JP2007198413A - マニュアルモード付き自動変速機の制御装置 - Google Patents

マニュアルモード付き自動変速機の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 マニュアルモード選択時、動力源回転数の制限値に対するドライバーの意思を最大限に尊重する設定自由度を与えつつ、動力源回転数が設定された制限値を超えることを抑制することができるマニュアルモード付き自動変速機の制御装置を提供すること。
【解決手段】 エンジン1(動力源)に接続され、変速モードとして、車両状態に応じて自動で変速させる自動変速モードと、手動操作により変速するマニュアルモードと、を有するマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定する制限値設定手段(図2)と、前記マニュアルモードの選択しての走行中、エンジン回転数が前記制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速するマニュアルモード制御手段(図3)と、を備えた構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、イージードライブを実現する自動変速モードに、手動操作により変速するマニュアル変速機能を加えたマニュアルモード付き自動変速機の制御装置に関する。
従来、マニュアルモード付き自動変速機の制御装置としては、マニュアルモードを選択中、エンジンのオーバーレブ(オーバーレボリューションの略:許容回転数以上に回すことをいう。)を確実に抑制しながらドライバーに違和感を与えることを防止することを目的とし、エンジン回転数がオーバーレブを防止するための上限値に達したとき、自動でアップシフトし、アップシフト後、所定時間が経過するまでシフトを禁止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−89466号公報
しかしながら、従来のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置にあっては、マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値が、制御上の安全を考慮し、オーバーレブ防止をするための一定値で与えられるものであり、かつ、上限値はドライバーの意図を考慮して与えられたものではなかったため、
(a) 登降坂路を含むワインディング路(カーブの連続した道路)等で、オーバーレブぎりぎりのエンジン回転数を使用することができない。
(b) 登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりで微妙なアクセルワークによってコーナーを走行する際、エンジン回転数が上限値に達すると、ドライバーの意図に反し、勝手にアップシフトしてしまい、急激な駆動力変化となり、車両挙動の安定性が損なわれる。
(c) ドライバーの意思による、エンジン回転数の上限値を設定することができない。
といった問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、マニュアルモード選択時、動力源回転数の制限値に対するドライバーの意思を最大限に尊重する設定自由度を与えつつ、動力源回転数が設定された制限値を超えることを抑制することができるマニュアルモード付き自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、動力源に接続され、変速モードとして、車両状態に応じて自動で変速させる自動変速モードと、手動操作により変速するマニュアルモードと、を有するマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
前記マニュアルモード選択時における動力源回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定する制限値設定手段と、
前記マニュアルモードの選択しての走行中、動力源回転数が前記制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速するマニュアルモード制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
よって、本発明のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置にあっては、制限値設定手段において、マニュアルモード選択時における動力源回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値が、ドライバーの意図に応じて任意に設定される。そして、マニュアルモードの選択しての走行中、マニュアルモード制御手段において、動力源回転数が制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速される。
例えば、動力源回転数の上限値を、動力源のオーバーレブ回転数を含む範囲で任意に設定可能とした場合には、上限値の設定範囲が拡大して設定自由度が高まるばかりでなく、上限値の設定範囲拡大に伴い、登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりの動力源回転数を使用して走破することができる。
例えば、動力源回転数の下限値を、動力源のストール防止限界回転数以上の範囲で任意に設定可能とした場合には、下限値の設定範囲が拡大して設定自由度が高まりつつも、車両挙動上において最も好ましくないとされる動力源ストールを確実に回避できる。
そして、マニュアルモード選択時、設定された動力源回転数の上限値を上回る状況が検出されたら、自動でアップシフトすることで動力源の回転数が低下し、動力源回転数が上限値を上回ることを防止できる。また、マニュアルモード選択時、設定された動力源回転数の下限値を下回る状況が検出されたら、自動でダウンシフトすることで動力源の回転数が上昇し、動力源回転数が下限値を下回ることを防止できる。
この結果、マニュアルモード選択時、動力源回転数の制限値に対するドライバーの意思を最大限に尊重する設定自由度を与えつつ、動力源回転数が設定された制限値を超えることを抑制することができる。
以下、本発明のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の制御装置が適用された6速のマニュアルモード付き自動変速機(自動変速機の一例)を示す電子制御システム図である。
実施例1におけるマニュアルモード付き自動変速機は、図1に示すように、動力源として搭載されたエンジン1と、該エンジン1に接続され、トルクコンバータ、ギヤトレーン、締結要素、コントロールバルブユニットを有する自動変速機2と、を備えている。
前記トルクコンバータは、速度比がカップリングポイント以下の領域でトルク増大機能を有する流体継手で、発進要素である。
前記ギヤトレーン及び前記締結要素は、油圧制御により前進6速・後退1速を得る変速要素である。
