JP2020132177A - マチ付きパウチおよびマチ付きパウチの製造方法 - Google Patents

マチ付きパウチおよびマチ付きパウチの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成で、設置スペースの狭小化を実現するマチ付きパウチおよびマチ付きパウチの製造方法を提供すること。【解決手段】マチ部22を有したマチ付きパウチ10であって、パウチ本体20と、パウチ本体20内に配置される内側支え部材70とを備え、パウチ本体20は、内容物収容部21と、内容物収容部21を挟んで対向する第1被固着部24および第2被固着部25を有し、内側支え部材70は、第1被固着部24に固着された第1固着部71と、第2被固着部25に固着された第2固着部72とを有するマチ付きパウチ10。【選択図】図2

Description

本発明は、マチ部を有したマチ付きパウチおよびマチ付きパウチの製造方法に関する。
従来、飲料水等の流動性を有した内容物を収容する容器として、樹脂フィルムから形成された袋状のマチ付きパウチが公知である(例えば、特許文献1を参照)。
また、特許文献1にも開示されるように、その使用時(内容物の注出時)や陳列時や運搬時等において、所謂バックインボックス形式でマチ付きパウチを運用する、すなわち、外装ケース内にマチ付きパウチを収容して運用することも知られている。
特開2012−121611号公報
ところが、このようなマチ付きパウチを構成する樹脂フィルムは可撓性を有しているため、特にマチ付きパウチを大容量に形成した場合に、図12に示すような、飲料水等の流動性を有した内容物の自重によって、パウチ本体の下側部分に膨れが生じる所謂胴膨れが生じることがある。
そして、上記の胴膨れが生じる場合、その使用時や陳列時や運搬時等におけるマチ付きパウチの設置スペースを大きく確保する必要があり、また、バッグインボックス形式で運用する場合には、マチ付きパウチの胴膨れを考慮して、外装ケースに強度を持たせる必要が生じる。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、設置スペースの狭小化を実現するマチ付きパウチおよびマチ付きパウチの製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明のマチ付きパウチは、マチ部を有したマチ付きパウチであって、パウチ本体と、前記パウチ本体内に配置される内側支え部材とを備え、前記パウチ本体は、内容物収容部と、前記内容物収容部を挟んで対向する第1被固着部および第2被固着部を有し、前記内側支え部材は、前記第1被固着部に固着された第1固着部と、前記第2被固着部に固着された第2固着部とを有することにより、前記課題を解決するものである。
また、本発明のマチ付きパウチの製造方法は、内側支え部材をパウチ本体内に配置したマチ付きパウチの製造方法であって、前記パウチ本体を構成する表側フィルムおよび裏側フィルムの間に、樹脂フィルムから成る前記内側支え部材を2つ折り状態で配置し、前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記内側支え部材とを熱溶着治具によって挟み込むことで、前記表側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着するとともに、前記裏側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着する工程を含み、前記工程において、2つ折りされた前記内側支え部材の内側面間に邪魔板を配置することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1、11に係る発明によれば、内側支え部材によって、内容物収容部を挟んで対向するパウチ本体の第1被固着部および第2被固着部が互いに離れることを阻止することが可能であるため、内容物を収容したマチ付きパウチの全体形状を維持し、飲料水等の流動性を有した内容物の自重によってパウチ本体の下側部分に膨れが生じる所謂胴膨れを抑制することができる。これにより、その使用時や陳列時や運搬時等におけるマチ付きパウチの設置スペースの狭小化を実現するとともに、バッグインボックス形式でマチ付きパウチを運用する場合には、マチ付きパウチを収容する外装ケースに高い強度を持たせる必要を無くすことができる。
本請求項2に係る発明によれば、内側支え部材が内容物を流通させるための孔状または切り欠き状の流通部を有していることにより、内容物収容部内を複数の空間に区分するように内側支え部材が設置されている場合であっても、内容物収容部内における内容物の流動を確保することが可能であるため、内容物の良好な注出を維持することができる。
本請求項3に係る発明によれば、パウチ本体を形成する際にも用いられる熱溶着によって、第1固着部および第2固着部をパウチ本体に固着することが可能であるため、製造負担を軽減できる。
