JPH0586542A - 流体噴射式織機 - Google Patents

流体噴射式織機

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JPH0586542A
JPH0586542A JP3240934A JP24093491A JPH0586542A JP H0586542 A JPH0586542 A JP H0586542A JP 3240934 A JP3240934 A JP 3240934A JP 24093491 A JP24093491 A JP 24093491A JP H0586542 A JPH0586542 A JP H0586542A
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JP
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timing
sub
nozzle
weft
injection
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JP3240934A
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English (en)
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Mitsuhiro Ara
光弘 荒
Yoshihiro Tsunashima
芳博 綱島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Priority to DE4226693A priority patent/DE4226693C2/de
Priority to BE9200715A priority patent/BE1006086A4/fr
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気消費量を節約する適切な緯入れサブノズ
ルの噴射タイミングを迅速に設定する。 【構成】 緯糸飛走状況を検出器20aで検出し、この
検出値にもとづいて、緯入れサブノズル16の噴射タイ
ミングを反緯入れ側から緯入れ側に順次設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体噴射式織機に関
し、特に、サブノズルの噴射タイミングの設定技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】流体噴射式織機において、その始動時に
は、予め設定された圧力やタイミングでメインノズルや
サブノズルから空気を噴射して緯入れを行うが、糸の保
存状態や糸種によって緯糸牽引特性が変化するため、緯
糸が反緯入れ側に到達しなかったり、糸切れが生じるこ
とがある。
【0003】このため、従来では、織機の始動時には、
作業者が緯入れ状態を見ながら、前記圧力やタイミング
等を数回にわたり変更し、緯糸が反緯入れ側まで到達す
るようにしている。
【0004】かかる作業により織機の立ち上げ設定が完
了した後、例えば、緯入れ自動制御、即ち、反緯入れ側
への緯糸到達時間が目標値となるように、前記緯糸到達
時間を計測し、目標値とのずれにもとづいて、メインノ
ズルの噴射圧力(ノズルに供給する空気の圧力)を制御
するシステムを作動させて通常運転が開始される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、織機の立ち上げ設定が完了し、緯入れ自
動制御が行われるようになるまで、作業者が経験と勘と
により緯入れ状態を見ながら作業を行っていたため、多
大な作業時間が掛かるため、従来、次のような技術が提
案されている(特開昭62−199846号公報参
照)。
【0006】即ち、上記公報の装置は、正規の織機稼働
前に、あるいは、稼働中にメインノズルやサブノズルの
噴射圧力や噴射タイミングを種々変更し、各条件での緯
糸飛走特性を実測し、目標の緯糸飛走特性となる稼働時
の緯入れ条件を設定するようにしたものである。しか
し、この装置にあっては、緯入れ条件を種々能動的に変
化させているものの、サブノズルの噴射期間変更の具体
的な構成は開示されていない。
【0007】特に、流体噴射式織機においては、サブノ
ズルはリレー噴射しており、各サブノズルブロックで関
連性が大なため、サブノズルの噴射期間調整に熟練と勘
とを要しており、各サブノズルブロックの噴射期間調整
の順序が非常に重要であり、これを誤ると、全サブノズ
ルブロックで、必要最小限の空気消費量に抑えることが
