JPH0450187Y2 - - Google Patents

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JPH0450187Y2
JPH0450187Y2 JP1986057288U JP5728886U JPH0450187Y2 JP H0450187 Y2 JPH0450187 Y2 JP H0450187Y2 JP 1986057288 U JP1986057288 U JP 1986057288U JP 5728886 U JP5728886 U JP 5728886U JP H0450187 Y2 JPH0450187 Y2 JP H0450187Y2
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acceleration
load
air conditioner
conditioner compressor
circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の加速性能を向上させるため、加
速時に補機負荷を制御する装置の改良に関する。
(従来の技術) 車両の加速性能を高めるたるに、加速状態にあ
るときは、機関補機類等の負荷を一時的に減じ
て、機関出力をアツプするようにした装置があ
る。
例えば実開昭59−117518号公報や特開昭59−
130725号公報に開示されたものは、加速状態でエ
アコンコンプレツサの駆動を一時停止するように
なつており、また、昭和58年9月発行の「ホンダ
シビツクサービスマニユアル構造編」には加速時
に発電機の発電電圧を低下させるように切換制御
することにより、発電負荷を低減する機構が開示
されている。
また従来、加速時に複数の補機負荷を遮断する
ために第5図のようにしていた。
1は機関の吸入空気量を制御するための吸気絞
弁、2は絞弁開度により変化する吸気管負圧が高
負荷状態、例えば−100mmHg以下となつたときに
OFFとなる負圧スイツチ、3は負圧スイツチ2
がOFFになつてから一定時間作動するタイマで
ある。また、4は機関出力の一部により駆動され
るエアコンコンプレツサ、5は同じく交流発電
機、6はエアコンコントローラである。
そして、機関の加速時に絞弁1が急開して、負
圧の低下により負圧スイツチ2がOFFになり、
タイマ3が一定時間作動すると、このタイマ3の
作動により、エアコンコンプレツサ4のマグネツ
トクラツチがOFFとなり、同時に交流発電機5
のフイールドコイルへの通電が停止され、機関に
かかるこれらの負荷が一時的に遮断される。
したがつて機関出力はもつぱら車両の加速のた
めに消費され、加速初期の動力性能が向上する。
一定時間の経過後にタイマ3の出力がOFFに
なると、エアコンコンプレツサ4、交流発電機5
の作動が元の状態に復帰する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのような装置にあつては、加速
後にエアコンコンプレツサ4、交流発電機5の作
動が復帰する際に、これらの負荷が同時に加わる
ために、機関は一時的な回転数の低下、トルク変
動、あるいはノツキングを発生し、車両の運転性
能が損なわれるという問題があつた。
本考案はこのような問題を解決することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は、車両の加速状態を検出する加
速検出手段と、加速を検出したときに一時的にエ
アコンコンプレツサのクラツチを切ると共に発電
機フイールドコイルへの通電電流を減少させる負
荷解除手段と、前記加速検出後の所定の時期に前
記フイールドコイルへの通電電流を可変デユーテ
イ回路を介して徐々に増加させたのちエアコンコ
ンプレツサのクラツチを接続させる遅延手段とを
備えた。
(作用) 上記構成に基づき、加速時にはエアコンコンプ
レツサの駆動が切り離されると共に発電機の駆動
負荷が低減されるので機関の駆動損失が低減して
良好な加速性能が発揮される。
一方、加速後の前記駆動負荷の復帰の際には、
まず発電機の負荷がそのフイールドコイルへの通
電量が徐々に増加されることにより漸進的に復帰
するので復帰当初のトルク変動が少なく、またこ
の発電機負荷の増大の間に機関吸入空気量が増大
しているのでその後のエアコンコンプレツサのク
ラツチが接続されたときの機関の負担が相対的に
小さくなり、したがつて急激なトルク変動や回転
数の低下、およびこれに原因する運転性の悪化が
回避される。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図〜第4図に基づい
て説明する。
第1図において、1は吸気絞弁、4はエアコン
コンプレツサ、5は交流発電機、6はエアコンコ
ントローラを示す。
7は絞弁1の開度を検出する絞弁開度センサ
で、この絞弁開度センサ7の出力に基づいてコン
トローラ8は、加速時にエアコンコンプレツサ
4、交流発電機5の作動を一時的に停止するとと
もに、加速から定常運転への移行後または加速開
始から所定時間後に交流発電機5を徐々に復帰さ
せ、その後にエアコンコンプレツサ4を復帰させ
るように遅延制御する。すなわちこの実施例では
コントローラ8が上記本発明の加速検出手段、負
荷解除手段、遅延手段の機能を有している。
コントローラ8は第2図に示すように構成され
る。9は絞弁開度センサ7の出力から加速運転状
態かあるいはそれ以外の定常運転状態かを判別す
る回路、10は判別回路9の出力が加速から定常
に切換わつたときから所定時間作動するタイマ、
11はエアコンコントローラ6からの作動信号が
あり、しかもタイマ10が非作動でかつ判別回路
9が定常運転状態を判別しているときエアコンコ
ンプレツサ4を作動させるこコンプレツサ駆動回
路、12は判別回路9が加速から定常に切換わつ
たときからタイマ10で設定された時間の範囲
で、ONデユーテイが0%〜100%に次第に変化
していく所定周波数の方形波を発生する可変デユ
ーテイ回路、13は判別回路9の定常判別時はバ
ツテリ19の電圧を検出しながら交流発電機5の
フイールドコイル18に対する通電を制御すると
ともに、判別回路9の加速判別時はフイールドコ
イル18への通電を止め、さらにタイマ10の作
動時は前記可変デユーテイ回路12からの方形波
を出力してフイールドコイル18に対する通電電
流を徐々に増加していく電圧調整回路である。
なお、14はコンプレツサリレー16の駆動ト
ランジスタ、15はフイールドコイル18の駆動
トランジスタ、また17はコンプレツサマグネツ
