JP2015047109A - 魚釣用リールのツマミ - Google Patents
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Description
このようなツマミは、接着剤を利用して芯材に把持部材が固定される。
また、指で確実にツマミを挟持することができるので、例えば、魚釣用リールのハンドルアームに備わるツマミに対して適用した場合には、ハンドルを回転操作する際に滑りを抑制することも可能となる。
図1(a)に示すように、魚釣用リールとしてのスピニングリール1は、リール本体1aと、リール本体1aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部に形成されかつ図示しない釣竿に取り付けられる竿取付部1cとを有している。リール本体1a内には、ハンドル5が固定される駆動軸としてのハンドル軸2が回転可能に支持されている。ハンドル軸2にはドライブギア3が固定されており、このドライブギア3には、ハンドル軸2に対して直交する方向に延びかつリール本体1aに軸受を介して回転可能に支持された管状のピニオンギア13が噛合している。このピニオンギア13の先端部には、図示しないロータナットを介して、ベール6および釣糸案内装置を備えたロータ8が一体的に取り付けられている。
図3(a)に示すように、ツマミ30は、支軸20に回転自在に抜け止め装着される金属製あるいは樹脂製等の芯材31と、芯材31の外周面に外嵌され、弾性変形可能な把持部材35とを備えて構成されている。
芯材31は、軸受21,22を介して支軸20を取り囲むように支軸20に回転自在に取り付けられ、支軸20の端部に螺合されるねじ23で支軸20に固定されている。
芯材31の先端側において、凹部32の端部には、芯材31の外周面31aから突出する係止部34が設けられている。係止部34は、軸方向に切った断面が断面鋭角状に切り立っており、図3(a)に示すように、把持部材35の内面35aに食い込むように当接する。
把持部材35の端部開口縁部35dは、図3(a)に示すように面取りされている。また、把持部材35の側端面35eは、芯材31の先端面31eと面一となるように形成されている。
なお、把持部材35は、弾性変形可能なゴム部材やコルク等の材料を用いて形成されていてもよい。
また、凹部32の端部に設けられた係止部34は、把持部材35の内面35aに食い込むように当接する。
また、凹部32の周方向の幅は、凹部32内に把持部材35が僅かでも入り込む大きさであればよい。このような大きさとすることにより、凹部32内に把持部材35が入り込んだ感触を、把持部材35を通して指で感知することができ、操作フィーリングが向上する。
また、指で確実にツマミ30を挟持することができるので、ハンドル5を回転操作する際に滑りが抑制される。
次に図5、図6を参照して第2実施形態の魚釣用リールのツマミについて説明する。
本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、芯材31Aを大径部311と小径部312とにより形成して、小径部312に凹部32Aを設けた点にある。
また、指で確実にツマミ30を挟持することができるので、ハンドル5を回転操作する際に滑りが抑制される。
図7、図8を参照して第3実施形態の魚釣用リールのツマミについて説明する。
本実施形態は前記第2実施形態の変形例であり、芯材31Bの一対の大径部311間にさらに大径部313を設けたものである。
大径部313は、一対の大径部311と同径であり、一対の大径部311から略等間隔の位置に設けられている。大径部313の左右には、分割された2つの凹部32Bが形成される。
次に図9、図10を参照して第4実施形態の魚釣用リールのツマミについて説明する。
本実施形態が前記第1〜第3実施形態と異なるところは、芯材31Cの先端側の大径部315を基端側の大径部311よりもさらに大径に形成した点にある。
これにより、芯材31Cに把持部材35を外嵌すると、大径部315の外周面315aおよび凹部32Cの外周面32aの一部が把持部材35の内面35aに当接し、内面35a側から把持部材35を押圧する。これにより、押圧された部分に対応する把持部材35の外形状が、支軸20の軸線方向と直交する方向に膨出変形する(図10(a)参照)。
なお、把持部材35は、芯材31Cに外嵌する過程で膨出変形する。
また、芯材31Cに対する把持部材35の取付強度を高めることができるので、芯材31Cの軸周りに把持部材35が滑るのを好適に防止することができる。これにより、操作性の向上を図ることができる。
図11〜図13を参照して第5実施形態の魚釣用リールのツマミについて説明する。
本実施形態が前記第1〜第4実施形態と異なるところは、芯材31Dの周方向に所定間隔を空けて、凹部32Dが形成されている点にある。
なお、凹部32Dは、図12(a)に示すように、把持部材35の比較的薄肉とされた部分に対応する位置に形成されている。
また、本実施形態では、凹部32Dを等間隔で設けたが、これに限られることはなく、異なる間隔で設けてもよい。
また、把持部材35は、芯材31,31A〜31Dの全体を径方向から覆う大きさのものを用いたが、これに限られることなく、芯材31,31A〜31Dの一部分(複数部分)を径方向から覆う構成であってもよい。芯材31,31A〜31Dは、一部分が把持部材35を通じて外部に露出するものであってもよい。
また、魚釣用リールに設けられるその他のツマミ、例えば、ブレーキツマミ等に対しても、前記各実施形態で示したツマミ30を好適に適用することができる。
5a ハンドルアーム
20 支軸
30 ツマミ
31 芯材
31A〜31D 芯材
32 凹部
32A〜32D 凹部
34 係止部
35 把持部材
35a 内面
S スペース
Claims (3)
- 支軸を介して回転自在に支持される芯材と、弾性変形可能な材料で形成され、前記芯材に外嵌される筒状の把持部材と、を備えた魚釣用リールのツマミであって、
前記芯材には、前記芯材の外周面において前記支軸の軸線方向に延在する凹部が形成されており、
前記凹部には、弾性変形した前記把持部材の一部が挿入可能であることを特徴とする魚釣用リールのツマミ。 - 前記凹部は、湾曲凹状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのツマミ。
- 前記芯材には、前記把持部材の内面へ係合し、前記把持部材が前記芯材から抜ける方向に移動するのを規制する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールのツマミ。
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JP2013179960A JP2015047109A (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 魚釣用リールのツマミ |
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CN110012874A (zh) * | 2017-11-13 | 2019-07-16 | 株式会社岛野 | 钓鱼用卷线器手柄把手及钓鱼用卷线器 |
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2013
- 2013-08-30 JP JP2013179960A patent/JP2015047109A/ja active Pending
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