JPH0732783A - クリップ - Google Patents

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JPH0732783A
JPH0732783A JP17712193A JP17712193A JPH0732783A JP H0732783 A JPH0732783 A JP H0732783A JP 17712193 A JP17712193 A JP 17712193A JP 17712193 A JP17712193 A JP 17712193A JP H0732783 A JPH0732783 A JP H0732783A
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JP
Japan
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lever
plate portion
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sandwiching
paper
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JP17712193A
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Masami Mukai
正美 向井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納性、操作性に優れ、紙を痛めることのな
いダブルクリップを提供すること。 【構成】 本体2の挟み板部22から背板部20にかけ
て収納孔25を設ける。挟み板部22を湾曲させると共
に、挟み板部22と軸受け部24との間に足部23を設
ける。通常の状態においては、レバー3の支持部32は
本体2の境界縁部254に当接し、ここを支点として挟
み板部22を開くことができる。一方、凹圧部36を押
して、支持部32を内側に変形させることによって、レ
バー3を収納孔25に収納することができる(図8)。 【効果】 レバー3を収納することができる。挟み板部
22が湾曲しているため挟んだ紙と”面”で接し、傷つ
けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納性、使い勝手がよ
く、紙を傷めないクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】紙を挟むためのクリップとしては、ダブ
ルクリップが広く使用されている。このダブルクリップ
は、構造が簡単造で、一度に多くの紙を挟むことができ
る。しかも、紙を挟み込んだ状態では、レバーを紙の側
に倒すことによって、該レバーが邪魔になるのを防ぐこ
とができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のダ
ブルクリップでは、取扱上やはりレバーの存在が障害に
なることが少なくなかった。例えば、机の引出しにしま
う際には、該レバーの存在が障害となって、箱等に効率
よくクリップを収納することができていなかった。収納
性等をよくするにはレバーを短くすることが考えられ
る。しかし、レバーを短くすると、今度は、紙を挟むた
めにクリップを開く際に大きな力が必要となり操作性が
低下してしまう。特に、大型のクリップほど、この操作
性と収納性とを両立させることが困難で、問題が大きか
った。
【0004】さらに、従来のダブルクリップは、図30
に示すとおり、挟み板部1022の先端にある軸受け部
1024が、挟んだ紙pと(クリップの先端で)”線”
状に接しており、きわめて狭い面積に大きな力が加わっ
ている。そのため、紙に傷がつきやすく、重要な文書等
へは使用がためらわれることが少なくなかった。本発明
は、収納性、取扱性、操作性の高いクリップを提供する
ことを目的とする。
【0005】本発明は、挟んだ紙を傷つけないクリップ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の態様としては、
紙を挟む本体と、レバーとを含んで構成されるダブルク
リップにおいて、上記本体は、上記レバーを収納する収
納孔を有すること、を特徴とするダブルクリップが提供
される。
【0007】上記本体は、背板部と、該背板部の両側に
設けられた挟み板部とを備え、上記収納孔は、上記背板
部から上記挟み板部にかけて設けられていてもよい。上
記収納孔は、上記レバー毎に独立して設けられているこ
とが好ましい。上記本体は、軸受け部を備え、上記レバ
ーは、上記軸受け部に軸支される軸部と、操作の際に摘
まれる摘み部と、上記軸部と上記摘み部との間に設けら
れた支持部と、を備え、上記収納孔は、上記支持部毎に
独立して設けられていてもよい。
【0008】上記収納孔の個数は、1、2、4のいずれ
かであってもよい。上記収納孔に収納された上記レバー
を固定するための固定手段を有することが好ましい。上
記固定手段が上記レバーを固定する位置は、上記レバー
毎に異なってもよい。
【0009】上記本体は、背板部と、該背板部の両側に
設けられた挟み板部とを備え、上記固定手段は、上記背
板部または上記挟み板部に設けられていることが好まし
い。上記固定手段は、上記収納孔の縁に設けられた少な
くとも1のストッパ凹部を含んで構成されていてもよ
い。上記固定手段は、上記レバーに設けられていても構
わない。
【0010】少なくとも一方の上記挟み板部は、内側に
湾曲していることが好ましい。上記本体は、少なくとも
一方の上記挟み板部の先端に設けられた足部と、上記足
部の先端に設けられた、上記レバーを軸支する軸受け部
と、を有することが好ましい。上記足部は、該ダブルク
リップに挟んだ紙に対して略垂直な方向の成分を含んで
伸びたものであることが好ましい。
【0011】上記挟み板部の先端に設けられた軸受け部
を備え、上記レバーは、上記軸受け部に軸支される軸部
