JP2001258440A - 魚釣用リ−ル - Google Patents

魚釣用リ−ル

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JP2001258440A
JP2001258440A JP2000073422A JP2000073422A JP2001258440A JP 2001258440 A JP2001258440 A JP 2001258440A JP 2000073422 A JP2000073422 A JP 2000073422A JP 2000073422 A JP2000073422 A JP 2000073422A JP 2001258440 A JP2001258440 A JP 2001258440A
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way clutch
reel
drive shaft
fishing
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Harumichi Oishi
晴通 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣糸の繰り出し状態で、転がり式一方向
クラッチの転がり部材がロック状態のままで回転体の摩
擦結合力を調節可能なこと。 【解決手段】 側板3の支持部3gに凹部3hと複数の
溝3jが形成されてカラ−8が軸方向に移動自在に回り
止め嵌合され、凹部3h内のカラ−8の軸方向の前後に
間隙a、bが設けられて間隙a、b内にフェルトや柔軟
性を有するゴムなどの弾性リング29、30が挿入され
ている。駆動軸7に回転体15と内輪39が嵌合され、
調節体40が螺合されている。カラ−8の筒部8a内に
転がり式一方向クラッチDの外輪9が挿入固定され、転
がり式一方向クラッチDの外輪9の内側に保持器41と
棒状転がり部材42が収容されて外輪9の内周面9aに
は凹部で棒状転がり部材42の自由回転域αと棒状転が
り部材42が当接されて回転が阻止される阻止面βが構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルの回転で
連動回転する駆動軸に摩擦結合した駆動歯車などの回転
体を転がり式一方向クラッチを挾んで調節体で回転体の
摩擦結合力を強弱に調節可能な魚釣用リ−ルの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣糸の繰り出しで回転するスプ−
ルと爪車の逆転を係止爪で防止する逆転防止構造が一般
的であったが、逆転遊度の角度が大きく、敏速に逆転を
係止出来ない欠点があった。そこで、特開平9−168
354号公報で知られるように、転がり式一方向クラッ
チを駆動軸とリ−ル本体の固定部との間に設け、該転が
り式一方向クラッチの楔作用を利用して逆転時の逆転遊
度を少なくした逆転防止装置が多用化され、現在の魚釣
用リ−ルの逆転防止装置の主流となっている。この転が
り式一方向クラッチを利用した逆転防止装置は、転がり
部材の駆動軸外周(駆動軸と一体回転する内輪外周)上
の楔作用を利用したものであり、逆転方向の遊びを小さ
く抑えられる利点は有るが、魚とのファイト中には釣糸
に張力が作用し、連動して回転する駆動軸を介して転が
り式一方向クラッチには逆回転方向の負荷トルクが作用
することになる。
【0003】この時、駆動軸の逆回転を防止するため
に、一方向クラッチの転がり部材は、駆動軸外周に回り
止め嵌合されている内輪の外周との間で楔作用によりロ
ックされ、駆動軸の逆回転を阻止する。そして、釣糸の
繰り出しで回転する回転体(駆動歯車)は、駆動軸上に
制動装置により摩擦結合されると共に駆動軸上に螺合さ
れている調節体の回転操作により、駆動軸上に軸方向移
動可能に回り止め嵌合されている内輪を内方に移動して
摩擦結合力が状況に応じて調節され、糸切れ、口切れ防
止等の防止が図られている。
【0004】しかしながら、魚との対応時の張力が掛か
っている状態で、制動装置の調節体を緩めて回転体の摩
擦結合力を弱める方向に調節しても、リ−ル本体の支持
部に固定されている一方向クラッチの転がり部材が駆動
軸上の内輪外周に楔作用でロックされて食い込んでいる
現象であることより、駆動軸上の内輪は、押圧力を解除
する方向には調節体に追随して移動せず、回転体の摩擦
結合力、つまり、スプ−ルの制動力を弱めることが出来
