JP2010177021A - 傾斜センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】より多くの傾斜状態を検出することができる傾斜センサを提供すること。
【解決手段】発光素子5および複数の受光素子、転動体8、転動体8を収容しているとともに、方向x,y,zにおける転動体8の移動を可能としており、かつ、発光素子5からの光を上記受光素子のいずれにも到達させない完全遮光位置p1と発光素子5からの光を上記受光素子のいずれかのみに到達させない複数の一部遮光位置と、発光素子5からの光を上記受光素子のいずれにも到達させる非遮光位置p3とから構成される検出位置を、重力方向の変化により転動体8にとらせる空隙部74、を備え、方向x,y,zにおける空隙部74の両端にそれぞれ、上記検出位置の2つが位置している。
【選択図】 図2
【解決手段】発光素子5および複数の受光素子、転動体8、転動体8を収容しているとともに、方向x,y,zにおける転動体8の移動を可能としており、かつ、発光素子5からの光を上記受光素子のいずれにも到達させない完全遮光位置p1と発光素子5からの光を上記受光素子のいずれかのみに到達させない複数の一部遮光位置と、発光素子5からの光を上記受光素子のいずれにも到達させる非遮光位置p3とから構成される検出位置を、重力方向の変化により転動体8にとらせる空隙部74、を備え、方向x,y,zにおける空隙部74の両端にそれぞれ、上記検出位置の2つが位置している。
【選択図】 図2
Description
本発明は、傾斜センサに関する。
図9および図10は、従来の傾斜センサの一例を示している。同図に示された傾斜センサXは、基板91、ケース92、カバー93、1対の受光素子94A,94B、発光素子95、および転動体96を備えている。なお、図10においては、理解の便宜上カバー93を省略している。1対の受光素子94A,94Bおよび発光素子95は、基板91の表面に搭載されており、ケース92に囲まれている。ケース92およびカバー93によって空隙部92aが形成されている。この空隙部92aは、発光素子95からの光が入射され、またケース92の各部によって反射された光を1対の受光素子94A,94Bへと到達させうる形状とされている。空隙部92aには、転動体96が収容されている。転動体96は、円柱形状であり、空隙部92a内をxy面に沿って転動可能とされている。基板91の裏面には、たとえば回路基板への面実装に用いられる実装端子が形成されている。
図10に示された状態は、転動体96が重力にしたがって発光素子95と重なる位置にある状態である。このとき、発光素子95から発せられたほとんどすべての光が転動体96によって遮られるため、1対の受光素子94A,94Bのいずれにも光は到達しない。次に、傾斜センサXを、図10に示された状態から左に傾けると、転動体96は受光素子94Aと重なる位置をとる。この状態においては、発光素子95からの光が受光素子94Bにのみによって受光される。反対に、傾斜センサXを、図10に示された状態から右に傾けると、転動体96は受光素子94Bと重なる位置をとる。この状態においては、発光素子95からの光は受光素子94Aのみによって受光される。傾斜センサXをたとえば回路基板に実装すれば、この回路基板と直角に延びる軸を回転中心として回路基板が傾けられたことを1対の受光素子94A,94Bの受光信号を監視することにより検出することができる。このような傾斜センサXを用いることにより、たとえば携帯電話機の表示画面を閲覧している使用者が、その表示画面を縦向きもしくは横向きにしたことを検出し、それに応じて表示画面に表示させる画像の向きを変更するといった処理が可能となる。
このような傾斜センサXは、図10に示された姿勢から方向z(図9参照)に延びる線を軸として回転した場合における傾斜状態を検出するために用いられることを前提としている。そのため、傾斜センサXが図10に示された姿勢から方向xに延びる線を軸として回転した場合、傾斜センサXによって、このときの傾斜状態を検出することは困難である。傾斜センサXを多様な用途に用いるには、より多くの傾斜状態を検出できることが好ましい。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、より多くの傾斜状態を検出することができる傾斜センサを提供することをその課題とする。
