JP2019075488A - 配線回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射モードおよび透過モードの両方におけるアライメントマークの視認性に優れる配線回路基板を提供すること。【解決手段】配線回路基板1は、ベース絶縁層2および中間絶縁層4と、それらの中に埋設される配線11と、配線11と電気的に独立し、ベース絶縁層2および中間絶縁層4に、厚み方向一方面がベース絶縁層2から露出するように配置されるアライメントマーク15(マーク部10)とを備える。アライメントマーク15の周辺部23は、ベース絶縁層2および中間絶縁層4のみからなり、30μm以下の厚みを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、配線回路基板に関する。
従来、各種の配線回路基板において、アライメントマークを設け、このアライメントマークを利用して、後の工程でアライメントすることが知られている。
例えば、絶縁ベースと、その表面に配置される端子部分およびアライメントマークと、アライメントマークの上面を被覆する透明層とを備える回路基板が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、回路基板における裏面側に設けられた光源から光を回路基板に当て、回路基板を透過した光を、表面側に設けられる受光素子で受光して、アライメントマークの位置を確認している(透過モード)。
特開2003−304041号公報
しかるに、アライメントマークには、上記した透過モードにおけるより優れた視認性が求められる。
さらに、アライメントマークには、回路基板において光を当て、そして、反射光を生成してこれを受光する反射モードにおいても、優れた視認性が求められる。しかし、特許文献1では、アライメントマークは、透明層に被覆されており、上記した要求を満足できないという不具合がある。
本発明は、反射モードおよび透過モードの両方におけるアライメントマークの視認性に優れる配線回路基板を提供する。
本発明(1)は、絶縁層と、前記絶縁層中に埋設される配線と、前記配線と電気的に独立し、前記絶縁層に、厚み方向一方面が前記絶縁層から露出するように配置されるアライメントマークとを備え、前記アライメントマークの周辺部は、前記絶縁層のみからなり、30μm以下の厚みを有する、配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、アライメントマークは、厚み方向一方面が絶縁層から露出する。そのため、光をアライメントマークの厚み方向一方側から厚み方向一方面に照射して、アライメントマークの厚み方向一方面において生成される反射光を検知する反射モードにおいて、かかる光の光量を、絶縁層(透明層)で被覆されたアライメントマークの厚み方向一方面における反射光の光量に比べて、増大させることができる。その結果、反射モードにおけるアライメントマークの視認性に優れる。
また、この配線回路基板では、周辺部が、絶縁層のみからなり、周辺部の厚みが30μm以下と薄い。そのため、光を周辺部に照射して、周辺部を透過する光を検知する透過モードにおいて、かかる光の透過率を高めることができ、従って、透過モードにおける周辺部の透過光の光量を増大させることができる。その結果、透過モードにおけるアライメントマークの視認性に優れる。
従って、この配線回路基板は、反射モードおよび透過モードの両方におけるアライメントマークの視認性に優れる。
本発明(2)は、前記絶縁層は、前記厚み方向を貫通する貫通孔を有し、前記アライメントマークは、前記貫通孔内に配置されており、前記厚み方向一方面および他方面の少なくともいずれか一方が、前記絶縁層から露出する、(1)に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、アライメントマークは、厚み方向一方面および他方面の少なくともいずれか一方面が露出するので、反射モードにおけるアライメントマークの視認性に優れる。
本発明(3)は、前記配線と電気的に接続される端子をさらに備え、前記絶縁層は、ベース絶縁層を備え、前記ベース絶縁層は、前記厚み方向を貫通し、互いに間隔を隔てて配置される第1貫通孔および第2貫通孔を有し、前記アライメントマークは、前記第1貫通孔内に配置されるマーク本体部と、前記マーク本体部の前記厚み方向他方側に配置されるマーク内側部と、前記マーク内側部から連続するように、前記ベース絶縁層の前記厚み方向他方面に配置され、前記端子と独立するマーク外側部とを備え、前記端子は、前記第2貫通孔内に配置される端子本体部と、前記端子本体部の前記厚み方向他方側に配置される端子内側部と、前記端子内側部から連続するように、前記ベース絶縁層の前記厚み方向他方面に配置され、前記配線と電気的に接続される端子外側部とを備える、(1)または(2)に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、アライメントマークが、上記した構成のマーク本体部とマーク内側部とマーク外側部とを備え、端子が、上記した構成の端子本体部と端子内側部と端子外側部とを備えるので、アライメントマークおよび端子が同一の構成を有することができる。その結果、アライメントマークの端子に対する位置精度が高く、アライメントによる端子への実装部品のアライメント精度を向上させることができる。
