JP2007113975A - 傾斜センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常対象とする傾斜以外の振動・衝撃等の急激な加速度が加わった場合に、移動体の変位を規制して、誤検知をするのを防止することを図った傾斜センサを提供する。
【解決手段】 傾斜センサ1は、加速度を受けて移動する導電性を有する移動体6が、移動体6を封入した容器2に形成されている通路内を移動する際の静電容量の変化を検出することにより、容器2が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する。移動体6が定常位置にあるときの通路幅をYとし、移動体6が傾斜状態にあるときに占める通路の通路幅をXとし、移動体6の径をZとしたとき、Y>X>Zの関係がある。定常位置にあるときの移動体6が急な加速度を受けて大きく変位するときには、通路幅Xの狭い通路に入り難くなり、誤検出を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 傾斜センサ1は、加速度を受けて移動する導電性を有する移動体6が、移動体6を封入した容器2に形成されている通路内を移動する際の静電容量の変化を検出することにより、容器2が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する。移動体6が定常位置にあるときの通路幅をYとし、移動体6が傾斜状態にあるときに占める通路の通路幅をXとし、移動体6の径をZとしたとき、Y>X>Zの関係がある。定常位置にあるときの移動体6が急な加速度を受けて大きく変位するときには、通路幅Xの狭い通路に入り難くなり、誤検出を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、取り付けた被検出体の加速度や転倒に伴う姿勢の変更を検出することができる傾斜センサに関する。
従来、傾斜センサについては、発光部と受光部との間に傾斜面が形成された基体と、基体に装着された蓋体と、基体と蓋体との間に傾斜面に沿って移動可能に収納された球体とで構成されており、簡易な構造でありながら被検出体の傾斜を検出することを図った傾き検出用光センサが提案されている(特許文献1)。光センサを搭載した被検出体が傾斜面の傾斜角により設定される角度以内の非傾斜状態にあるときは球体が傾斜面の中央に位置するので、発光部から発生された光は球体により遮断されて受光部により受光されない。他方、上記の角度を超えていずれかの方向(時計回り方向または反時計回り方向)に傾斜されると、球体が傾斜された方向へ移動するため発光部から発生された光は、球体により遮断されることなく、受光部により受光され電気信号として検出される。受光体に受光の有無に応じて発生された電気信号を介して光センサが搭載された被検出体の傾斜を検出することが図られている。
しかしながら、現状の傾斜センサについては、傾斜以外の振動・衝撃等の急激な加速度が加わった場合、その加速度により、例えば球体から成る移動体が傾斜面や通路内を動き、傾斜を誤検知することがあった。
特開平8−2269818号公報(段落[0013]、[0017]〜[0018]、図1)
そこで、急激な加速度が作用したときには移動体の動きも過大になることに着目して、移動体の過大な動きが生じるときには、移動体の変位を規制する点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、通常対象とする傾斜以外の振動・衝撃等の急激な加速度が加わった場合には、移動体の変位を規制して、誤検知をするのを防止することを図った傾斜センサを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による傾斜センサは、加速度を受けて移動する導電性を有する移動体と前記移動体を封入した容器との間の静電容量を測定し、前記移動体が前記容器の通路内を移動する際の前記静電容量の変化を検出することにより、前記容器が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する傾斜センサであって、前記移動体が定常位置にあるときの通路幅をYとし、前記移動体が傾斜状態にあるときの前記通路幅をXとし、前記移動体の径をZとしたとき、Y>X>Zの関係があることを特徴としている。
この傾斜センサによれば、移動体が傾斜状態にあるときの通路幅Xは、移動体の径Zよりも広いが、移動体が定常位置にあるときの通路幅Yよりも幅狭であるので、定常位置にあるときの移動体が急な加速度を受けて大きく変位するときには、通路幅Xの狭い通路に入り難くなり、事実上、誤検出する可能性がなくなる。
