JP2524723B2 - 車輌用冷房装置のコンプレツサ制御装置 - Google Patents
車輌用冷房装置のコンプレツサ制御装置Info
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- JP2524723B2 JP2524723B2 JP61312964A JP31296486A JP2524723B2 JP 2524723 B2 JP2524723 B2 JP 2524723B2 JP 61312964 A JP61312964 A JP 61312964A JP 31296486 A JP31296486 A JP 31296486A JP 2524723 B2 JP2524723 B2 JP 2524723B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- vehicle speed
- engine
- value
- vehicle
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
- B60H1/3205—Control means therefor
- B60H1/3208—Vehicle drive related control of the compressor drive means, e.g. for fuel saving purposes
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
本発明は、エンジン負荷と車速とに基づいて車輛用冷
房装置のコンプレッサの停止領域を設定し、エンジン運
転領域が上記コンプレッサ停止領域にあるとき、エンジ
ンを駆動源とする上記コンプレッサの作動を停止させ、
コンプレッサ駆動によってエンジンに加わる負荷を解除
して加速性能を向上させると共に、コンプレッサの駆動
停止に伴う冷房の効きの悪化を防止する車輛用冷房装置
のコンプレッサ制御装置に関する。
房装置のコンプレッサの停止領域を設定し、エンジン運
転領域が上記コンプレッサ停止領域にあるとき、エンジ
ンを駆動源とする上記コンプレッサの作動を停止させ、
コンプレッサ駆動によってエンジンに加わる負荷を解除
して加速性能を向上させると共に、コンプレッサの駆動
停止に伴う冷房の効きの悪化を防止する車輛用冷房装置
のコンプレッサ制御装置に関する。
従来のこの種のコンプレッサ制御装置として、例えば
特開昭49−102029号公報に開示されているように、車輛
のアクセルペダルの踏込み量を検出し、この踏込み量が
所定値以上に達したときにコンプレッサの負荷を解除す
る制御装置、あるいは特開昭52−99530号公報に開示さ
れているように、エンジンの吸入管圧力を検出し、この
圧力が所定値以上に達したときにコンプレッサの負荷を
解除するような制御装置などが知られている。 上記のような従来の車輛用冷房装置のコンプレッサ制
御装置では、エンジンの負荷状態を判定するための条件
が所定の負荷以上の高い負荷状態で一律に設定されるよ
うになっているので、車輛の運転状態にかかわらず常に
所定の吸入管圧力を停止することになり、走行性能と冷
房性能を充分に両立させることができないという問題が
あった。 これに対処するに、実願昭50−148666号のマイクロフ
ィルム（実開昭52−61041号）には、アクセル開度すな
わちエンジン負荷が所定値以上で、且つ車速が設定値以
下のときに、エアコンスイッチに直列接続するリレーを
OFFしてエアコンスイッチのONに拘らず車輛用冷房装置
のコンプレッサの電磁クラッチの励磁コイルを非通電と
し、エンジンとコンプレッサとを開放してコンプレッサ
の作動を停止することで、急速発進や登坂時等に車輛の
駆動力を多く必要とする時にコンプレッサの駆動を停止
させて動力性能を向上し、車速が大きくなればエンジン
