JP2804216B2 - ゲートターンオフサイリスタ - Google Patents

ゲートターンオフサイリスタ

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JP2804216B2 JP5150099A JP15009993A JP2804216B2 JP 2804216 B2 JP2804216 B2 JP 2804216B2 JP 5150099 A JP5150099 A JP 5150099A JP 15009993 A JP15009993 A JP 15009993A JP 2804216 B2 JP2804216 B2 JP 2804216B2
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    • H01L29/70Bipolar devices
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    • H01L29/083Anode or cathode regions of thyristors or gated bipolar-mode devices
    • H01L29/0834Anode regions of thyristors or gated bipolar-mode devices, e.g. supplementary regions surrounding anode regions

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゲートターンオフサイリ
スタ(以下GTOサイリスタと略記する)、特に高速動
作をするに適したGTOサイリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】ゲート信号によってターンオンとターン
オフのスイッチング動作が可能なGTOサイリスタは、反
対側に位置する円形状の一対の主表面を有し、主表面間
にpnpnの連続した4層を有し、一方の主表面に外側のn
層(nエミッタ層)と中間のp層(pベース層)が露出
し、他方の主表面に外側のp層(pエミッタ層)と中間
のn層(nベース層)が露出し、nエミッタ層が短冊状
の多数個の領域に分割され各領域が放射状かつ多重同心
円状に配列されてなり、pエミッタ層は多数個の領域に
分割され各領域がnエミッタ層を他方の主表面に投影し
たときnエミッタ層の短冊状の領域に重なるように配置
されている半導体基体と、半導体基体の一方の主表面に
おいてnエミッタ層の各領域に低抵抗接触するカソード
側の主電極と、半導体基体の他方の主表面においてpエ
ミッタ層及びnベース層と低抵抗接触するアノード側の
主電極と、半導体基体の一方の主表面においてpベース
層にnエミッタ層の各領域を包囲するように低抵抗接触
する制御電極と、カソード側の主電極に電気的に接続さ
れ半導体基体の径より小さくnエミッタ層より大きい径
を有するカソード側の電極板と、アノード側の主電極に
電気的に接続され半導体基体の径より小さくpエミッタ
層より大きい径を有するアノード側の電極板と、半導体
基体の一方の主表面の略中央部において制御電極に電気
的に接続する制御電極リードとを具備する構成となって
いる(特開昭63−15464号公報)。GTOサイリスタは、
一対のブロック状外部電極と外部電極相互間を連結する
円筒状絶縁リングとからなる容器内に収納され、外部電
極相互間に加圧接触状態に支持されて使用される。ブロ
ック状外部電極は加圧時に半導体基体に応力集中を生じ
させないために各電極板より小さい径にされている。外
部電極は半導体基体に発生した熱を容器外の例えば冷却
フィンに伝達する通路としても機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】GTOサイリスタは主
として電動機の速度制御をするためのインバータに使用
され、インバータは電動機の回転をスムースにするため
にスイッチング周波数を高くする傾向にある。しかしな
がら、GTOサイリスタのスイッチング(動作)周波数を
上げていくと、制御電極リードから離れた個所において
ターンオフ失敗が生じ易くなり、スイッチング周波数の
向上にも限界がある。本願発明者が確認したところによ
れば、半導体基体を直接外部電極で加圧接触するウエハ
ー圧接タイプを採用するGTOサイリスタにおいて、こ
の傾向が顕著であった。
