JP2014189292A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡易に、高さ全体に亘って切り裂くことができる包装袋を提供する。
【解決手段】包装袋10は、硬質で一定の形状を保つ収容物を収容し、シート材からなる包装袋10であって、少なくとも高さ方向一端において前記シート材同士を接合することで構成される端縁接合部20と、幅方向両端において、前記シート材を内側に折り込むことで得られるガゼット部16と、少なくとも一つの端縁接合部20に設けられ、前記包装袋10を高さ方向に裂く際の開始端となる開封端30と、前記開封端30からの前記シート材の裂けを高さ方向に誘導するために、前記少なくとも一つのガゼット部16の稜線近傍において、当該ガゼット部16の中心線を挟んで両側に設けられた少なくとも一対の易裂線であって、少なくとも前記収容物の高さ範囲に亘って高さ方向に延びる少なくとも一対の第一易裂線32と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】包装袋10は、硬質で一定の形状を保つ収容物を収容し、シート材からなる包装袋10であって、少なくとも高さ方向一端において前記シート材同士を接合することで構成される端縁接合部20と、幅方向両端において、前記シート材を内側に折り込むことで得られるガゼット部16と、少なくとも一つの端縁接合部20に設けられ、前記包装袋10を高さ方向に裂く際の開始端となる開封端30と、前記開封端30からの前記シート材の裂けを高さ方向に誘導するために、前記少なくとも一つのガゼット部16の稜線近傍において、当該ガゼット部16の中心線を挟んで両側に設けられた少なくとも一対の易裂線であって、少なくとも前記収容物の高さ範囲に亘って高さ方向に延びる少なくとも一対の第一易裂線32と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、プレススルーパック包装体のように、硬質で一定の形状を保つ収容物を収容する包装袋に関する。
従来から、シート材の両端を互いに接合して筒状体を形成し、さらに、この筒状体の両開口端を接合して構成される包装袋、例えばピロータイプの包装袋が広く知られている。かかる包装袋の中には、厚みのある物品を収容するために、幅方向端部のシート材を内側に折り込んでガゼット部が形成されているものもある。ガゼット部を有する包装袋は、厚みのある製品や、複数の製品を厚み方向に積層した製品群の包装に特に適している。
ところで、包装袋に収容される製品の中には、硬質で一定の形状を保つものも多い。例えば、錠剤や薬品カプセルを基台シート上に一粒ずつ包装したプレススルーパック包装体(以下「PTP包装体」という)は、上述したピロータイプの包装袋に、厚み方向に積層した状態で収容されることが多い。このPTP包装体の基台シートは、硬質樹脂シートに、アルミニウム箔等を施したもので、一定の形状を保つ程度に硬質である。また、PTP包装体の他にも、プラスチックや厚紙、金属等からなる、ある程度の剛性を有した製品が、ピロータイプの包装袋に包装されることがある。
こうした硬質で一定の形状を保つ収容物は、その形状(高さや幅)を変更することが難しいため、当該収容物を包装袋から取り出す際には、包装袋を高さ全体、または、幅全体に裂いて、当該収容物の高さまたは幅より大きい取り出し開口を形成する必要がある。そこで、従来から、包装袋を高さ方向に裂く縦裂き、または、幅方向に裂く横裂きが容易にできるように、包装袋の端部に切り口などを設ける構成が多用されている。
しかし、かかる構成では、十分な開口を形成できないことが多かった。例えば、包装袋の一部を縦方向に裂いて切り取る縦裂きでは、切り取られるべき包装袋の一部が、縦方向に進む過程で、硬質で一定の形状を保つ収容物と干渉してしまい、縦方向への更なる進行が阻害されることが多かった。この場合、縦裂きが途中で止まってしまうため、十分な大きさの開口が得られない。
また、包装袋を横方向に裂く横裂きでは、横方向に裂く過程で、裂け目が包装袋の背貼部に当たってしまい、横方向への更なる進行が阻害されることが多かった。この場合でも、やはり、横裂きが途中で止まってしまうため、十分な大きさの開口が得られなかった。
