JP3075811B2 - ジェットルームの緯入れ制御装置 - Google Patents

ジェットルームの緯入れ制御装置

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JP3075811B2
JP3075811B2 JP03322449A JP32244991A JP3075811B2 JP 3075811 B2 JP3075811 B2 JP 3075811B2 JP 03322449 A JP03322449 A JP 03322449A JP 32244991 A JP32244991 A JP 32244991A JP 3075811 B2 JP3075811 B2 JP 3075811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアージェットルー
ム、ウォータージェットルーム等の緯入れを制御する装
置に関し、特に緯入れのための流体の圧力を制御する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジェットルームにおいて、緯糸の種類、
緯糸の太さ、打込み密度、織り幅、織り組織等の織物条
件を基に、緯入れ条件、特に緯入れ用ノズルに供給する
流体の圧力値を算出し、算出した圧力値を基に、前記流
体の圧力を調節する緯入れ制御装置がある(特開昭63
−21951号、特開昭63−21953号公報)。
【0003】この従来の緯入れ制御装置において、算出
に用いる織物条件は、たとえば、 緯糸の種類=スパン糸50番手 織り幅=150cm 打込み密度=50本/インチ のように、仕掛け織物の条件にしたがって確定的に定ま
る値である。
【0004】ところで、同種の緯糸の場合、飛び易さ、
切れ易さ等に関しては全く同一であるはずであるが、実
際にはそのようにならない。すなわち、たとえば、同種
の緯糸であっても、その緯糸の製造工程における生産ロ
ットが異なると、太さむらの多少または毛羽の多少があ
るから、飛び易さ、切れ易さ等のばらつきは避けられな
い。したがって、同種の緯糸であっても、飛び易さ、切
れ易さ等のばらつきが厳密に同一であるとは言えない。
【0005】このようなことは、緯糸製造時における緯
糸のばらつき以外にも、たとえば、緯入れノズル、筬、
測長貯留装置等、緯入れに関する装置の性能についても
同様に言える。上記のように、緯糸の飛び易さ、緯糸の
切れ易さ、緯入れ装置の性能等は、前記した確定的な値
ではなく、飛び易い、飛びにくい、切れ易い、切れにく
い等のあいまいな値である。
【0006】緯入れ用流体の噴射タイミング、係止ピン
の動作タイミング等は前記あいまいな値にさほど影響さ
れないから、これらのタイミング値を従来技術を使用し
て算出しても問題はない。これに対し、特に、緯入れ用
流体の噴射圧力は前記あいまいな値に大きく影響され
る。
【0007】しかし、前記した従来の緯入れ制御装置で
は、前記あいまいな値を考慮していないから、実際の緯
糸、緯入れ装置に適した正確な緯入れ噴射圧力を算出す
ることができなかった。
【0008】
【解決しようとする課題】本発明は、実際の緯糸、緯入
れ装置に適した正確な圧力を算出することができるよう
にすることを目的とする。
【0009】
【解決手段、作用、効果】本発明の緯入れ制御装置は、
織物または織機の仕様により確定的に定まる確定製織条
件および人の感覚により定まるあいまい製織条件を入力
する手段と、入力された両製織条件を基に、緯入れ用ノ
ズルに供給する流体の基礎圧力値をファジィ推論により
推論する手段と、推論された値を基に前記流体の圧力を
調節する手段とを含むことを特徴とする。
【0010】好ましい実施例においては、前記推論手段
は、さらに、入力された両製織条件を基に、緯入れ用ノ
ズルに供給する流体の圧力修正値をファジィ推論により
推論し、前記調整手段は、さらに、推論された圧力修正
値を基に前記流体の圧力を調節する。
【0011】織物の仕様により確定的に定まる確定製織
条件は、たとえば、緯糸の種類、緯糸の太さ、打込み密
度、織り幅、織り組織、緯糸の撚り数等を含むグループ
から選択することができる。
【0012】また、織機の仕様により確定的に定まる確
定製織条件は、たとえば、緯入れ用ノズルの種類、筬の
種類、織機の回転数、緯糸の飛走期間等を含むグループ
から選択することができる。
【0013】さらに、人の感覚により定まるあいまい製
織条件は、たとえば、緯糸の特性、筬の性能、ノズルの
性能、測長装置の性能等を含むグループから選択するこ
とができる。
【0014】本発明においては、緯入れ用ノズルから噴
