JP3671662B2 - 自動車用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造 - Google Patents
自動車用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のフロントドアサッシュの前側辺に装着されて、フロントドアウィンドウパネルの車外側への吸い出しを規制する自動車用ドアサッシュのガラスホルダーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は本発明の対象とするフロントドアの略示的側面図を示すもので、ドア本体Dのウエスト部に立設したドアサッシュ1の後傾した前側辺の上部位置にガラスホルダーHを装着してあり、車両走行時にドアウィンドウパネルW・Pの外面付近に生じる走行負圧によって該ドアウィンドウパネルW・Pが車外側へ吸い出されて移動するのを、このガラスホルダーHによって規制できるようにしてある。
【0003】
図4はこのようなガラスホルダーHの従来の取付構造を示すもので、ドアサッシュ1は車外側のサッシュ側部と、サッシュ内周部とが開放されたグラスラン嵌着溝2を形成してあると共に、外周部にウェザーストリップ嵌着溝3を形成してある。
【0004】
ドアグラスラン6は前記グラスラン嵌着溝2に嵌挿して、該グラスラン嵌着溝2の内周側の溝縁部に形成した外側顎部4と、該グラスラン嵌着溝2の内周側の溝縁部に形成した内側顎部5とに係着固定してあり、ドアウィンドウパネルW・Pの全閉時にその周縁部に該周縁部を包み込むように密接する中空のメインリップ6aと、ドアウィンドウパネルW・Pの周縁部内面に密接するサブリップ6bとを備えている。
【0005】
ドアウェザーストリップ7は前記ウェザーストリップ嵌着溝3に嵌着すると共に、車外側の端縁部を前記外側顎部4に廻り込んで係着してドアサッシュ1の外周面を全体的に被覆してあり、ドア閉時に車体開口縁部8の内奥部に密接する中空のメインリップ7aと、該車体開口縁部8の外縁部近傍に密接するサブリップ7bとを備えている。
【0006】
ガラスホルダーHは前記グラスラン嵌着溝2にドアグラスラン6を嵌着する前工程で該グラスラン嵌着溝2に取付けられる。
【0007】
ガラスホルダーHは、例えばばね鋼板によりグラスラン嵌着溝2の内面形状に略沿って該内面形状よりもやや小さく形成したベースプレート10と、該ベースプレート10の一端部に前記グラスラン嵌着溝2の外側顎部4よりも外方へ張り出して延設したホルダー芯部11と、該ホルダー芯部11の端部を被覆して一体成形したゴム,合成樹脂等の弾性材からなるホルダー本体12とを備えている。
【0008】
このガラスホルダーHは前記ベースプレート10をドアサッシュ1の前側辺の上部位置でグラスラン嵌着溝2に挿入し、該ベースプレート10をグラスラン嵌着溝2の溝上面にビス13により締結して固定してあって、車両走行時にドアウィンドウパネルW・Pの外面付近に発生する走行負圧により該ドアウィンドウパネルW・Pが車外側方向へ吸引力を受けた場合に、該ドアウィンドウパネルW・Pがホルダー本体12に当接することによって車外側への移動、即ち、吸い出しを規制するものである。
【0009】
この類似構造は、例えば実開昭59−49518号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ガラスホルダーHの装着に際しては、前記ベースプレート10をグラスラン嵌着溝2に挿入し、該ベースプレート10に設けたビス挿入孔14をドアサッシュ1に形成したねじ孔15に照合して、該ガラスホルダーHを手で押えた状態でビス13をねじ込み作業する必要があって作業性が悪く、コスト的に不利となってしまうことは否めない。
【0011】
