JPH0732186Y2 - エアコン制御装置 - Google Patents
エアコン制御装置Info
- Publication number
- JPH0732186Y2 JPH0732186Y2 JP7983888U JP7983888U JPH0732186Y2 JP H0732186 Y2 JPH0732186 Y2 JP H0732186Y2 JP 7983888 U JP7983888 U JP 7983888U JP 7983888 U JP7983888 U JP 7983888U JP H0732186 Y2 JPH0732186 Y2 JP H0732186Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air conditioner
- control
- engine speed
- compressor
- failure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
本考案は、車両用エアコン制御装置で停車中のエアコン
使用時にファーストアイドル制御する方式に関し、詳し
くは、エアコン用コンプレッサ不作動の故障時の制御に
関する。
使用時にファーストアイドル制御する方式に関し、詳し
くは、エアコン用コンプレッサ不作動の故障時の制御に
関する。
一般に小排気量のエアコン装着車では、停車中のアイド
ル運転時にエアコンを使用すると、エアコン用コンプレ
ッサによる動力消費が多いことでエンスト等を生じる恐
れがある。そこで、かかる運転状態でのエアコン使用時
には、エンジンのスロットル弁に設けられるファースト
アイドル機構を作動してエンジン回転数を少し上昇する
ことが行われている。 そこで従来、上記ファーストアイドル制御を伴うエアコ
ン制御に関しては、例えば実開昭61-1417号公報の先行
技術がある。ここで、エアコンの起動スイッチをONした
場合に先ずアイドル回転数制御バルブでファーストアイ
ドル制御し、次いでエンジン回転数検出手段により所定
のエンジン回転数となったことが検出されると、コンプ
レッサを駆動することが示されている。
ル運転時にエアコンを使用すると、エアコン用コンプレ
ッサによる動力消費が多いことでエンスト等を生じる恐
れがある。そこで、かかる運転状態でのエアコン使用時
には、エンジンのスロットル弁に設けられるファースト
アイドル機構を作動してエンジン回転数を少し上昇する
ことが行われている。 そこで従来、上記ファーストアイドル制御を伴うエアコ
ン制御に関しては、例えば実開昭61-1417号公報の先行
技術がある。ここで、エアコンの起動スイッチをONした
場合に先ずアイドル回転数制御バルブでファーストアイ
ドル制御し、次いでエンジン回転数検出手段により所定
のエンジン回転数となったことが検出されると、コンプ
レッサを駆動することが示されている。
ところで、上記先行技術のものにあっては、ファースト
アイドル制御の後にコンプレッサを駆動するだけの構成
であるから、コンプレッサがその制御系の故障で不作動
の場合もファーストアイドルの制御状態に保持される。
このため、エンジン回転数のみが急上昇し、発進時に異
常加速して安全性上も好ましくない等の問題がある。 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、エアコン用コンプレッサ
制御系の故障を検出してエンジン回転数の上昇を防止す
ることができるエアコン制御装置を提供することにあ
る。
アイドル制御の後にコンプレッサを駆動するだけの構成
であるから、コンプレッサがその制御系の故障で不作動
の場合もファーストアイドルの制御状態に保持される。
このため、エンジン回転数のみが急上昇し、発進時に異
常加速して安全性上も好ましくない等の問題がある。 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、エアコン用コンプレッサ
制御系の故障を検出してエンジン回転数の上昇を防止す
ることができるエアコン制御装置を提供することにあ
る。
上記目的を達成するため、本考案のエアコン制御装置
は、エアコンスイッチの操作によりエンジン側のファー
ストアイドル機構を作動してエンジン回転数を上昇制御
し、その後エアコン制御部によりエアコン用コンプレッ
サを駆動する制御系において、上記エンジン回転数の上
昇状態によりエアコン用コンプレッサ制御系の故障の有
無を判断する故障判断部を有し、上記故障判断部の故障
信号により上記エアコン制御部および上記ファーストア
イドル機構を停止制御するものである。
は、エアコンスイッチの操作によりエンジン側のファー
ストアイドル機構を作動してエンジン回転数を上昇制御
し、その後エアコン制御部によりエアコン用コンプレッ
サを駆動する制御系において、上記エンジン回転数の上
昇状態によりエアコン用コンプレッサ制御系の故障の有
無を判断する故障判断部を有し、上記故障判断部の故障
信号により上記エアコン制御部および上記ファーストア
イドル機構を停止制御するものである。
上記構成に基づき、ファーストアイドル機構によりエン
ジン回転数を上昇しながらエアコン用コンプレッサを駆
