JP5240155B2 - 実装回路基板 - Google Patents
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Description
表面を備え、高周波半導体装置が実装される実装領域を前記表面に有する基板本体と、
前記基板本体の前記実装領域内に接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のゲート電極と電気的に接続するゲート用配線と、
前記基板本体の前記実装領域内に設けられかつ前記ゲート用配線の前記接続部の端から所定距離だけ離れて位置する接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のドレイン電極と電気的に接続するドレイン用配線と、
を備え、
前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部との間における電気容量が、前記高周波半導体装置の内部のLC成分と前記電気容量との間の共振によって前記高周波半導体装置の電力利得の周波数特性が該高周波半導体装置の使用周波数帯域内において隆起する程度に、大きな値を有し、
前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線の少なくとも一方は、前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線とが対向する部分に幅広部を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる実装回路基板10およびこれに実装された半導体装置30を示す斜視図である。半導体装置30は、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)をその内部に含む半導体パッケージとして構成された装置であり、高周波帯で使用される高周波半導体装置である。実装回路基板10は、半導体装置30が実装される高周波半導体用の実装回路基板である。実装回路基板10は、ゲート用配線12、ドレイン用配線14およびソース用配線16を備えている。これらの配線は、半導体装置30のゲート電極20、ソース電極22、23、ドレイン電極24とそれぞれ接続する。半導体装置30のゲート電極を入力電極、ドレイン電極を出力電極とした場合には、ゲート用配線12は入力配線、ドレイン用配線14は出力配線となる。
実施の形態1では、ゲート用配線12およびドレイン用配線14の距離が近接するように伸張することによって、ゲート用配線12およびドレイン用配線14の間の電気容量を増加させることとした。一方、ゲート用配線12およびドレイン用配線14の間の電気容量は、それらの電極間の距離縮小のみならず、電極対向面積を増加することによっても、増大することができる。そこで、実施の形態2では、実施の形態1の構成においてゲート用配線12およびドレイン用配線14の間の電極対向面積を増加することにより、更なる電力利得改善効果を得ることとした。
図5は、本発明の実施の形態3にかかる実装回路基板70の構成を示す平面図である。実施の形態3にかかる実装回路基板70は、実施の形態2とは異なる手法によって、対向電極面積が確保されている。図5に示すように、実施の形態3では、ゲート用配線72とドレイン用配線74が、いわば鉤型の形状となっている。このようにすることで、ゲート用配線72の側面とドレイン用配線74の側面とが向かい合う領域を増大させることができる。なお、図5の構成は、ゲート用配線72とドレイン用配線74が、それぞれ凸部と凹部を備えた構成ともいえる。
図6は、本発明の実施の形態4にかかる実装回路基板110の構成を示す平面図である。実施の形態4にかかる実装回路基板110は、実施の形態2、3とは異なる手法によって、対向電極面積が確保されている。図6に示すように、実施の形態4では、ゲート用配線112とドレイン用配線114が、それぞれ、クシ部113とクシ部115を備えている。このように、実施の形態3では、ゲート用配線112とドレイン用配線114が、クシの歯が噛み合う形状、いわばインターデジタル構造となっている。このようにすることで、ゲート用配線112の側面とドレイン用配線114の側面とが向かい合う領域を増大させることができる。
図7は、本発明の実施の形態5にかかる実装回路基板150の構成を示す断面図である。図7は、図2〜図6の平面図において紙面を横断する切断線によって実装回路基板を切断した場合の、断面に相当している。なお、半導体装置30のソース電極20などは便宜上図示を省略している。
12、52、72、112、152 ゲート用配線
14、54、74、114、154 ドレイン用配線
16、17 ソース用配線
20 ゲート電極
22 ソース電極
24 ドレイン電極
30 半導体装置
32 実装領域
52 ゲート用配線
53、55 幅広部
160 空気
210 比較例
212 ゲート用配線
214 ドレイン用配線
216 ソース用配線
Claims (6)
- 表面を備え、高周波半導体装置が実装される実装領域を前記表面に有する基板本体と、
前記基板本体の前記実装領域内に接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のゲート電極と電気的に接続するゲート用配線と、
前記基板本体の前記実装領域内に設けられかつ前記ゲート用配線の前記接続部の端から所定距離だけ離れて位置する接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のドレイン電極と電気的に接続するドレイン用配線と、
を備え、
前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部との間における電気容量が、前記高周波半導体装置の内部のLC成分と前記電気容量との間の共振によって前記高周波半導体装置の電力利得の周波数特性が該高周波半導体装置の使用周波数帯域内において隆起する程度に、大きな値を有し、
前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線の少なくとも一方は、前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線とが対向する部分に幅広部を備えることを特徴とする実装回路基板。 - 前記基板本体の前記実装領域内に接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のソース電極と電気的に接続する第1のソース用配線と、
前記基板本体の前記実装領域内に設けられ前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部の間を結ぶ仮想線を挟んで前記第1のソース用配線の前記接続部と対向する位置に設けられた接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のソース電極と電気的に接続する第2のソース用配線と、をさらに備え、
前記ゲート用配線の前記接続部の端と前記ドレイン用配線の前記接続部の端との間の距離が、前記第1のソース用配線と前記第2のソース用配線との間の距離に比して小さいことを特徴とする請求項1記載の実装回路基板。 - 前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線のうち一方が、前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部とが対向する部分に凸部を備え、
前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線のうち他方が、前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部とが対向する部分に前記凸部に対応する形状の凹部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の実装回路基板。 - 前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線が、前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部とが対向する部分に、互いに噛み合うように設けられたクシ部、または、互いに噛み合うように設けられた鉤型部を備えることを特徴とする請求項3に記載の実装回路基板。
- 表面を備え、高周波半導体装置が実装される実装領域を前記表面に有する基板本体と、
前記基板本体の前記実装領域内に接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のゲート電極と電気的に接続するゲート用配線と、
前記基板本体の前記実装領域内に設けられかつ前記ゲート用配線の前記接続部の端から所定距離だけ離れて位置する接続部を有し、かつ、該接続部において前記高周波半導体装置のドレイン電極と電気的に接続するドレイン用配線と、
を備え、
前記ゲート用配線の前記接続部と前記ドレイン用配線の前記接続部との間における電気容量が、前記高周波半導体装置の内部のLC成分と前記電気容量との間の共振によって前記高周波半導体装置の電力利得の周波数特性が該高周波半導体装置の使用周波数帯域内において隆起する程度に、大きな値を有し、
前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線のうち一方が、前記基板本体の内部に備えられ前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線のうち前記一方の前記接続部と接続し該基板本体の内部を前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線の他方の側へと延びる内部配線部を備えることを特徴とする実装回路基板。 - 前記基板本体を平面視した場合に前記ゲート用配線と前記ドレイン用配線のうち前記他方の前記接続部と前記内部配線部とが立体的に重なる程度に、前記内部配線が前記他方の側に前記基板本体の内部を延在することを特徴とする請求項5に記載の実装回路基板。
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