JP2022022613A - 包装袋 - Google Patents

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隆裕 安海
Takahiro Yasuumi
公一 石坂
Koichi Ishizaka
円 山口
Madoka Yamaguchi
俊樹 山田
Toshiki Yamada
祐司 上田
Yuji Ueda
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

Figure 2022022613000001
【課題】補強された把手部付きを備え、収納物を密封可能であるとともに開封が容易な包装袋の提供。
【解決手段】第1及び第2胴部フィルム1,2と、両フィルムの間に設けられた補強用フィルム3と、下部サイドシール部4と、第1及び第2胴部フィルム1,2の両側の側縁に沿って、第1胴部フィルム1及び第2胴部フィルム2と補強用フィルム3とがそれぞれヒートシールされた上部サイドシール部5と、トップシール部6と、第1及び第2胴部フィルム1,2と補強用フィルム3とが重なった補強領域10を貫通して形成された把手部7と、把手部7よりも下縁100b側で包装袋100を横断して延在し、収納部Sの上縁を画成する仕切りシール部8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋に係り、より詳細には、把手部が形成された包装袋に関する。
従来、店頭販売において、シャンプーボトルとリンスボトルのように互いに関連する複数の容器をセットにして収納した外装袋が使用されている。かかる外装袋の上部には、持ち運びを容易にするために、手指を挿入可能な把手部が開口されている。
そのような外装袋の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の外装袋は、外袋内に、外袋に内側から熱融着した環状部材を設けている。環状部材が、外袋内に収納された各商品の仕切り及び支えとして機能することによって、外袋内での商品の転倒による見栄えの悪化が防止される。
特開2012-6626号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものをはじめとする従来の一般的な外装袋は、通常、上端が開口したままとなっているため、外装袋内に異物が混入してしまう恐れがあった。また、上端が開口している外装袋を積み重ねた場合に、外装袋に収容された商品が外装袋から飛び出してしまうことがあった。
また、従来の一般的な外装袋は、二枚のフィルムを重ねて溶断シールすることによって形成されている。しかし、溶断シール部分は強度が低いため、溶断シール部分が破けることがあった。
また、上端が開口した外装袋にはそもそもノッチや切込線といった易開封部を形成する必要はないが、上端が開口していない場合には、外装袋を容易に開封するための易開封部を形成することが望ましい。
しかしながら、溶断シールにより形成された外装袋の側縁には、易開封部を形成することが困難であった。
また、従来の一般的な外装袋の把手部は、合成樹脂製の柔軟なフィルムの折り返した上縁近くに、手指を挿入可能な開口を形成しているだけである。このため、把手部に手指を挿入して外装袋を持ち上げると、把手部及びその周辺の外装袋の形が崩れやすかった。その結果、商品棚に陳列されている外装袋を来店客が一旦持ち上げて商品棚に戻すだけで、外装袋の把手部及びその周辺の形が崩れて見栄えが悪くなってしまうことがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、補強された把手部を備え、収納物を密封可能であるとともに開封が容易な包装袋を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明は、包装袋であって、第1胴部フィルムと、前記第1胴部フィルムとの間に収納部を形成するように、前記第1胴部フィルムに重ね合わせた第2胴部フィルムと、前記第1及び第2胴部フィルムの上縁に沿って、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとの間に設けられた補強用フィルムと、前記第1及び第2胴部フィルムの両側の側縁に沿って、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとがヒートシールされた下部サイドシール部と、前記第1及び第2胴部フィルムの両側縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとがそれぞれヒートシールされた上部サイドシール部と、前記第1及び第2胴部フィルムの上縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとがそれぞれヒートシールされたトップシール部と、前記第1及び第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとが重なった補強領域に、前記第1胴部フィルム、前記第2胴部フィルム、及び二つ折りにされた前記補強用フィルムを貫通して開口状に形成された把手部と、前記把手部よりも下縁側で前記包装袋を横断して延在し、前記収納部の上縁を画成する仕切りシール部と、