そこで、より簡易に包装袋を開封するための技術が従来から多数提案されている。
例えば、特許文献1には、PTP包装体を収容する包装袋の背貼部に開封開始部となる複数の傷痕を形成し、当該背貼部から横方向(幅方向)に裂いていく横裂きの技術が開示されている。しかし、かかる技術は、開封時に、背貼部を起こして摘まむことを前提としている。一方、PTP包装体等を収容する包装袋の多くは、包装袋内での収容物の動きを低減するために、包装袋が収容物に密着し、包装袋にたわみが生じない程度の大きさに形成されていることが多い。この場合、包装袋は、開封前の状態では、殆ど変形することができないため、背貼部を起こして摘まむことは困難であった。
また、特許文献2には、包装袋の上端から前面、側面(ガゼット部)、背面、上端を通る第1のミシン目と、第1のミシン目に連結するように設けられ、側面を下方に切り下ろすことができる第2のミシン目と、を設けた包装袋が開示されている。かかる包装袋では、第1のミシン目に沿って包装袋を裂くことで、包装袋の肩部を切り離すことができ、さらに、切り離した後、第2のミシン目に沿って包装袋を裂くことで、収容されている物品がより取り出しやすくなる。しかし、特許文献2の技術は、包装袋を、高さ全体、または、幅全体に裂くための技術ではない。したがって、特許文献2の技術は、上述したような、包装袋を高さ全体または幅全体に切り裂く必要がある包装袋には応用しがたい。
そこで、本発明では、より簡易に、高さ全体に亘って切り裂くことができる包装袋を提供することを目的とする。
本発明の包装袋は、硬質で一定の形状を保つ収容物を収容し、シート材からなる包装袋であって、少なくとも高さ方向一端において前記シート材同士を接合することで構成される端縁接合部と、幅方向両端において、前記シート材を内側に折り込むことで得られるガゼット部と、少なくとも一つの端縁接合部に設けられ、前記包装袋を高さ方向に裂く際の開始端となる開封端と、前記開封端からの前記シート材の裂けを高さ方向に誘導するために、前記少なくとも一つのガゼット部の稜線近傍において、当該ガゼット部の中心線を挟んで両側に設けられた少なくとも一対の易裂線であって、少なくとも前記収容物の高さ範囲に亘って高さ方向に延びる少なくとも一対の第一易裂線と、を有することを特徴とする。
好適な態様では、前記収容物は、厚みを有する1つの製品、または、複数の製品を積層した製品群であり、前記ガゼット部は、前記1つの製品または製品群の厚み相当の幅を有し、前記包装袋の前面および背面は、前記1つの製品または製品群の幅相当の幅を有しており、前記包装袋は、前記シート材のたるみができない程度の密着性をもって、前記1つの製品または前記製品群を包む。
他の好適な態様では、前記開封端は、前記少なくとも一つの端縁接合部のうち、前記ガゼット部のためのシート材の折り込み部分を避けた位置に設けられた第一開封端を有する。他の好適な態様では、さらに、前記第一易裂線から前記包装袋の幅方向中心側に向かって延び、前記開封端からの裂けを前記第一易裂線に誘導する第二易裂線を有する。この場合、前記開封端は、前記少なくとも一つの端縁接合部のうち、前記ガゼット部のための前記シート材の折り込み部分に設けられた第二開封端を有し、さらに、前記ガゼット部用の折り込みのために重なる四枚のシート材、全てに形成され、正面視において第二易裂線に向かって延びる第三易裂線を有する、ことが望ましい。
本発明によれば、前記ガゼット部の中心線を挟んで両側に第一易裂線を設けているため、裂けが、当該ガゼット部を横断することが効果的に防止される。そして、第一易裂線を設けることにより、包装袋の一部が高さ途中で裂け切れることが防止される一方で、ガゼット部が帯状に裂けていくため、収容物の高さ全体に亘る開口が容易に得られる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態であるPTP包装体用の包装袋10の正面図である。また、図2は、包装袋10の一部拡大斜視図である。さらに、図3は、包装袋10の展開図である。なお、以下の説明では、便宜上、包装袋10のうち、背貼部18が形成されている面を「背面14」、当該背面14に対向する面を「前面12」と呼ぶ。したがって、図1は、包装袋10を前面12側から見た斜視図であり、図2は、包装袋10を背面14側からみた斜視図である。
