JP2019088205A - 魚釣用リールのハンドルノブ及び魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リールのハンドルノブ及び魚釣用リール Download PDF

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Abstract

【課題】フィット性やグリップ性が低下することを抑制しながらノブ軸にがたつき少なく装着でき、安定したハンドル操作性を実現できるハンドルノブを提供する。【解決手段】リール本体に対して回転可能に組み合わされた操作体31に固定されたノブ軸32に、該ノブ軸の軸線O3回りに回転可能に装着されるハンドルノブであって、内側ノブ100と、内側ノブに対して一体成形された樹脂製の外側ノブ110と、ノブ軸の外面90に嵌合される内輪123及び内側ノブの内面に嵌合される外輪124を有し、ノブ軸に対して内側ノブを軸線回りに回転可能に支持する軸受120とを備え、内側ノブには、外輪が接触する軸受面103、104が形成され、軸受面には、内側ノブを径方向に貫通した状態で該軸受面に開口すると共に、外側ノブの一部115、116を挿入させる貫通孔108、109が形成されている魚釣用リールのハンドルノブ33を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、魚釣用リールのハンドルノブ及び魚釣用リールに関する。
スピニングリール及び両軸受リール等の魚釣用リールは、釣糸を巻き取るためのハンドル組立体を備えている。一般的にハンドル組立体は、ハンドル軸に回転不能に装着されたハンドルアームと、ハンドルアームの先端に回転不能に連結されたノブ軸と、ノブ軸に回転可能に装着された筒状のハンドルノブ(握り部)と、を備えている。
ハンドルノブは、ボールベアリング等の軸受を介してノブ軸に回転可能に装着されている。軸受は、例えばノブ軸の軸方向に間隔をあけて配置されていると共に、その内輪はノブ軸の外面に嵌合され、且つその外輪はハンドルノブの内面に嵌合されている。これら軸受のうち、ノブ軸の先端部側に配置された軸受は、ノブ軸の先端面に軸方向から取り付けられた固定ねじによって抜け止めされている。これにより、ハンドルノブの全体は、ノブ軸に対して抜け止めされた状態で、軸受を介して回転可能に装着されている。
この種のハンドルノブは、様々なタイプのものが知られており、例えば特許文献1には、コルク材によって筒状に成形された本体部材と、本体部材の外表面を合成樹脂やゴム等で被覆した外装部(保護用被覆)と、で構成されたハンドルノブが知られている。
さらに、別のハンドルノブとして、例えば予め成形されたインサート部品がセットされた成形用金型内に溶融樹脂を射出し、該溶融樹脂を硬化させて外装部とすることで、インサート部品と外装部とを一体化させるインサート成形によって形成されたものも知られている。
特開平10−98991号公報
ところで、ハンドルノブには、濡れても滑り難いフィット性や、安定して握ることができるグリップ性等が要求される場合が多く、その材質や形状等、日々改良されている。このような背景のもと、例えばハンドルノブのさらなる軽量化や、握り易さをより重視した意匠、デザインとした場合した場合には、これら意匠、デザイン等を優先することの影響等によってハンドルノブの形状が複雑化し易くなると共に、形状の複雑化に伴ってハンドルノブの成形精度も低下し易くなってしまう。
しかしながら従来のハンドルノブにおいて、上記本体部材及び上記インサート部品の形状が複雑化、或いは成形精度が低下した場合には、例えば外装部との間に隙間が生じる等して、本体部材及びインサート部品に対する外装部の位置ずれ或いはがたつきが生じるおそれがあった。この場合には、例えばフィット性及びグリップ性の低下や、ハンドルノブ自体のがたつき等を招き易く、ハンドル操作性の低下に繋がってしまう。従って、従来のハンドルノブには改善の余地があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、フィット性やグリップ性が低下することを抑制しながらノブ軸にがたつき少なく装着することができ、安定したハンドル操作性を実現することができる魚釣用リールのハンドルノブ、及び魚釣用リールを提供することである。
(1)本発明に係る魚釣用リールのハンドルノブは、魚釣用リールのリール本体に対して回転可能に組み合わされた操作体に固定されたノブ軸に、該ノブ軸の軸線回りに回転可能に装着されるハンドルノブであって、前記ノブ軸を径方向の外側から囲む筒状に成形された内側ノブと、前記内側ノブの少なくとも一部を径方向の外側からさらに囲むように形成されると共に、前記内側ノブに対して一体成形された樹脂製の外側ノブと、前記ノブ軸の外面に対して嵌合される内輪、及び前記内側ノブの内面に対して嵌合される外輪を有し、前記ノブ軸に対して前記内側ノブを前記軸線回りに回転可能に支持する軸受と、を備え、前記内側ノブには、前記外輪が接触する軸受面が形成され、前記軸受面には、前記内側ノブを径方向に貫通した状態で該軸受面に開口し、前記外側ノブの一部を挿入させる貫通孔が形成されている。
本発明に係るハンドルノブによれば、例えば内側ノブをインサート部品としたインサート成形によって内側ノブに対して外側ノブを一体成形することができるので、外側ノブを所望の形状に形成することができ、軽量化や握り易さの向上化等、種々の要求に対応することが可能である。特に、内側ノブに軸受面に開口した貫通孔が形成され、貫通孔内に外側ノブの一部を挿入させているので、ハンドルノブの形状や成形精度に影響されることなく、ハンドルノブに対して位置ずれやがたつき等を抑制した状態で軸受を組み合わせることができる。従って、内側ノブに対して外側ノブが一体的に組み合わさったハンドルノブとすることができ、フィット性及びグリップ性が低下することを抑制することができると共に、軸受に対してもがたつき等が生じ難い。
その結果、軸受を介してノブ軸にがたつき少なくハンドルノブを装着することができ、魚釣用リールのハンドル操作を滑らかに行って、ハンドル操作性の向上化に貢献することができる。なお、貫通孔内に挿入された外側ノブの一部は、例えばインサート成形時、後に外側ノブとなる溶融樹脂が貫通孔内に入り込むことで形成される。
(2)前記外側ノブの前記一部は、前記軸受面よりも前記軸線側に突出し、前記外輪を径方向の外側から押圧しても良い。
この場合には、貫通孔内に挿入された外側ノブの一部が外輪を径方向の外側から押圧するので、例えば内側ノブの形状や成形精度等に起因して、内側ノブの軸受面と外輪との間に若干のガタが生じるような場合であっても、外輪を径方向の外側から押さえ込むように押圧することができる。これにより、内側ノブの内面側に外輪を圧入するように、内側ノブとノブ軸との間に軸受を取り付けることができ、内側ノブに対して外輪を強固に嵌合させることができる。従って、内側ノブの形状や成形精度等に影響されることなく、内側ノブの内側に軸受を確実に保持することができる。これにより、内側ノブと軸受との間にガタが発生することを抑制することができ、軸受を介してノブ軸にがたつき少なくハンドルノブを装着することができる。その結果、魚釣用リールのハンドル操作をさらに滑らかに行うことができ、ハンドル操作性の向上化に貢献することができる。
(3)前記貫通孔は、前記軸線回りに間隔をあけて複数形成されても良い。
この場合には、複数の貫通孔内に外側ノブの一部を挿入させることができるので、内側ノブに対して位置ずれやがたつき等をさらに抑制した状態で、外側ノブを精度良く組み合わせることができる。
なお、外側ノブの一部が外輪を径方向の外側から押圧する場合には、外輪の複数個所を径方向の外側から押圧することができるので、軸受との間にガタが発生することをさらに抑制した状態で軸受をより安定して保持することができる。
(4)前記貫通孔は、前記軸線を挟んで径方向に対向し合うように配置されても良い。
この場合には、貫通孔内に挿入された外側ノブの一部が径方向に対向配置されるので、ハンドルノブ全体の重量バランスが周方向に不均一になり難い。従って、ハンドル操作を安定且つ滑らかに行うことができる。
なお、外側ノブの一部が外輪を径方向の外側から押圧する場合には、外輪を径方向から挟み込むように押圧できるので、軸受をさらに安定して保持することができる。さらに、外輪が径方向に位置ずれし難くなるので、軸受の中心を軸線上に精度良く配置させることができ、ハンドル操作をさらに滑らかに行うことができる。
