JP3012428U - 魚釣用リ−ル - Google Patents
魚釣用リ−ルInfo
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- JP3012428U JP3012428U JP1994016504U JP1650494U JP3012428U JP 3012428 U JP3012428 U JP 3012428U JP 1994016504 U JP1994016504 U JP 1994016504U JP 1650494 U JP1650494 U JP 1650494U JP 3012428 U JP3012428 U JP 3012428U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸方向長さを短くすると共に、海水、水、
砂、異物等がころがり式一方向クラッチ内に侵入し難く
して逆転防止機能が常時安定して得られること。 【構成】 リ−ル本体Aは側枠1とリ−ル側板10とリ−
ル側板2で構成されてリ−ル側板2に駆動軸5はカラ−
20を介してメタル軸受部19と、右側枠1bに設けられた軸
受18で軸承されている。メタル軸受部19より内側に凹部
からなる円筒支持部2bが突出形成されて円筒支持部2b内
の駆動軸5の外周にころがり式一方向クラッチBの内輪
26が回り止め嵌合されている。
砂、異物等がころがり式一方向クラッチ内に侵入し難く
して逆転防止機能が常時安定して得られること。 【構成】 リ−ル本体Aは側枠1とリ−ル側板10とリ−
ル側板2で構成されてリ−ル側板2に駆動軸5はカラ−
20を介してメタル軸受部19と、右側枠1bに設けられた軸
受18で軸承されている。メタル軸受部19より内側に凹部
からなる円筒支持部2bが突出形成されて円筒支持部2b内
の駆動軸5の外周にころがり式一方向クラッチBの内輪
26が回り止め嵌合されている。
Description
【0001】
この考案は、ころがり式一方向クラッチによる逆転防止装置を備えた魚釣用リ −ルの改良に関する。
【0002】
従来、ハンドルで連動回転する駆動軸とリ−ル本体との間にころがり式一方向 クラッチを設けて該駆動軸の釣糸巻取方向の回転を許容し、釣糸放出方向の回転 を阻止する逆転防止機構を構成したものが、例えば実開平6−94970 号公報や実 開平6−5467号公報で知られている。 これらの逆転防止機構を構成するころがり式一方向クラッチは、リ−ル本体の 巻取駆動機構を収容カバ−するリ−ル側板の外側に突設した円筒支持部内に支持 されているため、駆動軸の外端部に装着されるハンドルまでの軸方向長さが長く なり、巻取時にリ−ルの保持が不安定になると共にハンドル側への重量偏寄が更 に進み、釣竿に装着した際のハンドル側と反ハンドル側のバランスが悪く、巻取 操作性が悪い。
【0003】 又、リ−ル側板の外側に突設した円筒支持部内に、ころがり式一方向クラッチ が装着されることより、実釣時に海水、水、砂、異物等がころがり式一方向クラ ッチ内に侵入付着し易く、ころがり部材のクサビ作用による逆転遊度の少ない逆 転防止機能が常時安定して得られない等の課題を残している。
【0004】
解決しようとする問題点は、リ−ル側板の外側に突設した円筒支持部内にころ がり式一方向クラッチが支持されているため、駆動軸の外端部に装着されるハン ドルまでの軸方向長さが長くなり、巻取時にリ−ルの保持が不安定になると共に ハンドル側への重量偏寄が更に進み、釣竿に装着した際のハンドル側と反ハンド ル側のバランスが悪く、巻取操作性が悪いこと、及び実釣時に海水、水、砂、異 物等がころがり式一方向クラッチ内に侵入付着し易く、ころがり部材のクサビ作 用による逆転遊度の少ない逆転防止機能が常時安定して得られないことである。
【0005】 本考案の目的は前記欠点に鑑み、軸方向長さを短くすると共に実釣時に海水、 水、砂、異物等がころがり式一方向クラッチ内に侵入し難くして逆転防止機能が 常時安定して得られる魚釣用リ−ルを提供することである。
【0006】
