JP6019610B2 - Saw発振器および電子機器 - Google Patents

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本発明は、SAW発振器および電子機器に関する。
SAW(Surface Acoustic Wave)デバイスは、携帯電話などの通信機器やネットワーク機器を中心に様々な分野で活用されている。その中で、特に、通信機器の高性能化、小型化、省電力化に伴い、SAWデバイスを用いた発振器やフィルターなどの電子機器に対しては、優れた周波数特性やより一層の小型化が要求されている。例えば、特許文献1に記載されているように、SAWデバイスを用いた発振器の小型化、高信頼性化を目的として、IC(Integrated Circuit)素子とSAWデバイスとを同一のパッケージ内に構成するための技術が知られている。
特開平2−290308号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパッケージ技術の場合、パッケージとして構成するSAW発振器を更に小型化をするためには、ICとSAWデバイスのそれぞれをより一層小型化しなければならないという課題があった。具体的には、ICとSAWデバイスとを同一面上に配置して構成しているため、SAW発振器の大きさ(平面視した場合の面積)を少なくともICとSAWデバイスの占有面積の和より小さく構成することができないという問題である。特にSAW発振器をプリント基板などに多数実装して使用する装置などにおいてはその影響が大きく、SAW発振器が占めるプリント基板上の実装面積をより一層小さくすることが課題であった。
これに対し、ICとSAWデバイスとを重ねて構成することにより、SAW発振器の占有面積を小さくすることが考えられたが、その結果、それぞれの信号線が近接することにより、発振動作が不安定になるなどの弊害が発生する場合があるという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるSAW発振器は、SAW共振子と、前記SAW共振子を駆動する発振回路を有するIC素子と、を備え、前記SAW共振子の信号線路と、前記IC素子の出力線路とは、平面視したときに、前記IC素子の出力線路の面積の10%以上が重ならないように構成されていることを特徴とする。
本適用例によれば、SAW共振子の信号線路とIC素子の出力線路とは、平面視したときに、IC素子の出力線路の面積の10%以上が重ならないように構成されているため、SAW共振子とIC素子とを、例えば同一の基板上や、同一のパッケージ内に搭載した場合であっても、意図しない容量結合による特性の劣化を低減することができる。具体的に説明すると、SAW発振器において、SAW共振子の信号線路やIC素子の出力線路には、高い周波数の電気(パルス)信号が伝達される。その電気信号の立ち上がり・立ち下がり時間(Tr・Tf)やその位置の揺らぎ(ジッター)は、SAW発振器にとって、より小さな値とすべき重要な特性である。線路間の容量結合は、これらの特性の劣化を引き起こす大きな要因となるため、本適用例のように、出力特性に係るSAW共振子の信号線路とIC素子の出力線路とが、平面視したときに多くの面積が重ならないように構成することで、それぞれの信号間の容量結合が低減される。その結果、より良好な出力特性が得られるSAW発振器を提供することができる。
なお、平面視とは、SAW共振子を構成する基板平面の垂直方向からSAW共振子を見た場合をいい、出力線路の面積とは、平面視したときの出力線路の投影面積をいう。
[適用例2]上記適用例にかかるSAW発振器において、前記SAW共振子と前記IC素子とは、平面視したときに少なくとも一部が重なるように構成されていることを特徴とする。
本適用例のように、SAW共振子とIC素子とは、平面視したときに少なくとも一部が重なるように構成されていることが好ましい。重ねて構成することにより、SAW発振器をより小型化することが可能となり、SAW発振器の実装面積をより小さくすることができる。また、このようにSAW共振子とIC素子とを重ねて構成した場合であっても、SAW共振子の信号線路とIC素子の出力線路とは、平面視したときに多くの面積が重ならないように構成することによって、意図しない容量結合による特性劣化の発生を軽減することができる。その結果、良好な特性が維持された、より小型のSAW発振器を提供することができる。特にSAW発振器をプリント基板などに多数実装して使用する装置などにおいては、その効果が大きく、省スペース化に寄与する。