負荷に拘らずエエコンを作動させて車内の温度変化をほ
ぼ一定に維持する技術が開示されている。
特開昭49−102029号公報に開示されているように、車輛
のアクセルペダルの踏込み量を検出し、この踏込み量が
所定値以上に達したときにコンプレッサの負荷を解除す
る制御装置、あるいは特開昭52−99530号公報に開示さ
れているように、エンジンの吸入管圧力を検出し、この
圧力が所定値以上に達したときにコンプレッサの負荷を
解除するような制御装置などが知られている。 上記のような従来の車輛用冷房装置のコンプレッサ制
御装置では、エンジンの負荷状態を判定するための条件
が所定の負荷以上の高い負荷状態で一律に設定されるよ
うになっているので、車輛の運転状態にかかわらず常に
所定の吸入管圧力を停止することになり、走行性能と冷
房性能を充分に両立させることができないという問題が
あった。 これに対処するに、実願昭50−148666号のマイクロフ
ィルム（実開昭52−61041号）には、アクセル開度すな
わちエンジン負荷が所定値以上で、且つ車速が設定値以
下のときに、エアコンスイッチに直列接続するリレーを
OFFしてエアコンスイッチのONに拘らず車輛用冷房装置
のコンプレッサの電磁クラッチの励磁コイルを非通電と
し、エンジンとコンプレッサとを開放してコンプレッサ
の作動を停止することで、急速発進や登坂時等に車輛の
駆動力を多く必要とする時にコンプレッサの駆動を停止
させて動力性能を向上し、車速が大きくなればエンジン
負荷に拘らずエエコンを作動させて車内の温度変化をほ
ぼ一定に維持する技術が開示されている。
しかし、上記先行例では、単にエンジン負荷が所定値
以上で、且つ車速が設定値以下のときに、一律にコンプ
レッサの作動を停止するため、車輛発進加速時の発進性
能の向上は期待できるものの、設定車速以下での発進時
以降は、一義的な設定値によりコンプレッサ停止領域が
設定されてしまい、不必要な領域においてもコンプレッ
サが停止されてしまう不都合がある。 また、設定車速以上ではエンジン負荷に拘らずコンプ
レッサが停止されないので、設定車速以上での加速等に
よるエンジン高出力要求時、コンプレッサは作動したま
まとなり、加速性能を向上し得ない。特に低出力エンジ
ン搭載車輛にあっては、コンプレッサ駆動に伴うエンジ
ン負荷により加速性能の悪化が顕著となる。 本発明は上記事情に鑑み、特に駆動力を必要とする発
進加速時にはコンプレッサ停止領域を低負荷側に拡大し
て発進性能を向上すると共に、車速の上昇に応じコンプ
レッサ停止領域を縮小してコンプレッサの停止を必要最
低限として冷房の効きの悪化を改善することが可能な車
輛用冷房装置のコンプレッサ制御装置を提供することを
目的とする。
以上で、且つ車速が設定値以下のときに、一律にコンプ
レッサの作動を停止するため、車輛発進加速時の発進性
能の向上は期待できるものの、設定車速以下での発進時
以降は、一義的な設定値によりコンプレッサ停止領域が
設定されてしまい、不必要な領域においてもコンプレッ
サが停止されてしまう不都合がある。 また、設定車速以上ではエンジン負荷に拘らずコンプ
レッサが停止されないので、設定車速以上での加速等に
よるエンジン高出力要求時、コンプレッサは作動したま
まとなり、加速性能を向上し得ない。特に低出力エンジ
ン搭載車輛にあっては、コンプレッサ駆動に伴うエンジ
ン負荷により加速性能の悪化が顕著となる。 本発明は上記事情に鑑み、特に駆動力を必要とする発
進加速時にはコンプレッサ停止領域を低負荷側に拡大し
て発進性能を向上すると共に、車速の上昇に応じコンプ
レッサ停止領域を縮小してコンプレッサの停止を必要最
低限として冷房の効きの悪化を改善することが可能な車
輛用冷房装置のコンプレッサ制御装置を提供することを
目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、エンジン負荷と車