前記ギヤトレーンは、サンギヤ,リングギヤ,これらと噛み合う複数のピニオンを支持するキャリアの3要素を有する遊星歯車を組み合わせることにより構成されている。
前記締結要素は、前進6速・後退1速の各ギヤ段を維持するため、遊星歯車組の各回転メンバを入力,出力,ケースの何れかに締結する要素であり、多板クラッチ、多板ブレーキ、バンドブレーキ、ワンウェイクラッチ等が用いられる。
前記コントロールバルブユニットは、各ギヤ段で締結される前記締結要素への締結圧を作り出すユニットである。
前記自動変速機2の出力軸は、図外の終減速機やディファレンシャルギヤ等を介して駆動輪に連結されている。
前記自動変速機2の電子制御システムは、大別すると、センサ群と、コンピュータと、アクチュエータと、に分けられる。
前記センサ群として、電磁ピックアップの原理を応用して車速(=出力軸回転数)を検出する車速センサ3、エンジン1のスロットルバルブの開き度合いを検出するスロットル開度センサ4、ドライバーによるセレクトレバー操作により選択されたレンジ位置を検出するインヒビタースイッチ5、自動変速機作動油の油温を検出する油温センサ6等を備えている。
前記コンピュータとして、前記エンジン1の各種制御を担当するエンジンコントロールユニット7と、前記自動変速機2の変速制御等を担当するATコントロールユニット8と、を備えている。なお、前記エンジンコントロールユニット7と前記ATコントロールユニット8とは、CAN等の双方向通信線により接続されている。
前記アクチュエータとして、前記自動変速機2のコントロールユニットに設けられ、前記ATコントロールユニット8からのダウンシフトやアップシフトの指令により作動する複数のシフトソレノイド9等を備えている。
自動変速機は、自動で変速させることによりイージードライブを実現させる機械であるが、スポーティな使われ方が行われる場合には、手動変速機のように手動(マニュアル)で変速する機能が備わっている方が便利である。実施例1の自動変速機2は、そのようなマニュアル変速機能を有する。以下、実施例1のマニュアルモード付き自動変速機の構成について説明する。
実施例1のマニュアルモード付き自動変速機は、シフトディバイス10と、制限値設定器11(制限値設定ディバイス)と、インジケータ12(表示ディバイス)と、を備えている。
前記シフトディバイス10は、レバー案内路13に沿って動作するセレクト&シフトレバー14を有し、レバー案内路13として、D,N,P,R等のレンジ位置を選択可能な自動変速モード案内路13aと、自動変速モードからマニュアルモードを選択するとき、あるいは、マニュアルモードから自動変速モードを選択するとき通過するモード遷移案内路13bと、マニュアルモード選択時にアップシフト(+)またはダウンシフト(−)の操作を行うマニュアルモード案内路13cと、を有する。
前記モード遷移案内路13bには、セレクト&シフトレバー14の通過によりスイッチ作動するモード遷移スイッチ15が設けられている。
前記マニュアルモード案内路13cには、セレクト&シフトレバー14の+側操作によりスイッチ作動するアップシフトスイッチ16と、セレクト&シフトレバー14の−側操作によりスイッチ作動するダウンシフトスイッチ17と、が設けられている。
なお、前記各スイッチ15,16,17のスイッチ信号は、ATコントロールユニット8に入力される。
前記制限値設定器11は、ドライバーの手が届く範囲の位置に設置され、ドライバー操作により、インジケータ12への回転数表示とを連動させ、エンジン回転数の上限値と下限値による制限値の設定を行う制限値設定ディバイスである。
この制限値設定器11は、制限値セットスイッチ18と、制限値設定モード切替スイッチ19と、上限値調整ボリューム20と、下限値調整ボリューム21と、ギヤ段ランプ22と、を有する。
前記制限値セットスイッチ18は、ドライバーが制限値の設定を意図する場合にオンとするスイッチであり、この制限値セットスイッチ18をオフした時点で設定されている値がデフォルト値(既定値)とされる。
前記制限値設定モード切替スイッチ19は、エンジン回転数の上限値と下限値による制限値の設定に際し、全ギヤ段に共通の制限値を設定するギヤ段共通設定モードと、各ギヤ段毎に制限値を設定するギヤ段独立設定モードと、を切り替えるスイッチである。
前記上限値調整ボリューム20と前記下限値調整ボリューム21は、エンジン回転数の上限値と下限値をそれぞれ調整するためのつまみ式のポテンショメータである。
前記ギヤ段ランプ22は、ギヤ段独立設定モードにより制限値を設定する際、例えば、前記制限値設定モード切替スイッチ19を操作する毎にギヤ段を1段づつずらして点灯し、設定調整しようとするギヤ段を表示する。
なお、制限値設定器11からの各種信号は、ATコントロールユニット8に入力される。
前記インジケータ12は、インストルメントパネル内に設けられ、ATコントロールユニット8からの表示指令にしたがって、前記上限値調整ボリューム20、または、前記下限値調整ボリューム21を操作しての調整時、調整操作に連動して変動するエンジン回転数を表示する。つまり、ボリューム操作を止めた時点で表示されているエンジン回転数が上限値または下限値として設定される。
図2は実施例1のATコントロールユニット8にて実行される制限値設定処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(制限値設定手段)。
ステップS1では、制限値セットスイッチ18がONか否かを判断し、YESの場合はステップS3へ移行し、NOの場合はステップS2へ移行する。
ステップS2では、ステップS1での制限値セットスイッチ18がOFFであるとの判断に続き、エンジン回転数の上限値と下限値はデフォルト値(変更不可)とされ、エンドへ移行する。
すなわち、全く制限値の設定を行っていないときには、エンジン回転数の上限値と下限値の初期設定値(図4参照)がデフォルト値とされ、制限値の設定経験がある場合には、前回の設定によるエンジン回転数の上限値と下限値がデフォルト値とされる。
ステップS3では、ステップS1での制限値セットスイッチ18がONであるとの判断に続き、制限値設定モード切替スイッチ19からの信号により、制限値設定モードが、全ギヤ段に共通の制限値を設定するギヤ段共通設定モードか、各ギヤ段毎に制限値を設定するギヤ段独立設定モードか、を判断し、ギヤ段共通設定モードの場合はステップS4へ移行し、ギヤ段独立設定モードの場合はステップS6へ移行する。
ステップS4では、ステップS3でのギヤ段共通設定モード選択時であるとの判断に続き、エンジン1の上限値と下限値とが上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21を操作して調整され、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21の操作に連動してインジケータ12によりエンジン回転数を表示することで、ギヤ段共通設定モードによるエンジン1の上限値と下限値の設定操作を実行し(図5参照)、ステップS8へ移行する。