[適用例3]上記適用例にかかるSAW発振器が、差動出力発振器であることを特徴とする。
本適用例のように、SAW発振器は、差動出力発振器であることが好ましい。一般的に差動出力発振器は、高速動作が可能であり、また耐ノイズ性が高い。本適用例によると、上述したように特性の劣化が抑えられ、良好な特性が維持されるため、差動出力発振器として上記適用例のSAW発振器を構成することにより、差動出力発振器としての特性が維持された、より小型のSAW発振器を提供することができる。
[適用例4]上記適用例にかかるSAW発振器において、略直方体形状のパッケージに実装され、前記パッケージを平面視したときに、前記SAW共振子は、前記パッケージの一方の長辺に沿う領域に配置され、前記IC素子の出力線路は、他方の長辺に沿う領域に配置されていることを特徴とする。
本適用例のように、SAW共振子は、パッケージの一方の長辺に沿う領域に配置され、IC素子の出力線路は、他方の長辺に沿う領域に配置されることが好ましい。一般的に、SAW共振子は、長方形の基板(チップ)として構成され、IC素子は、SAW共振子よりも小さなチップとして構成される場合が多い。従って、例えば、SAW共振子とIC素子とを組み合わせて、よりコンパクトなパッケージを構成する場合には、SAW共振子とIC素子との少なくとも一部が重なるように配置されることが好ましい。また、パッケージの形状は、長手方向の寸法がSAW共振子の長手方向の寸法に従い、厚み方向がSAW共振子とIC素子とを重ねて構成される寸法に従うように決定される扁平な略直方体形状とすることで、よりコンパクトにすることができる。このような場合には、SAW共振子を、パッケージの一方の長辺に沿う領域に配置し、IC素子の出力線路を他方の長辺に沿う領域に配置することによって、SAW共振子の信号線路とIC素子の出力線路との距離が確保され、それぞれの信号間の容量結合が低減される。その結果、コンパクトで、良好な出力特性が維持されたSAW発振器を提供することができる。
[適用例5]本適用例にかかる電子機器は、上記適用例に記載のSAW発振器を備えたことを特徴とする。
上記のSAW発振器を備えることにより、異常発振やノイズなどによる誤動作のより少ない電子機器を提供することができる。また、特にSAW発振器をプリント基板などに多数実装して使用する電子機器などにおいては、より小型のSAW発振器を用いることの効果が大きく、電子機器をよりコンパクトに構成することができる。
実施形態1に係るSAW発振器の平面図、(b)側断面図、(c)回路概略図。 (a)SAW共振子の信号線路とIC素子の出力線路とが重なるように構成された場合の平面図、(b)発生する寄生容量の例を示す回路図。 SAW発振器の差動出力特性の例を示す波形図。 変形例1に係るSAW発振器の平面図。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
(実施形態1)
まず、実施形態1に係るSAW発振器について説明する。
図1(a)は、実施形態1に係るSAW発振器100の平面図、(b)は、(a)のA−A断面図、(c)は、SAW発振器100の回路の概略図である。
SAW発振器100は、SAW共振子10、IC素子20などから構成された差動出力SAW発振器であり、パッケージ30に実装されている。
SAW共振子10は、圧電基板9の主面に形成された一対の櫛形電極からなる交差指電極11および2つの反射器12などから構成されている。
圧電基板9は、長方形の基板であり、その材料としては、水晶、ランガサイト、LBO(Li2B4O7)、サファイア、ダイヤモンドなどが挙げられる。
反射器12は、圧電基板9の長手方向における交差指電極11の両側に配置されている。
また、圧電基板9の主面には、長手方向に沿って、交差指電極11とIC素子20とを接続する一対のSAW信号線路13(13a,13b)が、交差指電極11および反射器12を挟むように形成されている。
IC素子20は、SAW共振子10を駆動する発振回路や波形成形回路などを備えたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)−ICであり、SAW発振器100の差動出力を形成する。なお、IC素子20は、CMOS−ICに限定するものではない。