上記の傾斜センサにおいて、前記容器は、前記通路のための貫通孔が形成された中間の非導電性の板の両側を、導電性の板で挟んだ三層構造とすることができる。この傾斜センサによれば、通路の両側が導電性の板からなり、定常位置と傾斜位置とで対向する導電性の板間の間隔が移動体の有無により変化するので、その静電容量の変化を検出して傾斜を検知することができる。
上記の傾斜センサにおいて、前記容器は、前記通路のための貫通孔が形成された中間の導電性の板の両側を非導電性の板で挟んだ三層構造とし、両非導電性の板の内壁部に電極を設けることができる。この傾斜センサによれば、通路の両側が非導電性の板からなるが、内壁部、即ち幅広い通路と幅狭い通路とにおいて両側の内壁部には電極を備えているので、定常位置と傾斜位置とで対向する電極間の間隔が移動体の有無により変化するときに、その静電容量の変化を検出して傾斜を検知することができる。
上記の傾斜センサにおいて、前記容器は、前記通路のための貫通孔が形成された中間の導電性の第1層と非導電性の第2層とからなる板の前記第1層側をその内壁部に電極が設けられた非導電性の板で、前記第2層側を導電性の板で挟んだ四層醸造とすることができる。この傾斜センサによれば、通路の各側が電極又は導電性の板からなるので、定常位置と傾斜位置とで対向する電極間の間隔が移動体の有無により変化し、電極と導電性の板との間の変化する静電容量を検出することができる。また、この傾斜センサにおいて、前記第1層と前記第2層とを一体に積層させて、前記中間の板を構成することができる。
また、この発明による傾斜センサは、加速度を受けて容器の通路内を移動する移動体を有し、前記移動体の有無をフォトセンサにより検出することにより、前記容器が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する傾斜センサであって、前記移動体が定常位置にあるときの通路幅をYとし、前記移動体が傾斜状態にあるときの前記通路幅をXとし、前記移動体の径をXとしたとき、Y>X>Zの関係があることを特徴としている。
この傾斜センサによれば、移動体が傾斜状態にあるときの通路幅Xは、移動体の径Zよりも広いが、移動体が定常位置にあるときの通路幅Yよりも幅狭であるので、定常位置にあるときの移動体が急な加速度を受けて大きく変位するときには、通路幅Xの狭い通路に入り難くなり、事実上、誤検出する可能性がなくなる。移動体の有無は、発光素子や受光素子から成るフォトセンサにより検出される。光の検出に基づいて移動体の存在を検出しているので、傾斜センサがボールや内壁部の材質に依存せず、材料の融通性が高まり、製造コストを低減し、検出作動についても電気的な環境に影響されずに安定化が図れる。移動体を磁石として、フォトセンサに代えて、ホール素子を用いてもよい。
上記各傾斜センサにおいて、前記容器内に液体を封入することができる。移動体は、液体の内部で移動することになるので、液体の粘性によって移動体の過大な動きが抑制され、加速度の大きい振動や衝撃などによる誤検知を更に少なくすることができる。
この発明は、上記のように構成されているので、移動体が定常位置にあるときの通路幅をYとし、前移動体が傾斜状態にあるときの通路幅をXとし、移動体の径をZとしたとき、Y>X>Zの関係があるように設定しているので、傾斜検知部の移動体の通路幅が定常位置にあるときの通路幅よりも狭くなっている。そのため、通常対象とする傾斜以外の振動・衝撃等の急激な加速度が加わった場合のように、移動体に傾斜以外の急激な加速度が加わった場合、定常位置にあるときの移動体が急な加速度を受けて大きく変位するときには移動体は通路幅Xの狭い通路に入り難くなり、誤検知が生じにくい。結果的に移動体の変位が規制され、誤検知を防止することができる。また、移動体安定位置と傾斜検知部とで移動体の通路幅が異なるため、検知部に電極などを設ける必要がなく、簡単安価な構造で、静電容量或いは光による移動体の検知が可能である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による傾斜センサの実施例を説明する。図1はこの発明による傾斜センサの一実施例を示す図である。
図1に示す傾斜センサ1は、シリコン等の導電性のある側板3,4と、側板3,4間に挟まれたガラスなどの非導電性の中間板5とを三層構造に構成された容器2の形態に構成されている。容器2の内部には移動体としてのステンレス等の導電性のある材料から形成されているボール6が収容されている。ボール6を収容するため、中間板5には貫通孔7が形成されているとともに、板3,4には、貫通孔7に対応して窪み8,8が形成されている。図1に示すように、傾斜センサ1は、容器2との間に相対的な加速度を受けて移動可能なボール6等の移動体を入れた容器2の側板3,4間の静電容量を測定し、ボール6が動くことによる静電容量の変化を検出するセンサである。
