JPH0211222Y2 - - Google Patents

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JPH0211222Y2
JPH0211222Y2 JP6927485U JP6927485U JPH0211222Y2 JP H0211222 Y2 JPH0211222 Y2 JP H0211222Y2 JP 6927485 U JP6927485 U JP 6927485U JP 6927485 U JP6927485 U JP 6927485U JP H0211222 Y2 JPH0211222 Y2 JP H0211222Y2
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JP
Japan
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ashtray
base
engaging
groove
main body
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JP6927485U
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JPS61185626U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鉄道車両、バス等に備えられる灰皿
に関する。
[従来の技術] 従来、鉄道車両、バス等に用いられる灰皿は、
盗難防止用のために第11図に示すような構造と
なつている。そこでは、車両に取付け固定される
ベース21と、該ベース21に取付けられる灰皿
本体22との固定および回転軸はビス23または
リベツト等で行なわれていた。
[考案が解決しようとする問題点] このため、部品点数が多くなり、組付工数がか
かるという問題があつた。
本考案は、盗難防止構造を維持したまま、部品
点数が少なくなり、構造を簡単化して簡単に組み
付けられる車両用灰皿を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] この目的に沿う本考案の車両用灰皿は、一対の
側壁と該側壁を連絡する後壁とを有するベース
に、側壁下部に後端が開放し前方に向つて延びる
前端が非開放の溝を設けるとともに、該溝より上
方の側壁に上方への動きは許すが前方への動きを
拘束する係合受部を設け、開閉自在の蓋を有する
ボツクスから成る灰皿本体に、側壁下部に前記溝
内に突入遊嵌する係合突起を設けるとともに、該
係合突起の上方に前記係合受部と係合可能な係合
部を設け、前記灰皿本体を、係合突起を溝に嵌入
させるとともに係合部を係合受部に係合させて、
前記ベースに装着したものから成る。
[作用] 上記のように構成された車両用灰皿において
は、灰皿本体をベースに装着するに際し、灰皿本
体を上下逆にして係合突起を後端から溝内に挿入
し、灰皿本体を上下方向に180度回転させて蓋を
上にしこの状態で係合部を係合受部に係合させて
ベースに固定する。
この装着においては、ビスやリベツトのかしめ
を用いる必要はなく、組付けに際しての部品点数
も少なく、組付けが簡単である。また、ベースが
車両に取付けられた状態では、灰皿本体はベース
から抜け外れ不能であるので、盗難防止にもなつ
ている。
[実施例] 以下に、本考案の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。
第1実施例 第1図および第2図は本考案の第1実施例を、
第3図ないし第5図はその組付け手順を示してい
る。
第1図および第2図に示すように、本考案の灰
皿は、車両に取付けられるベース1と、該ベース
1に取付けられる灰皿本体2とから成る。ベース
1は、互に間隔をおいて平行に延びる一対の側壁
3,3と該一対の側壁3,3を連絡する後壁4と
を有しており、上下および前方は開放されてい
る。
側壁3,3の下部には、内面に、後端が開放
し、前方に向つて延び、前端が閉じている溝5が
形成されている。また、側壁3,3の内面には、
溝5より上方の位置に係合受部6が設けられてい
る。係合受部6は、たとえば、ベース1の後壁4
近傍から前方に向つて延びる部分6aとその前端
から上方に折れ曲つて延びる部分6bとを有する
鈎状部材から成り、係合受部6と係合する後述の
係合部12を、上方の動きは許すが前方への動き
を拘束して支持することが可能となつている。ベ
ース1はその後壁4に設けられたビス孔7を介
し、ビスにより図示しない車両に固定される。
灰皿本体2は、開閉可能な蓋8を有するボツク
ス9から成る。灰皿本体2の左右方向の長さはベ
ース1の一対の側壁3,3間に収納可能の長さに
設定されている。灰皿本体2の左右の側壁10,
10、すなわちベース1の側壁3,3に対向する
側壁10,10には、外側に向つて突出するピン
から成る係合突起11,11が灰皿本体2に対し
て一体的に設けられている。係合突起11は、灰
皿本体2がベース1に正規の位置に装着されたと
きに、ベース1の溝5に対応する部分に設けられ
ており、装着時には溝5内に突入して前方に引い
ても溝5の前端にあたつて溝5から外れないよう
になつている。溝5の上下方向の巾は、係合突起
11の上下方向の厚みより大で、灰皿本体2は溝
5と係合突起11との遊嵌の隙間だけ上下方向に
ベース1に対して移動させることが可能である。
灰皿本体2の側壁10,10には、灰皿本体2
をベース1に装着したときにベース1の係合受部
6に対応する位置に係合部12が一体的に設けら
れている。係合部12は、灰皿本体2をベース1
の正規の位置に装着したときに、部分6aの上端
面と部分6bの後端面とのコーナに対応する、側
壁10,10面に設けられており、係合部12が
係合受部6に係合したときには灰皿本体2はベー
ス1に対して上方向には移動可能であるが、前方
には移動不能となる位置関係にある。
上記のように構成された灰皿本体2は、ベース
1に第3図ないし第5図に示すようにして装着さ
れる。
まず、第3図に示すように、灰皿本体2を上下
逆にして、すなわち係合突起11が上になるよう
にして、灰皿本体2の係合突起11を、ベース1
の後端から前方に向つてすなわち矢印A方向に、
溝5内に挿入する。溝5の後端は開方しているの
で係合突起11は溝5内に入ることができ、前方
に移つて溝5の前端の壁にあたつて停止する。こ
の状態で、ベース1は車両に組付けられる。