この考案は、かかる目的を達成するために、 請求項1に係わる考案は、ハンドルの回転に連動回転する駆動軸とリ−ル本体 との間にころがり式一方向クラッチを介在して該駆動軸の逆回転を防止するよう にした魚釣用リ−ルにおいて、前記一方向クラッチを構成する外輪を支持する円 筒支持部を駆動歯車の一側に近接するよう前記リ−ル本体の巻取駆動機構を収容 カバ−するリ−ル側板の内側に配設したことを要旨とするものである。 請求項2に係わる考案は、前記円筒支持部の端部を巻取駆動機構のハンドルで 回転される駆動歯車の一側に形成した凹部内に位置せしめて該駆動歯車によって 閉塞されるようにしたことを要旨とするものである。 請求項3に係わる考案は、前記駆動軸を前記リ−ル側板に閉塞状に軸受部で支 持して前記円筒支持部の内部を閉塞状としたことを要旨とするものである。 請求項4に係わる考案は、ハンドルの回転に連動回転する駆動軸とリ−ル本体 との間にころがり式一方向クラッチを介在して該駆動軸の逆回転を防止するよう にした魚釣用リ−ルにおいて、前記一方向クラッチを構成する外輪を支持する円 筒支持部をリ−ル側板の内側に内部を閉塞状に形成して駆動歯車に隣接配設した ことを要旨とするものである。
【0007】
請求項1に係る魚釣用リ−ルによれば、ころがり式一方向クラッチBはリ−ル 側板2の内側に配設された円筒支持部2b、8の内部に収容されているので、駆動 軸5の軸方向の長さが短くなる。 請求項2に係る魚釣用リ−ルによれば、円筒支持部2bの先端は駆動歯車6の凹 部6a内に臨ませたので、駆動軸5の軸方向の長さが短くなる。 請求項3に係る魚釣用リ−ルによれば、円筒支持部2bの外側は駆動軸5の外周 のメタル軸受部19とカラ−20で閉塞されたので、外側から海水、水、砂、異物等 はころがり式一方向クラッチB内に侵入し難くなる。 請求項4に係る魚釣用リ−ルによれば、ころがり式一方向クラッチBはリ−ル 側板2の内側に設けられた円筒支持部8′、8″の内部に収容されているので、 駆動軸5の軸方向の長さが短くなると共に、円筒支持部8′、8″の内部は閉塞 されているから内部に海水、水、砂、異物等はころがり式一方向クラッチB内に 侵入し難くなる。
【0008】
以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、図1、図2は第1実施例で 魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、図1は魚釣用両軸受型リ−ル の要部断面平面図と要部拡大断面平面図、図2は円筒支持部ところがり式一方向 クラッチの要部断面正面図である。
【0009】 リ−ル本体Aは側枠1と左側リ−ル側板10と右側リ−ル側板2で構成されてい る。 側枠1は左右両側枠1a、1bと支柱1cとリ−ル脚11の固定板1dと指載せ杆1eが一 体的に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されている。 左右両側枠1a、1bの外側には夫々リ−ル側板10、2が取り付けられている。 両側枠1a、1b間にはスプ−ル12が回転可能に支持され、スプ−ル12が固定され たスプ−ル軸3は側枠1a側の図示しない一方の軸受と側枠1b側のスプ−ルカバ− に取り付けられた他方の軸受13とリ−ル側板2に取り付けられた軸受14で回転可 能に支持されている。 スプ−ル軸3の細径部3aにはピニオン4が軸方向に摺動自在に嵌合されてスプ −ル軸3の係合部3bとピニオン4の係合部4aが係合・離脱可能に構成されている 。 ピニオン4には駆動軸5に嵌合された駆動歯車6が噛合されている。
【0010】 スプ−ル軸3の係合部3bとピニオン4の係合部4aは、図示しないクラッチレバ −で作動板15が操作されて係合・離脱される。 リ−ル側板2の軸受14の外側には軸筒部2aが突出形成されて外周に雄螺子が形 成されている。 雄螺子にはカバ−ツマミ16が螺合され、カバ−ツマミ16の内側底面にスラスト 軸受17が固定されてスプ−ル軸3の細径部3aの他端3cが当接されている。 駆動軸5は右側枠1bに設けられた軸受18とリ−ル側板2に取り付けられたメタ ル軸受部19にカラ−20を介して軸承され、軸受18側の駆動軸5の一端鍔部5aは止 め板21で抜け止めされている。 カラ−20は駆動軸5の外周に回り止め嵌合されている。 駆動軸5の外周のメタル軸受部19の外側にはドラグ調整ツマミ22が螺合されて ドラグ調整ツマミ22の筒部がカラ−20に当接され、駆動軸5の他端5bにはハンド ル23がナット24で取り付けられている。