射される流体の圧力は、確定的な製織条件とあいまいな
製織条件とを基にファジィ推論され、得られた値を基に
調節される。
【0015】本発明によれば、確定的な製織条件に加え
て、飛び易さ、切れ易さ等のあいまいな製織条件を用い
て、緯入れ用流体の圧力を得るから、実際の緯糸、緯入
れ装置に適した正確な圧力を算出することができる。ま
た、圧力の算出にあたってファジィ推論を採用したか
ら、あいまい量を圧力の算出に容易にかつ正確に取り込
むことができる。
【0016】
【実施例】図1参照するに、織機10は、エアー式また
はウォータ式のジェットルームであり、また、緯糸12
のためのドラム式の測長貯留装置14を含む。
【0017】緯糸12は、複数の給糸体16に分割して
巻き付けられている。緯糸12は、また、給糸体16か
ら測長貯留装置14を経て既知の緯入れ装置18に供給
されて、緯入れ装置18により経糸20の開口22に緯
入れされる。
【0018】両給糸体16に巻かれた緯糸は、一本の緯
糸として作用するように、すなわち、一方の給糸体に巻
かれた緯糸から測長貯留装置14により順次連続して引
き出されるように、互いに結ばれている。
【0019】緯糸12は、これの先端部が電磁ソレノイ
ド24により作動されるピン26により測長兼貯留用ド
ラム28の外周面に係止され、ヤーンガイド30の回転
により測長兼貯留用ドラム28の外周面に所定長さ巻き
付けられて貯留される。
【0020】これに対し、緯入れ時、緯糸12は、ピン
26から解舒され、また、緯入れ装置18のメインノズ
ル32から流体とともに噴射されて経糸20の開口22
へ入れられた後、切断される。緯入れ装置18は、緯入
れ時に緯糸12を所定の方向へ進める流体を噴射する複
数のサブノズル34を含む。
【0021】メインノズル32には、圧力源36の作動
流体が圧力調整器38および開閉弁40を介して供給さ
れる。これに対し、各サブノズル34には、圧力源36
の作動流体が圧力調整器42および対応された開閉弁4
4を介して供給される。
【0022】織機10は、また、筬を駆動させる主軸4
6用のモータ48を含む。モータ48の回転は、連結機
構50により主軸46に伝達される。主軸46には、該
主軸の回転角度に対応した回転角度信号を発生するエン
コーダ52と、主軸46のための電磁ブレーキ54とが
連結されている。測長貯留装置14および緯入れ装置1
8は、綜絖、筬等とともに主軸46の回転に同期して駆
動される。
【0023】織機10のための緯入れ制御装置は、織物
の仕様または織機の仕様により確定的に定まる少なくと
も1つの確定製織条件と、人の感覚により定まる少なく
とも1つのあいまい製織条件と、複数のメンバーシップ
関数と、複数のファジィ制御規則とを用いて、緯入れ用
ノズル32,34に供給する流体の圧力値をファジィ推
論により推論するファジィ推論回路56を含む。
【0024】織物の仕様により確定的に定まる確定製織
条件は、たとえば、緯糸の種類、緯糸の太さ、打込み密
度、織り幅、織り組織、緯糸の撚り数等を含むグループ
から選択された具体的な値とすることができる。以下の
説明では、織物の仕様により確定的に定まる確定製織条
件として、緯糸の太さ、織り幅、打込み密度および緯糸
の撚り数を用いるものとする。
【0025】織機の仕様により確定的に定まる確定製織
条件は、たとえば、緯入れ用ノズルの種類、筬の種類、
織機の回転数、緯糸の飛走期間等を含むグループから選
択された具体的な値とすることができる。以下の説明で
は、織機の仕様により確定的に定まる確定製織条件とし
て、織機の回転数および緯糸の飛走期間を用いるものと
する。
【0026】人の感覚により定まるあいまい製織条件
は、たとえば、緯糸の特性、筬の性能、ノズルの性能、
緯入れ装置の性能、測長装置の性能等を含むグループか
ら選択された、飛び易い、切れ易い等のあいまいな条件
とすることができる。以下の説明では、人の感覚により
定まるあいまい製織条件として、緯糸の飛び易さ、ノズ
ルの性能(緯糸の飛び易さ)、筬の性能(緯糸の飛び易
さ)、緯糸の切れ易さおよび緯糸の太さのむらの多少、
を用いるものとする。
【0027】緯入れ制御装置は、また、ファジィ推論回
路56におけるファジィ推論に用いる複数のメンバーシ
ップ関数(図2参照)および複数のファジィ制御規則を
記憶している記憶器58と、確定製織条件およびあいま
い製織条件を設定する複数の設定器を備える入力ユニッ
ト60と、ファジィ推論回路56から供給される信号を
基に圧力調整器38,42を制御する圧力コントローラ
62と、開閉弁40,44および電磁ソレノイド24を
