JP5049708B2 - 傾斜センサ - Google Patents

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本発明は、たとえばデジタルスチルカメラなどの傾斜方向を検出するための傾斜センサに関する。
図10および図11は、従来の傾斜センサの一例を示している。これらの図に示された傾斜センサXは、基板91、ケース92、カバー93、1対の受光素子94A,94B、発光素子95、および転動体96を備えている(図10においてはカバー93を省略している)。1対の受光素子94A,94B、および発光素子95は、基板91に形成された配線パターン97上に搭載されている。ケース92は、たとえば基板91上にモールド成形法により形成されたものであり、このケース92には、空隙部920が形成されている。カバー93は、ケース92を塞いで空隙部920を形成するためのものである。図11に示すように、カバー93の下面には、反射膜930が形成されている。この反射膜930は、発光素子95によって発せられた光を反射させることにより受光素子94A,94Bへと向かわせるためのものである。転動体96は、たとえば円柱形状とされており、空隙部920内に収容されている。この転動体96は、傾斜センサXの姿勢に応じて空隙部920内を転動し、空隙部920内でとり得る位置が適宜変化する。傾斜センサXにおいては、図10における紙面に沿う方向が検出対象面とされている。ケース92に形成された空隙部920において、上記検出対象面に対して直角である面920aは、転動体96の側面部分が転動しやすいように、滑らかな平面ないし曲面状とされている。
傾斜センサXが図10に示す姿勢とされた場合、発光素子95からの光は全て転動体96によって遮られるので、1対の受光素子94A,94Bは、いずれも光を検出しない。傾斜センサXが図中時計回りに所定角度以上傾斜した姿勢とされた場合、転動体96は、空隙部920内を図中右方へと転動し、受光素子94Bの正面に位置する。そうすると、発光素子95から発せられた光のうち、受光素子94Bに到達していた光が、転動体96により遮蔽されることとなる。一方、傾斜センサXが図中反時計回りに所定角度以上傾斜した姿勢とされた場合、受光素子94Aに到達していた光が転動体96により遮蔽されることとなる。したがって、1対の受光素子94A,94Bからの信号を監視することにより、傾斜センサXが図10の紙面方向においていずれの方向に傾斜しているかを検出することができる。
傾斜センサXの製造においては、たとえば当該傾斜センサXが構成単位として縦横に配列された集合基板を切断することにより、各傾斜センサXに分割される。この切断工程では、冷却や切削屑洗浄のために水を使用する場合がある。この際、空隙部920に微量の水が侵入することがある。そして、空隙部920を規定する面920aと転動体96との間に水が介在すれば、転動体96が面920aに密着するおそれがある。図10に示す状態では、面920aと転動体96との接触面積が大きくなっており、水を介して面920aと転動体96とが密着しやすい状態にある。このような密着状態においては、傾斜センサXが検出対象面に対して傾斜しても、転動体96が転動しない場合がある。かかる場合、転動体96は不適正な位置にあることになり、結果として誤検出を招いてしまう。
特開2007−139643号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、転動体が収容される空隙部内に水分が侵入した場合であっても、検出対象面の面内方向における傾斜を適切に検出可能な傾斜センサを提供することをその課題とする。
本発明によって提供される傾斜センサは、検出対象面に沿って離間配置された1対の受光素子と、上記1対の受光素子に対して光を照射する発光手段と、上記検出対象面内に沿って転動する円柱形状の転動体と、上記転動体を収容する空隙部と、上記空隙部が形成されたケースと、を備えており、上記空隙部は、上記検出対象面の面内方向における重力方向の変化により、上記転動体に、上記検出対象面の面内方向において上記1対の受光素子と重なる1対の遮光位置と、上記面内方向において上記1対の受光素子のいずれとも重ならない中立位置と、をとらせる形状とされている、傾斜センサであって、上記空隙部は、上記検出対象面に対して平行な1対の面と、上記検出対象面に対して直角である面とによって規定されており、上記検出対象面に対して直角である上記面は、上記ケースに設けられた穴部の内側面によって構成されており、かつ、上記検出対象面に対して直角である方向に延びる複数の凸部が形成されることにより凹凸状とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、転動体を収容する空隙部は検出対象面に対して直角である面が凹凸状とされているため、当該面と上記転動体との接触面積は比較的に小さくなる。