本請求項4に係る発明によれば、第1固着部または第2固着部の少なくとも一方が、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部において、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に配置されて、表側フィルムおよび裏側フィルムに対して熱溶着されている。これにより、第1固着部または第2固着部を表側フィルムおよび裏側フィルムの両方に対して固着して、パウチ本体に対する第1固着部または第2固着部の固着強度を向上できるばかりでなく、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部の形成とパウチ本体に対する第1固着部または第2固着部の固着とを一度に行うことも可能であるため、製造負担を軽減することができる。また、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に第1固着部または第2固着部を配置した部位は強度が高くなるため、使用時や陳列時や運搬時において、当該表側フィルムおよび裏側フィルムの間に第1固着部または第2固着部を配置した部位を下にして載置面に置くことにより、マチ付きパウチの自立性を向上させることもできる。
本請求項5に係る発明によれば、第1固着部または第2固着部の少なくとも一方が、熱溶着層を表側フィルムおよび裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に配置されていることにより、内側支え部材を構成する樹脂フィルムの両面に熱溶着層を形成する必要が無くなり、また、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に第1固着部または第2固着部を配置した部位の強度を更に向上させることができる。
本請求項6に係る発明によれば、シール部に形成された把手孔の少なくとも一部が、表側フィルムと裏側フィルムと第1固着部とが重なった部位を貫通するように形成されていることにより、把手孔の縁部の強度を充分に確保することが可能であるため、把手孔の縁部に変形や破れが生じることを抑制できる。
本請求項7に係る発明によれば、内側支え部材によって、内容物収容部を挟んで対向するパウチ本体の第3被固着部および第4被固着部が互いに離れることを阻止することが可能であるため、内容物を収容したマチ付きパウチの全体形状をより確実に維持することができる。
本請求項8に係る発明によれば、第1固着部および第2固着部が、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部において、熱溶着層を表側フィルムおよび裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、表側フィルムおよび裏側フィルムの間に配置されて、表側フィルムおよび裏側フィルムに対して熱溶着され、第3固着部が、表側フィルムの内側面に熱溶着され、第4固着部は、裏側フィルムの内側面に熱溶着されている。これにより、パウチ本体に対する第1〜4固着部の熱溶着を一度に行うことができ、また、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部の形成とパウチ本体に対する第1〜4固着部の熱溶着とを一度に行うこともできる。
本請求項9に係る発明によれば、第1固着部が表側フィルムの内側面に固着され、第2固着部が裏側フィルムの内側面に固着されていることにより、表側フィルムおよび裏側フィルムが互いに離れることを阻止することが可能であるため、内容物を収容したマチ付きパウチの全体形状を維持し、所謂胴膨れを抑制することができる。
本請求項10に係る発明によれば、マチ部用フィルムが、2つ折りにされて、表側フィルムと裏側フィルムとの間にその折曲部を内容物収容部側に向けた状態で配置され、マチ部用フィルムの長手方向の両端部のうち少なくとも一方において、内容物収容部側に位置するマチ部用フィルムの角部がパウチ本体の外側に向けて寄るように、マチ部用フィルムが、長手方向に対して斜めに折り曲げられている。これにより、マチ部用フィルムを斜めに折り曲げることで空いたスペースにスパウトを配置することで、スパウトをより端の方に寄せて配置することが可能であるため、マチ付きパウチの使用時に、スパウトをより低い位置に位置させて、マチ付きパウチ内に多くの内容物が残留してしまうことを抑制できる。
本請求項11に係る発明によれば、パウチ本体を構成する表側フィルムおよび裏側フィルムの間に、樹脂フィルムから成る内側支え部材を2つ折り状態で配置し、表側フィルムと裏側フィルムと内側支え部材とを熱溶着治具によって挟み込むことで、表側フィルムおよび内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着するとともに、裏側フィルムおよび内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着する工程を含み、前記工程において、2つ折りされた内側支え部材の内側面間に邪魔板を配置する。これにより、2つ折りされた内側支え部材の内側面間が熱溶着されてしまうことを回避しつつ、表側フィルムおよび裏側フィルムに対する内側支え部材の熱溶着を一度に行うことが可能であるため、製造負担を軽減することができる。
