JP2896168B2 - 織機の緯入れ制御装置 - Google Patents

織機の緯入れ制御装置

Info

Publication number
JP2896168B2
JP2896168B2 JP1215530A JP21553089A JP2896168B2 JP 2896168 B2 JP2896168 B2 JP 2896168B2 JP 1215530 A JP1215530 A JP 1215530A JP 21553089 A JP21553089 A JP 21553089A JP 2896168 B2 JP2896168 B2 JP 2896168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
pressure
weft
weft insertion
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1215530A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0382846A (ja
Inventor
勉 西念
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority to JP1215530A priority Critical patent/JP2896168B2/ja
Priority to KR1019900012800A priority patent/KR970008888B1/ko
Priority to US07/570,349 priority patent/US5101867A/en
Priority to EP90116013A priority patent/EP0414211B1/en
Priority to DE69025009T priority patent/DE69025009T2/de
Publication of JPH0382846A publication Critical patent/JPH0382846A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2896168B2 publication Critical patent/JP2896168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/38Weft pattern mechanisms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet
    • D03D47/3026Air supply systems
    • D03D47/3033Controlling the air supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ジェットルームにおいて、緯糸の飛走特
性が変動しても、十分安定な緯入れ動作を継続すること
ができる織機の緯入れ制御装置に関する。
従来技術 ジェットルーム、殊にエアジェットルームにおいて、
製織に使用する緯糸の飛走特性が変化することにより緯
入れが不安定になることがある。これは、緯糸の長さ方
向に、糸の太さや毛羽の大小等の糸物性の変動があるた
めに、糸の空気抵抗が変化することに主な原因があると
考えられている。
そこで、緯糸の飛走特性が変化したときにも安定な緯
入れ動作を継続するために、種々の手法が提案されてい
る。その最も代表的なものは、緯入れに際し、所定長さ
の緯糸が織布の反緯入れ側に到達する織機機械角(以
下、緯糸の到達角度という)を監視し、到達角度の変化
によって緯糸の飛走特性の変動を把握した上、これに対
応して、緯入れ動作を開始する織機機械角(以下、開始
角度という)と、緯入れ用の主ノズルサブノズルの噴射
圧力との双方を並行に制御するものである。
このものは、緯糸の飛走特性が低下して到達角度の遅
れが検出されると、それを修正するために、開始角度を
早めるとともに噴射圧力を高めるように制御する一方、
到達角度の進みに対して両者を逆方向に制御することに
より、到達角度を一定に維持するものであり、開始角
度、噴射圧力の一方のみを制御対象とする場合より良好
な結果を得ることができる。すなわち、開始角度のみを
修正する場合は、緯糸開口との時期的平衡が崩れること
により、いわゆる緯糸掛かりや緯糸の吹切れ等の緯入れ
不良が発生し易く、また、噴射圧力のみを修正する場合
は、その応答が遅いために、緯糸の飛走特性の変動に追
随できないことも少なくないが、この技術によれば、こ
れらの問題によく対処することができるという。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかる従来技術によるときは、到達角
度の遅速に基づく修正情報は、開始角度と噴射圧力とを
制御する各制御系に対して単に並列に加えられるに過ぎ
ないので、現実に安定な緯入れ動作を継続することは困
難である。
すなわち、一般に、開始角度の変化に対する緯入れ部
材の応答は極めて速応性がある一方、噴射圧力の変化
は、その応答性に限界があるから、到達角度に遅速が生
じ、その情報が双方の制御系に並列に加えられると、ま
ず応答性に優れる開始角度の修正が行なわれ、次いで、
噴射圧力が修正される。そこで、開始角度の修正によっ
て到達角度が正常に復帰すると、その後の噴射圧力は、
何ら修正されることがない。換言すれば、噴射圧力が修
