JP2018528165A - 置換ベンゾトリアゾールフェノール - Google Patents

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Abstract

フェノール水酸基に対してオルト位及び/又はフェノール水酸基に対してパラ位のいずれか又は両方に置換基を有するベンゾトリアゾールフェノールを、無置換ベンゾトリアゾールフェノールからカップリング反応によって調製することができる。オルト置換基は、単純なアルコキシ又はアミノ基であってもよく、又はオルト置換基は、ベンゾトリアゾールフェノールを別のベンゾトリアゾールフェノール基に連結している連結基であってもよい。

Description

本開示は、置換フェノール化合物、保護された置換フェノール化合物、並びに置換フェノール化合物及び保護された置換フェノール化合物を調製する方法に関する。
フェノールは、芳香族炭化水素基に直接結合した水酸基を有する化合物の分類である。フェノール類は、フェノール基を含有する化合物のことを称するが、多種多様なものが知られている。フェノール類は、植物によって天然に生成されるものもあれば、様々な化学的用途のために合成により設計されたものもある。
フェノール類の分類の1つは、2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール又はベンゾトリアゾールフェノールである。ベンゾトリアゾールフェノールは、紫外線吸収剤の重要な分類の1つであり、場合によっては、可視域も吸収することができる。こうした化合物は、材料中で添加剤として使用されることが多く、ベンゾトリアゾールフェノール構造の重合性置換基を介してポリマー構造中に組み込むこともできる。多くのビスベンゾトリアゾリルフェノール化合物が、米国特許第5,922,882号(Mori,et al.)に記述されている。
ベンゾトリアゾールフェノール自体の有用性に加えて、ベンゾトリアゾールフェノールはまた、シントンとして使用して、これもまた有用なベンゾトリアゾールフェノレート塩を形成することができる。例えば欧州特許第351,732号において、種々のベンゾトリアゾールフェノレート塩の使用は、ポリエステルポリマー組成物において高い結晶化速度をもたらすために必須の成分として使用されている。
様々な用途に、及びベンゾトリアゾールフェノレート塩のシントンとして、置換ベンゾトリアゾールフェノールが依然として必要である。
ベンゾトリアゾールフェノール化合物、保護されたベンゾトリアゾールフェノール化合物、並びにベンゾトリアゾールフェノール化合物及び保護されたベンゾトリアゾールフェノール化合物を調製する方法が、本明細書で開示されている。
本明細書に開示されている実施形態には、式Iの構造:
Figure 2018528165
[式中、Rが水素原子を含む場合、Rは、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基又はアリールオキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、又は
が−O−R、−N−R10、−B(OR18)(OR19)基、又は−SiR20 基を含む場合、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含むか、又はR及びR10は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R18及びR19は独立して、水素原子、アルキル基、アリール基であるか、又はR18及びR19は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R20基は、アルキル基であり、
各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]を有する、置換又は無置換ベンゾトリアゾールフェノールを含む組成物が含まれる。
いくつかの実施形態では、組成物は、式IIの構造:
Figure 2018528165
[式中、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]を有する。
一般構造式III又は式IV:
Figure 2018528165
[式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
が水素原子を含む場合、Rは、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基又はアリールオキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、又は
が−O−R、−N−R10、−B(OR18)(OR19)基、又は−SiR20 基を含む場合、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含むか、又はR及びR10は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R18及びR19は独立して、水素原子、アルキル基、アリール基であるか、又はR18及びR19は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R20基はアルキル基であり、
各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]、又は
Figure 2018528165
[式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、
各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]を有する、保護された置換又は無置換ベンゾトリアゾールフェノールもまた開示されている。
置換ベンゾトリアゾールフェノールを調製する方法であって、式III:
Figure 2018528165
[式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
は、ハロゲン原子、トリフラート基、トシラート基、又はスルホネート基から選択される脱離基を含み、各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]の保護されたフェノール化合物を準備する工程と、一般式R21−Z−X−H[式中、R21は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、Zは、アルキル基若しくはアリール基、又は単結合を含み、
Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含む]の化合物を準備する工程と、少なくとも1種のパラジウム−ホスフィン錯体を含むパラジウム系触媒を準備する工程と、少なくとも1種の塩基を準備する工程と、少なくとも1種の溶媒を準備する工程と、式IIIの保護されたフェノール化合物、一般式R21−Z−X−Hの化合物、パラジウム系触媒、少なくとも1種の塩基、及び少なくとも1種の溶媒を混合して、反応混合物を形成する工程と、反応混合物を少なくとも100℃の温度まで加熱して、カップリング反応を起こす工程と、を含む、方法もまた本明細書において開示されている。
有用なフェノール類の分類の1つは、2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール又はベンゾトリアゾールフェノールである。ベンゾトリアゾールフェノールは、紫外線吸収剤の重要な分類の1つであり、場合によっては、可視域も吸収することができる。こうした化合物は、材料、特にポリマー材料中で添加剤として使用されることが多く、またシントンとして使用して、これもまた材料、特にポリマー材料において添加剤として有用であるベンゾトリアゾールフェノレート塩を調製することができる。
様々な特性を有し、ベンゾトリアゾールフェノレート塩を調製するために使用することができる置換ベンゾトリアゾールフェノールが、本明細書において開示されている。更に、フェノール性−OH基が保護されている、すなわち、−OP基(式中、Pは保護基である)である、保護された置換ベンゾトリアゾールフェノールもまた開示されている。カップリング反応を使用して置換ベンゾトリアゾールフェノールを調製する方法もまた開示されている。
用語「a」、「an」、及び「the」は、「少なくとも1つの」と互換的に使用され、記載される要素のうちの1つ以上を意味する。
用語「アルキル」は、飽和炭化水素であるアルカンのラジカルである1価の基を指す。アルキルは、直鎖状、分枝状、環状、又はこれらの組み合わせであってよく、典型的には、1〜20個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜18個、1〜12個、1〜10個、1〜8個、1〜6個、又は1〜4個の炭素原子を含む。アルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル(t−ブチル)、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、及びエチルヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「アルケニル」は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する炭化水素であるアルケンのラジカルである1価の基を指す。アルケニルは、直鎖状、分枝状、環状、又はこれらの組み合わせであってよく、典型的には、2〜20個の炭素原子を含む。いくつかの実施形態では、アルケニルは、2〜18個、2〜12個、2〜10個、4〜10個、4〜8個、2〜8個、2〜6個、又は2〜4個の炭素原子を含む。例示的アルケニル基としては、エテニル、n−プロペニル、及びn−ブテニルが挙げられる。
用語「ヘテロ原子置換(された)」は、ヘテロ原子を含むアルキル、アリール又は別の基を指す。これらのヘテロ原子は、ペンダント原子、例えばハロゲンであってもよく、又は鎖状原子、例えば窒素、酸素、ホウ素、若しくは硫黄などであってもよい。
本明細書で使用する用語「ハロゲン」又は「ハロゲン原子」は、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素を指す。
用語「アルコキシ」は、一般構造−O−R(式中、Rはアルキル基である)を有する基を指す。用語「アリールオキシ」は、一般構造−O−R(式中、Rはアリール基である)を有する基を指す。場合によっては、用語アルコキシは、総称として使用されて、アルコキシ基とアリールオキシ基の両方を表す。
用語「アリール」は、結合又は縮合していてもよい1〜5個の環を含む基である芳香族炭素環基を意味する。アリール基は、アルキル基又はヘテロアルキル基で置換されていてもよい。アリール基の例としては、フェニル基、ナフタレン基、及びアントラセン基が挙げられる。
用語「室温」及び「周囲温度」は、互換的に使用され、20℃〜25℃の範囲の温度を意味する。
本明細書で使用される用語「保護基」は、一般式−OP(式中、Oは酸素原子である)のP部分を指す。保護基は、当技術分野においてよく知られている様々な技術によって、水素原子で置き換えて水酸基−OHを形成することができる反応性基である。保護基の例は、下記及び実施例の項に記述されている。
