JPH0758620A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH0758620A
JPH0758620A JP5197435A JP19743593A JPH0758620A JP H0758620 A JPH0758620 A JP H0758620A JP 5197435 A JP5197435 A JP 5197435A JP 19743593 A JP19743593 A JP 19743593A JP H0758620 A JPH0758620 A JP H0758620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output buffer
buffer circuit
transistor
circuit
mosfets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5197435A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Sato
藤 武 久 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP5197435A priority Critical patent/JPH0758620A/ja
Publication of JPH0758620A publication Critical patent/JPH0758620A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】回路の内部構成や規模に応じ、あるいはユーザ
の注文に応じて各出力バッファ回路の負荷駆動電流を広
範囲に亘って細かく、個々に最適な大きさに設定でき、
また、その設定を配線後も容易に調整できるようにし、
各出力バッファ回路毎の過剰な駆動電流を減少させ、回
路全体としての消費電力を軽減することのできる半導体
装置の提供。 【構成】半導体装置の出力バッファ回路の最終出力段に
おいて、下地として基本トランジスタサイズに対して1
倍、2倍、4倍、………、2n (nは自然数)倍のトラ
ンジスタサイズを持つ(n+1)個のMOSトランジス
タを作り込み、これらのMOSトランジスタを組み合わ
せ、並列に接続して前記最終出力段を構成し、複数の駆
動電流を設定可能にしたことにより上記目的を達成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、詳しく
は、ゲートアレイやスタンダードセルなどのカスタム設
計の半導体集積回路の出力バッファ回路の最終出力段の
駆動電流を可変設定可能な半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゲートアレイやスタンダードセ
ルやエンベッデッドアレイなどのセミカスタムやフルカ
スタム設計の半導体集積回路(IC,LSI)において
は、多数の基本セルが配列された内部回路部と、多数の
入力バッファ回路と多数の出力バッファ回路とが構成さ
れたバッファ部とが形成されている。ここで、出力バッ
ファ回路は、所定の外部負荷を確実に駆動するために、
ある程度大きな駆動能力を持たせ、ある程度大きな駆動
電流を流す必要がある。
【0003】従来、多くの半導体集積回路においては、
出力バッファ回路の駆動電流は、予め半導体下地を形成
する段階で一律に設定されている。これは、多数の出力
バッファ回路に接続される負荷の種類は同一ではないの
で、各出力バッファ回路に要求される駆動能力は一定で
はないし、ゲートアレイなどのカスタム設計の半導体集
積回路では、ユーザの注文に応じて内部回路の回路要素
間の配線が形成されるので、個々のバッファ回路に接続
される負荷の種類や大きさが未定であるという理由によ
る。ここで、全ての出力バッファ回路の駆動能力が、一
律に必要とされる最大の駆動能力に設定されていると、
過剰能力を持つ出力バッファ回路が存在することにな
り、その出力バッファ回路は必要以上の電流を消費する
結果となる。この過剰な電流は個々の出力バッファ回路
では小さくても、多数の出力バッファ回路が配設される
ゲートアレイなどのカスタム設計の半導体集積回路全体
としては、大きなものとなり、回路装置全体の消費電力
を大きくすることになる。
【0004】このため、特開昭61−245625号に
は、出力バッファ回路の最終出力段を構成するバイポー
ラ・トランジスタのベース電流に接続され、このバイポ
ーラ・トランジスタを駆動するMOSFETのサイズを
分割形成し、これらのサイズの異なるMOSFETを選
択的に接続して使用して、流れる電流を可変設定し、最
終出力段のバイポーラ・トランジスタのベース電流を調
整し、このバイポーラ・トランジスタの出力駆動容量
(駆動電流)を可変設定する出力バッファ回路を備えた
半導体集積回路が開示されている。しかしながら、最終
出力段がバイポーラ・トランジスタの場合は、MOSF
ETに比べ、非常に消費電力が大きいという問題があ
る。
【0005】ところで、出力バッファ回路の駆動電流
は、チャネル長Leが一定の場合、トランジスタサイズ
