JP2833941B2 - 固体撮像装置とその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置とその製造方法

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JP2833941B2 JP4298135A JP29813592A JP2833941B2 JP 2833941 B2 JP2833941 B2 JP 2833941B2 JP 4298135 A JP4298135 A JP 4298135A JP 29813592 A JP29813592 A JP 29813592A JP 2833941 B2 JP2833941 B2 JP 2833941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固体撮像装置及びその
製造方法に関し、特に受光部に入射する集光光束を分散
することによりスミアの低減を図るための光束分散層の
構造及びその形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13及び図14は例えばIEDM19
83でIshihara等が発表した従来の固体撮像装置を説明
するための図であり、図13(a) はその半導体基板上で
の拡散領域の配置を示す平面図、図13(b) は転送電極
及び遮光膜の配置を示す平面図であり、図14(a) 及び
図14(b) はそのXIVa−XIVa線断面及びXIV
b−XIVb線断面の構造を示す断面図である。なお、
図13では半導体基板上の平坦化膜及びレンズ層は省略
している。
【0003】図において、200は固体撮像装置であ
り、二次元アレイ状に配列された平面略正方形形状の受
光部と、各受光部列の間に配置され、各受光部で発生し
た光電荷を垂直方向に転送する垂直CCD(電荷転送素
子)と、上記各受光部と垂直CCDとの間に設けられた
トランスファーゲート部とを有する素子部201、該素
子部201上に配置され、入射光の上記受光部への集光
が各受光部に対応する領域毎に行われるよう形成したレ
ンズ層203、及び上記素子部201とレンズ層203
との間に介在し、レンズ層203で集光された集光光束
の光路長を調整する光路長調整層202から構成されて
いる。
【0004】すなわち上記素子部201では、上記N型
シリコン基板1上にP型ウェル領域2が形成され、該P
型ウェル領域2の表面部分には、上記受光部としての第
1N型半導体層3、上記垂直CCDのチャネル領域とし
ての第2N型半導体層(以下N型CCDチャネル領域と
いう。)4及び上記トランスファーゲート部のチャネル
領域としての低濃度N型半導体領域(以下N- 型TGチ
ャネル領域という。)4aが形成されており、上記受光
部である第1N型半導体層3の周囲には、P型半導体層
5からなるチャネル分離領域が形成されている。
【0005】また上記CCDチャネル領域4上にはシリ
コン酸化膜6からなるゲート絶縁膜を介して、第1ポリ
シリコン膜7aよりなるCCDゲート電極及び第2ポリ
シリコン膜7bよりなるCCDゲート電極が垂直CCD
の転送方向に沿って交互に配置されている。ここで上記
第1ポリシリコン膜7aの、上記N- 型TGチャネル領
域4a上の部分はトランスファーゲート電極となってい
る。
【0006】さらにCCDゲート電極及びトランスファ
ーゲート電極、つまり上記第1及び第2ポリシリコン膜
7a,7bの、N型CCDチャネル領域4上及びN-
TGチャネル領域4a上の部分の上方にはこれに覆い被
さるようアルミ膜8が形成されており、該アルミ膜8は
上記各チャネル領域4,4aへ入射する光を遮る遮光膜
(以下アルミ遮光膜という。)となっている。
【0007】また光路長調整層202は、上記アルミ遮
光膜8上全面に形成され、透明樹脂からなる平坦化膜9
であり、上記レンズ層203は、この平坦化膜9上の、
上記複数の受光部3に対応する各領域に配設され、入射
光Aを各受光部に集める凸形マイクロレンズ10から構
成されている。またここでは上記マイクロレンズ10
は、その中心が受光部の中心に位置するように配置され
ており、またその形状は、図13(a) の二点鎖線Bで示
すようにCCDチャネル領域4側に張り出した平面楕円
形状となっている。従って、受光部3の周辺領域,つま
りN型CCDチャネル領域4,N型TGチャネル領域4
a及びP型チャネル分離領域5上に降り注ぐ入射光も上
記受光部3に導入できるようになっている。
【0008】次に動作について説明する。上記固体撮像
装置200の受光面に入射した光Aは、上記マイクロレ
ンズ10によって受光部3に集光される。この際上記レ
ンズ10によって、各受光部周辺のアルミ遮光膜8上に
入射した光も受光部3に集められる。これにより各受光
部3はその面積が小さくても実質的には大きな感度を持
つこととなる。
【0009】そして上記集光した光によって受光部3で
発生した光電子は受光部3に蓄積され、所定のタイミン
グでもってTチャネル領域4aを通してCCDチャネ
ル領域4へ移され、CCDの転送動作により後段の信号
処理装置に出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の固体
撮像装置200では、入射光による光電子は上記P型ウ
ェル領域2の、CCDチャネル領域4に近い領域でも発
生し、これがCCDチャネル領域4に入り込んで転送中
の信号電荷と混ざり、スミアとよばれるノイズになると
いう問題があった。
【0011】すなわち、上記レンズ10の焦点f10は通
常、上記受光部を構成する第1N型半導体層3の内部に
位置するよう設定されており、その焦点位置より下側で
は入射光Aは逆に広がってしまうため、ウェル領域2の
深い部分では、上記受光部3の直下部分を中心とする広
範な領域で光電子E0 ,E1 が発生する。例えば、入射
光Aの一部が図14に示すように、チャネル分離層5の
直下部分にまで到達し、上記入射光による光電子の一部
E1 がCCDチャネル領域4に入り込むこととなる。
【0012】なお、このように素子部上に透明絶縁層を
介してレンズ層を形成してなる固体撮像装置は、特開昭
61-64158号公報,特開平2−103962号公報,特開平2−
280376号公報,特開昭60−145776号公報,特開2-651
71号公報等にも示されており、特に特開昭61-64158号公
報,特開平2−280376号公報,特開2-65171号公報記
載の固体撮像装置は、上記従来の固体撮像装置200と
同様、受光部や電荷転送部を形成した半導体基板上に透
明膜を介して集光レンズを形成してなるもので、これら
の装置では、基板の受光部下側部分での入射光の広がり
により、スミアが発生するという上記と同様な問題があ
る。
【0013】また上記特開昭60−145776号公報記載の固
体撮像装置は、受光部上の部分が凹状に湾曲したパッシ
ベーション膜や層間絶縁膜のレンズ作用により入射光が
散乱されるのを防止するため、上記凹状湾曲部上に集光
レンズを配置したものであるが、この場合も、集光レン
ズにより集光された入射光が基板の受光部下側部分で広
がることとなり、上記と同様スミアの発生を招くことと
なる。
【0014】また上記特開平2−103962号公報記載の固
体撮像装置は、集光レンズ部での集光能力を高めるた
め、集光レンズ部を、屈折率の大きい材料からなる凸レ
ンズと、その下側に配置され、屈折率の小さい材料から
なる凹レンズとから構成し、各レンズでそれぞれ集光を
行うようにしたものであるが、この場合基板の受光部下
側部分での入射光の広がりは一層大きくなり、上記のよ
うなスミアの発生が助長されてしまう。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、受光部の感度を低下させること