このギヤ段共通設定モードでは、エンジン1の上限値を、オーバーレブ回転数を含む範囲で任意に設定可能としている。つまり、上限値については、設定を許可するエンジン回転数上限値を7500rpm程度とし、初期設定値であるオーバーレブ防止回転数(7000rpm程度)より拡大している。
また、エンジン1の下限値を、エンジン1のストール防止限界回転数以上の範囲で任意に設定可能としている。つまり、下限値については、設定を許可するエンジン回転数下限値を750rpm程度とし、初期設定値であるストール防止回転数(800rpm程度)より拡大している。
ステップS6では、ステップS3でのギヤ段独立設定モード選択時であるとの判断に続き、制限値設定モード切替スイッチ19によるギヤ段選択操作と、上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21によるエンジン1の上限値と下限値との調整操作と、によって各ギヤ毎に調整され、ステップS7へ移行する。
ステップS7では、制限値設定モード切替スイッチ19によるギヤ段選択操作によりギヤ段ランプ22の点灯位置(ギヤ段)を変え、各ギヤ段位置にて、上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21の操作に連動してインジケータ12によりエンジン回転数を表示することで、ギヤ段独立設定モードによるエンジン1の上限値と下限値の設定操作を実行し(図6参照)、ステップS8へ移行する。
このギヤ段独立設定モードでは、各ギヤ段について、エンジン1の上限値を、オーバーレブ回転数を含む範囲で任意に設定可能としている。つまり、ギヤ段共通設定モードと同様に、各ギヤ段の上限値については、設定を許可するエンジン回転数上限値を7500rpm程度とし、初期設定値であるオーバーレブ防止回転数(7000rpm程度)より拡大している。
また、各ギヤ段について、エンジン1の下限値を、エンジン1のストール防止限界回転数以上の範囲で任意に設定可能としている。つまり、各ギヤ段の下限値については、設定を許可するエンジン回転数下限値を750rpm程度とし、初期設定値であるストール防止回転数(800rpm程度)より拡大している。
ステップS8では、ステップS5またはステップS7での制限値の設定操作に続き、制限値セットスイッチ18がOFFか否かを判断し、NOの場合はステップS3へ戻り、YESの場合はエンドへ移行する。
図3は実施例1のATコントロールユニット8にて実行されるマニュアルモード制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(マニュアルモード制御手段)。
ステップS11では、モード遷移スイッチ15からのスイッチ信号がセレクト&シフトレバー14の通過を示す信号か否かにより、マニュアルモード選択時か否かを判断し、YESの場合はステップS13へ移行し、NOの場合はステップS12へ移行する。
ステップS12では、ステップS11での自動変速モード(Dレンジ)の選択時であるとの判断に続き、車速センサ3からの車速信号と、スロットル開度センサ4からのスロットル開度信号と、予め設定されているシフトスケジュールと、に基づき、車速とスロットル開度による車両の運転点がシフトスケジュール上で属するギヤ段領域にしたがって、自動的にアップシフトやダウンシフトを行う自動変速制御を実行し、リターンへ移行する。
ステップS13では、ステップS11でのマニュアルモードの選択時であるとの判断に続き、モード遷移スイッチ15からのスイッチ信号がセレクト&シフトレバー14のマニュアル側への通過直後を示す信号か否かにより、Dレンジ→マニュアルモードの選択開始時か否かを判断し、YESの場合はステップS14へ移行し、NOの場合はステップS15へ移行する。
ステップS14では、ステップS13でのDレンジ→マニュアルモードの選択開始時であるとの判断に続き、Dレンジ選択時におけるギヤ段を自動的にダウンシフトして1段下のギヤ段とし、ステップS15へ移行する。
すなわち、ドライバーは、通常、駆動力の増大要求がある場合にマニュアルモードを選択する。したがって、マニュアルモードの選択開始時に自動的にダウンシフトすることで、ダウンシフト操作を要することなく、応答良くドライバーの駆動力要求に応えることができる。
ステップS15では、ステップS13でのDレンジ→マニュアルモードの選択開始時ではないとの判断に続き、セレクト&シフトレバー14の+側操作(ドライバーのアップシフト要求操作)に基づき、アップシフトスイッチ16がONであるか否かを判断し、YESの場合はステップS16へ移行し、NOの場合はステップS18へ移行する。
ステップS16では、ステップS15でのアップシフトスイッチ16がONであるとの判断に続き、現在のエンジン回転数にてアップシフトを行った場合、エンジン回転数が設定されている下限値を下回るか否かを判断し、YESの場合はリターンへ移行(エンジンストール防止のためのアップシフト不履行)し、NOの場合はステップS17へ移行する。
ステップS17では、ステップS16でのアップシフトによりエンジン回転数が設定されている下限値を下回らないとの判断に続き、セレクト&シフトレバー14への+側操作に対応してアップシフト指令を出力し、リターンへ移行する。
ステップS18では、ステップS15でのアップシフトスイッチ16がOFFであるとの判断に続き、セレクト&シフトレバー14の−側操作(ドライバーのダウンシフト要求操作)に基づき、ダウンシフトスイッチ17がONであるか否かを判断し、YESの場合はステップS19へ移行し、NOの場合はステップS21へ移行する。
ステップS19では、ステップS18でのダウンシフトスイッチ17がONであるとの判断に続き、現在のエンジン回転数にてダウンシフトを行った場合、エンジン回転数が設定されている上限値を上回るか否かを判断し、YESの場合はリターンへ移行(オーバーレブ防止のためのダウンシフト不履行)し、NOの場合はステップS20へ移行する。
ステップS20では、ステップS19でのダウンシフトによりエンジン回転数が設定されている上限値を上回らないとの判断に続き、セレクト&シフトレバー14への−側操作に対応してダウンシフト指令を出力し、リターンへ移行する。
ステップS21では、ステップS18でのダウンシフトスイッチ17がOFFであるとの判断に続き、エンジン回転数が低下傾向にあり、かつ、エンジン回転数が、設定されている(下限値+α)の回転数に到達したか否かを判断し、YESの場合はステップS22へ移行し、NOの場合はステップS24へ移行する。
なお、αはダウンシフトが開始されるまでの遅れ時間に基づき、固定値あるいはエンジン回転数の低下速度に応じた可変値により与える。
ステップS22では、ステップS21でのエンジン回転数が設定されている下限値を超えそうであるとの判断に続き、設定されている制限値の高低に応じて変速速度を設定し、ステップS23へ移行する。
