JP2718429B2 - 肝庇護特性を有する医薬、その製造方法、1.2‐ジチオール‐3‐チオン‐s‐オキシド化合物およびその製造方法 - Google Patents

肝庇護特性を有する医薬、その製造方法、1.2‐ジチオール‐3‐チオン‐s‐オキシド化合物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に大形ホ乳動物、とりわけヒトにおける
肝障害の治療および予防のための薬理作用物質として5
−フエニル−1,2−ジチオール−3−チオン−S−オキ
シド化合物を含有する医薬、この製造方法、価値ある薬
理学特性、特に肝庇護特性を有する1,2−ジチオール−
3−チオン−S−オキシド化合物ならびにこの製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
ペレツ(Perez)および協力者(“Liebigs Ann.Che
m."1981、1510−1512)、タマヤキおよび協力者(“Che
m.Left."1980、619−620)およびベーリンガー(Behrin
ger)および協力者(“Phosphorus and Sulfur"、12(1
981)、115−122)のトリチオン類の酸化反応について
の研究から、5−フエニル−3H−1,2−ジチオール−3
−チオン−S−オキシドは公知である。しかしこの化合
物は今まで薬理作用について記述されていなかつた。
アネトールトリチオン(=5−(4−メトキシフエニ
ル)−3H−1,2−ジチオール−3−チオン)は、コレレ
チクム(Cholereticum)として市販されている医薬(市
販品Sulfarlem 、Felvitin )であり、これについて
肝庇護特性も有していることは公知である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、肝障害の予防および治療のための新
規医薬を開発することであつた。さらに本発明の課題
は、有益な薬理学的特性を有する新規1,2−ジチオール
−3−チオン−誘導体を製造することであつた。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は、一般式I: 〔式中 R1は水素原子、1〜2個の炭素原子を有するアルキル
基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、
トルフルオロメチル基またはニトロ基を表わし、 R2は水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基を表
わすか または R1とR2とは隣接する炭素原子と結合しておりかつ一緒
になつて1〜2個の炭素原子を有するアルキレンジオキ
シ基を表わす〕で示される1,2−ジチオール−3−チオ
ン−S−オキシド化合物が、有益な薬理学的特性を有
し、特に肝庇護特性を示すことにより解決される。
この化合物は、特に外因性の肝毒性物質の有害作用か
ら肝臓を庇護する作用、ならびに良好な相溶性およびわ
ずかな毒性により優れている。
薬理学的特性、特に肝庇護作用に基づき、式Iの1,2
−ジチオール−3−チオン−S−オキシド化合物は、た
とえば肝臓に有毒な量の医薬、化学的毒または放射線に
帰因する肝障害の予防および治療のための医薬として特
に適している。
式Iの化合物の基R1およびR2中に含有されている低級
アルキル基は直鎖または分枝鎖であつてもよく、かつ有
利に1〜4個、特に1〜2個の炭素原子を含有してい
る。低級アルコキシ基R1またはR2は特にメトキシ基であ
る。ハロゲン置換基R1またはR2はフツ素原子、塩素原子
または臭素原子、特に塩素原子またはフツ素原子が挙げ
られる。
R1がアルキル基を表わす場合、この基は有利にメチル
基であり有利に2位または3位に配位されている。ハロ
ゲン置換基R1は有利に4位に配位されている。R2は水素
を表わすのが好ましい。
式Iの5−フエニル−1,2−ジチオール−3−チオン