なく、光電子のCCDチャネル領域への漏れ込みによる
スミアを低減できる固体撮像装置及びその製造方法を得
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る固体撮像
装置は、入射光を受け光電荷を発生する複数の受光部、
及び各受光部で発生した光電荷を転送する転送部を半導
体基板上に作り込んでなる素子部と、上記素子部上に設
けられ、入射光の上記受光部への集光が各受光部に対応
する領域毎に行われるよう構成したレンズ層とを備えた
固体撮像装置において、上記レンズ層と素子部との間に
光束分散層が配置され、該光束分散層は、光入射側に光
入射側光透過層を、光出射側に該光入射側の光透過層よ
り屈折率の大きい光出射側光透過層を有し、上記光入射
側光透過層と光出射側光透過層とが形成する接触界面
は、上記受光部上に位置する部分が凹状に湾曲した凹レ
ンズ形状を有し、上記レンズ層により集光された集光光
束を平行光束に近い光束となるように分散する構成とな
っているものである。
【0017】この発明は上記固体撮像装置において、
記光出射側光透過層はシリコン窒化膜からなるものであ
る。
【0018】
【0019】この発明にかかる固体撮像装置は、入射光
を受け光電荷を発生する複数の受光部、及び各受光部で
発生した光電荷を転送する転送部を半導体基板上に作り
込んでなる素子部と、上記素子部上に設けられ、入射光
の上記受光部への集光が各受光部に対応する領域毎に行
われるように構成したレンズ層とを備えた固体撮像装置
において、上記レンズ層と素子部との間に光束分散層が
配置され、該光束分散層は、屈折率の小さい光入射側光
透過層と、屈折率の小さい光出射側光透過層と、該両光
透過層間にこれらの層と接触して介在する屈折率の大き
い中間光透過層とを有し、上記光入射側光透過層と中間
光透過層との接触界面は全面に渡ってフラットな形状と
なっており、上記中間光透過層と光出射側光透過層との
接触界面はその受光部上の部分が凸状に湾曲した凸レン
ズ形状としたものである。
【0020】
【0021】
【0022】この発明に係る固体撮像装置の製造方法
は、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導体基
板上全面に第1の透明絶縁膜を堆積した後、該第1の透
明絶縁膜を異方性エッチングして、上記半導体基板上
の、受光部の周縁部分にサイドウォールを形成し、次に
上記半導体基板全面に、上記第1の透明絶縁膜と同一の
屈折率を持つ第2の透明絶縁膜を下地表面の凸凹形状が
その表面形状に反映されるよう形成し、上記第2の透明
絶縁膜上に、該絶縁膜より屈折率の小さい第3の透明絶
縁膜をその表面が平坦となるよう形成し、上記第3の透
明絶縁膜上の、上記複数の受光部に対応する各領域にそ
れぞれ、この絶縁膜と屈折率が同一の材料からなる凸レ
ンズを形成するものである。
【0023】この発明に係る固体撮像装置の製造方法
は、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導体基
板上全面に第1の透明絶縁膜をその表面が平坦となるよ
う堆積した後、該第1の透明絶縁膜上に、上記受光部に
対応する部位に開口を有する耐エッチング性膜を形成
し、これをマスクとして第1の透明絶縁膜に等方性エッ
チングを施して、該透明絶縁膜の、各受光部上の部分に
凹状湾曲面を形成し、続いてこの耐エッチング性膜を除
去した後、上記第1の透明絶縁膜上に、該絶縁膜より屈
折率が小さい第2の透明絶縁膜を堆積し、上記第2の透
明絶縁膜上の、上記複数の受光部に対応する各領域にそ
れぞれ、この絶縁膜と屈折率が同一の材料からなる凸レ
ンズを形成するものである。
【0024】この発明に係る固体撮像装置の製造方法
は、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導体基
板上全面に第1の熱可塑性透明樹脂膜を下地表面の凸凹
形状がその表面形状に反映されるよう堆積した後、該第
1の熱可塑性透明樹脂膜をリフローしてその受光部上の
部分に凹状湾曲面を形成し、次に上記第1の熱可塑性透
明樹脂膜上に該樹脂膜より屈折率の小さい第2の透明樹
脂膜をその表面が平坦となるよう形成し、上記第2の透
明樹脂膜上の、上記複数の受光部に対応する各領域にそ
れぞれ、この樹脂膜と屈折率が同一の材料からなる凸レ
ンズを形成するものである。
【0025】この発明に係る固体撮像装置の製造方法
は、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導体基
板上全面に第1の透明絶縁膜をその表面が平坦となるよ
う堆積した後、上記第1の透明絶縁膜上に、屈折率がこ
れと同一の熱可塑性透明樹脂を形成し、該熱可塑性透
明樹脂のパターニング及び熱リフローを行って、上記
第1の透明絶縁膜上の、上記複数の受光部に対応する各
領域にそれぞれ凸レンズを形成し、その後全面に上記熱
可塑性樹脂より屈折率が大きい透明な材料を上記熱リ
フロー温度よりも低温で、その表面が平坦となるよう堆
積して第2の透明絶縁膜を形成し、その後該第2の透明
絶縁膜上にこれより屈折率の小さい第3の透明絶縁膜を
形成し、最後に上記第3の透明絶縁膜上の、上記複数の
受光部に対応する各領域にそれぞれ、この絶縁膜と屈折
率が同一の材料からなる凸レンズを形成するものであ
る。
【0026】この発明は上記固体撮像装置の製造方法に
おいて、上記第1の透明絶縁膜上の、上記複数の受光部
に対応する各領域にそれぞれ凸レンズを形成した後、上
記熱可塑性樹脂より屈折率が大きい透明材料を、熱リ
フロー温度よりも低温で下地表面の凹凸形状がその表面
形状に反映されるよう堆積するものである。
【0027】
【作用】この発明においては、固体撮像装置のレンズ層
と素子部との間に光束分散層が配置され、該光束分散層
は、光入射側に光入射側光透過層を、光出射側に該光入
射側の光透過層より屈折率の大きい光出射側光透過層を
有し、上記光入射側光透過層と光出射側光透過層とが形
成する接触界面は、上記受光部上に位置する部分が凹状
に湾曲した凹レンズ形状を有しているため、上記レンズ
層により集光された集光光束を平行光束に近い光束とな
って受光部に入射する。これにより半導体基板の受光部
下側部分での入射光の広がりはほとんどなくなり、光電
荷のCCDチャネル領域への漏れ込みによるスミアの発
生をほぼ完全に防止することができる。
【0028】またこの発明においては、上記光出射側光
透過層はシリコン窒化膜からなるため、屈折率が光入射
側光透過層より大きくなる。これにより上記光束分散層
のレンズ効果が一層効果的になり、上記と同様スミアの
発生をほとんど防止することができる。
【0029】この発明においては、固体撮像装置のレン
ズ層と素子部との間に光束分散層が配置され、該光束分
散層は、屈折率の小さい光入射側光透過層と、屈折率の
小さい光出射側光透過層と、該両光透過層間にこれらの
層と接触して介在する屈折率の大きい中間光透過層とを
有し、上記光入射側光透過層と中間光透過層との接触界
面は全面に渡ってフラットな形状となっており、上記中
間光透過層と光出射側光透過層との接触界面はその受光
部上の部分が凸状に湾曲した凸レンズ形状としたため、
レンズ層により集光された入射光は上記フラットな接触
界面と、凸状に湾曲した接触界面とでそれぞれ屈折して
分散されることとなる。これにより半導体基板の受光部
下側部分での入射光の広がりはほとんどなくなり、光電
荷のCCDチャネル領域への漏れ込みによるスミアの発
生をほぼ完全に防止することができる。
【0030】
【0031】
【0032】この発明においては、複数の受光部及び電
荷転送部を作り込んだ半導体基板上の、受光部の周縁部
分に第1の透明絶縁膜の塗布及び異方性エッチングによ
りサイドウォールを形成し、該サイドウォールを利用し
て、その受光部上の部分が凹状に湾曲した第2の透明絶
