JPH0710901Y2 - 自動変速機付車両用エンジンの制御装置 - Google Patents

自動変速機付車両用エンジンの制御装置

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JPH0710901Y2
JPH0710901Y2 JP15131088U JP15131088U JPH0710901Y2 JP H0710901 Y2 JPH0710901 Y2 JP H0710901Y2 JP 15131088 U JP15131088 U JP 15131088U JP 15131088 U JP15131088 U JP 15131088U JP H0710901 Y2 JPH0710901 Y2 JP H0710901Y2
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JP
Japan
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engine
acceleration
automatic transmission
vehicle
clutch
Prior art date
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JP15131088U
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武治 桧山
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動変速機付車両用エンジンの制御装置に関す
るものである。
(従来技術) 最近の自動変速機においては、ロックアップクラッチ付
きのトルクコンバータを備えたものが多くなっている。
一方、エンジンには、エアコン等、エンジンにより駆動
される補機類が種々付設されるが、補機類の駆動にはか
なりの動力を要する。このため、補機類の駆動抵抗によ
って、加速性が悪化するという問題を生じる。このよう
な観点から、従来、特公昭59−5449号公報に示すよう
に、加速時には、一時的に補機類の駆動を停止させるこ
とが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、加速時に補機類の駆動を停止させるもの
あっては、加速がひんぱんに行なわれると、補機類の駆
動と駆動停止とが繰り返されることになり、走行性の
点、特にショック防止の点で好ましくない。
したがって、本考案の目的は、補機類の駆動抵抗に起因
する加速性の悪化を防止しつつ、補機類の駆動と駆動停
止とがひんぱんに繰返されるような事態を防止し得るよ
うにした自動変速機付車両用エンジンの制御装置を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本考案にあっては次のよう
な構成としてある。すなわち、第4図に示すように、 エンジンの出力をロックアップクラッチ付のトルクコン
バータを介して駆動輪へ伝達するようにした自動変速機
付車両において、 エンジンにより駆動される補機類と、 加速を検出する加速検出手段と、 前記加速検出手段で加速が検出されたとき、前記ロック
アップクラッチが締結されていることを条件として、エ
ンジンによる前記補機類の駆動を停止させる駆動停止手
段と、 を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、加速時であっても、
ロックアップクラッチが締結されていない限り補機類の
駆動が停止されることがなく、この分補機類の駆動と駆
動停止とに伴うショックが発生する機会を低減すること
ができる。そして、このロックアップクラッチが締結さ
れているときは、トルクコンバータによるトルク増大機
能が期待し得ない運転状態なので、このようなときに補
機類の駆動を停止することにより加速性が十分に確保さ
れる。
なお、ロックアップクラッチが締結解除されているとき
は、加速時であっても補機類が駆動されることになる
が、この場合は、トルクコンバータのトルク増大作用に
より加速性をほぼ満足できるレベルにまで確保すること
が可能な運転状態であり、加速性の点からは特に問題は
生じないこととなる。
(実施例) 以下本考案に実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はエンジンで、その出力は、自動変
速機2を介して図示を略す駆動輪へ伝達される。
自動変速機2は、トルクコンバータ3と補助変速機構と
しての多段変速歯車機構4とから構成されて、トルクコ
ンバータ3は既知のようにロックアップクラッチ3aを備
えたものとされている。この自動変速機2は、その油圧
回路5に付設された変速ソレノイド6〜8の励磁と消磁
との組み合わせを変更することにより、前進4段、後進
1段の変速段のなかの任意の変速段をとり得るようにさ
れている。また、ロックアップクラッチ3aは、ロックア
ップソレノイド9に対する励磁と消磁とを切替えること
により、締結状態と締結解除状態とが行なわれる。勿
論、既知のように、変速すなわちソレノイド6〜8の制
御はあらかじめ設定された変速特性に基づいて行なわれ
る一方、ロックアップソレノイド9の制御はあらかじめ
設定されたロックアップクラッチ特性に基づいて行なわ
れる。なお、実施例では、ロックアップクラッチ3aの締
結は、後述するように、4速時にのみ行なわれるように
なっている。
一方、エンジン1の出力軸1aに対しては、電磁クラッチ
10を介して、補機類11が駆動されるようになっており、
実施例ではこの補機類11がエアコン(のコンプレッサ)
とされている。
第1図中20はマイクロコンピュータを利用して構成され
た制御ユニットである。この制御ユニット20には、各セ
ンサあるいはスイッチ21〜24からの信号が入力される一
方、制御ユニット20からは前記各ソレノイド6〜9およ
び電磁クラッチ10に対して出力される。上記センサ21は
車速を検出するものである。センサ22はエンジン1のス
ロットル開度すなわちエンジン負荷を検出するものであ
る。センサ23はエンジン回転数を検出するものである。
スイッチ24は、運転者によりマニュアル操作されてエア
コンのON、OFFを行なうためのものである。勿論、この
スイッチ24がONされていることを前提として電磁クラッ
チ10の接続が行なわれ、スイッチ24がOFFのときは電磁