動作させるタイミングコントローラ64とを含む。
【0028】図2(A)に示すファジィラベルNL,N
M,NS,ZR,PS,PMおよびPLは、前記した確
定製織条件およびあいまい製織条件のうち、緯糸の飛び
易さ、緯糸の太さ、織機の回転数および織り幅のそれぞ
れに対応するメンバーシップ関数を定めるために共通に
用いられる。
【0029】ファジィラベルNL,NM,NS,ZR,
PS,PMおよびPLは、それぞれ、「非常に小さ
い」、「小さい」、「少し小さい」、「標準」、「少し
大きい」、「大きい」および「非常に大きい」という言
語に対応し、対応する製織条件が言語の集合に属する確
からしさを表現している。
【0030】ファジィラベルNL,NM,NS,ZR,
PS,PMおよびPLにおいて、「大きい」ということ
は、前記した製織条件に応じて、「緯糸が飛び易い」、
「緯糸が太い」、「織機の回転速度が速い」、「織り幅
が広い」ということを意味する。これに対し、「小さ
い」ということは、製織条件に応じて、「緯糸が飛びに
くい」、「緯糸が細い」、「織機の回転速度が遅い」、
「織り幅が狭い」ということを意味する。
【0031】これらのファジィラベルに基づき、前記し
た製織条件に対応したそれぞれのメンバーシップ関数が
定められる。
【0032】こうして定められたメンバーシップ関数
は、制御対象である緯入れ用流体の圧力の基礎値(基礎
圧力)を算出するときに、設定された製織条件が後述す
るファジィ制御規則R1 〜R49の前件部にどの程度合致
するかすなわち適合度の導出に用いられる。
【0033】ファジィラベルNL,NM,NS,ZR,
PS,PMおよびPLは、また制御対象である基礎圧力
のメンバーシップ関数を定めるためにも用いられ、それ
ぞれ、「大きく下げる」、「下げる」、「少し下げ
る」、「ほとんど変えない」、「少し上げる」、「上げ
る」、「大きく上げる」という言語に対応する。これら
は、増減すべき制御対象(基礎圧力)が言語の集合に属
する確からしさを表現しており、また、前記適合度を基
に後述するファジィ制御規則R1 〜R49の後件部を導出
するときに用いられる。
【0034】図2(B)に示すファジィラベルS,Mお
よびLは、前記した確定製織条件およびあいまい製織条
件のうち、打込み密度、ノズルの性能、筬の性能、緯糸
の飛走時間、緯糸の切れ易さ、緯糸の太さむらの多少お
よび緯糸の撚り数のそれぞれに対応するメンバーシップ
関数を定めるために共通に用いられるとともに、緯糸の
飛走時間にも用いられる。
【0035】ファジィラベルS,MおよびLは、それぞ
れ、「小さい」、「標準」および「大きい」という言語
に対応し、対応する製織条件が言語の集合に属する確か
らしさを表現している。
【0036】ファジィラベルS,MおよびLにおいて、
「大きい」ということは、前記した製織条件に応じて、
「打込み密度が大きい 」、「ノズルの性能が良い」、
「筬の性能が良い」、「飛走期間が長い」ということを
意味し、また「小さい」ということは、「打込み密度が
小さい」、「ノズルの性能が悪い」、「筬の性能が悪
い」、「飛走期間が短い」、ということを意味する。
【0037】これらのファジィラベルに基づき、前記し
た製織条件に対応したそれぞれのメンバーシップ関数が
定められる。
【0038】このようにして定められたメンバーシップ
関数は、算出された基礎圧力の修正値を算出するとき、
製織条件が後述するファジィ制御規則r1 〜r12の前件
部にどの程度合致するかすなわち適合度の導出に用いら
れる。
【0039】ファジィラベルS,MおよびLは、また、
基礎圧力修正のためのメンバーシップ関数を定めるため
にも使用され、それぞれ、を、「下げる」、「ほとんど
変えない」、「上げる」という言語に対応する。これら
は、増減すべき制御対象(基礎圧力)が言語の集合に属
する確からしさを表現しており、また、前記適合度を基
に後述するファジィ制御規則r1 〜r12の後件部を導出
するときに用いられる。
【0040】ファジィラベルを共通に用いる代りに、製
織条件毎に異なるものを用意してもよい。また、圧力用
のファジィラベルは製織条件用のファジィラベルと異な
るものであってもよい。さらに、上記制御対象の圧力用
のメンバーシップ関数は、メイン圧力およびサブ圧力に
共通に用いられるが、メイン圧力およびサブ圧力毎の異
なるメンバーシップ関数を用いてもよい。
【0041】記憶器58として、ICメモリのような記
憶回路を用いることができる。しかし、情報の書き込み
および読み出しが可能のカード式ICメモリーすなわち
メモリー58aと、該メモリーカードに対する情報の書
込みおよび読出しを行う書込み読取り機構58bを用い
