JP2759534B2 - 滅菌用包装袋の製造方法 - Google Patents
滅菌用包装袋の製造方法Info
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- JP2759534B2 JP2759534B2 JP1338682A JP33868289A JP2759534B2 JP 2759534 B2 JP2759534 B2 JP 2759534B2 JP 1338682 A JP1338682 A JP 1338682A JP 33868289 A JP33868289 A JP 33868289A JP 2759534 B2 JP2759534 B2 JP 2759534B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は滅菌用包装袋の製造方法、詳しくは注射器そ
の他の医療用器具類のガス又は蒸気による滅菌用包装袋
を連続的に効率よく製造する方法に係るものである。
の他の医療用器具類のガス又は蒸気による滅菌用包装袋
を連続的に効率よく製造する方法に係るものである。
従来この種の滅菌用包装袋として非通気性のフィルム
又はシート（以下単に非通気性フィルムという）用いて
滅菌用包装袋とする場合、ガス又は蒸気の通過を図り滅
菌効果を向上させるため、袋体の一部に通気孔を穿設
し、この部分を覆うように袋の内面側にフィルタテープ
を施したものが知られている。
又はシート（以下単に非通気性フィルムという）用いて
滅菌用包装袋とする場合、ガス又は蒸気の通過を図り滅
菌効果を向上させるため、袋体の一部に通気孔を穿設
し、この部分を覆うように袋の内面側にフィルタテープ
を施したものが知られている。
この種の滅菌袋は前記のような構造であるからその製
造に当っては、非通気性フィルムの所定位置に穿孔する
操作、袋体の内面となる方の面にフィルタテープを接着
する操作、更にはフィルタテープが袋体の所定位置で袋
の内面に位置するように製袋する操作が必要であり、多
数を効率よく連続的に製造する手段はなお解決されてい
ないのが現状である。
造に当っては、非通気性フィルムの所定位置に穿孔する
操作、袋体の内面となる方の面にフィルタテープを接着
する操作、更にはフィルタテープが袋体の所定位置で袋
の内面に位置するように製袋する操作が必要であり、多
数を効率よく連続的に製造する手段はなお解決されてい
ないのが現状である。
本発明の目的は、非通気性フィルムよりなる袋本体の
所要個所に線状の通気部を有し、その内面側に通気性、
細菌遮断性の部材を施した滅菌用の包装袋を効率よく量
産でき、かつ包装内容品の形態や大きさに応じた通気部
の位置や通気量の調製及び袋の大きさ等を容易に変更で
きる滅菌用袋の製造方法を提供するにある。
所要個所に線状の通気部を有し、その内面側に通気性、
細菌遮断性の部材を施した滅菌用の包装袋を効率よく量
産でき、かつ包装内容品の形態や大きさに応じた通気部
の位置や通気量の調製及び袋の大きさ等を容易に変更で
きる滅菌用袋の製造方法を提供するにある。
上記の目的を達成させるため本発明の方法は、片面に
熱接着性合成樹脂層（1a）を有する非通気性の包装材料
（１）の原反の中央線（Ｌ）を境にして、左右それぞれ
一個所に、所要間隔を離間して平行に、テープ状の通気
性部材（２）、（２′）を各々その両側縁部において、
前記包装材料の熱接着性樹脂層面に接着せしめると共
に、該通気性部材が当接する部分の包装材料に、該部分
の長手方向に沿って直線状の切目を形成し、次いで熱接
着性樹脂層面が内側となるように該包装材料の両側縁を
前記中央線（Ｌ）に向けて折り返しそれぞれの側縁を突
合させた状態で中央線（Ｌ）に沿って帯状（５）に熱接
着し、しかる後袋体の底部形成用熱接着部（６）を原反
の幅方向に所用間隔で熱接着して複数個の単位袋体の連
続体を形成し、次いで、単位袋体毎に切断分離すること
を特徴とするものである。
熱接着性合成樹脂層（1a）を有する非通気性の包装材料
（１）の原反の中央線（Ｌ）を境にして、左右それぞれ
一個所に、所要間隔を離間して平行に、テープ状の通気
性部材（２）、（２′）を各々その両側縁部において、
前記包装材料の熱接着性樹脂層面に接着せしめると共
に、該通気性部材が当接する部分の包装材料に、該部分
の長手方向に沿って直線状の切目を形成し、次いで熱接
着性樹脂層面が内側となるように該包装材料の両側縁を
前記中央線（Ｌ）に向けて折り返しそれぞれの側縁を突
合させた状態で中央線（Ｌ）に沿って帯状（５）に熱接
着し、しかる後袋体の底部形成用熱接着部（６）を原反
