JP2021098871A - 粒子材料及びその製造方法、並びにフィラー材料 - Google Patents

粒子材料及びその製造方法、並びにフィラー材料 Download PDF

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Abstract

【課題】高い熱伝導性を示す材料からなる粒子材料の製造方法を提供すること。【解決手段】金属から構成される粒子材料の表面に絶縁皮膜を形成することで短絡のおそれを低減した粒子材料が提供できる。金属から構成される粒子材料の製造を不活性雰囲気下で行い、この段階での酸化皮膜の形成を避けることで球形度が高い金属から構成される粒子材料を得た後、酸化雰囲気下で加熱することで球形度を保ったまま酸化皮膜の形成ができることを発見し本発明を完成した。【選択図】図3

Description

本発明は、粒子材料及びその製造方法、並びにフィラー材料に関し、特に熱伝導特性に優れた粒子材料及びその製造方法、並びにフィラー材料に関する。
半導体素子の微細化の進展に従い多大な熱の生成が問題になっている。生成した熱は半導体素子から速やかに外部に伝達されることが要求されている。そのために高い熱伝導性をもつ熱伝導物質(TIM)が望まれている。
従来のTIMは、シリコーン樹脂などの樹脂材料中にアルミナなどからなる粒子材料を分散させた樹脂組成物が汎用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−190267号公報
ところで、半導体の実装高密度化の進行は今後も継続することが予測されており、それに伴う発熱量の増大は避けられない状況である。熱伝導性が高い材料としてはアルミナ(30W/mK程度)の他、窒化ホウ素(60W/mK程度)が知られているが、更に高い熱伝導性をもつ粒子材料が求められている。
本発明は上記実情に鑑み完成したものであり、アルミナや窒化ホウ素よりも高い熱伝導性を示す材料からなる粒子材料、及びその製造方法、並びにフィラー材料を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する目的で本発明者らは鋭意検討を行った結果、粒子材料を構成する材料としてアルミニウムなどの金属を採用することを検討した。アルミニウムなどの金属は金属酸化物よりも熱伝導性に優れることが多い。
しかしながら、アルミニウムなどの金属は電気伝導性にも優れているため、そのまま熱伝達物質に採用すると、短絡のおそれがある。
そのため、金属から構成される粒子材料の表面に絶縁皮膜を形成することで短絡のおそれを低減することを試みた。絶縁皮膜としては金属酸化物からなる皮膜が例示できる。金属から構成される粒子材料を製造する際に溶融させた後にアトマイズ法により粒子化する方法があるが、空気中の酸素と反応して金属酸化物からなる酸化皮膜が形成されるがその酸化皮膜の形成により表面に皺が形成されて球形度が低下することを発見した。球形度が高いと粒子材料の充填率を高くでき熱伝導性を向上することができる。
そこで本発明者らは金属から構成される粒子材料の製造を不活性雰囲気下で行い、この段階での酸化皮膜の形成を避けることで球形度が高い金属から構成される粒子材料を得た後、酸化雰囲気下で加熱することで球形度を保ったまま酸化皮膜の形成ができることを発見し本発明を完成した。
すなわち、上記課題を解決する本発明の粒子材料の製造方法は、Al、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する金属材料を溶融した溶融材料を不活性雰囲気下にてアトマイズ法によって粒子化して原料粒子材料を製造する粒子化工程と、前記原料粒子材料を酸化雰囲気下で600℃以上800℃未満で加熱して表面に厚みが20nm以上の酸化皮膜を形成する酸化皮膜形成工程と、を有する。
このような製造方法を採用することにより球形度が高い本発明の粒子材料を得ることに成功した。すなわち、上記課題を解決する本発明の粒子材料は、Al、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する金属材料から構成されるコア部と、金属酸化物から構成され前記コア部を被覆する絶縁皮膜と、を有し、体積平均粒径が10μm以上80μm以下、球形度が0.9以上の粒子材料である。絶縁皮膜の厚みは、20nm以上であるか、又は、1つの粒子に直流10Vを印加した時に絶縁性を保持できる厚みである。