本発明によって提供される傾斜センサは、発光素子および複数の受光素子、転動体、上記転動体を収容しているとともに、第1の方向、上記第1の方向と異なる第2の方向、並びに上記第1および第2の方向と異なる第3の方向における上記転動体の移動を可能としており、かつ、上記発光素子からの光を上記受光素子のいずれにも到達させない完全遮光位置と上記発光素子からの光を上記受光素子のいずれかのみに到達させない複数の一部遮光位置とから構成され、または、上記完全遮光位置と複数の上記一部遮光位置と上記発光素子からの光を上記受光素子のいずれにも到達させる非遮光位置とから構成される検出位置を、重力方向の変化により上記転動体にとらせる空隙部、を備え、上記第1、第2、および第3の方向における上記空隙部の両端にそれぞれ、上記検出位置の2つが位置していることを特徴としている。
このような構成によれば、上記第1、第2、および第3の方向の前後方向のいずれが上記重力方向を向いている場合でも、上記傾斜センサの傾斜状態を検出できる。これにより、より多くの傾斜状態を検出することが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記空隙部は、上記発光素子からの光が出射される出射口と上記完全遮光位置において、上記受光素子に向けて光が入射する入射口と上記一部遮光位置においてつながっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記空隙部は球形状とされている、このような構成によれば、上記転動体が転がりやすくなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記空隙部は、上記出射口および上記入射口が頂点のいずれかに位置する正八面体状とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1、第2、および第3の方向は、互いに直交している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1の方向における上記空隙部の両端には、上記完全遮光位置と上記一部遮光位置が位置している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1の方向における上記空隙部の両端には、上記完全遮光位置と上記非遮光位置が位置している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記転動体は球形である。このような構成によれば、上記転動体が転がりやすくなる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる傾斜センサの一例を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。
これらの図に示された傾斜センサA1は、図1に示すように、回路基板Sに面実装された状態で、重力方向に対する回路基板Sの傾斜を検出するために用いられるものである。傾斜センサA1は、そのサイズが1.5〜3.0mm角程度とされている。図2、図3に表れているように、傾斜センサA1は、基板1、側面基板2a,2b,2c,2d、カバー基板3、発光素子5、受光素子6a,6b,6c,6d、樹脂部7、および転動体8を備えている。なお、方向x,y,zが互いになす角は、それぞれ90度である。
図2に示すように、基板1は、矩形状の絶縁基板である。基板1は、yz平面に広がっている。基板1は、たとえばガラスエポキシ樹脂から構成されている。基板1には、配線パターン(図示略)が形成されている。この配線パターンは、たとえばCu−Ni−Auメッキ層からなる。この配線パターンは、基板1の表裏面に形成された部分と、これらの部分を導通させるスルーホール部分と、を有している。この配線パターンの基板1の表面(図2において上側)に形成された部分には、発光素子5がダイボンディングされている。一方、この配線パターンの基板1の裏面(図2において下側)に形成された部分は、傾斜センサA1を回路基板Sに面実装するための実装端子として用いられる。
発光素子5は、たとえば赤外線発光ダイオードなどとされている。本実施形態においては、発光素子5のサイズは、0.25mm角程度とされている。なお、発光素子5として、可視光などの赤外光と異なる波長の光を発するダイオードを用いてもよい。
図2、図3に示すように、側面基板2a,2b,2c,2dは、矩形状の絶縁基板である。側面基板2a〜2dは、いずれも基板1に対して起立している。図3に示すように、側面基板2a,2cは、方向yに沿って延びているとともに互いに向かい合っている。側面基板2b,2dは、方向zに沿って延びているとともに互いに向かい合っている。側面基板2a〜2dは、ガラスエポキシ樹脂から構成されている。側面基板2a〜2dは、方向xの端部において基板1の表面とそれぞれ接着されている。図3に示すように、側面基板2a〜2dは、隣り合うものどうしが接着され、yz平面視において枠状となっている。側面基板2a〜2dの表面(図3における枠の内側)には、配線パターン(図示略)が形成されている。この配線パターンは、基板1と同様に、たとえばCu−Ni−Auメッキ層からなる。
