JP2541628Y2 - カーエアコンのコンプレッサー制御装置 - Google Patents
カーエアコンのコンプレッサー制御装置Info
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- JP2541628Y2 JP2541628Y2 JP4562991U JP4562991U JP2541628Y2 JP 2541628 Y2 JP2541628 Y2 JP 2541628Y2 JP 4562991 U JP4562991 U JP 4562991U JP 4562991 U JP4562991 U JP 4562991U JP 2541628 Y2 JP2541628 Y2 JP 2541628Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idle
- air conditioner
- engine
- car air
- compressor
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アイドルアップ装置が
オン−オフ制御されるエンジン搭載車両におけるカ−エ
アコンのコンプレッサ−制御装置に関する。
オン−オフ制御されるエンジン搭載車両におけるカ−エ
アコンのコンプレッサ−制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カ−エアコンの可変容量コンプレ
ッサ−が駆動されている状態で、エンジンがアイドル状
態になると、エンジンの回転数をアイドル回転数より上
昇させるアイドルアップ装置が作動される車両では、通
常、エンジンに対するエアコン負荷が小さく、コンプレ
ッサ−トルクが小さいときにアイドルアップ装置を作動
させると、アイドル時のエンジン回転が急上昇する。こ
のアイドル時のエンジン回転の急上昇を防止するための
手段として、カ−エアコンを制御するコントロ−ルアン
プに車速信号を入力させることにより、エンジンがアイ
ドル状態であることを認識させ、可変容量コンプレッサ
−の容量を最大に制御することが行われている。しかし
ながら、通常、可変容量コンプレッサ−は容量が最大に
なるまで時間的な遅れがあるため、その間にアイドル時
のエンジン回転が急に上昇するという問題がある。
ッサ−が駆動されている状態で、エンジンがアイドル状
態になると、エンジンの回転数をアイドル回転数より上
昇させるアイドルアップ装置が作動される車両では、通
常、エンジンに対するエアコン負荷が小さく、コンプレ
ッサ−トルクが小さいときにアイドルアップ装置を作動
させると、アイドル時のエンジン回転が急上昇する。こ
のアイドル時のエンジン回転の急上昇を防止するための
手段として、カ−エアコンを制御するコントロ−ルアン
プに車速信号を入力させることにより、エンジンがアイ
ドル状態であることを認識させ、可変容量コンプレッサ
−の容量を最大に制御することが行われている。しかし
ながら、通常、可変容量コンプレッサ−は容量が最大に
なるまで時間的な遅れがあるため、その間にアイドル時
のエンジン回転が急に上昇するという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のアイドル時
におけるエンジン回転急上昇防止手段では、可変容量コ
ンプレッサ−の容量が最大になるまでの時間的な遅れに
より、十分な効果を上げることが出来ないという問題が
ある。そこで本考案では、可変容量コンプレッサ−の容
量が最大になるまでの間、マグネットクラッチとアイド
ルアップ装置とをオフの状態にすることにより、アイド
ル時におけるエンジン回転の急上昇を防止することを解
決すべき技術的課題とするものである。
におけるエンジン回転急上昇防止手段では、可変容量コ
ンプレッサ−の容量が最大になるまでの時間的な遅れに
より、十分な効果を上げることが出来ないという問題が
ある。そこで本考案では、可変容量コンプレッサ−の容
量が最大になるまでの間、マグネットクラッチとアイド
ルアップ装置とをオフの状態にすることにより、アイド
ル時におけるエンジン回転の急上昇を防止することを解
決すべき技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、エンジンがアイドル状態のとき、カ−エア
コンの可変容量コンプレッサ−の駆動時に、エンジンの
回転数をアイドル回転数より上昇させるためのアイドル
アップ装置と、前記エンジンの動力を前記可変容量コン
プレッサ−に伝達するマグネットクラッチと、前記エン
ジンのアイドル状態を検出し、アイドル検出信号を出力
するアイドル検出センサと、前記カ−エアコンの作動を
検出し、エアコン作動信号を出力するエアコン作動検出
センサとを設けたカ−エアコンのコンプレッサ−制御装
置を、前記エアコン作動信号を入力した状態で前記アイ
ドル検出信号を入力したとき前記可変容量コンプレッサ
−の容量が最大に移行するまで、前記アイドルアップ装
置と前記マグネットクラッチとをオフの状態に制御する
制御回路を設けた構成にすることである。
術的手段は、エンジンがアイドル状態のとき、カ−エア
コンの可変容量コンプレッサ−の駆動時に、エンジンの
回転数をアイドル回転数より上昇させるためのアイドル
アップ装置と、前記エンジンの動力を前記可変容量コン