不可能となる。つまり、緯入れ側のサブノズルブロック
の噴射期間が短すぎたため、反緯入れ側のサブノズルブ
ロックを必要以上に長く噴射しなければならないことに
なる。
【0008】そこで、本発明は、緯糸飛走状況から空気
消費量を節約する適切なサブノズルの噴射タイミングを
迅速に設定することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気噴射によ
り緯糸を緯入れする流体噴射式織機において、緯糸飛走
状況を検出する手段と、検出した緯糸飛走状況に基づい
て緯入れサブノズルの噴射タイミングを反緯入れ側から
緯入れ側に順次設定する手段と、を備えている。
【0010】
【作用】緯入れサブノズルの噴射タイミングを反緯入れ
側から緯入れ側に順次設定する。このように、反緯入れ
側の緯入れサブノズルから順に噴射タイミングを設定し
て行けば、緯糸飛走状況の変化は、タイミング設定(タ
イミング変更)した緯入れサブノズルから反緯入れ側に
しか及ばないので、最終的に全緯入れサブノズルが迅速
に設定される。
【0011】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。
【0012】図1において、メインノズル1は、空気噴
射により緯糸Yを緯入れするもので、圧力空気供給源2
から、電空比例弁3、サージタンク4及び電磁開閉弁5
を介して、空気が供給される。従って、メインノズル1
の噴射圧力(メインノズル1に供給する空気の圧力)は
電空比例弁3への電圧制御により制御可能であり、メイ
ンノズル1の噴射開始時期及び噴射終了時期は電磁開閉
弁5により制御される。
【0013】緯糸Yは、給糸体6から引き出され、緯糸
測長貯留装置7を経て、メインノズル1に導かれてい
る。
【0014】緯糸測長貯留装置7は、モータ(図示せ
ず)により回転駆動される図外の中空回転軸の先端に相
対回転自在に支承して静止状態に保持したドラム9と、
中空回転軸8から斜め先方に突出し、かつ連通する巻付
け腕10と、ドラム9の周面に設けた図外の穴に対し電
磁アクチュエータ11により駆動されて突入・退出する
緯糸保持爪12とを有し、突入状態の緯糸保持爪12に
より緯糸Yを係止しつつ、巻付け腕10の回転により緯
糸Yをドラム9に巻き付けて測長貯留する。そして、所
定の爪抜き時期(緯入れ開始時期)にて緯糸保持爪12
を退出させ、メインノズル1の空気噴射により図示しな
い固定ガイドを介してドラム9上の緯糸Yを引き出させ
て緯入れさせる。
【0015】メインノズル1より射出された緯糸Yは、
図示しない筬の筬羽に形成した凹部の列による緯糸案内
通路を飛走し、ここで所定の間隔を以てブロック配置し
たサブノズル16により緯入れ側から反緯入れ側へとリ
レー式に吹き送られて緯入れされる。
【0016】サブノズル16は、数本(図では5本)ず
つグループ化され、圧力空気供給源2に電空比例弁17
を介して接続されたサージタンク18から、各電磁開閉
弁19を介して、夫々空気が供給される。従って、サブ
ノズル16の噴射圧力(サブノズル16へ供給する空気
の圧力)は電空比例弁17への電圧制御により制御可能
であり、サブノズル16の噴射開始時期及び噴射終了時
期は各電磁開閉弁19により制御される。なお、サブノ
ズル16は5つのグループとして図示してあることか
ら、各グループには、緯入れ側から反緯入れ側に渡っ
て、便宜的にNo.1からNo.5の符号を付してあ
る。
【0017】主制御装置20の検出器20aには、制御
入力として、アングルセンサ21から出力される信号
と、緯糸解舒センサ22から出力される信号と、緯糸到
達センサ23から出力される信号とが入力される。
【0018】前記アングルセンサ21は、織機主軸の回
転角度(以下、織機主軸回転角度という)に対応した信
号を出力する。
【0019】前記緯糸解舒センサ22は、ドラム9の近
傍にて緯入れ時にドラム9回りを解舒される緯糸Yの通
過を検出するものである。尚、緯糸Yの通過による緯糸
解舒信号は、1周解舒される毎に得られるので、1ピッ
ク分がn巻であるとすると、緯入れ終了までn回得られ
る。
【0020】前記緯糸到達センサ23は、緯糸案内通路
の反緯入れ側にて緯入れされた緯糸Yの到達を検出する
ものである。すなわち、これら緯糸解舒センサ22と緯
糸到達センサ23とが、緯糸飛走状況を検出する手段を
構成している。
【0021】ここで、主制御装置20は、これらの制御
入力を基に、内蔵のマイクロコンピュータにより所定の
演算処理を行って、電空比例弁3を介してメインノズル
1の噴射圧力を制御し、電磁開閉弁5を介してメインノ
ズル1の噴射時期を制御し、又、電磁アクチュエータ1
1を介して緯糸保持爪12の作動を制御する。更に、電