したがって、上記空隙部内に水が侵入したとしても、上記転動体が上記検出対象面に対して直角である面と密着することは防止される。これにより、上記転動体は傾斜センサの姿勢変更にともなって適正な位置に転動することができ、誤検出を防止することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記検出対象面に対して直角である上記面は、その凹部に上記転動体が接触しない凹凸状とされている。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明に係る傾斜センサの一例を示している。図1に示すように、本実施形態の傾斜センサA1は、基板1、ケース2、カバー3、1対の受光素子4A,4B、発光素子5、転動体6、および端子7a,7b,7cを備えている。傾斜センサA1は、たとえば回路基板Sに面実装された状態で、回路基板Sの面内方向における傾斜方向を検出するために用いられるものである。すなわち、傾斜センサA1の検出対象面は、回路基板Sの面内方向に広がる面となっている。本実施形態においては、傾斜センサA1は、そのサイズが幅4.2mm、高さ4.2mm、厚さ3.0mm程度とされている。なお、図3においては、カバー3および転動体6を省略している。
基板1は、矩形状の絶縁基板であり、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる。本実施形態においては、基板1は、そのサイズが幅4.2mm、高さ4.2mm、厚さ0.6mm程度とされている。図2に示すように、基板1には、6つの配線パターン7が形成されている。配線パターン7は、たとえば銅からなり、銅製の薄膜に対してエッチングを施すことなどにより形成される。配線パターン7は、基板1の図中手前の面および図中奥方の面に形成された部分と、これらの部分を導通させるスルーホール部分(図示略)とを有している。このうち3つの配線パターン7の図中手前側部分には、1対の受光素子4A,4Bおよび発光素子5がダイボンディングされている。
1対の受光素子4A,4Bは、たとえばPINフォトダイオードであり、赤外線を受光すると、それに応じた光起電力を生じて電流を流すように構成されている。図2に示すように、1対の受光素子4A,4Bは、基板1において図中左右方向に離間して配置されている。1対の受光素子4A,4Bは、それぞれがダイボンディングされた配線パターン7と隣り合う配線パターン7に対して、それぞれワイヤ8によって接続されている。本実施形態においては、1対の受光素子4A,4Bは、そのサイズが0.6mm角程度とされている。
発光素子5は、赤外線を発することができる赤外線発光ダイオードなどからなり、本発明で言う発光手段を構成している。図2に示すように、発光素子5は、1対の受光素子4A,4Bの中間位置から図中下方にシフトした位置に配置されている。発光素子5は、これがボンディングされた配線パターン7と隣り合う配線パターン7に対して、ワイヤ8によって接続されている。本実施形態においては、発光素子5は、そのサイズが0.25mm角程度とされている。
ケース2は、全体が直方体形状であり、たとえば導電性樹脂を用いたモールド成形法により形成されている。上記導電性樹脂としては、たとえばエポキシ樹脂を主成分とし、多数の金属粒子が分散されたものが挙げられる。ケース2には、空隙部20が形成されている。図2に示すように、空隙部20は、転動体収容部20a、3つの窓20b、および3つの素子収容部20cからなる。本実施形態においては、ケース2は、そのサイズが幅4.2mm、高さ4.2mm、厚さ2.0mm程度とされている。
