JPH06313477A - 車両用自動変速機装置 - Google Patents

車両用自動変速機装置

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JPH06313477A
JPH06313477A JP5102480A JP10248093A JPH06313477A JP H06313477 A JPH06313477 A JP H06313477A JP 5102480 A JP5102480 A JP 5102480A JP 10248093 A JP10248093 A JP 10248093A JP H06313477 A JPH06313477 A JP H06313477A
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JP
Japan
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speed
downshift
shift
vehicle
gear
Prior art date
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Withdrawn
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JP5102480A
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Inventor
Katsuhiro Hatta
克弘 八田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両用自動変速機装置に関し、不
必要な3段飛び越しを防止して、ドライブフィーリング
を向上できるようにすることを目的とする。 【構成】 エンジン負荷検出手段3と、車速検出手段4
と、エンジン2から入力される回転駆動力を変速して駆
動輪側に出力する複数の変速段を切り替えてアップシフ
ト及びダウンシフトを行なう変速段切替機構1Aと、変
速段切替機構1Aをエンジン負荷検出手段3と車速検出
手段4とからの情報に基づいて制御する制御手段5とを
そなえ、制御手段5が、エンジン負荷の急増時に3段飛
び越しダウンシフト制御を行ないうるように設定される
とともに、3段飛び越しダウンシフトの条件が成り立つ
ときでも、所要の条件下では、所定時間だけ3段飛び越
しダウンシフトを禁止するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機装置に関
し、特に、変速段の過度のダウンシフトを抑制する、車
両用自動変速機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等に用いられる自動変速機
装置(又は、オートマチックトランスミッション,又は
A/Tと略す)では、変速操作をよりきめ細かく行なう
べく、変速段の多段化が進んでいる。例えば、乗用自動
車用のA/Tでは、一般的に4段変速式A/Tが多く用
いられているが、このようなA/Tの変速操作をさらに
きめ細かく制御できるようにした5段変速式A/Tも開
発されている。
【0003】このように変速段を多段化することによ
り、滑らかな変速操作を行なうことができ、変速ショッ
ク等を低減することができる。また、これによりドライ
バの疲労や不快感等を低減することができる。ところ
で、このようなA/Tでは、通常、車速やスロットルの
開度等をセンサ等により検知して、各センサからの情報
をコントロールユニットに送り、コントロールユニット
で、これらの情報と図示しない変速制御マップとに基づ
いて最適な変速段を決定して、変速段の切り換えを行な
う場合には、所要の制御信号を出力する。
【0004】しかしながら、上述したようにA/Tの多
段化が進行すると、ドライバが急激にアクセルペダルを
踏み込んでA/Tをダウンシフト(キックダウン)させ
た時に、例えば5速から2速へ、一度に3段のダウンシ
フト(3段飛び越しダウンシフト)が行なわれる場合が
ある。このような3段飛び越しダウンシフトについて図
を用いて説明すると、図3は5段変速式A/Tのシフト
スケジュールを示す制御マップであるが、この図中、例
えば出力軸の回転速度が比較的低い領域αで運転中に急
激にアクセルペダルを大きく踏み込んで、この結果領域
γよりもアクセル開度が大きくなると5速から2速への
