JP2003339283A - 魚釣用両軸受型リ−ル - Google Patents
魚釣用両軸受型リ−ルInfo
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- JP2003339283A JP2003339283A JP2002156708A JP2002156708A JP2003339283A JP 2003339283 A JP2003339283 A JP 2003339283A JP 2002156708 A JP2002156708 A JP 2002156708A JP 2002156708 A JP2002156708 A JP 2002156708A JP 2003339283 A JP2003339283 A JP 2003339283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歯車の噛合のズレや噛合ガタ付き、バッ
クラッシュなしに敏速な切換え動作が可能な魚釣用両軸
受型リ−ルを提供すること。 【解決手段】 スプ−ルが固定されたスプ−ル軸からな
る回転部材4の細径部4dの左側外周には回り止め部4
eが形成されて一方向クラッチBの内輪19が回り止め
嵌合され、一方向クラッチBの外輪23は保持板7に軸
受22を介して軸承された制動受け部材8の筒部8a内
に取り付けられ、制動受け部材8の軸状の制動受け部8
bは制動ツマミ26の内側筒内の制動部材Cに当接さ
れ、制動ツマミ26は側板2の外側の軸筒部2aのネジ
部2cに螺合されている。制動受け部材8と制動ツマミ
26と制動部材Cと一方向クラッチBでスプ−ル軸から
なる回転部材4の回転に摩擦制動力を付与する制動機構
Dが構成されている。
クラッシュなしに敏速な切換え動作が可能な魚釣用両軸
受型リ−ルを提供すること。 【解決手段】 スプ−ルが固定されたスプ−ル軸からな
る回転部材4の細径部4dの左側外周には回り止め部4
eが形成されて一方向クラッチBの内輪19が回り止め
嵌合され、一方向クラッチBの外輪23は保持板7に軸
受22を介して軸承された制動受け部材8の筒部8a内
に取り付けられ、制動受け部材8の軸状の制動受け部8
bは制動ツマミ26の内側筒内の制動部材Cに当接さ
れ、制動ツマミ26は側板2の外側の軸筒部2aのネジ
部2cに螺合されている。制動受け部材8と制動ツマミ
26と制動部材Cと一方向クラッチBでスプ−ル軸から
なる回転部材4の回転に摩擦制動力を付与する制動機構
Dが構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプ−ルの釣糸繰
出し方向への回転時のみスプ−ル又はスプ−ルと一体回
転する回転部材に制動力を付与する構成を改善した魚釣
用両軸受型リ−ルに関する。
出し方向への回転時のみスプ−ル又はスプ−ルと一体回
転する回転部材に制動力を付与する構成を改善した魚釣
用両軸受型リ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用両軸受型リ−ルは、リ−ル
本体の両側板間に回転支持されたスプ−ルをハンドルで
駆動回転して釣糸を巻回する構成である。又、両軸リ−
ルは通常、スプ−ルを釣糸巻取り方向への回転状態と釣
糸放出方向への回転を許容する状態とに切換えるクラッ
チ機構を備え、ハンドル軸に駆動歯車を摩擦結合して釣
糸巻取り状態時における釣糸放出方向へのスプ−ルの回
転に制動力を掛けるドラグ機構を備えると共に、該ドラ
グ機構とは独立して、クラッチ機構の釣糸放出状態時に
おけるスプ−ル軸に独立してツマミの回動等で制動力が
掛けられるスプ−ルフリ−調節機構を備えて構成されて
いる。しかし、前記スプ−ルフリ−調節機構の制動力
は、釣糸巻取り状態時にも作用する為、釣糸巻取り時の
ハンドル回転が重くなる不具合があった。このハンドル
回転を軽快なものとする為には、仕掛け投擲後にクラッ
チを釣糸巻取り状態に切換える度に制動力を解除する
様、ツマミを回動操作しなければならず、極めて面倒で
あった。
本体の両側板間に回転支持されたスプ−ルをハンドルで
駆動回転して釣糸を巻回する構成である。又、両軸リ−
ルは通常、スプ−ルを釣糸巻取り方向への回転状態と釣
糸放出方向への回転を許容する状態とに切換えるクラッ
チ機構を備え、ハンドル軸に駆動歯車を摩擦結合して釣
糸巻取り状態時における釣糸放出方向へのスプ−ルの回
転に制動力を掛けるドラグ機構を備えると共に、該ドラ
グ機構とは独立して、クラッチ機構の釣糸放出状態時に
おけるスプ−ル軸に独立してツマミの回動等で制動力が
掛けられるスプ−ルフリ−調節機構を備えて構成されて
いる。しかし、前記スプ−ルフリ−調節機構の制動力
は、釣糸巻取り状態時にも作用する為、釣糸巻取り時の
ハンドル回転が重くなる不具合があった。このハンドル
回転を軽快なものとする為には、仕掛け投擲後にクラッ
チを釣糸巻取り状態に切換える度に制動力を解除する
様、ツマミを回動操作しなければならず、極めて面倒で
あった。
【0003】上記不具合を解消するために例えば特開平
7−313026号公報のように、スプ−ル軸に回り止
め嵌合した歯車に揺動歯車を常時噛合すると共に、揺動
歯車が噛合離脱自在の制動歯車を設けて簡単な揺動操作
でスプ−ル軸に制動を掛けたり解除可能にした構成があ
る。この構成では簡単な操作で制動力を掛けたり、解除
することが出来るが、スプ−ル軸と制動歯車が同一軸線
上になく、歯車の噛合のズレや噛合ガタが発生するの
で、敏速な動作の切換えが出来ない欠点がある。
7−313026号公報のように、スプ−ル軸に回り止
め嵌合した歯車に揺動歯車を常時噛合すると共に、揺動
歯車が噛合離脱自在の制動歯車を設けて簡単な揺動操作
でスプ−ル軸に制動を掛けたり解除可能にした構成があ
る。この構成では簡単な操作で制動力を掛けたり、解除
することが出来るが、スプ−ル軸と制動歯車が同一軸線
上になく、歯車の噛合のズレや噛合ガタが発生するの
で、敏速な動作の切換えが出来ない欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、スプ−ル軸に回り止め嵌合した歯車に揺動歯車を
