JP2021535141A - αvβ6インテグリンの阻害 - Google Patents

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Abstract

αvβ6インテグリンの小分子阻害剤、及び多くの疾患及び状態を治療するためのそれらの使用方法が開示される。本願人らは、新規なαvβ6インテグリン阻害剤化合物を発見し、生化学的能力(例えば、実施例35のアッセイを用いて、αvβ6結合に関する化合物の蛍光偏光アッセイを評価)及びインビトロ透過性特性(例えば、実施例36のアッセイを用いてMDCK透過性を評価)の両方について、そのような化合物の代表例の保持、性能及び有用性を評価した。

Description

関連出願
本願は、2018年8月29日出願の米国暫定特許出願62/724,423;及び2019年6月10日出願の米国暫定特許出願62/859,457に対する優先権の恩恵を主張する。
本開示は、αvβ6インテグリンの阻害に有用な新規な化合物及び方法に関するものである。
ヘテロ二量体のインテグリンファミリーの受容体は、外因性及び内因性の合図に応答して、細胞形状及び細胞外マトリクスへの細胞接着を調整する。
インテグリンシグナル伝達は細胞生存、細胞周期進行、細胞分化、及び細胞遊走を制御する。
インテグリン受容体は専ら、「内側から外側」と「外側から内側」の両方向において細胞に信号伝達することができる。よって、インテグリン受容体は、細胞外マトリクスから細胞骨格へ力を伝達することにより、細胞遊走を媒介し、細胞骨格機構を調節して、細胞遊走中に必要とされる形状変化を達成する。RGD−結合インテグリンは、TGF−βに結合し、これを活性化することができ、最近では線維性疾患への関与が示唆されている。
インテグリン類はほとんどのヒト細胞の表面で発現する。それらの病理は、血小板障害、アテローム性動脈硬化症、がん、骨粗鬆症、線維症、腎臓の糖尿病性神経障害、黄斑変性並びに様々な自己免疫性及び慢性炎症疾患などの、多様な組み合わせのヒト疾患の原因となっている。
薬剤標的としてのインテグリンの役割は長い間認識されており、以下の合計6種類の注射用インテグリン阻害剤:炎症性腸疾患(Entyvio(R)、Tysabri(R))、多発性硬化症(Tysabri(R))、乾癬(Raptiva(R))、及び急性冠不全症候群(Reopro(R)、Aggrastat(R)、Integrilin(R))が各種治療適応症の処置に関して食品医薬品局により承認されている。24種の公知のインテグリンヘテロ二量体のうち、少なくとも半分は、炎症、線維症、腫瘍及び血管系疾患に関係するものである。
新たな種類のインテグリン阻害剤が必要とされている。経口投与可能なインテグリン阻害剤による治療的奏功は著しく欠如していた。従って、経口投与に好適な小分子のαvβ6インテグリン阻害剤が現在もなお必要とされている。経口投与経路は、広範囲の用量を投与でき、簡便な患者の自己投与が可能であり、多様な投与法に適合させることができ、特殊な装置が全く必要ないことから、小分子送達に好ましいものである。従って、所期の生体標的で強力であるだけでなく、化合物が治療上有効な形で身体に吸収される(例えば、経口投与後に)能力に関係する他の特徴も示すαvβ6インテグリン阻害剤化合物を確認することが重要である。例えば、αvβ6インテグリン阻害剤化合物は、効力並びにインビトロ透過性アッセイ(例えば、メイディン−ダービーイヌ腎臓(MDCK)細胞の層を頂端側から基底外側に(A→B)化合物が横断する能力を評価)での成績の両方に基づいて選択することができる。
本願人らは、新規なαvβ6インテグリン阻害剤化合物を発見し、生化学的能力(例えば、実施例35のアッセイを用いて、αvβ6結合に関する化合物の蛍光偏光アッセイを評価)及びインビトロ透過性特性(例えば、実施例36のアッセイを用いてMDCK透過性を評価)の両方について、そのような化合物の代表例の保持、性能及び有用性を評価した。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関するものである。
Figure 2021535141
式中、
Aは
Figure 2021535141
であり;
Bは、アルキレン、−アルキレン−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−シクロアルキレン、−アルキレン−O−、−シクロアルキレン−O−、又は−アルキレン−O−アルキレン−であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
は独立に、H、アルキル、ハライド、アルコキシ、CF、OH、アルキレン−OH、NO、−N(H)R、又はNHであり;
は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
及びRは、独立にH、CN、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
は、H、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルであり;
nは独立に0、1、2、3、又は4であり;
mは、0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関するものである。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、
Figure 2021535141
からなる群から選択され;
qは、0、1、2、又は3であり;pは0、1、又は2であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
のいずれの場合も、Hであり;
は、
Figure 2021535141
であり;
は、H、ハライド、Me、OMe、又はPhであり;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
はFであり;
はHであり;
nは独立に0又は1であり;
mは0又は1であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関するものである。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、
Figure 2021535141
からなる群から選択され;
qは0、1、2、又は3であり;pは0、1、又は2であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
のいずれの場合も、Hであり;
は、
Figure 2021535141
であり;
は、H、ハライド、Me、OMe、又はPhであり;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
はFであり;
はHであり;
nは0又は1であり;
mは0又は1であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、特発性肺線維症、糖尿病性腎症、巣状分節性糸球体硬化症、慢性腎臓疾患、非アルコール性脂肪性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、固形腫瘍、血液腫瘍、臓器移植、アルポート症候群、間質性肺疾患放射線誘発性線維症、ブレオマイシン誘発性線維症、アスベスト誘発性線維症、インフルエンザ誘発性線維症、凝固誘発性線維症、血管損傷誘発性線維症、大動脈狭窄、及び心臓線維症からなる群から選択される疾患又は状態を処置する方法であって、処置を必要とする対象者に対して、治療上有効量の本明細書に記載のいずれか1つの化合物を投与することを含む方法に関する。
蛍光偏光アッセイで測定された、例示的化合物によるαvβ6インテグリンの阻害をまとめた表である。 蛍光偏光アッセイで測定された、例示的化合物によるαvβ6インテグリンの阻害をまとめた表である。 蛍光偏光アッセイで測定された、例示的化合物によるαvβ6インテグリンの阻害をまとめた表である。 実施例36のMDCKインビトロアッセイで測定された、図1−1及び図1−2からの例示的化合物の透過性特性をまとめた表である。 実施例36のMDCKインビトロアッセイで測定された、図1−1及び図1−2からの例示的化合物の透過性特性をまとめた表である。 実施例36のMDCKインビトロアッセイで測定された、図2からの例示的化合物の透過性特性をまとめた表である。
ある種の実施形態において、本発明は、αvβ6インテグリンを阻害する化合物に関する。ある種の実施形態において、化合物はαvβ6インテグリンに対して選択的である。
当該化合物は、特発性肺線維症、糖尿病性腎症、巣状分節性糸球体硬化症、慢性腎臓疾患、非アルコール性脂肪性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、固形腫瘍、血液腫瘍、臓器移植、アルポート症候群、間質性肺疾患、放射線誘発性線維症、ブレオマイシン誘発性線維症、アスベスト誘発性線維症、インフルエンザ誘発性線維症、凝固誘発性線維症、血管損傷誘発性線維症、大動脈狭窄、又は心臓線維症の処置に対して有用である。
<定義>
便宜のため、本発明についてさらに説明する前に、本明細書、実施例及び付随の特許請求の範囲で用いられているある特定の用語をここで集める。これらの定義は、本開示の残りの部分を考慮して読み取り、当業者によって理解されるようにするべきである。別断の定義がない限り、本明細書で使用されている全ての技術用語及び科学用語は、当業者により共通して理解される意味と同じ意味を有する。
本発明がより容易に理解されるようにするため、ある特定の用語及び句が、以下において及び明細書全体にわたり定義される。
冠詞「a」及び「an」は、本明細書において、1つ又は1以上の(即ち、少なくとも1つの)、冠詞の文法上の目的語を指すのに使用される。例として、「ある要素(an element)」とは1つの要素又は1以上の要素を意味する。
「及び/又は」という句は、本願で本明細書及び特許請求の範囲において使用される場合、そのように結合された要素の「いずれか又は両方」、即ち、場合により結合して存在することもあれば、他方では結合せずに存在することもある要素を意味すると理解されるべきである。「及び/又は」を用いて列挙された複数の要素は、同じ形式、即ち、そのように結合された「1以上」の要素と解釈されるべきである。具体的に特定された要素と関係あるなしに関わらず、「及び/又は」の節によって具体的に特定された要素以外の他の要素が存在しても良い。従って、非限定的な例として、「A及び/又はB」と言う場合、「含む」などのオープンエンドの言語と併せて使用される時には、一実施形態では、Aのみを指し得て(任意にB以外の要素を含む);別の実施形態では、Bのみを指し得て(任意にA以外の要素を含む);更に別の実施形態では、AとBの両方を指し得る(任意に他の要素を含む)などとなる。
本願で本明細書及び特許請求の範囲において使用される場合、「又は」とは、上で定義されたような「及び/又は」と同じ意味を有すると理解されるべきである。例えば、リスト内の項目を分離している場合、「又は」又は「及び/又は」とは、包括的であり、即ち、いくつかの要素若しくは要素のリストのうちの少なくとも1つを含み、また複数を含み、任意に、列挙されていない追加の項目を含むと解釈されるものとする。「〜のうちの1つのみ」若しくは「〜のうちの正確に1つ」又は特許請求の範囲で使用される場合の「〜からなる」など、相反する明確な指定がある用語のみが、いくつかの要素又は要素のリストのうちの正確に1つの要素を含むことを指す。一般的に、「又は」という用語は、本明細書で使用される場合、排他性の用語、例えば、「〜のいずれか」「〜のうちの1つ」、「〜のうちの1つのみ」又は「のうちの正確に1つ」、「〜から本質的になる」によって先行される場合のみ、排他的選択肢(即ち、「〜のどちらか一方であり、両方ではない」)を示すように解釈されるものとし、特許請求の範囲で使用される場合、特許法の分野で使用されているようなその通常の意味を有するものとする。
本願で本明細書及び特許請求の範囲において使用される場合、1以上の要素のリストに関連した「少なくとも1つの」という句は、要素のリスト内のいずれか1つ以上の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味するが、要素のリスト内に具体的に列挙されたありとあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含むわけではなく、要素のリスト内の要素の任意の組合せを除外するわけでもないことが理解されるべきある。この定義はまた、具体的に特定されたこれらの要素と関連あるなしに関わらず、「少なくとも1つ」という句が指す、要素のリスト内の具体的に特定された要素以外の要素も、任意に存在し得ることを可能にする。従って、非限定的例として、「A及びBのうちの少なくとも1つ」(又は、同等に、「A又はBのうちの少なくとも1つ」又は、同等に「A及び/又はBのうちの少なくとも1つ」)は、一実施形態では、任意に複数を含む少なくとも1つのAを指し、Bは存在しない(及び任意に、B以外の要素を含む);別の実施形態では、任意に複数を含むBを指し、Aは存在しない(及び任意に、A以外の要素を含む);更に別の実施形態では、任意に複数を含む少なくとも1つのAを指し、任意に複数を含む少なくとも1つのBを指す(及び任意に、他の要素を含む)などであり得る。
理解すべき点として、相反する明確な指定がない限り、複数の段階又は作用を含む本明細書で特許請求された任意の方法において、当該方法の段階又は作用の順序は、当該方法の段階又は作用が列挙されている順序に必ずしも限定されるものではない。
特許請求の範囲、並びに上記明細書において、すべての移行句、例えば、「含む(comprising)」、「含む(including)」「有する(carrying)」、「有する(having)」、「含有する(containing)」、「含む(involving)」「保持する(holding)」、「〜から構成される(composed of)」などは、オープンエンド、即ち、これらを含むが、これらに限定されないことを意味すると理解されるものとする。「〜からなる(consisting of)」及び「〜から本質的になる(consisting essentially of)」という移行句のみが、それぞれ米国特許庁特許審査便覧(United States Patent Office Manual of Patent Examining Procedures)Section 2111.03に記載されているように、限定的、又は半限定的移行句である。
本発明の組成物に含まれるある種の化合物は、特に幾何学的又は立体異性形態で存在してもよい。加えて、本発明のポリマーはまた光学活性であってもよい。本発明は、本発明の範囲内に含まれるシス及びトランス異性体、R−及びS−エナンチオマー、ジアステレオマー、(D)−異性体、(L)−異性体、これらのラセミ混合物、及びこれらの他の混合物を含む全てのこのような化合物を想定している。さらなる不斉炭素原子が、アルキル基などの置換基に存在していても良い。全てのこのような異性体、並びにこれらの混合物は、本発明に含まれるものである。
例えば、本発明の化合物の特定のエナンチオマーが所望される場合、これを、不斉合成、又はキラル補助基による誘導により製造することもでき、この場合、生成したジアステレオマー混合物が分離し、補助基が開裂して、純粋な所望のエナンチオマーが得られる。或いは、分子がアミノなどの塩基性官能基、又はカルボキシルなどの酸性官能基を含有する場合、適当な光学活性のある酸又は塩基を用いてジアステレオマー塩を形成し、これに続いて、当技術分野で周知の分別結晶又はクロマトグラフィー手段により、こうして形成されたジアステレオマーを分割し、その後純粋なエナンチオマーを回収する。
本明細書で示されている構造はまた、1以上の同位体豊富化原子の存在のみにおいて異なる化合物を含むものである。例えば、水素を重水素又はトリチウムで置き換える、又は炭素を13C又は14C豊富化された炭素で置き換えることにより生成される化合物は本発明の範囲内である。
「プロドラッグ」という用語は、本明細書で使用される場合、生理的条件下で、治療活性剤へと変換される化合物を包含する。プロドラッグを作るための一般的方法は、生理的条件下で加水分解されて所望の分子を生じる特定の部分を含むものである。他の実施形態では、プロドラッグは、宿主動物の酵素活性により変換される。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される賦形剤」又は「薬学的に許容される担体」という句は、身体の1つの臓器若しくは部分から身体の別の臓器若しくは部分への対象化学物質の運搬若しくは輸送に関与している、薬学的に許容される物質、組成物又は媒体、例えば、液体又は固体の充填剤、希釈剤、賦形剤、溶媒又は封入物質などを意味する。各担体は、製剤の他の成分との適合性があり、患者に有害ではなく、実質的に非発熱性であるという意味で「許容される」ものでなければならない。薬学的に許容される担体として機能し得る物質の例をいくつか挙げると、(1)糖、例えば、乳糖、グルコース、及びショ糖など;(2)デンプン、例えば、トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプンなど;(3)セルロース、及びその誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、及び酢酸セルロースなど;(4)粉末状トラガント;(5)麦芽;(6)ゼラチン;(7)タルク;(8)賦形剤、例えば、カカオバター及び坐剤ワックスなど;(9)油、例えば、落花生油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、及びダイズ油など;(10)グリコール、例えば、プロピレングリコールなど;(11)ポリオール、例えば、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、及びポリエチレングリコールなど;(12)エステル、例えば、オレイン酸エチル及びラウリン酸エチルなど;(13)寒天;(14)緩衝剤、例えば、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウムなど;(15)アルギン酸;(16)発熱物質非含有水;(17)等張生理食塩水;(18)リンゲル溶液;(19)エチルアルコール;(20)リン酸緩衝液;及び(21)医薬製剤で用いられる他の無毒性適合性物質などがある。ある種の実施形態では、本発明の医薬組成物は、非発熱性、即ち、患者に投与された際にほとんど体温上昇を誘発しない。
「薬学的に許容される塩」という用語は、比較的無毒性の、化合物の無機及び有機の酸付加塩を指す。これらの塩は化合物の最終単離及び精製時にインサイチュで製造することができ、又はその遊離塩基形態の精製された化合物を、適切な有機酸若しくは無機酸と別々に反応させ、そうして形成された塩を単離することによって製造することもできる。代表的な塩には、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸、安息香酸塩、乳酸、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナフチル酸塩、メシル酸塩、グルコヘプトン酸塩、ラクトビオン酸塩、及びラウリルスルホン酸塩などがある(例えば、Berge et al. (1977) ″Pharmaceutical Salts″, J. Pharm. Sci. 66:1−19.を参照する。)。
他の場合では、本発明の方法において有用な化合物は、1以上の酸性官能基を含有することができ、そうすることで、薬学的に許容される塩基と薬学的に許容される塩を形成することが可能である。これらの場合における「薬学的に許容される塩」という用語は、比較的無毒性の、化合物の無機及び有機の塩基付加塩を指す。これらの塩は同様に、化合物の最終単離及び精製時にインサイチュで製造することができ、或いはその遊離酸形態の精製された化合物を、適切な塩基、例えば、薬学的に許容される金属カチオンの水酸化物、炭酸塩、若しくは重炭酸塩などと、アンモニアと、又は薬学的に許容される有機の第1級、第2級若しくは第3級アミンと別々に反応させることにより製造することができる。代表的なアルカリ又はアルカリ土類塩には、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、及びアルミニウム塩などがある。塩基付加塩の形成に有用な代表的な有機アミンには、エチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペラジンなどがある(例えば、Berge et al.、上記を参照)。
処置における使用に関して、化合物の「治療有効量」(又は「有効量」)とは、所望の投与法の一部として(哺乳動物に、好ましくはヒトに)投与した場合、処置される障害若しくは状態に対する臨床的に許容される基準に従い、又は美容上の目的で、例えば、任意の医学的処置に適用可能な妥当なベネフィット/リスク比で、症状を緩和し、状態を回復させ、又は疾患状態の発症を遅らせる、調製物中の化合物の量を指す。
「予防的又は治療的」処置という用語は、当技術分野において認識されており、対象組成物の1以上の宿主への投与を含む。これが望ましくない状態(例えば、宿主動物の疾患又は他の望ましくない状態)の臨床発現前に投与された場合、処置は予防のためである(即ち、それが望ましくない状態の発症から宿主を守る)のに対して、望ましくない状態の発現後に投与された場合、処置は治療のためである(即ち、これは、現存する望ましくない状態又はその副作用を軽減させる、回復する、又は安定化することを意図する)。
「患者」という用語は、特定の処置を必要とする哺乳動物を指す。ある種の実施形態では、患者は霊長類、イヌ、ネコ、又はウマである。ある種の実施形態では、患者はヒトである。
脂肪族鎖は、以下に定義された種類のアルキル、アルケニル及びアルキニルを含む。直鎖状脂肪族鎖は、非分枝の炭素鎖部分に限定される。本明細書で使用される場合、「脂肪族基」という用語は直鎖、分枝鎖、又は環式の脂肪族炭化水素基を指し、飽和及び不飽和の脂肪族基、例えば、アルキル基、アルケニル基、又はアルキニル基などを含む。
「アルキル」は、特定されていない場合、指定数の炭素原子、又は最大30個の炭素原子を有する、完全に飽和した環式若しくは非環式の、分枝若しくは非分枝の炭素鎖部分を指す。例えば、1〜8個の炭素原子のアルキルとは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、及びオクチルなどの部分、並びにこれらの部分の位置異性体である部分を指す。10〜30個の炭素原子のアルキルには、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンイコシル、ドコシル、トリコシル及びテトラコシルなどがある。ある種の実施形態では、直鎖又は分枝鎖アルキルは30個又はそれより少ない(例えば、直鎖の場合C〜C30、分枝鎖の場合C〜C30)、より好ましくは20個又はそれより少ない炭素原子をその骨格内に有する。アルキル基は、置換されているか置換されていないものであって良い。
本明細書で使用される場合、「アルキレン」という用語は、その最も長い炭素鎖上に、化合物の残りの部分への2つの結合点を含む、指定数の炭素、例えば、2〜12個の炭素原子を有するアルキル基を指す。アルキレン基の非限定的例には、メチレン−(CH)−、エチレン−(CHCH)−、n−プロピレン−(CHCHCH)−、イソプロピレン−(CHCH(CH))−などがある。アルキレン基は、環式又は非環式の、分枝又は非分枝の炭素鎖部分であることができ、1以上の置換基で置換されていてもよい。
「シクロアルキル」は、それぞれが3〜12個の炭素原子を有する、単環式又は二環式又は架橋した又はスピロ環式、又は多環式の飽和した炭素環を意味する。同様に、好ましいシクロアルキルは、これらの環構造内に3〜10個の炭素原子を有し、より好ましくは環構造内に3〜6個の炭素を有する。シクロアルキル基は置換されていても、又は置換されていなくても良い。
炭素の数が他の形で特定されていない限り、「低級アルキル」とは、本明細書で使用される場合、その骨格構造内に1〜10個の炭素、より好ましくは1〜6個の炭素原子を有する以外は、上記で定義のアルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、及びtert−ブチルなどを意味する。同様に、「低級アルケニル」及び「低級アルキニル」は類似の鎖長を有する。本願全体にわたり、好ましいアルキル基は低級アルキルである。ある種の実施形態では、本明細書でアルキルとして指定された置換基は低級アルキルである。
「アルケニル」とは、特定された数の炭素原子、又は炭素原子の数の制限が特定されていない場合、26個までの炭素原子を有し、部分の中に1以上の二重結合を有する、任意の環式又は非環式の、分枝又は非分枝の不飽和の炭素鎖部分を指す。6〜26個の炭素原子のアルケニルの例としては、各種異性体の形態でのヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコセニル、ヘンエイコソエニル、ドコセニル、トリコセニル、及びテトラコセニルがあり、この場合、不飽和結合は、その部分のいずれかの箇所に位置することができ、二重結合周囲で(Z)又は(E)立体配置のいずれかを有することができる。
「アルキニル」とは、部分内に1つ以上の三重結合を有すること以外はアルケニルの範囲のヒドロカルビル部分を指す。
「アルキルチオ」という用語は、これに硫黄部分が結合した、上記で定義のアルキル基を指す。ある種の実施形態では、「アルキルチオ」部分は、−(S)−アルキル、−(S)−アルケニル、−(S)−アルキニル、及び−(S)−(CH−Rのうちの1つによって表され、m及びRは以下で定義される。代表的なアルキルチオ基には、メチルチオ、エチルチオなどがある。「アルコキシル」又は「アルコキシ」という用語は、本明細書で使用される場合、酸素部分がこれに結合している、以下に定義のアルキル基を指す。代表的なアルコキシル基には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、tert−ブトキシなどがある。「エーテル」とは、2個の炭化水素が酸素により共有結合しているものである。従って、アルキルをエーテルにするアルキルの置換基は、アルコキシル、又はアルコキシルに類似したものであり、例えば、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−(CH−R10の1つによって表すことができ、m及びR10は以下に記載されている。
「アミン」及び「アミノ」という用語は、当技術分野において認識されおり、置換されていないアミン及び置換されているアミンの両方、例えば、下記式によって表すことができる部分を指す。
Figure 2021535141
式中、R11、R12及びR13は、それぞれ独立に、水素、アルキル、アルケニル、−(CH−R10を表し、又はR11及びR12は、これらが結合しているN原子と一緒になって、環構造内に4〜8個の原子を有するヘテロ環を完成し、R10は、アルケニル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はポリシクリルを表し、mはゼロであるか、1〜8の範囲の整数である。ある種の実施形態では、R11又はR12のうちの1つのみがカルボニルであることができ、例えば、R11、R12、及び窒素が一緒になってイミドを形成することはない。さらなるある種の実施形態では、R11及びR12(及び任意にR13)は、それぞれ独立に、水素、アルキル、アルケニル、又は−(CH−R10を表す。従って、「アルキルアミン」という用語は、本明細書で使用される場合、置換されているか置換されていないアルキルがこれに結合した、即ち、R11及びR12のうちの少なくとも1つがアルキル基である、上記で定義のアミン基を意味する。ある種の実施形態では、アミノ基又はアルキルアミンは塩基性であり、これは、この基がpK>7.00を有する共役酸を有すること、即ち、プロトン化形態のこれらの官能基が水と比べて約7.00より上のpKを有することを意味する。
「アミド」という用語は、本明細書で使用される場合、下記の基を指す。
Figure 2021535141
式中、各R14は、独立に、水素又はヒドロカルビル基を表すか、又は2つのR14が、これらが結合しているN原子と一緒になって、環構造内に4〜8個の原子を有するヘテロ環を完成する。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、環の各原子が炭素(即ち、炭素環式アリール)であるか、又は1個以上の原子がヘテロ原子(即ち、ヘテロアリール)である、3〜12員の、置換されているか置換されていない単環芳香族基を含む。好ましくは、アリール基は、5〜12員の環、より好ましくは6〜10員の環を含む。「アリール」という用語はまた、2個以上の炭素が2つの隣接する環に共通している、2以上の環式環を有する多環式環系も含み、これらの環のうちの少なくとも1つは芳香族であり、例えば、他の環式環はシクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、及び/又はヘテロシクリルであり得る。炭素環式アリール基として、ベンゼン、ナフタレン、フェナントレン、フェノール、アニリンなどが挙げられる。ヘテロアリール基は、その環構造が1〜4個のヘテロ原子を含む、置換されているか置換されていない芳香族3〜12員の環構造、より好ましくは5〜12員の環、より好ましくは5〜10員の環を含む。ヘテロアリール基として、例えば、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、トリアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリダジン及びピリミジンなどが挙げられる。アリール及びヘテロアリールは、単環式、二環式、又は多環式であることができる。アリール基の各場合は、独立に置換されていても良く、即ち、置換されていない(「置換されていないアリール」)か、1以上の置換基、例えば1〜5個の置換基、1〜4個の置換基、1〜3個の置換基、1〜2個の置換基又は丁度1個の置換基で置換されている(「置換されているアリール」)。芳香環は、1以上の環位置で、1以上の置換基、例えばハロゲン、アジド、アルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、ニトロ、スルフヒドリル、イミノ、アミド、ホスホネート、ホスフィネート、カルボニル、カルボキシル、シリル、エーテル、アルキルチオ、スルホニル、スルホンアミド、ケトン、アルデヒド、エステル、ヘテロシクリル、芳香族若しくはヘテロ芳香族部分、フルオアルキル(例えば、トリフルオロメチル)、シアノなどによって置換されていても良い。例えば、ある種の実施形態において、前記アリール基は、置換されていないC−C12アリールであることができ、ある種の実施形態において、前記アリール基は、置換されているC−C10アリールであることができる。
「ハロ」、「ハライド」、又は「ハロゲン」という用語は、本明細書で使用される場合、ハロゲンを意味し、例えば、放射性と非放射性の両形態のフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードなどがあるが、これらに限定されるものではない。好ましい実施形態では、ハロは、フルオロ、クロロ及びブロモからなる群から選択される。
「ヘテロシクリル」又は「ヘテロ環式基」という用語は、その環構造が1〜4個のヘテロ原子を含む、3〜12員の環構造、より好ましくは5〜12員の環、より好ましくは5〜10員の環を指す。ヘテロ環は、単環式、二環式、スピロ環式、又は多環式であり得る。ヘテロシクリル基には、例えば、チオフェン、チアントレン、フラン、ピラン、イソベンゾフラン、クロメン、キサンテン、フェノキサチイン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、ピリミジン、フェナントロリン、フェナジン、フェナルサジン、フェノチアジン、フラザン、フェノキサジン、ピロリジン、オキソラン、チオラン、オキサゾール、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ラクトン、ラクタム、例えば、アゼチジノン及びピロリジノン、スルタム、スルトンなどがある。ヘテロ環式環は、1以上の位置で、上記のような置換基、例えば、ハロゲン、アルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、スルフヒドリル、イミノ、アミド、ホスフェート、ホスホネート、ホスフィネート、カルボニル、カルボキシル、シリル、スルファモイル、スルフィニル、エーテル、アルキルチオ、スルホニル、ケトン、アルデヒド、エステル、ヘテロシクリル、芳香族又はヘテロ芳香族部分、−CF、−CNなどで置換されていても良い。
「カルボニル」という用語は、当技術分野において認識されており、下記式によって表される部分などがある。
Figure 2021535141
式中、X′は結合であるか、又は酸素若しくは硫黄を表し、R15は、水素、アルキル、アルケニル、−(CH−R10又は薬学的に許容される塩を表し、R16は、水素、アルキル、アルケニル又は−(CH−R10を表し、m及びR10は上記で定義の通りである。X′が酸素であり、R15又はR16が水素でない場合、当該式は「エステル」を表す。X′が酸素であり、R15が上記で定義の通りである場合、当該部分は本明細書においてカルボキシル基と称され、特にR15が水素である場合、当該式は「カルボン酸」を表す。X′が酸素であり、R16が水素である場合、当該式は「ホルメート」を表す。一般的に、上記式の酸素原子が硫黄によって置き換えられている場合、当該式は「チオカルボニル」基を表す。X′が硫黄であり、R15又はR16が水素ではない場合、当該式は「チオエステル」基を表す。X′が硫黄であり、R15が水素である場合、当該式は「チオカルボン酸」基を表す。X′が硫黄であり、R16が水素である場合、当該式は「チオホルメート」基を表す。他方、X′が結合であり、R15が水素でない場合、上記式は「ケトン」基を表す。X′が結合であり、R15が水素である場合、上記式は「アルデヒド」基を表す。
本明細書で使用される場合、「置換されている」という用語は、有機化合物の全ての許容できる置換基を含むことを想定する。広い態様では、許容できる置換基は有機化合物の非環状及び環状の、分枝及び非分枝の、炭素環式及びヘテロ環式、芳香族及び非芳香族置換基を含む。例示的置換基には、例えば、本明細書で上記のものなどがある。許容できる置換基は、適当な有機化合物に関して、1以上であり、同じ又は異なることができる。本発明に関して、窒素などのヘテロ原子は、水素置換基及び/又はヘテロ原子の原子価を満足する本明細書に記載の有機化合物の任意の許容できる置換基を有することができる。本発明は、いかなる手段によっても、有機化合物の許容できる置換基により限定されるものではない。「置換」又は「で置換されている」は、そのような置換が、置換された原子及び置換基の許容された原子価に従ったものであり、置換によって、安定な化合物、例えば、転位、環化、脱離などによる変換が自然に起きない化合物が生じるという暗黙の条件を含むことは明らかであろう。
本明細書で使用される場合、「ニトロ」という用語は−NOを意味し、「ハロゲン」という用語は−F、−Cl、−Br、又は−Iを意味し、「スルフヒドリル」という用語は−SHを意味し、「ヒドロキシル」という用語は−OHを意味し、「スルホニル」という用語は−SO−を意味し、「アジド」という用語は−Nを意味し、「シアノ」という用語は−CNを意味し、「イソシアナト」という用語は−NCOを意味し、「チオシアナト」という用語は−SCNを意味し、「イソチオシアナト」という用語は−NCSを意味し、「シアナト」という用語は−OCNを意味する。
「スルファモイル」という用語は当技術分野において認識されており、下記式によって表すことができる部分を含む。
Figure 2021535141
式中、R11及びR12は上記で定義の通りである。
「サルフェート」という用語は、当技術分野において認識されており、下記式によって表すことができる部分を含む。
Figure 2021535141
式中、R15は上記で定義の通りである。
「スルホンアミド」という用語は、当技術分野において認識されており、下記式によって表すことができる部分を含む。
Figure 2021535141
式中、R11及びR16は上記で定義の通りである。
「スルホネート」という用語は当技術分野において認識されており、下記式によって表すことができる部分を含む。
Figure 2021535141
式中、R54は電子対、水素、アルキル、シクロアルキル、又はアリールである。
本明細書で使用される場合、「スルホキシド」又は「スルフィニル」という用語は、下記式によって表すことができる部分を指す。
Figure 2021535141
式中、R17は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アラルキル、又はアリールからなる群から選択される。
「尿素」という用語は、当技術分野において認識されており、下記一般式によって表すことができる。
Figure 2021535141
式中、各R18は、独立に、水素又はヒドロカルビル、例えばアルキルを表し、又はR18のいずれかが、別の原子及び介在原子と一緒になって、環構造内中に4〜8個の原子を有するヘテロ環を完成している。
本明細書で使用される場合、各表現、例えば、アルキル、m、nなどの定義は、それがいずれかの構造において複数ある場合、同一構造中の他の箇所でのそれの定義から独立であるものである。
「置換されている」という用語は、基幹骨格の1以上の炭素原子上の水素に置き換わる置換基を有する部分を指す。「置換」又は「で置換されている」は、そのような置換が、置換された原子及び置換基の許容された原子価に従ったものであり、置換によって、安定な化合物、例えば、転位、環化、脱離などによる変換が自然に起きない化合物が生じるという暗黙の条件を含むことは明らかであろう。本明細書で使用される場合、「置換されている」という用語は、有機化合物の全ての許容できる置換基を含むことを想定する。広い態様では、許容できる置換基は有機化合物の非環状及び環状の、分枝及び非分枝の、炭素環式及びヘテロ環式、芳香族及び非芳香族置換基を含む。許容できる置換基は、適当な有機化合物に関して、1以上であり、同じ又は異なることができる。本発明の目的に関して、窒素などのヘテロ原子は、水素置換基及び/又はヘテロ原子の原子価を満足する本明細書に記載の有機化合物の任意の許容できる置換基を有することができる。置換基には、本明細書で記載のあらゆる置換基、例えばハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル(例えば、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ホルミル、又はアシル)、チオカルボニル(例えば、チオエステル、チオアセテート又はチオホルメート)、アルコキシ、ホスホリル、ホスフェート、ホスホネート、ホスフィネート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、アルキルチオ、サルフェート、スルホネート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラアルキル、又は芳香族若しくはヘテロ芳香族部分などがあり得る。好ましい実施形態において、置換されているアルキル上の置換基は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ハロゲン、カルボニル、シアノ又はヒドロキシルから選択される。より好ましい実施形態において、置換されているアルキル上の置換基は、フルオロ、カルボニル、シアノ又はヒドロキシルから選択される。適切な場合、置換基自体が置換されていることができることは、当業者には明らかであろう。「置換されていない」と具体的に言及されていない限り、本明細書での化学部分についての言及は、置換されたものを含むと理解される。例えば、「アリール」基又は部分と言う場合、それは、置換されたもの及び置換されていないものの両方を暗に含むものである。
本発明に関して、化学元素は、Handbook of Chemistry and Physics, 67th Ed., 1986−87の内表紙の元素周期表、CASバージョンに従い特定される。
<本発明の例示化合物>
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関する。
Figure 2021535141
式中、
Aは
Figure 2021535141
であり;
Bは、アルキレン、−アルキレン−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−シクロアルキレン、−アルキレン−O−、−シクロアルキレン−O−、又は−アルキレン−O−アルキレン−であり;
Cは
Figure 2021535141
であり;
は、独立にH、アルキル、ハライド、アルコキシ、CF、OH、アルキレン−OH、NO、−N(H)R、又はNHであり;
は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
及びRは、独立にH、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
は、H、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルであり;
nは独立に0、1、2、3、又は4であり;
mは0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関する。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、アルキレン、−アルキレン−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−シクロアルキレン、−アルキレン−O−、−シクロアルキレン−O−、又は−アルキレン−O−アルキレン−であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
はH、又はアルコキシであり;
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
及びRは、独立にH、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
は、H、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルであり;
nは独立に0、1、2、3、又は4であり;
mは0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関する。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、アルキレン、−アルキレン−O−、又は−アルキレン−O−アルキレン−であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
はHであり;
は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
及びRは、独立にH、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
は、H、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルであり;
nは独立に0、1、2、3、又は4であり;
mは0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関する。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、アルキレン、又は−アルキレン−O−であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
はHであり;
は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
は、独立にH、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
はHであり;
nは0であり;
mは0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式Iの化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩に関する。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、
Figure 2021535141
であり;
qは0、1、2、又は3であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
は、独立にH、アルキル、ハライド、アルコキシ、CF、OH、アルキレン−OH、NO、−N(H)R、又はNHであり;
は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
は、独立にH、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
は、H、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルであり;
nは0であり;
mは0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
ある種の実施形態において、本発明は、Aが
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Aが
Figure 2021535141
である前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、Bがアルキレンである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Bが−アルキレン−(ヘテロシクリル)−アルキレン−である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Bが−(ヘテロシクリル)−アルキレン−である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Bが−シクロアルキレンである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Bが−アルキレン−O−である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Bが−シクロアルキレン−O−である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Bが−アルキレン−O−アルキレン−である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、−アルキレン−O−アルキレン−は、−メチレン−O−プロピレン、−エチレン−O−エチレン、又は−プロピレン−O−メチレンである、ある種の実施形態において、本発明は、前記化合物のいずれか1つに関するものである。Bは、
Figure 2021535141
からなる群から選択され、qは0、1、2、又は3であり;pは0、1、又は2である。
一部の実施形態において、Bは
Figure 2021535141
である。一部の実施形態において、Bは
Figure 2021535141
である。一部の実施形態において、qは0である。一部の実施形態において、qは1である。一部の実施形態において、qは2である。一部の実施形態において、qは3である。一部の実施形態において、pは0である。一部の実施形態において、pは1である。一部の実施形態において、pは2である。
ある種の実施形態において、本発明は、RがHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、Rはメチルである、ある種の実施形態において、本発明は、Rがハライドである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルコキシである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、アルコキシはメトキシ、エトキシ、イソ−プロピルオキシ、イソ−ブチルオキシ、又はtert−ブチルオキシである。ある種の実施形態において、本発明は、RがCFである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがOHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルキレン−OHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがNOである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−N(H)Rである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがNHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、Rの少なくとも1つの場合がアルキル、ハライド、OMe、OH、アルキレン−OH、又はNHである。一部の実施形態において、Rの少なくとも1つの場合がOMeである。一部の実施形態において、Rのいずれの場合も、Hである。
ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、nが0である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、nが1である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、nが2である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、nが3である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、nが4である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、mが0である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、mが1である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、mが2である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、mが3である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、RがHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがハライドである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがCNである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがCFである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがC(H)Fである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがC(F)Hである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、アルキルはメチル、エチル、イソ−プロピル、又はtert−ブチルである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがシクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、シクロアルキルはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−アルコキシである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアリールである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがヒドロキシルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルコキシである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがH、ハライド、Me、OMe、又はPhである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−C(F)CHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがシクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがヘテロシクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−シクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−O−アルキレン−シクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−O−シクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−O−アルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−O−アルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−O−シクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択される、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、アルキレンRはメチレン又はエチレンである。
ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
から選択される、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、Rが、置換されていても良い
Figure 2021535141
Figure 2021535141
から選択される、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
である、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、R
Figure 2021535141
Figure 2021535141
から選択される、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、RがHである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがハライドである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがFである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがCNである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがCFである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがC(H)Fである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがC(F)Hである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、アルキルはメチル、エチル、イソ−プロピル、又はtert−ブチルである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがシクロアルキルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。一部の実施形態において、シクロアルキルはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−アルキレン−アルコキシである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアリールである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがヒドロキシルである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、Rがアルコキシである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、RがH、ハライド、Me、OMe、又はPhである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、RがHである、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、Rが(C−C)アルキルである、上記化合物のいずれか1つに関する。一部の実施形態において、(C−C)アルキルはメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、又はt−ブチルである。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキルである、上記化合物のいずれか1つに関する。ある種の実施形態において、本発明は、Rが−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルである、上記化合物のいずれか1つに関する。
ある種の実施形態において、本発明は、いずれかの立体中心での絶対配置がRである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、いずれかの立体中心での絶対配置がSである、前記化合物のいずれか1つに関するものである。ある種の実施形態において、本発明は、いずれかの立体中心での絶対配置がR及びSの混合物である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、化合物が薬学的に許容される塩である、前記化合物のいずれか1つに関するものである。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式の化合物に関する。
Figure 2021535141
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式の化合物に関する。
Figure 2021535141
ある種の実施形態において、本発明は、下記式の化合物に関する。
Figure 2021535141
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、下記式の化合物に関する。
Figure 2021535141
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
ある種の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
一部の実施形態において、本発明は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
からなる群から選択される化合物に関する。
<例示的医薬組成物>
ある種の実施形態では、本発明は、上述の化合物のいずれか1つ、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物に関する。
ヒトなど(それに限定されるものではない)の患者は、薬学的に許容される担体又は希釈剤の存在下、活性化合物又はそれの薬学的に許容されるプロドラッグ又は塩の有効量を患者に投与することにより処置することができる。活性物質は、いずれか適当な経路、例えば、経口的、非経口的、静脈、皮内、皮下又は局所的に、液体又は固体形態で投与することができる。
薬物組成物中の活性化合物の濃度は、薬物の吸収、失活及び排出速度並びに当業者に公知の他の要因によって決まる。留意すべき点として、用量値はまた、改善すべき状態の重度に応じて変わる。さらに理解すべき点として、特定の対象者について、個々のニーズ、及び組成物の投与を行うか投与を監督する者の専門的判断に従って、時間の経過と共に、具体的な投与法を調整すべきであり、本明細書に記載の濃度範囲は単なる例示に過ぎず、特許請求される組成物の範囲若しくは実施を制限するものではない。有効成分は、1回で投与することができ、又は時間間隔を変えながら、いくつかの小分け投与用量に分割することができる。
ある種の実施形態では、活性化合物の投与モードは経口である。経口組成物は一般に、不活性希釈剤又は食用の担体を含む。これらは、ゼラチンカプセル剤に封入するか、又は圧縮して錠剤にすることができる。経口治療投与の目的のために、活性化合物を賦形剤に組み込み、錠剤、トローチ又はカプセル剤の形態で使用することができる。薬学的に適合性の結合剤、及び/又は補助材料を組成物の一部として含ませることができる。
錠剤、丸薬、カプセル剤、トローチなどは、以下の成分、又は類似の性質の化合物のいずれかを含有することができる:結合剤、例えば、微結晶セルロース、トラガカントガム若しくはゼラチンなど;賦形剤、例えば、デンプン若しくは乳糖など、崩壊剤、例えば、アルギン酸、Primogel若しくはトウモロコシデンプンなど;潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム若しくはSterotesなど;流動促進剤、例えば、コロイド状二酸化ケイ素など;甘味剤、例えば、ショ糖若しくはサッカリンなど;又は香味剤、例えば、ペパーミント、サルチル酸メチル、若しくはオレンジ香味料など。単位製剤がカプセル剤である場合、これは、上記の種類の材料に加えて、液体担体、例えば、脂肪油などを含有することができる。加えて、単位製剤は、用量単位の物理的形態を変える各種の他材料、例えば、糖コーティング、シェラック、又は他の腸内薬剤を含有することができる。
当該化合物は、エリキシル剤、懸濁液、シロップ、ウェハ、チューインガムなどの成分として投与することができる。シロップは、活性化合物に加えて、甘味剤としてショ糖又は甘味料、並びにある種の保存剤、染料及び着色剤及び香味料を含有することができる。
化合物又はそれの薬学的に許容されるプロドラッグ若しくは塩はまた、所望の作用を妨げない他の活性物質、又は所望の作用を補助する材料、抗生剤、抗真菌剤、抗炎症剤若しくは他の抗ウイルス剤、例えばヌクレオシド化合物(それに限定されるものではない)と混合することもできる。非経口、皮内、皮下、又は局所的塗布に対して使用される液剤又は懸濁液は以下の構成成分を含むことができる:滅菌希釈剤、例えば、注射用水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール又は他の合成溶媒など;抗菌剤、例えば、ベンジルアルコール又はメチルパラベンなど;抗酸化剤、例えば、アスコルビン酸又は亜硫酸水素ナトリウムなど;キレート剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸など;緩衝剤、例えば、酢酸塩、クエン酸塩又はリン酸塩など、及び張度調節のための薬剤、例えば、塩化ナトリウム又はブドウ糖など。非経口(parental)製剤は、ガラス又はプラスチックで作製されたアンプル、使い捨て注射器又は複数用量バイアルに封入することができる。
静脈投与される場合、担体は生理的食塩水及びリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を含む。
ある種の実施形態では、活性化合物は、身体からの急速な排除から化合物を保護する担体とともに製剤され、例えば、インプラント及びマイクロカプセル化送達系(これらに限定されるものではない)などの徐放製剤である。生分解性の生体適合性ポリマー、例えば、エチレン酢酸ビニル、ポリ酸無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル及びポリ乳酸などを使用することができる。例えば、胃酸による開裂から保護するため、腸溶性コーティング化合物を使用することができる。このような製剤の調製方法は当業者には明らかである。適切な材料はまた、商業的に得ることもできる。
リポソーム懸濁液(これらに限定されないが、ウィルス抗原に対するモノクローナル抗体を有する、感染細胞を標的とするリポソームなど(それに限定されるものではない))もまた薬学的に許容される担体として好ましい。これらは、当業者に公知の方法に従い、例えば、米国特許第4,522,811号(参照により組み込まれている)に記載のように調製することができる。例えば、リポソーム製剤は、適当な脂質(例えば、ステアロイルホスファチジルエタノールアミン、ステアロイルホスファチジルコリン、アラカドイル(arachadoyl)ホスファチジルコリン、及びコレステロールなど)を無機溶媒に溶解し、次いでその溶媒を留去し、容器の表面上に乾燥した脂質の薄膜を残すことにより調製することができる。次いで、活性化合物の水溶液を容器に導入する。次いで、容器を手動で旋回させて、脂質材料を容器の側面から取り出し、脂質凝集物を分散させ、これによって、リポソーム懸濁液を形成する。
<本発明の例示的方法>
ある種の実施形態では、本発明は、特発性肺線維症、糖尿病性腎症、巣状分節性糸球体硬化症、慢性腎臓疾患、非アルコール性脂肪性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、固形腫瘍、血液腫瘍、臓器移植、アルポート症候群、間質性肺疾患、放射線誘発性線維症、ブレオマイシン誘発性線維症、アスベスト誘発性線維症、インフルエンザ誘発性線維症、凝固誘発性線維症、血管損傷誘発性線維症、大動脈狭窄、及び心臓線維症からなる群から選択される疾患又は状態を処置する方法であって、治療上有効量の上記化合物のいずれか1つを、処置を必要とする対象者に投与することを含む方法に関する。
ある種の実施形態では、本発明は、疾患又は状態が固形腫瘍(肉腫、癌、及びリンパ腫)である、上記方法のうちのいずれか1つに関するものである。本発明に従って処置することができる例示的な腫瘍には、例えば、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、骨肉腫、骨髄肉腫、軟骨肉腫、脂肪肉腫、平滑筋肉腫、軟組織肉腫、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、気管支がん、前立腺がん、乳がん、膵臓がん、消化器がん、結腸がん、直腸がん、結腸癌、結腸直腸の腺腫、甲状腺がん、肝臓がん、肝内胆管がん、肝細胞がん、副腎がん、胃がん、胃のがん、グリア細胞腫(例えば、成人、小児脳幹、小児脳の星状細胞腫、小児視路及び視床下部)、神経膠芽細胞腫、子宮内膜がん、黒色腫、腎臓がん、腎盂がん、膀胱がん、子宮体部、子宮の子宮頸がん、膣がん、卵巣がん、多発性骨髄腫、食道がん、脳がん(例えば、脳幹グリア細胞腫、小脳星状細胞腫、脳の星状細胞腫/悪性神経膠種、上衣細胞腫、髄芽腫、テント上原始神経外胚葉性腫瘍、視路及び視床下部のグリア細胞腫)、唇及び口腔及び咽頭、喉頭、小腸、黒色腫、絨毛状結腸腺腫、新生物、上皮性質の新生物、リンパ腫(例えば、AIDSに関連するリンパ腫、バーキットリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、及び原発性中枢神経系リンパ腫)、乳房の癌、基底細胞癌、扁平上皮癌、光線性角化上皮症、固形腫瘍を含む腫瘍疾患、頸部又は頭部の腫瘍、真性赤血球増加症、本態性血小板血症、骨髄性化生を伴う骨髄線維症、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症、副腎皮質癌、AIDSに関連するがん、小児小脳星状細胞腫、小児小脳星状細胞腫、基底細胞癌、肝外胆管がん、悪性線維性組織球腫骨がん、気管支腺腫/カルチノイド、カルチノイド腫瘍、消化菅カルチノイド腫瘍、原発性中枢神経系、小脳星状細胞腫、小児がん、上衣細胞腫、頭蓋外胚細胞腫瘍、性腺外胚細胞腫瘍、肝外胆管がん、眼内黒色腫の眼のがん、網膜芽腫の眼のがん、胆嚢がん、消化菅カルチノイド腫瘍、胚細胞腫瘍(例えば、頭蓋外、性腺外、及び卵巣)、妊娠性絨毛腫瘍、肝細胞がん、下咽頭がん、視床下部及び視路のグリア細胞腫、島細胞癌(内分泌性膵臓)、喉頭がん、骨/骨肉腫の悪性線維性組織球腫、髄芽腫、中皮腫、原発不明の転移性頸部扁平上皮がん、糖尿病前症、多発性骨髄腫/形質細胞新生物、菌状息肉腫、鼻腔及び副鼻腔がん、鼻咽頭がん、神経芽細胞腫、口腔がん、口腔咽頭がん、卵巣上皮がん、卵巣胚細胞腫瘍、卵巣低悪性度腫瘍、島細胞膵臓がん、副甲状腺がん、褐色細胞腫、松果体芽腫、下垂体腫瘍、胸膜肺芽腫、尿管移行性細胞がん、網膜芽腫、横紋筋肉腫、唾液腺がん、セザリー症候群、非黒色腫皮膚がん、メルケル細胞癌、扁平上皮癌、精巣がん、胸腺腫、妊娠性絨毛腫瘍、及びウィルムス腫瘍などがある。
ある種の実施形態では、本発明は、疾患又は状態が血液腫瘍である、上記方法のいずれか1つに関する。本発明に従って処置することができる例示的な血液腫瘍には、例えば、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、及び多発性骨髄腫などがある。
ある種の実施形態では、本発明は、疾患又は状態が特発性肺線維症、全身性硬化症に伴う間質性肺疾患、筋炎に伴う間質性肺疾患、全身性エリテマトーデスに伴う間質性肺疾患、関節リウマチ、及び関連する間質性肺疾患からなる群から選択される、上記方法のいずれか1つに関する。
ある種の実施形態では、本発明は、疾患又は状態が糖尿病性腎症、巣状分節性糸球体硬化症、及び慢性腎臓疾患からなる群から選択される、上記方法のいずれか1つに関する。
ある種の実施形態では、本発明は、疾患又は状態が非アルコール性脂肪性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、及び原発性硬化性胆管炎からなる群から選択される、上記方法のいずれか1つに関する。
ある種の実施形態では、本発明は、対象者が哺乳動物である、上記方法のいずれか1つに関する。ある種の実施形態では、本発明は、対象者がヒトである、上記方法のいずれか1つに関する。
<別の数字的(Numeric)実施形態>
1.下記式(I)の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
Figure 2021535141
式中、
Aは、
Figure 2021535141
であり;
Bは、アルキレン、−アルキレン−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−(ヘテロシクリル)−アルキレン−、−シクロアルキレン、−アルキレン−O−、−シクロアルキレン−O−、又は−アルキレン−O−アルキレン−であり;
Cは、
Figure 2021535141
であり;
は、独立にH、アルキル、ハライド、アルコキシ、CF、OH、アルキレン−OH、NO、又は−N(H)Rであり;
は、
Figure 2021535141
Figure 2021535141
であり;
及びRは、独立にH、−CN、ハライド、CF、C(H)F、C(F)H、アルキル、シクロアルキル、−アルキレン−アルコキシ、アリール、ヒドロキシル、及びアルコキシから選択され;
は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル、−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
は、H、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−O−(C−C)アルキル、又は−(C−C)アルキレン−O−C(O)O(C−C)アルキルであり;
nは独立に0、1、2、3、又は4であり;
mは0、1、2、又は3であり;
任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。
2.Bが、
Figure 2021535141
からなる群から選択され;
qが0、1、2又は3であり;
pが0、1又は2である、実施形態1の化合物。
3.Bが−アルキレン−O−アルキレン−である、実施形態1の化合物。
4.−アルキレン−O−アルキレン−が、−メチレン−O−プロピレン、−エチレン−O−エチレン、又は−プロピレン−O−メチレンである、実施形態3の化合物。
5.Rの少なくとも1つの場合がアルキル、ハライド、OMe、OH、アルキレン−OH、又はNHである、実施形態1〜4のいずれか1つの化合物。
6.前記Rの少なくとも1つの場合がOMeである、実施形態5の化合物。
7.Rのいずれの場合もHである、実施形態1〜4のいずれか1つの化合物。
8.R
Figure 2021535141
である、実施形態1〜7のいずれか1つの化合物。
9.Rにおけるnが0である、実施形態8の化合物。
10.Rにおけるnが1である、実施形態8の化合物。
11.R
Figure 2021535141
である、実施形態1〜7のいずれか1つの化合物。
12.Rにおけるmが0である、実施形態11の化合物。
13.Rにおけるmが1である、実施形態11の化合物。
14.RがFである、実施形態1、8、10、11又は13の化合物。
15.RがCNである、実施形態1、8、10、11又は13の化合物。
16.R
Figure 2021535141
である、実施形態1〜7のいずれか1つの化合物。
17.シクロアルキルがシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである、実施形態1〜16のいずれか1つの化合物。
18.アルキルがメチル、エチル、イソ−プロピル、又はtert−ブチルである、実施形態1〜16のいずれか1つの化合物。
19.RがH、ハライド、Me、OMe、又はPhである、実施形態1〜18のいずれか1つの化合物。
20.Rが、独立に−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル;−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択される、実施形態1〜19のいずれか1つの化合物。
21.Rにおけるアルキレンがメチレン又はエチレンである、実施形態20の化合物。
22.R
Figure 2021535141
Figure 2021535141
から選択される、実施形態1〜19のいずれか1つの化合物。
23.R
Figure 2021535141
Figure 2021535141
から選択される、実施形態1〜19のいずれか1つの化合物。
24.RがHである、実施形態1〜23のいずれか1つの化合物。
<例証>
本発明はここで一般的に記載されているが、本発明のある種の態様及び実施形態を例示する目的のためだけに含まれ、本発明を限定することを意図しない、以下の実施例を参照することで、本発明はより容易に理解される。
<本発明の化合物の製造のための一般図式及び手順>
部分R及びRは適切な置換基を表し;Lは適切な連結基を表し、Xは適切なハロゲン、例えばBr、Cl又はI、又は別の脱離基、例えばメシレート若しくはトシレートを表す。
Figure 2021535141
は、適切な置換されていても良いピロリジンを表す。
Figure 2021535141
は、適切な置換されていても良いテトラヒドロナフチリジンを表す。
Figure 2021535141
は、適切な置換されていても良いナフチリジンを表す。
<αvβ6阻害剤の合成のための一般図式>
Figure 2021535141
<一般手順>
9−BBN及びスズキ反応
Figure 2021535141
アルケン中間体を、下記の手順によって2−ハロナフチリジン又はテトラヒドロナフチリジンに交差カップリングさせることができる。Ar下にアルケン(1当量)の脱水THF(2〜10mL/mmol)中溶液に、9−BBN(0.5M THF中溶液、1〜2当量)を加えた。反応液を40〜80℃で1〜4時間攪拌し、次に冷却して室温とした。この溶液を、2−ハロナフチリジン又はBoc−保護2−ハロテトラヒドロナフチリジン(1〜1.5当量)、炭酸セシウム(2〜5当量)及びPd(PPh又は別の適切なPd/配位子組み合わせ(0.05〜0.1当量)の1,4−ジオキサン(2〜10mL/mmol)中混合物に加えた。反応液を80〜100℃で12〜24時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラムによって精製して、アルキル連結ナフチリジン生成物を得た。
渡環反応
Figure 2021535141
ナフチリジン類は、下記の手順によってメチルケトン類から製造することもできる。メチルケトン(1当量)、2−アミノニコチンアルデヒド(1〜2当量)及び2級アミン、例えばピロリジン又はL−プロリン(1〜2当量)のDMF又はEtOH(1〜10mL/mmol)中混合物を70〜100℃で2〜10時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラムによって精製して、所望のナフチリジン生成物を得た。
ナフチリジン還元
Figure 2021535141
ナフチリジン類を、下記の手順によって還元してテトラヒドロナフチリジン類とすることができる。適切なナフチリジン(1当量)及びPd/C(5〜20重量%Pd、0.05〜0.2当量)の酢酸エチル又は別の適切な溶媒(2〜10mL/mmol)中混合物を、H風船下に室温〜50℃で2〜20時間攪拌した。反応液を濾過し、減圧下に濃縮して、所望のテトラヒドロナフチリジン生成物を得た。
Boc脱保護
Figure 2021535141
Boc−保護アミン(1当量)を、室温〜50℃で1〜4時間にわたりHCl(4〜100当量)/1,4−ジオキサン(1〜50mL/mmolアミン)で処理した。反応液を減圧下に濃縮し、アミン生成物を粗取得物のまま用いるか、シリカゲルカラムによる精製後に用いた。そのアミンは、粗取得物のまま2塩酸塩として用いることができたか、適切な溶媒に溶かし、NaHCO水溶液で洗浄することで遊離塩基とに変換することができた。
アミンアルキル化
Figure 2021535141
アミン(1当量)、アルキル化剤(1〜1.5当量)及びKCO又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2〜10当量)のMeCN又はDMF(3〜10mL/mmolアミン)中混合物を室温〜80℃で4〜16時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムによって精製して、所望のアミノ酢酸エステルを得た。使用されるアミンは、遊離塩基であることができるか、塩酸塩又は2塩酸塩などの塩であることができる。アミンの塩を用いてその反応を行う場合、追加当量の塩基が必要となり得る。
ケン化
Figure 2021535141
=Me又はエチルなどのある種のエステルの場合、そのエステルは塩基性条件下でケン化することができる。そのエステル(1当量)を、室温〜50℃で1〜16時間にわたりLiOH−HO(3〜5当量)/MeOH(3〜10mL/mmolエステル)及び水(3〜10mL/mmolエステル)で処理した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、所望のカルボン酸生成物を得た。