(5)前記内側ノブの外面には、前記貫通孔の開口周縁部に沿って形成されると共に、前記内側ノブの外面側から内面側に向かうにしたがって、漸次前記貫通孔側に向けて延びた誘導面が形成されても良い。
この場合には、例えばインサート成形によって外側ノブを成形する際、誘導面を利用して貫通孔内に溶融樹脂が積極的に入り込むように誘導することができる。従って、例えば溶融樹脂の粘性等に影響されることなく、外側ノブの一部を貫通孔内に確実に挿入させることができる。そのため、外側ノブを形成するための樹脂の選択性を広げることができ、設計自由度を向上することができる。
(6)前記外側ノブは、エラストマ樹脂で形成されても良い。
この場合には、外側ノブ全体に弾力性を発揮させることができるので、フィット性、グリップ性が向上したハンドルノブとすることができる。
また、外側ノブの一部が外輪を径方向の外側から押圧する場合には、その一部を弾性変形させた状態で外輪を取り付けることが可能となるので、例えば軸受面から軸線側に向けた突出量を長くすることができる。そのため、その分だけ軸受の圧入代(圧入しろ)を確保することができ、軸受をさらに安定して保持することができる。
(7)本発明に係る魚釣用リールは、リール本体と、前記リール本体に対して回転可能に支持されたハンドル軸と、前記魚釣用リールのハンドルノブと、を備え、前記操作体は、前記ハンドル軸に回転不能に連結されると共に、その先端部に前記ノブ軸が回転不能に連結されたハンドルアームとされ、前記ハンドルノブは、前記ノブ軸を介して前記ハンドルアームの前記先端部に取り付けられている。
本発明に係る魚釣用リールによれば、上述したハンドルノブを備えているので、がたつき少なく滑らかにハンドル操作を行うことができ、釣糸のスムーズな巻き取りを行うことができる。従って、操作性が向上した高品質、高性能なリールとすることができる。特に、ハンドルノブを介してハンドルアームを回転させることができるので、スピニングリール或いは両軸受リールとして好適に利用することができる。
本発明によれば、フィット性やグリップ性が低下することを抑制しながらノブ軸にがたつき少なく装着することができ、安定したハンドル操作性を実現することができる魚釣用リールのハンドルノブ、及び魚釣用リールとすることができる。
本発明の第1実施形態を示すスピニングリール(魚釣用リール)の側面図である。 図1に示すスピニングリールの部分断面図を含む側面図である。 図2に示すスピニングリールを矢印A方向(前方側)から見た、スピニングリールの部分断面図を含む正面図である。 図3に示すハンドルノブの周辺を拡大した断面図である。 図4に示すハンドルノブをハンドルキャップ側から見た側面図である。 図4に示す内側ノブの断面図である。 図6に示す内側ノブを第2方向側から見た平面図である。 図6に示すB−B線に沿った内側ノブの断面図である。 図4に示す内側ノブに対して外側ノブが一体に組み合わされた状態における内側ノブ及び外側ノブの断面図である。 図9に示すC−C線に沿った内側ノブ及び外側ノブの断面図である。 図9に示すD−D線に沿った内側ノブ及び外側ノブの断面図である。 図11に示す第2挿入部の周辺を拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態を示す両軸受リール(魚釣用リール)の斜視図である。 図13に示す両軸受リールを下方から見た平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るハンドルノブ及び魚釣用リールの第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、魚釣用リールとしてスピニングリールを例に挙げて説明する。また、各図面において、各構成部材を視認可能な大きさとするために必要に応じて各構成部材の縮尺を適宜変更している場合がある。
図1〜図3に示すように本実施形態のスピニングリール1は、リール本体2と、リール本体2に対して第1軸線O1回りに回転可能に取り付けられたハンドル組立体3と、リール本体2に対して第2軸線O2回りに回転可能に組み合わされたロータ4と、リール本体2に対して第2軸線O2に沿って往復移動可能に組み合わされ、図示しない釣糸が巻かれるスプール5と、を主に備えている。
なお、第1軸線O1と第2軸線O2とは、互いに略直交するように交差している。本実施形態では、第1軸線O1に沿う方向を左右方向L1として定義すると共に、第2軸線O2に沿う方向を前後方向L2として定義する。また、前後方向L2においてスプール5から釣糸が繰り出される方向を前方、その反対方向を後方と定義すると共に、スピニングリール1を前方側から見た正面視(図3に示す状態)で左右を定義する。
さらに、第1軸線O1をその軸線方向(左右方向L1)から見た平面視で、第1軸線O1に交差する方向を径方向といい、第1軸線O1回りに周回する方向を周方向という場合がある。同様に、第2軸線O2をその軸線方向(前後方向L2)から見た平面視で、第2軸線O2に交差する方向を径方向といい、第2軸線O2回りに周回する方向を周方向という場合がある。さらに、第1軸線O1の径方向のうち、第1軸線O1から釣竿Rに向かう方向を上方といい、その反対方向を下方という。
(リール本体)
リール本体2は、本体部10(ボディ部)、蓋部11及びガード部材12を備えている。本体部10は、例えばマグネシウム合金、アルミニウム合金等の軽合金製の成形部品とされ、その内部には各種のリール構成部材を収容する収容空間13が形成されている。本体部10の上部には、上方に向けて延びるように脚部14が一体に形成されている。脚部14の上端部には、釣竿Rに装着される装着片15が釣竿Rに沿って延びるように形成されている。
なお、図1〜図3に示す釣竿Rは、模式的に示したものであり、一般的に釣竿Rに設けられるリール取付台座(リールシート)等の構成については図示を省略している。
蓋部11は、本体部10と同様に軽合金製の成形部品とされ、本体部10に対して取り外し可能に固定されている。上記収容空間13は、蓋部11によって例えば密(液密、気密等)に塞がれている。本体部10に対する蓋部11の固定方法としては、特に限定されるものではないが、例えば本体部10のうちロータ4の後方側に位置する部分に配置された固定ボルト16を含む、その他の複数の固定ボルトを利用して固定されている。
ガード部材12は、本体部10の後部及び蓋部11の後部を後方側から覆うカバー部品とされている。ただし、ガード部材12は必須な構成ではなく、具備しなくても構わない。なお、ガード部材12は、収容空間13側から後方に向けて本体部10に挿通された固定ボルト17によって、本体部10の後部に取り外し可能に固定されている。
図3に示すように、本体部10の左側面には、ハンドル組立体3或いはキャップ18を装着するための平坦な第1装着壁20が形成されている。これに対応して蓋部11の右側面には、ハンドル組立体3或いはキャップ18を装着するための平坦な第2装着壁21が形成されている。図示の例では、第1装着壁20側にキャップ18が装着され、第2装着壁21側にハンドル組立体3が装着されている。
つまり本実施形態のスピニングリール1は、右ハンドルの場合を例にしている。ただし、後述するように、第1装着壁20側にハンドル組立体3を装着することで左ハンドルの形態に変更することも可能である。この場合、第2装着壁21側にキャップ18が装着される。
第1装着壁20には、本体部10を左右方向L1に貫通するように第1取付孔22が形成されている。同様に第2装着壁21には、蓋部11を左右方向L1に貫通するように第2取付孔23が形成されている。これら第1取付孔22及び第2取付孔23は、第1軸線O1と同軸上に形成され、収容空間13を挟んで左右方向L1に向かい合うように配置されている。
第1装着壁20には、収容空間13の内側に向かって突出すると共に、その内側が第1取付孔22内に連通する円筒状の第1支持筒24が形成されている。同様に、第2装着壁21には、収容空間13の内側に向かって突出すると共に、その内側が第2取付孔23内に連通する円筒状の第2支持筒25が形成されている。これら第1支持筒24及び第2支持筒25は、第1軸線O1と同軸に配置されている。
(ハンドル組立体)