ることが好ましい。このようなメモリー58aおよび書
込み読取り機構58bを用いれば、ファジィ推論に用い
るメンバーシップ関数およびファジィ制御規則を容易に
修正または変更することができる。
【0042】各確定製織条件は、入力ユニット60の設
定器に作業者により具体的な値として設定される。しか
し、各確定製織条件を記憶器58からファジィ推論回路
56に入力するようにしてもよい。
【0043】各あいまい製織条件は、入力ユニット60
の設定器に作業者の感覚的な値として設定される。各あ
いまい製織条件は、たとえば、緯糸が非常に飛びにくい
とき”0”、飛び易いとも飛びにくいとも言えないとき
を”5”、非常に飛び易いときを”10”とするよう
に、あいまい製織条件に応じて”0”〜”10”の任意
な値で設定することができる。このような設定器として
は、可変抵抗器、デジタルスイッチ等を用いることがで
きる。
【0044】圧力コントローラ62は、メインノズル3
2およびサブノズル34から噴出される流体の圧力がフ
ァジィ推論回路56から供給される値となるように、圧
力調整器38,42を制御する。これに対し、タイミン
グコントローラ64は、流体の噴出開始時、流体の噴出
期間、電磁ソレノイド24の動作開始時が所定の値とな
るように、開閉弁40,44および電磁ソレノイド24
を動作させる。
【0045】織機10のための制御装置は、さらに、緯
糸12が所定の位置まで緯入れされたことを検出する検
出器66を含む。検出器66は、経糸20に関してメイ
ンノズル32と反対の側に配置されている。検出器66
としては、光電変換器を用いた光センサを用いることが
できる。
【0046】検出器66の出力信号は、緯糸の到達タイ
ミングを検出する検出回路68と、緯糸の飛走期間を測
定する測定回路70とに供給される。
【0047】検出回路68は、エンコーダ52から供給
される回転角度信号と検出器66の出力信号とを基に、
緯糸12の先端が検出器66の位置へ到達したときの主
軸の角度すなわち到達角度を到達タイミングを表わす値
として緯入れ毎に検出し、検出した到達タイミングをコ
ントローラ62へ出力する。到達タイミングは、たとえ
ば、検出器66の出力信号が検出回路68に供給された
ときの主軸の回転角度とすることができる。
【0048】測定回路70は、タイミングコントローラ
64から供給される緯入れ開始信号と検出器66の出力
信号とを用いて、一回の緯入れに要した時間すなわち緯
糸の飛走期間を測定し、測定した飛走時間をファジィ推
論回路56へ供給する。なお、飛走時間に代えて、緯入
れに要した角度すなわち飛走角度を測定するようにして
もよい。
【0049】次に、図3を参照して、緯入れ用流体の基
礎圧力を算出する実施例ついて説明する。以下のファジ
ィ制御規則R1 〜R49およびr1 〜r21が記憶器58に
記憶されている。
【0050】R1 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非
常に細く(NL)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅
が非常に狭い(NL)ならば、基礎圧力を非常に低くする(N
L) R2 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅が狭い(NM)
ならば、基礎圧力を非常に低くする(NL) R3 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅が少し狭い
(NS)ならば、基礎圧力を非常に低くする(NL) R4 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅が標準(ZR)
ならば、基礎圧力を低くする(NM) R5 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅が少し広い
(PS)ならば、基礎圧力を低くする(NM) R6 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅が広い(PM)
ならば、基礎圧力を低くする(NM) R7 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に遅く(NL)、織り幅が非常に広
い(PL)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R8 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が非常に狭い(NL)