=tert−ブチルなどのある種のエステルの場合、そのエステルは酸性条件下でケン化することができる。そのエステル(1当量)を、室温〜50℃で1〜16時間にわたり4N HCl(4〜100当量)/1,4−ジオキサン(1〜25mL/mmolエステル)で処理した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、所望のカルボン酸生成物を得た。
ペタシス反応
Figure 2021535141
アミンアルキル化/けん化手順に代わるものとして、ペタシス反応を使用して、ある種のアリール類縁体を製造することができる。アミン(1当量)アリールボロン酸又はアリールボロン酸エステル(1〜1.5当量)及び2−オキソ酢酸(1.5〜2当量)のMeCN又はDMF(2〜10mL/mmolアミン)中混合物を50〜80℃で2〜16時間撹拌した。反応物を減圧下に濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、所望のアミノ酢酸を得た。
<分析方法>
分取HPLC方法
粗製の試料をMeOHに溶解し、Gilson215装置、検出波長214nmを使用して分取HPLCで精製した。
分取HPLC A:カラム:XBridge C18、21.2×250mm、10μm;移動相:A 水(10mM炭酸水素アンモニウム)、B CHCN;本文の通りの勾配溶離;流量:20mL/分。
分取HPLC B:カラム:XBridge C18、21.2×250mm、10μm;移動相:A 水(10mMギ酸)、B CHCN;本文の通りの勾配溶離;流量:20mL/分。
分取HPLC C:カラム:XBridge OBD C18、19×100mm、5μm;移動相:A 水、B CHCN;本文の通りの勾配溶離;流量:20mL/分。
分取キラルSFC法
SFC−80(Thar、Waters)装置、検出波長214nmを使用して、ラセミ生成物を、キラル分取SFCで個々のエナンチオマーに分離した。
分取キラルSFC A:カラム:(R,R)−Whelk−O1、20×250mm、5μm(Decial)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分取キラルSFC B:カラム:AD 20×250mm、10μm(Daicel)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%mメタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分取キラルSFC C:カラム:AS 20×250mm、10μm(Daicel)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g分、背圧:100bar。
分取キラルSFC D:カラム:OD20×250mm、10μm(Daicel)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分取キラルSFC E:カラム:Cellulose−SC20×250mm、10μm(Daicel)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分取キラルSFC F:カラム:OZ20×250mm、10μm(Daicel)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分取キラルSFC G:カラム:IC20×250mm、10μm(Daicel)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分取キラルSFC H:カラム:(S,S)−Whelk−O1、20×250mm、5μm(Decial)、カラム温度:35℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)=60/40、流量:80g/分、背圧:100bar。
分析キラルSFC法
SFC−80(Thar、Waters)装置、検出波長214nmを使用して、キラル生成物を、キラルSFCで分析した:
キラルSFC A:カラム:(R,R)−Whelk−O1、4.6×100mm、5μm(Decial)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC B:カラム:AD 4.6×100mm、5μm(Daicel)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC C:カラム:AS 4.6×100mm、5μm(Daicel)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC D:カラム:OD 4.6×100mm、5μm(Daicel)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC E:カラム:Cellulose−SC4.6×100mm、5μm(Daicel)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC F:カラム:OZ 4.6×100mm、5μm(Daicel)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC G:カラム:IC 4.6×100mm、5μm(Daicel)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC H:カラム:(S,S)−Whelk−O1、4.6×100mm、5μm(Decial)、カラム温度:40℃、移動相:CO/メタノール(0.2%メタノールアンモニア)、本文の通りの定組成溶離、流量:4g/分、背圧:120bar。
キラルSFC I:カラム:IC 4.6×250mm、5μm(SHIMADZU)、カラム温度:40℃、移動相:n−ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)、本文の通りの定組成溶離、流量:1mL/分。
キラルSFC J:カラム:(S,S)−Whelk−O1 4.6×250mm、5μm(SHIMADZU)、カラム温度:40℃、移動相:n−ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)、本文の通りの定組成溶離、流量:1mL/分。
キラルSFC K:カラム:OZ−H 4.6×250mm、5μm(SHIMADZU)、カラム温度:40℃、移動相:n−ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)、本文の通りの定組成溶離、流量:1mL/分。
キラルSFC L:カラム:キラルPAK IG 4.6×250mm、5μm(SHIMADZU)、カラム温度:35℃、移動相:n−ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)、本文の通りの定組成溶離、流量:1mL/分。
キラルSFC M:カラム:EnantioPak OJ 4.6×250mm、5μm(Decial)、カラム温度:40℃、移動相:n−ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)、本文の通りの定組成溶離、流量:1mL/分。
<中間体の合成>
合成例で使用するために、下記の中間体を下記の手順に従って製造した。
(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:tert−ブチル(R)−3−(4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(1.09g、5.41mmol)、2−(4−ブロモブチル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン(1.2g、5.41mmol)及び水素化ナトリウム(260mg、10.82mmol)のDMF(5mL)中混合物を100℃で6時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(380mg)。収率21%(ESI 330.2(M+H))。
段階2:(R)−tert−ブチル3−(5−オキソヘキシルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.3g、3.95mmol)を、室温で2時間にわたりHCl/ジオキサンの溶液(4.0M、10mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をアセトン(10mL)及びHO(1mL)で希釈した。炭酸カリウムを加えてpHを8〜9に調節し、次にBocO(1.24g、5.69mmol)を加えた。反応液を室温で3攪拌し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 15:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(5−オキソヘキシルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(820mg)。収率73%(ESI 186(M−100)、230(M−56))。
段階3:(R)−tert−ブチル3−(4−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(5−オキソヘキシルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(820mg、2.88mmol)、2−アミノニコチンアルデヒド(456mg、3.77mmol)及びピロリジン(265mg、3.77mmol)のDMF(5mL)中混合物を85℃で4時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 15:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(4−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(750mg)。収率70%(ESI 372.2(M+H))。
段階4:(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(4−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(750mg、2.02mmol)、Pd/C(10%、500mg)のEtOAc(10mL)中混合物を水素下に60℃で6時間攪拌した。反応液を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、室温で2時間にわたりHCl/ジオキサンの溶液(4.0M、4mL)で処理し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩(600mg)を白色固体として得た。収率96%(ESI 276.2(M+H))。
(R)−5−メトキシ−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:(R)−tert−ブチル3−(4−ブロモブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(500mg、2.67mmol)のn−ヘプタン(10mL)中溶液に水酸化ナトリウム50%水溶液(5mL、31.2mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム(43.0mg、0.13mmol)及び1,4−ジブロモブタン(1.595mL、13.35mmol)を加えた。混合物を80℃で2時間攪拌し、次に冷却して室温とし、水(10mL)で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=4:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(4−ブロモブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(686mg)。収率80%(ESI 314(M+H−Boc))。
段階2:(R)−tert−ブチル3−(ブタ−3−エンイルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−3−(4−ブロモブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(512mg、1.58mmol)のTHF(10mL)中溶液に0℃で、t−BuOK(446mg、3.97mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌し、水(20mL)で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(ブタ−3−エンイルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(355mg)。収率90%(ESI 186(M+H−Boc))。
段階3:(R)−tert−ブチル3−(4−(4−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−tert−ブチル3−(ブタ−3−エンイルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(486mg、1.8mmol)のTHF(脱水、2mL)中溶液にAr下に、9−BBN(0.5M THF中溶液、7.2mL、3.6mmol)を加えた。反応液を50℃で2時間攪拌し、冷却して室温とした。この溶液を2,4−ジクロロ−1,8−ナフチリジン(360mg、1.8mmol)、炭酸セシウム(1730mg、5.4mmol)及びPd(PPh(208mg、0.18mmol)の1,4−ジオキサン(7mL)中混合物に加えた。反応液を90℃で1.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 1:1から1:10)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(4−(4−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(300mg)。収率41%(ESI 406(M+H))。
段階4:(R)−tert−ブチル3−(4−(4−メトキシ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(4−(4−クロロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(76mg、0.13mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、NaOMe(45mg、0.26mmol)を加えた。反応液を還流下に終夜攪拌し、減圧下に濃縮し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、水で洗浄し(20mLで2回)、MgSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(4−(4−メトキシ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(60mg)。収率80%(ESI 402(M+H))。
段階5:(R)−5−メトキシ−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(4−(4−メトキシ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(60mg、0.15mmol)及びPd/C(10%、30mg)のEtOAc(10mL)中混合物を、風船水素下に30℃で17時間攪拌した。混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、室温で2時間にわたり4M HCl/ジオキサン(3mL、12mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(R)−5−メトキシ−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩を無色油状物として得た(45mg)。収率88%(ESI 306(M+H))。
(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:(R)−tert−ブチル3−(ヨードメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
PPh(5.11g、19.5mmol)及び1H−イミダゾール(1.33g、19.5mmol)のDCM(50mL)中溶液を冷却して0℃とし、I(4.95g、19.5mmol)でゆっくり処理した。0℃で30分間攪拌後、(R)−tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートのDCM(10mL)中溶液を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。反応液を水(50mL)で希釈し、DCMで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に除去した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(ヨードメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(3.7g)。収率80%。(ESI 256(M+H−56))。
段階2:(R)−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)トリフェニルホスホニウム
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(ヨードメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.7g、12mmol)及びPPh(4.1g、15.5mmol)のDMF(50mL)中溶液を室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 10:1)によって精製して、粗生成物を得た。ジエチルエーテル(30mL)をその粗生成物に加え、室温で30分間攪拌し、濾過した。フィルターケーキを真空乾燥して、所望の生成物(R)−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)トリフェニルホスホニウムを白色固体として得た(5.6g)。収率84%。(ESI N/A)。
段階3:エチル4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブタノエート
Figure 2021535141
エチル5−オキソヘキサノエート(2g、13.9mmol)、エチレングリコール(2.6g、42mmol)及びp−トルエンスルホン酸(478mg、2.78mmol)のトルエン(50mL)中溶液を還流下に6時間攪拌して、ディーン・スタークトラップによって水を除去した。溶媒を減圧下に除去し、及び残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物エチル4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブタノエートを無色油状物として得た(1.4g、収率50%)。(ESI 203(M+H))。
段階4:4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブタナール
Figure 2021535141
エチル4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブタノエート(500mg、2.48mmol)のDCM(10mL)中溶液にAr下に−78℃で、DIBAL−H(1M、3.7mL,3.7mmol)をゆっくり加えた。反応液を−78℃で30分間攪拌し、水20mLを加え、昇温させて室温とし、DCMで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 2:1)によって精製して、所望の生成物4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブタナールを無色油状物として得た(220mg)。収率56%。(ESI 159(M+H))。
段階5:(S)−tert−ブチル3−(5−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ペンタ−1−エンイル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)トリフェニルホスホニウム(2.0g、3.6mmol)のDCM(30mL)中溶液にN下に0℃で、LiHMDS(1M、5.4mL、5.4mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間攪拌し、4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ブタナール(565mg、3.6mmol)を加えた。反応液を室温で4時間攪拌し、MeOH(20mL)を加えた。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 3:1)によって精製して、所望の生成物(S)−tert−ブチル3−(5−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ペンタ−1−エンイル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(500mg)。収率43%。(ESI 226(M+H−100))。
段階6:(R)−tert−ブチル3−(6−オキソヘプチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(S)−tert−ブチル3−(5−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ペンタ−1−エンイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(500mg、1.54mmol)のEtOAc(20mL)中溶液に、Pd/C(10%、50mg)を加え、混合物をH下に40℃で終夜攪拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、TsOH(264mg、1.54mmol)/アセトン(5mL)で処理した。混合物を室温で6時間攪拌し、EtOAc(20mL)を加え、飽和NaHCO溶液(20mL)及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(6−オキソヘプチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(200mg)。収率46%(ESI 184(M+H−100))。
段階7:(R)−tert−ブチル3−(5−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(6−オキソヘプチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(300mg、1.06mmol)のEtOH(10mL)中溶液に、2−アミノニコチンアルデヒド(155mg、1.27mmol)及びピロリジン(90mg、1.27mmol)を加えた。反応液を終夜加熱還流した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH=20:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(5−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(220mg)。収率56%。(ESI 370(M+H))。
段階8:(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(5−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(220mg、0.60mmol)のEtOAc(10mL)中溶液にPd/C(10%、30mg)を加えた。混合物をH下に40℃で終夜攪拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、室温で2時間にわたりHCl/ジオキサン溶液(4.0M、5mL)で処理し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩を黄色油状物として得た(160mg)。収率86%。(ESI 274(M+H))。
(R)−7−(3−(ピロリジン−3−イルオキシ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:2−(3−ブロモプロピル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン
Figure 2021535141
磁気攪拌バー及びディーン・スタークトラップを取り付けた火炎乾燥丸底フラスコ中N下に、5−ブロモペンタン−2−オン(2.0g、12.12mmol)のトルエン(40mL)中溶液を、エチレングリコール(6.93g、111.7mmol)及びTsOH(384mg、0.22mmol)で処理した。反応混合物を1時間加熱還流し、放冷して室温とし、飽和NaHCO水溶液(60mL)で希釈し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水で洗浄し(100mLで2回)、MgSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(1.5g)。収率59%。
段階2:(R)−tert−ブチル3−(3−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(894mg、4.78mmol)及びNaH(287mg、7.18mmol)のDMF(10mL)中混合物を0℃で1時間攪拌した。2−(3−ブロモプロピル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン(1g、4.78mmol)のDMF(5mL)中溶液を0℃で滴下し、反応混合物を100℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 1:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(500mg)。収率33%(ESI 216(M+H−100))。
段階3:(R)−tert−ブチル3−(4−オキソペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(3−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(500mg、1.59mmol)及びp−トルエンスルホン酸1水和物(151mg0.79mmol)のアセトン(10mL)及びHO(5mL)中混合物を室温で4時間攪拌した。反応液をHO(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物を無色油状物として得た(380mg)。収率88%(ESI 172(M+H−100))。
段階4:(R)−tert−ブチル3−(3−(1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(4−オキソペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(380mg、1.40mmol)、2−アミノニコチンアルデヒド(171mg、1.40mmol)及びピロリジン(99mg、1.40mmol)のエタノール(8mL)中混合物を終夜還流させた。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 40:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(310mg)。収率62%(ESI 358(M+H))。
段階5:(R)−7−(3−(ピロリジン−3−イルオキシ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(3−(1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(310mg、0.87mmol)及びPd/C(10%、30mg)のEtOAc(30mL)中混合物を風船水素下に室温で16時間攪拌した。混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、25℃で2時間にわたりHCl/1,4−ジオキサン(4M、5mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去して、(R)−7−(3−(ピロリジン−3−イルオキシ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩を無色油状物として得た(240mg)。収率83%(ESI 262(M+H))。
(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イルオキシ)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:2−(5−ブロモペンチル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン
Figure 2021535141
ディーン・スタークトラップを取り付けた三頸フラスコ中、7−ブロモヘプタン−2−オン(14g、73mmol)のトルエン(150mL)中溶液に、エタン−1,2−ジオール(15g、255mmol)及びp−トルエンスルホン酸(251mg、1.46mmol)を加えた。反応混合物を20時間還流攪拌した。反応混合物を冷却して室温とし、飽和NaHCO溶液、水及びブラインで洗浄した。有機相を濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(7%EtOAc/石油エーテル)によって分離して、2−(5−ブロモペンチル)−2−メチル−1,3−ジオキソランを得た(16g、92%)。
段階2:(R)−tert−ブチル3−(5−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(3.5g、18.7mmol)のDMF(25mL)中溶液に、NaH(830mg、20.6mmol)を0℃で少量ずつ加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌した。2−(5−ブロモペンチル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン(4.9g、20.6mmol)を加え、反応混合物を100℃で16時間攪拌した。反応混合物を氷水に投入し、EtOAcで抽出した(150mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。有機相を濃縮し、残留物を、シリカゲル(20%EtOAc/石油エーテル)でクロマトグラフィー精製して、生成物(R)−tert−ブチル3−(5−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(3.7g、57%);(ESI 344.3(M+H))。
段階3:(R)−tert−ブチル3−(6−オキソヘプチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(5−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.7g、10.8mmol)のアセトン(70mL)及び水(7mL)中溶液に、p−トルエンスルホン酸(927mg、5.4mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液で中和し、減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して、生成物(R)−tert−ブチル3−(6−オキソヘプチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(2.99g、92%);(ESI 300.1(M+H))。
段階4:(R)−tert−ブチル3−(5−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(6−オキソヘプチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.9g、9.7mmol)のEtOH(40mL)中溶液に、2−アミノニコチンアルデヒド(1.2g、9.7mmol)及びL−プロリン(558mg、4.8mmol)を加えた。反応混合物を16時間還流攪拌した。次に、反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(5%MeOH/EtOAc)によって分離して、(R)−tert−ブチル3−(5−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色固体として得た(2.4g、64%);(純度95%、UV=214nm、ESI 386.0(M+H))。
段階5:(R)−tert−ブチル3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(5−(1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.4g、6.2mmol)のEtOH(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、300mg)を加えた。反応混合物について脱気及びHパージを3回行い、45℃でH下に20時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮し、(R)−tert−ブチル3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(2.5g、100%);(ESI 390.5(M+H))。
段階6:(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イルオキシ)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.4g、6.2mmol)のDCM(10mL)中溶液に、HCl/1,4−ジオキサン(4mol/L、30mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イルオキシ)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩を黄色油状物として得た(2.9g、100%);(ESI 290.4(M−55))。
7−(5−(3−フルオロピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)ブチル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
((4−ブロモブトキシ)メチル)ベンゼン(9.45g、38.87mmol)及びMg(1.89g、77.74mmol)のEtO(20mL)中混合物に、I(202mg、1.09mmol)を加えた。反応混合物を40℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、混合物をtert−ブチル3−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(2.4g、12.96mmol)のEtO(30mL)中溶液に5℃で加えた。反応液を室温で終夜攪拌し、NHCl水溶液(10mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 5:1から2:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)ブチル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(1.7g)。収率38%(ESI 294(M+H−56))。
段階2:tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)ブチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)ブチル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートas(1.7g、4.86mmol)及びBAST(10.76g、48.6mmol)のDCM(30mL)中混合物を40℃で24時間攪拌した。反応液をMeOH(2mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 20:1から10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)ブチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシレートを明黄色油状物として得た(1.1g)。収率64%(ESI 296(M+H−56))。
段階3:(tert−ブチル3−フルオロ−3−(4−ヒドロキシブチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル3−(4−(ベンジルオキシ)ブチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート(1.1g、3.13mmol)及びPd/C(5%、1.1g)のEtOAc(100mL)中混合物を、水素下に45℃で終夜攪拌した。混合物を濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物tert−ブチル3−フルオロ−3−(4−ヒドロキシブチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを明黄色油状物として得た(780mg)。収率95%(ESI 206(M+H−56))。
段階4:tert−ブチル3−フルオロ−3−(4−ヨードブチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
トリフェニルホスフィン(1.58g、6.04mmol)及びイミダゾール(411mg、6.04mmol)のDCM(40mL)中溶液に5℃で、I(835mg、3.29mmol)を加えた。反応混合物を5℃で15分間攪拌し、(tert−ブチル3−フルオロ−3−(4−ヒドロキシブチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(780mg、2.99mmol)のDCM(15mL)中溶液を加えた。反応混合物を5℃で1時間攪拌し、15℃で減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 20:1から10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル3−フルオロ−3−(4−ヨードブチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを明黄色油状物として得た(700mg)。収率63%(ESI 316(M+H−56))。
段階5:tert−ブチル3−(5−(1、8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(1,1−ジフルオロ−4−ヨードブチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(700mg、1.88mmol)及び2−メチル−1,8−ナフチリジン(407mg、2.82mmol)のTHF(12mL)中溶液に0℃で、LiHMDS(2.82mL、1M、2.82mmol)を加えた。反応混合物を0℃で3時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム溶液(6mL)で反応停止し、水(15mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を分取TLCによって精製し、所望の生成物tert−ブチル3−(5−(1、8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシレートを明黄色固体として得た(350mg)。収率48%(ESI 388(M+H))。
段階6:7−(5−(3−フルオロピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩
Figure 2021535141
3−(5−(1、8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート(200mg、0.516mmol)及びPd/C(5%、200mg)のEtOAc(20mL)中混合物を水素下に45℃で終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物に、室温で1、4−ジオキサン(2mL)及びHCl/ジオキサン(2mL、4M)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、減圧下に濃縮して、所望の生成物7−(5−(3−フルオロピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩を明黄色固体として得た(140mg)。収率93%(ESI 292(M+H))。
2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩の製造
段階1:tert−ブチル(R)−3−(ヘキサ−5−エン−1−イルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(12.8g、68.4mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム(1.102g、3.42mmol)及び6−ブロモ−1−ヘキセン(13.71mL、103mmol)のヘプタン(256mL)中懸濁液に、水酸化ナトリウム(128mL、68.4mmol、50重量%水溶液)を加えた。混合物を80℃で2時間高攪拌し、冷却して室温とし、水で希釈し、ヘプタンで、そしてジエチルエーテル/ヘプタンで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(600gシリカ、5%から14%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物tert−ブチル(R)−3−(ヘキサ−5−エン−1−イルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(14.93g)を得た。収率81%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ5.87−5.74(m、1H)、5.05−4.91(m、2H)、4.04−3.95(m、1H)、3.48−3.27(m、6H)、2.07(q、J=7.2Hz、2H)、2.02−1.84(m、2H)、1.60−1.51(m、2H)、1.51−1.38(m、11H)。
段階2:tert−ブチル(R)−3−((5−オキソペンチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−3−(ヘキサ−5−エン−1−イルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(14.93g、55.4mmol)のTHF(420mL)及び水(140mL)中溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(26.1g、122mmol)及び四酸化オスミウム(1.5mL、0.232mmol、4%水溶液)を加えた。1時間後、追加の過ヨウ素酸ナトリウム(5g、23.38mmol)を加えた。30分後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(約600gシリカ、20%から50%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製した。これによって、所望の生成物tert−ブチル(R)−3−((5−オキソペンチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(10.97g)を得た。収率72%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ9.77(s、1H)、4.03−3.94(m、1H)、3.50−3.27(m、6H)、2.47(t、J=7.2Hz、2H)、2.02−1.84(m、2H)、1.77−1.65(m、2H)、1.65−1.54(m、2H)、1.46(s、9H)。
段階3:tert−ブチル(3R)−3−((5−ヒドロキシヘプタ−6−エン−1−イル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−3−((5−オキソペンチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(10.97g、40.4mmol)のTHF(70mL)中溶液に0℃で、ビニルマグネシウムブロマイド(66.4mL、46.5mmol、0.7M THF中溶液)を滴下した。16時間後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%から50%EtOAc/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル(3R)−3−((5−ヒドロキシヘプタ−6−エン−1−イル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(7.68g)を得た。収率63%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ5.93−5.80(m、1H)、5.28−5.17(m、1H)、5.15−5.06(m、1H)、4.17−4.05(m、1H)、3.99(s、1H)、3.52−3.23(m、6H)、2.03−1.83(m、2H)、1.65−1.50(m、5H)、1.50−1.33(m、11H)。
段階4:tert−ブチル(R)−3−((7−(2−クロロピリジン−3−イル)−5−オキソヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(3R)−3−((5−ヒドロキシヘプタ−6−エン−1−イル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(10.48g、35.0mmol)、2−クロロ−3−ヨードピリジン(4.19g、17.50mmol)、塩化テトラブチルアンモニウム(0.486g、1.750mmol)及び炭酸水素ナトリウム(3.68g、43.8mmol)をアルゴン下にDMF(35mL)に溶解/懸濁させ、アルゴンをこの混合物に15分間吹き込んだ。酢酸パラジウム(II)(0.393g、1.750mmol)を加え、混合物を加熱して50℃として24時間経過させ、冷却して室温とし、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで3回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、20%から55%EtOAc/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル(R)−3−((7−(2−クロロピリジン−3−イル)−5−オキソヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.05g)を得た。収率42%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ8.25(dd、J=4.7、1.9Hz、1H)、7.62(dd、J=7.5、1.9Hz、1H)、7.17(dd、J=7.5、4.7Hz、1H)、4.04−3.93(m、1H)、3.51−3.25(m、6H)、2.99(t、J=7.3Hz、2H)、2.79(t、J=7.3Hz、2H)、2.43(t、J=7.2Hz、2H)、2.01−1.83(m、2H)、1.72−1.48(m、4H)、1.30(s、9H)。
段階5:tert−ブチル(R)−3−((5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−7−(2−クロロピリジン−3−イル)ヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−(+)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(1.799g、14.84mmol)及びtert−ブチル(R)−3−((7−(2−クロロピリジン−3−イル)−5−オキソヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.05g、7.42mmol)のTHF(30mL)中溶液に、チタン(IV)エトキシド(7.24mL、22.27mmol)を加えた。得られた混合物を加熱して50℃として20時間経過させ、半飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に投入し、10分間攪拌し、2個の遠心バイアルに移し、7800rpmで5分間遠心した。液体を分液漏斗に静かに入れた。次に、バイアルに酢酸エチルを満たし、高振盪し、7800rpmで再度5分間遠心した。液体を分液漏斗中で合わせた。層を分離し、水相を酢酸エチルでもう一回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(300gシリカ、35%から65%EtOAc/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル(R)−3−((5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−7−(2−クロロピリジン−3−イル)ヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.15g)を得た。収率78%(ESI 514/516(M+H))。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ8.27(dd、J=4.7、1.9Hz、1H)、7.64(dd、J=62.5、7.4Hz、1H)、7.19(dd、J=7.5、4.8Hz、1H)、3.99(s、1H)、3.54−3.24(m、6H)、3.16−2.87(m、2H)、2.87−2.60(m、2H)、2.60−2.35(m、1H)、1.94(s、2H)、1.77−1.53(m、5H)、1.45(s、9H)、1.35−1.11(m、9H)。
段階6:tert−ブチル(3R)−3−((5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−7−(2−クロロピリジン−3−イル)ヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(R)−3−((5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−7−(2−クロロピリジン−3−イル)ヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.15g、6.13mmol)のメタノール(20mL)中溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.278g、7.35mmol)を加えた。2時間後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%から100%EtOAc/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル(3R)−3−((5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−7−(2−クロロピリジン−3−イル)ヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.05g)を得た。収率85%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ8.28−8.22(m、1H)、7.72−7.51(m、1H)、7.22−7.15(m、1H)、4.03−3.95(m、1H)、3.49−3.22(m、7H)、3.16−3.06(m、1H)、2.96−2.64(m、2H)、2.00−1.83(m、4H)、1.80−1.70(m、1H)、1.65−1.51(m、3H)、1.51−1.37(m、11H)、1.25(s、9H)。
段階7:tert−ブチル(3R)−3−(4−(1−((R)−tert−ブチルスルフィニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
tert−ブチル(3R)−3−((5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−7−(2−クロロピリジン−3−イル)ヘプチル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.05g、5.20mmol)の1,4−ジオキサン(25mL)中溶液に、Xantphos(0.602g、1.040mmol)及び炭酸セシウム(3.39g、10.40mmol)を加えた。混合物にアルゴンを15分間吹き込んだ。酢酸パラジウム(II)(0.117g、0.520mmol)を加え、反応液にアルゴンを1分間吹き込み、100℃で16時間攪拌し、冷却して室温とし、水で反応停止し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(40%から100%EtOAc/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル(3R)−3−(4−(1−((R)−tert−ブチルスルフィニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(928mg)を得た。収率36%(ESI 480(M+H))。その化合物をキラルSFCによって分離して、立体異性体A及び立体異性体Bを得た。装置:Waters Prep 100 SFC UV指向システム;Waters 2998 Photodiode Array(PDA)検出器;Waters 2767 Sample Manager;Masslynx(商標名)ソフトウェア;FractionLynx(商標名) Application Manager、Acq。方法:Cell−2_f70_10_50_8mn_SW_120bar、負荷:50mg、カラム:Phenomenex Lux Cellulose−2(250×21.2mm、5μm)、流量:70mL/分、カラム温度:35℃;ABPR:120bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/メタノール、直線勾配:t=0分10%B、t=5分50%B、t=7.5分50%B、t=8分10%B。注入:Sandwich 100μLメタノール、検出PDA:210〜320nm、回収:PDA TICに基づく。
tert−ブチル(3R)−3−(4−(1−((R)−tert−ブチルスルフィニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート立体異性体A:0.58g、LC/MS ESI 480(M+H)H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ8.06−7.98(m、1H)、7.37−7.29(m、1H)、6.73−6.63(m、1H)、4.20−4.09(m、1H)、4.03−3.93(m、1H)、3.50−3.25(m、6H)、2.94−2.79(m、1H)、2.77−2.65(m、1H)、2.20−2.08(m、1H)、2.00−1.49(m、7H)、1.46(s、9H)、1.43−1.27(m、2H)、1.21(s、9H)。
tert−ブチル(3R)−3−(4−(1−((R)−tert−ブチルスルフィニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート立体異性体B:0.45g、LC/MS ESI 480(M+H)H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ8.20−8.09(m、1H)、7.39−7.31(m、1H)、6.90−6.80(m、1H)、4.25−4.12(m、1H)、4.04−3.92(m、1H)、3.51−3.24(m、6H)、2.87−2.62(m、2H)、2.11−1.83(m、3H)、1.76−1.49(m、6H)、1.46(s、9H)、1.40−1.27(m、10H)。
段階8:2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A2塩酸塩
Figure 2021535141
tert−ブチル(3R)−3−(4−(1−((R)−tert−ブチルスルフィニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート立体異性体A(0.58g、1.209mmol)のメタノール(5mL)中溶液に、塩酸(5mL、20.00mmol、4Nジオキサン中溶液)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌し、減圧下に濃縮し、メタノールと共留去した。ジエチルエーテルを加えたところ、生成物の緩やかな結晶化が開始した。終夜静置後、結晶化物を掻き取り、その取得物をジエチルエーテルで摩砕した。数時間後、固体を濾取し、新鮮なジエチルエーテルで洗い、真空乾燥して、所望の生成物2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A・2塩酸塩(438mg)をベージュ固体として得た。収率100%。LC/MS ESI 276(M−2HCl+H)H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ7.75−7.66(m、2H)、6.80(t、J=6.8Hz、1H)、4.30−4.23(m、1H)、3.67−3.56(m、1H)、3.56−3.44(m、2H)、3.44−3.33(m、3H)、3.25(dd、J=12.5、4.2Hz、1H)、2.96−2.78(m、2H)、2.26−2.16(m、1H)、2.13−1.99(m、2H)、1.77−1.46(m、7H)、1.23−1.12(m、1H)。比旋光度:33.9° c=0.5、MeOH、22.7℃、589nm。
段階9:2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体B2塩酸塩
Figure 2021535141
tert−ブチル(3R)−3−(4−(1−((R)−tert−ブチルスルフィニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート立体異性体B(0.45g、0.938mmol)のメタノール(5mL)中溶液に、塩酸(5mL、20.00mmol、4Nジオキサン中溶液)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌し、減圧下に濃縮し、メタノールと共留去した。ジエチルエーテルを加えたところ、生成物の緩やかな結晶化が開始した。終夜静置後、結晶化物を掻き取り、その取得物をジエチルエーテルで摩砕した。数時間後、固体を濾取し、新鮮なジエチルエーテルで洗い、真空乾燥して、所望の生成物2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体B・2塩酸塩(289mg)をベージュ固体として得た。収率85%。LC/MS ESI 276(M−2HCl+H)H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ7.74−7.66(m、2H)、6.80(t、J=6.8Hz、1H)、4.30−4.23(m、1H)、3.66−3.57(m、1H)、3.57−3.45(m、2H)、3.45−3.33(m、3H)、3.29−3.21(m、1H)、2.96−2.78(m、2H)、2.26−2.16(m、1H)、2.13−1.97(m、2H)、1.76−1.44(m、7H)。比旋光度:−48.3° c=0.5、MeOH、22.7℃、589nm。
下記の方法を用いて、化合物1〜21を製造した。
[実施例1]:2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物1−E1及び1−E2)の製造
段階1:エチル2−(2−シクロプロピルフェニル)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−(2−ブロモフェニル)アセテート(5.0g、20.57mmol)、シクロプロピルボロン酸(3.54g、41.14mmol)、Pd(OAc)(922mg、4.12mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(1.73g、6.17mmol)及びリン酸三カリウム(15.3g、72.01mmol)のトルエン(60mL)及び水(7.5mL)中混合物を、120℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 20:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルフェニル)アセテートを無色油状物として得た(4.0g)。収率95%。H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.21−7.18(m、4H)、4.18−4.16(q、2H)、3.83(s、2H)、1.52−1.48(m、1H)、1.29−1.18(t、3H)、0.94−0.64(m、4H)。
段階2:エチル2−ブロモ−2−(2−シクロプロピルフェニル)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロプロピルフェニル)アセテート(1g、4.9mmol)のTHF(16mL)中溶液に−78℃で、2.0MリチウムジイソプロピルアミドのTHF/ヘキサン中溶液(6.2mL、12.4mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌した。次に、クロロトリメチルシラン(1.3g、12.25mmol)のTHF(5mL)中溶液を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(1.5g、12.25mmol)のTHF(10mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−ブロモ−2−(2−シクロプロピルフェニル)アセテートを黄色油状物として得た(350mg)。収率25%。
段階3:エチル2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−ブロモ−2−(2−シクロプロピルフェニル)アセテート(350mg、1.24mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(341mg、1.24mmol)及びKCO(513mg、3.72mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を60℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(150mg)。収率25%(ESI 478(M+H))。
段階4:2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物1−E1及び1−E2)
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(150mg、0.31mmol)を、60℃で2時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(52mg、1.24mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物1を白色固体として得た(110mg、収率77%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Aによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物1−E1(25mg)及び化合物1−E2(26mg)を白色固体として得た。
化合物1−E1 LC/MS ESI 450.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60(d、J=7.6Hz、1H)、7.28(m、2H)、7.15(d、J=7.3Hz、2H)、6.37(d、J=7.3Hz、1H)、5.31(s、1H)、4.21(s、1H)、3.72−3.32(m、6H)、3.24−3.02(m、2H)、2.71(t、J=6.3Hz、2H)、2.54(t、J=7.5Hz、2H)、2.31−1.95(m、3H)、1.94−1.79(m、2H)、1.77−1.66(m、2H)、1.58(m、2H)、1.05−0.87(m、3H)、0.67−0.38(m、1H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee98%、Rt=1.97分。
化合物1−E2 LC/MS ESI 450.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60(d、J=7.6Hz、1H)、7.28(m、2H)、7.15(d、J=7.3Hz、2H)、6.37(d、J=7.3Hz、1H)、5.31(s、1H)、4.21(s、1H)、3.72−3.32(m、6H)、3.24−3.02(m、2H)、2.71(t、J=6.3Hz、2H)、2.54(t、J=7.5Hz、2H)、2.31−1.95(m、3H)、1.94−1.79(m、2H)、1.77−1.66(m、2H)、1.58(m、2H)、1.05−0.87(m、3H)、0.67−0.38(m、1H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee98%、Rt=2.59分。
[実施例2]:2−(2−シクロプロポキシフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物2−E1及び2−E2)の製造
段階1:1−ブロモ−2−シクロプロポキシベンゼン
Figure 2021535141
2−ブロモフェノール(2.0g、11.6mmol)、ブロモシクロプロパン(4.6g、38.1mmol)及びKCO(5.2g、38.1mmol)の脱水DMF(10mL)中混合物を管中で密閉し、マイクロ波によって140℃で2時間加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(0%から10%EtOAc/ヘキサンで溶離)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(400mg)。収率17%H NMR(400MHz、CDCl)δ7.52(d、J=7.2Hz、1H)、7.30−7.27(m、2H)、6.88−6.84(m、1H)、3.83−3.80(m、1H)、0.90−0.82(m、4H)。
段階2:2−シクロプロポキシフェニルボロン酸
Figure 2021535141
1−ブロモ−2−シクロプロポキシベンゼン(800mg、3.75mmol)のTHF(20mL)中溶液に、n−BuLi(2.5M、4.5mmol)を滴下した。反応液をAr下に−78℃で1時間攪拌した。トリメチルボレート(779mg、7.5mmol)のTHF(5mL)中溶液を滴下し、反応液を−78℃でさらに1時間攪拌し、ゆっくり昇温させて室温とし、終夜攪拌した。HCl水溶液(1N、20mL)を加え、反応液を室温で30分間攪拌し、DCMで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=1:1)によって精製して、所望の生成物を白色固体として得た(400mg)。収率:60%(ESI:178[M−H])。
段階3:2−(2−シクロプロポキシフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物2−E1及び2−E2)
Figure 2021535141
2−シクロプロポキシフェニルボロン酸(400mg、2.25mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(476mg、1.73mmol)及び2−オキソ酢酸(304mg、3.45mmol)のDCM(5mL)中混合物を室温で8時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物2を白色固体として得た(205mg、収率26%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Aによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物2−E1(110mg)及び化合物2−E2(79mg)を白色固体として得た。
化合物2−E1 LC/MS ESI 466(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.48(d、J=7.6Hz、1H)、7.41−7.40(m、2H)、7.13(d、J=7.6Hz、1H)、7.04−7.00(m、1H)、6.38(d、J=7.6Hz、1H)、4.92(s、1H)、4.18−4.16(m、1H)、3.90−3.85(m、1H)、3.56−3.36(m、5H)、3.27−3.01(m、3H)、2.70(t、J=6.0Hz、2H)、2.56(t、J=7.2Hz、2H)、2.09−1.55(m、8H)、0.85−0.70(m、4H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee85.4%、Rt=2.39分。
化合物2−E2 LC/MS ESI 466(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.52(d、J=7.6Hz、1H)、7.41−7.40(m、2H)、7.13(d、J=7.2Hz、1H)、7.03−6.99(m、1H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、4.86(s、1H)、4.15−4.12(m、1H)、3.92−3.75(m、1H)、3.56−3.36(m、5H)、3.27−3.14(m、3H)、2.70(t、J=6.0Hz、2H)、2.53(t、J=7.6Hz、2H)、2.20−1.55(m、8H)、0.85−0.70(m、4H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee95.4%、Rt=3.27分。
[実施例3]:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物3−E1及び3−E2)の製造
段階1:3−ブロモ−2−シクロプロピルピリジン
Figure 2021535141
2,3−ジブロモピリジン(3g、12.8mmol)及びシクロプロピル亜鉛(II)ブロマイド(76mL、0.5M THF中溶液)のTHF(30mL)中溶液にPd(PPh(740mg、0.64mmol)を加えた。混合物をN下に70℃で4時間攪拌し、水(50mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物3−ブロモ−2−シクロプロピルピリジンを黄色油状物として得た(1.2g)。収率48%(ESI 198(M+H))。
段階2:エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテート
Figure 2021535141
EtMgBr(1M、3.65mL、3.65mmol)のTHF(20mL)中溶液に0℃でN下に、n−BuLi(2.9mL、7.3mmol)を加えた。その溶液を0℃で30分間攪拌し、3−ブロモ−2−シクロプロピルピリジン(1.2g、6.1mmol)のTHF(5mL)中溶液を−10℃で加えた。混合物をその温度で30分間攪拌し、エチル2−オキソアセテート(50%トルエン中溶液、5g、24.4mmol)を加えた。反応液を0℃で2時間攪拌し、飽和KCO溶液(20mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル:EtOAc 2:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテートを黄色油状物として得た(700mg)。収率52%(ESI 222(M+H))。
段階3:エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(メチルスルホニルオキシ)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテート(300mg、1.36mmol)及びトリエチルアミン(411mg、4.1mmol)のDCM(5mL)中溶液に0℃で、MsCl(232mg、2mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌し、減圧下に濃縮し、シリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(メチルスルホニルオキシ)アセテートを黄色油状物として得た(190mg)。収率47%(ESI 300(M+H))。
段階4:エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン塩酸塩(300mg、0.87mmol)、エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(メチルスルホニルオキシ)アセテート(286mg、0.96mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(337mg、2.6mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物を、50℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH=0%から20%)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(245mg)。収率54%(ESI 477(M+H))。
段階2:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物3−E1及び3−E2)
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)アセテート(245mg、0.51mmol)を、室温で2時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(210mg、5.0mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から60%MeCN)によって精製して、化合物3を白色固体として得た(110mg、収率48%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Hによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物3−E1(42mg)及び化合物3−E2(45mg)を白色固体として得た。
化合物3−E1 LC/MS ESI 449(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.39(t、J=6.1Hz、1H)、7.98(d、J=7.9Hz、1H)、7.19−7.10(m、2H)、6.35(d、J=7.3Hz、1H)、5.06(s、1H)、3.40−3.31(m、3H)、3.15−3.08(m、2H)、2.84−2.81(m、1H)、2.70−2.67(m、2H)、2.59−2.56(m、1H)、2.55−2.47(m、2H)、2.36−2.26(m、1H)、2.21−2.13(m、1H)、1.90−1.84(m、2H)、1.66−1.57(m、3H)、1.44−1.26(m、7H)、1.08−1.05(m、2H)、0.93−0.90(m、1H)。キラルSFC H(45%MeOH):ee92%、Rt=2.11分。
化合物3−E2 LC/MS ESI 449(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.36(t、J=6.1Hz、1H)、8.01(d、J=7.9Hz,1H)、7.20−7.11(m、2H)、6.35(d、J=8Hz、1H)、4.91(s、1H)、3.51−3.36(m、3H)、3.20−2.91(m、2H)、2.71−2.29(m、7H)、2.14−2.09(m、1H)、1.90−1.84(m、2H)、1.64−1.57(m、3H)、1.433−1.23(m、7H)、1.06−1.01(m、2H)、0.92−0.88(m、1H)。キラルSFC H(45%MeOH):ee100%、Rt=3.77分。
[実施例4]:2−(2−シクロプロピル−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物4−E1及び4−E2)の製造
段階1:2−シクロプロピル−5−フルオロアニリン
Figure 2021535141
2−ブロモ−5−フルオロアニリン(3.0g、15.8mmol)、シクロプロピルボロン酸(2.7g、31.4mmol)、PCy(440mg、1.57mmol)、Pd(OAc)(352mg、1.57mmol)及びKPO(20g、94.3mmol)のトルエン(50mL)及びHO(10mL)中混合物を100℃で4時間攪拌した。反応混合物を冷却して室温とし、HO(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 2:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(1.8g)。収率75%(ESI:152[M+H])。
