、それぞれ、回路基板20の出力側のスロット線路に出力され合流して所定の供給相手に向けて通電する。
【0044】
この第2実施形態例では、同じ半導体基板2に複数のFET部8を形成する構成としたので、次に示すような効果を奏することができる。例えば、回路に複数のFET部8を組み込む必要がある場合に、1つのFET部8が形成されたFET素子1を複数用いることが考えられる。しかし、この場合、ゲート電極4やソース電極5などの電極パターンの成膜精度などに起因して、各FET素子1のFET部8の特性がばらつき、不都合が生じる虞がある。
【0045】
これに対して、この第2実施形態例では、複数のFET部8を同時に形成することができるので、特性がほぼ等しい複数のFET部8を形成することができる。これにより、複数のFET部8を用いて回路を構成する場合に、例えば、回路の設計を容易にすることができる。
【0046】
また、この第2実施形態例では、FET素子1の半導体基板2に形成される全体の電極パターンが、当該全体の電極パターンのFET部8の配列方向に直交する中心線Oに対して線対称な形状となっている。これにより、次に示すような効果を得ることができる。
【0047】
つまり、信号には様々な要因によって基本波だけでなく、基本波のロスの原因の一つとなる高調波が発生してしまう。高調波は奇モードと偶モードに大別することができる。この第2実施形態例の如く、FET素子1の全体の電極パターンを、FET部8の配列方向に直交する中心線Oに対して線対称な形状とすることにより、回路基板20の各スロット線路の電界の向きは、奇モードの場合には図5(a)に示すようになり、偶モードの場合には図5(b)に示すようになる。このため、各FET部8から出力された信号が合流する際に、偶モードの高調波に関しては、相殺されて除去することができる。これにより、偶モードの高調波に因る基本波のロスを低減することができて、FET素子1のゲイン悪化を抑制することができる。
【0048】
なお、この発明は第1や第2の実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1や第2の実施形態例では、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12の両方に、当該ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12間の間隔を広げるための欠け部16,17がそれぞれ形成されていたが、ソース接続線路用電極11とドレイン接続線路用電極12のうちの一方側に欠け部を設ける構成としてもよい。
【0049】
また、第1や第2の各実施形態例では、ゲート電極4は、入力側のスロット線路の信号の通電方向に直交する方向に伸びる形状であったが、例えば、そのように入力側のスロット線路の信号の通電方向に直交する方向に沿ってゲート電極4を形成することができない場合や、入力側のスロット線路の信号の通電方向に直交する方向に伸びるゲート電極4よりも良好な特性が得られる場合には、入力側のスロット線路の信号の通電方向に対して傾いた方向に伸びる形状にゲート電極4を形成してもよい。
【0050】
さらに、第2実施形態例では、2つのFET部8の各ソース電極5は共通のソース接続線路用電極11に接続され、また、2つのFET部8の各ドレイン電極6は共通のドレイン接続線路用電極12に接続され、さらに、2つのFET部8の各ゲート電極4は、それぞれ、別々のゲート接続線路用電極10に接続される構成であったが、例えば、図6に示されるように、2つのFET部8のゲート電極4は共通のゲート接続線路用電極10に接続され、また、2つのFET部8の各ソース電極5と各ドレイン電極6は、それぞれ、別々のソース接続線路用電極11、ドレイン接続線路用電極12に接続される構成としてもよい。
【0051】
さらに、第2実施形態例では、FET素子1の半導体基板2には2個のFET部8が形成される例を示したが、もちろん、同じ半導体基板2の表面上に3個以上のFET部8が形成される構成としてもよい。この場合にも、各FET部8にそれぞれ対応する入力側のスロット線路と出力側のスロット線路が形成される。
【0052】
さらに、第1や第2の実施形態例では、FET部8の入力側のスロット線路と出力側のスロット線路は、FET部8を間にして同一直線上に配置される構成であったが、例えば、図7に示されるように、スロット線路14,15が同一直線上に配置されていない構成としてもよい。また、第1や第2の実施形態例では、スロット線路14を構成する電極10a,11a間の間隔L1と、スロット線路15を構成する電極10b,12a間の間隔L2とがほぼ等しい例を示したが、図7に示されるように、それら電極10a,11a間の間隔L1と、電極10b,12a間の間隔L2とが異なっていてもよい。
【0053】
さらに、第1や第2の各実施形態例に示した回路基板20の電極パターンは一例であって、回路基板20におけるFET素子1の実装領域の電極パターンの形状は、回路基板20に形成される回路構成に応じて適宜な形状を採り得るものである。