特に指示のない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用する加工寸法(feature size)、量、及び物理的特性を表す全ての数は、全ての場合において、「約」という用語により修飾されていると理解すべきである。したがって、そうでない旨が示されない限り、記載されている数字は、本明細書に開示されている教示を使用した所望の特性に応じて変わり得る近似値である。
本開示の置換ベンゾトリアゾールフェノールは、下記の式Iに示す一般構造を有する:
Figure 2018528165
式Iにおいて、R及びRのうちの少なくとも1つは、置換基、すなわち、水素原子以外の基を含む。多くの実施形態では、RとRの両方が置換基を含む。下記でより詳細に記述するように、いくつかの実施形態では、Rは置換されておらず、すなわちRは水素原子を含み、多くの別の実施形態では、Rは置換基又は別の連結したベンゾトリアゾールフェノール基である。
が置換されていない(すなわち水素原子である)実施形態では、Rは、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基又はアリールオキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。一実施形態では、Rは、水素原子を含み、Rは、4個の炭素原子を有するアルコキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子を含む。
幅広い実施形態において、Rは置換基を含む。これらの実施形態では、Rは、ハロゲン原子、又は−O−R、−N−R10、−B(OR18)(OR19)、若しくは−SiR20 を含む基を含む。これらの実施形態では、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄、若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄、若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含むか、又はR及びR10は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R18及びR19は独立して、水素原子、アルキル基、アリール基であるか、又はR18及びR19は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R20基は、アルキル基であり、各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。これらの実施形態のそれぞれは、下記により詳細に記述する。
いくつかの実施形態では、Rは、比較的小さい置換基、ベンゾトリアゾールフェノール基準分子と比較して小さい分子量及び/又は立体的嵩高さのものを含む。別の実施形態では、R基は、ベンゾトリアゾールフェノール基準分子と同等のサイズ及び/又は立体的嵩高さである、実は、酸素、窒素ベース、又は硫黄ベースの連結基によってベンゾトリアゾールフェノール基準分子に連結した別のベンゾトリアゾールフェノールである、置換基である。Rが比較的小さい置換基を含む第1のタイプの例をまず述べる。
いくつかの実施形態では、Rはハロゲン原子を含む。好適なハロゲン原子としては、フッ素、臭素、塩素及びヨウ素が挙げられる。臭素(Br)及び塩素(Cl)は特に好適である。
が−O−R基を含むいくつかの実施形態では、Rは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、又はアリール基を含む。これらの実施形態の多くでは、Rもまた置換基であり、典型的にはRは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。
いくつかの実施形態では、Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、特定の一実施形態では、Rは、4個の炭素原子を有するアルキル基を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の実施形態では、Rは、置換フェニル基を含むアリール基を含む。いくつかの特定の実施形態では、Rは、3−メチルフェニル基又は4−メチルフェニル基を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の実施形態の群では、Rは−N−R10基を含む。これらの実施形態のいくつかでは、Rは、水素原子、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、又はアリール基を含む。これらの実施形態では、R10は独立して、水素原子又は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含む。これらの実施形態の多くでは、Rもまた置換基であり、典型的にはRは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。
一実施形態では、RとR10の両方が水素原子を含む。別の実施形態では、Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、又は4−アルキル置換フェニル基を含むアリール基を含み、このアルキル置換基は、1〜6個の炭素原子を有し、R10は、水素原子を含む。
特定の一実施形態では、Rは、1個の炭素原子を有するアルキル基(メチル基)を含み、R10は、水素原子を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。特定の一実施形態では、Rは、6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、R10は、水素原子を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。更に別の特定の実施形態では、Rは、4−アルキル置換フェニル基を含み、このアルキル置換基は6個の炭素原子を有し(すなわち、この基は4−ヘキシルフェニル基を含む)、R10は、水素原子を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の特定の実施形態では、Rは、−B(OH)基を含み、別の実施形態では、Rは、−B(−O−C(Me)−C(Me)−O−)を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の特定の実施形態では、Rは、−SiR20 基を含み、R20は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、いくつかの実施形態では、R20は、3個の炭素原子を含み、典型的にはR20はイソプロピル基を含む。
前述のように、別の実施形態では、R基は、ベンゾトリアゾールフェノール基準分子と同等のサイズ及び/又は立体的嵩高さである、実は、酸素、窒素ベース、又は硫黄ベースの連結基によってベンゾトリアゾールフェノール基準分子に連結した別のベンゾトリアゾールフェノールである、置換基である。この第2のタイプの化合物の例は、下記式II:
Figure 2018528165
[式中、R基は、−X−R基であり、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−{式中、S(O)はスルフィニル基S=Oである}を含む連結基であり、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含む]で表される。これらの実施形態のR基は、基準のベンゾトリアゾールフェノール基と同じであっても異なっていてもよい別のベンゾトリアゾールフェノール基である。これらの実施形態では、各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。
式IIの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子、又は1〜3個の炭素原子を含むアルキル基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
別の特定の実施形態では、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、1個の炭素原子を有するアルキル基(メチル基)を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IIの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−O−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−O−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IIの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−S(O)−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−S(O)−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IIの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−S−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−S−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
一連の保護されたベンゾトリアゾールフェノールもまた本明細書において開示されている。これらの化合物は、フェノール水酸基(−OH)の水素原子が保護基で置き換えられたもの(−OP)である。典型的には、これらの保護基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基である。典型的には、保護されたベンゾトリアゾールフェノールは、フェノールの調製において中間体として単離される。保護基(P)を除去して、水酸基を生成し、フェノールを調製することができる。
反応性フェノール水酸基を保護するために保護基を使用することは、当技術分野においてよく知られている。反応性フェノール水酸基との副反応を防ぐために、保護基を使用して、化学合成中にフェノール水酸基を保護することができる。更に、保護されたベンゾトリアゾールフェノールを単離し、使用前に所望のフェノールに変換することが時に望ましいことがある。
前述のベンゾトリアゾールフェノール化合物の実質的に全てに関して、対応する保護されたベンゾトリアゾールフェノール化合物を調製及び/又は単離することができる。これらの化合物は、下記の一般式、式III及び式IVによって表すことができる:
Figure 2018528165
式IIIにおいて、R及びRのうちの少なくとも1つは、置換基、すなわち、水素原子以外の基を含む。多くの実施形態では、RとRの両方が置換基を含む。下記でより詳細に記述するように、いくつかの実施形態では、Rは置換されておらず、すなわちRは水素原子を含み、多くの別の実施形態では、Rは置換基又は別の連結したベンゾトリアゾールフェノール基である。
式IIIにおいて、P基は保護基である。典型的には、保護基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む。いくつかの実施形態では、Pは、アルキル基、典型的にはメチル基を含む。別の実施形態では、Pは、−CHOCH基などの置換アルキル基を含む。更に別の実施形態では、Pは、−Si((i−Pr)(式中、i−Prはイソプロピル基である)などのシリル基を含む。