パッケージ30は、ベース基板31、回路基板32、実装基板33、フレーム34、蓋35などが順に積層され、内部にSAW共振子10やIC素子20を配置する空間を有する扁平な略直方体形状の表面実装型パッケージとして構成されている。
以下に、その具体的な構成を説明する。
ベース基板31は、セラミックなどからなる略長方形の絶縁性基板であり、外部回路や電源PS、グランド電位GNDと電気的に接続するための複数の外部端子(図示省略)を備えている。
回路基板32は、ベース基板31と略同じ大きさの回路基板であり、中程から長手方向一方の周辺部にやや寄った位置にIC素子20が配置される空間を形成する開放部32k(穴)を備えており、IC素子20と共に、ベース基板31に接着されている。また、回路基板32は、パッケージ30の複数の外部端子や実装基板33が有する導電パターンと電気的に接続された複数の導電パターン32pを有している。
なお、以降の説明において、ベース基板31に対して回路基板32が積層される方向を上方向とする。
実装基板33は、ベース基板31と略同じ大きさの回路基板であり、中程から一方の周辺部に向かって、回路基板32が有する開放部32kより更に大きな開放部33kを備えており、回路基板32の上面に接着されている。また、実装基板33は、回路基板32の導電パターン32pと電気的に接続された複数の導電パターン33pを有している。
SAW共振子10は、その長手方向を、パッケージ30の長手方向と略同じ向きにし、主面を上面として、SAW共振子10の長手方向の一方の端部が実装基板33の上面に接着されることで固定されている。SAW共振子10の主面に形成された交差指電極11および反射器12は、平面視したときに開放部33kに重なるように位置している。つまり、SAW共振子10は、実装基板33に片持ち状態で固定されている。また、SAW共振子10とIC素子20とは、平面視したときに一部が重なるように配置されている。
なお、平面視とは、SAW共振子10が構成される基板平面の垂直方向からSAW共振子10を見た場合をいう。
実装基板33の上面には、SAW共振子10が配置される空間を形成するフレーム34と蓋35が接着され、パッケージ30の内部が気密に封止される。
次に、電気的な接続およびその接続に係る配線路の配置について説明する。
IC素子20に形成された電極パッド21と導電パターン32pと、およびSAW共振子10のSAW信号線路13と導電パターン33pとは、金線またはアルミニウム線などのボンディングワイヤー36で電気的に接続され、SAW発振器100として図1(c)に示す回路が構成されている。なお、図1(c)において、外部回路と接続するその他の端子については、図示を省略している。
SAW共振子10の信号は、SAW信号線路13(13a,13b)からボンディングワイヤー36a,36bを介して導電パターン33pa,33pbに伝達される。この伝達経路は、本願発明におけるSAW共振子10の信号線路であり、以下、信号線路100ipという。
IC素子20が形成する一対の差動出力は、電極パッド21a,21bからボンディングワイヤー36c,36dを介して導電パターン32pa,32pbに伝達される。この伝達経路は、本願発明におけるIC素子20の出力線路であり、以下、出力線路100opという。
図1(a)に示すように、出力線路100opは、信号線路100ipとは、平面視したときに重ならないように構成されている。これらが重ならないように構成する理由について以下に説明する。
図2(a)は、SAW共振子10の信号線路の一部とIC素子20の出力線路の一部とが重なるように構成されたSAW発振器101の平面図であり、(b)は、その場合に発生する寄生容量の例を示す回路図である。
図2(a)において、SAW発振器101における電極パッド21a,21bから導電パターン32pa,32pbまでのIC素子20の出力線路(以下出力線路101op)は、SAW共振子10の下方(裏側)に位置し、平面視した場合に、信号線路100ipの一部と重なるような配置となっている。このような配置となった場合に、信号線路100ipと出力線路101opとの間には、その距離が縮まるほど、図2(b)に示す寄生容量C1〜C4が無視し得ない大きさとなって現れる。寄生容量(浮遊容量)は、C1〜C4に限らず存在するが、SAW発振器101の場合には、寄生容量C1〜C4による信号間の容量結合によって、差動出力の特性が劣化する。