3段飛び越しダウンシフトが行なわれるのである。
【0005】また、これと同様に、運転状態が領域βに
ある時に、領域δよりもアクセル開度が大きくなると4
速から1速へ3段飛び越しダウンシフトが実行されるの
である。そして、このように車速が低いときに5速から
2速または4速から1速への3段飛び越しダウンシフト
を行なうことにより、十分な加速度や駆動力を得ること
ができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、3段飛び越しダウンシフトが行なわれると、エンジ
ン回転数が極端に上昇してしまい、ドライバが違和感を
感じてしまったり、又は故障と錯覚してしまうことがあ
る。また、3段飛び越しダウンシフトが行なわれた後す
ぐに車速が増加したりアクセル開度が低下したりすると
3段飛び越しダウンシフトの後すぐにアップシフトする
場合も考えられる。この結果、頻繁に変速操作が行なわ
れてしまい、ドライバが煩わしく感じてしまう。
【0007】さらに、一度に3段飛び越しダウンシフト
が行なわれると、車両の速度が低速でエンジンが高回転
の状態となり、ドライバが意図した程の大きな加速を得
ることができない場合もある。本発明は、このような課
題に鑑み創案されたもので、所要の条件下で、所定時間
だけ3段飛び越しダウンシフトによる車両の速度制御性
能を確保しながら、不必要な3段飛び越しを防止できる
ようにして、ドライブフィーリングを向上できるように
した、車両用自動変速機装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車両用自動変速機装置は、エンジンの負荷を
検出するエンジン負荷検出手段と、車両の速度を検出す
る車速検出手段と、該エンジンから入力される回転駆動
力を変速して駆動輪側に出力する複数の変速段をそな
え、該変速段を切り替えてアップシフト及びダウンシフ
トを行なう変速段切替機構と、該変速段を所定の変速段
に設定すべく該変速段切替機構を該エンジン負荷検出手
段と該車速検出手段とからの情報に基づいて制御する制
御手段とをそなえ、該制御手段が、該エンジン負荷の急
増時に3段飛び越しダウンシフト制御を行ないうるよう
に設定されるとともに、該エンジン負荷検出手段と該車
速検出手段とからの情報に基づき該3段飛び越しダウン
シフトの条件が成り立つときでも、所要の条件下では、
所定時間だけ該3段飛び越しダウンシフトを禁止するよ
うに設定されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の本発明の車両用自動
変速機装置は、請求項1記載の構成に加えて、該3段飛
び越しダウンシフトの条件が成り立つときに該変速段が
2段だけダウンシフトされた時を基準にして経過時間を
カウントする経過時間算出手段が設けられ、該制御手段
が、該経過時間算出手段によりカウントされた経過時間
が所定の時間内であって、且つ車両の加速度が所定値よ
りも大きい場合は、該3段飛び越しダウンシフトを禁止
するように設定されるとともに、該変速段が2段ダウン
シフトされた後アップシフトが行なわれた場合は、該制
御手段による制御が中止されるように設定されているこ
とを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の本発明の車両用自動
変速機装置は、請求項1記載の構成に加えて、該エンジ
ン負荷検出手段が、スロットルの開度を検出するスロッ
トルポジションセンサとして構成されていることを特徴
としている。
【0011】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の車両用自動変速
機装置では、制御手段の制御により、エンジン負荷検出
手段と車速検出手段とからの情報に基づいて変速段切替
機構を通じて所定の変速段が選択される。そして、制御
手段では、エンジン負荷の急増時に3段飛び越しダウン
シフト制御を実行することができるが、エンジン負荷検
出手段と該車速検出手段とからの情報に基づいて3段飛
び越しダウンシフトの条件が成り立つときでも、所要の
条件下では、所定時間だけ3段飛び越しダウンシフトを
禁止する。
【0012】また、上述の請求項2記載の本発明の車両
用自動変速機装置では、3段飛び越しダウンシフトの条
件が成り立つときに、経過時間算出手段により変速段が
2段だけダウンシフトされた時を基準にして経過時間が
カウントされる。そして、このようにしてカウントされ