常時噛合すると共に、揺動歯車が噛合離脱自在の制動歯
車を設けて簡単な揺動操作でスプ−ル軸に制動を掛けた
り解除可能にした構成があるが、この構成では簡単な操
作で制動力を掛けたり、解除することが出来るが、スプ
−ル軸と制動歯車が同一軸線上になく、歯車の噛合のズ
レや噛合ガタ付き、バックラッシュが発生するので、敏
速な動作の切換えが出来ない欠点があることである。
点は、スプ−ル軸に回り止め嵌合した歯車に揺動歯車を
常時噛合すると共に、揺動歯車が噛合離脱自在の制動歯
車を設けて簡単な揺動操作でスプ−ル軸に制動を掛けた
り解除可能にした構成があるが、この構成では簡単な操
作で制動力を掛けたり、解除することが出来るが、スプ
−ル軸と制動歯車が同一軸線上になく、歯車の噛合のズ
レや噛合ガタ付き、バックラッシュが発生するので、敏
速な動作の切換えが出来ない欠点があることである。
【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、歯車の噛
合のズレや噛合ガタ付き、バックラッシュなしに敏速な
切換え動作が可能な魚釣用両軸受型リ−ルを提供するこ
とである。
合のズレや噛合ガタ付き、バックラッシュなしに敏速な
切換え動作が可能な魚釣用両軸受型リ−ルを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体の両側板間
に、釣糸を巻回保持するスプ−ルを回転可能に支持し、
該スプ−ルを釣糸巻取り駆動するハンドルをリ−ル本体
の一方側の側板に回転可能に取付けると共に、該スプ−
ル又はスプ−ルと一体回転する回転部材の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構及び、前記スプ−ルを釣糸巻取
り状態と釣糸放出状態とに切換えるクラッチ機構を備
え、該ハンドル回転で駆動され、該スプ−ルを釣糸を平
行巻きする釣糸平行巻き機構を備えた魚釣用両軸受型リ
−ルにおいて、前記制動機構と回転部材との間に一方向
クラッチを介在させて、前記スプ−ルの釣糸繰出し方向
への回転時のみ前記スプ−ル又はスプ−ルと一体回転す
る回転部材に制動力を付与する構成であることを要旨と
するものである。
に、請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体の両側板間
に、釣糸を巻回保持するスプ−ルを回転可能に支持し、
該スプ−ルを釣糸巻取り駆動するハンドルをリ−ル本体
の一方側の側板に回転可能に取付けると共に、該スプ−
ル又はスプ−ルと一体回転する回転部材の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構及び、前記スプ−ルを釣糸巻取
り状態と釣糸放出状態とに切換えるクラッチ機構を備
え、該ハンドル回転で駆動され、該スプ−ルを釣糸を平
行巻きする釣糸平行巻き機構を備えた魚釣用両軸受型リ
−ルにおいて、前記制動機構と回転部材との間に一方向
クラッチを介在させて、前記スプ−ルの釣糸繰出し方向
への回転時のみ前記スプ−ル又はスプ−ルと一体回転す
る回転部材に制動力を付与する構成であることを要旨と
するものである。
【0007】請求項2に係わる本発明は、前記スプ−ル
と一体回転する回転部材は、スプ−ル軸、又は、前記釣
糸平行巻き機構のトラバ−スカム軸であることを要旨と
するものである。請求項3に係わる本発明は、前記制動
機構と回転部材と一方向クラッチを同一軸線上に配置し
たことを要旨とするものである。
と一体回転する回転部材は、スプ−ル軸、又は、前記釣
糸平行巻き機構のトラバ−スカム軸であることを要旨と
するものである。請求項3に係わる本発明は、前記制動
機構と回転部材と一方向クラッチを同一軸線上に配置し
たことを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1から3の本発明により、
スプ−ル11の釣糸巻取り方向への回転時に、一方向ク
ラッチBで回転部材4、4′に制動力が加わることが無
くなり、巻取り駆動抵抗が解消され、巻上げ力が軽くな
る。また、スプ−ル11の釣糸巻取り方向への回転時
に、回転部材4の回転に摩擦制動力を付与する制動機構
Dの制動部材Cの摩耗が無くなるので、制動部材Cの耐
久性が飛躍的に向上する。回転部材4、4′の回転に摩
擦制動力を付与する制動機構Dには、歯車の噛み合い部
の係脱が無くなるので、クラッチOFF時の噛み合い不
良が解消され、クラッチ・ブレ−キの作動・非作動の切
換え操作が安定する。歯車の摩耗などによるガタ付き、
歯車のバックラッシュによるガタ付き等が無く、ブレ−
キ作動時の遊びが解消されるので、ブレ−キの作動が安
定する。防水シ−ル部材25を介在させることで、一方
向クラッチBが錆ることで発生する作動不良を解消でき
る。
スプ−ル11の釣糸巻取り方向への回転時に、一方向ク
ラッチBで回転部材4、4′に制動力が加わることが無
くなり、巻取り駆動抵抗が解消され、巻上げ力が軽くな
る。また、スプ−ル11の釣糸巻取り方向への回転時
に、回転部材4の回転に摩擦制動力を付与する制動機構
Dの制動部材Cの摩耗が無くなるので、制動部材Cの耐
久性が飛躍的に向上する。回転部材4、4′の回転に摩
擦制動力を付与する制動機構Dには、歯車の噛み合い部
の係脱が無くなるので、クラッチOFF時の噛み合い不
良が解消され、クラッチ・ブレ−キの作動・非作動の切
換え操作が安定する。歯車の摩耗などによるガタ付き、
歯車のバックラッシュによるガタ付き等が無く、ブレ−
キ作動時の遊びが解消されるので、ブレ−キの作動が安
定する。防水シ−ル部材25を介在させることで、一方
向クラッチBが錆ることで発生する作動不良を解消でき
る。
【0009】第2実施例で、ハンドル側の側板3内のス
プ−ル軸からなる回転部材4位置にはスペ−スの関係で
設けられない制動機構Dを側板3内に設けることができ
る。請求項3の本発明により、回転部材4、4′の同一
軸線上に制動機構Dがあって回転部材4、4′の回転方
向で自動的に切換え操作がなされるので、敏速な切換え
動作がなされ、歯車等の切換え移動スペ−スも不用であ