縁膜を形成し、該透明絶縁膜上にこれより屈折率の小さ
い第3の透明絶縁膜を形成することにより、光束分散層
を形成するようにしたので、凹状に湾曲した屈折界面を
各受光部に対応して有する光束分散層をエッチングマス
等を用いることなく比較的に簡単な工程により形成す
ることができる。
【0033】この発明においては、複数の受光部及び電
荷転送部を作り込んだ半導体基板上全面に第1の透明絶
縁膜をその表面が平坦となるよう堆積した後、該第1の
透明絶縁膜に、耐エッチングマスクを用いた等方性エッ
チングを施して、該透明絶縁膜の、受光部上の部分に凹
状湾曲面を形成し、上記耐エッチングマスクの除去後、
上記第1の透明絶縁膜上に、これより屈折率の小さい第
2の透明絶縁膜を堆積することにより光束分散層を形成
するようにしたので、上記光束分散層の凹状に湾曲した
屈折界面の曲率や大きさを上記耐エッチングマスクの開
口パターンやエッチング条件等の変更により簡単に調整
することができる。
【0034】この発明においては、複数の受光部及び電
荷転送部を作り込んだ半導体基板上全面に第1の熱可塑
性透明樹脂膜を下地表面の凹凸形状がその表面形状に反
映されるよう堆積した後、該透明樹脂膜をリフローして
その受光部上の部分を所定の凹状湾曲形状とし、その上
に第1の透明樹脂膜より屈折率の小さい第2の透明樹脂
膜を形成することにより、光束分散層を形成するように
したので、凹状に湾曲した屈折界面を各受光部に対応し
て有する光束分散層をサイドウォールやエッチングマス
ク層を用いることなく、比較的に簡単な工程により形成
することができる。
【0035】この発明においては、複数の受光部及び電
荷転送部を作り込んだ半導体基板上の平坦な第1の透明
絶縁膜上で、熱可塑性透明樹脂のパターニング及び熱リ
フローを行って、上記第1の透明絶縁膜上の、上記複数
の受光部に対応する各領域にそれぞれ凸レンズを形成
し、その後全面に上記熱可塑性樹脂より屈折率が大きい
透明な材料を上記熱リフロー温度よりも低温でその表面
が平坦となるよう堆積して第2の透明絶縁膜を形成し、
その後第2の透明絶縁膜上にこれより屈折率の小さい第
3の透明絶縁膜を形成することにより、光束分散層を形
成するようにしたので、上記第1の透明絶縁膜上の凸レ
ンズはプロセス上最も形成し易い形状とし、集光光束の
集束角度や光路長の微調整を第2,第3の透明絶縁膜の
膜厚の調整により簡単に行うことができる。
【0036】この発明においては、複数の受光部及び電
荷転送部を作り込んだ半導体基板上の平坦な第1の透明
絶縁膜上で、熱可塑性透明樹脂のパターニング及び熱リ
フローを行って、上記第1の透明絶縁膜上の、上記複数
の受光部に対応する各領域にそれぞれ凸レンズを形成
し、その後上記熱可塑性樹脂より屈折率が大きい透明材
料を、下地表面の凹凸形状がその表面形状に反映される
よう、かつ熱リフロー温度よりも低温で堆積することに
より、光束分散層及びレンズ層を形成するようにしたの
で、上記凸レンズ上の平坦化膜の形成とレンズ層の形成
とを1つの工程で行うことができ、製造プロセスを簡略
化できる。
【0037】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。参考 例1. 図1は本発明の参考例1による固体撮像装置を説明する
ための断面図で、図13(a) に示す従来装置のXIVa
−XIVa線断面に相当する部分の断面構造を示してい
る。なお以下の各実施例では、図13(b) のXIVb−
XIVb線断面における素子部上の透明膜やレンズ層等
の構造はXIVa−XIVa線断面のものと同一である
ため、図示していない。
【0038】図において101は本参考例の固体撮像装
置で、この装置101では、素子部201とレンズ層2
03との間に、屈折率の異なる2つの光透過層19a,
19bの接触界面F1 を有し、上記レンズ層203によ
り集光された入射光Aの光束を、上記接触界面F1 での
屈折によりこれが平行光束により近い光束となるよう分
散する光束分散層110が配設されている。ここで上記
光入射側光透過層19bはシリコン系樹脂から、上記光
出射側光透過層19aはシリコン窒化膜から構成されて
おり、光入射側光透過層19bの屈折率n19b は1.4
〜1.5程度、光出射側光透過層19aの屈折率n19a
はシリコン窒化膜の組成比にもよるが約2.0となって
いる。その他の構成は従来の固体撮像装置200と同一
であるが、ここでは説明の都合上第2ポリシリコン膜7
bの、CCDチャネル領域上の部分をCCDゲート電極
7としている。
【0039】次に上記固体撮像素子の製造方法について
簡単に説明する。まずN型シリコン基板1にボロン等の
P型不純物やリン等のN型不純物を適宜選択的に導入
し、これによりN型シリコン基板1上にP型ウェル領域
2を、その表面に受光部としてのN型半導体層3,N型
CCDチャネル領域4及びP型チャネル分離領域5を形
成する(図2(a) )。
【0040】次に上記P型ウエル領域2の表面上にシリ
コン酸化膜6を介して第1及び第2のポリシリコン膜7
a,7b(図13(b) ,図14(b) 参照)を形成し、こ
れをパターニングして上記N型CCDチャネル領域4上
にCCDゲート電極7を、またN- 型TGチャネル領域
4a上にTGゲート電極を形成する(図13(b) 参
照)。その後アルミ膜の形成とパターニングにより、上
記各ゲート電極上にこれに覆い被さるようアルミ遮光膜
8を形成し、これにより上記素子部201を完成する
(図2(b) )。
【0041】そして上記素子部201上全面にシリコン
窒化膜をその表面ができるだけ平坦になるよう、例えば
バイアス印加ECR(Electron Cyclotron Resonance)型
プラズマCVD法等により堆積して、厚さ0.1〜1μ
mの光出射側光透過層19aを形成し(図2(c) )、続
いてその上にシリコン系樹脂を堆積して光入射側光透過
層19bを形成する。これにより上記光束分散層110
が形成される(図2(d) )。
【0042】その後上記光束分散層110上に熱可塑性
樹脂、例えば東京応化株式会社製OFPR−800,O
DUR−1010,OEBR−100,1000等をス
ピン塗布法等により塗布し、フォトリソグラフィー技術
等を用いてパターニングして受光部3上の周辺端部を除
去する。これにより各受光部3上に、垂直CCDの転送
方向にはCCDチャネル領域側の中央付近まで、また該
転送方向と直角方向にはP型チャネル分離領域5の中央
付近まで広がった、平面長方形形状の熱可塑性樹脂層1
0aが形成される(図2(e) )。最後に所定の温度、例
えば上記熱可塑性樹脂としてOFPR−800を用いた
場合は、150°C前後の温度で上記熱可塑性樹脂層1
0aを熱リフローすることにより該樹脂層10aを平面
長楕円形状の凸レンズ状に加工してマイクロレンズ10
を形成し、固体撮像装置101を完成する(図2(f)
)。
【0043】次に作用効果について説明する。一般に、
2つの異なる物質の界面では、それらの屈折率に差があ
ると光路Lが屈折する。以下図12(a) を用いて詳しく
説明する。光が屈折率の小さい物質I(屈折率n1 )か
ら界面上の点P1 に入射して、屈折率の大きい物質II
(屈折率n2 )へ進むとき、点P1 に立てた法線M1 と
入射光線L1 がなす角を入射角θ1 、法線M1 と出射光
線L2 のなす角を出射角θ2、入射光線L1 と出射光線
L2 とがなす角度を屈折角δa とすると、屈折の原理を
示す式 n1 sin θ1 =n2 sin θ2 よりこの場合n1
<n2 であるので、θ1 >θ2 となり、屈折角δa はθ
1 −θ2となる。
【0044】従って本参考例の固体撮像装置101で
は、レンズ層203と素子部201との間に、屈折率
1.4〜1.5の光入射側光透過層19bと屈折率約
2.0の光出射側光透過層19aとからなる光束分散層
