JP3266751B2 - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の制御装置

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/0437Smoothing ratio shift by using electrical signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常のシフトマップに
基づく自動変速に加えて手動操作による変速が可能な車
両用自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車速やエンジン負荷等の検出値を
パラメータとしてシフトマップを検索することにより最
適な変速段を選択し、その変速段が確立されるように自
動的に変速操作を行う自動変速機が知られている。かか
る自動変速機では、一般的な走行状態を基準として変速
特性が設定されているため、全ての走行状態において最
適の変速段を選択することが難しく、ドライバーの意思
を反映すべくスロットル開度やアクセルペダルの踏込み
量を検出してはいるものの、結局は一律に変速段が決定
されてしまう問題がある。また、動力性能を重視した変
速特性や燃費を重視した変速特性を選択し得るものもあ
るが、何れもドライバーの好みに応じた変速特性を完全
に実現するものとは言い難い。
【0003】そこで、ドライバーがスイッチやレバーを
操作することにより任意の変速段を選択し得るようにし
た自動変速機が提案されている(特開昭59−3735
9号公報、特開平2−8545号公報、特開平2−12
5174号公報参照)。
【0004】また、変速ショックを低減すべく変速時に
エンジントルクを低減するものが提案されている(特開
昭58−207556号公報、特開昭62−88624
号公報参照)。これらのものでは、タイマーの出力に基
づいて、或いは変速時に回転数変化が生じるエンジン回
転数や変速機入力軸回転数をパラメータとしてエンジン
トルクの低減を行っており、その際にエンジントルクの
低減量は一定であったり、エンジン負荷に応じた設定値
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したエ
ンジントルクの低減制御を手動変速モードを持つ自動変
速機に適用すると、当然手動変速モードにおいても変速
ショックが低減するが、スポーツ走行を主たる目的とす
る手動変速モードにおいてドライバーが意図する変速フ
ィーリング(ダイレクト感、きびきびした走り)を得る
ことができず、間延びした変速フィーリングになってし
まう問題がある。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、手動変速機モードにおける変速ショックの大きさを
適切に設定することにより、ドライバーの意図するスポ
ーティな変速フィーリングを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、車速に応じた値を検
出する車速検出手段と、エンジン負荷に応じた値を検出
するエンジン負荷検出手段と、車速検出手段の出力及び
エンジン負荷検出手段の出力並びに予め設定された変速
特性に基づいて変速比を制御可能な自動変速モードと、
手動操作により所定の変速比に変速するための変速指令
を出力する変速指令手段と、変速指令手段の操作に基づ
いて変速を行う手動変速モードと、変速時に係合及び係
合解除される複数の油圧係合要素と、変速時に変速ショ
ックを低減すべくエンジントルクを低減する制御手段と
を備えており、自動変速モードと手動変速モードとを選
択可能な車両用自動変速機の制御装置において、前記制
御手段が、手動変速モードが選択されているときのエン
ジントルクの低減時間を自動変速モードが選択されてい
るときのエンジントルクの低減時間よりも短くすること
を特徴とする。
【0008】
【0009】また請求項に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、エンジントルクの変更開始タイミン
グを遅らせることにより前記エンジントルクの低減時間
短くすることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、手動変速モードが選
択されているときに自動変速モードが選択されていると