が置換されていない(すなわち水素原子である)実施形態では、Rは、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基又はアリールオキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。一実施形態では、Rは、水素原子を含み、Rは、4個の炭素原子を有するアルコキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子を含む。
幅広い実施形態において、Rは置換基を含む。これらの実施形態では、Rは、ハロゲン原子、又は−O−R、−N−R10
−B(OR18)(OR19)、若しくは−SiR20 を含む基を含む。これらの実施形態では、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄、若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄、若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含むか、又はR及びR10は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R18及びR19は独立して、水素原子、アルキル基、アリール基であるか、又はR18及びR19は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R20基は、アルキル基であり、各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。これらの実施形態のそれぞれは、下記により詳細に記述する。
いくつかの実施形態では、Rは、比較的小さい置換基、ベンゾトリアゾールフェノール基準分子と比較して小さい分子量及び/又は立体的嵩高さのものを含む。別の実施形態では、R基は、ベンゾトリアゾールフェノール基準分子と同等のサイズ及び/又は立体的嵩高さである、実は、酸素又は窒素ベースの連結基によってベンゾトリアゾールフェノール基準分子に連結した別のベンゾトリアゾールフェノールである、置換基である。Rが比較的小さい置換基を含む第1のタイプの例をまず述べる。
いくつかの実施形態では、Rはハロゲン原子を含む。好適なハロゲン原子としては、フッ素、臭素、塩素及びヨウ素が挙げられる。臭素(Br)及び塩素(Cl)は特に好適である。
が−O−R基を含むいくつかの実施形態では、Rは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、又はアリール基を含む。これらの実施形態の多くでは、Rもまた置換基であり、典型的にはRは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。
いくつかの実施形態では、Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、特定の一実施形態では、Rは、4個の炭素原子を有するアルキル基を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の実施形態では、Rは、置換フェニル基を含むアリール基を含む。いくつかの特定の実施形態では、Rは、3−メチルフェニル基又は4−メチルフェニル基を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の実施形態の群では、Rは−N−R10基を含む。これらの実施形態のいくつかでは、Rは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、又はアリール基を含む。これらの実施形態では、R10は独立して、水素原子又は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含む。これらの実施形態の多くでは、Rもまた置換基であり、典型的にはRは、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。
いくつかの実施形態では、Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、又は3−アルキル置換フェニル基を含むアリール基を含み、このアルキル置換基は、1〜6個の炭素原子を有し、R10は、水素原子を含む。
特定の一実施形態では、Rは、1個の炭素原子を有するアルキル基(メチル基)を含み、R10は、水素原子を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。特定の一実施形態では、Rは、6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、R10は、水素原子を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。更に別の特定の実施形態では、Rは、4−アルキル置換フェニル基を含み、このアルキル置換基は6個の炭素原子を有し(すなわち、この基は4−ヘキシルフェニル基を含む)、R10は、水素原子を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の特定の実施形態では、Rは、−B(OH)基を含み、別の実施形態では、Rは、−B(−O−C(Me)−C(Me)−O−)を含み、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基である。
別の特定の実施形態では、Rは、−SiR20 基を含み、R20は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、いくつかの実施形態では、R20は、3個の炭素原子を含み、典型的にはR20はイソプロピル基を含む。
前述のように、別の実施形態では、R基は、ベンゾトリアゾールフェノール基準分子と同等のサイズ及び/又は立体的嵩高さである、実は、酸素、窒素ベース、又は硫黄ベースの連結基によってベンゾトリアゾールフェノール基準分子に連結した別のベンゾトリアゾールフェノールである、置換基である。この第2のタイプの化合物の例は、下記式II:
Figure 2018528165
[式中、R基は、−X−R基であり、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−{式中、S(O)はスルフィニル基S=Oであり、S(O)はスルホニル基O=S=Oである}を含む連結基であり、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含む]で表される。これらの実施形態のR基は、基準のベンゾトリアゾールフェノール基と同じであっても異なっていてもよい別のベンゾトリアゾールフェノール基である。これらの実施形態では、各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。
式IVにおいて、P基は保護基である。典型的には、保護基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む。いくつかの実施形態では、Pは、アルキル基、典型的にはメチル基を含む。別の実施形態では、Pは、−CHOCH基などの置換アルキル基を含む。更に別の実施形態では、Pは、−Si((i−Pr)(式中、i−Prはイソプロピル基である)などのシリル基を含む。
式IVの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子、又は1〜3個の炭素原子を含むアルキル基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
別の特定の実施形態では、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、1個の炭素原子を有するアルキル基(メチル基)を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IVの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−O−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−O−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IVの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−S(O)−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−S(O)−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IVの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−S(O)−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−S(O)−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
式IVの化合物のいくつかの実施形態では、Xは、−S−連結基を含む。これらの実施形態では典型的には、R及びR16基は置換基であり、R及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む。典型的には、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
特定の一実施形態では、Xは、−S−連結基を含み、R及びR16基は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基であり、各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は、水素原子である。
カップリング反応によって置換ベンゾトリアゾールフェノール化合物を調製する方法もまた、本明細書において開示されている。クロスカップリング反応は、長年にわたって研究され使用されてきた。炭素−炭素結合形成は、最も研究されているクロスカップリングの形態であるが、炭素以外の求核的カップリングパートナーは1990年代まで発見されなかった。Buchwald及びHartwigは、炭素−ヘテロ原子カップリングを飛躍的に進歩させたが、その範囲は、特に立体障害のある(hindered)かつ/又は非活性化型の基質では、非常に限定されたままであり得る。ベンゾトリアゾールフェノールは、ハライドに対してオルト位に位置する立体的に障害された置換水酸基のために、かつまた金属触媒の不活性化をもたらすベンゾトリアゾール基のキレート作用のために、クロスカップリングを行うには特に難しい基質である。
ベンゾトリアゾールのオルト位にヘテロ原子を導入するためにクロスカップリング方法を利用する第1の例が、本明細書において開示されている。更に、クロスカップリングを使用せずに、ヘテロ原子連結基を用いてビス−ベンゾトリアゾールフェノールを合成している。
本方法は、下記に詳細に記述されている反応物だけでなく、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種の塩基、及び少なくとも1種のパラジウム系触媒も含む、反応混合物を調製する工程を含む。この反応混合物を少なくとも100℃の温度まで加熱して、カップリング反応を起こす。
置換ベンゾトリアゾールフェノールを調製する方法は、式III:
Figure 2018528165