貫通孔7と窪み8,8とで、ボール6の径Zよりも充分広い幅Yを有する第1通路9が形成されている。第1通路9は、ボール6に大きな加速度が作用しないときの、ボール6の安定位置を定めている。貫通孔7は、窪み8,8よりも、図1(d)に示すように、左右の感度軸方向に広がって形成されている。板3,4に挟まれる貫通孔7によって、第1通路9に隣接して且つ第1通路9に繋がって、第2通路10が形成されている(図1(d)及び(e))。第2通路10の通路幅Xは、ボール6の径Zよりも広いが、第2通路10が窪み8,8によって定められていない分だけ、第1通路9の幅Yよりも狭い幅となっている。
図1の各分図に示すように、容器2を構成する導電性の板3,4と中間板5とは、略同等の厚さを有する正面正方形の板材である。貫通孔7及び窪み8,8以外の部分は、平坦に形成されており、板3,4と中間板5との接合面は液密に接合される。図1(a)は正面図であり、表側には内部に液体を注入する封止部11が見える。ボール6及び第1通路9及び第2通路10は隠れ線で示されている。
図1(b)は図1(a)のA−Aで切断した断面図である。中間板5に形成される貫通孔7の内周面には、加工上の観点も含めて、両側から当距離の中間点で凸の稜線7aが形成されており、それに応じて、ボール6は稜線7aからいずれかの側に偏っている。窪み8,8は、上下方向に限れば、貫通孔7よりも僅かに狭い広さに形成されている。窪み8,8は、周辺部が斜面となった板3,4の厚さの約半分の深さにまで浅い皿状に形成されている。図1(c)は、図1(a)の裏面側から見た図である。
図1(c)で図1(a)のA−Aと直交する方向C−Cで切断した断面図が図1(d)に示されている。貫通孔7は、窪み8,8よりも感度軸方向に広い。図1(b)でB−Bで切断した断面図が図1(e)、(f)に記載されている。図1(f)は、本傾斜センサ1が取り付けられる非検出体(図示せず)が転倒したために、傾斜センサも横に倒れた状態で示されている。本実施例では、図1(e)に示すようにボール定常位置となる第1通路9での容器幅Y(図1(d))に対し、傾斜検知部となる第2通路10の容器幅Xを狭くしている。こうした通路幅の変更により、振動・衝撃などでボール6に傾斜以外の振動が加わっても、ボール6が第1通路9から第2通路10に入り難い構造となっている。
更に、図1(e)及び(f)に示すように、傾斜センサ1の寸法を、両第2通路10,10を結ぶ感度軸方向と直交する上下方向(図中、第1通路9内の矢印で示す方向)に長くすることにより、振動・衝撃などにより上下方向に加速度が加わっても、第2通路10にボール6が入り難い構造としている。
傾斜検知については、側板3と側板4との間の静電容量を測定する。
(1)ボールが定常位置に有るときには、第1通路9の通路幅Yからボール6の径Zを除いた間隔(Y−Z)が大きいため、側板3と側板4との間の静電容量が小さい。
(2)ボール6が傾斜状態に有るときには、第2通路10の通路幅Xからボール径Zを除いた間隔(X−Z)が小さいため、側板3と側板4との間の静電容量が大きい。
この両場合の静電容量の違いでセンサ1の傾斜を検知する。なお、この構造は、側板3と側板4そのものを検知部として使用できるため、以降に記載する実施例に比べて構造が簡単で安価なセンサが得られる。
(1)ボールが定常位置に有るときには、第1通路9の通路幅Yからボール6の径Zを除いた間隔(Y−Z)が大きいため、側板3と側板4との間の静電容量が小さい。
(2)ボール6が傾斜状態に有るときには、第2通路10の通路幅Xからボール径Zを除いた間隔(X−Z)が小さいため、側板3と側板4との間の静電容量が大きい。
この両場合の静電容量の違いでセンサ1の傾斜を検知する。なお、この構造は、側板3と側板4そのものを検知部として使用できるため、以降に記載する実施例に比べて構造が簡単で安価なセンサが得られる。
実施例1のセンサを等価回路で示すと、図2(a)に示すように、ボールが動くことに寄り、静電容量が変化する可変コンデンサとして表される。一例として、本センサ1を検出回路に組み込んだ例を図2(b)に示す。
一般的に平行平板の静電容量は次の式で表される。
静電容量=誘電体の誘電率×平板の面積/平板間の距離
実施例1の場合に当てはめて考えると、ボール6が動くことにより、
定常時のボール6が存在する第1通路9の平板間の距離=Y−Z
傾斜時のボール6が存在する第2通路10の平板間の距離=X−Z
ここで Y>Xより、YーZ>X−Zとなる。
また、定常時と傾斜時での変数は(平板間の距離)のみであるから、
(定常時の側板3,4間の静電容量)<(傾斜時の側板3,4間の静電容量)となる。
