JPH11302263A - 2h−ベンゾトリアゾール誘導体、その製造方法および用途 - Google Patents

2h−ベンゾトリアゾール誘導体、その製造方法および用途

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JPH11302263A
JPH11302263A JP12296498A JP12296498A JPH11302263A JP H11302263 A JPH11302263 A JP H11302263A JP 12296498 A JP12296498 A JP 12296498A JP 12296498 A JP12296498 A JP 12296498A JP H11302263 A JPH11302263 A JP H11302263A
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JP
Japan
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hydroxy
group
tert
benzotriazol
methyl
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Application number
JP12296498A
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English (en)
Inventor
Naohiko Fukuoka
直彦 福岡
Heinosuke Yasuda
平之介 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemipro Kasei Kaisha Ltd
Original Assignee
Chemipro Kasei Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発、飛散が少なく、安定性が高く、かつ基
材との相溶性にも優れ、紫外線吸収能力、すなわち分子
吸光係数の極めて大きい新規化合物およびその製造方法
と紫外線吸収能力を生かした新規な紫外線吸収剤および
それを含む耐候性有機高分子組成物の提供。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は直鎖または分岐の、アルキル基、アルコ
キシ基およびハロゲン原子よりなる群から選ばれた基で
あり、R2は水素原子、直鎖または分岐の、アルキル
基、アルコキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、アロイ
ルアミノ基、およびハロゲン原子よりなる群から選ばれ
た基であり、R3は直鎖または分岐の、アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基である。)で示される
2H−ベンゾトリアゾール誘導体、その紫外線吸収剤と
しての用途およびそれを含む耐候性有機高分子組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた紫外線吸収
能および飛散が少なく高い光安定性を有する2H−ベン
ゾトリアゾール誘導体、それを含む紫外線吸収剤、耐候
性有機高分子組成物および前記2H−ベンゾトリアゾー
ル誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機高分子物質の紫外線による劣化を防
止するために、現在多くの紫外線吸収剤が使用されてい
る。代表的な紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、サ
リシレート系等が挙げられる。これらは、紫外線を吸収
し、無害なエネルギーとして放散させ、有機高分子物質
の劣化を防止する。
【0003】従来知られている紫外線吸収剤の多くは、
紫外線吸収効率は優れているが、有機高分子材料に練り
込んで加熱、加工する際に、一部分解や揮散したり、加
工後成型品として使用する際に、徐々に揮発飛散する問
題がある。これを改善するために、紫外線吸収剤を高分
子量化したり、不揮発性官能基を付加することにより、
揮発、飛散の欠点を改良する試みが行われてきたが、紫
外線吸収効率の点で十分に満足できるものではなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、揮発、飛散が少なく、安定性が高く、かつ基材との
相溶性にも優れ、紫外線吸収能力、すなわち分子吸光係
数の極めて大きい新規化合物およびその製造方法を提供
する点にある。本発明の第二の目的は、前記紫外線吸収
能力を生かした新規な紫外線吸収剤およびそれを含む耐
候性有機高分子組成物を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、一般式
(1)
【化5】 (式中、R1は直鎖または分岐の、アルキル基、アルコ
キシ基およびハロゲン原子よりなる群から選ばれた基で
あり、R2は水素原子、直鎖または分岐の、アルキル
基、アルコキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、アロイ
ルアミノ基、およびハロゲン原子よりなる群から選ばれ
た基であり、R3は直鎖または分岐の、アルキル基、シ
クロアルキル基またはアリール基である。)で示される
2H−ベンゾトリアゾール誘導体に関する。
【0006】本発明の第二は、請求項1記載の2H−ベ
ンゾトリアゾール誘導体を含有する紫外線吸収剤に関す
る。
【0007】本発明の第三は、請求項1記載の2H−ベ
ンゾトリアゾール誘導体を含有する耐候性有機高分子組
成物に関する。
【0008】本発明の第四は、下記一般式(2)
【化6】 (式中、R1およびR2は前記と同一である。)で示され
る化合物と、下記一般式(3)
【化7】 (式中、R3は前記と同一である。)で示される直鎖ま
たは分岐の、アルキル イソシアナート類、シクロアル
キルイソシアナート類およびアリール イソシアナート
類よりなる群から選ばれたイソシアナート類を有機溶剤
中で反応させることを特徴とする下記一般式(1)
【化8】 (式中、R1、R2およびR3は前記と同一である。)で
示される2H−ベンゾトリアゾール誘導体の製造方法に
関する。
【0009】前記R1におけるアルキル基の例として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プ
ロピル基、tert−ブチル基、tert−アミル基、
tert−オクチル基などを挙げることができるが、そ
の炭素数は1〜8のものが好ましい。アルコキシ基の例
としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基
などを挙げることができるが、その炭素数は1〜3のも
のが好ましい。
【0010】前記R2におけるアルキル基の例として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プ
ロピル基、tert−ブチル基などを挙げることができ
るが、その炭素数は1〜3のものが好ましい。アルコキ
シ基の例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基などを挙げることができるが、その炭素数は1
〜3のものが好ましい。アシルアミノ基の例としては、
アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基、n−バレロ
イルアミノ基、iso−バレロイルアミノ基などを挙げ
ることができるが、その炭素数は1〜4のものが好まし
い。アロイルアミノ基の例としては、ベンゾイルアミノ
基、トルオイルアミノ基、アニソイルアミノ基などを挙
げることができる。
【0011】前記R3におけるアルキル基の例として
は、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル
基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、
n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n
−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデ
シル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基など
を挙げることができる。シクロアルキル基の例として
は、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などを挙げる
ことができる。アリール基の例としては、フェニル基、
o−、m−またはp−トリル基、o−、m−またはp−
アニシル基、o−、m−またはp−クロロフェニル基な
どを挙げることができる。
【0012】前記反応に用いる有機溶媒の例としては、
通常ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジ−iso−プ
ロピルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなどを挙げることができる。反応温度は溶媒の沸点
付近で実施するが、好ましくは20〜80℃で実施する
のがよい。
【0013】本発明において用いられる前記一般式
(1)で示される2H−ベンゾトリアゾール誘導体の具
体例としては、例えば、下記の化合物を挙げることがで
きるN−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−n
−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−メチルフェニ
ル]−N′−シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5
−メチルフェニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−
ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−メチルフェニル]−N′−m−トリル尿素、
N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−p−ト
リル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフェ
ニル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5
−tert−ブチルフェニル]−N′−シクロヘキシル
尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリ
アゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフェニ
ル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3