と、操作の際に摘まれる摘み部と、上記摘み部と上記軸
部との間に設けられた支持部と、を備え、上記支持部
は、上記本体を開く際の回転方向へ曲げられた曲げ部を
有することが好ましい。上記レバーは、線材を折り曲げ
て構成されたものであって、該線材の断面形状は、略楕
円形または略長方形であることが好ましい。
【0012】本発明の第2の態様としては、背板部と、
上記背板部に支えられ、互いの間に紙を挟む2つの挟み
板部と、を備え、少なくとも一方の上記挟み板部は、内
側に湾曲していること、を特徴とするクリップが提供さ
れる。本発明の第3の態様としては、紙を挟む本体と、
該本体を開くレバーとを含んで構成されたクリップにお
いて、上記本体は、背板部と、上記背板部に支えられ、
互いの間に紙を挟む2つの挟み板部と、上記挟み板部先
端に設けられた足部と、上記足部の先端に設けられた軸
受け部と、を備え、上記レバーは、上記軸受け部に軸支
されていること、を特徴とするクリップが提供される。
【0013】上記足部は、該クリップに挟んだ紙に対し
て略垂直な方向の成分を含んで伸びたものであることが
好ましい。本発明の第4の態様としては、本体と、レバ
ーとを含んで構成されたクリップにおいて、上記本体
は、紙を挟む挟み板部と、上記挟み板部の先端に設けら
れた軸受け部と、を備え、上記レバーは、上記軸受け部
に軸支される軸部と、操作の際に摘まれる摘み部と、上
記摘み部と上記軸部との間に設けられた支持部と、を備
え、上記支持部は、上記本体を開く際の回転方向へ曲げ
られた曲げ部を有すること、を特徴とするクリップが提
供される。
【0014】上記本体は、上記軸受け部と上記挟み板部
との間に、足部をさらに有することが好ましい。
【0015】
【作用】本体の背板部から挟み板部にかけて設けられた
収納孔に、レバーを収納する。該収納孔は、上記レバー
毎、あるいは、支持部毎に設けてもよい。収納孔に収納
されたレバーは、固定手段によって固定される。該固定
手段としては、例えば、収納孔の縁に設けられたストッ
パ凹部であってもよい。なお、レバーを固定する位置
は、上記レバー毎に異なってもよい。
【0016】挟み板部を、内側に湾曲させておくことに
より、収納孔を小さくすることが可能となる。また、挟
んだ紙を傷つけないようにすることができる。挟み板部
と軸受け部との間に足部を設けることによっても、同様
に収納孔を小さくすることができる。なお、収納孔を設
けていない場合でも、少なくともレバーを背板部側に位
置させた状態におけるレバーのでっぱりを小さくするこ
とができる(各レバーの摘み部と摘み部との間隔を狭く
できる)。
【0017】さらには、本体を開く際に回転させる方向
に、レバーを曲げておくことによっても、同様に収納孔
を小さくすることができる。なお、収納孔を設けていな
い場合でも、少なくともレバーを背板部側に位置させた
状態におけるレバーのでっぱりを小さくすることができ
る(各レバーの摘み部と摘み部との間隔を狭くでき
る)。
【0018】レバーを構成する線材の断面形状を、略楕
円形または略長方形とすることによって、挟み板部を開
く操作と、レバーを収納する操作との両方の操作の容易
性を確保することができる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。本
実施例のクリップ1は、板状部材を折り曲げて構成され
た本体2(図1参照)と、レバー3(図3参照)とから
構成されている。本体2は、挟み板部22と、該挟み板
部22を支える背板部20と、レバー3を軸支する軸受
け部24と、該軸受け部24と挟み板部22とをつなぐ
足部23とから主に構成される。さらに、本実施例にお
いては、背板部20から挟み板部22にかけては、レバ
ー3を収納するための収納孔25が設けられている。該
本体2を展開した状態を、図2に示す。なお、これらの
図においては、図を見易くするため、本体2を構成する
板材の厚みは省略して描いた。他の図についても同様で
ある。
【0020】挟み板部22は、紙を挟む際に、直接、紙
に触れる部分である。本実施例においては、図1(d)
から分かるように、該挟み板部22を内側になめらかに
湾曲させている。該湾曲の程度、湾曲させる位置など
は、後述する目的効果(収納孔25の小型化、紙の傷み
防止等)のうちのいずれを重視するかによって適宜最適
なものとすればよい。
【0021】足部23は、挟み板部22の先端から、
(図1(d)における)左右方向に曲げられている。該
足部23は、収納孔25をできるだけ小さくすることを
主目的として設けられたものである。軸受け部24は、
レバー3の軸部30を支えるためのものである。該軸受
け部24は足部23の先端に設けられているため、該足
部23の分だけ挟み板部22の先端から(図1(d)に
おける)左右方向にずれて位置している。レバー3の回
転可能範囲を広くするために、軸受け部24を形作る切
り欠き240は、足部23にまで達している。但し、該
軸受け部24を構成する板の切り欠き240の形状・大
きさは、この図に示したものには限定されない。
【0022】収納孔25は、挟み板部22から背板部2
0にかけて設けられている。該収納孔25の形状は、挟
み板部22の中央付近では幅が広く、一方、挟み板部2
2と背板部20との境界付近では幅が狭くされている。
また、背板部20においては、レバー3を固定するため
のストッパ凹部250が設けられている(該ストッパ凹
部が特許請求の範囲において言う”固定手段”に相当す
るものである)。該収納孔25については、後ほどさら
に詳細に述べることとする。該収納孔25の具体的形状
は、この図に示したものに限定されるものではない。
【0023】レバー3は、紙を挟む際等に本体2の挟み
板部22を開くためのものである。該レバー3は、図3
に示すとおり、軸部30と、支持部32と、摘み部34
と、押圧部36と、折込部38とを備えている。なお、
該レバー3は、金属等の線材を折り曲げて作られてい
る。軸部30は、本体2の軸受け部24に回転可能な状
態で保持される。これにより、レバー3は該軸部30を