正されるのは、経糸開口との関係で決まる修正限界にま
で開始角度が修正されてもなお到達角度に遅速が残存す
る場合のみであり、しかも、噴射圧力の修正によって到
達角度の遅速が解消されても、開始角度は、その修正限
界から引き戻されることがない。したがって、その後の
織機は、開始角度が修正限界にある状態で運転されるこ
とになり、十分安定な緯入れ動作を継続することは極め
て難しい。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、到達角度の遅速に代えて、緯入れを開始してから
反緯入れ側に到達するまでの緯糸の飛走に要する期間
(以下、緯糸の飛走期間という)に関する情報を使用し
て応答性が悪い噴射圧力を修正することにより、開始角
度は、一時的に大きく偏移したとしても、噴射圧力の修
正動作の追随に伴って再び正規の値に引き戻され、十分
安定な緯入れ動作を容易に継続することができる織機の
緯入れ制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、緯入
れノズルの噴射圧力制御用の圧力コントローラに付設す
る圧力補正部と、緯入れ動作の開始時期制御用のタイミ
ングコントローラに付設する角度補正部とを備え、該角
度補正部は、緯糸の到達角度偏差に基づく角度補正量を
前記タイミングコントローラに出力する一方、圧力補正
部は、緯糸の飛走期間偏差に基づく圧力補正量を圧力コ
ントローラに出力することをその要旨とする。
なお、角度補正部、タイミングコントローラの間にリ
ミッタ要素を介装してもよく、また、圧力補正部、圧力
コントローラの間にデッドバンド要素を介装してもよ
い。
さらに、緯糸の到達角度とタイミングコントローラか
らの指令開始角度(設定開始角度を角度補正量によって
補正した値をいう、以下同じ)との角度差を緯糸の飛走
期間とすることができる。
作 用 かかる発明の構成によるときは、緯糸の飛走特性が変
動し、到達角度に遅速が生じると、到達角度偏差が発生
するから、角度補正部、タイミングコントローラによ
り、まず開始角度が修正され、到達角度を設定到達角度
に一致させる修正動作が行なわれる。
一方、このようにして緯糸の飛走特性が変動すると、
飛走期間が変動し、飛走期間偏差が生じるから、これに
基づく圧力補正量を圧力コントローラに送出することに
より、圧力補正部により噴射圧力が修正される。このと
きの圧力コントローラは、飛走期間偏差に基づき、緯糸
の飛走特性に適合する噴射圧力を実現するように、タイ
ミングコントローラとは独立に噴射圧力を修正するか
ら、噴射圧力は、最終的に飛走特性の変動分に対応して
修正される。噴射圧力が修正され、緯糸の飛走期間が正
規の設定飛走期間に復帰するに従い、角度補正部は、開
始角度を正規の設定開始角度に引き戻す方向に働き、し
たがって、最終的に、噴射圧力のみが緯糸の飛走特性の
変動に応じて修正され、正規の設定開始角度、設定到達
角度による安定な緯入れ動作を続行することができる。
角度補正部、タイミングコントローラの間にリミッタ
要素を介装すれば、リミッタ要素は、大きな到達角度偏
差が発生したときにおいても、指令開始角度が極端に偏
移することを阻止し、緯入れ動作と緯糸開口動作との時
期的平衡が失われてしまうおそれがない。
また、圧力補正部、圧力コントローラの間にデッドバ
ンド要素を介装すれば、デッドバンド要素は、微少な圧
力補正量に対する圧力コントローラの応答を排除し、圧
力調整弁等のメカニカル部品が不必要に損耗することが
ない。
到達角度と指令開始角度との角度差を緯糸の飛走期間
とすれば、織機回転数に拘らず、緯入れ動作、経糸開口
動作を容易に所定の相対関係に維持することができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の緯入れ制御装置は、圧力コントローラ10と、タ
イミングコントローラ20と、圧力補正部30、角度補正部
40とを主要部材としてなる(第1図)。
織機はエアジェットルームであり(第2図)、給糸体
W1から解舒される緯糸Wは、ドラム式緯糸測長貯留装置
(以下、単に貯留装置という)Dと、主ノズルMNとを経
て経糸開口WPに緯入れされる。また、緯糸Wの走行経路
に沿って、サブノズルSNi、SNi…(i=a、b…n)が
複数群に分割されて配設されている。
貯留装置Dには、係止ピンD1、解舒センサD2が付属し
ている。ドラムD3に巻き付けられて貯留された緯糸W
は、タイミングコントローラ20からの緯入れ信号Sd、S
m、Ssi(i=a、b…n)により、係止ピンD1を解舒位
置に駆動するとともに、開閉弁Vsi(i=a、b…n)
を開いて主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…を作動させ
ることによって緯入れされ、そのときの緯入れ長さWn
は、解舒センサD2によって計測される。
主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…は、それぞれ開閉
弁Vm、Vsi、圧力調整弁PVm、PVsを介して共通のエア源A
Cに接続され、それぞれの噴射圧力Pm、Psは、圧力コン
トローラ10からの制御信号Spm、Spsによって制御され
る。また、織布の反緯入れ側には、緯入れされた緯糸W
の到達角度θeを検出するために到達角度センサESが配
設されており、さらに、エンコーダENからの織機機械角
θがタイミングコントローラ20に入力されている。