そして、本発明の粒子材料の製造方法における粒子化工程では球形度が高い金属からなる原料粒子材料を製造することができるため、そのような球形度が高い材料の表面に絶縁物から構成される皮膜を形成することで熱伝導性に優れ、且つ絶縁性にも優れた粒子材料及びその粒子材料からなるフィラー材料を得ることができた。
上記構成をもつ本発明の粒子材料は、表面に絶縁皮膜が形成されているため、半導体回路上に直接接触するように配置しても高い絶縁性を保つことができる。また、絶縁皮膜が形成されているにもかかわらず球形度が高いため充填性に優れ個々の粒子間の接触も確保できるため高い熱伝導性を示すことができる。粒子材料は、金属から構成されるコア部をもつため高い熱伝導性を発揮できる。この粒子材料はフィラー材料として好適に採用できる。
試験試料1−0のSEM写真である。 試験試料3−0のSEM写真である。 試験試料1−10〜1−240及び試験試料2−10〜2−240のSEM写真である。 試験試料1−0〜1−240及び試験試料2−0〜2−240の酸素含有量を示すグラフである。 試験試料1−0の深さ方向でのAlの状態をXPSで測定した結果である。 試験試料1−30の深さ方向でのAlの状態をXPSで測定した結果である。 試験試料1−0のTEM像である。 図6(a)と同視野でのEDX像である。 試験試料1−30のTEM像である。 図7(a)と同視野でのEDX像である。 試験試料1−30のTEM像である。 試験試料1−0及び2−0の混合比による動粘度の変化の関係を表すグラフである。 試験試料1−0:試験試料2−0の3:7混合物の充填率と熱伝導率の値との関係を示すグラフである。
本発明の粒子材料及びその製造方法、並びにフィラー材料について実施形態に基づき以下詳細に説明を行う。本実施形態の粒子材料は、高い熱伝導性をもつことから何らかのフィラー材料(本実施形態のフィラー材料)として媒体中に分散させてTIMとして利用することができる。特に絶縁性に優れたTIMが提供できる。媒体としては液状、固体状の何れでも良く、オイル、樹脂材料、樹脂材料の前駆体(モノマーなど)が例示できる。樹脂材料やその前駆体としてはエポキシ樹脂、シリコーン樹脂などが例示できる。また、これらの媒体中にフィラー材料として分散させることができる。なお、フィラー材料として用いる場合には本実施形態の粒子材料を単独で用いることができるのはもちろん、他の材料から構成される第2粒子材料を混合しても良い。第2粒子材料としてはアルミナ、シリカなどのセラミックスなどの絶縁物から構成することができる。
(粒子材料)
本実施形態の粒子材料は、コア部と絶縁皮膜とを有する。本実施形態の粒子材料は、体積平均粒径が10μm〜80μmである。体積平均粒径の下限値としては、15μm、20μm、25μm程度であることが好ましく、上限値としては65μm、70μm、75μm程度であることが好ましい。これらの下限値及び上限値は任意に組み合わせ可能である。更に、粒径の異なる2種以上を混合したものであっても良い。粒径が大きい粒子間で形成された隙間に粒径が小さい粒子が挿入されることで全体としての充填率が向上する。
また、D10が15μm以上、D90が95μm以下であることで粒子材料を構成する各粒子の粒度分布が均一に近くなる。特にD10の下限値としては、20μm、25μmを採用することができ、D90の上限値としては65μm、70μm、75μm、80μm、85μmを採用することができる。これらの下限値及び上限値は任意に組み合わせ可能である。更に、D90/D10が4.5以下であることが好ましく、3.5以下であることがより好ましい。
本実施形態の粒子材料は球形度が0.9以上で有り、0.95以上であることが好ましく、0.99以上であることが更に好ましい。球形度はSEMで写真を撮り、その観察される粒子の面積と周囲長から、(球形度)={4π×(面積)÷(周囲長)}で算出される値として算出する。1に近づくほど真球に近い。具体的には画像処理装置(スペクトリス株式会社:FPIA−3000)を用いて100個の粒子について測定した平均値を採用する。
