JPH0612864U - 自動変速機のセレクトショック軽減装置 - Google Patents

自動変速機のセレクトショック軽減装置

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JPH0612864U JP5687192U JP5687192U JPH0612864U JP H0612864 U JPH0612864 U JP H0612864U JP 5687192 U JP5687192 U JP 5687192U JP 5687192 U JP5687192 U JP 5687192U JP H0612864 U JPH0612864 U JP H0612864U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用の装置を搭載することなく、セレクトシ
ョックを軽減することができるようにする。 【構成】 自動変速機10の出力軸12が突出している
部分にセンタブレーキ14が設けられている。センタブ
レーキ14は出力軸12を締め付けることにより出力軸
12の回転を停止させることができる。センタブレーキ
14は、ソレノイド16によって制御される油圧シリン
ダ装置18によって作動する。ソレノイド16は、車
速、スロットル開度及びエンジン回転速度が所定値以下
の状態で、非走行用レンジから走行用レンジに切換えら
れたときに所定時間だけ作動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動変速機のセレクトショック軽減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動変速機のセレクトショック軽減装置として、特開昭55−1421 53号公報に示されるものがある。これに示される自動変速機のセレクトショッ ク軽減装置は、トルクコンバータに連結された入力軸と、入力軸により駆動され る出力軸と、入力軸と出力軸との間に設けられて複数の摩擦要素を自動的に又は 手動的に油圧で選択作動することにより異なる変速段が得られるように構成され た歯車変速機構と、歯車変速機構を入力軸から出力軸への動力伝達が遮断される ニュートラル状態にするための第1弁位置と変速段にするための第2弁位置とを 有するマニュアル弁装置と、マニュアル弁装置が第2弁位置になると複数の摩擦 要素のうちの少なくとも1つに油圧を供給する油圧回路と、油圧回路に設けられ て少なくとも1つの摩擦要素への油圧の供給を遅延させる遅延装置と、入力軸を 固定するための他の摩擦要素と、マニュアル弁装置が第1弁位置から第2弁位置 へ変位されたときに他の摩擦要素に油圧を供給してこれを係合させるとともに少 なくとも1つの摩擦要素に供給された油圧が所定値以上になると他の摩擦要素の 油圧を排出してこれを解放するように構成された制御弁装置を具備している。複 数の摩擦要素は入力軸と歯車変速機構との間に設けられた摩擦クラッチと摩擦ク ラッチの歯車変速機構に連結されたクラッチ要素を固定する摩擦ブレーキとを含 み、他の摩擦要素は摩擦クラッチと摩擦ブレーキとから構成されている。 このような構成において、車両の停止状態でマニュアル弁装置をニュートラル 状態である第1弁位置から駆動状態である第2弁位置へ変位させた際、いったん 入力軸の回転を停止させておき、この入力軸に、停止している出力軸を連結させ るため、回転慣性を車軸などで吸収する必要がなく、セレクトショックを生じな い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動変速機のセレクトショック軽減装置では、入力 軸固定用に専用の摩擦ブレーキを設けるため、これを設けるスペースが必要であ るとともに、高価になる。 本考案は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、セレクトレンジを切換えるときに、車両に既に搭載されている装置 を用いて出力軸を固定させることにより上記課題を解決する。すなわち本考案の 自動変速機のセレクトショック軽減装置は、セレクト装置が非走行用レンジから 走行用レンジに切換えられたことを検出するセレクト検出手段と、車速を検出す る車速検出手段と、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、エンジン 回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、自動変速機の出力軸を固定可 能な出力軸固定装置と、車速、エンジン負荷及びエンジン回転速度がそれぞれ所 定値以下の状態で非走行用レンジから走行用レンジへの切換えが検出されたとき から自動変速機が動力伝達状態となる直前までの間出力軸固定装置を作動させる 固定指令手段と、を有するものである。出力軸固定装置としてセンタブレーキを 用いることができる。また、出力軸固定装置としてパーキング機構を用いること もできる。
【0005】
【作用】
非走行用レンジから走行用レンジへセレクトレンジを切換えるときに、センタ ブレーキやパーキング機構などを用いて出力軸を固定することにより、セレクト ショックを軽減することができる。センタブレーキやパーキング機構などは車両 に既に搭載されている装置であるため、セレクトショックを軽減するために専用 の装置を搭載する必要はない。
【0006】
【実施例】
図2に本考案の自動変速機のセレクトショック軽減装置の第1実施例を示す。 自動変速機10の出力軸12が突出している部分にセンタブレーキ14(出力軸 固定装置)が設けられている。センタブレーキ14はバンドによって出力軸12 を締め付けることにより出力軸12の回転を停止させることができる。 次に、センタブレーキ14の動作について説明する。センタブレーキ14は、 図3に示されるように、ソレノイド16によって制御される油圧シリンダ装置1 8によって作動する。ソレノイド16は制御器26によって制御される。制御器 26は、これに入力される車速センサ20からの車速信号、スロットル開度セン サ22からのスロットル開度信号及びエンジン回転速度センサ24からのエンジ ン回転速度信号を基にソレノイド16の制御を行う。