た経過時間が所定の時間内であって、車両の加速度が所
定値よりも大きい場合は、3段飛び越しダウンシフトが
禁止される。
【0013】また、3段飛び越しダウンシフトの条件が
成り立つときに、変速段が2段ダウンシフトされた後ア
ップシフトが行なわれると、制御手段による3段飛び越
しダウンシフトの禁止制御が中止される。また、上述の
請求項3記載の本発明の車両用自動変速機装置では、エ
ンジン負荷検出手段がスロットルポジションセンサによ
り構成される。そして、スロットルポジションセンサが
スロットルの開度を検知することによりエンジン負荷が
検出される。
【0014】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
の車両用自動変速機装置について説明すると、図1はそ
の全体構成を示す模式的なブロック図、図2はその作用
を説明するためのフローチャート、図3はそのシフトス
ケジュールを示す変速制御マップ、図4はその変速段切
替機構の構成を示す模式図、図5はその変速制御を説明
するための図である。
【0015】図1に示すように、エンジン2と自動変速
機1とは一体的に構成されており、自動変速機1は、変
速段切替機構1Aや油圧クラッチ及び油圧ブレーキ等の
係合手段1Bとにより構成された5段変速式自動変速機
である。また、本装置には、エンジン負荷検出手段とし
てのスロットルポジションセンサ3と、車速検出手段と
しての車速センサ4と、自動変速機1を制御する制御手
段としてのコントローラ5と、経過時間算出手段として
のタイマ6とが設けられている。
【0016】また、図4に示すように、この自動変速機
1は、エンジン2の出力軸11からの回転駆動力は、ト
ルクコンバータ12のポンプ14,タービン15を介し
てインプットシャフト16に伝達されるようになってい
る。また、トランスファシャフト40がインプットシャ
フト16と互いに平行に設けられており、インプットシ
ャフト16に入力された回転駆動力は、トランスファシ
ャフト40からディファレンシャルギア55を介して、
駆動軸58に伝達されるようになっている。
【0017】インプットシャフト16の軸心上には、図
4に示すように第1,第2のプラネタリギア機構59,
60が設けられており、トランスファシャフト40の軸
心上には、第3プラネタリギア機構61が配設されてい
る。そして、これらの3組のプラネタリギア機構59,
60,61のギアの組み合わせの設定により、エンジン
2からの回転駆動力が適当な速度比に変速されて駆動軸
58に伝達されるようになっているのである。
【0018】また、この自動変速機1には、第1プラネ
タリギア機構59のサンギア21,リングギア35の作
動を制限するための1−4速クラッチ20,3−5速ク
ラッチ34,1速・後退ブレーキ36が設けられ、ま
た、第2プラネタリギア機構60のプラネタリキャリア
26及びサンギア30の作動を制限するための1速・後
退ブレーキ36,3−5速クラッチ34,2・5速ブレ
ーキ31,後退クラッチ33が設けられている。
【0019】これらのブレーキ36,31及びクラッチ
20,33,34は、いずれも図1に示すコントローラ
5からの制御信号に応じて作動するようになっており、
これらのブレーキ36,31とクラッチ20,33,3
4とを制御することにより、プラネタリギア機構59,
60の作動状態が制御されて、トランスファドライブギ
ア22に伝達される回転駆動力や回転数が変更されるよ
うになっている。
【0020】さらに、第3プラネタリギア機構61側に
は、このプラネタリギア機構61のキャリア41,サン
ギア46の作動を制限するための4・5速クラッチ5
2,後退ブレーキ53がそなえられており、やはりコン
トローラ5からの制御信号に応じてこれらのクラッチ5
2,ブレーキ53が作動するようになっている。ここ
で、変速段のシフトチェンジは、図5に示すような表に
したがって自動変速機1内の各構成部を制御することに
より行なわれるようになっている。
【0021】そして、この自動変速機1内の変速段の切
り替えを説明すると、まず変速段を1速にする時は、図
5の表に示すように示す1速・後退ブレーキ36,1−
4速クラッチ20,後退ブレーキ53を作動させる。こ
れにより、図4に示す、インプットシャフト16の端部
に設けられた1−4速クラッチ20が係合するので、回
転駆動力は、第1プラネタリギア機構59のサンギア2
1に伝達されるようになっている。