この現象を利用し、センサ1を図2(b)に示した回路に組み込むと、定常時と傾斜時の出力電圧は図3(a)(b)に示すようになり、E,F間の差を検出して傾斜の判定を行う。
静電容量=誘電体の誘電率×平板の面積/平板間の距離
実施例1の場合に当てはめて考えると、ボール6が動くことにより、
定常時のボール6が存在する第1通路9の平板間の距離=Y−Z
傾斜時のボール6が存在する第2通路10の平板間の距離=X−Z
ここで Y>Xより、YーZ>X−Zとなる。
また、定常時と傾斜時での変数は(平板間の距離)のみであるから、
(定常時の側板3,4間の静電容量)<(傾斜時の側板3,4間の静電容量)となる。
この現象を利用し、センサ1を図2(b)に示した回路に組み込むと、定常時と傾斜時の出力電圧は図3(a)(b)に示すようになり、E,F間の差を検出して傾斜の判定を行う。
この発明による実施例2が図4(a)に示されている。図4(a)に示す傾斜センサ20において、側板23,24を導電性のないガラス板などとし、また中間層25をシリコンなどの導電性の板とし、側板23,24の内壁部に金、アルミなどの金属製の電極26を複数個付着させ、定常位置と傾斜位置の対向する電極26,26間の間隔がボール6の有無により変化することを利用して、その静電容量の差を検出することにより、傾斜センサ20が取り付けられた被検出体の傾斜・転倒の有無を判定する。
この発明による実施例3が図4(b)に示されている。図4(b)に示す傾斜センサ21においては、側板23側にだけ、図5(a)〜(c)の斜線部に示すような金、アルミなどの金属製の電極26が付着されている。側板24側は導電性のあるシリコン板とし、電極26と側板24間の静電容量が検出される。即ち、傾斜センサ21においては、容器は、ボール6が移動する通路のための貫通孔が形成された中間の導電性の第1層25と非導電性の第2層27とからなる板について、第1層25側をその内壁部に電極26が設けられた非導電性の側板23で、また第2層27側を導電性の側板24で挟んだ四層醸造とされている。傾斜センサ21によれば、定常位置と傾斜位置とで対向する電極26と導電性の側板24との間の間隔がボール6の有無により変化するのに伴って電極26と導電性の側板24との間の静電容量が変化し、その変化する静電容量を検出することができる。また、傾斜センサ21において、第1層25と第2層27とが一体に積層されて上記中間の板を構成することができる。更に、実施例2及び実施例3においては、金属製の電極26の配置を図5(a)〜(c)に示す斜線部に示すような配置とすることができる。図5(a)の配置では、幅Xを有する第2通路10に電極26が配置されている。図5(b)の配置では、幅Yを有する第1通路9に電極26が配置されている。また、図5(c)の配置では、幅Yを有する第1通路9と幅Xを有する第2通路10とに電極26が配置されている。
この発明による実施例4が図6に示されている。図6(a)は傾斜センサの横断面図、図6(b)は図6(a)のD−D断面図である。実施例4である傾斜センサ30には、静電容量以外の検出方式が採用されている。実施例4では、中間板35を挟む側板33,34は、光を透過する透明なガラス等とされている。ボール定常位置に対応して、側板33,34の外側には、フォトセンサ等の発光素子37・受光素子38を用いたセンサが対向して置かれている。ボール36の有無(本例の場合、ボール36の無いこと)を検知することで、傾斜検知することができる。この例の場合、ボール36は光の透過性のないボールであれば、金属製以外にも、樹脂、セラミックなどの材質でもよい。なお、フォトセンサの位置は、傾斜時のボール位置(X幅部)にあっても同様の効果が得られる。
この発明による実施例5が図7に示されている。図7は傾斜センサの横断面図である。実施例5である傾斜センサ40でも、静電容量以外の検出方式が採用されている。ボール46を磁石とし電極板の代わりにホール素子47,48を使い、ボール46の有無(本例の場合、ボール46の無いこと)を検知し、傾斜検知することができる。なお、ホール素子47,48の位置は、傾斜時のボール位置(X幅部)にあっても同様の効果が得られる。
この発明による実施例6として、上記の実施例1〜5においては、振動などによる誤検知を更に少なくするために、容器内にエチレングリコールのような液体を入れることができる。ボールを液体に浸すことにより、液体の粘性を利用して、ボールの盲動を抑制することができる。
この発明による実施例7として、上記の実施例1〜6においては、各側板及び中間層から構成される容器は、ガラスやシリコンだけでなく、樹脂や金属材を使用してもよい。
1,20,30,40 傾斜センサ
2 容器
3,4,23,24,33,34、43,44 側板
5,25,35、45 中間板
6,26,36,46 ボール
7 貫通孔
7a 稜線
8,8 窪み
9 第1通路