クラッチ10は切断されている。
制御ユニット20は、変速制御と、ロックアップ制御と、
電磁クラッチ10の制御とを行なうが、変速制御の点につ
いては本考案と直接関係がないのでその説明は省略す
る。
制御ユニット20によるロックアップ制御は、第2図に示
すロックアップ特性に基づいて行なわれる。すなわちL/
U・ONとされた特性線がロックアップクラッチ3aを締結
解除から締結を行なわせるときのものであり、またL/U
・OFFとされた特性線が、締結から締結解除を行なわせ
るときのものである。そして実施例では、L/U・ON特性
線が4速へのシフトアップアップ特性線と一致するよう
に設定され、またL/U・OFF特性線が3速へのシフトダウ
ン特性線と一致するように設定されている。換言すれ
ば、ロックアップクラッチ3aが締結されるロックアップ
領域は、4速の走行領域と一致されている。
加速時には、制御ユニット20は、エアコンスイッチ24が
ONさされていても、一時的に電磁クラッチ10を切断し
て、エアコン11をOFFする。ただし、加速時に電磁クラ
ッチ10を切断する領域は、第2図に斜線を施して示した
エアコンOFF領域にあるときにのみ行なわれる。このエ
アコンOFF領域は、実施例では、次のように設定されて
いる。すなわち、基本的には、ロックアップクラッチ3a
が締結されている領域であることが大前提とされる。こ
のような前提の下に、R/L(ロード・ロードライン)と
一点鎖線αで囲まれたクルージング領域(巡航走行の領
域)を設定して、このクルージング領域を除外した領域
でのみ電磁クランチ10を切断するようにしてある。また
実施例では、補機類11の駆動抵抗による加速性の悪化は
特にエンジン回転数が低いときであるということを勘案
して、エンジン回転数が所定回転数以下のときにのみ電
磁クラッチ10を切断するようにしてある。さらに、加速
時に一旦電磁クラッチ10を切断した後は、この切断後所
定時間(例えば5秒)経過したときに再び電磁クラッチ
10を接続するようにしてある。
前述した制御ユニット20の制御内容を第3図のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でPは
ステップを示す。
先ず、P1においてシステムのイニシャライズが行なわれ
た後、P2において、各センサあるいはスイッチ21〜24か
らの信号が読込まれる。
P3では、エアコンスイッチ24がONされているか否かが判
別される。このP3の判別でNOのときは、そのままリター
ンされる。
P3の判別でYESのときは、P4において、現在のエンジン
回転数が所定回転数(実施例では3500rpm)以下である
か否かが判別される。この判別でNOのときは、そのまま
リターンされる。
P4の判別でYESのときは、P5において、現在4速走行時
すなわちロックアップクラッチ3aが締結されている領域
であるか否か、より具体的は、第2図に示すエアコンOF
F領域であるか否かが判別される。このP5の判別でNOの
ときはそのままリターンされる。
P5の判別でYESのときは、P6において、現在加速時であ
るか否かが判別される。この加速時であるか否かの判別
は、例えば、スロットル開度の変化量、スロットル開度
の変化速度あるいはこの両者の組み合わせ等により判別
される。このP6の判別でNOときはそのままリターンされ
る。
P6の判別でYESのときは、P7において電磁クラッチ10を
切断した後、P8においてタイマをセットする。この後、
P9でタイマのカウントダウンを行なった後、P10でタイ
マのカウント値が零になったか否かが判別される。この
P10の判別でNOのときはP9へ戻り(電磁クラッチ10が切
断されたまま)、P10の判別でYESとなったときにP11で
電磁クラッチ1が再び接続される。
以上実施例について説明したが、加速時に駆動停止され
る補機類としては、オルタネータ等、駆動抵抗の大きな
ものを適宜採択することができる。勿論、2種類以上の
補機類を駆動停止させるようにすることもでき、この場
合加速要求の度合に応じて、駆動停止される補機類の数
を変更することができる。
また、ロックアップクラッチ3aは、最近ではいわゆる半
クラッチの状態となる不完全締結の状態に制御されるこ
とも多くなっているが、本考案にあってはこの不完全締
結の状態に補機類の駆動を停止させることもできる。
(考案の効果) 本考案は以上述べたことから明らかなように、補機類の
駆動抵抗に起因する加速性の悪化を防止しつつ、補機類
の駆動と駆動停止とを行なう機会を極力低減させてスム
ーズな走行性というものを確保する上でも有利なものと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体系統図。 第2図はロックアップ領域と加速時に補機類の駆動を停
止させる領域との設定例を示す図。 第3図は本考案の制御例を示すフローチャート。 第4図は本考案の全体構成をブロック図的に示す図。 1:エンジン 1a:出力軸 3:トルクコンバータ 3a:ロックアップクラッチ 10:電磁クラッチ 11:補機類(エアコン) 20:制御ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの出力をロックアップクラッチ付
    のトルクコンバータを介して駆動輪へ伝達するようにし
    た自動変速機付車両において、 エンジンにより駆動される補機類と、 加速を検出する加速検出手段と、 前記加速検出手段で加速が検出されたとき、前記ロック
    アップクラッチが締結されていることを条件として、エ
    ンジンによる前記補機類の駆動を停止させる駆動停止手
    段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機付車両用エン
    ジンの制御装置。
JP15131088U 1988-11-22 1988-11-22 自動変速機付車両用エンジンの制御装置 Expired - Lifetime JPH0710901Y2 (ja)

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JPH0272115U JPH0272115U (ja) 1990-06-01
JPH0710901Y2 true JPH0710901Y2 (ja) 1995-03-15

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