−S−オキシド化合物は有益な薬理学的特性、特に肝庇
護特性を示しかつ良好な相容性およびわずかな毒性によ
り優れている。
このようにこの物質は、有害作用、たとえば外因性の
肝毒性物質を取り込んだ後に生じる肝障害から肝臓を庇
護するかもしくはこれに対抗する作用を行う能力を有し
ている。
公知のように、一連の化学物質および医薬は相応して
高い投与量の場合、肝細胞の障害の引き起こしかつ肝細
胞溶解および肝臓の壊死が生じることがある。細胞溶解
性の肝障害の場合、損傷した肝細胞からの数種のトラン
スアミナーゼの血管中への放出が高まる。従つて肝障害
の場合、このトランスアミナーゼの血中濃度値が高ま
り、このトランスアミナーゼの血清活性度の測定は肝障
害の確認およびその障害の程度を査定することができ
る。
公知の肝障害作用物質は、たとえばアセトアミノフエ
ン〔=パラセタモル=4−(N−アセチルアミノ)−フ
エノール〕であり、これは一般に生理学的に認容の投与
量で鎮痛剤として使用されているが、しかし高い投与量
では強い肝毒性物質である。高い投与量のアセトアミノ
フエンは、齧歯類動物においてヒトの肝壊死に比較する
ことができる肝障害を引き起こす。従つてアセトアミノ
フエンは、テスト物質の肝庇護特性を判定するために、
薬理学的標準テストにおいて肝毒性標準物質として使用
される。
式Iの化合物は後述する薬理学的標準試験で明らかに
されているように、アセトアミノフエンの肝障害作用に
対して、優れた保護効果を有する。
アセトアミノフエンの代謝および肝毒性効果は文献に
詳細に記載されている。アセトアミノフエンとグルタチ
オンとの抱合は、アセトアミノフエンの解毒および排除
において重要な役割があり、かつこの肝毒性効果が、過
剰投与に起因する細胞内のグルタチオン欠乏が生じた場
合、特に著しく生じることは公知である。さらに、代謝
形成反応因子と肝組織の高分子との非共有結合により部
分的に肝毒性が生じ、細胞膜の脂質の前酸化ならびにこ
れが原因となる、反応性ラジカル特に酸素ラジカルの過
剰生産は、アセトアミノフエンの毒性において重要な役
割をはたすことは公知である。従つてアセトアミノフエ
ン誘因性障害に対する式Iの5−フエニル−1,2−ジチ
オール−3−チオン−3−オキシド化合物の肝庇護効果
は、この化合物が脂質の前酸化を阻止する特性を有して
おり、かつ抗酸化性でラジカル捕捉剤として有効である
ことにより、間接証拠として観察される。
薬理学的実験の記載 A)マウスにおける、アセトアミノフエン過剰投与量に
起因する死亡についての庇護効果の測定 実験のためにそれぞれ約20gの体重のメスのマウス20
〜30匹のグループを使用した。この動物には実験の間に
毎日定量のえさを与え、pH3の水を無制限に供給した。
この動物にアラビアゴム水溶液0.5ml中に懸濁してい
るアセトアミノフエン1000mg/kgを腹腔内適用すること
により毒物を投与した。
毒物投与の1時間前に一方のテストグループの動物
は、テスト物質50mg/kgを懸濁液として食道ゾンデを用
いて経口で投与した。同数の動物の対照グループには懸
濁剤のみを毒物投与の1時間前に与えた。
各々のテストグループの、6日間に死亡した動物の数
を確認し、これからこの物質の庇護効果を、庇護率
(%)(=テストグループ中で死亡した動物数とそれぞ
れの対照グループ中で死亡した動物数との差をグループ
あたりの動物数で割る)で計算した。
次の表Aは前記したテスト法により得られた結果を示
している。式Iの化合物に対して記載した例番号は後述
する製造例に関係している。
B)マウスにおけるアセトアミノフエン誘因性肝障害に
より引き起される血清中のトランスアミナーゼ値の変動
の測定 この実験のために、約25gの体重のメスのマウスを使
用した。この動物にえさを与えかつpH3を有する水を無
制限に供給した。
この動物に、アラビアゴム水溶液0.5ml中に懸濁して
いるアセトアミノフエン450mg/kgを腹腔内適用により毒
物投与した。
毒物投与の1時間前に、この動物はテスト物質75mg/k