ここで、変速速度は、設定されている制限値が低いときには遅く設定し、設定されている制限値が高いときには速く設定する(図7参照)。また、変速速度を決める制限値は、ギヤ段共通設定による場合は、各ギヤ段で共通の制限値(上限値と下限値)とし、ギヤ段独立設定による場合は、現在選択されているギヤ段、あるいは、変速後のギヤ段での制限値(上限値と下限値)とする。
ステップS23では、ステップS22での変速速度の設定に続き、設定された変速速度によりエンジン回転数が設定された下限値を下回らないように、自動的にダウンシフトを実行し、リターンへ移行する。
ステップS24では、ステップS21でのエンジン回転数が設定されている下限値を超えそうでないとの判断に続き、エンジン回転数が上昇傾向にあり、かつ、エンジン回転数が、設定されている(上限値−β)の回転数に到達したか否かを判断し、YESの場合はステップS25へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
なお、βはアップシフトが開始されるまでの遅れ時間に基づき、固定値あるいはエンジン回転数の上昇速度に応じた可変値により与える。
ステップS25では、ステップS25でのエンジン回転数が設定されている上限値を超えそうであるとの判断に続き、設定されている制限値の高低に応じて変速速度を設定し、ステップS25へ移行する。
ここで、変速速度は、ステップS22の場合と同様に、設定されている制限値が低いときには遅く設定し、設定されている制限値が高いときには速く設定する(図7参照)。
ステップS26では、ステップS25での変速速度の設定に続き、設定された変速速度によりエンジン回転数が設定された上限値を上回らないように、自動的にアップシフトを実行し、リターンへ移行する。
次に、作用を説明する。
従来のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置は、ドライバーが自動変速モードで自動変速させながら走行させることが基本的機能であり、マニュアルモードは自動変速モードに対し付加機能として捉えられていた。このため、モードマニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値は、オーバーレブ域までに十分な余裕を持たせたオーバーレブ防止回転数で与え、モードマニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の下限値は、エンジンストール域までに十分な余裕を持たせたエンジンストール防止回転数で与えられることが一般的であった。
このように、マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値は、ドライバーの意図を考慮して与えられるものではなく、システム側にて予め設定しておいた値を一方的に押し付けていたため、
(a) 登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりのエンジン回転数を使用することができない。
(b) 登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりで微妙なアクセルワークによってコーナーを走行する際、エンジン回転数が上限値に達すると、ドライバーの意図に反し、勝手にアップシフトしてしまい、急激な駆動力変化となり、車両挙動の安定性が損なわれる。
(c) ドライバーの意思による、エンジン回転数の上限値を設定することができない。
(d) エンジン回転数の制限値のうち下限値は、エンジンストールの防止を目的として与えられるため、ドライバーの意思による任意の値に下限値を設定することができない。
といった問題があった。
これに対し、実施例1のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置では、マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定し、マニュアルモードの選択しての走行中、エンジン回転数が設定された制限値を超えないように自動で変速することで、マニュアルモード選択時、エンジン回転数の制限値に対するドライバーの意思を最大限に尊重する設定自由度を与えつつ、エンジン回転数が設定された制限値を超えることを抑制することができるようにした。
以下、「操作を行わない場合の制限値設定作用」、「各ギヤ段共通にて設定する場合の制限値設定作用」、「各ギヤ段独立にて設定する場合の制限値設定作用」、「Dレンジ選択時の自動変速作用」、「マニュアルモード選択開始時の自動ダウンシフト作用」、「マニュアル操作に基づくアップシフト作用」、「マニュアル操作に基づくダウンシフト作用」、「マニュアルモード時の自動ダウンシフト作用」、「マニュアルモード時の自動アップシフト作用」、「制限値設定作用」および「マニュアルモード制御作用」について説明する。
[操作を行わない場合の制限値設定作用]
ドライバーがマニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値の設定を行わないときには、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→エンドへと進む。ステップS1では、制限値セットスイッチ18がONか否かを判断し、ステップS2では、エンジン回転数の上限値と下限値はデフォルト値とされる。
すなわち、全く制限値の設定を行っていないときには、エンジン回転数の上限値と下限値の初期設定値がデフォルト値とされ、制限値の設定経験がある場合には、前回の設定によるエンジン回転数の上限値と下限値がデフォルト値とされる。
エンジン回転数の上限値と下限値の初期設定値は、例えば、図4に示すように、エンジン1のオーバーレブ防止回転数(7000rpm程度)を上限値とし、エンジン1のストール防止回転数(800rpm程度)を下限値とする。なお、ストール防止回転数は、エンジンストール回転数にハンチング防止回転数(200rpm程度)を加えて求められる。
[各ギヤ段共通にて設定する場合の制限値設定作用]
ドライバーが各ギヤ段共通にて、マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値を設定する際は、制限値設定器11の制限値セットスイッチ18をONとし、制限値設定モード切替スイッチ19をギヤ段共通設定モード側とする。
この操作により、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS8へと進み、制限値セットスイッチ18をOFFにしない限り、ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS8へと進む流れが繰り返される。
そして、ステップS4及びステップS5では、エンジン1の上限値と下限値とが上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21を操作して調整される。
この際、上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21の操作に連動してインジケータ12によりエンジン回転数が表示され、ボリューム操作を止めた時点でのインジケータ表示が、例えば、ステップS5の枠内に記載されているように、