そこで、本発明はガラスホルダーをドアサッシュのグラスラン嵌着溝に、ベースプレートを嵌着するだけの所謂ワンタッチで固定することができ、作業工数および部品点数を削減できてコストダウンに大きく寄与することができる自動車用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車外側のサッシュ側部と、サッシュ内周部とが開放されたグラスラン嵌着溝を備えたドアサッシュの後傾した前側辺の上部位置で、前記グラスラン嵌着溝に挿入して固定したベースプレートと、グラスラン嵌着溝の外周側の溝縁部に形成された外側顎部よりも外方へ張り出してベースプレートに延設されたホルダー芯部と、該ホルダー芯部の端部を被覆して一体成形され、ドアウィンドウパネルの吸い出し方向の移動に対して該ドアウィンドウパネル面に弾接して移動規制する弾性材からなるホルダー本体とを備えたガラスホルダーを装着した構造において、前記ベースプレートは、一端部に延設したホルダー芯部を備えてグラスラン嵌着溝の溝上面に当接する上片と、該上片に連設されてグラスラン嵌着溝の溝側面に当接する側片とを備え、前記上片には上方へ突出するばね片を切起し成形してあると共に、自由状態で上片と側片との開き角度をグラスラン嵌着溝の溝上面と溝側面との開き角度よりも大きく形成し、ベースプレートを前記上片と側片とを内側へ弾性変形させた状態でグラスラン嵌着溝に嵌着して、該側片をグラスラン嵌着溝の溝側面に弾接させると共に、上片のばね片をグラスラン嵌着溝の溝上面に設けた係着孔にばね作用によりくぐり抜けさせて落し込み係合して、該ベースプレートを自体の弾性により該グラスラン嵌着溝の内面形状に略沿って弾接係合して固定したことを特徴としている。
【0014】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載のばね片を、その切起し基部がベースプレートの上片と側片との連設部側となり、端末部が係着孔の外側寄りの孔内面に係止するように切起し形成したことを特徴としている。
【0015】
請求項3の発明にあっては、請求項1,2に記載のベースプレートの側片の端部には、グラスラン嵌着溝の内周側の溝縁部に形成された内側顎部と側面視してオーバーラップする延設部を設けたことを特徴としている。
【0016】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載のドアサッシュは、その外周面を覆って嵌装したドアウェザーストリップを備えていて、該ドアウェザーストリップの前記グラスラン嵌着溝の外側顎部に廻り込んで係着した端縁部には、ガラスホルダーのホルダー芯部の基部とホルダー本体の上端部が係合する切欠部を設けたことを特徴としている。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ガラスホルダーのベースプレートは自由状態でグラスラン嵌着溝の内面形状よりも広がりをもった形状に形成してあって、該ガラスホルダーの取付けに際しては前記ベースプレートを縮形した状態に弾性変形させてグラスラン嵌着溝に挿入し、そして、緊縮力を解除することによりベースプレートが自体の弾性によりグラスラン嵌着溝の内面形状に略沿って弾接係合して固定されるから、ベースプレートをグラスラン嵌着溝へ挿入,嵌着するだけのワンタッチでガラスホルダーの取付けを行える。
【0018】
従って作業工数を軽減できると共にビスやクリップ等の専用の止着部材を不要として部品点数を削減することができるため、コストダウンに大きく寄与することができる。
【0019】
また、ベースプレート自体の弾性によってグラスラン嵌着溝の内面形状に略沿って弾接係合しているので、ガラスホルダーのガタツキを防止することができる。
【0020】
特に、前記ベースプレートを上片と該上片に連設した側片とからなる単純形状に構成し、自由状態で上片と側片との開き角度をグラスラン嵌着溝の溝上面と溝側面との開き角度よりも大きく形成することによって上片と側片とにばね性を付与してグラスラン嵌着溝の内面形状よりも広がりをもった形状に形成してある一方、上片にはその上方に突出してグラスラン嵌着溝の溝上面に設けた係着孔に落ち込み係合するばね片を形成してあるから、該ばね片と係着溝との係合によってガラスホルダーを位置ずれを生起することなく固定でき、しかも、上片と側片とのばね作用によってベースプレートがグラスラン嵌着溝の溝上面と溝側面とに圧着すると共に、ばね片を係着孔縁に圧接させて該係着孔縁からの外れを防止することができ、ガラスホルダーを確実に固定することができる。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、ベースプレートのグラスラン嵌着溝への挿入時にばね片が係着孔縁に引掛かりを生じることなくスムーズに挿入でき、ばね片が係着孔へ落ち込み係合した後は、該ばね片の端末が係着孔の外側寄りの孔内面に係止して車外側方向への外力に対して抜け止め作用が得られる。