gを懸濁液として、食道ゾンデを用いて経口で予防投与
した。対照動物のグループには毒物投与の1時間前に懸
濁剤のみを与えた。
アセトアミノフエンを投与して18時間後に動物は死
亡、頚動脈の切断により採血した。
それぞれ2匹の動物の血液試料を一緒に試験管中に入
れ、室温で2〜3時間放置し、4℃で1時間デカント
し、引き続き2500gで10分間遠心分離した。
放置した血清をプラスチツク製の試験管に移し、この
中でトランスアミナーゼSGOT(=Serum Glutamat−Oxal
acetat Transaminase)およびSGPT(=Serum Glutamat
−Pyruvat Transaminase)の活性度を国際単位//分
で周知の標準方法で、ドイツ臨床化学会(Diedeutsche
Gesellschaft fuer Klinische Chemie)が推奨する最適
標準条件(Z.Klin.Chem.U.Klin.Biochem.(1970)、6
58−660および同10(1972)、281−283参照)下で測定
した。この活性度を334nmの波長で、自動分光光度計(S
pectrophotometer No.61、Fa.Eppendorff)およびベー
リンガー社のGOTおよびGPT測定用試薬パツキング(=Au
tomatenpackung GOTおよびGPT opt,鑑別番号258822およ
び258784、Fa.Boehringer−Mannheim GmbH)を使用して
測定した。
前記したテスト法により得られた結果を表Bに示し
た。表中でトランスアミナーゼ活性度は国際単位/分
で表わした。前処理していない対照動物グループおよび
前処理したテスト動物グループにおいて、それぞれグル
ープごとに個個の結果から得られた平均位(=m)およ
び標準偏差(=sem)を示した。さらに庇護効果は得ら
れた庇護率(%)(=対照グループと前処理したテスト
動物グループとの血清活性度平均値の差を対照動物グル
ープの平均値で割つた商)で計算し、記載した。
この薬理学的特性、特に肝庇護作用に基づき、式Iの
化合物は、肝障害の予防および治療に適している。従つ
てこの物質は、肝障害を引き起こしている病理学的状
態、たとえば肝硬変、肝毒性薬品たとえば除草剤の不本
意かまたは不注意な摂取、医薬の肝毒性過剰服用、肝毒
性服作用を有する医薬での治療、たとえばガンの化学療
法、肝毒性放射線障害、たとえばガンの放射線療法に適
している。
使用すべき投与量は個体差があり、治療すべき状態、
使用した物質および投与形の種類に応じてもちろん変わ
る。しかし一般に大形ほ乳動物、特にヒトへの投与のた
めに、1回の配量あたり5〜50mgの作用物質含量を有す
る医薬形が適している。
さらに本発明は一般式I a: 〔式中、 R1′は1〜2個の炭素原子を有するアルキル基、低
級アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、トリフ
ルオロメチル基またはニトロ基を表わし、 R2は水素原子、ハロゲン原子または低級アルコキシ基
を表わすか、 または R1とR2とは隣接する炭素原子と結合しておりかつ一緒
になつて1〜2個の炭素原子を有するアルキレンジオキ
シ基を表わす〕で示される新規1,2−ジチオール−3−
チオン−S−オキシド化合物ならびにその製造方法に関
する。
一般式Iの1,2−ジチオール−3−チオン−S−オキ
シド化合物は、一般式II 〔式中R1およびR2は前記のものである〕で示される1,2
−ジチオール−3−チオン−化合物を公知の方法で酸化
することにより得ることができる。
式IIの化合物を酸化して式Iの相応する化合物にする
ことは1,2−ジチオール−3−チオンを酸化して相応す
るS−オキシドにするための公知方法、たとえば前述の
文献に記載された方法により行うことができる。
適当な酸化剤として、先に引用した文献では、たとえ
ば過酸化水素をヒドロキシ基の存在で含有する有機溶剤
たとえば酢酸またはメタノール、芳香族炭化水素たとえ