段階2:1−シクロプロピル−4−フルオロ−2−ヨードベンゼン
Figure 2021535141
2−シクロプロピル−5−フルオロアニリン(1.8g、11.9mmol)を、パラ−トルエンスルホン酸1水和物(6.8g、35.8mmol)のアセトニトリル(60mL)中溶液に加えた。反応液を室温で10分間攪拌し、冷却して10℃とした。亜硝酸ナトリウム(2.0g、29.0mmol)及びヨウ化カリウム(4.0g、24.1mmol)の水(20mL)中溶液を30分かけて滴下した。反応混合物を室温で4時間攪拌し、重炭酸ナトリウム水溶液でpH9〜10の塩基性とし、EtOAc(100mL)及び10%メタ重亜硫酸ナトリウム水溶液(20mL)で希釈した。相を分離し、水層をEtOAcで抽出した(100mLで2回)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(1.3g)。収率42%(ESI:N/A)。
段階3:2−シクロプロピル−5−フルオロフェニルボロン酸
Figure 2021535141
1−シクロプロピル−4−フルオロ−2−ヨードベンゼン(1.3g、4.96mmol)のTHF(50mL)中溶液に、n−BuLi(2.5M、2.2mL、5.5mmol)を滴下した。反応液をAr下に−78℃で1時間攪拌した。トリメチルボレート(1.0g、9.62mmol)のTHF(10mL)中溶液を滴下し、反応液を−78℃でさらに1時間攪拌し、ゆっくり昇温させて室温とし、終夜攪拌した。HCl水溶液(1N、20mL)を加え、混合物を室温で30分間攪拌し、DCMで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=1:1)によって精製して、所望の生成物を白色固体として得た(500mg)。収率:56%(ESI:179[M−H])。
段階4:2−(2−シクロプロピル−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物4−E1及び4−E2)
Figure 2021535141
2−シクロプロピル−5−フルオロフェニルボロン酸(200mg、1.11mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(306mg、1.11mmol)及び2−オキソ酢酸(123mg、1.66mmol)のMeCN(5mL)中混合物を60℃で15時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物4を白色固体として得た(120mg、収率23%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Aによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物4−E1(34mg)及び化合物4−E2(41mg)を白色固体として得た。
化合物4−E1 LC/MS ESI 468(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.41(d、J=10.0Hz、1H)、7.20−7.01(m、3H)、6.38(d、J=7.2Hz、1H)、5.28(s、1H)、4.21(s、1H)、3.55−3.05(m、8H)、2.71(t、J=6.4Hz、2H)、2.55(t、J=7.6Hz、2H)、2.19−2.05(m、3H)、1.92−1.55(m、6H)、0.95−0.80(m、3H)、0.55−0.50(m、1H)。キラルSFC A(35%MeOH):ee100%、Rt=2.69分。
化合物4−E2 LC/MS ESI 468(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.41(d、J=10.0Hz、1H)、7.20−7.01(m、3H)、6.38(d、J=7.2Hz、1H)、5.19(s、1H)、4.18(s、1H)、3.54−3.19(m、8H)、2.71(t、J=6.0Hz、2H)、2.59−2.53(m、2H)、2.22−2.14(m、3H)、1.92−1.55(m、6H)、0.98−0.85(m、3H)、0.55−0.50(m、1H)。キラルSFC A(35%MeOH):ee97%、Rt=3.26分。
[実施例5]:2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物5−E1及び5−E2)の製造
段階1:2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物5−E1及び5−E2)
Figure 2021535141
2−シクロプロピルフェニルボロン酸(102mg、0.63mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(140mg、0.42mmol)及び2−オキソ酢酸(47mg0.63mmol)のDCM(5mL)中混合物を室温で8時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物5を白色固体として得た(95mg、収率52%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Hによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物5−E1(15mg)及び化合物5−E2(9mg)を白色固体として得た。
化合物5−E1 LC/MS ESI 436.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.64(d、J=7.6Hz、1H)、7.33−7.12(m、4H)、6.36(d、J=7.2Hz、1H)、5.26(s、1H)、4.18(s、1H)、3.55−3.22(m、8H)、2.69(t、J=6.4Hz、2H)、2.60(t、J=7.2Hz、2H)、2.30−2.13(m、3H)、1.92−1.84(m、4H)、1.08−0.90(m、3H)、0.65−0.55(m、1H)。キラルSFC H(35%MeOH):ee98%、Rt=2.74分。
化合物5−E2 LC/MS ESI 436.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61(d、J=7.6Hz、1H)、7.32−7.12(m、4H)、6.36(d、J=7.2Hz、1H)、5.33(s、1H)、4.21(s、1H)、3.55−3.09(m、8H)、2.70(t、J=6.4Hz、2H)、2.60(t、J=7.2Hz、2H)、2.25−2.00(m、3H)、1.93−1.84(m、4H)、1.08−0.90(m、3H)、0.65−0.55(m、1H)。キラルSFC H(35%MeOH):ee99%、Rt=3.55分。
[実施例6]:2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物6−E1及び6−E2)の製造
段階1:2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−アミン
Figure 2021535141
エチル2,6−ジブロモピリジン−3−アミン(6.0g、23.8mmol)、シクロプロピルボロン酸(6.14g、71.4mmol)、Pd(OAc)2(267mg、2.38mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(668mg、6.17mmol)及びリン酸三カリウム(17.7g、83.3mmol)のトルエン(80mL)及び水(10mL)中混合物を、120℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−アミンを無色油状物として得た(3.0g)。収率95%(ESI 175.0(M+H))。
段階2:2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−アミン
Figure 2021535141
エチル2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−アミン(3.0g、17.2mmol)、亜硝酸tert−ブチル(2.66g、25.8mmol)及び臭化第一銅(17.7g、25.8mmol)のアセトニトリル(20mL)中混合物を65℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 6:1)によって精製して、所望の生成物3−ブロモ−2,6−ジシクロプロピルピリジンを黄色油状物として得た(820mg)。収率20%(ESI 239.0(M+H))。
段階3:tert−ブチル2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
3−ブロモ−2,6−ジシクロプロピルピリジン(800mg、3.36mmol)、(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロマイド溶液0.5M THF中溶液(26.9mL、13.44mmol)、Pd(dba)(156mg、0.17mmol)及びQphos(121mg、0.17mmol)のTHF(12mL)中混合物を65℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)アセテートを黄色油状物として得た(550mg)。収率60%(ESI 274.0(M+H))。
段階4:tert−ブチル2−ブロモ−2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート(300mg、1.1mmol)のTHF(10mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液2.0M THF中溶液/ヘキサン(1.4mL、2.8mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(297mg、2.75mmol)のTHF(5mL)中溶液を加えた。反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(325mg、2.75mmol)のTHF(5mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、減圧下に濃縮し、シリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)アセテートを黄色油状物として得た(80mg)。収率21%(ESI 353(M+H))。
段階5:tert−ブチル2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート(80mg、0.23mmol)、((R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(64mg、0.23mmol)及びKCO(96mg、0.69mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を60℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(90mg)。収率72%(ESI 547(M+H))。
段階6:2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物6−E1及び6−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2,6−ジシクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(90mg、0.16mmol)を、25℃で2時間にわたりHCl/1,4−ジオキサン(4M、4mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物である化合物6−E1(11mg)及び化合物6−E2(38mg)を白色固体として得た。
化合物6−E1 LC/MS ESI 491.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.52(s、1H)、7.77(d、J=7.9Hz、1H)、7.67−7.44(m、1H)、7.03(d、J=7.9Hz、1H)、6.53(d、J=7.3Hz、1H)、5.18(s、1H)、4.22(s、1H)、3.76−3.40(m、6H)、3.31−3.28(m、2H)、2.79−2.66(m、4H)、2.39(d、J=5.6Hz、1H)、2.19(s、2H)、1.98−1.93(m、3H)、1.76−1.74(m、2H)、1.64−1.62(m、2H)、1.25−1.14(m、1H)、1.06−0.72(m、8H)。
化合物6−E2 LC/MS ESI 491.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.52(s、1H)、7.77(d、J=7.9Hz、1H)、7.67−7.44(m、1H)、7.03(d、J=7.9Hz、1H)、6.53(d、J=7.3Hz、1H)、5.27(s、1H)、4.23(s、1H)、3.76−3.40(m、6H)、3.31−3.28(m、2H)、2.79−2.66(m、4H)、2.39(d、J=5.6Hz、1H)、2.19(s、2H)、1.98−1.93(m、3H)、1.76−1.74(m、2H)、1.64−1.62(m、2H)、1.25−1.14(m、1H)、1.06−0.72(m、8H)。
[実施例7]:2−(2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物7−E1及び7−E2)の製造
段階1:1−ブロモ−2−(イソプロポキシメチル)ベンゼン
Figure 2021535141
イソプロパノール(0.72g、12mmol)のDMF(15mL)中溶液に0℃で、NaH(480mg、12mmol)を加えた。反応液を0℃で0.5時間攪拌し、DMF(5mL)中の1−ブロモ−2−(ブロモメチル)ベンゼン(3.0g、12mmol)を滴下した。反応液を室温で16時間攪拌し、HO(10mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(20mLで2回)。合わせた有機層を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって精製して、所望の生成物1−ブロモ−2−(イソプロポキシメチル)ベンゼン(1.6g)を得た。収率58%(ESI 229(M+H))。
段階2:2−(イソプロポキシメチル)フェニルボロン酸
Figure 2021535141
1−ブロモ−2−(イソプロポキシメチル)ベンゼン(300mg、1.32mmol)のTHF(5mL)中溶液に−78℃で、nBuLi(2.5M、0.6mL、1.45mmol)を滴下した。反応液を−78℃で1時間攪拌し、THF(2mL)中のトリメチルボレート(500mg、2.64mmol)を滴下した。反応液を室温で1時間攪拌し、HCl水溶液(1N、10mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=2:1)によって精製して、所望の生成物2−(イソプロポキシメチル)フェニルボロン酸を白色固体として得た(120mg)。収率:47%(ESI 193(M−H)
段階3:2−(2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物7−E1及び7−E2)
Figure 2021535141
(3R)−tert−ブチル3−(4−(5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(131mg、0.48mmol)、2−(イソプロポキシメチル)フェニルボロン酸(120mg、0.62mmol)及び50%2−オキソ酢酸(92mg、0.62mmol)のMeCN(5mL)中混合物を70℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC B(30%から65%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物である化合物7−E1(40mg)及び化合物7−E2(34mg)をHCOOH塩として得た。
化合物7−E1 LC/MS ESI 482(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.33(s、2H)、7.68−7.66(m、1H)、7.52−7.50(m、1H)、7.46−7.42(m、3H)、6.56(d、J=7.2Hz、1H)、5.09(s、1H)、4.90−4.88(m、1H)、4.52−4.50(m、1H)、4.23−4.21(m、1H)、3.82−3.80(m、1H)、3.66−3.44(m、7H)、3.21−3.19(m、1H)、2.81−1.60(m、12H)、1.25−1.23(m、6H)。
化合物7−E2 LC/MS ESI 482(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.33(s、2H)、7.65−7.63(m、1H)、7.52−7.50(m、1H)、7.44−7.42(m、3H)、6.56(d、J=7.2Hz、1H)、4.97(s、1H)、4.86−4.50(m、2H)、4.26−4.24(m、1H)、3.85−3.82(m、1H)、3.61−3.40(m、5H)、3.26−3.22(m、3H)、2.81−1.60(m、12H)、1.28−1.23(m、6H)。
[実施例8]:2−(2−(tert−ブトキシメチル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物8)の製造
段階1:1−ブロモ−2−(tert−ブトキシメチル)−4−フルオロベンゼン
Figure 2021535141
NaH(60%、600mg、15mmol)を、2−メチルプロパン−2−オール(7.4g、100mmol)のTHF(30mL)中溶液に0℃で加えた。混合物を0℃で0.5時間攪拌し、2−ブロモ−1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(2.68g、10mmol)を加えた。混合物を80℃で終夜攪拌し、冷却して室温とし、水(50mL)で反応停止し、EtOAc(50mL)で抽出した。有機層をNaSOで脱水し濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 15:1)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(300mg)。収率11%(ESI 261(M+H))。
段階2:2−(tert−ブトキシメチル)−4−フルオロフェニルボロン酸
Figure 2021535141
n−BuLi(0.4mL、2.5Mヘキサン中溶液、1mmol)を、1−ブロモ−2−(tert−ブトキシメチル)−4−フルオロベンゼン(150mg、0.57mmol)及びトリイソプロピルボレート(188mg、1mmol)のTHF(5mL)中溶液に−78℃で滴下した。混合物を−78℃で1時間攪拌し、25℃でさらに1時間攪拌した。混合物をHCl水溶液(2N)でpH=5として反応停止し、EtOAc(10mL)で抽出した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 2:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(70mg)。収率54%(ESI 225(M−H))。
段階3:2−(2−(tert−ブトキシメチル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物8)
Figure 2021535141
2−(tert−ブトキシメチル)−4−フルオロフェニルボロン酸(75mg、0.33mmol)、2−オキソ酢酸(88mg、50%水溶液、0.6mmol)及び(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(91mg、0.33mmol)のCHCN(5mL)中混合物を60℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(33%から65%MeCN)によって精製して、化合物8を白色固体として得た(22mg、収率13%)。
化合物8 LC/MS ESI 514(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.50−7.42(m、2H)、7.17−7.08(m、2H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、4.81−4.74(m、2H)、4.55−4.43(m、1H)、4.17(s、1H)、3.55−3.32(m、6H)、3.20−2.95(m、2H)、2.72−2.52(m、4H)、2.25−1.55(m、8H)、1.34−1.28(m、9H)。
[実施例9]:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(3−フルオロ−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物9−E1及び9−E2)の製造
段階1:エチル2−クロロ−2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテート(500mg、2.26mmol)のSOCl(5mL)中溶液を室温で17時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−クロロ−2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)アセテートを黄色油状物として得た(210mg)。収率39%(ESI 240(M+H))。
段階2:エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(3−フルオロ−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
7−(5−(3−フルオロピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(230mg、0.632mmol)、エチル2−クロロ−2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート(378mg、1.580mmol)及びKCO(262mg、1.896mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を60℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(3−フルオロ−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(120mg)。収率38%(ESI 495(M+H))。
段階3:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(3−フルオロ−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物9−E1及び9−E2)
Figure 2021535141
エチルエチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−(3−フルオロ−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)アセテート(120mg、0.24mmol)を、60℃で2時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(40mg、0.97mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物9を白色固体として得た(60mg、収率53%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Fによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物9−E1(10mg)及び化合物9−E2(10mg)を白色固体として得て、それらはそれぞれ2つの立体異性体の混合物であった。
化合物9−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 467.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.32(s、1H)、8.03(d、J=7.3Hz、1H)7.28(m、2H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、4.81(s、1H)、3.40−2.95(m、6H)、2.80−2.50(m、5H)、2.25−1.20(m、12H)、1.10−0.85(m、4H)。キラルSFC F(45%MeOH):ee76%、Rt=2.72分。
化合物9−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 467.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.39(s、1H)、8.01(d、J=7.3Hz、1H)7.33(m、2H)、6.47(d、J=7.3Hz、1H)、4.96(s、1H)、3.45−2.95(m、6H)、2.80−2.50(m、5H)、2.25−1.20(m、12H)、1.10−0.85(m、4H)。キラルSFC F(45%MeOH):ee53%、Rt=3.36分。
[実施例10]:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物10)の製造
段階1:エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
(R)−5−メトキシ−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン塩酸塩(215mg、0.63mmol)、エチル2−クロロ−2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)アセテート(150mg、0.63mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(245mg、1.89mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を還流下に24時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(80mg)。収率25%(ESI 509(M+H))。
段階2:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物10)
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(105mg、0.21mmol)を、室温で17時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(87mg、2.1mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物10を白色固体として得た(25mg、収率25%)。
化合物10 LC/MS ESI 481(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.26−8.25(m、1H)、8.08−8.06(m、1H)、7.15−7.11(m、1H)、6.26−6.24(m、1H)、4.57−4.52(m、1H)、4.08−4.07(m、1H)、3.85(s、1H)、3.46−3.41(m、2H)、3.25−2.50(m、7H)、2.10−1.50(m、8H)、1.10−0.80(m、4H)。
[実施例11]:2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物11−E1及び11−E2)の製造
段階1:3−ブロモ−2−シクロブチルピリジン
Figure 2021535141
マグネシウム削片(612mg、25.5mmol)及びシクロブチルブロマイド(3.4g、25.5mmol)の脱水THF(50mL)中混合物を、マグネシウムが完全に溶けるまで、60℃で3時間加熱した。溶液を冷却して−78℃とし、THF(50mL)中のZnCl(3.48g、25.5mmol)で処理した。得られた白色懸濁液を徐々に昇温させて室温とし、1時間攪拌した。次に、2,3−ジブロモピリジン(4g、17mmol)及びPd(PPh(983mg、0.85mmol)のTHF(30mL)中溶液を反応液に加えた。混合物をN下に60℃で1時間攪拌し、水(100mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって精製して、所望の生成物3−ブロモ−2−シクロプロピルピリジンを黄色油状物として得た(2.3g)。収率94%(ESI 212(M+H))。
段階2:エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテート
Figure 2021535141
EtMgBr(1M、6.54mL、6.54mmol)のTHF(20mL)中溶液に0℃でN下に、n−BuLi(2.5M、5.2mL、13.08mmol)を加えた。溶液を0℃で30分間攪拌し、−10℃で3−ブロモ−2−シクロブチルピリジン(2.3g、10.9mmol)のTHF(5mL)中溶液を加えた。混合物をその温度で30分間攪拌した。次に、エチル2−オキソアセテート(50%トルエン中溶液、8.9g、43.6mmol)を加え、反応液を0℃で2時間攪拌し、飽和KCO溶液20mLに投入し、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=2:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテートを黄色油状物として得た(1.1g)。収率43%(ESI 236(M+H))。
段階3:エチル2−クロロ−2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシアセテート(480mg、2mmol)のSOCl(5mL)中溶液を室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、NaHCO水溶液でpH=8に調節し、EtOAcで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc=10:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−クロロ−2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)アセテートを黄色油状物として得た(310mg)。収率47%(ESI 254(M+H))。
段階4:エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
エチル2−クロロ−2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)アセテート(310mg、1.2mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(370mg、1.35mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(464mg、3.6mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物を50℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH=0%から10%)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを無色油状物として得た(165mg、0.36mmol)。収率28%(ESI 493(M+H))。
段階5:2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物11−E1及び11−E2)
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(165mg、0.36mmol)を、室温で2時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(70mg、1.8mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から60%MeCN)によって精製して、化合物11を白色固体として得た(110mg、収率70%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Aによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物11−E1(35mg)及び化合物11−E2(35mg)を白色固体として得た。
化合物11−E1 LC/MS ESI 465(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.54(d、J=4.5Hz,1H)、8.02(d、J=7.5Hz,1H)、7.29−7.23(m、2H)、6.43(d、J=7.0Hz,1H)、4.71(s、1H)、4.26−4.15(m、2H)、3.54−3.38(m、4H)、3.22−3.07(m、4H)、2.75−2.55(m、5H)、2.44−2.33(m、3H)、2.13−2.05(m、3H)、1.92−1.87(m、3H)、1.79−1.74(m、2H)、1.67−1.63(m、2H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee100%、Rt=2.99分。
化合物11−E2 LC/MS ESI 465(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.55(d、J=4.5Hz,1H)、7.99(d、J=7.5Hz,1H)、7.30−7.22(m、2H)、6.44(d、J=6.0Hz,1H)、4.80(s、1H)、4.20−4.16(m、2H)、3.51−3.39(m、5H)、3.24−3.22(m、1H)、3.01−2.91(m、2H)、2.75−2.59(m、5H)、2.42−2.30(m、3H)、2.08−2.02(m、3H)、1.92−1.64(m、7H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee100%、Rt=5.21分。
[実施例12]:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)酢酸(化合物12)の製造
段階1:メチル2−(2−ヨードフェニル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−ヨードフェニル)酢酸(3.67g、14mmol)のMeOH(35mL)中溶液に濃HSO 2mLを加えた。反応液を85℃で2時間攪拌し、減圧下に濃縮し、飽和NaHCO溶液でpH=7〜8に調節し、EtOAcで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して、所望の生成物メチル2−(2−ヨードフェニル)アセテート(3.7g)を橙赤色油状物として得た。収率96%(ESI 277(M+H))。
段階2:メチル2−(2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−ヨードフェニル)アセテート(828mg、3.0mmol)、2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(945mg、4.5mmol)、PdCl(PPh(89mg、0.12mmol)及びNaCO(636mg、6.mmol)の1,4−ジオキサン(30mL)及び水(6mL)中混合物をN下に90℃で終夜攪拌した。混合物をHO(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL)で抽出した。有機相を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(3−(2−メトキシプロパン−2−イル)イソクロマン−5−イル)アセテートを淡橙赤色油状物として得た(488mg)。収率70%(ESI 255.1(M+Na))。
段階3:メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(3−(2−メトキシプロパン−2−イル)イソクロマン−5−イル)アセテート(488mg、2.1mmol)及びPd(OH)/C(20%、120mg)のMeOH(20mL)中混合物を、風船水素下に35℃で6時間攪拌した。反応液を濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート(460mg)を無色油状物として得た。収率95%(ESI 235.2(M+H))。
段階4:tert−ブチル2−ブロモ−2−(3−(2−メトキシプロパン−2−イル)イソクロマン−5−イル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート(234mg、1.0mmol)のTHF(10mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液2.0M THF中溶液/ヘキサン(1.0mL、2.0mmol)を滴下した。反応液を−78℃で20分間攪拌した。次に、クロロトリメチルシラン(218mg、2.0mmol)のTHF(0.5mL)中溶液を加え、反応液を−78℃でさらに10分間攪拌した。次に、NBS(356mg、2.0mmol)のTHF(4mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で10分間攪拌し、水(10mL)に投入し、EtOAc(20mL)で抽出した。有機相を飽和NaHCO溶液及び水で洗浄し、減圧下に濃縮して、粗生成物を黄色油状物として得た(320mg)。収率48%(ESI 315.1(M+H))。
段階5:メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(3−(2−メトキシプロパン−2−イル)イソクロマン−5−イル)アセテート(320mg、純度47%、0.48mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(132mg、0.48mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(186mg、1.44mmol)のアセトニトリル(12mL)中混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を水(8mL)で希釈し、EtOAc(25mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物を分取HPLC(NHHCO、HO/MeCN)によって精製して、メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテートを白色固体として得た(135mg)。収率55%(ESI 508.1(M+H))。
段階6:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)酢酸(化合物12)の製造
Figure 2021535141
メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート(115mg)のTHF(5mL)中溶液を、室温で終夜にわたりLiOH(1M HO中溶液、2.7mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から64%MeCN/HO)によって精製して、化合物12を白色固体として得た(82mg)。
化合物12 LC/MS ESI 494.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.64(m、1H)、7.41(m、2H)、7.28(m、1H)、7.16(m、1H)、6.39(m、1H)、4.94(m、1H)、4.22(m、1H)、4.01(m、2H)、3.55−3.64(m、4H)、3.40(m、3H)、3.33−3.37(m、3H)、2.72(t、J=6.5Hz、2H)、2.57(t、J=6.5Hz、2H)、2.01−2.24(m、2H)、1.88−1.98(m、4H)、1.61−1.77(m、6H)。
[実施例13]:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)酢酸(化合物13−E1及び13−E2)の製造
段階1:メチル2−(2−クロロピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−クロロピリジン−3−イル)酢酸(1.71g、10mmol)のMeOH(35mL)中溶液に、濃HSO(2mL)を加えた。反応液を85℃で2時間攪拌し、減圧下に濃縮し、飽和NaHCO溶液でpH=7〜8に調節し、EtOAcで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して、所望の生成物メチル2−(2−クロロピリジン−3−イル)アセテートを橙赤色油状物として得た(1.51g、収率81%)。(ESI 186(M+H))。
段階2:メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)ピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−クロロピリジン−3−イル)アセテート(372mg、2.0mmol)、2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(420mg、2.0mmol)、X−Phos Pd G4(68mg、0.08mmol)及びKCO(552mg、4mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(2.5mL)中混合物を、マイクロ波によって115℃で2時間にわたり加熱した。混合物をHO(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL)で抽出した。有機相を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)ピリジン−3−イル)アセテートを淡橙赤色油状物として得た(308mg)。収率66%(ESI 234.1(M+H))。
段階3:メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)ピリジン−3−イル)アセテート(302mg、1.3mmol)及びPd(OH)/C(20%、100mg)のMeOH(16mL)中混合物を風船H下に35℃で4時間攪拌した。反応液を濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセテートを橙赤色油状物として得た(301mg)。収率94%(ESI 236.2(M+H))。
段階4:メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテートメチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセテート(301mg、1.28mmol)のTHF(8mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液2.0M THF中溶液/ヘキサン(1.28mL、2.56mmol)を滴下した。反応液を−78℃で20分間攪拌した。次に、クロロトリメチルシラン(278mg、2.56mmol)のTHF(0.5mL)中溶液を加え、反応液を−78℃でさらに10分間攪拌した。次に、NBS(456mg、2.56mmol)のTHF(4mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で10分間攪拌し、水(10mL)に投入し、EtOAc(20mL)で抽出した。有機相を飽和NaHCO溶液及び水で洗浄し、減圧下に濃縮して、粗生成物を黄色油状物として得た(390mg、純度40%)。収率39%。(ESI 315.1(M+H))。
段階5:メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセテート(390mg、純度40%)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(137mg、0.50mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(194mg、1.50mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を水(8mL)で希釈し、EtOAc(25mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を分取HPLC A(40%から75%MeCN)によって精製して、所望の生成物メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセテート(105mg)を白色固体として得た。収率41%(ESI 509.2(M+H))。
段階6:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)酢酸(化合物13−E1及び13−E2)の製造
Figure 2021535141
エチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)アセテート(71mg、0.14mmol)のTHF(5mL)中溶液を、室温で終夜にわたりLiOH(1M HO中溶液、2.1mL)で処理した。混合物をHCl水溶液(1N)によってpH=5〜6に調節し、減圧下に濃縮し、残留物を分取HPLC A(30%から64%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物である化合物13−E1(23mg)及び化合物13−E2(12mg)を白色固体として得て、それらはそれぞれ2つの立体異性体の混合物であった。
化合物13−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 495.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.46(m、1H)、8.21(m、1H)、7.33(m、H)、7.16(m、1H)、6.38(m、1H)、5.12(m、1H)、4.41(m、1H)、4.05(m、2H)、3.75(m、1H)、3.75−3.37(m、4H)、3.30−2.80(m、2H)、2.73−2.69(m、4H)、2.64−2.54(m、2H)、1.96(m、1H)、1.91−1.87(m、6H)、1.78−1.58(m、7H)。
化合物13−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 495.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.46(m、1H)、8.14(m、1H)、7.34(m、1H)、7.16(m、1H)、6.38(m、1H)、5.04(m、1H)、4.11(m、2H)、3.68(m、1H)、3.69−3.37(m、5H)、3.11−2.98(m、2H)、2.87−2.70(m、4H)、2.56−2.54(m、2H)、2.06−1.80(m、7H)、1.78−1.59(m、7H)。
[実施例14]:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物14−E1及び14−E2)の製造
段階1:ナトリウム(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)(ヒドロキシ)メタンスルホネート
Figure 2021535141
2−ブロモ−3−ピリジンカルボキシアルデヒド(1g、5.38mmol)、シクロプロピルボロン酸(1.385g、16.13mmol)及び炭酸ナトリウム(2.279g、21.50mmol)を1,2−ジメトキシエタン(20mL)及び水(5mL)に溶かした。混合物にアルゴンを流し、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド(0.377g、0.538mmol)を加えた。反応を密閉し、100℃で16時間加熱し、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水で2回洗浄し、重亜硫酸ナトリウム(1.119g、10.75mmol)の水中溶液及び少量のメタノールを加えた。ジエチルエーテルを減圧下に留去し、得られた水/メタノール混合物を次の段階でそのまま用いた。
段階2:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル
Figure 2021535141
ナトリウム(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)(ヒドロキシ)メタンスルホネート(1.352g、5.38mmol)を含む水/メタノール混合物を、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(0.963g、3.50mmol)に加え、次にシアン化カリウム(1.752g、26.9mmol)を加えた。16時間後、少量のメタノールを加えた。64時間後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル(1.511g)を得た。収率65%(ESI 430(M−H))。
段階3:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセトアミド
Figure 2021535141
2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル(1.511g、3.5mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、硫酸(25mL、469mmol)を加えた。反応液を室温で24時間攪拌し、次に氷で反応停止し、アンモニア水を用いて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物を逆相クロマトグラフィー(10mM炭酸水素アンモニウム水溶液、20%から60%アセトニトリル)によって精製して、所望の生成物2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセトアミド(399mg)を得た。収率25%(ESI 450(M+H))。
段階4:2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物14−E1及び14−E2)
Figure 2021535141
2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセトアミド(399mg、0.887mmol)の塩酸(10mL、40mmol、4N水溶液)中溶液を70℃で88時間攪拌した。その混合物を濃縮し、残留物を水に溶かし、凍結乾燥した。残留物を水(10mL)に溶かし、これを、逆相クロマトグラフィーを用いて精製して、2−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸化合物14(311mg)をジアステレオマー混合物として得た。収率78%(ESI 451(M+H))。混合物をキラルSFCによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物14−E1(107mg)及び化合物14−E2(100mg)を得た。方法:Water Acquity UPC2(Binary Solvent Manager、Isocratic Solvent Manager、Sample Manager、Column Manager 30S、Convergence Manager、PDA Detector、Acquity QDa Detector);カラム:SFC用Chiralpak IC(100×4.6mm、5μm)。温度:35℃。背圧:170bar。流量:2.5mL/分。溶離液A:CO。溶離液B:メタノール+20mMアンモニア。勾配:t0=5%B、t2.5分=50%B、t30分=50%B、後時間:0.5分。検出PDA:210〜320nm。検出MS:ESI、質量範囲:700〜1250(ポジティブ)1Hz、Cone:15V。
化合物14−E1:107mg、LC/MS ESI 451(M+H)H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ8.37(dd、J=4.7、1.7Hz、1H)、7.97(dd、J=8.0、1.8Hz、1H)、7.24−7.08(m、2H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、5.04(s、1H)、4.22−4.13(m、1H)、3.55−3.33(m、5H)、3.23−3.10(m、2H)、2.79−2.66(m、2H)、2.66−2.46(m、3H)、2.22−2.05(m、2H)、1.94−1.82(m、2H)、1.80−1.45(m、5H)、1.27−1.15(m、1H)、1.07−0.88(m、3H)。
化合物14−E2:100mg、LC/MS ESI 451(M+H)H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ8.38(dd、J=4.8、1.7Hz、1H)、7.94(dd、J=7.8、1.7Hz、1H)、7.24−7.13(m、2H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、5.13(s、1H)、4.25−4.14(m、1H)、3.58−3.32(m、6H)、3.27−3.14(m、1H)、3.07−2.95(m、1H)、2.78−2.66(m、2H)、2.64−2.49(m、2H)、2.49−2.38(m、1H)、2.18−2.02(m、2H)、1.95−1.82(m、2H)、1.81−1.45(m、5H)、1.30−1.15(m、1H)、1.06−0.86(m、3H)。
[実施例15]:2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物15−E1及び15−E2)の製造
段階1:2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物15−E1及び15−E2)
Figure 2021535141
(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イルオキシ)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン2塩酸塩(200mg、0.55mmol)のDMF(2mL)中溶液に、2−シクロプロピルフェニルボロン酸(116mg、0.72mmol)及び2−オキソ酢酸(56mg、0.6mmol)を加えた。反応液を80℃で1時間攪拌した。反応混合物を分取HPLC(40%から65%MeCN)によって精製して、ラセミ化合物15 90mgを得た。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Aによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物15−E1(23mg)及び化合物15−E2(22mg)を白色固体として得た。
化合物15−E1 LC/MS ESI 464.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.61(d、J=7.1Hz、1H)、7.31(m、2H)、7.16(dd、J=21.5、7.4Hz、2H)、6.37(d、J=7.3Hz、1H)、5.35(s、1H)、4.23(s、1H)、3.65(m、1H)、3.49(t、J=6.4Hz、2H)、3.42−3.36(m、2H)、3.30−2.99(m、3H)、2.70(t、J=6.3Hz、2H)、2.53(t、J=7.5Hz、2H)、2.21(m、3H)、1.88(m、2H)、1.12−0.94(m、3H)、0.70−0.51(m、1H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee98%、Rt=2.46分。
化合物15−E2 LC/MS ESI 464.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.54(d、J=7.5Hz、1H)、7.17(m、2H)、7.07−6.97(m、2H)、6.26(d、J=7.3Hz、1H)、5.08(s、1H)、4.06(s、1H)、3.43−3.24(m、5H)、3.14−2.98(m、2H)、2.59(t、J=6.2Hz、2H)、2.48−2.36(m、2H)、2.15(m、3H)、1.81−1.70(m、2H)、1.63−1.45(m、4H)、1.39−1.26(m、2H)、0.96−0.77(m、3H)、0.55−0.42(m、1H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee98%、Rt=3.5分。
[実施例16]:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)酢酸(化合物16−E1及び16−E2)の製造
段階1:メチル2−(2−(フラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−ヨードフェニル)アセテート(552mg、2mmol)の脱水DMF(5mL)中溶液に、フラン−2−イルボロン酸(224mg、2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(91.5mg、0.1mmol)、X−Phos(47.6mg、0.1mmol)、及びリン酸カリウム(424mg、2mmol)を加えた。混合物をN下に60℃で1時間攪拌した。反応液を放冷し、酢酸エチル(20mL)及び水(20mL)で希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで3回抽出した(20mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を5%から20%EtOAc/石油エーテルを溶離液として用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(フラン−2−イル)フェニル)アセテート340mg(78.3%)を得た;(ESI 217(M+H))。
段階2:メチル2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(フラン−2−イル)フェニル)アセテート(340mg、1.57mmol)の脱水MeOH(10mL)中溶液に、Pd/C(30mg)を加えた。混合物をH雰囲気(風船)下に40℃で3時間攪拌した。反応終了後、触媒を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、5%から20%EtOAc/石油エーテルを溶離液として用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(290mg、84%)を油状物として得た。(ESI 221(M+H))。
段階3:メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(220mg、1mmol)のTHF(10mL)中溶液をN下に冷却して−78℃とし、LDA(1.25mL、2.5mmol、2M THF中溶液)で処理した。反応液を0.5時間攪拌し、TMSCl(324mg、3mmol)及び0.25時間後に脱水THF10mL中溶液としてのNBS(534mg、3mmol)で処理した。混合物を−78℃で0.5時間攪拌し、水(10mL)を加えて反応停止した。混合物を酢酸エチルで抽出した(20mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(210mg、70.5%)を得た;(ESI 299(M+H))。
段階4:メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(100mg、0.33mmol)のアセトニトリル(5mL)中溶液に(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(92mg、0.33mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(129mg、1mmol)を加えた。反応液を2時間攪拌し、水(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(90mg、54.4%)を得た。(ESI 494(M+H))。
段階5:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)酢酸(化合物16−E1及び16−E2)
Figure 2021535141
メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(90mg、0.18mmol)の(5mL)メタノール中溶液に、LiOH(9mg、0.4mmol)及び水(2mL)を加えた。反応液を5時間攪拌し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、逆相半分取HPLCを用いて精製して、ジアステレオマー生成物である化合物16−E1(40mg、収率45.7%)及び化合物16−E2(19mg、収率22.7%)を得て、それらはそれぞれ2つの立体異性体の混合物であった。
化合物16−E1(2つの立体異性体の混合物): LC/MS ESI 480.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.69(dd、J=11.4、7.8Hz、1H)、7.55(d、J=7.8Hz、1H)、7.41(t、J=7.5Hz、1H)、7.38−7.29(m、1H)、7.15(d、J=7.3Hz、1H)、6.39(dd、J=7.3、2.7Hz、1H)、5.30(dt、J=33.4、7.0Hz、1H)、4.97(s、1H)、4.17(d、J=21.0Hz、1H)、4.08(dd、J=14.1、6.9Hz、1H)、3.90(ddt、J=14.0、9.6、6.9Hz、1H)、3.57(s、1H)、3.51−3.35(m、4H)、3.29−2.98(m、3H)、2.71(t、J=6.3Hz、2H)、2.56(t、J=7.6Hz、2H)、2.52−2.42(m、1H)、2.18−1.94(m、5H)、1.88(dd、J=11.5、6.1Hz、2H)、1.77−1.69(m、2H)、1.62(dd、J=13.6、6.7Hz、2H)。
化合物16−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 480.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.65(d、J=5.5Hz、1H)、7.46(d、J=7.6Hz、1H)、7.41−7.30(m、2H)、7.16(d、J=7.3Hz、1H)、6.39(dd、J=7.3、1.6Hz、1H)、5.23−5.10(m、1H)、4.96(s、1H)、4.19−4.06(m、2H)、3.93−3.84(m、1H)、3.57(s、1H)、3.50−3.36(m、5H)、3.16−2.96(m、2H)、2.75−2.65(m、2H)、2.56(t、J=7.4Hz、2H)、2.45−2.35(m、1H)、2.16−1.99(m、5H)、1.88(dd、J=11.4、5.8Hz、2H)、1.76−1.68(m、2H)、1.65−1.59(m、2H)。
[実施例17]:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)酢酸(化合物17)の製造
段階1:メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−ヨードフェニル)アセテート(1.3g、4.8mmol)の脱水DME(20mL)及びEtOH(5mL)中溶液に、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−ボロン酸ピナコールエステル(1.0g、4.8mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(277mg、0.24mmol)及び炭酸ナトリウム(1.0g、9.6mmol)を加え、混合物をN下に100℃で12時間加熱した。混合物を放冷して室温とし、酢酸エチル(50mL)及び水(10mL)で希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)フェニル)アセテート(0.4g、36%)を油状物として得た。(ESI 233.1(m+1))。
段階2:メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)フェニル)アセテート(300mg、1.3mmol)及びPd(OH)/C(100mg)のMeOH(25mL)中混合物を、35℃で3時間水素化した(風船)。触媒を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。得られた残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(180mg、60%)を油状物として得た。(ESI 235.1(m+1))。
段階3:メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(150mg、0.64mmol)のTHF(10mL)中溶液を攪拌しながら、それにN下に−78℃で、LDA(1.25mL、2.5mmol、2M THF中溶液)を加え、反応液を0.5時間攪拌し、TMSCl(324mg、3.0mmol)を加え、反応液を0.25時間攪拌し、NBS(445mg、2.5mmol)をTHF(10mL)中溶液として加えた。反応液を−78℃で0.5時間攪拌し、水(10mL)を加えることで反応停止した。混合物を酢酸エチルで抽出し(30mLで3回)、合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(65mg、33%)。(ESI 313.2(m+1))を得た。
段階4:メチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(65mg、0.21mmol)、(57mg、0.21mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(65mg、0.5mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を、25℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、シリカゲル(DCM:MeOH 20:1)でクロマトグラフィー精製して、エチルメチル2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(30mg、28%)を油状物として得た。(ESI 508.1(m+1))。
段階5:2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)酢酸(化合物17)
Figure 2021535141
メチル2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(30mg、0.28mmol)を、25℃で3時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH(52mg、1.24mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、半分取逆相HPLC(分取HPLC A,30%から65%MeCN)を用いて分離して、化合物17を固体として得た(10mg、34%)。
化合物17: LC/MS ESI 494.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δH NMR(500MHz、MeOD)δ7.68(t、J=8.3Hz、1H)、7.57(d、J=7.8Hz、1H)、7.40(dt、J=13.8、7.5Hz、2H)、7.15(d、J=7.3Hz、1H)、6.38(dd、J=7.3、3.3Hz、1H)、4.89−4.76(m、2H)、4.18(d、J=17.9Hz、1H)、4.09−3.94(m、1H)、3.72(dd、J=22.4、10.7Hz、1H)、3.54−3.43(m、2H)、3.38(dd、J=10.1、4.5Hz、3H)、2.77−2.65(m、2H)、2.55(t、J=6.7Hz、2H)、2.17−1.97(m、4H)、1.93−1.85(m、2H)、1.81−1.58(m、8H)、1.51−1.45(m、1H)、1.33(d、J=22.7Hz、3H)。
[実施例18]:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物18−E1及び18−E2)の製造
段階1:メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)酢酸(10g、43mmol)のMeOH(60mL)中溶液にHSO 0.5mLを加えた。混合物を4時間還流させ、放冷して室温とし、減圧下に濃縮した。得られた淡黄色油状物(10g、94.3%)を、それ以上精製せずに用いた。(ESI 246.1(M+H))。
段階2:メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテート(6.3g、25.6mmol)のDMF(60mL)中溶液に、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−ボロン酸ピナコールエステル(5g、23.8mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(468mg、0.52mmol)、X−Phos(238mg、0.52mmol)、及びリン酸カリウム(2.1g、25.6mmol)を加えた。混合物をN下に60℃で12時間攪拌した。混合物を放冷して室温とし、酢酸エチル(120mL)と水(120mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(60mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)−5−フルオロフェニル)アセテートを得た(5.2g、87.4%)。(ESI 251.1(M+H))。
段階3:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(500mg、2mmol)の無水MeOH(25mL)中溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.5mL)及びPd/C(100mg)を加えた。混合物をH下に(風船)40℃で3時間攪拌した。触媒を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−6−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(260mg、52%)を油状物として得た。(ESI 253.1(M+H))。
段階4:メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
LDA(1.25mL、2.5mmol、2M THF中溶液)を、メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(260mg、1.03mmol)のTHF(10mL)中溶液に−78℃でN下に加えた。反応液を0.5時間攪拌し、TMSCl(324mg、3mmol)を加えた。さらに0.25時間後、NBS(534mg、3mmol)のTHF(10mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で0.5時間攪拌した。混合物を昇温させて室温とし、水(10mL)で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出し(30mLで3回)、合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートを得た(280mg、84.8%)。(ESI 333.1(M+H))。
段階5:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(70mg、0.21mmol)のDMF(5mL)中溶液に、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(57mg、0.21mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(81mg、0.63mmol)を加え、反応液を2時間攪拌した。混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(20mLで2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを得た(70mg、62.8%)。(ESI 526.2(M+H))。
段階6:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物18−E1及び18−E2)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(70mg、0.13mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、LiOH(10mg、0.4mmol)及び水(2mL)を加えた。反応液を2時間攪拌し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を半分取逆相HPLCによってクロマトグラフィー精製して、ジアステレオマー生成物である化合物18−E1(25mg、36.7%)及び化合物18−E2(13mg、収率18.3%)を得て、それらはそれぞれ2つの立体異性体の混合物であった。
化合物18−E1(2つの立体異性体の混合物): LC/MS ESI 512.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.58(dd、J=8.8、5.9Hz、1H)、7.52−7.42(m、1H)、7.21−7.11(m、2H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、4.80(dd、J=21.1、11.7Hz、2H)、4.22−4.12(m、1H)、4.04(dd、J=10.4、5.6Hz、1H)、3.76−3.66(m、1H)、3.61(d、J=8.1Hz、1H)、3.49(dtd、J=12.6、6.3、3.3Hz、2H)、3.42−3.34(m、3H)、3.22−2.99(m、2H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.60−2.51(m、2H)、2.16−1.96(m、4H)、1.92−1.82(m、2H)、1.70(dddd、J=28.3、22.6、9.4、4.8Hz、9H)。
化合物18−E2(2つの立体異性体の混合物): LC/MS ESI 512.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.44(dt、J=8.5、6.0Hz、2H)、7.18(t、J=7.7Hz、1H)、7.10(qd、J=8.4、2.6Hz、1H)、6.39(dd、J=7.3、4.0Hz、1H)、5.21(s、1H)、4.74(dd、J=29.6、11.1Hz、1H)、4.10(dd、J=26.7、15.4Hz、2H)、3.66(dd、J=20.8、9.7Hz、1H)、3.54−3.37(m、6H)、3.15−2.96(m、2H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.58(dt、J=14.9、6.9Hz、2H)、2.10(dd、J=34.9、11.9Hz、2H)、1.99−1.80(m、5H)、1.77−1.66(m、4H)、1.63−1.55(m、3H)。
[実施例19]:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物19−E1、19−E2、19−E3及び19−E4)の製造
段階1:メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)酢酸(10g、43mmol)のMeOH(60mL)中溶液にHSO 0.5mLを加えた。混合物を4時間還流させ、放冷して室温とし、溶媒を減圧下に除去した。得られた油状物(10g、94.3%)を、それ以上精製せずに用いた。(ESI 246.1(M+H))。
段階2:メチル2−(2−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテート(492mg、2mmol)のDMF(5mL)中溶液に、2−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(392mg、2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(91mg、0.1mmol)、X−Phos(47.6mg、0.1mmol)、及びリン酸カリウム(424mg、2mmol)を加えた。得られた混合物をN下に60℃で2時間攪拌し、放冷して室温とし、酢酸エチル(20mL)と水(20mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(2−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−5−フルオロフェニル)アセテートを得た(350mg、73%)。(ESI 237.2(M+H))。