圧力コントローラ10は、図示しない噴射圧力設定器か
らの設定噴射圧力Poと、圧力補正部30からの圧力補正量
Pcとを入力する加え合せ点11と、2台の制御増幅器12、
12とを縦続して構成されている(第1図)。圧力コント
ローラ10の出力は、制御信号Spm、Spsとして圧力調整弁
PVm、PVsに入力されている。ただし、設定噴射圧力Po、
圧力補正量Pcは、それぞれ加え合せ点11の加算端子、減
算端子に入力されている。また、ここでは、サブノズル
SNi、SNi…に対する織機側の制御系は、図示が省略され
ている。
タイミングコントローラ20は、加え合せ点21とコント
ローラ本体22とを縦続してなる。加え合せ点21の加算端
子、減算端子には、それぞれ図示しない開始角度設定器
からの設定開始角度θso、角度補正部40からの角度補正
量θcが入力されている。コントローラ本体22は、加え
合せ点21からの指令開始角度θs=θso−θcと、エン
コーダENからの織機機械角θとを比較して緯入れ信号S
d、Sm、Ssiを出力することにより、織機機械角θ=θs
において緯入れ動作を開始させる。すなわち、タイミン
グコントローラ20は、係止ピンD1、主ノズルMN、サブノ
ズルSNi、SNi…からなる緯入れ部材の作動時期を制御
し、緯入れ動作の開始時期を制御するとともに、解舒セ
ンサD2からの緯入れ長さWnが所定値になると、緯入れを
完了させる。
圧力補正部30、角度補正部40は、それぞれ圧力コント
ローラ10、タイミングコントローラ20の前段に付設され
ている(第1図、第2図)。
圧力補正部30は、加え合せ点31、圧力補正手段32から
なり、前者の加算端子には、図示しない飛走期間設定器
からの設定飛走期間τoが入力される一方、減算端子に
は、飛走期間算出手段51からの緯糸Wの飛走期間τが入
力されている。圧力補正手段32は、PID制御要素を含む
ものとし、加え合せ点31からの飛走期間偏差Δτ=τo
−τを入力し、圧力補正量Pcを算出して圧力コントロー
ラ10に出力する。また、飛走期間算出手段51は、タイミ
ングコントローラ20からの指令開始角度θs=θso−θ
cと、到達角度センサESからの到達角度θeとを入力
し、織機機械角θを単位とする緯糸Wの飛走期間τ=θ
e−θsを算出して出力する。
角度補正部40は、加え合せ点41と角度補正手段42とか
らなる。加え合せ点41は、図示しない到達角度設定器か
らの設定到達角度θeoと、緯糸Wの到達角度θeとを入
力し、到達角度偏差Δθe=θeo−θeを出力する。一
方、角度補正手段42は、到達角度偏差Δθeを入力し、
適当なPID演算を経て、角度補正量θcをタイミングコ
ントローラ20に出力する。
いま、正常に緯入れ動作が実行されているとき、緯糸
Wは、タイミングコントローラ20により設定開始角度θ
soにおいて緯入れが開始され、設定到達角度θeoにおい
て反緯入れ側に到達する。すなわち、このときの到達角
度θe=θeoであるから、到達角度偏差Δθe=θeo−
θe=0であり、したがって、角度補正部40からの角度
補正量θcは、θc=0である。
また、このとき、緯糸Wの飛走期間τは、τ=τoで
あり、したがって、圧力補正部30からの圧力補正量Pc
も、Pc=0である。そこで、圧力コントローラ10、圧力
調整弁PVm、PVsによって実現される主ノズルMN、サブノ
ズルSNi、SNi…からの噴射圧力Pm、Psも、設定噴射圧力
Poに一致している。
何らかの原因で緯糸Wの飛走特性が低下すると、緯糸
Wの飛走期間τは、τ>τoとなり(第3図)、到達角
度θeも設定到達角度θeoより遅れ、θe>θeoとな
る。したがって、角度補正部40の加え合せ点41は、到達
角度偏差Δθe=θeo−θo<0を検出し、角度補正手
段42に出力する。角度補正手段42は、θc=f(Δθ
e)>0(ただし、fは、PID要素の一部または全部を
含む制御関数)として角度補正量θcを算出し、タイミ
ングコントローラ20に出力する。そこで、タイミングコ
ントローラ20は、このようにして与えられる角度補正量
θcを使用して、指令開始角度θs=θso−θc<θso
において緯入れを開始することにより、到達角度偏差Δ
θeを速やかに除去することができる。
一方、飛走期間算出手段51は、このときの飛走期間τ
>τoを検出して圧力補正部30に出力するので、圧力補
正部30の加え合せ点31は、飛走期間偏差Δτ=τo−τ
<0を圧力補正手段32に出力する。圧力補正手段32は、
Pc=g(Δτ)<0(ただし、gは、PID要素の一部ま
たは全部を含む制御関数)として圧力補正量Pcを算出
し、圧力コントローラ10に出力するから、圧力コントロ
ーラ10は、設定噴射圧力Poに対し、飛走期間偏差Δτを
消去する方向に補正を加え、指令噴射圧力P=Po−Pc>
Poとして、制御増幅器12、12を介して圧力調整弁PVm、P
Vsに出力する。すなわち、圧力コントローラ10は、飛走
期間偏差Δτ<0のとき、指令噴射圧力P>Poとなるよ
うに補正方向を選定する。よって、圧力調整弁PVm、PVs
は、主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…からの噴射圧力
Pm、PsをPm=Ps=P>Poとなるように修正する。
このようにして噴射圧力Pm、Psが修正されると、飛走
期間τは、設定飛走期間τoに修正することができる。
ここで、圧力調整弁PVm、PVsを含む圧力コントローラ10
の応答性は、タイミングコントローラ20のそれより格段