図3に示すように、ハンドル組立体3は、リール本体2に対して第1軸線O1回りに回転可能に支持されたハンドル軸30と、ハンドル軸30に回転不能に連結され、ハンドル軸30を介してリール本体2に対して第1軸線O1回りに回転可能に取り付けられたハンドルアーム(操作体)31と、ハンドルアーム31の先端部31aに固定されたノブ軸32と、ノブ軸32に回転可能に装着されたハンドルノブ33と、を備えている。
ハンドルアーム31は、第1軸線O1の径方向に延びるように形成され、その基端部31bは第2装着壁21よりも右側に配置されている。ハンドル軸30は、ハンドルアーム31の基端部31bに例えば連結ねじ34を介して一体的に連結され、第1軸線O1と同軸に配置された状態で第2取付孔23を通じてリール本体2の内側に右側から挿入されている。ハンドル軸30は、後述する円筒状のドライブ軸60の内側に挿入されることで、ドライブ軸60に対して連結されている。なお、ハンドル軸30はドライブ軸60に対して第1軸線O1回りに相対回転不能に連結されている。
これによりハンドル組立体3は、先に述べたようにリール本体2に対して第1軸線O1回りに回転可能に取り付けられている。また、ハンドル組立体3を第1軸線O1回りに回転操作することで、ハンドル軸30を介してドライブ軸60を第1軸線O1回りに回転させることが可能とされている。
なお、ハンドルアーム31の基端部31bと第2装着壁21との間には、ハンドルつば35が配置されている。ハンドルつば35は、ハンドル軸30のうちハンドルアーム31の基端部31bと第2装着壁21との間に位置する部分を径方向の外側から覆う筒状に形成されている。ハンドルつば35は、ハンドルアーム31の基端部31bと共に第1軸線O1回りを回転可能とされている。
ノブ軸32は、ハンドルアーム31の先端部31aに、その軸線が第1軸線O1に対して略平行となるように固定されている。本実施形態では、ノブ軸32の軸線を第3軸線O3と称する。また、第3軸線O3をその軸線方向(左右方向L1)から見た平面視で、第3軸線O3に交差する方向を径方向といい、第3軸線O3回りに周回する方向を周方向という場合がある。
ハンドルノブ33は、ノブ軸32に第3軸線O3回りに回転可能に装着され、ノブ軸32を介してハンドルアーム31の先端部31aに取り付けられている。これらノブ軸32及びハンドルノブ33については、後に詳細に説明する。
上述のように構成されたハンドル組立体3は、ハンドル軸30をドライブ軸60から引き抜くように第2装着壁21から取り外し、該ハンドル組立体3を第1装着壁20側に付け替えて、左ハンドルの形態に変更することが可能である。この場合には、第1取付孔22を通じてハンドル軸30をリール本体2の内側に左側から挿入すると共に、ドライブ軸60の内側に差し込んで、ドライブ軸60に対して第1軸線O1回りに相対回転不能に連結させれば良い。
なお、第1装着壁20には、第1取付孔22を塞ぐキャップ18が取り外し可能に装着されている。キャップ18は、ハンドル組立体3を第1装着壁20側に付け替えた場合には、第2取付孔23を塞ぐように第2装着壁21側に装着することが可能とされている。
(ロータ)
図1及び図2に示すように、ロータ4は、リール本体2の前部側に第2軸線O2と同軸に配置され、前壁部40a及び周壁部40bを有する有頂筒状に形成された円筒体40と、周壁部40bに連結された第1アーム部41及び第2アーム部42と、を備えている。
円筒体40は、後方に開口しており、リール本体2の前部側を径方向の外側から囲むようにリール本体2に対して前方側から組み合わされている。前壁部40aの中央部分には、前壁部40aを前後方向L2に貫通する貫通孔43が形成された円筒状のボス部44が後方に向けて突設されている。貫通孔43は、第2軸線O2と同軸上に形成されている。ボス部44の内側には、貫通孔43を通じて円筒状のピニオン軸45及びスプール軸46が挿通されている。
なお、ピニオン軸45は第2軸線O2回りに回転可能とされ、その前端部は前壁部40aよりも前方側に延びている。そして、前壁部40aは、ピニオン軸45の前端部に取り付けられたナット47を介してピニオン軸45に対して一体に連結されている。これにより、ロータ4はリール本体2に対して、第2軸線O2回りに回転可能に組み合わされている。
第1アーム部41及び第2アーム部42は、周壁部40bの後端部に連結されると共に、第2軸線O2を挟んで径方向に互いに対向するように配置されている。第1アーム部41及び第2アーム部42は、周壁部40bの後端部から前方に向けて延びるように形成されていると共に、その前端部は前壁部40aよりも前方に突出している。
第1アーム部41の前端部には、ラインローラ48が回転可能に取り付けられていると共に、ベールアーム49の一端部が揺動自在に取り付けられている。第2アーム部42の前端部には、ラインローラ48が回転可能に取り付けられていると共に、ベールアーム49の他端部が揺動自在に取り付けられている。
ラインローラ48は、釣糸をスプール5に案内する。ベールアーム49は、第1アーム部41と第2アーム部42との間を繋ぐように配置され、釣糸をラインローラ48に案内する糸案内姿勢(図1及び図2に示す状態)と、糸案内姿勢から反転した糸開放姿勢と、の間で揺動可能とされている。ベールアーム49が糸案内姿勢に位置している状態で、ロータ4が第2軸線O2回りに回転することで、ラインローラ48を介して釣糸をスプール5に巻き付けることが可能とされている。
(スプール)
スプール5は、釣糸が巻かれる糸巻胴部50と、糸巻胴部50の後端部から後方に向けて延びるように形成され、ロータ4における円筒体40の周壁部40bを径方向の外側から囲む円筒状のスカート部51と、を備え、ロータ4よりも前方側に第2軸線O2と同軸に配置されている。
スプール5は、糸巻胴部50が第1アーム部41と第2アーム部42との間に位置するように配置され、第2軸線O2と同軸に配置されたスプール軸46の前端部に対して取り外し可能に固定されている。スプール軸46は、後述するオシレーティング機構66によって第2軸線O2に沿って往復移動可能とされている。これにより、スプール5はリール本体2に対して第2軸線O2に沿って往復移動可能とされている。
なお、スプール5には糸巻胴部50の内側に設けられ、スプール5の回転を制動する図示しない制動機構と、糸巻胴部50の前端部に第2軸線O2回りに回転可能に取り付けられ、制動機構の制動力を調整するドラグ調整摘み52と、を備えるドラグ調整機構53が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、リール本体2の収容空間13内には、第1軸線O1回りに回転可能にリール本体2に支持されると共に、ハンドル軸30を介してハンドル組立体3に連結された円筒状のドライブ軸60と、ドライブ軸60に形成されたドライブギア61と、ドライブギア61に噛み合うと共にドライブ軸60の回転に伴って第2軸線O2回りに回転するピニオンギア62と、ドライブギア61とリール本体2との間に設けられ、ドライブ軸60を第1軸線O1回りに回転可能に支持する軸受63と、が設けられている。
さらに、リール本体2の収容空間13内には、ハンドル組立体3の回転操作に基づいてロータ4を第2軸線O2回りに回転させるロータ駆動機構65と、ハンドル組立体3の回転操作に基づいてスプール5を第2軸線O2方向に往復移動(前後移動)させるオシレーティング機構66と、ロータ4の逆転防止機構67と、がさらに設けられている。
(ロータ駆動機構)
ロータ駆動機構65は、ドライブ軸60、ドライブギア61及びピニオンギア62によって主に構成されている。
図3に示すように、ドライブ軸60は、例えば冷間鍛造等によって成形された金属製の円筒部品であり、第1軸線O1と同軸に配置され、その両端部は左右方向L1に開口している。ドライブ軸60の右側端部は、リール本体2の蓋部11に形成された第2取付孔23の内側に配置され、上述した軸受63によって第1軸線O1回りに回転可能に支持されると共に、軸受63を介して蓋部11に保持されている。ドライブ軸60の左側端部は、リール本体2の本体部10に形成された第1取付孔22の内側に配置され、図示しない軸受によって第1軸線O1回りに回転可能に支持されると共に、軸受を介して本体部10に保持される。
先に述べたように、ドライブ軸60の内側にはハンドル軸30が右側から挿入され、ドライブ軸60に対して相対回転不能に連結されている。これにより、ドライブ軸60は、ハンドル組立体3の回転操作に伴って第1軸線O1回りに回転する。