[式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
は、ハロゲン原子、トリフラート基、トシラート基、又はスルホネート基から選択される脱離基を含み、各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]の保護されたフェノール化合物を準備する工程と、一般式R21−Z−X−H[式中、R21は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、Zは、アルキル基若しくはアリール基、又は単結合を含み、
Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含む]の化合物を準備する工程と、少なくとも1種のパラジウム−ホスフィン錯体を含むパラジウム系触媒を準備する工程と、少なくとも1種の塩基を準備する工程と、少なくとも1種の溶媒を準備する工程と、式IIIの保護されたフェノール化合物、一般式R21−Z−X−Hの化合物、パラジウム系触媒、少なくとも1種の塩基、及び少なくとも1種の溶媒を混合する工程と、それらをカップリング反応において反応させる工程と、を含む。次に、P基を除去して、−OP基を−OH基で置き換えてフェノール官能性を形成させ、上記の置換ベンゾトリアゾールフェノールをもたらす。
いくつかの実施形態では、P基は、アルキル基のシリル基である。いくつかの特定の実施形態では、P基は、メチル基又はトリアルキルシリル基である。
任意の好適な基を脱離基Rとして使用することができる。いくつかの実施形態では、脱離基Rは、ハロゲン原子を含む。臭素原子は特に好適な脱離基であるが、別のハロゲン、特に塩素もまた好適であり得る。
各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。典型的には、これらの基の少なくとも1つは置換基を含み、この基は、水素原子以外の原子又は基であることを意味する。いくつかの実施形態では、各R、R、R、R、R、及びR基は、水素原子であり、R基は、置換基、典型的にはアルキル基を含む。いくつかの特定の実施形態では、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基を含む。
幅広い種類の、一般式R21−Z−X−Hの化合物を使用して、式IIIの化合物とカップリングさせることができる。いくつかの実施形態では、一般式R21−Z−X−Hの化合物は比較的単純な化合物であるが、別の実施形態では、一般式R21−Z−X−Hの化合物は式IIIの化合物と同じような構造及び複雑さである。
一般式R21−Z−X−Hの比較的単純な化合物の例は、Xが−O−であり、R21−Z−基がアルキル基、又は置換芳香族基を含むものである。これらの実施形態では、R21−Z−X−H化合物はアルコール又はフェノールである。そのようなR21−Z−X−H化合物の例は、R21が水素原子であり、Zが−HC−CH−CH−CH−基であり、Xが−O−である、HC−CH−CH−CH−OH(n−ブタノール)である。別の例は、R21−Z−X−H化合物が3−メチルフェノール又は4−メチルフェノールなどの置換フェノールとなるような、R21−Z−が置換芳香環であるものである。
一般式R21−Z−X−Hの比較的単純な化合物の別の例は、Xが−NR10−であり、R10が水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、R21−Z−基がアルキル基、又は置換芳香族基を含むものである。そのようなR21−Z−X−H化合物の例は、R21が水素原子であり、Zが−CH−基であり、Xが−NR10−であり、R10が水素原子を含むHC−NH(メチルアミン)、及びR21が水素原子であり、Zが−HC−CH−CH−CH−CH−基であり、Xが−NR10−であり、R10が水素原子であるHC−HC−CH−CH−CH−CH−NH(ヘキシルアミン)である。別の例は、R21−Z−X−H化合物が、4−ヘキシルアニリンなどの置換アニリンとなるような、R21−Z−が置換芳香環であるものである。
本開示の方法はまた、一般式R21−Z−X−Hの化合物が、式IIIa:
Figure 2018528165
[式中、Rは、−XH基を含み、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]により示されるより複雑な構造を含む実施形態も含む。
いくつかの実施形態では、P基は、アルキル基のシリル基である。いくつかの特定の実施形態では、P基は、メチル基又はトリアルキルシリル基である。
各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。典型的には、これらの基の少なくとも1つは置換基を含み、この基は、水素原子以外の原子又は基であることを意味する。いくつかの実施形態では、各R、R、R、R、R、及びR基は、水素原子であり、R基は、置換基、典型的にはアルキル基を含む。いくつかの特定の実施形態では、Rは、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基を含む。いくつかの特定の実施形態では、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子又はメチル基を含む。
本開示の方法の代替の実施形態では、一般式R21−Z−XHの化合物は、NHを含み、カップリング反応は、式IV:
Figure 2018528165
[式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子を含み、各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]の化合物を形成する第2のカップリング反応を含む。このカップリング反応では、2つの式IIIの化合物が、−NH−連結基を介して連結される。
各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む。典型的には、これらの基の少なくとも2つは置換基を含み、この基は、水素原子以外の原子又は基であることを意味する。いくつかの実施形態では、各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17基は水素原子であり、R及びR16基は、置換基、典型的にはアルキル基を含む。いくつかの特定の実施形態では、R及びR16は、8個の炭素原子を有するアルキル基、典型的にはイソオクチル基を含む。
反応混合物の他の成分については、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種の塩基、及び少なくとも1種のパラジウム系触媒、幅広い種類の好適な材料が有用である。好適な溶媒の例としては、ヘキサン、ヘプタン、トルエン又はベンゼンなどの炭化水素溶媒;ジオキサン又はTHF(テトラヒドロフラン)などのエーテル;ジクロロメタン又はクロロホルムなどのハロゲン化溶媒;及び酢酸エチルなどのアセテート;水又は水とアルコール(tert−ブタノールなど)などの1種以上の水と相溶性の溶媒を含む水性溶媒;及びこれらの混合物が挙げられる。好適な塩基の例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムエトキシド、又はナトリウムtert−ブトキシドなどの金属水酸化物又はアルコキシド;炭酸カリウム若しくは炭酸セシウム、又はリン酸カリウムなどの金属炭酸塩及びリン酸塩;n−ブチルリチウム、又はリチウムヘキサメチルジシラザンなどのリチウム塩;水素化ナトリウム;トリエチルアミンなどの有機アミン塩基;などを含む多様な無機又は有機塩基が挙げられる。パラジウム系触媒は、パラジウム−ホスフィン錯体を含む。パラジウム−ホスフィン錯体は典型的には、パラジウム系触媒前駆体と少なくとも1種のホスフィン配位子の組み合わせによって、in situで発生させる。好適なパラジウム系触媒前駆体及び好適なホスフィン配位子の例は、実施例の項により詳細に記述されている。特に好適なパラジウム系触媒前駆体としては、酢酸パラジウム、アリルパラジウムクロリド、及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムが挙げられる。特に好適なホスフィン配位子としては、全てStremから入手可能な、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリ−i−プロピル−1,1’−ビフェニル(XPhos);2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)−3−メトキシ−6−メチル−2’−4’−6’−トリ−i−プロピル−1,1’−ビフェニル(RockPhos);及び2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリ−i−プロピル−1,1’−ビフェニル(t−buBrettPhos)が挙げられる。
カップリング反応において形成される化合物は、保護されたフェノール基(すなわち−OP基)を含む。カップリング反応を行った後、保護基Pは、よく知られた脱保護反応に従って除去し水素原子で置き換えて、フェノール官能性を形成して、本開示の置換ベンゾトリアゾールフェノール化合物を形成することができる。
これらの置換ベンゾトリアゾールフェノール化合物のそれぞれの調製に関する説明は、下記の実施例の項に詳細に記述されている。
これらの実施例は、単に例示のために過ぎず、添付の特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。実施例及び本明細書のその他の箇所における全ての部、百分率、比などは、特に断りのない限り、重量による。溶媒はAlfa Aesar(ChemSealグレード)であり、更に精製することなく使用した。分離、単離、クロマトグラフィー、及び他の一般的用途に使用した溶媒は、EMD(Omnisolv Grade)から入手した。
実施例全体にわたって、以下の省略形を使用する:M=モル;min=分;h=時間;equiv=当量;×=回数;g=グラム;mg=ミリグラム;mmol=ミリモル;L=リットル;mL=ミリリットル;rt=室温;aq=水溶液;
材料。
以下は、使用した市販の材料及び試薬の表である。
Figure 2018528165
開示されている化合物の構造式
下記の表は、本出願で開示されており、下記に示す合成で調製される化合物に関する構造式の概要を示す。この表は、分かりやすくするためだけに添えられており、網羅的なものではない。
Figure 2018528165
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Figure 2018528165
Figure 2018528165
Figure 2018528165
Figure 2018528165
Figure 2018528165
下記の実施例において、Biotage,Inc.(Charlottesville,Virginia,USA)から入手可能なISOLERAシステムを使用して、自動化フラッシュクロマトグラフィー(AFC)を行った。これらの精製のために、Biotage SNAP Ultraシリカカラムを、ヘキサン/酢酸エチル勾配混合物とともに使用した。
全ての中間体及び生成物は、500MHz Bruker製の機器でH及び13C核磁気共鳴(NMR)を使用して確認した。場合によっては、HRMSも入手した。
本開示の化合物を調製するために従った一般的な反応スキームIを、下記に示す。具体的な詳細は、各実施例に示す。
一般的な反応スキームI.