コア部は、Al、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する金属材料から構成される。金属材料はAl、Cu及びSiのうちの1つの元素単独で構成される単体金属でも、これらのうちの2つ以上からなる合金であっても良い。また、Al、Cu及びSiの他にも他の元素を含有していても全体として金属としての性質をもつものであれば採用することができる。
コア部の形状は特に限定しないが、球形であることが好ましい。特に球形度が0.9以上であることが好ましく、0.95以上、0.99以上であることが更に好ましい。コア部の粒径は特に限定しないが、10μm〜80μmであることが好ましい。特に粒径の下限値としては、15μm、20μm、25μmが採用でき、上限値としては、65μm、70μm、75μmが採用できる。下限値及び上限値は任意に組み合わせ可能である。
絶縁皮膜は、コア部の周囲を被覆する膜である。絶縁皮膜は金属酸化物から構成される。絶縁皮膜は、コア部の表面を隙間無く覆っていることが好ましい。絶縁皮膜の厚みは、(1)20nm以上であるか、又は(2)1つの粒子に直流10Vを印加した時に絶縁性を保持できる厚みである。(1)及び(2)の条件は同時に満たしても良い。絶縁皮膜の厚みは30nm以上であることが好ましく、50nm以上であることがより好ましい。絶縁皮膜とコア部とは密着していることが好ましい。密着しているかどうかは粒子材料の断面を観察したときに絶縁皮膜とコア部との間の隙間が5nm以下であることを意味し、特に隙間無く隣接することが好ましい。
(1)絶縁皮膜の厚みが20nm以上
絶縁皮膜の厚みの測定は、粒子材料の表面をArレーザーにて10nm/分の速度で削りながら、XPSにて構成元素を分析することで行った。具体的には、絶縁皮膜を構成する金属酸化物中の金属元素とコア部を構成する金属元素のそれぞれを定量し、その量が逆転する深さを絶縁皮膜の厚みとした。Arレーザーで削る速度は絶縁皮膜を形成する材料にてキャリブレーションする。
例えばアルミニウムからなるコア部の表面にアルミナからなる絶縁皮膜が形成されている場合には、XPS測定における、金属状態のAlに由来するピーク強度と、アルミナのAlに由来するピーク強度からそれぞれのAlの相対量を算出して、金属状態のAlがアルミナのAlよりも相対的に多くなったときの深さ(Arレーザーで削った深さ)を絶縁皮膜の厚みとした。Alにおいては、金属状態のAlのピーク強度と酸化物状態のAlのピーク強度がそのままそれぞれの状態のAlの相対量に対応するものと考えてピーク強度が逆転する深さを酸化皮膜の厚みとした。
金属酸化物はコア部を構成する金属元素の酸化物であることができ、その場合の組成比はコア部の組成比とは同一であっても異なっていてもどちらでも良い。また、コア部に含まれない元素を含んでいても良い。
(2)絶縁皮膜の厚みが1つの粒子に直流10Vを印加した時に絶縁性を保持できる厚み
絶縁性の保持の判定は、粒子材料に対して直接10Vの電圧を印加したときに流れる電流を測定したときに、流れる電流が小数点以下一桁で四捨五入したときに0mAであるときに絶縁性を保持できていると判断した。
具体的な測定装置の例としては、マニピュレーターに接続した先端径1.5μmのタングステン製針1組にて粒子材料の1つに顕微鏡下で挟み、直流電圧電流発生装置R6144(株式会社エーディーシー)にて0Vから10Vまで徐々に電圧を上昇させながら流れる電流の値を観察した。その結果、流れる電流が0mAであるときに絶縁性を保持できていると判断した。
絶縁性が保持できる電圧は、絶縁皮膜が厚いほど相対的に高くなる。また、絶縁皮膜の材料により絶縁性が保持できる電圧は変化する。従って、粒子材料の絶縁性の保持が充分で無い場合には、絶縁皮膜を更に厚くするか、絶縁皮膜の材料を絶縁性が高い材料に変更することで実現できる。
