JP2020132177A - マチ付きパウチおよびマチ付きパウチの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明のマチ付きパウチの製造方法は、内側支え部材をパウチ本体内に配置したマチ付きパウチの製造方法であって、前記パウチ本体を構成する表側フィルムおよび裏側フィルムの間に、樹脂フィルムから成る前記内側支え部材を2つ折り状態で配置し、前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記内側支え部材とを熱溶着治具によって挟み込むことで、前記表側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着するとともに、前記裏側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着する工程を含み、前記工程において、2つ折りされた前記内側支え部材の内側面間に邪魔板を配置することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明によれば、パウチ本体を形成する際にも用いられる熱溶着によって、第1固着部および第2固着部をパウチ本体に固着することが可能であるため、製造負担を軽減できる。
本請求項4に係る発明によれば、第1固着部または第2固着部の少なくとも一方が、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部において、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に配置されて、表側フィルムおよび裏側フィルムに対して熱溶着されている。これにより、第1固着部または第2固着部を表側フィルムおよび裏側フィルムの両方に対して固着して、パウチ本体に対する第1固着部または第2固着部の固着強度を向上できるばかりでなく、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部の形成とパウチ本体に対する第1固着部または第2固着部の固着とを一度に行うことも可能であるため、製造負担を軽減することができる。また、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に第1固着部または第2固着部を配置した部位は強度が高くなるため、使用時や陳列時や運搬時において、当該表側フィルムおよび裏側フィルムの間に第1固着部または第2固着部を配置した部位を下にして載置面に置くことにより、マチ付きパウチの自立性を向上させることもできる。
本請求項5に係る発明によれば、第1固着部または第2固着部の少なくとも一方が、熱溶着層を表側フィルムおよび裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に配置されていることにより、内側支え部材を構成する樹脂フィルムの両面に熱溶着層を形成する必要が無くなり、また、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に第1固着部または第2固着部を配置した部位の強度を更に向上させることができる。
本請求項6に係る発明によれば、シール部に形成された把手孔の少なくとも一部が、表側フィルムと裏側フィルムと第1固着部とが重なった部位を貫通するように形成されていることにより、把手孔の縁部の強度を充分に確保することが可能であるため、把手孔の縁部に変形や破れが生じることを抑制できる。
本請求項7に係る発明によれば、内側支え部材によって、内容物収容部を挟んで対向するパウチ本体の第3被固着部および第4被固着部が互いに離れることを阻止することが可能であるため、内容物を収容したマチ付きパウチの全体形状をより確実に維持することができる。
本請求項8に係る発明によれば、第1固着部および第2固着部が、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部において、熱溶着層を表側フィルムおよび裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に配置されて、表側フィルムおよび裏側フィルムに対して熱溶着され、第3固着部が、表側フィルムの内側面に熱溶着され、第4固着部は、裏側フィルムの内側面に熱溶着されている。これにより、パウチ本体に対する第1〜4固着部の熱溶着を一度に行うことができ、また、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部の形成とパウチ本体に対する第1〜4固着部の熱溶着とを一度に行うこともできる。
本請求項9に係る発明によれば、第1固着部が表側フィルムの内側面に固着され、第2固着部が裏側フィルムの内側面に固着されていることにより、表側フィルムおよび裏側フィルムが互いに離れることを阻止することが可能であるため、内容物を収容したマチ付きパウチの全体形状を維持し、所謂胴膨れを抑制することができる。
本請求項10に係る発明によれば、マチ部用フィルムが、2つ折りにされて、表側フィルムと裏側フィルムとの間にその折曲部を内容物収容部側に向けた状態で配置され、マチ部用フィルムの長手方向の両端部のうち少なくとも一方において、内容物収容部側に位置するマチ部用フィルムの角部がパウチ本体の外側に向けて寄るように、マチ部用フィルムが、長手方向に対して斜めに折り曲げられている。これにより、マチ部用フィルムを斜めに折り曲げることで空いたスペースにスパウトを配置することで、スパウトをより端の方に寄せて配置することが可能であるため、マチ付きパウチの使用時に、スパウトをより低い位置に位置させて、マチ付きパウチ内に多くの内容物が残留してしまうことを抑制できる。