【0022】また、第1リアプラネタリギア機構59の
リングギア35は、1速・後退ブレーキ36により、ト
ランスミッションケース24に対して固定された状態と
なるので、サンギア21の回転駆動力は、プラネタリキ
ャリア23に伝達される。これにより、プラネタリキャ
リア23に固定されたトランスファドライブギア22に
回転駆動力が伝達され、トランスファドリブンギア44
が回転する。
【0023】また、トランスファドリブンギア44は、
トランスファシャフト40側の第3プラネタリギア機構
61のリングギア48に固定されており、第3プラネタ
リギア機構61では、後退ブレーキ53,一方向クラッ
チ54によりサンギア46の回転が拘束されている。こ
れにより、リングギア48の回転駆動力は、プラネタリ
ギア49が自転しながらプラネタリキャリア41に伝達
される。そして、リングギア48からの回転速度が減速
されて、プラネタリキャリア41に伝達される。
【0024】このプラネタリキャリア41は、その中心
がトランスファシャフト40に固定されており、これに
よりトランスファシャフト40が回転駆動される。そし
て、このトランスファシャフト40の回転駆動力がディ
ファレンシャル55を介して駆動軸58に伝達される。
また、変速段を2速に設定する時は、図5の表に示すよ
うに、1速・後退ブレーキ36の代わりに2・5速ブレ
ーキ31を作動させる以外は1速と同様である。
【0025】これにより、エンジン側の出力軸11から
入力された回転駆動力は、第1プラネタリギア機構59
のサンギア21に伝達された後、プラネタリキャリア2
3,リングギア35がともに回転して、トランスファド
ライブギア22に、上述の1速よりも速い回転速度で回
転駆動力を伝達する。そして、ここから駆動輪へ出力す
るまでの駆動力の伝達経路は、上述の1速と同様であ
る。
【0026】変速段を3速に設定する時は、図5の表に
示すように、1−4速クラッチ20,3−5速クラッチ
34を係合させ、後退ブレーキ53を作動させる。これ
により、図4に示すように、第1プラネタリギア機構5
9のリングギア35に固定されたプラネタリキャリア2
6とサンギア21とがインプットシャフト16と等速で
回転する。
【0027】したがって、トランスファドライブギア2
2と一体のプラネタリキャリア23もインプットシャフ
ト16と等速に回転して、トランスファドリブンギア4
4に回転駆動力が伝達されるので、2速よりも速い速度
トランスファドリブンギア44が回転する。そして、こ
の後は、回転駆動力は、1速や2速と同様に駆動軸58
に伝達される。
【0028】これにより、3速では2速よりも高いギア
比でエンジン2の回転が駆動軸58に伝達されるのであ
る。次に、変速段が4速に設定される場合について説明
すると、図5の表に示すように、3速で作動させた後退
ブレーキ53の代わりに4・5速クラッチ52を作動さ
せ、また、一方向クラッチ54のロックが解除されるた
め、変速段は4速に設定される。
【0029】この時、エンジン2からの回転駆動力は、
トランスファドリブンギア44までは上述の3速と同様
に伝達されるが、トランスファシャフト40上の4・5
速クラッチ52の作動により、第3プラネタリギア機構
61のプラネタリキャリア41とサンギア46とが連結
されているので、第3プラネタリギア機構61が一体に
回転する。
【0030】したがって、トランスファドリブンギア4
4に固定されたリングギア48から入力される回転速度
は、減速されずにトランスファシャフト40に伝達され
るのである。これにより、4速では3速よりも高いギア
比でエンジン2の回転が駆動軸58に伝達されるのであ
る。なお、この時ディファレンシャルギア55に入力さ
れる前のギア比は、1.0である。
【0031】次に、変速段が5速に設定される場合につ
いて説明すると、図5の表に示すように、4速で作動さ
せた1ー4速クラッチ20代わりに2・5速ブレーキ3
1を作動させる。これにより、第1プラネタリギア機構
60のサンギア30がトランスミッションケース24に
固定される。また、3−5速クラッチ34によりインプ
ットシャフト16とフロントキャリア26とが連結され
るので、トランスファドライブギア22に固定されたリ
ングギア37には、インプットシャフト16の回転速度
が増速されて伝達される。
【0032】これにより、トランスファドライブギア2
2の回転速度は、4速の時よりも速くなる。また、この