図2、図3に示すように、受光素子6a,6b,6c,6dは、側面基板2a,2b,2c,2dに形成された上記配線パターンに、それぞれダイボンディングされている。受光素子6a,6cは互いに対向している。受光素子6b,6dは互いに対向している。受光素子6a〜6dは、たとえばフォトトランジスタであり、赤外線を受光すると、それに応じた光起電力を生じて電流を流すように構成されている。受光素子6a〜6dのサイズは、0.6mm×0.4mm程度とされている。
樹脂部7は、基板1上に配置されており、かつ、側面基板2a〜2dに囲まれている。樹脂部7は、たとえばエポキシ樹脂により構成されている。樹脂部7の内部には、空隙部74が形成されている。樹脂部7と基板1とに囲まれることにより、収容空間71が形成されている。同様に、樹脂部7と側面基板2a〜2dとにそれぞれ囲まれることにより、収容空間72a〜72dが形成されている。
図2に示すように、収容空間71は発光素子5を収容している。収容空間71と空隙部74との隙間には、出射口76が設けられている。出射口76は、発光素子5からの光を空隙部74へと出射する経路となっている。
図3によく表れているように、収容空間72a〜72dは、それぞれ受光素子6a〜6dを収容している。収容空間72a〜72dと空隙部74との隙間には、入射口77a〜77dがそれぞれ設けられている。入射口77a〜77dは、空隙部74から受光素子6a〜6dへと光が入射する経路となっている。
空隙部74は、転動体8を収容する空間であって、傾斜センサA1の姿勢に応じた所定の位置に移動させるためのものである。本実施形態では、空隙部74は、球形状とされている。空隙部74は、出射口76および入射口77a〜77dとつながっている。
転動体8は、傾斜センサA1の姿勢に応じて空隙部74内を移動することにより、発光素子5からの光が受光素子6a〜6dへと到達することを適宜阻止するためのものである。転動体8は、球形状とされている。転動体8は、直径が0.7〜0.8mmとされている。転動体8は、たとえばステンレスまたはタングステンなどの比較的高密度な金属から構成されている。
次に、傾斜センサA1による傾斜方向の検出について説明する。
まず、図2、図3は、傾斜センサA1が初期姿勢とされた状態を示している。図2および図4〜図6は、いずれも図下方が鉛直方向下方である。図2の場合、転動体8は、空隙部74のうち出射口76の正面に位置している。出射口76は転動体8により塞がれている。このときの転動体8の位置を完全遮光位置p1と呼ぶ。そのため、完全遮光位置p1は、方向xにおける空隙部74の一端に位置しているといえる。また、完全遮光位置p1において、空隙部74は出射口76とつながっている。完全遮光位置p1は、本発明における検出位置の1つである。
転動体8が完全遮光位置p1に位置しているとき、発光素子5からの光は転動体8によって遮られる。そのため、この光は、受光素子6a〜6dのいずれにも到達しない。したがって、受光素子6a〜6dのいずれからも受信信号が出力されていないときには、転動体8が完全遮光位置p1にあり、傾斜センサA1が鉛直方向に対して図2に示された姿勢であることを認識できる。
次に、図4に、傾斜センサA1を図2に示す姿勢から紙面に垂直な方向(方向y)に沿って延びる軸を中心に、反時計まわりに約90度回転させた状態を示す。この回転において、転動体8は、重力に従って、方向zにおける空隙部74の一端に向かって移動する。そして、転動体8は、空隙部74のうち入射口77aの正面に位置する。入射口77aは転動体8により塞がれた格好となる。このときの転動体8の位置を一部遮光位置p2aと呼ぶ。そのため、一部遮光位置p2aは、方向zにおける空隙部74の一端に位置しているといえる。また、一部遮光位置p2aにおいて、空隙部74は入射口77aとつながっている。一部遮光位置p2aは、本発明における検出位置の1つである。
転動体8が一部遮光位置p2aに位置しているとき、発光素子5からの光は、受光素子6aには到達しない。一方、発光素子5からの光は、受光素子6a以外の受光素子6b,6c,6dには到達する。したがって、受光素子6b,6c,6dのみから受光信号が出力されているときには、転動体8が一部遮光位置p2aに位置しており、傾斜センサA1が鉛直方向に対して本図に示された姿勢であることを認識できる。
次に、図5に、傾斜センサA1を図2に示す姿勢から紙面に垂直な方向(方向y)に沿って延びる軸を中心に、時計回りに約90度回転させた状態を示す。この回転において、転動体8は、重力に従って、方向zにおける空隙部74の他端に向かって移動する。そして、転動体8は、空隙部74のうち入射口77cの正面に位置する。入射口77cは転動体8により塞がれた格好となる。このときの転動体8の位置を一部遮光位置p2cと呼ぶ。そのため、一部遮光位置p2cは、方向zにおける空隙部74の他端に位置しているといえる。また、一部遮光位置p2cにおいて、空隙部74は入射口77cとつながっている。一部遮光位置p2cは、本発明における検出位置の1つである。