る。
プ−ル軸からなる回転部材4位置にはスペ−スの関係で
設けられない制動機構Dを側板3内に設けることができ
る。請求項3の本発明により、回転部材4、4′の同一
軸線上に制動機構Dがあって回転部材4、4′の回転方
向で自動的に切換え操作がなされるので、敏速な切換え
動作がなされ、歯車等の切換え移動スペ−スも不用であ
る。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1は魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面平面図、
図2は魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の拡大要部断
面平面図、図3は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側
の拡大要部断面平面図、図4は回転部材の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構の拡大断面平面図、図5は反ハ
ンドル側から見た一方向クラッチの断面正面図である。
ると、図1は魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面平面図、
図2は魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の拡大要部断
面平面図、図3は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側
の拡大要部断面平面図、図4は回転部材の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構の拡大断面平面図、図5は反ハ
ンドル側から見た一方向クラッチの断面正面図である。
【0011】魚釣用両軸受型リ−ルはリ−ル本体Aの左
右両側枠1、1′が図示しない連結板とリ−ル脚10の
固定板1aと指載せ板1bで平行に一体に保持されてい
る。左側枠1の外側には支持板1″と側板2が取り付け
られている。右側枠1′の外側には側板3が取り付けら
れている。左右両側枠1、1′間にスプ−ル11がスプ
−ル軸からなる回転部材4の太径部4aに固定配置さ
れ、スプ−ル軸からなる回転部材4は一方の軸受12と
他方の軸受13、14で回転自在に軸承されてクラッチ
機構とスプ−ル軸からなる回転部材4の右側の細径部4
bに嵌合されたピニオン5とハンドル軸6に摩擦結合さ
れた駆動歯車15とハンドル軸6に取り付けられたハン
ドル16を介して回転されるように構成されている。ハ
ンドル軸6はスプ−ル軸からなる回転部材4より釣糸繰
出し方向とは反対側の後方に配置されている。
右両側枠1、1′が図示しない連結板とリ−ル脚10の
固定板1aと指載せ板1bで平行に一体に保持されてい
る。左側枠1の外側には支持板1″と側板2が取り付け
られている。右側枠1′の外側には側板3が取り付けら
れている。左右両側枠1、1′間にスプ−ル11がスプ
−ル軸からなる回転部材4の太径部4aに固定配置さ
れ、スプ−ル軸からなる回転部材4は一方の軸受12と
他方の軸受13、14で回転自在に軸承されてクラッチ
機構とスプ−ル軸からなる回転部材4の右側の細径部4
bに嵌合されたピニオン5とハンドル軸6に摩擦結合さ
れた駆動歯車15とハンドル軸6に取り付けられたハン
ドル16を介して回転されるように構成されている。ハ
ンドル軸6はスプ−ル軸からなる回転部材4より釣糸繰
出し方向とは反対側の後方に配置されている。
【0012】側板2の外側に軸筒部2a、2bが形成さ
れて軸筒部2aの外周にネジ部2cが形成されている。
支持板1″の内側に軸筒部1cが突出形成されて軸筒部
1cの内側の凹部には軸受12が取り付けられている。
支持板1″から側板2側に突出されたスプ−ル軸からな
る回転部材4の太径部4aの左側の中径部4c外周には
歯車17が回り止め嵌合されてEリング18で抜け止め
されている。中径部4cの左側には細径部4dが形成さ
れて側板2側に突出されている。細径部4dの左側外周
には回り止め部4eが形成されて一方向クラッチBの内
輪19が回り止め嵌合されると共に、Eリング20でス
プ−ル11側への抜け止めがなされている。
れて軸筒部2aの外周にネジ部2cが形成されている。
支持板1″の内側に軸筒部1cが突出形成されて軸筒部
1cの内側の凹部には軸受12が取り付けられている。
支持板1″から側板2側に突出されたスプ−ル軸からな
る回転部材4の太径部4aの左側の中径部4c外周には
歯車17が回り止め嵌合されてEリング18で抜け止め
されている。中径部4cの左側には細径部4dが形成さ
れて側板2側に突出されている。細径部4dの左側外周
には回り止め部4eが形成されて一方向クラッチBの内
輪19が回り止め嵌合されると共に、Eリング20でス
プ−ル11側への抜け止めがなされている。
【0013】支持板1″と側板2の間には保持板7が複
数本の支柱21で支持板1″に保持されている。保持板
7には凹部7aと透孔7bが形成されて凹部7aに軸受
22が取り付けられ、軸受22には制動受け部材8が軸
承されている。制動受け部材8は筒部8aと軸状の制動
受け部8bが一体に形成されて筒部8a内に一方向クラ
ッチBの外輪23が取り付けられて一方向クラッチBが
収容されている。筒部8aの内側底面にスラスト軸受2
4が固定されてスプ−ル軸からなる回転部材4の細径部
4dが当接されている。筒部8aとスプ−ル軸からなる
回転部材4の細径部4dの間には防水シ−ル部材25が
取り付けられている。
数本の支柱21で支持板1″に保持されている。保持板
7には凹部7aと透孔7bが形成されて凹部7aに軸受
22が取り付けられ、軸受22には制動受け部材8が軸
承されている。制動受け部材8は筒部8aと軸状の制動
受け部8bが一体に形成されて筒部8a内に一方向クラ
ッチBの外輪23が取り付けられて一方向クラッチBが
収容されている。筒部8aの内側底面にスラスト軸受2
4が固定されてスプ−ル軸からなる回転部材4の細径部
4dが当接されている。筒部8aとスプ−ル軸からなる