本発明(4)は、前記アライメントマークと、前記端子との最短距離が、3mm以下である、(3)に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、周辺部における厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.04μm以上と大きいので、光を周辺部の厚み方向一方側から照射したときに、光が周辺部における粗い厚み方向一方面で散乱して反射光の光量を低減することができる。そのため、反射モードにおけるアライメントマークの視認性に優れる。
本発明(5)は、前記周辺部における前記厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.04μm以上である、(1)〜(4)のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、周辺部における厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.15μm未満と小さいので、薄い実装部品を配線回路基板における平坦な厚み方向一方面で精度よく実装することができる。
本発明(6)は、前記周辺部における前記厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.15μm未満である、(1)〜(5)のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板では、アライメントマークと、端子との最短距離が、3mm以下と短いので、アライメントマークによる端子への実装部品のアライメント精度に優れる。
本発明の配線回路基板は、反射モードおよび透過モードの両方におけるアライメントマークの視認性に優れる。
図1は、本発明の配線回路基板の一実施形態の平面図を示す。 図2は、図1に示す配線回路基板の断面図を示す。 図3A〜図3Cは、図2に示す配線回路基板のアライメントの視認モードのそれぞれを示し、図3Aが、厚み方向一方側から光を照射する反射モード、図3Bが、厚み方向他方側から光を照射する反射モード、図3Cが、厚み方向他方側から光を照射する透過モードを示す。 図4は、本発明の配線回路基板の変形例の断面図を示す。 図5は、本発明の配線回路基板の変形例の断面図を示す。 図6は、本発明の配線回路基板の変形例の断面図を示す。
図2において、紙面上下方向は、上下方向(厚み方向の一例)を示し、紙面上側が上側(厚み方向一方側の一例)、紙面下側が下側(厚み方向他方側の一例)を示す。紙面左右方向は、面方向(厚み方向に直交する方向の一例)を示す。
具体的には、方向は、各図の方向矢印に準拠する。
これらの方向の定義により、配線回路基板1の製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
[一実施形態]
図1および図2に示すように、一実施形態の配線回路基板1は、実装部品60(仮想線参照)を実装して、各種の装置(図示せず)に備えられる。また、この配線回路基板1は、後述するアライメントマーク15を反射モードおよび透過モードの両方のモードで用いて、例えば、実装部品60(仮想線)を実装する実装用配線回路基板である。
配線回路基板1は、面方向(厚み方向に直交する方向)に延びる略矩形シート形状を有する。配線回路基板1は、実装領域12の面方向内側に配置される複数の端子13と、実装領域12の面方向外側に配置されるアライメントマーク15とを備える。
実装領域12は、配線回路基板1の厚み方向一方面において実装部品60の実装が予定される平面視略矩形状の領域である。
複数の端子13は、実装領域12内において、間隔を隔てて配置されている。複数の端子13のそれぞれは、例えば、平面視略円形状を有する。複数の端子13のそれぞれの面方向における最大長さ(具体的には、直径)は、例えば、5μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、1000μm以下、好ましくは、500μm以下である。
アライメントマーク15は、例えば、1つの実装領域12に対応して1つ設けられている。アライメントマーク15は、例えば、平面視略十字(クロス)形状を有する。アライメントマーク15の面方向における最大長さL(具体的には、クロスを構成する2辺における最大長さL)は、1mm以下、好ましくは、0.5mm以下、より好ましくは、0.3mm以下であり、また、例えば、0.05mm以上である。アライメントマーク15の最大長さLが上記した上限以下であれば、アライメント精度を向上させることができる。
なお、アライメントマーク15の最大長さLが1mm以下と小さければ、アライメントマーク15を正確に認識することが困難となるが、反射光量比(後述)を大きく設定するので、上記した困難を克服することができる。
また、アライメントマーク15の幅W(各辺の線幅W)は、例えば、300μm以下、好ましくは、200μm以下、より好ましくは、100μm以下であり、また、例えば、10μm以上である。アライメントマーク15の幅Wが上記した上限以下であれば、アライメント精度を向上することができる。