この包装袋10は、PTP包装体100を収容するための包装袋10である。PTP包装体100は、周知の通り、錠剤や薬品カプセルを基台シート上に一粒ずつ包装したものである。このPTP包装体100の基台シートは、塩化ビニルシート、無延伸ポリプロピレンシート、ポリエチレンテレフタレートシート等の硬質樹脂シートから構成されており、その形状を保つことが可能となっている。包装袋10には、複数のPTP包装体100が、厚み方向に積層した状態で収容される。なお、ここで例示した収容物(PTP包装体100)は、一例であり、本実施形態の包装袋10は、硬質で一定の形状を保つことができる物であれば、他の物品、例えば、CDケースや書籍、電子部品等のように、厚紙やプラスチック、金属等、比較的剛性の高い素材で構成される物品であってもよい。また、収容される物品は、単品でもよいし、複数であってもよい。なお、以下の説明では、PTP包装体100を硬質で一定の形状を保つ収容物として説明する。
包装袋10は、一枚のシート材10a(図3参照)の両端を合掌状に重ね合わせて接合して筒状にしたうえで、当該筒状の上下に位置する一対の開口端を接合して封止して構成されるピロータイプの包装袋10である。この包装袋10の背面14には、シート材の両端を合掌状に接合した背貼部18が、包装袋10の上下端には端縁接合部20が、それぞれ存在する。また、包装袋10の側面には、シート材を内側に折り込んだ状態で、端縁接合部20の接合を行うことで形成されるガゼット部16が設けられている。
かかる包装袋10を構成するシート材10aは、通常、樹脂フィルムから構成される。シート材10aを構成する樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性など、包装袋としての基本的な性能を備えることが必要である。また、収容する製品の特性に応じた特性を有することも必要である。例えば、PTP包装体100は、遮光され、ガスバリアされた状態で保管することが要求されるため、包装袋10に、当該PTP包装体100を収容する場合、シート材には、遮光性、ガスバリア性が求められる。
また、背貼部18や端縁接合部20は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シート材には、ヒートシール性も要求される。従って、シート材としては、ベースフィルム層(単層であっても複層であってもよい)と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、さらに、ベースフィルム層とシーラント層との間、若しくはベースフィルム層が複層の場合にはその間に、遮光性やガスバリア性を付与するバリア層を設けることが好適である。
ここで、ベースフィルム層、シーラント層、及びバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーションなどにより行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、及びポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
バリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。特にアルミニウム等の金属薄膜やアルミニウム蒸着フィルムを用いた場合は、遮光性も付与されるため、より好ましい。
包装袋10は、通常、シート材のたるみが出来ない程度の密着性をもって、収容物を包める程度のサイズを有している。すなわち、包装袋10の厚み(図1の紙面垂直方向の長さ)、すなわち、ガゼット部16の幅は、収容物(複数のPTP包装体100の積層体)の厚みより僅かに大きい程度であり、包装袋10の幅(図1の左右方向長さ)は、収容物の幅より僅かに大きい程度である。包装袋10の高さ(図1の上下方向長さ)は、収容物の高さに若干の余裕量を付加した大きさとなっている。このようにシート材のたるみが出来ない程度のサイズとするのは、包装袋10の内部でPTP包装体100が動かないようにするためである。