中心として回転自在な状態で本体2に取り付けられてい
る。
【0024】支持部32と、押圧部36との間には、折
込部38が設けられているまた、支持部32の先端(以
下”支持部先端”という)320は、摘み部34のすぐ
近くにまで達している。押圧部36を図3(a)におけ
る左右方向から押した場合、該折込部38が存在するこ
とにより、2つの支持部32は互いに近づくような方向
に、容易に弾性変形するようになっている。一方、図3
の紙面に垂直な方向に押すために摘み部34に指を掛け
た場合、支持部先端320にも指が掛かるため、摘み部
34とともに支持部先端320も押されることとなる。
従って、この場合には、加えた力が折込部38等を捻る
ために費やされてしまうことはない。さらに、本実施例
においては、図4に示すとおり、該レバー3を作る線材
の断面形状を、図3(a)における左右方向(レバー3
を収納する際に弾性変形させる方向)については細く、
図3における紙面に垂直な方向(挟み板部22を開く際
に加わる力の方向)については太くしている。そのた
め、レバー3を収納する際には小さな力で容易にレバー
3を弾性変形させることができる。その一方で、挟み板
部22を開く際にレバー3が弾性変形してしまい、挟み
板部22を開くことができないといった自体が生じるこ
とはない。この図4には、レバー3を構成する線材の断
面形状を略楕円形状に描いているが、これに限定される
ものではなく、略長方形状等であっても構わない。
【0025】なお、クリップとしての使用に耐えうるだ
けの強度と、上記動作を行うための弾性を備えていれ
ば、上記本体2やレバー3の材質、板厚等は特に限定さ
れない。次に本実施例のクリップの動作を図5〜図8を
用いて説明する。レバー3を収納していない状態を、図
5に示す。この状態から、紙を挟むために挟み板部22
を開くには、従来と同様、レバー3のおのおのの摘み部
34に指を掛けて、2本のレバー3の間隔を狭めるよう
に図5(c)における左右から押せばよい。この場合、
支持部32は収納孔25の境界縁部254に当接するた
め、レバー3が収納孔25に入ってしまうことはない。
従って、レバー3は、該境界縁部254を支点として軸
受け部24に作用し、挟み板部22を開かせることとな
る。
【0026】また、摘み部34に掛けた指は該支持部先
端320にも掛かり、摘み部34と支持先端部320と
の両方を共に押すことになる。従って、この時加えた力
が、折込部38等を捻るような形で作用してしまうこと
はほとんどない。このようにして挟み板部22を開いた
後は、そのまま両挟み板部22の間に紙pを挿入し、レ
バー3から指を離せば、本体2自身の復元力により挟み
板部22は再び閉じて、当該紙pを挟んだ状態となる
(図6参照)。この場合、本実施例においては、挟み板
部22が内向きに湾曲しているため、該挟み板部22
は”面”として紙pと接することとなる。従って、紙の
単位面積当りに加わる力が小さくなり、挟んだ紙を傷つ
けることはない。その一方で、紙pとの接触面積が大き
いため全体としては十分な挟み力が得られるため、挟ん
だ紙pが外れてしまうことはない。
【0027】図5の状態から、レバー3を収納孔25に
収納する際には、両側の押圧部36を指で押し(図7
中、白抜き矢印で示す)て、支持部32の各々を内側に
寄せるように弾性変形させ(注:支持部32の弾性変形
した状態を図7中点線で示した)、そのまま、背板部2
0の方に向けて押してやればよい。この時、支持部32
は、図7中点線で示した状態となっているため境界縁部
254に当たることはなく、収納孔25内に入って行
く。
【0028】この後、さらにそのままレバー3を押し込
んでゆけば、該レバー3は、自らの有する弾性復元力に
よって、支持部32がストッパ凹部250にはまり込ん
だ状態となり、そのまま固定される。この時のレバー3
の収納状態を図8に示した。なお、紙を挟んでいる状態
でもレバー3を収納状態とすることは可能である。この
場合、レバー3の支持部32をストッパ凹部250に入
れることができない場合もあるが、このこと自体は大き
な問題ではない。
【0029】挟み板部22を湾曲させていない場合、こ
のような収納形態を可能とするには、収納孔25を足部
23付近にまで延ばして設けなければならず、本体2全
体が強度的に弱くなってしまう。しかし、本実施例で
は、挟み板22を湾曲させているため、収納孔25を挟
み板部22の途中位置まで設けるだけでよい。図9に挟
み板部22を湾曲させていない状態(点線)と、湾曲さ
せた状態とを比較して示した。挟み板部22を湾曲させ
ていない場合には、図中、符号hpで示す位置にまで収
納孔25を延ばして設けなければならない。しかし、本
実施例では、湾曲を与えたことによって、位置hiの部
分にまで収納孔25を設けるだけでよい。
【0030】また、足部23を設けたことによって、軸
受け部24の位置が挟み板部22の先端から該足部23
の分だけ図1(d)における左右方向にずれる。従っ
て、該収納孔25をさらに小さくすることができる。図
10に足部23を設けていない場合の状態(点線)と、
足部23を設けた場合の状態とを比較して示した。足部
23を設けていない場合には、図中、符号fpで示す位
置にまで収納孔を延ばして設けなければならないが、本
実施例では、足部23を設けたことによって、位置fi
の部分にまで収納孔25を設けるだけでよい。
【0031】収納状態にあるレバー3を引き出すには、
再び、両側の押圧部36を指で押して、支持部32を内
側に寄せるように弾性変形させ、そのまま外側に向けて
押してやればよい。但し、ストッパ凹部250を比較的
浅く構成している場合には、押圧部36を押さなくと
も、単に、外側に向けて摘み部34を押してやるだけで
ストッパ凹部250と収納孔25の縁部251との間の
段差を乗り越えて、レバー3を引き出すことが可能であ
る。
【0032】収納孔25の詳細について、図11を用い
て説明する。なお、図11に示した線図そのものは、図
2と同じものである。ここでは、本体2の展開図(図1