回転部材4の細径部4dの間には防水シ−ル部材25が
取り付けられている。
【0014】側板2の軸筒部2aのネジ部2cには制動
ツマミ26が螺合され、制動ツマミ26の内側筒内に制
動部材Cの摩擦板27と制動板28と摩擦板29と制動
板30が順次挿入収容されて制動板30に制動受け部材
8の軸状の制動受け部8bが当接されている。制動受け
部材8と制動ツマミ26と制動部材Cと一方向クラッチ
Bでスプ−ル軸からなる回転部材4の回転に摩擦制動力
を付与する制動機構Dが構成されている。
ツマミ26が螺合され、制動ツマミ26の内側筒内に制
動部材Cの摩擦板27と制動板28と摩擦板29と制動
板30が順次挿入収容されて制動板30に制動受け部材
8の軸状の制動受け部8bが当接されている。制動受け
部材8と制動ツマミ26と制動部材Cと一方向クラッチ
Bでスプ−ル軸からなる回転部材4の回転に摩擦制動力
を付与する制動機構Dが構成されている。
【0015】一方向クラッチBは図4、図5のように、
内輪19と外輪23と複数個の棒状ころがり部材31と
図示しないスペ−サとバネとで構成されている。外輪2
3の内周に複数個の凹部からなる棒状ころがり部材31
の自由回転域aと、複数個の傾斜面からなる棒状ころが
り部材31が当接されて回転が阻止される阻止面bが形
成されている。各棒状ころがり部材31はスペ−サで等
間隔に保持されると共に、バネで棒状ころがり部材31
が傾斜面方向に付勢されている。
内輪19と外輪23と複数個の棒状ころがり部材31と
図示しないスペ−サとバネとで構成されている。外輪2
3の内周に複数個の凹部からなる棒状ころがり部材31
の自由回転域aと、複数個の傾斜面からなる棒状ころが
り部材31が当接されて回転が阻止される阻止面bが形
成されている。各棒状ころがり部材31はスペ−サで等
間隔に保持されると共に、バネで棒状ころがり部材31
が傾斜面方向に付勢されている。
【0016】左右両側枠1、1′間のスプ−ル11より
釣糸繰出し方向側の前方に釣糸平行巻き機構Eが配置さ
れ、釣糸平行巻き機構Eのトラバ−スカム軸からなる回
転部材4′の軸部4fの突出端に歯車32が取り付けら
れている。トラバ−スカム軸からなる回転部材4′は左
右両側枠1、1′に固定された筒部材33の両端内部の
軸受34、35に両端の軸部4f、4gが軸承されてい
る。歯車17と歯車32の間には支持板1″に植設され
た軸36に軸承された歯車37が噛合されている。
釣糸繰出し方向側の前方に釣糸平行巻き機構Eが配置さ
れ、釣糸平行巻き機構Eのトラバ−スカム軸からなる回
転部材4′の軸部4fの突出端に歯車32が取り付けら
れている。トラバ−スカム軸からなる回転部材4′は左
右両側枠1、1′に固定された筒部材33の両端内部の
軸受34、35に両端の軸部4f、4gが軸承されてい
る。歯車17と歯車32の間には支持板1″に植設され
た軸36に軸承された歯車37が噛合されている。
【0017】図2の右側枠1′の左内側に軸筒部1eが
突出形成され、軸筒部1eの内側に透孔1fと凹部1g
が形成されている。凹部1gには前記軸受13が嵌合さ
れて取り付けられている。側板3の内側には軸筒部3a
と凹部3bが形成されている。凹部3bには前記軸受1
4が嵌合されて取り付けられ、軸受14にはスプ−ル軸
からなる回転部材4の細径部4bの他端が軸承されると
共に凹部3b内側底面にスラスト軸受38が固定されて
スプ−ル軸からなる回転部材4の細径部4bの他端が当
接されている。
突出形成され、軸筒部1eの内側に透孔1fと凹部1g
が形成されている。凹部1gには前記軸受13が嵌合さ
れて取り付けられている。側板3の内側には軸筒部3a
と凹部3bが形成されている。凹部3bには前記軸受1
4が嵌合されて取り付けられ、軸受14にはスプ−ル軸
からなる回転部材4の細径部4bの他端が軸承されると
共に凹部3b内側底面にスラスト軸受38が固定されて
スプ−ル軸からなる回転部材4の細径部4bの他端が当
接されている。
【0018】右側枠1′の右外側には凹部1hが形成さ
れて軸受39が嵌合され、前記ハンドル軸6の一端6a
が回転自在に嵌合されて抜け止め板40で抜け止めされ
ている。側板3に透孔3cと凹部3dが形成されてい
る。凹部3dには軸受41が嵌合されて取り付けられて
いる。軸受41でハンドル軸6が、ハンドル軸6の軸線
方向に移動自在に回り止め嵌合されたカラ−42を介し
て軸承されている。
れて軸受39が嵌合され、前記ハンドル軸6の一端6a
が回転自在に嵌合されて抜け止め板40で抜け止めされ
ている。側板3に透孔3cと凹部3dが形成されてい
る。凹部3dには軸受41が嵌合されて取り付けられて
いる。軸受41でハンドル軸6が、ハンドル軸6の軸線
方向に移動自在に回り止め嵌合されたカラ−42を介し
て軸承されている。
【0019】右側枠1′と側板3間のスプ−ル軸からな
る回転部材4の細径部4bにはピニオン5が軸線方向に
移動自在に嵌合され、スプ−ル軸からなる回転部材4の
係合部4eとピニオン5の係合部5aとクラッチ板43
とクラッチレバ−44と図示しない作動部材とでクラッ
チ機構が構成されている。ピニオン5にはハンドル軸6
に回転自在に嵌合された駆動歯車15が噛合されてい
る。駆動歯車15の左側のハンドル軸6には一端6aと
鍔部6bが形成されて鍔部6bに逆転防止の爪車45と
摩擦板46が重ねて嵌合され、爪車45はハンドル軸6
に回り止め嵌合されている。
る回転部材4の細径部4bにはピニオン5が軸線方向に
移動自在に嵌合され、スプ−ル軸からなる回転部材4の
係合部4eとピニオン5の係合部5aとクラッチ板43
とクラッチレバ−44と図示しない作動部材とでクラッ
チ機構が構成されている。ピニオン5にはハンドル軸6
に回転自在に嵌合された駆動歯車15が噛合されてい
る。駆動歯車15の左側のハンドル軸6には一端6aと
鍔部6bが形成されて鍔部6bに逆転防止の爪車45と
摩擦板46が重ねて嵌合され、爪車45はハンドル軸6
に回り止め嵌合されている。
【0020】駆動歯車15には中心に丸孔と凹部からな
る収容部が形成されてドラグ機構の制動板47と摩擦板
48と制動板49と摩擦板48と制動板47と摩擦板4