ここで、PTP包装体100の基台シートは、先に述べたとおり硬質の樹脂シートであり、一般的には殆ど変形しない(サイズが変わらない)。そのため、PTP包装体100を包装袋10から取り出すためには、必ず、PTP包装体100の幅または高さ分の開口が必要になる。しかし、包装袋10とPTP包装体100とのサイズの差は極めて小さい。そのため、PTP包装体100を包装袋10から取り出す際には、包装袋10を、幅全体または高さ全体に渡って裂いて、十分な大きさの取り出し用開口を形成する必要がある。
しかし、簡易な手順で、幅全体または高さ全体に亘って包装袋10を裂くことは、従来、困難であった。これについて図8を参照して説明する。図8は、従来の包装袋10の概略背面14図である。
従来の包装袋10の多くは、包装袋10の上端に設けられた切れ目50から縦方向(高さ方向)に裂く開封方式や、包装袋10の側端部から横方向(幅方向)に裂く開封方式が採用されていた。
上端に設けられた切れ目50から縦方向に裂く場合には、包装袋10の上端を手で摘まみながら手前下側に引っ張る。しかし、この場合、手前下側に引っ張られる包装袋10の一部が、途中で、PTP包装体100等の収容物の上端に当たることになる。PTP包装体100のように硬質の収容物の場合、破断された包装袋10の一部と当たっても、変形することなく、その形状を維持し続ける。一方、破断された包装袋10の一部は、硬質の収容物に当たると、当該収容物を避けるように、その裂け目が横方向に曲がってしまう。そして、結果として、裂け目が、包装袋10の下端にたどりつく前に、包装袋10の側端に達してしまい、包装袋10の一部が切り取られてしまう。この場合、得られる開口は、収容物に比して大幅に小さいため、そのままではPTP包装体100を取り出すことが出来ない。そのため、ユーザは、出来上がった小さな開口をとっかかりとして、再度、縦方向に裂く必要がある。つまり、この開封方式では、ユーザは、開封のために2ステップが必要になる。
また、包装袋10の側端部から横方向に裂く場合は、背貼部18が邪魔になっていた。すなわち、かかる開封方式の場合、包装袋10は、ノッチレスフィルム、すなわち、切れ目が無くても、指で裂けるフィルムから構成される。この場合、ユーザは、包装袋10の側端を摘まんで、手前横方向に引っ張ることで、包装袋10を横方向に裂ける。しかし、幅全体に亘って裂くためには、必ず、背貼部18を通過する必要がある。この背貼部18は、シート材の両端を合掌接合した箇所であり、周辺部位よりも強度が強くなっている部位である。換言すれば、背貼部18は、周辺よりも裂けづらい部位となっている。そのため、裂け目が、背貼部18に到達すると、裂けづらい背貼部18には進まず、より裂けやすい縦方向に進んでしまっていた。その結果、幅全体に裂くことができず、十分な大きさの取り出し開口が得られなかった。
本実施形態では、こうした問題を解決するために、より簡易に開封するための構成を有している。以下、この開封用の構成について詳説する。
本実施形態の包装袋10には、第一開封端30、第一易裂線32、第二易裂線34が設けられている。第一開封端30は、包装袋10を高さ方向に裂く際の開封端となる部位で、端縁接合部20のうち、ガゼット部16用の折り込みの接合部分(図1において一点鎖線の楕円で囲った範囲)を避けた範囲に設けられる。この第一開封端30は、包装袋10の上下両側にある端縁接合部20のうち、片側にのみ設けられてもよいし、両側に設けられてもよい。また、第一開封端30は、一つの包装袋10に、1以上設けられるのであれば、その数は、特に限定されない。
この第一開封端30の構成としては種々考えられるが、基本的には、シート材に対して機械的加工を施したもの、例えば、包装袋10の上下端から高さ方向に延び、シート材に対して非貫通のミシン目や、微小傷痕群を第一開封端30、ハーフカット線などを用いる。また、図4に示すように、包装袋10の上下端に形成されたノッチ(三角状の切り欠き)や、図5に示すように、包装袋10の上下端全体に形成された山切りカット等を、第一開封端30として用いてもよい。いずれにしても、開封端は、包装袋10を縦裂きする際の、とっかかりとして機能するものであれば、その構成等は問わない。