Wによって決定される。ここでチャネル長Leは、接合
状態が同じであればゲート電極の長さLによって決ま
り、トランジスタサイズWはチャネル幅Weに等しく、
チャネル幅Weはほぼ拡散層の幅Wに等しい。
【0006】このため、従来は、図3(a)に示すよう
に、同じゲート電極52の長さLを持ち、同じ拡散層5
4の幅Wを持つ同じトランジスタサイズWのトランジス
タ50を下地に複数作り込み、図3(b)に示すように
複数のトランジスタのうち所要数のトランジスタのみを
選択して並列に接続し、図3(c)に示すように3個の
n−MOSトランジスタ58によって出力バッファ回路
60を構成することにより、所望の駆動電流を実現して
いる。ここで、参照符号56を付した×印はコンタクト
である。この時、図3(c)において仮に上記n−MO
Sトランジスタ58の1個当りの駆動電流を2mAであ
るとすると、同図に示す出力バッファ回路60の駆動電
流は3個のn−MOSトランジスタ58を用いているの
で6mAとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3
(a),(b)および(c)に示すように、同じ駆動電
流のMOSFETを下地に作り込み、接続するMOSF
ETの数によって複数の駆動電流を実現することができ
るが、実現できる駆動電流は、1つのMOSFETの駆
動電流の整数倍しか実現できないため、駆動電流値を広
範囲に亘って細かく調整できるようにしようとすると多
数のMOSFETを作り込む必要があり、出力バッファ
領域が大きくなってしまうし、所定領域内の所定数のM
OSFETを使って細かく調整できる複数の駆動電流を
実現しようとすると、調整可能な駆動電流の範囲は小さ
くなり、逆に、広範囲の駆動電流を実現しようとする
と、例えば1個当り2mAのMOSFETを6個下地に
作り込むと、2,4,6,8,10,12mA(2am
A:a=1〜6)の駆動電流しか実現できず、細かい調
整ができなくなってしまうという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、回路の内部構成や規模に応じ、あるいはユーザ
の注文に応じて各出力バッファ回路の負荷駆動電流を広
範囲に亘って細かく、個々に最適な大きさに設定でき、
また、その設定を配線後も容易に調整できるようにし、
各出力バッファ回路毎の過剰な駆動電流を減少させ、回
路全体としての消費電力を軽減することのできる半導体
装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、半導体装置の出力バッファ
回路の最終出力段において、下地として基本トランジス
タサイズに対して1倍、2倍、4倍、………、2n (n
は自然数)倍のトランジスタサイズを持つ(n+1)個
のMOSトランジスタを作り込み、これらのMOSトラ
ンジスタを組み合わせ、並列に接続して前記最終出力段
を構成し、複数の駆動電流を設定可能にしたことを特徴
とする半導体装置を提供するものである。
【0010】また、本発明の第2の態様は、基本トラン
ジスタに対して1倍、2倍、4倍、………、2n (nは
自然数)倍のトランジスタサイズを持ち、互いに並列に
接続された(n+1)個のMOSトランジスタと、各M
OSトランジスタのゲート電極にそれぞれ接続され、各
MOSトランジスタの駆動を制御する手段とを有する最
終出力段を持ち、各MOSトランジスタの駆動制御手段
の制御信号入力に応じて前記最終出力段の駆動電流を設
定するよう構成した出力バッファ回路を備えたことを特
徴とする半導体装置を提供するものである。
【0011】
【発明の作用】本発明の第1の態様の半導体装置によれ
ば、出力バッファ回路の最終出力において、基本トラン
ジスタサイズに対して、例えば拡散層の幅を変えること
により1倍、2倍、4倍、………、2n 倍(nは自然
数)のトランジスタサイズを持つ(n+1)個のMOS
トランジスタを下地に作り込み、コンタクトと配線(例
えば(Al配線)を変えるだけで、2n −1種の多数の
駆動電流を実現することができる。
【0012】また、本発明の第2の態様の半導体装置に
よれば、上記第1の態様と同様に基本トランジスタサイ
ズに対して1倍、2倍、………、2n 倍のトランジスタ
サイズを持つ(n+1)個のMOSトランジスタと、そ
の各々のゲート電極に接続された駆動制御手段とを有
し、制御入力信号を入力することにより、例えば外部設
定信号によって予めプログラムされた制御入力信号を入
力することにより、駆動制御手段によって各MOSトラ
ンジスタのオン・オフを制御するようにして、出力バッ
ファ回路の負荷駆動電流を配線後に調整し、再設定する
ことができる。こうして、本発明の第1および第2の態
様によれば、各出力バッファ回路の無駄な駆動電流を低
減し、回路全体として消費電力を軽減することができ
る。
【0013】
【実施例】本発明に係る半導体装置を添付の図面に示す
好適実施例に基づいて以下に詳細に説明する。図1
(a),(b)および(c)は、それぞれ本発明の第1
の態様の半導体装置の出力バッファ回路の最終出力段を
構成するトランジスタの一実施例の下地状態を示す模式