8と制動板49が順次挿入収容されている。更に収容部
の内周には軸方向に一対の突起が形成されて制動板47
はハンドル軸6の外周に回動自在に嵌合されると共に、
一対の突起に回り止め嵌合されている。制動板49はハ
ンドル軸6の外周に回り止め嵌合され、駆動歯車15に
対して回動自在に嵌合されている。
る収容部が形成されてドラグ機構の制動板47と摩擦板
48と制動板49と摩擦板48と制動板47と摩擦板4
8と制動板49が順次挿入収容されている。更に収容部
の内周には軸方向に一対の突起が形成されて制動板47
はハンドル軸6の外周に回動自在に嵌合されると共に、
一対の突起に回り止め嵌合されている。制動板49はハ
ンドル軸6の外周に回り止め嵌合され、駆動歯車15に
対して回動自在に嵌合されている。
【0021】駆動歯車15の開口側の制動板49にはハ
ンドル軸6に回り止め嵌合された押圧盤50が当接され
ている。押圧盤50の右側にはハンドル軸6に回り止め
嵌合された発条51、52が当接されている。発条52
の隣には前記カラ−42が当接されている。カラ−42
の隣にはハンドル軸6に螺合されたナット53が当接さ
れている。ナット53より外側のハンドル軸6にはハン
ドル16が回り止め嵌合されて袋ナット54で抜け止め
されている。
ンドル軸6に回り止め嵌合された押圧盤50が当接され
ている。押圧盤50の右側にはハンドル軸6に回り止め
嵌合された発条51、52が当接されている。発条52
の隣には前記カラ−42が当接されている。カラ−42
の隣にはハンドル軸6に螺合されたナット53が当接さ
れている。ナット53より外側のハンドル軸6にはハン
ドル16が回り止め嵌合されて袋ナット54で抜け止め
されている。
【0022】ナット53はドラグ調節部材9の多角形の
貫通孔9aに軸方向の前後に移動自在に嵌合されてい
る。ハンドル軸6が軸承された軸受41の外側の側板3
の側部には凹部3eが形成されてドラグ調節部材9との
間に金属、合成樹脂の硬質体や硬質フェルトなどからな
る中間部材55が介在され、ドラグ調節部材9とハンド
ル16との間に他のOリングからなる中間部材56が介
在されている。
貫通孔9aに軸方向の前後に移動自在に嵌合されてい
る。ハンドル軸6が軸承された軸受41の外側の側板3
の側部には凹部3eが形成されてドラグ調節部材9との
間に金属、合成樹脂の硬質体や硬質フェルトなどからな
る中間部材55が介在され、ドラグ調節部材9とハンド
ル16との間に他のOリングからなる中間部材56が介
在されている。
【0023】前記逆転防止の爪車45はハンドル軸6に
回り止め嵌合され、爪車45の外側にはバネ板57、5
7で挟まれた逆転防止爪58が軸59で回動自在に軸承
され、バネ板57、57は爪車45の両側面を挾み込
み、逆転防止爪58の先端は爪車45の外周に形成され
た係止歯に係合自在に臨まされている。側板3内はギヤ
ボックスに構成されると共に、クラッチレバ−44でク
ラッチ板43が移動されて前記スプ−ル軸からなる回転
部材4の係合部4eとピニオン5の係合部5aが係合・
離脱される。
回り止め嵌合され、爪車45の外側にはバネ板57、5
7で挟まれた逆転防止爪58が軸59で回動自在に軸承
され、バネ板57、57は爪車45の両側面を挾み込
み、逆転防止爪58の先端は爪車45の外周に形成され
た係止歯に係合自在に臨まされている。側板3内はギヤ
ボックスに構成されると共に、クラッチレバ−44でク
ラッチ板43が移動されて前記スプ−ル軸からなる回転
部材4の係合部4eとピニオン5の係合部5aが係合・
離脱される。
【0024】魚釣用両軸受型リ−ルの動作は、スプ−ル
軸からなる回転部材4の係合部4eとピニオン5の係合
部5aが係合されたクラッチオン状態でハンドル16が
スプ−ル11に釣糸60が巻回される方向に回転される
と、ハンドル軸6の回転で駆動歯車15を介してピニオ
ン5が回転されてスプ−ル11に釣糸60が巻き取られ
る。ハンドル軸6に摩擦結合された駆動歯車15に対す
る制動力は、ドラグ調節部材9が回動されてなされる。
軸からなる回転部材4の係合部4eとピニオン5の係合
部5aが係合されたクラッチオン状態でハンドル16が
スプ−ル11に釣糸60が巻回される方向に回転される
と、ハンドル軸6の回転で駆動歯車15を介してピニオ
ン5が回転されてスプ−ル11に釣糸60が巻き取られ
る。ハンドル軸6に摩擦結合された駆動歯車15に対す
る制動力は、ドラグ調節部材9が回動されてなされる。
【0025】ドラグ調節部材9が回動されると、ナット
53が前進後退され、カラ−42が押圧されて発条5
1、52と押圧盤50を介して制動板47、49が各摩
擦板48を介して駆動歯車15に押圧されて制動力が調
節される。ハンドル16が回転されると、ドラグ調節部
材9で設定された制動力で駆動歯車15が回転されると
共に爪車45が回転される。爪車45が回転されると、
爪車45とバネ板57、57の摩擦でバネ板57、57
と逆転係止爪59は回動されて逆転係止爪58の先端は
爪車45の係止歯から離間され、爪車45が駆動歯車1
5と一体に回転される。
53が前進後退され、カラ−42が押圧されて発条5
1、52と押圧盤50を介して制動板47、49が各摩
擦板48を介して駆動歯車15に押圧されて制動力が調
節される。ハンドル16が回転されると、ドラグ調節部
材9で設定された制動力で駆動歯車15が回転されると
共に爪車45が回転される。爪車45が回転されると、
爪車45とバネ板57、57の摩擦でバネ板57、57
と逆転係止爪59は回動されて逆転係止爪58の先端は
爪車45の係止歯から離間され、爪車45が駆動歯車1
5と一体に回転される。
【0026】次にスプ−ル11が釣糸60の繰出しで逆
回転されると、駆動歯車15と爪車45は回転され、バ
ネ板57、57と逆転係止爪58は回動されて逆転係止
爪58の先端は爪車45の係止歯に係止される。この係
止でハンドル軸6は回転が停止されているので、駆動歯
車15は設定された制動力に抗して回動される。
回転されると、駆動歯車15と爪車45は回転され、バ
ネ板57、57と逆転係止爪58は回動されて逆転係止