ドライブギア61は、例えばドライブ軸60と一体に形成されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、ドライブギア61をドライブ軸60と別体に形成し、ドライブ軸60に対して一体に組み合わせても構わない。ドライブギア61は、ドライブ軸60のうち、リール本体2の蓋部11に形成された第2支持筒25とピニオンギア62との間に位置する部分に形成されている。ドライブギア61の外周縁部側には、後方側を向いた複数の歯部61aが全周に亘って形成されている。
図2に示すように、ピニオンギア62は、第2軸線O2と同軸に配置された円筒状のピニオン軸45に一体に形成されている。図示の例では、ピニオン軸45はドライブ軸60よりも下方に位置すると共に、ドライブ軸60よりも前方に位置するように配置されている。ピニオン軸45は、複数の軸受によって第2軸線O2回りに回転可能に支持されると共に、これら複数の軸受を介してリール本体2に保持されている。
ピニオン軸45は、ロータ4のボス部44に形成された貫通孔43内に後方から差し込まれ、その前端部はロータ4の前壁部40aよりも前方に突出している。ピニオン軸45における前端部の外周面にはねじ溝45aが形成され、このねじ溝45aを介してナット47が取り付けられている。これにより、先に述べたようにピニオン軸45とロータ4とが一体に連結されている。
ピニオン軸45の内側には、スプール軸46が第2軸線O2方向に相対移動可能に挿通されている。スプール軸46の後端部は、ピニオン軸45及びドライブ軸60よりも後方に位置している。
ピニオンギア62は、ドライブギア61の歯部61aに噛み合う螺旋状の歯部62aを有し、ドライブ軸60及びドライブギア61の回転に伴って第2軸線O2回りを回転する。これにより、ピニオンギア62及びピニオン軸45を介してロータ4を第2軸線O2回りに回転させることが可能となる。
従って、ロータ駆動機構65は、ハンドル組立体3の回転操作で発生した回転力をロータ4に伝達している。
(オシレーティング機構)
図2に示すように、オシレーティング機構66は、ピニオンギア62に噛み合う中間ギア70と、スプール軸46に平行に配置された螺軸71と、螺軸71の回転に伴って螺軸71に沿って往復移動するスライダ72と、を備えている。
螺軸71は、スプール軸46の下方に平行に配置され、その外周面にはいわゆるトラバースカム溝とされた螺旋状の溝部71aが形成されている。螺軸71は、第2軸線O2と平行な第4軸線O4回りに回転可能にリール本体2に支持されている。中間ギア70は、螺軸71の先端部に連結されている。これにより、中間ギア70及び螺軸71は、ピニオンギア62の回転に伴って回転する。
スライダ72は、スプール軸46の後端部に、スプール軸46に対して相対回転不能に連結されている。スライダ72は、螺軸71の溝部71a内に該溝部71aに沿って相対移動可能に係合された係合片72aを有している。スライダ72は、螺軸71に平行に配置された図示しないガイド軸でガイドされており、第4軸線O4方向にガイド軸でガイドされながら移動可能とされている。
そのため、スライダ72は、ガイド軸によって螺軸71の回転に伴って第4軸線O4回りに共回りすることが防止されるので、螺軸71の回転力が溝部71a及び係合片72aによって直線の運動力に変換される。従って、螺軸71の回転に伴ってスライダ72を螺軸71に沿う第4軸線O4に沿って往復移動させることができると共に、スライダ72に固定されたスプール軸46を第2軸線O2に沿って往復移動させることができる。
従って、オシレーティング機構66は、ハンドル組立体3の回転操作で発生した回転力を直線の運動力に変換してスプール5に伝達している。
(逆転防止機構)
図2に示すように、逆転防止機構67は、釣糸の糸巻き取り方向へのロータ4の回転を許容し、且つその逆の糸繰り出し方向へのロータ4の回転(すなわち逆転)を防止する機構であって、例えばロータ4における円筒体40の内側に配設されたワンウェイクラッチ75を備えている。
なお、逆転防止機構67としては、上述した構成に限定されるものではなく、既に公知とされた種々の構成を採用して構わない。また、リール本体2の下部側には、ワンウェイクラッチ75を、上述した作動状態(逆転防止状態)と非作動状態(逆転許容状態)とに切り換える切換レバー76が設けられている。
(ノブ軸、ハンドルノブ)
次に、ハンドル組立体3におけるノブ軸32及びハンドルノブ33について、詳細に説明する。
図4に示すように、ノブ軸32は、外周面にねじ部80a(例えば雄ねじ)が形成されたねじ軸部80と、ねじ軸部80よりも右側に配置されると共にねじ軸部80よりも外径が大きく形成された大径部81と、大径部81よりも右側に配置されると共にねじ軸部80よりも外径が大きく形成され、且つ大径部81よりも外径が小さく形成された中径部82と、中径部82よりも右側に配置されると共に中径部82よりも外径が小さく形成された小径部83と、を備えた多段の軸状に形成されている。
なお、ノブ軸32は、例えばアルミニウム、ステンレス等の金属製とされ、その金属特性や表面処理等により耐食性を具備していることが好ましい。
ねじ軸部80は、ハンドルアーム31の先端部31aに形成されたねじ孔85にねじ結合(螺着)されている。なお、ねじ孔85は、ハンドルアーム31の先端部31aのうち右側を向いたノブ装着壁面86に開口した状態で第3軸線O3と同軸に形成され、その内周面にはねじ軸部80のねじ部80aが螺合する図示しないねじ部(例えば雌ねじ)が形成されている。
大径部81は、ノブ装着壁面86に対して右側から接触しており、ねじ孔85に対するねじ軸部80の過度の締め込みを防止している。大径部81の外周面には、例えばスパナ等の工具を係止可能な平坦な面取り部87が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、工具を利用してねじ軸部80をねじ孔85に取り付けることが可能とされている。
小径部83は、第3軸線O3に沿って延びた長尺な円柱状に形成され、その外周面は後述する軸受120の内輪123が接触する内輪軸受面90とされている。小径部83における右端部の端面には、右側に向けて開口したねじ孔91が第3軸線O3と同軸に形成されている。ねじ孔91の内周面には、後述する固定ねじ126のねじ部126a(例えば雄ねじ部)が螺合する図示しないねじ部(例えば雌ねじ)が形成されている。
ハンドルノブ33は、図4及び図5に示すように、ノブ軸32を径方向の外側から囲む筒状に形成された内側ノブ100と、内側ノブ100の少なくとも一部を径方向の外側からさらに囲む筒状に形成された外側ノブ110と、内側ノブ100とノブ軸32との間に配置され、ノブ軸32に対して内側ノブ100を第3軸線O3回りに回転可能に支持する軸受120と、有頂筒状に形成されたハンドルキャップ130と、を備えている。
内側ノブ100は、例えば成形用金型を利用した射出成形で形成された成形部品とされ、合成樹脂製とされている。
具体的には、内側ノブ100はポリプロピレン等の熱可塑性樹脂で形成されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば熱硬化性樹脂で内側ノブ100を形成しても構わないし、合成樹脂にガラス繊維、炭素繊維やボロン繊維等の強化繊維を混合させたいわゆる強化繊維樹脂で内側ノブ100を形成しても構わない。さらには、内側ノブ100は、射出成形で形成される場合に限定されるものではなく、例えば削り出し等の機械加工で形成された金属製であっても構わない。
外側ノブ110は、内側ノブ100に対して一体成形された樹脂製とされている。
具体的には、外側ノブ110はエラストマ樹脂、例えば熱可塑性エラストマ樹脂等で形成されている。内側ノブ100に対して外側ノブ110を一体成形する方法としては、特に限定されるものではないが、本実施形態では内側ノブ100をインサート部品としたインサート成形によって外側ノブ110を一体成形している。インサート成形については、後に簡単に説明する。
内側ノブ100は、左右方向L1に開口し、且つノブ軸32のうち大径部81の一部、中径部82及び小径部83を径方向の外側から囲む筒状に形成されていると共に、小径部83の右端部よりも右側に突出するように形成されている。