【0004】本発明の目的は、スイッチング周波数を高
くしてもターンオフ失敗が生じない改良されたGTOサ
イリスタを提供するにある。
【0005】本発明の他の目的は、可制御電流の大きい
改良されたGTOサイリスタを提供するにある。
【0006】本発明の更に他の目的は、ウエハー圧接タ
イプを採用する場合にてきしたGTOサイリスタを提供す
るにある。
【0007】本発明の別の目的は、以下に述べる実施例
の説明から明らかとなろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明GTOサイリスタの特徴とするところは、半導体基体
の周辺部における動作状態での温度上昇が中央部のそれ
と略同一に成るようにした点にある。そのための代表的
手段は、Pエミッタ層の外径とNエミッタ層の外径と
を異なるようにすること、半導体基体の周辺側のキャ
リアのライフタイムを中央部のそれより短くすること、
半導体基体の周辺側におけるPエミッタ層の不純物濃
度を中央部のそれより低くすることである。
【0009】
【作用】熱損失は多数個に分割されたnエミッタ層と、
nエミッタ層に対向して形成されたpエミッタ層の範囲
で発生する。半導体基体だけで見ればその中での発熱は
均一と考えられるが、半導体基体を収納する容器を含め
てGTOサイリスタの冷却を考えた場合、半導体基体に
接する一対の金属板及び金属板と冷却フィンとに接する
一対のブロック状外部電極が冷却に寄与している。金属
板は十分な大きさを持っているわけでなく、半導体基体
の側端部を被覆する安定化材の関係で最大でも半導体基
体の径より数mm以上小さく、nエミッタ層またはpエミ
ッタ層の外径より多少大きい寸法となっている。また、
ブロック状外部電極は加圧時に半導体基体に応力集中を
生じさせないために金属板の径より小さい寸法となって
いる。このため、半導体基体の周辺部で発生した熱は内
周側に比較して冷却フィンに放出されにくく、周辺部の
温度上昇が大きくなる。半導体基体の周辺部で温度上昇
が大きくなると、半導体基体の周辺部のオン電圧が小さ
くなり、電流集中が起こりターンオフしにくくなる。
【0010】そこで、本発明のように半導体基体の周辺
部における動作状態での温度上昇を中央部のそれと略同
一にすれば、半導体基体に部分的にオン電圧の小さい個
所が生じないので、電流集中が起こらずターンオフ失敗
は生じなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明GTOサイリスタを実施例とし
て示した図面を用いて詳細に説明する。
【0012】図1は本発明GTOサイリスタの代表的な
実施例を示す概略断面図である。図において、1は反対
側に位置する円形状の一対の主表面11,12を有する
円盤状の半導体基体で、主表面11,12間にpnpn
の連続した4層、即ち一方の主表面11に隣接するnエ
ミッタ層13,一方の主表面11及びnエミッタ層13
に隣接するpベース層14,pベース層14に隣接する
nベース層15,nベース層15と他方の主表面12に
隣接するpエミッタ層16、及びnベース層15,pエ
ミッタ層16及び他方の主表面12に隣接するn+ 層1
7を有している。nエミッタ層13は短冊状の多数個の
領域に分割され、各領域は放射状かつ多重同心円状に配
列されている。また、pエミッタ層16は図2に示すよ
うに多数個の領域に分割され、各領域はnエミッタ層1
3を他方の主表面12に投影したときnエミッタ層13
の短冊状の領域に重なるように配置されている。具体的
には、pエミッタ層16は中央部に細長い欠如部を有す
る短冊状で、欠如部とそれに隣接するpエミッタ層16
の部分がnエミッタ層13の短冊状の領域に重なってい
る。更に、pエミッタ層16の外径rPEがnエミッタ層
13の外径rNEより小さくなっている。この結果、pエ
ミッタ層16の分割された各領域のうち最外周に位置す
るものは、U字形状となっている。この結果、最外周に
位置するpエミッタ層16の分割された各領域は内周側
の領域より小面積となる。
【0013】2は半導体基体1の一方の主表面11にお
いて、nエミッタ層13の分割された短冊状の各領域に
低抵抗接触するカソード電極、3は半導体基体1の他方
の主表面12において、pエミッタ層16及びn+ 層1
7に低抵抗接触するアノード電極、4は半導体基体1の
一方の主表面11において、pベース層14上にnエミ
ッタ層13の分割された短冊状の各領域を包囲するよう