1)を用いて説明しているが、下記において述べる同一
直線上にあるか否かといった議論は、当然、該板状部材
を折り曲げて本体2として完成させた状態(図1)を対
象としたものである。
【0033】軸受け部24の位置A(より正確には、図
5(a)における支持部32の位置)と、収納孔25の
領域Bと、ストッパ凹部250とは、ほぼ同一直線上に
位置するように構成されており、レバー3の収納状態に
おいては、これら三つの部分(位置A、領域B、ストッ
パ凹部250)をレバー3の支持部32が通ることとな
っている。特に、挟み板部22は紙を挟むこと等によっ
てその湾曲状態や角度が変化するため、このような変化
が生じても上記三つの部分が常に同一直線上に位置する
ように、領域Bはある程度余裕をもって(つまり、図1
1の上下方向について長めに)構成されている。従っ
て、挟み板部22の湾曲状態などが変化しても、支持部
32が領域Bの上縁258や下縁257に当たることは
ない。
【0034】紙を挟んでいないときだけレバー3を収納
できればよいのであれば、挟み板部22の湾曲状態の変
化分を考慮する必要はない。従って、例えば、図15に
示す領域B’のごとく、(図15における)上下方向の
長さをを短くしてもよい。なお、この図15の例では、
該領域B’をそのままストッパ凹部(固定手段)として
いるが、この点については後ほど説明する。
【0035】また、紙を挟んでいないときだけレバー3
を収納できればよいのであれば、上記三つの部分(位置
A、領域B、ストッパ凹部250)は、図1(d)上は
厳密に同一直線上になっている必要はない。収納作業時
に、レバー3等を介して本体2に加わる力によって挟み
板部22等が開き、その結果として、同一直線上に位置
するようになっていてもよい(但し、この場合には、レ
バー3を収納した状態では、挟み板部22の先端が多少
開いた状態となる場合がある)。
【0036】なお、本実施例において上記三つの部分
(位置A、領域B、ストッパ凹部250)を同一直線上
においているのは、レバー3の支持部32が直線状に構
成されているからに過ぎず、該支持部32が曲線状に構
成されている場合には、これらも該曲線に対応して配置
させる。境界縁部(=挟み板部22と背板部20との境
界の折り目付近における収納孔25の縁部)254は、
挟み板部22を開く際の支点として機能させるべく、支
持部32の通常の位置(注:図7中実線で描いた)より
も内側に迫り出して構成されている。その一方で、レバ
ー3を収納する際の障害とならないように、弾性変形さ
せた状態の支持部3の位置(注:図7中点線で描いた)
よりも外側にある。
【0037】領域Bにおける収納孔25の横縁256
は、図11における左右方向について、ストッパ凹部2
50よりも外側に位置するようになっている。これは、
横縁256の方が内側にあると、ストッパ凹部250が
ストッパとして機能し得ないからである(注:これは、
本実施例についてのことであり、支持部32を曲線的に
構成した場合や、両支持部32が違いに平行でない場合
等には、これらの位置関係等も当然それに合わせたもの
とされる)。また、収納孔25の縁部259は、レバー
3の収納動作の障害とならないように、図7の点線で示
した支持部32よりも外側に位置するように構成されて
いる。
【0038】ストッパ凹部250の間隔w2は、図7
中、実線で描いた支持部32間の間隔よりも多少狭くさ
れている。これは、支持部32をストッパ凹部250に
入れた状態においてもレバー3の復元力(図8(a)中
点線矢印で示す)を残し、該収納状態を安定的に保つた
めである。但し、これに限定されるものではなく、間隔
w2の方が広くなっていても構わない。
【0039】収納孔25の他の形態をいくつか説明す
る。図12は、ストッパ凹部250を複数位置に設けた
例である。この例では、紙を挟んだままレバー3を収納
した場合(図13参照)でも、レバー3をストッパ凹部
250a〜250cのいずれかにはめることができる。
従って、収納状態にあるレバー3が不用意に引き出され
てしまうことがない。なお、図14のごとく、挟み板部
22との境界付近に段差(あるいは突起)255を設け
ることによっても、ほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0040】図15は、収納孔25の領域B’をそのま
まストッパ凹部(固定手段)とした例である。既に述べ
た通り、領域B’の図15上における上下方向の長さは
短くされている。従って、収納状態においては、領域
B’の上縁258、下縁257、横縁256が支持部3
2を固定することとなる。背板部20における収納孔2
5の縁251’は、横縁256よりも外側に位置させら
れている。これは、縁251の方が内側にあると、支持
部32は、縁251に当接し、領域B’が固定手段とし
て十分機能しないからである。なお、縁251’は、背
板部20の全域において該条件を満たしている必要はな
く、最低限、レバー3の収納状態において(つまり、支
持部32が領域B’の位置にある時)、該支持部32が
当接する可能性のある部分が該条件を満たしていればよ
い。但し、これは、支持部32を直線状に構成した場合
のことであり、支持部32を曲線的に構成した場合に
は、これらの位置関係等も当然それに合わせたものとさ
れる。
【0041】図16は、挟み板部22を開く際に、レバ
ー3の支点となる位置を背板部20の側に設けた例であ
る。この図の例では、収納孔25を、挟み板部22から
折り曲げ位置220に至っても幅を広いままとしてい
る。そして、背板部20において狭くしている。従っ
て、この例では、縁252が支点として機能する。な
お、同様に、収納孔25の形状や、本体2を構成する板
状部材の折り方等を変えることにより、支点を挟み板部
22の側に設けることも可能である。
【0042】図17は、背板部20における収納孔25
に支え部200を残すことによって、本体2の強度不足
の可能性に対処した例である。この場合、収納孔25は
該支え部200によって2つに分割された状態(言い替