トクラツチである。
以上のように構成されており、次に作用につい
て第3図、第4図を参照しながら説明する。
絞弁開度センサ7の出力Aが上昇または全開相
当のときは加速状態と判断され、判別回路9の出
力BがONとなる。この加速判別時はコンプレツ
サ駆動回路11と電圧調整回路13の各出力Eと
FはOFFになり、駆動トランジスタ14と15
が非導通になつて、エアコンコンプレツサ4のマ
グネツトクラツチ17が切れるとともに、交流発
電機5のフイールドコイル18に対する通電が遮
断されて、エアコンコンプレツサ4と発電機5を
駆動するための機関の負荷(以下これを「補機負
荷」という。)が遮断される。
絞弁開度センサ7の出力が減少した場合は、判
別回路9は加速から定常運転に移行したとして出
力BがOFFになる。これを受けてタイマ10と
可変デユーテイ回路12が作動を開始する。タイ
マ10は一定の時間だけ出力CをONにし、また
可変デユーテイ回路12は、タイマ10の作動期
間中、その出力Dを一定の周期で、かつONデユ
ーテイt1〜t6を0〜100%まで次第に増加する。
タイマ10の出力CがONの間はコンプレツサ駆
動回路11は出力EがOFFになり、これにより
エアコンコンプレツサ4は加速から定常に移つて
からも一定の時間だけ作動を停止する。
また電圧調整回路13の出力Fは、判別回路9
が定常判別時でかつタイマ10がOFFのときは、
バツテリ電圧に基づく信号Gにより、バツテリ電
圧が所定値以下になつたときに、フイールドコイ
ル18に通電するように駆動トランジスタ15を
導通するが、加速から定常状態に移行した直後の
タイマ10の出力CがONになつている間は、可
変デユーテイ回路12からの方形波を増幅したも
のとなり、これにより駆動トランジスタ15は方
形波のONの時間に比例して導通し、徐々にフイ
ールドコイル18の通電電流を増加させていく。
この結果、第4図に示したように、加速時に遮
断された補機負荷は、加速後にまず発電機5の負
荷が徐々に増大し、その後にエアコンコンプレツ
サ4の負荷が復帰する。すなわち加速後に補機負
荷が一斉に加わるのではなく、徐々に負荷が加え
られて行くことになるので、負荷復帰当初のトル
ク変動および回転低下が少なく、滑らかな運転性
が得られる。また、発電機負荷の漸進的な復帰の
間にこの負荷の増大に伴つて吸入空気量も増やさ
れ、これにより機関の余裕出力が増大した状態で
エアコンコンプレツサ5の負荷が復帰するので、
エアコンコンプレツサ5の負荷投入に伴う機関出
力変動等も最小限に止められる。
なお、この実施例では補機負荷を加速終了後に
復帰させるようにしたが、加速途中であつても、
負荷遮断をしてから所定の時間が経過した時点
で、復帰を開始させるようにしてもよい。これは
加速時の補機負荷の遮断が主として加速初期の動
力性能を確保するためのもので、機関出力が十分
に高くなれば、加速中であつても、補機負荷を復
帰させたことによる性能低下に及ぼす影響は小さ
くなる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、加速時に遮断した補機
負荷の復帰を徐々に行うようにしたので、復帰時
の急激な負荷変動がなく、機関回転数の低下、ト
ルク変動、ノツキングの発生等を防止し、加速後
の一時的な運転性の悪化を回避することができる
という効果がある。特に本考案は、補機負荷の復
帰当初には発電機の負荷のみを徐々に復帰させ、
その後余裕出力が増大したところでエアコンコン
プレツサの負荷を復帰させるようにしたので、補
機負荷の復帰が機関性能に及ぼす影響を最小限に
抑えられるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図
はコントローラのブロツク回路図、第3図はコン
トローラの動作波形を示すタイミングチヤート、
第4図は作動特性図、第5図は従来例の構成図で
ある。 1……吸気絞弁、4……エアコンコンプレツ
サ、5……交流発電機、7……絞弁開度センサ、
8……コントローラ、9……加速判別回路、10
……タイマ、11……コンプレツサ駆動回路、1
2……可変デユーテイ回路、13……電圧調整回
路、14,15……駆動トランジスタ、17……
マグネツトクラツチ、18……フイールドコイ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の加速状態を検出する加速検出手段と、加
    速を検出したときに一時的にエアコンコンプレツ
    サのクラツチを切ると共に発電機フイールドコイ
    ルへの通電電流を減少させる負荷解除手段と、前
    記加速検出後の所定の時期に前記フイールドコイ
    ルへの通電電流を可変デユーテイ回路を介して
    徐々に増加させたのちエアコンコンプレツサのク
    ラツチを接続させる遅延手段とを備えたことを特
    徴とする車両加速時の負荷制御装置。
JP1986057288U 1986-04-16 1986-04-16 Expired JPH0450187Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057288U JPH0450187Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057288U JPH0450187Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62168941U JPS62168941U (ja) 1987-10-27
JPH0450187Y2 true JPH0450187Y2 (ja) 1992-11-26

Family

ID=30886861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986057288U Expired JPH0450187Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58170215U (ja) * 1982-05-12 1983-11-14 三菱重工業株式会社 車両用空調機の制御装置
JPS59117518U (ja) * 1983-01-31 1984-08-08 三菱重工業株式会社 車両用空調装置

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JPS62168941U (ja) 1987-10-27

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