【0054】
【発明の効果】
この発明によれば、電界効果トランジスタ部を構成するゲート電極は、入力側のスロット線路を流れる信号の通電方向に直交する方向、又は、入力側のスロット線路を流れる信号の通電方向に対して傾いた方向に沿って伸びる形状に形成されているので、ゲート電極内の信号の位相差をなくす、又は、非常に小さく抑制することができる。これにより、ゲート電極内の信号の位相差に起因したゲイン低下を回避することができて、効率良く信号を増幅することができる電界効果トランジスタ素子を提供することができる。
【0055】
また、電界効果トランジスタ素子を構成する半導体基板には、電界効果トランジスタ部に信号を入力するための入力側のスロット線路が形成されているので、電界効果トランジスタ素子は、例えば、当該素子が搭載される回路基板のスロット線路からの信号を上記入力側のスロット線路で受け取ることができる。このため、電界効果トランジスタ素子と回路基板の接続部分での信号の接続損失を低減することができる。また、電界効果トランジスタ素子の半導体基板には、電界効果トランジスタ部の信号を出力させるための出力側のスロット線路が構成されているので、電界効果トランジスタ素子は、例えば、出力信号を当該素子の出力側のスロット線路から、当該素子が搭載される回路基板のスロット線路に接続損失が抑制された状態で出力させることができる。このように、電界効果トランジスタ素子の半導体基板に入力側のスロット線路と出力側のスロット線路を構成したことで、信号の接続損失を低減することができて、電界効果トランジスタ素子のゲインをさらに向上させることができる。
【0056】
また、この発明では、電界効果トランジスタ素子と回路基板は、スロット線路同士をバンプ接続して信号の導通を可能にすることができるので、信号導通経路上における電界効果トランジスタ素子と回路基板の接続部分でのインピーダンス変化を小さく抑制することができる。これにより、インピーダンス変化に起因した不要波発生を抑えることができる。
【0057】
さらに、ゲート接続線路用電極は入力側のスロット線路を構成すると共に、出力側のスロット線路を構成するので、この発明の電界効果トランジスタ素子はゲート接地が要求される回路に適用させることができる。
【0058】
さらに、ソース接続線路用電極と、ドレイン接続線路用電極とが間隔を介して隣接配置される構成のものにあっては、ソース接続線路用電極におけるドレイン接続線路用電極側の電極部分と、ドレイン接続線路用電極におけるソース接続線路用電極側の電極部分とのうちの少なくとも一方側には欠け部が形成されて、ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極との間の間隔を広げる構成とすることにより、ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極のアイソレーションを確保することができる。これにより、ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極間の不要結合を抑制することができて、その不要結合に起因した問題、つまり、ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極間を電流が通電してしまって、電界効果トランジスタ部に信号が供給されないという問題を防止することができる。
【0059】
さらに、入力側のスロット線路と出力側のスロット線路は、電界効果トランジスタ部の形成領域を間にして略同一直線上に配置形成されているものにあっては、信号の導通損失を非常に小さく抑制することができて、電界効果トランジスタ素子のゲインをより向上させることが容易となる。
【0060】
半導体基板の同一表面上に、ゲート電極とソース電極とドレイン電極の組が複数組形成されて、電界効果トランジスタ素子は複数の電界効果トランジスタ部を有する構成のものにあっては、製造工程において、それら複数組のゲート電極とソース電極とドレイン電極を同時に半導体基板の表面上に形成することができるので、複数の電界効果トランジスタ部の特性のばらつきを殆ど無くすことができる。これにより、例えば、複数の電界効果トランジスタ部を回路に組み込む場合に、回路の設計を容易にすることができる。
【0061】
さらに、半導体基板には、偶数の電界効果トランジスタ部が間隔を介して配列形成される構成と成し、半導体基板の表面に形成される全体の電極パターンは、電界効果トランジスタ部の配列方向に直交する当該全体の電極パターンの中心線に対して線対称な形状と成しているものにあっては、例えば、電界効果トランジスタ素子の各電界効果トランジスタ部からそれぞれ出力される信号が、回路基板に形成されているスロット線路によって合流する構成とする場合には、各電界効果トランジスタ部の出力信号に含まれる偶モードの高調波が相殺されて除去できる。高調波は基本波のロスの原因の一つであることから、上記のように、偶モードの高調波を除去できることによって、信号の基本波のロスを低減することができて、電界効果トランジスタ素子のゲインをさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例の電界効果トランジスタ素子において特徴的な電極パターンを模式的に示した平面図である。