本実施形態の粒子材料は、シランカップリング剤、シラン化合物、オルガノシラザン類などの表面処理剤を反応させて形成される表面処理層を有することができる。シラン化合物としては、アルキル基、フェニル基、アミノ基、フェニルアミノ基、エポキシ基、アクリル基、メタクリル基、ビニル基、イソシアネート基、スチリル基などの有機官能基がSi原子と直接接続されるか又はスペーサを介して接続され、SiH構造を有する化合物や、ヘキサメチルジシラザンなどが例示される。粒子材料の表面に形成される表面処理層の厚みは特に限定されず、例えば、粒子材料の表面に存在するOH基などの反応性基と全て結合出来る程度の量を100%とした場合に、30%、50%、75%、100%、150%、200%程度の量を例示することができる。
(フィラー材料)
本実施形態のフィラー材料は、本実施形態の粒子材料を含む。フィラー材料は、TIM、半導体の封止材、アンダーフィル材などに用いることができる。フィラー材料は、粒子材料のままの状態、樹脂材料中に分散した樹脂組成物の状態、溶媒などに分散したスラリ組成物の状態などの形態を採ることができる。フィラー材料には、本実施形態の粒子材料の他の粒子を含有させることができる。例えばアルミナやシリカの粒子である。他の粒子の含有量は、フィラー材料全体の質量を基準として、10%〜90%程度の含有量とすることができる。含有量としては20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%などを挙げることができ、これらの含有量を下限値又は上限値として任意の範囲を設定することができる。
(粒子材料の製造方法)
本実施形態の粒子材料の製造方法は、上述の本実施形態の粒子材料を製造できる方法のうちの1つである。本製造方法は、金属材料から粒子材料を製造する方法であり、粒子化工程と酸化皮膜形成工程とを有する。金属材料はコア部を構成する金属元素を含有する材料である。特にAl、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する材料である。
粒子化工程は、金属材料を溶融した溶融材料を不活性雰囲気下で行うアトマイズ法にて粒子化して原料粒子材料を製造する工程である。不活性雰囲気下にて粒子化を行うことで得られる原料粒子材料は球形度が高い粒子を得ることができる。なお、本明細書において不活性雰囲気とは得られる原料粒子材料に形成される酸化皮膜の割合が空気以下になる雰囲気である。例えば、窒素ガス、アルゴンなどの不活性ガスを主成分とするガスからなる雰囲気である。不活性雰囲気にするのは、溶融材料を固化して原料粒子材料を製造するまでの工程であり、金属材料を溶融させて溶融材料にする工程や、溶融材料が固化して球形度が高い原料粒子材料になった後は不活性雰囲気下でなくても構わない。
アトマイズ法は特に限定しないが、溶融材料を急冷することで粒子化する方法である。金属材料を溶融材料にするには、限定されない加熱方法により行う方法や、アトマイズ法としてプラズマアトマイズ法を採用し、アトマイズ法と一環として溶融材料の製造も行う方法を採用することもできる。急冷の方法としては、回転する金属ディスクの表面に接触させる方法、窒素ガスなどの不活性ガスを吹き付ける方法、水などの液体を吹き付ける方法が例示できる。特に回転する金属ディスクの表面に接触させる方法が望ましい。金属ディスクの大きさ、質量、材質、回転速度などを変化させることで得られる原料粒子材料の粒度分布を制御できる。例えば、金属ディスクの回転数を増加させることにより溶融材料に加わるせん断力が大きくなって得られる原料粒子材料の粒径を小さくすることができる。
粒子化工程にて得られた原料粒子材料の球形度がそのまま製造される粒子材料の球形度に影響を与えるため、原料粒子材料は球形度が高いことが望ましい。例えば原料粒子材料の球形度は、0.9以上であることが好ましく、0.95以上、0.99以上であることが更に好ましい。
酸化皮膜形成工程は、原料粒子材料を酸化雰囲気下で600℃以上800℃未満で加熱する工程である。酸化雰囲気は、酸素ガス、空気などの酸素を含むガス中であったり、加熱により酸素を放出する物質の共存下にて行うものであったりできる。温度がこの範囲の下限以上であると速やかに原料粒子材料の表面を酸化させて酸化皮膜が形成でき、この範囲の上限以下であると原料粒子材料の変形が抑制できる。