また、アライメントマーク15の周辺部23は、アライメントマーク15の近傍部分であって、アライメントマーク15を除く部分である。この周辺部23は、実装領域12の外側に位置する。周辺部23は、アライメントマーク15の中心(アライメントマーク15が平面視略十字形状であれば、2辺の交点)から、例えば、10mm以下、好ましくは、5mm以下の範囲の領域である。
配線回路基板1は、絶縁層の一例としてのベース絶縁層2と、導体層4と、絶縁層の一例としての中間絶縁層5と、シールド層6と、カバー絶縁層7と、金属保護層14とを備える。
ベース絶縁層2は、面方向に延びる略矩形シート形状を有する。ベース絶縁層2は、厚み方向一方側に向かって露出する厚み方向一方面21と、それに平行する厚み方向他方面とを有する。また、ベース絶縁層2は、厚み方向を貫通する複数のベース開口部3を有する。ベース絶縁層2の材料は、絶縁材料である。絶縁材料としては、例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、アクリル、ポリエーテルニトリル、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂(透明樹脂)などが挙げられる。好ましくは、ポリイミドなどが挙げられる。つまり、ベース絶縁層2は、好ましくは、ポリイミド層である。ベース絶縁層2の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、10μm以下である。
周辺部23におけるベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaは、例えば、0.04μm以上、好ましくは、0.07μm以上である。算術平均粗さRaは、JIS B 0601:2013で定義され測定される。後述する算術平均粗さRaの定義および測定方法も、上記と同様である。ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaが上記した下限以上であれば、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21を粗く設定でき、そのため、第2工程(後述)において、光を厚み方向一方側から照射すれば、第2反射光RL2が散乱してその光量を低減することができる。
また、周辺部23におけるベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaは、0.15μm未満、好ましくは、0.13μm以下である。一方、周辺部23におけるベース絶縁層2の厚み方向21の最大高さRz(JIS B 0601:2013)は、例えば、2μm以下、好ましくは、1μm以下である。
ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaおよび/または十点平均粗さRzが上記した上限を下回れば、薄い実装部品60を配線回路基板1における平坦な厚み方向一方面(実装領域12)で精度よく実装することができる。
なお、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaおよび/または最大高さRzは、周辺部23に限定しているが、例えば、周辺部23およびさらにその周囲の部分(つまり、周辺部23以外の領域)の厚み方向一方面21であってもよい。
複数のベース開口部3は、互いに間隔を隔てて配置されている。ベース開口部3は、後述するマーク本体部16および端子本体部40に対応する形状を有する。具体的には、ベース開口部3は、平面視略円形状を有する。マーク本体部16に対応するベース開口部3は、第1貫通孔28であり、端子本体部40に対応するベース開口部3は、第2貫通孔29である。第1貫通孔28および第2貫通孔29は、面方向に互いに間隔を隔てて配置されている。
導体層4は、マーク部10と、配線11および端子部13とを備える。
マーク部10は、後で説明する1つのアライメントマーク15に含まれる。また、マーク部10は、配線11と独立して(より具体的には、絶縁して)設けられる。マーク部10は、マーク本体部16と、マーク内側部17と、マーク外側部18とを一体的に備える。
マーク本体部16は、ベース開口部3内に充填されている。マーク本体部16の厚み方向一方面は、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21と面一である。
マーク内側部17は、マーク本体部16の周端部の下側に配置される。
マーク外側部18は、マーク内側部17から連続するように、ベース絶縁層2の下面に配置されている。また、マーク外側部18は、マーク内側部17の周端縁から外側に膨出する。これにより、マーク部10は、厚み方向他方側に向かって開く断面視略ハット形状を有する。マーク外側部18は、端子13および配線11と独立している。
マーク内側部17およびマーク外側部18の下面は、面一である。マーク内側部17およびマーク外側部18の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、15μm以下、好ましくは、10μm以下である。
配線11は、図示しないが、次に説明する端子13と電気的に接続されている。複数の端子13(図1参照)に対応して複数設けられており、互いに間隔を隔てて配置されている。また、配線11の一端は、上記した端子13に電気的に接続され、配線11の他端は、図示しない外部用端子(外部機器に備えられる外部用端子)に電気的に接続される。配線11は、絶縁層(ベース絶縁層2および中間絶縁層4)中に埋設されている。