そのため、内側ノブ100の左端部101側はノブ軸32における大径部81の一部及び中径部82を径方向の外側から囲み、内側ノブ100の右端部102側はノブ軸32における右端部を径方向の外側から囲んだ状態でノブ軸32の右端部よりもさらに右側に配置されている。
図4、図6〜図8に示すように内側ノブ100の外形は、第3軸線O3に対して直交する面に沿った断面視で楕円状に形成されている。すなわち、内側ノブ100の径方向のうち互いに直交し合う2方向を第1方向M1及び第2方向M2としたときに、内側ノブ100の外形は上記断面視で第2方向M2よりも第1方向M1に長い楕円状に形成されている。ただし、内側ノブ100の外形形状は、この場合に限定されるものではなく、例えば上記断面視で円形状、多角形状等に形成されていても構わない。
さらに内側ノブ100は、図6及び図7に示すように長径(第1方向M1に沿った長さ)が左端部101側よりも右端部102側の方が僅かに長く形成されていると共に、長径及び短径(第2方向M2に沿った長さ)が左端部101側と右端部102側との間において適宜変化している。図示の例では、内側ノブ100は左右方向L1の中央部が最も窄まった、いわゆるくびれ形状に形成されている。
内側ノブ100の内面形状は、上述した外形形状とは異なり、上記断面視で円形状に形成されている。そのため、図8に示すように、内側ノブ100の肉厚は、第2方向M2よりも第1方向M1に厚肉とされている。
内側ノブ100の内径は、左端部101側と右端部102側との間において適宜変化している。
具体的には、図4及び図6に示すように、内側ノブ100における左端部101側の内径は、ノブ軸32における大径部81の外径よりも大きく形成されている。内側ノブ100のうち、左端部101よりも右側に位置し、且つ軸受120を径方向の外側から囲む部分の内径は、左端部101の内径よりも若干小さく形成されていると共に、軸受120の外輪124の直径と略同径とされている。よって、この部分の内面は、軸受120の外輪124が接触する第1外輪軸受面(軸受面)103とされている。
内側ノブ100における右端部102側の内径は、左端部101側の内径と略同径となるように形成されている。内側ノブ100のうち、右端部102よりも左側に位置し、且つ軸受120を径方向の外側から囲む部分の内径は、右端部102の内径よりも若干小さく形成されていると共に、軸受120の外輪124の直径と略同径とされている。よって、この部分の内面は、軸受120の外輪124が接触する第2外輪軸受面(軸受面)104とされている。
内側ノブ100のうち、第1外輪軸受面103と第2外輪軸受面104との間に位置する中間部分105の内径は、軸受120の外輪124の外径よりも小さく形成されている。図示の例では、上記中間部分105の内径は、該中間部分105における中央部で最も径が小さく形成され、中央部から右側及び左側に向かうにしたがって漸次拡径するように形成されている。この場合、中間部分105における右側及び左側の内径は、中間部分105における中央部の内径に比べれば大きく形成されているが、軸受120の外輪124の外径に比べれば小さく形成されている。
ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば第3軸線O3方向に沿って内径が一定の径となるように中間部分105を形成しても構わない。
内側ノブ100における中間部分105の内径が軸受120の外輪124の外径よりも小さく形成されているので、第1外輪軸受面103と中間部分105との接続部分には、左側を向いた環状の第1周壁106を有する段差が形成されていると共に、第2外輪軸受面104と中間部分105との接続部分には、右側を向いた環状の第2周壁107を有する段差が形成されている。
第1外輪軸受面103には、内側ノブ100を径方向に貫通した状態で第1外輪軸受面103に開口し、外側ノブ110の一部を挿入させる第1貫通孔(貫通孔)108が形成されている。同様に、第2外輪軸受面104には、内側ノブ100を径方向に貫通した状態で第2外輪軸受面104に開口し、外側ノブ110の一部を挿入させる第2貫通孔(貫通孔)109が形成されている。
第1貫通孔108及び第2貫通孔109は、周方向に間隔をあけて(第3軸線O3回りに間隔をあけて)それぞれ複数形成されている。
本実施形態では、第1貫通孔108は一対形成され、第3軸線O3を挟んで径方向に対向し合うように配置されている。同様に第2貫通孔109は一対形成され、第3軸線O3を挟んで径方向に対向し合うように配置されている。なお、一対の第1貫通孔108及び一対の第2貫通孔109は、それぞれ第2方向M2に沿って対向し合うように配置されている。
図7に示すように、第1貫通孔108及び第2貫通孔109は、第3軸線O3方向よりも周方向に僅かに長い平面視矩形状に形成されている。ただし、第1貫通孔108及び第2貫通孔109の形状は、この場合に限定されるものではなく、例えば平面視で円形状、正方形状、楕円状や多角形状等に形成されていても構わない。
内側ノブ100の外面には、第1貫通孔108及び第2貫通孔109の開口をそれぞれ囲むように第1誘導面(誘導面)108a及び第2誘導面(誘導面)109aが形成されている。
第1誘導面108aは、第1貫通孔108の開口周縁部に沿って形成されると共に、内側ノブ100の外面側から内面側に向かうにしたがって、漸次第1貫通孔108側に向けて延びるように形成されている。同様に第2誘導面109aは、第2貫通孔109の開口周縁部に沿って形成されると共に、内側ノブ100の外面側から内面側に向かうにしたがって、漸次第2貫通孔109側に向けて延びるように形成されている。
図示の例では、第1誘導面108a及び第2誘導面109aは、滑らかに湾曲した湾曲面とされている。ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば第1誘導面108a及び第2誘導面109aを斜めに傾斜した傾斜面としても構わない。
図4に示すように、軸受120は、ノブ軸32における小径部83と内側ノブ100との間において、第3軸線O3方向に間隔をあけて2つ設けられている。本実施形態では、中径部82側に位置する軸受120を第1軸受121といい、小径部83の右端部102側に位置する軸受120を第2軸受122という。
これら第1軸受121及び第2軸受122は、同一の構成とされ、ノブ軸32の小径部83の外面に嵌合された内輪123と、内側ノブ100の内面に嵌合された外輪124と、内輪123と外輪124との間に転動可能に保持された複数の転動体125と、を備えている。
第1軸受121は、ノブ軸32における小径部83のうち中径部82側に位置する部分に配置されている。第1軸受121の内輪123は、中径部82に対して右側から接触(当接)した状態で小径部83の内輪軸受面90に強固に嵌合されている。第1軸受121の外輪124は、内側ノブ100の第1周壁106に対して左側から接触(当接)した状態で内側ノブ100の第1外輪軸受面103に強固に嵌合されている。従って、第1軸受121は、中径部82及び第1周壁106によって第3軸線O3方向に位置決めされた状態で、ノブ軸32と内側ノブ100との間に取り付けられている。
第2軸受122は、ノブ軸32における小径部83の右端部102側に配置されている。第2軸受122の内輪123は、小径部83の内輪軸受面90に強固に嵌合されている。第2軸受122の外輪124は、内側ノブ100の第2周壁107に対して右側から接触(当接)した状態で内側ノブ100の第2外輪軸受面104に強固に嵌合されている。
ノブ軸32の右端面に形成されたねじ孔91には、右側から固定ねじ126がねじ結合(螺着)されている。固定ねじ126の頭部は、ワッシャ127を介して第2軸受122の内輪123に対して右側から接触(当接)している。つまり、第2軸受122の内輪123は、ワッシャ127を介して固定ねじ126の頭部に相対的に左側から接触しており、固定ねじ126によってノブ軸32に対する抜け止めがされている。
従って、第2軸受122は、固定ねじ126及び第2周壁107によって第3軸線O3方向に位置決めされた状態で、ノブ軸32と内側ノブ100との間に取り付けられている。 なお、固定ねじ126は、ノブ軸32に対する内側ノブ100及び外側ノブ110の抜け止めとしても機能している。