に遅いのが普通であるから、飛走期間τが修正されるに
従い、角度補正部40は、到達角度θeを設定到達角度θ
eoに維持することにより、指令開始角度θsを設定開始
角度θsoに引き戻すように働く。すなわち、指令開始角
度θsは、圧力コントローラ10による噴射圧力Pm、Psの
修正に追随するようにして設定開始角度θsoに復帰する
ことができ、最終的に、噴射圧力Pm、Psは確実にPm=Ps
=Pに修正され、それに対応して、指令開始角度θs
は、θs=θsoに復帰することができる。
緯糸Wの飛走特性が高くなり、到達角度θeがθe<
θeoに偏移し、飛走期間τがτ<τoになったときは、
以上の説明と逆になり、最終的に、噴射圧力Pm、PsはPm
=Ps=P<Poが達成され、指令開始角度θsはθs=θ
soに復帰する。
他の実施例 角度補正部40とタイミングコントローラ20との間に
は、リミッタ要素を介装することができる。到達角度偏
差Δθeが過大な場合にも、指令開始角度θsが極端に
偏移したり、それによって緯入れ動作と経糸開口動作と
の時期的平衡が失われてしまったりするおそれがない。
圧力補正部30と圧力コントローラ10との間にデッドバ
ンド要素を介装することもできる。デッドバンド要素
は、デッドバンド幅内における微少な圧力補正量Pcを圧
力コントローラ10に送出しないから、圧力コントローラ
10や、圧力調整弁PVm、PVsは、不必要な微少動作をする
機会を最少にすることができる。
以上の説明において、主ノズルMN、サブノズルSNi、S
Ni…の噴射圧力Pm、Psは、常にPm=Ps=Pとするに代え
て、たとえば制御増幅器12、12の入力側に適当な比率設
定要素を介装することにより、Pm=aPs(aは2でない
定数)として、Pm≠Psとしてもよい。また、圧力調整弁
PVsは、サブノズルSNi、SNi…の各群ごとに配設し、そ
の各群ごとに異なる噴射圧力を実現してもよい。すなわ
ち、主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…からなる各緯入
れノズルの噴射圧力は、その全体を一括して、または、
主ノズルMNのみ、あるいは、サブノズルSNi、SNi…を任
意の群に分割して、圧力コントローラ10の制御対象とす
ることができる。
また、圧力補正部30、角度補正部40を含む第1図の全
体制御系は、アナログ系、ディジタル系のいずれによっ
ても実現することができ、殊に後者によるときは、織機
のピック動作に対応して作動させることができる。さら
に、後者において、飛走期間偏差Δτ、到達角度偏差Δ
θeは、複数回のピック動作における飛走期間τ、τ
…、到達角度θe、θe…の移動平均値に基づいて毎ピ
ックごとに算出してもよく、また、一定ピック数の平均
値に基づいて一定ピック数ごとに算出してもよい。
第1図において、設定飛走期間τoは、τo=θeo−
θsoとしてもよい。また、設定飛走期間τo、飛走期間
τは、角度のパラメータとするに代えて、時間のパラメ
ータとしてもよい。このとき、飛走期間算出手段51は、
指令開始角度θsから到達角度θeまでの時間差を測定
することになり、また、設定飛走期間τoは、緯糸Wの
正規の飛走に要する時間に対応した値が設定される。
さらに、タイミングコントローラ20は、織機機械角θ
=θsにおいて主ノズルMN、サブノズルSNi、SNi…、係
止ピンD1からなる緯入れ部材を一斉に作動させるに代え
て、これらの緯入れ部材の作動時期に適当な時間差を設
定してもよい。すなわち、係止ピンD1の作動よりも所定
の時間だけ先き立って主ノズルMNの作動を開始させても
よく、あるいは、この逆にしてもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、圧力コント
ローラ、タイミングコントローラに対してそれぞれ圧力
補正部、角度補正部を付設することによって、緯入れ時
において緯糸の飛走特性の変動により到達角度の遅速が
発生すると、角度補正部は、まず開始角度を変更するこ
とによって速やかにこれを是正する一方、圧力補正部
は、速応性のない緯入れノズルの噴射圧力を飛走期間偏
差に基づいて修正し、最終的に、開始角度を正規の設定
開始角度に復帰させることができるので、織機は、開始
角度のみが極端に偏移した不安定な状態で運転されるこ
とがなく、十分安定な緯入れ動作を容易に継続すること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例を示し、第1図は全体系統
図、第2図は全体構成概念図、第3図は動作説明線図で
ある。 W……緯糸 Pm、Ps……噴射圧力 τ……飛走期間 Δτ……飛走期間偏差 Pc……圧力補正量 θs……指令開始角度 θe……到達角度 Δθe……到達角度偏差 θc……角度補正量 10……圧力コントローラ 20……タイミングコントローラ 30……圧力補正部 40……角度補正部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れノズルの噴射圧力制御用の圧力コン
    トローラに付設する圧力補正部と、緯入れ動作の開始時
    期制御用のタイミングコントローラに付設する角度補正
    部とを備え、該角度補正部は、緯糸の到達角度偏差に基
    づく角度補正量を前記タイミングコントローラに出力す
    る一方、前記圧力補正部は、緯糸の飛走期間偏差に基づ
    く圧力補正量を前記圧力コントローラに出力することを
    特徴とする織機の緯入れ制御装置。