ならば、基礎圧力を非常に低くする(NL) R9 :緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が狭い(NM)なら
ば、基礎圧力を非常に低くする(NL) R10:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が少し狭い(NS)な
らば、基礎圧力を低くする(NM) R11:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が標準(ZR)なら
ば、基礎圧力を低くする(NM) R12:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が少し広い(PS)な
らば、基礎圧力を低くする(NM) R13:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が広い(PM)なら
ば、基礎圧力を少し低くする(NS) R14:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が遅く(NM)、織り幅が非常に広い(PL)
ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R15:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が非常に狭い
(NL)ならば、基礎圧力を非常に低くする(NL) R16:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が狭い(NM)な
らば、基礎圧力を低くする(NM) R17:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が少し狭い(N
S)ならば、基礎圧力を低くする(NM) R18:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が標準(ZR)な
らば、基礎圧力を低くする(NM) R19:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が少し広い(P
S)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R20:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が広い(PM)な
らば、基礎圧力を少し低くする(NS) R21:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し遅く(NS)、織り幅が非常に広い
(PL)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R22:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が非常に狭
い(NL)ならば、基礎圧力を低くする(NM) R23:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が狭い(NM)
ならば、基礎圧力を低くする(NM) R24:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が少し狭い
(NS)ならば、基礎圧力を低くする(NM) R25:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が標準(ZR)
ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R26:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が少し広い
(PS)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R27:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が広い(PM)
ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R28:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が標準であり(ZR)、織り幅が非常に広
い(PL)ならば、基礎圧力を標準にする(ZR) R29:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が非常に狭い