第1軸受121と第2軸受122との間には、小径部83を径方向の外側から囲む円筒状のカラー128が配置されている。カラー128は、小径部83に対して右側から被せるように取り付けられ、第1軸受121の内輪123に対して右側から接触していると共に、第2軸受122の内輪123に対して左側から接触している。従って、第1軸受121及び第2軸受122は、カラー128によって第3軸線O3方向に、さらに精度良く位置決めされている。ただし、カラー128は必須ではなく、具備しなくても構わない。
図4、図5、図9〜図11に示すように、外側ノブ110は、左側に開口した有頂筒状に形成され、内側ノブ100のうち左端部101を除く部分を径方向の外側から囲む筒状の外郭筒部111と、外郭筒部111の右側開口部を閉塞する閉塞部112と、を備えている。
外郭筒部111は、その外形が内側ノブ100の外形に対応するように形成されている。そのため、外郭筒部111の外形は、第3軸線O3に対して直交する面に沿った断面視で、第2方向M2よりも第1方向M1に長い楕円状に形成されている。
閉塞部112は、内側ノブ100の右端部102よりも右側に配置されている。閉塞部112には、該閉塞部112を左右方向L1に貫通するようにキャップ装着孔113が形成されている。キャップ装着孔113は、平面視円形状に形成されると共に、第3軸線O3と同軸に形成されている。なお、キャップ装着孔113の直径は、内側ノブ100の右端部102の内径よりも僅かに大きく形成されている。
図4、図9〜図12に示すように、外側ノブ110における外郭筒部111には、第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内にそれぞれ挿入した第1挿入部115及び第2挿入部116が一体に形成されている。
なお、図11及び図12では、図面を見易くして発明を理解し易くするために、第1挿入部115及び第2挿入部116を強調して図示している。
第1挿入部115は、第1貫通孔108内に径方向の外側から入り込むように挿入されていると共に、第1外輪軸受面103よりも第3軸線O3側に突出して、第1軸受121の外輪124を径方向外側から押圧している。同様に第2挿入部116は、第2貫通孔109内に径方向の外側から入り込むように挿入されていると共に、第2外輪軸受面104よりも第3軸線O3側に突出して、第2軸受122の外輪124を径方向外側から押圧している。
図4及び図5に示すように、ハンドルキャップ130は、外側ノブ110のキャップ装着孔113の内側に密(液密、気密等)に嵌合するキャップ筒部131と、キャップ筒部131の右側開口部を閉塞するキャップ蓋部132と、を備えた有頂筒状に形成され、キャップ装着孔113を離脱可能に塞いでいる。
なお、ハンドルキャップ130は、例えばアルミニウム、ステンレス等の金属製とされ、その金属特性や表面処理等により耐食性を具備していることが好ましい。
本実施形態では、キャップ筒部131は、内側ノブ100の右端部102の内側に対しても密に嵌合している。
ただし、この場合に限定されるものではなく、キャップ筒部131は少なくとも外側ノブ110のキャップ装着孔113の内側に嵌合していれば良い。また、キャップ筒部131及びキャップ装着孔113のうちの一方側に係合凹部を形成し、他方側に係合凹部内に離脱可能に係合する係合突起を形成しても良い。この場合には、ハンドルキャップ130をキャップ装着孔113の内側により強固に嵌合させることができ、ハンドルキャップ130の抜けを効果的に防止することができる。
さらに、嵌合に限定されるものではなく、例えばキャップ装着孔113の内側にキャップ筒部131がねじ結合されるようにハンドルキャップ130を構成しても構わない。
上述のように構成されたハンドルノブ33において、図4に示すように、内側ノブ100とノブ軸32の大径部81との間には環状の弾性体135(例えば、ゴム製パッキン等)が取り付けられている。弾性体135は、径方向に弾性変形可能とされ、径方向に弾性変形した状態で内側ノブ100とノブ軸32の大径部81との間に挟まれた状態で取り付けられている。これにより、弾性体135は、内側ノブ100とノブ軸32の大径部81との間を密(液密、気密等)にシールしている。
(内側ノブ及び外側ノブの形成工程)
次に、上述のように構成されたハンドルノブ33の内側ノブ100及び外側ノブ110の形成工程について簡単に説明する。
図6〜図8に示す内側ノブ100を形成する場合には、内側ノブ100用の成形用金型内に溶融樹脂を射出し、その後、射出した溶融樹脂を硬化させる射出成形によって形成することができる。次いで、外側ノブ110を形成する場合には、射出成形によって得られた内側ノブ100をインサート部品として利用し、外側ノブ110用の成形用金型内にセットする。次いで、内側ノブ100と成形用金型との間に溶融樹脂を射出した後、該溶融樹脂を硬化させるインサート成形によって外側ノブ110を形成することができる。このインサート成形により、図9〜図12に示すように、内側ノブ100に対して外側ノブ110を一体化させることができ、両者を強固に組み合わせることができる。
なお、インサート成形時、外側ノブ110となる溶融樹脂は、内側ノブ100に形成された第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に入り込む。この第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に入り込んだ溶融樹脂が、第1挿入部115及び第2挿入部116として機能する。
このとき、内側ノブ100の外面には、第1貫通孔108の開口周縁部に沿って第1誘導面108aが形成されていると共に、第2貫通孔109の開口周縁部に沿って第2誘導面109aが形成されているので、これら第1誘導面108a及び第2誘導面109aを利用して第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に溶融樹脂が積極的に入り込むように誘導することができる。従って、例えば溶融樹脂の粘性等に影響されることなく、溶融樹脂を第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に適切に入り込ませることができ、第1挿入部115及び第2挿入部116として機能させることができる。そのため、外側ノブ110を形成するための樹脂の選択性を広げることができ、設計自由度を向上することができる。
(ハンドルノブの取り付け)
次に、上述のように構成されたハンドルノブ33を、図4に示すハンドルアーム31の先端部31aに取り付けられたノブ軸32に取り付ける場合について簡単に説明する。
この場合には、はじめにハンドルアーム31の先端部31aに取り付けられたノブ軸32の大径部81に弾性体135を嵌合させると共に、大径部81に第1軸受121の内輪123を接触させた状態で小径部83の内輪軸受面90に内輪123を嵌合させて、第1軸受121をセットする。次いで、外側ノブ110が一体に組み合わされた内側ノブ100をノブ軸32の右側から被せ入れ、第1軸受121の外輪124と第1周壁106とを接触させた状態で、外輪124を第1外輪軸受面103の内側に嵌合させる。
これにより、ノブ軸32と内側ノブ100との間に第1軸受121をセットすることができる。なお、これと同時に、内側ノブ100と大径部81との間に、弾性体135を挟み込んだ状態で固定することができる。
なお、第1軸受121をノブ軸32に先にセットするのではなく、内側ノブ100の第1外輪軸受面103の内側に第1軸受121を先にセットし、その後、ノブ軸32に対する内側ノブ100のセットに伴って第1軸受121の内輪123を小径部83の内輪軸受面90に嵌合させても構わない。
ノブ軸32と内側ノブ100との間に第1軸受121をセットした後、カラー128を右側から挿入してノブ軸32の小径部83に被せる。この際、第1軸受121の内輪123に接触するまでカラー128を押し込むようにセットする。続いて、ノブ軸32の小径部83と内側ノブ100との間に第2軸受122を右側から嵌め込んで、内輪123を小径部83の内輪軸受面90に嵌合させると共に、外輪124を内側ノブ100の第2外輪軸受面104の内側に嵌合させる。これにより、ノブ軸32と内側ノブ100との間に第2軸受122をセットすることができる。
