JP2795949B2 - 綿花繊維用のカード，落綿クリーナ等に設ける装置 - Google Patents

綿花繊維用のカード，落綿クリーナ等に設ける装置

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JP2795949B2 JP2010785A JP1078590A JP2795949B2 JP 2795949 B2 JP2795949 B2 JP 2795949B2 JP 2010785 A JP2010785 A JP 2010785A JP 1078590 A JP1078590 A JP 1078590A JP 2795949 B2 JP2795949 B2 JP 2795949B2
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    • D01G15/02—Carding machines
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    • D01G15/34—Grids; Dirt knives; Angle blades

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は綿花繊維用のカード、落綿クリーナ等に設け
る装置に関し、より詳しくはドラムに支持部材が設けら
れ、該支持部材上に例えばトラッシュを分離する分離カ
ッターを含んで成るクリーニング部材及び／又は固定カ
ード部材が配置されてドラム周面の一部を覆っており、
支持部材が切欠き構造の固定装置を有し、該切欠き構造
の固定装置に前記クリーニング部材及び／又は固定カー
ド部材が互いに独立して調節可能に配置されている綿花
繊維用のカード、落綿クリーナ等に設ける装置に関す
る。
〔従来の技術〕
公知の装置においてはクリーニング部材及びカード部
材は共通の支持体上に固定的に設置されている。共通の
支持体は全体として鋸歯ドラムに対して直径方向に調節
することができる。
このような調節に際してはねじ結合が用いられること
が多い。
〔発明が解決しようとする課題〕
この場合には固定配置されていることによって、分離
カッターとドラム周面との距離が変化するとそれぞれ固
定カード部材のドラム周面に対する距離も変化し、また
その逆も言えるという欠点がある。さらに、周面に対す
る距離を共通に変化させることは狭い範囲内でしかでき
ない。というのは距離が大きくなるとドラム及び支持部
材の曲率半径が互いに著しく異なってしまうので、繊維
材料のクリーニング及び開繊を最適な状態で行うことが
できないからである。
又調節にねじ結合が用いられている場合に、ねじ結合
はゆるめるのに手間がかかるという問題を有する。
従って本発明の課題は、上記の欠点を除去し、特に繊
維材料のクリーニングと開繊を改良しかつ組立の容易な
冒頭で述べた種類の装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の課題は請求項１の特徴とする構成、すななち
切欠き構造の固定装置を中空円筒状に形成することによ
って達成される。
〔作 用〕
ドラムの回転方向に見て支持部材の後方の端部に、前
記固定装置として設けた切欠き内に案内部材が、ドラム
の周面に対する距離が変更可能なように回転リンク機構
を介して軸承されていると好ましい。前記回転リンク機
構が、支持部材の、ドラムの回転方向で見て、下流側の
端部より引っ込んだ位置に配置された、中空円筒状の切
欠き構造の固定装置と、前記案内部材の支持部材側の端
部に設けた円筒状の突出部とで形成されていると好まし
い。さらに又切欠き内に分離カッター用吸引室が固定さ
れていると好ましい。
本発明の装置では中央円筒状の切欠き構造の固定装置
が用いられているので、充分に正確な調節を簡単に行う
こができ、且つ複数の部材の調節作業を駆動中にも実施
できるという利点を有する。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳細に説明
する。
第１図に示すものは本発明の装置の一例を具備したツ
リュツラー社のクリアラRSKなどの落綿クリーナであっ
て、２つのフィードローラ（供給ドラム）１と２、鋸歯
ドラム３及び繊維材料吸引装置４が設けられている。ド
ラム1,2及び３の回転方向は湾曲した矢印で示されてい
る。繊維材料吸引装置４内の空気の流れは4a,4bで示さ
れている。同じ形状の支持部材5,6にはそれぞれ分離カ
ッター7,8、吸引室9,10および針を有する２つの固定カ
ード部材11,12ないし13,14とが設けられている。支持部
材５の下流側の端部には調節可能な案内部材15が固定さ
れており、この案内部材は下流に配置された支持部材６
上の分離カッター８と共働する。案内部材15と分離カッ
ター８との距離はａで示され、案内部材15とドラム３の
周面との距離がｂで示される。距離ａ及び距離ｂを変化
させることによって分離カッター８の分離効果を変化さ
せることができる。下側のフィードローラ１と分離カッ
ター７との間、及び案内部材15と分離カッター８との間
にはそれぞれゴミ、トラッシュ、ほこりなどを分離する
分離開口部18又は19が設けられている。支持部材5,6の
それぞれ鋸歯ドラム３の回転方向Ａで見て上流側の端部
には分離カッター7,8が設けられている。各分離カッタ
ー7,8と分離開口部18,19に向けてそれぞれ吸引室９又は
10が設けられている。吸引室9,10は吸引源（不図示）と
接続されている。
第２図は針を有する中間ドラム20と開繊及びクリーニ
ングドラム21が配置されている場合での本発明の装置の
一例を示すものであり、通常２つのドラムは落綿クリー
ナーの第１図に示す鋸歯ドラム３の下流に配置されて用
いられる。２つのドラム20と21の間の下方の間隙には支
持部材22が配置されており、支持部材22のドラム21の下
流側に延びる部分の端部には案内部材23が設けられてい
る。さらにドラム21の下流側には支持部材５が設けられ
ており、この支持部材５には分離カッター７と吸引装置
９が固定されている。案内部材23と分離カッター７との
間には分離開口部24が開けられている。
第３図によれば、支持部材５は押出しプロフィール材
から形成されている。支持部材５には切欠き5a〜5eが形
成されている。切欠き5aはＴ形溝の形状をする。切欠き
5a内に取り付けられている分離カッター７はボルト25と