第一易裂線32は、高さ方向への裂けを容易にするもので、例えば、高さ方向に延び、シート材に対して非貫通のミシン目や、微小傷痕群、ハーフカット線などで構成され、シート材に対する機械的加工により形成される。第一易裂線32は、ガゼット部16の稜線近傍において高さ方向に延びる易裂線である。この第一易裂線32は、後述するように、ガゼット部16が帯状に裂けるように誘導するための線である。そのため、第一易裂線32は、ガゼット部16の中心線を挟んで両側(前面12側および背面14側)それぞれに一本以上、合計二本以上設けられている。また、第一易裂線32は、少なくとも、収容物の高さ範囲に亘って高さ方向に延びていれば、その長さは、特に限定されない。なお、収容物は、包装袋の中で僅かながら動くため、収容物の高さ範囲も変動する。したがって、「収容物の高さ範囲」とは、この収容物の変動分程度の誤差は許容した範囲である。
第二易裂線34は、第一開封端30からの裂けを第一易裂線32に誘導する易裂線で、例えば、シート材に対して非貫通のミシン目や、微小傷痕群などで構成できる。この第二易裂線34は、図1に示すように、正面視において、収容物の高さ方向端部近傍から端縁接合部20の間に設けられている。また、上述したように、第一易裂線32は、ガゼット部16を挟んだ両側(前面12側および背面14側)に設けられているため、当該第一易裂線32と第一開封端30を結ぶ第二易裂線34も、包装袋10の前面12および背面14の両方に設けられている。
この第二易裂線34は、円滑な破断を可能にするため、極力、角の少ない形状、具体的には、図3に示すような円弧状や、直線であることが望ましい。ただし、当然ながら、第二易裂線34は、第一開封端30からの裂けを第一易裂線32に誘導できるのであれば、他の形状、例えば、折れ線などであってもよい。また、第二易裂線34は、第一開封端30から高さ方向に進む裂けに合流できるのであれば、必ずしも第一開封端30に接続されていなくてもよい。したがって、例えば、第二易裂線34は、図7に示すように、第一易裂線32から包装袋10の幅方向中心側に進む直線であってもよい。なお、図7では、第二易裂線34を、幅方向中心側に進むにつれ、高さ方向外側に進む傾斜線としているが、最終的に第一易裂線32に到達するのであれば、傾斜線ではなく水平線(幅方向と並行な線)であってもよい。図7の場合でも、第一開封端30から高さ方向に進む裂けは、第二易裂線34に当たり、その後は、当該第二易裂線34に誘導されて第一易裂線32に進むことができる。また、包装袋10を正面から見た場合、その四隅近傍には、ガゼット部16を構成するために折り畳まれたシート材が四枚重なる部分がある。かかる四枚のシート材が重なった位置は、シート材の破断が比較的難しいため、第二易裂線34は、正面視において、シート材が四枚重なった位置を通らないことが望ましい。
次に、以上のような構成の包装袋10の開封について説明する。包装袋10を開封する場合、ユーザは、包装袋10の上端または下端に設けられた第一開封端30を、とっかかりとして、包装袋10を高さ方向に裂く。この裂けは、第二易裂線34により誘導され、第一易裂線32へと向かう。このとき、第二易裂線34は、正面視において収容物と殆ど重複しない範囲に設けられている。そのため、第二易裂線34により誘導された裂けは、収容物と干渉しない、あるいは、干渉したとしても、即座に第一易裂線32側に方向転換し、第一易裂線32に到達する。ここで、第一易裂線32は、ガゼット部16の前面側稜線近傍、および、背面側稜線近傍の両方に設けられている。そのため、裂けは、ガゼット部16を横断することなく、第一易裂線32により誘導され、高さ方向に進む。換言すれば、本実施形態のように、第一易裂線32を設けることにより、ガゼット部16を横断する裂けによりシート材が包装袋10から完全に切り取られる、という問題を効果的に防止できる。第一易裂線32で誘導される高さ方向の裂けは、ガゼット部16を挟む両側で同時に進むため、結果としては、ガゼット部16が、帯状に裂けていくことになる。そして、最終的には、ガゼット部16が、その高さ全体に亘って裂け、収容物の高さと同じ程度の大きさの開口が得られ、ユーザは、簡易に収容物であるPTP包装体100を取り出すことができる。