ばベンゾール中の過酢酸、反応条件下で不活性な非プロ
トン性溶剤、たとえばハロゲン化炭化水素たとえばジク
ロロメタンまたはクロロホルムまたはアセトン中の3−
クロロ過安息香酸、またはアセトンと、低級アルコー
ル、特にメタノールとの混合物中の過ヨウ化ナトリウム
が挙げられた。酸化剤を、ほぼ当量で、有利に20%以下
の過剰量で使用するのが好ましく、かつ反応は出発物質
が反応混合物中にもはや検出できなくなつた際に中断す
るのが好ましい。反応温度は、使用した酸化剤の種類に
応じて変えることができ、たとえば−10℃〜50℃であ
る。所望の場合、この反応媒体になおさらに反応条件下
で不活性な有機溶剤、たとえば芳香族炭化水素、たとえ
ばベンゼンまたはトルエンを添加してもよい。ほぼ当量
(15%までの過剰)の3−クロロ過安息香酸を用いて低
温で、たとえば−25℃〜室温の温度での酸化が特に好ま
しいと判明している。
式Iの得られた化合物は周知の方法で反応混合物から
単離しかつ精製することができる。
出発生成物として使用した式IIの5−フエニル−3H−
1,2−ジチオール−3−チオン化合物は公知であるおよ
び/または公知方法でまたは公知方法と類似の方法で製
造することができる。
従つて、たとえば式II b 〔式中R1″はヒドロキシ基を除くR1に記載したものを
表わし、R2は前記のものである〕で示される化合物の製
造のために、一般式III: 〔式中R1″およびR2は前記のものを表わし、R4は低級
アルキル基、特にエチル基を表わす〕で示されるケトエ
ステルを公知方法で、たとえばP4S10で処理するかまた
は特に有利にはペデルゼン(Pedersen)およびラベツソ
ン(Lawesson)著の方法(“Tetrahedron"35,2433−243
7)により式IV: の2,4−ビス(4−メトキシフエニル)−1,3−ジチア−
2,4−ジホスフエタン−2,4−ジスルフイド(ラベツソン
試薬として公知)と、有利に単体イオウの存在で反応さ
せることにより、スルホン化により環化することができ
る。ラベツソン試薬および単体イオウを用いた反応は、
反応条件下で不活性な溶剤、たとえば水不含の芳香族炭
化水素、たとえばトルエン中で、高温で、有利に反応混
合物の沸騰温度で行う。式IIIのケトエステル1モルあ
たり、式IVの化合物1〜2モルおよび単体イオウ1〜2
モルを使用するのが好ましい。
式IIの化合物は、式V: 〔式中R1およびR2は前記のものを表わす〕で示されるオ
レフイン化合物をイオウと有機溶剤中で高温で反応させ
ることにより得ることもできる。この反応は、好ましく
は高温で、たとえば175〜235℃の温度で、溶剤としてス
ルホランを使用して、米国特許第3847943号明細書に記
載された方法で実施する。
式II bの化合物は、式VI: 〔式中R1″およびR2は前記のものを表わす〕で示され
るアセトフエノン化合物から出発し、まずこの化合物と
二硫化炭素とを塩基の存在で縮合させて式VII 〔式中R1″およびR2は前記のものを表わす〕で示され
る化合物にし、この中間体をさらに五硫化リンと反応さ
せて式IIの化合物にすることにより得ることもできる。
式VIの化合物と二硫化炭素との反応は、たとえばスイ
ラー(Thuiller)他著の方法(“Bull.Soc.Chim.Fran
e"、5巻、Memoires presentes a la Soc.Chim.(195
9)1398−1401参照)により実施する。従つてこの反応
は不活性有機溶剤、たとえばベンゼンまたはエーテル中
で第3級アルカリ金属アルコラート、たとえばナトリウ
ムブチレートまたはナトリウムアミレートを使用して行
う。この際得られた中間体と、P2S5との反応は、芳香族
炭化水素、たとえばトルエンまたはキシレン中で反応混
合物の沸騰温度で行う。
式II〔式中R1はヒドロキシ基を表わす〕で示される化
合物の製造のために、式II〔式中R1はメトキシ基を表わ
す〕で示される相応する化合物を公知方法で脱メチルす
ることができる。たとえばメトキシ基はピリジニウムク