図3は、SAW発振器100,101の差動出力特性の例を示す波形図である。
図3において、実線は、SAW発振器100の差動出力波形を示し、破線は、SAW発振器101の差動出力波形を示している。SAW発振器101の場合には、寄生容量C1〜C4による信号間の容量結合によって、特に、差動出力の立ち上がり、立ち下がりの特性が劣化している。
従って、寄生容量C1〜C4による信号間の容量結合を避けるために、実施形態1に係るSAW発振器100においては、出力線路100opは、信号線路100ipとは、平面視したときに重ならないように構成している。なお、寄生容量C1〜C4の大きさは、平面視したときに重なる面積や、その距離に大きく依存するため、例えば、電極パッド21a,21bやボンディングワイヤー36a,36bや導電パターン32pa,32pbのごく一部が重なっただけの場合には、大きな特性劣化に至らない場合がある。従って、IC素子20の出力線路の面積の少なくとも10%以上が重ならないことが好ましい。
以上述べたように、本実施形態によるSAW発振器100によれば、以下の効果を得ることができる。
SAW共振子10とIC素子20とは、平面視したときに少なくとも一部が重なるように構成されていることにより、SAW発振器をより小型化することが可能となり、SAW発振器の実装面積をより小さくすることができる。また、このようにSAW共振子10とIC素子20とを重ねて構成した場合であっても、信号線路100ipと出力線路100opとは、平面視したときに重ならないように構成されているため、意図しない容量結合による特性劣化の発生を軽減することができる。その結果、良好な特性が維持された、より小型のSAW発振器を提供することができる。特にSAW発振器をプリント基板などに多数実装して使用する装置などにおいては、その効果が大きく、省スペース化に寄与する。
(実施形態2)
次に、実施形態2としての電子機器について説明する。
実施形態1で説明したSAW発振器100を備える電子機器としては、例えば、ネットワーク機器が挙げられる。具体的には、データーセンターなどに設置するネットワークサーバーのLAN(Local Area Network)インターフェイス機器にSAW発振器100を備えている。
SAW発振器100を用いることにより、異常発振やノイズなどによる誤動作のより少ないLANインターフェイスを提供することができる。また、ネットワークサーバーのLANインターフェイスなどの場合には、SAW発振器100をプリント基板などに多数実装して使用する場合が多いため、より小型のSAW発振器を用いることの効果が大きく、LANインターフェイス機器をよりコンパクトに構成することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。ここで、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略している。
(変形例1)
図4は、変形例1に係るSAW発振器200の平面図である。
実施形態1では、図1(a)に示すように、扁平な略直方体形状を呈するパッケージ30を平面視したときに、導電パターン32pa,32pbは、パッケージ30の扁平な面を構成する長方形の一方の短辺側領域(図1(a)では右側)に配置されている。導電パターン32pa,32pbの配置はこの例に限定するものではなく、例えば、図4に示すように、SAW共振子10がパッケージ30の一方の長辺に沿う領域に配置され、導電パターン32pa,32pbがパッケージ30の他方の長辺に沿う領域に配置される構成であっても良い。
SAW発振器200は、SAW共振子10、IC素子20などから構成された差動出力SAW発振器であり、パッケージ30vに実装されている。
パッケージ30vは、ベース基板31、回路基板32v、実装基板33v、フレーム34、蓋35などが順に積層され、内部にSAW共振子10やIC素子20を配置する空間を有する扁平な略直方体形状の表面実装型パッケージとして構成されている。
回路基板32vは、回路基板32における導電パターン32pa,32pbの位置を導電パターン32pav,32pbvの位置に変更し、それに合わせて変更されるIC素子20の向きに合わせて導電パターン32pのパターンレイアウトが変更されている点を除き、回路基板32と同じである。