なくなって制動不可となり、糸切れ、口切れ等のトラブ
ルが発生したり、ハンドル回転により、ロック状態が解
放されて急激に弱制動状態に移行されてバックラッシュ
現象が生じてしまう等の課題が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ハンドルの回転で連動回転する駆動軸に摩擦結合
した回転体(駆動歯車)を転がり式一方向クラッチを挾
んで調節体で回転体の摩擦結合力を強弱に調節可能な魚
釣用リ−ルでは、魚との対応時の張力が掛かっている状
態で、制動装置の調節体を緩めて回転体の摩擦結合力を
弱める方向に調節しても、リ−ル本体の支持部に固定さ
れている一方向クラッチの転がり部材が駆動軸上の内輪
外周に楔作用でロックされて食い込んでいる現象である
ことより、駆動軸上の内輪は、押圧力を解除する方向に
は調節体に追随して移動せず、回転体の摩擦結合力、つ
まり、スプ−ルの制動力を弱めることが出来なくなって
制動不可となり、糸切れ、口切れ等のトラブルが発生し
たり、ハンドル回転により、ロック状態が解放されて急
激に弱制動状態に移行されてバックラッシュ現象が生じ
てしまう等の課題が残されていることである。
【0006】本発明の目的は前記欠点に鑑み、釣糸の繰
り出し状態で、転がり式一方向クラッチの転がり部材が
ロック状態のままで回転体の摩擦結合力を調節可能で、
ハンドル回転によりバックラッシュ現象が生じない魚釣
用リ−ルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、ハンドルの回転で連動
回転する駆動軸の一方に釣糸の繰り出しで回転する回転
体を回転可能に摩擦結合すると共に該駆動軸の他方に前
記回転体の摩擦結合力を強弱に調節する調節体を軸方向
移動可能に装着し、前記回転体と調節体との間の駆動軸
とリ−ル本体の支持部との間に転がり式一方向クラッチ
を介在して該駆動軸の逆転を防止するように構成し、該
転がり式一方向クラッチの転がり部材が接触し前記駆動
軸と一体回転する内輪を前記調節体で軸方向に移動して
前記回転体の摩擦結合力を強弱に調節可能とした魚釣用
リ−ルにおいて、前記転がり式一方向クラッチの外輪を
リ−ル本体の支持部内に回り止め嵌合すると共に、前記
リ−ル本体の支持部内に前記転がり式一方向クラッチの
構成部材の少なくとも一部を軸方向に移動可能な間隙を
有する状態で保持したことを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、魚との
ファイトに適応すべく、スプ−ル13の回転に制動力を
付与した状態で釣糸17を繰り出して対応するに際し、
取り込み状況により、釣糸17の繰り出し中の逆転負荷
作用時にスプ−ル制動力の調節操作を行って逆転防止装
置を構成する転がり式一方向クラッチDの棒状転がり部
材42とハンドル駆動軸7上の内輪39とが逆転時の負
荷と楔作用によりロックされても、転がり式一方向クラ
ッチDの構成部材の軸方向移動による許容作用によっ
て、制動状態がロックすることなく調節され、スプ−ル
制動力調節不可による実釣上のトラブルが確実に防止で
きる。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば
図1から図6は第1実施例で、図1は魚釣用両軸受型リ
−ルの要部断面平面図、図2は魚釣用両軸受型リ−ルの
ハンドル側の要部拡大断面平面図、図3はハンドル駆動
軸回りの拡大断面平面図、図4は転がり式一方向クラッ
チの一部断面平面図、図5は図3のF5−F5断面線の
転がり式一方向クラッチの拡大断面正面図、図6はハン
ドル側のスプ−ル軸回りの断面平面図である。
【0010】魚釣用リ−ルのリ−ル本体Aは側枠1と左
側枠1aの外側に取り付けられた側板2と、右側枠1b
の外側に取り付けられた側板3で構成されている。側枠
1の左右両側枠1a、1bは指載せ板1cと図示しない
支柱とリ−ル脚固定板1dと指載せ板1eで平行に保持
されている。側板2内には筒部2aが形成されて筒部2
a内にスラスト板10と軸受11が取り付けられてい
る。右側枠1bの透孔1fにスプ−ルカバ−4の筒部4
aが嵌合され、筒部4a内に軸受12が取り付けられて
いる。
【0011】左右両側枠1a、1b間にスプ−ル13が
スプ−ル軸5の太径部5aに固定配置され、スプ−ル軸
5の太径部5aの他側は前記軸受12で、一側小径部5
bは側板2に取り付けられた軸受11で、他側細径部5
cは側板3に取り付けられた軸受14で回転自在に軸承