転動体8が一部遮光位置p2cに位置しているとき、発光素子5からの光は、受光素子6cには到達しない。一方、発光素子5からの光は、受光素子6c以外の受光素子6a,6b,6dには到達する。したがって、受光素子6a,6b,6dのみから受光信号が出力されているときには、転動体8が一部遮光位置p2cに位置しており、傾斜センサA1が鉛直方向に対して本図に示された姿勢であることを認識できる。
次に、図6に、傾斜センサA1を図2に示す姿勢から紙面に垂直な方向(方向y)に沿って延びる軸を中心に、約180度回転させた状態を示す。この回転において、転動体8は、重力に従って、方向xにおける空隙部74の他端に向かって移動する。そして、転動体8は、空隙部74のうち出射口76とは反対側の部分に位置する。転動体8は、出射口76、入射口77a〜77dのいずれをも塞がない。このときの転動体8の位置を非遮光位置p3と呼ぶ。そのため、非遮光位置p3は、方向xにおける空隙部74の他端に位置しているといえる。非遮光位置p3は、本発明における検出位置の1つである。
転動体8が非遮光位置p3に位置しているとき、発光素子5からの光は、出射口76から空隙部74へと出射される。この光は、転動体8に遮られることなく、入射口77a〜77dを経由して、受光素子6a〜6dのいずれにも到達する。したがって、受光素子6a〜6dのいずれもから受光信号が出力されるときには、転動体8が非遮光位置p3に位置しており、傾斜センサA1が本図に示された姿勢であることを認識できる。
図示していないが、図2、図3に示した姿勢から方向zに沿って延びる軸を中心として傾斜センサA1が回転することで、転動体8が移動し、入射口77b,77dを塞ぐ場合がある。図3に示すように、そのときの転動体8の位置をそれぞれ、一部遮光位置p2b,p2dと呼ぶ。一部遮光位置p2bは方向yにおける空隙部74の一端に、一部遮光位置p2dは方向yにおける空隙部74の他端に、それぞれ位置している。また、一部遮光位置p2bにおいて、空隙部74は入射口77bとつながっている。一部遮光位置p2dにおいて、空隙部74は入射口77dとつながっている。転動体8が一部遮光位置p2b,p2dに位置している場合も、上述したのと同様に、傾斜センサA1の姿勢を認識できる。一部遮光位置p2b,p2dはそれぞれ、本発明における検出位置の1つである。
次に、傾斜センサA1の作用について説明する。
図2に示した姿勢から、方向yを軸方向として傾斜センサA1が傾斜または回転した場合、転動体8は、完全遮光位置p1、一部遮光位置p2a,p2c、または非遮光位置p3に位置する。一方、図2に示した姿勢から、方向zを軸として傾斜センサA1が傾斜または回転した場合、転動体8は、完全遮光位置p1、一部遮光位置p2b,p2d、非遮光位置p3に位置する。そのため、傾斜センサA1は、方向x,y,zの双方向(すなわち6方向)のいずれが鉛直方向の下方を向いているかを検出することができる。このようにして、より多くの傾斜状態を検出可能な傾斜センサA1が提供される。
転動体8は、球形状である。そのため、転動体8が、空隙部74をスムースに転動しつつ、出射口76、入射口77a〜77dを隙間なく塞ぐのに適している。
図7、図8は、本発明の第2実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図7は、xz平面視の傾斜センサA2の断面図である。図7は、第1実施形態にかかる図2に対応する。図8は、yz平面視の傾斜センサA2の断面図である。図8は、第1実施形態にかかる図3に対応する。これらの図に示された傾斜センサA2は、空隙部74が、出射口76、入射口77a〜77dを頂点に位置させる正八面体状である点において、第1実施形態にかかる傾斜センサA1と相違する。さらに、傾斜センサA2は、傾斜センサA1における発光素子5および受光素子6aが入れ替わって配置されている点においても、傾斜センサA1と相違する。この入れ替えに伴って、傾斜センサA2においては、傾斜センサA1に対して、収容空間71と収容部72a、出射口76と入射口77a、完全遮光位置p1と一部遮光位置p2a、がそれぞれ入れ替わっている。
図7、図8に表れているように、方向zにおける空隙部74の両端には、完全遮光位置p1と一部遮光位置p2cとが配置されている。一方、方向xにおける空隙部74の両端には、非遮光位置p3と一部遮光位置p2aとが配置されている。