【0011】 駆動軸5にはクラッチ反転用歯車25が回り止め嵌合されて駆動軸5の鍔部5cに 当接され、クラッチ反転用歯車25ところがり式一方向クラッチBの内輪26の間に 摩擦板27と駆動歯車6と摩擦板28が嵌合されている。 スプ−ル軸3の係合部3bとピニオン4の係合部4aが離脱されたクラッチOFF 状態から係合されたクラッチON状態に反転される構成は、スプ−ル12に図示し ない釣糸が巻回される方向にハンドル23が回転された時、クラッチ反転用歯車25 で離脱位置の作動板15が係合位置に移動されて係合部3bと係合部4aが係合される ように構成されている。 リ−ル側板2のメタル軸受部19より内側に凹部からなる円筒支持部2bが突出形 成されて円筒支持部2b内の駆動軸5の外周にころがり式一方向クラッチBの内輪 26が回り止め嵌合されている。
【0012】 ころがり式一方向クラッチBは、内輪26と内輪26の外周に回転可能に載せられ た複数個の棒状ころがり部材29と外輪7と合成樹脂材の保持体30と発条31とで構 成されている。 外輪7は孔明き有底筒状に形成されて外周には複数個の回り止め部7aが突出形 成され、内周面7bには凹部からなる棒状ころがり部材29の自由回転域αと傾斜面 からなる棒状ころがり部材29が当接されて回転が阻止される阻止面βが構成され ている。 図面では外輪7は孔明き有底筒状で一側開口側に蓋32が図示されている。 保持体30の複数個の貫通孔には複数個の棒状ころがり部材29が挿入されて保持 されると共に、発条31で押圧付勢されている。
【0013】 リ−ル側板2の凹部からなる円筒支持部2bの形状は、円筒支持部2bの内周面に 外輪7の外周の複数個の回り止め部7aに相似形の凹部2cが形成されている。 リ−ル側板2の円筒支持部2b内にはころがり式一方向クラッチBの外輪7外周 が圧入されて回り止め嵌着されている。 外輪7はゴムなどの軟質材で覆って回り止め嵌着してもよい。
【0014】 円筒支持部2bの先端は駆動歯車6の凹部6a内に臨ませ、摩擦板28にころがり式 一方向クラッチBの内輪26と蓋32が当接されている。 よって円筒支持部2bの内部は、外側は駆動軸5の外周のメタル軸受部19とカラ −20で、内側は駆動歯車6の凹部6aと摩擦板28で閉塞されている。
【0015】 魚釣用両軸受型リ−ルの動作は、スプ−ル軸3の係合部3bとピニオン4の係合 部4aが係合されたクラッチON状態で、スプ−ル12に図示しない釣糸が巻回され る方向にハンドル23が回転されると、図2で駆動軸5と内輪26が反時計方向に回 転される。 この回転でころがり式一方向クラッチBの棒状ころがり部材29は自由回転域α に位置されて駆動軸5と内輪26と駆動歯車6とピニオン4とスプ−ル軸3とスプ −ル12が正回転される。
【0016】 次に魚釣用両軸受型リ−ルの逆転防止動作は、獲物の引きでスプ−ル12に巻回 された図示しない釣糸が繰り出されると、スプ−ル12が逆回転され、この回転で 駆動軸5と内輪26が図2で時計方向に逆回転される。 駆動軸5と内輪26が逆回転されると、ころがり式一方向クラッチBの棒状ころ がり部材29が自由回転域α位置から阻止面β位置に移動されて当接され、棒状こ ろがり部材29のクサビ作用で外輪7に対して内輪26の逆回転が阻止される。 このことでスプ−ル12の逆回転が停止される。 更にこの時、棒状ころがり部材29のクサビ作用による逆転時の遊度が少ないこ とから敏速にスプ−ル12の逆回転が停止される。
【0017】 前記のように魚釣用両軸受型リ−ルが構成されると、ころがり式一方向クラッ チBはリ−ル側板2の内側に突出形成された円筒支持部2bの内部に収容されて円 筒支持部2bの先端は駆動歯車6の凹部6a内に臨まされているので、駆動軸5の軸 方向の長さの短縮化が更に可能となり、巻取操作性が一段と向上される。 円筒支持部2bの内部は、外側は駆動軸5の外周のメタル軸受部19とカラ−20で 、内側は駆動歯車6の凹部6aと摩擦板28で閉塞されているので、海水、水、砂、 異物等はころがり式一方向クラッチB内に侵入し難く、砂、異物等が棒状ころが り部材29などに付着し難くなって棒状ころがり部材29のクサビ作用による逆転遊 度の少ない逆転防止機能が常時安定して得られ、ころがり式一方向クラッチBの 作動が円滑に行われる。