端子13は、上記したように、平面視略円形状を有する。端子13は、端子本体部40と、端子内側部41と、端子外側部42とを一体的に備える。
端子本体部40は、ベース開口部3内に充填されている。端子本体部40の厚み方向一方面は、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21と面一である。
端子内側部41は、端子本体部40の周端部の下側に配置される。
端子外側部42は、端子内側部41から連続するように、ベース絶縁層2の下面に配置されている。また、端子外側部42は、端子内側部41の周端縁から外側に膨出する。これにより、端子13は、厚み方向他方側に向かって開く断面視略ハット形状を有する。端子外側部42は、配線11の一端に連続している。端子内側部41および端子外側部42の下面は、面一である。
端子内側部41および端子外側部42の厚みは、マーク内側部17およびマーク外側部18の厚みと同一である。
従って、端子13は、マーク部10と同一の層構成を有する。
端子13と、アライメントマーク15との最短距離は、例えば、3mm以下、好ましくは、2.5mm以下、より、好ましくは、2mm以下であり、また、例えば、0.1mm以上である。最短距離が上記した上限以下であれば、アライメントマーク15による端子13への実装部品60のアライメント精度に優れる。
導体層4の材料としては、例えば、銅、銀、金、ニッケルまたはそれらを含む合金、半田などの金属材料が挙げられる。好ましくは、銅が挙げられる。
中間絶縁層5は、ベース絶縁層2の厚み方向他方面に、マーク外側部18、端子外側部42および配線11の厚み方向他方面および側面を被覆するように、配置されている。
また、中間絶縁層5は、厚み方向を貫通する複数の中間開口部19を有する。中間開口部19は、複数のベース開口部3に対応して設けられている。複数の中間開口部19のそれぞれは、複数のベース開口部3のそれぞれと厚み方向において連通している。中間開口部19は、マーク本体部16および端子内側部41の厚み方向他方面を露出している。中間開口部19は、ベース開口部3とともに、絶縁層(ベース絶縁層2および中間絶縁層4)を厚み方向に貫通する貫通孔を形成する。
中間絶縁層5の材料は、ベース絶縁層2の材料と同一である。中間絶縁層5の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、10μm以下である。
シールド層6は、中間絶縁層5の厚み方向他方面に配置されている。シールド層6は、厚み方向に投影したときに、配線11に重複する一方、端子13およびマーク部10に重複しないパターンを有する。さらに、シールド層6は、マーク部10の周辺部23にも重複しないパターンを有する。シールド層6の材料は、導体層4の材料と同一である。シールド層6としては、例えば、スパッタリング層、めっき層が挙げられ、好ましくは、スパッタリング層が挙げられる。シールド層6の厚みは、例えば、10nm以上、好ましくは、30nm以上であり、また、例えば、1000nm以下、好ましくは、500nm以下である。
カバー絶縁層7は、シールド層6の厚み方向他方面に配置されている。カバー絶縁層7は、シールド層6を被覆するパターンを有する。カバー絶縁層7の材料は、ベース絶縁層2の材料と同一である。カバー絶縁層7の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、10μm以下である。
金属保護層14は、マーク部10の厚み方向一方面および端子13の厚み方向一方面に配置される一方側保護層25と、マーク部10の厚み方向他方面および端子13の厚み方向他方面に配置される他方側保護層26とを備える。
一方側保護層25は、本体15の厚み方向一方面と、端子本体部40の厚み方向一方面とに独立して配置されている。一方側保護層25のそれぞれは、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21よりも厚み方向一方側に位置しており、面方向に延びる薄膜形状を有する。
なお、本体15に対応する一方側保護層25は、マーク部10とともにアライメントマーク15に備えられるマーク層27を形成する。つまり、アライメントマーク15は、マーク部10と、マーク層27とを備える。好ましくは、アライメントマーク15は、マーク部10と、マーク層27とのみからなる。
他方側保護層26は、マーク本体部16の厚み方向他方面と、端子内側部41の厚み方向他方面とに独立して配置されており、それらの各面に沿う薄膜形状を有する。他方側保護層26のそれぞれは、中間開口部19内に位置している。
金属保護層14としては、例えば、めっき層、スパッタリング層が挙げられ、好ましくは、めっき層が挙げられる。金属保護層14の材料としては、例えば、金、銀、銅、錫、アルミニウム、クロム、ニッケル、これらの合金などなどの光反射性材料あるいは耐腐食性材料が挙げられ、好ましくは、金が挙げられる。