実装基板33vは、開放部33kの形状、大きさを導電パターン32pav,32pbvの位置に合わせて変更している点を除き、実装基板33と同じである。
つまり、SAW共振子10は、パッケージ30の一方の長辺に沿う領域に配置され、IC素子20の出力線路(導電パターン32pav,32pbvを含む出力線路100opv)は、他方の長辺に沿う領域に配置されている。
本変形例のように、SAW共振子10は、パッケージの一方の長辺に沿う領域に配置され、IC素子20の出力線路は、他方の長辺に沿う領域に配置されることが好ましい。一般的に、SAW共振子は、長方形の基板(チップ)として構成され、IC素子は、SAW共振子よりも小さなチップとして構成される場合が多い。従って、例えば、SAW共振子とIC素子とを組み合わせて、よりコンパクトなパッケージを構成する場合には、SAW共振子とIC素子とを重ねて配置することが好ましい。また、パッケージの形状は、長手方向の寸法がSAW共振子の長手方向の寸法に従い、厚み方向がSAW共振子とIC素子とを重ねて構成される寸法に従って決定される扁平な略直方体形状とすることで、よりコンパクトにすることができる。このような場合には、SAW共振子を、パッケージの一方の長辺に沿う領域に配置し、IC素子の出力線路を他方の長辺に沿う領域に配置することによって、SAW共振子の信号線路とIC素子の出力線路との距離が確保され、信号間の容量結合が低減される。その結果、コンパクトで、良好な出力特性が維持されたSAW発振器を提供することができる。
(変形例2)
実施形態1では、図1(b)に示すように、SAW共振子10とIC素子20とが、それぞれベース基板31と実装基板33との異なる基板に実装され、回路基板32を介して電気的に接続されるとして説明したが、この構成に限定するものではない。例えば、SAW共振子10は実装基板の一方の面に実装され、IC素子20は、同一の実装基板の他方の面に実装される構成であっても良い。
本変形例のように、SAW共振子10と、これを駆動する発振回路を有するIC素子20とを備えるSAW発振器をよりコンパクトなパッケージとして構成する場合には、SAW共振子10とIC素子20とを重ねて構成することが好ましく、本変形例のように、一枚の基板の表裏に実装することで、より薄く構成することができる。
9…圧電基板、10…SAW共振子、11…交差指電極、12…反射器、13…SAW信号線路、20…IC素子、21…電極パッド、30…パッケージ、31…ベース基板、32…回路基板、32k,33k…開放部、33…実装基板、34…フレーム、35…蓋、36…ボンディングワイヤー、100…SAW発振器、100ip…信号線路、100op…出力線路、C1〜C4…寄生容量。

Claims (3)

  1. 複数の導電パターンを有する略直方体形状のパッケージと、
    交差指電極ならびに前記交差指電極に導通しているSAW信号線路を備えると共に前記複数の導電パターンのうちの第1導電パターンと前記SAW信号線路とが導通した状態で前記パッケージに配置されたSAW共振子と、
    前記交差指電極と重なった状態で前記パッケージに配置されており、前記SAW共振子を駆動する発振回路および前記発振回路の出力信号を出力する電極パッドを備え、かつ前記複数の導電パターンのうちの第2導電パターンと前記電極パッドとが導通しているIC素子と、を備え、
    前記SAW信号線路、前記第1導電パターンまでの第1導電路、および前記第1導電パターンからなる信号線路と、前記電極パッド、前記第2導電パターンまでの第2導電路、および前記第2導電パターンからなる出力線路とは、平面視したときの前記出力線路の総面積の10%以上重なっておらず、
    前記パッケージを平面視したときに、前記SAW共振子は、前記パッケージの一方の長辺に沿う領域に配置されており、前記電極パッド、前記第2導電路、および前記第2導電パターンのうち前記パッケージにおける前記IC素子搭載面側表面に配置された部分は、平面視において前記SAW共振子よりも他方の長辺側の領域に配置されていることを特徴とするSAW発振器。
  2. 前記発振回路の出力が差動出力であることを特徴とする請求項1に記載のSAW発振器。
  3. 請求項1または請求項に記載のSAW発振器を備えたことを特徴とする電子機器。
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