ノブ軸32と内側ノブ100との間に第2軸受122をセットした後、小径部83にワッシャ127を右側からセットした後、固定ねじ126を小径部83のねじ孔91に捩じ込んで取り付ける。これにより、ノブ軸32に対して第1軸受121、第2軸受122、内側ノブ100及び外側ノブ110を組み合わせることができる。
最後に、外側ノブ110のキャップ装着孔113内にハンドルキャップ130を嵌め込んで取り付ける。これにより、図4に示すように、ノブ軸32に対して第3軸線O3回りに回転可能にハンドルノブ33を取り付けることができる。
(スピニングリールの作用)
次に、上述のように構成されたスピニングリール1を利用する場合について、簡単に説明する。
キャスティングを行う場合には、図1及び図2に示す状態からベールアーム49を糸開放姿勢に倒し、釣竿Rを前方に向けて振り出す。これにより、スプール5の糸巻胴部50に巻かれた釣糸を前方に向けて繰り出すことができる。
その後、釣糸を巻き上げる場合には、ベールアーム49を図1及び図2に示すように糸案内姿勢に戻す。これにより、釣糸がベールアーム49によってラインローラ48に案内される。この状態で、ハンドルノブ33を握りながら、ハンドル組立体3を第1軸線O1回りに適宜回転させて、ハンドル操作を行う。このとき、ハンドルノブ33を第3軸線O3回りに適宜回転させながら、ハンドル操作を行える。
ハンドル組立体3の回転力は、ロータ駆動機構65によってロータ4に伝達されるので、該ロータ4を第2軸線O2回りに回転させることができる。これと同時に、ハンドル組立体3の回転力は、オシレーティング機構66によってスプール5に伝達されるので、該スプール5を第2軸線O2に沿って往復移動させることができる。
その結果、スプール5を前後方向L2に往復移動させながらロータ4を回転させることができ、ラインローラ48を介して釣糸をスプール5の糸巻胴部50に偏りなく巻き付けることができる。
特に、本実施形態のハンドルノブ33によれば、インサート成形によって内側ノブ100に対して外側ノブ110を一体成形することができるので、外側ノブ110を所望の形状に形成することができ、軽量化や握り易さの向上化等、種々の要求に対応することが可能である。
しかも、内側ノブ100に、第1外輪軸受面103及び第2外輪軸受面104に開口した第1貫通孔108及び第2貫通孔109が形成され、これら第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に第1挿入部115及び第2挿入部116を挿入させているので、内側ノブ100に対して外側ノブ110を位置決めした状態で一体成形することができる。そのため、内側ノブ100の形状や成形精度に影響されることなく、内側ノブ100に対して位置ずれやがたつき等を抑制した状態で外側ノブ110を組み合わせることができる。
従って、内側ノブ100に対して外側ノブ110が精度良く組み合わさったハンドルノブ33とすることができ、フィット性及びグリップ性が低下することを抑制することができると共に、ハンドルノブ33自体にがたつき等が生じ難い。その結果、第1軸受121及び第2軸受122を介してノブ軸32にがたつき少なくハンドルノブ33を装着することができ、スピニングリール1のハンドル操作を滑らかに行って、ハンドル操作性の向上化に貢献することができる。
また本実施形態のスピニングリール1によれば、ハンドルノブ33を利用して、がたつき少なく滑らかにハンドル操作を行うことができ、釣糸のスムーズな巻き取りを行うことができる。よって、操作性が向上した高品質、高性能なスピニングリール1とすることができる。
さらに、本実施形態のハンドルノブ33は、図4に示すように、第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に挿入された外側ノブ110の第1挿入部115及び第2挿入部116が、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を径方向の外側から押圧している。そのため、例えば内側ノブ100の形状や成形精度等に起因して、内側ノブ100の第1外輪軸受面103と外輪124との間、及び第2外輪軸受面104と外輪124との間に若干のガタが生じるような場合であっても、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を径方向の外側から押さえ込むように押圧することができる。
これにより、内側ノブ100の内面側に外輪124を圧入するように、内側ノブ100とノブ軸32との間に第1軸受121及び第2軸受122を取り付けることができ、内側ノブ100に対して第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を強固に嵌合させることができる。
従って、内側ノブ100の形状や成形精度等に影響されることなく、内側ノブ100の内側に第1軸受121及び第2軸受122を確実に保持することができる。つまり、内側ノブ100と第1軸受121及び第2軸受122との間にガタが発生することを抑制することができる。これにより、第1軸受121及び第2軸受122を介してノブ軸32にがたつき少なくハンドルノブ33を装着することができる。その結果、スピニングリール1のハンドル操作をさらに滑らかに行うことができ、ハンドル操作性の向上化に貢献することができる。
しかも、第1貫通孔108及び第2貫通孔109は、それぞれ周方向に間隔をあけて一対形成されているうえ、それぞれ第3軸線O3を挟んで径方向に対向し合うように配置されている。そして、一対の第1貫通孔108内に第1挿入部115をそれぞれ挿入し、一対の第2貫通孔109内に第2挿入部116をそれぞれ挿入している。
従って、内側ノブ100に対して位置ずれやがたつき等をさらに抑制した状態で外側ノブ110を精度良く組み合わせることができる。また、第1挿入部115及び第2挿入部116のそれぞれが径方向に対向配置されるのでハンドルノブ33全体の重量バランスが周方向に不均一になり難い。従って、スピニングリール1のハンドル操作を安定且つ滑らかに行うことができる。
さらに、第1挿入部115及び第2挿入部116を利用して、第1軸受121の外輪124の複数個所(2箇所)、及び第2軸受122の外輪124の複数個所(2箇所)を径方向の外側から押圧することができるので、ガタが発生することをさらに抑制した状態で、第1軸受121及び第2軸受122をより安定して保持することができる。しかも、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を径方向から挟み込むようにそれぞれ押圧できるので、第1軸受121及び第2軸受122をさらに安定して保持することができる。それに加え、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124が径方向に位置ずれし難くなるので、第1軸受121及び第2軸受122の中心を第3軸線O3上に精度良く配置させることができる。従って、スピニングリール1のハンドル操作をさらに滑らかに行うことができる。
また、外側ノブ110をエラストマ樹脂で形成しているので、外側ノブ110全体に弾力性を発揮させることができ、フィット性、グリップ性が向上したハンドルノブ33とすることができる。さらに、外側ノブ110の第1挿入部115及び第2挿入部116をそれぞれ弾性変形させた状態で、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を取り付けることができるので、第1外輪軸受面103及び第2外輪軸受面104から第3軸線O3側に向けた第1挿入部115及び第2挿入部116の突出量を長くすることができる。そのため、その分だけ第1軸受121及び第2軸受122の圧入代(圧入しろ)を確保することができ、第1軸受121及び第2軸受122をさらに安定して保持することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るハンドルノブ及び魚釣用リールの第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、ハンドルノブ33をスピニングリール1に適用したが、本実施形態ではハンドルノブ33を両軸受リールに適用している。
図13及び図14に示すように、本実施形態の両軸受リール(魚釣用リール)140は、リール本体141と、リール本体141に対して第5軸線O5回りに回転可能に取り付けられたハンドル組立体142と、リール本体141の内部に第6軸線O6回りに回転可能に装着され、図示しない釣糸が巻かれるスプール143と、を主に備えている。