Figure 2018528165
パートA:クロスカップリング。保護されたフェノールAを、パラジウム又は銅触媒を用いたクロスカップリング条件に曝した。具体的な反応条件については、各個々の実施例を参照されたい。
パラジウム触媒反応(Buchwald−Hartwigクロスカップリング):Buchwald、Hartwig、及び共同研究者らは、パラジウム触媒及び嵩高いホスフィン配位子を使用してハロゲン化アリールをヘテロ原子に変換することができる変換を、文献で報告している。以下の市販の配位子(Buchwaldにより開発された)が、ヘテロ原子がオルト位に導入されたベンゾトリアゾールフェノール類似体(化合物Bを参照)を合成するために使用されてきた。これらの配位子はまた、パラジウム触媒とすでに錯体形成された、触媒前駆体と呼ばれるものを購入することもできる。
Figure 2018528165
銅触媒反応(Chan−Evans−Lamカップリング):銅もまた、アリールボロン酸とフェノール、アニリン、又はアリールチオールとの間のクロスカップリング反応を行うために使用することができる。これは、Kurti,L.;Czako.Strategic Applications of Named Reactions in Organic Synthesis,1sted.Burlington:MA,2005,pp.464〜465に記載されているように、Ullmann縮合の改良法と考えられる。この反応は、銅塩に関して化学量論的であり、通常は周囲条件下で行われる。
パートB:メチルエーテルの脱保護。メトキシエーテルベンゾトリアゾール(B,P=Me)をジクロロメタン(0.1M)中に溶解し、N下で撹拌しながら−78℃まで冷却した。三臭化ホウ素(保護フェノールに対して1当量)を滴下添加し、反応混合物をゆっくりと室温まで温めた。反応終了時(TLCにより分析)、水を滴下添加し、混合物を10min撹拌した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した(2×)。合わせた有機層をNaHCO飽和水溶液及びブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO又はMgSO)、濾過し、濃縮した。残渣を精製(SiO)して、78〜98%の収率で生成物を得た。
実施例1
2−(3−ブロモ−2−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(1)の合成。
Figure 2018528165
パートA:臭素化。2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール(100g、309mmol)を、スターラーバーを入れた1L丸底フラスコに入れ、クロロホルム(500mL)中に溶解した。これに、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(DBDMH)(45.95g、161mmol)を添加し、混合物をrtで終夜撹拌した。その後、混合物を濾過し、濃縮して暗赤色の残渣を得た。ジクロロメタン/エタノールから残渣を再結晶させて、白色の結晶を得た。母液を複数回再結晶させて、純粋な生成物113g(91%収率)を得た。
パートB:メチル化。パートAの反応生成物を、スターラーバーを入れた1L丸底フラスコに入れ、アセトニトリル(400mL)中に溶解した。炭酸カリウム(20.70g、150mmol)、その後、ヨードメタン(3.3mL、52.5mmol)を添加した。混合物をrtで終夜撹拌した。その後、反応混合物を部分的に濃縮し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。溶液を濃縮し、粘稠なベージュ色の油状物を得たが、これは時間が経つにつれて最終的には凝固して、生成物20.8g(定量的収率)を得た。
実施例2
2−(3−ブロモ−2−(メトキシメトキシ)−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾールの合成
Figure 2018528165
この手順は、Organic Synthesis,2007,84,102に記載されているものと同様である。1ドラムバイアルにマグネチックスターラーバーを入れ、ジメトキシメタン(0.33mL、3.72mmol)、トルエン(1mL)及びZnBr(0.1mg)を入れる。塩化アセチル(0.26mL、3.72mmol)をゆっくりと滴下添加した。2h後、反応混合物を0℃まで冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(0.54mL、3.1mmol)を反応混合物にゆっくりと添加した。次にフェノールを添加し(1g、2.48mmol)、混合物を終夜撹拌する。溶液を酢酸エチル(1mL)で希釈し、NHCl飽和水溶液(1mL)を添加し、混合物の撹拌を10min続ける。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥し、濾過し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、蒸発後にベージュ色の固体を得た(0.99g、89%収率)。
実施例3
2−(3−クロロ−2−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾールの合成。
Figure 2018528165
パートA:塩素化。2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール(2g、6.18mmol)を、スターラーバーを入れた200mL丸底フラスコに入れ、アセトニトリル(65mL)中に溶解した。これに、N−クロロスクシンイミド(NCS)(0.908g、6.802mmol)を添加し、混合物を終夜還流させた。その後、混合物をrtまで冷却し、10%Na水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、ベージュ色の固体を定量的収率で得た。更に精製は行わなかった。
Figure 2018528165
パートB:メチル化。パートAの反応生成物(1.5g、4.19mmol)を、スターラーバーを入れた100mL丸底フラスコに入れ、アセトニトリル(50mL)中に溶解した。炭酸カリウム(1.738g、12.57mmol)、続いてヨードメタン(0.27mL、4.40mmol)を添加した。混合物をrtで終夜撹拌した。その後、反応混合物を部分的に濃縮し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し、濃縮し、AFCで精製した。ベージュ色の油状物を単離したが、これは時間が経つにつれて最終的には凝固して、生成物0.96g(62%)を得た。
実施例4
3−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−2−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れたバイアルに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(5.10g、12.24mmol)、水酸化カリウム(2.06g、36.72mmol)、t−BuBrettPhos配位子(30mg、0.06mmol)、及びt−BuBrettPhos Pd触媒前駆体(40.6mg、0.06mmol)を入れた。バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた。1,4−ジオキサン(24mL)及び脱イオン水(4.4mL)を添加し、反応混合物を100℃で終夜撹拌した。その後、反応物をEtOAcで希釈し、10%aq HClで酸性化し、更に10min撹拌した。その後、有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(2×)。合わせた有機層をNaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮して、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製された残渣を得た。ベージュ色のガラス状の固体を単離した(3.57g、83%収率)。
実施例5
2−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−ブトキシ−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバー及び活性化4Åモレキュラーシーブをそれぞれ備えた、3つの火炎乾燥した40−ドラムバイアルに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(4.179g、10.04mmol)、炭酸セシウム(4.91g、15.06mmol)、アリルパラジウムクロリドダイマー(18.4mg、0.5mol%)、及びRockPhos配位子(23.4mg、0.5mol%)を入れた。各バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた(3×)。トルエン(10mL)、続いて無水n−ブタノール(1.8mL、20.08mmol)を各バイアルに添加した。ChemGlass反応ブロックにバイアルをセットし、100℃まで72h加熱した。その後、反応混合物を合わせ、セライトで濾過し、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで粗残渣を精製して、淡黄色の固体を得た(9.80g、79%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した後、遊離フェノールをベージュ色の固体として単離した(8.50g、85%収率)。
実施例6
2−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(m−トリルオキシ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバー及び活性化4Åモレキュラーシーブをそれぞれ備えた、2つの火炎乾燥した40−ドラムバイアルに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(4.16g、10mmol)、リン酸カリウム(4.25g、20mmol)、酢酸パラジウム(II)(45mg、2mol%)、及びRockPhos配位子(93mg、2mol%)を入れた。各バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた(3×)。トルエン(10mL)、続いてm−クレゾール(1.3mL、12mmol)を各バイアルに添加した。ChemGlass反応ブロックにバイアルをセットし、100℃まで16h加熱した。その後、反応混合物を合わせ、セライトで濾過し、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで粗残渣を精製して、ベージュ色の固体を得た(7.07g、80%収率。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した後、遊離フェノールをベージュ色の固体として単離した(6.50g、98%収率)。
実施例7
2−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(p−トリルオキシ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れたバイアルに、実施例4の反応生成物(61mg、0.1726mmol)、p−トリルボロン酸(23.5mg、0.1726mmol)、酢酸銅(II)(31.3mg、0.1726mmol)、トリエチルアミン(0.072mL、0.5177mmol)、及びジクロロメタン(1.7mL)を入れた。バイアルを穏やかな空気流下に置き、rtで終夜撹拌した。その後、混合物をジクロロメタンで希釈し、セライトで濾過し、濃縮し、精製して黄色の泡状物(53.4mg、70%収率)を得た。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、遊離フェノールをベージュ色の固体として単離した(48mg、99%収率)。
実施例8
Figure 2018528165