加熱時間は、表面に厚みが20nm以上の酸化皮膜を形成するまで行う。例えばアルミニウムから構成される原料粒子材料から酸化皮膜としてのアルミナを形成する場合には、空気雰囲気下で1分から480分程度加熱することで目的の厚みを持つ酸化皮膜を形成できる場合があった。加熱温度との関係で適正な加熱時間は変化する。加熱温度が低いと加熱時間は相対的に長い方が好ましくなり、加熱温度が高いと加熱時間は相対的に短い方法が好ましくなる。加熱時間の上限としては300分、240分、180分、120分、60分、30分、20分などが挙げられ、加熱時間の下限としては3分、4分、5分、10分、15分、20分、30分などが挙げられる。加熱方法としては特に限定しない。例えば、ローラーハースキルン、プッシャーキルン、ロータリーキルンなどのキルンにより加熱を行うことができる。
酸化皮膜形成工程の前に原料粒子材料の表面に原料粒子材料を構成する元素以外の元素を付着させることで、原料粒子材料を構成する元素以外の元素を含む酸化皮膜の形成ができる。例えば、原料粒子材料を構成する以外の金属元素を含む溶液中に原料粒子材料を浸漬した後に乾燥させたり、スパッタリングや蒸着によって、異なる種類の元素を表面に含むようにしたりできる。
表面処理層の形成は、前述したような表面処理剤を粒子材料の表面に接触させることで行う。粒子材料の表面に接触する方法としては、表面処理剤をそのまま、又は適正な溶媒中に溶解させて接触することができる。そのまま接触させる場合には液状又は気体状にして接触することができる。接触後又は接触しながら適正な温度で加熱することことで反応を促進することができる。適正な温度としては、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃等が例示できる。
・原料粒子材料の調製(粒子化工程)
(試験1)
99.7%Alからなる金属材料を750℃に加熱して溶融させた溶融材料を不活性雰囲気下(窒素雰囲気)ディスクアトマイザーにて処理して原料粒子材料を得た。得られた原料粒子材料は球形度が0.99、体積平均粒径が35.0μm、比表面積が0.11m/g、真比重が2.71g/cmであった。原料粒子材料3.5gを35mLの純水中に25℃、0.5時間浸漬する抽出条件にて抽出した抽出液の電気伝導度が1.3μS/cm、pHが6.2であった。本試験の粒子材料(試験試料1−0)のSEM写真を図1に示す。
(試験2)
ディスクアトマイザーに用いる金属ディスクの回転数を試験1よりも低くすることで体積平均粒径が50μmの原料粒子材料を得た。この原料粒子材料(試験試料2−0)は、球形度が0.98、比表面積が0.08m/g、真比重が2.70g/cmであった。試験例1と同じ抽出条件にて抽出した抽出液の電気伝導度が1.2μS/cm、pHが6.0であった。
(試験3)
大気雰囲気にて処理を行った以外は試験1と同条件にて処理を行って得られた粒子材料を分析した結果、得られた原料粒子材料は球形度が0.70以下、平均粒径が25μm、比表面積が0.6m/g、真比重が2.72g/cmであった。原料粒子材料3.5gを35mLの純水中に25℃、0.5時間浸漬する抽出条件にて抽出した抽出液の電気伝導度が5μS/cm、pHが6.5であった。本試験の粒子材料(試験試料3−0)のSEM写真を図2に示す。
試験1及び3の試料を比較すると、図1に示す試験試料1−0では不活性雰囲気下で加熱を行うことで溶融して球状になった金属がそのまま高い球形度を保ったままで固化しているのに対して図2に示す試験試料3−0では大気雰囲気下で加熱を行ったことで球形度が低い粒子を形成していることが分かった。なお、試験試料3−0では表面に酸化皮膜が僅かに形成されているだけで殆ど金属状態を保っていることが分かった。
・酸化皮膜形成工程
試験試料1−0及び試験試料2−0のそれぞれについて大気雰囲気下、Alの融点660.3℃以下の温度である加熱温度650℃で加熱した。加熱後の各試験試料はハイフンの後に加熱時間(分)を合わせて記す。その結果、球形度は、試験試料1−10(試験試料1−0を650℃で10分間加熱。以下同様に記載)が0.99、試験試料1−30が0.98、試験試料1−240が0.95であり、試験試料2−10が0.98、試験試料2−30が0.97、試験試料2−240が0.95であった。更にそれぞれの加熱後のSEM写真をまとめて図3に示す。図3中の上段左から試験試料1−10、1−30、1−240であり、下段左から試験試料2−10、2−30、2−240である。