なお、アライメントマーク15の周辺部23は、ベース絶縁層2および中間絶縁層4のみからなる。周辺部23の厚み(具体的には、ベース絶縁層2および中間絶縁層5の厚みの総和)は、30μm以下、好ましくは、25μm以下、より好ましくは、20μm以下であり、また、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上である。周辺部23の厚みが上記した上限を超えれば、周辺部23の厚みが十分に薄くできず、そのため、周辺部23の光透過率を十分に低減できず、透過モードにおいて、光を周辺部23に照射したときに、周辺部23を透過する第2透過光TL2(後述)の光量を増大させることができず、透過光量比(第1透過光TL1の光量/第2透過光TL2の光量)を小さくすることができない。換言すれば、周辺部23の厚みが上記した上限以下であれば、周辺部23の厚みが十分に薄くでき、そのため、周辺部23の光透過率を十分に低減でき、透過モードにおいて、光を周辺部23に照射したときに、周辺部23を透過する第2透過光TL2の光量を増大させることができ、透過光量比(第1透過光TL1の光量/第2透過光TL2の光量)を小さくすることができる。
なお、周辺部23における中間絶縁層4の厚み方向他方面24(つまり、周辺部23の厚み方向他方面)の算術平均粗さRaは、例えば、0.015μm以下、好ましくは、0.01μm以下、より好ましくは、0.008μm以下であり、また、例えば、0.001μm以上である。中間絶縁層4の厚み方向他方面24の算術平均粗さRaが上記した上限以下であれば、光を厚み方向他方側から照射したときに、周辺部23の中間絶縁層4の平坦な厚み方向他方面24を透過する第2透過光TL2(後述)の散乱が少なくその光量を増大させることができる。
配線回路基板1の厚みは、例えば、50μm以下、好ましくは、40μm以下であり、また、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上である。
図3Aに示すように、この配線回路基板1において、厚み方向一方側から光(例えば、可視光線など)をアライメントマーク15および周辺部23に照射したときに、アライメントマーク15で反射して検知される第1反射光RL1の光量の、周辺部23で反射して検知される第2反射光RL2の光量に対する反射光量比(第1反射光RL1の光量/第2反射光RL2の光量)は、1.5以上であり、好ましくは、2以上、より好ましくは、2.5以上、さらに好ましくは、5以上であり、また、例えば、100以下である。反射光量比が上記した下限以上であれば、アライメントマーク15の視認性を向上させることができる。
上記した大きい反射光量比は、例えば、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaが0.04μm以上と大きい点、および、アライメントマーク15の材料が金などの光反射性材料(好ましくは、金めっき層)である点(さらには、ベース絶縁層2の材料がポリイミドである点など)の少なくともいずれか1点に基づいて、達成される。
第1反射光RL1および第2反射光RL2は、ともに、アライメントマーク15および周辺部23に対して、厚み方向一方側から光を照射し、それらの厚み方向一方面において上側に向かって反射されて生成された光である。第1反射光RL1は、アライメントマーク15の厚み方向一方面において反射され、生成される光を含む。第2反射光RL2は、周辺部23におけるベース絶縁層2の厚み方向一方面21において反射され、生成される光を含む。
また、図3Bに示すように、配線回路基板1において、厚み方向他方側から光をアライメントマーク15および周辺部23に照射したときに、アライメントマーク15で反射して検知される第3反射光RL3の光量の、周辺部23で反射して検知される第4反射光RL4の光量に対する反射光量比(第3反射光RL3の光量/第4反射光RL4の光量)は、上記した反射光量比と同一である。 第3反射光RL3および第4反射光RL4は、ともに、アライメントマーク15および周辺部23に対して、厚み方向他方側から光を照射し、それらの厚み方向他方面において下側に向かって反射されて生成された光である。第3反射光RL3は、マーク層27の厚み方向他方面において反射され、生成される光を含む。第4反射光RL4は、周辺部23における中間絶縁層4の厚み方向他方面において反射され、生成される光を含む。
さらに、図3Cに示すように、この配線回路基板1において、厚み方向他方側から光(例えば、可視光線など)をアライメントマーク15および周辺部23に照射したときに、アライメントマーク15を透過して検知される第1透過光TL1の光量の、周辺部23を透過して検知される第2透過光TL2の光量に対する透過光量比(第1透過光TL1の光量/第2透過光TL2の光量)は、0.67以下であり、好ましくは、0.5以下、より好ましくは、0.1以下、さらに好ましくは、0.01以下であり、また、例えば、0.0001以上である。透過光量比が上記した上限以下であれば、アライメントマーク15の視認性を向上させることができる。
上記した小さい透過光量比は、周辺部23の厚みが薄く、そのため、周辺部23の光透過率が高くなる点、周辺部23における中間絶縁層4の厚み方向他方面24の算術平均粗さRaが小さく、周辺部23の平坦な厚み方向他方面24における第2透過光TL2は、散乱が少なくなる点、および、アライメントマーク15の材料が銅である点(さらには、ベース絶縁層2がポリイミドなどの透明樹脂である点)の少なくともいずれか1点に基づいて、達成される。