本請求項11に係る発明によれば、パウチ本体を構成する表側フィルムおよび裏側フィルムの間に、樹脂フィルムから成る内側支え部材を2つ折り状態で配置し、表側フィルムと裏側フィルムと内側支え部材とを熱溶着治具によって挟み込むことで、表側フィルムおよび内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着するとともに、裏側フィルムおよび内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着する工程を含み、前記工程において、2つ折りされた内側支え部材の内側面間に邪魔板を配置する。これにより、2つ折りされた内側支え部材の内側面間が熱溶着されてしまうことを回避しつつ、表側フィルムおよび裏側フィルムに対する内側支え部材の熱溶着を一度に行うことが可能であるため、製造負担を軽減することができる。
本請求項12に係る発明によれば、表側フィルムおよび裏側フィルムに対する内側支え部材の熱溶着を、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部を形成する際に同時に行うことにより、製造負担をより一層軽減することができる。
まず、表側フィルム30は、図3に示すように、裏側フィルム40に熱溶着される第1熱溶着領域31と、マチ部用フィルム50に熱溶着される第2熱溶着領域32と、スパウト60に熱溶着される第3熱溶着領域33と、内側支え部材70に熱溶着される第4熱溶着領域34とを有している。
また、裏側フィルム40は、図3に示すように、表側フィルム30に熱溶着される第1熱溶着領域41と、マチ部用フィルム50に熱溶着される第2熱溶着領域42と、スパウト60に熱溶着される第3熱溶着領域43と、内側支え部材70に熱溶着される第4熱溶着領域44とを有している。
また、マチ部用フィルム50は、図3に示すように、表側フィルム30に熱溶着される第1熱溶着領域51と、裏側フィルム40に熱溶着される第2熱溶着領域52とを有している。
本実施形態では、スパウト60は、図1に示すように、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23において、表側フィルム30と裏側フィルム40との間に配置され、熱溶着によって表側フィルム30(の第3熱溶着領域33)および裏側フィルム40(の第3熱溶着領域43)に対して固着されている。
スパウト60は、図1に示すように、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23における中央部よりも一方側(図1における左側)に寄った位置に装着されている。
なお、内側支え部材70の両面が熱溶着性を有する層でなくとも、熱溶着時に邪魔板80を用いることもできる。
また、上記の表側フィルム30および裏側フィルム40に対して内側支え部材70を熱溶着する工程は、パウチ本体20を袋状に形成するためのシール部23を形成する工程(すなわち、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50との間を熱溶着する工程)と同時に行ってもよく、また、別に行ってもよい。
また、上述した実施形態では、パウチ本体20が、表側フィルム30と裏側フィルム40と一対のマチ部用フィルム50の4枚の樹脂フィルムから形成されているものとして説明したが、パウチ本体20を構成する樹脂フィルムの枚数等の、パウチ本体20の具体的態様は、上記に限定されず、例えば、1枚の樹脂フィルム(すなわち、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを一体に形成した樹脂フィルム)を筒状に巻いて所定箇所で熱溶着して構成されたもの等、如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、パウチ本体20が、その両側部にマチ部22を形成した所謂横ガゼット型のパウチとして形成されているものとして説明したが、パウチ本体20の具体的態様は、少なくとも1つのマチ部22を有するものであれば如何なるものでもよく、例えば、1つのマチ部22を有した所謂底ガゼット型のパウチや、両側部および底部に計3つのマチ部22を有したパウチ等、如何なるものでもよい。
また、内側支え部材70を樹脂フィルムから構成する場合、パウチ本体20を構成する各フィルム30、40、50と異なる構造の樹脂フィルムから内側支え部材70を形成してもよいが、マチ付きパウチ10の製造コストを低減する観点からも、パウチ本体20を構成する各フィルム30、40、50と同じ構造の樹脂フィルムから内側支え部材70を形成することが好ましい。
また、パウチ本体20に対する内側支え部材70の固着方法については、上述した熱溶着に限定されず、接着剤を用いた接着等の如何なるものでもよい。
また、図3に示す例では、複数の丸孔状の流通部75が2列に並べて配置されているが、流通部75を孔状に形成する場合における、流通部75の具体的な数量や配置や形状は如何なるものでもよく、例えば、図7(b)に示すように、複数の丸孔状の流通部75を千鳥状に配置してもよく、また、図7(c)に示すように、流通部75を長孔状に形成してもよい。また、内容物が流通するような細かい孔が施されたメッシュ状(不図示)であってもよい。
なお、例えば、後述する図8(d)や図8(e)の例のように、本実施形態のように、内側支え部材70によって内容物収容部21内が複数の空間に区分されていない場合、すなわち、内側支え部材70と内容物収容部21の内側面(各フィルム30〜50)との間に内容物を流通させるための間隙が形成される場合には、流通部75を形成しなくてもよい。
例えば、図8(a)に示す例では、図6に示す例と比較して、A部分の分だけ、各フィルム30、40に対する内側支え部材70の固着面積が大きく、各フィルム30、40に対する内側支え部材70の固着強度を向上することができる。なお、図8(a)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、上述したA部分を除いて、図6に示す例と同様である。