110を設けているため、マイクロレンズ10により集
光された入射光Aは上記光束分散層110中の両光透過
層19a,19bの接触界面F1 での屈折により分散し
て平行光束に近い光束となる。つまり入射光Aは受光部
3にその表面に対して垂直に近い角度で入射することと
なり、P型ウェル領域2の、受光部3下側の深部での入
射光の広がりが抑えられることとなる。これにより受光
部3に隣接するCCDチャネル部への光電子の漏れ込み
が少なくなり、スミアによる雑音を低減することができ
る。
【0045】ところでこの参考例では、光束分散層11
0中の、2つの光透過層19a,19bの接触界面F1
が全面に渡って平坦な構造となっているため、上記レン
ズ層203のマイクロレンズ10の屈折率が大きいもの
では、上記ウエル2の深部での入射光の広がり抑制が不
十分である場合がある。この場合上記光透過層19a,
19bとして屈折率の差がより大きな透明材料を用いる
必要があるが、製造プロセスや光透過性等からの制約も
あってそのような透明材料の選択は必ずしも容易ではな
い。また、上記のように2つの光透過層の接触界面を平
坦にするためには、屈折率の大きい光出射側光透過層1
9aを構成する、光透過性の悪いシリコン窒化膜を厚く
しなければならず、この結果光束分散層での入射光の減
衰が大きくなり、受光部3の感度が低下したのと同様の
弊害が生じてしまう。
【0046】実施例. 次にこのような問題点を解決したものとして本発明の第
の実施例による固体撮像装置について説明する。図3
は上記第実施例による固体撮像装置の断面構造を示す
図、図4及び図5はそれぞれ該固体撮像装置の第1及び
第2の製造方法を説明するための断面図である。図にお
いて、102は本実施例の固体撮像装置で、この装置1
02では上記光束分散層として、屈折率の異なる2つの
光透過層の接触界面F2 の、受光部上に位置する部分を
凹状に湾曲した光束分散層120を備えている。
【0047】ここで上記光束分散層120は、素子部2
01上に形成され、上記受光部3上に凹状球面部120
aを有する光出射側光透過層29と、該光透過層上に形
成された光入射側光透過層19bとから構成されてお
り、上記光出射側光透過層29は屈折率が2.0程度の
シリコン窒化膜から、また上記光入射側光透過層19b
は上記参考例と同様屈折率1.4〜1.5程度のシリコ
ン系樹脂から構成されている。その他の構成は上記参考
例と同一である。
【0048】このような構成の第の実施例では、素子
部201とレンズ層203との間に、屈折率が小さい光
入射側光透過層19bと屈折率が大きい光出射側光透過
層29とからなり、これらの層の接触界面F2 の、受光
部上の部分が凹状に湾曲した構造の光束分散層120を
配設したので、上記湾曲した接触界面F2 では入射光の
分散はフラットな接触界面に比べて大きく、上記レンズ
層203により集光された入射光Aは、光束分散層12
0の通過によりほぼ平行光束となって受光部3に入射す
ることとなる。
【0049】すなわち図12(b) に示すように、光が屈
折率の小さい物質I(屈折率n1 )から、凹状に湾曲し
た界面上の点P2 に入射して、屈折率の大きい物質II
(屈折率n2 )へ進むとき、入射角θ3 ,つまり入射点
P2 に立てた法線M2 と入射光線L1 とのなす角度は、
接触界面の平坦部での入射角θ1 (図12(a) 参照)に
比べて大きくなり、屈折の一般式n1 sin θ3 =n2 si
n θ4 から、屈折角δb,つまり入射光線L1 と出射光
線L2 とのなす角度(θ3 −θ4 )も、フラットな接触
界面での屈折角δa (=θ1 −θ2 )に比べて大きくな
る。言い換えると上記凹状に湾曲した接触界面での屈折
では、平坦な接触界面での屈折に比べて集光光束が発散
される度合いが大きく、受光部に入射する入射光はほぼ
平行光束となっている。このため半導体基板1の受光部
下側部分での入射光の広がりはほとんどなくなり、光電
荷のCCDチャネル領域への漏れ込みによるスミアの発
生をほぼ完全に防止することができる効果がある。
【0050】またこの実施例では、光出射側光透過層2
9を構成する光透過率の低いシリコン窒化膜は、上記受
光部3上の部分の膜厚が上記実施例のものに比べて薄く
なっているため、入射光の減衰量が小さくなり、受光部
3での感度が低下した場合に生ずるような弊害を回避す
ることができる。なおこのような観点からは上記シリコ
ン窒化膜の、受光部3上部分の膜厚は零にするのが望ま
しい。
【0051】次に製造方法について説明する。この実施
例の固体撮像装置の製造方法については2つの方法があ
り、まず上記凹球面部120aを有する光束分散層12
0の形成に、サイドウォールを用いる第1の方法につい
て図4を用いて説明する。なお、上記素子部201の形
成工程は、上記参考例の図2(a) 及び図2(b) と同一で
あるため、ここでは省略する。
【0052】図2(a) ,(b) に示すように素子部201
を形成した後、第1シリコン窒化膜29aをプラズマC
VD法等によって全面に堆積する(図4(a) )。この時
シリコン窒化膜29aは、そのエッチバックによるサイ
ドウォールの形成が可能な程度の厚みに形成する必要が
あり、ここではその厚みは0.5 〜1.0 μm程度としてい
る。
【0053】次に、このシリコン窒化膜29aに異方性
エッチングを施してエッチバックし、受光部3の周囲に
サイドウォール29a1 を形成する(図4(b) )。その
後全面に第2シリコン窒化膜29bを、上記サイドウォ
ール29a1 による下地表面の段差がその表面形状に反
映されるようプラズマCVD法等によって全面に堆積し
て、その受光部上の部分120aが凹状に湾曲した厚さ
0.1〜1.0μm程度の光出射側光透過層29を形成
する(図4(c) )。その後は上記参考例と同様シリコン
系透明樹脂をその表面が平坦となるよう堆積して光入射
側光透過層19bを形成し(図4(d) )、続いて上記
例装置の製造方法と同様、上記光分散層120上に熱
可塑性樹脂をスピン塗布法等により塗布し、フォトリソ
グラフィー技術等を用いてパターニングしてその受光部
3上の周辺端部を除去する(図4(e) )。
【0054】そして最後に上記パターニングされた熱可
塑性樹脂層10aを所定の温度で熱リフローしてこれを
凸レンズ状に加工し、平面楕円形状のマイクロレンズ1
0を形成する。これにより上記第実施例の固体撮像装
置102を完成する(図4(f) )。
【0055】ここで、上記受光部3の周縁部分上のサイ
ドウォール29a1 をその一部が受光部3の中央部分を
被覆する程度に大きくすることにより、第2のシリコン
窒化膜29bを不要とできる。
【0056】このようにこの第1の方法では、素子部2
01の、受光部3の周縁部分に第1シリコン窒化膜29
aの堆積,及びその異方性エッチングによりサイドウォ
ール29a1を形成し、その上に第2シリコン窒化膜2
9bを下地表面の凹凸がその表面形状に反映されるよう
堆積し、その後該シリコン窒化膜29bより屈折率の小
さいシリコン系透明樹脂を形成することにより、光束分
散層120を形成するようにしたので、凹状に湾曲した
屈折界面を各受光部に対応して有する光束分散層120
をエッチングマスク等を用いることなく比較的に簡単な
工程により形成することができる効果がある。
【0057】次に、上記第の実施例装置を製造するた
めの第2の方法として、上記凹球面部120aを有する
光束分散層120の形成に、等方性エッチングを用いる
方法について図5を用いて説明する。なおこの方法にお
いても素子部201の形成工程は、上記第1実施例の図
2(a) 及び図2(b) と同一であるため、ここでは省略す
る。
【0058】図2(a) ,(b) に示すように素子部201
を形成した後、上記素子部201上にシリコン窒化膜2
9cをこれができるだけ平坦となるようバイアス印加E