この配線回路基板1を得るには、例えば、まず、ステンレスなどからなる金属支持基板(図示せず)を準備する。次いで、ベース絶縁層2と、導体層4と、中間絶縁層5と、シールド層6と、カバー絶縁層7とを順に形成する。なお、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaは、金属支持基板の厚み方向厚み方向他方面の算術平均粗さRaと略同一である。
なお、ベース絶縁層2を、金属支持基板の厚み方向他方面に対する塗布によって形成する場合に、図示しない金属支持基板の厚み方向他方面の表面形状がベース絶縁層2の厚み方向一方面21に転写される。そのため、上記したように、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaは、金属支持基板の厚み方向厚み方向他方面の算術平均粗さRaと略同一となる。
その後、金属支持基板を、例えば、エッチングなどで除去し、続いて、金属保護層14を形成する。金属保護層14を、例えば、めっき、スパッタリングなどの薄膜形成方法により形成し、好ましくは、めっきで形成する。より好ましくは、金めっきして、金属保護層14を、金めっき層として形成する。
これにより、配線回路基板1を得る。
配線回路基板1におけるアライメントマーク15の用途は、アライメントであれば特に限定されず、例えば、実装部品60のアライメント(具体的には、面方向における位置決め)などが挙げられる。
図3Aに示すように、次に、アライメントマーク15を反射モード(光を厚み方向一方側から照射する反射モード)で用いて、実装部品60をアライメントして、配線回路基板1に実装する方法を説明する。
この方法では、まず、上記した配線回路基板1と、実装部品60と、検知装置30とを準備する。
実装部品60は、例えば、面方向に延びる形状を有しており、厚み方向他端部に端子22を備える。実装部品60としては、特に限定されず、例えば、CMOSセンサ、CCDセンサなどの撮像素子(固体撮像素子)などが挙げられる。実装部品60が撮像素子であれば、この配線回路基板1は、撮像素子実装用配線回路基板となる。撮像素子実装用配線回路基板は、撮像素子を実装するための基板であって、図示しないが、撮像装置に備えられる。つまり、撮像装置は、撮像素子と、撮像素子実装用配線回路基板とを備える。
撮像素子は、小型であり、具体的には、面方向に延びる略平板形状を有し、その面方向における最大長さが、例えば、25mm以下、好ましくは、20mm以下、より好ましくは、15mm以下であり、また、例えば、1mm以上である。また、撮像素子の厚みは、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下、より好ましくは、500μm以下であり、また、例えば、50μm以上である。
配線回路基板1は、上記した小さいアライメントマーク15を備え、かかるアライメントマーク15を用いた高精度な実装を確保できるので、実装部品60として、撮像素子が好適である。
検知装置30は、例えば、出射部31と、検知部32とを備える反射型の光センサである。
出射部31は、例えば、光源などを備えており、配線回路基板1に向けて光を出射する。
検知部32は、例えば、光学センサなどを備えており、第1反射光RL1および第2反射光RL2(後述)を検知する。
次いで、検知装置30および実装部品60を、配線回路基板1の厚み方向一方側に、間隔を隔てて配置する。
続いて、出射部31から光(例えば、可視光線)を、アライメントマーク15および周辺部23に照射し、それらの厚み方向一方面で生成され、上側に向かう反射光を検知部32で検知する。反射光は、アライメントマーク15で反射され生成された第1反射光RL1と、周辺部23で反射され生成された第2反射光RL2とを含む。
すると、第1反射光RL1の光量の第2反射光RL2の光量に対する反射光量比は、上記したように、1.5以上と大きくなり、それらのコントラスト差が大きくなる。そのため、検知装置30がアライメントマーク15の面方向における位置を容易かつ精確に検知する。
その後、検知装置30のアライメントマーク15の検知に基づいて、実装部品60の端子22を、端子13に対応する他方側保護層26に対してアライメント(位置決め)しながら、それらを接触させて、実装部品60を配線回路基板1に実装する。
次に、アライメントマーク15を反射モード(光を厚み方向他方側から照射する反射モード)で用いて、実装部品60をアライメントして、配線回路基板1に実装する方法を説明する。
検知装置30は、配線回路基板1の厚み方向他方側に配置する。
続いて、出射部31から光を、アライメントマーク15および周辺部23に照射し、それらの厚み方向他方面で生成され、下側に向かう反射光を検知部32で検知する。これにより、検知装置30がアライメントマーク15の面方向における位置を容易かつ精確に検知する。その後、検知装置30のアライメントマーク15の検知に基づいて、実装部品60の端子22を、端子13に対応する他方側保護層26に対してアライメント(位置決め)しながら、それらを接触させて、実装部品60を配線回路基板1に実装する。
さらに、図3Cに示すように、アライメントマーク15を透過モードで用いて、実装部品60をアライメントして、配線回路基板1に実装する方法を説明する。