ナット26を介してＴ形溝内に固定されるが、第３図の側
面図から容易に判るように、切欠き5aの長孔に対してボ
ルト25の外径が細く、したがってナット26をゆるめれば
分離カッター７を矢印ＦとＧ方向に摺動させることがで
きる。切欠き5bは中空円筒状である。吸引室９の一端に
は円筒状の突出部9aが設けられており、この突出部9aは
切欠き5b内に矢印H,I方向に回転可能に軸承されてい
る。支持部材５の鋸歯ドラム３の回転方向Ａ（第１図を
参照）に見て下流側の端部に形成された切欠き5c内には
案内部材15が矢印J,K方向に回転可能に軸承されてい
る。ほぼＴ字状の切欠き5d内には２つの固定カード部材
11と12が配置されており、これらは共通の固定片27とボ
ルト28とナット29によってＴ字状の溝5e内に固定されて
いる。
第４図によれば、支持部材の（ドラム３の回転方向に
見て）下流側端部には突出部5kが設けられており、その
下に切欠き5cが設けられている。ほぼＵ字状に形成され
た案内部材15の一端には円筒状の突出部15aが形成され
ており、この突出部15aは切欠き5cとで回転リンク機構
として共働する。中央の直線部分15bは突出部5kのほぼ
延長上にある。案内部材15の他端には調節突出部15cが
形成されている。案内部材15は矢印J,Kが示すように支
持部材５の比較的大きな切欠き5hに嵌入する位置15′へ
回動することができる。
第５図によれば、フィードローラ１の下方に支持部材
31が配置されており、この支持部材31はフィードローラ
１と鋸歯ドラム３の間隙に嵌入し、従って鋸歯ドラム３
の周面の一部を覆っている。支持部材31の一端には調節
可能な案内部材32が配置されており、案内部材32は後段
に配置された支持部材５に固定された分離カッター７と
共働する。
第６図には、例えばツリュツラー社のエグザクタカー
ドDK740などのカードの引き込み領域が示されており、
前記カードにはフィードローラ33、フィードテーブル3
4、テーカインローラ35及びドラム36が設けられてい
る。フィードローラ34のテーカインローラ35側の端部に
は調節可能な案内部材32が設けられている。テーカイン
ローラ35の下方には、特に第１図、より詳しくは第３図
に示す種類の２つの支持部材５と６が配置されている。
第７図には、第６図に示すカードと同種のカードが示
されており、ここではドラム36の後方にドッファー37が
配置されている。ドラム36の下方には、特に第１図、よ
り詳しくは第３図に示したタイプの支持部材５が５つ配
置されている。
ドラム33,35,36及び37の回転方向は記入された湾曲し
た矢印で示されている。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によれば、ドラ
ム周面に対するクリーニング部材及びカード部材との距
離を簡単な構造で且つ駆動中でも自由に調節でき、それ
によって良好なクリーニングと開繊を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明による２つの装置を有する鋸歯クリアラ
（クリアラを有する開繊機）の概略側面図、第２図は第
１図に示す鋸歯ドラムに関して後方に配置された中間ド
ラム及び本発明による装置と案内部材を有するドッファ
ー／クリアラドラムの側面図、第３図は分離カッター、
２つの固定カード装置、吸引室及び案内部材を有する装
置の側面図、第４図は支持部材の端部の下方に配置され
た案内部材の回転リンク結合を示す側面図、第５図はフ
ィードローラの下方に設けられた案内部材を有する支持
部材の側面図、第６図はカードのテーカインローラの下
方に設けられた３つの本発明装置を示す側面図、第７図
はドラムの下方に５つの本発明の装置を具備したカード
の一例を示す側面図である。 1,3,21,35,36……ドラム、5,6,22,31,34……支持部材、 5b,5c……切欠き、7,8,9,10……クリーニング部材、 11,12……カード部材、15,17,23,32……案内部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−250229（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−14169（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D01G 15/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ドラムに支持部材が設けられ、該支持部材
    上に例えばトラッシュを分離する分離カッターを含んで
    成るクリーニング部材及び／又は固定カード部材が配置
    されてドラム周面の一部を覆っており、支持部材が切欠
    き構造の固定装置を有し、該切欠き構造の固定装置に前
    記クリーニング部材及び／又は固定カード部材が互いに
    独立して調節可能に配置されている綿花繊維用のカー
    ド、落綿クリーナー等に設ける装置において、 前記切欠き構造の固定装置（5b,5c）が中空円筒状であ
    ることを特徴とする綿花繊維用のカード、落綿クリーナ
    ー等に設ける装置。
  2. 【請求項２】ドラム（1,3,21,35,36）の回転方向で見て
    支持部材（5,6,22,31,34）の下流側の端部に設けた切欠
    き構造の固定装置（5c）に、案内部材（15,17,23,32）
    が、ドラム（1,3,21,35,36）の周面に対する距離が変更
    可能なように、回転リンク機構を介して軸承されている
    ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】前記支持部材（５）の、ドラム（３）の回
    転方向で見て、下流側の端部より引っ込んだ位置に配置
    された、中間円筒状の切欠き構造の固定装置（5c）と、
    前記案内部材（15）の支持部材（５）側の端部に設けた
    円筒状の突出部（15a）とで前記回転リンク機構が形成
    されていることを特徴とする請求項２に記載の装置。
  4. 【請求項４】前記切欠き構造の固定装置（5b）内に、分
    離カッター（7,8）に対して作用する吸引室（9,10）が
    固定されていることを特徴とする請求項１に記載の装
    置。
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