CRプラズマCVD法等により堆積する(図5(a) )。
【0059】次に上記シリコン窒化膜29c上にフォト
レジスト31を形成し、これをその開口部31aが上記
受光部3上に形成されるようパターニングする(図5
(b) )。そして該フォトレジスト31をマスクとして上
記シリコン窒化膜29cに等方性エッチングを施して、
上記シリコン窒化膜29cの、上記受光部3上の部分に
凹状湾曲部120aを形成し、光出射側光透過層29を
形成する(図5(c) )。
【0060】そして、上記フォトレジスト31を除去し
た後、上記参考例と同様にして光入射側光透過層19b
を形成し(図5(d) )、続いて熱可塑性樹脂10aのス
ピン塗布,パターニングを行い(図5(e) )、最後に上
記パターニングされた熱可塑性樹脂層10aを所定の温
度で熱リフローしてこれを凸レンズ状に加工し、平面楕
円形状のマイクロレンズ10を形成する。これにより上
記第実施例の固体撮像装置102を完成する(図5
(f) )。
【0061】この方法では、上記サイドウォールを用い
る第1の方法に比べて、凹レンズ部の曲率を開口部の大
きさやエッチングの制御によりある程度調整することが
できる効果がある。
【0062】このようにこの第2の方法では、素子部2
01上にシリコン窒化膜29cをその表面が平坦となる
よう堆積した後、該窒化膜29cに、耐エッチングマス
クを用いた等方性エッチングを施して、該窒化膜29c
の、受光部上の部分に凹状湾曲部120aを形成し、上
記耐エッチングマスクの除去後、上記シリコン窒化膜上
に、これより屈折率の小さいシリコン系透明樹脂19b
を堆積することにより、光束分散層120を形成するよ
うにしたので、上記光束分散層120の凹状に湾曲した
接触界面の曲率や大きさを、上記耐エッチングマスクの
開口パターンやエッチング条件等の変更により簡単に調
整することができる効果がある。
【0063】なお、この第の実施例では、上記光出射
側光透過層19aとして屈折率が約2.0のシリコン窒
化膜を、また光入射側光透過層19bとして屈折率が
1.4〜1.5程度の透明樹脂を用いているが、上記両
光透過層の構成材料はこれに限るものではない。
【0064】実施例の変形例. 図6は上記第の実施例の変形例に係る固体撮像装置の
製造方法を説明するための図であり、図において102
aはこの変形例に係る固体撮像装置で、この装置102
aでは、光束分散層120を、屈折率が1.5前後の透
明絶縁膜からなる光出射側光透過層29dと、屈折率が
1.3前後のフッソ系樹脂からなる光入射側光透過層1
9cとから構成している。ここでは上記透明絶縁膜29
dには、例えばSOG(Spin On Glass)用材料,BPS
G(Boron-doped Phospho-Silicate Glass)等のSiO2
系材料やPMMA(Poly-Methyl-Meta-Acrylate) ,PG
MA(Poly-Glicydyl-Meta-Acrylate) 等のポリマーであ
って屈折率が1.5前後のものを用いている。その他の
点は上記第の実施例装置と全く同一である。
【0065】次に製造方法について説明する。図2(a)
,(b) に示すように素子部201を形成した後、受光
部3とその周辺のアルミ遮光膜8及び第2ポリシリコン
7b(図14(b) 参照)との間に段差が形成されている
状態で、透明樹脂膜29d1 を下地表面の段差形状がそ
の表面形状に反映されるようにプラズマCVD,スピン
塗布法等により積層し(図6(a))、熱リフローにより
その受光部上の平面略正方形形状の凹状部分120aを
所望の凹状球面形状として、光出射側光透過層29dを
形成する(図6(b) )。
【0066】次に上記光出射側光透過層29d上に屈折
率が1.3前後のフッ素系樹脂をスピン塗布法等によ
り、その表面が充分平坦となるよう厚く塗布して、光入
射側光透過層19cを形成する(図6(c) )。
【0067】その後は上記第実施例の各方法と同様、
熱可塑性樹脂のスピン塗布,パターニングを行い(図6
(d) )、上記パターニングされた熱可塑性樹脂層10a
を所定の温度で熱リフローしてこれを凸レンズ状に加工
し、マイクロレンズ10を形成する。これにより上記第
実施例の固体撮像装置102aを完成する(図6(e)
)。
【0068】このように第実施例の変形例では、素子
部201上に透明絶縁膜29d1 を下地表面の凹凸形状
がその表面形状に反映されるよう堆積した後、該透明絶
縁膜29d1 の熱リフローによりその受光部上の凹状部
分120aを所定の凹状湾曲形状として光出射側光透過
層29dを形成し、その上に上記透明絶縁膜29d1よ
り屈折率の小さいフッソ系透明樹脂(光入射側光透過
層)19cを形成することにより、光束分散層120を
形成するようにしたので、凹状に湾曲した凹レンズ部1
20aを各受光部に対応して有する光束分散層120を
サイドウォールやエッチングマスク層を用いることな
く、比較的に簡単な工程により形成することができる効
果がある。
【0069】実施例. 図7は本発明の第の実施例による固体撮像装置を示す
断面図であり、図において、103は本実施例の固体撮
像装置で、その光束分散層130は、光出射側光透過層
39aと、上記光透過層39a上全面に形成された、そ
の表面が平坦な中間光透過層39bと、その上に形成さ
れたその表面が平坦な光入射側光透過層39cとから構
成されており、ここでは光出射側光透過層39aは素子
部201上に形成された、その表面が平坦な光透過層3
9a1と、該膜39a1上の、受光部3上に位置する部
分に配設された、CCD転送方向をその短軸方向とする
平面楕円形状の補助凸レンズ11から構成されている。
【0070】ここで上記各光透過層39a1,39c及
び補助凸レンズ11は屈折率が1.5程度のポリマーか
ら構成されており、また中間光透過層39bは屈折率が
1.9程度のシリコン窒化膜から構成されている。また
レンズ層203を構成するマイクロレンズ10も屈折率
1.5程度のポリマーで構成されている。その他の構成
は上記参考例の固体撮像装置101と同一である。
【0071】なお図中、F3aは上記補助凸レンズ11と
中間光透過層39bとの凸状に湾曲した接触界面を、F
3bは上記中間光透過層39bと光入射側光透過層39c
とのフラットな接触界面を示しており、またn39a1,n
39b ,n39c は上記各光透過層39a1 ,39b,39
cの屈折率、n11は補助凸レンズ11の屈折率を示して
いる。
【0072】次に製造方法について説明する。上記素子
部201の形成を上記参考例と同様図2(a) ,図2(b)
に示すように行った後、上記素子部201上に、例えば
SOG等の酸化膜あるいはPMMA,PGMA等のポリ
マーを、その表面が平坦になるようスピン塗布して、屈
折率1.5前後の平坦な光透過層39a1を形成する
(図8(a) )。
【0073】次に上記光透過層39a1 上に、例えば東
京応化株式会社製OFPR−800,ODUR−101
0,OEBR−100,1000等の熱可塑性樹脂をス
ピン塗布法等により塗布し、フォトリソグラフィ技術等
を用いて受光部3上の周辺端部を除去する(図8(b)
)。
【0074】続いて所定の温度で熱リフロー処理を行っ
て上記パターニングされた熱可塑性樹脂層11aを変形
させて上記補助凸レンズ11をして光出射側光透過層3
9aを形成する(図8(c) )。ここで処理温度は例え
ば、上記熱可塑性樹脂としてOFPR−800を用いた
場合なら、150前後とする。
【0075】次にバイアス印加ECR型プラズマCVD
法により、上記熱リフロー温度以下でシリコン窒化膜を
上記光出射側光透過層39a上全面に堆積して、その表
面が平坦な中間光透過層39bを形成し、続いてこの中
間光透過層39b上に、上記光透過層39a1 と同様、
酸化膜あるいはポリマーをスピン塗布して、屈折率1.