転動体収容部20aは、転動体6を収容する部分であり、傾斜センサA1の姿勢に応じた所定の位置に転動体6を転動させるための部分である。転動体収容部20aは、略菱形状の断面形状とされており、転動体6を収容可能な奥行き寸法とされている。転動体収容部20aは、上記検出対象面(回路基板Sの面内方向に広がる面)に対して平行である、面20dおよび後述するカバー3の一方の面と、上記検出対象面に対して直角であり、上記略菱形状の断面を形成する面20eと、によって規定されている。本実施形態においては、菱形状部分の一辺の長さが3.0mm程度とされ、角部が半径1.0mm程度の円弧状とされている。また、本実施形態においては、面20eには、上記検出対象面に対して直角方向に延びる複数の凸部20fが形成されている。複数の凸部20fは、転動体収容部20aの深さ方向の全体に亘って形成され、たとえば上記菱形状の各角部、および角部間における所定間隔ごとに位置するように設けられている。凸部20fは、たとえば断面寸法が半径0.1mmの半円状とされ、隣接する凸部20fの間隔が0.2mm程度となるように設けられている。このような構成によって、凸部20fを有する面20eは凹凸状とされている。図3および図5に示すように、転動体収容部20aには、3つの窓20bが繋がっている。
図3において図中上側に位置する2つの窓20b、および図中下側に位置する窓20bは、転動体収容部20aに繋がっている。3つの窓20bは、それぞれ断面円形状であり、1対の受光素子4A,4Bへと光を到達させ、または発光素子5からの光を通過させるためのものである。本実施形態においては、図5における左右両端にある窓20bは、断面寸法φ1.3mm程度とされている。また、中央に位置する窓20bは、断面寸法φ0.8mm程度とされている。3つの窓20bには、3つの素子収容部20cがそれぞれ繋がっている。
3つの素子収容部20cは、図5に示すように、1対の受光素子4A,4Bおよび発光素子5を収容するための部分である。図4に示すように、1対の受光素子4A,4Bを収容する2つの素子収容部20cは、2つの矩形が連結された断面形状とされている。発光素子5を収容する素子収容部20cは、断面矩形状とされている。
カバー3は、ケース2を塞いで空隙部20を形成するためのものであり、たとえばエポキシ樹脂からなる。図5に示すように、カバー3の図中下面には、導電膜30および反射膜31が形成されている。導電膜30は、カバー3の下面全体に形成されており、たとえば銅からなる。反射膜31は、発光素子5によって発せられた光を反射することにより1対の受光素子4A,4Bへと向かわせるためのものである。反射膜31は、ケース2の転動体収容部20aに対応する領域に形成されており、たとえば電解メッキ法によって銅、ニッケル、金の薄膜が順次積層されたものである。反射膜31の厚みの一例を挙げると、銅薄膜が50μm程度、ニッケル薄膜が3μm程度、金薄膜が0.03〜0.7μm程度である。本実施形態においては、カバー3は、そのサイズが幅4.2mm、高さ4.2mm、厚さ0.4mm程度とされている。このような構成のカバー3は、たとえば導電性接着剤などを介してケース2に固定されている。
転動体6は、傾斜センサA1の姿勢に応じて転動体収容部20a内を転動することにより、発光素子5からの光が1対の受光素子4A,4Bへと到達することを適宜阻止するためのものである。転動体6は、円柱形状とされており、たとえばステンレスからなる。本実施形態においては、転動体6は、断面寸法φ2.0mm程度とされている。このような構成の転動体6は、転動体収容部20aに収容された状態においては、転動体収容部20aの面20eのうち凸部20fに対して接触する一方、凸部20f間に位置する凹部に対しては接触しない。
端子7a,7b,7cは、傾斜センサA1をたとえば図1に示す回路基板Sに面実装するために用いられるものである。図5に示すように、端子7a,7b,7cは、配線パターン7のうち基板1の図中下面側にある部分によって構成されている。
次に、傾斜センサA1による傾斜方向の検出について、図6〜図9を用いて説明する。図6〜図9は、カバー3を省略して傾斜センサA1を正面からみた図である。これらの図においては、図中下方が重力方向である。
まず、図6は、傾斜センサA1が中立姿勢とされた状態を示している。この姿勢においては、転動体6は、重力にしたがって転動体収容部20aの下端寄りに留まっている。この位置を中立位置と呼ぶ。転動体6が中立位置にあると、発光素子5からの光が全て転動体6によって遮られる。このため、1対の受光素子4A,4Bは、いずれも光を検出しない。したがって、1対の受光素子4A,4Bのいずれからも信号が出力されない状態であれば、傾斜センサA1が中立姿勢であると認識する。