爪58の先端は爪車45の係止歯に係止される。この係
止でハンドル軸6は回転が停止されているので、駆動歯
車15は設定された制動力に抗して回動される。
【0027】次にクラッチレバ−44がクラッチが解除
される方向に回動されると、クラッチ板43が移動され
てピニオン5の係合部5aとスプ−ル軸からなる回転部
材4の係合部4eの係合が離脱されてクラッチオフ状態
となり、スプ−ル11はフリ−回転状態となる。次にハ
ンドル16が釣糸巻取り方向に回転されると、爪車45
と駆動歯車15が回転され、図示しないクラッチ反転機
構でクラッチ板43が旧位に戻されてピニオン5の係合
部5aとスプ−ル軸からなる回転部材4の係合部4eが
係合されてクラッチオン状態となる。クラッチオン状態
でハンドル16が釣糸巻取り方向に回転されると、ピニ
オン5とスプ−ル軸からなる回転部材4が回転されてス
プ−ル11が回転され、スプ−ル11に釣糸60が釣糸
平行巻き機構Eで平行巻きされる。
される方向に回動されると、クラッチ板43が移動され
てピニオン5の係合部5aとスプ−ル軸からなる回転部
材4の係合部4eの係合が離脱されてクラッチオフ状態
となり、スプ−ル11はフリ−回転状態となる。次にハ
ンドル16が釣糸巻取り方向に回転されると、爪車45
と駆動歯車15が回転され、図示しないクラッチ反転機
構でクラッチ板43が旧位に戻されてピニオン5の係合
部5aとスプ−ル軸からなる回転部材4の係合部4eが
係合されてクラッチオン状態となる。クラッチオン状態
でハンドル16が釣糸巻取り方向に回転されると、ピニ
オン5とスプ−ル軸からなる回転部材4が回転されてス
プ−ル11が回転され、スプ−ル11に釣糸60が釣糸
平行巻き機構Eで平行巻きされる。
【0028】スプ−ル軸からなる回転部材4の回転に摩
擦制動力を付与する制動機構Dの動作は、制動ツマミ2
6が回動されると、摩擦板27と制動板28と摩擦板2
9と制動板30からなる制動部材Cを介して制動受け部
材8の軸状の制動受け部8bが押圧されてスプ−ル軸か
らなる回転部材4の細径部4dが押圧され、ハンドル1
6側の凹部3b内側底面に固定されたスラスト軸受38
にスプ−ル軸からなる回転部材4の細径部4bの他端が
圧接される。スラスト軸受38にスプ−ル軸からなる回
転部材4の細径部4bが強く押圧されるとスプ−ル軸か
らなる回転部材4の回転に制動が掛けられる。
擦制動力を付与する制動機構Dの動作は、制動ツマミ2
6が回動されると、摩擦板27と制動板28と摩擦板2
9と制動板30からなる制動部材Cを介して制動受け部
材8の軸状の制動受け部8bが押圧されてスプ−ル軸か
らなる回転部材4の細径部4dが押圧され、ハンドル1
6側の凹部3b内側底面に固定されたスラスト軸受38
にスプ−ル軸からなる回転部材4の細径部4bの他端が
圧接される。スラスト軸受38にスプ−ル軸からなる回
転部材4の細径部4bが強く押圧されるとスプ−ル軸か
らなる回転部材4の回転に制動が掛けられる。
【0029】制動受け部材8とスプ−ル軸からなる回転
部材4の細径部4dの間には一方向クラッチBが設けら
れているので、スプ−ル11に釣糸60が巻回される釣
糸巻取り状態でスプ−ル軸からなる回転部材4が回転さ
れると、制動受け部材8は回転されず、スプ−ル軸から
なる回転部材4の回転に制動が掛けられない。クラッチ
オフ状態の釣糸放出状態及びクラッチオン状態におい
て、スプ−ル11が釣糸60の繰出しで逆回転される
と、スプ−ル軸からなる回転部材4が逆回転されて制動
受け部材8が回転され、スプ−ル軸からなる回転部材4
の逆回転に制動が掛けられる。
部材4の細径部4dの間には一方向クラッチBが設けら
れているので、スプ−ル11に釣糸60が巻回される釣
糸巻取り状態でスプ−ル軸からなる回転部材4が回転さ
れると、制動受け部材8は回転されず、スプ−ル軸から
なる回転部材4の回転に制動が掛けられない。クラッチ
オフ状態の釣糸放出状態及びクラッチオン状態におい
て、スプ−ル11が釣糸60の繰出しで逆回転される
と、スプ−ル軸からなる回転部材4が逆回転されて制動
受け部材8が回転され、スプ−ル軸からなる回転部材4
の逆回転に制動が掛けられる。
【0030】前記のように魚釣用両軸受型リ−ルが構成
されると、スプ−ル11の釣糸巻取り方向への回転時
に、一方向クラッチBでスプ−ル軸からなる回転部材4
に制動力が加わることが無くなり、巻取り駆動抵抗が解
消され、巻上げ力が軽くなる。また、スプ−ル11の釣
糸巻取り方向への回転時に、回転部材4の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構Dの制動部材Cの摩耗が無くな
るので、制動部材Cの耐久性が飛躍的に向上する。回転
部材4の回転に摩擦制動力を付与する制動機構Dには、
歯車の噛み合い部の係脱が無くなるので、クラッチOF
F時の噛み合い不良が解消され、クラッチ・ブレ−キの
作動・非作動の切換え操作が安定する。
されると、スプ−ル11の釣糸巻取り方向への回転時
に、一方向クラッチBでスプ−ル軸からなる回転部材4
に制動力が加わることが無くなり、巻取り駆動抵抗が解
消され、巻上げ力が軽くなる。また、スプ−ル11の釣
糸巻取り方向への回転時に、回転部材4の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構Dの制動部材Cの摩耗が無くな
るので、制動部材Cの耐久性が飛躍的に向上する。回転
部材4の回転に摩擦制動力を付与する制動機構Dには、
歯車の噛み合い部の係脱が無くなるので、クラッチOF
F時の噛み合い不良が解消され、クラッチ・ブレ−キの
作動・非作動の切換え操作が安定する。
【0031】回転部材4の同一軸線上に制動機構Dがあ
って回転部材4の回転方向で自動的に切換え操作がなさ
れるので、敏速な切換え動作がなされ、歯車等の切換え
移動スペ−スも不用である。歯車の摩耗などによるガタ
付き、歯車のバックラッシュによるガタ付き等が無く、
ブレ−キ作動時の遊びが解消されるので、ブレ−キの作
動が安定する。防水シ−ル部材25を介在させること
で、一方向クラッチBが錆ることで発生する作動不良を
解消できる。