図、Al配線後の状態を示す模式図およびその同価回路
図である。
【0014】図1(a)に示すように、本発明に用いら
れるトランジスタの下地10は、トランジスタサイズ
W、すなわちゲート電極12の長さL、拡散層14の幅
WのMOSFET(MOS電解効果トランジスタ)18
aと、これを基本トランジスタとして、この2倍のトラ
ンジスタサイズ2W、すなわち同一ゲート長Lを持ち拡
散層14の幅が2WであるMOSFET18bと、同一
ゲート長Lを持ち拡散層14の幅が4Wである4倍のト
ランジスタサイズ4WのMOSFET18cと、拡散層
14の幅が4Wである時、ここに設けられたゲート長L
のゲート電極2個を接続して8倍のトランジスタサイズ
8WとしたMOSFET18dとを有する。このような
トランジスタの下地10は、まず、幅がW,2Wで各々
1個分MOSFETに必要な長さを持ち、残りの幅が4
Wで3個分のMOSFETに必要な長さを持つ拡散層1
4を形成し、次いで拡散層14の幅がW,2Wの部分1
4a,14bには各々1本の同一ゲート長Lのゲート電
極12a,12b(ゲートの幅は略2倍で異なる)を形
成し、拡散層14の幅が4Wの部分14cには同一ゲー
ト長Lでこの部分をまたぐゲート電極12cおよびこれ
らを2本つないで略2倍の長さを持つゲート電極12d
を形成することにより得られる。
【0015】こうして、トランジスタサイズW,2W,
4Wおよび8WのMOSFET18(18a,18b,
18c,18d)が下地として作り込まれる。ここで、
基本トランジスタであるMOSFET18aの駆動電流
がI0 、例えば1mAとすると、これらのMOSFET
18を適宜組み合わせることにより、I0 〜15I0
1〜15mAの15種類の駆動電流を実現することがで
きる。従って、I0 〜15I0 、1〜15mAの各15
種類の駆動電流の出力バッファ回路を実現することがで
きる。
【0016】例えば、9I0 (9mA)の駆動電流の出
力バッファ回路20は、図1(b)に示すように、トラ
ンジスタサイズWのMOSFET18aを構成するゲー
ト電極12aおよびトランジスタサイズ8WのMOSF
ET18dを構成するゲート電極12dにコンタクト1
6を介してAl配線22を形成してこれらを互いに接続
して入力(INPUT)とし、ゲート電極12aに対し
一方の側、図中右側の拡散層14a(ソース電極)およ
び湾曲したゲート電極12dの一方の側、図中両外側の
拡散層14c(共にソース電極)にコンタクト16を介
してAl配線22を形成してこれらを互いに接続して接
地(GND)とし、ゲート電極12aに対し他方の側、
図中左側の拡散層14a(ドレイン電極)および湾曲し
たゲート電極12dの他方の側、図中内側の拡散層14
c(ドレイン電極)にコンタクト16を介してAl配線
22を形成してこれらを互いに接続して出力(OUTP
UT)とすることにより構成できる。
【0017】こうして、図1(c)に示すトランジスタ
サイズWと8Wの2つのNMOSFET18aと18d
を並列接続した出力バッファ回路20を得ることができ
る。このように、本発明においては、必要に応じて、例
えば内部回路の構成や規模、もしくはユーザの注文等に
応じて、トランジスタの下地10において適宜所望のM
OSFET18を選択し、コンタクトを形成しAl配線
を施すことにより、所要の駆動電流の出力バッファ回路
20を実現することができる。
【0018】図示例の出力バッファ回路20を得るため
の図1(a)に示すトランジスタの下地10は、基本ト
ランジスタサイズWに対してW,2W,4W,8Wの4
種のMOSFET(18a,18b,18c,18d)
を形成することができるものであるが、本発明はこれに
限定されず、基本トランジスタサイズWに対してW,2
W,4W,………,2n Wの(n+1)種のMOSFE
Tを形成可能なものであれば、自然数nはいくつあって
もよい。また、上述した例ではNMOSトランジスタを
用いているが、本発明はこれに限定されず、MOSトラ
ンジスタであれば、何でもよく、PMOSトランジスタ
であってもCMOSトランジスタであってもよい。
【0019】上述した出力バッファ回路20は、図示し
ない内部回路、例えばゲートアレイやスタンダードセル
などのカスタム設計の半導体集積回路に構成される論理
回路の外側に、その出力に接続されて多数配置される。
また内部回路の外側には、その入力に接続される多数の
図示しない入力バッファ回路20が配置される。このよ
うに、本発明の第1の態様の半導体装置は基本的に構成
される。
【0020】次に、図2に本発明の第2の態様の半導体
装置に用いられる出力バッファ回路の一実施例の回路図
を示す。同図に示すように、出力バッファ回路30は、
図1(a),(b),(c)に示す実施例と同様に、4
種のトランジスタサイズW,2W,4W,8WのMOS
FETを用いるものであるが、MOSFETがCMOS
31である点およびCMOS31の入力側(ゲート電極
側)にCMOS31のオン・オフを制御する駆動制御手
段35ならびに駆動制御手段35に制御信号を入力する
手段42を有している点で異なっている以外は基本的に
同様であるので、その説明は省略する。