されてクラッチ機構Bとスプ−ル軸5に嵌合されたピニ
オン6とハンドル駆動軸7に摩擦結合された回転体(駆
動歯車)15とハンドル駆動軸7に取り付けられたハン
ドル16を介して回転されるように構成されている。ス
プ−ル13の外周には釣糸17が巻回されて釣糸17は
スプ−ル13より前方の左右両側枠1a、1b間に配置
されたレベルワインド装置Cで左右に案内される。
【0012】側板3内はギヤボックスに構成されると共
に、クラッチ機構Bが収容されている。右側枠1bと側
板3間のスプ−ル軸5の細径部5cにはピニオン6が軸
線方向に移動自在に嵌合され、スプ−ル軸5の係合部5
dとピニオン6の係合部6aとでクラッチ機構Bの係合
部が構成されている。ピニオン6にはハンドル駆動軸7
に回転自在に嵌合された回転体15が噛合されている。
【0013】側板3内のスプ−ル軸5より前側に筒部3
aと透孔3bが形成されてクラッチカム体18が嵌合さ
れて外部にクラッチハンドル19がビス20で取り付け
られている。クラッチカム体18にはピン18aが設け
られてカム板21が上下にスライド自在に設けられてい
る。カム板21には山形のカム21aが形成されてい
る。ピニオン6には外周溝6bが形成されてスプ−ル軸
5の軸方向に付勢されたクラッチ板22が挿入され、ク
ラッチ板22は山形のカム21aで軸方向に移動されて
クラッチ機構Bの係合部がON/OFFされる。
【0014】側板3内に筒部3cと透孔3dが形成され
て筒部3c内に軸受14が取り付けられてスプ−ル軸5
の細径部5cが軸承され、筒部3c位置の側板3の外側
に筒部eが形成され、筒部3eの外周にネジ部3fが形
成されてネジ部3fに調整ツマミ23が螺合されてい
る。ネジ部3fの外周に2個のOリング24、24が嵌
合されて一方のOリング24は調整ツマミ23内に潜り
込ませるとよい。調整ツマミ23内にスラスト板25が
取り付けられて細径部5cの先端が当接されている。調
整ツマミ23が締め付けられると、スプ−ル軸5が押さ
れて一側小径部5bは側板2の筒部2a内に取り付けら
れたスラスト板10に押し当てられて制動が掛けられ
る。調整ツマミ23が緩められてた時にはOリング2
4、24の間に釣糸17が挾み込み可能である。
【0015】ネジ部3fの外周に2個のOリング24、
24が嵌合されていると、調整ツマミ23の保持トルク
が向上されて、不用意な調整ツマミ23の緩みが防止で
きる。リ−ル未使用時に釣糸17の挾着係止が可能とな
り、誤操作により外れ難い糸止め手段となる。又、糸止
めの使用にあたって、調整ツマミ23が緩められてOリ
ング24が露出されるので、メカブレ−キを緩めること
になって締め付け状態での放置による内蔵部品の塑性変
形を防ぐことが可能である。2個のOリング24、24
によって調整ツマミ23内が防水され、メタル(青銅
系)が隠れるため耐食性向上や外観のための処理が不要
になる。
【0016】右側枠1bの右外側には凹部1gが形成さ
れて軸受26が嵌合され、前記ハンドル駆動軸7の一端
7aが回転自在に嵌合されて抜け止め板27で抜け止め
されている。側板3の支持部3gに凹部3hと透孔3i
が形成されている。凹部3h内周には軸方向の複数の溝
3jが形成され、該溝3jにはカラ−8の筒部8aの外
周に複数形成した突起8bが嵌合されてカラ−8が支持
部3g内に軸方向に移動自在に回り止め嵌合されてい
る。凹部3h内のカラ−8の軸方向の図3の前後に間隙
a、bが設けられて間隙a内にワッシャ−28とフェル
トや柔軟性を有するゴムなどの弾性リング29が、間隙
b内にも同様にフェルトや柔軟性を有するゴムなどの弾
性リング30が挿入され、凹部3hの開口はビス31で
取り付けられた蓋板32で塞がれている。透孔3iには
軸受33が嵌合されて取り付けられている。軸受33で
ハンドル駆動軸7が、ハンドル駆動軸7の軸線方向に移
動自在に回り止め嵌合されたカラ−34を介して軸承さ
れている。
【0017】ハンドル駆動軸7には一端7aと小径部7
bと鍔部7cと外周が断面小判形に形成された軸部7d
とその外周一側のネジ部7eと外周が断面小判形に形成
された小径軸部7fとその外周のネジ部7gとで形成さ
れている。鍔部7cの図2で右側にワッシャ−35と摩
擦板36と回転体15と摩擦板37と制動板38と内輪
39とカラ−34が嵌合され、ネジ部7eに制動力を調
節する調節体40が螺合されている。制動板38と内輪
39とカラ−34はハンドル駆動軸7に回り止め嵌合さ
れている。摩擦板37と制動板38は回転体15の凹部