空比例弁17を介してサブノズル16の噴射圧力を制御
し、電磁開閉弁19を介してサブノズル16の噴射時期
を制御する。
【0022】メインノズル1及びサブノズル16の噴射
及び緯糸保持爪12の作動の制御は、アングルセンサ2
1により検出される織機主軸角度及び緯糸解舒センサ2
2から出力される緯糸解舒信号の発生を監視して行う。
【0023】即ち、織機主軸角度が噴射開始時期になっ
たときに、電磁開閉弁5をON(開)にしてメインノズ
ル1の空気噴射を開閉させる。
【0024】次に、爪抜き時期(緯入れ開始時期)にな
ったときに、電磁アクチュエータ11をONして緯糸保
持爪12を抜き出し、これにより緯入れを開始させる。
緯入れ中は、緯糸Yの先端の飛走に伴って、その位置に
あるグループのサブノズル16から空気噴射を行わせる
べく、各グループ毎に、織機主軸角度が噴射開始時期に
なったときに、電磁開閉弁19をON(開)にしてサブ
ノズル16の空気噴射を開始させる。そして、噴射終了
時期になったときに、電磁開閉弁19をOFF(閉)に
してサブノズル16の空気噴射を終了させる。
【0025】そして、噴射終了時期になったときに、電
磁開閉弁5をOFF(閉)にしてメインノズル1の空気
噴射を終了させる。
【0026】又、緯糸解舒センサ22からのn回目の解
舒信号が来たときに、電磁アクチュエータ11をOFF
して緯糸保持爪12を突入させる。これにより、n巻分
緯入れされた時点で緯糸Yが緯糸保持爪12に係止され
て、緯入れが終了する。
【0027】ここで、本実施例においては、機掛け時の
織り付け作業の際に、緩速度で主軸を回転しつつ経糸開
口列内に緯糸を挿入し、この緯糸の挿入時に緯入れ条件
を種々変更しつつ緯糸飛走状況のデータを検出して、こ
の検出されたデータに基づいて緯入れ条件を設定するよ
うに構成する。
【0028】かかる制御は前記主制御装置20により実
行される。
【0029】即ち、主制御装置20には入力手段24か
らのデータ信号が入力される。又、主制御装置20は、
前記検出器20a,演算器20b,記憶器20c,緯入
れ条件指令器20dと設定器20eとからなり、これら
の各種手段によって緯糸の到達タイミングの設定制御が
実行し、各種の作動手段を駆動する駆動回路25に制御
信号を出力する。
【0030】ここで、機替え時の機掛け作業は、満巻の
ワープビームを織機に装着し、これの経糸を機掛け前に
製織されて切断された織り前部位に縛りつけ、新たに製
織を行うのであるが、このときには経糸には張力がかか
っていないため、そのまま通常運転を行っても経糸の開
閉口運動時に上下経糸が捌かれず、もつれ合っているの
で緯入れが確実に行われない。そのため、緩速度で織機
を回転させて緯糸を経糸開口列内に挿入する動作を何度
も繰り返して製品とならない織布を1〜2メートル程度
形成するといった織り付け作業が必要となる。
【0031】この織り付け作業時を利用して緯入れ条件
を設定するには、緩速度で主軸を回転(インチング)し
つつ経糸開口列内に緯糸を挿入する装置(織り付けモー
ドインチング装置と称す。)が必要となる。
【0032】従って、緯入れ条件設定制御の説明を行う
前に、上記織り付けモードインチング装置の構成につい
て説明する。
【0033】インチング動作時には、主軸は約30r.
p.mの緩速度で正方向に回転する。そして、通常運動
時の同様の操作が行われる。この場合、主軸の回転速度
は通常回転時に比べて約1/20と遅いため、緯糸Yの
飛走に合わせて電磁開閉弁5,19を開く必要がある。
このため、通常運転時と同等の空気噴射を行わせるに
は、アングルセンサ21からの信号に対して電磁開閉弁
5,19が開くタイミングの間隔を主制御装置20によ
って狭く設定された疑似信号を発信させ、通常運転時に
比べて約1/20の角度内でメインノズル1及びサブノ
ズル16からの空気の噴射を行う必要がある。これを詳
細に説明すると、通常運転であれば、織機主軸は高速で
回転しており、メインノズル1とサブノズル16とが所
定のタイミングで緯糸先端部の飛走位置に合わせて空気
噴射を行うよう各電磁開閉弁5,19が開閉する。
【0034】しかし、インチング時には、主軸は緩速度
で回転するのであるが、緯糸は通常の運転時と同等の速
度で飛走する。そのため、アングルセンサ21からの信
号をそのまま拾って各電磁開閉弁5,19を作動させて
しまっては空気噴射を行わないサブノズル16が出てく
るため、主制御装置20はアングルセンサ21からの信
号をそのまま各電磁開閉弁5,19に出力せず、インチ
ング時の角度が150度となったときをトリガとして通
常運転時の速度により導き出された通常運転時と略同じ