(NL)ならば、基礎圧力を低くする(NM) R30:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が狭い(NM)な
らば、基礎圧力を低くする(NM) R31:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が少し狭い(N
S)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R32:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が標準(ZR)な
らば、基礎圧力を少し低くする(NS) R33:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が少し広い(P
S)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R34:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が広い(PM)な
らば、基礎圧力を標準にする(ZR) R35:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が少し速く(PS)、織り幅が非常に非常
に広い(PL)ならば、基礎圧力を標準にする(ZR) R36:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が非常に狭い(NL)
ならば、基礎圧力を低くする(NM) R37:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が狭い(NM)なら
ば、基礎圧力を少し低くする(NS) R38:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が少し狭い(NS)な
らば、基礎圧力を少し低くする(NS) R39:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が標準(ZR)なら
ば、基礎圧力を少し低くする(NS) R40:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が少し広い(PS)な
らば、基礎圧力を標準にする(ZR) R41:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が広い(PM)なら
ば、基礎圧力を標準にする(ZR) R42:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が速く(PM)、織り幅が非常に広い(PL)
ならば、基礎圧力を標準にする(ZR) R43:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が非常に狭
い(NL)ならば、基礎圧力を少し低くする(NS) R44:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が狭い(NM)
ならば、基礎圧力を標準にする(ZR) R45:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が少し狭い
(NS)ならば、基礎圧力を標準にする(ZR) R46:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が標準(ZR)
ならば、基礎圧力を標準にする(ZR) R47:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が少し広い
(PS)ならば、基礎圧力を少し高くする(PS) R48:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が広い(PM)
ならば、基礎圧力を少し高くする(PS) R49:緯糸が非常に飛易く(PL)、緯糸が非常に細く(N
L)、織機の回転数が非常に速く(PL)、織り幅が非常に広
い(PL)ならば、基礎圧力を少し高くする(PS)
【0051】r1 :打込み密度が大きいとき(L) 、圧基
礎力を少し上げる(L) r2 :打込み密度が中くらいのとき(M) 、基礎圧力を変
えない(M) r3 :打込み密度が小さいとき(S) 、基礎圧力を変えな
い(M) r4 :緯糸の飛易いノズルのとき(L) 、基礎圧力を少し
下げる(S) r5 :緯糸の飛が普通のノズルのとき(M) 、基礎圧力を