【0018】 図3は第2実施例で魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、図3は 魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面平面図である。
【0019】 第2実施例では駆動軸5′と駆動歯車5dが一体に形成されている。 駆動軸5′は右側枠1bに設けられた軸受18とリ−ル側板2に取り付けられたメ タル軸受部33で軸承され、軸受18側の駆動軸5′の一端鍔部5aは止め板21で抜け 止めされている。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0020】 図4、図5は第3実施例で魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、 図4は魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面平面図、図5はシ−ル材の正面図で ある。
【0021】 第3実施例では、リ−ル側板2の内側に突出するようにカップ状の円筒支持部 8の鍔部8aがシ−ル材9を挟んでビス又は鋲34で固定されている。 鍔部8aには複数のビス又は鋲34挿入用の透孔8bが穿設されている。 円筒支持部8内にはころがり式一方向クラッチBが収容されて円筒支持部8の 底面の透孔8cにころがり式一方向クラッチBの内輪26の一端が嵌合されている。 シ−ル材9はゴムなどの弾性材で円板9aと中心の筒部9bと円板9aに複数のビス 又は鋲34挿入用の透孔9cで形成されている。 中心の筒部9bの先端内周にはメタル軸受部19の一端が嵌合され、筒部9bの先端 外周はリ−ル側板2の凹部2dに嵌合されている。 リ−ル側板2の内側面に複数の突起2eが形成され、シ−ル材9を挟着係止して いる。
【0022】 駆動軸5の外周の円筒支持部8の左側には制動板35と摩擦板36と制動板37と摩 擦板38と駆動歯車6と摩擦板28が嵌合されてその左側にクラッチ反転用歯車25が 回り止め嵌合されて駆動軸5の鍔部5cに当接されている。 制動板35、37は駆動軸5に回り止め嵌合されている。 円筒支持部8の内部は、外側は駆動軸5の外周のメタル軸受部19とカラ−20と シ−ル材9で、内側は円筒支持部8と内輪26で閉塞されている。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0023】 図6は第3実施例の変形例で、図6は魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面平 面図である。
【0024】 第3実施例の変形例では、シ−ル材9′は凹状に形成されて円板9eと中心の凹 部9fと円板9eに複数のビス又は鋲34挿入用の透孔9cと円板9eの中心に透孔9gで形 成されている。 凹部9fの中にはボ−ル軸受部39が嵌合され、透孔9gにころがり式一方向クラッ チBの内輪26が嵌合されている。 他の構成は前記第3実施例と略同一である。
【0025】 図7は第4実施例で魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、図7は 魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面平面図である。
【0026】 第4実施例では、右側枠1bに凹部1fが穿設されてカップ状の円筒支持部8′の 鍔部8aが複数のビス又は鋲34で右側枠1bに固定されている。 同時にシ−ル材9が複数のビス又は鋲34で右側枠1bに固定されている。 鍔部8aには複数のビス又は鋲34挿入用の透孔8bが穿設されている。 円筒支持部8′内にはころがり式一方向クラッチBが収容されて円筒支持部8 ′の底面の透孔8cに内輪26の一端が嵌合され、円筒支持部8′から突出された駆 動軸5の左端部5eにEリング40が係止されて抜け止めされている。