【0021】出力バッファ回路30は、トランジスタサ
イズWのPMOS32aとNMOS34aとからなるC
MOS31a、トランジスタサイズ2WのPMOS32
bとNMOS34bとからなるCMOS31b、トラン
ジスタサイズ4WのPMOS32cとNMOS34cと
からなるCMOS31cおよびトランジスタサイズ8W
のPMOS32dとNMOS34dとからなるCMOS
31dと、PMOS32a,32b,32cおよび32
dのベース電極にそれぞれ接続されるNAND回路36
a,36b,36cおよび36dとNMOS34a,3
4b,34cおよび34dのベース電極にそれぞれ接続
されるNOR回路38a,38b,38cおよび38d
とこれらに接続されるインバータ40a,40b,40
cおよび40dとからなる駆動制御手段35a,35
b,35cおよび35dと、各々の駆動制御手段35
a,35b,35cおよび35dに所定の制御信号A
0,A1,A2およびA3を入力するための制御信号入
力手段42a,42b,42cおよび42dと、入力部
(IN)44と、出力部(OUT)46とを有する。
【0022】ここで、CMOS31(31a,32b,
31c,31d)においては、PMOS32a,32
b,32cおよび32dのソース電極は電源Vddに接続
され、NMOS34a,34b,34cおよび34dの
ソース電極は接地され、両者のドレイン電極は互いに接
続され、各接続部は例えば出力パッド等によって構成さ
れる出力部46に接続される。駆動制御手段35(35
a,35b,35c,35d)においては、PMOS3
2a〜32dに接続されたNAND回路36a〜36d
の一方の入力には、それぞれ制御信号入力手段42a〜
42dが接続され、それぞれ制御信号A0〜A3が入力
され、NAND回路36a〜36dの他方の入力はすべ
て、例えば入力パッド等によって構成される入力部44
に接続される。また、駆動制御手段35(35a〜35
d)では、NMOS34a〜34dに接続されたNOR
回路38aの一方の入力は、すべて入力部44に接続さ
れ、他方の各入力にはそれぞれインバータ40a〜40
dを介して制御信号入力手段42a〜42dが接続さ
れ、それぞれ制御信号A0〜A3が入力される。
【0023】ここで制御信号入力手段42(42a〜4
2d)は出力バッファ回路30の外部、例えば、本発明
の半導体装置内、特に内部回路等にプログラムされ、あ
るいは設定されて保持されている。すなわち、予め内部
回路等でセットアップされた制御信号A0〜A3を外部
から入力するための制御信号入力パッド(入力ピン)で
あってもよいし、制御信号A0〜A3を外部からプログ
ラム可能な記憶手段、例えば、RAM,PROM,EP
ROM,EEPROM,UVEPROMなどのメモリや
これらを構成するメモリ素子であってもよい。
【0024】このように構成された出力バッファ回路3
0は、制御信号A0〜A3を表1のように入力もしくは
プログラムし、設定することにより、トランジスタサイ
ズWが1(W=1)で駆動電流を1mAとした時、出力
バッファ回路30の駆動電流は表1のようになる。
【0025】
【0026】このように本発明の第2の態様の半導体装
置の出力バッファ回路を構成することにより、ゲートア
レイ等のカスタム設計の半導体装置などにおける配線工
程が終了した後であっても、他の部分との相互関係等に
より不具合が生じ、出力バッファ回路の駆動電流値を多
少増加または減少させて調整する必要が生じた場合で
も、容易に対処することができる。また、本態様におい
ても、トランジスタサイズの異なるMOSFETの種類
は1〜2n 倍の(n+1)種であれば、何種類であって
もよい、すなわち自然数nはいくつであってもよい。さ
らに、MOSFETはPMOSでもNMOSであっても
よい。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の第1の
態様によれば、トランジスタサイズが1倍から2n 倍ま
でのMOSトランジスタを下地として作り込み、コンタ
クトと配線、例えばAl配線とによって必要なMOSト
ランジスタを選択して接続することができるので、少な
いトランジスタ数で広範囲の複数の駆動電流値を細かく
設定することができる。従って、本態様によれば、複数
の駆動電流の出力バッファ回路を実現でき、その数も従
来の同一トランジスタサイズで同数のMOSトランジス
タの場合のn種に比し、2n −1種と非常に多く、広範
囲の駆動電流値の細かい設定が可能となる。
【0028】また、本発明の第2の態様によれば、上述
の第1の態様の効果に加え、配線(Al配線)後に、出
力バッファ回路の駆動電流の再設定や調整が可能である
ので、製品歩留りの向上、テスト解析の容易化、開発コ
ストの低減などを図ることができる。
【0029】従って、本発明によれば、各出力バッファ
回路の無駄で過剰な電流を低減しあるいはなくすことが
でき、回路全体としての消費電力を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)および(c)は、それぞれ本
発明に係る半導体装置の出力バッファ回路のトランジス
タの下地の一実施例を示す構成模式図、そこに形成され