動する際に、故障判定部でエアコン用コンプレッサ制御
系の故障の有無が判断される。そしてエアコン用コンプ
レッサ制御系が故障して作動しない場合は、ファースト
アイドル機構の作動も停止してエンジン回転数を元のア
イドル回転数に戻すようになる。
ジン回転数を上昇しながらエアコン用コンプレッサを駆
動する際に、故障判定部でエアコン用コンプレッサ制御
系の故障の有無が判断される。そしてエアコン用コンプ
レッサ制御系が故障して作動しない場合は、ファースト
アイドル機構の作動も停止してエンジン回転数を元のア
イドル回転数に戻すようになる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第１図において、符号１はエンジンであり、このエンジ
ン１がマグネットクラッチ２を介してエアコン用コンプ
レッサ３に駆動可能に連結し、エンジン１の図示しない
スロットル弁にはファーストアイドル機構４が設けられ
ている。また、エアコンスイッチ５の信号は制御ユニッ
ト20のアイドル制御部６に入力し、このアイドル制御部
６の出力信号でファーストアイドル機構４を所定のファ
ーストアイドル回転数に作動するものであり、エアコン
スイッチ５の信号は更に遅延制御部７によりアイドル回
転数の上昇後に遅延してエアコン制御部８に入力する。
エアコン制御部８には、温度調整ボリューム9,温度セン
サ10の信号が入力しており、エアコンスイッチ５の信号
が入力した以降に車室内外の温度差に応じてマグネット
クラッチ２を給電により接続すると共に、ファンモータ
11を給電により回転し、またはそれらの作動を停止して
自動的にエアコンを制御するように構成される。 一方、エンジン回転数センサ13のエンジン回転数Neの信
号が入力する故障判定部12を有し、第２図のようにエア
コン用コンプレッサ３が正常に作動する際のエンジン回
転数Ncに対しNe＞Ncの場合は、コンプレッサ制御系が故
障を生じたものと判断する。そして故障判定部12の故障
信号は、エアコン制御部８とアイドル制御部６に停止作
動するように入力する。 上記構成の作用を、第２図のタイムチャートを用いて述
べる。 先ず、エアコンスイッチ５がOFFの場合は、ファースト
アイドル機構４が不作動であり、エアコン制御部８によ
りマグネットクラッチ２は非通電で切断してエアコン用
コンプレッサ３も不作動の状態にあり、これにより冷房
作用が無くてエンジン回転数はアイドル回転数NIにな
る。一方、停車中にエアコンスイッチ５をONすると、ア
イドル制御部６によりファーストアイドル機構４が作動
してエンジン回転数は上昇し始める。そして所定の時間
Ｔだけ遅延制御部７により遅れてエアコンスイッチ５の
信号がエアコン制御部８に入力し、この時点でクラッチ
２が給電により接続してエアコン用コンプレッサ３を駆
動し、ファンモータ11を回転するのである。こうしてエ
アコン用コンプレッサ３の駆動により冷房されることに
なり、この場合のエンジン回転数はエアコン用コンプレ
ッサ３の負荷により所定のエンジン回転数Ncに保持され
る。 ところで、上記エアコンスイッチ５がONした状態におい
ては、故障判定部12で故障の有無が判断されており、エ
アコン制御部８やマグネットクラッチ２の故障によりエ
アコン用コンプレッサ３が不作動になると、エンジン回
転数は第２図の一点鎖線のように上昇する。そこで、か
かるエンジン回転数の上昇により故障判定部12で故障と
判断され、その出力信号によりエアコン制御部８とアイ
ドル制御部６が停止動作される。このため、ファースト
アイドル機構４は直ちに不作動状態になり、エンジン回
転数は元のアイドル回転数NIに戻るのである。 なお、制御系の回路はハードまたはソフトのいずれでも
よく、実施例のみに限定されない。
ン１がマグネットクラッチ２を介してエアコン用コンプ
レッサ３に駆動可能に連結し、エンジン１の図示しない
スロットル弁にはファーストアイドル機構４が設けられ
ている。また、エアコンスイッチ５の信号は制御ユニッ
ト20のアイドル制御部６に入力し、このアイドル制御部
６の出力信号でファーストアイドル機構４を所定のファ
ーストアイドル回転数に作動するものであり、エアコン
スイッチ５の信号は更に遅延制御部７によりアイドル回
転数の上昇後に遅延してエアコン制御部８に入力する。
エアコン制御部８には、温度調整ボリューム9,温度セン
サ10の信号が入力しており、エアコンスイッチ５の信号
が入力した以降に車室内外の温度差に応じてマグネット
クラッチ２を給電により接続すると共に、ファンモータ
11を給電により回転し、またはそれらの作動を停止して
自動的にエアコンを制御するように構成される。 一方、エンジン回転数センサ13のエンジン回転数Neの信
号が入力する故障判定部12を有し、第２図のようにエア
コン用コンプレッサ３が正常に作動する際のエンジン回
転数Ncに対しNe＞Ncの場合は、コンプレッサ制御系が故
障を生じたものと判断する。そして故障判定部12の故障
信号は、エアコン制御部８とアイドル制御部６に停止作
動するように入力する。 上記構成の作用を、第２図のタイムチャートを用いて述
べる。 先ず、エアコンスイッチ５がOFFの場合は、ファースト
アイドル機構４が不作動であり、エアコン制御部８によ