に低抵抗接触するゲート電極である。
【0014】かかる構成のGTOサイリスタは図3に示
すようなパッケージ5に収納されて使用される。パッケ
ージ5は、一対のブロック状外部電極51a,51b
と、一対の外部電極51a,51b相互間を電気的に絶
縁する円筒状絶縁リング52と、一対の外部電極51
a,51bと円筒状絶縁リング52とを気密に連結する
フランジ金具53とから構成されている。6は一方のブ
ロック状外部電極51aとカソード電極2との間に加圧
接触状態を有して介在されたカソード電極板、7は他方
のブロック状外部電極51bとアノード電極3との間に
加圧接触状態を有して介在されたアノード電極板、8は
半導体基体1の一方の主表面11の中央部において、ゲ
ート電極に電気的に接続され、一方のブロック状外部電
極51aに形成された空間部及び円筒状絶縁リング52
形成された孔を通してパッケージ5外に引出されたゲー
ト電極リードである。カソード電極板6及びアノード電
極板7はnエミッタ層13の外径rNEと同じかそれより
多少大きい径を有し、ブロック状外部電極51a,51
bは半導体基体1に対する加圧時の応力集中を防止する
ためにカソード電極板6及びアノード電極板7の外径よ
りより小さい径にされている。
【0015】図1に示すGTOサイリスタを図3に示す
状態で使用することにより、次に述べる理由からスイッ
チング周波数の高くしてもターンオフ失敗が生じなくな
り、可制御電流を大きくすることが出来るのである。即
ち、図1に示すGTOサイリスタが導通状態にあると
き、最外周に位置するpエミッタ層16の分割された各
領域は内周側の領域より小面積となっていることに伴
い、半導体基体1内の電流密度はその最外周側が他の部
分より小さくなる。発熱量は電流密度の2乗に比例する
ことから、半導体基体1内で発生する単位面積当たりの
発熱量は最外周部が最も小さくなる。半導体基体1から
カソード電極2及びアノード電極3,カソード電極板6
及びアノード電極板7,一対のブロック状外部電極51
a,51bを介してそれぞれ冷却フィンに放出される熱
量に、半導体基体1の内周側と最外周側で差があって
外周側のそれが小さくても、半導体基体1内で発生する
単位面積当たりの熱量が最外周側で内周側より小さくな
っているので、半導体基体1全体が略均一に冷却され
る。この結果、図4の実線で示すように半導体基体1の
温度上昇は全体で略均一になり、それによりオン抵抗が
半導体基体1全体で略均一になって電流集中が発生せ
ず、ターンオフ失敗が生じなくなる。
【0016】図1ではpエミッタ層16の外径rPEがn
エミッタ層13の外径rNEより小さくなっている場合を
示しているが、逆にnエミッタ層13の外径rNEがpエ
ミッタ層16の外径rPEより小さくすることも、半導体
基体1の最外周部の単位面積当たりの発熱量を他の領域
より小さく出来ることから、可能である。しかしなが
ら、次の理由から前者の方が望ましい。pエミッタ層1
6の外径rPEがnエミッタ層13の外径rNEより小さく
なっている場合にはnエミッタ層13周辺のゲート電極
4が接触している領域に電流が広がらないが、nエミッ
タ層13の外径rNEがpエミッタ層16の外径rPEより
小さくする場合にはnエミッタ層13周辺のゲート電極
4が接触している領域に電流が広がる。ゲート電極4は
カソード電極板6及びブロック状外部電極51aから離
れていて放熱機能がないことから、後者の場合は前者に
比較して最外周部の放熱効果が小さくなる。その結果、
前者の方が本発明の効果を達成する上で優れている。
【0017】図5及び図6は本発明GTOサイリスタの
他の実施例を示す概略断面図及び部分平面図である。図
1の実施例とは、pエミッタ層16の外径rPEとnエミ
ッタ層13の外径rNEとが略等しくなっている点及び半
導体基体1の最外周部分のライフタイムを他の領域のそ
れより小さくした点で相違している。即ち、図のRxの
部分に金,白金等の重金属をドープしたり、電子線,ガ
ンマ線等の放射線を照射することによって、他の部分よ
りライフタイムを小さくしてある。このようにすれば、
GTOサイリスタを動作させた場合、Rx部は他の部分
に比較してオン電圧が高くなり、オン電圧が高い分だけ
電流密度が小さくなり、その結果発熱が小さくなり、半
導体基体1の内周側と最外周側で放熱効果に差があって
最外周側のそれが小さくても、半導体基体1全体で温度
上昇を略均一にできる。よって、半導体基体1周辺での
ターンオフ失敗の生じないGTOサイリスタを実現でき