パルス時間幅の疑似信号により、通常運転時と同じ緯入
れ時間幅で各電磁開閉弁5,19に信号を出力し、これ
によって各電磁開閉弁5,19には何ら改良等を施すこ
となく緯糸の飛走位置に応じて緯糸を飛走させることが
できる。即ち、主制御装置20では、通常運転時にあっ
ては所定のタイミングで各電磁開閉弁5,19を開閉さ
せ、又、緯糸保持爪12が緯糸Yの係止を解舒するよう
各電磁開閉弁5,19を作動させるように疑似信号を発
生するのである。
【0035】具体的にその動作を説明すると、通常運転
時ではアングルセンサ21からは主軸が0度から360
度まで回転するときにパルスを均等間隔で発生し、主制
御装置20に入力される。このとき主制御装置20はパ
ルス数をカウントし、そのカウント数に応じて所定のタ
イミングでメインノズル1、サブノズル16が空気噴射
するように電磁開閉弁5,19への開閉信号を出力す
る。そして、インチングモード時に、主制御装置20で
は、前記アングルセンサ21からのパルスの入力は通常
運転時と同じであるが、そのパルス信号にて主軸の回転
角度を認識して、150度になった時に疑似のパルスが
発生する。主制御装置20はこのときのパルス数をカウ
ントして通常運転時と同じカウント数にて各電磁開閉弁
5,19が開閉するように信号を出力し、又、緯糸保持
爪12が緯糸の係止を解舒するよう各電磁開閉弁5,1
9を作動させるので、緯糸の飛走位置に応じてメインノ
ズル11,サブノズル16が空気噴射して緯糸が安定し
て飛走する。そして、緯糸解舒センサ22が緯糸Yの解
舒を検出して、所定解舒数で緯糸保持爪12が緯糸を係
止するように各電磁開閉弁5,19を作動させる。
【0036】次に、かかるインチング作動装置によるイ
ンチングを利用した緯入れ条件設定制御の第1の実施例
の動作を、図2〜図5のフローチャートを参照して説明
する。
【0037】図2〜図5のフローチャートにおいて、ス
テップ1(図ではS1と記す。以下同様)では、入力手
段24により、回転数,織り幅L,糸種などの初期値を
入力する。ステップ2では、これらの入力データより緯
糸Yが緯糸測長貯留装置7から解舒されるときの最低送
り出し速度を算出する。ステップ3では任意に定めた初
期のメインノズル1の圧力及びタイミングと、初期のサ
ブノズル16の圧力及びタイミングを設定する。ここ
で、サブノズル16は過去に通常使用する平均的圧力値
よりも高圧に設定してある。ステップ4ではインチング
を開始する。ステップ5では、緯糸Yを緯糸測長貯留装
置7から解舒するタイミングを計測し、この計測値から
送り出し速度が算出される。ステップ6では、解舒タイ
ミングの計測値に基づいて送り出し速度に直進性がある
か否か、要するに速度だれがないか否かを判定する。即
ち、送り出し速度が変化して該速度に直進性があれば問
題がなく、ステップ7に進み、送り出し速度が変化して
該速度にだれがあれば問題があるので、ステップ8に進
む。このステップ8では、メインノズル噴射終了タイミ
ングを遅くして、再び、ステップ5に戻り、メインノズ
ル噴射終了タイミングを遅くしたあとの緯糸解舒タイミ
ングを測定する。ステップ7ではメインノズル噴射圧力
条件を変更し、ステップ9では、変更されたメインノズ
ル噴射圧力条件に対応する緯糸解舒タイミングTcy1
cy2,……を計測する。
【0038】ステップ10では、メインノズル噴射圧力
条件の変更が所定回数(N回)されたか否かを判定し、
所定数のメインノズル噴射圧力条件の変更が終了する
と、ステップ11に進み、所定数のメインノズル噴射圧
力条件の変更が終了していなければ、ステップ4に戻っ
て再びステップ4〜9の動作を行う。
【0039】ステップ11に進む段階で、メインノズル
1の噴射圧力と引き出し速度の関係式(緯糸の引き出し
特性)が定まる。
【0040】ステップ11では、上記引き出し特性によ
り緯糸が到達可能となる最低メインノズル噴射圧力を算
出し設定する。
【0041】尚、この値を以降のメインノズル1の噴射
圧力の最低限度値とし、この値よりも低い圧力値設定を
禁止すると良い。
【0042】次に、ステップ12においては、設定され
たメインノズル1の噴射圧力に基づいてメインノズル1
の噴射開始・終了タイミング及びサブノズル16の噴射
開始・終了タイミングをそれぞれ設定する。尚、このメ
インノズル1及びサブノズル16の噴射開始・終了タイ
ミング設定手法については後述する。
【0043】そして、ステップ13で織機の通常運転を
開始し、ステップ14において、到達タイミング,解舒
タイミングを計測し、又、時間差つまり速度差を演算
し、ステップ15に進む。このステップ15では、計測
した実到達タイミングと目標到達タイミングとを比較