段階3:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(350mg、1.48mmol)のメタノール(10mL)中溶液に、Pd/C(50mg)を加えた。混合物をH下(風船)に40℃で3時間攪拌した。触媒を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、溶離液として5%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)アセテート(260mg、73%)を油状物として得た。LCMS:239(M+H)
段階4:メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)アセテート(260mg、1.09mmol)のTHF(10mL)中溶液をN下に冷却して−78℃とし、LDA(1.25mL、2.5mmol、2M THF中溶液)で処理し、混合物を0.5時間攪拌した。TMSCl(324mg、3mmol)を加え、反応液を0.25時間攪拌し、THF(10mL)中のNBS(534mg、3mmol)を加えた。反応液を0.5時間攪拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として5%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)アセテート(250mg、71.8%)を油状物として得た。(ESI 317.2)(M+H))。
段階5:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)アセテート(100mg、0.31mmol)の脱水DMF(5mL)中溶液に、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(87mg、0.31mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(120mg、0.93mmol)を加えた。反応液を2時間攪拌し、水(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(110mg、68%)を固体として得た。(ESI 512(M+H))。
段階6:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物19−E1、19−E2、19−E3及び19−E4)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(110mg、0.21mmol)のメタノール(5mL)中溶液に、LiOH(20mg、0.8mmol)及び水(4mL)を加えた。反応液を2時間攪拌し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残留物を、半分取逆相HPLCを用いてクロマトグラフィー精製して、ジアステレオマー化合物である化合物19−E1(10mg、収率9.3%)、化合物19−E2(10mg、収率9.3%)、化合物19−E3(10mg、収率9.3%)及び化合物19−E4(10mg、収率9.3%)を得た。
化合物19−E1: LC/MS ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.48(dd、J=8.8、5.7Hz、1H)、7.42(dd、J=10.1、2.7Hz、1H)、7.23(d、J=7.3Hz、1H)、7.14(td、J=8.4、2.8Hz、1H)、6.41(dd、J=20.8、7.3Hz、1H)、4.95(s、1H)、4.58−4.46(m、1H)、4.18(d、J=18.9Hz、1H)、4.05−3.98(m、2H)、3.86(dd、J=15.5、7.5Hz、2H)、3.79(dd、J=8.3、6.3Hz、1H)、3.50(t、J=6.2Hz、2H)、3.42(dd、J=14.2、8.7Hz、3H)、3.28(s、1H)、3.12−2.98(m、2H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.60(ddd、J=15.0、9.5、5.5Hz、2H)、2.51−2.38(m、1H)、2.08(ddd、J=14.9、8.4、4.6Hz、3H)、1.90(dd、J=11.8、5.7Hz、2H)、1.80−1.60(m、4H)。
化合物19−E2: LC/MS ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.51−7.46(m、1H)、7.42(dd、J=10.1、2.7Hz、1H)、7.23(d、J=7.3Hz、1H)、7.13(td、J=8.4、2.8Hz、1H)、6.43(d、J=7.3Hz、1H)、4.94(s、1H)、4.17(dd、J=19.1、11.5Hz、2H)、4.11−4.03(m、1H)、3.95−3.80(m、3H)、3.76−3.68(m、1H)、3.52−3.46(m、3H)、3.43−3.37(m、2H)、3.26(d、J=12.5Hz、1H)、3.13−2.99(m、2H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.60(t、J=7.2Hz、2H)、2.42−2.29(m、1H)、2.07(dtd、J=42.5、12.5、7.8Hz、4H)、1.94−1.86(m、2H)、1.78−1.69(m、2H)、1.68−1.58(m、3H)。
化合物19−E3: LC/MS ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.52−7.39(m、2H)、7.23(d、J=7.3Hz、1H)、7.13(td、J=8.4、2.8Hz、1H)、6.42(t、J=10.9Hz、1H)、4.87−4.81(m、1H)、4.17(s、1H)、4.04(ddt、J=33.6、28.5、7.3Hz、3H)、3.88(dd、J=15.7、7.6Hz、1H)、3.79(dd、J=8.2、6.2Hz、1H)、3.56−3.51(m、1H)、3.46−3.34(m、4H)、3.16(ddd、J=16.9、15.7、6.6Hz、3H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.62(dd、J=16.3、7.8Hz、2H)、2.48(d、J=7.6Hz、1H)、2.18−2.12(m、2H)、2.09−2.01(m、1H)、1.92−1.86(m、2H)、1.75(dd、J=12.1、7.4Hz、2H)、1.68−1.60(m、2H)。
化合物19−E4: LC/MS ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.46(ddd、J=13.0、9.5、4.3Hz、2H)、7.24(d、J=7.3Hz、1H)、7.13(td、J=8.4、2.8Hz、1H)、6.43(d、J=7.3Hz、1H)、4.86(s、1H)、4.23−4.14(m、2H)、4.09(td、J=8.3、4.6Hz、1H)、3.98(dd、J=14.8、7.4Hz、1H)、3.86(dd、J=15.9、7.7Hz、1H)、3.71(dd、J=8.6、6.5Hz、1H)、3.54(dt、J=9.1、6.1Hz、1H)、3.46−3.35(m、4H)、3.25−3.08(m、3H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.69−2.54(m、2H)、2.39(d、J=7.8Hz、1H)、2.16(d、J=3.6Hz、2H)、2.02(dq、J=12.4、7.8Hz、1H)、1.95−1.83(m、2H)、1.75(dd、J=12.3、7.4Hz、2H)、1.62(dd、J=13.6、7.0Hz、2H)。
[実施例20]:2−(2−シクロプロポキシ−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物20−E1及び20−E2)の製造
段階1:2−ブロモ−1−シクロプロポキシ−4−フルオロベンゼン
Figure 2021535141
2−ブロモ−4−フルオロフェノール(250mg、1.31mmol)、ブロモシクロプロパン(792mg、6.54mmol)、NaI(2mg,0.013mmol)及びKCO(543mg、3.93mmol)のDMF(4mL)中混合物を攪拌し、マイクロ波照射(Biotage)下に加熱して150℃として2時間経過させた。反応混合物を水(10mL)及び酢酸エチル(10mL)で希釈し、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液としてEtOAc/石油エーテル(1:10)を用いてクロマトグラフィー精製して(Combiflash)、2−ブロモ−1−シクロプロポキシ−4−フルオロベンゼン(50mg、16.5%)を得た。H NMR(500MHz、CDCl)δ7.28−7.22(m、1H)、7.18(dd、J=9.1、4.9Hz、1H)、7.03−6.94(m、1H)、3.76(tt、J=5.9、3.1Hz、1H)、0.87−0.69(m、4H)。
段階2:2−シクロプロポキシ−5−フルオロフェニルボロン酸
Figure 2021535141
2−ブロモ−1−シクロプロポキシ−4−フルオロベンゼン(250mg、1.08mmol)のTHF(15mL)中溶液に−78℃でAr下に、nBuLi(0.87mL、2.16mmol、2.5M THF中溶液)を加えた。混合物を0.5時間攪拌し、トリイソプロピルボレート(224mg、1.19mmol)を注射器によってゆっくり加えた。混合物を−78℃で2時間にわたって連続攪拌し、飽和NHCl水溶液(5mL)を加えることで反応停止した。混合物を昇温させて室温とし、水(10mL)と酢酸エチル(10mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出し(15mLで3回)、ブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。有機相を濃縮乾固させて、2−ブロモ−1−シクロプロポキシ−4−フルオロベンゼンを得た(70mg、収率33.0%)。
段階3:2−(2−シクロプロポキシ−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物20−E1及び20−E2)
Figure 2021535141
(R)−7−(5−(ピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(60mg、0.22mmol)、2−シクロプロポキシ−5−フルオロフェニルボロン酸(47mg、0.24mmol)及び2−オキソ酢酸(18mg、0.24mmol)のMeCN(4mL)中混合物を2時間攪拌した。残留物を、半分取逆相HPLC(30%から65%MeCN)を用いてクロマトグラフィー精製して、化合物20(45mg、42.6%)を得た。そのラセミ体生成物をキラルSFCによってジアステレオマー生成物である化合物20−E1(9.3mg)及び化合物20−E2(11.1mg)に分離した。
化合物20−E1 LC/MS ESI 482.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.42(dd、J=9.1、4.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.9、2.8Hz、1H)、7.16(ddd、J=20.7、12.9、5.2Hz、2H)、6.35(d、J=7.3Hz、1H)、4.86(s、1H)、4.11−3.80(m、1H)、3.48−3.35(m、3H)、3.17(dd、J=23.9、15.4Hz、2H)、2.87(s、1H)、2.71(t、J=6.3Hz、2H)、2.50(t、J=7.6Hz、2H)、2.38−2.25(m、1H)、2.24−2.08(m、1H)、1.89(dt、J=12.2、6.1Hz、2H)、1.62(dd、J=13.5、7.4Hz、3H)、1.41(s、2H)、1.32(dd、J=22.3、9.5Hz、5H)、0.98−0.71(m、4H)。
化合物20−E2 LC/MS ESI 482.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.43(dd、J=9.1、4.5Hz、1H)、7.33(dd、J=8.9、2.9Hz、1H)、7.22−7.15(m、1H)、7.14(d、J=7.3Hz、1H)、6.36(t、J=5.8Hz、1H)、4.88−4.82(m、1H)、4.00−3.87(m、1H)、3.60(s、1H)、3.44−3.34(m、3H)、3.16−3.04(m、1H)、2.72(dd、J=15.9、9.5Hz、3H)、2.56−2.46(m、2H)、2.42−2.31(m、1H)、2.22−2.07(m、1H)、1.94−1.83(m、2H)、1.67−1.60(m、3H)、1.43(s、2H)、1.35(d、J=4.6Hz、5H)、0.95−0.70(m、4H)。
[実施例21]:2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((3R)−3−(4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物21−B−E1、21−B−E2及び21−A)の製造
段階1:エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−((R)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体B
Figure 2021535141
2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体B(120mg、0.44mmol)、エチル2−クロロ−2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)アセテート(110mg、0.44mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(513mg、3.72mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を50℃で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−((R)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体Bを黄色油状物として得た(95mg)。収率44%(ESI 493(M+H))。
段階2:2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((3R)−3−(4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物21−B−E1及び21−B−E2)
Figure 2021535141
エチル2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−((R)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体B(95mg、0.19mmol)を、40℃で4時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(52mg、1.24mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物21−Bを白色固体として得た(68mg、収率77%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Fによって分離して、ジアステレオマー生成物である化合物21−B−E1(4mg)及び化合物21−B−E2(6mg)を白色固体として得た。
化合物21−B−E1 LC/MS ESI 465(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.68(m、1H)、8.08(d、J=9.5Hz,1H)、7.71(m、1H)、7.31(m、2H)、6.52(m、1H)、4.82(s、1H)、4.23(m、2H)、3.55−3.35(m、4H)、3.20(m、3H)、2.76(m、2H)、2.63−1.86(m、9H)、1.75−1.50(m、7H)、キラルSFC F:ee100%、Rt=7.78分。
化合物21−B−E2 LC/MS ESI 465(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.58(m、1H)、8.08(d、J=9.5Hz,1H)、7.75(m、1H)、7.31(m、2H)、6.52(m、1H)、4.82(s、1H)、4.23(m、2H)、3.55−3.35(m、4H)、3.20(m、3H)、2.76(m、2H)、2.63−1.86(m、9H)、1.75−1.50(m、7H)、キラルSFC F:ee100%、Rt=12.02分。
段階3:2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−((S)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体A(化合物21−A)
Figure 2021535141
立体異性体Bについてと同じ手順によって、2−(2−シクロブチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−((S)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体A(化合物21−A)を、2−(4−(((R)−ピロリジン−3−イル)オキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体Aから合成した。
化合物21−A LC/MS ESI 465.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.56−8.54(m、1H)、8.08−8.01(m、1H)、7.72−7.70(m、1H)、7.32−7.29(m、2H)、6.56−6.52(m、1H)、4.82−4.73(m、1H)、4.30−4.18(m、2H)、3.78−3.35(m、4H)、3.28−2.95(m、3H)、2.81−2.28(m、6H)、2.24−1.88(m、5H)、1.74−1.48(m、7H)。
[実施例22]:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物92−A−E1、92−A−E2、92−B−E1及び92−B−E2)の製造
段階1:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(2.4g、9.6mmol)の無水MeOH(100mL)中溶液に、Pd(OH)(100mg)及びTEA(2mL)を加えた。混合物をH(風船)雰囲気下に40℃で8時間攪拌した。
触媒を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、溶離液として5%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、ラセミ体メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(2.2g、92%)を得た。SFC(AY−H(250×4.6mm 5μm)移動相=ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)=95:5)を用いるキラル分離によって、立体異性体A(メチル(R)−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートと同定、960mg、43.5%)及び立体異性体B(メチル(S)−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートと同定、904mg、40.7%)を得た;(ESI 253.2(M+H))。
段階2:メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(立体異性体B)
Figure 2021535141
LDA(25mL、50mmol、2M THF中溶液)を、(S)−メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(立体異性体B、4.2g、16.7mmol)のTHF(100mL)中溶液にN雰囲気下に−78℃で加えた。反応液を0.5時間攪拌し、TMSCl(5.4g、50mmol)を加えた。さらに15分後、NBS(8.9g、50mmol)のTHF(50mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で0.5時間攪拌した。反応液を水(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートを得た(立体異性体B、4.1g、74.5%);(ESI 331.3(M+H)
段階3:メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(立体異性体B)
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(立体異性体B、4.1g、12.4mmol)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(3.4g、12.4mmol)及びDIPEA(4.8g、37.2mmol)を加えた。反応液を1c攪拌し、水(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートをジアステレオマーの混合物として得た(立体異性体B、4.9g、75%);(ESI 526.2(M+H));H NMR(500MHz、MeOD)δ7.51(ddd、J=20.9、8.7、5.9Hz、1H)、7.34(dt、J=10.3、3.4Hz、1H)、7.11(d、J=7.3Hz、1H)、7.09−7.03(m、1H)、6.36(d、J=7.3Hz、1H)、4.86(m、2H)、4.47(m、1H)、4.08−3.97(m、2H)、3.69−3.61(m、4H)、3.39(m、3H)、2.87(m、1H)、2.75−2.63(m、3H)、2.56−2.35(m、4H)、2.00(m、1H)、1.97−1.75(m、5H)、1.72−1.63(m、4H)、1.57(m、4H)。
段階4:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物92−B−E1及び92−B−E2)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(立体異性体B、4.9g、9.3mmol)のメタノール(50mL)中溶液に、LiOH(480mg、20mmol)及び水(20mL)を加えた。反応液を25℃で16時間攪拌し、濾過し、減圧下に濃縮し、半分取逆相HPLCで精製して、個々のジアステレオマー(S)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸化合物92−B−E1(1.88g)、(収率39.4%)及び(R)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸化合物92−B−E2(1.33g)(収率27.9%)を得た。
化合物92−B−E1: LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.58(dd、J=8.8、5.9Hz、1H)、7.46(dd、J=10.0、2.7Hz、1H)、7.22−7.11(m、2H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、4.90(s、1H)、4.77(d、J=10.3Hz、1H)、4.20(m、1H)、4.04(dd、J=7.5、5.6Hz、1H)、3.68(t、J=11.6Hz、1H)、3.62(d、J=9.2Hz、1H)、3.49(t、J=5.6Hz、2H)、3.42−3.35(m、3H)、3.23(d、J=12.6Hz、1H)、3.04(m、1H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.57(t、J=7.6Hz、2H)、2.2−1.95(m、4H)、1.9−1.8(m、2H)、1.8−1.55(m、8H)。
化合物92−B−E2: LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.47−7.39(m、2H)、7.19(d、J=7.3Hz、1H)、7.11(td、J=8.4、2.6Hz、1H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、4.75(d、J=11.1Hz、2H)、4.15(d、J=9.4Hz、1H)、4.08(s、1H)、3.67(t、J=10.7Hz、1H)、3.53−3.42(m、3H)、3.38(d、J=5.3Hz、2H)、3.10(m、2H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.58(m、2H)、2.15(s、1H)、2.09(s、1H)、1.95(d、J=7.8Hz、2H)、1.92−1.82(m、3H)、1.73(m、4H)、1.61(m、4H)。
段階5:2−(5−フルオロ−2−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物92−A−E1及び92−A−E2)
Figure 2021535141
(R)−2−(5−フルオロ−2−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸化合物92−A−E1及び(S)−2−(5−フルオロ−2−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸化合物92−A−E2を、立体異性体Bの場合と同じ手順によって、メチル(R)−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(立体異性体A)から合成した。
化合物92−A−E1: LC/MS ESI 512.1(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.58−7.50(m、2H)、7.16(d、J=7.4Hz、1H)、7.11−7.04(m、1H)、6.38(d、J=7.3Hz、1H)、4.87(d、J=10.9Hz、1H)、4.62(s、1H)、4.11(d、J=2.5Hz、1H)、4.04(m、1H)、3.72(m、1H)、3.47−3.35(m、5H)、3.16−3.03(m、2H)、2.70(d、J=6.1Hz、2H)、2.58−2.50(m、2H)、2.16−1.95(m、4H)、1.90−1.85(m、2H)、1.73−1.65(m、4H)、1.64−1.56(m、4H)。
化合物92−A−E2: LC/MS ESI 512.1(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.50−7.39(m、2H)、7.16(d、J=7.3Hz、1H)、7.09(td、J=8.4、2.7Hz、1H)、6.38(d、J=7.3Hz、1H)、5.08(s、1H)、4.76(d、J=11.0Hz、1H)、4.14(d、J=3.5Hz、1H)、4.07(d、J=12.2Hz、1H)、3.44(m、3H)、3.38(d、J=5.5Hz、3H)、2.99−2.92(m、1H)、2.71(t、J=6.2Hz、2H)、2.55(t、J=7.5Hz、2H)、2.10−2.03(m、2H)、1.95−1.81(m、5H)、1.73−1.67(m、4H)、1.60(m、4H)。
[実施例23]:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物93−A−E1、93−A−E2、93−B−E1及び93−B−E2)の製造
段階1:メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)酢酸(10g、43mmol)のMeOH(60mL)中溶液に、HSO 0.5mLを加え、混合物を還流下に4時間加熱した。溶媒を減圧下に除去して、メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテートを油状物として得て(10g、収率:94.3%)、それをそれ以上精製せずに用いた。(ESI 246.1(M+H))。
段階2:メチル2−(5−フルオロ−2−(フラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)アセテート(5g、20.2mmol)のDMF(100mL)中溶液に、フラン−2−イルボロン酸(2.72g、24mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(915mg、1mmol)、X−Phos(476mg、1mmol)、及びリン酸カリウム(8.5g、40mmol)を加えた。混合物をN下に60℃で8時間攪拌した。反応液を酢酸エチル200mL及び水200mLで希釈し、有機層を分離した。水層を酢酸エチルで3回抽出し(200mLで3回)、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として0%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−(5−フルオロ−2−(フラン−2−イル)フェニル)アセテートを得た(3.9g、収率82.7%);ESI 237.2(M+H)
段階3:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(フラン−2−イル)フェニル)アセテート(2.34g、10mmol)のEtOAc(30mL)中溶液に、Pd/C(1g)及びDIEA(2.58g、20mmol)を加えた。混合物を、H雰囲気(風船)下に35℃で5時間攪拌した。反応終了後、触媒を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、溶離液として5%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート(1.56g、66.7%)を油状物として得た。
ラセミ化合物を、SFC(SFC(AY−H(250×4.6mm 5μm)移動相:ヘキサン(0.1%DEA):EtOH(0.1%DEA)=95:5)によって分離して、立体異性体A(950mg)及び立体異性体B(920mg)を油状物として得た;ESI 239.1(M+H)
段階4:メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体A
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体A(250mg、1.05mmol)の脱水THF(10mL)中溶液にN下に−78℃で、LDA(1.25mL、2.5mmol、2M THF中溶液)を加えた。反応液を0.5時間攪拌し、TMSCl(324mg、3mmol)を加えた。15分間攪拌後、THF(10mL)中のNBS(534mg、3mmol)を加え、混合物を−78℃で0.5時間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として5%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体A(240mg、71%)を油状物として得た;ESI 317.2(M+H)
段階5:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体A(240mg、0.76mmol)のACN(10mL)中溶液に、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(213mg、0.76mmol)及びDIPEA(295mg、2.28mmol)を加えた。反応液を4時間攪拌し、水(30mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A(300mg、77%)を固体として得た;ESI 512(M+H)
段階6:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物93−A−E1及び93−A−E2)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A(330mg、0.59mmol)のメタノール(10mL)中溶液に、LiOH(40mg、1.6mmol)及び水(10mL)を加えた。反応液を25℃で16時間攪拌した。その混合物に、1N HClを加えてpHを5〜6に調節した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物を半分取HPLCで精製して、化合物93−A−E1(56mg、18%)を固体として、及び化合物93−A−E2(45mg、15%)を固体として得た。
化合物93−A−E1 ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.58(dd、J=8.8、5.9Hz、1H)、7.45(dd、J=10.0、2.7Hz、1H)、7.18(d、J=7.4Hz、1H)、7.15(dd、J=8.4、5.8Hz、1H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、5.22(t、J=7.0Hz、1H)、4.96(s、1H)、4.19(s、1H)、4.07(dd、J=14.4、7.3Hz、1H)、3.88(dt、J=14.1、7.0Hz、1H)、3.60−3.43(m、3H)、3.43−3.37(m、2H)、3.26(dd、J=33.4、10.4Hz、2H)、3.04(t、J=7.6Hz、1H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.58(t、J=7.6Hz、2H)、2.44(dt、J=12.0、5.9Hz、1H)、2.16−1.93(m、5H)、1.92−1.86(m、2H)、1.75(m、2H)、1.68−1.56(m、2H)。
化合物93−A−E2 ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.49(dd、J=8.7、5.9Hz、1H)、7.46(d、J=10.3Hz、1H)、7.21(d、J=7.2Hz、1H)、7.11(t、J=6.9Hz、1H)、6.42(d、J=7.3Hz、1H)、5.18(s、1H)、4.87−4.81(m、1H)、4.16(s、1H)、4.16−4.09(m、1H)、3.88(t、J=7.1Hz、1H)、3.50(t、J=6.1Hz、3H)、3.42−3.36(m、2H)、3.10(d、J=7.6Hz、2H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.67−2.54(m、2H)、2.41(d、J=10.7Hz、1H)、2.16−1.96(m、5H)、1.93−1.85(m、2H)、1.75(m、2H)、1.64(m、2H)。
段階7:メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体B
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体B(250mg、1.05mmol)の脱水THF(10mL)中溶液にN下に−78℃で、LDA(1.25mL、2.5mmol、2M THF中溶液)を加えた。反応液を0.5時間攪拌し、TMSCl(324mg、3mmol)を加えた。15分間攪拌後、THF(10mL)中のNBS(534mg、3mmol)を加え、混合物を−78℃で0.5時間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水した。濾過及び濃縮後、残留物を、溶離液として5%から20%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体B(235mg、70.8%)を油状物として得た;ESI 317.2)(M+H)
段階8:メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体B
Figure 2021535141
メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)アセテート立体異性体B(100mg、0.31mmol)のACN(5mL)中溶液に、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(87mg、0.31mmol)及びDIPEA(120mg、0.93mmol)を加えた。反応液を4時間攪拌し、水(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、溶離液として20%から80%EtOAc/石油エーテルを用いてシリカ(Combiflash)でクロマトグラフィー精製して、メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体B(120mg、78%)を固体として得た;ESI 512.2(M+H)
段階9:2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物93−B−E1及び93−B−E2)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体B(300mg、0.59mmol)のメタノール(10mL)中溶液に、LiOH(40mg、1.6mmol)及び水(10mL)を加えた。反応液を25℃で16時間攪拌した。その混合物に、1N HClを加えて、pHを5〜6に調節した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物を半分取HPLCで精製して、化合物93−B−E1(27mg、9%)を固体として、及び化合物93−B−E2(30mg、10%)を固体として得た。
化合物93−B−E1 ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.58(dd、J=8.8、6.0Hz、1H)、7.48(d、J=10.1Hz、1H)、7.17(dd、J=20.5、7.7Hz、2H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、5.29(t、J=7.1Hz、1H)、4.9(s、1H)、4.17(s、1H)、4.08(dd、J=14.6、7.2Hz、1H)、3.89(dd、J=13.8、7.8Hz、1H)、3.60−3.38(m、5H)、3.16(d、J=7.5Hz、1H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.59(dd、J=14.4、7.2Hz、2H)、2.48(dd、J=11.9、5.2Hz、1H)、2.18(s、2H)、2.12−1.99(m、2H)、2.01−1.85(m、4H)、1.74(m、2H)、1.64(m、2H)。
化合物93−B−E2 ESI 498.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.49(dd、J=8.7、5.8Hz、1H)、7.44(d、J=10.1Hz、1H)、7.19(d、J=7.3Hz、1H)、7.12(t、J=7.0Hz、1H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、5.12(s、1H)、4.97(s、1H)、4.18(s、1H)、4.14−4.08(m、1H)、3.86(t、J=6.9Hz、1H)、3.48(t、J=6.2Hz、3H)、3.42−3.38(m、3H)、3.19(s、1H)、3.04(s、1H)、2.73(t、J=6.3Hz、2H)、2.58(t、J=6.2Hz、2H)、2.37(s、1H)、2.17−1.99(m、5H)、1.94−1.84(m、2H)、1.74(m、2H)、1.64(m、2H)。
[実施例24]:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物94−E1及び94−E2)の製造
段階1:(R)−tert−ブチル3−(アリルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(5g、24.8mmol)及びNaH(1.09g、27.3mmol)のDMF(20mL)中混合物を0℃で1時間攪拌した。3−ブロモプロパ−1−エン(4.5g、37.2mmol)のDMF(10mL)中溶液を、上記混合物に0℃で滴下し、反応混合物を50℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 1:1)によって精製して、所望の生成物を無色油状物として得た(5.1g)。収率85%(ESI 186(M+H−56))。
段階2:(R)−tert−ブチル3−((3−(1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(アリルオキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(600mg、2.49mmol)のTHF(脱水、5mL)中溶液にAr下に、9−BBN(0.5M THF中溶液、9.95mL、4.97mmol)を加えた。反応液を50℃で2時間攪拌し、冷却して室温とした。この溶液を、2−ブロモ−1,8−ナフチリジン(520mg、2.49mmol)、炭酸セシウム(2.44g、7.47mmol)及びPd(PPh(144mg、0.125mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)中混合物に加えた。反応液を90℃で1.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 30:1)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−((3−(1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(200mg)。収率22%(ESI 372(M+H))。
段階3:(R)−tert−ブチル3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−((3−(1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(200mg、0.54mmol)及びPd/C(40mg、20重量%)の酢酸エチル(10mL)中混合物を、H風船下に40℃で16時間攪拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(200mg)。収率99%(ESI 376(M+H))。
段階4:(R)−7−(3−(ピロリジン−3−イルメトキシ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(200mg、0.53mmol)を、室温で2時間にわたりHCl/1,4−ジオキサン(4M、10mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(R)−7−(3−(ピロリジン−3−イルメトキシ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジンをHCl塩として得た(150mg)。収率81%(ESI 276(M+H))。
段階5:メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
(R)−7−(3−(ピロリジン−3−イルメトキシ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(150mg、0.43mmol)、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(142mg、0.43mmol)及びDIPEA(166mg、1.29mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 10:1)によって精製して、所望の生成物メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(140mg)。収率62%。(ESI 526(M+H))。
段階6:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物94−E1及び94−E2)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−((3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセテート(140mg、0.27mmol)を、室温で2時間にわたりMeOH(4mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(126mg、3.0mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から60%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物である化合物94−E1(17mg)及び化合物94−E2(49mg)を白色固体として得た。
化合物94−E1 LC/MS ESI 512(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.65−7.54(m、2H)、7.36−7.21(m、2H)、6.62(d、J=7.5Hz、1H)、5.06(s、1H)、4.77−4.75(m、1H)、4.11−4.08(m、1H)、3.81−3.33(m、8H)、3.25−3.14(m、2H)、2.95−2.66(m、5H)、2.37−1.58(m、13H)。
化合物94−E2 LC/MS ESI 512(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.48−7.39(m、2H)、7.15−7.08(m、2H)、6.35(d、J=7.0Hz、1H)、5.25(s、1H)、4.73−4.71(m、1H)、4.14−4.12(m、1H)、3.81−3.33(m、8H)、3.25−3.14(m、2H)、2.73−2.56(m、5H)、2.18−1.52(m、13H)。
[実施例25]:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(2−(2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物95−E1及び95−E2)の製造
段階1:(S)−tert−ブチル3−(2−(3−メトキシ−3−オキソプロパ−1−エンイルオキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(S)−tert−ブチル3−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.3g、15.5mmol)及び4−メチルモルホリン(1.85g、18.5mmol)のDCM(40mL)中溶液に室温で、メチルプロピオレート(1.55g、18.5mmol)を加えた。混合物を室温で15時間攪拌し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、(S)−tert−ブチル3−(2−(3−メトキシ−3−オキソプロパ−1−エンイルオキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(4.0g)。収率87%(ESI 200(M+H−Boc))。
段階2:(S)−tert−ブチル3−(2−(3−メトキシ−3−オキソプロポキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(S)−tert−ブチル3−(2−(3−メトキシ−3−オキソプロパ−1−エンイルオキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(4.0g、16.0mmol)及びPd/C(10%、200mg)のEtOAc(25mL)中混合物をH下に室温で終夜攪拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮して、所望の生成物(S)−tert−ブチル3−(2−(3−メトキシ−3−オキソプロポキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(4.0g)。収率96%(ESI 202(M+H−Boc))。
段階3:(S)−tert−ブチル3−(2−(4−(ジメトキシホスホリル)−3−オキソブトキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(S)−tert−ブチル3−(2−(3−メトキシ−3−オキソプロポキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.5g、5.0mmol)及びジメチルメチルホスホネート(0.682g、5.5mmol)の脱水THF(10mL)中溶液に0℃でAr下に、LDA(2M THF中溶液、5.25mL、10.5mmol)を滴下した。0℃で10分間攪拌後、MeOH(5mL)で反応停止した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 2:1)によって精製して、所望の生成物(S)−tert−ブチル3−(2−(4−(ジメトキシホスホリル)−3−オキソブトキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを黄色油状物として得た(1.1g)。収率57%(ESI 394(M+H))。
段階4:(S)−tert−ブチル3−(2−(2−(1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
2−アミノニコチンアルデヒド(128mg、1.1mmol)、(S)−tert−ブチル3−(2−(4−(ジメトキシホスホリル)−3−オキソブトキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(400mg、1.1mmol)及びNaOH(81mg、2.2mmol)のMeOH(6mL)及びHO(2mL)中混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(40%から70%MeCN)によって精製して、所望の生成物(S)−tert−ブチル3−(2−(2−(1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを無色油状物として得た(60mg)。収率16%(ESI 372(M+H))。
段階5:(S)−7−(2−(2−(ピロリジン−3−イル)エトキシ)エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン塩酸塩
Figure 2021535141
(S)−tert−ブチル3−(2−(2−(1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(400mg、1.08mmol)及びPd/C(80mg、10%)のEtOAc(20mL)中混合物をH下に室温で終夜攪拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、室温で2時間にわたりHCl/ジオキサン溶液(4.0M、4mL)で処理し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(S)−7−(2−(2−(ピロリジン−3−イル)エトキシ)エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン塩酸塩を白色固体として得た(325mg)。収率96%(ESI 276.2(M+H))。
段階6:メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(2−(2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
(S)−7−(2−(2−(ピロリジン−3−イル)エトキシ)エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン塩酸塩(226mg、0.65mmol)、メチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(240mg、0.65mmol)及びDIEA(252mg、1.95mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(2−(2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(310mg)。収率84%(ESI 526(M+H))。
段階7:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(2−(2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物95−E1及び95−E2)
Figure 2021535141
メチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(2−(2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−1−イル)アセテート(310mg、0.55mmol)を、40℃で終夜にわたりMeOH(5mL)及びHO(1mL)中のLiOH−HO(250mg、5.95mmol)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から60%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物である化合物95−E1(67mg)及び化合物95−E2(37mg)を白色固体として得た。
化合物95−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.55(m、1H)、7.54−7.50(m、1H)、7.20−7.10(m、2H)、6.35(d、J=7.3Hz、1H)、4.88−4.78(m、2H)、4.08−4.04(m、1H)、3.82−3.75(m、1H)、3.70−3.61(m、3H)、3.49−3.40(m、3H)、3.38−3.31(m、2H)、3.06−2.99(m、1H)、2.68−2.77(m、5H)、2.50−2.39(m、1H)、2.20−1.90(m、3H)、1.95−1.60(m、9H)。
化合物95−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.43−7.36(m、2H)、7.18−7.09(m、2H)、6.38−6.33(d、J=7.3Hz、1H)、5.42(s、1H)、4.80−4.50(m、1H)、4.18−4.04(m、1H)、3.65−3.62(m、3H)、3.50−3.41(m、2H)、3.38−3.31(m、3H)、3.20−3.00(m、3H)、2.75−2.65(m、4H)、2.40−2.30(m、1H)、2.20−2.05(m、2H)、1.98−1.93(m、1H)、1.90−1.58(m、9H)。
[実施例26]:2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物96−E1及び96−E2)の製造
段階1:1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン−1−オール
Figure 2021535141
磁気攪拌バー、冷却器、窒素導入管及びセプタムを取り付けた乾燥機乾燥三頸丸底フラスコにマグネシウム(0.489g、20.1mmol)を入れた。そのマグネシウムを、攪拌しながら窒素気流下にヒートガンを用いて乾燥させ、窒素気流下に終夜攪拌した。次に、脱水テトラヒドロフラン(12mL)を加え、混合物を、ヒートガンを用いて還流させた。少量の1,2−ジブロモエタン(0.116mL、1.34mmol)を加え、混合物を再度還流させた。4−ブロモ−2−メチルブタ−1−エン(1.6mL、13.4mmol)の脱水テトラヒドロフラン(10mL)中溶液を、発熱反応の進行が維持されるような速度で滴下した。添加完了したら、灰色様褐色反応混合物をさらに20分間攪拌し、ゆっくり冷却して室温とした。グリニャール試薬を注射器に抜き取り、2−ブロモ−4−フルオロベンズアルデヒド(2.72g、13.4mmol)の脱水テトラヒドロフラン(15mL)中溶液にアルゴン下雰囲気に0℃で滴下した。添加完了したら、混合物を室温とし、30分間攪拌し、飽和塩化アンモニウムで反応停止し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、1%から15%ジイソプロピルエーテル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン−1−オール(1.43g)を得た。収率39%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.58−7.51(m、1H)、7.30−7.23(m、1H)、7.11−7.02(m、1H)、5.09−5.01(m、1H)、4.76(s、2H)、2.29−2.10(m、2H)、2.03(d、J=3.6Hz、1H)、1.96−1.83(m、1H)、1.83−1.68(m、4H)。
段階2:5−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルテトラヒドロフラン
Figure 2021535141
1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−メチルペンタ−4−エン−1−オール(1.43g、5.24mmol)のトルエン(30mL)中溶液に、p−トルエンスルホン酸1水和物(0.996g、5.24mmol)を加えた。混合物を80℃で1時間攪拌し、冷却して室温とし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応停止し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、0%から8%ジイソプロピルエーテル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物5−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルテトラヒドロフラン(1.28g)を得た。収率89%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.60−7.52(m、1H)、7.29−7.21(m、1H)、7.07−6.98(m、1H)、5.19(t、J=7.2Hz、1H)、2.64−2.53(m、1H)、1.93−1.77(m、2H)、1.74−1.61(m、1H)、1.42(s、3H)、1.36(s、3H)。
段階3:tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
乾燥機乾燥フラスコに亜鉛末(1.202g、18.4mmol)を入れ、アルゴン気流下にヒートガンで加熱した。冷却して室温とした後、脱水テトラヒドロフラン(26mL)を加え、次に1,2−ジブロモエタン(0.04mL、0.46mmol)を加えた。混合物の加熱還流、室温への冷却を3回行った。次に、トリメチルシリルクロライド(0.059mL、0.46mmol)を加え、それによって混合物が自然に還流し、亜鉛が形態を変えた。20分間攪拌後、tert−ブチルブロモアセテート(1.34mL、9.19mmol)を滴下したところ、発熱があった。混合物を30分間高温(45℃)に維持し、放冷して室温とした。別のフラスコに5−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチルテトラヒドロフラン(1.26g、4.59mmol)、トリ−tert−ブチルホスフィンテトラフルオロボレート(0.147g、0.505mmol)及びビス−(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0.264g、0.459mmol)を入れた。反応容器にアルゴンを流し、脱水テトラヒドロフラン(26mL)を加え、アルゴンを5分間吹き込んだ。ジンケート溶液を注射器によって加え、反応混合物を1時間加熱還流した。混合物を冷却して室温として終夜経過させ、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、ヘプタン/酢酸エチル(1/1、体積比)で3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、1%から6%アセトン/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(1.31g)を得た。収率92%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.51(dd、J=8.6、6.0Hz、1H)、7.00−6.88(m、2H)、5.10(dd、J=8.5、6.2Hz、1H)、3.57(q、J=15.5Hz、2H)、2.38−2.28(m、1H)、1.92−1.71(m、3H)、1.43(s、9H)、1.40(s、3H)、1.34(s、3H)。
段階4:tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(200mg、0.65mmol)のTHF(4mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液1.0M THF中溶液/ヘキサン(1.3mL、1.3mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(141mg、1.3mmol)を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(231mg、1.3mmol)のTHF(2mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテートを無色油状物として得た(180mg)。収率:72%.(ESI 387(M+H))。
段階5:tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(650mg、1.68mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(584mg、1.68mmol)及びDIPEA(650mg、5.04mmol)のアセトニトリル(20mL)中混合物を、室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(550mg)。収率56%。(ESI 582(M+H))。
段階6:2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物96−E1及び96−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(550mg、0.95mmol)を、25℃で2時間にわたりHCl/1,4−ジオキサン(4M、10mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(33%から65%MeCN)によって精製して、96を白色固体として得た(220mg、収率44%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Eによって分離して、ジアステレオマー生成物96−E1(44mg)及び96−E2(49mg)を白色固体として得て、それらはそれぞれ2つの立体異性体の混合物であった。
化合物96−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 526(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.65−7.61(m、1H)、7.48(dd、J=10Hz、2.5Hz、1H)、7.18−7.15(m、2H)、6.39(d、J=7.5Hz、1H)、5.42(m、1H)、4.85(s、1H)、4.20(s、1H)、3.49−3.36(m、5H)、3.22−3.18(m、2H)、2.73−2.52(m、5H)、2.21−1.87(m、7H)、1.75−1.61(m、4H)、1.45−1.36(m、7H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee100%、Rt=3.49分。
化合物96−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 526(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.65−7.61(m、1H)、7.45(dd、J=10Hz、2.5Hz、1H)、7.18−7.16(m、2H)、6.39(d、J=7.5Hz、1H)、5.35(m、1H)、4.97(s、1H)、4.20(s、1H)、3.54−3.36(m、5H)、3.22−3.05(m、2H)、2.73−2.50(m、5H)、2.22−1.88(m、7H)、1.76−1.62(m、4H)、1.41−1.36(m、7H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee98%、Rt=4.52分。
[実施例27]:2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物97−A−E1、97−A−E2、97−B−E1及び97−B−E2)の製造
段階1:4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン
Figure 2021535141
水素化リチウムアルミニウム(220mg、5.79mmol)のTHF(脱水、15mL)中懸濁液に−55℃で、4,4−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−2,6(3H)−ジオン(1.42g、10.0mmol)のTHF(10mL)中溶液を滴下した。反応液を徐々に昇温させて0℃とし、20分間攪拌し、冷却して−15℃とし、HCl水溶液(6N、4mL)を滴下して反応停止した。混合物をエーテルで抽出し(15mLで3回)、合わせた有機層をNaSOで脱水した。溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オンを油状物として得た(0.91g、収率71%)。H NMR(400MHz、CDCl)δ4.40(t、J=6.0Hz、2H)、2.35(s、2H)、1.75(t、J=6.0Hz、2H)、1.10(s、6H)。
段階2:2−(2−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オール
Figure 2021535141
1−ブロモ−2−ヨードベンゼン(727mg、2.58mmol)のTHF(15mL)中溶液に−25℃で、イソプロピルマグネシウムクロライド溶液(2M THF中溶液、1.3mL、2.6mmol)を滴下した。反応混合物を−25℃で1時間攪拌し、次に4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン(300mg、2.34mmol)のTHF(3mL)中溶液を−25℃で滴下した。反応混合物を昇温させて1時間以内で室温とし、MeOH(5mL)で反応停止し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 4:1)によって精製して、所望の生成物2−(2−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オールを黄色油状物として得た(130mg)。収率18%(ESI 285/287[M+H])。
段階3:2−(2−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン
Figure 2021535141
2−(2−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オール(130mg、0.46mmol)及びTFA(0.23mL)のDCM(6mL)中溶液に0℃で、EtSiH(267mg、2.3mmol)を滴下した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、飽和NaHCO溶液(20mL)で反応停止し、DCMで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物2−(2−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピランを黄色油状物として得た(90mg)。収率78%(ESI 269/271[M+H])。
段階4:tert−ブチル2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−ブロモフェニル)−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン(180mg、0.68mmol)、(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロマイド溶液(0.5M THF中溶液、6.8mL、3.4mmol)、Pd(dba)(35mg、0.034mmol)及びQ−phos(25mg、0.034mmol)のTHF(2mL)中混合物を80℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を飽和NaHCO溶液(50mL)に投入し、EtOAcで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートを赤色油状物として得た(150mg)。収率73%(ESI 327[M+Na])。
段階5:tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(3−イソプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピラノ[3,4−c]ピリジン−5−イル)アセテート(600mg、2.0mmol)のTHF(10mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液(2.0M、2.5mL、5.0mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(540mg、5.0mmol)のTHF(1mL)中溶液を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(890mg、5.0mmol)のTHF(10mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートを無色油状物として得た(650mg)。収率86%(ESI 327[M−Bu+H])。
段階6:tert−ブチル2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(375mg、1.0mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(306mg、1.0mmol)、DIPEA(774mg、6.0mmol)及びNaI(50mg)のアセトニトリル(10mL)中混合物を40℃で12時間攪拌した。混合物を水(8mL)及びEtOAc(25mL)で希釈した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを無色油状物として得た(410mg)。収率72%(ESI 578[M+H])。
段階7:2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物97−A−E1、97−A−E2、97−B−E1及び97−B−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(570mg、1.0mmol)を、25℃で6時間にわたりHCl/1,4−ジオキサン(4M、10mL)で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(40%から70%MeCN)によって精製して、97−A(102mg)及び97−B(130mg)を得た。97−Aを分取キラルSFC Hによって分離して、生成物97−A−E1(36mg)及び97−A−E2(31mg)を白色固体として得た。97−Bを分取キラルSFC Hによって分離して、生成物97−B−E1(30mg)及び97−B−E2(44mg)を白色固体として得た。
化合物97−A−E1 LC/MS ESI 522(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.68−7.66(m、1H)、7.54−7.52(m、1H)、7.41−7.34(m、2H)、7.15−7.13(m、1H)、6.36(d、J=7.6Hz、1H)、5.02−4.95(m、2H)、4.21−4.19(m、1H)、3.88−3.86(m、2H)、3.62−3.60(m、1H)、3.50−3.41(m、5H)、3.20−3.18(m、1H)、3.05−3.02(m、1H)、2.70−2.68(m、2H)、2.55−2.52(m、2H)、2.10−2.07(m、2H)、1.90−1.50(m、9H)、1.31−1.29(m、1H)、1.20(s、3H)、1.05(s、3H)。キラルSFC H(40%MeOH):ee100%、Rt=2.81分。
化合物97−A−E2 LC/MS ESI 522(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.69−7.67(m、1H)、7.54−7.52(m、1H),7.41−7.31(m、2H)、7.15−7.13(m、1H)、6.36(d、J=7.6Hz、1H)、5.02−5.00(m、1H)、4.84(s、1H)、4.16−4.14(m、1H)、3.90−3.88(m、2H)、3.62−3.60(m、1H)、3.50−3.41(m、5H)、3.20−3.18(m、2H)、2.70−2.68(m、2H)、2.54−2.52(m、2H)、2.10−2.07(m、2H)、1.90−1.50(m、9H)、1.31−1.29(m、1H)、1.20(s、3H)、1.05(s、3H)。キラルSFC H(40%MeOH):ee100%、Rt=3.78分。
化合物97−B−E1 LC/MS ESI 522(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.68−7.66(m、1H)、7.54−7.52(m、1H),7.41−7.34(m、2H)、7.15−7.13(m、1H)、6.36(d、J=7.6Hz、1H)、5.02−4.90(m、2H)、4.16−4.14(m、1H)、3.90−3.88(m、2H)、3.62−3.60(m、1H)、3.50−3.41(m、5H)、3.20−3.18(m、1H)、3.05−3.02(m、1H)、2.70−2.68(m、2H)、2.54−2.52(m、2H)、2.10−2.07(m、2H)、1.90−1.50(m、9H)、1.31−1.29(m、1H)、1.20(s、3H)、1.05(s、3H)。キラルSFC H(40%MeOH):ee100%、Rt=2.76分。
化合物97−B−E2 LC/MS ESI 522(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.68−7.66(m、1H)、7.54−7.52(m、1H),7.44−7.34(m、3H)、6.49(d、J=7.2Hz、1H)、5.02−4.90(m、2H)、4.16−4.14(m、1H)、3.92−3.90(m、2H)、3.70−3.20(m、8H)、2.70−2.68(m、2H)、2.54−2.52(m、2H)、2.10−2.07(m、2H)、1.90−1.50(m、9H)、1.31−1.29(m、1H)、1.20(s、3H)、1.05(s、3H)。キラルSFC H(40%MeOH):ee100%、Rt=3.85分。
[実施例28]:2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物98−A−E1、98−A−E2及び98−B)の製造
段階1:シアノメチル2−ブロモ−4−フルオロベンゾエート
Figure 2021535141
2−ブロモ−4−フルオロ安息香酸(5.0g、0.23mol)の脱水DCM(20mL)中溶液に0℃で、トリエチルアミン(9.2g、0.69mol)及びクロロアセトニトリル(3.5g、0.46mol)を加えた。反応液を加熱還流し、終夜攪拌した。冷却して室温とした後、反応混合物をHCl水溶液(2M、20mL)及び飽和NaHCO溶液(20mL)の順で洗浄した。有機相を無水MgSOで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物シアノメチル2−ブロモ−4−フルオロベンゾエートを淡黄色油状物として得た(4.0g)。収率68%(ESI 258/260[M+H])。
段階2:1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシペンタン−1,4−ジオン
Figure 2021535141
シアノメチル2−ブロモ−4−フルオロベンゾエート(3.4g、13.2mmol)及びTi(OiPr)(4.15g、14.6mmol)のEtO(70mL)中溶液に0℃でアルゴン下に、EtMgBr(28mL、28mmol、1M THF中溶液)を滴下した。グリニャール試薬を加えた後、混合物を昇温させて室温とし、1時間攪拌した。濁った黄色混合物を水(10mL)で反応停止し、1M HCl(30mL)を加え、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機相を飽和NaHCO水溶液で洗浄し、脱水した(MgSO)。溶媒の留去後、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 3:1)によって精製して、所望の生成物1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシペンタン−1,4−ジオン(901mg)を無色油状物として得た。収率25%(ESI 289/271[M+H])。
段階3:6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール
Figure 2021535141
1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシペンタン−1,4−ジオン(900mg、3.13mmol)のDCM(40mL)中溶液に0℃で、三フッ化ホウ素(ジエチルエーテル錯体、1110mg、7.8mmol)を滴下した。添加後、トリエチルシラン(910mg、7.8mmol)を加え、反応液を0℃で1時間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO(20mL)で反応停止し、DCMで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 3:1)によって精製して、所望の生成物6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オールを無色油状物として得た(650mg)。収率80%(ESI 275/277[M+H])。
段階4:6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)ジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン
Figure 2021535141
6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(100mg、0.37mmol)のDCM(5mL)中溶液に、デス−マーチンペルヨードナン(150mg、0.50mmol)を数回に分けて加えた。添加後、反応混合物を室温で2時間攪拌し、飽和NaHCO溶液(5mL)で反応停止した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)ジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オンを無色油状物として得た(20mg)。収率20%(ESI 273/275[M+H])。
段階5:2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−メチレンテトラヒドロ−2H−ピラン
Figure 2021535141
メチルトリフェニルホスホニウムブロマイド(134mg、0.52mmol)のTHF(3mL)中溶液に0℃で、n−BuLi(2.5Mヘキサン中溶液、0.21mL、0.52mmol)を加え、反応液を0℃で30分間攪拌し、次に6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)ジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(70mg、0.26mmol)のTHF(2mL)中溶液を加えた。反応液を室温で12時間攪拌し、飽和NHCl水溶液で反応停止し、DCMで抽出した(10mLで2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−メチレンテトラヒドロ−2H−ピランを無色油状物として得た(51mg、収率70%)。H NMR(400MHz、CDCl)δ7.52−7.50(m、1H)、7.27−7.25(m、1H)、7.05−7.01(m、1H)、4.89−4.88(m、2H)、4.75−4.73(m、1H)、4.37−4.34(m、1H)、4.20−4.17(m、1H)、2.50−2.46(m、2H)、2.15−2.10(m、1H)、1.52−1.50(m、1H)。
段階6:6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−オキサスピロ[2.5]オクタン
Figure 2021535141
ZnEt(1M THF中溶液、6mL、6.0mmol)のDCM(20mL)中溶液に0℃で、TFA(690mg、6.0mmol)を加えた。反応液を0℃で0.5時間攪拌し、次にCH(1.7g、6.0mmol)を滴下した。反応液を0℃で0.5時間攪拌し、DCM(1mL)中の2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−メチレンテトラヒドロ−2H−ピラン(280mg、1.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、飽和NaHCO溶液(20mL)で反応停止し、DCM層をNaSOで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 50:1)によって精製して、所望の生成物6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−オキサスピロ[2.5]オクタンを黄色油状物として得た(250mg)。収率80%(ESI 267/269[M+H−HO])。
段階7:tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5−オキサスピロ[2.5]オクタン(250mg、0.88mmol)、(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロマイド溶液0.5M THF中溶液(10mL、5mmol)、Pd(dba)(40mg、0.05mmol)及びQ−phos(31mg、0.05mmol)のTHF(2mL)中混合物を80℃で2時間攪拌した。次に、混合物を飽和NaHCO溶液(50mL)及びEtOAc(60mL)に投入した。混合物を濾過し、有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)アセテートを赤色油状物として得た(160mg)。収率53%(ESI 343[M+Na])。
段階8:tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)アセテート(160mg、0.5mmol)のTHF(5mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液2.0M THF中溶液/ヘキサン(0.62mL、1.25mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(135mg、1.25mmol)のTHF(1mL)中溶液を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(221mg、1.25mmol)のTHF(10mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)アセテートを無色油状物として得た(130mg)。収率60%(ESI 419/421[M+Na])。
段階9:tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)アセテート(130mg、0.33mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(101mg、0.33mmol)、DIPEA(126mg、0.99mmol)及びNaI(50mg)のアセトニトリル(10mL)中混合物を40℃で12時間攪拌した。混合物を水(8mL)及びEtOAc(25mL)で希釈した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを無色油状物として得た(101mg)。収率=52%(ESI 595[M+H])。
段階10:2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物98−A−E1、98−A−E2及び98−B)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(210mg、0.35mmol)のTFA(2mL)及びDCM(2mL)中溶液を室温で15時間攪拌した。次に、それを濃縮し、分取HPLC A(40%から70%MeCN)によって精製して、98−A(106mg)及び98−B(16mg)を得た。98−Aを分取キラルSFC Cによって分離して、生成物98−A−E1(35mg)及び98−A−E2(31mg)を白色固体として得た。
化合物98−A−E1 LC/MS ESI 538(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.64−7.61(m、1H)、7.49−7.46(m、1H)、7.18−7.16(m、2H)、6.39(d、J=7.5Hz、1H)、4.93(s、1H)、4.82−4.85(m、1H)、4.19(brs、1H)、4.12−4.10(m、1H)、3.61(m、1H)、3.49(t、J=6.5Hz、2H)、3.341−3.38(m、3H)、3.23(d、J=12.5H、1H)、3.11−3.09(m、2H)、2.72(t、J=6.0Hz、2H)、2.56(t、J=7.5Hz、2H)、2.3−2.2−(m、1H)、2.11−2.00(m、4H)、1.90−1.88(m、2H)、1.74−1.72(m、2H)、1.65−1.63(m、2H)、1.2(m、1H)、0.6−0.3(m、4H)。キラルSFC C(20%EtOH):ee100%、Rt=1.29分。
化合物98−A−E2 LC/MS ESI 538(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.63−7.61(m、1H)、7.50−7.48(m、1H)、7.22−7.16(m、2H)、6.39(d、J=7.6Hz、1H)、4.82−4.80(m、1H)、4.20−4.12(m、2H)、3.60−3.32(m、6H)、3.30−3.05(m、4H)、2.75−2.55(m、4H)、2.25−1.58(m、12H)、0.58−0.30(m、4H)。キラルSFC C(20%EtOH):ee100%、Rt=2.17分。
化合物98−B(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 538(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.41−7.32(m、2H)、7.08−6.98(m、2H)、6.28−6.22(m、1H)、4.80−4.75(m、1H)、4.05−3.85(m、2H)、3.60−3.32(m、6H)、3.10−2.85(m、4H)、2.62−2.58(m、2H)、2.47−2.41(m、2H)、2.21−1.40(m、12H)、0.55−0.20(m、4H)。
[実施例29]:2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物99−E1及び99−E2)の製造
段階1:1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)シクロプロパノール
Figure 2021535141
1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)エタノン(5.0g、23.1mmol)及びEtN(3.51g、34.7mmol)のDCM(50mL)中溶液に0℃で窒素下に、TMSOTf(6.17g、27.8mmol)を10分間かけて注射器で滴下した。反応混合物を室温で終夜攪拌し、飽和NaHCO水溶液(20mL)で反応停止し、その水溶液をDCMで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗エーテルを得た。その粗エーテルを無水DCM(50mL)に溶かし、ジヨードメタン(25.0g、92.4mmol)を加え、冷却して0℃とし、ジエチル亜鉛(1M THF中溶液、93mL、93mmol)を滴下した。反応液を室温で16時間攪拌し、飽和NHCl溶液(30mL)で反応停止し、DCMで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗取得物を得た。その粗取得物をMeOH(20mL)に溶かし、その後KCO(3.2g、23.1mmol)を加え、次に室温で30分間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、HO(20mL)を加え、EtOAcで抽出した(40mLで2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 5:1)によって精製して、所望の生成物1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)シクロプロパノールを無色油状物として得た(3.1g)。収率86%(ESI 213/215[M+H])。
段階2:エチル5−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジフルオロ−5−オキソペンタノエート
Figure 2021535141
1−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)シクロプロパノール(100mg、0.44mmol)、エチル2−ブロモ−2,2−ジフルオロアセテート(351mg、1.74mmol)、CuI(8.2mg、0.044mmol)、フェナントロリン(17.2mg、0.088mmol)及びKCO(120mg、0.88mmol)のMeCN(5mL)中混合物を90℃で17時間攪拌した。水(10mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 5:1)によって精製して、所望の生成物エチル5−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジフルオロ−5−オキソペンタノエートを無色油状物として得た(81mg)。収率53%(ESI 353/355[M+H])。
段階3:2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン
Figure 2021535141
エチル5−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジフルオロ−5−オキソペンタノエート(100mg、0.28mmol)のMeOH(5mL)中溶液に0℃で、NaBH(44mg、1.12mmol)を加えた。反応溶液を室温で15時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、HO(10mL)を加え、DCMで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をDCM(3mL)に溶かし、トリフ酸(100mg、0.32mmol)を加えた。反応液を室温で15時間攪拌し、飽和NaHCO水溶液(5mL)によって反応停止し、DCMで抽出した(10mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピランを無色油状物として得た(40mg)。収率47%(ESI 297/299[M+H])。
段階4:tert−ブチル2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
2−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン(800mg、2.93mmol)、(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロマイド溶液(0.5M THF中溶液、30mL、15mmol)、Pd(dba)(152mg、0.15mmol)及びQ−phos(105mg、0.15mmol)のTHF(2mL)中混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO溶液(20mL)及びEtOAc(30mL)に投入した。混合物を濾過し、有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテートを赤色油状物として得た(703mg)。収率78%(ESI 275[M+H−tBu])。
段階5:tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(703mg、2.12mmol)のTHF(5mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液(2M、2.65mL、5.3mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(573mg、5.3mmol)のTHF(1mL)中溶液を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(944mg、5.3mmol)のTHF(10mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテートを赤色油状物として得た(816mg)。収率66%(ESI 352/354[M+H−tBu])。
段階6:tert−ブチル2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)アセテート(816mg、2.0mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(660mg、2.0mmol)、DIPEA(821mg、6.0mmol)及びNaI(50mg)のアセトニトリル(20mL)中混合物を40℃で6時間攪拌した。混合物を水(8mL)及びEtOAc(25mL)で希釈した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを無色油状物として得た(710mg)。収率58%(ESI 604[M+H])。
段階7:2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物99−E1及び99−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(710mg、1.2mmol)のDCM(10mL)中溶液にTFA(10mL)を加えた。反応液を室温で15時間攪拌した。次に、それを濃縮し、分取HPLCA(40%から70%MeCN)によって精製して、99を白色固体として得た(400mg、収率63%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Aによって分離して、ジアステレオマー生成物99−E1(74mg)及び99−E2(88mg)を白色固体として得た。
化合物99−E1 LC/MS ESI 548(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61−7.59(m、1H)、7.51−7.48(m、1H)、7.22−7.13(m、2H)、6.41(d、J=7.2Hz、1H)、4.99−4.90(m、1H)、4.80(s、1H)、4.19−4.17(m、1H)、4.01−3.80(m、2H)、3.50−3.35(m、6H)、3.20−3.18(m、1H)、3.02−2.98(m、1H)、2.81−2.79(m、2H)、2.62−2.59(m、2H)、2.30−2.01(m、6H)、1.82−1.80(m、2H)、1.75−1.60(m、4H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee100%、Rt=1.92分。
化合物99−E2 LC/MS ESI 548(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.60(m、1H)、7.53−7.51(m、1H)、7.28(d、J=7.6Hz、1H)、7.17−7.14(m、1H)、6.44(d、J=7.2Hz、1H)、4.99−4.90(m、1H)、4.79(s、1H)、4.19−4.17(m、1H)、4.01−3.80(m、2H)、3.60−3.35(m、6H)、3.20−3.18(m、2H)、2.81−2.79(m、2H)、2.62−2.59(m、2H)、2.30−2.01(m、6H)、1.82−1.80(m、2H)、1.75−1.60(m、4H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee98%、Rt=2.47分。
[実施例30]:2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物100−E1及び100−E2)の製造
段階1:エチル3−(2−ブロモフェニル)アクリレート
Figure 2021535141
2−ブロモベンズアルデヒド(5.00g、27.0mmol)のTHF(30mL)中溶液にエチル2−(トリフェニル−l5−ホスファネイリデン)アセテート(9.89g、28.4mmol)を加え、混合物を60℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(6.51g)。収率93%。H NMR(400MHz、CDCl)δ8.06(d、1H)、7.61(m、2H)、7.24−7.19(m、2H)、6.40(d、1H)、4.31−4.08(m、2H)、1.36−1.15(m、3H)。
段階2:3−(2−ブロモフェニル)プロパ−2−エン−1−オール
Figure 2021535141
3−(2−ブロモフェニル)アクリレート(6.5g、30.7mmol)のTHF(脱水、50mL)中溶液に0℃で、DIBAL−H(1M、61.3mL、61.3mmol)を滴下した。混合物を0℃で30分間攪拌し、昇温させて室温として1時間経過させた。反応溶媒をHCl水溶液(1N、200mL)に投入し、室温で終夜攪拌した。混合物を酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:3)によって精製して、所望の生成物を明黄色油状物として得た(5.10g)。収率89%。H NMR(400MHz、CDCl)δ7.59−7.30(m、3H)、7.18−7.08(m、2H)、6.34−6.30(m、1H)、4.37−4.27(m、2H)。
段階3:1−ブロモ−2−(3−ブロモプロパ−1−エンイル)ベンゼン
Figure 2021535141
3−(2−ブロモフェニル)プロパ−2−エン−1−オール(4.80g、22.64mmol)のジエチルエーテル(脱水、50mL)中溶液に0℃で、三臭化リン(1.27mL、9.06mmol)を加えた。反応液を0℃で1時間攪拌し、飽和NaHCOで反応停止し、ジエチルエーテルで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、所望の生成物1−ブロモ−2−(3−ブロモプロパ−1−エンイル)ベンゼンを黄色油状物として得た(5.20g)。収率79%。H NMR(400MHz、CDCl)δ7.56−7.46(m、2H)、7.34−7.26(m、2H)、6.36−6.34(m、1H)、4.18−4.03(m、2H)。
段階4:メチル5−(2−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルペンタ−4−エノエート
Figure 2021535141
イソ酪酸メチル(2.13g、20.88mmol)のTHF(脱水、40mL)中溶液に−78℃で、LDA(1M、20.88mL、20.88mmol)を滴下した。混合物を−78℃で30分間攪拌し、1−ブロモ−2−(3−ブロモプロパ−1−エン−1−イル)ベンゼン(5.20g、18.98mmol)のTHF(10mL)中溶液を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、昇温させて室温としてさらに1時間経過させた。飽和NHClで反応停止し、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 5:1)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(4.36g、収率78%)。H NMR(400MHz、CDCl)δ7.58−7.46(m、2H)、7.23−7.09(m、2H)、6.74−6.51(m、1H)、6.10−6.02(m、1H)、3.69−3.64(m、3H)、2.48−2.40(m、2H)、1.24−1.15(m、6H)。
段階5:5−(2−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルペンタ−4−エン−1−オール
Figure 2021535141
メチル5−(2−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルペンタ−4−エノエート(4.36g、14.53mmol)のTHF(脱水、20mL)中溶液に−78℃で、水素化リチウムアルミニウムのテトラヒドロフラン中溶液(2.4M、6.66mL、11.80mmol)を滴下した。混合物を−78℃で3時間攪拌し、1M HCl(約100mL、滴下開始)で反応停止した。反応液をEtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:3)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(3.74g、収率93%)。ESI:267(M+H)
段階6:エチル3−(2−ブロモフェニル)アクリレート
Figure 2021535141
5−(2−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルペンタ−4−エン−1−オール(3.74g、13.95mmol)のジクロロエタン(20mL)中溶液に、ヘキサフルオロリン酸テトラブチルアンモニウム(0.27g、0.70mmol)及びカルシウム(II)ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(0.22g、0.70mmol)を加えた。混合物を90℃で20時間攪拌し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物エチル3−(2−ブロモフェニル)アクリレートを黄色油状物として得た(1.50g、収率40%)。H NMR(400MHz、CDCl)δ7.54(d、J=6.8Hz,2H)、7.33(t、J=8.0Hz,1H)、7.10(t、J=7.2Hz、1H)、4.56(d、J=9.6Hz、1H)、3.3(d、J=11.2Hz、1H)、3.38(d、J=11.2Hz、1H)、1.88−1.84(m、1H)、1.59−1.53(m、4H)、1.13(s、3H)、0.88(s、3H)。
段階7:ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
エチル3−(2−ブロモフェニル)アクリレート(1.50g、5.60mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.29g、0.28mmol)及び1,2,3,4,5−ペンタフェニル−1′−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン(0.20g、0.28mmol)のTHF(10mL)中混合物に、(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)亜鉛(II)ブロマイド(1M THF中溶液、28mL、28mmol)を加えた。反応液を60℃で2時間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO(100mL)に投入し、EtOAcで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物を赤色油状物として得た(1.21g、収率71%)。ESI:249(M−C+H)
段階8:tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
tert−ブチルブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(1.21g、3.17mmol)のTHF(10mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液2.0M THF中溶液/ヘキサン(4.0mL、8.0mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(864mg、8.0mmol)を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(1.43g、8.0mmol)のTHF(10mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートを黄色油状物として得た(1.31g、収率85%)。ESI:327(M−C+H)
段階9:tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート
Figure 2021535141
(S)−7−(4,4−ジフルオロ−5−(ピロリジン−3−イル)ペンチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(200mg、0.65mmol、2−ブロモ−2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(220mg、0.65mmol)、DIEA(252mg、1.95mmol)及びNaI(19.5mg、0.13mmol)のアセトニトリル(10mL)中混合物を50℃で6時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 20:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートを黄色油状物として得た(150mg、収率45%)。ESI:578(M+H)
段階10:tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物100−E1及び100−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(150mg、0.26mmol)を、25℃で終夜にわたりDCM(3mL)及びTFA(3mL)の混合物で処理した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物100)を白色固体として得た(96mg、70%)。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Hによって分離して、ジアステレオマー生成物100−E1(29mg)及び100−E2(26mg)を白色固体として得た。
化合物100−E1 LC/MS ESI 522.7(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.68(d、J=8.0Hz、1H)、7.59(d、J=8.0Hz、1H)、7.45−7.38(m、2H)、7.15(d、J=8.0Hz、1H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、4.93(s、1H)、4.73(d、J=8.0Hz、1H)、4.19(s、1H)、3.56−3.36(m、7H)、3.22−3.05(m、3H)、2.70(t、J=6.0Hz、2H)、2.57(t、J=6.0Hz,2H)、2.14−1.92(m、6H)、1.76−1.61(m、6H)、1.15(s、3H)、0.95(s、3H)。キラルSFC H(45%MeOH):ee98%、Rt=1.54分。
化合物100−E2 LC/MS ESI 522.7(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.68(d、J=8.0Hz、1H)、7.59(d、J=8.0Hz、1H)、7.45−7.38(m、2H)、7.15(d、J=8.0Hz、1H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、4.81−4.78(m、2H)、4.17(s、1H)、3.58−3.32(m、8H)、3.22−3.15(m、2H)、2.70(t、J=6.0Hz、2H)、2.55(t、J=6.0Hz,2H)、2.18−1.92(m、6H)、1.76−1.61(m、6H)、1.12(s、3H)、0.89(s、3H)。キラルSFC H(45%MeOH):ee100%、Rt=2.35分。
[実施例31]:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物101−A−E1、101−A−E2、101−B−E1及び101−B−E2)の製造
段階1:4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)ブタ−3−エン−2−オン
Figure 2021535141
2、6−ジクロロニコチンアルデヒド(25g、143.5mmol)及び1−(トリフェニルホスホラニリデン)−2−プロパノン(57.2g、179.6mmol)のトルエン(180mL)中混合物を110℃で16時間攪拌した。混合物を冷却して室温とし、HO(40mL)を加え、酢酸エチルで抽出した(50mLで3回)。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 1:1)によって精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(13.3g)。収率43%(ESI 216.0(M+H))。
段階2:4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)ブタン−2−アミン
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)ブタ−3−エン−2−オン(12g、55.8mmol)、NHOAc(21.5g、279.1mmol)及びNaBHCN(10.6g、167.4mmol)のMeOH(100mL)中混合物を30℃で16時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 40:1)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(7.94g)。収率58%(ESI 219.0(M+H))。
段階3:(R)−7−クロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン及び(S)−7−クロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)ブタン−2−アミン(7g、32.1mmol)及びCsCO(52g、160.6mmol)のDMF(120mL)中混合物を140℃で16時間攪拌した。混合物を冷却して室温とし、EtOAc(100mL)を加え、HOで洗浄した(100mLで3回)。有機層を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 1:1)によって精製して、所望の生成物を黄色油状物として得た(1.9g)。収率32%(ESI 183.0(M+H))。そのラセミ体生成物を分取キラルSFC Bによって分離して、立体異性体A(870mg)及び立体異性体B(890mg)を黄色油状物として得た。
段階4:(R)−tert−ブチル7−クロロ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A
Figure 2021535141
7−クロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A(870mg、4.75mmol)、(Boc)O(3.13g、14.35mmol)及びDMAP(1.75g、14.35mmol)のTHF(40mL)中混合物を60℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(1.2g)。収率89%(ESI 283.0(M+H))。
段階5:tert−ブチル7−(4−((R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(ブタ−3−エンイルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(512mg、2.13mmol)のTHF(脱水、5mL)中溶液にAr下に、9−BBN(0.5M THF中溶液、8.5mL、4.25mmol)を加えた。反応液を50℃で2時間攪拌し、冷却して室温とし、tert−ブチル7−クロロ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A(600mg、2.13mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(60mg、0.21mmol)、Pd(OAc)(47mg、0.21mmol)及びNaOH(127mg、3.19mmol)を加えた。混合物を70℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 8:1)によって精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(988mg)。収率95%(ESI 490.0(M+H))。
段階6:2−メチル−7−(4−((R)−ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A
Figure 2021535141
tert−ブチル7−(4−((R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A(1.2g、2.45mmol)を、HCl/1,4−ジオキサン(4M、8mL)で、25℃で16時間処理した。溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(781.7mg)を白色固体として得た。収率88%(ESI 290.0(M+H))。
段階7:tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A
Figure 2021535141
2−メチル−7−(4−((R)−ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A(200mg、0.55mmol)、tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(206mg、0.55mmol)及びDIPEA(178mg、1.38mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を50℃で4時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体Aを黄色油状物として得た(120mg)。収率37%(ESI 582.3(M+H))。
段階8:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体A(化合物101−A−E1及び101−A−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A(120mg、0.21mmol)のDCM(2.5mL)中溶液に、TFA(2.5mL)を加え、混合物を室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物である化合物101−A−E1(40mg)及び化合物101−A−E2(1.5mg)を白色固体として得た。
化合物101−A−E1 LC/MS ESI 526.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.58(m、1H)、7.46−7.43(m、1H)7.28−7.18(m、2H)、6.45(d、J=7.2Hz、1H)、5.02(s、1H)、4.74(d、J=10.8Hz、1H)、4.21(s、1H)、4.01(d、J=7.2Hz、1H)、3.71−3.69(m、1H)、3.59−3.40(m、5H)、3.15−3.10(m、1H)、2.77−2.74(m、2H)、2.62−2.58(m、2H)、2.05−1.89(m、5H)、1.88−1.42(m、10H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
化合物101−A−E2 LC/MS ESI 526.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.46−7.41(m、2H)、7.31−7.29(m、1H)7.16−7.13(m、1H)、6.47(d、J=7.2Hz、1H)、5.32(s、1H)、4.70(d、J=6.8Hz、1H)、4.19(s、1H)、4.10(d、J=10.0Hz、1H)、3.71−3.40(m、4H)、3.19−3.16(m、3H)、2.78−2.76(m、2H)、2.65−2.61(m、2H)、2.25−2.02(m、2H)、2.00−1.96(m、3H)、1.88−1.42(m、10H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
段階9:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物101−B−E1及び101−B−E2)
Figure 2021535141
2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物101−B−E1及び101−B−E2)を、立体異性体Aの場合と同じ方法によってtert−ブチル7−クロロ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体Bから合成した。
化合物101−B−E1 LC/MS ESI 526.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.58(m、1H)、7.46−7.43(m、1H)7.26−7.18(m、2H)、6.44(d、J=7.2Hz、1H)、4.99(s、1H)、4.74(d、J=10.4Hz、1H)、4.21(s、1H)、4.03(d、J=10.8Hz、1H)、3.71−3.69(m、1H)、3.59−3.40(m、5H)、3.10(s、1H)、2.76−2.73(m、2H)、2.61−2.57(m、2H)、2.20−1.89(m、5H)、1.81−1.42(m、10H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
化合物101−B−E2 LC/MS ESI 526.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.47−7.37(m、3H)、7.17−7.12(m、1H)、6.49(d、J=7.2Hz、1H)、5.32(s、1H)、4.69(d、J=9.2Hz、1H)、4.19(s、1H)、4.10(d、J=10.0Hz、1H)、3.71−3.40(m、5H)、3.19−3.16(m、2H)、2.79−2.76(m、2H)、2.68−2.63(m、2H)、2.35−2.22(m、1H)、2.10−1.96(m、4H)、1.86−1.44(m、10H)、1.22(d、J=10.8Hz、1H)。
[実施例32]:2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート(化合物102−A−E1、102−A−E2及び102−B)の製造
段階1:エチル4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシレート
Figure 2021535141
ジイソプロピルアミン(3.19mL、22.8mmol)の脱水テトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、窒素雰囲気下に−78℃でn−ブチルリチウム/ヘキサン(2.5M、7.28mL、18.2mmol)を加えた。この混合物を−78℃で45分間攪拌し、エチルテトラヒドロピラン−4−カルボキシレート(2.87mL、19.0mmol)を滴下し、混合物を−78℃で30分間攪拌した。4−ブロモ−1−ブテン(2.5mL、24.6mmol)及びHMPA(1.85mL、10.6mmol)の脱水テトラヒドロフラン(5mL)中混合物を滴下した。混合物を−78℃で5分間攪拌し、アセトン/ドライアイス浴から出し、氷/水浴中にて0℃で20分間攪拌し、室温で25分間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、ジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、3%から15%ジエチルエーテル/ペンタン)による精製によって、所望のエチル4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシレート(3.19g)を得た。収率79%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ5.82−5.69(m、1H)、5.04−4.91(m、2H)、4.19(q、J=7.1Hz、2H)、3.87−3.78(m、2H)、3.53−3.39(m、2H)、2.14−2.05(m、2H)、2.02−1.92(m、2H)、1.66−1.59(m、2H)、1.55−1.45(m、2H)、1.28(t、J=7.1Hz、3H)。
段階2:(4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール
Figure 2021535141
エチル4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシレート(3.17g、14.9mmol)の脱水テトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、アルゴン雰囲気下に0℃で水素化リチウムアルミニウム/テトラヒドロフラン(2,4M、6.22mL、14.9mmol)を加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、酢酸エチル(20mL)をゆっくり加えることによって反応停止した。混合物を1M塩酸で洗浄し、層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1M塩酸及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、15%から50%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物(4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール(2.21g)を得た。収率87%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ5.91−5.78(m、1H)、5.10−4.92(m、2H)、3.76−3.60(m、4H)、3.53(s、2H)、2.09−1.98(m、2H)、1.59−1.48(m、4H)、1.48−1.40(m、2H)、1.36(brs、1H)。
段階3:(4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
Figure 2021535141
(4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタノール(1.75g、10.3mmol)のジクロロメタン(39mL)中溶液に0℃で、ピリジン(2.5mL、30.9mmol)及びp−トルエンスルホニルクロライド(3.14g、16.5mmol)を加えた。反応混合物を室温で4日間攪拌し、減圧下に濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、10%から30%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物(4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(3.15g)を得た。収率94%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.84−7.75(m、2H)、7.36(d、J=8.0Hz、2H)、5.78−5.64(m、1H)、5.00−4.89(m、2H)、3.88(s、2H)、3.67−3.47(m、4H)、2.46(s、3H)、1.90−1.79(m、2H)、1.56−1.47(m、2H)、1.44(t、J=5.6Hz、4H)。
段階4:(4−(3−オキソプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
Figure 2021535141
(4−(ブタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(3.15g、9.70mmol)のテトラヒドロフラン(74mL)及び水(24mL)中溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(5.19g、24.3mmol)及び四酸化オスミウム溶液(4重量%水溶液、9.9mg、0.04mmol)を加えた。混合物を室温で1.5時間攪拌し、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。これによって、所望の生成物(4−(3−オキソプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(3.17g)を得た。収率100%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ9.73(d、J=1.7Hz、1H)、7.83−7.75(m、2H)、7.37(d、J=8.1Hz、2H)、3.87(s、2H)、3.70−3.57(m、2H)、3.57−3.46(m、2H)、2.47(s、3H)、2.36−2.25(m、2H)、1.84−1.72(m、2H)、1.50−1.36(m、4H)。
段階5:(4−(3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
Figure 2021535141
2−ブロモ−4−フルオロヨードベンゼン(1.66mL、12.8mmol)の脱水トルエン(80mL)中溶液に−18℃でアルゴン雰囲気下に、イソプロピルマグネシウムクロライド(2M THF中溶液、6.37mL、12.7mmol)を加えた。20分間攪拌後、(4−(3−オキソプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(3.2g、9.8mmol)の脱水テトラヒドロフラン(50mL)中溶液を加えた。混合物を終夜かけて室温とし、それを飽和塩化アンモニウム水溶液に投入することで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、15%から55%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物(4−(3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(3.1g)を得た。収率63%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.78(d、J=8.0Hz、2H)、7.54−7.46(m、1H)、7.34(d、J=8.0Hz、2H)、7.31−7.23(m、1H)、7.11−7.01(m、1H)、4.98−4.89(m、1H)、3.86(s、2H)、3.65−3.47(m、4H)、2.45(s、3H)、2.10(d、J=4.0Hz、1H)、1.80−1.36(m、8H)。
段階6:3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン
Figure 2021535141
(4−(3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(3.1g、6.2mmol)の脱水テトラヒドロフラン(250mL)中溶液にアルゴン雰囲気下に室温で、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散品、0.37g、9.3mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、2%から12%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン(844mg)を得た。収率42%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.54−7.47(m、1H)、7.29−7.22(m、1H)、7.09−7.00(m、1H)、4.64−4.50(m、1H)、4.10−4.02(m、1H)、3.80−3.57(m、4H)、3.36(d、J=11.5Hz、1H)、2.02−1.83(m、3H)、1.77−1.67(m、1H)、1.60−1.44(m、2H)、1.43−1.31(m、2H)。
3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカンのラセミ混合物(1.165g)をキラル分取SFCによって分離した。装置:Waters Prep 100 SFC UV/MS指向システム;Waters 2998フォトダイオードアレイ(PDA)検出器;Waters Acquity QDa MS検出器;Waters 2767 Sample Manager;カラム:Phenomenex Lux Amylose−1(250×21mm、5μm)、カラム温度:35℃;流量:100mL/分;ABPR:120bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/イソプロパノール;定組成法:5%B4分;負荷量:25mg;検出:PDA(210−400nm);PDA TICに基づく分画回収。
最初の溶出分画(立体異性体A、0.43g)を白色固体として単離した。収率37%。RT:1.44分間、100%ee。装置:Waters Acquity UPC System;カラム:Phenomenex Amylose−1(100×4.6mm、5μm)、カラム温度:35℃;流量:2.5mL/分;BPR:170bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/イソプロパノール;勾配法:t=0分5%B、t=5分15%B、t=6分15%B.検出:PDA(210−320nm)。第2の溶出分画(立体異性体B、0.43g)を白色固体として単離した。収率37%。RT:1.96分間、96%ee。装置:Waters Acquity UPC System;カラム:Phenomenex Amylose−1(100×4.6mm、5μm)、カラム温度:35℃;流量:2.5mL/分;BPR:170bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/イソプロパノール;勾配法:t=0分5%B、t=5分15%B、t=6分15%B。検出:PDA(210−320nm)。
段階7:(−)−tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)アセテート立体異性体A
Figure 2021535141
乾燥機乾燥フラスコに亜鉛末(0.342g、5.22mmol)を入れ、アルゴン気流下にヒートガンで加熱した。冷却して室温とした後、脱水テトラヒドロフラン(6mL)を加え、次に1,2−ジブロモエタン(0.011mL、0.13mmol)を加えた。混合物の加熱還流、室温への冷却を3回行った。次に、トリメチルシリルクロライド(0.017mL、0.13mmol)を加え、それによって混合物が自然に還流し、亜鉛が形態を変えた。20分間攪拌後、tert−ブチルブロモアセテート(0.38mL、2.61mmol)を滴下したところ、発熱があった。混合物を30分間高温(45℃)に維持し、放冷して室温とした。別のフラスコに3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン立体異性体A(0.43g、1.31mmol)及びビス−(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0.075g、0.13mmol)を入れた。反応容器にアルゴンを流し、脱水テトラヒドロフラン(6mL)を加え、アルゴンを5分間吹き込んだ。ジンケート溶液を注射器によって加え、反応混合物を2時間加熱還流した。混合物を冷却して室温として終夜経過させ、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、0%から15%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物(−)−tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)アセテート立体異性体A(251mg)を得た。収率53%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.45−7.38(m、1H)、7.01−6.91(m、2H)、4.42(dd、J=11.3、2.4Hz、1H)、4.03(dd、J=11.4、2.7Hz、1H)、3.78−3.49(m、6H)、3.32(d、J=11.4Hz、1H)、2.04−1.58(m、5H)、1.53−1.23(m、12H)。比旋光度:−41.2°、c=0.3、CHCl、20.3℃、589nm。
段階8:tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)アセテート立体異性体A
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)アセテート立体異性体A(110mg、0.32mmol)のTHF(3mL)中溶液に−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド溶液2.0M THF中溶液/ヘキサン(0.32mL、0.64mmol)を滴下した。反応液を−78℃で30分間攪拌し、クロロトリメチルシラン(70mg、0.64mmol)を加え、反応液を−78℃でさらに30分間攪拌した。次に、NBS(114mg、0.64mmol)のTHF(2mL)中溶液を加え、反応液を−78℃で1時間攪拌した。MeOH(2mL)で反応停止し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)アセテート立体異性体Aを黄色油状物として得た(120mg)。収率85%(ESI 465.0(M+Na))。
段階9:tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A
Figure 2021535141
tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)アセテート立体異性体A(120mg、0.27mmol)、(R)−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(94mg、0.27mmol)及びDIPEA(95mg、0.74mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体Aを黄色油状物として得た(112mg)。収率65%(ESI 638.3(M+H))。
段階10:2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A(化合物102−A−E1及び102−A−E2)
Figure 2021535141
2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテート立体異性体A(112mg、0.18mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.5mL)を加え、次に混合物を室温で18時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、ジアステレオマー生成物102−A−E1(20mg)及び102−A−E2(11mg)を白色固体として得た。
化合物102−A−E1 LC/MS ESI 582.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61(dd、J=8.8、5.9Hz、1H)、7.46(dd、J=10.0、2.7Hz、1H)、7.17(t、J=7.6Hz、2H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、4.93(s、1H)、4.75(d、J=10.7Hz、1H)、4.21(s、1H)、3.95(dd、J=11.2、2.3Hz、1H)、3.74−3.37(m、11H)、3.27(s、1H)、3.05(s、1H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.58(t、J=7.6Hz、2H)、2.14−1.87(m、7H)、1.83−1.73(m、4H)、1.69−1.64(m、2H)、1.56−1.50(m、1H)、1.33−1.30(m、2H)。
化合物102−A−E2 LC/MS ESI 582.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.45(dd、J=12.3、6.2Hz、2H)、7.22(d、J=7.0Hz、1H)、7.17−7.10(m、1H)、6.42(d、J=7.3Hz、1H)、5.14(s、1H)、4.73(d、J=12.9Hz、1H)、4.17(s、1H)、3.96(d、J=11.8Hz、1H)、3.74−3.37(m、11H)、3.09−3.05(m、2H)、2.73(t、J=6.3Hz、2H)、2.63−2.59(m、2H)、2.17−2.07(m、4H)、1.92−1.63(m、10H)、1.35−1.31(m、2H)。
段階11:2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物102−B)
Figure 2021535141
2−(5−フルオロ−2−(2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸立体異性体B(化合物102−B)を、立体異性体Aの場合と同じ方法によって3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−2,9−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン立体異性体Bから製造した。
化合物102−B LC/MS ESI 582.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.63−7.60(m、1H)、7.50−7.47(m、1H)、7.25−7.17(m、2H)、6.43(d、J=7.2Hz、1H)、4.93(s、1H)、4.87−4.77(m、1H)、4.19(s、1H)、3.96(d、J=12.0Hz、1H)、3.71−3.39(m、11H)、3.21−3.18(m、2H)、2.73(t、J=12.0Hz、2H)、2.60(t、J=12Hz、2H)、2.18(s、2H)、2.06−2.05(m、1H)、1.96−1.91(m、4H)、1.89−1.52(m、7H)、1.35(t、J=8.0Hz、2H)。
[実施例33]:2−((R)−3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)酢酸(化合物123−E1及び123−E2)の製造
段階1:4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−アミン
Figure 2021535141
2,6−ジクロロ−3−ヨードピリジン(4.48g、16.4mmol)の無水アセトニトリル(36mL)及びトリエチルアミン(36mL、259mmol)中溶液にアルゴンを15分間流した。次に、1,1−ジメチル−プロパ−2−インイルアミン(1.78mL、18.0mmol)、ヨウ化銅(I)(94mg、0.49mmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド(345mg、0.49mmol)を加えた。混合物を60℃で予熱した油浴に1時間入れ、冷却して室温とし、酢酸エチルで希釈し、水で2回及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配50%から100%の(3%トリエチルアミン/酢酸エチル)/ヘプタン)によって精製して、所望の4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−アミン(2.95g)を黄色−橙赤色油状物として得た。収率:79%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.66(d、J=8.1Hz、1H)、7.22(d、J=8.0Hz、1H)、1.70(s、2H)、1.51(s、6H)。
段階2:4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2−メチルブタン−2−アミン
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2−メチルブタ−3−イン−2−アミン(2.95g、12.9mmol)の脱気エタノール(90mL)中溶液にウィルキンソン触媒(1.19g、1.29mmol)を加えた。混合物に水素を流し、5バールの水素圧下に35℃で3日間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、10%から15%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、所望の4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2−メチルブタン−2−アミン(1.4g)を褐色油状物として得た。収率47%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.52(d、J=7.9Hz、1H)、7.21(d、J=7.9Hz、1H)、2.80−2.71(m、2H)、1.67−1.57(m、2H)、1.41(s、2H)、1.20(s、6H)。
段階3:7−クロロ−2,2−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2−メチルブタン−2−アミン(1.24g、4.2mmol)の脱水N,N−ジメチルアセトアミド(40mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.78mL、50.4mmol)を加えた。混合物を加熱して120℃として2日間経過させ、冷却して室温とし、水(400mL)で希釈し、ヘプタン及び酢酸エチルの1:1混合物で3回抽出した。合わせた有機抽出液をブラインで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、5%から15%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、所望の7−クロロ−2,2−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(470mg)を明黄色油状物として得て、それは静置していると結晶化した。収率:57%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.12(d、J=7.5Hz、1H)、6.48(d、J=7.5Hz、1H)、4.78(s、1H)、2.70(t、J=6.6Hz、2H)、1.67(t、J=6.6Hz、2H)、1.24(s、6H)。
段階4:(R)−tert−ブチル3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(ブタ−3−エンイルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(796mg、3.3mmol)のTHF(脱水、3mL)中溶液に室温でAr下に、9−BBN溶液(0.5M THF中溶液、13.2mL、6.6mmol)を加えた。反応液を50℃で2時間攪拌し、冷却して室温とした。この溶液を、7−クロロ−2,2−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(433mg、2.2mmol)、Pd(OAc)(25mg、0.11mmol)、PCy(62mg、0.22mmol)及びKOH(148mg、2.64mmol)のTHF(5mL)中混合物に加えた。反応混合物をAr下に70℃で3時間攪拌し、減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル/EtOAc=30%から100%)によって精製して、所望の生成物(R)−tert−ブチル3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレートを褐色油状物として得た(764mg)。収率86%(ESI 404.2(M+H))。
段階5:(R)−2,2−ジメチル−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(764mg、1.89mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、HCl/ジオキサン(4M、4.7mL)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌し、NH/MeOH(7N)でpH=7〜8として反応停止した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH=10:1から4:1)によって精製して、所望の生成物(R)−2,2−ジメチル−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジンを黄色油状物として得た(522mg)。収率91%(ESI 304.2(M+H))。
段階6:tert−ブチル2−((R)−3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート
Figure 2021535141
(R)−2,2−ジメチル−7−(4−(ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(405mg、1.33mmol)、tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(745mg、2.0mmol)及びDIPEA(517mg、4.0mmol)のアセトニトリル(12mL)中混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH=100:1から20:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−((R)−3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテートを無色油状物として得た(380mg)。収率48%(ESI 596.3(M+H))。
段階7:2−((R)−3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)酢酸(化合物123−E1及び123−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−((R)−3−(4−(7,7−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(380mg、0.64mmol)のDCM(4.0mL)中溶液にTFA(4.0mL)を加えた。混合物を室温で18時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物123−E1(168mg)及び123−E2(25mg)を白色固体として得た。
化合物123−E1 LC/MS ESI 540.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60−7.56(m、1H)、7.48−7.44(m、1H)、7.25(d、J=7.2Hz、1H)、7.18−7.14(m、1H)、6.42(d、J=7.2Hz、1H)、4.91(s、1H)、4.76−4.75(m、1H)、4.19(s、1H)、4.04−4.02(m、1H)、3.71−3.24(m、6H)、3.06−3.03(m、1H)、2.74−2.74(m、2H)、2.60−2.56(m、2H)、2.14−1.98(m、4H)、1.79−1.62(m、10H)、1.26(s、6H)。
化合物123−E2 LC/MS ESI 540.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.46−7.42(m、2H)、7.25(d、J=7.2Hz、1H)、7.13−7.10(m、1H)、6.42(d、J=7.2Hz、1H)、5.14(s、1H)、4.74−4.72(m、1H)、4.16−4.08(m、2H)、3.69−3.37(m、4H)、3.12−3.08(m、2H)、2.78−2.74(m、2H)、2.61−2.56(m、2H)、2.14−2.03(m、2H)、1.95−1.82(m、3H)、1.75−1.58(m、9H)、1.26−1.24(m、6H)。
[実施例34]:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸Me−立体異性体A(化合物124−A−E1、124−A−E2及び124−B−E1)の製造
段階1:2,6−ジクロロ−4−メトキシニコチンアルデヒド
Figure 2021535141
2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン(3.49g、19.6mmol)の脱水テトラヒドロフラン(100mL)中溶液に−78℃で、n−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン中溶液、8.63mL、21.6mmol)を加えた。30分後、ギ酸エチル(14.2mL、177mmol)を加え、混合物を−78℃でさらに15分間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、昇温させて室温とし、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、5%から40%酢酸エチル/ヘプタン)による精製によって、所望の生成物2,6−ジクロロ−4−メトキシニコチンアルデヒド(1.83g)を得た。収率45%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ10.40(s、1H)、6.94(s、1H)、4.02(s、3H)。
段階2:4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタ−3−エン−2−オン
Figure 2021535141
2,6−ジクロロ−4−メトキシニコチンアルデヒド(4.43g、21.5mmol)、アセトニルトリフェニルホスホニウムクロライド(8.01g、22.6mmol)、炭酸カリウム(5.94g、43.0mmol)及び18−クラウン−6(5.68g、21.5mmol)のトルエン(150mL)中混合物を加熱して80℃として2.5時間経過させた。混合物を放冷して室温とし、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、5%から40%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタ−3−エン−2−オン(3.68g)を得た。収率69%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ7.66(d、J=16.6Hz、1H)、7.07(d、J=16.6Hz、1H)、6.88(s、1H)、4.00(s、3H)、2.40(s、3H)。
段階3:4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−オン
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタ−3−エン−2−オン(4.4g、17.9mmol)及びウィルキンソン触媒(716mg、1.79mmol)のエタノール(160mL)中混合物を、オートクレーブ中、6時間にわたり4バール水素圧下とした。溶媒を減圧下に除去し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、5%から40%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−オン(3.76g)を得た。収率85%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ6.76(s、1H)、3.90(s、3H)、3.05−2.87(m、2H)、2.71−2.53(m、2H)、2.19(s、3H)。
段階4:tert−ブチル(4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−イル)カーバメート
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−オン(3.74g、15.1mmol)及び酢酸アンモニウム(11.64g、151mmol)のメタノール(100mL)中混合物を30分間攪拌した。水素化シアノホウ素ナトリウム(947mg、15.1mmol)を加えた。2時間後、追加の水素化シアノホウ素ナトリウム(1.89g、30.1mmol)を加え、混合物を室温で20時間攪拌した。反応混合物を水酸化ナトリウム(20mL、1N水溶液)で反応停止し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。水相を塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルでさらに3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物を塩酸(1N水溶液)で希釈し、酢酸エチルで3回洗浄した。水層を減圧下に濃縮し、残留物を1,4−ジオキサン(27mL)に溶かした。水酸化ナトリウム(1.04g、26.1mmol)の水(27mL)及びジ−tert−ブチル−ジカーボネート(3.03mL、13.03mmol)中溶液を加えた。3時間後、反応液を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、5%から40%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル(4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−イル)カーバメート(1.48g)を得た。収率28%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ6.75(s、1H)、4.38(s、1H)、3.89(s、3H)、3.71(s、1H)、2.84−2.61(m、2H)、1.71−1.37(m、11H)、1.17(d、J=6.6Hz、3H)。