を備えることを特徴としている。
また、本発明の包装袋の製造方法は、互いに離間して重ねて配置された前記第1胴部フィルムと第2胴部フィルムとの間に、補強用フィルムを、当該補強用フィルムの同一面が互いに対向するように折って挿入する挿入工程と、前記第1及び第2胴部フィルムの両側の側縁に沿って、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとをヒートシールして下部サイドシール部を形成し、前記第1及び第2胴部フィルムの両側縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとをそれぞれヒートシールして上部サイドシール部を形成し、かつ、前記第1及び第2胴部フィルムの上縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとをそれぞれヒートシールしてトップシール部を形成するヒートシール工程と、前記第1及び第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとが重なった補強領域に、前記第1胴部フィルム、前記第2胴部フィルム、及び二つ折りにされた前記補強用フィルムを貫通して開口状の把手部を形成する把手部形成工程と、を含むことを特徴としている。
さらに、本発明の包装袋の製造方法において好ましくは、前記サイドシール工程より前に、2つ折りにされた前記補強用フィルムの折り目部に沿ってスリットを形成するスリット形成工程を更に有することが好ましい。
本発明の包装袋は、把手部よりも下縁側に、両側のサイドシール部と連続するように延在し、収納部の上縁を画成する仕切りシール部を備えている。これにより、収納部の下縁もヒートシールすれば、その下縁のシール部と、下部サイドシール部と、仕切りシール部とによって、収納部を密封することができる。これにより、外部と収容部とが隔てられるため、異物が入り込むおそれもなくなる。
また、本発明の包装袋は、周囲に、溶断シールと比較して高い強度を有する、ヒートシールされたシール部を備えているため、輸送に十分な強度を得ることができる。
そのうえ、サイドシール部には、ノッチや切込線といった易開封部を容易に形成することができる。易開封部を形成することにより、包装袋を容易に開封することができる。
また、本発明の包装袋は、第1及び第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとが重なった補強領域に、第1胴部フィルム、第2胴部フィルム、及び二つ折りされた補強用フィルムを貫通して形成された把手部を備えている。補強領域では、4枚のフィルムを重ねたことにより、把手部が補強されている。さらに、補強領域の周囲にトップシール部、上部サイドシール部、及び仕切りシール部が設けられているため、把手部を含む補強領域の周辺において、少なくともトップシール部及び上部サイドシール部によって、第1胴部フィルムと補強用フィルムとが接着されるとともに、第2胴部フィルムと補強用フィルムとが接着されている。このように、把手部が、非シール部よりも剛性の高いシール部で囲まれているため、把手部を含む補強領域が型崩れしにくくなっている。
さらに、上部サイドシール部に接合シール部を形成すれば、補強領域を一層の型崩れしにくくすることができる。
本発明によれば、補強された把手部を備え、収容物を密封可能であるとともに開封が容易な包装袋を提供することができる。
本発明の第1実施形態による包装袋の正面図である。 (a)は、図1に示した包装袋のA-A線に沿った断面模式図であり、(b)は、図1に示した包装袋のB-B線に沿った断面模式図である。 包装袋を構成するフィルムの断面模式図である。 図2(b)に示した包装袋を広げたときの断面模式図である。 二つのパウチ容器を収納した包装袋の正面図である。 本発明の第2実施形態による包装袋の正面図である。 図6に示した包装袋のC-C線に沿った断面模式図である。 仕切りシール部を設けた第2実施形態の包装袋の正面図である。 図8に示した包装袋のD-D線に沿った断面模式図である。 本発明の第3実施形態による包装袋の製造方法の製造工程の概略図である。 本発明の第3実施形態による包装体の製造方法のフローチャートである。 図10のA-A線におけるフィルムの断面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による包装袋を説明する。
図1に、本実施形態における包装袋の正面図を示し、図2(a)に、図1に示した包装袋のA-A線に沿った断面模式図を示す。図2(b)に、図1に示した包装袋のB-B線に沿った断面模式図を示す。