次に、傾斜センサA1を図中時計回りに回転させると、図7に示す状態となる。この状態においては、転動体6は、重力にしたがって転動体収容部20aのうち図6の右端寄り部分へと転動する。この位置を正転遮光位置と呼ぶ。転動体6が正転遮光位置にあると、受光素子4Bへと繋がる窓20bが転動体6により覆われる。これにより、受光素子4Bによっては、発光素子5からの光は受光されない。一方、発光素子5から発せられた光は、図5に示す反射膜31によって反射され、受光素子4Aに到達する。したがって、受光センサ4Aのみから信号が出力された状態であれば、傾斜センサA1が中立姿勢から図7における図中時計回りに回転させられた姿勢であると認識する。
また、傾斜センサA1を中立姿勢から図中反時計回りに回転させると、図8に示す状態となる。この状態においては、転動体6は、重力にしたがって転動体収容部20aのうち図6の左端寄り部分へと転動する。この位置を逆転遮光位置と呼ぶ。転動体6が逆転遮光位置にあると、受光素子4Aへと繋がる窓20bが転動体6により覆われる。これにより、受光素子4Aによっては、発光素子5からの光は受光されない。一方、発光素子5から発せられた光は、受光素子4Bに到達する。したがって、受光センサ4Bのみから信号が出力された状態であれば、傾斜センサA1が中立姿勢から図8における図中反時計回りに回転させられた姿勢であると認識する。
さらに、傾斜センサA1が回転させられると、図9に示すように傾斜センサA1は、倒立した姿勢とされる。この場合、転動体6は、転動体収容部20aにおいて中立位置とは反対側の位置に転動する。この位置を、倒立位置と呼ぶ。転動体6が倒立位置にあると、発光素子5からの光は、1対の受光素子4A,4Bの双方によって受光される。これにより、1対の受光素子4A,4Bの双方から信号が出力されると、傾斜センサA1が倒立した姿勢であることを検出可能である。したがって、傾斜センサA1は、中立姿勢であること、中立姿勢から正転あるいは逆転された姿勢であること、および倒立した姿勢であること、の4つの状態を検出することができる。
次に、傾斜センサA1の作用について説明する。
本実施形態の傾斜センサA1の製造においては、たとえば当該傾斜センサが構成単位として縦横に配列された集合板を切断することにより、各傾斜センサA1に分割される。この切断工程では、冷却や切削屑洗浄のための水を使用する場合があり、この際、傾斜センサA1の空隙部20に微量の水が侵入する場合がある。
本実施形態の傾斜センサA1においては、転動体6を収容する転動体収容部20aを規定する面のうち、上記検出対象面に対して直角な面20eにおいて複数の凸部20fが形成されていることにより、当該面20eが凹凸状とされている。このため、当該面20eと転動体6との接触面積は比較的に小さくなり、転動体収容部20aに水が侵入したとしても転動体6が面20eと密着することは防止される。これにより、転動体6は傾斜センサA1の姿勢変更にともなって適正な位置に転動することになり、傾斜センサA1による誤検出が防止される。
ここで、転動体6は、上述したように、面20eのうち凸部20fに対してのみ接触する一方、凸部20f間に位置するフラットな凹部に対しては接触しない。このような構成によれば、転動体6が面20eに密着することはより確実に防止され、傾斜センサA1による誤検出を防止するうえで好適である。
転動体収容部20aの面20eに形成された凸部20fは、上記検出対象面に対して直角方向に延び、かつ、転動体収容部20aの深さ方向の全体に亘って形成されている。このため、円柱形状とされた転動体6は、その側面部分が凸部20fに対して線接触することになり、中心軸が上記検出対象面と直交する。したがって、転動体6の円形端面が常に上記検出対象面に対して平行になり、転動体6が空隙部20の窓20bの正面に位置すると、窓20bは上記円形端面によって完全に遮断されることになる。このことは、傾斜センサA1による誤検出を防止するうえで好適である。