えれば収納孔25を二つ設けた状態)となっている。な
お、図17に示した背面図は、分かりやすくするため収
納孔25内において見えるはずの軸受け部24等は省略
している。他の図(図1を除く)に示した背面図ついて
も同様である。
【0043】さらに、この図17の例では、該背板部2
0における収納孔25の幅を、背板部20の中央付近に
近づくにつれて徐々にかつ滑らかに広くしている。該収
納孔25の背板部20における最大幅w3を、図7の実
線で描いた状態での支持部32の間隔以下にしてる。こ
れにより該収納孔25に入っている状態でもレバー3に
は、図中点線矢印で示す復元力が作用し、その結果レバ
ー3は幅の最も広くなっている部分に自然と位置するこ
ととなる。縁部251”には、図1、図2のストッパ凹
部250と縁部251との間に存在するような段差は存
在しないため、レバー3を該収納孔25から引き出す際
も、単に、レバー3をこの図の上下方向に押すだけでよ
く、押圧部36を押す必要はない。従って、操作がより
容易となる。但し、図1の例でも、ストッパ凹部250
を浅く構成しておくことで同様の効果を得ることは可能
である。
【0044】図18は、ストッパ凹部250uとストッ
パ凹部250dとを非対象な位置に配置した例である。
このようにすれば、収納孔25に収納した状態でのレバ
ー3の角度や位置が、レバー毎に異なったものとなる。
そのため、二つのクリップを向かい合わせて箱に収納す
るような場合でも、両クリップの位置をずらす必要がな
い(図19参照)。従って、かさばらずまた、効率よく
箱詰めできる。
【0045】図20は、背板部20における収納孔25
の幅w4をレバー3の幅w1(図3参照)よりも大きく
した例である。このようにしておけば、複数のクリップ
を互いの背板部20を向き合わせた状態で箱に入れるよ
うな場合に、レバー3を向かい合って置かれたクリップ
の収納孔25に入れることができる(図21参照)。従
って、より収納性が良くなる。
【0046】以上説明した通り、本実施例のクリップ
は、必要に応じレバー3を収納することができるため、
使い勝手が良くなる。また、クリップが挟んだ紙を傷つ
けることもない。以上説明した実施例においては収納孔
25をできるだけ小さくするため、湾曲した挟み板部2
2と、足部23と、の両方を備えているが、本体2の十
分な強度を確保できさえすればいずれか一方のみでも構
わない。さらには、両方ともなくても構わない。但し、
紙の傷みを防止するという効果は得るためには、挟み板
部22を湾曲させておかなければならない。単に、紙の
傷みを防止することのみを目的として挟み板部22を湾
曲させておくのであれば、収納孔25の小型化を考慮し
なくても良いため、湾曲の程度、湾曲させる位置等を該
目的にとって、より最適化することが可能である。
【0047】第2の実施例を説明する。本実施例は、収
納動作の際に支持部32を弾性変形させる向きを、レバ
ー3毎に統一することによって、レバー3の収納操作を
より簡単にした点を最大の特徴とするものである(注:
上述した実施例においては、2つの支持部32を共に中
央に寄せるように、すなわち、互いに反対向きに弾性変
形させるものであった。図7参照)。足部23、湾曲し
た挟み板部22等の点は上記実施例と同様である。
【0048】本実施例の本体2の展開図を図22に、収
納動作の様子を図23、図24に示す。本実施例の収納
孔27は、支持部32毎に独立して設けられている。但
し個々の収納孔27自体は、基本的には上述の収納孔2
5と同様の考え方に基づいて設計されている。
【0049】収納孔27ulと、収納孔27urとは、
それぞれに収納される支持部32ul、支持部32ur
との相対的な位置関係が同じになっている。つまり、収
納動作時に弾性変形された支持部32ul(図23中、
点線で示す)を通過させる収納孔27ulの領域Cul
は、弾性変形されていない状態での支持部32ul(図
23中、実線で示す)の図23における右側に配置され
ている。収納孔27urの領域Curも、同様に、弾性
変形されていない状態での支持部32ul(図23中、
実線で示す)の右側に配置されている。また、挟み板部
22を開く際に支持部32と当接しその支点となる部分
274ul,274urも、ともに、弾性変形されてい
ない状態での支持部32ul、支持部32urの左側か
らせり出してきている。
【0050】収納孔27dl、収納孔27drと、それ
ぞれに収納される支持部32dl、支持部32drとの
相対的な位置関係も同じになっている。つまり、収納動
作時に弾性変形された支持部32dlを通過させる収納
孔27dlの領域Cdlは、弾性変形されていない状態
での支持部32dlの左側に配置されている。同様に、
収納孔27drの領域Cdrも、弾性変形されていない
状態での支持部32dlの左側に配置されている。ま
た、紙を挟むために挟み板部22を開く際に支持部32
と当接しその支点となる部分274dl,274dr
も、ともに、弾性変形されていない状態での支持部32
dl、支持部32drの右側からせり出してきている。
【0051】従って、レバー3’uを収納孔27ul,
urに収納するには、図24に示すとおり、レバー3’
uを図24における左側から右に向けて押し(図中、白
抜き矢印で示す)、続いて、背板部20に向けて力を加
えればよい。同様に、レバー3’dを収納孔27dl,
drに収納するには、図24に示すとおり、レバー3’
dを右側から左に向けて押し(図中、白抜き矢印で示
す)、続いて、背板部20に向けて力を加えればよい。
以上の結果、各レバー3’u、3’dは、各支持部32
ul,ur,dl,drを各収納孔27ul,ur,d
l,drの領域Dに位置させた収納状態となる。
【0052】この場合、例えば、親指でレバー3’u
を、人差指でレバー3’dを押すようにすれば、レバー
3’u,3’dの収納動作を一括して行うことができ
る。また、上記説明では各レバー3’u、3’dの収納
操作を2段階に分けて説明した。しかし、親指や人差指