本請求項12に係る発明によれば、表側フィルムおよび裏側フィルムに対する内側支え部材の熱溶着を、パウチ本体を袋状に形成するためのシール部を形成する際に同時に行うことにより、製造負担をより一層軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るマチ付きパウチを示す斜視図。 マチ付きパウチを示す断面斜視図。 マチ付きパウチを構成する各フィルムを示す説明図。 フィルムの溶着方法の一例を示す説明図。 スパウト装着位置の変形例を示す斜視図。 図5に示す例における各フィルムを示す説明図。 内側支え部材の各種変形例を示す説明図。 内側支え部材の取り付け態様の各種変形例を示す説明図。 マチ部用フィルムの取り付け態様の一例を示す説明図。 マチ部用フィルムの取り付け態様の変形例を示す説明図。 マチ部用フィルムの取り付け態様の異なる変形例を示す説明図。 胴膨れを生じたマチ付きパウチを示す参考図。
以下に、本発明の一実施形態であるマチ付きパウチ10について、図面に基づいて説明する。
マチ付きパウチ10は、飲料水等の流動性を有した内容物を収容するものであり、図1に示すように、可撓性を有した樹脂フィルムから袋状に形成されたパウチ本体20と、パウチ本体20に装着されたスパウト60と、パウチ本体20内に配置される内側支え部材70とを有している。マチ付きパウチ10は、その使用時や陳列時や運搬時に、外装ケース(図示しない)内に収容されて運用される。
パウチ本体20は、内容物収容部21の周囲において表側フィルム30と裏側フィルム40と一対のマチ部用フィルム50とを熱溶着したシール部23を形成することで袋状に形成され、本実施形態では、図1に示すように、両側部にマチ部22が形成された所謂横ガゼット型のパウチとして構成されている。
各フィルム30、40、50は、少なくともその片面に熱溶着層を有した矩形状(またはほぼ矩形状)の樹脂フィルムとして形成され、互いに熱溶着される箇所において、熱溶着層同士を対向させるように配置されている。
各フィルム30、40、50の熱溶着領域については、以下の通りである。なお、図3では、各熱溶着領域をドットパターンで表している。
まず、表側フィルム30は、図3に示すように、裏側フィルム40に熱溶着される第1熱溶着領域31と、マチ部用フィルム50に熱溶着される第2熱溶着領域32と、スパウト60に熱溶着される第3熱溶着領域33と、内側支え部材70に熱溶着される第4熱溶着領域34とを有している。
また、裏側フィルム40は、図3に示すように、表側フィルム30に熱溶着される第1熱溶着領域41と、マチ部用フィルム50に熱溶着される第2熱溶着領域42と、スパウト60に熱溶着される第3熱溶着領域43と、内側支え部材70に熱溶着される第4熱溶着領域44とを有している。
また、マチ部用フィルム50は、図3に示すように、表側フィルム30に熱溶着される第1熱溶着領域51と、裏側フィルム40に熱溶着される第2熱溶着領域52とを有している。
スパウト60は、合成樹脂等から形成され、パウチ本体20に装着されて内容物の注出口として機能するものである。
本実施形態では、スパウト60は、図1に示すように、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23において、表側フィルム30と裏側フィルム40との間に配置され、熱溶着によって表側フィルム30(の第3熱溶着領域33)および裏側フィルム40(の第3熱溶着領域43)に対して固着されている。
スパウト60は、図1に示すように、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23における中央部よりも一方側(図1における左側)に寄った位置に装着されている。
本実施形態では、マチ付きパウチ10の使用時(内容物の注出時)に、スパウト60を装着したマチ付きパウチ10の頂部を横方向に向けるとともに、マチ部22が形成されたマチ付きパウチ10の側部を下に向けた状態で、マチ付きパウチ10が使用される。この際、スパウト60をより低い位置に配置して内容物の注出を円滑に行う観点から、図1における左側のマチ付きパウチ10の側部を下に向けた状態でマチ付きパウチ10を載置面上に設置することが好ましい。
内側支え部材70は、図2に示すように、パウチ本体20(内容物収容部21)内に配置されるものであり、本実施形態では、少なくともその片面に熱溶着層を有した矩形状(またはほぼ矩形状)かつ可撓性の樹脂フィルムとして形成されている。
内側支え部材70は、図3に示すように、パウチ本体20の第1被固着部24に固着される第1固着部71をその長手方向の一端側に有するとともに、内容物収容部21を挟んで第1被固着部24に対向したパウチ本体20の第2被固着部25に固着される第2固着部72をその長手方向の他端側に有している。
第1固着部71は、図1や図3に示すように、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23において、その熱溶着層を表側フィルム30の熱溶着層および裏側フィルム40の熱溶着層に対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、表側フィルム30および裏側フィルム40の間に配置され、表側フィルム30および裏側フィルム40に対して熱溶着されている。本実施形態では、図1に示すように、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23の一部が、パウチ本体20の第1被固着部24として機能する。