図1及び図2(a)に示すように、本実施形態の包装袋100は、第1胴部フィルム1と、第1胴部フィルム1に重ね合わせた第2胴部フィルム2と、第1及び第2胴部フィルム1,2の上縁11、21に沿って、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2との間に設けられた補強用フィルム3とを備えている。補強用フィルム3は、折り目部30が包装袋100の下縁100b側へ向くように二つ折りにされて挟み込まれたガゼットフィルム3である。第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2との間には収納部Sが形成される。
図3に第1胴部フィルム1の断面模式図を示す。同図に示すように、第1胴部フィルム1は、シーラント層101と、基材層102とを積層した二層構造を有している。
シーラント層101及び基材層102として各種材料が考えられるが、シーラント層101としては、例えば、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系の各種素材(例えば、無延伸の直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low Density Polyethylene:LLDPE),無延伸のポリプロピレン(Cast Polypropylene:CPP)を使用することができる。その他、ヒートシール可能な各種素材を用いることができる。
また、基材層102としては、ポリプロピレン系、ポリアミド系、ポリエステル系の各種素材、例えば、二軸延伸のナイロン(Nylon:NY)、一軸延伸の高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene:HDPE)、二軸延伸のポリプロピレン(Oriented Polypropylene:OPP)、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate:PET)を使用することができる。その他、基材層として使用可能な合成樹脂性素材を用いることができる。
基材層102とシーラント層101との組合せとして、NY/LLDPEを用いた場合には、NYによる強度アップが見込まれる。また、HDPE/LLDPEを用いた場合には、同じオレフィン系の素材で包装袋が形成されるため、使用後のリサイクル性が向上する。また、同様に、OPP/CPPを用いた場合にもリサイクル性が向上する。また、材料コストを考慮して、PET/LLDPEを用いてもよい。
さらに、任意の層にバリア層を設けてもよい。バリア層としては、基材層102の表面に蒸着したシリカ、アルミナ、アルミなどの無機蒸着物が挙げられる。また、バリア層としてエチレンビニルアルコール(Ethylene Vinylalcohol:EVOH)を用いてもよい。バリア層を設けることで、密封性を高めることができる。
また、各フィルムの構成は、最下層にシーラント層があれば、シーラント層の単層であってもよいが、シーラント層の他に上記した他の層を積層することにより、開封時のひき裂き性を向上させることができる。また、各フィルムを単層とすると、各部のヒートシール時に意図しない箇所のシールを阻止しながらヒートシールする必要があるため、製造工程が複雑になるが、シーラント層の他に他の層を積層した積層構造とすればその必要がなくなり、製造工程を簡易にすることができる。また、本実施形態では、各フィルムを2層構成としているが、各フィルムの構成は、3層以上のフィルムを積層してもよい。
シーラント層101としてLLDPEを用い、基材層102としてNYを用いた場合、例えば、LLDPE層の厚さが80μm、NY層の厚さが15μmである。一方、基材層102がHDPEの場合、例えば、LLDPE層の厚さが80μm、HDPE層の厚さが25μmである。
また、第2胴部フィルム2及びガゼットフィルム3も第1胴部フィルム1と同じ二層以上の構造を有している。
そして、重ね合わされたフィルムのシーラント層101どうしが熱融着されてヒートシール部を形成する。
また、図1及び図2(a)に示すように、第1及び第2胴部フィルム1,2の両側の側縁に沿って、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とがヒートシールされた下部サイドシール部4が形成されている。第1及び第2胴部フィルム1,2は、それぞれ、シーラント層101が互いに対向するように重ね合わされているため、シーラント層101どうしが熱融着されることにより下部サイドシール部4が形成される。図2(a)では、下部サイドシール部4の熱融着面を太い黒線で示している。
さらに、両側の下部サイドシール部4には、易開封部40として切り込みがそれぞれ形成されている。下部サイドシール部4には、ノッチや切込線といった易開封部40を容易に形成することができる。易開封部40を形成することにより、包装袋100を容易に開封することができる。