りマグネットクラッチ２は非通電で切断してエアコン用
コンプレッサ３も不作動の状態にあり、これにより冷房
作用が無くてエンジン回転数はアイドル回転数NIにな
る。一方、停車中にエアコンスイッチ５をONすると、ア
イドル制御部６によりファーストアイドル機構４が作動
してエンジン回転数は上昇し始める。そして所定の時間
Ｔだけ遅延制御部７により遅れてエアコンスイッチ５の
信号がエアコン制御部８に入力し、この時点でクラッチ
２が給電により接続してエアコン用コンプレッサ３を駆
動し、ファンモータ11を回転するのである。こうしてエ
アコン用コンプレッサ３の駆動により冷房されることに
なり、この場合のエンジン回転数はエアコン用コンプレ
ッサ３の負荷により所定のエンジン回転数Ncに保持され
る。 ところで、上記エアコンスイッチ５がONした状態におい
ては、故障判定部12で故障の有無が判断されており、エ
アコン制御部８やマグネットクラッチ２の故障によりエ
アコン用コンプレッサ３が不作動になると、エンジン回
転数は第２図の一点鎖線のように上昇する。そこで、か
かるエンジン回転数の上昇により故障判定部12で故障と
判断され、その出力信号によりエアコン制御部８とアイ
ドル制御部６が停止動作される。このため、ファースト
アイドル機構４は直ちに不作動状態になり、エンジン回
転数は元のアイドル回転数NIに戻るのである。 なお、制御系の回路はハードまたはソフトのいずれでも
よく、実施例のみに限定されない。
以上述べてきたように、本考案によれば、 ファーストアイドル機構の制御に伴うエアコン制御系に
おいて、エアコン用コンプレッサ制御系の故障時にはフ
ァーストアイドル制御も停止するので、エンジン回転数
の急上昇を防止でき、安全性等が向上する。 さらに、エアコン用コンプレッサ制御系の故障診断によ
り故障の有無を明確に知らせ得る。
おいて、エアコン用コンプレッサ制御系の故障時にはフ
ァーストアイドル制御も停止するので、エンジン回転数
の急上昇を防止でき、安全性等が向上する。 さらに、エアコン用コンプレッサ制御系の故障診断によ
り故障の有無を明確に知らせ得る。
第１図は本考案のエアコン制御装置の実施例を示すブロ
ック図、 第２図は作用のタイムチャート図である。 １……エンジン、３……エアコン用コンプレッサ、４…
…ファーストアイドル機構、５……エアコンスイッチ、
８……エアコン制御部、13……エンジン回転数センサ、
12……故障判定部
ック図、 第２図は作用のタイムチャート図である。 １……エンジン、３……エアコン用コンプレッサ、４…
…ファーストアイドル機構、５……エアコンスイッチ、
８……エアコン制御部、13……エンジン回転数センサ、
12……故障判定部
Claims (1)
- 【請求項１】エアコンスイッチの操作によりエンジン側
のファーストアイドル機構を作動してエンジン回転数を
上昇制御し、その後エアコン制御部によりエアコン用コ
ンプレッサを駆動する制御系において、 上記エンジン回転数の上昇状態により上記エアコン用コ
ンプレッサ制御系の故障の有無を判断する故障判断部を
有し、 上記故障判断部の故障信号により上記エアコン制御部お
よび上記ファーストアイドル機構を停止制御することを
特徴とするエアコン制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7983888U JPH0732186Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | エアコン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7983888U JPH0732186Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | エアコン制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH023909U JPH023909U (ja) | 1990-01-11 |
| JPH0732186Y2 true JPH0732186Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31304685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7983888U Expired - Lifetime JPH0732186Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | エアコン制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732186Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-15 JP JP7983888U patent/JPH0732186Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH023909U (ja) | 1990-01-11 |
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