この方法では、検知装置30は、透過型の光センサである。検知装置30における検知部32および出射部31を、厚み方向に間隔を隔てて対向配置する。
次いで、配線回路基板1を、検知部32および出射部31の間に配置する。具体的には、カバー絶縁層7が出射部31(厚み方向他方側)に向き、第2マーク本体部36(がアライメントマーク15で被覆されている場合には、アライメントマーク15)が検知部32(厚み方向一方側)に向くように、配線回路基板1を検知装置30にセットする。
続いて、出射部31から光(例えば、可視光線)を、第2アライメントマーク18および周辺部23に照射し、それらを透過した透過光を検知部32で検知する。透過光は、第2アライメントマーク18を透過した第1透過光RL1と、周辺部23を透過した第2透過光TL2とを含む。
すると、第1透過光TL1の光量の第2透過光TL2の光量に対する透過光量比(第1透過光TL1の光量/第2透過光TL2の光量)が、上記したように0.67以下と小さく、それらのコントラスト差が大きくなる。そのため、検知装置30が第2アライメントマーク18の面方向における位置を容易かつ精確に検知する。
その後、検知装置30の第2アライメントマーク18の検知に基づいて、実装部品60の端子22を、端子13に対応する他方側保護層26に対してアライメント(位置決め)しながら、それらを接触させて、実装部品60を配線回路基板1に実装する。
そして、この配線回路基板1では、アライメントマーク15のマーク本体部10は、厚み方向一方面がベース絶縁層2から露出する。そのため、光をアライメントマーク15の厚み方向一方側から厚み方向一方面に照射して、アライメントマーク15のマーク層27の厚み方向一方面において生成される第1反射光RL1を検知する反射モードにおいて、かかる光の光量を、絶縁層(透明層)で被覆されたアライメントマーク15の厚み方向一方面における反射光の光量(特許文献1参照)に比べて、増大させることができる。その結果、反射モードにおけるアライメントマーク15の視認性に優れる。
また、この配線回路基板1では、周辺部23が、ベース絶縁層2および中間絶縁層4のみからなり、周辺部23の厚みが30μm以下と薄い。そのため、光を周辺部23に照射して、周辺部23を透過する光を検知する透過モードにおいて、かかる光の透過率を高めることができ、従って、透過モードにおける周辺部23の透過光の光量を増大させることができる。その結果、透過モードにおけるアライメントマーク15の視認性に優れる。
従って、この配線回路基板1は、反射モードおよび透過モードの両方におけるアライメントマーク15の視認性に優れる。
そのため、反射モードおよび透過モードのいずれか一方を選択でき、あるいは、両方を採用することもできる。
また、この配線回路基板1では、アライメントマーク15のマーク部10は、厚み方向一方面および他方面の両面のそれぞれがベース絶縁層2および中間絶縁層4のそれぞれから露出するので、厚み方向のいずれの側からの反射モードでも、アライメントマーク15の視認性に優れる。
さらに、この配線回路基板1では、アライメントマーク15が、上記した構成のマーク本体部16とマーク内側部17とマーク外側部18とを備え、端子13が、上記した構成の端子本体部40と端子内側部41と端子外側部42とを備えるので、アライメントマーク15および端子13が同一の構成を有することができる。その結果、アライメントマーク15の端子13に対する位置精度が高く、アライメントマーク15による端子13端子13アライメントマーク15への実装部品のアライメント精度を向上させることができる。
また、この配線回路基板1では、周辺部23における厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.04μm以上と大きい場合には、光を周辺部23の厚み方向一方側から照射したときに、光が周辺部23における粗いベース絶縁層2の厚み方向一方面24で散乱して第2反射光RL2の光量を低減することができる。そのため、反射モードにおけるアライメントマーク15の視認性に優れる。
この配線回路基板1では、周辺部23における厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.15μm未満と小さい場合には、薄い実装部品20を配線回路基板1における平坦な厚み方向一方面で精度よく実装することができる。
また、この配線回路基板1では、アライメントマーク15と、端子13との最短距離が、3mm以下と短い場合には、アライメントマーク15による端子13への実装部品60のアライメント精度に優れる。
[変形例]
変形例において、一実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。さらに、変形例は、特記する以外、一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図4において、マーク内側部17および端子外側部42は、中間絶縁層4から厚み方向下側に露出する。また、マーク内側部17および端子外側部42の厚み方向他方面は、他方側保護層26に被覆されることもできる。
図5において、マーク内側部17および端子内側部41は、ともに、中間絶縁層4に直接被覆されている。金属保護層14は、他方側保護層26を備えない。