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、ベースプレートの側片の端部に設けた延設部が、側面視してグラスラン嵌着溝の内側顎部とオーバーラップして配置されるため、ホルダー本体に外側上方へ持ち上げ方向に外力が作用した場合に、前記延設部がグラスラン嵌着溝の内側顎部に係合してガラスホルダーがグラスラン嵌着溝から外れるのを防止することができる。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、ドアウェザーストリップの端縁部に設けた切欠部にガラスホルダーのホルダー芯部の基部とホルダー本体の上端部とが係合するようになっているので、ガラスホルダーの取付け時に該切欠部を取付け位置の目安とすることができると共に、該切欠部に前記ホルダー芯部の基部およびホルダー本体の上端部を係合することによってガラスホルダーの位置決めを行え、取付作業性をより一層向上することができる。
【0024】
また、切欠部とホルダー芯材の基部およびホルダー本体の上端部との係合によって、ガラスホルダーのガタツキ防止を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0026】
図1,2において、ドアサッシュ1には車外側のサッシュ側部と、サッシュ内周部とが開放されたグラスラン嵌着溝2を形成してあると共に、外周部にウェザーストリップ嵌着溝3を形成してある点、グラスラン嵌着溝2にはドアグラスラン6を嵌挿して該グラスラン嵌着溝2の外側顎部4と内側顎部5とに係着固定してある点、ウェザーストリップ嵌着溝3にはドアウェザーストリップ7を嵌着すると共に該ドアウェザーストリップ7の車外側の端縁部をグラスラン嵌着溝2の外側顎部4に廻り込んで係着して、該ドアウェザーストリップ7によりドアサッシュ1の外周面を全体的に被覆してある点、および、ドアサッシュ1の前側辺の上部位置には、ドアグラスラン6を装着する前に予めグラスラン嵌着溝2にガラスホルダーHを挿入して固定してある点、等の基本的構成は前記従来と同様である。
【0027】
ここで、ガラスホルダーHは前記グラスラン嵌着溝2に嵌着される例えばばね鋼板からなるベースプレート20と、該ベースプレート20の一端部にグラスラン嵌着溝2の外側顎部4よりも外方へ張り出して延設したホルダー芯部21と、該ホルダー芯部21の端部を被覆して一体成形したゴム,合成樹脂等の弾性材からなるホルダー本体22とを備えていて、前記ベースプレート20は自由状態でグラスラン嵌着溝2の内面形状よりも広がりをもった形状に形成してあり、該ベースプレート20を縮形した状態に弾性変形させて前記グラスラン嵌着溝2に挿入し、緊縮力を解除することにより自体の弾性でグラスラン嵌着溝2の内面形状に略沿って弾接係合して固定してある。
【0028】
具体的には、前記ベースプレート20はグラスラン嵌着溝2の溝上面に当接する上片20aと、該上片20aに連設されてグラスラン嵌着溝2の溝側面に当接する側片22とを備えていて、自由状態でこれら上片20aと側片20bとの開き角度をグラスラン嵌着溝2の溝上面と溝側面との開き角度よりも大きく形成してある。
【0029】
ホルダー芯部21は前記ベースプレート20の上片20aの一端部に延設してあって、上片20aおよびホルダー芯部21の連設基部はグラスラン嵌着溝2の溝上面と外側顎部4の内面形状に合わせて形成してある。
【0030】
ベースプレート20の上片20aにはその上方へ突出してグラスラン嵌着溝2の溝上面に設けた係着孔25に落ち込み係合するばね片23を切起し形成してある。
【0031】
ばね片23はその切起し基部が上片20aと側片20bとの連設部側となり、端末部が係着孔25の外側寄りの孔内面に係止するようにしてある。
【0032】
他方、ベースプレート20の側片20bはグラスラン嵌着溝2の溝側面の凹凸形状に略沿って凹凸成形してあり、該側片20bの端部にはガラスホルダーHの取付状態でグラスラン嵌着溝2の内側顎部5と側面視してオーバーラップする延設部24を設けてある。
【0033】