上限設定値;7000rpm
下限設定値;800rpm
である場合、7000rpmと800rpmが6速のギヤ段で共通の上限値と下限値として設定される。
このギヤ段共通設定モードでは、エンジン1の上限値を、オーバーレブ回転数を含む範囲で任意に設定可能としている。つまり、上限値については、設定を許可するエンジン回転数上限値を7500rpm程度とし、初期設定値であるオーバーレブ防止回転数(7000rpm程度)より拡大している。
また、エンジン1の下限値を、エンジン1のストール防止限界回転数以上の範囲で任意に設定可能としている。つまり、下限値については、設定を許可するエンジン回転数下限値を750rpm程度とし、初期設定値であるストール防止回転数(800rpm程度)より拡大している。
図5はギヤ段共通設定モードによるエンジン1の上限値と下限値の設定操作の一例で、この場合、下限値は初期設定値である800rpmのままで、上限値を7000rpmより少し低い値に設定している。
[各ギヤ段独立にて設定する場合の制限値設定作用]
ドライバーが各ギヤ段独立にて、マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値を設定する際は、制限値設定器11の制限値セットスイッチ18をONとし、制限値設定モード切替スイッチ19をギヤ段独立設定モード側とする。
この操作により、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS3→ステップS6→ステップS7→ステップS8へと進み、制限値セットスイッチ18をOFFにしない限り、ステップS3→ステップS6→ステップS7→ステップS8へと進む流れが繰り返される。
そして、ステップS6及びステップS7では、制限値設定モード切替スイッチ19によるギヤ段選択操作によりギヤ段ランプ22の点灯位置(ギヤ段)を変え、各ギヤ段位置にて、上限値調整ボリューム20と下限値調整ボリューム21の操作に連動してインジケータ12によりエンジン回転数を表示することで、ギヤ段独立設定モードによるエンジン1の上限値と下限値の設定操作が実行される。
この際、ギヤ段ランプ22の点灯位置が1速ギヤ段である場合であって、ボリューム操作によりインジケータ12により表示されるエンジン回転数を変動させ、ボリューム操作を止めた時点でのインジケータ表示が、例えば、ステップS7の枠内に記載されているように、
1stギヤ
上限設定値;7000rpm
下限設定値;800rpm
である場合、7000rpmと800rpmが1速ギヤ段での上限値と下限値として設定される。
このギヤ段独立設定モードでは、各ギヤ段について、エンジン1の上限値を、オーバーレブ回転数を含む範囲で任意に設定可能としている。つまり、ギヤ段共通設定モードと同様に、各ギヤ段の上限値については、設定を許可するエンジン回転数上限値を7500rpm程度とし、初期設定値であるオーバーレブ防止回転数(7000rpm程度)より拡大している。
また、エンジン1の下限値を、エンジン1のストール防止限界回転数以上の範囲で任意に設定可能としている。すなわち、各ギヤ段の下限値については、設定を許可するエンジン回転数下限値を750rpm程度とし、初期設定値であるストール防止回転数(800rpm程度)より拡大している。
図6はギヤ段独立設定モードによるエンジン1の上限値と下限値の設定操作の一例で、この場合、下限値は1速ギヤ段から6速ギヤ段まで各ギヤ段毎に徐々に高める設定とされ、上限値は1速ギヤ段と4速ギヤ段は初期設定値のままで、1速ギヤ段と4速ギヤ段との間の2速ギヤ段と3速ギヤ段を初期設定値より高い値に設定し、また、5速ギヤ段と6速ギヤ段を初期設定値より少し低い値に設定している。
[Dレンジ選択時の自動変速作用]
Dレンジを選択しての走行中は、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS12へと進み、ステップS12では、ステップS11でのDレンジ選択時であるとの判断に続き、車速センサ3からの車速信号と、スロットル開度センサ4からのスロットル開度信号と、予め設定されているシフトスケジュールと、に基づき、車速とスロットル開度による車両の運転点がシフトスケジュール上で属するギヤ段領域にしたがって、自動的にアップシフトやダウンシフトを行う自動変速制御が実行される。
[マニュアルモード選択開始時の自動ダウンシフト作用]
Dレンジからマニュアルモードを選択すると、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS13→ステップS14へと進み、ステップS14では、ステップS13でのDレンジ→マニュアルモードの選択開始時であるとの判断に続き、Dレンジ選択時におけるギヤ段を自動的にダウンシフトして1段下のギヤ段とされる。
このように、マニュアルモードの選択開始時に自動的にダウンシフトすることで、ダウンシフト操作を要することなく、マニュアルモードの選択操作にあらわれたドライバーの駆動力要求に応答良く応えることができる。
[マニュアル操作に基づくアップシフト作用]
マニュアルモードを選択しての走行中、セレクト&シフトレバー14をアップシフト側(+側)に操作した場合には、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS13→ステップS14→ステップS15→ステップS16へと進み、ステップS16では、現在のエンジン回転数にてアップシフトを行った場合、エンジン回転数が設定されている下限値を下回るか否かが判断され、アップシフトにより設定された下限値を下回る場合には、エンジンストール防止のためのアップシフトが不履行とされる。
一方、ステップS16にて、アップシフトによりエンジン回転数が設定されている下限値を下回らないと判断されると、ステップS17へ進み、ステップS17では、セレクト&シフトレバー14への+側操作に対応してアップシフト指令が出力される。
[マニュアル操作に基づくダウンシフト作用]
マニュアルモードを選択しての走行中、セレクト&シフトレバー14をダウンシフト側(−側)に操作した場合には、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS13→ステップS14→ステップS15→ステップS18→ステップS19へと進み、ステップS19では、現在のエンジン回転数にてアップシフトを行った場合、エンジン回転数が設定されている上限値を上回るか否かが判断され、ダウンシフトにより設定された上限値を上回る場合には、オーバーレブ防止のためのダウンシフトが不履行とされる。
一方、ステップS19にて、ダウンシフトによりエンジン回転数が設定されている上限値を上回らないと判断されると、ステップS20へ進み、ステップS20では、セレクト&シフトレバー14への−側操作に対応してダウンシフト指令が出力される。
[マニュアルモード時の自動ダウンシフト作用]