段階5:4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−アミン塩酸塩
Figure 2021535141
tert−ブチル(4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−イル)カーバメート(1.48g、4.23mmol)のメタノール(15mL)中溶液に塩酸/ジオキサン(4M、30mL、120mmol)を加えた。105分後、混合物を減圧下に濃縮して、所望の生成物4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−アミン塩酸塩(1.21g)を得た。収率100%。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ8.07(s、3H)、7.28(s、1H)、3.95(s、3H)、3.22−3.09(m、1H)、2.75−2.59(m、2H)、1.88−1.72(m、1H)、1.65−1.51(m、1H)、1.26(d、J=6.5Hz、3H)。
段階6:7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン
Figure 2021535141
4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシピリジン−3−イル)ブタン−2−アミン塩酸塩(1.59g、5.57mmol)及び炭酸カリウム(2.31g、16.7mmol)の2−プロパノール(50mL)中混合物を加熱して120℃として68時間経過させた。混合物を冷却して室温とし、水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン(1.16g)を得た。収率98%。H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δ6.19(s、1H)、4.65(s、1H)、3.80(s、3H)、3.55−3.38(m、1H)、2.77−2.65(m、1H)、2.51−2.35(m、1H)、1.99−1.86(m、1H)、1.55−1.39(m、1H)、1.21(d、J=6.3Hz、3H)。
7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジンのラセミ混合物(1.16g)をキラル分取SFCによって分離した。装置:Waters Prep 100 SFC UV/MS指向システム;Waters 2998フォトダイオードアレイ(PDA)検出器;Waters Acquity QDa MS検出器;Waters 2767 Sample Manager;カラム:Phenomenex Lux Amylose−1(250×21mm、5μm);カラム温度:35℃;流量:70mL/分;ABPR:120bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/メタノール;直線勾配:t=0分10%B、t=5分50%B;t=7.5分50%B;検出:PDA(210−400nm);PDA TICに基づく分画回収。最初に溶出する分画(立体異性体A、425mg)を白色固体として単離した。収率36%。t:2.078分、100%ee。装置:Waters Acquity UPC:Waters ACQ−ccBSM Binary Pump;Waters ACQ−CCM Convergence Manager;Waters ACQ−SM Sample Manager−Fixed Loop;Waters ACQ−CMColumn Manager−30S;Waters ACQ−PDAフォトダイオードアレイ検出器;Waters ACQ−ISM Make Up Pump、Waters Acquity QDa MS検出器;カラム:Phenomenex Lux Amylose−1(100×4.6mm、5μm;カラム温度:35℃;流量:2.5mL/分;ABPR:170bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/メタノール;直線勾配:t=0分5%B、t=5分50%B;t=6分50%B;検出:PDA(210−400nm)。比旋光度:−59.9°、c=0.5、メタノール、21.4℃、589nm。
第2に溶出する分画(立体異性体B、415mg)を白色固体として単離した。収率35%。t:3.147分、99%ee。装置:Waters Acquity UPC:Waters ACQ−ccBSM Binary Pump;Waters ACQ−CCM Convergence Manager;Waters ACQ−SM Sample Manager−Fixed Loop;Waters ACQ−CMColumn Manager−30S;Waters ACQ−PDAフォトダイオードアレイ検出器;Waters ACQ−ISM Make Up Pump、Waters Acquity QDa MS検出器;カラム:Phenomenex Lux Amylose−1(100×4.6mm、5μm;カラム温度:35℃;流量:2.5mL/分;ABPR:170bar;溶離液A:CO、溶離液B:20mMアンモニア/メタノール;直線勾配:t=0分5%B、t=5分50%B;t=6分50%B;検出:PDA(210−400nm)。比旋光度:72.4°、c=0.5、メタノール、21.5℃、589nm。
段階7:tert−ブチル7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A
Figure 2021535141
7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A(190mg、0.89mmol)のTHF(8mL)中混合物にBocO(389mg、1.78mmol)及びDMAP(218mg、1.78mmol)を加えた。反応混合物を60℃で16時間攪拌し、飽和NHCl水溶液(20mL)で反応停止し、EtOAcで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機相を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体Aを黄色油状物として得た(260mg)。収率93%(ESI 313.0(M+H))。
段階8:tert−ブチル7−(4−((R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A
Figure 2021535141
(R)−tert−ブチル3−(ブタ−3−エンイルオキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(403mg,1.67mmol)のTHF(脱水、4mL)中溶液に、室温でAr下に9−BBN溶液0.5M THF中溶液(3.34mL、1.67mmol)を加えた。反応液を50℃で2時間攪拌し、冷却して室温とした。この溶液を、tert−ブチル7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A(260mg、0.84mmol)、Pd(OAc)(10mg、0.042mmol)、PCy3(23mg、0.084mmol)及びKPO・HO(533mg、2.51mmol)のTHF(5mL)中混合物に加えた。反応混合物をAr下に70℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(石油エーテル/EtOAc=10%から50%)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル7−(4−((R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体Aを黄色油状物として得た(350mg)。収率80%(ESI 520.0(M+H))。
段階9:5−メトキシ−2−メチル−7−(4−((R)−ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A
Figure 2021535141
tert−ブチル7−(4−((R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−5−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート立体異性体A(350mg、0.67mmol、1.0当量)のDCM(6mL)中溶液に、HCl溶液(4.0M 1,4−ジオキサン中溶液、1.8mL、5.36mmol)を滴下した。反応液を25℃で16時間攪拌し、減圧下に濃縮して、所望の生成物5−メトキシ−2−メチル−7−(4−((R)−ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体Aを黄色油状物として得た(240mg)。収率93%(ESI 320.0(M+H))。
段階10:tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートMe−立体異性体A
Figure 2021535141
5−メトキシ−2−メチル−7−(4−((R)−ピロリジン−3−イルオキシ)ブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体A(240mg、0.61mmol)、tert−ブチル2−ブロモ−2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)アセテート(273mg、0.73mmol)及びDIPEA(236mg、1.83mmol)のアセトニトリル(8mL)中混合物を60℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルカラム(DCM:MeOH 10:1)によって精製して、所望の生成物tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートMe−立体異性体Aを黄色油状物として得た(160mg)。収率42%(ESI 612.0(M+H))。
段階11:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸Me−立体異性体A(化合物124−A−E1及び124−A−E2)
Figure 2021535141
tert−ブチル2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)アセテートMe−立体異性体A(160mg、0.26mmol)のDCM(5mL)中溶液にTFA(1mL)を加えた。反応液を室温で18時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC A(30%から65%MeCN)によって精製して、化合物124−A−E1(22mg)及び化合物124−A−E2(2mg)を白色固体として得た。
化合物124−A−E1 LC/MS ESI 556.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.59−7.45(m、2H)、7.14−7.12(m、1H)、6.31(s、1H)、4.86(s、1H)、4.79(d、J=9.0Hz、1H)、4.18(s、1H)、4.03(d、J=11.4Hz、1H)、3.87(s、3H)、3.69−3.67(m、1H)、3.56−3.40(m、3H)、2.99−2.97(m、1H)、2.85−2.42(m、4H)、2.25−1.89(m、6H)、1.88−1.38(m、11H)、1.24(d、J=6.3Hz、3H)。
化合物124−A−E2 LC/MS ESI 556.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.52−7.44(m、2H)、7.12−7.10(m、1H)、6.40(s、1H)、4.86−4.75(m、2H)、4.17−4.08(m、2H)、3.92(s、3H)、3.69−3.45(m、4H)、3.02−2.99(m、1H)、2.85−2.42(m、4H)、2.25−1.89(m、6H)、1.88−1.38(m、11H)、1.24(d、J=6.3Hz、3H)。
段階12:2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸Me−立体異性体B(化合物124−B−E1)の製造
Figure 2021535141
2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸Me−立体異性体B(化合物124−B−E1)を、立体異性体Aの場合と同じ手順により7−クロロ−5−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン立体異性体Bから合成した。
化合物124−B−E1 LC/MS ESI 556.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.57−7.54(m、1H)、7.49−7.46(m、1H)、7.11−7.10(m、1H)、6.30(s、1H)、4.81(d、J=8.0Hz、1H)、4.73(s、1H)、4.15(s、1H)、4.05−4.02(d、J=12.0Hz、1H)、3.87(s、3H)、3.73−3.68(m、1H)、3.51−3.45(m、3H)、3.39−3.36(m、1H)、3.30−3.22(m、1H)、3.12−3.10(d、J=8.0Hz、1H)、2.91−2.86(m、1H)、2.76−2.71(m、1H)、2.62−2.59(t、J=12.0Hz、2H)、2.52−2.45(m、1H)、2.09−1.93(m、5H)、1.82−1.60(m、8H)、1.51−1.43(m、1H)、1.25−1.23(d、J=8.0Hz、3H)。
追加実施例
化合物1〜21、92〜102及び123〜124を製造するのに用いた方法に基づく一般手順を用いて、化合物22〜91、103〜122、及び125〜129を製造した。
2−(2−(シクロプロピルメトキシ)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物22−E1及び22−E2)
Figure 2021535141
22−E1 LC/MS ESI 480.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.44(d、J=7.2Hz、1H)、7.22(t、J=8.0Hz、1H)、7.01(d、J=7.2Hz、1H)、6.92−6.83(m、2H)、6.25(d、J=7.2Hz、1H)、4.89(s、1H)、4.04(s、1H)、3.82−3.77(m、2H)、3.50−3.35(m、6H)、2.98−2.80(m、2H)、2.59(t、J=6.4Hz、2H)、2.41(t、J=7.2Hz、2H)、1.94−1.17(m、9H)、0.49−0.27(m、4H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee100%、Rt=2.06分。
22−E2 LC/MS ESI 480.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.44(d、J=6.4Hz、1H)、7.23(t、J=8.0Hz、1H)、7.01(d、J=7.6Hz、1H)、6.92−6.83(m、2H)、6.24(d、J=7.6Hz、1H)、4.89(s、1H)、4.04(s、1H)、3.82−3.77(m、2H)、3.45−3.35(m、6H)、2.98−2.90(m、2H)、2.59(t、J=6.4Hz、2H)、2.41(t、J=7.2Hz、2H)、1.94−1.17(m、9H)、0.49−0.27(m、4H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee100%、Rt=4.49分。
2−(2−シクロプロピル−4−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物23−E1及び23−E2)
Figure 2021535141
化合物23−E1 LC/MS ESI 468.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.54(d、J=8.5Hz、1H)、7.06(d、J=7.3Hz、1H)、6.93−6.69(m、2H)、6.27(d、J=7.3Hz、1H)、5.05(s、1H)、4.07(s、1H)、3.47−3.25(m、5H)、3.21−3.13(m、2H)、2.60(t、J=6.2Hz、2H)、2.44(t、J=7.5Hz、2H)、2.23−2.01(m、3H)、1.85−1.71(m、2H)、1.66−1.44(m、4H)、1.02−0.78(m、3H)、0.54−0.52(m、1H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee100%、Rt=3.11分。
化合物23−E2 LC/MS ESI 468.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.53(d、J=8.4、1H)、7.03(d、J=7.3Hz、1H)、6.88−6.64(m、2H)、6.27(d、J=7.3Hz、1H)、4.95(s、1H)、4.06(s、1H)、3.50−3.22(m、5H)、3.06−2.71(m、3H)、2.60(t、J=6.2Hz、2H)、2.42(t、J=7.5Hz、2H)、2.22−2.04(m、1H)、2.05−1.95(m、2H)、1.85−1.69(m、2H)、1.68−1.39(m、4H)、0.96−0.72(m、3H)、0.46−0.42(m、1H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee100%、Rt=2.31分。
2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物24−E1及び24−E2)
Figure 2021535141
化合物24−E1 LC/MS ESI 447(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61(d、J=8.0Hz、1H)、7.32−7.25(m、2H)、7.16−7.10(m、2H)、6.33(d、J=7.2Hz、1H)、5.25(s、1H)、3.75−3.36(m、3H)、3.33−3.31(m、2H)、2.71−2.68(m、3H)、2.51−2.18(m、5H)、1.90−1.84(m、2H)、1.68−1.58(m、3H),1.46−1.33(m、6H)、1.09−1.07(m、3H)、0.59−0.55−(m、1H)。
化合物24−E2 LC/MS ESI 447(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61(d、J=8.0Hz1H)、7.33−7.24(m、2H)、7.16−7.10(m、2H)、6.34(d、J=7.2Hz、1H)、5.24(s、1H)、3.85−3.36(m、3H)、3.33−3.11(m、2H)、2.81−2.68(m、3H)、2.52−2.17(m、5H)、1.91−1.85(m、2H),1.72−1.3(m、9H)、1.11−1.00(m、3H)、0.58−0.54(m、1H)。
2−(2−イソプロポキシフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物25)
Figure 2021535141
化合物25 LC/MS ESI 468.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.53−7.35(m、2H)、7.14(d、J=7.2Hz、1H)、7.08(d、J=8.4Hz、1H)、6.97(t、J=7.6Hz、1H)、6.39−6.36(m、1H)、5.10−4.90(m、1H)、4.74−4.72(m、1H)、4.25(s、1H)、3.55−3.35(m、6H)、3.28−3.02(m、2H)、2.71(t、J=6.0Hz、2H)、2.20−1.51(m、8H)、1.40−1.35(m、6H)。
2−(4−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物26)
Figure 2021535141
化合物26 LC/MS ESI 449.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.73(d、J=4.4Hz、1H),8.36(t、J=5.6Hz、1H)、7.13−7.10(m、1H)、7.01(d、J=5.2Hz、1H)、6.37−6.33(m、1H)、5.02−4.95(m、1H)、3.65−3.35(m、3H)、3.25−2.95(m、2H)、2.75−2.65(m、3H)、2.55−2.10(m、5H)、1.91−1.85(m、2H)、1.70−1.60(m、3H)、1.50−1.18(m、8H)、1.06−1.03(m、1H)、0.78−0.74(m、1H)。
2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((S)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物27−E1及び27−E2)
Figure 2021535141
化合物27−E1 LC/MS ESI 450.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61(d、J=7.6Hz、1H)、7.31−7.14(m、4H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、5.26(s、1H)、4.17(s、1H)、3.60−3.25(m、8H)、2.71(t、J=6.4Hz、2H)、2.54(t、J=7.2Hz、2H)、2.20−1.55(m、9H)、1.00−0.90(m、3H)、0.58−0.55(m、1H)。キラルSFC A(35%MeOH):ee100%、Rt=3.45分。
化合物27−E2 LC/MS ESI 450.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60(d、J=7.6Hz、1H)、7.33−7.13(m、4H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、5.31(s、1H)、4.22(s、1H)、3.60−3.05(m、8H)、2.71(t、J=6.4Hz、2H)、2.54(t、J=7.2Hz、2H)、2.20−1.55(m、9H)、1.00−0.92(m、3H)、0.58−0.55(m、1H)。キラルSFC A(35%MeOH):ee100%、Rt=4.18分。
2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)酢酸(化合物28)
Figure 2021535141
化合物28 LC/MS ESI 508.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.64−7.60(m、1H)、7.45−7.43(m、1H)、7.18−7.12(m、3H)、6.38−6.35(m、1H)、5.10−4.95(m、1H)、4.72−4.60(m、2H)、4.17(s、1H)、3.60−3.35(m、6H)、3.20−3.00(m、2H)、2.75−2.68(m、2H)、2.56−2.50(m、2H)、2.43−1.85(m、4H)、1.75−1.50(m、4H)。
2−(2−イソブトキシフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物29−E1及び29−E2)
Figure 2021535141
化合物29−E1 LC/MS ESI 482.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.54(s、1H)、7.54(d、J=7.6Hz、1H)、7.46−7.38(m、2H)、7.12−7.02(m、2H)、6.51(d、J=7.6Hz、1H)、5.25(s、1H)、4.18(s、1H)、3.87−3.80(m、2H)、3.64−3.32(m、7H)、3.12−3.06(m、1H)、2.82−2.57(m、4H)、2.18−1.57(m、9H)、1.10−1.02(m、6H)。
化合物29−E2 LC/MS ESI 482.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.54(s、1H)、7.53(d、J=7.6Hz、1H)、7.46−7.38(m、2H)、7.10−7.01(m、2H)、6.49(d、J=7.6Hz、1H)、5.05(s、1H)、4.21(s、1H)、3.87−3.85(m、2H)、3.60−3.22(m、8H)、2.82−2.57(m、4H)、2.22−1.57(m、9H)、1.10−1.02(m、6H)。
2−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物30−E1及び30−E2)
Figure 2021535141
化合物30−E1 LC/MS ESI 467.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.21−8.19(m、1H)、7.91−7.88(m、1H)、7.12(d、J=7.6Hz、1H)、7.02−6.98(m、1H)、6.34(d、J=7.2Hz、1H)、5.45−5.41(m、1H)、3.55−3.36(m、3H)、3.25−2.95(m、3H)、2.70(t、J=6.4Hz、2H)、2.49(t、J=7.6Hz、2H)、2.45−2.15(m、2H)、1.91−1.85(m、2H)、1.69−1.59(m、3H)、1.42−1.33(m、13H)。
化合物30−E2 LC/MS ESI 467.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.21−8.19(m、1H)、7.92−7.89(m、1H)、7.12(d、J=7.6Hz、1H)、7.02−6.98(m、1H)、6.35(d、J=7.2Hz、1H)、5.45−5.39(m、1H)、3.60−3.36(m、3H)、3.18−3.13(m、1H)、2.85−2.65(m、3H)、2.53−2.35(m、3H)、2.21−2.17(m、1H)、1.91−1.85(m、2H)、1.71−1.58(m、3H)、1.48−1.32(m、13H)。
2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((S)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物31−E1及び31−E2)
Figure 2021535141
化合物31−E1 LC/MS ESI 464.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.48(s、1H)、7.71−7.29(m、4H)、7.20(d、J=7.6Hz、1H)、6.53(d、J=7.2Hz、1H)、5.62(s、1H)、4.22(s、1H)、3.60−3.05(m、8H)、2.83−2.65(m、4H)、2.38−2.05(m、3H)、1.96−1.48(m、8H)、1.15−0.90(m、3H)、0.58−0.55(m、1H)。
化合物31−E2 LC/MS ESI 464.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.48(s、1H)、7.68(d、J=6.8Hz、1H)、7.45(d、J=7.6Hz、1H)、7.39−7.19(m、3H)、6.52(d、J=7.2Hz、1H)、5.33(s、1H)、4.22(s、1H)、3.58−3.05(m、8H)、2.81−2.62(m、4H)、2.45−1.78(m、8H)、1.56−1.42(m、3H)、1.15−0.90(m、3H)、0.58−0.55(m、1H)。
2−(4−イソプロピルピリミジン−5−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物32)
Figure 2021535141
化合物32 LC/MS ESI 452.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.99−8.94(m、2H)、7.26(d、J=6.8Hz、1H)、6.41(d、J=7.2Hz、1H)、4.67−4.62(m、1H),3.71−3.69(m、1H)、3.47−3.32(m、4H)、3.16−2.85(m、2H)、2.73−2.63(m、5H)、2.41−2.03(m、2H)、1.96−1.80(m、2H)、1.73−1.52(m、3H)、1.52−1.24(m、12H)。
2−(2−シクロブトキシフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物33−E1及び33−E2)
Figure 2021535141
化合物33−E1 LC/MS ESI 480.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.50(d、J=6.8Hz、1H)、7.38−7.33(m、1H)、7.13(d、J=7.2Hz、1H)、7.00−6.90(m、2H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、5.08(s、1H)、4.82−4.76(m、1H)、4.19(s、1H)、3.62−3.05(m、8H)、2.78−2.40(m、6H)、2.25−1.55(m、12H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee99%、Rt=1.82分。
化合物33−E2 LC/MS ESI 480.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.42(d、J=7.2Hz、1H)、7.28−7.22(m、1H)、7.03(d、J=7.6Hz、1H)、7.90−6.79(m、2H)、6.26(d、J=7.6Hz、1H)、4.95(s、1H)、4.75−4.66(m、1H)、4.06(s、1H)、3.52−3.05(m、8H)、2.60(t、J=6.0Hz、2H)、2.44−2.30(m、4H)、2.20−1.98(m、4H)、1.80−1.45(m、8H)。キラルSFC A(45%MeOH):ee94%、Rt=2.77分。
2−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物34−E1及び34−E2)
Figure 2021535141
化合物34−E1 LC/MS ESI 479.4(M+H)H NMR(400MHz、CDCl)δ7.50(d、J=6.8Hz、1H)、7.28−7.02(m、4H)、6.27(d、J=7.2Hz、1H)、4.68(s、1H)、3.94−3.91(m、1H)、3.49−3.17(m、10H)、2.72−2.49(m、6H)、2.06−1.55(m、12H)。
化合物34−E2 LC/MS ESI 479.4(M+H)H NMR(400MHz、CDCl)δ7.55(s、1H)、7.28−7.02(m、4H)、6.27(d、J=7.2Hz、1H)、4.55(s、1H)、3.98−3.95(m、1H)、3.50−3.07(m、10H)、2.85−2.49(m、6H)、2.06−1.55(m、12H)。
2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(3−((5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)メトキシ)プロピル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物35)
Figure 2021535141
化合物35 LC/MS ESI 450(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.50(brs、1H)、7.62−7.60(m、1H)、7.41−7.21(m、4H)、6.60−6.58(m、1H)、5.30−5.28(m、1H)、4.37−4.35(m、2H)、3.36−3.31(m、5H)、3.30−3.11(m、2H)、2.85−2.75(m、3H)、2.50−1.50(m、10H)、1.10−0.50(m、4H)。
2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−(シス−3−フルオロ−4−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物36−E1及び36−E2)
Figure 2021535141
化合物36−E1 LC/MS ESI 468.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.53(s、1H)、7.70−7.07(m、5H)、6.49(d、J=8.3Hz、1H)、5.32−5.19(m、2H)、4.30−4.04(m、1H)、3.84−3.36(m、6H)、3.33−3.24(m、1H)、3.00(t、J=9.7Hz、1H)、2.77−2.64(m、4H)、2.36−2.18(m、1H)、1.98−1.83(m、2H)、1.80−1.52(m、4H)、1.16−0.87(m、3H)、0.58−0.54(m、1H)。
化合物36−E2 LC/MS ESI 468.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.50(s、1H)、7.68−7.06(m、5H)、6.52(d、J=7.2Hz、1H)、5.42−5.08(m、2H)、4.44−4.01(m、1H)、3.81−3.33(m、6H)、3.33−3.24(m、2H)、2.77−2.64(m、4H)、2.36−2.18(m、1H)、1.98−1.83(m、2H)、1.84−1.53(m、4H)、1.24−0.85(m、3H)、0.58−0.54(m、1H)。
2−(2−シクロプロピル−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物37)
Figure 2021535141
化合物37 LC/MS ESI 468.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.52(s、1H)、7.48−7.01(m、4H)、6.49−6.46(m、1H)、5.41−5.28(m、1H)、4.24−4.20(m、1H)、3.55−3.10(m、8H)、2.77−2.61(m、4H)、2.29−2.05(m、3H)、1.92−1.55(m、6H)、1.05−0.80(m、3H)、0.55−0.50(m、1H)。
2−(2−シクロプロピル−6−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物38)
Figure 2021535141
化合物38 LC/MS ESI 468.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.49(s、1H)、7.45−7.37(m、2H)、7.09−7.03(m、2H)、6.54−6.50(m、1H)、5.60−5.52(m、1H)、4.24−4.20(m、1H)、3.59−3.15(m、8H)、2.80−2.63(m、4H)、2.23−2.13(m、3H)、1.92−1.55(m、6H)、1.08−0.65(m、4H)。
2−(2−(メトキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物39−E1及び39−E2)
Figure 2021535141
化合物39−E1 LC/MS ESI 454.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.66−7.64(m、1H)、7.43−7.39(m、3H)、7.13(d、J=7.2Hz、1H)、6.36(d、J=7.2Hz、1H)、4.89(s、1H)、4.44(d、J=8.0Hz、1H)、4.17(s、1H)、3.49−3.36(m、8H)、3.14−3.13(m、2H)、2.70(t、J=6.4Hz、2H)、2.55(t、J=7.6Hz、2H)、2.14−2.13(m、2H)、1.96−1.84(m、2H)、1.74−1.59(m、5H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee100%、Rt=2.64分。
化合物39−E2 LC/MS ESI 454.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.67−7.65(m、1H)、7.42−7.38(m、3H)、7.13(d、J=7.6Hz、1H)、6.36(d、J=7.2Hz、1H)、4.81(s、1H)、4.45(s、1H)、4.17(s、1H)、3.36−3.27(m、8H)、3.19−3.13(m、2H)、2.70(t、J=6.4Hz、2H)、2.55(t、J=7.6Hz、2H)、2.18−2.14(m、2H),1.90−1.84(m、2H)、1.73−1.58(m、5H)。キラルSFC A(40%MeOH):ee100%、Rt=4.68分。
2−(2−(シクロプロピルメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物40−E1及び40−E2)
Figure 2021535141
化合物40−E1 LC/MS ESI 464.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.45(s、1H),7.66−7.30(m、5H)、6.54(d、J=7.2Hz、1H)、5.18−4.93(m、1H)、4.21(m、1H)、3.61−3.41(m、6H)、3.28−3.24(m、2H)、2.94−2.64(m、6H)、2.22−2.18(m、2H)、1.94−1.65(m、6H)、1.17−1.11(m、1H)、0.58−0.52(m、2H)、0.27−0.24(m、2H)。
化合物40−E2 LC/MS ESI 464.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.46(s、1H),7.63−7.31(m、5H)、6.57(d、J=7.6Hz、1H)、5.13(s、1H)、4.24(m、1H)、3.59−3.42(m、6H)、3.18−3.11(m、2H)、2.86−2.61(m、6H)、2.16−2.13(m、2H)、1.93−1.68(m、6H),1.17−1.11(m、1H)、0.56−0.51(m、2H)、0.27−0.23(m、2H)。
2−(2−イソプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物41−E1及び41−E2)
Figure 2021535141
化合物41−E1 LC/MS ESI 452.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61(d、J=7.2Hz、1H)、7.41(d、J=6.4Hz、1H)、7.38(t、J=7.2Hz、1H)、7.22(t、J=7.0Hz、1H)、7.14(d、J=7.2Hz、1H)、6.37(d、J=7.2Hz、1H)、4.92(s、1H)、4.18(s、1H)、3.49−3.36(m、6H)、3.32−3.03(m、3H)、2.70(t、J=6.4Hz、2H)、2.55(t、J=7.6Hz、2H)、2.21−2.02(m、2H)、1.89−1.84(m、2H)、1.71−1.69(m、2H)、1.62−1.58(m、2H)、1.30−1.27(m、6H)。キラルSFC F(45%MeOH):ee100%、Rt=3.67分。
化合物41−E2 LC/MS ESI 452.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60(d、J=7.0Hz、1H)、7.41(d、J=6.0Hz、1H)、7.38(t、J=7.2Hz、1H)、7.23(t、J=8.0Hz、1H)、7.17(d、J=7.2Hz、1H)、6.40(d、J=7.6Hz、1H)、5.03(s、1H)、4.20(s、1H)、3.56−3.54(m、3H)、3.39−3.36(m、3H)、3.08−3.01(m、3H)、2.72(t、J=6.4Hz、2H)、2.58(t、J=7.6Hz、2H)、2.19−2.02(m、2H)、1.91−1.88(m、2H)、1.77−1.62(m、2H)、1.61−1.58(m、2H)、1.31−1.27(m、6H)。キラルSFC F(45%MeOH):ee96.7%、Rt=8.03分。
2−(2−シクロプロピル−6−(シクロプロピルメチル)ピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)プロポキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物42)
Figure 2021535141
化合物42 LC/MS ESI 491.6(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.67(d、J=8.1Hz、1H)、6.92(d、J=7.5Hz、2H)、6.16(d、J=7.3Hz、1H)、4.78−4.72(m、1H)、4.11−3.81(m、1H)、3.39−3.13(m、5H)、2.97−2.72(m、3H)、2.55−2.47(m、2H)、2.43−2.19(m、5H)、2.05−1.78(m、2H)、1.78−1.58(m、4H)、1.14−0.98(m、1H)、0.94−0.63(m、4H)、0.31−0.27(m、2H)、0.22−0.18(m、2H)。
2−(2−シクロプロポキシフェニル)−2−((3R,4S)−3−フルオロ−4−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物43−E1及び43−E2)
Figure 2021535141
化合物43−E1 LC/MS ESI 484.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.49(d、J=7.5Hz、1H)、7.40−7.39(m、2H)、7.20−7.18(m、1H)、7.06−6.96(m、1H)、6.39(d、J=7.3Hz、1H)、5.20(d、J=54.2Hz、1H)、4.89(s、1H)、4.10−4.02(m、1H)、3.90(s、1H)、3.80−3.33(m、6H)、3.20−3.03(m、2H)、2.71(t、J=6.2Hz、2H)、2.56(t、J=7.6Hz、2H)、1.90−1.82(m、2H)、1.75−1.55(m、4H)、0.96−0.63(m、4H)。
化合物43−E2 LC/MS ESI 484.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.51(d、J=7.5Hz、1H)、7.39−7.37(m、2H)、7.20−7.18(m、1H)、7.06−6.96(m、1H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、5.12(d、J=54.2Hz、1H)、4.84(s、1H)、4.10−4.02(m、1H)、3.87(s、1H)、3.65−3.33(m、6H)、3.20−3.01(m、2H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.59(t、J=7.6Hz、2H)、1.90−1.82(m、2H)、1.75−1.55(m、4H)、0.96−0.63(m、4H)。
2−(5−フルオロ−2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物44−E1及び44−E2)
Figure 2021535141
化合物44−E1 LC/MS ESI 500.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.55−7.41(m、3H)、7.25−7.19(m、1H)、6.61(d、J=7.2Hz、1H)、5.29(s、1H)、4.83−4.79(m、1H)、4.51−4.47(m、1H)、4.26(s、1H)、3.83−3.23(m、9H)、2.84−2.71(m、4H)、2.29−1.55(m、8H)、1.35−1.20(m、6H)。
化合物44−E2 LC/MS ESI 500.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.59−7.41(m、3H)、7.25−7.19(m、1H)、6.60(d、J=7.2Hz、1H)、5.19(s、1H)、4.83−4.79(m、1H)、4.51−4.47(m、1H)、4.28(s、1H)、3.83−3.23(m、9H)、2.84−2.71(m、4H)、2.29−1.55(m、8H)、1.35−1.20(m、6H)。
2−(2,4−ジシクロプロピルピリミジン−5−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物45)
Figure 2021535141
化合物45 LC/MS ESI 492(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.60−8.57(m、1H)、8.46(bs、1H)、7.52(d、J=7.2Hz、1H)、6.59(d、J=7.6Hz、1H)、5.21−5.10(m、1H)、4.23−4.21(m、1H)、3.70−2.50(m、12H)、2.50−1.55(m、10H)、1.50−1.00(m、8H)。
2−(2−(シクロブトキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物46−E1及び46−E2)
Figure 2021535141
化合物46−E1 LC/MS ESI 494.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.51(s、1H)、7.68−7.66(m、1H)、7.45−7.41(m、4H)、6.53(d、J=7.2Hz、1H)、5.06(s、1H)、4.82−4.79(m、1H)、4.40−4.36(m、1H)、4.21−4.09(m、2H)、3.63−3.33(m、7H)、3.18−3.14(m、1H)、2.79−2.68(m、4H)、2.24−1.50(m、14H)。
化合物46−E2 LC/MS ESI 494.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.49(s、1H)、7.66(s、1H)、7.48−7.42(m、4H)、6.54(d、J=7.2Hz、1H)、4.94(s、1H)、4.80−4.45(m、2H)、4.24−4.10(m、2H)、3.58−3.15(m、8H)、2.80−2.62(m、4H)、2.24−1.50(m、14H)。
2−(2−(3−フルオロ−3−メチルブチル)ピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物47)
Figure 2021535141
化合物47 LC/MS ESI 498.9(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.43−8.42(m、1H)、8.31−8.08(m、1H)、7.32−7.23(m、2H)、6.44−6.41(m、1H)、4.69−4.57(m、1H)、4.13−4.12(m、1H)、3.49−3.32(m、4H)、3.24−2.90(m、6H)、2.75−2.56(m、4H)、2.25−1.52(m、10H)、1.48−1.35(m、6H)。
2−(3−シアノ−2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物48)
Figure 2021535141
化合物48 LC/MS ESI 475.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.85−7.81(m、2H)、7.60−7.55(m、2H)、6.01(d、J=7.2Hz、1H)、5.90−5.78(m、1H)、4.28−4.26(m、1H)、3.62−3.46(m、7H)、3.28−3.20(m、1H)、2.84−2.72(m、4H)、2.27−1.67(m、9H)、1.26−0.88(m、4H)。
2−(1−イソペンチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物49)
Figure 2021535141
化合物49 LC/MS ESI 497(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.41(s、2H)、7.71(t、J=7.6Hz、1H)、7.52(d、J=7.6Hz、1H)、7.14(d、J=6.8Hz、1H)、6.78(d、J=8.4Hz、1H)、6.55(d、J=7.6Hz、1H)、4.85(d、J=9.6Hz、1H)、4.40−4.21(m、3H)、3.70−2.50(m、12H)、2.50−1.55(m、11H)、0.96−0.94(m、6H)。
2−(6−シクロプロピル−4−(イソプロポキシメチル)ピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物50−E1及び50−E2)
Figure 2021535141
化合物50−E1 LC/MS ESI 523.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.58(s、1H)、8.50(s、1H)、7.41(d、J=7.3Hz、1H)、7.32(s、1H)、6.51(d、J=7.3Hz、1H)、4.78−4.75(m、1H)、4.62−4.59(m、1H)、4.20(s、1H)、3.84−3.76(m、1H)、3.69−3.32(m、8H)、3.24−3.07(m、1H)、2.83−2.39(m、4H)、2.12−2.02(m、3H)、1.97−1.87(m、2H)、1.84−1.61(m、4H)、1.27−1.25(m、6H)、1.21−0.83(m、4H)。
化合物50−E2 LC/MS ESI 523.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.57−8.49(m、2H)、7.40(d、J=7.3Hz、1H)、7.32(s、1H)、6.51(d、J=7.3Hz、1H)、4.89−4.69(m、2H)、4.23(s、1H)、3.81−3.76(m、1H)、3.60−3.32(m、7H)、3.24−3.10(m、2H)、2.78−2.66(m、4H)、2.12−2.02(m、3H)、1.97−1.87(m、2H)、1.74−1.51(m、4H)、1.27−1.25(m、6H)、1.21−0.83(m、4H)。
2−(3−フルオロ−2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物51)
Figure 2021535141
化合物51 LC/MS ESI 500(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.52(d、J=8.0Hz、1H)、7.45−7.41(m、1H)、7.20−7.15(m、1H)、6.39−6.37(m、1H)、4.84−4.76(m、1H)、4.18(s、1H)、3.85−3.81(m、1H)、3.49−3.40(m、6H)、3.33−3.12(m、2H)、2.73−2.70(m、2H)、2.56−2.53(m、2H)、2.12−2.06(m、2H)、1.90−1.58(m、6H)、1.26−1.21(m、6H)。
2−(2,4−ジシクロプロピルピリミジン−5−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物52)
Figure 2021535141
化合物52 LC/MS ESI 490(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.61−8.59(m、1H)、8.36(bs、2H)、7.51(d、J=7.2Hz、1H)、6.55(d、J=7.2Hz、1H)、5.11−5.10(m、1H)、3.50−2.50(m、8H)、2.50−1.55(m、9H)、1.50−1.00(m、15H)。
2−(2−((シクロプロピルメトキシ)メチル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物53−E1及び53−E2)
Figure 2021535141
化合物53−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.51(s、1H)、7.49−7.41(m、3H)、7.20−7.15(m、1H)、6.52(d、J=7.2Hz、1H)、5.07(s、1H)、4.86−4.84(m、1H)、4.48−4.45(m、1H)、4.22(s、1H)、3.62−3.12(m、10H)、2.79−2.65(m、4H)、2.24−1.55(m、8H)、1.08−1.01(m、1H)、0.54−0.49(m、2H)、0.27−0.24(m、2H)。
化合物53−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.51(s、1H)、7.49−7.46(m、3H)、7.20−7.16(m、1H)、6.54(d、J=7.2Hz、1H)、4.98(s、1H)、4.85−4.52(m、2H)、4.24(s、1H)、3.60−3.12(m、10H)、2.81−2.65(m、4H)、2.29−1.55(m、8H)、1.16−1.13(m、1H)、0.54−0.49(m、2H)、0.27−0.24(m、2H)。
2−(5−フルオロ−2−((1−メチルシクロプロポキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物54−E1及び54−E2)
Figure 2021535141
化合物54−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.51(s、1H)、7.49−7.38(m、3H)、7.17−7.11(m、1H)、6.50(d、J=7.6Hz、1H)、4.93−4.90(m、2H)、4.53−4.50(m、1H)、4.21(s、1H)、3.66−3.09(m、8H)、2.78−2.65(m、4H)、2.18−1.62(m、8H)、1.50(s、3H)、0.87−0.84(m、2H)、0.49−0.45(m、2H)。
化合物54−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.51(s、1H)、7.47−7.36(m、3H)、7.15−7.11(m、1H)、6.48(d、J=7.2Hz、1H)、4.85−4.80(m、2H)、4.60−4.57(m、1H)、4.20(s、1H)、3.62−3.09(m、8H)、2.77−2.64(m、4H)、2.20−1.64(m、8H)、1.50(s、3H)、0.91−0.88(m、2H)、0.49−0.47(m、2H)。
2−(5−フルオロ−2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((3R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物55−E1及び55−E2)
Figure 2021535141
化合物55−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 514(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.35(s、2H)、7.54−7.47(m、3H)、7.19−7.15(m、1H)、6.57(d、J=7.2Hz、1H)、5.07−5.05(m、1H)、4.85(d、J=7.6Hz、1H)、4.50−3.31(m、9H)、3.30−2.00(m、8H)、1.96−1.20(m、14H)。
化合物55−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 514(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.31(s、2H)、7.54−7.47(m、3H)、7.19−7.15(m、1H)、6.58(d、J=8.8Hz、1H)、5.07−5.05(m、1H)、4.87−4.35(m、3H)、3.80−3.31(m、5H)、3.30−2.25(m、8H)、2.15−1.20(m、16H)。
2−(2−((S)−1−イソプロポキシエチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物56−E1及び56−E2)
Figure 2021535141
化合物56−E1 LC/MS ESI 496.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.56(s、1H)、7.71(d、J=7.2Hz、1H)、7.47(d、J=7.2Hz、1H)、7.24−7.19(m、1H)、7.11(d、J=7.6Hz、1H)、6.34(d、J=7.6Hz、1H)、5.44−5.42(m、1H)、4.19(s、1H)、4.02(s、1H)、3.56−3.31(m、4H)、2.95−2.48(m、8H)、2.14−1.81(m、4H)、1.68−1.52(m、4H)、1.41−1.02(m、9H)。キラルSFC F(45%MeOH):ee100%、Rt=3.77分。
化合物56−E2 LC/MS ESI 496.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.65−7.61(m、2H)、7.42−7.31(m、2H)、7.17(d、J=7.6Hz、1H)、6.40(d、J=7.2Hz、1H)、5.06−5.04(m、1H)、4.20(s、1H)、3.53−3.31(m、7H)、3.08−2.98(m、2H)、2.72(t、J=6.4Hz、2H)、2.57(t、J=7.2Hz、2H)、2.18−1.82(m、4H)、1.78−1.50(m、4H)、1.45−1.42(m、3H)、1.20−1.08(m、6H)。キラルSFC F(45%MeOH):ee100%、Rt=5.60分。
2−(2−((R)−1−イソプロポキシエチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物57−E1及び57−E2)
Figure 2021535141
化合物57−E1 LC/MS ESI 496.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.47(s、1H)、7.70(d、J=7.6Hz、1H)、7.65(d、J=8.0Hz、1H)、7.45−7.34(m、3H)、6.53(d、J=7.2Hz、1H)、5.11−5.09(m、1H)、4.94(s、1H)、4.23(s、1H)、3.59−3.28(m、9H)、2.78(t、J=6.4Hz、2H)、2.69(t、J=7.6Hz、2H)、2.27−2.14(m、2H)、1.93−1.65(m、6H)、1.49(d、J=6.4Hz、3H)、1.21−1.12(m、6H)。
化合物57−E2 LC/MS ESI 496.4(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.46(s、1H)、7.62(d、J=8.0Hz、1H)、7.53(d、J=7.2Hz、1H)、7.46−7.34(m、3H)、6.53(d、J=7.2Hz、1H)、5.23(s、1H)、5.10−5.05(m、1H)、4.25(s、1H)、3.66−3.20(m、9H)、2.80−2.67(m、4H)、2.17−2.10(m、2H)、1.93−1.65(m、6H)、1.50−1.47(m、3H)、1.21−1.02(m、6H)。
2−(5−フルオロ−2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−フルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物58)
Figure 2021535141
化合物58 LC/MS ESI 518(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.50(bs、1H)、7.45−7.43(m、2H)、7.18−7.14(m、1H)、6.25(d、J=7.6Hz、1H)、4.90−4.80(m、2H)、4.52−4.48(m、1H)、4.22(s、1H)、3.80−3.05(m、9H)、2.70−2.55(m、4H)、2.22−1.54(m、8H)、1.25−1.18(m、6H)。
2−(5−フルオロ−2−(イソプロポキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物59)
Figure 2021535141
化合物59 LC/MS ESI 530(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.54(bs、1H)、7.48−7.45(m、2H)、7.13−7.12(m、1H)、6.40(d、J=8.8Hz、1H)、4.90−4.83(m、2H)、4.52−4.48(m、1H)、4.19(s、1H)、3.81−3.75(m、4H)、3.55−3.02(m、8H)、2.68−2.52(m、4H)、2.20−1.54(m、8H)、1.28−1.20(m、6H)。
2−(5−フルオロ−2−((3−メチルオキセタン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物60)
Figure 2021535141
化合物60 LC/MS ESI 528.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.52−7.46(m、2H)、7.19−7.11(m、2H)、6.39(d、J=7.2Hz、1H)、4.88−4.72(m、4H)、4.54−4.42(m、3H)、4.17(s、1H)、3.48−3.31(m、6H)、3.18−3.03(m、2H)、2.73−2.55(m、4H)、2.20−1.84(m、4H)、1.78−1.55(m、8H)。
2−(3−フルオロ−2−(((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物61)
Figure 2021535141
化合物61 LC/MS ESI 528.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.56−7.46(m、1H)、7.43−7.38(m、1H)、7.21−7.18(m、2H)、6.41−6.38(m、1H)、4.86(m、1H)、4.81−4.68(m、2H)、4.39−4.35(m、1H)、4.30−4.14(m、1H)、3.98−3.65(m、4H)、3.50−3.39(m、5H)、3.18−3.00(m、2H)、2.75−2.71(m、2H)、2.58−2.55(m、2H)、2.21−2.02(m、4H)、1.92−1.80(m、2H)、1.76−1.65(m、2H)、1.62−1.58(m、3H)。
2−(3−フルオロ−2−(((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((3R)−3−(1−ヒドロキシ−5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物62)
Figure 2021535141
化合物62 LC/MS ESI 542.4(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.42−7.34(m、2H)、7.19−7.08(m、2H)、6.36−6.33(m、1H)、4.68−4.60(m、1H)、4.28−4.23(m、1H)、3.98−3.50(m、5H)、3.44−3.31(m、6H)、3.15−2.84(m、2H)、2.64−2.45(m、4H)、2.20−1.75(m、5H)、1.60−1.22(m、8H)。
2−(3−フルオロ−2−((3−メチルオキセタン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物63)
Figure 2021535141
化合物63 LC/MS ESI 528.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.57−7.45(m、2H)、7.24−7.16(m、2H)、6.41−6.37(m、1H)、4.94−4.71(m、4H)、4.47−4.41(m、2H)、4.20−4.18(m、1H)、3.74−3.02(m、8H)、2.72(t、J=6.4Hz、2H)、2.56(t、J=7.2Hz、2H)、2.20−1.84(m、4H)、1.78−1.51(m、7H)。
2−(5−フルオロ−2−(((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物64)
Figure 2021535141
化合物64 LC/MS ESI 528.4(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.43(s、1H)、7.52−7.49(m、3H)、7.19−7.17(m、1H)、6.57(d、J=7.0Hz、1H)、5.03−4.83(m、2H)、4.57−4.49(m、1H)、4.38−4.28(m、2H)、3.98−3.22(m、12H)、2.82−2.72(m、4H)、2.30−2.04(m、4H)、1.98−1.58(m、6H)。
2−(2−シクロブチルフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物65)
Figure 2021535141
化合物65 LC/MS ESI 528.4(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.62−7.59(m、1H)、7.51−7.27(m、4H)、6.59−6.55(m、1H)、5.05−4.91(m、1H)、4.30−4.28(m、1H)、4.02−3.90(m、1H)、3.68−3.05(m、8H)、2.81−2.70(m、4H)、2.44−1.58(m、14H)。
2−(2−シクロプロピル−3−メトキシフェニル)−2−[(3R)−3−[4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ]ピロリジン−1−イル]酢酸(ジアステレオマー化合物66−E1及び66−E2)
Figure 2021535141
化合物66−E1 LC/MS ESI 480(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.46(d、J=7.2Hz、1H)、7.32−7.28(m、1H)、7.19(d、J=7.6Hz、1H)、6.99(d、J=8.4Hz、1H)、6.53(d、J=8.4Hz、1H)、5.58(s、1H)、4.21−4.18(m、1H)、3.86(s、3H)、3.61−3.24(m、8H)、2.81−2.66(m、4H)、2.18−1.61(m、9H)、1.11−0.67(m、4H)。
化合物66−E2 LC/MS ESI 480(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.47(d、J=7.2Hz、1H)、7.34−7.17(m、2H)、7.02(d、J=8.4Hz、1H)、6.55(d、J=7.2Hz、1H)、5.76(s、1H)、4.21−4.18(m、1H)、3.86(s、3H)、3.65−3.24(m、8H)、2.78−2.54(m、4H)、2.22−1.51(m、9H)、1.15−0.60(m、4H)。
2−(2−(シス−2−メトキシシクロプロピル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物67−E1及び67−E2)
Figure 2021535141
化合物67−E1 LC/MS ESI 480.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.69−7.58(m、1H)、7.29−7.23(m、2H)、7.15−7.09(m、2H)、6.37(d、J=7.3Hz、1H)、5.19(d、J=7.8Hz、1H)、4.18−4.17(m、1H)、3.70−3.34(m、9H)、3.27−3.24(m、3H)、2.70(t、J=6.2Hz、2H)、2.61−2.37(m、3H)、2.25−2.05(m、2H)、1.96−1.79(m、2H)、1.79−1.47(m、4H)、1.42−0.84(m、2H)。キラルK:(45%MeOH):ee98.4%、Rt=2.78分。
化合物67−E2 LC/MS ESI 480.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.68−7.56(m、1H)、7.49−7.26(m、4H)、6.51−6.49(m、1H)、5.31−5.26(m、1H)、4.18−4.17(m、1H)、3.72−3.34(m、12H)、2.75−2.55(m、4H)、2.50−2.42(m、1H)、2.25−2.05(m、2H)、1.96−1.52(m、6H)、1.12−1.04(m、2H)。キラルK:(45%MeOH):ee38%、Rt=5.26分。
2−(2−(トランス−2−メトキシシクロプロピル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物68−E1及び68−E2)
Figure 2021535141
化合物68−E1 LC/MS ESI 480.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.69−7.58(m、1H)、7.29−7.23(m、2H)、7.15−7.09(m、2H)、6.37(d、J=7.3Hz、1H)、5.24(d、J=7.8Hz、1H)、4.18−4.17(m、1H)、3.70−3.34(m、9H)、3.27−3.24(m、3H)、2.70(t、J=6.2Hz、2H)、2.61−2.37(m、3H)、2.25−2.05(m、2H)、1.96−1.79(m、2H)、1.79−1.47(m、4H)、1.42−0.84(m、2H)。キラルK:(45%MeOH):ee98.4%、Rt=2.72分。
化合物68−E1 LC/MS ESI 480.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.59(m、1H)、7.33−7.24(m、2H)、7.16−7.07(m、2H)、6.37(d、J=7.3Hz、1H)、5.30−5.23(m、1H)、4.21(s、1H)、3.65−3.02(m、12H)、2.70(t、J=6.2Hz、2H)、2.56−2.30(m、3H)、2.16−1.98(m、2H)、1.96−1.80(m、2H)、1.79−1.49(m、4H)、1.38−1.05(m、2H)。キラルK:(45%MeOH):ee38%、Rt=5.22分。
2−(3−フルオロ−2−((3−メチルオキセタン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物69)
Figure 2021535141
化合物69 LC/MS ESI 558(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.60(m、1H)、7.43−7.41(m、1H)、7.19−7.14(m、1H)、6.28(s、1H)、4.90−4.71(m、7H)、4.46−4.41(m、2H)、4.17−4.12(m、1H)、3.87(s、3H)、3.55−3.30(m、4H)、3.22−2.95(m、2H)、2.64−2.52(m、4H)、2.20−1.55(m、11H)。
2−(4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物70)
Figure 2021535141
化合物70 LC/MS ESI 510.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.74−8.69(m、2H)、7.13−7.11(m、1H)、6.36−6.33(m、1H)、4.80−4.72(m、1H)、4.70−4.50(m、6H)、3.50−3.30(m、3H)、3.22−3.00(m、2H)、2.80−2.60(m、3H)、2.50−2.40(m、2H)、2.35−2.00(m、2H)、1.92−1.82(m、2H)、1.62−1.48(m、3H)、1.42−1.22(m、9H)。
2−(4−シクロプロポキシピリミジン−5−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物71)
Figure 2021535141
化合物71 LC/MS ESI 466.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.75(d、J=8.4Hz、1H)、8.69(d、J=8.4Hz、1H)、7.13−7.11(m、1H)、6.36−6.33(m、1H)、4.54−4.49(m、2H)、3.39−3.37(m、3H)、3.18−2.90(m、2H)、2.71−2.68(m、2H)、2.51−2.47(m、2H)、2.30−2.20(m、1H)、2.19−2.04(m、1H)、1.92−1.82(m、2H)、1.62−1.24(m、10H)、0.94−0.80(m、4H)。
2−(2−(シクロプロポキシフェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物72−E1及び72−E2)
Figure 2021535141
化合物72−E1 LC/MS ESI 496.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.42−7.40(m、1H)、7.36−7.30(m、2H)、6.97−6.95(m、1H)、6.20(s、1H)、4.91−4.85(m、1H)、4.10(s、1H)、3.78−3.71(m、4H)、3.43−3.38(m、4H)、3.22−2.94(m、3H)、2.51−2.48(m、4H)、2.03−1.57(m、8H)、0.73−0.62(m、3H)。
化合物72−E2 LC/MS ESI 496.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.44−7.42(m、1H)、7.35−7.33(m、2H)、6.96−6.94(m、1H)、6.17(s、1H)、4.85−4.82(m、1H)、4.09(s、1H)、3.86−3.77(m、4H)、3.40−3.37(m、3H)、3.25−3.13(m、5H)、2.52−2.48(m、4H)、2.12−1.51(m、8H)、0.81−0.64(m、4H)。
2−(5−フルオロ−2−((3−メチルオキセタン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物73−E1及び73−E2)
Figure 2021535141
化合物73−E1 LC/MS ESI 558.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.50(br、1H)、7.54−7.48(m、2H)、7.19−7.15(m、1H)、6.52(s、1H)、5.00(s、1H)、4.87(d、J=10.8Hz、1H)、4.76−4.70(m、2H)、4.49−4.40(m、3H)、4.22(s、1H)、3.97(s、3H)、3.66−3.60(m、1H)、3.58−3.42(m、3H)、3.40−3.37(m、3H)、3.13−3.10(m、1H)、2.74−2.59(m、4H)、2.21−2.15(m、2H)、1.92−1.62(m、9H)。
化合物73−E2 LC/MS ESI 558.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.50(br、1H)、7.54−7.48(m、2H)、7.20−7.16(m、1H)、6.55(s、1H)、5.02−5.00(s、1H)、4.93−4.76(m、3H)、4.57−4.48(m、1H)、4.46−4.40(m、2H)、4.23(s、1H)、3.98(s、3H)、3.80−3.19(m、6H)、3.15−3.08(m、2H)、2.76−2.60(m、4H)、2.27−2.05(m、2H)、1.89−1.62(m、9H)。
2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)酢酸(化合物74)
Figure 2021535141
化合物74: LC/MS ESI 480.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.63(dd、J=13.4、7.8Hz、1H)、7.47(d、J=7.2Hz、1H)、7.39(t、J=7.6Hz、1H)、7.28(t、J=7.6Hz、1H)、7.17(d、J=7.3Hz、1H)、6.40(dd、J=7.3、5.4Hz、1H)、4.99(s、1H)、4.23−4.14(m、2H)、4.13−4.06(m、1H)、4.06−3.96(m、1H)、3.95−3.80(m、2H)、3.75(m、1H)、3.52(m、2H)、3.40(m、3H)、3.30−2.99(m、3H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.57(m、2H)、2.38(m、1H)、2.06(m、3H)、1.89(m、2H)、1.79−1.68(m、2H)、1.67−1.57(m、2H)。
2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)フェニル)酢酸(化合物75)