第2固着部72は、図1や図3に示すように、マチ付きパウチ10の底部側のシール部23において、その熱溶着層を表側フィルム30の熱溶着層および裏側フィルム40の熱溶着層に対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、表側フィルム30および裏側フィルム40の間に配置され、表側フィルム30および裏側フィルム40に対して熱溶着されている。本実施形態では、図1に示すように、マチ付きパウチ10の底部側のシール部23の一部が、パウチ本体20の第2被固着部25として機能する。
なお、第1固着部71および第2固着部72においては、2つ折り状態の内側支え部材70の内側面同士も熱溶着されている。例えば、内側支え部材70の両面に熱溶着層を設けるか内側支え部材70を熱溶着性の素材の単膜とすることで、内側支え部材70の内側面同士も熱溶着することができる。
また、内側支え部材70は、図3に示すように、パウチ本体20の第3被固着部26に固着される第3固着部73をその短手方向の一端側に有するとともに、内容物収容部21を挟んで第3被固着部26に対向したパウチ本体20の第4被固着部27に固着される第4固着部74をその短手方向の他端側に有している。
第3固着部73は、図2に示すように、その熱溶着層を表側フィルム30の内側面側の熱溶着層に対向させた状態で配置され、表側フィルム30の内側面に対して熱溶着されている。本実施形態では、表側フィルム30の内側面の一部が、パウチ本体20の第3被固着部26として機能する。
第4固着部74は、図2に示すように、その熱溶着層を裏側フィルム40の内側面側の熱溶着層に対向させた状態で配置され、裏側フィルム40の内側面に対して熱溶着されている。本実施形態では、裏側フィルム40の内側面の一部が、パウチ本体20の第4被固着部27として機能する。
このように、本実施形態では、内側支え部材70の固着部71、72、73、74がパウチ本体20の被固着部24、25、26、27に固着されていることにより、パウチ本体20の全体形状を維持することができ、特に、陳列時や運搬時等において、パウチ本体20の底部側(スパウト60を装着した側とは反対側)を下に向けた状態でパウチ本体20を載置面上に置いた場合であっても、表側フィルム30および裏側フィルム40が離間する胴体膨れを抑制することができる。
また、本実施形態では、パウチ本体20に対して内側支え部材70の固着部71、72、73、74が熱溶着によって固着されていることから、パウチ本体20を袋状に形成するためのシール部23の少なくとも一部を形成する時(すなわち、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを熱溶着してシール部23の少なくとも一部を形成する時)に、パウチ本体20に対する内側支え部材70の熱溶着も一度に行うことができる。
なお、本実施形態では、パウチ本体20に対して内側支え部材70を熱溶着する時に、図4に示すように、表側フィルム30と裏側フィルム40との間に内側支え部材70を2つ折りにして配置し、表側フィルム30と裏側フィルム40と内側支え部材70とを一対の熱溶着治具90によって挟み込むことで、表側フィルム30および内側支え部材70の対向面間の一部領域(具体的には、図3に示す第4熱溶着領域34、第1固着部71、第2固着部72、第3固着部73)を熱溶着するとともに、裏側フィルム40および内側支え部材70の対向面間の一部領域(具体的には、図3に示す第4熱溶着領域34、第1固着部71、第2固着部72、第4固着部74)を熱溶着する。ここで、内側支え部材70の両面が熱溶着性を有する層であって、2つ折りされた内側の面が熱溶着されることが望ましくない場合、当該工程において、2つ折りされた内側支え部材70の内側面(対向面)同士が熱溶着されてしまうことを回避するために、2つ折りされた内側支え部材70の内側面(対向面)間に邪魔板80を配置することが好ましい。内側支え部材70の両面が熱溶着性を有する場合には、片面ずつ互いに溶着温度の異なる素材を使用し、溶着温度を制御することで2つ折りされた内側の面同士を熱溶着したり、逆に熱溶着しないようにすることも可能であるが、邪魔板80を用いれば、簡易に内側支え部材70の内側面(対向面)同士が熱溶着されてしまうことを回避することができる。
なお、内側支え部材70の両面が熱溶着性を有する層でなくとも、熱溶着時に邪魔板80を用いることもできる。
また、上記の表側フィルム30および裏側フィルム40に対して内側支え部材70を熱溶着する工程は、パウチ本体20を袋状に形成するためのシール部23を形成する工程(すなわち、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50との間を熱溶着する工程)と同時に行ってもよく、また、別に行ってもよい。
また、内側支え部材70は、図3に示すように、その表裏方向に貫通して形成され内容物を流通させるための複数の孔状の流通部75を有している。本実施形態のように、内側支え部材70の全外縁が内容物収容部21の内壁に固着され、内側支え部材70によって内容物収容部21内が複数(2つ)の空間に区分されている場合であっても、内容物収容部21内で流通部75を通じて内容物を流動させることができる。
また、内側支え部材70は、図2に示すように、その内側の非溶着領域(固着部71〜74よりも内側の、流通部75が形成された部分)がマチ部用フィルム50に平行に配置されている。
また、マチ付きパウチ10の頂部側のシール部23には、図1や図3に示すように、使用者が手や指を通してマチ付きパウチ10を持つための把手孔28が形成されている。把手孔28の少なくとも一部(本実施形態では全部)は、表側フィルム30と裏側フィルム40と第1固着部71とが重なった部位を貫通するように形成されている。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。また、上述した実施形態や後述する変形例の各構成を、任意に組み合わせてマチ付きパウチ10を構成しても何ら構わない。
例えば、上述した実施形態では、マチ付きパウチ10が、その使用時や陳列時や運搬時に、外装ケース(図示しない)内に収容されて運用されるものとして説明したが、外装ケース(図示しない)内に収容することなく、マチ付きパウチ10そのものを使用し、又は陳列や運搬を行ってもよい。
また、パウチ本体20を構成する各フィルム30〜50の具体的態様については、低密度ポリエチレンやポリプロピレンのオレフィン系やPETなどのポリエステル系等の熱溶着性を有する層を少なくとも片面に有するものであれば、熱溶着層の単膜又は熱溶着層に任意の層を積層してもよい。積層を構成する素材は如何なるものでもよく、公知のポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレン、ボリブチレンテレフタレート、アルミ箔等を積層することで任意に形成すればよい。
また、上述した実施形態では、パウチ本体20が、表側フィルム30と裏側フィルム40と一対のマチ部用フィルム50の4枚の樹脂フィルムから形成されているものとして説明したが、パウチ本体20を構成する樹脂フィルムの枚数等の、パウチ本体20の具体的態様は、上記に限定されず、例えば、1枚の樹脂フィルム(すなわち、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50とを一体に形成した樹脂フィルム)を筒状に巻いて所定箇所で熱溶着して構成されたもの等、如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、パウチ本体20が、その両側部にマチ部22を形成した所謂横ガゼット型のパウチとして形成されているものとして説明したが、パウチ本体20の具体的態様は、少なくとも1つのマチ部22を有するものであれば如何なるものでもよく、例えば、1つのマチ部22を有した所謂底ガゼット型のパウチや、両側部および底部に計3つのマチ部22を有したパウチ等、如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、スパウト60がマチ付きパウチ10の頂部側のシール部23に装着されているものとして説明したが、スパウト60の具体的配置は、上記に限定されず、例えば、図5や図6に示すように、熱溶着等の手段によってマチ部22(マチ部用フィルム50)にスパウト60を装着してもよい。なお、図5や図6に示す例では、一方のマチ部用フィルム50に、スパウト60に熱溶着される第3熱溶着領域53が形成されている。図6においては、各フィルム30〜50が熱溶着される熱溶着領域をドットパターンで表している。また、同様に、表側フィルム30や裏側フィルム40に、スパウト60を装着してもよい。また、スパウト60自体を設けずに、パウチ本体20の一部を切断することで注出口を形成するように、マチ付きパウチ10を構成してもよい。
また、上述した実施形態では、内側支え部材70が樹脂フィルムとして構成されているものとして説明したが、内側支え部材70の具体的態様は、図3、図6に示す第1固着部71および第2固着部72を有するものであれば如何なるものでもよく、例えば、内側支え部材70を紐状や帯状に形成してもよい。内側支え部材70は、可撓性(弾性)を有する材料から形成することが好ましい。
また、内側支え部材70を樹脂フィルムから構成する場合、パウチ本体20を構成する各フィルム30、40、50と異なる構造の樹脂フィルムから内側支え部材70を形成してもよいが、マチ付きパウチ10の製造コストを低減する観点からも、パウチ本体20を構成する各フィルム30、40、50と同じ構造の樹脂フィルムから内側支え部材70を形成することが好ましい。
また、パウチ本体20に対する内側支え部材70の固着方法については、上述した熱溶着に限定されず、接着剤を用いた接着等の如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、内側支え部材70の流通部75が孔状に形成されているものとして説明したが、流通部75の具体的態様は、内容物を流通させることが可能なものであれば如何なるものでもよく、例えば、図7(a)に示すように、内側支え部材70の外縁を切り欠いた切り欠き状に流通部75を形成してもよい。
また、図3に示す例では、複数の丸孔状の流通部75が2列に並べて配置されているが、流通部75を孔状に形成する場合における、流通部75の具体的な数量や配置や形状は如何なるものでもよく、例えば、図7(b)に示すように、複数の丸孔状の流通部75を千鳥状に配置してもよく、また、図7(c)に示すように、流通部75を長孔状に形成してもよい。また、内容物が流通するような細かい孔が施されたメッシュ状(不図示)であってもよい。
なお、例えば、後述する図8(d)や図8(e)の例のように、本実施形態のように、内側支え部材70によって内容物収容部21内が複数の空間に区分されていない場合、すなわち、内側支え部材70と内容物収容部21の内側面(各フィルム30〜50)との間に内容物を流通させるための間隙が形成される場合には、流通部75を形成しなくてもよい。
また、上述した実施形態では、パウチ本体20の第1被固着部24が頂部側のシール部23の一部であり、第2被固着部25が底部側のシール部23の一部であるものとして説明したが、第1被固着部24および第2被固着部25の具体的位置は、互いに内容物収容部21を挟んで対向する位置関係であれば如何なるものでもよい。パウチ本体20の胴膨れを抑制する所望の効果に応じて適宜変更可能である。例えば、後述する図8(d)や図8(e)に示す変形例のように、第1被固着部24が表側フィルム30の内側面の一部であり、第2被固着部25が裏側フィルム40の内側面の一部であってもよく、また、第1被固着部24が一方のマチ部用フィルム50の内側面の一部であり、第2被固着部25が他方のマチ部用フィルム50の内側面の一部であってもよい。
また、同様に、上述した実施形態では、パウチ本体20の第3被固着部26が表側フィルム30の内側面の一部であり、第4被固着部27が裏側フィルム40の内側面の一部であるものとして説明したが、第3被固着部26および第4被固着部27の具体的位置は、互いに内容物収容部21を挟んで対向する位置関係であれば、如何なるものでもよい。
また、内側支え部材70の具体的な数量や配置や各フィルム30、40、50に対する固着態様についても、第1固着部71および第2固着部72を有するものであれば、如何なるものでもよい。
例えば、図8(a)に示す例では、図6に示す例と比較して、A部分の分だけ、各フィルム30、40に対する内側支え部材70の固着面積が大きく、各フィルム30、40に対する内側支え部材70の固着強度を向上することができる。なお、図8(a)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、上述したA部分を除いて、図6に示す例と同様である。
また、図8(b)に示す例では、2つの内側支え部材70を横方向に並べて配置し、各フィルム30、40に対して各内側支え部材70を固着している。なお、図8(b)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、内側支え部材70の数量を除いて、図8(a)に示す例と同様である。
また、図8(c)に示す例では、内側支え部材70が、図8(a)に示す例における内側支え部材70と同様に形成された第1フィルム部(図示しない)と、第1フィルム部(図示しない)に十字状に交差するように(一体または別体に)形成された第2フィルム部(図示しない)とから構成されている。第2フィルム部(図示しない)は、表側フィルム30の内面と裏側フィルム40の内面と左右一対のマチ部用フィルム50の内面とに固着され、また、流通部75が形成されている。なお、図8(c)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、内側支え部材70が第2フィルム部(図示しない)を有している点等を除いて、図8(a)に示す例と同様である。
また、図8(d)(e)に示す例では、1つまたは複数の内側支え部材70が、表側フィルム30の内面と裏側フィルム40の内面とにそれぞれ固着される第1、2固着部(図示しない)を有している。なお、図8(d)(e)に示す例におけるパウチ本体20や内側支え部材70の態様は、内側支え部材70等の態様を除いて、図8(a)に示す例と同様である。例えば、内側支え部材70の片面に熱溶着層を設けることで当該熱溶着層を表側フィルム30の内面と裏側フィルム40の内面とにそれぞれ固着することで実現できる。
また、図示しないが、図1〜4に示す例や図5、6に示す例において、第3固着部73や第4固着部74を内側支え部材70に設けなくてもよく、言い替えると、第1固着部71および第2固着部72のみで、パウチ本体20に対して内側支え部材70を固着してもよい。
また、図1〜3に示す例では、図9に示すように、マチ部用フィルム50が、2つ折りにされて、表側フィルム30と裏側フィルム40との間に、その折曲部を内容物収容部21側に向けた状態で配置され、表側フィルム30および裏側フィルム40に対して熱溶着されている。
しかしながら、図10や図11に示す変形例のように、マチ部用フィルム50の長手方向の両端部のうち少なくとも一方(本変形例では、スパウト60が装着される頂部側の端部)において、内容物収容部21側に位置するマチ部用フィルム50の角部がパウチ本体20の外側に向けて寄るように、マチ部用フィルム50を長手方向に対して(本変形例では45°の角度で)斜めに折り曲げてもよいし、角部がマチ部用フィルム50の2つ折りの折り目側に入るように、折り返してもよい。これにより、図10や図11に示すように、マチ部用フィルム50を斜めに折り曲げることで空いたスペースにスパウト60を配置することで、スパウト60をより端の方に寄せて配置することが可能であるため、マチ付きパウチ10の使用時に、スパウト60を装着したマチ付きパウチ10の頂部を横方向に向けた状態でマチ付きパウチ10を載置面上に設置した場合に、スパウト60をより低い位置に位置させて、マチ付きパウチ10内に多くの内容物が残留してしまうことを抑制できる。
なお、図10や図11の符号54は、折り曲げられて対向したマチ部用フィルム50の一部分同士を熱溶着する第4熱溶着領域54を示している。
また、図10や図11に示す例では、マチ部用フィルム50が、2つの切り欠き状の貫通部55をその短辺側に有しており、この2つの貫通部55は、マチ部用フィルム50を折り畳んだ状態で、互いに重なるように形成されている。このような貫通部55を形成した場合、図10(b)や図11(b)から分かるように、貫通部55を通じて、表側フィルム30または裏側フィルム40の一方(図10や図11の例では表側フィルム30)と、符号56で指し示すマチ部用フィルム50の一部分とを熱溶着することができる。なお、図示しないが、貫通部55を切り欠き状ではなく孔状に形成してもよく、この場合、貫通部55は、マチ部用フィルム50の短辺付近に形成される。また、貫通部55の数量は、2つに限定されず、例えば、4つ、6つ等の如何なるものでもよい。
また、図11に示す例のように、2つ折りしたマチ部用フィルム50を更に斜めに折り曲げることで形成された三角形状の部分57において、マチ部用フィルム50同士を熱溶着してもよい。この場合、マチ付きパウチ10の製袋後の状態で、折り重なったマチ部用フィルム50間に内容物が入り込むことを防止できる。なお、図11に示す例では、表側フィルム30や裏側フィルム40に対してマチ部用フィルム50を熱溶着する前の段階で、当該部分57においてマチ部用フィルム50同士を熱溶着する。
なお、表側フィルム30と裏側フィルム40とマチ部用フィルム50との間における熱溶着箇所については、図10に示す例や図11に示す例に限定されず、実施態様に応じて任意に設定すればよい。
なお、本明細書内では、「頂部」「底部」「側部」等の上下を示す用語を使用しているが、これら用語は、使用時や陳列時や運搬時等におけるマチ付きパウチ10の設置の向きを限定するものではなく、例えば、使用時や陳列時や運搬時等に、マチ付きパウチ10の側部や頂部を下に向けて載置面上にマチ付きパウチ10を設置してもよい。
10 ・・・ マチ付きパウチ
20 ・・・ パウチ本体
21 ・・・ 内容物収容部
22 ・・・ マチ部
23 ・・・ シール部
24 ・・・ 第1被固着部
25 ・・・ 第2被固着部
26 ・・・ 第3被固着部
27 ・・・ 第4被固着部
28 ・・・ 把手孔
30 ・・・ 表側フィルム
31 ・・・ 第1熱溶着領域
32 ・・・ 第2熱溶着領域
33 ・・・ 第3熱溶着領域
34 ・・・ 第4熱溶着領域
40 ・・・ 裏側フィルム
41 ・・・ 第1熱溶着領域
42 ・・・ 第2熱溶着領域
43 ・・・ 第3熱溶着領域
44 ・・・ 第4熱溶着領域
50 ・・・ マチ部用フィルム
51 ・・・ 第1熱溶着領域
52 ・・・ 第2熱溶着領域
53 ・・・ 第3熱溶着領域
54 ・・・ 第4熱溶着領域
55 ・・・ 貫通部
60 ・・・ スパウト
70 ・・・ 内側支え部材
71 ・・・ 第1固着部
72 ・・・ 第2固着部
73 ・・・ 第3固着部
74 ・・・ 第4固着部
75 ・・・ 流通部
80 ・・・ 邪魔板
90 ・・・ 熱溶着用治具

Claims (12)

  1. マチ部を有したマチ付きパウチであって、
    パウチ本体と、前記パウチ本体内に配置される内側支え部材とを備え、
    前記パウチ本体は、内容物収容部と、前記内容物収容部を挟んで対向する第1被固着部および第2被固着部を有し、
    前記内側支え部材は、前記第1被固着部に固着された第1固着部と、前記第2被固着部に固着された第2固着部とを有することを特徴とするマチ付きパウチ。
  2. 前記内側支え部材は、内容物を流通させるための孔状または切り欠き状の流通部を有していることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
  3. 前記内側支え部材は、熱溶着層を有した樹脂フィルムから構成され、
    前記第1固着部は、前記第1被固着部に熱溶着によって固着され、
    前記第2固着部は、前記第2被固着部に熱溶着によって固着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマチ付きパウチ。
  4. 前記パウチ本体は、表側フィルムおよび裏側フィルムと、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部とを有し、
    前記第1固着部または前記第2固着部の少なくとも一方は、前記シール部において、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されて、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対して熱溶着されていることを特徴とする請求項3に記載のマチ付きパウチ。
  5. 前記第1固着部または前記第2固着部の少なくとも一方は、前記熱溶着層を前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されていることを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載のマチ付きパウチ。
  6. 前記第1固着部は、前記シール部において、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されて、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着され、
    前記シール部には、把手孔が形成され、
    前記把手孔の少なくとも一部は、前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記第1固着部とが重なった部位を貫通するように形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のマチ付きパウチ。
  7. 前記パウチ本体は、前記内容物収容部を挟んで対向する第3被固着部および第4被固着部を有し、
    前記内側支え部材は、前記第3被固着部に固着された第3固着部と、前記第4被固着部に固着された第4固着部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のマチ付きパウチ。
  8. 前記内側支え部材は、熱溶着層を有した樹脂フィルムから構成され、
    前記パウチ本体は、表側フィルムおよび裏側フィルムと、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部とを有し、
    前記第1固着部および前記第2固着部は、前記シール部において、前記熱溶着層を前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対向させるように2つ折りに折り曲げられた状態で、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムの間に配置されて、前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに対して熱溶着され、
    前記第3固着部は、前記表側フィルムの内側面に熱溶着され、
    前記第4固着部は、前記裏側フィルムの内側面に熱溶着されていることを特徴とする請求項7に記載のマチ付きパウチ。
  9. 前記パウチ本体は、表側フィルムおよび裏側フィルムと、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部とを有し、
    前記第1固着部は、前記表側フィルムの内側面に固着され、
    前記第2固着部は、前記裏側フィルムの内側面に固着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマチ付きパウチ。
  10. 前記パウチ本体は、表側フィルムと裏側フィルムとマチ部用フィルムとを有し、
    前記マチ部用フィルムは、2つ折りにされて、前記表側フィルムと前記裏側フィルムとの間に、その折曲部を前記内容物収容部側に向けた状態で配置され、
    前記マチ部用フィルムの長手方向の両端部のうち少なくとも一方において、前記内容物収容部側に位置する前記マチ部用フィルムの角部が前記パウチ本体の外側に向けて寄るように、前記マチ部用フィルムが、その長手方向に対して斜めに折り曲げられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のマチ付きパウチ。
  11. 内側支え部材をパウチ本体内に配置したマチ付きパウチの製造方法であって、
    前記パウチ本体を構成する表側フィルムおよび裏側フィルムの間に、樹脂フィルムから成る前記内側支え部材を2つ折り状態で配置し、前記表側フィルムと前記裏側フィルムと前記内側支え部材とを熱溶着治具によって挟み込むことで、前記表側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着するとともに、前記裏側フィルムおよび前記内側支え部材の対向面間の一部領域を熱溶着する工程を含み、
    前記工程において、2つ折りされた前記内側支え部材の内側面間に邪魔板を配置することを特徴とするマチ付きパウチの製造方法。
  12. 前記工程は、前記パウチ本体を袋状に形成するためのシール部を形成する際に同時に行われることを特徴とする請求項11に記載のマチ付きパウチの製造方法。
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