図1及び図2(a)に示すように、第1及び第2胴部フィルム1,2の両側縁に沿って、第1胴部フィルム1及び第2胴部フィルム2とガゼットフィルム3とがそれぞれヒートシールされた上部サイドシール部5が形成されている。
ガゼットフィルム3は、シーラント層が外側を向くように二つ折りにされて、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2との間に挿入される。このため、第1及び第2胴部フィルム1及び2とガゼットフィルム3とが重なった領域で包装袋100の両側縁をヒートシーラ(図示せず)で圧着して熱融着することにより、図2(a)に示すように、第1胴部フィルム1とガゼットフィルム3とが熱融した上部サイドシール部5が形成されるとともに、第2胴部フィルム2とガゼットフィルム3とが熱融着した上部サイドシール部5が形成される。図2(a)では、上部サイドシール部5の熱融着面も太い黒線で示している。
さらに、図1及び図2(a)に示すように、上部サイドシール部5に、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とがヒートシールされた接合シール部50が形成されている。接合シール部50では、ガゼットフィルム3に半円形の切欠き部が形成され、この切欠き部で、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とが直接連結している。
図1及び図2(b)に示すように、第1及び第2胴部フィルム1及び2の上縁11及び21に沿って、第1胴部フィルム1及び第2胴部フィルム1とガゼットフィルム3とがそれぞれヒートシールされたトップシール部6が形成されている。
上述したように、ガゼットフィルム3は、シーラント層が外側向くように二つ折りにされて、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2との間に挿入される。このため、第1及び第2胴部フィルム1及び2とガゼットフィルム3とが重なった領域で包装袋100の両側縁をヒートシーラ(図示せず)で圧着して熱融着することにより上部サイドシール部5が形成される。図2(b)では、トップシール部6の熱融着面を黒い太線で模式的に示している。
図1に示すように、第1及び第2胴部フィルム1,2と二つ折りされたガゼットフィルム3とが重なった補強領域10に、把手部7が形成されている。図2(b)に示すように、本実施形態の把手部7は、第1胴部フィルム1、第2胴部フィルム2、及び二つ折りにされたガゼットフィルム3を打ち抜いて貫通した開口部として形成されている。
把手部7の寸法形状は、任意に選択することができるが、親指を除く四指を挿入可能な横幅を有することが好ましい。また、把手部7の開口と包装袋100の上縁11,21との間の部分の高さは、この部分を把手部7に挿入した指で把持しやすく、かつ、収納部を収納した包装袋100の重量を支えるのに十分な強度をこの部分が有するのに十分な高さであることが好ましい。
そして、図1及び図2(b)に示すように、把手部7よりも下縁100b側で包装袋を横断して延在し、収納部の上縁を画成する仕切りシール部8が形成されている。本実施形態では、仕切りシール部8は、補強領域10に延在し、仕切りシール部8の両側が上部サイドシール部5と連続するように、第1胴部フィルム1及び第2胴部フィルム2と二つ折りにされたガゼットフィルム3とがそれぞれヒートシールされている。
仕切りシール部8を備えたことにより、収納部Sの下縁100bもヒートシールすることにより、その下縁100bのヒートシール部と、下部サイドシール部4と、仕切りシール部8とによって、収納部Sが密封される。
また、上述したように、把手部7は、4枚のフィルム、即ち、第1及び第2胴部フィルム1,2と二つ折りされたガゼットフィルム3とが重なった補強領域10に形成されている。
さらに、補強領域10の周囲に上部サイドシール部5、トップシール部6、及び仕切りシール部8が設けられているため、把手部7を含む補強領域10の周辺において、これらのシール部5,6,8によって、第1胴部フィルム1とガゼットフィルム3とが接着されるとともに、第2胴部フィルム2とガゼットフィルム3とが接着されて、把手部7を含む補強領域が型崩れしにくくなっている。そのうえ、上部サイドシール部5に接合シール部50が形成されることにより、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とが直接接着されているため、補強領域10が一層の型崩れしにくくなっている。
本実施形態の包装袋100は、仕切りシール部8によって収納部Sの上縁が画成されているため、まだシールされていない下縁側から収納部Sへ収納物が挿入される。
ここで、図4に、包装袋100を広げたときの、図1のB-Bに沿った断面模式図を示す。同図に示すように、ガゼットフィルム3のうち、仕切りシール部8と折り目部30との間の部分が、拡がってマチを形成している。このマチの幅Wは、仕切りシール部8と折り目部30との距離の約2倍である。このマチにより、収納部Sの容量を増加させることができるとともに、収納部Sへの収納物の挿入が容易となる。
さらに、図5に、収納部Sに二つのパウチ容器Pを収納して下縁100bをヒートシールしてボトムシール部9を形成した包装袋100の正面図を示す。収納部Sは、下部サイドシール部4、仕切りシール部8及びボトムシール部9によって封止されている。これにより、収納部Sに収納物が密封される。
二つのパウチ容器Pを収納したことにより、収納部Sの輪郭は変形するが、把手部7の周囲の補強領域10は変形し難い。。
このように、本実施形態の包装袋100は、補強された把手部7及びその周辺形状が溶断シールよりも丈夫なヒートシール部で囲まれて型崩れしにくいため、店頭販売における外装袋として好適である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態による包装袋を説明する。
図6に、本実施形態における包装袋の正面図を示し、図7に、図6に示した包装袋のC-C線に沿った断面模式図を示す。
図6及び図7に示すように、本実施形態の包装袋100aも、第1実施形態の包装袋100と同様に、第1胴部フィルム1と、第2胴部フィルム2と、ガゼットフィルム3とを備え、下部サイドシール部4、上部サイドシール部5、トップシール部6、把手部7、易開封部40、及び接合シール部50が形成されている。
ただし、図6に示すように、本実施形態の包装袋100aは、まだ仕切りシール部が形成されておらず、ボトムシール部9が形成されている。
そして、図7に示すように、包装袋100aでは、ガゼットフィルム3に、折り目部30に沿ってスリット31が形成されている。これにより、包装袋100aの収納部Sに包装袋100aの上方から収納物を挿入することができる。
次に、図8に、収納部Sに収納物(図示せず)を収納後に、仕切りシール部8aを形成した包装袋の正面図を示し、図9に、図8に示した包装袋のD-D線に沿った断面模式図を示す。
図8に示すように、本実施形態における仕切りシール部8aも、第1実施形態における仕切りシール部8と同様に、把手部7よりも下縁側で包装袋100aを横断して延在し、収納部Sの上縁を画成するが、本実施形態における仕切りシール部8aは、折り目部30よりも下縁側に延在し、仕切りシール部8aの両側が下部サイドシール部4と連続するように、図9に示すように、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とがヒートシールされている。
これにより、収納部Sが、下部サイドシール部4と、ボトムシール部9と、仕切りシール部8aとによって密封されている。
また、本実施形態においても、下部サイドシール部4に易開封部40が形成されているため、包装袋100aを容易に開封することができる。
また、本実施形態においても、把手部7は、4枚のフィルム、即ち、第1及び第2胴部フィルム1,2と二つ折りされたガゼットフィルム3とが重なった補強領域10に形成されている。
さらに、補強領域10の周囲に上部サイドシール部5、トップシール部6、及び仕切りシール部8aが設けられているため、把手部7を含む補強領域10の周辺において、これらのシール部5,6,8によって、第1胴部フィルム1とガゼットフィルム3とが接着されるとともに、第2胴部フィルム2とガゼットフィルム3とが接着されて、把手部7を含む補強領域が型崩れしにくくなっている。そのうえ、上部サイドシール部5に接合シール部50が形成されることにより、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とが直接接着されているため、補強領域10が一層の型崩れしにくくなっている。
次に、図10~図12を参照して、第2実施形態の包装袋100aの製造方法を説明する。図10に、第3実施形態による包装袋の製造方法の製造工程の概略図を示す。また、図11に、第3実施形態による包装体の製造方法のフローチャートを示す。また、図12に、図10のA-A線におけるフィルムの断面図を示す。
図10に示すように、主表面部用の原反ロールR0から巻き出された軟質フィルムf0は、中央線に沿って半裁され(S01)、表側フィルム1用の帯状の軟質フィルムf1と、裏側フィルム2用の帯状の軟質フィルムf2とが形成される(図11のS01:半裁工程)。
一方、補強用フィルム3用の原反ロールR1から巻き出された材料フィルムm0は、搬送方向に沿って半裁されて、補強用フィルム3用の2枚の材料フィルムm1及びm2が形成される(図11のS1:マチ半裁工程)。
続いて、2枚の材料フィルムm1及びm2はそれぞれ、シーラント層101が外側となるように、搬送方向に沿って二つ折りされる(図11のS2:マチ二つ折り工程)。
続いて、図12に示すように、互いに離間して重ねて配置された2枚の帯状の軟質フィルムf1及びf2の間に、2枚の帯状の軟質フィルムf1及びf2の両側から、それぞれ二つ折にされた補強用フィルム3の材料フィルムm1及びm2を挿入する(図11のS3:マチ挿入工程)。
本実施形態では、図12に示すように、二つ折りにされた補強フィルム3の材料フィルムm1及びm2を折り目部に沿ってカッターCで切開してスリットを形成する(図11のS4:スリット形成工程)。カッターCは、2枚の帯状の軟質フィルムf1及びf2と平行な平面内に配置され、かつ、搬送されてきた補強フィルム3の材料フィルムm1及びm2の折り目部に、カッターCの刃が当たるように配置されている。
次に、第1及び第2胴部フィルム1(f1),2(f2)の上縁に沿って、第1胴部フィルム1(f1)及び第2胴部フィルム2(f2)と、補強用フィルム3(m1,m2)とをそれぞれヒートシールしてトップシール部6を形成する。また、第1及び第2胴部フィルム1(f1),2(f2)の両側の側縁に沿って、第1胴部フィルム1(f1)と第2胴部フィルム2(f2)とをヒートシールして下部サイドシール部4を形成し、第1及び第2胴部フィルム(f1),2(f2)の両側縁に沿って、第1胴部フィルム(f1)及び第2胴部フィルム2(f2)と補強用フィルム3(m1,m2)とをそれぞれヒートシールして上部サイドシール部5を形成する(図11のS5:ヒートシール工程)。
本実施形態では、まず、2枚の軟質フィルムf1及びf2の縁部と材料フィルムm1及びm2の縁部とが、ヒートシーラH1によってヒートシールされてトップシール部6が形成される。続いて、2枚の軟質フィルムf1及びf2どうしがヒートシーラH2によってヒートシールされて下部サイドシール部4がされるとともに、上部サイドシール部5が形成される。
トップシール部6を形成する際には、図12に示す2枚の軟質フィルムf1及びf2の縁部と、二つ折された材料フィルムm1又はm2の縁部とが4枚重ねとなっている部分を、ヒートシーラH1で上下方向から挟んで加熱する。ヒートシーラH1は、フィルムをシール層101の融点以上、かつ、基材層102の融点未満の温度に加熱する。軟質フィルムf1及びf2の縁部と、二つ折りされた材料フィルムm1及びm2の縁部とは、シール層101(図示せず)どうしが向かい合っているため、加熱によりシール層101が溶融して接着される。一方、ヒートシーラH1による加熱温度は、基材層102融点未満であるため、二つ折された材料フィルムm1及びm2の谷側の表面どうしは熱溶着されない。
なお、下部サイドシール部4、上部サイドシール部5、トップシール部6をヒートシールする順序は入れ替えてもよいし、同時でもよい。
また、本実施形態では、ボトムシール部9を形成する必要があるが、ボトムシール部9は、トップシール部6の形成と同時に行ってもよいし、別のタイミングで形成してもよい。
次に、第1及び第2胴部フィルム1(f1),2(f2)と補強用フィルム3(m1,m2)とが重なった補強領域10に、第1胴部フィルム1(f1)、第2胴部フィルム2(f2)、及び二つ折りにされた補強用フィルム3(m1,m2)を貫通して開口状の把手部7を形成する(図11のS6:把手部形成工程)。把手部7の開口部は、雄形P1と雌形P2とで挟んで打ち抜くことにより形成される。
次に、ヒートシールされた軟質フィルムf1及びf2が、図12に示した半裁予定線B-Bの位置で裁断されるとともに、サイドシール部に沿って切断され、包装袋100aが製袋される(図11のS7:切断工程)。
このようにして、従来のスタンディングパウチの製造ラインに、カッターCと打ち抜き用の雄形P1と雌形P2を加えることにより、製造ラインを大きく変えることなく、図6に示した第2実施形態の包装袋100aを製造することができる。
なお、本実施形態では、スリット形成工程S4を含む包装袋製造方法を説明したが、スリット形成工程S4を省略することもできる。その場合には、ヒートシール工程において、補強領域10に延在し、仕切りシール部8の両側が上部サイドシール部5と連続するように、第1胴部フィルム1(f1)及び第2胴部フィルム2(f2)と二つ折りにされたガゼットフィルム3(m1,m2)とをそれぞれヒートシールして仕切りシール部8を形成するとよい。
これにより、従来のスタンディングパウチの製造ラインに、把手部7を開口するための雄形P1と雌形P2を加えることにより、製造ラインを大きく変えることなく、図1に示した第1実施形態の包装袋100を製造することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、直線状のシール部を形成した例を説明したが、各シール部は、直線に限定されず、曲線でもよいし、曲線と直線との組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態では、図1及び図6に示したように、正面から見た外形が長方形の包装袋の例を説明したが、本発明の包装袋は、これに限定されず、例えば、台形の外形であってもよいし、不定形の外形であってもよい。
1 第1胴部フィルム
2 第2胴部フィルム
3 補強用フィルム、ガゼットフィルム
30 折り目部
4 下部サイドシール部
40 易開封部(切り込み)
5 上部サイドシール部
50 接合シール部
6 トップシール部
7 把手部
8、8a 仕切りシール部
9 ボトムシール部
10 補強領域
100、100a 包装袋
100b 下縁
S 収納部

Claims (8)

  1. 包装袋であって、
    第1胴部フィルムと、
    前記第1胴部フィルムとの間に収納部を形成するように、前記第1胴部フィルムに重ね合わせた第2胴部フィルムと、
    前記第1及び第2胴部フィルムの上縁に沿って、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとの間に設けられた補強用フィルムと、
    前記第1及び第2胴部フィルムの両側の側縁に沿って、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとがヒートシールされた下部サイドシール部と、
    前記第1及び第2胴部フィルムの両側の側縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとがそれぞれヒートシールされた上部サイドシール部と、
    前記第1及び第2胴部フィルムの上縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとがそれぞれヒートシールされたトップシール部と、
    前記第1及び第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとが重なった補強領域に、前記第1胴部フィルム、前記第2胴部フィルム、及び二つ折りにされた前記補強用フィルムを貫通して開口状に形成された把手部と、
    前記把手部よりも下縁側で前記包装袋を横断して延在し、前記収納部の上縁を画成する仕切りシール部と、
    を備えることを特徴とする、包装袋。
  2. 前記下部サイドシール部に形成された易開封部を更に備える
    ことを特徴とする、請求項1記載の包装袋。
  3. 前記補強用フィルムは、折り目部が前記包装袋の下縁側へ向くように二つ折りにされて挟み込まれたガゼットフィルムである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の包装袋。
  4. 前記上部サイドシール部又は前記トップシール部に、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとがヒートシールされた接合シール部を更に備える
    ことを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の包装袋。
  5. 前記仕切りシール部は、前記補強領域に延在し、前記仕切りシール部の両側が前記上部サイドシール部と連続するように、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとがそれぞれヒートシールされている
    ことを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 前記仕切りシール部は、前記折り目部よりも前記下縁側に延在し、前記仕切りシール部の両側が前記下部と連続するように、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとがヒートシールされている
    ことを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の包装袋。
  7. 互いに離間して重ねて配置された前記第1胴部フィルムと第2胴部フィルムとの間に、補強用フィルムを、当該補強用フィルムの同一面が互いに対向するように折って挿入する挿入工程と、
    前記第1及び第2胴部フィルムの両側の側縁に沿って、前記第1胴部フィルムと前記第2胴部フィルムとをヒートシールして下部サイドシール部を形成し、前記第1及び第2胴部フィルムの両側縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとをそれぞれヒートシールして上部サイドシール部を形成し、かつ、前記第1及び第2胴部フィルムの上縁に沿って、前記第1胴部フィルム及び前記第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとをそれぞれヒートシールしてトップシール部を形成するヒートシール工程と、
    前記第1及び第2胴部フィルムと前記補強用フィルムとが重なった補強領域に、前記第1胴部フィルム、前記第2胴部フィルム、及び二つ折りにされた前記補強用フィルムを貫通して開口状の把手部を形成する把手部形成工程と、
    を含むことを特徴とする、包装袋の製造方法。
  8. 前記サイドシール工程より前に、2つ折りにされた前記補強用フィルムの折り目部に沿ってスリットを形成するスリット形成工程を更に有する
    ことを特徴とする、請求項7記載の包装袋の製造方法。
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