【0027】 駆動軸5にはクラッチ反転用歯車25が回り止め嵌合されて鍔部5cに当接され、 クラッチ反転用歯車25の右側には摩擦板28と駆動歯車6と摩擦板38と制動板37と 摩擦板36と制動板35と湾曲発条41、42が嵌合されている。 制動板37、35と湾曲発条41、42は駆動軸5に回り止め嵌合されている。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。 この第4実施例ではメタル軸受部19をボ−ル軸受部としてもよい。
【0028】 図8は第5実施例で魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、図8は 魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面平面図である。
【0029】 第5実施例では、右側枠1bに凹部1fが穿設されてカップ状の円筒支持部8″の 鍔部8dが複数のビス又は鋲34で右側枠1bに固定されている。 円筒支持部8″内にはころがり式一方向クラッチBが収容されて円筒支持部8 ″の底面の透孔8cに内輪26の一端が嵌合され、円筒支持部8″から突出された駆 動軸5の左端部5eにEリング40が係止されて抜け止めされている。 円筒支持部8″の先端は駆動軸5の鍔部5cの外周に嵌合された摩擦板43を介し てクラッチ反転用歯車25に当接されている。 内輪26の他端は鍔部5cに当接されている。 他の構成は前記第4実施例と略同一である。 この第5実施例ではメタル軸受部19をボ−ル軸受部としてもよい。
【0030】 前記説明では、ころがり式一方向クラッチBの外輪7は孔明き有底筒状で一側 開口側に蓋32を設けたが、リング状で蓋なしでもよい。 前記説明では、魚釣用リ−ルを魚釣用軸受型リ−ルで述べたが、魚釣用スピニ ングリ−ル等他の形式のリ−ルに実施してもよい。
【0031】
本考案は前述のように構成されたから、 請求項1により、ころがり式一方向クラッチはリ−ル側板の内側に配設された 円筒支持部の内部に収容されているので、駆動軸の軸方向の長さが短くなり、巻 取時にリ−ルの保持が安定すると共にハンドル側への重量偏寄が改善され、釣竿 に装着した際のハンドル側と反ハンドル側のバランスが良くなり、巻取操作性が 一段と向上される。 請求項2により、円筒支持部の先端は駆動歯車の凹部内に臨ませたので、駆動 軸の軸方向の長さが短くなり、巻取時にリ−ルの保持が安定すると共にハンドル 側への重量偏寄が改善され、釣竿に装着した際のハンドル側と反ハンドル側のバ ランスが良くなり、巻取操作性が一段と向上される。 請求項3により、円筒支持部の外側は駆動軸の外周の軸受部で閉塞されたので 、外側から海水、水、砂、異物等はころがり式一方向クラッチ内に侵入し難く、 砂、異物等が棒状ころがり部材などに付着し難くなってクサビ作用による逆転遊 度の少ない逆転防止機能が常時安定して得られ、ころがり式一方向クラッチの作 動が円滑に行われる。 請求項4により、ころがり式一方向クラッチはリ−ル側板の内側に設けられた 円筒支持部の内部に収容されているので、駆動軸の軸方向の長さが短くなると共 に、円筒支持部の内部は閉塞されているから内部に海水、水、砂、異物等はころ がり式一方向クラッチ内に侵入し難く、砂、異物等が棒状ころがり部材などに付 着し難くなってクサビ作用による逆転遊度の少ない逆転防止機能が常時安定して 得られ、ころがり式一方向クラッチの作動が円滑に行われる等実用上優れた効果 を奏する魚釣用リ−ルを提供することが出来る。
【図1】第1実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部断
面平面図と要部拡大断面平面図である。
面平面図と要部拡大断面平面図である。
【図2】同円筒支持部ところがり式一方向クラッチの要
部断面正面図である。
部断面正面図である。
【図3】第2実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡
大断面平面図である。
大断面平面図である。
【図4】第3実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡
大断面平面図である。
大断面平面図である。
【図5】同シ−ル材の正面図である。
【図6】第3実施例の変形例で、魚釣用両軸受型リ−ル
の要部拡大断面平面図である。
の要部拡大断面平面図である。
