JP3084968U - 食品包装用袋 - Google Patents

食品包装用袋

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JP3084968U JP2001006400U JP2001006400U JP3084968U JP 3084968 U JP3084968 U JP 3084968U JP 2001006400 U JP2001006400 U JP 2001006400U JP 2001006400 U JP2001006400 U JP 2001006400U JP 3084968 U JP3084968 U JP 3084968U
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重良 中村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所定の幅以上に広く開封されないサンドイッ
チ等の食品包装用袋の提供。 【解決手段】 2枚のプラスチックフィルムの上辺部に
形成された上辺シール部4と、その両側辺に上辺シール
部に連続して設けられた両側辺シール部5,6と、上辺
と両側辺のシール部とによって囲まれる食品収納部と、
サンドイッチを挿入可能な底辺部7とを有し、2枚の一
方のプラスチックフィルムには、開封用フィルム片9と
帯状防護体17と開封用撮み片11とが設けられ、開封
用フィルム片は、少なくとも上辺シール部から底辺部に
向かう各々の端縁近傍19a、19bに開封用貼着部3
0を形成することにより、上辺シール部の上方から底辺
部に向って袋体の内部側に設けられており、帯状防護体
は、開封用貼着部の上辺シール部から底辺部に向かう各
々の端縁の外側に、端縁に平行に帯状の防護用貼着部を
形成することにより設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はサンドイッチや、サンドイッチ形状のお握りや、カステラ等の食品の 包装に用いられる袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、野菜、ハム、卵、ツナ等を薄切りのパンの間に挟んだサンドイッチ が、三角形にカットされ、数組まとめて透明なプラスチックフィルムからなる包 装用袋に包装されて、コンビニエンス・ストアーや食料品店等で広く販売されて きた。
【0003】 かかる用途に使用される包装用袋は、2枚のプラスチックフィルムを重ねて縦 長の台形形状に打ち抜き、台形の底辺を除く3辺を熱溶着して、側辺のシール部 、及び上辺のシール部を形成したものであって、袋の開封を容易にするために、 開封用撮み片と開封用テープが設けられており、開封用撮み片を撮んで下側に引 張れば開封用テープの両端にそって切断することにより開封できるように形成さ れているものが一般的である。
【0004】 しかしながら、従来の包装用袋は、開封用撮み片を撮んで引張れば開封できる とはいっても、強く引張りすぎると開封用テープの両端にそって切断することが できず、開封口が大きく形成しすぎて、袋を破壊する虞があるものであった。一 方、丁寧に開封すれば、開封用テープの両端にそって切開くことはできた。しか し、従来の開封用テープは狭幅のものが使用されていたので、従来の包装用袋は 、簡便に開封できるとはいっても狭幅に切開かれた開封口からサンドイッチをワ ンタッチで取出すことができないという不自由さを有するものであった。
【0005】 最近は、ワンタッチでサンドイッチを取出すことができない不便さを解決する ために、従来の食品包装用袋に改良を加え、図10に示すように、包装用袋を幅 広に切裂くことにより、直ちにサンドイッチを取出して食すことが可能な開封の 便利性に優れたものが開発され、使用されている。
【0006】 上記図10に示す態様のサンッドイッチ包装用袋41(以下、単に包装用袋4 1という。)においては、図10、図11に示すように、裏面フィルム42と表 面フィルム43の2枚のプラスチックフィルムが重ねられて縦長の台形形状に打 ち抜かれ、台形の底を開口部44として底辺を除く3辺が熱溶着され、側辺シー ル部45,46、及び上辺シール部47が設けられて袋体に形成され、該上辺シ ール部47は、台形状の上辺端部よりやや内側に設けられている。
【0007】 更に、上記包装用袋41においては、裏面フィルム42の裏側の水平方向中央 部には上端から下端に亘って、広幅の開封用フィルム48が積層され、上辺シー ル部47より上方の裏面フィルム42には、開封用フィルム48の両端に沿って 開封用切込線49が設けられて開封用撮み片50として形成され、上辺シール部 47より上方の表面フィルムは全体が撮み片51として形成されている。
【0008】 上記従来の包装用袋41は、このように構成されているので、開封用撮み片5 0を下方に引張って、開封用フィルム48の両端に沿って裏面フィルム42を広 幅に切開くことにより、サンッドイッチをワンタッチで取出すことができるよう になった。
【0009】 しかしながら、図10、図11に示す態様の包装用袋41は、強い力で引張る と開封口が広がりすぎて、サンドイッチが外にこぼれ落ちるという不都合が、従 来の包装用袋より頻繁に発生するものであった。即ち、開封用テープ48の両端 縁にそって切り開かれるとは限らず、強い力で開封したりすると、図10に示す ように開封用テープ48の端縁52にそって形成されるべき開封切断線53が端 縁52から離れて広がり、サンドイッチ包装体の側面部まで切開かれる虞がある ものであった。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来技術の欠点を解決することを目的とし、食品包装用袋を開 封すると同時にサンドイッチ等の食品を取り出して直ちに食すことができると共 に、所定の幅以上に広く開封されることがない食品包装用袋を提供するものであ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の食品包装用袋は、 (1)2枚のプラスチックフィルムを重ねて袋体に形成してなる食品包装用袋に おいて、該食品包装用袋は、上記2枚のプラスチックフィルムの上辺部に形成さ れた上辺シール部と、2枚のプラスチックフィルムの両側辺に上辺シール部に連 続して設けられた両側辺シール部と、上辺シール部と両側辺シール部とによって 囲まれる食品収納部と、食品を挿入可能な底辺部とを有し、前記2枚の一方のプ ラスチックフィルムには、開封用フィルム片と帯状防護体と開封用撮み片とが設 けられ、前記開封用フィルム片は、少なくとも前記上辺シール部から底辺部に向 かう各々の端縁近傍に開封用貼着部を形成することにより、上辺シール部の上方 から底辺部に向って袋体の内部側に設けられており、前記帯状防護体は、前記開 封用貼着部の少なくとも上辺シール部から底辺部に向かう各々の外側の端縁の更 に外側に、該各々の開封用貼着部の外側の端縁に平行に帯状の防護用貼着部を形 成することにより設けられており、前記開封用撮み片は、開封用撮み片形成線の 両端部が開封開始端となるように前記上辺シール部の上方に設けられていること を特徴とする食品包装用袋、 (2)帯状防護体が袋体の内部側に設けられた防護テープであることを特徴とす る前記(1)記載の食品包装用袋、 (3)フィルム片を、該フィルム片の上方から下方に向かう各々の端縁近傍に、 該フィルム片の上方から下方に向かう帯状の非貼着部と、該帯状の非貼着部を両 側から挟む帯状又は平面状の内側貼着部と、帯状の外側貼着部とを形成すること により、一方のプラスチックフィルムに貼着すると共に、前記帯状の非貼着部を 構成するフィルム片の帯状部分に上方から下方に向う切断線を形成することによ って、前記フィルム片から切出された内側のフィルム片が開封用フィルム片とし て設けられ、前記内側貼着部が開封用貼着部として形成され、前記フィルム片か ら切出された外側のフィルム片が帯状防護体として設けられ、前記外側貼着部が 帯状の防護用貼着部として形成されていることを特徴とする前記(1)記載の食 品包装用袋、 (4)フィルム片を、該フィルム片の上方から下方に向かう各々の端縁近傍に、 該フィルム片の上方から下方に向かう帯状の非貼着部と、該帯状の非貼着部を両 側から挟む帯状又は平面状の内側貼着部と、帯状の外側貼着部とを形成すること により、一方のプラスチックフィルムに貼着すると共に、前記帯状の非貼着部を 構成するフィルム片の帯状部分に上方から下方に向うミシン線を形成することに よって、前記フィルム片から切出可能な内側のフィルム片が開封用フィルム片と して設けられ、前記内側貼着部が開封用貼着部として形成され、前記フィルム片 から切出可能な外側のフィルム片が帯状防護体として設けられ、前記外側貼着部 が帯状の防護用貼着部として形成されていることを特徴とする前記(1)記載の 食品包装用袋、 (5)開封用フィルム片の横方向の長さが、上辺シール部の長手方向の長さの2 0%以上であることを特徴とする前記(1)記載の食品包装用袋、 (6)2枚のプラスチックフィルムが台形形状であり、開封用フィルム片の一部 が開封用撮み片の一部を構成していることを特徴とする前記(1)記載の食品包 装用袋、 (7)開封用撮み片形成線の両端部の各々が設けられている位置が、開封用貼着 部の外側の端縁と上辺シール部の交点と、該交点に隣合う防護用貼着部と上辺シ ール部の交点との間であって、且つ上辺シール部の上方近傍であることを特徴と する前記(1)記載の食品包装用袋、 を要旨とする。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。図1及び図2は本考案の食品 包装用袋の一例を示す図面で、図1は正面図、図2は図1のII−II線に沿う断面 図である。また図3及び図4は本考案の食品包装用袋の他の一例を示す図面で、 図3は正面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であり、図5は図3に示す態 様の食品包装用袋を製作する途中の段階を示す正面図である。また図6及び図7 は本考案の食品包装用袋の更に他の一例を示す図面で、図6は正面図、図7は図 6に示す態様の食品包装用袋を製作する途中の段階を示す正面図である。
【0013】 図1、図2、図3、図4、図6において、1は食品包装用袋を、2はプラスチ ックフィルム(以下、「裏面フィルム」という。)を、3はプラスチックフィル ム(以下、「表面フィルム」という。)を、4は上辺シール部を、5及び6は側 辺シール部を、7は食品を挿入可能な底辺部を、8は側辺シール部5と側辺シー ル部6と上辺シール部4とに囲まれる食品収納部を、9は開封用フィルム片を、 11は開封用撮み片を、18は開封用撮み片形成線を、12a及び12bは開封 用撮み片形成線18の端部の各々を、13は開封用の他の撮み片を、15a及び 15bは開封用貼着部と上辺シール部4の交点の各々を、16a及び16bは防 護用貼着部と上辺シール部4の交点の各々をそれぞれ示す。
【0014】 又、図1、図2において、10は防護テープを、17は帯状の防護用貼着部を 、図1において、19a及び19bは開封用フィルム片9の上辺シール部4から 底辺部7に向かう端縁を、30は開封用貼着部をそれぞれ示す。又、図5、図7 において、21はフィルム片21を、22,23はフィルム片21の上方から下 方に向かうそれぞれの端縁を、25'は外側貼着部を、26'は内側貼着部をそれ ぞれ示す。又、図5において、9'は切出された内側のフィルム片を、29は切 出された外側のフィルム片をそれぞれ示す。又、図3、図4において、28は切 断線を、図6、図7において32はミシン線をそれぞれ示す。又、図3、図4、 図5、図6、図7において、24は帯状の非貼着部を、25は帯状の防護用貼着 部を、26は開封用貼着部を、27は非貼着部24を構成するフィルム片21の 帯状部分をそれぞれ示す。又、図7において、33は切出し可能な内側のフィル ム片を、34は切出可能な外側のフィルム片をそれぞれ示す。
【0015】 図1、図3に示すように、本実施例の態様における食品包装用袋は、2枚のプ ラスチックフィルム(裏面フィルム2、表面フィルム3)を重ねて縦長の台形形 状に形成されたものである。2枚のプラスチックフィルムが台形形状に構成され ていると、台形は裾が広がっているので三角形のサンドイッチ等を容易に包装す ることができる。
【0016】 但し、本考案の二枚のプラスチックフィルム(裏面フィルム2、表面フィルム 3)は、台形形状に限定されるものではない。又、台形形状も完全な台形である 必要はなく、両裾を切欠いたり、上辺部を円弧状等にすることができる。
【0017】 上記裏面フィルム2及び表面フィルム3を構成する素材は、食品包装用のプラ スチックフィルムであればいかなるものでも使用できるが、透明又は半透明のも のが好ましい。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックフ ィルムが挙げられるが、ポリプロピレンが、コストが安価であり、酸素バリヤー 性等の特性にも優れるため好ましい。又、裏面フィルム2、表面フィルム3の厚 みは、一般に20〜40μmであるが、20〜30μmの範囲内の厚みが開封性 や経済性等の点から好ましい。
【0018】 本実施例における上辺シール部4は、上辺端部よりも内方に設けられている。 このように構成されていると、後述するように、上辺シール部4より上方部分を 開封用撮み片11や他の撮み片13として形成できるので好ましい。
【0019】 上辺シール部4は、簡便かつ安価であるという点で、熱融着によって形成する ことが好ましいが、本考案は熱融着に限定するものではなく、例えば接着剤を用 いて形成することもできる。
【0020】 本実施例における側辺シール部5,6は、上記上辺シール部4の両端部におい て上辺シール部4と連続した状態で、上辺シール部4よりも底辺部7側の両側辺 に設けられている。このように、上辺シール部4と側辺シール部5,6とを連続 して設けることにより、サンドイッチ等の食品を密閉した状態で包装することが できる。 但し、本考案において、側辺シール部5,6は上辺シール部4と連続さえして いれば、必ずしも上辺シール部4の両端部において連続している必要はない。
【0021】 両側辺シール部5,6は、簡便かつ安価であるという点で、熱融着によって形 成することが好ましいが、本考案は熱融着に限定するものではなく、例えば接着 剤を用いて形成することもできる。
【0022】 本実施例における底辺部7は、同じ長さの2枚のフィルムを用いて直線状に形 成されている。但し、本考案においては、底辺部7は、円弧状に形成することも できれば、裏面フィルム2を長く形成し表面フィルム3を短く形成する等、どち らか一方のフィルムを長く形成することもできる。底辺部7において一方のフィ ルムが長く形成されていると、袋を開口し易くなり底辺部7からサンドイッチ等 の食品を食品収納部8に詰める作業が容易になる。
【0023】 本考案の一方のプラスチックフルム(本実施例の態様における裏面フィルム2 )には、開封用フィルム片と帯状防護体と開封用撮み片とが設けられている。以 下、これらについて詳しく説明する。
【0024】 図1,2に示す態様の食品包装用袋1においては、開封用フィルム片9は、裏 面フィルム2の上端縁から底辺部7に向って袋体内部側に設けられている。但し 、本考案においては、図3に示すように、開封用フィルム片9は上辺シール部4 の上方から底辺部7に向って袋体の内部側に設けられていればよい。
【0025】 このように開封用フィルム片9が設けられていると、後述する開封用撮み片1 1を下方に引張ることにより、食品収納部8を構成する裏面フィルム2を上辺シ ール部4から底辺部7に向って容易に切開くことができる。
【0026】 開封用フィルム片9は、図1に示すように、少なくとも上辺シール部4から底 辺部7に向かう各々の端縁19a,19b近傍に開封用貼着部30を形成するこ とにより、裏面フィルム2に設けられている。このように構成されていると、後 述する開封用撮み片11を下方に引張ることにより、食品収納部8を構成する裏 面フィルム2を開封用貼着部30の端縁に沿って上辺シール部4から底辺部7に 向って切開くことができる。
【0027】 なお本明細書において、少なくとも上辺シール部4から底辺部7に向かう各々 の端縁19a,19b近傍に開封用貼着部30を形成することにより、とあるの は、開封用フィルム片9の上辺シール部4から底辺部7に向かうそれぞれの端縁 19a,19b近傍の貼着部の外側の端縁にそって裏面フィルム2を切り開くこ とさえできれば、開封用フィルム片9の各々の端縁19a,19b近傍のみに帯 状の貼着部30が形成されていてもよく、また開封用フィルム片9の全面が裏面 フィルム2に貼着されていてもよいことを意味する。
【0028】 本考案においては、図2に示すように、開封用フィルム片9の一部が開封用撮 み片11(開封用撮み片11については後述する。)の一部を構成していること が好ましい。このように構成されていると、開封用撮み片11と開封用フィルム 片9とが一体になっているので、開封用撮み片11を下方に引張ることにより、 開封用貼着部30の外側の端縁に沿って裏面フィルム2を容易に切り開くことが できる。
【0029】 上記開封用フィルム片9の上辺シール部4から下端までの長さは、食品を取出 すという観点からは、三角形の食品の高さと同じ程度にすることが好ましい。但 し、開封用フィルム片9は底辺部7まで設けてもよい。
【0030】 本考案において用いる開封用フィルム片は、図1に示す開封用フィルム片9の ように広幅であることが好ましい。具体的には、開封用フィルム片9の横方向の 長さが、上辺シール部4の長手方向の長さの20%以上であることが好ましく、 40%以上であることがより好ましく、50%以上であることが更に好ましい。 該開封用フィルム片9の長さが、上辺シール部4の長さの20%未満の場合は、 開封用貼着部30の端縁に沿って切り開くだけではサンドイッチ等の食品をワン タッチで取り出すことができない虞がある。
【0031】 但し、本実施例においては広幅の開封用フィルム片9を用いているが、本考案 は、開封用フィルム片が広幅の場合に限定するものではなく、従来のような狭幅 のものであってもよい。
【0032】 尚、上記開封用フィルム片9の横方向の長さとは、開封用フィルム片9の上下 方向に対して垂直方向の長さをいう。また、上辺シール部4の長手方向の長さと は、側辺シール部5の外側から側辺シール部6の外側までの長さをいう。また、 上辺シール部4の長手方向の長さが長手方向に対して垂直な方向において異なる 場合は、最も長い部分の長さを上辺シール部4の長さとする。
【0033】 開封用フィルム片9は、透明又は着色されたポリプロピレン等のプラスチック フィルムを用いることが好ましく、延伸されたポリプロピレン等のプラスチック フィルムを用いることがより好ましい。
【0034】 開封用貼着部30は熱溶着により形成することことが安価且つ簡易なので好ま しいが、本考案は熱溶着に限定するものではなく、例えば接着剤を用いて形成す ることもできる。
【0035】 本考案における帯状防護体は、前記開封用貼着部の少なくとも上辺シール部か ら底辺部に向かう各々の外側の端縁の更に外側に、該各々の開封用貼着部の外側 の端縁に平行に帯状の防護用貼着部を形成することにより設けられている。この ように構成されていると、例えば図1に示すように、開封切断線20が開封用貼 着部の端縁から離れて広がって形成されようとしても、防護用貼着部17により せき止められるので、裏面フィルム2が防護用貼着部どうしが設けられている間 隔より広がって開封されることを防ぐことができ、サンドイッチ等の食品が外に こぼれ落ちることを容易に防ぐことができる。 尚、帯状防護体は美感及び機能の点から、袋体の内側に設けることが好ましい が、裏面フィルム2が広く切開かれすぎることを防止できさえすれば、袋体の外 側に設けてもよい。
【0036】 但し、本明細書において、各々の開封用貼着部の少なくとも上辺シール部から 底辺部に向かう、とあるのは、防護用貼着部が上辺シール部から底辺部に向かっ て設けられている場合に限定されず、上辺シール部より上方から底辺部に向かっ て設けられている場合も含む意味である。又、外側の端縁に平行に帯状の防護用 貼着部を形成する、とあるのは、開封用貼着部の端縁から離れて切り広がること を防ぐことさえできれば、防護用貼着部が斜めに傾いて設けられている等の略平 行に設けられている場合も含む意味である。又、開封用貼着部の上辺シール部か ら底辺部に向かう外側の端縁とあるのは、開封用貼着部を開封用フィルム片の上 辺シール部から底辺部に向かう各々の端縁近傍のみに開封用貼着部を形成した場 合、該開封用貼着部が有する内側の端縁と外側の二つの端縁の内の外側の端縁を 意味する。従って、開封用フィルムの全面が裏面フィルムに貼着されている場合 は、内側の端縁は存在しないこととなる。
【0037】 本考案における上記帯状防護体及び防護用貼着部の好ましい態様の一として、 例えば図1,図2に示すように、防護テープ10を裏面フィルム2の袋体の内部 側に、帯状の防護用貼着部17を形成することにより貼着することが挙げられる 。このように構成された食品包装用袋1は、裏面フィルム2が包装体の側面まで 開封されるような不都合を確実に防止できると共に、安価かつ容易に製造するこ とができる。 但し、防護テープ10は美感の点から、袋体の内側に設けることが好ましいが 、裏面フィルム2が広く切開かれすぎることを防止できさえすれば、袋体の外側 に設けてもよい。
【0038】 防護テープ10を構成する素材は、前記開封用フィルム片9と同様に、延伸さ れたポリプロピレン等のプラスチックフィルムを用いることが好ましい。
【0039】 防護用貼着部17は、簡便かつ安価であるという点で、熱融着によって形成す ることが好ましいが、本考案は熱融着に限定するものではなく、例えば接着剤を 用いて形成することもできる。
【0040】 防護用貼着部17の上端は、裏面フィルム2が広く開封されすぎることを防ぐ ことができるという点からは、図1に示すように、上辺シール部より上方から設 けられていることが好ましい。また、裏面フィルム2が目的とする幅より広く開 封されすぎることを防ぐためには開封用貼着部の長さと同程度か、若干長く形成 されていこるとが好ましが、防護用貼着部17は裏面フィルム2の上端縁から底 辺部7にわたって形成されていてもよい。但し、広く開封されすぎることを防ぐ ことさえできれば、上辺シール部4の下方から底辺部7に向って設けられていて もよい。
【0041】 防護用貼着部17の幅に制限はなく、食品包装用袋1の大きさ、裏面フィルム 2の厚さに対応して適宜定められる。
【0042】 防護用貼着部17は、防護テープ10の幅方向の全面にわたって形成されてい ることが好ましいが、防護テープ10の幅方向の一部だけに形成されていてもよ い。
【0043】 防護用貼着部17と開封用貼着部30の間隔に制限はなく、食品包装用袋1の 大きさや、加工の容易さを考慮して適宜定められる。
【0044】 又、本考案における帯状防護体及び防護用貼着部の好ましい他の態様として、 図3、図4、図5示すものや、図6、図7に示すものが挙げられる。 尚、図5は、図3、図4に示す態様の食品包装用袋1を製作するために、裏面 フィルム2の裏側にフィルム片21が設けられてはいるが、表面フィルム2が重 ね合わされる前の状態を示す正面図であり、図7は、図6に示す態様の食品包装 用袋1を製作するために、裏面フィルム2の裏側にフィルム片21が設けられて はいるが、表面フィルム2が重ね合わされる前の状態を示す正面図である。
【0045】 上記図3に示す態様の食品包装用袋1は、図5に示すように、フィルム片21 を、フィルム片21の上方から下方に向かうそれぞれの端縁22,23近傍に、 フィルム片21の上方から下方に向かう帯状の非貼着部24と帯状の非貼着部2 4を両側から挟む帯状又は平面状の内側貼着部26'と帯状の外側貼着部25'と を形成することにより、裏面フィルム2に貼着すると共に、帯状の非貼着部24 を構成するフィルム片21の帯状部分に上方から下方に向う切断線28を形成す ることによって、図3、図4に示すような、フィルム片21から切出された内側 のフィルム片9'が開封用フィルム片9として設けられ、内側貼着部26'が開封 用貼着部26として形成され、切出された外側のフィルム片29が帯状防護体と して設けられ、外側貼着部25'が帯状の防護用貼着部25として形成されてい るものである。このように構成された食品包装用袋1も、裏面フィルム2が包装 体の側面まで開封されるような不都合を確実に防止できると共に、安価かつ容易 に製造することができる。
【0046】 上記図6に示す態様の食品包装用袋1は、図7に示すように、切断線28の代 わりにミシン線32を形成することによって、フィルム片21から切出可能な内 側のフィルム片33と切出可能な外側のフィルム片34とを形成する以外は、図 3に示す態様の食品包装用袋1と同様に形成され、図6に示すように、切出可能 な内側のフィルム片33が開封用フィルム片9として設けられ、内側貼着部26 'が開封用貼着部26として形成され、切出可能な外側のフィルム片34が帯状 防護体として設けられ、外側貼着部25'が帯状の防護用貼着部25として形成 されているものである。このように構成された食品包装用袋1も、裏面フィルム 2が包装体の側面まで開封されるような不都合を確実に防止できると共に、安価 かつ容易に製造することができる。
【0047】 前記フィルム片21は図5、図7に示すように広幅に形成することが、開封用 フィルム片を広幅に形成することができるので好ましいが、本考案は広幅のフィ ルム片に限定するものではなく、開封用フィルム片の幅が狭い場合は、それに対 応して狭い幅のものを用いてもよい。
【0048】 前記開封用貼着部26は、開封用フィルム片9の上辺シール部4から底辺部7 に向かう端縁22,23近傍のみに形成されていてもよく、開封用フィルム片9 の全面に平面状に形成されていてもよい。
【0049】 非貼着部24の幅に制限はなく、食品包装用袋1の大きさや、加工の容易さを 考慮して適宜定められる。
【0050】 防護用貼着部25の幅に制限はなく、開封切断線が広がりすぎることを防ぐた めの十分な強度を有していればよく、加工の容易性を考慮して適宜定められる。
【0051】 防護用貼着部25及び開封用貼着部26は、簡便かつ安価であるという点で熱 融着によって形成することが好ましいが、本考案は熱融着に限定するものではな く、例えば接着剤を用いて形成することもできる。
【0052】 本考案の食品包装用袋には、図1、図3に示すように、開封用撮み片11が、 開封用撮み片形成線18の両端部12a,12bが開封開始端となるように上辺 シール部4の上方に設けられている。かかる開封用撮み片11が設けられている と、開封用撮み片11を下方に引張ることにより、容易且つ確実に裏面フィルム 2を切開いて食品包装体を開封することができる。
【0053】 開封用撮み片形成線18の両端部12a,12bが開封開始端となるように構 成するには、開封用撮み片形成線18の両端部12a,12bの各々が設けられ ている位置が、開封用貼着部30,26(図1に示す態様においては開封用貼着 部30であり、図3、図6に示す態様においては開封用貼着部26である。)の 外側の端縁と上辺シール部4の交点15a,15bと、該交点15a,15bに 隣合う防護用貼着部17,25(図1に示す態様においては防護用貼着部17で あり、図3、図6に示す態様においては防護用貼着部25である。)と上辺シー ル部4の交点16a,16bとの間であって、且つ上辺シール部4の上方近傍で あることが挙げられる。開封用撮み片11の両端部12a,12bがこのように 構成されていると、開封用撮み片11を下方に引張ることにより、開封用貼着部 30,26の両端に沿って裏面フィルム2を容易に切開くことができる。
【0054】 開封開封用撮み片11の一部は、開封用フィルム片9の一部を用いて構成され ていることが好ましい。開封用撮み片11がこのように構成されていると、開封 用撮み片11を撮んで底辺部7側に引張ることにより、裏面フィルム2を容易に 切り開くことができる。
【0055】 また上辺シール部4より上方には、開封用撮み片11を一方の手で撮んで開封 する際に他方の手で撮むことができる撮み片13が設けられていることが好まし い。このように構成されていると、裏面フィルム2をより容易に切り開くことが できる。
【0056】 開封用フィルム片9の一部を用いて開封用撮み片11の一部を構成するには、 一例として図1、図2に示すように、開封用フィルム片9を上辺シール部4の上 端縁から底辺部7に向かって裏面フィルム2の袋体内部側に貼着し、図1に示す 凸状の開封用撮み片形成線18を形成することによって開封用撮み片11を形成 することが挙げられる。また他の一例として、図3に示すように、開封用フィル ム片9を上辺シール部4の上方から底辺部7に向かって裏面フィルム2の袋体内 部側に貼着し、上辺シール部4から裏面フィルム2の上端に向かう二本の開封用 撮み片形成線18を形成することによって開封用撮み片11を形成することが挙 げられる。 但し、本考案における開封開封用撮み片11の形状は上記のものに制限される ものではない。
【0057】 尚、図1、図3に示す態様においては共に、開封用撮み片11を切り出して残 った部分と表面フィルム3とを貼着することにより、撮み片13を形成すること が好ましい。
【0058】 次に、図1,3に示す態様の食品包装用袋1の製造方法の一例について説明す る。 図1に示す態様の食品包装用袋1は、例えば裏面フィルム2の素材となるプラ スチックフィルムの裏側に開封用フィルム片9及び防護テープ10を熱融着し、 次に開封開封用撮み片11を構成する開封用撮み片形成線18を形成し、次に表 面フィルム2の素材となるプラスチックフィルムを重ね合せて、次に上辺シール 部4、側辺シール部5、6に相当する部分をシールバーを用いて圧着して台形形 状に熱融着して切断することによって得ることができる。
【0059】 図3に示す態様の食品包装用袋1は、例えばフィルム21に切断線28を形成 してから裏面フィルム2の素材となるプラスチックフィルムの裏側に熱融着し( この時、外側貼着部25'と内側貼着部26'とこれらに挟まれた非貼着部24を 熱融着により形成する。)、次に開封開封用撮み片11を構成する二本の開封用 撮み片形成線18を形成し、次にその上から表面フィルム2の素材となるプラス チックフィルムを重ね合せて、上辺シール部4、側辺シール部5、6に相当する 部分をシールバーを用いて圧着して台形形状に熱融着して切断することによって 得ることができる。
【0060】 図6に示す態様の食品包装用袋1も、フィルム21に切断線28を形成する代 わりに、ミシン線32を形成することにより、図3に示す態様の食品包装用袋1 と同様な方法により、得ることができる。
【0061】 但し、本考案の食品包装用袋を製造する方法は、上記方法に限定されるもので はない。
【0062】 図8は、図1に示す態様の食品包装用袋1を用いて三角形のサンドイッチを包 装した状態を上から観た斜視図である。三角形状のサンドイッチは、上記底辺部 7から上記食品収納部8に挿入される。次に、底辺部7が折り畳まれてタックラ ベル39で封止されると(図9に示す。)、サンドイッチの包装体が完成する。
【0063】 図9は、図1に示す態様の食品包装用袋1を用いたサンドイッチの包装体から サンドイッチを取出す際の外観を示す説明図である。 開封用撮み片11を一方の手で掴み、他方の手で撮み片13を撮んで下方に引 張るか、又は開封用フィルム片9が設けられている面を上に向けてサンドイッチ 包装体を片手で掴み他、方の手で開封用撮み片11を下方に引張ると、開封用フ ィルム片9が広幅に形成されているので、その両端に沿って広幅に切開かれる。 開封用フィルム片9が引き剥がされるとサンドイッチの上半分が外部に露出する ので、直ちにサンドイッチを取り出して食すことができる。
【0064】 本考案の食品包装用袋1には防護用貼着部17,25が設けられているので、 強く引張りすぎて、裏フィルム2が開封用貼着部30,26の両端から離れて切 り開かれる場合であっても、防護用貼着部17,25どうしが設けられている間 隔より広く切り開かれることがない。
【0065】 尚、以上の食品包装用袋の使用方法の説明において、開封用フィルム片が広幅 の場合を中心に説明したが、これは本考案が食品包装用袋を広くきり開く場合に 特に有効であるということであって、開封時に食品包装用袋を広く切開きすぎて 破壊することを防止するという観点からは、開封用フィルム片は狭幅のものであ ってもよい。
【0066】 本考案の食品包装用袋は、以上説明したように食品をワンタッチで取出すこと ができる程度の広幅に容易に切り開くことができるように構成された場合であっ ても、広すぎる幅に切り開きすぎることがないので、サンドイッチ、特に三角形 状のサンドイッチや、三角形状のサンドイッチ形状のお握りや、三角形状のカス テラ等の食品の包装に好適に用いることができる。
【0067】
【考案の効果】
本考案の食品包装用袋は、2枚のプラスチックフィルムからなり、食品収納部 と、食品を挿入可能な底辺部と、開封用フィルム片と、開封用撮み片を有し、開 封用フィルム片の両外側には防護用貼着部を形成することにより帯状防護体が設 けられているので、防護用貼着部どうしが設けられている間隔より広く切り開か れることを容易に防ぐことができる。従って、本考案の食品包装用袋を用いると 、側面部まで切り開きすぎて食品を落とすということがない。
【0068】 本考案においては、前記開封用フィルム片が広幅に形成されていることが好ま しく、具体的には開封用フィルム片の上辺シール部の横方向の長さが、上辺シー ル部の長手方向の長さの20%以上であることが好ましい。このように構成され ていると、側面部まで切り開きすぎて食品を落とすことなく、サンドイッチ等の 食品をワンタッチで取出すことができる。
【0069】 前記帯状防護体として、防護テープを袋体の内部側に防護用貼着部を形成する ことにより貼着するという構成を採用すると、本考案の食品包装用袋を容易に製 造できると共に、広く切り開きすぎることを確実に防止できる。
【0070】 帯状防護体として、フィルム片を上辺シール部から底辺部に向う両端縁近傍に おいて、帯状の非貼着部と該帯状の非貼着部を両側から挟む帯状又は面状の内側 貼着部と帯状の外側貼着部とを形成することによってフィルム片を一方のプラス チックフィルムに貼着すると共に、前記帯状の非貼着部を構成するフィルム片の 部分に上方から下方に向う切断線又はミシン線を形成することにより、帯状防護 体を切離すという構成を採用することによっても、本考案の食品包装用袋を容易 に製造できると共に、広く切り開きすぎることを確実に防止できる。
【0071】 前記2枚のプラスチックフィルムが台形形状であり、開封用フィルム片の一部 が開封用撮み片の一部であるという構成を採用すると、三角形の食品を無駄無く 包装することができる。
【0072】 開封用撮み片の両端部の各々が設けられている位置が、開封用撮み片形成線の 両端部の各々が設けられている位置が、開封用貼着部の外側の端縁と上辺シール 部の交点と、該交点に隣合う防護用貼着部と上辺シール部の交点との間であって 、且つ上辺シール部の上方近傍であるという構成を採用すると、プラスチックフ ィルムを容易かつ確実に切り開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の食品包装用袋の一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本考案の食品包装用袋の他の一例を示す正面図
である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3に示す態様の食品包装用袋を得る過程にお
いて、裏面フィルム2の裏側にフィルム片21が設けら
れた状態を示す正面図である。
【図6】本考案のサンドイッチ包装用袋の他の一例を示
す正面図である。
【図7】図6に示す態様の食品包装用袋を得る過程にお
いて、裏面フィルム2の裏側にフィルム片21が設けら
れた状態を示す正面図である。
【図8】本考案のサンドイッチ包装用袋を用いて三角形
のサンドイッチを包装した状態を上から見た斜視図であ
る。
【図9】本考案のサンドイッチ包装用袋1を用いたサン
ドイッチ包装体からサンドイッチを取出す際の説明図で
ある。
【図10】従来のサンドイッチ包装体から、サンドイッ
チを取出す際の外観を示す斜視図である。
【図11】従来のサンドイッチ包装用袋の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 食品包装用袋 2 裏面フィルム 3 表面フィルム 4 上辺シール部 5 側辺シール部 6 側辺シール部 7 底辺部 8 食品収納部 9 開封用フィルム片 9' 切出された内側のフィルム片 10 防護テープ 11 開封用撮み片 12a 開封用撮み片の端部 12b 開封用撮み片の端部 13 開封用の他の撮み片 15a 開封用貼着部30,26と上辺シール部4の交
点 15b 開封用貼着部30,26と上辺シール部4の交
点 16a 防護用貼着部17,25と上辺シール部4の交
点 16b 防護用貼着部17,25と上辺シール部4の交
点 17 防護用貼着部 18 開封用撮み片形成線 19a 開封用フィルム片9の端縁 19b 開封用フィルム片9の端縁 21 フィルム片 22 フィルム片21の上方から下方に向かう端縁 23 フィルム片21の上方から下方に向かう端縁 24 帯状の非貼着部 25 防護用貼着部 25' 外側貼着部 26 開封用貼着部 26' 内側貼着部 27 非貼着部24を構成するフィルム片21の帯状
部分 28 切断線 29 外側のフィルム片 30 開封用貼着部 32 ミシン線 33 切出し可能な内側のフィルム片 34 切出し可能な内側のフィルム片

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプラスチックフィルムを重ねて袋
    体に形成してなる食品包装用袋において、該食品包装用
    袋は、上記2枚のプラスチックフィルムの上辺部に形成
    された上辺シール部と、2枚のプラスチックフィルムの
    両側辺に上辺シール部に連続して設けられた両側辺シー
    ル部と、上辺シール部と両側辺シール部とによって囲ま
    れる食品収納部と、食品を挿入可能な底辺部とを有し、
    前記2枚の一方のプラスチックフィルムには、開封用フ
    ィルム片と帯状防護体と開封用撮み片とが設けられ、前
    記開封用フィルム片は、少なくとも前記上辺シール部か
    ら底辺部に向かう各々の端縁近傍に開封用貼着部を形成
    することにより、上辺シール部の上方から底辺部に向っ
    て袋体の内部側に設けられており、前記帯状防護体は、
    前記開封用貼着部の少なくとも上辺シール部から底辺部
    に向かう各々の外側の端縁の更に外側に、該各々の開封
    用貼着部の外側の端縁に平行に帯状の防護用貼着部を形
    成することにより設けられており、前記開封用撮み片
    は、開封用撮み片形成線の両端部が開封開始端となるよ
    うに前記上辺シール部の上方に設けられていることを特
    徴とする食品包装用袋。
  2. 【請求項2】 帯状防護体が袋体の内部側に設けられた
    防護テープであることを特徴とする請求項1記載の食品
    包装用袋。
  3. 【請求項3】 フィルム片を、該フィルム片の上方から
    下方に向かう各々の端縁近傍に、該フィルム片の上方か
    ら下方に向かう帯状の非貼着部と、該帯状の非貼着部を
    両側から挟む帯状又は平面状の内側貼着部と、帯状の外
    側貼着部とを形成することにより、一方のプラスチック
    フィルムに貼着すると共に、前記帯状の非貼着部を構成
    するフィルム片の帯状部分に上方から下方に向う切断線
    を形成することによって、前記フィルム片から切出され
    た内側のフィルム片が開封用フィルム片として設けら
    れ、前記内側貼着部が開封用貼着部として形成され、前
    記フィルム片から切出された外側のフィルム片が帯状防
    護体として設けられ、前記外側貼着部が帯状の防護用貼
    着部として形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の食品包装用袋。
  4. 【請求項4】 フィルム片を、該フィルム片の上方から
    下方に向かう各々の端縁近傍に、該フィルム片の上方か
    ら下方に向かう帯状の非貼着部と、該帯状の非貼着部を
    両側から挟む帯状又は平面状の内側貼着部と、帯状の外
    側貼着部とを形成することにより、一方のプラスチック
    フィルムに貼着すると共に、前記帯状の非貼着部を構成
    するフィルム片の帯状部分に上方から下方に向うミシン
    線を形成することによって、前記フィルム片から切出可
    能な内側のフィルム片が開封用フィルム片として設けら
    れ、前記内側貼着部が開封用貼着部として形成され、前
    記フィルム片から切出可能な外側のフィルム片が帯状防
    護体として設けられ、前記外側貼着部が帯状の防護用貼
    着部として形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の食品包装用袋。
  5. 【請求項5】 開封用フィルム片の上辺シール部の横方
    向の長さが、上辺シール部の長手方向の長さの20%以
    上であることを特徴とする請求項1記載の食品包装用
    袋。
  6. 【請求項6】 2枚のプラスチックフィルムが台形形状
    であり、開封用フィルム片の一部が開封用撮み片の一部
    を構成していることを特徴とする請求項1記載の食品包
    装用袋。
  7. 【請求項7】 開封用撮み片形成線の両端部の各々が設
    けられている位置が、開封用貼着部の外側の端縁と上辺
    シール部の交点と、該交点に隣合う防護用貼着部と上辺
    シール部の交点との間であって、且つ上辺シール部の上
    方近傍であることを特徴とする請求項1記載の食品包装
    用袋。
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