でレバー3’に加える力の向きは連続的に変更可能なも
のであり、また、当初から斜め向きに加えても構わない
ため、実際には、レバー3’uおよびレバー3’dをワ
ンアクションで収納することができる。
【0053】レバー3’u、レバー3’dを取り出す際
には、以上とは逆の操作を行えばよい。小型のクリップ
においては、レバー3’に掛けた指自身が、収納、取り
出し操作の邪魔となることがある。例えば、レバー3’
uを(図24における)左側から右に向けて親指で押し
ている場合、該親指がレバー3’uだけでなくレバー
3’dも左側から押してしまうこともある。あるいは、
人差指でレバー3’dを(図24における)右側から左
に向けて押しても、レバー3’uに掛けている親指の存
在が障害となって、該レバー3’dが十分弾性変形でき
ない場合もある。
【0054】このような場合には、レバーを、2本の支
持部32の間の中央を通る線(図25における一点鎖線
x)に対して左右非対象な形にしておけばよい。例え
ば、図25に示すとおり、一方の支持部32”に(図2
5(a)における)側方向に突出した押圧部360を設
けておけばよい。そして、本体2に該レバー3”を取り
付ける際には、レバー3”d、3”uの間で互いに該押
圧部360の位置が反対側になるように配置する(図2
6参照)。このようにしておけば、押圧部360に掛け
た指が、反対側レバーの収納動作の障害となることはな
い。なお、これ以外の方法として、収納孔27の位置を
変えてレバー3の取り付け位置を互いにずらすこと等に
よっても、上記問題に対処することが可能である。
【0055】該第2の実施例のクリップは、上記第1の
実施例と同様の効果が得られる。また、これ加えて、レ
バー3”の収納、取り出しの操作性がさらに優れてい
る。上記収納孔27についても上記第1の実施例と同様
の観点から様々な変形例が考えられる。例えば、領域D
(図22参照)を、図27の領域D’のごとく(図27
における)上下方向に長く構成しておけば、紙を挟んだ
状態でもレバー3を収納状態とすることができる。
【0056】第3の実施例を説明する。上記実施例で
は、足部23を設けると共に挟み板部22を湾曲させる
ことによって、収納孔25をできるだけ小さくしてい
た。しかし、図28に示したレバー3hのごとく、支持
部32hに曲げ(図中、曲げ部に符号325を付した)
を付与しておくことによっても同様の効果を得ることが
できる(図29(a)参照)。なお、特許請求の範囲に
おいていう支持部の”曲げ部”とは、該曲げ部325に
相当する。この場合、レバー3の曲げ量や曲げ位置等
と、足部23の長さ等とを調整しておけば、レバー3h
を挟んだ紙pの側に倒した状態においても、図29
(b)に示すとおり、レバー3hを紙面に沿った状態に
することができる。図28に示したレバーの形状は、単
なる一例であって、具体的な形状はこれに限定されるも
のではない。曲げ部325においてのみ曲げるのではな
く、支持部全体が湾曲するような形としても構わない。
また該レバーは、上記第1、第2の実施例に各種示した
本体のいずれとも組み合わせて使用することができる。
挟み板部22に湾曲を備えた本体と組み合わせて使用す
れば、収納孔をさらに小さくすることができる。
【0057】なお、レバー3hを適用する場合、必ずし
も本体に足部23を設ける必要はない。曲げ角度が小さ
ければ、足部23を設けなくとも支障は少ない。また、
紙を挟んでいるときは、図29(b)のごとくレバー3
hを挟んだ紙の側に倒すのではなく、収納孔に収納等し
た状態を取るようにすれば、足部23はなくても構わな
い。さらには、収納孔を備えていない本体と組み合わせ
て、レバー3hを使用した場合でも、少なくとも、レバ
ー3hを背板部20の側に倒している状態における該レ
バーのでっぱり量が小さくなる(言い替えれば、2本の
レバー3hの摘み部34間の間隔が狭くなる)ため、そ
の分だけ収納性、取扱性が良くなる。
【0058】第4の実施例を説明する。足部23を設け
る代わりに、軸受け部24と軸部30との間の”あそ
び”をある程度大きくしても、足部23を設けたのと同
種の効果を得ることができる。また、このあそびをもた
せることにより、レバー3を収納する際に押圧部36を
押すことによって生じさせる必要のある弾性変形量を小
さくすることができる。これは、操作に必要となる力の
削減につながり、操作性が向上する。
【0059】該第3、第4の実施例によれば上記実施例
と同様の効果が得られる。また、上記実施例の構成と組
み合わせればさらに収納孔の大きさを小さくすることが
でき、本体2の強度を保つことができる。これは、クリ
ップの大型化を抑えることにもつながる。以上説明した
とおり本発明のクリップは、必要に応じてレバーを収納
することができるため、使い勝手が良い。また、クリッ
プが挟んだ紙を傷つけることもない。収納孔をできるだ
け小さくすることができるため、該本体の強度の低下は
少ない。従って、紙を挟む力の低下、本体の大型化を招
くことはない。また、レバーの操作は小さな力でよい。
【0060】上記各実施例に示した構成を必要に応じて
(例えば、クリップの大きさや強度、操作の際に必要と
なる力の大きさ等を考慮して)、適宜組み合わせて、あ
るいは変更して使用しても構わない。上記実施例におい
ては、ストッパ凹部(固定手段)を支持部32毎に設け
ていたが、これを各レバー毎に1つとしてもよい(注:
この場合には、1つのレバーについて2つ存在する支持
部のうち、一方には、ストッパ凹部を設けないことにな
る。)。さらには、該ストッパ凹部を大きくして、1つ
のストッパ凹部によって二つのレバーをともに固定する
ようにすることも可能である。
【0061】また、2つある挟み板部のうち、一方の挟
み板部のみを湾曲させるといった構成とすることも可能
である。また、一方の挟み板部のみに足部を設ける構成
とすることも可能である。紙を挟んでいる状態でもレバ
ー3を収納孔25に収納してやれば、紙をめくる際にレ
バーが邪魔になるといったことがなくなる。さらには、
レバー3の摘み部34等に囲まれている部分にファイル