5前後の光入射側光透過層39cを形成する(図8(d)
)。
【0076】その後熱可塑性樹脂の塗布及びパターニン
グを上記補助凸レンズ11の形成工程と同様に行い(図
8(e) )、所定の温度で熱リフロー処理を施して平面楕
円形状のマイクロレンズ10を形成し、固体撮像装置1
03を完成する(図8(f) )。
【0077】次に作用効果について説明する。このよう
な構成の第の実施例装置では、上記光束分散層130
を、屈折率の小さい光入射側と光透過層39cと、平坦
な光透過層39a1,及び補助レンズ11からなる光出
射側光透過層39aと、これらの間に介在する屈折率の
大きい中間光透過層39bとから構成し、光入射側光透
過層39cと中間光透過層39bとの接触界面を全面フ
ラットな形状とし、また中間光透過層39bと光出射側
光透過層39aとの接触界面の、各受光部上の部分を凸
状に湾曲した凸レンズ形状としたので、レンズ層203
により集光された入射光は上記フラットな接触界面F3b
と、凸状に湾曲した接触界面F3aとでそれぞれ屈折して
分散されることとなる。
【0078】すなわち、上記フラットな接触界面F3bで
は、図12(a) に示すように入射光は屈折率の小さい物
質Iから入射して、屈折率の大きい物質II中に進むこと
となり、集光光束はその界面通過後、より平行光束に近
い光束となる。また湾曲した接触界面F3aでは、図12
(c) に示すように入射光は屈折率の大きい物質III (屈
折率n3 )から入射して、屈折率の小さい物質IV(屈折
率n4)中に進むこととなる。この時、入射点P3 に立
てた法線M3 と入射光線L1 とのなす角度を入射角θ5
、法線M3 と出射光線L2 とのなす角度を出射角θ6
、入射光線L1 と出射光線L2 とがなす角度を屈折角
δc とすると、屈折の一般式n3 sin θ5 =n4 sin θ
6 から、この場合n3 >n4 であるので、θ5 <θ6 と
なり、屈折角δc はθ6 −θ5となる。言い換えると、
上記凸状に湾曲した接触界面での屈折では、入射光Aは
その界面通過後やはり、より平行光束に近い光束とな
る。このため受光部下側の基板部分での入射光の広がり
はほとんどなく、上記と同様スミアの発生をほとんど防
止することができる効果がある。
【0079】また上記表面が平坦な光入射側及び光出射
側の光透過層39,39a1 は、光路長をかせいで屈
折光がより多く受光部に到達するためのもので、これら
の光路長の調整可能な光透過層を用いることにより、マ
イクロレンズ10や補助凸レンズ11を、曲率等につい
て固体撮像装置の仕様上からの制約を受けることなく、
製造プロセス上最も高精度に形成可能な形状にすること
ができる。但しこれらの層がなくても本発明の、スミア
低減という基本的な効果は変わらない。
【0080】実施例の変形例. 図9は、上記第実施例の変形例による固体撮像装置を
示す断面図であり、図において、103aは本変形例の
固体撮像装置で、その光束分散層130aは、光出射側
光透過層39aと、上記光透過層39a上全面に、下地
表面の凹凸形状がその表面形状に反映されるよう形成さ
れた光入射側光透過層39dとから構成されている。従
ってここではレンズ層203は上記光入射側光透過層3
9dの表面の凸状部分から構成されており、また光出射
側光透過層39aは、素子部201上に形成された、そ
の表面が平坦な光透過層39a1と、該膜39a1上
の、受光部3上に位置する部分に配設された補助凸レン
ズ11とから構成されている。
【0081】ここで上記光透過層39a1及び補助凸レ
ンズ11は屈折率が1.5程度のポリマーから構成され
ており、また光入射側光透過層39dは屈折率が1.9
程度のシリコン窒化膜から構成されている。その他の点
は上記第実施例と同一である。なお図中、F3aは上記
補助凸レンズ11と光入射側光透過層39dとの湾曲し
た接触界面であり、n39d は上記光透過層39dの屈折
率を示している。
【0082】次に製造方法について説明する。上記第
の実施例装置の製造方法で説明したように、上記素子部
201を形成した後、その表面が平坦な光透過層39a
1の形成(図10(a) )及び補助凸レンズ11の形成
(図10(b) ,(c) )を順次行い、ECRプラズマCV
Dによりシリコン窒化膜を、下地表面の凹凸形状がその
表面形状に反映されるよう上記熱リフロー温度以下で堆
積して、光束分散層130a及びレンズ層203を形成
する。これにより第実施例の変形例に係る固体撮像装
置103aを形成する(図10(d) )。
【0083】このような構成の第実施例の変形例で
は、光束分散層130aを、屈折率の大きい光入射側光
透過層39dと、屈折率の小さい平坦な光透過層39a
1及び補助レンズ11からなる光出射側光透過層39a
とから構成し、上記両光透過層の接触界面の、上記受光
部上の部分F3aを凸状に湾曲した凸レンズ形状としたの
で、レンズ層203により集光された入射光は、図12
(c) を用いて説明したように、上記凸状に湾曲した接触
界面F3aでの屈折により分散されることとなる。これに
より受光部下側の基板部分での入射光の広がりを抑え
て、スミアの発生を低減することができる効果がある。
【0084】また熱可塑性樹脂からなる光出射側光透過
層39a上の、上記複数の受光部3に対応する各領域に
それぞれ補助凸レンズ11を形成した後、上記熱可塑性
樹脂より屈折率が大きいシリコン窒化膜を、下地表面の
凹凸形状がその表面形状に反映されるよう、かつ熱フロ
ー温度よりも低温で堆積して、光束分散層130a及び
レンズ層203を形成するようにしたので、上記補助凸
レンズ11上の平坦化膜の形成とレンズ層203との形
成を1つの工程で行うことができ、製造プロセスを簡略
化できる効果がある。
【0085】参考例2. 図11は本発明の第参考例による固体撮像装置を説
明するための断面図であり、図11(a) は素子部に光束
分散層及びレンズ層を取り付ける様子を、また図11
(b) は固体撮像装置の完成状態を示している。
【0086】図において、104は本参考例の固体撮像
装置で、ここでは光束分散層として、素子部201上に
貼り付けられた凹レンズアレイ膜140を用い、レンズ
層として、該凹レンズアレイ膜上に貼り付けられた凸レ
ンズアレイ膜150を用いている。
【0087】ここで上記凹レンズアレイ膜140は、上
記受光部3の2次元アレイと同一ピッチで配列された複
数の凹レンズ部141からなり、上記凸レンズアレイ膜
150は、受光部の2次元アレイと同一ピッチで配列さ
れた複数の凸レンズ部151からなっており、上記各レ
ンズ部の平面形状はCCDの転送方向を短軸方向とする
平面楕円形状となっている。また各レンズアレイ膜は素
子部201とは全く別に製造されたもので、固体撮像装
置の用途等に合わせてそのレンズ部の曲率を異ならせた
いくつかの種類のものが用意されている。
【0088】その製造方法は、上記半導体基板上に素子
部201を形成した後、全面に平坦化膜9を形成し(図
11(a) )、その後凹レンズ部141が所定の曲率を持
つ凹レンズアレイ膜140を接着材により貼り付け、さ
らにその上に凸レンズ部151が所定の曲率を持つ凸レ
ンズアレイ膜150を貼り付けて、上記固体撮像装置1
04を完成する(図11(b) )。
【0089】このような構成の本参考例では、レンズ層
としての凸レンズアレイ膜150で集光された入射光
が、光束分散層としての凹レンズアレイ膜140での屈
折により分散されることとなる。これにより受光部下側
の基板部分での入射光の広がりを抑えて、スミアの発生
を低減することができる効果がある。
【0090】また素子部201を形成し、その表面を平
坦化した後は、既成のレンズアレイ膜を貼り付けるだけ
で固体撮像装置を完成することができ、レンズ層の曲率
を製造プロセス上の制約を受けることなく自由に選択す