以上の説明から明らかな通り、本実施形態では、第一開封端30から形成される高さ方向の裂けを、第二裂線34により、積極的に、包装袋10の幅方向端部、すなわち、収容物を干渉しにくい位置に誘導したうえで、当該幅方向端部に設けられた第一易裂線32によって、高さ方向に誘導する。その結果、ユーザは、1回の縦裂き動作という簡易な作業だけで、収容物の高さ全体に亘る大きな開口を得ることができる。
なお、上述の構成は、一例であり、最終的に、ガゼット部16の稜線に沿って延びる一対の第一易裂線32に沿った裂けを実現できるのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、図4に示すように、第二易裂線34を省略し、第一開封端30および第一易裂線32のみを設ける構成としてもよい。この場合、ユーザは、包装袋10の端を、手前側に引っ張り、包装袋10を、第一開封端30から高さ方向に裂いていく。手前側に引っ張られるシートは、途中で、硬質の収容物の端部と干渉する。その結果、裂けの方向が、高さ方向から幅方向に転換し、ガゼット部16に向かってシート材が裂けていく。ガゼット部16に向かう裂けは、第二易裂線34に到達した後は、当該第二易裂線34により高さ方向に誘導される。
つまり、図4に示すように、第二易裂線34を省略した構成の場合、硬質の収容物の端部そのものが、裂けの方向を、第一易裂線32側に誘導する第二易裂線34と同様の作用を発揮する。その結果、第二易裂線34を省略しても、第一開封端30から始まる裂けを、第二易裂線34に誘導することができ、ひいては、図1の実施形態と同様に、収容物の高さ全体に亘る大きな開口を簡易に得ることができる。
また、上述の構成では、開封端を、ガゼット部16用の折り込みの接合部分を避けた位置に設けている。これは、ガゼット部16用の折り込みの接合部分は、シート材が4枚重なっており、当該個所からの切り裂きが困難であるためである。しかし、包装袋10のサイズや、ガゼット部の幅によっては、ガゼット部16用の折り込みの接合部分からも切り裂きたいという要望がある。そこで、この場合の対策について、図5、図6を参照して説明する。図5は、他の包装袋10の正面図であり、図6は、図5の包装袋10の展開図である。ガゼット部のためのシート材の折り込み部分からも切り裂きたい場合には、図5、図6に示すように、第一開封端30、第一易裂線32、第二易裂線34に加えて、さらに、第二開封端36および第三易裂線38を設けることが望ましい。第二開封端36は、端縁接合部20のうち、ガゼット部のためのシート材の折り込み部分に設けられた開封端で、シート材に非貫通のミシン目や微小傷痕群、ノッチ、山切りカットなどで構成される。
第三易裂線38は、シート材に非貫通のミシン目や微小傷痕群により構成される易裂線である。この第三易裂線38は、正面視において、ガゼット部用の折り込みのために四枚のシート材が重なっている箇所において、第二易裂線34に向かって延びており、重なっている四枚のシート材、全てに形成されている。このうち、包装袋10の前面12および背面14を構成するシート材部分に形成される第三易裂線38は、第二易裂線34まで到達する。一方、ガゼット部16を構成するシート材部分には、ガゼット部16の中心線を挟んで対称に配置された、少なくとも一対の第三易裂線38が形成されている。対を成す二本の第三易裂線38は、いずれも、ガゼット部16の中心線において互いに交差している。
かかる構成の包装袋10を、第二開封端36から切り裂く場合を説明する。第二開封端36から切り裂いた場合、裂け目は、包装袋10の前面12を構成するシート材部分に一本、包装袋10の前面12を構成するシート材部分に一本、ガゼット部16を構成するシート材部分に二本の、合計四本形成される。これら四の裂け目は、いずれも、高さ方向に進む過程で、第三易裂線38に到達する。
第三易裂線38に到達した裂けは、当該第三易裂線38に沿って進む。ガゼット部16を進む二本の裂けは、第三易裂線38に沿って進むことで、ガゼット部16の中心線で互いに交差する。この二本の裂けが互いに交差した時点で、ガゼット部16を進む二本の裂けは、その進行が終了となる。つまり、この時点では、包装袋10の前面12および背面14を進む裂けのみが残る。包装袋10の前面12および背面14を進む裂けは、第三易裂線38に沿って進むことで、第二易裂線34に到達する。第二易裂線34に到達した後は、図1に示した実施形態と同様に、裂けは、第二易裂線34に誘導されて進み、第一易裂線32に向かう。そして、包装袋10の前面12および背面14を進む裂けが、第一易裂線32に誘導されて高さ方向に進むことで、ガゼット部16が、帯状に切り裂かれていく。そして、最終的には、収容物の高さ全体に亘る大きさの開口が得られる。