って回転部材4の回転方向で自動的に切換え操作がなさ
れるので、敏速な切換え動作がなされ、歯車等の切換え
移動スペ−スも不用である。歯車の摩耗などによるガタ
付き、歯車のバックラッシュによるガタ付き等が無く、
ブレ−キ作動時の遊びが解消されるので、ブレ−キの作
動が安定する。防水シ−ル部材25を介在させること
で、一方向クラッチBが錆ることで発生する作動不良を
解消できる。
【0032】図6、図7は第2実施例で、図6は魚釣用
両軸受型リ−ルの要部断面平面図、図7は魚釣用両軸受
型リ−ルのハンドル側の拡大要部断面平面図である。
両軸受型リ−ルの要部断面平面図、図7は魚釣用両軸受
型リ−ルのハンドル側の拡大要部断面平面図である。
【0033】第2実施例では、回転部材の回転に摩擦制
動力を付与する制動機構Dをハンドル側に設けた実施例
である。左右両側枠1、1′間にスプ−ル11がスプ−
ル軸からなる回転部材4の太径部4aに固定配置され、
スプ−ル軸からなる回転部材4は一方の軸受12、61
と他方の軸受13、14で回転自在に軸承されている。
スプ−ル11より前側の左右両側枠1、1′間に釣糸平
行巻き機構Eのトラバ−スカム軸からなる回転部材4′
が両側枠1、1′に固定された筒部材33の両端内部の
軸受34、62に両端の軸部4f、4gが軸承されてい
る。側板3内に突出されたトラバ−スカム軸からなる回
転部材4′の軸部4gの右側に細径部4hが形成されて
いる。細径部4hの外周に回り止め部4iが形成されて
一方向クラッチBの内輪19が回り止め嵌合されると共
に、Eリング20で側枠1′側への抜け止めがなされて
いる。
動力を付与する制動機構Dをハンドル側に設けた実施例
である。左右両側枠1、1′間にスプ−ル11がスプ−
ル軸からなる回転部材4の太径部4aに固定配置され、
スプ−ル軸からなる回転部材4は一方の軸受12、61
と他方の軸受13、14で回転自在に軸承されている。
スプ−ル11より前側の左右両側枠1、1′間に釣糸平
行巻き機構Eのトラバ−スカム軸からなる回転部材4′
が両側枠1、1′に固定された筒部材33の両端内部の
軸受34、62に両端の軸部4f、4gが軸承されてい
る。側板3内に突出されたトラバ−スカム軸からなる回
転部材4′の軸部4gの右側に細径部4hが形成されて
いる。細径部4hの外周に回り止め部4iが形成されて
一方向クラッチBの内輪19が回り止め嵌合されると共
に、Eリング20で側枠1′側への抜け止めがなされて
いる。
【0034】側板3の外側に軸筒部3f、3gが形成さ
れて軸筒部3fの外周にネジ部3hが形成されている。
軸筒部3fのネジ部3hには制動ツマミ26が螺合さ
れ、制動ツマミ26の内側筒内に制動部材Cの摩擦板2
7と制動板28と摩擦板29と制動板30が順次挿入収
容されて制動板30に制動受け部材8の軸状の制動受け
部8bが当接されている。前記第1実施例の側板2の外
側の軸筒部2a、2bと制動ツマミ26と制動受け部材
8は削除され、側板2の内側に軸筒部2dが設けられて
軸筒部2dの内側凹部内に軸受61が収容されてスプ−
ル軸からなる回転部材4の中径部4cの延長端が軸受6
1に軸承されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
れて軸筒部3fの外周にネジ部3hが形成されている。
軸筒部3fのネジ部3hには制動ツマミ26が螺合さ
れ、制動ツマミ26の内側筒内に制動部材Cの摩擦板2
7と制動板28と摩擦板29と制動板30が順次挿入収
容されて制動板30に制動受け部材8の軸状の制動受け
部8bが当接されている。前記第1実施例の側板2の外
側の軸筒部2a、2bと制動ツマミ26と制動受け部材
8は削除され、側板2の内側に軸筒部2dが設けられて
軸筒部2dの内側凹部内に軸受61が収容されてスプ−
ル軸からなる回転部材4の中径部4cの延長端が軸受6
1に軸承されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
【0035】第2実施例では、制動受け部材8と制動ツ
マミ26と制動部材Cと一方向クラッチBで釣糸平行巻
き機構Eのトラバ−スカム軸からなる回転部材4′の回
転に摩擦制動力を付与する制動機構Dが構成されてい
る。トラバ−スカム軸からなる回転部材4′の回転に摩
擦制動力が付与されると、歯車32と歯車37と歯車1
7からなる歯車輪列機構を介してスプ−ル軸からなる回
転部材4に摩擦制動力が付与される。
マミ26と制動部材Cと一方向クラッチBで釣糸平行巻
き機構Eのトラバ−スカム軸からなる回転部材4′の回
転に摩擦制動力を付与する制動機構Dが構成されてい
る。トラバ−スカム軸からなる回転部材4′の回転に摩
擦制動力が付与されると、歯車32と歯車37と歯車1
7からなる歯車輪列機構を介してスプ−ル軸からなる回
転部材4に摩擦制動力が付与される。
【0036】前記のように魚釣用両軸受型リ−ルが構成
されると、前記第1実施例の効果に加えてハンドル側の
側板3内のスプ−ル軸からなる回転部材4位置にはスペ
−スの関係で設けられない制動機構Dを側板3内に設け
ることができる。
されると、前記第1実施例の効果に加えてハンドル側の
側板3内のスプ−ル軸からなる回転部材4位置にはスペ
−スの関係で設けられない制動機構Dを側板3内に設け
ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0038】請求項1により、スプ−ルの釣糸巻取り方
向への回転時に、一方向クラッチで回転部材に制動力が
加わることが無くなり、巻取り駆動抵抗が解消され、巻
上げ力が軽くなる。また、スプ−ルの釣糸巻取り方向へ
の回転時に、回転部材の回転に摩擦制動力を付与する制
動機構の制動部材の摩耗が無くなるので、制動部材の耐
久性が飛躍的に向上する。回転部材の回転に摩擦制動力
を付与する制動機構には、歯車の噛み合い部の係脱が無
くなるので、クラッチOFF時の噛み合い不良が解消さ
れ、クラッチ・ブレ−キの作動・非作動の切換え操作が
安定する。歯車の摩耗などによるガタ付き、歯車のバッ
クラッシュによるガタ付き等が無く、ブレ−キ作動時の
遊びが解消されるので、ブレ−キの作動が安定する。防