し、実到達タイミングが目標タイミング以上、つまり実
到達タイミングが目標到達タイミングよりも遅ければ、
ステップ16に進んで、メインノズル噴射圧力をアップ
し、ステップ17に進んで、変更したメインノズル噴射
圧力に応じてメインノズル1及びサブノズル16の噴射
開始・終了タイミングを変更したあと、再び、ステップ
14に戻って到達タイミングを計測し、ステップ15に
進んで実到達タイミングと目標到達タイミングとの比較
を行う。即ち、実到達タイミングが目標到達タイミング
と同等か速くなるまで、メインノズル噴射圧力をアップ
し、実到達タイミングが目標到達タイミングと同等か速
くなったならば、ステップ18に進む。
【0044】ここで、ステップ16において、最後に変
更されたメインノズル噴射圧力が最終的に決定されるメ
インノズル噴射圧力となる。
【0045】次に、ステップ18において、サブノズル
16噴射圧力を下げ、ステップ19では、到達タイミン
グと解舒タイミングとを計測し、又、時間差つまり速度
差を演算する。これは、緯糸の蛇行量を示すもので、安
定した飛走状態、製織される布品位の面で最適な蛇行量
があり、それは糸種により相違する。この実施例では極
力蛇行量の少ない、即ち、時間差を極力小さくして緯糸
が真っすぐ飛走するものが最適であるとして説明する。
【0046】ステップ20では、測定した速度差X
Tと、ステップ18においてサブノズル噴射圧力を下げ
る前の速度差Xに定数Aを乗算した値(A・X)とを比
較する。
【0047】この定数Aはサブノズル噴射圧力を下げて
も布品位を保てる蛇行量の許容範囲を設定するものであ
る。ステップ20で、X≧A・Xが判定されたならば、
蛇行量が多いため、緯糸を張るべくステップ22に進ん
でサブノズル噴射圧力を上昇させる。
【0048】又、X<A・Xが判定されたならば、ステ
ップ21に進み、到達タイミングを目標到達タイミング
と比較し、到達タイミング≦目標値、即ち到達タイミン
グが目標値より早いか等しいときには、ステップ18に
進み、サブノズル噴射圧力を下げ、到達タイミング>目
標値、即ち到達タイミングが目標値より遅いときには、
ステップ22に進み、サブノズル噴射圧力を上昇させ
る。
【0049】ここで、ステップ22において、最後に変
更されたサブノズル噴射圧力が最終的に決定されるサブ
ノズル噴射圧力となる。
【0050】ステップ23においては、メインノズル噴
射終了タイミングを早める制御を行い、ステップ24に
進んで、計測した実到達タイミングと目標到達タイミン
グとを比較し、実到達タイミングが目標到達タイミング
以下、つまり実到達タイミングが目標到達タイミングよ
りも早いか同等なら、ステップ23に戻って更にメイン
ノズル噴射終了タイミングを早める制御を行い、無駄な
空気消費量をなくす。これとは逆に、メインノズル1の
実到達タイミングが目標到達タイミングよりも遅けれ
ば、メインノズルの噴射終了タイミングを短縮すること
ができないことを意味するので、ステップ25に進ん
で、メインノズル噴射終了タイミングを1つ前に戻す。
この1つ前に戻したメインノズル噴射終了タイミングに
より、メインノズル噴射終了タイミングが最終的に決定
される。
【0051】ステップ26では、解舒タイミングからサ
ブノズル噴射開始タイミングを設定し、ステップ27に
進んで、最下流(反緯入れ側)サブノズルブロックN
o.5のサブノズル噴射終了タイミングを微少時間Δt
5早める制御を行い、ステップ28に進んで、計測した
実到達タイミングと目標到達タイミングとを比較し、実
到達タイミングが目標値以下、つまり実到達タイミング
が目標到達タイミングに対し同等か早ければ(ステップ
28がYES)、ステップ29に進んで、次サブノズル
ブロックNo.4のサブノズル噴射終了タイミングを微
少時間Δt4早めて無駄な空気消費量をなくす。これと
は逆に、最下流サブノズルブロックNo.5の実到達タ
イミングが目標到達タイミングよりも遅ければ(ステッ
プ28がNO)、最下流サブノズルブロックNo.5の
サブノズル噴射期間を短縮することができないことを意
味するので、ステップ30に進んで、最下流サブノズル
ブロックNo.5のサブノズル噴射終了タイミングを1
つ前の状態、すなわち、タイミングを変更する前の状態
に戻す。この1つ前に戻したサブノズル噴射終了タイミ
ングの設定により、全サブノズル噴射終了タイミングが
最終的に決定される。
【0052】また、ステップ31に進んで、次サブノズ
ルブロックNo.4のサブノズル噴射終了タイミングを
微少時間Δt4早めた制御の結果を計測して実到達タイ
ミングと目標到達タイミングとを比較し、実到達タイミ
ングが目標値以下、つまり実到達タイミングが目標到達