プレッサ−に伝達するマグネットクラッチと、前記エン
ジンのアイドル状態を検出し、アイドル検出信号を出力
するアイドル検出センサと、前記カ−エアコンの作動を
検出し、エアコン作動信号を出力するエアコン作動検出
センサとを設けたカ−エアコンのコンプレッサ−制御装
置を、前記エアコン作動信号を入力した状態で前記アイ
ドル検出信号を入力したとき前記可変容量コンプレッサ
−の容量が最大に移行するまで、前記アイドルアップ装
置と前記マグネットクラッチとをオフの状態に制御する
制御回路を設けた構成にすることである。
【0005】
【作用】上記構成のカ−エアコンのコンプレッサ−制御
装置によれば、制御回路はエンジンがアイドル時に、エ
ンジンの回転数をアイドル回転数より上昇させるための
アイドルアップ装置と、前記エンジンの動力を前記可変
容量コンプレッサ−に伝達するマグネットクラッチと
を、可変容量コンプレッサ−の容量が最大に移行するま
での間、オフの状態に待機制御するため、アイドル時の
エンジン回転数の急上昇を防止する。
装置によれば、制御回路はエンジンがアイドル時に、エ
ンジンの回転数をアイドル回転数より上昇させるための
アイドルアップ装置と、前記エンジンの動力を前記可変
容量コンプレッサ−に伝達するマグネットクラッチと
を、可変容量コンプレッサ−の容量が最大に移行するま
での間、オフの状態に待機制御するため、アイドル時の
エンジン回転数の急上昇を防止する。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、アイドルアップ機能を有する車両
のカ−エアコン制御ブロック図である。コントロ−ルア
ンプ1の入力側には、車両速度を検出する図示していな
い速度センサからの車速信号と、カ−エアコンが作動操
作されたときに出力されるエアコン信号とが入力される
一方、出力側には、可変容量コンプレッサ−2の容量設
定器2Aと、オンに制御されたとき、エンジンの動力を
前記可変容量コンプレッサ−2に伝達するマグネットク
ラッチ3とが接続され、更に図示しないエンジンをアイ
ドルアップさせるためのアイドルアップ装置4を作動さ
せるアイドルアップスイッチ5が接続されている。
ら説明する。図1は、アイドルアップ機能を有する車両
のカ−エアコン制御ブロック図である。コントロ−ルア
ンプ1の入力側には、車両速度を検出する図示していな
い速度センサからの車速信号と、カ−エアコンが作動操
作されたときに出力されるエアコン信号とが入力される
一方、出力側には、可変容量コンプレッサ−2の容量設
定器2Aと、オンに制御されたとき、エンジンの動力を
前記可変容量コンプレッサ−2に伝達するマグネットク
ラッチ3とが接続され、更に図示しないエンジンをアイ
ドルアップさせるためのアイドルアップ装置4を作動さ
せるアイドルアップスイッチ5が接続されている。
【0007】また、コントロ−ルアンプ1にはタイマ−
回路6が内蔵されている。そのタイマ−回路6は、エア
コン信号が入力されている状態で前記速度センサからの
車速信号がエンジンのアイドル状態に対応した信号にな
ったとき作動を開始し、可変容量コンプレッサ−2の容
量が最大に移行するまでの時間が経過したとき、マグネ
ットクラッチ3を励磁するとともに、アイドルアップス
イッチ5をオンにするための信号をコントロ−ルアンプ
1に出力する。
回路6が内蔵されている。そのタイマ−回路6は、エア
コン信号が入力されている状態で前記速度センサからの
車速信号がエンジンのアイドル状態に対応した信号にな
ったとき作動を開始し、可変容量コンプレッサ−2の容
量が最大に移行するまでの時間が経過したとき、マグネ
ットクラッチ3を励磁するとともに、アイドルアップス
イッチ5をオンにするための信号をコントロ−ルアンプ
1に出力する。
【0008】次に、図2、図3、及び図4を参照しなが
ら、本実施例の作用を説明する。車両が走行中にカ−エ
アコンが作動されているとき、図2に示すように車両が
減速して停止し、エンジンがアイドル状態になったとき
に、エンジン回転の急上昇を防止するため、可変容量コ
ンプレッサ−2の容量を任意の容量から最大容量まで移
行させることが必要になる。しかしながら、図3に示す
ように一般に可変容量コンプレッサ−2の容量が任意の
容量から最大容量に移行するまで時間遅れがある。その
ため、可変容量コンプレッサ−2の容量が最大でない状
態でマグネットクラッチ3とアイドルアップスイッチ5
とをオンのままにしておくとエンジン回転が急上昇する
ため、可変容量コンプレッサ−2の容量が最大に移行す
るまで、図4に示すように前記タイマ−回路5によりマ
グネットクラッチ3とアイドルアップスイッチ5とをオ
フの状態に制御し、可変容量コンプレッサ−2の容量が
最大になったとき、マグネットクラッチ3とアイドルア
ップスイッチ5とをオンに制御する。このタイマ−回路
6により、エアコン負荷が小さく、可変容量コンプレッ
サ−2のトルクが小さいとき、アイドルアップスイッチ
5をオフにしてアイドルアップ装置4の作動を遅らせる
ことにより、エンジン回転が急上昇することを防止す
る。
ら、本実施例の作用を説明する。車両が走行中にカ−エ
アコンが作動されているとき、図2に示すように車両が
減速して停止し、エンジンがアイドル状態になったとき
に、エンジン回転の急上昇を防止するため、可変容量コ