【0007】 ソレノイド16の制御は、図4に示される制御フローによって行われる。すな わち、まず、セレクトレンジが非走行用レンジ(P又はNレンジ)から走行用レ ンジ(D、2、1又はRレンジ)に切換ったか確認される(ステップ100)。 切換った場合は、車速が設定値以下か確認される(同102)。車速が設定値以 下の場合は、スロットル開度が設定値以下か確認される(同104)。スロット ル開度が設定値以下の場合は、エンジン回転速度が設定値以下か確認される(同 106)。エンジン回転速度が設定値以下の場合は、設定された時間だけセンタ ブレーキ14が作動するようにソレノイド16を作動させる(同108)。ステ ップ100で非走行用レンジから走行用レンジに切換っていない場合、また、ス テップ102、104及び106で、それぞれの値が設定値以上の場合は、その まま終了し、ソレノイド16を作動させない。これにより、制御器26は、セレ クトレンジが非走行用レンジから走行用レンジに切換えられた場合に、車速セン サ20、スロットル開度センサ22及びエンジン回転速度センサ24からの信号 がそれぞれ所定値以下であるときにのみ、設定された時間だけソレノイド16に より油圧シリンダ装置18を制御してセンタブレーキ14を作動させ、出力軸1 2の回転を停止させることができる。上記設定された時間は、例えば前進用クラ ッチが完全締結状態になる直前の時間としてある。従って、前進用クラッチの締 結に伴うトルク変動は、センタブレーキ14によって吸収され、車輪には伝達さ れない。これにより、セレクトショックが軽減される。なお、ステップ100が セレクト検出手段を構成し、ステップ102が車速検出手段を構成し、ステップ 104がエンジン負荷検出手段を構成し、ステップ106がエンジン回転速度検 出手段を構成し、ステップ108が固定指令手段を構成する。
【0008】 図5に本考案の第2実施例を示す。この第2実施例は、第1実施例のセンタブ レーキ14に代えてパーキング機構30(出力軸固定装置)を用いたものである 。出力軸12にはめ合わされてこれと一体に回転するパーキングギヤ32は、ピ ン34を支点として揺動可能なパーキングポール36によって回転を停止させる ことができる。パーキングポール36は、ソレノイド38によってパーキングギ ヤ32とのかみ合い位置に作動可能である。ソレノイド38は、図4に示される 制御フローによって制御される。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、非走行用レンジから走行用レンジへセレクトレンジを切換え るときに、車両に既に搭載されているセンタブレーキやパーキング機構を用いて 出力軸を一時的に固定することにより、セレクトショックを軽減する。これによ り、セレクトショックを軽減するための装置を新たに設ける必要がないため、装 置を搭載するスペースを設ける必要もなく、また価格も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成要素間の関係を示す図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す図である。
【図3】第1実施例のブロック図である。
【図4】ソレノイドの制御フローである。
【図5】第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 12 出力軸 14 センタブレーキ 30 パーキング機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:68 8009−3J

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレクト装置が非走行用レンジから走行
    用レンジに切換えられたことを検出するセレクト検出手
    段と、車速を検出する車速検出手段と、エンジン負荷を
    検出するエンジン負荷検出手段と、エンジン回転速度を
    検出するエンジン回転速度検出手段と、自動変速機の出
    力軸を固定可能な出力軸固定装置と、車速、エンジン負
    荷及びエンジン回転速度がそれぞれ所定値以下の状態で
    非走行用レンジから走行用レンジへの切換えが検出され
    たときから自動変速機が動力伝達状態となる直前までの
    間出力軸固定装置を作動させる固定指令手段と、を有す
    る自動変速機のセレクトショック軽減装置。
  2. 【請求項2】 出力軸固定装置がセンタブレーキである
    請求項1記載の自動変速機のセレクトショック軽減装
    置。
  3. 【請求項3】 出力軸固定装置がパーキング機構である
    請求項1記載の自動変速機のセレクトショック軽減装
    置。
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JPH0612864U true JPH0612864U (ja) 1994-02-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295657A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Aisin Aw Co Ltd 車輌のパーキング制御装置
JP2012121357A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Denso Corp 車両停止補助装置

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