  2. 【請求項2】前記角度補正部、タイミングコントローラ
    の間にリミッタ要素を介装することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の織機の緯入れ制御装置。
  3. 【請求項3】前記圧力補正部、圧力コントローラの間に
    デッドバンド要素を介装することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の織機の緯入れ制御装
    置。
  4. 【請求項4】緯糸の到達角度と前記タイミングコントロ
    ーラからの指令開始角度との角度差を緯糸の飛走期間と
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれか記載の織機の緯入れ制御装置。
JP1215530A 1989-08-22 1989-08-22 織機の緯入れ制御装置 Expired - Fee Related JP2896168B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1215530A JP2896168B2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 織機の緯入れ制御装置
KR1019900012800A KR970008888B1 (ko) 1989-08-22 1990-08-20 직기의 위입제어장치
US07/570,349 US5101867A (en) 1989-08-22 1990-08-21 Picking control for air jet loom with timing and pressure correction
EP90116013A EP0414211B1 (en) 1989-08-22 1990-08-21 Picking control apparatus in looms
DE69025009T DE69025009T2 (de) 1989-08-22 1990-08-21 Schusseintragsregelsystem für Webmaschinen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1215530A JP2896168B2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 織機の緯入れ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0382846A JPH0382846A (ja) 1991-04-08
JP2896168B2 true JP2896168B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=16673954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1215530A Expired - Fee Related JP2896168B2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 織機の緯入れ制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5101867A (ja)
EP (1) EP0414211B1 (ja)
JP (1) JP2896168B2 (ja)
KR (1) KR970008888B1 (ja)
DE (1) DE69025009T2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2596231B2 (ja) * 1991-02-05 1997-04-02 株式会社豊田自動織機製作所 ジェットルームにおける緯入れ制御装置
US5295515A (en) * 1991-02-25 1994-03-22 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Apparatus for controlling weft insertion in jet loom
JP2898773B2 (ja) * 1991-03-08 1999-06-02 津田駒工業株式会社 ジェットルームの緯入れ制御装置
KR940010634B1 (ko) * 1991-08-12 1994-10-24 닛산 텍시스 가부시끼가이샤 유체 제트 직기 및 그 작동 방법
JP3075811B2 (ja) * 1991-11-12 2000-08-14 津田駒工業株式会社 ジェットルームの緯入れ制御装置
DE19653028C1 (de) * 1996-12-19 1998-01-29 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren zum Verarbeiten nicht oder teilverwirbelter Schußgarne, insbesondere synthetischer Filament-Schußgarne
KR100334733B1 (ko) * 1999-08-09 2002-05-04 안용찬 고밀도분말세제의 제조방법
JP2004052171A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Tsudakoma Corp エアジェットルームにおける緯入れ制御方法