パートA.スターラーバーを入れたオーブン乾燥したSchlenkフラスコに、4Åモレキュラーシーブ、ナトリウムtert−ブトキシド(23.37mmol、2.25g)、Pd(dba)(0.33mmol、306mg)、XPhos(0.83mmol、398mg)及び実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(16.69mmol、6.95g)を加えた。次に、フラスコを排気し、Nをフラッシュし(3×)、ジオキサン中のアンモニア(0.5M、100mL)をカニューレで添加した。Schlenkフラスコを閉じ、130℃に16h加熱した。その後、反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。粗油状物を、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、ベージュ色の固体を得、これをパートB(一般的反応スキームI)で続けて使用した。下記の実施例14に記述しているダイマーに加えて、第2の化合物も単離され、これはモノアニリン(0.79g、13%収率)と特定された。この化合物を、標準的な脱保護条件(パートB、一般的な反応スキームI)に供し、遊離フェノールを黄色の固体として単離した(0.67g、85%収率)。
実施例9
2−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(メチルアミノ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた火炎乾燥したバイアルに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(416mg、1mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(20mg、0.01mmol)、XPhos配位子(20mg、0.04mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(288mg、3mmol)、及びメチルアミン塩酸塩(203mg、3mmol)を入れた。バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた。ジオキサン(5mL)を添加し、反応物を130℃まで16h加熱した。その後、混合物をrtまで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトで濾過した。残渣をAFCで精製した。白色の固体を単離した(325mg、89%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、遊離フェノールを黄色の固体として得た(180mg、78%収率)。
実施例10
2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−6−(ヘキシルアミノ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた3つの火炎乾燥したバイアルに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(1.66g、4mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(73.3mg、0.08mmol)、XPhos配位子(95.3mg、0.2mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(538mg、5.6mmol)、及び1−ヘキシルアミン(0.74mL、5.6mmol)を入れた。バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた。ジオキサン(20mL)を添加し、反応物を130℃まで16h加熱した。その後、混合物をrtまで冷却し、合わせ、EtOAcで希釈し、セライトで濾過した。残渣をAFCで精製した。ベージュ色の固体を単離した(3.88g、74%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、黄色の固体として遊離フェノールを得た(3.32、88%収率)。
実施例11
2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−6−((4−ヘキシルフェニル)アミノ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた3つの火炎乾燥したバイアルに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(1.66g、4mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(73.3mg、0.08mmol)、XPhos配位子(95.3mg、0.2mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(538mg、5.6mmol)、及び4−ヘキシルアニリン(1mL、5.6mmol)を入れた。バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた。ジオキサン(20mL)を添加し、反応物を130℃まで16h加熱した。その後、混合物をrtまで冷却し、合わせ、EtOAcで希釈し、セライトで濾過した。残渣をAFCで精製した。ベージュ色の固体を単離した(3.88g、74%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、黄色の固体として遊離フェノールを得た(4.67g、96%収率)。
実施例12
2−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−((トリイソプロピルシリル)オキシ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
パートA.標準的な手順に従って、トリイソプロピルクロロシラン(TIPS−Cl)を用いて、実施例1の反応生成物をシリル化した。
パートB.スターラーバーを入れ、Nを充満させた丸底フラスコに、パートAの反応生成物(1.57g、2.81mmol)を入れた。THF(20mL)を添加し、フラスコを−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウム(1.8mL、2.81mmol)を添加し、混合物をゆっくりとrtまで温め、3h撹拌した。その後、飽和塩化アンモニウムで反応をクエンチし、生成物をEtOAcで抽出した(3×)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濾過した。AFCによって粗残渣を精製して、無色の固体(0.74g、55%収率)を得た。
実施例13
(3−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−2−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)ボロン酸の合成
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた火炎乾燥した丸底フラスコに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(1.936mmol、0.806g)を入れ、N下で−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウム(1.6M、1.33mL)をゆっくりと添加した。10min後、トリメチルボレート(0.28mL、2.517mmol)を滴下添加した。混合物を−78℃で1.5h、その後0℃で1h撹拌した。その後、混合物を10%aq HCl(1mL)でクエンチし、10min撹拌を続けた後、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、水層を抽出した(2×)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濾過した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで粗残渣を精製して、象牙色の固体を得た(0.451g、61%収率)。
実施例14
6,6’−アザンジイルビス(2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
パートA.スターラーバーを入れたオーブン乾燥したSchlenkフラスコに、4Åモレキュラーシーブ、ナトリウムtert−ブトキシド(23.37mmol、2.25g)、Pd(dba)(0.33mmol、306mg)、XPhos(0.83mmol、398mg)及び実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(16.69mmol、6.95g)を加えた。次に、フラスコを排気し、Nをフラッシュし(3×)、ジオキサン中のアンモニア(0.5M、100mL)をカニューレで添加した。Schlenkフラスコを閉じ、130℃に16h加熱した。その後、反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで粗油状物を精製して、ベージュ色の固体を得た。
パートB.パートAの生成物をジクロロメタン(150mL)中に溶解し、N下で撹拌しながら−78℃まで冷却した。三臭化ホウ素(17.10mmol、1.6mL)を滴下添加し、反応混合物をゆっくりとrtまで温めた。反応終了時(TLCにより分析)、水を滴下添加し、混合物を10min撹拌した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した(2×)。合わせた有機層をNaHCO飽和水溶液及びブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO又はMgSO)、濾過し、濃縮した。熱アセトンから残渣を再結晶させて、黄色の結晶性固体を得た(3.38g、(1)から61%収率)。
実施例15
6,6’−(メチルアザンジイル)ビス(2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
パートA.実施例14、パートAの反応生成物(12.79mmol、8.8g)を、ジメチルホルムアミド(120mL)中に溶解し、これに、N流下でrtにて、水素化ナトリウム(14.07mmol、0.56g)を添加した。混合物を10min撹拌し、次に、ヨードメタン(14.07mmol、0.88mL)を添加し、撹拌を更に2h続けた。塩化アンモニウム飽和水溶液で反応をクエンチし、EtOAcで抽出した(3×)。合わせた有機層を水、次いでブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。更に精製は行わなかった。
パートB.パートBの生成物をジクロロメタン(150mL)中に溶解し、N下で撹拌しながら−78℃まで冷却した。三臭化ホウ素(17.10mmol、1.6mL)を滴下添加し、反応混合物をゆっくりとrtまで温めた。反応終了時(TLCにより分析)、水を滴下添加し、混合物を10min撹拌した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した(2×)。合わせた有機層をNaHCO飽和水溶液及びブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO又はMgSO)、濾過し、濃縮した。熱アセトンから残渣を再結晶させて、黄色の結晶性固体を得た(6.74g、(1)から60%収率)。
実施例16
6,6’−オキシビス(2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
パートA.標準的な手順を使用して、実施例4の反応生成物をトリフラート化した(triflated)。化合物3−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−2−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル=トリフルオロメタンスルホネートを形成するため:
Figure 2018528165