ることができる。またこのため素子部の機能が異なる固
体撮像装置を何種類も製造する場合には、各素子部につ
いての、レンズ層や光束分散層を形成するプロセスを大
幅に時間短縮することができる。
【0091】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る固体撮像装
置によれば、固体撮像装置のレンズ層と素子部との間に
光束分散層が配置され、該光束分散層は、光入射側に光
入射側光透過層を、光出射側に該光入射側の光透過層よ
り屈折率の大きい光出射側光透過層を有し、上記光入射
側光透過層と光出射側光透過層とが形成する接触界面
は、上記受光部上に位置する部分が凹状に湾曲した凹レ
ンズ形状を有しているため、上記レンズ層により集光さ
れた集光光束を平行光束に近い光束となって受光部に入
射することとなり、これにより半導体基板の受光部下側
部分での入射光の広がりはほとんどなくなり、光電荷の
CCDチャネル領域への漏れ込みによるスミアの発生を
ほぼ完全に防止することができる効果がある。
【0092】またこの発明によれば上記固体撮像装置に
おいて、上記光出射側光透過層はシリコン窒化膜からな
るため、屈折率が光入射側光透過層より大きくなること
となり、これにより上記光束分散層のレンズ効果が一層
効果的になり、上記と同様スミアの発生をほとんど防止
することができる効果がある。
【0093】またこの発明に係る固体撮像装置によれ
ば、固体撮像装置のレンズ層と素子部との間に光束分散
層が配置され、該光束分散層は、屈折率の小さい光入射
側光透過層と、屈折率の小さい光出射側光透過層と、該
両光透過層間にこれらの層と接触して介在する屈折率の
大きい中間光透過層とを有し、上記光入射側光透過層と
中間光透過層との接触界面は全面に渡ってフラットな形
状となっており、上記中間光透過層と光出射側光透過層
との接触界面はその受光部上の部分が凸状に湾曲した凸
レンズ形状としたため、レンズ層により集光された入射
光は上記フラットな接触界面と、凸状に湾曲した接触界
面とでそれぞれ屈折して分散されることとなり、これに
より半導体基板の受光部下側部分での入射光の広がりは
ほとんどなくなり、光電荷のCCDチャネル領域への漏
れ込みによるスミアの発生をほぼ完全に防止することが
できる効果がある。
【0094】
【0095】
【0096】この発明に係る固体撮像装置の製造方法に
よれば、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導
体基板上の、受光部の周縁部分に第1の透明絶縁膜の塗
布及び異方性エッチングによりサイドウォールを形成
し、該サイドウォールを利用して、その受光部上の部分
が凹状に湾曲した第2の透明絶縁膜を形成し、該透明絶
縁膜上にこれより屈折率の小さい第3の透明絶縁膜を形
成することにより、光束分散層を形成するようにしたの
で、凹状に湾曲した屈折界面を各受光部に対応して有す
る光束分散層をエッチングマスク等を用いることなく比
較的に簡単な工程により形成することができる効果があ
る。
【0097】この発明に係る固体撮像装置の製造方法に
よれば、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導
体基板上全面に第1の透明絶縁膜をその表面が平坦とな
るよう堆積した後、該第1の透明絶縁膜に、耐エッチン
グマスクを用いた等方性エッチングを施して、該透明絶
縁膜の、受光部上の部分に凹状湾曲面を形成し、上記耐
エッチングマスクの除去後、上記第1の透明絶縁膜上
に、これより屈折率の小さい第2の透明絶縁膜を堆積す
ることにより光束分散層を形成するようにしたので、上
記光束分散層の凹状に湾曲した屈折界面の曲率や大きさ
を耐エッチングマスクの開口パターンやエッチング条件
等の変更により簡単に調整することができる効果があ
る。
【0098】この発明に係る固体撮像装置の製造方法に
よれば、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導
体基板上全面に第1の熱可塑性透明樹脂膜を下地表面の
凹凸形状がその表面形状に反映されるよう堆積した後、
該第1の透明樹脂膜をリフローしてその受光部上の部分
を所定の凹状湾曲形状とし、その上に上記透明樹脂膜よ
り屈折率の小さい第2の透明樹脂膜を形成することによ
り、光束分散層を形成するようにしたので、凹状に湾曲
した屈折界面を各受光部に対応して有する光束分散層を
サイドウォールやエッチングマスク層を用いることな
く、比較的に簡単な工程により形成することができる効
果がある。
【0099】この発明に係る固体撮像装置の製造方法に
よれば、複数の受光部及び電荷転送部を作り込んだ半導
体基板上の平坦な第1の透明絶縁膜上に、熱可塑性透明
樹脂のパターニング及び熱フローを行って、上記第1
の透明絶縁膜上の、上記複数の受光部に対応する各領域
にそれぞれ凸レンズを形成し、その後全面に上記熱可塑
性樹脂より屈折率が大きい透明な材料を上記熱フロー
温度よりも低温でその表面が平坦となるよう堆積して第
2の透明絶縁膜を形成し、その後第2の透明絶縁膜上に
これより屈折率の小さい第3の透明絶縁膜を形成するこ
とにより、光束分散層を形成するようにしたので、上記
第1の透明絶縁膜上の凸レンズはプロセス上最も形成し
易い形状とし、集光光束の集束角度や光路長の微調整を
第2,第3の透明絶縁膜の膜厚の調整により簡単に行う
ことができる効果がある。
【0100】この発明によれば上記固体撮像装置の製造
方法において、第1の透明絶縁膜上の、上記複数の受光
部に対応する各領域にそれぞれ補助凸レンズを形成した
後、上記熱可塑性樹脂より屈折率が大きい透明材料を、
下地表面の凹凸形状がその表面形状に反映されるよう、
かつ熱フロー温度よりも低温で堆積することにより、
光束分散層及びレンズ層を形成するようにしたので、上
記補助凸レンズ上の平坦化膜の形成とレンズ層の形成と
を1つの工程で行うことができ、製造プロセスを簡略化
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の参考例による固体撮像装置の
構造を示す断面図である。
【図2】上記固体撮像装置の製造方法を主要工程別に説
明するための断面図である。
【図3】この発明の第の実施例による固体撮像装置の
構造を示す断面図である。
【図4】上記第実施例装置の製造方法として光束分散
層の形成にサイドウォールを用いる方法を説明するため
の図である。
【図5】上記第実施例装置の製造方法として光束分散
層の形成に等方性エッチングを用いる方法を説明するた
めの図である。
【図6】上記第実施例の変形例による固体撮像装置の
製造方法を主要工程別に説明するための断面図である。
【図7】この発明の第の実施例による固体撮像装置の
構造を示す断面図である。
【図8】この第実施例の固体撮像装置を製造する方法
を主要工程別に説明する断面図である。
【図9】上記第実施例の変形例による固体撮像装置の
構造を示す断面図である。
【図10】上記第実施例の変形例の固体撮像装置を製
造する方法を主要工程別に説明する断面図である。
【図11】本発明の第参考例による固体撮像装置の
構造を示す断面図である。
【図12】屈折率の異なる物質の界面で光路が屈折する
様子を示す図である。
【図13】従来の固体撮像装置における基板上での拡散
領域等のレイアウトを示す平面図である。
【図14】従来の固体撮像装置の断面構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 N型シリコン基板 2 P型ウェル領域 3 受光部 4 N型CCDチャネル領域 5 P型チャネル分離領域 6 ゲート絶縁膜 7a 第1ポリシリコン膜 7b 第2ポリシリコン膜 8 アルミ遮光膜 10 マイクロレンズ 11 補助凸レンズ 19a,29,29d,39a 光出射側光透過層 19b,19c,39c,39d 光入射側光透過層 39b 中間光透過層 101,102,102a,103,103a,104