15a内に収容されている。
【0018】カラ−8の筒部8a内には転がり式一方向
クラッチDの外輪9が圧入等の手段で一体化する状態で
挿入されている。転がり式一方向クラッチDは、図5の
ように外輪9の内側に保持器41が装着されて保持器4
1の複数個の収容孔に楔作用する棒状転がり部材42と
発条43が収容されている。外輪9の内周面9aには凹
部で棒状転がり部材42の自由回転域αと棒状転がり部
材42が当接されて回転が阻止される阻止面βが構成さ
れている。
【0019】魚釣用リ−ルの動作は、スプ−ル軸5の係
合部5dとピニオン6の係合部6aが係合されたクラッ
チ機構BのクラッチON状態でスプ−ル13に釣糸17
が巻回される方向にハンドル16が回転されると、ハン
ドル駆動軸7と回転体15とピニオン6とスプ−ル軸5
を介してスプ−ル13に釣糸17が巻回される。この時
ハンドル駆動軸7が図5で時計方向に正回転されると、
転がり式一方向クラッチDの棒状転がり部材42が自由
回転域αに移動して楔作用しない非作動状態となり、ハ
ンドル駆動軸7は時計方向に正回転が可能となる。次に
スプ−ル13が釣糸17の繰り出しで逆回転されると、
スプ−ル軸5が逆回転されて転がり式一方向クラッチD
の棒状転がり部材42が阻止面βに移動して楔作用する
作動状態となり、ハンドル駆動軸7の図5で示す反時計
方向の回転が阻止されて逆回転が不可能になるロック状
態になる。
【0020】ハンドル駆動軸7の反時計方向の回転が阻
止されて逆回転が不可能なロック状態で調節体40が緩
める方向に回動されると、転がり式一方向クラッチDが
挿入されたカラ−8が側板3の支持部3g内に軸方向に
移動可能でかつ弾性リング29、30で保持されている
ので、カラ−34と内輪39が調節体40の緩めに応じ
て転がり式一方向クラッチDのわずかな軸方向移動に追
随して移動するように作用するので、内輪39が制動板
38と摩擦板37と回転体15と摩擦板36を押す力が
弱められて制動力が弱められる。制動力が弱められてい
ると、ハンドル16が正回転されてロック状態が解放さ
れても前記従来例で述べたバックラッシュ現象が生じな
い。
【0021】前記のように魚釣用リ−ルが構成される
と、魚とのファイトに適応すべく、スプ−ル13の回転
に制動力を付与した状態で釣糸17を繰り出して対応す
るに際し、取り込み状況により、釣糸17の繰り出し中
の逆転負荷作用時にスプ−ル制動力の調節操作を行って
逆転防止装置を構成する転がり式一方向クラッチDの棒
状転がり部材42とハンドル駆動軸7上の内輪39とが
逆転時の負荷と楔作用によりロックされても、転がり式
一方向クラッチDの軸方向移動による許容作用によっ
て、制動状態がロックすることなく調節され、スプ−ル
制動力調節不可による実釣上のトラブルが確実に防止で
きる。
【0022】図7は第2実施例で、図7は転がり式一方
向クラッチの拡大断面正面図である。
【0023】第2実施例は、側板3の支持部3gに凹部
3kと軸方向の複数の溝3mが形成され、凹部3k内に
転がり式一方向クラッチDが挿入されて外輪9の外周に
形成された複数の突起9bが複数の溝3mに軸方向に移
動自在に回り止め挿入されている。カラ−8は省略され
ている。第2実施例では転がり式一方向クラッチDの構
成部材の外輪9自体が直接軸方向に移動される。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
【0024】図8は第3実施例で、図8はハンドル駆動
軸回りの拡大断面平面図である。
【0025】第3実施例は、側板3の支持部3gに前記
第2実施例のように凹部3k、凹部3nが形成されて凹
部3k内に転がり式一方向クラッチDが挿入されて外輪
9が固定され、凹部3n内に軸受33が取り付けられて
いる。外輪9内に転がり式一方向クラッチDの保持器4
1が装着されて保持器41の複数個の収容孔に楔作用す
る棒状転がり部材42と発条43が収容され、保持器4
1の軸方向の両側に間隙a、bが設けられて間隙a内に
フェルトや柔軟性を有するゴムなどの弾性リング29
が、間隙b内にフェルトや柔軟性を有するゴムなどの弾
性リング30が挿入されている。保持器41と棒状転が
り部材42と発条43は軸方向に移動可能に収容されて
いる。第3実施例では転がり式一方向クラッチDの構成
部材の保持器41と棒状転がり部材42と発条43が軸
方向に移動される。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