タイミングに対し同等か早ければ(ステップ31がYE
S)、ステップ33に進んで、次サブノズルブロックN
o.3のサブノズル噴射終了タイミングを微少時間Δt
3早めて無駄な空気消費量をなくす。これとは逆に、次
サブノズルブロックNo.4の実到達タイミングが目標
到達タイミングよりも遅ければ(ステップ31がN
O)、次サブノズルブロックNo.4のサブノズル噴射
期間を短縮することができないことを意味するので、ス
テップ32に進んで、次サブノズルブロックNo.4の
サブノズル噴射終了タイミングを1つ前の状態に戻す。
この1つ前に戻したサブノズル噴射終了タイミングの設
定により、全サブノズル噴射終了タイミングが最終的に
決定される。
【0053】また、ステップ34に進んで、次サブノズ
ルブロックNo.3のサブノズル噴射終了タイミングを
微少時間Δt3早めた制御の結果を計測して実到達タイ
ミングと目標到達タイミングとを比較し、実到達タイミ
ングが目標値以下、つまり実到達タイミングが目標到達
タイミングに対し同等か早ければ(ステップ34がYE
S)、ステップ36に進んで、次サブノズルブロックN
o.2のサブノズル噴射終了タイミングを微少時間Δt
2早めて無駄な空気消費量をなくす。これとは逆に、次
サブノズルブロックNo.3の実到達タイミングが目標
到達タイミングよりも遅ければ(ステップ34がN
O)、次サブノズルブロックNo.3のサブノズル噴射
期間を短縮することができないことを意味するので、ス
テップ35に進んで、次サブノズルブロックNo.3の
サブノズル噴射終了タイミングを1つ前の状態に戻す。
この1つ前に戻したサブノズル噴射終了タイミングの設
定により、全サブノズル噴射終了タイミングが最終的に
決定される。
【0054】また、ステップ37に進んで、次サブノズ
ルブロックNo.2のサブノズル噴射終了タイミングを
微少時間Δt2早めた制御の結果を計測して実到達タイ
ミングと目標到達タイミングとを比較し、実到達タイミ
ングが目標値以下、つまり実到達タイミングが目標到達
タイミングに対し同等か早ければ(ステップ37がYE
S)、ステップ39に進んで、最上流(緯入れ側)サブ
ノズルブロックNo.1のサブノズル噴射終了タイミン
グを微少時間Δt1早めて無駄な空気消費量をなくす。
これとは逆に、上記ステップ37での実到達タイミング
が目標到達タイミングよりも遅ければ(ステップ37が
NO)、次サブノズルブロックNo.2のサブノズル噴
射期間を短縮することができないことを意味するので、
ステップ38に進んで、次サブノズルブロックNo.2
のサブノズル噴射終了タイミングを1つ前の状態に戻
す。この1つ前に戻したサブノズル噴射終了タイミング
の設定により、全サブノズル噴射終了タイミングが最終
的に決定される。
【0055】また、ステップ40に進んで、最上流サブ
ノズルブロックNo.1のサブノズル噴射終了タイミン
グを微少時間Δt1早めた制御の結果を計測して実到達
タイミングと目標到達タイミングとを比較し、実到達タ
イミングが目標値以下、つまり実到達タイミングが目標
到達タイミングに対し同等か早ければ(ステップ40が
YES)、まだ全サブノズル噴射時間を短縮することが
できることを意味するので、ステップ27に戻り、最下
流サブノズルブロックNo.5から最上流サブノズルブ
ロックNo.1側へと、サブノズル噴射終了タイミング
の計測と判定とを順次繰り返して、最下流サブノズルブ
ロックNo.5から最上流サブノズルブロックNo.1
までの間で、実到達タイミングが目標到達タイミングよ
りも遅くなったところで、その遅くなったサブノズルブ
ロックのサブノズル噴射終了タイミングを1つ前の状態
に戻すまで、サブノズル噴射期間の短縮化の制御を順次
繰り返す。これとは逆に、上記ステップ40での最上流
サブノズルブロックNo.1の実到達タイミングが目標
到達タイミングよりも遅ければ(ステップ40がN
O)、最上流サブノズルブロックNo.1のサブノズル
噴射期間を短縮することができないことを意味するの
で、ステップ41に進んで、最上流サブノズルブロック
No.1のサブノズル噴射終了タイミングを1つ前の状
態に戻す。この1つ前に戻したサブノズル噴射終了タイ
ミングの設定により、全サブノズル噴射終了タイミング
が最終的に決定される。
【0056】以上の実施例ではステップ1〜12までの
間、緩速度で主軸を回転しつつ経糸開口列内に緯糸を挿
入し、このとき緯入れ条件としてメインノズル噴射圧力
を種々変更し、緯糸飛走状況のデータとして緯糸解舒タ
イミングを計測し、このデータに基づいてメインノズル
噴射圧力を設定するとともに、メインノズル1及びサブ
ノズル16の噴射開始・終了タイミングを設定してお