球形度の測定結果及び図より明らかなように、650℃の加熱条件では、10分間から4時間(240分間)と加熱時間が長くなるにつれて多少いびつな形状にはなるもののいずれの加熱時間についても高い球形度が保たれていることが分かった。
(酸化皮膜の形成量の評価)
・含有する酸素量の測定
試験試料1−0〜1−240及び試験試料2−0〜2−240について表面の酸化皮膜の量を測定した。表面の酸化皮膜の量は含有する酸素量から推定した。含有する酸素量の測定は、各試験試料をヘリウム雰囲気下、黒鉛坩堝中で2000℃以上で加熱して各試験試料中に含まれる酸素を坩堝由来の炭素と反応させて二酸化炭素とし、その二酸化炭素の量を赤外吸収法で定量した。結果を表1及び図4に示す。
・XPSによる酸化皮膜の厚みの測定
そして各試験試料について、前述の実施形態に記した方法にて酸化皮膜の厚みを測定した。結果を表1及び図5に示す。例えば酸化皮膜形成工程前の試験試料1−0については、図5(a)に示すように、金属状態のAlのピーク強度と酸化物状態のAlのピーク強度が逆転する深さは10nmであり、酸化皮膜形成工程後の試験試料1−30については、図5(b)に示すように、金属状態のAlのピーク強度と酸化物状態のAlのピーク強度が逆転する深さは30nmであった。
・TEM−EDXによる酸化皮膜の厚みの測定
試験試料1−0及び試験試料1−30についてTEM−EDXにより断面を観察した。各試験試料について常法によりオスミウムコートを行った後、アルミニウム蒸着、タングステン蒸着を行った。その後、収束イオンビーム加工(Gaイオン)により粒子の断面を露出させた。その後、TEMにより観察し、更にEDXにてAl、O、W、及びOsの各元素の存在量をマッピングした。結果を図6(試験試料1−0)、図7(試験試料1−30)に示す。図6(a)及び図7(a)はTEM像であり、下から粒子材料のコア部を構成するAl、酸化皮膜、オスミウムコート、アルミニウム蒸着層、タングステン蒸着層の順に積層している様子が観察できる。図6(b)及び図7(b)は、同視野でのEDX解析像であり、各元素の存在量が多いほど明るく表示される。
図6及び7から明らかなように、酸化皮膜形成工程を行う前には粒子材料の表面には酸素が6nm程度の厚みで存在することがわかり、酸化皮膜の厚みも6nm程度であり、酸化皮膜形成工程を行った後には粒子材料の表面には酸素が30〜50nm程度(平均すると40nm程度)の厚みで存在することから酸化皮膜の厚みも30〜50nm程度であることが分かった。また、図8に示すようにTEMによる酸化皮膜を拡大して観察した結果から酸化皮膜は粒子表面を隙間無く覆っており、粒子材料の表面に金属Alは露出していないことが明らかになった。
Figure 2021098871
図4より明らかなように、加熱時間が長くなるにつれて含有する酸素量も増加することが分かった。特に比表面積が相対的に大きい試験試料1−0〜試験試料1−240は、比表面積の小さい試験試料2−0〜試験試料2−240よりも含有する酸素量が多いことが分かった。
ここで、酸化皮膜の厚みについてXPSで測定した値と、TEM−EDXにより測定し
た値は概ね同じであった。そして、測定した酸化皮膜の厚みと酸素量とがほぼ相関していることがわかった。以上の結果から、酸素量を測定すれば酸化皮膜の厚みも推定できることが示唆された。なお、本実験条件では酸化皮膜の厚みは粒子材料の径よりも十分に小さい値であるため、酸化皮膜の厚みに比例して酸素含有量が増加していることが推測できる。
(樹脂組成物の作成と熱伝導率の評価)
・予備試験:試験試料1−0及び試験試料2−0の配合比の検討
試験試料1−0及び試験試料2−0が併せて60体積%になるようにシリコーン樹脂(信越化学工業、KF−96−500CS)中に分散させた。その場合の試験試料1−0及び試験試料2−0の総和を基準とした試験試料1−0の含有割合が、10質量%〜100質量%の範囲で調節したときの粘度を測定した。動粘度の測定は、レオメータ(TAインストルメント、ARES−G2)にて行った。測定条件は、ずり速度0.1(1/s)と1.0(1/s)の2条件で行った。結果を図9に示す。図9より明らかなように、試験試料1−0が30質量%であるときに一番低い粘度の値を示した。そこで以下の試験について試験試料1−0が30質量%になるようにした。