る出力バッファ回路の一実施例の構成模式図およびその
等価回路図である。
【図2】 本発明に係る半導体装置の出力バッファ回路
の他の実施例の構成回路図である。
【図3】 (a),(b)および(c)は、それぞれ従
来の半導体装置の出力バッファ回路のトランジスタの下
地の構成模式図、そこに形成される出力バッファ回路の
構成模式図およびその等価回路図である。
【符号の説明】
10 下地トランジスタ 12,12a,12b,12c,12d ゲート電極 14,14a,14b,14c 拡散層 16 コンタクト 18,18a,18b,18c,18d MOSFET 20,30 出力バッファ回路 22 Al配線 31,31a,31b,31c,31d CMOS 32a,32b,32c,32d PMOS 34a,34b,34c,34d NMOS 35,35a,35b,35c,35d 駆動制御手段 36a,36b,36c,36d NAND回路 38a,38b,38c,38d NOR回路 40a,40b,40c,40d インバータ 42,42a,42b,42c,42d 制御信号入力
手段 44 入力部 46 出力部 A0,A1,A2,A3 制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/088 H03K 17/12 9184−5J 17/687 19/173 9383−5J 8934−4M H01L 27/08 102 C 9473−5J H03K 17/687 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の出力バッファ回路の最終出力
    段において、下地として基本トランジスタサイズに対し
    て1倍、2倍、4倍、………、2n (nは自然数)倍の
    トランジスタサイズを持つ(n+1)個のMOSトラン
    ジスタを作り込み、これらのMOSトランジスタを組み
    合わせ、並列に接続して前記最終出力段を構成し、複数
    の駆動電流を設定可能にしたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】基本トランジスタに対して1倍、2倍、4
    倍、………、2n (nは自然数)倍のトランジスタサイ
    ズを持ち、互いに並列に接続された(n+1)個のMO
    Sトランジスタと、各MOSトランジスタのゲート電極
    にそれぞれ接続され、各MOSトランジスタの駆動を制
    御する手段とを有する最終出力段を持ち、各MOSトラ
    ンジスタの駆動制御手段の制御信号入力に応じて前記最
    終出力段の駆動電流を設定するよう構成した出力バッフ
    ァ回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
JP5197435A 1993-08-09 1993-08-09 半導体装置 Withdrawn JPH0758620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197435A JPH0758620A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197435A JPH0758620A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0758620A true JPH0758620A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16374470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5197435A Withdrawn JPH0758620A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0758620A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0821425A2 (en) * 1996-07-24 1998-01-28 Nec Corporation A semiconductor device having a semiconductor switch structure
JP2005303304A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Internatl Business Mach Corp <Ibm> FinFETトランジスタおよび回路
JP2006042137A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Fujitsu Ltd ドライバ回路、半導体装置、及び電子機器
JP2006287765A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Ricoh Co Ltd 水晶発振回路