図6において、マーク部10は、磁性層18を備えず、マーク本体部16およびマーク内側部17のみからなる。図5に示す変形例では、マーク部10の厚み方向他方面は、中間絶縁層5に被覆される一方、マーク部10(詳しくは、マーク層27)の厚み方向一方面は、露出しているので、厚み方向一方側から光を照射する反射モードにおけるアライメントマーク15の視認性に優れる。
また、図示しないが、マーク内側部17は、マーク本体部16の周端部に加え、中央部の厚み方向他方側に設けられていてもよい。
また、図示しないが、図3Cが参照されるように、透過モードにおいて、配線回路基板1の厚み方向一方側から光を照射することもできる。
一実施形態では、配線回路基板1は、撮像素子実装用配線回路基板として説明したが、その用途はこれに限定されず、例えば、検査用基板(異方導電性シート)、フレキシブル配線回路基板などに用いることができる。
アライメントマーク15の平面視形状は、上記した形状に限定されず、図示しないが、例えば、略丸形状、略多角形状(三角形状、矩形状を含む)、略L(またはV)字形状、略線形状、略星形状などであってもよい。
また、アライメントマーク15の数は、1つの実装領域12に対して、例えば、図示しないが、複数であってもよい。
また、アライメントマーク15の数は、複数の実装領域12に対して、1つであってよい。
また、アライメントマーク15を、例えば、ダイシングマークとして用いることもでき、具体的には、複数の配線回路基板1を含む集合体シートを製造した後、配線回路基板1をダイシングにより個片化するときに、ダイシングマークとして用いる。
一実施形態では、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaを、金属支持基板の厚み方向他方面の算術平均粗さRaの転写に基づいて設定しているが、例えば、これに代えて、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21の算術平均粗さRaを、粗面化処理などの表面処理によって、調整することもできる。この場合には、金属支持基板を除去した後、ベース絶縁層2の厚み方向一方面21を表面処理する。
1 配線回路基板
2 ベース絶縁層
3 ベース開口部
5 中間絶縁層
13 端子
15 アライメントマーク
16 マーク本体部
17 マーク内側部
18 マーク外側部
19 中間開口部
21 ベース絶縁層の厚み方向一方面
23 周辺部
28 第1貫通孔
29 第2貫通孔
40 端子本体部
41 端子内側部
42 端子外側部
RL1 第1反射光
RL2 第2反射光
RL3 第3反射光
RL4 第4反射光
TL1 第1透過光
TL2 第2透過光

Claims (6)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層中に埋設される配線と、
    前記配線と電気的に独立し、前記絶縁層に、厚み方向一方面が前記絶縁層から露出するように配置されるアライメントマークとを備え、
    前記アライメントマークの周辺部は、前記絶縁層のみからなり、30μm以下の厚みを有することを特徴とする、配線回路基板。
  2. 前記絶縁層は、前記厚み方向を貫通する貫通孔を有し、
    前記アライメントマークは、前記貫通孔内に配置されており、前記厚み方向一方面および他方面の少なくともいずれか一方が、前記絶縁層から露出することを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板。
  3. 前記配線と電気的に接続される端子をさらに備え、
    前記絶縁層は、ベース絶縁層を備え、
    前記ベース絶縁層は、前記厚み方向を貫通し、互いに間隔を隔てて配置される第1貫通孔および第2貫通孔を有し、
    前記アライメントマークは、
    前記第1貫通孔内に配置されるマーク本体部と、
    前記マーク本体部の前記厚み方向他方側に配置されるマーク内側部と、
    前記マーク内側部から連続するように、前記ベース絶縁層の前記厚み方向他方面に配置され、前記端子と独立するマーク外側部とを備え、
    前記端子は、
    前記第2貫通孔内に配置される端子本体部と、
    前記端子本体部の前記厚み方向他方側に配置される端子内側部と、
    前記端子内側部から連続するように、前記ベース絶縁層の前記厚み方向他方面に配置され、前記配線と電気的に接続される端子外側部とを備える
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の配線回路基板。
  4. 前記アライメントマークと、前記端子との最短距離が、3mm以下であることを特徴とする、請求項3に記載の配線回路基板。
  5. 前記周辺部における前記厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.04μm以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の配線回路基板。
  6. 前記周辺部における前記厚み方向一方面の算術平均粗さRaが、0.15μm未満であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線回路基板。
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