−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−te
rt−ブチルフェニル]−N′−m−トリル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾール−
2−イル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−
p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−アミ
ルフェニル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒ
ドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−tert−アミルフェニル]−N′−シクロ
ヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベ
ンゾトリアゾ−ル−2−イル)−5−tert−アミル
フェニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5
−tert−アミルフェニル]−N′−m−トリル尿
素、N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェニル]
−N′−p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−
(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−5−メチルフェニル]−N′−n−プロピル尿素、N
−[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−5−メチルフェニル]−
N′−シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3
−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−メチルフェニル]−N′−フェニル尿素、N
−[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾ
トリアゾ−ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−
N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−
(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−5−メチルフェニル]−N′−p−トリル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフェニ
ル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ
−3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−シク
ロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−ク
ロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t
ert−ブチルフェニル]−N′−フェニル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフェニ
ル]−N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−
3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ−ルー2−イ
ル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−p−ト
リル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−
2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert
−アミルフェニル]−N′−n−プロピル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェニ
ル]−N′−シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−tert−アミルフェニル]−N′−フ
ェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ
−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−ter
t−アミルフェニル]−N′−m−トリル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェニ
ル]−N′−p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−
3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−tert−オクチルフェニル]−N′−n−
プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−クロ
ロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−te
rt−オクチルフェニル]−N′−シクロヘキシル尿
素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−クロロ−2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−オク
チルフェニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒド
ロキシ−3−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−
(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−5−tert−オクチルフェニル]−N′−p−トリ
ル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−メチルフェ
ニル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−メチルフェニル]−N′−シクロヘキシ
ル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−メチルフェ
ニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−
3−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−メチルフェニル]−N′−m−トリル尿素、
N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2H−ベン
ゾトリアゾール−2−イル)−5−メチルフェニル]−
N′−p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−
(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−5−tert−ブチルフェニル]−N′−n−プロピ
ル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−
ブチルフェニル]−N′−シクロヘキシル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフェニ
ル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3
−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−tertブチルフェニル]−N′−m−トリ
ル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−
ブチルフェニル]−N′−p−トリル尿素、N−[2−
ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)−5−tert−アミルフェニル]−
N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−
(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−5−tert−アミルフェニル]−N′−シクロヘキ
シル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−
2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)−5−tert
−アミルフェミル]−N′−シクロヘキシル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェニ
ル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3
−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−tert−アミルフェニル]−N′−m−ト
リル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−
2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert
−アミルフェニル]−N′−p−トリル尿素、N−[2
−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−5−tert−オクチルフェニ
ル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ
−3−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−5−tert−オクチルフェニル]−N′−シ
クロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−
クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
tert−オクチルフェニル]−N′−フェニル尿素、
N−[2−ヒドロキシ−3−(6−クロロ−2H−ベン
ゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−オクチル
フェニル]−N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロ
キシ−3−(6−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−
2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−N′