速とに基づいて車輛用冷房装置のコンプレッサの停止領
域を設定し、エンジン運転領域が上記コンプレッサ停止
領域にあるとき、エンジンを駆動源とする上記コンプレ
ッサの作動を停止させ、コンプレッサ駆動によってエン
ジンに加わる負荷を解除する車輛用冷房装置のコンプレ
ッサ制御装置において、エンジン負荷によりコンプレッ
サの停止領域を判定するための判定値を、車速が設定値
以上のときには一定の高負荷側の値に設定し、車速が設
定値以下のときには、車速が低いほど低い値に設定する
判定値設定手段と、検出したエンジン負荷と上記判定値
とを比較し、このエンジン負荷が上記判定値以上のと
き、上記コンプレッサの作動を停止させるコンプレッサ
停止判定手段とを備えたことを特徴とする。
速とに基づいて車輛用冷房装置のコンプレッサの停止領
域を設定し、エンジン運転領域が上記コンプレッサ停止
領域にあるとき、エンジンを駆動源とする上記コンプレ
ッサの作動を停止させ、コンプレッサ駆動によってエン
ジンに加わる負荷を解除する車輛用冷房装置のコンプレ
ッサ制御装置において、エンジン負荷によりコンプレッ
サの停止領域を判定するための判定値を、車速が設定値
以上のときには一定の高負荷側の値に設定し、車速が設
定値以下のときには、車速が低いほど低い値に設定する
判定値設定手段と、検出したエンジン負荷と上記判定値
とを比較し、このエンジン負荷が上記判定値以上のと
き、上記コンプレッサの作動を停止させるコンプレッサ
停止判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明では、エンジン負荷によりコンプレッサの停止
領域を判定するための判定値を、車速が設定値以上のと
きには一定の高負荷側の値に設定し、車速が設定値以下
のときには、車速が低いほど低い値に設定し、検出した
エンジン負荷が上記判定値以上のとき、車輛用冷房装置
のコンプレッサの作動を停止させて、コンプレッサ駆動
によってエンジンに加わる負荷を解除している。このよ
うに、検出したエンジン負荷と比較する判定値を車速に
応じて設定変更することによって、車速がゼロまたは低
い場合のコンプレッサの停止領域を十分確保すると共
に、車速が高い場合のコンプレッサの停止領域を制限し
て、車速の上昇に応じてコンプレッサの停止を必要最低
限としている。したがって、発進性能及び加速性能の向
上と冷房の効きの悪化の改善とが確実に両立する。
領域を判定するための判定値を、車速が設定値以上のと
きには一定の高負荷側の値に設定し、車速が設定値以下
のときには、車速が低いほど低い値に設定し、検出した
エンジン負荷が上記判定値以上のとき、車輛用冷房装置
のコンプレッサの作動を停止させて、コンプレッサ駆動
によってエンジンに加わる負荷を解除している。このよ
うに、検出したエンジン負荷と比較する判定値を車速に
応じて設定変更することによって、車速がゼロまたは低
い場合のコンプレッサの停止領域を十分確保すると共
に、車速が高い場合のコンプレッサの停止領域を制限し
て、車速の上昇に応じてコンプレッサの停止を必要最低
限としている。したがって、発進性能及び加速性能の向
上と冷房の効きの悪化の改善とが確実に両立する。
以下図面に基づき本発明の一実施例を説明する。第１
図は車輛用冷房装置のコンプレッサ制御系の概略構成図
であり、符号１は吸入管、２はスロットル弁、３は吸入
管１内の圧力を検知する吸入管圧力センサ、４は車速セ
ンサ、５は吸入管圧力センサ３および車速センサ４より
の信号を入力とするコンプレッサ制御装置、６はこのコ
ンプレサ制御装置５の出力に従って作動するリレー、７
はリレー６の開閉に応じて運転を行うコンプレンサ、８
は電磁クラッチ、９はエバポレータ、10はコンデンサ、
11は車輛の運転者が操作するエアコンスイッチ、12はバ