きよりもエンジントルクの低減時間が短くなって大きな
変速ショックが発生するため、手動変速モードにおいて
ドライバーが意図するダイレクトな変速フィーリングを
得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0013】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は車両用自動変速機及びその制御装置の全体構
成図、図2はマニュアルシフトレバーと共用されるセレ
クトレバーの斜視図、図3はステアリングコラムに設け
られたマニュアルシフトレバーの斜視図、図4はセレク
トポジション及び変速段のインジケータを示す図、図5
はセレクトポジション及び変速段のインジケータの別案
を示す図、図6は作用を説明するフローチャート、図7
は作用を説明するタイムチャートである。
【0014】図1は7ポジションの車両用自動変速機T
を示すもので、セレクトレバーによって7種類のレン
ジ、即ち「P」レンジ(パーキングレンジ)、「R」レ
ンジ(リバースレンジ)、「N」レンジ(ニュートラル
レンジ)、「D」レンジ(1速〜4速自動変速レン
ジ)、「M」レンジ(1速〜4速手動変速レンジ)、
「2」レンジ(2速固定レンジ、3速変速段→2速変速
段のシフトダウンを含む)及び「1」レンジ(1速固定
レンジ、2速変速段→1速ホールド変速段のシフトダウ
ンを含む)の何れかを選択することが可能である。
【0015】自動変速機Tは、エンジンEのクランクシ
ャフト1にロックアップクラッチLを有するトルクコン
バータ2を介して接続されたメインシャフトMSと、こ
のメインシャフトMSに平行に配置されたカウンタシャ
フトCS及びセカンダリシャフトSSとを備える。
【0016】メインシャフトMSには、メイン1速ギヤ
3、メイン2速−3速ギヤ4、メイン4速ギヤ5及びメ
インリバースギヤ6が支持される。カウンタシャフトC
Sには、メイン1速ギヤ3に噛合するカウンタ1速ギヤ
7、メイン2速−3速ギヤ4に噛合するカウンタ2速−
3速ギヤ8、メイン4速ギヤ5に噛合するカウンタ4速
ギヤ9、カウンタ2速ギヤ10、メインリバースギヤ6
にリバースアイドルギヤ11を介して接続されるカウン
タリバースギヤ12が支持される。セカンダリシャフト
SSには、カウンタ2速−3速ギヤ8に噛合する第1セ
カンダリ2速ギヤ13及びカウンタ2速ギヤ10に噛合
する第2セカンダリ2速ギヤ14が支持される。
【0017】メインシャフトMSに相対回転自在に支持
したメイン1速ギヤ3を1速クラッチC1 でメインシャ
フトMSに結合すると、1速変速段が確立する。1速ク
ラッチC1 は2速〜4速変速段の確立時にも係合状態に
保持されるため、カウンタ1速ギヤ7は一方向クラッチ
OWを介して支持される。セカンダリシャフトSSに相
対回転自在に支持した第2セカンダリ2速ギヤ14を2
速クラッチC2 でセカンダリシャフトSSに結合する
と、2速変速段が確立する。カウンタシャフトCSに相
対回転自在に支持したカウンタ2速−3速ギヤ8を3速
クラッチC3 でカウンタシャフトCSに結合すると、3
速変速段が確立する。
【0018】カウンタシャフトCSに相対回転自在に支
持したカウンタ4速ギヤ9をセレクタギヤSGでカウン
タシャフトCSに結合した状態で、メインシャフトMS
に相対回転自在に支持したメイン4速ギヤ5を4速−リ
バースクラッチC4RでメインシャフトMSに結合する
と、4速変速段が確立する。カウンタシャフトCSに相
対回転自在に支持したカウンタリバースギヤ12をセレ
クタギヤSGでカウンタシャフトCSに結合した状態
で、メインシャフトMSに相対回転自在に支持したメイ
ンリバースギヤ6を4速−リバースクラッチC4Rでメイ
ンシャフトMSに結合すると、後進変速段が確立する。
【0019】カウンタシャフトCSの回転はファイナル
ドライブギヤ15及びファイナルドリブンギヤ16を介
してディファレンシャルDに伝達され、そこから左右の
車軸17,17を介して駆動輪W,Wに伝達される。
【0020】更に、1速クラッチC1 を係合させた状態
で、1速ホールドクラッチCLHでカウンタ1速ギヤ7を
カウンタシャフトCSに結合すると、1速ホールド変速
段が確立する。エンジンブレーキが必要なときに1速ホ
ールド変速段を確立すれば、一方向クラッチCOWがスリ
ップしても駆動輪W,WのトルクをエンジンEに逆伝達
することができる。
