JP2020505117A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 人工僧帽弁弁尖を含む自己拡張型人工僧帽弁装置を患者の心臓の左心房内の移植部位に送達する方法であって、
   近位端部と遠位端部とそこを通る管腔とを有する送達カテーテルを用いて前記左心房にアクセスすることと、
   前記自己拡張型人工僧帽弁装置を前記送達カテーテルの前記管腔内にその前記近位端部で折り畳み構成で装填することであって、前記人工僧帽弁装置の前記折り畳み構成はそれに取り付けられた人工僧帽弁を含むことと、
   折り畳まれた前記人工弁を前記移植部位に近接した場所で前記送達カテーテルの前記遠位端部から前記左心房内に送達することと、
   送達された前記自己拡張型人工僧帽弁装置が前記移植部位の前記左心房内で拡張することを許容することであって、拡張された前記装置の少なくとも一部は前記左心房内の上部環状面の少なくとも一部と係合することと、
   送達された前記自己拡張型人工僧帽弁装置が前記左心房内で拡張できる前に、前記自己拡張型人工僧帽弁装置の送達のいかなる点においても、左心室、前記上部環状面の下または下流の環状組織、および心臓の生来の僧帽弁弁尖が接触されないことを確実にすることと、
   折り畳まれた前記自己拡張型人工僧帽弁装置の側部に直接取り付けられたプラグを提供することと、
   前記プラグを左心耳に整合させることと、
   前記自己拡張型人工僧帽弁装置が拡張したときに前記左心耳を前記プラグと係合させることと
   を含む、方法。
2. 折り畳まれた前記自己拡張型人工僧帽弁装置が近位部分と遠位部分とをさらに含み、前記人工僧帽弁弁尖が前記遠位部分内に配設され、
   前記カテーテル管腔内に内側シースを装填することであって、前記内側シースは折り畳まれた前記自己拡張型人工僧帽弁と係合する遠位端部を有し、前記カテーテル管腔を介した前記内側シースの並進は、前記カテーテル管腔を介した折り畳まれた前記自己拡張型ステント付き弁の並進をもたらす、
   請求項１に記載の方法。
3. 前記内側シースが、折り畳まれた前記自己拡張型人工僧帽弁装置の前記近位部分を受容するようにサイズ決めされた、前記内側シースを通る管腔を備える、請求項２に記載の方法。
4. 前記内側シースの前記遠位端部が、折り畳まれた前記自己拡張型人工僧帽弁装置の前記遠位部分と係合し、前記遠位部分が前記内側シースの前記管腔内に受容されない、請求項３に記載の方法。
5. 前記遠位部分が送達され、前記移植部位に近接して位置決めされ、折り畳まれた前記自己拡張型人工僧帽弁装置の前記近位部分が送達され拡張される前に拡張される、請求項２に記載の方法。
6. 前記プラグがフランジをさらに備え、前記フランジは左心耳の周囲で心房壁と係合し心房壁を封止する、請求項１に記載の方法。
7. 折り畳まれた前記人工僧帽弁装置に接続されるプッシュロッドを提供することと、
   前記左心房内での送達および拡張のために前記送達カテーテルの前記管腔を通して前記プッシュロッドを用いて、折り畳まれた前記人工僧帽弁装置を押すことと
   をさらに含む、請求項１に記載の方法。
8. 前記プッシュロッドを近位方向に引くことによって、前記送達カテーテルの前記管腔内で拡張された前記人工僧帽弁を少なくとも部分的に折り畳むことをさらに含む、請求項７に記載の方法。
9. 前記カテーテルの前記管腔を通して配置要素を並進させることと、
   前記人工僧帽弁装置の開放フレーム部分を前記配置要素と係合させることと、
   前記人工僧帽弁装置を前記左心房に送達する前に、左上肺静脈の前記管腔を前記配置要素の遠位端部と係合させることと
   をさらに含む、請求項７に記載の方法。
10. 前記配置要素が前記人工僧帽弁装置の開放フレーム部分を通って延出する、請求項９に記載の方法。
11. 前記近位部分と前記遠位部分との間に配設された中央部分をさらに含み、前記中央部分は前記近位部分の最大直径および前記遠位部分の最大直径よりも小さい最大直径を有する、請求項２に記載の方法。
12. 前記中央部分にヒンジを設けることと、
    前記ヒンジを前記左心房に露出させるために前記送達カテーテル管腔の前記遠位端部から前記中央部分を送達することと、
    前記遠位部分を前記左心房の前記上部環状面に向かって回転させることと、
    前記近位部分を前記送達カテーテル管腔の前記遠位端部から前記左心房に送達することと
    をさらに含む、請求項１１に記載の方法。
13. 前記送達カテーテルの前記管腔を通して配設された整合ワイヤを並進させることと、
    前記人工僧帽弁装置の開放フレーム部分を前記整合ワイヤに係合させることと、
    前記人工僧帽弁装置を前記整合ワイヤに沿って前記左心房内に送達する前に、左上肺静脈を前記整合ワイヤに係合させることと
    をさらに含む、請求項２に記載の方法。
14. 前記送達カテーテル管腔を通って延在し、前記装置の前記拡張を部分的に拡張された構成に拘束するように適合された前記自己拡張型人工僧帽弁装置と係合する少なくとも１本の捕捉ワイヤをさらに含む、請求項１に記載の方法。
15. 前記送達カテーテルの前記近位端部で前記少なくとも１本の捕捉ワイヤを操作することによって、前記部分的に拡張された装置を位置的に配向するようにさらに適合された前記少なくとも１本の捕捉ワイヤをさらに含む、請求項１４に記載の方法。
16. 前記部分的に拡張された装置を前記左心房内に位置的に配向することと、
    前記部分的に拡張された装置の正しい配向を確認することと、
    前記少なくとも１本の捕捉ワイヤを取り外すことと、
    前記部分的に拡張された装置が完全に拡張できるようにすることと
    をさらに含む、請求項１５に記載の方法。
17. 前記部分的に拡張された装置を位置的に配向するのを補助するように適合された前記送達カテーテルの前記管腔を通るプッシュ／プルロッドを提供することをさらに含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記送達カテーテルの前記近位端部で操作されるように適合された前記人工僧帽弁装置に取り付けられた投げ縄要素と、
    位置的に配向し、前記人工僧帽弁装置の完全な拡張を防止し、および／または前記左心房内での前記人工僧帽弁装置の完全な拡張を許容するために前記投げ縄要素を操作することと
    をさらに備える、請求項１に記載の方法。
19. 前記自己拡張型人工僧帽弁装置が、少なくとも２組の対向する小区分を含むステントから形成された上部をさらに含み、前記対向する小区分の少なくとも１組が布地カバーを含む、請求項１に記載の方法。
20. 前記自己拡張型人工僧帽弁装置を位置決めするために血流を捕捉するために前記布地カバーを使用し、前記位置決めされた自己拡張型人工僧帽弁装置を拡張することをさらに含む、請求項１９に記載の方法。