ッテリをそれぞれ示している。尚、上記リレー６は、直
列接続されたバッテリ12、エアコンスイッチ11と、電磁
クラッチ８の励磁コイルとの間に、そのリレー接点が介
装される。 第２図に基づき上記コンプレッサ制御装置５の機能構
成について説明すると、吸入管圧力算出手段21で吸入管
圧力センサ３からの出力信号により吸入管圧力Ｐを算出
し、車速算出手段22によって車速センサ４からの出力信
号により車速Ｖを算出する。 そして、判定値設定手段23で、上記車速Ｖに基づきマ
ップを参照して、エンジン負荷によりコンプレッサ７の
停止領域を判定するための判定値Ｐ′を設定する。ここ
で、判定値Ｐ′を設定するためのマップは第３図に示す
ように、車速Ｖが設定値以上のときには一定の高負荷側
の値に上記判定値Ｐ′を設定し、車速Ｖが設定値以下の
ときには車速Ｖが低いほど低い値に判定値Ｐ′を設定す
る。 上記判定値設定手段23で設定された判定値Ｐ′は、コ
ンプレッサ停止判定手段24において上記吸入管圧力算出
手段21により算出されたエンジン負荷を表す吸入管圧力
Ｐと比較される。 そして、上記コンプレッサ停止判定手段24で、吸入管
圧力Ｐが判定値Ｐ′以上とき、出力回路25を介してエン
ジンの駆動系とコンプレッサ７とを接続・開放する電磁
クラッチ８の励磁コイルに直列接続するリレー６をOFF
し、エアコンスイッチ11のONに拘らずコンプレッサ７の
作動を停止させ、吸入管圧力Ｐが判定値Ｐ′未満のとき
にはリレー６をONし、エアコンスイッチ11のON,OFFに応
じてコンプレッサ７を作動、停止させる。 第４図は、車速Ｖと吸入管圧力Ｐの変化に伴う上記コ
ンプレッサ制御装置５のコンプレッサ７に対する制御状
態を示すタイムチャートであり、エアコンスイッチ11が
ONされており、先ず、車輛停止状態（Ｖ＝０）において
吸入管圧力Ｐが上記判定値Ｐ′未満であれば、リレー６
のONにより電磁クラッチ８の励磁コイルが通電してエン
ジンの駆動力とコンプレッサ７とを電磁クラッチ８によ
り接続し該コンプレッサ７が作動される。 そして、車輛を発進させるべくアクセルが踏み込まれ
ると、吸入管圧力Ｐが上昇して判定値Ｐ′（同図のP0）
以上となると、コンプレッサ制御装置５によりリレー６
がOFFされ、エアコンスイッチ11のONに拘らず、電磁ク
ラッチ８の励磁コイルを非通電とし、エンジンの駆動系
とコンプレッサ７とを開放してコンプレッサ７の作動を
停止させ、コンプレッサ駆動によってエンジンに加わる
負荷を解除する。ここで、判定値Ｐ′は車速Ｖが低いほ
ど低い値に設定されているので（第３図参照）、特に駆
動力を必要とする発進加速時にはコンプレッサの停止領
域が低負荷側に拡大して発進性能が向上する。 そして、車輛の発進後、車速Ｖが上昇すると、これに
応じて上記判定値Ｐ′が上昇される。車速Ｖの上昇によ
りＶ＝V1において、吸入管圧力Ｐが判定値Ｐ′（P1）未
満となると、コンプレッサ制御装置５によりリレー６が
ONし、コンプレッサ７の作動が再開され、また、Ｖ＝V2
の時点で吸入管圧力Ｐが判定値Ｐ′（P2）以上となる
と、コンプレッサ制御装置５によりリレー６が再びOFF
し、コンプレッサ７の作動が停止される。すなわち、車
速の上昇に応じ コンプレッサ７の停止領域が高負荷側
に縮小され、加速等のエンジン高出力要求時のみコンプ
レッサを停止させてコンプレッサの停止を必要最低限と
し、加速性能の向上と冷房の効き悪化の改善とが確実に
両立されることになる。 第５図は上記コンプレッサ制御装置５による制御手順
を示すフローチャートであり、所定時間毎に実行され、
先ず、ステップS101で、吸入管圧力Ｐを算出し、ステッ
プS102へ進み、車速Ｖを算出する。 そして、ステップS103で、車速Ｖに基づきマップ（第
３図参照）を参照して補間計算により判定値Ｐ′を設定
する。次いで、ステップS104で、上記吸入管圧力Ｐと判