JP4022136B2 (ja) * 2002-12-10 2007-12-12 津田駒工業株式会社 緯糸打ち出しタイミングの算出方法及び緯入れ条件設定方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134259A (ja) * 1984-07-26 1986-02-18 日産テクシス株式会社 流体噴射式織機の緯入れ装置
KR890001039B1 (ko) * 1986-02-24 1989-04-20 쯔다고마 고오교오 가부시끼가이샤 위입장치의 도달타이밍 자동 조절방법 및 그의 장치
JPS62257439A (ja) * 1986-04-26 1987-11-10 株式会社豊田自動織機製作所 ジェットルームにおける緯入れ方法
JPH0759774B2 (ja) * 1986-10-04 1995-06-28 津田駒工業株式会社 無杼織機のよこ入れ自動調整方法
IT1201202B (it) * 1987-01-26 1989-01-27 Omv Off Mecc Vilminore Dispositivo di autoregolazione di alimentazione di filati di trama in telai di tessitura ad aria
JP2516353B2 (ja) * 1987-01-30 1996-07-24 津田駒工業株式会社 エアジエツト織機のよこ入れ制御装置
JP2715078B2 (ja) * 1987-09-11 1998-02-16 津田駒工業株式会社 よこ入れ制御装置
JPH0226957A (ja) * 1988-07-12 1990-01-29 Nissan Motor Co Ltd 流体噴射式織機の緯入れ制御方法
JPH02264033A (ja) * 1989-04-05 1990-10-26 Nissan Motor Co Ltd 空気噴射式織機の緯入れ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0414211A1 (en) 1991-02-27
EP0414211B1 (en) 1996-01-24
US5101867A (en) 1992-04-07
KR970008888B1 (ko) 1997-05-30
KR910004870A (ko) 1991-03-29
DE69025009D1 (de) 1996-03-07
DE69025009T2 (de) 1996-06-20
JPH0382846A (ja) 1991-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2896168B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2516353B2 (ja) エアジエツト織機のよこ入れ制御装置
JP2849422B2 (ja) 織機の緯入れノズルの噴射圧力制御方法と、その装置
JP2849456B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2849410B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2849403B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2004052171A (ja) エアジェットルームにおける緯入れ制御方法
JP2784665B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
KR100535720B1 (ko) 직기의 위단 방지방법 및 장치
JP2796366B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2761938B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2892391B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2761945B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2916013B2 (ja) エアジェットルームにおける緯入れ制御方法と、その装置
JP2808117B2 (ja) よこ入れ制御方法
JP2696560B2 (ja) ジェットルームの緯入れ制御方法と、その装置
JP2663008B2 (ja) 織機の緯入れ制御装置
JP2945055B2 (ja) エアジェットルームの緯入れノズル制御装置と、それを使用する緯入れ制御装置
JPH05179536A (ja) 織機の緯入れ制御装置
JPH04300346A (ja) エアジェットルームにおける緯入れ制御方法と、その装置
JP2715113B2 (ja) 織機回転数の最適制御方法
JP2516352B2 (ja) エアジエツトル−ムのよこ入れ自動制御装置
JP2019196556A (ja) エアジェット織機における緯入れ制御方法
JP2019196557A (ja) エアジェット織機における緯入れ制御方法
JPH08325897A (ja) 織機の集中制御装置の織機状態データ送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees