JPH0130386Y2 - - Google Patents

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JPH0130386Y2
JPH0130386Y2 JP16223081U JP16223081U JPH0130386Y2 JP H0130386 Y2 JPH0130386 Y2 JP H0130386Y2 JP 16223081 U JP16223081 U JP 16223081U JP 16223081 U JP16223081 U JP 16223081U JP H0130386 Y2 JPH0130386 Y2 JP H0130386Y2
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JP
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bottom plate
body plates
bag
sealed
packaging bag
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JP16223081U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、注射器のような医療用器具、器材及
び材料などの滅菌用包装袋に関するものである。
(従来の技術) 従来、医療用器具等の滅菌用包装袋において
は、種々の包装袋が提案されているが、例えば、
非通気性の合成樹脂フイルムよりなる袋体とその
開口端部のやや内方に挾持され、該部を長手方向
に貫通する通気性の管状テープとからなり、この
管状テープの一側縁部を上記袋体の開口縁部とと
もに一体にシールして上記管状テープの端部を装
端において開放させてなる医療用器具、医療補助
品などの滅菌用包装袋が知られている(実公昭44
−23838号公報)。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記の滅菌袋では、滅菌用ガスの出
入りが容易でないという欠点や、滅菌処理の際、
真空脱気の過程で袋の破れが生じることがしばし
ば見られるという欠点がある。また、従来の袋
は、通気性包材と非通気性包材を組合せ、三方又
は四方をシールすることにより、袋としているも
のであり、従つて二次元的な袋となり、滅菌袋の
内容物である医療用器具を入れる場合、シール部
に負担がかからないよう大きな袋が必要となる。
そのため、包装物の形状が大きくなり、取り扱い
が不便になるという問題がある。
(課題を解決するための手段) 本考案者は、叙上の欠点を解消すべく研究の結
果、内面が熱接着性を有する非通気性シート1を
その熱接着性面を対向させてなる一対の胴板2,
2と、通気性及び細菌不透過性を有する帯状シー
ト3の2つ折りされ、且つ折り重ねられた左右両
側辺の一部が共に切欠されて切欠部4が形成され
た底板6とからなり、前記底板6が折り目を内方
にして前記一対の胴板2,2間に挿入され、相対
する両胴板2,2の左右側辺間がシールされ、か
つ両胴板2,2と対向する底板6の領域間が折り
目を弦とする半月状の接触面を徐いて下方残余部
を〓形にシールされると共に底板6の切欠部4を
通して相対する胴板2,2の内面領域間がシール
されて側端シール部7を構成してなる滅菌用包装
袋によれば、内容物が収容された状態で袋が円柱
状に広がつて安定して自立し、内容物の荷重が底
板部分で支承されて側端シール部には負担がかか
らなくなり、袋の大きさを必要最小限の大きさと
することができるのみならず、通気性を有する底
板が内容物の荷重によつて綺麗に押し広げられる
結果、広面積の通気性部分が形成され、真空脱気
及びEOGガス充填を広面積の通気性部分を通し
て行うことができ、且つ破袋を生ぜしめることが
ないことを見い出し、かかる知見に基づいて本考
案を完成したものである。
即ち、本考案の要旨は、内面が熱接着性を有す
る非通気性シート1をその熱接着性面を対向させ
てなる一対の胴板2,2と、通気性及び細菌不透
過性を有する帯状シート3の2つ折りされ、且つ
折り重ねられた左右両側辺の一部が共に切欠され
て切欠部4が形成された底板6とからなり、前記
底板6が折り目を内方にして前記一対の胴板2,
2間に挿入され、相対する両胴板2,2の左右側
辺間がシールされ、かつ両胴板2,2と対向する
底板6の領域間が折り目を弦とする半月状の接触
面を除いて下方残余部を〓形にシールされると共
に底板6の切欠部4を通して相対する胴板2,2
の内面領域間がシールされて側端シール部7を構
成している滅菌用包装袋である。
(作用) 上述のように構成された滅菌用包装袋では、滅
菌処理の際、広面積の通気性部分が形成され、真
空脱気及びEOGガス充填を短時間に且つ破袋を
起こさずに確実に行うことができる。
また、内容物が収容された状態で袋が円柱状に
広がつて安定して自立する。さらに、内容物の荷
重が底板部分で支承され側端シール部には負担が
かからないので、袋の大きさを必要最小限の大き
さとすることができる。従つて、従来の滅菌用包
装袋と比較して取り扱いが非常に便利になる。
(実施例) 以下、本考案につき、図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図ないし第3図は本考案の滅菌用包装袋を
示し、第1図は正面図、第2図は第1図示のA−
A線矢視断面図、第3図は第1図示のB−B線矢
視断面図である。また、第4図は本考案の滅菌用
包装袋を構成する底板の展開図、第5図は底板の
正面図である。
本考案の滅菌用包装袋8は、内面が熱接着性を
有する非通気性シート1をその熱接着性面を対向
させてなる一対の胴板2,2と、通気性及び細菌
不透過性を有する帯状シート3を折り目5から2
つ折りされ、且つ折り重ねられた長手方向の左右
両側辺の一部が共に切欠されて切欠部4が形成さ
れた底板6とからなる。
而して、底板6は、折り目5を内方にして、一
方の胴板2,2間に挿入され、相対する両胴板
2,2の左右側辺がシールされる。
更に、両胴板2,2と対向する底板6の領域間
は、折り目5を弦とする半月状の接触面を除いた
下方残余部を〓形にシールされると共に底板6の
切欠部4を通して相対する胴板2,2の内面領域
間がシールされて、側端シール部7を構成してい
る。
尚、第1図ないし第3図示の実施態様におい
て、底部のシール部の形状は〓形となつている
が、このシール部の形状は他の形状であつてもよ
い。
而して、本考案において、内面が熱接着性を有
する非通気性シートとしては、片面が熱接着性の
非通気性材料、例えば、ポリエステル、セロフア
ン、延伸プロピレン、延伸ナイロン、延伸ビニロ
ンなどのプラスチツクフイルムの片面にポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの熱接着性樹脂又はア
クリル系接着剤、ゴム系接着剤等の接着剤の層を
必要個所に或いは全面にわたつて設けたものを適
用し得る。
また、帯状シートとしては、アミノ基、−SH
基、カルボキシ基などのEOGと反応する物質や
メルカプタン類、エステル類などの揮発性の物質
を含まず、且つ又、強度的に強じんで滅菌処理時
破損することのない材料を適用することができ、
例えば、アンコート紙、不織布、和紙などを利用
し得る。また、不織布、和紙などの片面に穴あき
ポリエチレン、又は日本石油化学(株)製日石ワリ
フ、倉敷紡績(株)製クレネツト、新日本ソフ(株)製ソ
フネツト及びソフクロスなどのポリエチレン、ポ
リプロピレンなどからなるネツト状強化材を積層
したものをも利用し得る。さらに、穴あきポリエ
チレンと上質紙の積層シートを用いたり、或いは
上質紙の所要部分にヒートシール剤パートコート
したシートを用いることにより、胴板と底板間の
熱接着性を向上させることができる。
なお、本考案の滅菌用包装袋は、2枚の胴板を
重ね合わせ、その間に底板を挿入し、所要部分を
シールして構成する代わりに、2枚の胴板に相当
する大きさの非通気性シートを2つ折りにし、折
り合わせた間に底板を挿入し、所要部分をシール
して構成しても良い。
上記の本考案の滅菌用包装袋の実施態様におい
て底部のシール部の形状を〓形としたのは、その
ようにすると、内容物を入れた時に袋が円柱状に
なるからであり、又、胴板の内面と底板面間の開
放縁部にとどめず、その内部もシールしてシール
面積を広くすることにより、底板にピンホールが
生じることによるトラブルの発生率を低くするこ
とができるからである。
そして、上記したような本考案の滅菌用包装袋
内にカテーテルなどの滅菌対象物を密封したの
ち、通気性の底板を通して滅菌処理を行うことが
できる。その場合、真空脱気及びEOGガス充填
が広面積の通気性部分を通して行われるので破袋
が生じることはない。
さらに、本考案の滅菌用包装袋8は、内容物が
収容された状態で第6図示の如く、内容物の荷重
が底板部分で支承され、胴シール部には負担がか
からないので、袋の大きさは内容物の大きさに見
合つた必要最小限の大きさとすれば良い。
(効果) 以上、詳記した通り、本考案の滅菌用包装袋は
滅菌処理に有効に活用し得ると共に内容物に対す
る袋の大きさが小さく且つ、自立性を有するの
で、取り扱いが便利である利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の滅菌用包装袋を
示し、第1図は正面図、第2図は第1図示のA−
A線矢視断面図、第3図は第1図示のB−B線矢
視断面図、第4図は底板の展開図、第5図は底板
の正面図、第6図は内容物が収容された本考案の
滅菌用包装袋の斜視図である。 1……非通気性シート、2……胴板、3……帯
状シート、4……切欠部、5……折り目、6……
底板、7……側端シール部、8……滅菌用包装
袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面が熱接着性を有する非通気性シート1をそ
    の熱接着性面を対向させてなる一対の胴板2,2
    と、通気性及び細菌不透過性を有する帯状シート
    3の2つ折りされ、且つ折り重ねられた左右両側
    辺の一部が共に切欠されて切欠部4が形成された
    底板6とからなり、前記底板6が折り目を内方に
    して前記一対の胴板2,2間に挿入され、相対す
    る両胴板2,2の左右側辺間がシールされ、かつ
    両胴板2,2と対向する底板6の領域間が折り目
    を弦とする半月状の接触面を除いて下方残余部が
    シールされると共に底板6の切欠部4を通して相
    対する胴板2,2の内面領域間がシールされて側
    端シール部7を構成している滅菌用包装袋。
JP16223081U 1981-10-30 1981-10-30 滅菌用包装袋 Granted JPS5867778U (ja)

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JP16223081U JPS5867778U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 滅菌用包装袋

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JP16223081U JPS5867778U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 滅菌用包装袋

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Publication Number Publication Date
JPS5867778U JPS5867778U (ja) 1983-05-09
JPH0130386Y2 true JPH0130386Y2 (ja) 1989-09-18

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