後の回転駆動力の伝達経路は4速の時と同一であるた
め、ディファレンシャルギアに入力される前のギア比は
1.0以下となり、4速の時よりも高速で駆動力軸58
が駆動力される。このようにこの自動変速機1は、コン
トローラ5からの指令により各プラネタリギア機構5
9,60,61を制御することにより、変速段の切り替
えが行なわれるのである。
【0033】そして、コントローラ5では、上述したセ
ンサ3,4からの情報と、図3に示すシフトスケジュー
ルの制御マップとに基づいて、自動変速機1が所定の変
速段に設定されるように制御信号を設定するようになっ
ている。ところで、この制御マップのうち実線aは、D
レンジにおける各変速段のアップシフト時のシフトスケ
ジュールを示すものであり、一点鎖線bは、同じくDレ
ンジにおける各変速段のダウンシフト時のシフトスケジ
ュールを示している。
【0034】なお、このグラフの縦軸は、スロットル開
度%,横軸は、出力軸回転速度(即ち、ドライブシャフ
ト回転数)又は車速である。図3に示すように、この自
動変速機1では、通常の他の自動変速機と同様にアップ
シフトとダウンシフトとのシフトスケジュールの特性が
互いに異なるものに設定されており、シフトチェンジが
不必要に行なわれないようになっている。
【0035】これは、アップシフトとダウンシフトとの
シフトスケジュールの特性を同一に設定してしまうと、
車速やスロットル開度が微妙に変化しただけでアップシ
フトとダウンシフトとを繰り返してしまう場合が考えら
れ、これによりシフトチェンジが頻繁になってしまいド
ライバが煩わしく感じることがあるためである。ところ
で、図3の制御マップの斜線で示す領域αでは、Dレン
ジの5速で車速が低い場合にアクセルペダルを急激に所
定量(図3中の領域γ)以上踏み込むと、変速段指令が
5速から4速,3速を経て2速に切り替わり、実際の変
速段は5速から4速,3速を越えて一挙に2速に切り替
わる場合(3段飛び越しダウンシフト)場合がある。
【0036】本装置では、この領域αで走行中には、ス
ロットル開度を急激に大きくしても、通常の3段飛び越
しダウンシフトは行なわれず、2段飛び越しダウンシフ
トまで完了させた上で、所要の条件下では、この変速段
を保持させ、ある条件下のみでさらにダウンシフトを実
行するようになっている。また、これと同様に、図3の
制御マップの斜線で示す領域βでは、アクセルペダルを
急激に所定量(図3中領域δ)以上踏み込むと、変速段
が4速から1速へ切り替わるような3段飛び越しダウン
シフトが行なわれるようになっているが、これについて
も、やはり所要の条件下では、この3段飛び越しダウン
シフトが禁止されるようになっている。
【0037】つまり、この自動変速機1では、所要の条
件下では3段以上離れた変速段に飛び越しダウンシフト
を禁止するように設定されている。この実施例では、図
3のマップから3段飛び越しダウンシフトの条件が成立
しても、変速段を2段ダウンシフトした後、さらにもう
1段のダウンシフトが必要かどうかがコントローラ5内
で判断され、この判断に基づいてさらにダウンシフトが
実行されるか、又は禁止されるようになっているのであ
る。
【0038】すなわち、3段飛び越しダウンシフトの条
件が成り立つときは、まずコントローラ5により、現在
の変速段よりも2段下の変速段へのダウンシフトの制御
信号が出力されて、自動変速機1では、この制御信号に
基づいて2段下の変速段へのダウンシフトが実行される
ようになっている。そして、もう1段のダウンシフトが
必要かどうかの判断は、例えばコントローラ5内で行な
われ、変速段を2段ダウンシフトした後、車両が所定の
加速度を得られない場合には、もう1段ダウンシフトが
必要と判断され、この場合にはもう1段のダウンシフト
が実行されるが、そうでない場合、つまり車両が所定以
上の加速度を得られる場合には、タイマ6でカウントす
る所定時間内は、ダウンシフトが禁止されるようになっ
ているのである。このタイマ6でカウントされた時間が
所定値a以下で且つ車両の加速度が大きいと判断される
と、コントローラ5ではさらにもう1段下の変速段への
ダウンシフト(3段飛び越しダウンシフト)を禁止する
ような制御信号が設定されるようになっているのであ
る。
【0039】なお、本装置にそなえられたタイマ6で
は、現在の変速段よりも2段下の変速段へのダウンシフ
ト完了時を基準として、経過時間がカウントされるよう
になっている。つまり、2段のダウンシフトが行なわれ