本実施形態によれば、空隙部74が正八面体状であるため、出射口76、入射口77a〜77dをつなぐ空隙部74の内面が平面状となる。そのため、転動体8が、完全遮光位置p1、一部遮光位置p2a〜p2d、非遮光位置p3のいずれに位置しているかを的確に検出することができる。また、第1実施形態と同様の効果ももちろん有する。
本発明の範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る傾斜センサの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。上記実施形態では非遮光位置p3を有する傾斜センサA1,A2を示したが、非遮光位置p3を設けず、追加の一部遮光位置を設けた構成としてもよい。第1実施形態で示した球形状の空隙部74を有する傾斜センサA1において、発光素子5、受光素子6a〜6dを、第2実施形態で示したように配置してもよいのはもちろんである。同様に、第2実施形態で示した正八面体状の空隙部74を有する傾斜センサA2において、発光素子5、受光素子6a〜6dを、第1実施形態で示したように配置してもよい。
上記実施形態では、非遮光位置p3、一部遮光位置p2a〜p2d、完全遮光位置p1どうしが完全に向かい合っている例を示したが、本発明にかかる傾斜センサはこれに限られない。たとえば、非遮光位置p3と完全遮光位置p1とが、方向x視において完全に重なっている必要はなく、方向x視において異なる位置に配置されていてもかまわない。また、発光素子5、受光素子6a〜6dのいずれもが、基板1に配置されていてもよい。
本発明にかかる第1、第2、および第3の方向どうしのなす角を直角以外の角度に調整することで、本発明にかかる傾斜センサによって検出可能な傾斜角を調整することができる。
A1,A2 傾斜センサ
S 回路基板
1 基板
2a〜2d 側面基板
3 カバー基板
5 発光素子
6a,6b,6c,6d 受光素子
7 樹脂部
71,72a〜72d 収容空間
74 空隙部
p1 完全遮光位置(検出位置)
p2a〜p2d 一部遮光位置(検出位置)
p3 非遮光位置(検出位置)
76 出射口
77a〜77d 入射口
8 転動体
x (第1の)方向
y (第2の)方向
z (第3の)方向
S 回路基板
1 基板
2a〜2d 側面基板
3 カバー基板
5 発光素子
6a,6b,6c,6d 受光素子
7 樹脂部
71,72a〜72d 収容空間
74 空隙部
p1 完全遮光位置(検出位置)
p2a〜p2d 一部遮光位置(検出位置)
p3 非遮光位置(検出位置)
76 出射口
77a〜77d 入射口
8 転動体
x (第1の)方向
y (第2の)方向
z (第3の)方向
Claims (8)
- 発光素子および複数の受光素子、
転動体、
上記転動体を収容しているとともに、第1の方向、上記第1の方向と異なる第2の方向、並びに上記第1および第2の方向と異なる第3の方向における上記転動体の移動を可能としており、かつ、上記発光素子からの光を上記受光素子のいずれにも到達させない完全遮光位置と上記発光素子からの光を上記受光素子のいずれかのみに到達させない複数の一部遮光位置とから構成され、または、上記完全遮光位置と複数の上記一部遮光位置と上記発光素子からの光を上記受光素子のいずれにも到達させる非遮光位置とから構成される検出位置を、重力方向の変化により上記転動体にとらせる空隙部、を備え、
上記第1、第2、および第3の方向における上記空隙部の両端にそれぞれ、上記検出位置の2つが位置していることを特徴とする、傾斜センサ。 - 上記空隙部は、上記発光素子からの光が出射される出射口と上記完全遮光位置において、上記受光素子に向けて光が入射する入射口と上記一部遮光位置においてつながっている、請求項1に記載の傾斜センサ。
- 上記空隙部は球形状とされている、請求項2に記載の傾斜センサ。
- 上記空隙部は、上記出射口および上記入射口が頂点のいずれかに位置する正八面体状とされている、請求項2に記載の傾斜センサ。
- 上記第1、第2、および第3の方向は、互いに直交している、請求項1ないし3のいずれかに記載の傾斜センサ。
- 上記第1の方向における上記空隙部の両端には、上記完全遮光位置と上記一部遮光位置が位置している、請求項1ないし5のいずれかに記載の傾斜センサ。
- 上記第1の方向における上記空隙部の両端には、上記完全遮光位置と上記非遮光位置が位置している、請求項1ないし5のいずれかに記載の傾斜センサ。
- 上記転動体は球形である、請求項1ないし6のいずれかに記載の傾斜センサ。
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---|---|---|---|
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