なお、本実施形態では、いわゆるロープロファイルタイプの両軸受リール140を例に挙げて説明するが、いわゆる丸型タイプであっても構わない。
第5軸線O5及び第6軸線O6は、互いに略平行とされている。本実施形態では、これら第5軸線O5及び第6軸線O6に沿う方向を左右方向L1として定義すると共に、図14に示す平面視で第5軸線O5及び第6軸線O6に対して略直交するように交差する方向を前後方向L2として定義する。また、前後方向L2においてスプール143から釣糸が繰り出される方向を前方、その反対方向を後方と定義すると共に、両軸受リール140を後方側から見た視点で左右を定義する。さらに、左右方向L1及び前後方向L2に対して略直交する上下方向のうち、後述するクラッチレバー154の操作面154aが向いている方向を上方といい、その反対方向を下方という。
リール本体141は、本体部150(ボディ部)、本体部150の前方を覆う前カバー部151、及び本体部150の上部側を覆うサムレスト部152を主に備えている。本体部150の下部には、図示しない釣竿に装着される図示しない装着片が取り付けられている。本体部150の内部には、上記スプール143、スプール143に釣糸を均一に巻き取るための図示しないレベルワインド機構、及びハンドル組立体142の回転力をスプール143に伝達する図示しない回転伝達機構が設けられている。
回転伝達機構は、スプール143に対してハンドル組立体142の回転力を伝達する伝達状態と、該伝達を遮断する遮断状態と、を切り換える(すなわちON−OFFを切り換える)図示しないクラッチ機構、及び図示しないドラグ機構を主に備えている。
なお、リール本体141の右側にはドラグ調整用のスタードラグ153が設けられ、リール本体141の後部側には、クラッチ機構をON−OFF操作するクラッチレバー154が操作面154aを上方に向けた状態で下方に向けて押し込み可能に設けられている。
ハンドル組立体142は、リール本体141の本体部150内に配置され、第5軸線O5回りに回転可能に支持されたハンドル軸30と、ハンドル軸30に回転不能に連結され、ハンドル軸30を介してリール本体141に対して第5軸線O5回りに回転可能に取り付けられたハンドルアーム(操作体)160と、ハンドルアーム160の両側の先端部160aにそれぞれ固定された一対のノブ軸32と、一対のノブ軸32のそれぞれに対して回転可能に装着された一対のハンドルノブ33と、を備えている。
ハンドル軸30は、回転伝達機構に対して回転力を伝達可能とされている。ハンドルアーム160は、ハンドル軸30の径方向に延びる板状に形成され、その中央部160bがハンドル軸30の先端部に回転不能に連結されている。そして、上述したように、ハンドルアーム160の両側の先端部160aにノブ軸32及びハンドルノブ33がそれぞれ設けられている。従って、本実施形態のハンドル組立体142は、いわゆるダブルハンドルタイプとされている。
なお、ノブ軸32及びハンドルノブ33の構成は、第1実施形態と同様に構成されている。そのため、ノブ軸32及びハンドルノブ33の詳細な説明は省略する。
上述のように構成されている本実施形態の両軸受リール140であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏効することができる。すなわち、フィット性やグリップ性が低下することを抑制しながらノブ軸32にがたつき少なく装着することができ、安定したハンドル操作性を実現することができるハンドルノブ33及び両軸受リール140とすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば、上記各実施形態において、第1貫通孔108及び第2貫通孔109を周方向に間隔をあけて2つ形成したが、1つでも構わないし、3つ以上形成しても構わない。第1貫通孔108及び第2貫通孔109を3つ以上形成する場合には、第3軸線O3を挟んで径方向に対向し合うように偶数個形成することが好ましい。
例えば、第1貫通孔108及び第2貫通孔109を、周方向に等間隔をあけて4つ形成(すなわち第3軸線O3を中心として90度の間隔をあけて4つ形成)し、径方向に対向し合うように配置することが好ましい。このようにすることで、4つの第1挿入部115及び第2挿入部116を形成することができ、内側ノブ100に対して外側ノブ110をより確実に位置決めした状態で組み合わせることができると共に、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を径方向の外側から4カ所で押圧することができ、がたつきを効果的に抑制することができる。
また、上記各実施形態では、第1挿入部115及び第2挿入部116を、第1外輪軸受面103及び第2外輪軸受面104よりも第3軸線O3側に突出させて、第1軸受121の外輪124及び第2軸受122の外輪124を押圧するように構成したが、外輪124を押圧しなくても良い。すなわち、第1挿入部115及び第2挿入部116は、第1貫通孔108内及び第2貫通孔109内に少なくとも挿入されていれば構わない。
O3…第3軸線(ノブ軸の軸線)
1…スピニングリール(魚釣用リール)
2、141…リール本体
31、160…ハンドルアーム(操作体)
31a、160a…ハンドルアームの先端部
32…ノブ軸
33…ハンドルノブ
100…内側ノブ
103…第1外輪軸受面(軸受面)
104…第2外輪軸受面(軸受面)
108…第1貫通孔(貫通孔)
108a…第1誘導面(誘導面)
109…第2貫通孔(貫通孔)
109a…第2誘導面(誘導面)
110…外側ノブ
120…軸受
123…軸受の内輪
124…軸受の外輪
140…両軸受リール(魚釣用リール)

Claims (7)

  1. 魚釣用リールのリール本体に対して回転可能に組み合わされた操作体に固定されたノブ軸に、該ノブ軸の軸線回りに回転可能に装着されるハンドルノブであって、
    前記ノブ軸を径方向の外側から囲む筒状に成形された内側ノブと、
    前記内側ノブの少なくとも一部を径方向の外側からさらに囲むように形成されると共に、前記内側ノブに対して一体成形された樹脂製の外側ノブと、
    前記ノブ軸の外面に対して嵌合される内輪、及び前記内側ノブの内面に対して嵌合される外輪を有し、前記ノブ軸に対して前記内側ノブを前記軸線回りに回転可能に支持する軸受と、を備え、
    前記内側ノブには、前記外輪が接触する軸受面が形成され、
    前記軸受面には、前記内側ノブを径方向に貫通した状態で該軸受面に開口し、前記外側ノブの一部を挿入させる貫通孔が形成されている、魚釣用リールのハンドルノブ。
  2. 前記外側ノブの前記一部は、前記軸受面よりも前記軸線側に突出し、前記外輪を径方向の外側から押圧する、請求項1に記載の魚釣用リールのハンドルノブ。
  3. 前記貫通孔は、前記軸線回りに間隔をあけて複数形成されている、請求項1又は2に記載の魚釣用リールのハンドルノブ。
  4. 前記貫通孔は、前記軸線を挟んで径方向に対向し合うように配置されている、請求項3に記載の魚釣用リールのハンドルノブ。
  5. 前記内側ノブの外面には、前記貫通孔の開口周縁部に沿って形成されると共に、前記内側ノブの外面側から内面側に向かうにしたがって、漸次前記貫通孔側に向けて延びた誘導面が形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドルノブ。
  6. 前記外側ノブは、エラストマ樹脂で形成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドルノブ。
  7. リール本体と、
    前記リール本体に対して回転可能に支持されたハンドル軸と、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドルノブと、を備え、
    前記操作体は、前記ハンドル軸に回転不能に連結されると共に、その先端部に前記ノブ軸が回転不能に連結されたハンドルアームとされ、
    前記ハンドルノブは、前記ノブ軸を介して前記ハンドルアームの前記先端部に取り付けられている、魚釣用リール。
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