り、その後ステップ13からは通常運転即ち、正規の稼
動を行いつつ更に緯糸条件としてメインノズル噴射圧
力,サブノズル噴射圧力,メインノズル噴射タイミン
グ,サブノズル噴射タイミングを種々変更して緯糸飛走
状況のデータを計測し、これら緯入れ条件を設定してい
る。これは織り付け時に緩速度で経糸開口列内に緯糸を
挿入し、緯糸解舒タイミングを計測して、メインノズル
1の感度特性が計測され、緯糸が到達可能となる最低メ
インノズル噴射圧力が算出設定されているので、その後
は通常運転速度で主軸を回転させても緯入れが確実にな
され、その状態から緯入れ条件を徐々に変更して最適条
件を算出設定できるのである。これにより、正規の稼動
までの時間を極めて短くできる。
【0057】尚、上記実施例ではステップ13から正規
の稼動を行っているが、このステップ13以降からステ
ップ41のサブノズル噴射終了タイミングが最終的に設
定されるまで織り付け時の緩速度にて行い、その後正規
の稼動を行うようにしてもよい。このとき、メインノズ
ル1とサブノズル16との噴射タイミングは、緩速度で
計測した時間を通常運転速度における主軸角度に換算す
る必要がある。
【0058】ここで、ステップ12において行われるメ
インノズル1及びサブノズル16の噴射開始・終了タイ
ミングの設定手法について説明する。
【0059】このメインノズル1及びサブノズル16の
噴射開始・終了タイミングの設定の目的は、緯糸の到達
タイミングを所定値に維持しつつ、空気の噴射期間が最
小となるように、自動的に、メインノズル1からの空気
噴射を制御する電磁開閉弁5と、サブノズル16からの
空気噴射を制御する電磁開閉弁19の開閉タイミングと
を調整すること、即ち緯糸の到達タイミングを満足する
エネルギ最小の噴射タイミングを自動的に設定すること
にある。
【0060】即ちステップ11に進む段階で、メインノ
ズル特性であるところのメインノズル1の噴射圧力Pm
と送り出し速度Vcyの関係式(送り出し特性)が定ま
る。この関係式は次に示すように表される。
【0061】Vcy(Pm)=F=f(Pm) 従って、設定されたメインノズルの噴射圧力Pmを上式
に与えることによって緯糸の引き出し速度Vcyが決定
される。
【0062】要するに、この一実施例によれば、サブノ
ズル16の噴射タイミングを設定するのに、図6に示す
ように、最上流サブノズルブロックNo.5から最下流
サブノズルブロックNo.1へと、サブノズルブロック
No.5〜No.1ごとに、きざみ量なる微少時間Δt
5〜Δt1を以て短縮しつつ、その短縮したサブノズル噴
射終了タイミングの計測と判定とを順次繰り返し、最下
流サブノズルブロックNo.5から最上流サブノズルブ
ロックNo.1までの間で、実到達タイミングが目標到
達タイミングよりも遅くなったところで、その遅くなっ
たサブノズルブロックのサブノズル噴射終了タイミング
を1つ前の状態に戻すまで、サブノズル噴射期間の短縮
化の制御を順次繰り返すので、サブノズル噴射タイミン
グ変更による緯糸の飛走変化が緯入れ側にしか及ばな
い。よって、全サブノズル16の噴射タイミングが迅速
かつ必要最小限に調整されることになる。なお、微少時
間Δt5〜Δt1のきざみ量は、サブノズルブロックN
o.5〜No.1への1回目の制御においては、Δt5
=Δt4=Δt3=Δt2=Δt1に設定し、2回目以降の
制御においては、1回目のきざみ量を参考にしつつ、Δ
5≠Δt4≠Δt3≠Δt2≠Δt1に設定し、繰り返し
制御が進むにしたっがて、サブノズル噴射期間の短縮化
を少なくして、最適な空気噴射量に設定することも可能
である。
【0063】また、図7に示すように、最下流サブノズ
ルブロックNo.5のきざみ量たるΔt5を1度に大き
くすると、図7に点線で示すように、最下流サブノズル
ブロックNo.5のサブノズル噴射終了タイミングを短
縮したところで、緯糸の実到達タイミングが目標到達タ
イミングよりも遅くなる到達遅れとなり、サブノズルブ
ロックNo.5〜サブノズルブロックNo.1までのサ
ブノズル噴射終了タイミングが短縮化できるにも拘わら
ず、全サブノズルブロックNo.5〜No.1のサブノ
ズル噴射終了タイミングを短縮化することができなくな
るので、きざみ量たる微少時間Δt5〜Δt1を、1度に
大きくすることは得策ではない。
【0064】また、図8に示すように、サブノズル噴射
終了タイミングを制御するのに、最上流サブノズルブロ
ックNo.1から最下流サブノズルブロックNo.5へ
と制御した場合には、下流側のサブノズル噴射終了タイ
ミングの設定が上流側のサブノズル噴射終了タイミング
に影響を与え、例えば、図8に点線で示すように、サブ
ノズルブロックNo.1からサブノズルブロックNo.