例えば、平坦路から登坂路へ移行する走行時等であって、マニュアルモードを選択しているがセレクト&シフトレバー14を操作していなく、かつ、エンジン回転数が低下して設定されている下限値+αの回転数に到達した場合には、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS13→ステップS14→ステップS15→ステップS18→ステップS21→ステップS22→ステップS23へと進む。
つまり、ステップS22では、ステップS21でのエンジン回転数が設定されている下限値を超えそうであるとの判断に続き、設定されている制限値の高低に応じて変速速度を設定し、ステップS23では、設定された変速速度によりエンジン回転数が設定された下限値を下回らないように、自動的にダウンシフトが実行される。
ここで、ステップ22での変速速度の設定は、例えば、図7に示すように、制限値(上限値と下限値)を低い値に設定している1速ギヤ段〜3速ギヤ段の場合は、シフト速度が遅く設定され、制限値(上限値と下限値)を高い値に設定している4速ギヤ段〜6速ギヤ段の場合は、シフト速度が速く設定される。
[マニュアルモード時の自動アップシフト作用]
例えば、平坦路から降坂路へ移行する走行時等であって、マニュアルモードを選択しているがセレクト&シフトレバー14を操作していなく、かつ、エンジン回転数が上昇して設定されている上限値−βの回転数に到達した場合には、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS13→ステップS14→ステップS15→ステップS18→ステップS21→ステップS24→ステップS25→ステップS26へと進む。
つまり、ステップS25では、ステップS24でのエンジン回転数が設定されている上限値を超えそうであるとの判断に続き、設定されている制限値の高低に応じて変速速度を設定し、ステップS26では、設定された変速速度によりエンジン回転数が設定された上限値を上回らないように、自動的にアップシフトが実行される。
ここで、ステップS25での変速速度の設定は、例えば、図7に示すように、制限値(上限値と下限値)を低い値に設定している1速ギヤ段〜3速ギヤ段の場合は、シフト速度が遅く設定され、制限値(上限値と下限値)を高い値に設定している4速ギヤ段〜6速ギヤ段の場合は、シフト速度が速く設定される。
[マニュアルモード制御作用]
例えば、マニュアルモード選択時のエンジン回転数の上限値を、エンジンのオーバーレブ防止回転数という一定値により与えた場合、(a)登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりのエンジン回転数を使用することができない。(b)登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりで微妙なアクセルワークによってコーナーを走行する際、エンジン回転数が上限値に達すると、ドライバーの意図に反し、勝手にアップシフトしてしまい、急激な駆動力変化となり、車両挙動の安定性が損なわれる。(c)ドライバーの意思による、エンジン回転数の上限値を設定することができない。
これに対し、実施例1では、マニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記制限値設定手段(図2)は、エンジン1のオーバーレブ回転数を含む範囲でエンジン回転数の上限値を任意に設定可能とし、前記マニュアルモード制御手段(図3)は、設定されたエンジン回転数の上限値を上回る状況が検出されたら(ステップS24)、自動でアップシフトするようにした(ステップS26)。
このため、上限値の設定範囲が拡大して設定自由度が高まるばかりでなく、上限値の設定範囲拡大に伴い、登降坂路を含むワインディング路等での走破性が向上すると共に、自動アップシフトにより、エンジン回転数が設定した上限値を上回ることを防止できる。
すなわち、上限値の設定自由度の高まりにより、例えば、低μ路走行時等でエンジン回転数を抑えて走行させたいときに上限値の設定を用いることができる。
また、登降坂路を含むワインディング路等で、オーバーレブぎりぎりのエンジン回転数を使用することができるし、オーバーレブぎりぎりで微妙なアクセルワークによってコーナーを走行する際、上限値をオーバーレブ回転数を超える回転数に設定することにより、ドライバーの意図に反して勝手にアップシフトすることがなく、車両挙動の安定性が確保される。
さらに、設定した上限値を上回ることを自動アップシフトにより防止できるというバックアップ機能により、オーバーレブにあたってもマニュアルモード=手動変速機と考え、ドライバーの意思による操作に依存させることが可能である。
例えば、マニュアルモード選択時のエンジン回転数の下限値を、エンジンストール防止回転数という一定値により与えた場合、ドライバーの意思による任意の値に下限値を設定することができない。
これに対し、実施例1では、マニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記制限値設定手段(図2)は、エンジン1のストール防止限界回転数以上の範囲でエンジン回転数の下限値を任意に設定可能とし、前記マニュアルモード制御手段(図3)は、設定されたエンジン回転数の下限値を下回る状況が検出されたら(ステップS21)、自動でダウンシフトするようにした(ステップS23)。
このため、下限値の設定範囲が拡大して設定自由度が高まるばかりでなく、自動ダウンシフトにより、下限値の設定範囲拡大に伴って懸念されるエンジンストールを確実に回避することができる。
すなわち、下限値の設定自由度の高まりにより、例えば、低μ路走行時等でエンジン回転数を抑えて走行させたいときに下限値の設定を用いることができる。
また、自動的なダウンシフトンにより、例えば、少なくとも加速させることが可能なギヤ段で平坦路を走行中、登坂路に道路状況が変化し、エンジン回転数が低下して下限値に達しようとした場合でも、車両挙動上において最も好ましくないとされるエンジンストールを確実に回避できる。
例えば、エンジン回転数の制限値の高低にかかわらず、変速速度を一定速度により与えた場合、制限値の設定が低回転でドライバーが変速の速さを求めていない場合、変速速度がドライバーが意図するよりも速く違和感を与えるし、逆に、制限値の設定が高回転でドライバーが変速の速さを求めている場合、変速速度がドライバーが意図するよりも遅く、加減速応答等が劣る感じを受ける。
ちなみに、マニュアルモード選択時における自動アップシフトや自動ダウンシフトは、ドライバー操作(=ドライバー意思)によるものではなく、不意に行われるため、ドライバーが変速の速さを求めてエンジン回転数の制限値を高い値に設定した場合を除き、なるべく変速ショックの無いスムーズな変速を実行したい。
これに対し、実施例1では、マニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記マニュアルモード制御手段(図3)は、エンジン回転数が設定された制限値を超えないように自動で変速する際(ステップS23、ステップS26)、設定された制限値が低い値の時には変速速度を遅くし、設定された制限値が高い値であるほど変速速度を速くするようにした(ステップS22、ステップS25)。