【0021】自動変速機Tを制御する電子制御ユニット
UtはCPU18、ROM19、RAM20、入力回路
21及び出力回路22から構成される。
【0022】エンジンEに設けたスロットル開度センサ
1 で検出したスロットル開度THと、エンジンEに設
けたエンジン回転数センサS2 で検出したエンジン回転
数Neと、メインシャフトMSに設けたメインシャフト
回転数センサS3 で検出したメインシャフト回転数Nm
と、カウンタシャフトCSに設けたカウンタシャフト回
転数センサS4 で検出したカウンタシャフト回転数Nc
と、ディファレンシャルDに設けた車速センサS5 で検
出した車速Vと、セレクトレバーポジションセンサS6
で検出したセレクトレバーポジションPと、後述するシ
フトアップスイッチS7 と、後述するシフトダウンスイ
ッチS8 と、エンジンEに設けた水温センサS9 で検出
した冷却水温Twとが、電子制御ユニットUtの入力回
路21に入力される。
【0023】電子制御ユニットUtの出力回路22は、
自動変速機Tの1速クラッチC1 、2速クラッチC2
3速クラッチC3 、4速−リバースクラッチC4R、1速
ホールドクラッチCLH、セレクタギヤSG及びロックア
ップクラッチLの作動を制御すべく、油圧制御回路Oに
設けられた5個のソレノイドSL1 〜SL5 に接続され
る。ソレノイドSL1 はロックアップクラッチLのON
/OFFを司り、ソレノイドSL2 はロックアップクラ
ッチLの容量の制御を司り、ソレノイドS3 ,S4 は1
速クラッチC1 、2速クラッチC2 、3速クラッチ
3 、4速−リバースクラッチC4R及び1速ホールドク
ラッチCLHのON/OFF、並びにセレクタギヤSGの
作動を司り、ソレノイドSL5 はクラッチ油圧の制御を
司る。
【0024】前記電子制御ユニットUtの出力回路22
には電子制御ユニットUeが接続されており、この電子
制御ユニットUeは自動変速機Tの変速時にエンジンE
の出力トルクを制御する。
【0025】図2に示すように、セレクトレバー25に
より選択されるレンジは、通常の「P」レンジ、「R」
レンジ、「N」レンジ、「D」レンジ、「2」レンジ及
び「1」レンジに加えて「M」レンジ(1速〜4速手動
変速レンジ)を備える。セレクトレバー25を案内する
ガイド溝26は略H形に形成されており、セレクトレバ
ー25を「D」レンジから右側に倒した位置が「M」レ
ンジになり、そこでセレクトレバー25は前後に傾倒可
能である。「M」レンジにおいてセレクトレバー25を
前方(+方向)に倒すと前記シフトアップスイッチS7
が作動してシフトアップ指令が出力され、またセレクト
レバー25を後方(−方向)に倒すと前記シフトダウン
スイッチS8 が作動してシフトダウン指令が出力され
る。
【0026】図3はセレクトレバー25とは別個に独立
したマニュアルシフトレバー27を設けたもので、ステ
アリングホイール28を支持するステアリングコラム2
9の左側面に上下揺動可能なマニュアルシフトレバー2
7が設けられる。図示せぬセレクトレバー25は「D」
レンジと「2」レンジとの間に「M」レンジを備えてお
り、セレクトレバー25で「M」レンジを選択した状態
でマニュアルシフトレバー27を上方(+方向)に倒す
と前記シフトアップスイッチS7 が作動してシフトアッ
プ指令が出力され、またマニュアルシフトレバー27を
下方(−方向)に倒すと前記シフトダウンスイッチS8
が作動してシフトダウン指令が出力される。
【0027】図4に示すように、スピードメータ30及
びタコメータ31を備えたメータパネル32に設けられ
たインジケータ33により、セレクトレバー25により
選択されたレンジが表示されるとともに、「M」レンジ
が選択されているときには現在確立している変速段が表
示される。或いは、図5に示すように、タコメータ31
等に設けたインジケータ33に、セレクトレバー25に
より選択されたレンジが表示されるとともに、「M」レ
ンジが選択されているときには現在確立している変速段
が表示される。
【0028】尚、図4及び図5において、現在確立して
いる変速段の表示を点滅させれば視認性が更に向上す
る。また1速変速段〜4速変速段を数字の1〜4で表示
するかわりに、その変速段のギヤ比を表示することも可
能である。
【0029】而して、セレクトレバー25により「D」
レンジが選択されているとき、車速センサS5 で検出し
た車速V及びスロットル開度センサS1 で検出したスロ