4まで制御したところ、サブノズルブロックNo.5の
サブノズル噴射終了タイミングが短縮可能であるにも拘
わらず、緯糸の実到達タイミングが目標到達タイミング
より遅くなる到達遅れを生じることになり、最下流サブ
ノズルブロックNo.5の噴射期間が必要以上となるこ
とがあるので、最上流サブノズルブロックNo.1から
最下流サブノズルブロックNo.5へと制御するのは得
策ではない。
【0065】また、図9に示すように、全サブノズルブ
ロックNo.1〜No.5を一斉に制御した場合には、
緯糸の実到達タイミングが上流側のサブノズル噴射期間
によって左右され、下流側のサブノズル噴射期間が短縮
化可能にも拘わらず、図9に点線で示すように、サブノ
ズルブロックNo.4とサブノズルブロックNo.5と
のサブノズル噴射終了タイミングが短縮化できるのに、
緯糸の実到達タイミングが目標到達タイミングより遅く
なる到達遅れを生じる。つまり、全サブノズルブロック
No.1〜No.5を一斉に制御すると、緯糸の到達遅
れに、どのサブノズルブロックが影響しているのかわか
らなくなるので得策ではない。
【0066】なお、上記実施例においては、サブノズル
16の噴射終了タイミングを変更した例を示したが、こ
れに限らず、噴射開始タイミングを変更するようにして
もよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検出した
緯糸飛走状況にもとづいて、サブノズルの噴射タイミン
グを反緯入れ側から緯入れ側に順次設定するので、緯糸
の先端位置に応じた適正な噴射タイミングが得られ、無
駄な空気噴射期間がなくなり、最適な緯入れ条件が迅速
に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の流体噴射式織機を示す構成
図。
【図2】一実施例のフローチャート。
【図3】一実施例のフローチャート。
【図4】一実施例のフローチャート。
【図5】一実施例のフローチャート。
【図6】一実施例のサブノズル噴射タイミングと緯糸の
飛走との関係を示す線図。
【図7】サブノズル噴射タイミングを最下流のサブノズ
ルブロックのみを変更した場合を示す線図。
【図8】サブノズル噴射タイミングを緯入れ側から反緯
入れ側に順次変更した場合を示す線図。
【図9】サブノズル噴射タイミングを全サブノズルブロ
ックを一斉に変更した場合をした線図。
【符号の説明】 1…メインノズル 16…サブノズル 20a…検出器 20b…演算器 20d…緯入れ条件指令器 20e…設定器
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 即ち、主制御装置20は、前記検出器2
0a,演算器20b,記憶器20c,緯入れ条件指令器
20dと設定器20eとからなり、これらの各種手段に
よって緯糸の到達タイミングの設定制御実行し、各種
の作動手段を駆動する駆動回路25に制御信号を出力す
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】 また、図7に示すように、最下流サブノ
ズルブロックNo.5のきざみ量たるΔtを1度に大
きくすると、図7に点線で示すように、最下流サブノズ
ルブロックNo.5のサブノズル噴射終了タイミングを
短縮したところで、緯糸の実到達タイミングが目標到達
タイミングよりも遅くなる到達遅れとなり、サブノズル
ブロックNo.5〜サブノズルブロックNo.1までの
サブノズル噴射終了タイミングが短縮化できるにも拘わ
らず、全サブノズルブロックNo.5〜No.1のサブ
ノズル噴射終了タイミングを短縮化することができなく
なるので、きざみ量たる微少時間Δt〜Δtを、
このブロックにおいても1度に大きくすることは得策で
はない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】 また、図8に示すように、サブノズル噴
射終了タイミングを制御するのに、最上流サブノズルブ
ロックNo.1から最下流サブノズルブロックNo.5
へと制御した場合には、流側のサブノズル噴射終了タ
イミングの設定が流側のサブノズル噴射終了タイミン
グに影響を与え、例えば、図8に点線で示すように、サ
ブノズルブロックNo.1からサブノズルブロックN
o.4まで制御したところ、サブノズルブロックNo.
5のサブノズル噴射終了タイミングが短縮可能であるに
も拘わらず、緯糸の実到達タイミングが目標到達タイミ
ングより遅くなる到達遅れを生じることになり、最下流
サブノズルブロックNo.5の噴射期間が必要以上とな
ることがあるので、最上流サブノズルブロックNo.1
から最下流サブノズルブロックNo.5へと制御するの
は得策ではない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気噴射により緯糸を緯入れする流体噴
    射式織機において、 緯糸飛走状況を検出する手段と、 検出した緯糸飛走状況に基づいて緯入れサブノズルの噴
    射タイミングを反緯入れ側から緯入れ側に順次設定する
    手段と、 を備えたことを特徴とする流体噴射式織機。
JP3240934A 1991-08-12 1991-09-20 流体噴射式織機 Pending JPH0586542A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3240934A JPH0586542A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 流体噴射式織機
KR1019920014387A KR940010634B1 (ko) 1991-08-12 1992-08-11 유체 제트 직기 및 그 작동 방법
TW081106372A TW226419B (ja) 1991-08-12 1992-08-12
DE4226693A DE4226693C2 (de) 1991-08-12 1992-08-12 Düsenwebautomat und Verfahren zu dessen Steuerung
BE9200715A BE1006086A4 (fr) 1991-08-12 1992-08-12 Metier a jet fluide et methode pour assurer son fonctionnement.
CN92109330A CN1069302A (zh) 1991-08-12 1992-08-12 流体喷射织机及其操作方法

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2458049A2 (en) 2010-11-29 2012-05-30 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Ejection-period setting method for sub-nozzles in air jet loom

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2458049A2 (en) 2010-11-29 2012-05-30 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Ejection-period setting method for sub-nozzles in air jet loom
JP2012117156A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Tsudakoma Corp 空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法
EP2458049A3 (en) * 2010-11-29 2016-08-10 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Ejection-period setting method for sub-nozzles in air jet loom

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