た後、比較的早い時間で所定の加速を得ることができれ
ば、これ以上のダウンシフトを禁止して、自然なフィー
リングで車両を加速させるようになっているのである。
【0040】また、3段飛び越しダウンシフトの条件が
成り立つ場合、2段のダウンシフトが行なわれた後、ア
ップシフトが行なわれると、上述のような3段飛び越し
ダウンシフトの制御が中止される。例えば、5速から2
速への3段飛び越しダウンシフトの条件が成り立つ場合
に、ドライバがアクセルを大きく踏み込むと、まずトラ
ンスミッション1では5速から3速への変速制御が行な
われる。そして、この後スロットルポジションセンサ3
や車速検出手段としての車速センサ4からの情報に基づ
いて、変速段が4速へアップシフトされるような場合
は、2速へのダウンシフト制御が中止されるようになっ
ているのである。
【0041】これは、上述したような3段飛び越しダウ
ンシフトの制御中にアップシフト指令があると、当然ダ
ウンシフト禁止制御は不要となり、この後は通常の変速
段切替制御に復帰するためである。なお、この実施例の
説明では、2段飛び越しダウンシフトを完了した後、続
いてさらに1段ダウンシフトを実行する場合を3段飛び
越しダウンシフトと表示している。
【0042】本発明の一実施例としての車両用自動変速
機装置は、上述のように構成されているので、通常の走
行では、この車両はスロットルポジションセンサ3と車
速センサ4とからの情報に基づいて、図3に示すシフト
スケジュールの制御マップにしたがって変速段が設定さ
れる。そして、この制御マップにおいて、3段飛び越し
ダウンシフトの条件が成り立つ場合は、コントローラ5
内に設定された例えば図2に示すようなフローチャート
にしたがってこの3段飛び越しダウンシフトを実行する
か禁止するかが判断される。
【0043】ここで、このフローチャートについて説明
すると、5速段走行時において、3段飛び越しダウンシ
フトの条件が成り立つと、まず自動変速機1では、現在
の5速段よりも2段下の3速段にシフトされる(ステッ
プS1)。そして、3速段へのシフトが完了すると、ス
テップS1Aでタイマ6がリセットされた後、同タイマ
6によりこのシフト完了時からの経過時間がカウントさ
れる(ステップS2)。
【0044】次に、スロットルポジションセンサ3や車
速センサ4からの情報により、変速段をアップシフトさ
せるような指令があったかどうかが判断される(ステッ
プS3)。そして、このステップS3で、アップシフト
指令があれば、2速段へのダウンシフト禁止自体必要が
なくなり、通常の3速段から4速段へのアップシフトを
行なうべくリターンされる。
【0045】また、アップシフトの指令がなかった時
は、次のステップS4に進む。ステップS4では、タイ
マ6によってカウントされた経過時間が所定時間a以上
経過したかどうかが判断される。そして、この経過時間
が所定時間a以下の場合は次のステップS5に進む。ま
た、そうでない場合はリターンされ、3段飛び越しダウ
ンシフトの制御がキャンセルされる。
【0046】次に、ステップS5では、もう1段低い変
速段(2速段)へのダウンシフト指令があったかどうか
が判断される。そして、この2速段へのダウンシフト指
令があった場合は、ステップS6に進み、このダウンシ
フト指令がなかった場合は、ステップS2に戻る。つま
り、ここではスロットルポジションセンサ3や車速セン
サ4からの情報に基づいて、ドライバが2速段へダウン
シフトさせようとしているかどうかが判断される。
【0047】そして、ステップS6では、例えば車速セ
ンサ4からの情報に基づいて車両の加速度が検出され、
この加速度の値が所定値よりも大きいかどうかが判断さ
れる。ここで、加速度の値が所定値よりも大きい場合
は、この後ステップS2に戻り、車両の加速度が所定値
よりも小さい場合は、ステップS7に進んで、n−3段
へダウンシフトされる。
【0048】つまり、ステップS6では、3速段へダウ
ンシフト完了後、十分な加速が得られていれば、5速段
から2速段への3段飛び越しダウンシフトは不必要と判
断するものである。また、例えば登板時等に車両の加速
が不十分であればステップS7に進んで3段飛び越しダ
ウンシフトを行なうことによって低い変速段で車両を加
速させるのである。
【0049】このように、3段飛び越しダウンシフトの
条件が成り立つときは、タイマ6でカウントされた時間
が所定値a以下で且つ車両の加速度が大きい場合は、コ
ントローラ5により3段飛び越しダウンシフトが禁止さ