ロリドで処理することにより酸性で分解することができ
る。
式Iの化合物は、本発明により、常用の調剤学的助剤
および/または担持剤と一緒に固体または液体の調剤学
的調製剤中に含有することができる。固体製剤の例とし
て経口投与可能な製剤、たとえばカプセル剤、錠剤、顆
粒剤または糖衣錠剤、または坐剤が挙げられる。固体製
剤は調剤学的に常用の無機および/または有機担持剤た
とえばタルク、乳糖またはデンプンならびに調剤学的に
常用の助剤、たとえば滑剤たとえばステアリン酸マグネ
シウムまたは錠剤崩壊剤を含有することができる。坐剤
は公知の坐剤基剤を含有することができる。溶液、懸濁
液、エマルジヨンのような液体製剤は、常用の希釈剤た
とえば水またはパラフイン、および/または懸濁剤たと
えばポリエチレングリコール等を含有することができ
る。さらに付加的に助剤、たとえば保存剤、安定剤、矯
味剤等を添加することができる。
作用物質は調剤学的助剤および/または担持剤と公知
方法で混合し、調製することができる。固形の医薬形の
製造のため、作用物質はたとえば助剤および/または担
持剤と通常の方法で混合し、湿式または乾式で造粒する
ことができる。場合により使用する添加剤の種類に応じ
て、簡単な混合により、直接錠剤に成形可能な粉末を得
ることもできる。顆粒または粉末は、直接カプセル中に
充填するかまたは通常の方法でプレス成形し、錠剤コア
にしてもよい。これは所望の場合に、公知の方法で糖衣
を施してもよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例につき詳説するが、この実施例
は本発明の範囲を制限するものではない。
例 1 5−(4−クロロフエニル)−1,2−ジチオール−3−
チオン−S−オキシド a) 4−クロロベンゾイル酢酸エチルエステル22.7g
(0.1モル)と、ラベツソン試薬(=2,4−ビス(4−メ
トキシフエニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフエタン
−2,4−ジスルフイド)100g(0.25モル)と、単体イオ
ウ6.4g(0.2モル)とを水不含のトルエン100ml中で、10
0℃で10時間撹拌した。後処理のために、生成した5−
(4−クロロフエニル)−1,2−ジチオール−3−チオ
ンを含有する反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液
をシリカゲルカラム300g上に装入した。トルエンを軽質
石油エーテルで溶離し、次いで5−(4−クロロフエニ
ル)−1,2−ジチオール−3−チオンをトルエン/軽質
石油エーテル混合物(50:50)で溶離した。得られた粗
製生成物をシリカゲルカラム上で溶離剤としてトルエン
/軽質石油エーテルを使用して再度精製し、トルエンか
ら再結晶させた。融点135℃を有する5−(4−クロロ
フエニル)−1,2−ジチオール−3−チオン9.6gが得ら
れた。
b) 5−(4−クロロフエニル)−1,2−ジチオール
−3−チオン4.9g(0.02モル)をクロロホルム60ml中に
溶かした。溶液を0℃に冷却し、冷却した溶液に、クロ
ロホルム150ml中の80〜90%の純度の3−クロロ過安息
香酸5.3g(約0.026モル)の溶液を滴加した。約30分間
続く添加の完了後、赤く着色した反応混合物を0℃でさ
らに1時間保つた。
後処理のため、まず反応混合物を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液10mlで洗浄し、引き続き水で洗浄し硫酸ナト
リウムで乾燥し、濾過した。濾過した溶液を減圧下に室
温で約30mlに濃縮し、シリカゲルカラム175g上に装入
し、クロロホルムで溶離した。この場合、反応していな
い出発物質が最初に分離し、従つてこれは回収すること
ができ、引き続き酸化の場合に生成した5−(4−クロ
ロフエニル)−1,2−ジチオール−3−チオン−S−オ