のリングや紐を通せば、該クリップに挟んだままで紙を
ファイル等に綴じ込むことなどが可能となる。この場
合、該収納状態では、2つのレバーが互いに略平行な状
態になっているため、レバーが邪魔になることもない。
なお、挟んでいる紙の量が多くなると、レバーを収納孔
に入れることが困難になるが、このような状況において
は、収納孔に入れずとも、挟み板部22の開き具合いが
大きくなったことに伴って、レバーは挟んだ紙に対して
略平行な状態となる。従って、この状態でもレバーが邪
魔になることはない。なお、2つのレバーは、収納状態
において、必ずしも互いに略平行状態となっている必要
はない。
【0062】挟み板部22の紙との接触面に滑り止めの
ゴム等を塗布しておけば、紙の保持がより確実となる。
上記実施例における本体の縦横比は、縦方向(図1の上
下方向)に長いものであったがこれに限定されるもので
はない。横方向に長い形状としても当然構わない。
【0063】上記実施例においては、収納状態にあるレ
バーを固定して、該レバーが不用意に収納孔から出てし
まうのを防ぐためにストッパ凹部等を設けていた。しか
し、レバーを固定するための固定手段はこれに限定され
るものではない。例えば、収納状態にあるレバー同士を
互いに連結させることによって、レバーが不用意に出て
しまわないようにしても構わない。この場合の連結は、
レバー自体の折り曲げ方などを工夫することによって
(例えば、レバーの一部に鈎状部分を作ってもよい)容
易に可能である。さらには、別途、固定手段を設けても
よい。
【0064】本発明のクリップは、いずれも新しい部品
を追加するものではなく、単に、クリップを構成する部
材の形状やその折り曲げ方を変更するだけでよいため製
造コストの面で有利である。また、製造も簡単である。
以上説明した各種実施例は、本発明の単なる一例を示し
たものであり、本発明はこれに限定されるものではな
い。特に、収納孔、ストッパ凹部、レバー等の形状、挟
み板部の湾曲のさせ方などは、上記実施例に示したもの
には限定されない。
【0065】上記実施例においてはダブルクリップを示
したが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、挟み板部を湾曲させる等の構成は、他の形態のクリ
ップ(例えば、レバーを備えていない”ガチャック”
(商品名))等にも適用可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明のクリップは、レバーが邪魔にな
らず収納性がよい。また挟んだ紙を傷めない。さらに
は、製造も容易で、コストの上昇も少ない。また、クリ
ップの大型化を招くこともほとんどない。また、操作性
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のクリップの本体2を示
す、(a)正面図、(b)平面図、(c)背面図、
(d)側面図である。
【図2】クリップの本体2の展開図である。
【図3】レバー3を示す、(a)平面図、(b)側面図
である。
【図4】レバー3のA−A線における断面端面図であ
る。
【図5】レバー3の非収納状態を示すクリップの(a)
平面図、(b)背面図、(c)側面図である。
【図6】紙を挟んだ状態を示す説明図である。
【図7】レバー3の収納動作を示す図である。
【図8】レバー3の収納状態を示すクリップの(a)平
面図、(b)背面図、(c)側面図である。
【図9】挟み板部22を湾曲させた効果を示す図であ
る。
【図10】足部23の効果を示す図である。
【図11】図1、2に示したクリップ本体2の収納孔2
5の詳細を説明するための展開図である。
【図12】ストッパ凹部250を複数位置に設けた例を
示すクリップ本体の背面図である。
【図13】紙を挟んだままレバー3を収納した状態を示
す図である。
【図14】段差部255を備えたクリップ本体の展開図
である。
【図15】収納孔の変形例を示すクリップ本体の展開図
である。
【図16】収納孔の変形例を示すクリップ本体の展開図
である。
【図17】収納孔の変形例を示すクリップ本体の背面図
である。
【図18】ストッパ凹部250uとストッパ凹部250
dとの位置をずらした例を示すクリップ本体の背面図で
ある。
【図19】図18の本体を使用したクリップを2個向か
い合わせた状態を示す図である。
【図20】収納孔の変形例を示すクリップ本体の背面図
である。
【図21】図20の本体を使用したクリップを2個向か
い合わせた状態を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施例のクリップの本体の展
開図である。
【図23】第2の実施例におけるレバーの収納動作を示
す説明図である。
【図24】第2の実施例におけるレバーの収納動作を示
す背面図である。
【図25】押圧部360を備えたレバーを示す(a)平
面図、(b)側面図である。
【図26】図25のレバーを適用した場合の収納動作状
態を示す背面図である。
【図27】収納孔の変形例を示すクリップ本体の展開図
である。
【図28】本発明の第3の実施例におけるレバー3hを
示す(a)平面図、(b)側面図である。
【図29】レバー3hを適用したクリップにおける、
(a)レバー収納状態、(b)レバーを挟んだ紙の側に
倒した状態、を示す図である。
【図30】従来のダブルクリップにおける紙を挟んだ状
態を示す図である。
【符号の説明】
2:本体、3:レバー、20:背板部、22:挟み板
部、23:足部、24:軸受け部、25:収納孔、2
7:収納孔、30:軸部、32:支持部、34:摘み
部、36:押圧部、38:折込部、200:支え部、2
40:切り欠き、250:ストッパ凹部、251:縁、
254:境界縁部、255:段差、256:横縁、25
7:下縁、258:上縁、259:縁部、 274:支
点部分、320:支持部先端、360:押圧部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を挟む本体と、レバーとを含んで構成さ