Figure 2021535141
化合物75: LC/MS ESI 494.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.67(t、J=7.9Hz、1H)、7.41(d、J=7.9Hz、1H)、7.35(t、J=7.5Hz、1H)、7.27(t、J=7.5Hz、1H)、7.16(d、J=7.3Hz、1H)、6.44−6.35(m、1H)、4.84(s、1H)、4.17(d、J=23.7Hz、1H)、3.94(m、2H)、3.66−3.35(m、8H)、3.10(m、3H)、2.74−2.67(m、2H)、2.61−2.52(m、2H)、2.21−2.01(m、3H)、1.88(m、2H)、1.84−1.59(m、7H)。
2−(2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)ピリジン−2−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物76)
Figure 2021535141
化合物76 LC/MS ESI 501.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.62−8.58(m、1H)、8.04−7.99(m、1H)、7.34−7.29(m、2H)、6.48(d、J=7.3Hz、1H)、4.84−4.70(m、1H)、4.17(s、1H)、4.12−3.95(m、1H)、3.45−3.32(m、4H)、3.28−2.61(m、12H)、2.17−1.62(m、8H)。
2−(2−(トランス−3−メトキシシクロブチル)ピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物77)
Figure 2021535141
化合物77 LC/MS ESI 495.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.59−8.57(m、1H)、8.03−7.98(m、1H)、7.32−7.28(m、2H)、6.48(t、J=7.3Hz、1H)、4.84−4.71(m、1H)、4.26−4.15(m、3H)、3.54−3.40(m、5H)、3.28(s、3H)、3.13−3.10(m、2H)、2.78−2.60(m、6H)、2.48−2.36(m、2H)、2.17−1.64(m、8H)。
2−(2−(シス−3−メトキシシクロブチル)ピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物78)
Figure 2021535141
化合物78 LC/MS ESI 495.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.58−8.56(m、1H)、8.00(dd、J=17.8、7.9Hz、1H)、7.31−7.29(m、2H)、6.49−6.46(m、1H)、4.91−4.79(m、1H)、4.21−4.18(m、1H)、3.90−3.87(m、1H)、3.71−3.40(m、6H)、3.30−3.00(m、6H)、2.78−2.59(m、6H)、2.51−1.60(m、10H)。
2−(2−(tert−ブトキシメチル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物79−E1及び79−E2)
Figure 2021535141
化合物79−E1 LC/MS ESI 526.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.67−7.65(m、1H)、7.44−7.38(m、3H)、6.36(s、1H)、4.96(s、1H)、4.83(d、J=10.4Hz、1H)、4.47(d、J=10.4Hz、1H)、4.20(s、1H)、3.91(s、3H)、3.79−3.42(m、4H)、3.39−3.36(m、2H)、3.35−3.31(m、1H)、3.09−3.07(m、1H)、2.64−2.58(m、4H)、2.20−2.12(m、2H)、1.86−1.62(m、6H)、1.29(s、9H)。
化合物79−E2 LC/MS ESI 526.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62(s、1H)、7.42(s、3H)、6.49(s、1H)、4.96(s、1H)、4.76−4.75(m、1H)、4.61−4.55(m、1H)、4.24(s、1H)、3.96(s、3H)、3.64−3.42(m、3H)、3.40−3.30(m、3H)、3.25−3.15(m、2H)、2.79−2.58(m、4H)、2.29−2.21(m、1H)、2.13−2.02(m、1H)、1.96−1.62(m、6H)、1.33(s、9H)。
2−(5−フルオロ−2−((1−メチルシクロプロピル)メトキシ)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物80−E1及び80−E2)
Figure 2021535141
化合物80−E1 LC/MS ESI 542.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.37−7.34(m、1H)、7.15−6.93(m、2H)、6.31−6.21(m、1H)、5.04(s、1H)、4.24−3.96(m、1H)、3.93−3.74(m、5H)、3.56−3.36(m、3H)、3.35−3.17(m、4H)、3.08−2.88(m、1H)、2.59−2.55(m、4H)、2.16−1.96(m、2H)、1.93−1.48(m、6H)、1.24(s、3H)、0.79−0.32(m、4H)。
化合物80−E2 LC/MS ESI 542.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.35−7.33(m、1H)、7.18−7.03(m、2H)、6.55(s、1H)、5.05(s、1H)、4.31(s、1H)、3.98−3.81(m、5H)、3.58−3.31(m、8H)、2.82−2.55(m、4H)、2.40−2.06(m、2H)、1.98−1.52(m、6H)、1.24(s、3H)、0.55−0.38(m、4H)。
2−(2−シクロプロポキシ−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物81)
Figure 2021535141
化合物81 LC/MS ESI 514(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.41−7.39(m、1H)、7.35−7.32(m、1H)、7.17−7.13(m、1H)、6.28(s、1H)、4.81(s、1H)、4.16(s、3H)、3.91−3.90(m、1H)、3.87(s、3H)、3.50−3.36(m、3H)、3.22−3.30(m、3H)、3.18−3.14(m、2H)、2.62−2.58(m、4H)、2.17−2.10(m、2H)、1.78−1.72(m、2H)、1.66−1.62(m、2H)、0.86−0.77(m、4H)。
2−(2−(2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物82−E1及び82−E2)
Figure 2021535141
化合物82−E1 LC/MS ESI 523.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.52−8.47(m、1H)、8.03−8.01(m、1H)、7.31−7.24(m、2H)、6.46(t、J=6.8Hz、1H)、4.81−4.76(m、1H)、4.16(s、1H)、3.88−3.72(m、3H)、3.56−3.38(m、4H)、3.31−2.99(m、4H)、2.78−2.60(m、4H)、2.11−1.62(m、12H)、1.40−1.38(m、3H)、1.26(s、3H)。
化合物82−E2 LC/MS ESI 523.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.52−8.46(m、1H)、8.08−8.02(m、1H)、7.30−7.24(m、2H)、6.46−6.44(m、1H)、4.76−4.66(m、1H)、4.14(s、1H)、3.81−3.64(m、3H)、3.54−3.37(m、4H)、3.15−2.95(m、4H)、2.78−2.59(m、4H)、2.06−1.59(m、12H)、1.39−1.36(m、3H)、1.27−1.26(m、3H)。
2−(5−フルオロ−2−((オキセタン−3−イルオキシ)メチル)フェニル)−2−((R)−3−((S)−1−フルオロ−5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物83)
Figure 2021535141
化合物83 LC/MS ESI 526(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.49−7.44(m、2H)、7.15−7.11(m、2H)、6.36−6.33(m、1H)、4.85−4.82(m、1H)、4.50−4.35(m、2H)、4.10−3.39(m、8H)、3.22−2.98(m、2H)、2.71−2.68(m、2H)、2.52−2.02(m、6H)、1.90−1.86(m、2H)、1.71−1.24(m、10H)。
2−(2−シクロプロピルフェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物84)
Figure 2021535141
化合物84 LC/MS ESI 464.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.70−7.57(m、2H)、7.35−7.24(m、4H)、7.21−7.10(m、4H)、6.38(dd、J=7.3、5.5Hz、2H)、5.35(s、1H)、5.21(s、1H)、4.20(d、J=23.0Hz、2H)、3.66−3.35(m、10H)、3.28−3.01(m、6H)、2.75−2.63(m、4H)、2.60−2.46(m、4H)、2.30−2.01(m、6H)、1.93−1.83(m、4H)、1.74−1.53(m、8H)、1.53−1.36(m、4H)、1.08−0.92(m、6H)、0.65−0.54(m、2H)。
2−(4−シクロプロピルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物85)
Figure 2021535141
化合物85 LC/MS ESI 464.9(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.74(d、J=22.7Hz、1H)、8.24(d、J=5.3Hz、1H)、7.14(m、1H)、6.92(d、J=4.6Hz、1H)、6.35(m、1H)、4.55(d、J=47.6Hz、1H)、4.05(d、J=18.7Hz、1H)、3.38(m、4H)、2.84−2.37(m、8H)、2.15−1.99(m、1H)、1.84(s、3H)、1.72−1.42(m、5H)、1.37(d、J=6.0Hz、2H)、1.18−1.04(m、2H)、1.01−0.89(m、1H)、0.69−0.57(m、1H)。
2−(2−(1,1−ジフルオロエチル)フェニル)−2−((R)−3−((5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)オキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物86−E1及び86−E2)
Figure 2021535141
化合物86−E1 LC/MS ESI 488.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.87(d、J=7.7Hz、1H)、7.67(d、J=7.8Hz、1H)、7.55(m、2H)、7.16(d、J=7.3Hz、1H)、6.39(d、J=7.3Hz、1H)、5.09(s、1H)、4.20(s、1H)、3.62(s、1H)、3.50−3.42(m、2H)、3.38(m、2H)、3.21(m、2H)、3.03(s、1H)、2.71(m、2H)、2.61−2.50(m、2H)、2.19(m、4H)、2.04(s、1H)、1.94−1.80(m、2H)、1.76−1.53(m、4H)、1.44(m、2H)。
化合物86−E2 LC/MS ESI 488.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.95(d、J=7.6Hz、1H)、7.66(d、J=7.7Hz、1H)、7.53(m、2H)、7.24(d、J=7.2Hz、1H)、6.42(d、J=7.3Hz、1H)、4.17(s、1H)、3.59(s、1H)、3.49−3.42(m、2H)、3.41−3.36(m、2H)、3.09(d、J=12.7Hz、3H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.58(m、2H)、2.20(m、4H)、2.06(s、1H)、1.94−1.84(m、2H)、1.80−1.63(m、2H)、1.58(s、3H)、1.50−1.36(m、2H)。
2−(2−シクロプロピル−5−メチルピリジン−3−イル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物87)
Figure 2021535141
化合物87: LC/MS ESI 465.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.21(dd、J=5.4、1.7Hz、1H)、7.86(dd、J=15.8、1.6Hz、1H)、7.26−7.16(m、1H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、5.00(s、1H)、4.93(s、1H)、4.20−4.11(m、1H)、3.47(m、2H)、3.38(m、2H)、3.33(m、1H)、3.19−2.88(m、3H)、2.72(t、J=6.1Hz、2H)、2.58(m、2H)、2.54−2.40(m、1H)、2.28(d、J=5.5Hz、3H)、2.20−2.01(m、2H)、1.92−1.84(m、2H)、1.75−1.66(m、2H)、1.59(m、2H)、1.20(m、1H)、1.04−0.92(m、2H)、0.91−0.82(m、1H)。
2−(5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物88)
Figure 2021535141
化合物88 LC/MS A:95%純度、UV=214nm、Rt=1.406分、ESI 500.7(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.32(td、J=9.0、3.0Hz、1H)、7.21−7.03(m、3H)、6.36(dd、J=7.3、4.1Hz、1H)、4.98(s、1H)、4.29−4.16(m、2H)、3.81(t、J=4.3Hz、2H)、3.46(d、J=2.2Hz、3H)、3.41−3.37(m、2H)、3.32(s、2H)、3.16(d、J=31.1Hz、2H)、2.71(t、J=6.2Hz、2H)、2.51(td、J=7.6、4.4Hz、2H)、2.45−2.16(m、2H)、1.98−1.84(m、2H)、1.64(m、3H)、1.40(m、6H)。
2−(2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチル)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物89)
Figure 2021535141
化合物89: LC/MS ESI 482.2(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.56(s、1H)、7.51(d、J=7.5Hz、1H)、7.48−7.42(m、1H)、7.18(dd、J=8.2、4.6Hz、1H)、7.12(t、J=7.5Hz、1H)、6.59(s、1H)、5.43(s、1H)、4.31−4.25(m、2H)、4.19−3.96(m、1H)、3.82−3.77(m、2H)、3.48(m、6H)、3.35−3.30(m、1H)、3.23−2.92(m、2H)、2.81(d、J=5.3Hz、2H)、2.74−2.62(m、2H)、2.25(m、2H)、1.99−1.90(m、2H)、1.80−1.63(m、3H)、1.57−1.29(m、6H)。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物90−E1及び90−E2)
Figure 2021535141
化合物90−E1(2つの異性体の混合物) LC/MS ESI 498.1(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.46(dd、J=8.8、5.9Hz、1H)、7.38−7.26(m、1H)、7.12−6.97(m、2H)、6.30(d、J=7.3Hz、1H)、5.13(m、1H)、4.90(s、1H)、4.07(d、J=15.0Hz、1H)、3.95(m、1H)、3.83−3.70(m、1H)、3.46−3.31(m、3H)、3.27(m、2H)、3.14−2.88(m、2H)、2.61(t、J=6.2Hz、2H)、2.47(m、2H)、2.33(m、1H)、2.08−1.83(m、5H)、1.77(m、2H)、1.63(m、2H)、1.55−1.45(m、2H)。
化合物90−E2(2つの異性体の混合物) LC/MS ESI 498.1(M+H)H NMR(500MHz、MeODH NMR(500MHz、MeOD)δ7.46−7.31(m、2H)、7.00(dd、J=30.9、7.6Hz、1H)、6.87(d、J=7.7Hz、1H)、6.27(d、J=7.3Hz、1H)、5.22(m、1H)、4.53(m、1H)、4.29(m、1H)、4.05−3.92(m、1H)、3.77(d、J=6.5Hz、1H)、3.71−3.55(m、2H)、3.32(m、5H)、3.06(t、J=9.7Hz、1H)、2.63(m、5H)、2.48−2.26(m、3H)、1.93(m、2H)、1.85−1.73(m、4H)、1.52−1.48(m、2H)。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物91−A−E1、91−A−E2、91−B−E1及び91−B−E2)
Figure 2021535141
化合物91−A−E1 LC/MS A:純度99%、UV=214nm、Rt=1.64分、ESI 542.7(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.53(m、2H)、7.09(d、J=2.6Hz、1H)、6.30(s、1H)、4.87(s、1H)、4.60(s、1H)、4.12(s、1H)、4.03(s、1H)、3.87(s、3H)、3.72(d、J=2.5Hz、1H)、3.55−3.40(m、2H)、3.30(m、4H)、3.07−2.95(m、2H)、2.74−2.53(m、4H)、2.18−2.09(m、1H)、2.08−1.93(m、3H)、1.74(m、10H)。
化合物91−B−E1 LC/MS A:純度100%、UV=214nm、Rt=1.62分、ESI 542.7(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.52(m、2H)、7.11(d、J=2.7Hz、1H)、6.30(s、1H)、4.89−4.72(m、3H)、4.16(d、J=2.7Hz、1H)、4.02(s、1H)、3.87(s、3H)、3.70(d、J=2.2Hz、1H)、3.48(m、3H)、3.25(m、1H)、3.13(d、J=12.2Hz、1H)、2.99−2.85(m、1H)、2.60(m、4H)、2.08−1.96(m、4H)、1.88−1.60(m、11H)。
化合物91−B−E2 LC/MS A:純度95%、UV=214nm、Rt=1.66分、ESI 542.7(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.47−7.41(m、2H)、7.06(m、1H)、6.33(s、1H)、4.86(dd、J=13.9、10.6Hz、3H)、4.15−4.06(m、2H)、3.73−3.64(m、1H)、3.55−3.39(m、3H)、3.29(m、2H)、3.09−2.92(m、3H)、2.71−2.56(m、4H)、2.19−1.56(m、16H)。
2−(2−(6,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物103−E1及び103−E2)
Figure 2021535141
化合物103−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 522(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.72−7.70(m、1H)、7.62−7.59(m、1H)、7.45−7.35(m、2H)、7.21−7.19(m、1H)、6.38−6.35(m、1H)、5.21−5.19(m、1H)、4.92−4.90(m、1H)、4.23−4.21(m、1H)、3.81−3.61(m、1H)、3.51−2.91(m、7H)、2.62−2.59(m、2H)、2.51−2.49(m、2H)、2.18−1.48(m、14H)、1.31−1.29(m、3H)、1.23−1.21(m、3H)。
化合物103−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 522(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.70−7.65(m、1H)、7.35−7.32(m、3H)、7.14(d、J=7.2Hz、1H)、6.37−6.35(m、1H)、5.51−5.49(m、1H)、4.98−4.92(m、1H)、4.18−4.16(m、1H)、3.51−3.31(m、4H)、3.29−2.81(m、4H)、2.72−2.68(m、2H)、2.54−2.51(m、2H)、2.18−1.48(m、14H)、1.34−1.31(m、6H)。
2−(2−(4,4−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物104−E1及び104−E2)
Figure 2021535141
化合物104−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 526(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.63−7.59(m、1H)、7.48−7.45(dd、J=2.8Hz、J=10.4Hz1H)、7.18−7.14(m、2H)、6.38(d、J=7.1Hz、J1H)、5.46−5.42(m、1H)、4.82(m、1H)、4.15−4.14(m、1H)、3.75−3.73(m、1H)、3.63−3.61(m、1H)、3.49−3.32(m、5H)、3.23−3.12(m、2H)、2.75−2.71(m、2H),2.57−2.54(m、2H)、2.37−2.33(m、1H)、2.14(m、2H)、1.89−1.85(m、2H)、1.79−1.60(m、6H)、1.21(s、3H)、1.16(s、3H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee100%、Rt=3.86分。
化合物104−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 526(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61−7.58(m、1H)、7.47−7.44(dd、J=2.8Hz、J=10.4Hz1H)、7.16−7.11(m、2H)、6.38(d、J=7.1Hz、J1H)、5.46−5.42(m、1H)、4.81(m、1H)、4.16−4.15(m、1H)、3.75−3.73(m、1H)、3.63−3.61(m、1H)、3.47−3.31(m、5H)、3.22−3.11(m、2H)、2.94(m、1H)、2.72−2.69(m、1H)、2.56−2.53(m、2H)、2.35−2.31(m、1H)、2.09−2.07(m、2H)、1.91−1.77(m、2H)、1.75−1.69(m、3H)、1.65−1.60(m、2H)、1.20(s、3H)、1.16(s、3H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee98%、Rt=4.89分。
2−(4−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物105−E1及び105−E2)
Figure 2021535141
化合物105−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.80−7.70(m、1H)、7.27−7.24(m、1H)、7.13(d、J=8.0Hz、1H)、7.10−7.05(m、1H)、6.38−6.36(m、1H)、4.87−4.65(m、2H)、4.16−4.03(m、2H)、3.70−3.67(m、1H)、3.49−3.36(m、5H)、3.25−3.15(m、1H)、3.10−2.85(m、2H)、2.70(t、J=6.4Hz、2H)、2.54(t、J=8.0Hz、2H)、2.20−1.80(m、6H)、1.78−1.55(m、8H)。
化合物105−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.75−7.60(m、1H)、7.22−7.18(m、2H)、7.17−7.00(m、1H)、6.39−6.36(m、1H)、5.25−4.94(m、1H)、4.81−4.58(m、1H)、4.20−4.05(m、2H)、3.80−3.36(m、7H)、3.25−2.95(m、2H)、2.71(t、J=6.4Hz、2H)、2.56(t、J=3.6Hz、2H)、2.20−2.00(m、2H)、1.99−1.80(m、5H)、1.98−1.54(m、7H)。
2−(2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物106−E1及び106−E2)
Figure 2021535141
化合物106−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.35−7.29(m、2H)、7.13−7.05(m、2H)、6.35(d、J=8.0Hz、1H)、5.18−5.12(m、1H)、4.74(s、1H)、4.70(s、1H)、4.01(d、J=12.0Hz、1H)、3.78−3.61(m、1H)、3.54−3.36(m、4H)、3.24−2.82(m、3H)、2.71−2.68(m、2H)、2.53−2.48(m、2H)、2.19−2.17(m、2H)、2.03−2.00(m、1H)、1.94−1.84(m、4H)、1.72−1.52(m、8H)。
化合物106−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.35−7.29(m、2H)、7.13−7.05(m、2H)、6.35(d、J=8.0Hz、1H)、5.18−5.12(m、1H)、4.72(s、1H)、4.05−3.99(m、2H)、3.78−3.61(m、1H)、3.44−3.36(m、4H)、3.24−2.82(m、2H)、2.71−2.68(m、3H)、2.53−2.48(m、2H)、2.19−2.18(m、2H)、2.03−2.00(m、1H)、1.90−1.86(m、4H)、1.69−1.54(m、8H)。
2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物107−E1及び107−E2)
Figure 2021535141
化合物107−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 524(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.30(bs、1H)、7.58−7.54(m、1H)、7.40−7.35(m、2H)、7.11−7.06(m、1H)、6.46(d、J=7.2Hz、1H)、5.43−5.40(m、1H)、4.95(s、1H)、4.13−4.11(m、1H)、3.86−3.84(m、1H)、3.66−3.64(m、1H)、3.50−3.31(m、6H)、3.31−3.20(m、2H)、2.72−2.51(m、4H)、2.18−2.03(m、4H)、1.81−1.59(m、6H)、0.60−0.48(m、4H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee100%、Rt=4.74分。
化合物107−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 524(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ8.53(bs、1H)、7.70−7.67(m、1H)、7.52−7.46(m、2H)、7.24−7.20(m、1H)、6.58(d、J=7.2Hz、1H)、5.49−5.45(m、1H)、5.20(s、1H)、4.23−4.21(m、1H)、3.96−3.91(m、1H)、3.75−3.71(m、1H)、3.71−3.31(m、7H)、3.31−3.20(m、1H)、2.82−2.61(m、4H)、2.18−2.03(m、4H)、1.81−1.59(m、6H)、0.70−0.58(m、4H)。キラルSFC E(45%MeOH):ee100%、Rt=6.51分。
2−(5−フルオロ−2−(6−オキサスピロ[2.5]オクタン−5−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物108−E1及び108−E2)
Figure 2021535141
化合物108−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 538.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.55−7.40(m、1H)、7.39−7.31(m、1H)、7.15−7.01(m、2H)、6.28(d、J=7.2Hz、1H)、4.84(s、1H)、4.18−4.14(m、1H)、4.00−3.85(m、1H)、3.80−3.60(m、1H)、3.58−3.43(m、1H)、3.42−3.35(m、2H)、3.33−3.23(m、3H)、3.20−3.11(m、1H)、2.95−2.90(m、1H)、2.60(t、J=6.4Hz、2H)、2.45(t、J=7.6Hz、2H)、2.20−1.85(m、4H)、1.83−1.73(m、2H)、1.70−1.40(m、4H)、1.25−1.15(m、2H)、0.80−0.60(m、1H)、0.50−0.40(m、1H)、0.39−0.20(m、3H)。キラルSFC H(40%EtOH):ee100%、Rt=2.10分。
化合物108−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 538.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.55−7.43(m、1H)、7.41−7.30(m、1H)、7.20−6.90(m、2H)、6.40−6.20(m、1H)、4.70(s、1H)、4.20−4.05(m、1H)、4.00−3.85(m、1H)、3.80−3.60(m、1H)、3.58−3.22(m、6H)、3.20−2.90(m、2H)、2.70−2.55(m、2H)、2.50−2.38(m、2H)、2.20−1.90(m、4H)、1.83−1.73(m、2H)、1.70−1.40(m、4H)、1.25−1.15(m、2H)、0.80−0.60(m、1H)、0.50−0.40(m、1H)、0.39−0.20(m、3H)。キラルSFC H(40%EtOH):ee100%、Rt=2.51分。
2−(2−(1,4−ジオキサン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物109−E1及び109−E2)
Figure 2021535141
化合物109−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 514(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.61−7.59(m、1H)、7.52−7.48(m、1H)、7.22−7.20(m、1H)、7.16−7.14(m、1H)、6.42−6.40(m、1H)、5.21−5.02(m、1H)、4.78−4.75(m、1H)、4.30−4.26(m、1H)、4.20−4.17(m、1H)、3.81−3.75(m、2H)、3.73−3.68(m、2H)、3.50−3.31(m、6H)、3.20−2.98(m、3H)、2.72−2.68(m、2H)、2.54−2.51(m、2H)、2.18−2.03(m、2H)、1.81−1.59(m、6H)。
化合物109−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 514(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.51−7.49(m、2H)、7.32−7.29(m、1H)、7.22−7.18(m、1H)、6.42−6.39(m、1H)、5.30−4.96(m、2H)、4.20−4.17(m、1H)、3.91−3.70(m、6H)、3.52−3.31(m、6H)、3.20−2.98(m、3H)、2.72−2.68(m、2H)、2.54−2.51(m、2H)、2.18−2.03(m、2H)、1.81−1.56(m、6H)。
2−(2−(4,4−ジフルオロテトラヒドロフラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物110−E1及び110−E2)
Figure 2021535141
化合物110−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 534.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.80−7.60(m、1H)、7.55−7.45(m、1H)、7.35−7.15(m、2H)、6.43(d、J=7.2Hz、1H)、5.75−5.60(m、1H)、4.77(s、1H)、4.30−4.05(m、2H)、4.04−3.90(m、1H)、3.60−3.50(m、1H)、3.45−3.30(m、4H)、3.25−2.95(m、4H)、2.80−2.70(m、2H)、2.65−2.30(m、3H)、2.25−2.05(m、2H)、1.95−1.85(m、2H)、1.80−1.55(m、4H)。キラルSFC F(30%MeOH):ee100%、Rt=4.16分。
化合物110−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 534.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.75−7.68(m、1H)、7.65−7.40(m、1H)、7.35−7.15(m、2H)、6.50−6.40(m、1H)、5.70−5.40(m、1H)、4.78(s、1H)、4.40−4.10(m、2H)、4.05−3.80(m、1H)、3.60−3.45(m、2H)、3.42−3.38(m、3H)、3.30−2.80(m、4H)、2.78−2.70(m、2H)、2.65−2.40(m、3H)、2.20−2.00(m、2H)、1.95−1.85(m、2H)、1.80−1.55(m、4H)。キラルSFC F(30%MeOH):ee100%、Rt=5.04分。
2−(5−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物111−E1及び111−E2)
Figure 2021535141
化合物111−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.62−7.58(m、1H)、7.48−7.46(m、1H)、7.22−7.15(m、2H)、6.41(d、J=7.0Hz、1H)、4.85−4.79(m、2H)、4.18(s、1H)、4.05−4.02(m、1H)、3.75−3.71(m、1H)、3.56−3.31(m、6H)、3.21−3.16(m、2H)、2.74−2.57(m、4H)、2.18−1.62(m、14H)。
化合物111−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(500MHz、MeOD)δ7.62−7.58(m、1H)、7.48−7.46(m、1H)、7.22−7.15(m、2H)、6.62−6.60(m、1H)、6.00(br、1H)、4.65−4.61(m、1H)、4.25−4.12(m、2H)、3.55−3.31(m、8H)、2.84−2.65(m、5H)、2.18−1.62(m、14H)。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(THF立体異性体A、ジアステレオマー化合物112−A−E1及び112−A−E2)
Figure 2021535141
化合物112−A−E1 LC/MS ESI 528.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.53(s、1H)、7.60−7.58(m、1H)、7.47−7.45(m、1H)、7.19−7.15(m、1H)、6.49(s、1H)、5.20−5.09(m、2H)、4.20(s、1H)、4.10−4.05(m、1H)、3.96(s、3H)、3.90−3.81(m、1H)、3.56−3.31(m、6H)、3.16−3.10(m、1H),2.74−2.69(m、4H)、2.40(s、1H)、2.08−1.62(m、12H)。
化合物112−A−E2 LC/MS ESI 528.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.59(s、4H)、7.50−7.40(m、2H、7.19−7.15(m、1H)、6.49(s、1H)、5.16−5.12(m、1H)、4.20−4.10(m、2H)、3.96(s、3H)、3.90−3.81(m、1H)、3.56−3.31(m、4H)、3.19−3.01(m、4H),2.75−2.69(m、4H)、2.40(s、1H)、2.20(s、1H)、2.09−1.98(m、4H)、1.92−1.62(m、7H)。
2−(5−フルオロ−2−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((S)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物113−E1及び113−E2)
Figure 2021535141
化合物113−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.45(s、1H)、7.63−7.59(m、1H)、7.46(d、J=8.0Hz、2H)、7.21−7.19(m、1H)、6.55(d、J=8.0Hz、1H)、5.11(s、1H)、4.74(d、J=8.0Hz、1H)、4.34(s、1H)、4.06(d、J=8.0Hz、1H)、3.72−3.71(m、1H)、3.58−3.33(m、6H)、3.15(s、1H)、2.81−2.67(m、4H)、2.18(s、2H)、2.03−1.58(m、13H)。
化合物113−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.45(s、1H)、7.47−7.45(m、2H)、7.21−7.19(m、1H)、7.16−7.11(m、1H)、6.43(d、J=8.0Hz、1H)、5.25(s、1H)、4.89(d、J=8.0Hz、1H)、4.19(s、1H)、4.10(d、J=8.0Hz、1H)、3.58−3.33(m、6H)、3.15−3.12(m、2H)、2.75−2.72(m、2H)、2.63−2.59(m、2H)、2.18−2.16(m、2H)、2.03−1.58(m、13H)。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(THF立体異性体A、Me立体異性体A及びB、ジアステレオマー化合物114−A−E1、114−A−E2、114−B−E1及び114−B−E2)
Figure 2021535141
化合物114−A−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.56−7.49(m、2H)、7.18(d、J=8.0Hz、1H)7.08−7.06(m、1H)、6.41(d、J=8.0Hz、1H)、5.33−5.30(m、1H)、4.95(s、2H)、4.59(s、1H)、4.16−4.05(m、2H)、3.92−3.85(m、1H)、3.59−3.40(m、3H)、3.03−2.82(m、2H)、2.75−2.72(m、3H)、2.57−2.42(m、3H)、2.07−2.01(m、3H)、2.00−1.82(m、3H)、1.75−1.65(m、2H)、1.62−1.59(m、2H)、1.57−1.55(m、1H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
化合物114−A−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.51−7.41(m、2H)、7.22(d、J=8.0Hz、1H)7.11−7.08(m、1H)、6.42(d、J=8.0Hz、1H)、5.23−5.21(m、1H)、4.95(s、1H)、4.79(s、1H)、4.16−4.05(m、2H)、3.92−3.85(m、1H)、3.59−3.40(m、3H)、3.13−3.03(m、3H)、2.75−2.72(m、2H)、2.64−2.58(m、2H)、2.47−2.42(m、1H)、2.07−1.82(m、6H)、1.75−1.65(m、2H)、1.62−1.59(m、2H)、1.57−1.55(m、1H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
化合物114−B−E1 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.56−7.49(m、2H)、7.18(d、J=8.0Hz、1H)7.08−7.06(m、1H)、6.41(d、J=8.0Hz、1H)、5.33−5.30(m、1H)、4.95(s、2H)、4.59(s、1H)、4.16−4.05(m、2H)、3.92−3.85(m、1H)、3.59−3.40(m、3H)、3.03−2.82(m、2H)、2.75−2.72(m、3H)、2.57−2.42(m、3H)、2.07−2.01(m、3H)、2.00−1.82(m、3H)、1.75−1.65(m、2H)、1.62−1.59(m、2H)、1.57−1.55(m、1H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
化合物114−B−E2 LC/MS ESI 512.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.51−7.41(m、2H)、7.22(d、J=8.0Hz、1H)7.11−7.08(m、1H)、6.42(d、J=8.0Hz、1H)、5.23−5.21(m、1H)、4.95(s、1H)、4.79(s、1H)、4.16−4.05(m、2H)、3.92−3.85(m、1H)、3.59−3.40(m、3H)、3.13−3.03(m、3H)、2.75−2.72(m、2H)、2.64−2.58(m、2H)、2.47−2.42(m、1H)、2.07−1.82(m、6H)、1.75−1.65(m、2H)、1.62−1.59(m、2H)、1.57−1.55(m、1H)、1.22(d、J=10.8Hz、3H)。
2−(2−(2,2−ジフルオロ−6−オキサスピロ[3.5]ノナン−7−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物115−A−E1、115−A−E2、115−B−E1及び115−B−E2)
Figure 2021535141
化合物115−A−E1 LC/MS ESI 588.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60−7.55(m、1H)、7.50−7.20(m、1H)、7.20−7.05(m、2H)、6.39(d、J=7.2Hz、1H)、4.88−4.80(m、1H)、4.75(s、1H)、4.25−4.15(m、1H)、3.90−3.75(m、1H)、3.70−3.60(m、1H)、3.58−3.45(m、3H)、3.42−3.38(m、2H)、3.35−3.18(m、1H)、3.17−3.05(m、1H)、3.00−2.85(m、1H)、2.80−2.70(m、2H)、2.65−2.50(m、3H)、2.45−2.38(m、1H)、2.35−2.15(m、2H)、2.10−1.85(m、7H)、1.83−1.55(m、5H)。
化合物115−A−E2 LC/MS ESI 588.3(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60−7.40(m、2H)、7.30−7.20(m、1H)、7.18−7.05(m、1H)、6.42(d、J=7.2Hz、1H)、5.04(s、1H)、4.75(d、J=10.4Hz、1H)、4.20−4.10(m、1H)、3.95−3.85(m、1H)、3.75−3.60(m、1H)、3.59−3.50(m、2H)、3.48−3.38(m、3H)、3.20−3.18(m、2H)、2.80−2.70(m、2H)、2.68−2.40(m、4H)、2.38−2.20(m、2H)、2.18−2.00(m、3H)、1.98−1.58(m、10H)。
化合物115−B−E1 LC/MS ESI 588(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.58−7.48(m、2H)、7.19−7.14(m、2H)、6.40(d、J=7.2Hz、1H)、4.91−4.77(m、2H)、4.16−4.15(m、1H)、3.82−3.80(m、1H)、3.72−3.70(m、1H)、3.50−3.31(m、6H)、3.31−3.20(m、2H)、2.72−2.41(m、6H)、2.31−2.25(m、2H)、2.20−1.60(m、12H)。
化合物115−B−E2 LC/MS ESI 588(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.46−7.43(m、2H)、7.19−7.14(m、2H)、6.39(d、J=7.2Hz、1H)、5.21−5.19(m、1H)、4.71−4.69(m、1H)、4.19−4.17(m、1H)、3.87−3.84(m、1H)、3.66−3.64(m、1H)、3.40−3.31(m、4H)、3.31−2.98(m、2H)、2.76−2.50(m、6H)、2.28−2.25(m、2H)、2.20−1.60(m、14H)。
2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物116−E1及び116−E2)
Figure 2021535141
化合物116−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 530.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.70−7.55(m、1H)、7.50−7.40(m、1H)、7.38−7.20(m、2H)、7.10−7.00(m、1H)、6.26(d、J=7.6Hz、1H)、4.90(d、J=10.8Hz、1H)、4.72(s、1H)、4.10−4.00(m、1H)、3.98−3.85(m、1H)、3.80−3.65(m、1H)、3.60−3.25(m、5H)、3.18−3.05(m、2H)、2.65−2.55(m、2H)、2.50−2.38(m、2H)、2.35−1.40(m、13H)。キラルSFC F(45%EtOH):ee100%、Rt=1.89分。
化合物116−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 530.2(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.70−7.55(m、1H)、7.50−7.40(m、1H)、7.38−7.20(m、2H)、7.10−7.00(m、1H)、6.26(d、J=7.2Hz、1H)、5.05−4.82(m、2H)、4.10−4.00(m、1H)、3.98−3.85(m、1H)、3.80−3.65(m、1H)、3.60−3.43(m、1H)、3.42−3.35(m、2H)、3.30−3.25(m、2H)、3.18−3.08(m、1H)、3.05−2.85(m、1H)、2.59(t、J=6.0Hz、2H)、2.44(t、J=7.6Hz、2H)、2.35−1.40(m、13H)。キラルSFC F(45%EtOH):ee100%、Rt=4.45分。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物117−E1及び117−E2)
Figure 2021535141
化合物117−E1:(ESI 512.63(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.39−7.26(m、2H)、7.10(d、J=7.3Hz、1H)、7.01(m、1H)、6.31(d、J=7.3Hz、1H)、4.80(s、1H)、4.09(s、1H)、3.95−3.85(m、2H)、3.49−3.33(m、5H)、3.31−3.26(m、2H)、3.20−3.13(m、2H)、2.97−2.86(m、2H)、2.62(t、J=6.2Hz、2H)、2.49(m、2H)、2.03−1.93(m、2H)、1.87−1.74(m、4H)、1.59(m、6H)。
化合物117−E2:(ESI 512.63(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.49−7.39(m、2H)、7.22(d、J=7.3Hz、1H)、7.12(m、1H)、6.42(d、J=7.3Hz、1H)、4.84(s、1H)、4.17(d、J=3.3Hz、1H)、4.05−3.96(m、2H)、3.66−3.49(m、3H)、3.46−3.34(m、5H)、3.26−3.12(m、3H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.61(m、2H)、2.21−2.10(m、2H)、1.96−1.85(m、4H)、1.78−1.59(m、6H)。
2−(5−フルオロ−2−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物118−E1及び118−E2)
Figure 2021535141
化合物118−E1:(ESI 526.65(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.57(m、1H)、7.51(m、1H)、7.19(d、J=7.3Hz、1H)、7.13(m、1H)、6.39(d、J=7.3Hz、1H)、4.87−4.78(m、2H)、4.17(d、J=2.7Hz、1H)、4.07(m、1H)、3.74(m、1H)、3.55(m、1H)、3.45(m、2H)、3.40−3.35(m、2H)、3.24(m、1H)、3.13(d、J=12.5Hz、1H)、3.01−2.93(m、1H)、2.69(t、J=6.2Hz、2H)、2.56(t、J=7.6Hz、2H)、2.10−1.99(m、4H)、1.92−1.83(m、2H)、1.74(m、2H)、1.64(m、6H)、1.43(m、2H)。
化合物118−E2:(ESI 526.65(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.51−7.41(m、2H)、7.23(d、J=7.3Hz、1H)、7.08(m、1H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、4.89(s、2H)、4.12(m、2H)、3.70(t、J=10.6Hz、1H)、3.54−3.45(m、2H)、3.44−3.36(m、3H)、3.09(s、1H)、3.00−2.88(m、2H)、2.72(t、J=6.2Hz、2H)、2.66−2.51(m、2H)、2.17(m、1H)、2.03−1.93(m、2H)、1.88(m、4H)、1.74(t、J=10.4Hz、3H)、1.69−1.50(m、5H)、1.48−1.35(m、1H)。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロフラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物119−A−E1、119−A−E2、119−B−E1及び119−B−E2)
Figure 2021535141
化合物119−A−E1:(ESI 512.63(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.55−7.41(m、2H)、7.18(d、J=7.3Hz、1H)、7.10(m、1H)、6.39(d、J=7.3Hz、1H)、5.22−5.16(m、1H)、4.88(s、1H)、4.15(m、2H)、3.91(m、1H)、3.53−3.42(m、3H)、3.41−3.37(m、2H)、3.25(d、J=8.8Hz、1H)、3.06(d、J=12.2Hz、1H)、3.00−2.94(m、1H)、2.71(t、J=6.2Hz、2H)、2.56(t、J=7.6Hz、2H)、2.42(m、1H)、2.16−1.98(m、5H)、1.91−1.85(m、2H)、1.70−1.59(m、4H)、1.44(m、2H)。
化合物119−A−E2:(ESI 512.63(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.55(m、2H)、7.23(d、J=7.3Hz、1H)、7.12(m、1H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、5.37(t、J=7.0Hz、1H)、4.68(s、1H)、4.12(m、2H)、3.94(m、1H)、3.51−3.36(m、5H)、3.17(s、1H)、3.06−2.94(m、2H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.57(m、3H)、2.18(m、1H)、2.12−2.01(m、3H)、1.97−1.86(m、3H)、1.78−1.55(m、5H)、1.48−1.40(m、1H)。
化合物119−B−E1:(ESI 512.63(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.58(m、1H)、7.47(m、1H)、7.22−7.09(m、2H)、6.39(d、J=7.3Hz、1H)、5.25(t、J=7.2Hz、1H)、4.93(s、1H)、4.18(d、J=3.4Hz、1H)、4.11(m、1H)、3.94(m、1H)、3.56−3.42(m、3H)、3.41−3.36(m、2H)、3.27−3.11(m、2H)、3.07−2.97(m、1H)、2.71(t、J=6.2Hz、2H)、2.56(t、J=7.6Hz、2H)、2.49(m、1H)、2.14−2.02(m、4H)、2.02−1.92(m、1H)、1.91−1.83(m、2H)、1.71−1.57(m、4H)、1.49−1.38(m、2H)。
化合物119−B−E2:(ESI 512.63(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.51(m、2H)、7.25(d、J=7.3Hz、1H)、7.07(m、1H)、6.41(d、J=7.3Hz、1H)、5.34(t、J=7.5Hz、1H)、4.58(s、1H)、4.15(m、2H)、3.92(m、1H)、3.49(m、1H)、3.45−3.35(m、4H)、2.96(d、J=7.2Hz、2H)、2.89(m、1H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.66−2.52(m、2H)、2.46(m、1H)、2.10(m、3H)、1.97(m、1H)、1.90(m、3H)、1.78−1.64(m、2H)、1.63−1.51(m、3H)、1.44(m、1H)。
2−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−2−((R)−3−(5−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ペンチルオキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物120−E1及び120−E2)
Figure 2021535141
化合物120−E1:(ESI 526.65(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.44(m、2H)、7.18(d、J=7.3Hz、1H)、7.10(m、1H)、6.40(d、J=7.3Hz、1H)、4.81(s、1H)、4.18(s、1H)、4.09−4.00(m、2H)、3.62(m、2H)、3.47(t、J=6.4Hz、2H)、3.44−3.35(m、4H)、3.11(d、J=12.0Hz、1H)、2.94(t、J=7.8Hz、2H)、2.71(t、J=6.2Hz、2H)、2.56(t、J=7.6Hz、2H)、2.12−2.00(m、2H)、1.96−1.86(m、4H)、1.80−1.60(m、6H)、1.44(m、2H)。
化合物120−E2:(ESI 526.65(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.51(d、J=10.3Hz、1H)、7.41(m、1H)、7.26(d、J=7.3Hz、1H)、7.09(m、1H)、6.42(d、J=7.3Hz、1H)、4.61(s、1H)、4.14(s、1H)、4.04(d、J=7.5Hz、2H)、3.65(m、2H)、3.52(m、2H)、3.45−3.37(m、4H)、3.19(s、1H)、3.02(s、1H)、2.92(s、1H)、2.73(t、J=6.2Hz、2H)、2.69−2.52(m、2H)、2.16(m、1H)、2.05(s、1H)、1.94−1.86(m、4H)、1.81−1.66(m、4H)、1.57(d、J=18.6Hz、3H)、1.44(m、1H)。
(2S)−2−(4−シアノ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物121−E1及び121−E2)
Figure 2021535141
化合物121−E1(2つの立体異性体の混合物)(ESI 519.2(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.89(dd、J=12.0、8.2Hz、2H)、7.76−7.58(m、1H)、7.24(m、1H)、6.43(d、J=7.3Hz、1H)、4.81(m、2H)、4.16(m、1H)、4.09(m、1H)、3.77−3.67(m、1H)、3.52−3.37(m、5H)、3.30−2.88(m、3H)、2.73(m、2H)、2.68−2.53(m、2H)、2.21−1.54(m、15H)。
化合物121−E2(2つの立体異性体の混合物)(ESI 519.2(M+H))、H NMR(500MHz、MeOD)δ7.84(dd、J=8.1、2.7Hz、1H)、7.81(t、J=1.9Hz、1H)、7.64(m、1H)、7.27(m、1H)、6.43(t、J=6.8Hz、1H)、5.02(d、J=58.4Hz、1H)、4.86(m、1H)、4.21−4.05(m、2H)、3.67(m、1H)、3.57−3.34(m、5H)、3.30−2.84(m、3H)、2.74(m、2H)、2.62(m、2H)、2.21−1.51(m、15H)。
(S)−2−(3−フルオロ−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(122−E1)
Figure 2021535141
化合物122−E1: LC/MS ESI 512.2(M+H)H NMR(400MHz、DMSO)δ8.18(s、1H)、δ7.26−7.33(m、2H)、δ7.03−7.10(m、2H)、δ6.58(s、1H)、δ6.25(d、J=6Hz、1H)、δ4.96(d、J=14Hz、1H)、δ4.53(s、1H)、δ3.95−3.99(m、1H)、δ3.91(d、J=10.8Hz、1H)、δ3.44(t、J=11.2Hz、1H)、δ3.30(t、J=6.4Hz、2H)、δ3.22(t、J=6Hz、2H)、δ2.95(dd、J=6、12Hz、1H)、δ2.69−2.80(m、2H)、δ2.60(t、J=6Hz、2H)、δ2.53−2.55(m、1H)、δ2.43(t、J=5.6、2H)、δ1.90−1.98(m、2H)、δ1.47−1.82(m、12H)。
2−(5−フルオロ−2−(5−オキサスピロ[2.5]オクタン−6−イル)フェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物129−E1及び129−E2)
Figure 2021535141
化合物129−E1: LC/MS ESI 568(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.63−7.48(m、2H)、7.18−7.15(m、1H)、6.30(s、1H)、4.92−4.85(m、3H)、4.77(s、1H)、4.20−4.14(m、2H)、3.87(s、3H)、3.50−3.32(m、3H)、3.30−2.85(m、4H)、2.62−2.55(m、4H)、2.21−1.60(m、12H)、0.60−0.30(m、4H)。キラルSFC C(20%EtOH):ee100%、Rt=1.35分。
化合物129−E2: LC/MS ESI 568(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.46−7.40(m、2H)、6.95−6.92(m、1H)、6.14(s、1H)、4.85−4.80(m、3H)、4.37(s、1H)、4.02−3.96(m、2H)、3.74(s、3H)、3.40−3.22(m、2H)、2.98−2.65(m、5H)、2.52−2.41(m、4H)、2.20−1.40(m、12H)、0.44−0.20(m、4H)。キラルSFC C(20%EtOH):ee100%、Rt=2.02分。
2−(2−(5,5−ジメチル−1,4−ジオキサン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(化合物125)
Figure 2021535141
化合物125(四つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 542(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ8.42(s、1H)、7.76−7.69(m、1H)、7.60−7.45(m、2H)、7.29−7.19(m、1H)、6.62−6.57(m、1H)、5.18(s、1H)、4.90−4.81(m、1H)、4.28−4.24(m、1H)、4.18−3.98(m、1H)、3.81−3.38(m、10H)、3.32−3.16(m、1H)、2.82−2.61(m、4H)、2.31−2.20(m、2H)、1.98−1.55(m、6H)、1.49−1.35(m、3H))、1.20−1.08(m、3H)。
2−(2−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物126−E1及び126−E2)
Figure 2021535141
化合物126−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 578(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.60−7.49(m、2H)、7.10(t、J=8.0Hz、1H)、6.32(s、1H)、5.04(d、J=10.8Hz、1H)、4.59(s、1H)、4.12(s、1H)、4.02−3.79(m、5H)、3.52−3.35(m、4H)、3.30−2.75(m、6H)、2.68−2.52(m、4H)、2.35−1.55(m、12H)。キラルSFC A(35%IPA):ee100%、Rt=4.39分。
化合物126−E2(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 578(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.62−7.49(m、2H)、7.12−7.06(m、1H)、6.36(s、1H)、5.12−5.04(m、1H)、4.50(s、1H)、4.13(s、1H)、4.02−3.78(m、5H)、3.57−3.35(m、4H)、3.27−2.83(m、6H)、2.79−2.52(m、4H)、2.38−1.52(m、12H)。キラルSFC A(35%IPA):ee100%、Rt=5.12分。
2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物127−E1、127−E2及び127−E3)
Figure 2021535141
化合物127−E1 LC/MS ESI 540(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.64−7.61(m、1H)、7.49−7.47(m、1H)、7.19−7.15(m、2H)、6.41−6.39(m、1H)、4.92−4.90(m、1H)、4.72−4.70(m、1H)、4.19−4.17(m、1H)、3.52−3.32(m、8H)、3.16−3.14(m、1H)、3.02−3.01(m、1H)、2.73−2.70(m、2H)、2.59−2.56(m、2H)、2.11−1.50(m、12H)、1.20(s、3H)、0.90(s、3H)。キラルSFC H(45%IPA):ee100%、Rt=2.35分。
化合物127−E2 LC/MS ESI 540(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.65−7.63(m、1H)、7.52−7.49(m、1H)、7.21−7.16(m、2H)、6.41−6.39(m、1H)、4.82−4.70(m、2H)、4.17−4.16(m、1H)、3.52−3.32(m、8H)、3.20−3.16(m、2H)、2.73−2.70(m、2H)、2.59−2.56(m、2H)、2.24−2.08(m、2H)、2.01−1.55(m、10H)、1.20(s、3H)、0.90(s、3H)。キラルSFC H(45%IPA):ee100%、Rt=3.66分。
化合物127−E3(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 540(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.66−7.62(m、1H)、7.51−7.49(m、1H)、7.41−7.17(m、2H)、6.48−6.46(m、1H)、4.92−4.90(m、1H)、4.72−4.70(m、1H)、4.19−4.17(m、1H)、3.52−3.32(m、8H)、3.16−3.10(m、2H)、2.73−2.70(m、2H)、2.59−2.56(m、2H)、2.11−1.50(m、12H)、1.20−1.18(m、3H)、0.90−0.84(m、3H)。
2−(2−(5,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−フルオロフェニル)−2−((R)−3−(4−(4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)ブトキシ)ピロリジン−1−イル)酢酸(ジアステレオマー化合物128−E1、128−E2及び128−E3)
Figure 2021535141
化合物128−E1(2つの立体異性体の混合物) LC/MS ESI 570(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.65−7.58(m、1H)、7.53−7.46(m、1H)、7.15−7.11(m、1H)、6.32−6.30(m、1H)、4.83−4.64(m、2H)、4.20−4.12(m、1H)、3.88−3.85(m、3H)、3.58−3.35(m、6H)、3.32−2.91(m、4H)、2.75−2.54(m、4H)、2.20−1.55(m、12H)、1.12(s、3H)、0.87(d、J=4.8Hz、3H)。
化合物128−E2 LC/MS ESI 570(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.47−7.44(m、2H)、7.12−7.08(m、1H)、6.30(s、1H)、5.18(s、1H)、4.65(d、J=8.0Hz、1H)、4.13(s、1H)、3.87(s、3H)、3.61−3.36(m、7H)、3.28−2.94(m、3H)、2.69−2.56(m、4H)、2.19−1.53(m、12H)、1.16(s、3H)、0.87(s、3H)。
化合物128−E3 LC/MS ESI 570(M+H)H NMR(400MHz、MeOD)δ7.51−7.40(m、2H)、7.09−7.05(m、1H)、6.35(s、1H)、4.79(d、J=8.0Hz、1H)、4.13(s、1H)、3.90(s、3H)、3.62−3.38(m、5H)、3.31−3.20(m、2H)、3.02−2.52(m、8H)、2.21−1.52(m、12H)、1.15(s、3H)、0.87(s、3H)。
[実施例35]:αvβ6結合に対する化合物の蛍光偏光アッセイ
蛍光偏光法(FP)アッセイを使用して、フルオレセイン標識ペプチドGRGDLGRLとの結合競合を介して、化合物活性を測定した。本アッセイでは、2mM塩化マンガン中の試験化合物、0.1mM塩化カルシウム、pH7.3の20mM HEPES緩衝液、150mM塩化ナトリウム、0.01%Triton X−100、2%DMSO、及び3nMのフルオレセイン標識ペプチドと共に10nMのインテグリンαvβ6をインキュベートした。アッセイを384ウェルプレート内で実行した。両方のアッセイバージョンに関して、22℃で15分間、インテグリンタンパク質を試験化合物と共にプレインキュベートしてから、フルオレセイン標識ペプチドを加えた。フルオレセイン標識ペプチドを加えた後、アッセイ試料を22℃で1時間インキュベートし、蛍光偏光を測定した。非線形回帰、4パラメータ曲線適合によってIC50値を求めた(図1及び2)。
[実施例36]:MDCK透過性アッセイ
化合物について、MDCK透過性アッセイで透過性を調べた。このアッセイは、メイディン−ダービーイヌ腎臓(MDCK)細胞の層を頂端側から基底外側に(A→B)化合物が横断する能力を測定するものである。この測定値によって、経口投与された小分子インテグリン阻害剤薬の非常に重要な特性である、化合物が経口投与後に腸で吸収される能力が予測される。
当該アッセイは2つの様式で行われる。1つは、阻害剤を全く用いない野生型MDCK細胞を用いるものである。この方法は、P−糖タンパク質(Pgp)による低排出の化合物の受動的透過性の測定において有効に働くものであり、それを用いて、下記に示す化学式を有する基準化合物の透過性を評価した。この方法を用いて、基準化合物について1未満(即ち、約0.23未満)のMDCK値が得られ;実施例35の蛍光偏光アッセイを用いて、基準化合物について約96.5nMのIC50値が得られた。
Figure 2021535141
基準化合物
Figure 2021535141
しかしながら、Pgp排出を有する化合物の場合、A→B伝達における受動的透過性を求めるのにPgp阻害剤を含めることが必要である。この場合、Pgpを過剰発現するMDCK−MDR1細胞系を用い、Pgpの活性を遮断するのに十分な濃度(10μM)でPGP阻害剤GF120918を含ませる。この手順(MDCK−MDR1+PGP阻害剤(A→B)[106cm/s])を用いて、図3及び4に示した表中で提供のデータを得た。5 106cm/s未満のMDCK透過性値は腸において低吸収であることを予測させ、5 106cm/sより大きい透過性値は小分子薬剤の経口投与には腸内での吸収が十分であることを予測させる。
詳細な実験手順は次の通りである。
Figure 2021535141
細胞培養及び維持:
・細胞保存培養株(MDCK又はMDCKMDR1)をMEM+10%FBS+1%NEAA中で維持し、75cm組織培養処理フラスコ中で増殖させ、週2回分けて(継代)所望の集密度を維持した。
・維持継代に関して:トリプシン処理細胞を、標準継代比1:20で新たなフラスコに、常法により分配する。
アッセイプレートのシード添加:アッセイを行う3〜4日前に、MDCKアッセイプレートにMDCK又はMDCK MCR1細胞をシード添加する。24ウェル基底チャンバーに25mL容量の増殖培地を入れて、400μL頂端チャンバー容量(2.2×10/mL)中、細胞密度0.88×10/ウェルで、24ウェルプレートにシード添加する。アッセイプレートについては、アッセイの24時間前に増殖培地を変えた。
アッセイプレートの準備及び経上皮電気抵抗(TEER)測定:アッセイを行う前に、MDCKアッセイプレートをHBSS+で洗う。洗った後、新鮮なHBSS+を、400μL頂端チャンバー容量及び0.8mL HBSS+基底チャンバー容量でアッセイプレートに加える。Millicell ERSシステム抵抗計を用いて、単層に係わる電気抵抗を測定する(TEERが100Ω×cmより高い場合、その細胞を使用する)。
投与液の調製。ドナー溶液を、0.4%DMSO及び5μM試験化合物を含むHBSS+中で調製する。そのドナー溶液は、頂端投与では5μMルシファーイエローを含むが、側底投与ではルシファーイエローを含まない。ドナー溶液は、Pgp阻害のために10μM GF120918を含むこともできる。レシーバー溶液は、0.4%DMSOを含むHBSS+で調製する。ドナー溶液及びレシーバー溶液を4000rpmで5分間遠心し、上清を化合物投与に用いた。
細胞プレートの準備:
・緩衝液を頂端側及び側底側から除去する。プレートマップに基づいて、ドナー溶液(AからBの場合)600μL又はレシーバー溶液(BからAの場合)500μLを、頂端ウェルに加える。
・新たな24ウェルプレートのウェルにレシーバー溶液(AからBの場合)800μL又はドナー溶液(BからA)900μLを加えることで、新鮮な側底プレートを調製する。
・頂端プレート及び側底プレートを37℃COインキュベータに入れる。
分析プレートの準備:
・5分後、D0用のサンプルプレートの適切なウェルに、全てのドナーからのサンプル(AからBとBからAへの両方)100μLを移し入れる。そして、ルシファーイエローD0(D0LY)用のマイクロプレートの適切なウェルに、全ての頂端チャンバーからのサンプル(AからBのドナー及びBからAのレシーバー)100μLを移し入れる。
・頂端プレートを側底プレートに乗せて、輸送プロセスを開始する。
・90分で、頂端プレート及び側底プレートを分離し、全てのドナーからのサンプル(AからB及びBからAの両方)100μLを、D90用の新たなサンプルプレートの適切なウェルに移し入れ、全てのレシーバーからのサンプル200μLをR90用のサンプルプレートの適切なウェルに移し入れる。全ての側底チャンバーからのサンプル(AからBのレシーバー及びBからAのドナー)100μLをルシファーイエローR90(R90LY)用の新たなマイクロプレートの適切なウェルに移し入れる。
・蛍光プレートリーダーを用い、励起波長485nm及び発光波長535nmでD0 LY及びR90 LYを読み取ることで、LY透過性を求める。
・LC/MS/MSサンプル調製:
*レシーバー溶液:サンプル60μL+IS(200ng/mL Osalmid)含有ACN 60μL
*ドナー溶液:サンプル6μL+0.4%DMSO/HBSS54μL+IS(200ng/mL Osalmid)含有ACN 60μL
*化合物標準曲線20倍溶液(0.1〜60μMの範囲)をMeOH:HO(1:1)中で調製する。1倍濃縮溶液(0.005〜3μMの範囲)を、20倍溶液3μLを0.4%DMSO HBSS 57μLと、そしてIS(200ng/mL Osalmid)含有ACN 60μLと混合することで調製する。
・計算
経上皮電気抵抗(TEER)=(抵抗サンプル−抵抗ブランク)×有効膜面積
ルシファーイエロー透過性:
app=(V/(面積×時間))×([RFU]アクセプター−[RFU]ブランク)/(([RFU]初期、ドナー−[RFU]ブランク)×希釈係数)×100
下記等式を用いるプレート薬剤輸送アッセイ:
経上皮電気抵抗(TEER)=(抵抗サンプル−抵抗ブランク)×有効膜面積
薬剤透過性:
app=(V/(面積×時間))×([薬剤]レシーバー/(([薬剤]初期、ドナー)×希釈係数)
式中、Vはレシーバーウェルにおける容積であり(AからBの場合0.8mL及びBからAの場合0.4mL)、面積は膜の表面積であり(Millipore−24細胞培養プレートの場合0.7cm)、時間は秒単位での合計輸送時間である。
回復パーセント=100×(90分でのドナー中の合計化合物×希釈係数+90分でのレシーバー中の合計化合物)/(0分でのドナー中の合計化合物×希釈係数)
<参照による援用>
本明細書で引用された米国特許及び米国特許出願公報のすべては、参照により本明細書に組み込まれる。
<均等物>
当業者であれば、通常通りの実験を使用して、本明細書に記載の具体的な実施形態との多くの均等物を認識するであろうし、又は確認することができよう。そのような均等物は、以下の特許請求の範囲により包含されるものである。