このため、制限値が低回転の場合の遅いシフトによる加速感や減速感の低減と、制限値が高回転の場合の速いシフトによる応答の良い加減速走行と、の両立を図ることができる。
つまり、制限値の設定が低回転の場合、ドライバー意図としては変速の速さを求めていないし、制限値の設定が高回転の場合、ドライバー意図としては変速の速さを求めていることによる。
[制限値設定作用]
例えば、エンジン回転数の制限値を設定する場合、設定操作ディバイスのボリューム調整のみで行うと、現実に設定される回転数を確認することができず、設定操作を行うドライバーにとってわかりにくく、しかも、誤認識を与える可能性が大きくなる。
これに対し、実施例1では、マニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記制限値設定手段(図2)は、制限値設定器11(制限値設定ディバイス)に対するドライバー操作と、インジケータ12(表示ディバイス)への回転数表示とを連動させ、エンジン回転数の上限値と下限値による制限値の設定を行うようにした(ステップS5、ステップS7)。
このため、現実に設定されるエンジン回転数をインジケータ12への回転数表示により確認することができ、設定操作を行うドライバーにとってわかり易く、しかも、誤認識を与えることもなく制限値の設定操作を行うことができる。
例えば、制限値設定モードとして、全ギヤ段に共通の制限値を設定するギヤ段共通設定モードのみを有する場合、例えば、登坂路等において、図6に示すように、ギヤ段のうち低速段のギヤ段のみオーバーレブを許容するように上限値を高めようと意図しても、同時に高速段のギヤ段での上限値も高まってしまい、高速段のギヤ段を選択しての走行時、オーバーレブ状況に陥る可能性が高まってしまう。
これに対し、実施例1では、マニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記制限値設定手段(図2)は、エンジン回転数の上限値と下限値による制限値の設定モードとして、全ギヤ段に共通の制限値を設定するギヤ段共通設定モード(ステップS4)と、各ギヤ段毎に制限値を設定するギヤ段独立設定モード(ステップS6)と、を有するようにした。
このため、ギヤ段共通設定モードによるエンジン回転数の制限値の設定容易性と、ギヤ段独立設定モードによるエンジン回転数の制限値の高い設定自由度と、を享有することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) エンジン1に接続され、変速モードとして、車両状態に応じて自動で変速させる自動変速モードと、手動操作により変速するマニュアルモードと、を有するマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、前記マニュアルモード選択時におけるエンジン回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定する制限値設定手段(図2)と、前記マニュアルモードの選択しての走行中、エンジン回転数が前記制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速するマニュアルモード制御手段(図3)と、を備えたため、マニュアルモード選択時、エンジン回転数の制限値に対するドライバーの意思を最大限に尊重する設定自由度を与えつつ、エンジン回転数が設定された制限値を超えることを抑制することができる。
(2) 前記制限値設定手段(図2)は、エンジン1のオーバーレブ回転数を含む範囲でエンジン回転数の上限値を任意に設定可能とし、前記マニュアルモード制御手段(図3)は、設定されたエンジン回転数の上限値を上回る状況が検出されたら(ステップS24)、自動でアップシフトする(ステップS26)ため、上限値の設定範囲が拡大して設定自由度が高まるばかりでなく、上限値の設定範囲拡大に伴い、登降坂路を含むワインディング路等での走破性が向上すると共に、自動アップシフトにより、エンジン回転数が設定した上限値を上回ることを防止できる。
(3) 前記制限値設定手段(図2)は、エンジン1のストール防止限界回転数以上の範囲でエンジン回転数の下限値を任意に設定可能とし、前記マニュアルモード制御手段(図3)は、設定されたエンジン回転数の下限値を下回る状況が検出されたら(ステップS21)、自動でダウンシフトする(ステップS23)ため、下限値の設定範囲が拡大して設定自由度が高まるばかりでなく、自動ダウンシフトにより、下限値の設定範囲拡大に伴って懸念されるエンジンストールを確実に回避することができる。
(4) 前記マニュアルモード制御手段(図3)は、エンジン回転数が設定された制限値を超えないように自動で変速する際(ステップS23、ステップS26)、設定された制限値が低い値の時には変速速度を遅くし、設定された制限値が高い値であるほど変速速度を速くする(ステップS22、ステップS25)ため、制限値が低回転の場合の遅いシフトによる加速感や減速感の低減と、制限値が高回転の場合の速いシフトによる応答の良い加減速走行と、の両立を図ることができる。
(5) 前記制限値設定手段(図2)は、制限値設定器11(制限値設定ディバイス)に対するドライバー操作と、インジケータ12(表示ディバイス)への回転数表示とを連動させ、エンジン回転数の上限値と下限値による制限値の設定を行う(ステップS5、ステップS7)ため、現実に設定されるエンジン回転数をインジケータ12への回転数表示により確認することができ、設定操作を行うドライバーにとってわかり易く、しかも、誤認識を与えることもなく制限値の設定操作を行うことができる。
(6) 前記制限値設定手段(図2)は、エンジン回転数の上限値と下限値による制限値の設定モードとして、全ギヤ段に共通の制限値を設定するギヤ段共通設定モード(ステップS4)と、各ギヤ段毎に制限値を設定するギヤ段独立設定モード(ステップS6)と、を有するため、ギヤ段共通設定モードによるエンジン回転数の制限値の設定容易性と、ギヤ段独立設定モードによるエンジン回転数の制限値の高い設定自由度と、を享有することができる。
以上、本発明のマニュアルモード付き自動変速機の制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、制限値設定ディバイスとして、切替スイッチや調整ボリュームを備えた制限値設定器11の例を示したが、スライドスイッチ等を利用した他の構造による制限値設定器としても良いし、また、制限値設定器を用意できない場合には、シフトディバイスのアップ・ダウンスイッチを利用し、タコメータ(表示ディバイス)へのエンジン回転数表示と連動させるような例としても良い。
また、実施例1では、制限値設定手段として、エンジン回転数の上限値と下限値の両方を設定する例を示したが、制限値設定手段としては、上限値のみを任意に設定する手段としても良い。その理由は、一時的ではあるがオーバレブを許容しつつ走行したい走行シーンが存在し、下限値に比べ上限値の設定自由度に対するドライバー要求が高いし、下限値はエンジンストールの防止が必須の要求であることから設定自由度の幅自体が上限値より小さいことによる。