つぎに、第4図に示すように、矢印Bの方向に
灰皿本体2を180度回転させて、蓋8が上方にく
る位置にもつてくる。このとき灰皿本体2を上方
に引上げ、係合突起11が溝5内で上の位置にく
るようにし、係合部12をして係合受部6の鈎状
部分6bをのりこえさせる。
続いて、第5図に示すように、灰皿方体2を下
方向に、すなわち矢印C方向に移動させ、灰皿本
体2の係合部12を、ベース1の係合受部6に係
合させる。このとき係合突起11は溝5内を下方
に動いて溝5内の下限位置近く迄移動する。係合
部12は係合受部6の部分6aと係合して上下方
向に支持され、かつ部分6bによつて前方への動
きを拘束される。後方への動きは、ベース1の後
壁4によつて拘束される。
上記装着構造においては、灰皿本体2のベース
1への装着および回転機構に、ビスやかしめを要
するリベツトを用いておらず、組付時の部品点数
が少なく、組付は容易である。中の吸穀等を捨て
る際には、灰皿本体2を上方に持ち上げて第4図
の状態とし、さらに前方に引くと係合突起11を
支点として下方に回転して第3図の状態となり、
中の吸穀を捨てることができる。なお、灰皿本体
2は、該灰皿本体2がベース1とともに車両に取
付けられた状態では、後方に動かすと車両のベー
ス1取付面と干渉するので、車両およびベース1
から取外せば、盗難防止は維持されている。
第2実施例 第6図および第7図は本考案の第2実施例を示
しており、第8図ないし第10図はその組付け手
順を示している。第2実施例は、第1実施例の灰
皿機構に、灰皿本体のベース装着時に灰皿本体が
浮上らないように下方に付勢するばね機構を付加
したものから成り、他の部分は第1実施例に準じ
るので、準じる部分に第1実施例と同一の符号を
付し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
第6図および第7図において、ベース1の後壁
4には板ばねから成るスプリング13が組付けら
れている。スプリング13は上端で後壁4に固定
され、そこから斜め前方下方に延びる部分13a
と部分13aにつながつてそこから折れ曲つて斜
め後方下方に延びる部分13bとを有している。
灰皿本体2の後壁14には、前後を逆にして示
した第7図に示すように、スプリング13に対応
する位置に灰皿後方(第7図のように前後逆にし
て示したものでは図の前方)に向つて山形状に突
出する凸部15が形成されている。凸部15は、
上半分に上から下に向つて斜め後方下方に延びる
面15aを有している。
灰皿本体2は、ベース1に第8図ないし第10
図の手順にしたがつて組付けられる。
まず、第8図に示すように、灰皿本体2を上下
逆にして、係合突起11を溝5内にA方向に挿入
する。
続いて、第9図に示すように灰皿本体2をB方
向に回転させて、蓋8が上にくる位置にもつてく
る。このとき凸部15はスプリング13を押すの
で、スプリング13は後方に逃げる。
続いて、第10図に示すように、灰皿本体2を
C方向に下降させて係合部12を係合受部6に係
合させる。このときスプリング13は弾発力で復
元しようとし、部分13bで凸部15の部分15
aを下方かつ前方に押しつける。これによつて、
灰皿本体2は下方に押され、浮上りが防止される
とともに、ガタつきがなくなる。
その他の、部品点数の削減、組付け容易、盗難
防止に係る作用効果は第1実施例に準じる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の車両用灰皿によ
るときは、ベースに溝と係合受部を設け、灰皿本
体に係合突起と係合部を設けて、これらを係合さ
せることにより灰皿本体をベースに装着するよう
にしたので、灰皿本体のベースへの連結において
締付けを要するビスやかしめを要するリベツトを
用いる必要はなく、部品点数を削減でき、それを
通して組付け工数の軽減と組付けの容易化をはか
ることができる。また、灰皿本体を装着したベー
スを車両に取付けることにより、灰皿本体はベー
から抜外れ不能となるので、盗難防止も維持され
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る車両用灰皿
のベースの斜視図、第2図は第1実施例に係る車
両用灰皿の灰皿本体の斜視図、第3図、第4図、
第5図は、第2図の灰皿本体を第1図のベースに
装着する手順を示す断面図、第6図は本考案の第
2実施例に係る車両用灰皿のベースの斜視図、第
7図は第2実施例に係る車両用灰皿の灰皿本体の
前後を逆にして示した斜視図、第8図、第9図、
第10図は、第7図の灰皿本体を第6図のベース
に装着する手順を示す断面図、第11図は従来の
車両用灰皿の斜視図、である。 1……ベース、2……灰皿本体、3……側壁、
4……後壁、5……溝、6……係合受部、8……
蓋、9……ボツクス、10……側壁、11……係
合突起、12……係合部、13……スプリング、
14……後壁、15……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の側壁と該側壁を連絡する後壁とを有する
    ベースに、側壁下部に後端が開放し前方に向つて
    延びる前端が非開放の溝を設けるとともに、該溝
    より上方の側壁に上方への動きは許すが前方への
    動きを拘束する係合受部を設け、開閉自在の蓋を
    有するボツクスから成る灰皿本体に、側壁下部に
    前記溝内に突入遊嵌する係合突起を設けるととも
    に、該係合突起の上方に前記係合受部と係合可能
    な係合部を設け、前記灰皿本体を、係合突起を溝
    に嵌入させるとともに係合部を係合受部に係合さ
    せて、前記ベースに装着したことを特徴とする車
    両用灰皿。
JP6927485U 1985-05-13 1985-05-13 Expired JPH0211222Y2 (ja)

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JP6927485U JPH0211222Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

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JPS61185626U JPS61185626U (ja) 1986-11-19
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