固体撮像装置 110,120,130,130a 光束分散層 140 凹レンズアレイ膜 150 凸レンズアレイ膜 201 素子部 203 レンズ層 A 入射光 E0 受光部の直下で発生する光電子 E1 受光部端で発生する光電子 F1 ,F2 ,F3a,F3b 接触界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−283572(JP,A) 特開 平4−199874(JP,A) 特開 平4−75384(JP,A) 特開 平4−257261(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を受け光電荷を発生する複数の受
    光部、及び各受光部で発生した光電荷を転送する転送部
    を半導体基板上に作り込んでなる素子部と、上記素子部
    上に設けられ、入射光の上記受光部への集光が各受光部
    に対応する領域毎に行われるよう構成したレンズ層とを
    備えた固体撮像装置において、 上記レンズ層と素子部との間に光束分散層が配置され、
    該光束分散層は、光入射側に光入射側光透過層を、光出
    射側に該光入射側光透過層より屈折率の大きい光出射側
    光透過層を有し、上記光入射側光透過層と光出射側光透
    過層とが形成する接触界面は、上記受光部上に位置する
    部分が凹状に湾曲した凹レンズ形状を有し、上記レンズ
    層により集光された集光光束を平行光束に近い光束とな
    るように分散する構成となっていることを特徴とする固
    体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像装置において、上記光出射側光透過層はシリコン窒化膜からなる ことを
    特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 入射光を受け光電荷を発生する複数の受
    光部、及び各受光部で発生した光電荷を転送する転送部
    を半導体基板上に作り込んでなる素子部と、上記素子部
    上に設けられ、入射光の上記受光部への集光が各受光部
    に対応する領域毎に行われるように構成したレンズ層と
    を備えた固体撮像装置において、 上記レンズ層と素子部との間に光束分散層が配置され、
    該光束分散層は、屈折率の小さい光入射側光透過層と、
    屈折率の小さい光出射側光透過層と、該両光透過層間に
    これらの層と接触して介在する屈折率の大きい中間光透
    過層とを有し、上記光入射側光透過層と中間光透過層と
    の接触界面は全面に渡ってフラットな形状となってお
    り、上記中間光透過層と光出射側光透過層との接触界面
    はその受光部上の部分が凸状に湾曲した凸レンズ形状と
    なっている ことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 複数の受光部、及び各受光部で発生した
    光電荷を転送する転送部を作り込んだ半導体基板上全面
    に第1の透明絶縁膜を堆積する第1の工程と、 該第1の透明絶縁膜を異方性エッチングして、上記半導
    体基板上の、受光部の 周縁部分にサイドウォールを形成
    する第2の工程と、 上記半導体基板全面に、上記第1の透明絶縁膜と同一の
    屈折率を持つ第2の透明絶縁膜を下地表面の凸凹形状が
    その表面形状に反映されるよう形成する第3の工程と、 上記第2の透明絶縁膜上に、該絶縁膜より屈折率の小さ
    い第3の透明絶縁膜をその表面が平坦となるよう形成す
    る第4の工程と、 上記第3の透明絶縁膜上の、上記複数の受光部に対応す
    る各領域にそれぞれ、この絶縁膜と屈折率が同一の材料
    からなる凸レンズを形成する第5の工程とを含むことを
    特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 複数の受光部、及び各受光部で発生した
    光電荷を転送する転送部を作り込んだ半導体基板上全面
    に第1の透明絶縁膜をその表面が平坦になるよう堆積す
    る第1の工程と、 上記第1の透明絶縁膜上に、上記受光部に対応する部位
    に開口を有する耐エッチング性膜を形成する第2の工程
    と、 上記耐エッチング性膜をマスクとして第1の透明絶縁膜
    に等方性エッチングを施して、該透明絶縁膜の、各受光
    部上の部分に凹状湾曲面を形成する第3の工程と、 上記耐エッチング性膜を除去した後、上記第1の透明絶
    縁膜上に、該絶縁膜より屈折率が小さい第2の透明絶縁
    膜をその表面が平坦となるよう堆積する第4の工程と、 上記第2の透明絶縁膜上の、上記複数の受光部に対応す
    る各領域にそれぞれ、この絶縁膜と屈折率が同一の材料
    からなる凸レンズを形成する第5の工程とを含むことを
    特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 複数の受光部、及び各受光部で発生した
    光電荷を転送する転送部を作り込んだ半導体基板上全面
    に第1の熱可塑性透明樹脂膜を、下地表面の凸凹形状が
    その表面形状に反映されるよう堆積する第1の工程と、 上記第1の熱可塑性透明樹脂膜をリフローしてその受光
    部上の部分に凹状湾曲面を形成する第2の工程と、 上記第1の熱可塑性透明樹脂膜上に該樹脂膜より屈折率
    の小さい第2の透明樹 脂膜をその表面が平坦になるよう
    形成する第3の工程と、 上記第2の透明樹脂膜上の、上記複数の受光部に対応す
    る各領域にそれぞれ、この樹脂膜と屈折率が同一の材料
    からなる凸レンズを形成する第4の工程とを含むことを
    特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 複数の受光部、及び各受光部で発生した
    光電荷を転送する転送部を作り込んだ半導体基板上全面
    に第1の透明絶縁膜をその表面が平坦になるよう堆積す
    る第1の工程と、 上記第1の透明絶縁膜上に、屈折率がこれと同一の熱可
    塑性透明樹脂を形成し、該熱可塑性透明樹脂のパターニ
    ング及び熱リフローを行って、上記第1の透明絶縁膜上
    の、上記複数の受光部に対応する各領域にそれぞれ凸レ
    ンズを形成する第2の工程と、 その後全面に上記熱可塑性樹脂より屈折率が大きい透明
    な材料を上記熱リフロー温度よりも低温で、その表面が
    平坦になるよう堆積して第2の透明絶縁膜を形成する第
    3の工程と、 上記第2の透明絶縁膜上にこの絶縁膜より屈折率の小さ
    い第3の透明絶縁膜を形成し、その後第3の透明絶縁膜
    上の、上記複数の受光部に対応する各領域にそれぞれ、
    この絶縁膜と屈折率が同一の材料からなる凸レンズを形
    成する第4の工程とを含む ことを特徴とする固体撮像装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の固体撮像装置の製造方法
    において、 上記第3及び第4の工程に代えて、 上記熱可塑性透明樹脂より屈折率が大きい光透過膜を、
    熱リフロー温度よりも低温で下地表面の凹凸形状がその
    表面形状に反映されるよう、堆積する第5の工程を含む
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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