定値Ｐ′とを比較し、Ｐ≧Ｐ′のときには、ステップS1
05へ進み、リレー６をOFFし、エアコンスイッチ11のON
に拘らず、電磁クラッチ８を励磁コイルを非通電とし、
エンジンの駆動系とコンプレッサ７とを開放してコンプ
レッサ７の作動を停止させ、コンプレッサ駆動に伴うエ
ンジン負荷を解除する。 また、Ｐ＜Ｐ′のときにはステップS106へ進み、リレ
ー６をONして、ルーチンを抜ける。従って、このときエ
アコンスイッチ11がONであれば、電磁クラッチ８の励磁
コイルが通電され、電磁クラッチ８によりエンジンの駆
動系とコンプレッサ７とが接続され、コンプレッサ７が
駆動状態となる。 尚、本実施例においてはエンジン負荷として吸入管圧
力を用いているが、エンジン負荷を表すものであれば良
く、これに限定されない。
図は車輛用冷房装置のコンプレッサ制御系の概略構成図
であり、符号１は吸入管、２はスロットル弁、３は吸入
管１内の圧力を検知する吸入管圧力センサ、４は車速セ
ンサ、５は吸入管圧力センサ３および車速センサ４より
の信号を入力とするコンプレッサ制御装置、６はこのコ
ンプレサ制御装置５の出力に従って作動するリレー、７
はリレー６の開閉に応じて運転を行うコンプレンサ、８
は電磁クラッチ、９はエバポレータ、10はコンデンサ、
11は車輛の運転者が操作するエアコンスイッチ、12はバ
ッテリをそれぞれ示している。尚、上記リレー６は、直
列接続されたバッテリ12、エアコンスイッチ11と、電磁
クラッチ８の励磁コイルとの間に、そのリレー接点が介
装される。 第２図に基づき上記コンプレッサ制御装置５の機能構
成について説明すると、吸入管圧力算出手段21で吸入管
圧力センサ３からの出力信号により吸入管圧力Ｐを算出
し、車速算出手段22によって車速センサ４からの出力信
号により車速Ｖを算出する。 そして、判定値設定手段23で、上記車速Ｖに基づきマ
ップを参照して、エンジン負荷によりコンプレッサ７の
停止領域を判定するための判定値Ｐ′を設定する。ここ
で、判定値Ｐ′を設定するためのマップは第３図に示す
ように、車速Ｖが設定値以上のときには一定の高負荷側
の値に上記判定値Ｐ′を設定し、車速Ｖが設定値以下の
ときには車速Ｖが低いほど低い値に判定値Ｐ′を設定す
る。 上記判定値設定手段23で設定された判定値Ｐ′は、コ
ンプレッサ停止判定手段24において上記吸入管圧力算出
手段21により算出されたエンジン負荷を表す吸入管圧力
Ｐと比較される。 そして、上記コンプレッサ停止判定手段24で、吸入管
圧力Ｐが判定値Ｐ′以上とき、出力回路25を介してエン
ジンの駆動系とコンプレッサ７とを接続・開放する電磁
クラッチ８の励磁コイルに直列接続するリレー６をOFF
し、エアコンスイッチ11のONに拘らずコンプレッサ７の
作動を停止させ、吸入管圧力Ｐが判定値Ｐ′未満のとき
にはリレー６をONし、エアコンスイッチ11のON,OFFに応
じてコンプレッサ７を作動、停止させる。 第４図は、車速Ｖと吸入管圧力Ｐの変化に伴う上記コ
ンプレッサ制御装置５のコンプレッサ７に対する制御状
態を示すタイムチャートであり、エアコンスイッチ11が
ONされており、先ず、車輛停止状態（Ｖ＝０）において
吸入管圧力Ｐが上記判定値Ｐ′未満であれば、リレー６
のONにより電磁クラッチ８の励磁コイルが通電してエン
ジンの駆動力とコンプレッサ７とを電磁クラッチ８によ
り接続し該コンプレッサ７が作動される。 そして、車輛を発進させるべくアクセルが踏み込まれ
ると、吸入管圧力Ｐが上昇して判定値Ｐ′（同図のP0）
以上となると、コンプレッサ制御装置５によりリレー６
がOFFされ、エアコンスイッチ11のONに拘らず、電磁ク
ラッチ８の励磁コイルを非通電とし、エンジンの駆動系
とコンプレッサ７とを開放してコンプレッサ７の作動を
停止させ、コンプレッサ駆動によってエンジンに加わる
負荷を解除する。ここで、判定値Ｐ′は車速Ｖが低いほ