る。この実施例においても、図3に示すように容器5に
収納されて使用される。
【0018】図7は本発明GTOサイリスタの更に他の
実施例を示す概略断面図である。図1の実施例とは、p
エミッタ層16の外径rPEとnエミッタ層13の外径r
NEとが略等しくなっている点及びpエミッタ層16の分
割された各領域のうち最外周側に位置するものの不純物
濃度を他のそれより低くした点で相違している。即ち、
図7のVIII−VIIIに沿う不純物濃度分布を図8、IX−IX
に沿う不純物濃度分布を図9に示すようにしてある。図
8にpエミッタ層16の不純物濃度NSPE1はn+ 層のそ
れに近接した濃度になっているが、図9にpエミッタ層
16の不純物濃度NSPE2はn+ 層のそれに相当低くなっ
ている。このようにすることにより、不純物濃度NSPE1
を有するpエミッタ層16ではpエミッタ層16からn
ベース層15へのホールの注入効率が高くなって電流が
流れ易くなり、不純物濃度NSPE1を有するpエミッタ層
16ではpエミッタ層16からnベース層15へのホー
ルの注入効率が低くなって電流が流れにくくなる。従っ
て、半導体基体1の内周側と最外周側で放熱効果に差が
あって最外周側のそれが小さくても、半導体基体1の最
外周側の電流密度が低くて発熱量が少ないため、半導体
基体1全体で温度上昇を略均一にできる。よって、半導
体基体1周辺でのターンオフ失敗の生じないGTOサイ
リスタを実現できる。この実施例においても、図3に示
すように容器5に収納されて使用される。
【0019】図10は本発明GTOサイリスタの別の実
施例を示す概略平面図である。図1の実施例とは、pエ
ミッタ層16の外径rPEとnエミッタ層13の外径rNE
とが略等しくなっている点及びpエミッタ層16の分割
された各領域のうち最外周側に位置するものの形状が内
周側のそれとは異なっている点にある。即ち、半導体基
体1の最外周側に位置するpエミッタ層16の分割され
た各領域の外周側の幅を外周形状を変えて内周側のそれ
より狭くした点を特徴としている。このようにすること
により、半導体基体1の最外周側に位置するpエミッタ
層16の分割された各領域の外周側ではホールの注入効
率が内周側のそれより低くなり、図8の実施例の場合と
同様の理由で半導体基体1全体で温度上昇を略均一にで
き、よって、半導体基体1周辺でのターンオフ失敗の生
じないGTOサイリスタを実現できる。この実施例にお
いても、図3に示すように容器5に収納されて使用され
る。
【0020】図11は図10のGTOサイリスタの変形
例を示す概略平面図である。図はpエミッタ層16の分
割された各領域の内の最外周側に配置されるもの1個を
示している。(a)は中央の欠如部の大きさを変えて外
周側の幅を変える場合を、(b)は中央の欠如部の大き
さ及び外周形状を変えて外周側の幅を変える場合を、
(c)は外周側の幅を変えると共に曲率半径を大きくす
る場合をそれぞれ示している。
【0021】図12は本発明GTOサイリスタを使用し
た3相インバータの一実施例を示す回路図である。図に
おいて、T4及びT5は直流電源Eに接続される一対の直
流端子、S1及びS2,S3及びS4,S5及びS6はそれぞ
れ直列接続されて一対の直流端子T4及びT5間に極性を
揃えて並列接続された本発明GTOサイリスタを適用し
たスイッチ素子、D1,D2,D3,D4,D5及びD6は各
スイッチ素子に極性を逆にして並列接続された負荷電流
を還流させるダイオード、T6,T7及びT8 は直列接続
された2個のスイッチ素子の接続点からそれぞれ引き出
された交流出力の相数と同数(3個)の交流端子であ
る。このようにインバータのスイッチ素子に本発明GT
Oサイリスタを適用すれば、スイッチ素子のスイッチン
グ周波数を高くできるので歪の少ない出力波形を得るこ
とが出来る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば素子動作時の局部温度上
昇を抑えて温度分布を均一化できるので十分な冷却効果
が得られ、数百ヘルツ以上のスイッチング動作可能な素
子を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明GTOサイリスタの代表的な実施例を示
す概略断面図である。
【図2】図1に示すGTOサイリスタをアノード側から
見た部分平面図である。
【図3】図1に示すGTOサイリスタを容器に収納した
状態を示す概略断面図である。