従って、この実施形態ではガラスホルダーHは、ベースプレート20をその上片20aと側片20bとを内側へ弾性変形させた状態でグラスラン嵌着溝2へ挿入し、そして、緊縮力を解除してベースプレート20をグラスラン嵌着溝2の溝上面と溝側面とに圧着させることにより、ばね片23を係着溝25に落し込み係合させて固定され、ホルダー芯部21に設けたホルダー本体22がドアウィンドウパネルW・Pの車外側への吸い出し方向の移動に対して、該ドアウィンドウパネルW・P面に当接して移動規制する配置位置となる。
【0034】
ガラスホルダーHのグラスラン嵌着溝2への嵌着作業には前述のようにベースプレート20の上片20aと側片20bの内側への弾性変形作業が伴うが、実際には側片20bの延設部24をグラスラン嵌着溝2の溝側面と内側顎部5との間に車外側から斜め方向に差し込み、延設部24端を支点にホルダー本体22の外側から外力を加えることで側片20bと上片20aとが内側へ撓み変形するから、その状態で前記延設部24端を支点としてガラスホルダーHをグラスラン嵌着溝2内へ回転させるように押し込むことによって、ベースプレート20を該グラスラン嵌着溝2内に容易に嵌着することができる。
【0035】
この時、ベースプレート20の上片20aのばね片23は、その切起し基部が上片20aと側片20bとの連設部側となるようにして切起し形成してあるから、前記ベースプレート20の回転押し込み挿入時にばね片23が係着孔25縁に引掛かることなくスムーズに挿入でき、ばね片23の係着孔25への落ち込み係合後は、該ばね片23の端末が係着孔25の外側寄りの孔内面に係止して車外側方向への外力に対して抜け止め作用が得られる。
【0036】
また、この実施形態では前述のドアウェザーストリップ7の前記グラスラン嵌着溝2の外側顎部4に廻り込んで係着した端縁部には、ガラスホルダーHのホルダー芯部21の基部とホルダー本体22の上端部が係合する切欠部26を設けてある。
【0037】
以上の実施形態の構造によれば、ガラスホルダーHのベースプレート20は上片20aと該上片20aに連設した側片20bとからなる単純形状に構成してあって、自由状態でグラスラン嵌着溝2の内面形状よりも広がりをもつように上片20aと側片20bとの開き角度をグラスラン嵌着溝2の溝上面と溝側面との開き角度よりも大きく形成して上片20aと側片20bとにばね性を付与してあり、これら上片20aと側片20bとを内側へ弾性変形させてベースプレート20をグラスラン嵌着溝2に挿入し、そして、緊縮力を解除することによりベースプレート20の上片20aと側片20bが自体の弾性によりグラスラン嵌着溝20の溝上面および溝側面に略沿って弾接係合して固定されるから、ベースプレート20をグラスラン嵌着溝2へ挿入,嵌着するだけのワンタッチでガラスホルダーHの取付けを行えることができる。
【0038】
従って、作業工数を軽減できると共にビスやクリップ等の専用の止着部材を不要として部品点数を削減することができるため、コストダウンに大きく寄与することができる。
【0039】
また、ベースプレート20自体の弾性によってグラスラン嵌着溝2の内面形状に略沿って弾接係合しているので、ガラスホルダーHのガタツキを防止することができる。
【0040】
ここで、特に本実施形態では前記ベースプレート20の上片20aには上方に突出してグラスラン嵌着溝2の溝上面の係着溝25に落ち込み係合するばね片23を形成してあるから、該ばね片23と係着孔25との係合によってガラスホルダーHが位置ずれを生じることがなく、また、上片20aと側片20bとのばね作用によってばね片23を係着孔25縁に圧接させて該係着孔25縁からの外れを防止できるため、ガラスホルダーHの固定を確実に行うことができる。
【0041】
しかも、このばね片23はその切起し基部が上片20aと側片20bとの連設部側となるように切起し形成してあるから、前記ベースプレート20のグラスラン嵌着溝2への挿入時にばね片23が係着孔25縁に引掛かることなくスムーズに挿入でき、ばね片23の係着溝25への落ち込み係合後は、該ばね片23の端末が係着孔25の外側寄りの孔内面に係止して車外側方向への外力に対して抜け止め作用が得られて、外れ防止効果を高めることができる。
【0042】