10 第2通路
2 容器
3,4,23,24,33,34、43,44 側板
5,25,35、45 中間板
6,26,36,46 ボール
7 貫通孔
7a 稜線
8,8 窪み
9 第1通路
10 第2通路
Claims (8)
- 加速度を受けて移動する導電性を有する移動体と前記移動体を封入した容器との間の静電容量を測定し、前記移動体が前記容器の通路内を移動する際の前記静電容量の変化を検出することにより、前記容器が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する傾斜センサであって、
前記移動体が定常位置にあるときの通路幅をYとし、前記移動体が傾斜状態にあるときの前記通路幅をXとし、前記移動体の径をZとしたとき、Y>X>Zの関係があることを特徴とする傾斜センサ。 - 前記容器は、前記通路のための貫通孔が形成された中間の非導電性の板の両側を導電性の板で挟んだ三層構造であることを特徴とする請求項1に記載の傾斜センサ。
- 前記容器は、前記通路のための貫通孔が形成された中間の導電性の板の両側を非導電性の板で挟んだ三層構造であり、前記両非導電性の板の内壁部に電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の傾斜センサ。
- 前記容器は、前記通路のための貫通孔が形成された中間の導電性の第1層と非導電性の第2層とからなる板の前記第1層側をその内壁部に電極が設けられた非導電性の板で、前記第2層側を導電性の板で挟んだ四層醸造であることを特徴とする請求項1に記載の傾斜センサ。
- 前記第1層と前記第2層とが一体に積層されて前記中間の板を構成していることを特徴とする請求項4に記載の傾斜センサ。
- 加速度を受けて容器の通路内を移動する移動体を有し、前記移動体の有無をフォトセンサにより検出することにより、前記容器が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する傾斜センサであって、
前記移動体が定常位置にあるときの通路幅をYとし、前記移動体が傾斜状態にあるときの前記通路幅をXとし、前記移動体の径をXとしたとき、Y>X>Zの関係があることを特徴とする傾斜センサ。 - 加速度を受けて容器の通路内を移動する磁石から成る移動体を有し、前記移動体の有無をホール素子により検出することにより、前記容器が取り付けられている被検出体の傾斜を検出する傾斜センサであって、
前記移動体が定常位置にあるときの通路幅をYとし、前記移動体が傾斜状態にあるときの前記通路幅をXとし、前記移動体の径をXとしたとき、Y>X>Zの関係があることを特徴とする傾斜センサ。 - 前記容器内に液体を封入したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の傾斜センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005303787A JP2007113975A (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 傾斜センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005303787A JP2007113975A (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 傾斜センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007113975A true JP2007113975A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=38096312
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2007113975A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010164436A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 傾斜センサ |
-
2005
- 2005-10-19 JP JP2005303787A patent/JP2007113975A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010164436A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 傾斜センサ |
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