【図7】第4実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡
大断面平面図である。
大断面平面図である。
【図8】第5実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡
大断面平面図である。
大断面平面図である。
A リ−ル本体 B ころがり式一方向クラッチ 2 リ−ル側板 2b、8、8′、8″ 円筒支持部 5、5′ 駆動軸 5d、6 駆動歯車 6a 凹部 7 外輪 19 軸受部 23 ハンドル
Claims (4)
- 【請求項1】 ハンドルの回転に連動回転する駆動軸と
リ−ル本体との間にころがり式一方向クラッチを介在し
て該駆動軸の逆回転を防止するようにした魚釣用リ−ル
において、前記一方向クラッチを構成する外輪を支持す
る円筒支持部を駆動歯車の一側に近接するよう前記リ−
ル本体の巻取駆動機構を収容カバ−するリ−ル側板の内
側に配設したことを特徴とする魚釣用リ−ル。 - 【請求項2】 前記円筒支持部の端部を巻取駆動機構の
ハンドルで回転される駆動歯車の一側に形成した凹部内
に位置せしめて該駆動歯車によって閉塞されるようにし
たことを特徴とする請求項1記載の魚釣用リ−ル。 - 【請求項3】 前記駆動軸を前記リ−ル側板に閉塞状に
軸受部で支持して前記円筒支持部の内部を閉塞状とした
ことを特徴とする請求項1記載の魚釣用リ−ル。 - 【請求項4】 ハンドルの回転に連動回転する駆動軸と
リ−ル本体との間にころがり式一方向クラッチを介在し
て該駆動軸の逆回転を防止するようにした魚釣用リ−ル
において、前記一方向クラッチを構成する外輪を支持す
る円筒支持部をリ−ル側板の内側に内部を閉塞状に形成
して駆動歯車に隣接配設したことを特徴とする魚釣用リ
−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016504U JP3012428U (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 魚釣用リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016504U JP3012428U (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 魚釣用リ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3012428U true JP3012428U (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=43148132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016504U Expired - Lifetime JP3012428U (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 魚釣用リ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012428U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002058401A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
JP2017158584A (ja) * | 2012-02-03 | 2017-09-14 | ピュア・フィッシング,インコーポレーテッド | Iarドラグ解放 |
JP2018074932A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 株式会社シマノ | 釣用リールの防水構造 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP1994016504U patent/JP3012428U/ja not_active Expired - Lifetime
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