の幅方向に所用間隔で熱接着して複数個の単位袋体の連
続体を形成し、次いで、単位袋体毎に切断分離すること
を特徴とするものである。
本発明に用いられる包装材料としては、たとえば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の熱接着性合成樹脂から
なる単体フィルムや、あるいはポリエステル、ナイロ
ン、二軸延伸ポリプロピレン、ポリエチレン−ポリビニ
ルアルコール共重合体などの非通気性フィルムの片面に
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱接着性合成樹脂層
を形成した複合フィルムが適しており、袋体の最内面に
熱接着性合成樹脂層が存在することが肝要である。
リエチレン、ポリプロピレン等の熱接着性合成樹脂から
なる単体フィルムや、あるいはポリエステル、ナイロ
ン、二軸延伸ポリプロピレン、ポリエチレン−ポリビニ
ルアルコール共重合体などの非通気性フィルムの片面に
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱接着性合成樹脂層
を形成した複合フィルムが適しており、袋体の最内面に
熱接着性合成樹脂層が存在することが肝要である。
通気性部材としては、紙またはポリプロピレン、ポリ
エチレン等の合成繊維の不織布もしくは微多孔性プラス
チックフィルム等、通気性と細菌遮断性を有することが
必要である。
エチレン等の合成繊維の不織布もしくは微多孔性プラス
チックフィルム等、通気性と細菌遮断性を有することが
必要である。
第１図に示すようにポリエステル／ポリエチレン複合
フィルムよりなる包装材料の原反１をポリエチレン層1a
を上面とし、この上にポリエチレンよりなるテープ状の
通気性部材２、２′を各々両側縁３、３、３′、３′に
おいてヒートシールすると共に、テープと包装材料１の
間の非接着部内に邪魔板を入れた状態で下面側からカッ
ターにより切目４、４′を入れる。
フィルムよりなる包装材料の原反１をポリエチレン層1a
を上面とし、この上にポリエチレンよりなるテープ状の
通気性部材２、２′を各々両側縁３、３、３′、３′に
おいてヒートシールすると共に、テープと包装材料１の
間の非接着部内に邪魔板を入れた状態で下面側からカッ
ターにより切目４、４′を入れる。
次いで折返し装置を通過させて第３図Ｄに示すように
原反１を両側から中央線Ｌへ向けて折り返し、両側を突
き合せてヒートシール部５を形成する（第３図Ｅ）。
原反１を両側から中央線Ｌへ向けて折り返し、両側を突
き合せてヒートシール部５を形成する（第３図Ｅ）。
このようにして原反の長手方向に沿うヒートシールが
終了した後、第４図に示すように所定間隔で幅方向にヒ
ートシール６を施すと共に、中央のヒートシール部５の
中心を矢印７の方向に切断し、次いで矢印８に示す位置
で前記ヒートシール部６に沿って切断する。この８の方
向の切断により、底部及び一側が6,5によってヒートシ
ールされ、他の一側は輪奈状に形成され、かつ片面には
通気用切目４及びその内面側に通気性部材２を有する滅
菌用包装袋が１回の切断毎に２個宛得られる。
終了した後、第４図に示すように所定間隔で幅方向にヒ
ートシール６を施すと共に、中央のヒートシール部５の
中心を矢印７の方向に切断し、次いで矢印８に示す位置
で前記ヒートシール部６に沿って切断する。この８の方
向の切断により、底部及び一側が6,5によってヒートシ
ールされ、他の一側は輪奈状に形成され、かつ片面には
通気用切目４及びその内面側に通気性部材２を有する滅
菌用包装袋が１回の切断毎に２個宛得られる。
なお上記の工程は、例えば第２図に示すように原反１
及び通気性部材２、２′を連続的に供給し、一つのライ
ン上で各シール部の熱接着及び切目の付与、切断等の操
作も簡単な装置で自動的に行うことができる。
及び通気性部材２、２′を連続的に供給し、一つのライ
ン上で各シール部の熱接着及び切目の付与、切断等の操
作も簡単な装置で自動的に行うことができる。
なお上例では切目４、４′は原反全長に亘って直線状
に連続的に施したが、必要に応じて袋体１個分毎に所要
長さで切込むことも可能である、さらには直線状ばかり
でなく、ミシン目状等その形状は任意のものとすること
ができる。
に連続的に施したが、必要に応じて袋体１個分毎に所要
長さで切込むことも可能である、さらには直線状ばかり
でなく、ミシン目状等その形状は任意のものとすること
ができる。
本発明によれば、多数の滅菌用包装袋を寸法に応じて
連続的に効率よく容易に量産することができ、得られる
包装袋は通気性部材の部分が直接露出していないため塵