キシドが得られた。このS−オキシドを含有する溶離画
分を減圧下に室温で蒸発濃縮した。残分を軽質石油エー
テルの添加により結晶させた。赤色固体として得られた
5−(4−クロロフエニル)−1,2−ジチオール−3−
チオン−S−オキシドを濾取し、迅速に空気乾燥した。
融点123〜125℃を有するS−オキシドが得られた。
例 2 5−(4−ヒドロキシフエニル)−1,2−ジチオール−
3−チオン−S−オキシド a) 5−(4−ヒドロキシフエニル)−1,2−ジチオ
ール−3−チオン100g(0.41モル)と、ピリジニウムク
ロリド335g(2.9モル)との混合物を4時間に210〜215
℃の温度に加熱した。引に続き反応混合物を80℃に冷却
し、温水2で洗浄し、ピリジニウム塩を除去した。残
分に10%の水酸化ナトリウム水溶液400mlを添加した。
生成した5−(4−ヒドロキシフエニル)−1,2−ジチ
オール−3−チオンの沈殿したナトリウム塩を濾取し、
温水500mlに溶かし、5−(4−ヒドロキシフエニル)
−1,2−ジチオール−3−チオンを酢酸の添加により沈
殿させた。沈殿物を吸収濾過し、乾燥した。得られた粗
製生成物を、エタノール300mlとジエチルアミン25mlと
の温熱混合物中に溶かし、この溶液を短い酸化アルミニ
ウムカラム上に装入した。このカラムを温熱エタノール
100mlで溶離した。得られた赤色溶離溶液を減圧下に、
その容量の半分に濃縮した。この場合、5−(4−ヒド
ロキシフエニル)−1,2−ジチオール−3−チオンのジ
エチルアミン塩が晶出した。赤色結晶を濾取し、希塩酸
250ml中に注いだ。この際得られた懸濁液を室温で1時
間撹拌した。次いで固体沈殿物として沈殿した5−(4
−ヒドロキシフエニル)−1,2−ジチオール−3−オン
を濾取し、水で洗浄し、五酸化リンで乾燥した。融点19
2℃の5−(4−ヒドロキシフエニル)−1,2−ジチオー
ル−3−チオン23.5gが得られた。
b) アセトン300ml中の5−(4−ヒドロキシフエニ
ル)−1,2−ジチオール−3−チオン10g(0.004モル)
の溶液に、強力に撹拌しながら、アセトン200ml中の80
〜90%の純度の3−クロロ過安息香酸9.4g(約0.046モ
ル)を室温で1時間添加した。引き続き反応混合物を同
じ温度でさらに1時間保つた。赤色の沈殿物として生じ
た5−(4−ヒドロキシフエニル)−1,2−ジチオール
−3−チオン−S−オキシドを吸引濾過し、五酸化リン
で乾燥した。融点118−124℃を有するS−オキシド9.4g
が得られた。
前記例に記載した方法により、次の表中に記載した式
Iの化合物を酸化することにより式IIの相応する化合物
を製造した。
例 I 5−(4−クロロフエニル)−3H−1,2−ジチオール−
3−チオン−S−オキシドを含有する錠剤 錠剤を、錠剤1つあたり次の組成で製造した: 5−(4−クロロフエニル)−3H−1,2−ジチオール
−3−チオン−S−オキシド 15mg コーンスターチ 65mg 乳糖 135mg ゼラチン(10%溶液として) 6mg 作用物質、コーンスターチおよび乳糖を10%のゼラチ
ン溶液と共に濃縮した。このペースト状物を粉砕し、生
じた顆粒を適当な板上に置き、45℃で乾燥した。乾燥し
た顆粒を粉砕機に通し、ミキサー中でさらに次の助剤を
混ぜ合わた: タルク 5mg ステアリン酸マグネシウム 5mg コーンスターチ 9mg 次いで240gの錠剤にプレス成形した。
例 II 5−フエニル−3H−1,2−ジチオール−3−チオン−S
−オキシドを含有するカプセル剤 カプセル剤をカプセル剤1つあたり次の組成で製造し
た: 5−フエニル−3H−1,2−ジチオール−3−チオン−
S−オキシド 10mg ラクトース 65mg コーンスターチ 40mg 可溶性デンプン 4mg ステアリン酸マグネシウム 1mg 作用物質をラクトースおよびコーンスターチと混合し
た。生じた混合物を可溶性デンプンの15%水溶液で湿ら
せ、造粒した。湿つた材料を1.6mmの篩に通し、40℃で
乾燥し、引き続き1.0mmの篩を通した。この顆粒をステ