変えない(M) r6 :緯糸の飛にくいノズルのとき(S) 、基礎圧力を少
し上げる(L) r7 :緯糸の飛易い筬のとき(L) 、基礎圧力を少し下げ
る(S) r8 :緯糸の飛が普通の筬のとき(M) 、基礎圧力を変え
ない(M) r9 :緯糸の飛にくい筬のとき(S) 、基礎圧力を少し上
げる(L) r10:緯糸飛走時間が大きいとき(L) 、基礎圧力を少し
下げる(S) r11:緯糸飛走時間が普通のとき(M) 、基礎圧力を変え
ない(M) r12:緯糸飛走時間が小さいとき(S) 、基礎圧力を少し
上げる(L) r13:緯糸が切れ易いとき(L) 、基礎圧力を少し下げる
(S) r14:緯糸の切れ易さが中くらいのとき(M) 、基礎圧力
を変えない(M) r15:緯糸が切れにくいとき(S) 、基礎圧力を変えない
(M) r16:緯糸の太さむらが多いとき(L) 、基礎圧力を少し
上げる(L) r17:緯糸の太さむらが中くらいとき(M) 、基礎圧力を
変えない(M) r18:緯糸の太さむらが少ないとき(S) 、基礎圧力を変
えない(M) r19:緯糸の撚り数が多いとき(L) 、基礎圧力を少し上
げる(L) r20:緯糸の撚り数が中くらいとき(M) 、基礎圧力を変
えない(M) r21:緯糸の撚り数が少ないとき(S) 、基礎圧力を少し
下げる(S)
【0052】先ず、ファジィ推論回路56は、入力ユニ
ット60の設定器に設定された所定の製織条件(緯糸の
飛易さ、緯糸の太さ、織機の回転数および織り幅)、記
憶器58に記憶されている図2(A)に示すファジィラ
ベルに対応した各製織条件のメンバーシップ関数、記憶
器58に記憶されているファジィ制御規則R1 〜R49等
とを取り込む(ステップ101)。
【0053】次いで、ファジィ推論回路56は、各製織
条件と、各製織条件および基礎圧力用のメンバーシップ
関数と、ファジィ制御規則R1 〜R49とを基に、緯入れ
用流体の基礎圧力P0 を算出する(ステップ102)。
【0054】ステップ102における基礎圧力P0 は、
ファジィ推論回路56において、 A1)各製織条件と、各製織条件に対応するメンバーシ
ップ関数とを基に、ファジィ制御規則R1 〜R49の前件
部に対する製織条件(緯糸の飛易さ、緯糸の太さ、織機
の回転数および織り幅)の合致度すなわち適合度w1 〜
w49をファジィ制御規則R1 〜R49毎に求め、 A2)次いで、求めた適合度w1 〜w49と、基礎圧力用
のメンバーシップ関数とを基に、ファジィ制御規則R1
〜R49の後件部の適合度を示す適合関数u1 〜u49をフ
ァジィ制御規則毎に求め、 A3)次いで、求めた適合関数u1 〜u49から合成メン
バーシップ関数すなわちファジィ集合S(u)を求め、 A4)次いで、ファジィ集合の重心値を求め、この重心
値をファジィ制御規則R1 〜R49全体の推論結果の確定
値すなわち基礎圧力P0 とする、ことにより得ることが
できる。
【0055】各適合度w1 〜w49および各適合関数u1
〜u49は、図4〜図9に示すようにして求められる。
【0056】たとえば、ファジィ制御規則R24について
は、図6のR24に示すように、各製織条件(緯糸の飛易
さS0 、緯糸の太さD0 、織機の回転数R0 および織り
幅W0 )の値と各製織条件に対応して前件部に設定され
たメンバーシップ関数PL,NL,ZR,NSとの適合
度をそれぞれ求め、各適合度の共通部分、すなわち最も
小さい適合度をこのファジィ制御規則の前件部に対応す
る適合度w24とする。
【0057】その後、ファジィ制御規則R24の後件部の
基礎圧力用のメンバーシップ関数NMを求めた適合度w
24でカット(頭切り)し、求めた適合度w24とメンバー
シップ関数NMとの最小値(共通部分のことであり、図
中に斜線で示す。)を求める。こうして、ファジィ制御
規則R24における適合関数u24が導出される。
【0058】以下、同様にして、ファジィ制御規則R1
〜R23、R25〜R49における適合関数u1 〜u23、u25
〜u49がそれぞれ導出される。なお、適合度wがゼロの
場合は、対応する適合関数uもゼロになる。
【0059】ファジィ集合の重心値とは、合成メンバー
シップ関数の面積を半分にする横軸上の値である。
【0060】基礎圧力P0 の算出が終了すると、ファジ
ィ推論回路56は、基礎圧力P0 をコントローラ62に
出力し(ステップ103)、緯入れ回数が所定回数nに
なるまで待つ(ステップ104)。
【0061】これにより、圧力調整器38,42からノ
ズル32,34へ供給される流体の圧力は、ファジィ推
論回路56から圧力コントローラ62に供給された値と
なるように、圧力コントローラ62により制御される。