埃等の付着が防止され、かつ滅菌も現実に行なうことが
できるので、医療用器具類の滅菌用包装袋として極めて
有益である。
連続的に効率よく容易に量産することができ、得られる
包装袋は通気性部材の部分が直接露出していないため塵
埃等の付着が防止され、かつ滅菌も現実に行なうことが
できるので、医療用器具類の滅菌用包装袋として極めて
有益である。
第１図は本発明方法において、包装材料に通気性部材を
施し切目を入れた状態を説明的に示す斜視図、第２は工
程図、第３図（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）、（Ｅ）
はそれぞれ第２図に示すＡ〜Ｅ部分における流れ方向か
らみた材料の断面図、第４図は最終的切断時の平面図で
ある。 １……非通気性包装材料 1a………熱接着性合成樹脂層 ２、２′……通気性部材 ３、３′……通気性部材の接着部 ４……切目 ５、６……ヒートシール部
施し切目を入れた状態を説明的に示す斜視図、第２は工
程図、第３図（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）、（Ｅ）
はそれぞれ第２図に示すＡ〜Ｅ部分における流れ方向か
らみた材料の断面図、第４図は最終的切断時の平面図で
ある。 １……非通気性包装材料 1a………熱接着性合成樹脂層 ２、２′……通気性部材 ３、３′……通気性部材の接着部 ４……切目 ５、６……ヒートシール部
Claims (1)
- 【請求項１】少くとも片面に熱接着性合成樹脂層（1a）
を有する非通気性の包装材料（１）の原反の中央線
（Ｌ）を境にして左右それぞれ一個所に、所要間隔を離
間して平行に、テープ状の通気性部材（２）、（２′）
を各々その両側縁部において、前記包装材料の熱接着性
樹脂面に接着せしめると共に、該通気性部材が当接する
部分の包装材料に、該部分の長手方向に沿って直線状の
切目を形成し、次いで熱接着性樹脂層面が内側となるよ
うに該包装材料の両側縁を前記中央線（Ｌ）に向けて折
り返しそれぞれの側縁を突合せた状態で中央線（Ｌ）に
沿って帯状（５）に熱接着し、しかる後袋体の底部形成
用熱接着部（６）を原反の幅方向に所用間隔で熱接着し
て複数個の単位袋体の連続体を形成し、次いで単位袋体
毎に切断分離することを特徴とする滅菌用包装袋の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1338682A JP2759534B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 滅菌用包装袋の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1338682A JP2759534B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 滅菌用包装袋の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03199037A JPH03199037A (ja) | 1991-08-30 |
| JP2759534B2 true JP2759534B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=18320467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1338682A Expired - Fee Related JP2759534B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 滅菌用包装袋の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2759534B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5277899B2 (ja) * | 2008-11-20 | 2013-08-28 | 大日本印刷株式会社 | 滅菌用袋、滅菌用包装体、及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1338682A patent/JP2759534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03199037A (ja) | 1991-08-30 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |