JP5165096B2 - 易開封性包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチックスフィルム製で、立体形状の内容物の包装に適する包装袋に関し、特に、包装体を手指で容易に開封できる易開封性を備えた包装袋に関する。
プラスチックフィルムを代表的な包装材料として用い、包装袋に内容物が収納されて密封された包装体は、内容物の形状と大きさに合わせて包装材料で構成された袋状物に内容物が収納され、その筒状物の両端部が密封シールがなされて構成されている。
このような包装袋は種々の形状の物が知られているが、開封の際にハサミのような道具を使用するのでは面倒である。しかし、手指でフィルムを切り裂くのでは、切り裂きの反動で内容物が転げ落ちたりすることがある。また、内容物がカステラのような壊れやすい菓子類などであったり、水産物の加工品を一匹まるごと包装した一体物であるような場合には、開封の際に内容物を傷めてしまったり、包装袋から取り出し難かったりすることがあった。
特にガゼット型包装袋は、プラスチックフィルムを代表的な包装材料として用い、箱物や和菓子類等の立体形状を有する内容物の形状にあわせた美しい包装が可能な包装袋である。ガゼット型包装袋に内容物が収納されて密封された包装体は、内容物の形状と大きさに合わせて包装材料で構成された筒状物に内容物が収納され、その筒状物の両端部が一部折り込まれた状態で密封シールがなされて構成されている。
このようなガゼット型包装体の開封は比較的難しく、折り込みシール部が開封時の抵抗になりやすい。そのため、ハサミ等の道具を用いて折り込みシール部と内容物との間の部分が切断されたり、または、折り込みシール部に切り込み加工がなされており、手指でこの切り込みからフィルムを引き裂くなどするのが通常であった。
また、羊羹のように流動体を包装袋に充墳してから冷却固化させたゲル状物の場合、フィルムと内容物が密着しているために、開封には成功しても、包装袋と内容物との分離に手間取ることがあった。同様なことは、カステラのように、充填の際に一緒に酸素吸収剤を封入するために、包装体の中が減圧となって包装袋と内容物が密着するものについても指摘されていた。そのため、包装体では内容物の密封状態を維持できて、容易に手指で開封でき、しかも、内容物と包装袋の分離も容易な包装袋が求められていた。
ガゼット型包装袋に関する易開封技術としては、縦シール部を設けた筒状フィルムの左右両側部にV字状に折り込まれたガゼット折部を備えた袋状容器であって、少なくとも内容物の充填により四角形筒状の側部と平坦状四角形底部とが形成されるガゼット袋状容器において、縦シール部のフィルム外端側の一部領域に未シール部が設けられ、該未シール部の上側フィルム外端縁に縦シール部に対して直交する方向の開封カッティング用切込部が刻切されたガゼット型包装袋が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、フィルムが切り裂ける方向や切り裂きに必要な力の程度が不安定なため、思いがけない開封状態となって内容物が転げ落ちたり損傷したりすることがあった。さらに、包装袋と内容物の密着の問題も解消できないままであった。
特開2002−104439号公報
本発明は、内容物が壊れやすいものでも容易かつ確実に開封することが可能であり、特に羊羹やカステラのように内容物とフィルムとが密着している包装体においても、内容物とフィルムとの分離が容易な易開封性包装袋を提供することを課題とする。
本発明は、基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層フィルムで構成され、前記熱接着性樹脂層を内側にして相対する二辺が内側に折り込まれた略軸対称の変形六角筒形状となった側面部と、前記変形六角筒の両端の一方が熱接着により密封された端部とを有するガゼット型包装袋であって、前記側面部を構成する六面のうち少なくとも一面に含まれる前記軸方向に沿った二辺が、熱接着により他の面の辺と接合されており、前記一面の前記端部には開封用摘み片が設けられ、前記端部において、前記軸方向に沿った二辺から延長された熱接着部分が、前記端部の先端方向に向かって収斂する少なくとも1つの逆V字型を含んでおり、かつ前記熱接着部分が易開封性であることを特徴とする包装袋である。
ここで、前記開封用摘み片が、前記逆V字型の熱接着部分に沿って設けられていることは好ましい。また、前記熱接着部分のシール強度が、2N/15mm幅以上20N/15mm幅以下であることは好ましい。また、前記一面が、易剥離性フィルムで構成されたことは好ましい。また、前記開封用摘み片として、前記積層フィルムと別個のフィルムが挿入されていることは好ましい。また、前記ガゼット型包装袋が、前記変形六角形状の前記相対する二辺を除く前記軸方向の四辺が熱接着により接合されている四隅シールガゼット型包装袋であって、前記四辺の熱接着部分から延長された前記端部の熱接着部分が、前記六角筒の軸に向かって収斂し互いに交差してそれぞれ逆V字型を形成しており、前記四辺の熱接着部分のうち、少なくとも隣接する二辺のシール強度が、2N/15mm幅以上20N/15mm幅以下であることは好ましい。また、前記四辺の熱接着部分のうち、残りの二辺のシール強度が20N/15mm幅以上であることは好ましい。また、前記一面を除く他の面が、1枚の前記積層フィルムから構成されていることは好ましい。
内容物が壊れやすいものでも容易かつ確実に、内容物を損傷することなく開封することが可能であり、特に、羊羹やカステラのように内容物とフィルムとが密着しているガゼット型包装体においても、内容物とフィルムとの分離が容易な易開封性包装袋が得られる。特に開封がスムーズである。
ガゼット型包装袋の構成例を示した(a)正面図、(b)右側面図、(c)斜視図、(d)斜視図である。 ガゼット型包装袋の積層フィルムの層構成と配置方向とを示した(a)A−A'の断面図、(b)B部分の拡大図である。 開封開始フィルムが剥離開始部に挿入された(a)1例を示した断面図であり、(b)他の例を示した断面図である。 ガゼット型包装袋の他の構成例を列挙した図である。 包装体の構成例を示した(a)正面図、(b)右側面図、(c)斜視図、(d)斜視図である。 包装体の開封状態を説明する図である。 平袋型包装袋の構成例を示した(a)正面図、(b)斜視図である。 平袋型包装袋の他の構成例を示した(a)正面図、(b)斜視図である。
本発明の実施の形態例について、図面を用いて具体的に説明する。まず、ガゼット型包装袋を例にとって説明する。図1はガゼット型包装袋の概略構成を示した模式図である。
図1(a)は包装袋1の正面図であり、図1(b)は同じ包装袋の右側面図であり、図1(c)は包装袋1を密封されていない端部42方向から見た斜視図であり、図1(d)は包装袋1を密封された端部41方向から見た斜視図である。なお、図1では熱接着部分を斜線で表現している。図5〜8でも同様である。
包装袋1は、内容物を収納する筒状の空間を構成する側面部40と、側面部40の筒の軸方向の両端に位置して熱接着により密封される端部41、42とからなる。図1(a)に示す例では、一方の端部41が熱接着されて密封されており、他方の端部42は内容物を充填するために開いたままとなっている。端部42は内容物が充填されたのち、熱接着されて密封される。側面部40は、軸方向に略並行の六辺10〜15で互いに順次接続された六つの側面2〜7からなる六角筒を構成しており、さらにこれら六辺のうちの相対する二辺14、15を折り目として、側面4〜7が六角筒の内側に折り込まれた変形六角筒形状となっている。ここで軸方向とは、図1(c)に矢印で示したように、おおむね軸対称に構成されている包装袋1の対称軸に対し、平行方向を意味する。
包装袋は、内容物が充填されるまでは、折り目14、15の入った側面部分4〜7をヒダ状に折り込んだ状態で保管される。これに開口43から内容物が充填されると、側面4と5、および側面6と7との間の折りたたみ状態が消滅して、それぞれが一つの平面に変形する。これで、側面部40は略六角筒形状から略四角筒形状に変形する。この四角筒形状の内側に内容物が充填される。このような包装袋をガゼット型包装袋という。
なお、図1に示した例では、側面部40を構成する六つの側面2〜7は、側面2と側面6、側面7と側面3、側面3と側面5とが、それぞれの軸方向の辺10〜13に沿った帯状の熱接着部分20〜23(以下、これらを「側部シール」ということがある)で、互いに熱接着されて接合されている。また、側面4と5、側面6と7は、それぞれ一つのフィルムを軸方向の辺14、15で二つ折りにした状態で、他の側面と接合されている。このような包装袋1は、基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層フィルムを用い、熱接着性樹脂層が包装袋の内側となるようにして、切断、折りたたみ、熱接着等の所定の加工を行って作成することができる。
包装袋1の端部41は、包装袋1に内容物を密封した包装体を手指で開封する際に、開封の開始点となる部分である。端部41は、図1(a)に示したように、側面部40の端辺10、12等に対して鋭角Rをなす斜線で、六角筒の対称軸に向かって収斂する熱接着部分24、25を有する。熱接着部分24、25は、その延長線上の点28で互いに交差して逆V字型を1つ形成している。熱接着部分24、25は、側部シール20〜23から連続する帯状の熱接着部分である。以下、これらを「端部シール」ということがある。このように逆V字型とすることにより、開封の際に加える力が効率的に利用できる。つまり、開封時に熱接着部分が交差する点28に力が集中するため、比較的小さい引き裂き力で開封をスタートすることができる。一方で包装袋の材料に無駄が生じにくい。
ここで、鋭角Rの範囲は、20°以上60°以下とするのが好ましく、より好ましくは30°以上50°以下であり、さらに好ましくは45°である。また、側部シール20〜23と端部シール24〜27のシール幅は、それぞれ2mm以上20mm以下とするのが好ましく、より好ましくは3mm以上15mm以下であり、さらに好ましくは3mm以上10mm以下である。これにより必要な密封性を維持しながら、易開封性を達成しやすくなる。
端部41の逆V字型の熱接着部分24、25の外周に沿って、手指で包装体を開封する際の摘み片となる剥離開始部30、39が設けられている。剥離開始部30は、対称軸上の先端に設けられており、主にこの部分が摘み端となる。また、剥離開始部39は、側面部40の端辺10、12等に対して、角度Rよりさらに小さい角度で対称軸に向かって収斂しており、熱接着部分24、25に沿って手指で摘みうる略台形形状の摘み端を形成している。この部分があることで、開封時に摘み端をより探しやすくなり、かつ摘みやすくなる。なお、図1では、剥離開始部39は、変型六角筒の内側に折り込まれた端辺14、15の端点と、外側の端辺10、12の端点とを斜めの一本の直線で結ぶようにして設けているが、複数本の直線で結んでもよいし、曲線を用いても良い。要は、剥離開始部39の外周部分が自由端となって、手指で摘めるようになっていればよい。
このような剥離開始部30、39は、側面2と側面3のフィルムがそれぞれ軸方向に延長され、前記の逆V字型部分24、25、28が、表裏で熱接着され、他の部分は熱接着されないで分離したままの自由端の状態となっている。剥離開始部30、39の表裏の部分のそれぞれ(例えば、35)を両手の手指で摘んで左右に引っ張ることで、包装体の開封が始まる。
ここで、剥離開始部30の大きさは、図1(a)に向かって、軸方向に直角方向の先端部の幅が5mm以上、点28からの軸方向に沿った長さが5mm以上であるのが好ましく、より好ましくは幅7mm以上、長さ7mm以上であり、さらに好ましくは幅10mm以上、長さ10mm以上である。上限は特に規定しないが、包装袋の大きさを超えないのは当然であるし、手指による開封に適する常識的な大きさであればよい。
包装袋1の熱接着部分のうち、交点28、端部シール24、25、側部シール20、21で構成される連続した帯状の熱接着部分は、易開封性の比較的低いシール強度でシールされている。この場合、開封時には、側面2が包装体から剥がされることになる。そのようなシール強度は、2N/15mm幅以上20N/15mm幅以下であることが好ましい。シール強度が2N/15mm幅以上で、包装袋として必要な強度が確保でき、内容物の充填時や包装後の輸送時や保管時などに破袋が生じにくくなる。また、シール強度が20N/15mm幅以下で、開封時に熱接着部分を手指の力で剥すことが可能となる。シール強度のより好ましい範囲は、2N/15mm幅以上17N/15mm幅以下であり、きらに好ましくは、3N/15mm幅以上15N/15mm幅以下である。
一方、側面2と反対側の側面3の外縁である端部シール26、27と側部シール22、23で構成される帯状の熱接着部分は、開封時に剥がれる必要はない。しかし、剥がれるうようにしてもよい。そのため、端部シール26、27と側部シール22、23のシール強度は、易開封性の範囲であっても良いし、それより強くとも良い。この部分のシール強度が、20N/15mm幅以上であれば、開封時に剥す必要のないシール部が剥がれにくくなるので好ましい。なお、側面2に代えて側面3が剥がれるようにしても良いし、側面6と7、または側面4と5が剥がれるようにしても良い。さらには、全部の側面が剥がれるようにしても良い。
図2は、積層フィルムの層構成と、包装袋1を作成する際のフィルムの表裏の配置方向を説明する図である。図2(a)は、図1(a)における包装袋1のA−A'断面図である。また、図2(b)は、(a)において円Bで囲まれた部分の拡大図であり、側面5と側面3とが熱接着部分22で接着されている状態が示されている。側面5となる複合フィルムは、基材層44と熱接着性樹脂層45とからなり、また、側面3となる複合フィルムは、基材層46と熱接着性樹脂層47とからなる。側面5の複合フィルムと側面3の複合フィルムは、それぞれの熱接着性樹脂層どうしが接するように、つまり熱接着性樹脂層が包装袋1の内側になるように配置されている。側面部を構成する各側面のフィルムは、それぞれ異なるフィルムであっても良いが、同じものを用いると包装袋1の製造が簡便になって好ましい。
積層フィルムの基材層は、強度やその他の機能を有する層で、強度の面から一般にポリプロピレン(以下、PP)製延伸フィルム(以下、OPP)、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12などのナイロン樹脂(以下、Ny)製延伸フィルム(以下、ONy)、ポリエチレンテレフタレート(以下、PET)、ポリブチレンチレフタレートなどのポリエステル系樹脂の二軸延伸フィルム等が好適に用いられる。また、必要に応じてこれら以外のフィルムも用いることができる。
基材層の他の機能としては、例えばガスバリヤー性、中でも酸素バリヤー性を持たせることは好ましい。バリヤー性の付与の方法として、例えば、前記OPP、ONy、PETフィルムの表面にポリ塩化ビニリデン(以下PVDC)、ポリビニルアルコール(以下PVA)、オルガノシロキサン等のバリヤー性を有する層をコーティングしたフィルムを用いることができる。また、前記OPP、ONy、PETフィルムの表面にアルミニウム(以下Al)を蒸着したフィルムや、ONy、PETフィルムの表面に酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の無機酸化物を蒸着したフィルムを用いることができる。また、OPPの代わりにPPとエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂(以下EVOH)を積層し延伸したフィルム等を用いたり、ONyの代わりにNyとメタキシレンアジパミド樹脂を積層し延伸したフィルムやNyとEVOHを積層し延伸したフィルム等を用いることができる。また、前記OPP、ONy、PETフィルムに、PVDCフィルム、EVOHフィルム、Al箔等のそれ自身がガスバリヤー性を有するフィルムを積層することができる、さらに必要に応じて前記各種フィルムならびに前記以外のフィルムを積層してもよい。また、消費者の購買意欲を促進するためや包装された食品に関する情報を表示するために、前述し
たOPP、ONy、PETフィルム等の基材層の一部に印刷を行なってもよい。
積層フィルムの熱接着性樹脂層は、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を用いることができ、一般に低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重含体等を用いることができる。これら一般的なヒートシール性の樹脂は、本来のヒートシール条件ではシール強度が比較的強くなるため、前述の易開封性のシール強度にコントロールするには、ヒートシール温度や圧力、時間などの条件を精密に制御することが重要である。
熱接着性樹脂層が、易剥離性を有するフィルムによってなることはシール強度のコントロールの面から好ましい。易剥離性を有するフィルムとしては、東セロ社製TAF−650Cやジェイフィルム社製SMX−Y03のように樹脂層の強度を弱くして剥離時に凝集破壊させるものと、大日本インキ化学工業社製DIFAREN−E3700Tのように積層構成として層間の接着強度を弱くして剥離時に層間剥離させるものとがあげられる。また、熱接着性樹脂層が、融点が135℃〜180℃である高融点樹脂を主体とする層(A)と、融点が80℃〜135℃である低融点樹脂と高融点樹脂の混合樹脂を主体とする層(B)からなり、層(A)の高融点樹脂の融点と層(B)の低融点樹脂の最も高い融点との差が20℃以上であり、熱接着面から、層(B)、層(A)の順に積層されているフィルムを用いてもよい。この場合、熱接着温度を高融点樹脂の融点より低くすると易開封性となり、高くすると難開封性となる。いずれにせよ、内容物への適性に合わせ、適宜選択すればよい。
包装袋1の密封された端部41の交点28の位置に、開封開始をより容易にするための他のフィルムが挿入されていることは好ましい。図3は、そのような例を示した断面図である。まず、図3(a)は、表裏の剥離開始部30と35の間に、開封開始のためのフィルム48が挿入された例を示す断面図である。開封開始フィルム48は、表裏の剥離開始部30、35のうちの、開封の際に引き剥がされる側のフィルムにつながる剥離開始部と接着している。例えば、側面2が開封される側面である場合は、側面2につながる剥離開始部30の熱接着性樹脂層32と接着面33で接着されている。このような開封開始フィルムを設けることで、開封方法がよりわかりやすく、かつ容易になる。
開封開始フィルム48は、開封開始時の引っ張りに耐える強度が必要であり、OPP、ONy、PETフィルム等が好適に用いられる。開封開始フィルム48と積層フィルムとの接着は、積層フィルムの熱接着樹脂層と開封開始フィルム48との熱接着によってもよいし、間に接着剤ないし粘着剤を介在せしめてもよい。開封開始フィルム48が積層フィルムとヒートシールするためには、前記OPP、ONy、PETフィルム等よりなる基材層と低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等よりなる熱接着樹脂層とを積層したフィルムとするのがよい。開封開始フィルム48の大きさは、剥離開始部30、35と同一でもよいし、大きくてもよいし、幅が狭く長さが長くてもよい。開封開始フィルム48は、判別しやすくするために着色されていることが好ましい。
図3(b)は、包装袋1の表裏の剥離開始部30、35の間に、開封開始フィルム49が挿入された他の例を示した断面図である。開封開始フィルム49は、交点28において表裏の剥離開始部30、35の間に挟まれている点が、開封開始フィルム48と異なる。開封開始フィルム49は、熱接着部分の途中まで挿入されていてもよいし、熱接着部分を越えて先端52が包装袋1の中まで達していてもよい。開封開始フィルム49と積層フィルムは重なっているだけで接着していなくてもよいし、開封の際に引き剥がされる側の積層フィルムと接着していてもよい。開封開始フィルム49の大きさは、熱接着部分と重なる部分が熱接着部分の幅と同一かそれ以下であればよく、他の部分の大きさは、効果を奏して使用に差し支えない範囲で任意である。また、開封開始フィルム49の材質は、前述の相違点を除き、開封開始フィルム48と同様の構成とすることができる。
図4は、図1や図2に記載されているいわゆる四隅シールされたガゼット型包装袋1以外の、他の形態のガゼット型包装袋の例を示す。図4(a)は、比較のために、四隅シールガゼット型包装袋1を対称軸に沿って開口43の側から見た図である。以下、(b)〜(d)まで同様の方向から見た図である。(a)の四隅シールガゼット型包装袋1は、上記したとおり、側面2、3と、折り込み線14と15で内側に二つ折りに折り込まれた側面とが、互いに熱接着部分20〜23で接合されている。そして、側面2の横幅と側面3の横幅が同じとなっている。このような構成では、熱接着部分20を熱接着する際には、熱接着部分22も同時に熱接着するのが効率的である。従って、熱接着部分を易開封性にすると、他の熱接着部分22も易開封性とするのが簡単である。
図4(b)は、同じ四隅シールガゼット包装袋であるが、一方の側面50の横幅より、相対する他方の側面51の横幅が大きく、側面51の熱接着部分72と73が、側面50の熱接着部分70と71の外側にはみ出ている点が異なる。このような構成では、側面50の熱接着部分に関しては易開封性とし、側面51の熱接着部分に関しては難開封性とするごときシール強度の使い分けが容易となる。
図4(c)は、側面80は、他の側面と熱接着部分95、96により接合されているが、他の側面81〜85は、一つのフィルムを折り曲げて構成されている例である。この場合、辺92、93を確実に折り曲げるために、熱接着部分97と98を設けるのが好ましいが、単に折り曲げただけで熱接着しなくともよい。この(c)の構成では、開封時に剥す必要のない箇所が剥がれないので好ましい。また、包装体を構成した後、陳列時に2つの側部シール95、96を下になるように置けば、側部シールが隠れて内容物や包装袋の印刷をよく見ることができ、商品の陳列効果をより高めることができる。
図4(d)は、(c)の包装袋を作成するにあたり、側面80とその他の側面のフィルムとを別個に用意してから熱接着するのではなく、一枚のフィルムから作成できる例である。一枚のフィルムを折り曲げ部94を含む三ヶ所の折り曲げ部で折り曲げて、変形六角等を作成し、合掌端90の熱接着部分95を熱接着する。その際、折り曲げ部94は、辺93より外側にはみ出るようにして折り曲げる。三ヶ所の折り曲げ部のそれぞれを熱接着して確実に折り曲げが生じるようにする。最後に、切断線99で折り曲げ部94を切断して、(c)と同じ包装袋を得る。
このような包装袋は、従来のガゼット型包装袋の製造方法に準じて、フィルムの切断と折り曲げと熱接着とを順次行えばよい。開封端となる端部41は、必要により適当な型刃を用いて剥離開始部30、39の外周形状に合わせてカットし、これまた必要により開封開始フィルムを挟んで、図1に記載したような形状となるように熱接着すればよい。
図5は、図1のガゼット型包装袋1に開口43から内容物101が投入されたあと、開口43が熱接着により密封された包装体100の概略構成を示した図である。(a)は正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は剥離開始部が設けられた側から見た斜視図であり、(d)は剥離開始部が設けられていない側から見た斜視図である。
包装体100は、包装袋1と同じように、開封開始端となる端部41と、側面部40と熱接着により密封された端部42とからなる。側面部40は、内容物の充填により変形六角筒形状から四角筒形状に変形している。これは、包装袋1で二つ折りになっていた側面4と5、6と7が、いずれも折り目14、15が伸ばされてそれぞれ一つの平面110、111となったことによる。この四角筒の内部に、立体状の内容物101が充填されている。
包装体100の開封端となる端部41は、略二等辺三角形の4つの面120、122、121、123とが組み合わさっておおむね寄棟屋根形状となり、その稜線が熱接着された状態となっている。また、剥離開始部30は、寄せ棟屋根形状の頂部に位置し、剥離開始部39は、寄せ棟屋根形状の各稜線に沿って設けられている。このような形状とすることにより、包装体100の開封が容易になる。また、フィルムと内容物が密着する場合でも、開封後の内容物の取り出しが容易となる。ここで重要なのは、熱接着部分が寄棟屋根
の稜線の形状をなして、かつ交点28で逆V字型に交わっていることである。また、熱接着部分に沿って摘み端となりうる剥離開始部39を設けるのが好ましい。剥離開始部39は図5に例示したように寄棟屋根形状に沿ってカットされていてもよいし、異なる形態となっていても良い。図に例示したように寄せ棟屋根形状に沿ってカットするのが、予期せぬ破袋の防止や美観上の観点から望ましい。
包装体100のもう一つの端部42は、開封端とする必要はないが開封端であっても良い。図5では、端部のフィルムが折り込み線103で折り込まれて、軸方向に直角方向に設けられた帯状の熱接着部分102で密封された密封端となっている。この端部42は、従来公知の方法で密封されていればよく、例えば、フィルムを斜めに折り込んで熱接着されることで四角形となるようにしてもよい。なお、端部41と同様に開封端としてもよい。
包装体100を構成するには、包装袋1を用いるだけではなく、図4で例示されたごとき各種のバリエーションの易開封性ガゼット型包装袋を用いても良いことは言うまでもない。
図6は、包装体100を開封する際の動作を説明する図である。(a)は開封を開始する前の状態を示した斜視図であり、(b)は開封途中の状態を示した斜視図である。開封は以下のようにして行う。まず互いに接着されていない剥離開始部である表裏の開封用摘み片30と35を両手の手指で摘み、35をD方向に、30をC方向に引っ張る。すると手指からの力が、摘み片30を介して、寄棟屋根形状の頂部の交点28にかかり、この部分を剥離する。続いて寄棟屋根形状の稜線をなす熱接着部分24と25に、矢印EとFの方向に分離して力がかかり、剥離が継続される。その際、矢印EとFは、剥離開始部30に対して角度Rに基づく鋭角をなしている。そのため、剥離開始部30にかけられた剥離の力は、ほぼそのまま熱接着部分24と25にかかり、手指で容易に剥離することができる。
さらに剥離を継続すると、熱接着部24と25が全部剥離し、続いて、(b)の矢印G方向に引っ張ることで、熱接着部24と25に連続している側部シール20と21が順次剥離する。このようにして側面2が、包装体100から面状で剥離していくことで、開封される。開封が面状で行われるため、内容物を取り出すための開口も面状となり、内容物
の取り出しが容易である。また、フィルムと内容物が密着するような内容物であったとしても、開封の際に面状で開くため、内容物とフィルムが容易に分離できる。
このような包装体は、従来のような線状に切り裂いて開封する包装体に比べ、予期せぬ失敗を生じることなく安定して開封できる。開封の際に必要な力も小さく、スムーズな開封を実現できる。また、内容物や印刷が見づらくなることもないので、陳列効果にも優れている。さらに、ショートケーキのように内容物が壊れやすいものでも、内容物を壊すことなく容易に開封することができる。さらに、羊羹やカステラのように内容物とフィルムとが密着している包装体でも、フィルムと内容物とを容易に分離することができる。
包装袋は、上記のガゼット型に限定されるものではなく、他の型式であっても良い。図7は、包装時に四方シールの包装体となる平袋型包装袋200の例を示した図である。図7(a)は正面図、(b)は斜視図である。軸方向に対して鋭角Rより小さい角で傾いた2本の斜線221、223を脚とする略台形形状の開封用摘み部220、内容物を収納する側面部210の熱接着部230、231から端部先端222に向けて1つの逆V字型に収斂する熱接着部232〜234の構造は、上記のガゼット型包装袋1の熱接着部と同様である。また、下端211の開口212から内容物を充填した後、下端211をヒートシールして密封するのも同様である。このような平袋型の包装袋でも、ガゼット型と同様に容易に開封することが可能となる。
また、図8は、包装時に四方シールの包装体となる平袋型包装袋の他の例を示した図である。図8(a)は正面図、(b)は斜視図である。この例では逆V字型が1つではなく、逆V字型が2つ、熱接着部332から336にかけて、軸方向に対して略直角方向に並ぶことで熱接着部が構成されている。この結果、逆V字型の2つの頂点333と335が並んで熱接着部が逆W字型となっている。このようにしても、開封時には、逆V字型の2つの頂点のいずれかが開封端となるから、逆V字型が1つの場合と同様に容易に包装体を開封することができる。さらに、このようにすることで、開封用端部に熱接着部を設けるために必要な軸方向の長さが短くなり、包装袋をよりコンパクトにすることが可能となる。
このように開封用端部の熱接着部に逆V字型を並べる数は、1つまたは2つに限定されるものではなく、3つ以上を軸方向に対して略直角となるように並べても良い。また、複数を並べる場合には、全部を同等に扱って単純に1列に並べても良いし、軸方向に略直角方向の中央付近に位置する逆V字型の頂点をより端部に近く位置せしめ、略直角方向の両端付近に位置する逆V字型の頂点をより端部から遠くなるように位置せしめても良い。このような複数の逆V字型の熱接着部を有するようにするには、包装袋の形式にはよらず、四方シールの平袋型でもガゼット型でも、また、さらに他の型でも採用することができる。このようにすることで、開封時にまず中央付近に位置する逆V字型に力が集中するため開封しやすくなり、かつ包装袋をコンパクトにすることが可能となる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、熱接着強度の評価は以下のようにして行った。まず試験片は、2枚のフィルムの熱接着面を合わせて、その一端をテスター産業(株)製ヒートシールテスターTP−701Sで、熱接着時間1秒、熱接着圧力98kPa、熱接着温度を180℃として試験片を作成した。熱接着強度の測定はJIS−Z1707に従い、23℃、相対湿度50%環境下にて測定した。ただし、試験速度は、毎分300±30mmとした。フィルムの流れ方向(MD)と幅方向(TD)についてそれぞれ複数の試験片を測定して平均をとった。
厚み15μのNyとメタキシレンアジパミド樹脂を積層し二軸延伸したフィルム(ユニチカ社製、商品名エンプロンM200)を基材層とし、厚み50μの易剥離性フィルム(ジェイフィルム社製、商品名SMX−Y03)を熱接着性樹脂層として、この2枚のフィルムを厚み2μのポリウレタン系2液硬化型接着剤で貼り合せて、包装袋を構成する積層フィルムとした。
これを、熱接着性樹脂層を内側にして、図1のようにヒダの入ったガゼット型包装袋に製袋した。袋の幅は60mm、ヒダの幅は20mm、袋全体の長さ340mm、熱接着部分のシール幅は3mm、剥離開始部30、39の幅は20mm、交点28からの長さは15mm、斜め方向の端部シールの角度Rは45°とした。各シール部のシール強度は6N/15mm幅であった。
次に、幅50mm、高さ30mm、長さ200mmのカステラを、上記の包装袋に入れ、酸素吸収剤(三菱ガス化学社製、商品名エージレス)を入れて、開口している端部を幅7mmの直線シールで熱接着し、図5に記載のような密封包装体を得たた。密封して7日後、前記包装体を観察すると、中の酸素が吸収されたため減圧状態となり、包援袋のフィルムがカステラと全面で密着していた。剥離開始部30、35を引き剥がして、端部シール28から端部シール24、25、側部シール20、21の順に剥離していったところ、容易に包装体を開封できた。カステラの形状が崩れることも無かった。
積層フィルムの基材層として厚み12μの二軸延伸ポリエステルフィルムに酸化アルミニウムを蒸着したフィルム(東洋メタライジング社製、商品名パリアロックス1011HG)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装袋を得た。各シール部のシール強度は6N/15mm幅であった。これに実施例1と同様にカステラと酸素吸収剤を密封して包装体を得た。密封して7日間後、前記包装体を観察すると、中の酸素が吸収されたため減圧状態となり、包装袋のフィルムがカステラと全面で密着していた。剥離開始部30、35を引き剥がして、端部シール28から端部シール24、25、側部シール20、21の順に剥離していったところ、容易に包装体を開封できた。カステラの形状が崩れることも無かった。
厚み15μのNyとメタキシレンアジバミド樹脂を積層し二軸延伸したフィルム(ユニチカ社製、商品名エンプロンM200)を基材層とし、厚み50μの易剥離性フィルム(ジェイフィルム社製、商品名SMX−Y03)を熱接着性樹脂層として、この2枚のフィルムを厚み2μのポリウレタン系2液硬化型接着剤で貼り合せて、包装袋を構成する積層フィルムとした。
これを、熱接着性樹脂層を内側にして、図4(c)に記載のようなヒダの入ったガゼット型包装袋に製袋した。袋の幅は60mm、ヒダの幅は20mm、袋全体の長さ340mm、熱接着部分のシール幅は3mm、剥離開始部の幅は20mm、交点28からの長さは15mm、斜め方向の端部シールの角度Rは45°とした。各シール部分のシール強度は6N/15mm幅であった。
次に、幅50mm、高さ30mm、長さ200mmのカステラを、上記の包装袋に入れ、酸素吸収剤(三菱ガス化学社製、商品名エージレス)を入れて、開口している端部を幅7mmの直線シールで熱接着し、密封包装体とした。密封して7日間後、前記包装体を観察すると、中の酸素が吸収されたため減圧状態となり、包装袋のフィルムがカステラと全面で密着していた。剥離開始部を引っ張って、端部シールから端部シール、側部シールの順に剥離していったところ、容易に包装体を開封できた。カステラの形状が崩れることも無かった。
厚み15μmの2軸延伸ナイロンフィルム(ユニチカ社製、商品名エンブレムRT)を基材層のフィルムとし、厚み15μmの2軸延伸ナイロンフィルムにアルミニウムを蒸着したフィルム(ユニチカ社製、商品名エンブレムMTC)を中間層のフィルムとし、厚さ40μmの易剥離性フィルム(大日本インキ化学工業社製、商品名ディファレンE7300T)を熱接着性樹脂層のフィルムとして、これらをポリウレタン系2液硬化型接着剤を厚さ2μmに塗布した接着剤層を介して貼り合わせ、包装袋に用いる積層フィルムを得た。
この積層フィルムを用い、熱接着性樹脂層を内側にして、図7に記載のごとき平袋型の包装袋を製袋した。袋の軸方向の長さは370mm、幅は130mm、熱接着部の幅は10mm、剥離開始部の先端の幅は20mm、逆V字型の頂点から端部先端までの長さは15mm、熱接着部の角度Rは45度とした。各熱接着部のヒートシール強度は6N/15mm幅であった。
次に、この包装袋に、長さが約250mm、幅が約100mm、厚みが約30mmのイカの沖漬けを開口から投入し、袋内部を脱気したのち、開口端部を幅10mmの直線上に熱接着して密封した。これでイカの沖漬けの密封包装体を得た。この包装体の摘み部を手指で摘んで引き剥がしたところ、スムーズに開封を開始することができ、最後までほぼ同じ程度の力で容易に開封することができた。開封により包装体の全面が開き、イカの沖漬けを丸ごと損傷なく取り出すことができた。
1 四隅シールガゼット型包装袋
2-7 側面
10-15 辺
14、15 折り目
20-23 熱接着部分(側部シール)
24-27 熱接着部分(端部シール)
28 熱接着部分の交点
30、35 表裏の剥離開始部
31、36 基材層
32、37 熱接着性樹脂層
33 接着面
34、38 接触面
39 剥離開始部
40 側面部
41 端部(開封端)
42 端部(非開封端)
43 開口
44、46 基材層
45、47 熱接着性樹脂層
50、51 側面
52 開封開始フィルムの先端
60-63 辺
70-73 熱接着部分
80-85 側面
87、88 折り曲げ線
90-93 辺
94 折り曲げ部
95-98 熱接着部分
99 切断線
100 包装体
101 内容物
102 熱接着部分
103 折り込み線
110、111 側面
120、122、121、123 二等辺三角形面
140-142 剥離面
200、300 平袋型包装袋
210、310 側面部
211、311 開口端
212、312 開口
220、320 剥離開始部
221、223 辺
222、322 端部先端
230、231、330、331 熱接着部分(側部シール)
232、233、332、334、336 熱接着部分(端部シール)
234、333、335 頂点

Claims (8)

  1. 基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層フィルムで構成され、前記熱接着性樹脂層を内側にして相対する二辺が内側に折り込まれた略軸対称の変形六角筒形状となった側面部と、前記変形六角筒の両端の一方が熱接着により密封された端部とを有するガゼット型包装袋であって、前記側面部を構成する六面のうち前記相対する二辺を含まない二面の少なくとも一面に含まれる前記軸方向に沿った二辺が、前記熱接着性樹脂層どうしの熱接着により他の面の辺と接合されており、前記一面の前記端部には開封用摘み片が設けられ、前記端部において、前記軸方向に沿った二辺から延長された熱接着部分が、前記端部の先端方向に向かって収斂する少なくとも1つの逆V字型を含んでおり、かつ前記熱接着部分が易開封性であることを特徴とする包装袋。

  2. 前記開封用摘み片が、前記逆V字型の熱接着部分に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記熱接着部分のシール強度が、2N/15mm幅以上20N/15mm幅以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の包装袋。
  4. 前記一面が、易剥離性フィルムで構成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の包装袋。
  5. 前記開封用摘み片として、前記積層フィルムと別個のフィルムが挿入されていることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 前記ガゼット型包装袋が、前記変形六角形状の前記相対する二辺を除く前記軸方向の四
    辺が熱接着により接合されている四隅シールガゼット型包装袋であって、前記四辺の熱接
    着部分から延長された前記端部の熱接着部分が、前記六角筒の軸に向かって収斂し互いに
    交差してそれぞれ逆V字型を形成しており、前記四辺の熱接着部分のうち、少なくとも隣
    接する二辺のシール強度が、2N/15mm幅以上20N/15mm幅以下であることを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の包装袋。
  7. 前記四辺の熱接着部分のうち、残りの二辺のシール強度が20N/15mm幅以上であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の包装袋。
  8. 前記一面を除く他の面が、1枚の前記積層フィルムから構成されていることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載の包装袋。
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