れる。つまり変速段を2段ダウンシフトして、比較的早
めにある程度の加速を得ることができれば3段飛び越し
ダウンシフトは行なわれないのである。
【0050】これにより、エンジン2の駆動力が特に必
要のない時に、ドライバの意思に反して3段飛び越しダ
ウンシフトが行なわれてエンジン2の回転数が極端に上
昇してしまうようなことがなくなり、ドライバに違和感
を感じさせるようなことがなくなる。また、このような
条件の下で3段飛び越しダウンシフト禁止することによ
り、シフトチェンジが頻繁に行なわれるようなことがな
くなり、ドライバビリティが向上する。
【0051】さらに、ドライバがエンジン2の駆動力が
本当に必要としている時は、加速度を検出することによ
り3段飛び越しダウンシフト(ただし、2段飛び越しダ
ウンシフトの完了後に1段ダウンシフトを実行する)が
実行されるので、本発明の装置により車両の加速性能が
低下するようなことはない。なお、この実施例では、3
段飛び越しダウンシフトの条件が成り立つと、一旦2段
ダウンシフトを完了してから、さらに続けてもう1段ダ
ウンシフトを行なうかどうかを判断しているが、3段飛
び越しダウンシフトの条件が成り立った時、例えば重量
勾配抵抗に基づくファジイ推論や傾斜センサ等の手段に
より路面の傾斜を検出して、走行路が急な登坂路である
ことを判断できたら、これに基づいて3段飛び越しダウ
ンシフトを行なって、他の場合には、2段飛び越しダウ
ンシフトまで行ない、本実施例のような制御に続けさせ
てもよい。
【0052】また、本装置では、自動変速機1を5段変
速式自動変速機として説明したが、本発明は、4段変速
式自動変速機や6段以上の変速段を有する自動変速機に
ついて適用しても良いのは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車両用自動変速機装置によれば、エンジンの負荷
を検出するエンジン負荷検出手段と、車両の速度を検出
する車速検出手段と、該エンジンから入力される回転駆
動力を変速して駆動輪側に出力する複数の変速段をそな
え、該変速段を切り替えてアップシフト及びダウンシフ
トを行なう変速段切替機構と、該変速段を所定の変速段
に設定すべく該変速段切替機構を該エンジン負荷検出手
段と該車速検出手段とからの情報に基づいて制御する制
御手段とをそなえ、該制御手段が、該エンジン負荷の急
増時に3段飛び越しダウンシフト制御を行ないうるよう
に設定されるとともに、該エンジン負荷検出手段と該車
速検出手段とからの情報に基づき該3段飛び越しダウン
シフトの条件が成り立つときでも、所要の条件下では、
所定時間だけ該3段飛び越しダウンシフトを禁止するよ
うに設定されるという構成により、ドライバの意思に反
して3段飛び越しダウンシフトが行なわれてエンジンの
回転数が極端に上昇してしまうようなことがなくなり、
ドライバに違和感を感じさせるようなことがなくなる。
【0054】また、シフトチェンジが頻繁に行なわれる
ようなことがなくなり、ドライバビリティが向上する。
また、請求項2記載の本発明の車両用自動変速機装置に
よれば、該3段飛び越しダウンシフトの条件が成り立つ
ときに該変速段が2段だけダウンシフトされた時を基準
にして経過時間をカウントする経過時間算出手段が設け
られ、該制御手段が、該経過時間算出手段によりカウン
トされた経過時間が所定の時間内であって、且つ車両の
加速度が所定値よりも大きい場合は、該3段飛び越しダ
ウンシフトを禁止するように設定されるとともに、該変
速段が2段ダウンシフトされた後アップシフトが行なわ
れた場合は、該制御手段による制御が中止されるように
設定されるという構成により、ドライバが駆動力を本当
に必要としている時は、3段飛び越しダウンシフトを実
行して、車両を素早く加速させることができる。
【0055】また、請求項3記載の本発明の車両用自動
変速機装置によれば、該エンジン負荷検出手段が、スロ
ットルの開度を検出するスロットルポジションセンサと
して構成されるという構造により、スロットルの開度情
報に基づいてエンジンの負荷が検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車両用自動変速機装
置における全体構成を示す模式的なブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としての車両用自動変速機装