パートB.次に、パートAの反応生成物(0.99mmol、482mg)を、実施例4の反応生成物(0.99mmol、351mg)、リン酸カリウム(1.99mmol、421mg)及びモレキュラーシーブと一緒に、火炎乾燥したバイアルに入れた。次にバイアルを排気し、Nを流し(3×)、トルエン(10mL)を添加した。反応混合物を130℃で72h撹拌した。その後、混合物を冷却し、濾過し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、白色の固体として(5)を得た(73mg、11%収率)。実施例14、パートBの手順に従って、琥珀色の結晶性固体として生成物を得た(0.052g、76%収率)。
実施例17
6,6’−スルフィニルビス(2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
文献の手順(Org Lett,1999,1,189)を使用して、実施例18の6,6’−チオビス(2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)を酸化した。6,6’−チオビス(2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)(7.39mmol、5.0g)を、スカンジウムトリフラート(0.74mmol、364mg)及び過酸化水素・尿素付加物(8.5mmol、820mg)とともに、エタノール(5mL)中に溶解した。反応物を80℃で終夜撹拌し、白色の沈澱物を濾過し、水及びエタノールで洗浄した。スルホキシド:スルホンの2:1混合物を単離した(4.18g、81%収率)。
代替の手順もまた使用することができる。実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(12mmol、5.0g)を、N下でTHF中に溶解し、−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウム(1.6M、7.9mL)をゆっくりと添加し、反応物を30min撹拌した。その後、塩化チオニル(5.88mmol、0.43mL)を添加し、反応物をrtまでゆっくりと温めた。2h後、飽和塩化アンモニウムで反応をクエンチし、生成物を酢酸エチルで抽出した(3×)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過した。フラッシュカラムクロマトグラフィーで粗生成物を精製して、白色の固体を得た(1.2g、28%収率)。実施例14、パートBの手順に従って、琥珀色の結晶性固体として生成物を得た(0.73g、63%収率)。
実施例18
6,6’−チオビス(2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた火炎乾燥バイアルに、3−ブロモ−2−メトキシ−5−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェニル)−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(0.416g、1mmol)、チオ酢酸カリウム(0.057g、0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.023g、0.025mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.028g、0.05mmol)及びリン酸カリウム(0.127g、0.6mmol)を入れた。次にバイアルを排気し、Nを流し(3×)、トルエン(0.5mL)及びアセトン(0.25mL)を添加した。反応混合物を130℃で72h撹拌した。その後、混合物を冷却し、濾過し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、白色の固体として5を得た(0.240g、68%収率)。実施例10、パートBの手順に従って、白色の固体として生成物を得た(0.230g、99%収率)。
前述の一般的な反応スキームIとは異なる特別な反応を使用して、下記の実施例19に示す通りフェノール−19を調製した。
実施例19
Figure 2018528165
標準的なジアゾ化手順(WO08131921;Bioorg.Med.Chem.Lett.2010,20,4193〜4195)に従って上記のジアゾ化合物を合成し、その後、還元的環化を行ってフェノール−19を得た。
実施例20
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた250mLのSchlenkフラスコに、実施例1で調製したベンゾトリアゾール1(20.0g、48.03mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.04g、1.14mmol)、XPhos配位子(1.35g、2.75mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(7.63g、79.4mmol)、及び3,5−ビス(トリフルオロメチル)アニリン(8mL、51.36mmol)を入れた。Schlenkフラスコを排気し、Nを再び充満させた。ジオキサン(200mL)を添加し、反応物を130℃まで16h加熱した。その後、混合物をrtまで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。残渣をAFCで精製した。褐色の固体を単離した(26.8g、98%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、黄色の固体として遊離フェノールを得た(21.3g、82%収率)。
実施例21
2−(2H−トリアゾール−2−イル)−6−((4−(パーフルオロオクチル)フェニル)アミノ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーをそれぞれ入れた、2つの火炎乾燥した40−ドラムバイアルに、実施例8、パートAの生成物(1.162g、3.30mmol)、1−ブロモ−4−(ヘプタデカフルオロオクチル)ベンゼン(2.0g、3.30mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(60.4mg、0.066mmol)、XPhos配位子(80mg、0.163mmol)、及びナトリウムtert−ブトキシド(444mg、4.62mmol)を入れた。各バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた。ジオキサン(20mL)を各バイアルに添加し、ChemGlass反応ブロックにバイアルをセットし、130℃まで16h加熱した。その後、混合物をrtまで冷却し、EtOAcで希釈し、合わせ、セライトで濾過し、濃縮した。残渣をAFCで精製した。褐色の固体を単離した(4.41g、79%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、黄色の固体として遊離フェノールを得た(3.41g、79%収率)。
実施例22
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(p−トリルチオ)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノールベンゾトリアゾール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れた火炎乾燥したバイアルに、2−(2H−ベンゾ[1,2,3]トリアゾール−2−イル)−6−ブロモ−4−(2,4−ジメチルペンタン−2−イル)フェノール(2.88g、6.92mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.317g、0.346mmol)、1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.383g、0.692mmol)、リン酸カリウム(1.76g、8.30mmol)、及び4−メチルベンゼンチオールトルエン(1.031g、8.30mmol)を入れた。バイアルにセプタムキャップをはめ、排気し、Nを再び充満させた。トルエン(14mL)を添加し、反応物を110℃まで16h加熱した。その後、混合物をrtまで冷却し、合わせ、EtOAcで希釈し、セライトで濾過した。残渣をAFCで精製した。ベージュ色の固体を単離した(3.09g、97%収率)。パートB(一般的な反応スキームI)に従って、象牙色の固体として遊離フェノールを得た(2.70g、90%収率)。
実施例23
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(p−トリルスルフィニル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
以下は、文献の手順を改変した(Org Lett.2003,5,235)。スターラーバーを入れたバイアルに、実施例22のアリールスルフィド(1.2g、2.69mmol)を加えた。エタノール(7mL)及び過酸化水素(30%、1.5mL)を添加し、混合物にNを数分間バブリングした。スカンジウムトリフラート(0.265g、0.539mmol)を添加し、混合物をrtで終夜撹拌させておいた。その後、HO(2mL)で反応をクエンチし、濾過した。AFCで濾液を精製し、白色の固体を得た(0.764g、61%収率)。母液から再結晶させて更に0.167gの生成物を得、合計0.931gの生成物を得た(75%収率)。
実施例24
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−トシル−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール
Figure 2018528165
スターラーバーを入れたバイアル中で、実施例22のアリールスルフィド(1.5g、3.366mmol)をジクロロメタン(17mL)中に溶解した。m−クロロ過安息香酸50wt%(2.56g、7.40mmol)を添加し、TLCによる終了まで反応物を撹拌した。次に、NaHCO飽和水溶液で反応をクエンチし、有機層を分離し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。EtOAcで洗浄し濾過して、これを精製した。白色の固体を得た(1.34g、83%収率)。
実施例25
6,6’−スルホニルビス(2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
実施例24と同様にして、6,6’−スルホニルビス(2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)を合成した。スターラーバーを入れたフラスコ中で、実施例18のアリールスルフィド(4.5g、6.6mmol)をジクロロメタン(33mL)中に溶解した。m−クロロ過安息香酸50wt%(7.40mmol、5.05g)を添加し、TLCによる終了まで反応物を撹拌した。次に、NaHCO飽和水溶液で反応をクエンチし、有機層を分離し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。EtOAcで洗浄し濾過して、これを精製した。白色の固体を得た(2.9g、62%収率)。
実施例26
6,6’−(オクタデシルアザンジイル)ビス(2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)フェノール)
Figure 2018528165
パートA.実施例14、パートAの反応生成物(4.0g、5.81mmol)を、ジメチルホルムアミド(60mL)中に溶解し、これに、N流下でrtにて水素化ナトリウム(6.40mmol、256mg)を添加した。混合物を10min撹拌し、次に、1−ヨードオクタデカン(6.40mmol、2.43g)を添加し、撹拌を更に2h続けた。塩化アンモニウム飽和水溶液で反応をクエンチし、EtOAcで抽出した(3×)。合わせた有機層を水、次いでブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。更に精製は行わなかった。
パートB.パートAの生成物をジクロロメタン(40mL)中に溶解し、N下で撹拌しながら−78℃の温度まで冷却した。三臭化ホウ素(12.20mmol、1.2mL)を滴下添加し、反応混合物をゆっくりとrtまで温めた。反応終了時(TLCにより分析)、水を滴下添加し、混合物を10min撹拌した。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した(2×)。合わせた有機層をNaHCO飽和水溶液及びブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO又はMgSO)、濾過し、濃縮して、粘性のある油状物を得た(5.16g、97%収率)。