水シ−ル部材を介在させることで、一方向クラッチが錆
ることで発生する作動不良を解消できる。
向への回転時に、一方向クラッチで回転部材に制動力が
加わることが無くなり、巻取り駆動抵抗が解消され、巻
上げ力が軽くなる。また、スプ−ルの釣糸巻取り方向へ
の回転時に、回転部材の回転に摩擦制動力を付与する制
動機構の制動部材の摩耗が無くなるので、制動部材の耐
久性が飛躍的に向上する。回転部材の回転に摩擦制動力
を付与する制動機構には、歯車の噛み合い部の係脱が無
くなるので、クラッチOFF時の噛み合い不良が解消さ
れ、クラッチ・ブレ−キの作動・非作動の切換え操作が
安定する。歯車の摩耗などによるガタ付き、歯車のバッ
クラッシュによるガタ付き等が無く、ブレ−キ作動時の
遊びが解消されるので、ブレ−キの作動が安定する。防
水シ−ル部材を介在させることで、一方向クラッチが錆
ることで発生する作動不良を解消できる。
【0039】ハンドル側の側板内のスプ−ル軸からなる
回転部材位置にはスペ−スの関係で設けられない制動機
構を設けることができる。請求項3の本発明により、回
転部材の同一軸線上に制動機構があって回転部材の回転
方向で自動的に切換え操作がなされるので、敏速な切換
え動作がなされ、歯車等の切換え移動スペ−スも不用で
ある。
回転部材位置にはスペ−スの関係で設けられない制動機
構を設けることができる。請求項3の本発明により、回
転部材の同一軸線上に制動機構があって回転部材の回転
方向で自動的に切換え操作がなされるので、敏速な切換
え動作がなされ、歯車等の切換え移動スペ−スも不用で
ある。
【図1】第1実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部断
面平面図である。
面平面図である。
【図2】同魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の拡大要
部断面平面図である。
部断面平面図である。
【図3】同魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大
要部断面平面図である。
要部断面平面図である。
【図4】同回転部材の回転に摩擦制動力を付与する制動
機構の拡大断面平面図である。
機構の拡大断面平面図である。
【図5】同反ハンドル側から見た一方向クラッチの断面
正面図である。
正面図である。
【図6】第2実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部断
面平面図である。
面平面図である。
【図7】同魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の拡大要
部断面平面図である。
部断面平面図である。
A リ−ル本体
B 一方向クラッチ
D 制動機構
E 釣糸平行巻き機構
2、3 側板
4、4′ 回転部材
11 スプ−ル
12 ハンドル
60 釣糸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F16D 55/38 F16D 55/38
Claims (3)
- 【請求項1】リ−ル本体の両側板間に、釣糸を巻回保持
するスプ−ルを回転可能に支持し、該スプ−ルを釣糸巻
取り駆動するハンドルをリ−ル本体の一方側の側板に回
転可能に取付けると共に、該スプ−ル又はスプ−ルと一
体回転する回転部材の回転に摩擦制動力を付与する制動
機構及び、前記スプ−ルを釣糸巻取り状態と釣糸放出状
態とに切換えるクラッチ機構を備え、該ハンドル回転で
駆動され、該スプ−ルに釣糸を平行巻きする釣糸平行巻
き機構を備えた魚釣用両軸受型リ−ルにおいて、前記制
動機構と回転部材との間に一方向クラッチを介在させ
て、前記スプ−ルの釣糸繰出し方向への回転時のみ前記
スプ−ル又はスプ−ルと一体回転する回転部材に制動力
を付与する構成であることを特徴とする魚釣用両軸受型
リ−ル。 - 【請求項2】前記スプ−ルと一体回転する回転部材は、
スプ−ル軸、又は、前記釣糸平行巻き機構のトラバ−ス
カム軸であることを特徴とする請求項1記載の魚釣用両
軸受型リ−ル。 - 【請求項3】前記制動機構と回転部材と一方向クラッチ
を同一軸線上に配置したことを特徴とする請求項1又は
2記載の魚釣用両軸受型リ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002156708A JP2003339283A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 魚釣用両軸受型リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002156708A JP2003339283A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 魚釣用両軸受型リ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003339283A true JP2003339283A (ja) | 2003-12-02 |
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ID=29772831
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002156708A patent/JP2003339283A/ja active Pending
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KR102689222B1 (ko) * | 2016-02-26 | 2024-07-30 | 가부시키가이샤 시마노 | 양 베어링 릴 |
JP2019146497A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 株式会社シマノ | 電動リール |
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