Claims (30)

  1. 下記式(I)の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
    Figure 2021535141
    [式中、
    Aは
    Figure 2021535141
    であり、Rのいずれの場合もHであり;
    Bは、
    Figure 2021535141
    からなる群から選択され;
    qは0、1、2、又は3であり;pは0、1、又は2であり;
    Cは、
    Figure 2021535141
    であり、nは0であり;

    Figure 2021535141
    であり、Rにおけるnは0又は1であり;
    は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル、−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
    はFであり;
    はHであり;
    任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。]
  2. Bが
    Figure 2021535141
    である、請求項1に記載の化合物。
  3. qが2である、請求項2に記載の化合物。
  4. Aが
    Figure 2021535141
    である、請求項3に記載の化合物。
  5. がシクロアルキルである、請求項4に記載の化合物。
  6. がヘテロシクロアルキルである、請求項4に記載の化合物。
  7. が−O−アルキレン−シクロアルキルである、請求項4に記載の化合物。

  8. Figure 2021535141
    Figure 2021535141
    から選択される、請求項4に記載の化合物。

  9. Figure 2021535141
    Figure 2021535141
    Figure 2021535141
    から選択される、請求項4に記載の化合物。

  10. Figure 2021535141
    であり、Rにおけるnが1である、請求項4に記載の化合物。

  11. Figure 2021535141
    である、請求項10に記載の化合物。

  12. Figure 2021535141
    である、請求項10に記載の化合物。

  13. Figure 2021535141
    である、請求項10に記載の化合物。

  14. Figure 2021535141
    である、請求項10に記載の化合物。
  15. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項1に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  16. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項1に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  17. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項1に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  18. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項1に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  19. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項1に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  20. αvβ6インテグリン阻害剤の経口送達のために製剤された医薬組成物であって、活性化合物として請求項1に記載のαvβ6インテグリン阻害剤化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩、及び前記αvβ6インテグリン阻害剤化合物の経口治療投与のために製剤された薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  21. 下記式(I)の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
    Figure 2021535141
    [式中、
    Aは、
    Figure 2021535141
    であり、Rのいずれの場合もHであり;
    Bは、
    Figure 2021535141
    からなる群から選択され;
    qは0、1、2、又は3であり;pは0、1、又は2であり;
    Cは、
    Figure 2021535141
    であり、nは0であり;
    は、
    Figure 2021535141
    であり、Rにおけるnは0であり;
    は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル、−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
    はHであり;
    任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。]
  22. Aが
    Figure 2021535141
    であり;
    Bが
    Figure 2021535141
    であり、qが2であり;
    Cが
    Figure 2021535141
    であり、nが0であり;
    がヘテロシクロアルキルであり;
    がHであり;
    任意の立体中心の絶対配置が、R、S又はこれらの混合物である、請求項21に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  23. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項22に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  24. αvβ6インテグリン阻害剤の経口送達のために製剤された医薬組成物であって、活性化合物として請求項21に記載のαvβ6インテグリン阻害剤化合物、及び前記αvβ6インテグリン阻害剤化合物の経口治療投与のために製剤された薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  25. 下記式(I)の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
    Figure 2021535141
    [式中、
    Aは、
    Figure 2021535141
    であり、Rのいずれの場合もHであり;
    Bは、
    Figure 2021535141
    からなる群から選択され;
    qは0、1、2、又は3であり;pは0、1、又は2であり;
    Cは
    Figure 2021535141
    であり、nは0であり;

    Figure 2021535141
    であり、Rにおけるmは0又は1であり;
    は、独立にアルキル、−C(F)CH、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、−O−アルキレン−シクロアルキル、−O−シクロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−シクロアルキル、及び−アルキレン−O−アルキレン−シクロアルキルから選択され;
    はFであり;
    はHであり;
    任意の立体中心の絶対配置は、R、S又はこれらの混合物である。]
  26. Bが
    Figure 2021535141
    であり、qが2であり;
    Cが
    Figure 2021535141
    であり、nが0であり、
    がシクロアルキルであり;
    がHであり;
    任意の立体中心の絶対配置が、R、S又はこれらの混合物である、請求項25に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  27. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項25に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  28. 下記式:
    Figure 2021535141
    を有する、請求項25に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩。
  29. αvβ6インテグリン阻害剤の経口送達のために製剤された医薬組成物であって、活性化合物として請求項25に記載のαvβ6インテグリン阻害剤化合物、及び前記αvβ6インテグリン阻害剤化合物の経口治療投与のために製剤された薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  30. 前記化合物が、
    Figure 2021535141
    Figure 2021535141
    Figure 2021535141
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
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