また、図8(b)に示す例では、2つの内側支え部材70を横方向に並べて配置し、各フィルム30、40に対して各内側支え部材70を固着している。なお、図8(b)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、内側支え部材70の数量を除いて、図8(a)に示す例と同様である。
また、図8(c)に示す例では、内側支え部材70が、図8(a)に示す例における内側支え部材70と同様に形成された第1フィルム部(図示しない)と、第1フィルム部(図示しない)に十字状に交差するように(一体または別体に)形成された第2フィルム部(図示しない)とから構成されている。第2フィルム部(図示しない)は、表側フィルム30の内面と裏側フィルム40の内面と左右一対のマチ部用フィルム50の内面とに固着され、また、流通部75が形成されている。なお、図8(c)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、内側支え部材70が第2フィルム部(図示しない)を有している点等を除いて、図8(a)に示す例と同様である。
また、図8(d)(e)に示す例では、1つまたは複数の内側支え部材70が、表側フィルム30の内面と裏側フィルム40の内面とにそれぞれ固着される第1、2固着部(図示しない)を有している。なお、図8(d)(e)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、内側支え部材70等の態様を除いて、図8(a)に示す例と同様である。例えば、内側支え部材70の片面に熱溶着層を設けることで当該熱溶着層を表側フィルム30の内面と裏側フィルム40の内面とにそれぞれ固着することで実現できる。
また、図示しないが、図1〜4に示す例や図5、6に示す例において、第3固着部73や第4固着部74を内側支え部材70に設けなくてもよく、言い替えると、第1固着部71および第2固着部72のみで、パウチ本体20に対して内側支え部材70を固着してもよい。
しかしながら、図10や図11に示す変形例のように、マチ部用フィルム50の長手方向の両端部のうち少なくとも一方(本変形例では、スパウト60が装着される頂部側の端部)において、内容物収容部21側に位置するマチ部用フィルム50の角部がパウチ本体20の外側に向けて寄るように、マチ部用フィルム50を長手方向に対して(本変形例では45°の角度で)斜めに折り曲げてもよいし、角部がマチ部用フィルム50の2つ折りの折り目側に入るように、折り返してもよい。これにより、図10や図11に示すように、マチ部用フィルム50を斜めに折り曲げることで空いたスペースにスパウト60を配置することで、スパウト60をより端の方に寄せて配置することが可能であるため、マチ付きパウチ10の使用時に、スパウト60を装着したマチ付きパウチ10の頂部を横方向に向けた状態でマチ付きパウチ10を載置面上に設置した場合に、スパウト60をより低い位置に位置させて、マチ付きパウチ10内に多くの内容物が残留してしまうことを抑制できる。
なお、図10や図11の符号54は、折り曲げられて対向したマチ部用フィルム50の一部分同士を熱溶着する第4熱溶着領域54を示している。
また、図10や図11に示す例では、マチ部用フィルム50が、2つの切り欠き状の貫通部55をその短辺側に有しており、この2つの貫通部55は、マチ部用フィルム50を折り畳んだ状態で、互いに重なるように形成されている。このような貫通部55を形成した場合、図10(b)や図11(b)から分かるように、貫通部55を通じて、表側フィルム30または裏側フィルム40の一方(図10や図11の例では表側フィルム30)と、符号56で指し示すマチ部用フィルム50の一部分とを熱溶着することができる。なお、図示しないが、貫通部55を切り欠き状ではなく孔状に形成してもよく、この場合、貫通部55は、マチ部用フィルム50の短辺付近に形成される。また、貫通部55の数量は、2つに限定されず、例えば、4つ、6つ等の如何なるものでもよい。
また、図11に示す例のように、2つ折りしたマチ部用フィルム50を更に斜めに折り曲げることで形成された三角形状の部分57において、マチ部用フィルム50同士を熱溶着してもよい。この場合、マチ付きパウチ10の製袋後の状態で、折り重なったマチ部用フィルム50間に内容物が入り込むことを防止できる。なお、図11に示す例では、表側フィルム30や裏側フィルム40に対してマチ部用フィルム50を熱溶着する前の段階で、当該部分57においてマチ部用フィルム50同士を熱溶着する。
なお、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50との間における熱溶着箇所については、図10に示す例や図11に示す例に限定されず、実施態様に応じて任意に設定すればよい。
20 ・・・ パウチ本体
21 ・・・ 内容物収容部
22 ・・・ マチ部
23 ・・・ シール部
24 ・・・ 第1被固着部
25 ・・・ 第2被固着部
26 ・・・ 第3被固着部
27 ・・・ 第4被固着部
28 ・・・ 把手孔
30 ・・・ 表側フィルム
31 ・・・ 第1熱溶着領域
32 ・・・ 第2熱溶着領域
33 ・・・ 第3熱溶着領域
34 ・・・ 第4熱溶着領域
40 ・・・ 裏側フィルム
41 ・・・ 第1熱溶着領域
42 ・・・ 第2熱溶着領域
43 ・・・ 第3熱溶着領域
44 ・・・ 第4熱溶着領域
50 ・・・ マチ部用フィルム
51 ・・・ 第1熱溶着領域
52 ・・・ 第2熱溶着領域
53 ・・・ 第3熱溶着領域
54 ・・・ 第4熱溶着領域
55 ・・・ 貫通部
60 ・・・ スパウト
70 ・・・ 内側支え部材
71 ・・・ 第1固着部
72 ・・・ 第2固着部
73 ・・・ 第3固着部
74 ・・・ 第4固着部
75 ・・・ 流通部
80 ・・・ 邪魔板
90 ・・・ 熱溶着用治具
Claims (12)
- マチ部を有したマチ付きパウチであって、
パウチ本体と、前記パウチ本体内に配置される内側支え部材とを備え、
前記パウチ本体は、内容物収容部と、前記内容物収容部を挟んで対向する第1被固着部および第2被固着部を有し、
前記内側支え部材は、前記第1被固着部に固着された第1固着部と、前記第2被固着部に固着された第2固着部とを有することを特徴とするマチ付きパウチ。 - 前記内側支え部材は、内容物を流通させるための孔状または切り欠き状の流通部を有していることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
- 前記内側支え部材は、熱溶着層を有した樹脂フィルムから構成され、
前記第1固着部は、前記第1被固着部に熱溶着によって固着され、
前記第2固着部は、前記第2被固着部に熱溶着によって固着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマチ付きパウチ。 - 前記パウチ本体は、表側フィルムおよび裏側フィルムと、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部とを有し、
前記第1固着部または前記第2固着部の少なくとも一方は、前記シール部において、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されて、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対して熱溶着されていることを特徴とする請求項3に記載のマチ付きパウチ。 - 前記第1固着部または前記第2固着部の少なくとも一方は、前記熱溶着層を前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されていることを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載のマチ付きパウチ。
- 前記第1固着部は、前記シール部において、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されて、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着され、
前記シール部には、把手孔が形成され、
前記把手孔の少なくとも一部は、前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記第1固着部とが重なった部位を貫通するように形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のマチ付きパウチ。 - 前記パウチ本体は、前記内容物収容部を挟んで対向する第3被固着部および第4被固着部を有し、
前記内側支え部材は、前記第3被固着部に固着された第3固着部と、前記第4被固着部に固着された第4固着部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のマチ付きパウチ。 - 前記内側支え部材は、熱溶着層を有した樹脂フィルムから構成され、
前記パウチ本体は、表側フィルムおよび裏側フィルムと、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部とを有し、
前記第1固着部および前記第2固着部は、前記シール部において、前記熱溶着層を前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されて、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対して熱溶着され、
前記第3固着部は、前記表側フィルムの内側面に熱溶着され、
前記第4固着部は、前記裏側フィルムの内側面に熱溶着されていることを特徴とする請求項7に記載のマチ付きパウチ。 - 前記パウチ本体は、表側フィルムおよび裏側フィルムと、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部とを有し、
前記第1固着部は、前記表側フィルムの内側面に固着され、
前記第2固着部は、前記裏側フィルムの内側面に固着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマチ付きパウチ。 - 前記パウチ本体は、表側フィルムと裏側フィルムとマチ部用フィルムとを有し、
前記マチ部用フィルムは、2つ折りにされて、前記表側フィルムと前記裏側フィルムとの間に、その折曲部を前記内容物収容部側に向けた状態で配置され、
前記マチ部用フィルムの長手方向の両端部のうち少なくとも一方において、前記内容物収容部側に位置する前記マチ部用フィルムの角部が前記パウチ本体の外側に向けて寄るように、前記マチ部用フィルムが、その長手方向に対して斜めに折り曲げられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のマチ付きパウチ。 - 内側支え部材をパウチ本体内に配置したマチ付きパウチの製造方法であって、
前記パウチ本体を構成する表側フィルムおよび裏側フィルムの間に、樹脂フィルムから成る前記内側支え部材を2つ折り状態で配置し、前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記内側支え部材とを熱溶着治具によって挟み込むことで、前記表側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着するとともに、前記裏側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着する工程を含み、
前記工程において、2つ折りされた前記内側支え部材の内側面間に邪魔板を配置することを特徴とするマチ付きパウチの製造方法。 - 前記工程は、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部を形成する際に同時に行われることを特徴とする請求項11に記載のマチ付きパウチの製造方法。
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