・熱伝導率の測定
試験試料1−0を30質量部と、試験試料2−0を70質量部とをフィラー材料として、樹脂材料としてのシリコーン樹脂(信越化学工業、KF−96−500CS)中に分散させた樹脂組成物に対して熱伝導率の測定を行った。熱伝導率の測定は加熱圧粉により直径20mm、厚み8mmの円板を作成し、ホットディスク法にて行った。
フィラー材料の含有量は全体の体積を基準として、60、65、70、75体積%で検討を行った。なお、体積平均粒径45μmのアルミナ粒子を30重量部と、体積平均粒径55μmのアルミナ粒子を70重量部とをフィラー材料として、上記シリコーン樹脂に73体積%で充填したときの熱伝導率の測定も行った。結果を表2及び図11に示す。
Figure 2021098871
図11及び表2より明らかなように、フィラー材料の充填率が高くなるにつれて熱伝導率の値も大きくなった。なお、アルミナからなる粒子材料を充填した場合の結果から、アルミナよりも充填率が低くても(60,65,70体積%)高い熱伝導率を示すことが分かった。
次に、試験試料1−10〜試験試料1−240と、試験試料2−10〜試験試料2−240とを全体の質量を基準として、試験試料1−10〜試験試料1−240が30質量%になるようにした混合物を上述のシリコーン樹脂中に、全体の質量を基準として60,65,70体積%で充填して調製した樹脂組成物について熱伝導率の測定を同様に行った。結果を上述の表2に合わせて示す。
表2から明らかなように、酸化皮膜の厚みが厚くなると熱伝導率の値は低くなるが、それでもアルミナからなる粒子材料を充填した樹脂組成物よりは熱伝導率の値が高いことが分かった。
(粒子材料の絶縁性の評価)
試験試料1−0〜1−240及び試験試料2−0〜試験試料1−240について絶縁性を評価した。絶縁性の評価は、前述の実施形態にて説明した方法にて行った。その結果、試験試料1−10〜1−240及び試験試料2−10〜2−240について十分な絶縁性を示すことが分かった。

Claims (9)

  1. Al、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する金属材料から構成されるコア部と、
    金属酸化物から構成され前記コア部を被覆する厚みが20nm以上の絶縁皮膜と、
    を有し、
    体積平均粒径が10μm以上80μm以下、
    球形度が0.9以上の粒子材料。
  2. Al、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する金属材料から構成されるコア部と、
    金属酸化物から構成され前記コア部を被覆する絶縁皮膜と、
    を有し、
    前記絶縁皮膜の厚みは1つの粒子に直流10Vを印加した時に絶縁性を保持できる厚みであり、
    体積平均粒径が10μm以上80μm以下、
    球形度が0.9以上の粒子材料。
  3. 更に表面処理層を有する請求項1又は2に記載の粒子材料。
  4. D10が25μm以上、D90が65μm以下である請求項1〜3の何れか1項に記載の粒子材料。
  5. D90/D10が4.5以下である請求項1〜4の何れか1項に記載の粒子材料。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の粒子材料を含有するフィラー材料。
  7. 更にアルミナからなる粒子材料を有する請求項6に記載のフィラー材料。
  8. Al、Cu及びSiのうちの少なくとも1種以上を50質量%以上含有する金属材料を溶融した溶融材料を不活性雰囲気下にてアトマイズ法によって粒子化して原料粒子材料を製造する粒子化工程と、
    前記原料粒子材料を酸化雰囲気下で600℃以上800℃未満で加熱して表面に厚みが20nm以上の酸化皮膜を形成する酸化皮膜形成工程と、
    を有する粒子材料の製造方法。
  9. 前記アトマイズ法は、回転する金属ディスクの表面に前記溶融材料を供給する工程である請求項8に記載の粒子材料の製造方法。
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