【0026】図9は第4実施例で、図9はハンドル駆動
軸回りの拡大断面平面図である。
【0027】第4実施例は、側板3の支持部3gに凹部
3kが形成され、凹部3k内に転がり式一方向クラッチ
Dが挿入されて外輪9が固定されている。外輪9内に転
がり式一方向クラッチDの保持器41が装着されて保持
器41の複数個の収容孔に楔作用する棒状転がり部材4
2と発条43が収容され、かつ保持器41と棒状転がり
部材42の間に間隙a、bが設けられて間隙a、b内に
夫々発条44、45が挿入されている。第4実施例では
転がり式一方向クラッチDの構成部材の棒状転がり部材
42が軸方向に移動される。他の構成は前記第1実施例
と略同一である。
【0028】前記説明では、ハンドルの回転で連動回転
する駆動軸に摩擦結合した回転体(駆動歯車)で述べた
が、他の駆動軸に摩擦結合された回転体の摩擦結合力を
転がり式一方向クラッチを挾んで強弱に調節することに
実施してもよい。尚、逆回転の負荷作用状態より、スプ
−ル制動力を弱制動状態から強制動状態に変更する前記
とは逆の制動力の調節操作を行っても、前記同様に転が
り式一方向クラッチDの軸方向移動による許容作用によ
り制動状態がロックすることなく調節できる。前記説明
では、魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べた
が、他の形式のリ−ルに実施してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】請求項1により、魚とのファイトに適応す
べく、スプ−ルの回転に制動力を付与した状態で釣糸を
繰り出して対応するに際し、取り込み状況により、釣糸
の繰り出し中の逆転負荷作用時にスプ−ル制動力の調節
操作を行って逆転防止装置を構成する転がり式一方向ク
ラッチの棒状転がり部材と駆動軸上の内輪とが逆転時の
負荷と楔作用によりロックされても、転がり式一方向ク
ラッチの構成部材の軸方向移動による許容作用によっ
て、制動状態がロックすることなく調節され、スプ−ル
制動力調節不可による実釣上のトラブルが確実に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部断
面平面図である。
【図2】同魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の要部拡
大断面平面図である。
【図3】同ハンドル駆動軸回りの拡大断面平面図であ
る。
【図4】同転がり式一方向クラッチの一部断面平面図で
ある。
【図5】同図3のF5−F5断面線の転がり式一方向ク
ラッチの拡大断面正面図である。
【図6】同ハンドル側のスプ−ル軸回りの断面平面図で
ある。
【図7】第2実施例で、転がり式一方向クラッチの拡大
断面正面図である。
【図8】第3実施例で、ハンドル駆動軸回りの拡大断面
平面図である。
【図9】第4実施例で、ハンドル駆動軸回りの拡大断面
平面図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体 D 転がり式一方向クラッチ a、b 間隙 3g 支持部 7 駆動軸 9、39、41、42、 構成部材(内輪、保持器、棒
状転がり部材) 15 回転体 16 ハンドル 17 釣糸 40 調節体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの回転で連動回転する駆動軸の一
    方に釣糸の繰り出しで回転する回転体を回転可能に摩擦
    結合すると共に該駆動軸の他方に前記回転体の摩擦結合
    力を強弱に調節する調節体を軸方向移動可能に装着し、
    前記回転体と調節体との間の駆動軸とリ−ル本体の支持
    部との間に転がり式一方向クラッチを介在して該駆動軸
    の逆転を防止するように構成し、該転がり式一方向クラ
    ッチの転がり部材が接触し前記駆動軸と一体回転する内
    輪を前記調節体で軸方向に移動して前記回転体の摩擦結
    合力を強弱に調節可能とした魚釣用リ−ルにおいて、前
    記転がり式一方向クラッチの外輪をリ−ル本体の支持部
    内に回り止め嵌合すると共に、前記リ−ル本体の支持部
    内に前記転がり式一方向クラッチの構成部材の少なくと
    も一部を軸方向に移動可能な間隙を有する状態で保持し
    たことを特徴とする魚釣用リ−ル。
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