ど低い値に設定されているので（第３図参照）、特に駆
動力を必要とする発進加速時にはコンプレッサの停止領
域が低負荷側に拡大して発進性能が向上する。 そして、車輛の発進後、車速Ｖが上昇すると、これに
応じて上記判定値Ｐ′が上昇される。車速Ｖの上昇によ
りＶ＝V1において、吸入管圧力Ｐが判定値Ｐ′（P1）未
満となると、コンプレッサ制御装置５によりリレー６が
ONし、コンプレッサ７の作動が再開され、また、Ｖ＝V2
の時点で吸入管圧力Ｐが判定値Ｐ′（P2）以上となる
と、コンプレッサ制御装置５によりリレー６が再びOFF
し、コンプレッサ７の作動が停止される。すなわち、車
速の上昇に応じ コンプレッサ７の停止領域が高負荷側
に縮小され、加速等のエンジン高出力要求時のみコンプ
レッサを停止させてコンプレッサの停止を必要最低限と
し、加速性能の向上と冷房の効き悪化の改善とが確実に
両立されることになる。 第５図は上記コンプレッサ制御装置５による制御手順
を示すフローチャートであり、所定時間毎に実行され、
先ず、ステップS101で、吸入管圧力Ｐを算出し、ステッ
プS102へ進み、車速Ｖを算出する。 そして、ステップS103で、車速Ｖに基づきマップ（第
３図参照）を参照して補間計算により判定値Ｐ′を設定
する。次いで、ステップS104で、上記吸入管圧力Ｐと判
定値Ｐ′とを比較し、Ｐ≧Ｐ′のときには、ステップS1
05へ進み、リレー６をOFFし、エアコンスイッチ11のON
に拘らず、電磁クラッチ８を励磁コイルを非通電とし、
エンジンの駆動系とコンプレッサ７とを開放してコンプ
レッサ７の作動を停止させ、コンプレッサ駆動に伴うエ
ンジン負荷を解除する。 また、Ｐ＜Ｐ′のときにはステップS106へ進み、リレ
ー６をONして、ルーチンを抜ける。従って、このときエ
アコンスイッチ11がONであれば、電磁クラッチ８の励磁
コイルが通電され、電磁クラッチ８によりエンジンの駆
動系とコンプレッサ７とが接続され、コンプレッサ７が
駆動状態となる。 尚、本実施例においてはエンジン負荷として吸入管圧
力を用いているが、エンジン負荷を表すものであれば良
く、これに限定されない。
以上説明したように本発明によれば、エンジン負荷に
よりコンプレッサの停止領域を判定するための判定値
を、車速が設定値以上のときには一定の高負荷側の値に
設定し、車速が設定値以下のときには、車速が低いほど
低い値に設定し、エンジン負荷が上記判定値以上のと
き、車輛用冷房装置のコンプレッサの作動を停止するの
で、特に駆動力を必要とする発進加速時にはコンプレッ
サの停止領域が低負荷側に拡大して発進性能が向上し、
また、車速の上昇に応じコンプレッサの停止領域が高負
荷側に縮小され、加速等のエンジン高出力要求時のみコ
ンプレッサを停止させてコンプレッサの停止を必要最低
限とし、加速性能の向上と冷房の効きの悪化の改善とを
確実に両立させることができる。
よりコンプレッサの停止領域を判定するための判定値
を、車速が設定値以上のときには一定の高負荷側の値に
設定し、車速が設定値以下のときには、車速が低いほど
低い値に設定し、エンジン負荷が上記判定値以上のと
き、車輛用冷房装置のコンプレッサの作動を停止するの
で、特に駆動力を必要とする発進加速時にはコンプレッ
サの停止領域が低負荷側に拡大して発進性能が向上し、
また、車速の上昇に応じコンプレッサの停止領域が高負
荷側に縮小され、加速等のエンジン高出力要求時のみコ
ンプレッサを停止させてコンプレッサの停止を必要最低
限とし、加速性能の向上と冷房の効きの悪化の改善とを
確実に両立させることができる。
第１図は車輛用冷房装置のコンプレッサ制御系の概略構
成図、第２図は車輛用冷房装置のコンプレッサ制御装置
の機能構成を示すブロック図、第３図は判定値を設定す
るマップの説明図、第４図は車速と吸入管圧力の変化に
伴うコンプレッサ制御装置によるコンプレッサの制御状