【図4】図1に示すGTOサイリスタと従来のGTOサ
イリスタとの半導体基体の半径方向の温度分布図であ
る。
【図5】本発明GTOサイリスタの他の実施例を示す概
略断面図である。
【図6】図5のGTOサイリスタをアノード側から見た
部分平面図である。
【図7】本発明GTOサイリスタの更に他の実施例を示
す概略断面図である。
【図8】図7のGTOサイリスタのVIIIーVIII線に沿う
不純物濃度分布図である。
【図9】図7のGTOサイリスタのIXーIX線に沿う不純
物濃度分布図である。
【図10】本発明GTOサイリスタの別の実施例を示す
部分平面図である。
【図11】図10のGTOサイリスタの変形例を示す概
略平面図である。
【図12】スイッチ素子として本発明GTOサイリスタ
を使用した3相インバータを示す回路図である。
【符号の説明】
1…半導体基体、2…カソード電極、3…アノード電
極、4…ゲート電極、5…容器、6…カソード電極板、
7…アノード電極板、8…ゲート電極リード、13…n
エミッタ層、14…pベース層、15…nベース層、1
6…pエミッタ層、17…n+ 層、51a,51b…ブ
ロック状外部電極、52…円筒状絶縁リング、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 高 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 小室 仁 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日 立原町電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−87767(JP,A) 特開 平3−24764(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反対側に位置する円形状の一対の主表面を
    有し、主表面間にpnpnの連続した4層を有し、一方
    の主表面に外側のn層と中間のp層が露出し、他方の主
    表面に外側のp層と中間のn層が露出し、外側のn層が
    短冊状の多数個の領域に分割され各領域が放射状かつ多
    重同心円状に配列されてなり、外側のp層は多数個の領
    域に分割され各領域が外側のn層を他方の主表面に投影
    したとき外側のn層の短冊状の領域に重なるように配置
    され、最外周に位置する外側のn層の短冊状の領域は他
    方の主表面に投影したときに最外周に位置する外側のp
    層の領域に重なり、最外周に位置する外側のp層の領域
    の外径が最外周の外側のn層の短冊状の領域の外径より
    小さく、最外周に位置する外側のp層の領域の面積が最
    外周よりも内周に位置する外側のp層の領域の面積より
    も小さくなっている半導体基体と、 半導体基体の一方の主表面において、外側のn層の各領
    域に低抵抗接触する第1の主電極と、 半導体基体の他方の主表面において、外側のp層及び中
    間のn層に低抵抗接触する第2の主電極と、 半導体基体の一方の主表面において、中間のp層に外側
    のn層の各領域を包囲するように低抵抗接触する制御電
    極と、 第1の主電極に電気的に接続される第1の電極板と、 第2の主電極に電気的に接続される第2の電極板と、 を具備することを特徴とするゲートターンオフサイリス
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1のゲートターンオフサイリスタに
    おいて、多重同心円状に配列される外側のn層の短冊状
    領域の内、最外周よりも内周に位置する複数の同心円状
    に配列される外側のn層の短冊状領域が他方の主表面に
    投影したときに重なる外側のp層の各領域が同じ面積を
    有していることを特徴とするゲートターンオフサイリス
    タ。
  3. 【請求項3】反対側に位置する円形状の一対の主表面を
    有し、主表面間にpnpnの連続した4層を有し、一方
    の主表面に外側のn層と中間のp層が露出し、他方の主
    表面に外側のp層と中間のn層が露出し、外側のn層が
    短冊状の多数個の領域に分割され各領域が放射状かつ多
    重同心円状に配列されてなり、外側のp層は多数個の領
    域に分割され各領域が外側のn層を他方の主表面に投影
    したとき外側のn層の短冊状の領域に重なるように配置
