JP2604996Y2 - 自動車用灰皿 - Google Patents

自動車用灰皿

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JP2604996Y2
JP2604996Y2 JP1993056098U JP5609893U JP2604996Y2 JP 2604996 Y2 JP2604996 Y2 JP 2604996Y2 JP 1993056098 U JP1993056098 U JP 1993056098U JP 5609893 U JP5609893 U JP 5609893U JP 2604996 Y2 JP2604996 Y2 JP 2604996Y2
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義仁 川島
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インナーケースの取り
外し性等が向上する自動車用灰皿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、例えば自動車
のドア1のトリム2に取付ける灰皿3がある。該灰皿3
は、図7及び図8に示すように、上記トリム2内に埋設
したアウターケース4の爪穴4aにインナーケース5の
爪5aを上方から係合させて、該爪5aを支点にしてア
ウターケース4でインナーケース5を側方へ開閉自在に
回動支持している。
【0003】上記灰皿3は、インナーケース5のスプリ
ング6のスプリング突起部6aをアウターケース4のケ
ース突起部4bに当接させて、インナーケース5を全開
位置(図8の二点鎖線A参照)に保持するようになって
いる。そして、スプリング6を押下げ、スプリング突起
部6aをケース突起部4bから外してインナーケース5
をさらに開き、インナーケース5を持ち上げてアウター
ケース4から取り外し、吸い殻等を捨てることができ
る。
【0004】上記インナーケース5が全開位置Aに保持
された状態で、乗員の身体等が当たる等してインナーケ
ース5が開方向の負荷を受けたとき、スプリング6のス
プリング突起部6aがケース突起部4bから簡単に外れ
るようであれば、インナーケース5がアウターケース4
から脱落して、吸い殻等が車内に撒き散らされ、車両火
災の原因となるので危険である。
【0005】このため、上記スプリング6は、スプリン
グ突起部6aがある自由端部6bのたわみ量を組込み前
に大きくして、スプリング突起部6aがケース突起部4
bから簡単に外れないようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
プリング6の自由端部6bのたわみ量を大きくすると、
インナーケース5を取り外すとき、自由端部6bを押し
下げる押下げ力が強くなって取り外し性が悪くなる。ま
た、押し下げ時に自由端部6bを必要以上のストローク
で押し過ぎてスプリング6の耐久性が低下する。
【0007】そこで、本考案の目的は、インナーケース
の取り外し性及びスプリングの耐久性が向上する自動車
用灰皿を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、アウターケースにインナーケースが開閉
自在に回動支持され、上記インナーケースのスプリング
のスプリング突起部がアウターケースのケース突起部に
当接して、インナーケースが全開位置に保持される自動
車用灰皿において、上記スプリングは、上記インナーケ
ースの前壁内面のスリット部に差し込んで固定される差
込み部と、該差込み部の上端から後方に屈曲して、先端
には上方に突出して上記アウターケースのケース突起部
に当接するスプリング突起部を有する自由端部とで構成
され、上記差込み部には、上記インナーケースが全開位
置でさらに開方向の負荷を受けたときに、上記スリット
部の内面で押圧されて、自由端部を後方に屈曲移動させ
る屈曲移動支点が形成される一方、上記インナーケース
の後壁上端には、上記スプリングの自由端部が後方に屈
曲移動されたときに、上記スプリング突起部の下端が当
接するスプリングストッパー部が形成されていることを
特徴としている。
【0009】
【作用】本考案によれば、インナーケースのスリット部
に差し込んだ差込み部に屈曲移動支点を形成して、イン
ナーケースが全開位置でさらに開方向の負荷を受けたと
き、屈曲移動支点でスプリングの自由端部を後方に屈曲
移動させて、上方に突出したスプリング突起部の下端を
インナーケースの後壁上端のスプリングストッパー部に
当接させる。これにより、スプリングの自由端部が、ア