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0821425A2 (en) * 1996-07-24 1998-01-28 Nec Corporation A semiconductor device having a semiconductor switch structure
US5945700A (en) * 1996-07-24 1999-08-31 Nec Corporation Semiconductor device having a semiconductor switch structure
EP0821425B1 (en) * 1996-07-24 2006-05-31 Nec Corporation A semiconductor device having a semiconductor switch structure
JP2005303304A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Internatl Business Mach Corp <Ibm> FinFETトランジスタおよび回路
US7777276B2 (en) 2004-04-12 2010-08-17 International Business Machines Corporation FinFET transistor and circuit
US7964466B2 (en) 2004-04-12 2011-06-21 International Business Machines Corporation FinFET transistor and circuit
JP2006042137A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Fujitsu Ltd ドライバ回路、半導体装置、及び電子機器
JP4536449B2 (ja) * 2004-07-29 2010-09-01 富士通株式会社 ドライバ回路、半導体装置、及び電子機器
JP2006287765A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Ricoh Co Ltd 水晶発振回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2143990A (en) A semiconductor integrated circuit device with buffer circuits
JP2826446B2 (ja) 半導体集積回路装置及びその設計方法
US6127207A (en) Semiconductor integrated circuit and fabrication method therefor
US5302871A (en) Delay circuit
US5162893A (en) Semiconductor integrated circuit device with an enlarged internal logic circuit area
US5552618A (en) Multi-voltage-lever master-slice integrated circuit
JPH0758620A (ja) 半導体装置
JPS61144056A (ja) 半導体集積回路装置
US4837461A (en) Master slice type integrated circuit
US5497014A (en) BI-CMOS gate array semiconductor integrated circuits and internal cell structure involved in the same
EP0650196A2 (en) Semiconductor integrated circuit device and method of producing the same using master slice approach
KR100310116B1 (ko) 반도체집적회로장치
JP3651944B2 (ja) Cmosセル
JPH0831581B2 (ja) 半導体装置
JPH038357A (ja) 半導体集積回路装置
JP4282895B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH0496369A (ja) ゲートアレー型lsi
EP0344055A2 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP3501880B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法および半導体ウエハ
JPS6295852A (ja) 半導体集積回路
JPS61190958A (ja) 半導体集積回路
JPH07122718A (ja) ゲートアレイlsi回路
JPH0834427B2 (ja) 論理回路
JPS61163651A (ja) マスタスライス集積回路装置
JPH0491455A (ja) ゲートアレー方式lsi

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001031