また、ベースプレート20の側片20bの端部に設けた延設部24は、側面視してグラスラン嵌着溝2の内側顎部5とオーバーラップしているため、ホルダー本体22に外側上方へ持ち上げ方向に外力が作用した場合に、該延設部24が前記内側顎部5に係合してガラスホルダーHの外れ防止効果をより一層高めることができる。
【0043】
更に、ドアウェザーストリップ7の端縁部に設けた切欠部26にガラスホルダーHのホルダー芯部21の基部とホルダー本体22の上端部とが係合するようになっているため、ガラスホルダーHの取付け時に該切欠部26を取付け位置の目安とすることができると共に、該切欠部26にホルダー芯部21の基部およびホルダー本体22の上端部を係合することによってガラスホルダーHの位置決めを行え、取付作業をより一層向上することができる。
【0044】
また、この切欠部26とホルダー芯部21の基部およびホルダー本体22の上端部との係合によって、ガラスホルダーHのガタツキ防止効果をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図3のA−A線に沿う断面図。
【図2】本発明の実施形態の分解斜視図。
【図3】本発明の対象とする自動車用ドアの側面図。
【図4】従来の構造を示す図1と同様の断面図。
【符号の説明】
1 ドアサッシュ
2 グラスラン嵌着溝
4 外側顎部
5 内側顎部
7 ドアウェザーストリップ
W・P ドアウィンドウパネル
H ガラスホルダー
20 ベースプレート
20a 上片
20b 側片
21 ホルダー芯部
22 ホルダー本体
23 ばね片
24 延設部
25 係着孔
26 切欠部
Claims (4)
- 車外側のサッシュ側部と、サッシュ内周部とが開放されたグラスラン嵌着溝を備えたドアサッシュの後傾した前側辺の上部位置で、前記グラスラン嵌着溝に挿入して固定したベースプレートと、グラスラン嵌着溝の外周側の溝縁部に形成された外側顎部よりも外方へ張り出してベースプレートに延設されたホルダー芯部と、該ホルダー芯部の端部を被覆して一体成形され、ドアウィンドウパネルの吸い出し方向の移動に対して該ドアウィンドウパネル面に弾接して移動規制する弾性材からなるホルダー本体とを備えたガラスホルダーを装着した構造において、前記ベースプレートは一端部に延設したホルダー芯部を備えてグラスラン嵌着溝の溝上面に当接する上片と、該上片に連設されてグラスラン嵌着溝の溝側面に当接する側片とを備え、前記上片には上方へ突出するばね片を切起し成形してあると共に、自由状態で上片と側片との開き角度をグラスラン嵌着溝の溝上面と溝側面との開き角度よりも大きく形成し、ベースプレートを前記上片と側片とを内側へ弾性変形させた状態でグラスラン嵌着溝に嵌着して、該側片をグラスラン嵌着溝の溝側面に弾接させると共に、上片のばね片をグラスラン嵌着溝の溝上面に設けた係着孔にばね作用によりくぐり抜けさせて落し込み係合して、該ベースプレートを自体の弾性により該グラスラン嵌着溝の内面形状に略沿って弾接係合して固定したことを特徴とする自動車用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造。
- ばね片はその切起し基部がベースプレートの上片と側片との連設部側となり、端末部が係着孔の外側寄りの孔内面に係止するように切起し形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動者用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造。
- ベースプレートの側片の端部には、グラスラン嵌着溝の内周側の溝縁部に形成された内側顎部と側面視してオーバーラップする延設部を設けたことを特徴とする請求項1,2に記載の自動車用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造。
- ドアサッシュはその外周面を覆って嵌装したドアウェザーストリップを備えていて、該ドアウェザーストリップの前記グラスラン嵌着溝の外側顎部に廻り込んで係着した端縁部には、ガラスホルダーのホルダー芯部の基部とホルダー本体の上端部が係合する切欠部を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車用ドアサッシュのガラスホルダー取付構造。
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