ウターケースのケース突起部とインナーケースのスプリ
ングストッパー部との間に挟み込まれてロックされるの
で、スプリング突起部がケース突起部から外れなくな
り、インナーケースがアウターケースから脱落しなくな
る。
【0010】上記のように、インナーケースが全開位置
でさらに開方向の負荷を受けたときにスプリングの自由
端部を自動的にロックできるから、自由端部のたわみ量
を大きくする必要がなくなるので、自由端部の押下げ力
を弱くできる。また、自由端部の押下げ力を弱くできる
から、押し下げ時に自由端部を必要以上のストロークで
押し過ぎるおそれがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図6以下の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図1に
示すように、インナーケース5の底壁5bの下面には、
アウターケース4の爪穴4aに上方から係合する爪5a
が形成され、該爪5aを支点にしてアウターケース4で
インナーケース5が開閉自在に回動支持されている。上
記インナーケース5の前壁5cの内面の下部には、上下
方向のスリット部5dが形成されている。
【0012】一方、スプリング8は、細幅のスプリング
板を略逆L字状に屈曲して形成され、下方に伸長する差
込み部8aは、上記インナーケース5のスリット部5d
に上方から差し込んで固定する。
【0013】また、後方に伸長する自由端部8bの先端
8cには上方に突出するスプリング突起部8dが形成さ
れ、該スプリング突起部8dは、上記インナーケース5
を開き回動させたときに、アウターケース4の上壁4c
の内面のケース突起部4bに当接して、インナーケース
5を全開位置Aに保持する(二点鎖線参照)。
【0014】そして、上記インナーケース5の全開位置
Aでスプリング8の自由端部8bを図2に示すように下
方に押し下げると(矢印U参照)、自由端部8bは、前
壁5cの内面に当接する第1屈曲部8eを支点にして押
し下げられ、スプリング突起部8dがケース突起部4b
から外れる(図2の実線参照)。その後、インナーケー
ス5をさらに開いてスプリング突起部8dがアウターケ
ース4の外部にでた後、インナーケース5を上方に持ち
上げると、爪5aが爪穴4aから抜け外れるので、イン
ナーケース5をアウターケース4から取り外すことがで
きる。
【0015】上記スプリング8の差込み部8aには、上
記インナーケース5が全開位置Aで開方向の負荷P(図
3及び図4参照)を受けたときに、スリット部5dの内
面で押圧される第2屈曲部8fを形成し、該第2屈曲部
8fを屈曲移動支点として、自由端部8bが後方に屈曲
移動されるようになる。
【0016】上記インナーケース5の後壁5eの内面の
上部には、図5にも示すように、インナーケース5の全
開位置Aでスプリング8の自由端部8bを下方に押し下
げたときに(図2参照)、スプリング8のスプリング突
起部8dがケース突起部4bから外れた時点で、スプリ
ング突起部8dの下端8cが当接する第1スプリングス
トッパー部5fが形成されている。
【0017】また、上記後壁5eの上端部には、全開位
置Aでインナーケース5がさらに開方向の負荷Pを受け
て、スプリング8の自由端部8bが後方に屈曲移動され
たときに、スプリング突起部8dの下端8cが当接する
第2スプリングストッパー部5gが形成されている。
【0018】上記構成であれば、インナーケース5を開
き回動させると、スプリング8のスプリング突起部8d
がアウターケース4のケース突起部4bに当接して、イ
ンナーケース5が全開位置Aに保持される。その後、ス
プリング8の自由端部8bを下方に押し下げると、自由
端部8bは第1屈曲部8eを支点として、スプリング突
起部8dがケース突起部4bから外れるので、インナー
ケース5をさらに開いて、インナーケース5をアウター
ケース4から取り外すことができる。
【0019】上記スプリング8の自由端部8bを下方に
押し下げたとき、スプリング突起部8dの下端8cがイ
ンナーケース5の第1スプリングストッパー部5fに当
接して、それ以上は押し下げられないので、自由端部8
cを必要以上のストロークで押し過ぎるおそれがなくな
り、スプリング8の耐久性が向上する。
【0020】次に、全開位置Aのインナーケース5に乗
員の身体が当たる等してインナーケース5が開き方向の
負荷Pを受けたとき、図3〜図4に示すように、差込み
部8aの第2屈曲部8fを屈曲移動支点として、自由端
部8bが後方に屈曲移動する。この屈曲移動により、ス
プリング突起部8dの下端8cがインナーケース5の第