アリン酸マグネシウムと混合した後に、生じた混合物を
120mgの量でカプセル中に充填した。
例IIに記載した方法により、作用物質として5−(2
−メトキシフエニル)−3H−1,2−ジチオール−3−チ
オン−S−オキシドまたは5−(2−フルオロフエニ
ル)−3H−1,2−ジチオール−3−チオン−S−オキシ
ドを含有するカプセル剤を製造した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリー‐オデイール・クリステン フランス国パリ・アヴエニユー・マルセ ーユ 27 (72)発明者 パトリツク・ダンセツト フランス国パリ・リユ・バカリア 7 (72)発明者 ダニエル・ジヤスラン フランス国パリ・アレー・ダンドレジユ 2 (72)発明者 ダニエル・マンスイ フランス国パリ・リユ・ド・ヴオージラ ール 192 (72)発明者 アモール・サツシ テユニジア国ベニ・ハサン・パール・モ ナスチル・フアーラート・ハヒヤル 9

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬理学的有効量の、一般式I: [式中、 R1は水素原子、1〜2個の炭素原子を有するアルキル
    基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、
    トルフルオロメチル基、またはニトロ基を表わし、 R2は水素原子、ハロゲン原子、または低級アルコキシ基
    を表わすか または R1とR2とは隣接する炭素原子と結合しておりかつ一緒に
    なって1〜2個の炭素原子を有するアルキレンジオキシ
    基を表わす]で示される1,2−ジチオール−3−チオン
    −S−オキシド化合物と、常用の調剤学的助剤および/
    または担持剤とを含有する肝庇護用医薬。
  2. 【請求項2】肝庇護作用量の、請求項1記載の1,2−ジ
    チオール−3−チオン−S−オキシド化合物を、常用の
    調剤学的助剤および/または担持剤と一緒にして適当な
    薬剤の形にすることを特徴とする肝庇護用医薬の製造方
    法。
  3. 【請求項3】一般式I a: [式中、 R1′は1〜2個の炭素原子を有するアルキル基、低級
    アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、トリフル
    オロメチル基、またはニトロ基を表わし、 R2は水素原子、ハロゲン原子または低級アルコキシ基を
    表わすか、 または R1′とR2とは隣接する炭素原子と結合しておりかつ一
    緒になって1〜2個の炭素原子を有するアルキレンジオ
    キシを表わすが、R1′がアルキル基の場合、R2は水素
    原子ではない]で示される1,2−ジチオール−3−チオ
    ン−S−オキシド化合物。
  4. 【請求項4】一般式I a: [式中、 R1′は1〜2個の炭素原子を有するアルキル基、低級
    アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、トリフル
    オロメチル基またはニトロ基を表わし、 R2は水素原子、ハロゲン原子または低級アルコキシ基を
    表わすか、 または R1′とR2とは隣接する炭素原子と結合しておりかつ一
    緒になって1〜2個の炭素原子を有するアルキレンジオ
    キシを表わすが、R1′がアルキル基の場合、R2は水素
    原子ではない]で示される1,2−ジチオール−3−チオ
    ン−S−オキシド化合物の製造方法において、 一般式II a: [式中R1′とR2は前記のものを表わす]で示される1,
    2−ジチオール−3−チオン化合物を酸化することを特
    徴とする1,2−ジチオール−3−チオン−S−オキシド
    化合物の製造方法。
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