態を示すタイムチャート、第５図はコンプレッサ制御装
置による制御手順を示すフローチャートである。 ３……吸入管圧力センサ ４……車速センサ ５……コンプレッサ制御装置 ６……リレー ７……コンプレッサ ８……電磁クラッチ。
成図、第２図は車輛用冷房装置のコンプレッサ制御装置
の機能構成を示すブロック図、第３図は判定値を設定す
るマップの説明図、第４図は車速と吸入管圧力の変化に
伴うコンプレッサ制御装置によるコンプレッサの制御状
態を示すタイムチャート、第５図はコンプレッサ制御装
置による制御手順を示すフローチャートである。 ３……吸入管圧力センサ ４……車速センサ ５……コンプレッサ制御装置 ６……リレー ７……コンプレッサ ８……電磁クラッチ。
Claims (1)
- 【請求項１】エンジン負荷と車速とに基づいて車輛用冷
房装置のコンプレッサの停止領域を設定し、エンジン運
転領域が上記コンプレッサ停止領域にあるとき、エンジ
ンを駆動源とする上記コンプレッサの作動を停止させ、
コンプレッサ駆動によってエンジンに加わる負荷を解除
する車輛用冷房装置のコンプレッサ制御装置において、 エンジン負荷によりコンプレッサの停止領域を判定する
ための判定値を、車速が設定値以上のときには一定の高
負荷側の値に設定し、車速が設定値以下のときには、車
速が低いほど低い値に設定する判定値設定手段と、 検出したエンジン負荷と上記判定値とを比較し、このエ
ンジン負荷が上記判定値以上のとき、上記コンプレッサ
の作動を停止させるコンプレッサ停止判定手段とを備え
たことを特徴とする車輛用冷房装置のコンプレッサ制御
装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61312964A JP2524723B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 車輌用冷房装置のコンプレツサ制御装置 |
| US07/135,584 US4823555A (en) | 1986-12-26 | 1987-12-21 | System for controlling a compressor of an air conditioner for motor vehicles |
| DE19873743407 DE3743407A1 (de) | 1986-12-26 | 1987-12-21 | System zum steuern eines klimaanlagen-kompressors fuer ein kraftfahrzeug |
| GB8729814A GB2202277B (en) | 1986-12-26 | 1987-12-22 | System for controlling a compressor of an air conditioner for motor vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61312964A JP2524723B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 車輌用冷房装置のコンプレツサ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63162324A JPS63162324A (ja) | 1988-07-05 |
| JP2524723B2 true JP2524723B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=18035603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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