要するに、マニュアルモード選択時における動力源回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定する制限値設定手段と、マニュアルモードの選択しての走行中、動力源回転数が制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速するマニュアルモード制御手段と、を備えたものであれば、本発明に含まれる。
実施例1では、動力源をエンジンとするエンジン車への適用例を示したが、動力源をエンジンとモータとするハイブリッド車へも適用できるし、動力源をモータとする電気自動車や燃料電池車等へも適用することができる。また、実施例1では、自動変速機として多段のギヤ段を切り替えて変速する有段の自動変速機への適用例を示したが、自動変速機としては、ベルト式やトロイダル式等の無段変速機と呼ばれる自動変速機としても良いし、また、手動変速機において変速操作を自動化する機構を追加した自動MTと呼ばれる自動変速機としても良い。要するに、動力源に接続され、変速モードとして、車両状態に応じて自動で変速させる自動変速モードと、手動操作により変速するマニュアルモードと、を有するマニュアルモード付き自動変速機であれば適用できる。
実施例1の制御装置が適用された6速のマニュアルモード付き自動変速機を示す電子制御システム図である。 実施例1のATコントロールユニットにて実行される制限値設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1のATコントロールユニットにて実行されるマニュアルモード制御処理の流れを示すフローチャートである。 各ギヤ段でのエンジン回転数の上限値と下限値の初期設定値の一例を示す図である。 ギヤ段共通設定モードにおける各ギヤ段でのエンジン回転数の上限値と下限値の設定値の一例を示す図である。 ギヤ段独立設定モードにおける各ギヤ段でのエンジン回転数の上限値と下限値の設定値の一例を示す図である。 各ギヤ段でのエンジン回転数の上限値と下限値の設定値を低速ギヤ段側で低くし高速ギヤ段側で高く設定した場合の変速速度の設定例を示す説明図である。
符号の説明
1 エンジン(動力源)
2 自動変速機
3 車速センサ
4 スロットル開度センサ
5 インヒビタースイッチ
6 油温センサ6
7 エンジンコントロールユニット
8 ATコントロールユニット
9 シフトソレノイド
10 シフトディバイス
11 制限値設定器(制限値設定ディバイス)
12 インジケータ(表示ディバイス)
13 レバー案内路
14 セレクト&シフトレバー
15 モード遷移スイッチ
16 アップシフトスイッチ
17 ダウンシフトスイッチ
18 制限値セットスイッチ
19 制限値設定モード切替スイッチ
20 上限値調整ボリューム
21 下限値調整ボリューム
22 ギヤ段ランプ

Claims (7)

  1. 動力源に接続され、変速モードとして、車両状態に応じて自動で変速させる自動変速モードと、手動操作により変速するマニュアルモードと、を有するマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記マニュアルモード選択時における動力源回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定する制限値設定手段と、
    前記マニュアルモードの選択しての走行中、動力源回転数が前記制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速するマニュアルモード制御手段と、
    を備えたことを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
  2. 請求項1に記載されたマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記制限値設定手段は、前記動力源のオーバーレブ回転数を含む範囲で動力源回転数の上限値を任意に設定可能とし、
    前記マニュアルモード制御手段は、設定された動力源回転数の上限値を上回る状況が検出されたら、自動でアップシフトすることを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記制限値設定手段は、前記動力源のストール防止限界回転数以上の範囲で動力源回転数の下限値を任意に設定可能とし、
    前記マニュアルモード制御手段は、設定された動力源回転数の下限値を下回る状況が検出されたら、自動でダウンシフトすることを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載されたマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記マニュアルモード制御手段は、動力源回転数が設定された制限値を超えないように自動で変速する際、設定された制限値が低い値の時には変速速度を遅くし、設定された制限値が高い値であるほど変速速度を速くすることを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載されたマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記制限値設定手段は、制限値設定ディバイスに対するドライバー操作と、表示ディバイスへの回転数表示とを連動させ、動力源回転数の上限値と下限値による制限値の設定を行うことを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
  6. 請求項5に記載されたマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記制限値設定手段は、動力源回転数の上限値と下限値による制限値の設定モードとして、全ギヤ段に共通の制限値を設定するギヤ段共通設定モードと、各ギヤ段毎に制限値を設定するギヤ段独立設定モードと、を有することを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
  7. 動力源に接続され、変速モードとして、車両状態に応じて自動で変速させる自動変速モードと、手動操作により変速するマニュアルモードと、を有するマニュアルモード付き自動変速機の制御装置において、
    前記マニュアルモード選択時における動力源回転数の上限値と下限値のうち、少なくとも一方の制限値を、ドライバーの意図に応じて任意に設定し、
    前記マニュアルモードの選択しての走行中、動力源回転数が前記制限値設定手段により設定された制限値を超えないように自動で変速することを特徴とするマニュアルモード付き自動変速機の制御装置。
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