以上の通り、第二開封端36および第三易裂線38を設ければ、ガゼット部のためのシート材の折り込み部分からでも開封が可能となる。その結果、ユーザは、自分にとって摘まみやすい位置から開封を進めることが可能となり、より簡易に、包装袋10を開封できる。なお、第一開封端30を省略し、第二開封端36、第一易裂線32、第二易裂線34、第三易裂線38のみを設ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、第一易裂線32、第二易裂線34、及び第三易裂線38は、シート材に対して非貫通のミシン目や、微小傷痕群、ハーフカット線などで構成される物と説明したが、これらはシート材表面に設けられるのみならず、例えば、シート材を構成するベースフィルム層が外層と内層とからなる複層の場合に、当該内層に設ける構成としてもよい。この場合は、外観上、これら易裂線は目視では確認できないが、表面に設ける場合と同様に本発明の効果を奏することができる。
いずれにしても、本実施形態のように、ガゼット部16の中心線を挟んで両側に少なくとも一対の第一易裂線を設け、当該第一易裂線に沿って裂けが進むように構成することで、裂け目がガゼット部を横断することにより包装袋の一部が裂け切れるという問題を効果的に防止でき、ひいては、収容物の高さ全体に亘る開口を、容易に得られる。
10 包装袋、10a シート材、12 前面、14 背面、16 ガゼット部、18 背貼部、20 端縁接合部、30 第一開封端、32 第一易裂線、34 第二易裂線、36 第二開封端、38 第三易裂線、100 PTP包装体。
Claims (5)
- 硬質で一定の形状を保つ収容物を収容し、シート材からなる包装袋であって、
少なくとも高さ方向一端において前記シート材同士を接合することで構成される端縁接合部と、
幅方向両端において、前記シート材を内側に折り込むことで得られるガゼット部と、
少なくとも一つの端縁接合部に設けられ、前記包装袋を高さ方向に裂く際の開始端となる開封端と、
前記開封端からの前記シート材の裂けを高さ方向に誘導するために、前記少なくとも一つのガゼット部の稜線近傍において、当該ガゼット部の中心線を挟んで両側に設けられた少なくとも一対の易裂線であって、少なくとも前記収容物の高さ範囲に亘って高さ方向に延びる少なくとも一対の第一易裂線と、
を有することを特徴とする包装袋。 - 請求項1に記載の包装袋であって、
前記収容物は、厚みを有する1つの製品、または、複数の製品を積層した製品群であり、
前記ガゼット部は、前記1つの製品または製品群の厚み相当の幅を有し、
前記包装袋の前面および背面は、前記1つの製品または製品群の幅相当の幅を有しており、
前記包装袋は、前記シート材のたるみができない程度の密着性をもって、前記1つの製品または前記製品群を包む、
ことを特徴とする包装袋。 - 請求項1または2に記載の包装袋であって、さらに、
前記開封端は、前記少なくとも一つの端縁接合部のうち、前記ガゼット部のためのシート材の折り込み部分を避けた位置に設けられた第一開封端を有する、ことを特徴とする包装袋。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の包装袋であって、さらに、
前記第一易裂線から前記包装袋の幅方向中心側に向かって延び、前記開封端からの裂けを前記第一易裂線に誘導する第二易裂線を有する、ことを特徴とする包装袋。 - 請求項4に記載の包装袋であって、
前記開封端は、前記少なくとも一つの端縁接合部のうち、前記ガゼット部のための前記シート材の折り込み部分に設けられた第二開封端を有し、
さらに、前記ガゼット部用の折り込みのために重なる四枚のシート材、全てに形成され、正面視において第二易裂線に向かって延びる第三易裂線を有する、ことを特徴とする包装袋。
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