2スプリングストッパー部5gに当接して、自由端部8
bがアウターケース4のケース突起部4bとインナーケ
ース5のスプリングストッパー部5gとの間に挟み込ま
れてロックされる(図4の状態)。
【0021】これにより、スプリング突起部8dがケー
ス突起部4bから外れなくなるので、インナーケース5
がアウターケース4から脱落しなくなる。したがって、
インナーケース5が全開位置Aでさらに開き方向の負荷
Pを受けたときには、スプリング8の自由端部8bを自
動的にロックできるから、従来のように、自由端部8b
のたわみ量を大きくして押下げ力を強くする必要がなく
なる。これにより、自由端部8bの押下げ力を弱くでき
るので、取り外し性が向上する。また、押し下げ時に自
由端部8bを必要以上のストロークで押し過ぎるおそれ
がなくなるので、上記第2スプリングストッパー部5f
と相俟って、スプリング8の耐久性も向上する。
【0022】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の自動車用灰皿は、インナーケースが全開位置でさらに
開方向の負荷を受けたとき、屈曲移動支点でスプリング
の自由端部を後方に屈曲移動させて、上方に突出させた
スプリング突起部の下端をインナーケースの後壁上端の
スプリングストッパー部に当接させるようにしたから、
スプリングの自由端部が自動的にロックされるので、ス
プリング突起部がケース突起部から外れなくなり、イン
ナーケースがアウターケースから脱落しなくなる。これ
により、自由端部のたわみ量を大きくする必要がなくな
るので、自由端部の押下げ力を弱くできて取り外し性が
向上するようになる。また、自由端部の押下げ力を弱く
できるから、押し下げ時に自由端部を必要以上のストロ
ークで押し過ぎるおそれがなくなるので、スプリングの
耐久性も向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の灰皿のインナーケース全閉時の断面
【図2】 インナーケース全開時の断面図
【図3】 インナーケースに負荷を受けた時の断面図
【図4】 スプリングの先端がインナーケースの第2ス
プリングストッパー部に当接した時の断面図
【図5】 インナーケースの斜視図
【図6】 灰皿を有する自動車用ドアーの正面図
【図7】 従来の灰皿の全開時の斜視図
【図8】 インナーケース全開時の断面図
【符号の説明】
3…灰皿、4…アウターケース、4b…ケース突起部、
5…インナーケース、5d…スリット部、5e…後壁、
5g…第2スプリングストッパー部、8…スプリング、
8a…差込み部、8b…自由端部、8c…下端、8d…
スプリング突起部、8f…第2屈曲部、A…全開位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/08 A24F 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターケースにインナーケースが開閉
    自在に回動支持され、上記インナーケースのスプリング
    のスプリング突起部がアウターケースのケース突起部に
    当接して、インナーケースが全開位置に保持される自動
    車用灰皿において、 上記スプリングは、上記インナーケースの前壁内面のス
    リット部に差し込んで固定される差込み部と、該差込み
    部の上端から後方に屈曲して、先端には上方に突出して
    上記アウターケースのケース突起部に当接するスプリン
    グ突起部を有する自由端部とで構成され、上記差込み部
    には、上記インナーケースが全開位置でさらに開方向の
    負荷を受けたときに、上記スリット部の内面で押圧され
    て、自由端部を後方に屈曲移動させる屈曲移動支点が形
    成される一方、上記インナーケースの後壁上端には、上
    記スプリングの自由端部が後方に屈曲移動されたとき
    に、上記スプリング突起部の下端が当接するスプリング
    ストッパー部が形成されていることを特徴とする自動車
    用灰皿。
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JP4140697B2 (ja) * 2002-10-03 2008-08-27 河西工業株式会社 車両用内装材
JP2010143262A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Calsonic Kansei Corp 車両用物入装置

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