置における変速制御の手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の一実施例としての車両用自動変速機装
置におけるシフトスケジュールを示す変速制御マップで
ある。
【図4】本発明の一実施例としての車両用自動変速機装
置における変速段切替機構の構成を示す模式図である。
【図5】本発明の一実施例としての車両用自動変速機装
置における変速制御を説明するための図である。
【符号の説明】
1 自動変速機(5段変速式自動変速機) 1A 変速段切替機構 1B 係合手段 2 エンジン 3 エンジン負荷検出手段としてのスロットルポジショ
ンセンサ 4 車速検出手段としての車速センサ 5 制御手段としてのコントローラ 6 経過時間算出手段としてのタイマ 11 エンジン出力軸 12 トルクコンバータ 14 ポンプ 15 タービン 16 インプットシャフト 20 1−4速クラッチ 21,30,46 サンギア 22 トランスファドライブギア 23,26,41 プラネタリキャリア 24 トランスミッションケース 31 2・5速ブレーキ 33 後退クラッチ 34 3−5速クラッチ 35,37,48 リングギア 36 1速・後退ブレーキ 40 トランスファシャフト 44 トランスファドリブンギアが回転する。 49 プラネタリギア 52 4・5速クラッチ 53 後退ブレーキ 55 ディファレンシャルギア 58 駆動軸 59 第1プラネタリギア機構 60 第2プラネタリギア機構 61 第3プラネタリギア機構 54 一方向クラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷
    検出手段と、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 該エンジンから入力される回転駆動力を変速して駆動輪
    側に出力する複数の変速段をそなえ、該変速段を切り替
    えてアップシフト及びダウンシフトを行なう変速段切替
    機構と、 該変速段を所定の変速段に設定すべく該変速段切替機構
    を該エンジン負荷検出手段と該車速検出手段とからの情
    報に基づいて制御する制御手段とをそなえ、 該制御手段が、 該エンジン負荷の急増時に3段飛び越しダウンシフト制
    御を行ないうるように設定されるとともに、 該エンジン負荷検出手段と該車速検出手段とからの情報
    に基づき該3段飛び越しダウンシフトの条件が成り立つ
    ときでも、所要の条件下では、所定時間だけ該3段飛び
    越しダウンシフトを禁止するように設定されていること
    を特徴とする、車両用自動変速機装置。
  2. 【請求項2】 該3段飛び越しダウンシフトの条件が成
    り立つときに該変速段が2段だけダウンシフトされた時
    を基準にして経過時間をカウントする経過時間算出手段
    が設けられ、 該制御手段が、 該経過時間算出手段によりカウントされた経過時間が所
    定の時間内であって、且つ車両の加速度が所定値よりも
    大きい場合は、該3段飛び越しダウンシフトを禁止する
    ように設定されるとともに、 該変速段が2段ダウンシフトされた後アップシフトが行
    なわれた場合は、該制御手段による制御が中止されるよ
    うに設定されていることを特徴とする、請求項1記載の
    車両用自動変速機装置。
  3. 【請求項3】 該エンジン負荷検出手段が、スロットル
    の開度を検出するスロットルポジションセンサとして構
    成されていることを特徴とする、請求項1記載の車両用
    自動変速機装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7678014B2 (en) 2008-02-12 2010-03-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for vehicular power transmitting system
WO2015024792A3 (en) * 2013-08-19 2015-07-16 Jaguar Land Rover Limited Method and apparatus for downshifting an automatic vehicle transmission
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