加えて、傾斜センサA1においては、転動体6の転動摩擦によって静電気が生じたとしても、導電性樹脂からなるケース2と当該ケース2に当接する導電膜30とは、導通状態にあるので同電位となる。このようにケース2において帯電防止が図られていることにより、転動体6の転動動作が静電気によって不当に阻害されるといった不都合が生じることはない。このことは、傾斜センサA1による誤検出を防止するうえで好適である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明に係る傾斜センサは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る傾斜センサの各部の具体的な構成は、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
空隙部を規定する検出対象面に対して直角である面(20e)に形成される凸部(20f)としては、上記実施形態のように菱形状に形成された上記面20eの全体に万遍なく形成されていることが好ましいが、これに限定されず、たとえば上記菱形状部分の円弧状の角部に相当する箇所にのみ形成されていてもよい。仮に上記検出対象面に対して直角である上記面に凸部が形成されていない場合には、転動体と上記円弧状の角部との接触面積が相対的に大となる。これに対し、上記角部に相当する箇所に凸部を設けておくだけで、転動体と上記検出対象面に対して直角である上記面との接触面積を効果的に小さくすることができ、転動体が上記検出対象面に対して直角である上記面と密着することは防止される。
また、上記凸部の形状についても上記実施形態に限定されるものではない。要するに、転動体と、上記検出対象面に対して直角である上記面との接触面積を小さくすることができればよく、上記検出対象面に対して直角である上記面は、たとえば断面形状が波形からなる凹凸状とされていてよい。
本発明に係る傾斜センサの一例を示す一部断面斜視図である。 図1に示す傾斜センサの分解斜視図である。 図1に示す傾斜センサの正面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 図1の傾斜センサが中立姿勢とされた状態を示す正面図である。 図1の傾斜センサが正転方向に傾斜させられた状態を示す正面図である。 図1の傾斜センサが逆転方向に傾斜させられた状態を示す正面図である。 図1の傾斜センサが倒立姿勢とされた状態を示す正面図である。 従来の傾斜センサの一例を示す断面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。
符号の説明
A1 傾斜センサ
S 回路基板
1 基板
2 ケース
3 カバー
4A,4B 受光素子
5,5A,5B 発光素子(発光手段)
6 転動体
7 配線パターン
7a,7b,7c (面実装用の)端子
8 ワイヤ
20 空隙部
20a 転動体収容部
20b 窓
20c 素子収容部
20d (検出対象面に対して平行な)面
20e (検出対象面に対して直角である)面
20f 凸部
30 導電膜
31 反射膜

Claims (2)

  1. 検出対象面に沿って離間配置された1対の受光素子と、
    上記1対の受光素子に対して光を照射する発光手段と、
    上記検出対象面内に沿って転動する円柱形状の転動体と、
    上記転動体を収容する空隙部と、
    上記空隙部が形成されたケースと、を備えており、
    上記空隙部は、上記検出対象面の面内方向における重力方向の変化により、上記転動体に、上記検出対象面の面内方向において上記1対の受光素子と重なる1対の遮光位置と、上記面内方向において上記1対の受光素子のいずれとも重ならない中立位置と、をとらせる形状とされている、傾斜センサであって、
    上記空隙部は、上記検出対象面に対して平行な1対の面と、上記検出対象面に対して直角である面とによって規定されており、
    上記検出対象面に対して直角である上記面は、上記ケースに設けられた穴部の内側面によって構成されており、かつ、上記検出対象面に対して直角である方向に延びる複数の凸部が形成されることにより凹凸状とされていることを特徴とする、傾斜センサ。
  2. 上記検出対象面に対して直角である上記面は、その凹部に上記転動体が接触しない凹凸状とされている、請求項1に記載の傾斜センサ。
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