ットル開度THをパラメータとするシフトマップに基づ
いて、1速変速段〜4速変速段間のシフトアップ及びシ
フトダウンが自動的に実行される。また、「2」レンジ
が選択されると2速変速段が確立するが、「2」レンジ
を選択したときの車速が大きくて2速変速段ではオーバ
ーレブが発生する場合には、先ず3速変速段が確立し、
車速が低下した後に2速変速段にシフトダウンされて2
速変速段に固定される。同様に、「1」レンジを選択し
たときの車速が大きくて1速ホールド変速段ではオーバ
ーレブが発生する場合には、先ず2速変速段が確立し、
車速が低下した後に1速ホールド変速段にシフトダウン
されて1速ホールド変速段に固定される。
【0030】「D」レンジから「M」レンジに切り換え
た場合、切り換え前の「D」レンジにおける変速段が1
速変速段〜3速変速段であれば、切り換え後の「M」レ
ンジにおいて同一の変速段にホールドされる。切り換え
前の「D」レンジにおける変速段が4速変速段であれ
ば、切り換え後の「M」レンジにおいて3速変速段が確
立する。但し、3速変速段を確立するとオーバーレブが
発生する場合には例外的に4速変速段が確立する。
【0031】「2」レンジから「M」レンジに切り換え
た場合、切り換え前の「2」レンジにおける変速段が3
速変速段及び2速変速段の何れであっても、切り換え後
の「M」レンジにおいて3速変速段が確立する。但し、
停車時に前記「2」レンジから「M」レンジへの切り換
えを行った場合には、切り換え後の「M」レンジにおい
て1速変速段が確立する。
【0032】更に、「M」レンジで停車中にシフトアッ
プスイッチS7 又はシフトダウンスイッチS8 を操作す
ることにより、発進時の変速段として1速変速段又は2
速変速段を選択可能である。
【0033】図6のフローチャートに示すように、変速
指令が出力されたとき(ステップS1)、「D」レンジ
が選択されていれば(ステップS2)、「D」レンジ用
として予め設定されていたデータに基づいて変速トルク
(即ち、変速時におけるエンジントルク)の制御が行わ
れ(ステップS3)、「M」レンジが選択されていれば
(ステップS2)、「M」レンジ用として予め設定され
ていたデータに基づいて変速トルクの制御が行われる
(ステップS4)。
【0034】これを、図7のタイムチャートに基づいて
更に説明する。変速指令が出力されると、新たな変速段
を確立すべく前段の油圧係合要素の油圧が減少し始める
とともに後段の油圧係合要素の油圧が増加し始める。こ
のとき、メインシャフト回転数センサS3 で検出したメ
インシャフト回転数Nmと、カウンタシャフト回転数セ
ンサS4 で検出したカウンタシャフト回転数Ncとに基
づいて算出した油圧係合要素のスリップ率ECLを監視
し、そのスリップ率ECLが増加したとき(時刻t=t
0 )、前段の油圧係合要素が滑り始めて実質的な変速が
開始されたと判断する。
【0035】「D」レンジが選択されているときには、
スリップ率ECLが「D」レンジのトルク低減開始タイ
ミングを示す所定値になったとき(時刻t1 )、電子制
御ユニットUeが例えば点火リタード等の手段によりエ
ンジントルクの低減を開始し、スリップ率ECLが変速
の終了近傍を示す所定値になったとき(時刻t2 )、エ
ンジントルクの低減を終了すべくエンジントルク復帰を
開始する。このように、実質的な変速が行われている間
エンジントルクを低減することにより、変速ショックの
軽減が図られる。
【0036】一方、「M」レンジが選択されているとき
には、「D」レンジのトルク低減開始タイミングよりも
遅いトルク低減開始タイミングとなる所定値にスリップ
率ECLがなったとき(時刻t1 ′)、エンジントルク
の低減制御が開始され、しかもそのトルク変化量は
「D」レンジの場合のトルク変化量よりも小さく設定さ
れる。そして「D」レンジの場合と同じタイミング(時
刻t2 )においてエンジントルクの低減制御を終了す
る。このように、「M」レンジが選択されているとき
に、「D」レンジの場合よりも遅れてエンジントルクの
低減制御を開始し、且つそのエンジントルクの変化量を
小さくすることにより、「M」レンジでのトータルのエ
ンジントルク低減量が「D」レンジのそれよりも小さく
なり、「M」レンジでの変速ショックの低減量は「D」
レンジのそれよりも小さくなる。その結果、ドライバー
がスポーティな走行を期待する「M」レンジに適したダ