ンプレッサ−2の容量を任意の容量から最大容量まで移
行させることが必要になる。しかしながら、図3に示す
ように一般に可変容量コンプレッサ−2の容量が任意の
容量から最大容量に移行するまで時間遅れがある。その
ため、可変容量コンプレッサ−2の容量が最大でない状
態でマグネットクラッチ3とアイドルアップスイッチ5
とをオンのままにしておくとエンジン回転が急上昇する
ため、可変容量コンプレッサ−2の容量が最大に移行す
るまで、図4に示すように前記タイマ−回路5によりマ
グネットクラッチ3とアイドルアップスイッチ5とをオ
フの状態に制御し、可変容量コンプレッサ−2の容量が
最大になったとき、マグネットクラッチ3とアイドルア
ップスイッチ5とをオンに制御する。このタイマ−回路
6により、エアコン負荷が小さく、可変容量コンプレッ
サ−2のトルクが小さいとき、アイドルアップスイッチ
5をオフにしてアイドルアップ装置4の作動を遅らせる
ことにより、エンジン回転が急上昇することを防止す
る。
【0009】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、カ−エア
コンが作動されているとき、車両がアイドル状態になっ
た場合、可変容量コンプレッサ−の容量が最大になるま
で、マグネットクラッチとアイドルアップ装置とをオフ
の状態にすることにより、アイドル時のエンジン回転の
急上昇を防止することができるという効果がある。
コンが作動されているとき、車両がアイドル状態になっ
た場合、可変容量コンプレッサ−の容量が最大になるま
で、マグネットクラッチとアイドルアップ装置とをオフ
の状態にすることにより、アイドル時のエンジン回転の
急上昇を防止することができるという効果がある。
【図1】本考案の一実施例の全体的な構成を示した制御
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】車速を示した説明図である。
【図3】可変容量コンプレッサ−の容量変化を示した説
明図である。
明図である。
【図4】マグネットクラッチとアイドルアップ装置との
制御説明図である。
制御説明図である。
1 コントロ−ルアンプ 2 可変容量コンプレッサ− 3 マグネットクラッチ 4 アイドルアップ装置 5 アイドルアップスイッチ 6 タイマ−回路
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンがアイドル状態のとき、カ−エ
アコンの可変容量コンプレッサ−の駆動時に、エンジン
の回転数をアイドル回転数より上昇させるためのアイド
ルアップ装置と、前記エンジンの動力を前記可変容量コ
ンプレッサ−に伝達するマグネットクラッチと、前記エ
ンジンのアイドル状態を検出し、アイドル検出信号を出
力するアイドル検出センサと、前記カ−エアコンの作動
を検出し、エアコン作動信号を出力するエアコン作動検
出センサとを設けたカ−エアコンのコンプレッサ−制御
装置において、前記エアコン作動信号を入力した状態で
前記アイドル検出信号を入力したとき前記可変容量コン
プレッサ−の容量が最大に移行するまで、前記アイドル
アップ装置と前記マグネットクラッチとをオフの状態に
制御する制御回路を設けたことを特徴とするカ−エアコ
ンのコンプレッサ−制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4562991U JP2541628Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | カーエアコンのコンプレッサー制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4562991U JP2541628Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | カーエアコンのコンプレッサー制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129310U JPH04129310U (ja) | 1992-11-26 |
JP2541628Y2 true JP2541628Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31925450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4562991U Expired - Lifetime JP2541628Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | カーエアコンのコンプレッサー制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541628Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP4562991U patent/JP2541628Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04129310U (ja) | 1992-11-26 |
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