    れるダブルクリップにおいて、 上記本体は、上記レバーを収納する収納孔を有するこ
    と、 を特徴とするダブルクリップ。
  2. 【請求項2】上記本体は、背板部と、該背板部の両側に
    設けられた挟み板部とを備え、 上記収納孔は、上記背板部から上記挟み板部にかけて設
    けられていること、 を特徴とする請求項1記載のダブルクリップ。
  3. 【請求項3】上記収納孔は、上記レバー毎に独立して設
    けられていること、 を特徴とする請求項1または2記載のダブルクリップ。
  4. 【請求項4】上記本体は、軸受け部を備え、 上記レバーは、上記軸受け部に軸支される軸部と、操作
    の際に摘まれる摘み部と、上記軸部と上記摘み部との間
    に設けられた支持部と、を備え、 上記収納孔は、上記支持部毎に独立して設けられている
    こと、 を特徴とする請求項1または2記載のダブルクリップ。
  5. 【請求項5】上記収納孔の個数は、1、2、4のいずれ
    かであること、 を特徴とする請求項1または2記載のダブルクリップ。
  6. 【請求項6】上記収納孔に収納された上記レバーを固定
    するための固定手段を有すること、 を特徴とする請求項1記載のダブルクリップ。
  7. 【請求項7】上記固定手段が上記レバーを固定する位置
    は、上記レバー毎に異なること、 を特徴とする請求項6記載のダブルクリップ。
  8. 【請求項8】上記本体は、背板部と、該背板部の両側に
    設けられた挟み板部とを備え、 上記固定手段は、上記背板部または上記挟み板部に設け
    られていること、 を特徴とする請求項6記載のダブルクリップ。
  9. 【請求項9】上記固定手段は、上記収納孔の縁に設けら
    れた少なくとも1のストッパ凹部を含んで構成されるこ
    と、 を特徴とする請求項8記載のダブルクリップ。
  10. 【請求項10】上記固定手段は、上記レバーに設けられ
    ていること、 を特徴とする請求項6記載のダブルクリップ。
  11. 【請求項11】少なくとも一方の上記挟み板部は、内側
    に湾曲していること、 を特徴とする請求項2記載のダブルクリップ。
  12. 【請求項12】上記本体は、 少なくとも一方の上記挟み板部の先端に設けられた足部
    と、 上記足部の先端に設けられた、上記レバーを軸支する軸
    受け部と、 を有することを特徴とする請求項2または11記載のダ
    ブルクリップ。
  13. 【請求項13】上記足部は、該ダブルクリップに挟んだ
    紙に対して略垂直な方向の成分を含んで伸びたものであ
    ること、 を特徴とする請求項12記載のダブルクリップ。
  14. 【請求項14】上記挟み板部の先端に設けられた軸受け
    部を備え、 上記レバーは、上記軸受け部に軸支される軸部と、操作
    の際に摘まれる摘み部と、上記摘み部と上記軸部との間
    に設けられた支持部と、を備え、 上記支持部は、上記本体を開く際の回転方向へ曲げられ
    た曲げ部を有すること、 を特徴とする請求項2、11または12記載のダブルク
    リップ。
  15. 【請求項15】上記レバーは、線材を折り曲げて構成さ
    れたものであって、該線材の断面形状は、略楕円形また
    は略長方形であること、 を特徴とする請求項1記載のダブルクリップ。
  16. 【請求項16】背板部と、 上記背板部に支えられ、互いの間に紙を挟む2つの挟み
    板部と、を備え、 少なくとも一方の上記挟み板部は、内側に湾曲している
    こと、 を特徴とするクリップ。
  17. 【請求項17】紙を挟む本体と、該本体を開くレバーと
    を含んで構成されたクリップにおいて、 上記本体は、 背板部と、 上記背板部に支えられ、互いの間に紙を挟む2つの挟み
    板部と、 上記挟み板部先端に設けられた足部と、 上記足部の先端に設けられた軸受け部と、を備え、 上記レバーは、上記軸受け部に軸支されていること、 を特徴とするクリップ。
  18. 【請求項18】上記足部は、該クリップに挟んだ紙に対
    して略垂直な方向の成分を含んで伸びたものであるこ
    と、 を特徴とする請求項17記載のクリップ。
  19. 【請求項19】本体と、レバーとを含んで構成されたク
    リップにおいて、 上記本体は、紙を挟む挟み板部と、上記挟み板部の先端
    に設けられた軸受け部と、を備え、 上記レバーは、上記軸受け部に軸支される軸部と、操作
    の際に摘まれる摘み部と、上記摘み部と上記軸部との間
    に設けられた支持部と、を備え、 上記支持部は、上記本体を開く際の回転方向へ曲げられ
    た曲げ部を有すること、 を特徴とするクリップ。
  20. 【請求項20】上記本体は、上記軸受け部と上記挟み板
    部との間に、足部をさらに有すること、を特徴とする請
    求項19記載のクリップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5031279A (en) * 1989-01-26 1991-07-16 Trutzschler Gmbh & Co. Kg Textile machine having adjustable stationary processing elements mounted on a common carrier element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5031279A (en) * 1989-01-26 1991-07-16 Trutzschler Gmbh & Co. Kg Textile machine having adjustable stationary processing elements mounted on a common carrier element

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