Claims (25)

  1. 式Iの構造:
    Figure 2018528165
    [式中、Rが水素原子を含む場合、Rは、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基又はアリールオキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、又は
    が−O−R、−N−R10、−B(OR18)(OR19)基、又は−SiR20 基を含む場合、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含むか、又はR及びR10は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R18及びR19は独立して、水素原子、アルキル基、アリール基であるか、又はR18及びR19は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R20基はアルキル基であり、
    各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]を有する置換ベンゾトリアゾールフェノールを含む組成物。
  2. は、−O−R基を含み、Rは、
    1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、又は
    アリール基を含み、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項1に記載の組成物。
  3. は、
    1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、又は
    置換フェニル基を含むアリール基を含む、請求項2に記載の組成物。
  4. は、−N−R10基を含み、
    は、水素原子、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、又はアリール基を含み、
    10は、水素原子又は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項1に記載の組成物。
  5. は、
    1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、又は
    3−アルキル置換フェニル基を含むアリール基を含み、前記アルキル置換基は、1〜6個の炭素原子を有し、
    10は、水素原子を含む、請求項4に記載の組成物。
  6. は、水素原子を含み、Rは、4個の炭素原子を含むアルコキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子を含む、請求項1に記載の組成物。
  7. は、−O−R基を含み、Rは、4個の炭素原子を有するアルキル基を含み、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項2に記載の組成物。
  8. は、−O−R基を含み、Rは、3−メチルフェニル基、又は4−メチルフェニル基を含むアリール基を含み、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項2に記載の組成物。
  9. は、−N−R10基を含み、Rは、1個の炭素原子を有するアルキル基、又は6個の炭素原子を有するアルキル基を含み、
    10は、水素原子を含み、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項4に記載の組成物。
  10. は、−N−R10基を含み、Rは、アルキル置換フェニル基を含むアリール基を含み、前記アルキル置換基は、1〜20個の炭素原子を有し、
    10は、水素原子を含み、
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項4に記載の組成物。
  11. 前記アルキル置換フェニル基は、4−ヘキシルフェニル基を含む、請求項10に記載の組成物。
  12. 式IIの構造:
    Figure 2018528165
    [式中、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、
    各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]を含む、請求項1に記載の組成物。
  13. Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子、1〜3個の炭素原子を含むアルキル基を含み、
    及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素を有するアルキル基を含む、請求項12に記載の組成物。
  14. Xは、−O−連結基を含み、
    及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含む、請求項12に記載の組成物。
  15. Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子を含み、
    及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含み、
    各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む、請求項12に記載の組成物。
  16. Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、メチル基を含み、
    及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含み、
    各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む、請求項12に記載の組成物。
  17. Xは、−O−連結基を含み、
    及びR16はそれぞれ、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を含み、
    各R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む、請求項12に記載の組成物。
  18. 一般構造式III又は式IV:
    Figure 2018528165
    [式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
    が水素原子を含む場合、Rは、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基又はアリールオキシ基を含み、各R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、又は
    が−O−R、−N−R10、−B(OR18)(OR19)基、又は−SiR20 基を含む場合、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又は1つ以上の酸素、窒素、硫黄若しくはリン原子を含むヘテロ原子含有基を含むか、又はR及びR10は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R18及びR19は独立して、水素原子、アルキル基、アリール基であるか、又はR18及びR19は結合している原子と一緒に複素環構造を形成し、各R20基はアルキル基であり、
    各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]、
    又は
    Figure 2018528165
    [式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
    Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、
    各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]を含む、保護された置換ベンゾトリアゾールフェノールを含む組成物。
  19. Pは、メチル基、−CHOCH基、又は−Si((i−Pr)基を含み、i−Prは、イソプロピル基である、請求項18に記載の組成物。
  20. 置換ベンゾトリアゾールフェノールを調製する方法であって、
    式III:
    Figure 2018528165
    (式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
    は、ハロゲン原子、トリフラート基、トシラート基、又はスルホネート基から選択される脱離基を含み、
    各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む)の保護されたフェノール化合物を準備する工程と、
    一般式R21−Z−X−H
    [式中、R21は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含み、
    Zは、アルキル基若しくはアリール基、又は単結合を含み、
    Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含む]を有する化合物を準備する工程と、
    少なくとも1種のパラジウム−ホスフィン錯体を含むパラジウム系触媒を準備する工程と、
    少なくとも1種の塩基を準備する工程と、
    少なくとも1種の溶媒を準備する工程と、
    前記式IIIの保護されたフェノール化合物、前記一般式R21−Z−X−Hの化合物、前記パラジウム系触媒、前記少なくとも1種の塩基、及び前記少なくとも1種の溶媒を混合して、反応混合物を形成する工程と、
    前記反応混合物を少なくとも100℃の温度まで加熱して、カップリング反応を起こす工程と、を含む、方法。
  21. 前記一般式R21−Z−X−Hの化合物は、Xが−O−、又は−、−NR10−である化合物を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、前記R21−Z−基は、アルキル基、又は置換芳香族基を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記一般式R21−Z−X−Hの化合物は、式IIIa:
    Figure 2018528165
    [式中、Rは、−XH基を含み、Xは、−O−、−NR10−、−S(O)−、又は−S−連結基を含み、R10は、水素原子、アルキル基、又はアリール基を含み、
    P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
    各R、R、R、R、R、R、及びRは独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む]の化合物を含む、請求項20に記載の方法。
  23. は、−OH基を含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記一般式R21−Z−XHの化合物は、NHを含み、前記カップリング反応は、式IV:
    Figure 2018528165
    (式中、P基は、アルキル、置換アルキル、又はシリル基を含む保護基であり、
    Xは、−NR10−連結基を含み、R10は、水素原子を含み、各R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15、R16、及びR17は独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はハロゲン原子を含む)の化合物を形成する第2のカップリング反応を含む、請求項20に記載の方法。
  25. 前記保護基Pを水素原子と置き換える工程を更に含む、請求項20に記載の方法。
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