【0062】緯入れ回数がnになると、ファジィ推論回
路56は、入力ユニット60の設定器に設定された所定
の製織条件(打込み密度B0 、緯糸の飛び易さN0 、筬
の性能O0 、緯糸の性状等)、緯糸飛走期間測定回路7
0からの飛走時間T0 、記憶器58に記憶されている各
製織条件に対応するメンバーシップ関数、記憶器58に
記憶されているファジィ制御規則r1 〜r21等とを取り
込み(ステップ105)、基礎圧力の修正値ΔPをステ
ップ102における基礎圧力の算出法と同様にして算出
し、算出した修正値ΔPにより基礎圧力を修正する(ス
テップ106)。修正値ΔPは、図10および11に示
すようにして算出することができる。
【0063】なお、図10および図11は、製織条件と
して、打込密度、ノズル性能、筬の性能、飛走時間を採
用したものである。
【0064】その後、ファジィ推論回路56は、修正値
ΔPと基礎圧力P0 との加算結果をコントローラ62に
出力する(ステップ107 )。これにより、圧力調整器
38,42からノズル32,34へ供給される流体の圧
力は、ファジィ推論回路56から圧力コントローラ62
に供給された新たな値となるように、圧力コントローラ
62により制御される。
【0065】上記のステップ104は、必要に応じて省
略することができる。すなわち、上記の実施例は、基礎
圧力P0 を算出後、緯入れ回数n毎(ステップ104)
に、修正値ΔPを算出するようにしたが、ステップ10
4を省略し、基礎圧力P0 とその修正値ΔPとを同時に
算出するようにしてもよい。その後は、公知の制御、た
とえば到達タイミングが一定になるように緯入れ圧力を
変更する制御により、緯入れ圧力を自動制御するように
すればよい。
【0066】基礎圧力とその修正値を別々に算出する代
りに、少なくとも1つの確定製織条件と少なくとの1つ
のあいまい製織条件とにより基礎圧力のみを算出しても
よいし、入力ユニットまたは圧力コントローラに予め設
定された基礎圧力の修正値を、少なくとも1つの確定製
織条件と少なくとも1つのあいまい製織条件とにより算
出してもよい。
【0067】以上の実施例におけるファジィ制御規則R
1 〜R49およびr1 〜r29は、一例であって、必要に応
じて、追加、変更、削除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緯入れ制御装置を備えた織機の一実施
例を示す図である。
【図2】ファジィラベルの一実施例を示す図である。
【図3】ファジィ制御回路のフローチャートを示す図で
ある。
【図4】ファジィ推論を説明するための図である。
【図5】ファジィ推論を説明するための図4に続く図で
ある。
【図6】ファジィ推論を説明するための図5に続く図で
ある。
【図7】ファジィ推論を説明するための図6に続く図で
ある。
【図8】ファジィ推論を説明するための図7に続く図で
ある。
【図9】ファジィ推論を説明するための図8に続く図で
ある。
【図10】他のファジィ推論を説明するための図であ
る。
【図11】他のファジィ推論を説明するための図10に
続く図である。
【符号の説明】
10 織機 12 緯糸 14 測長貯留装置 18 緯入れ装置 20 経糸 32 メインノズル 34 サブノズル 36 圧力源 38,42 圧力調整器 40,44 開閉弁 46 主軸 48 モータ 52 エンコーダ 56 ファジィ推論回路 58 記憶器 60 入力ユニット 62 圧力コントローラ 64 タイミングコントローラ 66 検出器 68 到達角度検出回路 70:緯糸飛走時間測定回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物または織機の仕様により確定的に定
    まる確定製織条件および人の感覚により定まるあいまい
    製織条件を入力する手段と、 入力された両製織条件を基に、緯入れ用ノズルに供給す
    る流体の基礎圧力値をファジィ推論により推論する手段
    と、 推論された値を基に前記流体の圧力を調節する手段とを
    含む、ジェットルームの緯入れ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記推論手段は、さらに、入力された両
    製織条件を基に、緯入れ用ノズルに供給する流体の圧力
    修正値をファジィ推論により推論し、 前記調整手段は、さらに、推論された圧力修正値を基に
    前記流体の圧力を調節する、請求項1に記載のジェット
    ルームの緯入れ制御装置。
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