【図2】第1実施形態例の電界効果トランジスタ素子の実装構造の一例を簡略的に示した図である。
【図3】第2実施形態例の電界効果トランジスタ素子において特徴的な電極パターンを模式的に示した平面図である。
【図4】第2実施形態例の電界効果トランジスタ素子の実装構造の一例を簡略的に示した図である。
【図5】第2実施形態例の効果を説明するための図である。
【図6】その他の実施形態例を説明するための図である。
【図7】さらに、その他の実施形態例を説明するための図である。
【図8】電界効果トランジスタ素子の一従来例を示すモデル図である。
【符号の説明】
1 FET素子
2 半導体素子
3 動作領域
4 ゲート電極
5 ソース電極
6 ドレイン電極
8 FET部
10 ゲート接続線路用電極
11 ソース接続線路用電極
12 ドレイン接続線路用電極
14,15 スロット線路
16,17 欠け部

Claims (5)

  1. 半導体基板に形成された動作領域の表面上にゲート電極が形成されると共に、ソース電極とドレイン電極が前記ゲート電極を間隔を介して挟み込む形態で形成されて電界効果トランジスタ部が構成されている電界効果トランジスタ素子において、前記ゲート電極とソース電極とドレイン電極の形成面と共平面である半導体基板表面には、ゲート電極に接続するゲート接続線路用電極と、ソース電極に接続するソース接続線路用電極とが互いに間隔を介し一部分を対向させて形成され、また、ドレイン電極に接続するドレイン接続線路用電極が、前記ゲート接続線路用電極と間隔を介し一部分を対向させて形成され、さらに、前記ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極とが間隔を介して隣接して配置されて形成されており、前記ゲート接続線路用電極とソース接続線路用電極の互いに対向し合う電極対部分と、ゲート接続線路用電極とドレイン接続線路用電極の互いに対向し合う電極対部分とは、一方側が前記電界効果トランジスタ部に信号を入力する入力側のスロット線路として機能し、他方側が前記電界効果トランジスタ部から信号を出力る出力側のスロット線路として機能する構成と成し、前記ゲート接続線路用電極を接続したゲート電極は、入力側のスロット線路を流れる信号の通電方向に直交する方向、又は、入力側のスロット線路を流れる信号の通電方向に対して傾いた方向に沿ってゲート接続線路用電極を接続した基端から伸びる形状に形成されると共に、ゲート電極の前記伸びた方向の自由端を先端と成し、前記ソース接続線路用電極を接続したソース電極は、ゲート電極に沿ってゲート電極の先端から基端に向かう方向にソース接続線路用電極から伸長し、また、前記ドレイン接続線路用電極を接続したドレイン電極は、ゲート電極に沿ってゲート電極の先端から基端に向かう方向にドレイン接続線路用電極から伸長していることを特徴とする電界効果トランジスタ素子。
  2. ース接続線路用電極におけるドレイン接続線路用電極側の電極部分と、ドレイン接続線路用電極におけるソース接続線路用電極側の電極部分とのうちの少なくとも一方側には欠け部が形成されて、ソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極との間の間隔を広げる構成と成していることを特徴とする請求項1記載の電界効果トランジスタ素子。
  3. 入力側のスロット線路と出力側のスロット線路は、電界効果トランジスタ部の形成領域を間にして同一直線上に配置形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電界効果トランジスタ素子。
  4. 半導体基板の同一表面上にはゲート電極とソース電極とドレイン電極の組が複数組形成されて、電界効果トランジスタ素子は複数の電界効果トランジスタ部を有する構成と成し、半導体基板には、それら複数の電界効果トランジスタ部にそれぞれ対応する入力側のスロット線路と出力側のスロット線路が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の電界効果トランジスタ素子。
  5. 半導体基板には、偶数の電界効果トランジスタ部が間隔を介して配列形成される構成と成し、半導体基板の表面に形成されるゲート電極とソース電極とドレイン電極とゲート接続線路用電極とソース接続線路用電極とドレイン接続線路用電極から成る複数組の全体の電極パターンは、電界効果トランジスタ部の配列方向に直交する当該全体の電極パターンの中心線に対して線対称なパターン形状と成していることを特徴とする請求項4記載の電界効果トランジスタ素子。
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