    され、最外周側に位置する外側のp層の各領域は外周側
    の不純物濃度が内周側のそれより低くなっている半導体
    基体と、 半導体基体の一方の主表面において、外側のn層の各領
    域に低抵抗接触する第1の主電極と、 半導体基体の他方の主表面において、外側のp層及び中
    間のn層に低抵抗接触する第2の主電極と、 半導体基体の一方の主表面において、中間のp層に外側
    のn層の各領域を包囲するように低抵抗接触する制御電
    極と、 第1の主電極に電気的に接続される第1の電極板と、 第2の主電極に電気的に接続される第2の電極板と、 を具備することを特徴とするゲートターンオフサイリス
    タ。
  4. 【請求項4】一対の直流端子と、 交流出力の相数と同数の交流端子と、 一対の直流端子間に接続され、それぞれゲートターンオ
    フサイリスタと逆極性のダイオードの並列回路を2個直
    列接続した構成からなり、並列回路の相互接続点が異な
    る交流端子に接続された交流出力の相数と同数の電力変
    換単位とを具備し、各ゲートターンオフサイリスタが、 反対側に位置する円形状の一対の主表面を有し、主表面
    間にpnpnの連続した4層を有し、一方の主表面に外
    側のn層と中間のp層が露出し、他方の主表面に外側の
    p層と中間のn層が露出し、外側のn層が短冊状の多数
    個の領域に分割され各領域が放射状かつ多重同心円状に
    配列されてなり、外側のp層は多数個の領域に分割され
    各領域が外側のn層を他方の主表面に投影したとき外側
    のn層の 短冊状の領域に重なるように配置され、最外周
    に位置する外側のn層の短冊状の領域は他方の主表面に
    投影したときに最外周に位置する外側のp層の領域に重
    なり、最外周に位置する外側のp層の領域の外径が最外
    周の外側のn層の短冊状の領域の外径より小さく、最外
    周に位置する外側のp層の領域の面積が最外周よりも内
    周に位置する外側のp層の領域の面積よりも小さくなっ
    ている半導体基体と、 半導体基体の一方の主表面において、外側のn層の各領
    域に低抵抗接触する第1の主電極と、 半導体基体の他方の主表面において、外側のp層及び中
    間のn層に低抵抗接触する第2の主電極と、 半導体基体の一方の主表面において、中間のp層に外側
    のn層の各領域を包囲するように低抵抗接触する制御電
    極と、 第1の主電極に電気的に接続される第1の電極板と、 第2の主電極に電気的に接続される第2の電極板と、 を具備することを特徴とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】一対の直流端子と、 交流出力の相数と同数の交流端子と、 一対の直流端子間に接続され、それぞれゲートターンオ
    フサイリスタと逆極性のダイオードの並列回路を2個直
    列接続した構成からなり、並列回路の相互接続点が異な
    る交流端子に接続された交流出力の相数と同数の電力変
    換単位とを具備し、各ゲートターンオフサイリスタが、 反対側に位置する円形状の一対の主表面を有し、主表面
    間にpnpnの連続した4層を有し、一方の主表面に外
    側のn層と中間のp層が露出し、他方の主表面に外側の
    p層と中間のn層が露出し、外側のn層が短冊状の多数
    個の領域に分割され各領域が放射状かつ多重同心円状に
    配列されてなり、外側のp層は多数個の領域に分割され
    各領域が外側のn層を他方の主表面に投影したとき外側
    のn層の短冊状の領域に重なるように配置され、最外周
    側に位置する外側のp層の各領域は外周側の不純物濃度
    が内周側のそれより低くなっている半導体基体と、 半導体基体の一方の主表面において、外側のn層の各領
    域に低抵抗接触する第1の主電極と、 半導体基体の他方の主表面において、外側のp層及び中
    間のn層に低抵抗接触する第2の主電極と、 半導体基体の一方の主表面において、中間のp層に外側
    のn層の各領域を包囲するように低抵抗接触する制御電
    極と、 第1の主電極に電気的に接続される第1の電極板と、 第2の主電極に電気的に接続される第2の電極板と、 を具備することを特徴とする電力変換装置。
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