イレクトな変速フィーリングを得ることができる。
【0037】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0038】例えば、実施例ではエンジントルクの低減
を点火リタード制御により行っているが、それを燃料噴
射量制御、スロットル開度制御、EGR制御等の任意の
手段により行うことができるまた、実施例では実質的
な変速が開始されたことを油圧係合要素のスリップ率E
CLに基づいて判断しているが、これを変速指令が出力
されたときからの経過時間をタイマーで計測し、所定時
間が経過した時点で実質的な変速が開始されたと判断す
ることができる
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載された発明
によれば、手動変速モードが選択されているときのエン
ジントルクの低減時間を自動変速モードが選択されてい
るときのエンジントルクの低減時間よりも短くすること
により、ドライバーによる特別な操作を必要とせずに、
手動変速モードにおいてドライバーが意図するダイレク
トな変速フィーリングを得ることができる。
【0040】
【0041】また請求項に記載された発明によれば、
エンジントルクの変更開始タイミングを遅らせることに
より前記エンジントルクの低減時間短くすることがで
きる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用自動変速機及びその制御装置の全体構成
【図2】マニュアルシフトレバーと共用されるセレクト
レバーの斜視図
【図3】ステアリングコラムに設けられたマニュアルシ
フトレバーの斜視図
【図4】セレクトポジション及び変速段のインジケータ
を示す図
【図5】セレクトポジション及び変速段のインジケータ
の別案を示す図
【図6】作用を説明するフローチャート
【図7】作用を説明するタイムチャート
【符号の説明】
1 1速クラッチ(油圧係合要素) C2 2速クラッチ(油圧係合要素) C3 3速クラッチ(油圧係合要素) C4 4速クラッチ(油圧係合要素) E エンジン S1 スロットル開度センサ(エンジン負荷検出
手段) S5 車速センサ(車速検出手段) T 自動変速機 Ut 電子制御ユニット(制御手段) Ue 電子制御ユニット(制御手段) 25 セレクトレバー(変速指令手段) 27 マニュアルシフトレバー(変速指令手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 59:74 F16H 59:74 (56)参考文献 特開 昭59−37359(JP,A) 特開 平2−17260(JP,A) 特開 昭62−88624(JP,A) 特開 平2−173330(JP,A) 特開 平2−125174(JP,A) 特開 平2−8545(JP,A) 特開 昭58−207556(JP,A) 特開 平3−279636(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速に応じた値を検出する車速検出手段
    と、 エンジン負荷に応じた値を検出するエンジン負荷検出手
    段と、 車速検出手段の出力及びエンジン負荷検出手段の出力並
    びに予め設定された変速特性に基づいて変速比を制御可
    能な自動変速モードと、 手動操作により所定の変速比に変速するための変速指令
    を出力する変速指令手段と、 変速指令手段の操作に基づいて変速を行う手動変速モー
    ドと、 変速時に係合及び係合解除される複数の油圧係合要素
    と、 変速時に変速ショックを低減すべくエンジントルクを
    する制御手段と、 を備えており、自動変速モードと手動変速モードとを選
    択可能な車両用自動変速機の制御装置において、 前記制御手段が、手動変速モードが選択されているとき
    エンジントルクの低減時間を自動変速モードが選択さ
    れているときのエンジントルクの低減時間よりも短く
    ることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジントルクの変更開始タイミングを
    遅らせることにより前記エンジントルクの低減時間
    することを特徴とする、請求項1記載の車両用自動変
    速機の制御装置。
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