−p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−
メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
メチルフェニル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2
−ヒドロキシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−シ
クロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−
メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
メチルフェニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒ
ドロキシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−m−ト
リル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル−
2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−メチルフ
ェニル]−N′−p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−n
−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−メ
チル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t
ert−ブチルフェニル]−N′−シクロヘキシル尿
素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル−2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチ
ルフェニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロ
キシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−
2−イル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−
m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−メ
チル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t
ert−ブチルフェニル]−N′−p−トリル尿素、N
−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェ
ニル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−tert−アミルフェニル]−N′−シ
クロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−
メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
tert−アミルフェニル]−N′−フェニル尿素、N
−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェ
ニル]−N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ
−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−5−tert−アミルフェニル]−N′−p−
トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル
−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−ter
t−オクチルフェニル]−N′−n−プロピル尿素、N
−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−5−tert−オクチルフ
ェニル]−N′−シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒド
ロキシ−3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−フェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5
−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5
−tert−オクチルフェニル]−N′−m−トリル尿
素、N−[2−ヒドロキシ−3−(5−メチル−2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−オク
チルフェニル]−N′−p−トリル尿素、N−[2−ヒ
ドロキシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−n−プ
ロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル
−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−メチル
フェニ]−N′−シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒド
ロキシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−フェニル
尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル−2H
−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−メチルフェニ
ル]−N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−
3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−メチルフェニル]−N′−p−トリル尿素、
N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル−2H−ベン
ゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフ
ェニル]−N′−n−プロピル尿素、N−[2−ヒドロ
キシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−
2−イル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−
シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6
−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5
−tert−ブチルフェニル]−N′−フェニル尿素、
N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル−2H−ベン
ゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチルフ
ェニル]−N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキ
シ−3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−5−tert−ブチルフェニル]−N′−p
−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチ
ル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−te
rt−アミルフェニル]−N′−n−プロピル尿素、N
−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェ
ニル]−N′−シクロヘキシル尿素、N−[2−ヒドロ
キシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−
2−イル)−5−tert−アミルフェニル]−N′−
フェニル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチ
ル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−te
rt−アミルフェニル]−N′−m−トリル尿素、N−
[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−5−tert−アミルフェニ
ル]−N′−p−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−
3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−tert−オクチルフェニル]−N′−n−
プロピル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチ
ル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−te
rt−オクチルフェニル]−N′−シクロヘキシル尿
素、N−[2−ヒドロキシ−3−(6−メチル−2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−オク
チルフェニル]−N′−フェニル尿素、N−[2−ヒド
ロキシ−3−(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−m−トリル尿素、N−[2−ヒドロキシ−3−
(6−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−5−tert−オクチルフェニル]−N′−p−トリ
ル尿素等。
【0014】下記一般式(2)
【化9】 (式中、R1およびR2は前記と同一である。)の化合物
の具体例としては、2−(2−ヒドロキシ−3−アミノ
−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3−アミノ−5−tert−ブ
チルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2
−ヒドロキシ−3−アミノ−5−tert−アミルフェ
ニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロ
キシ−3−アミノ−5−tert−オクチルフェニル)
−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−5−クロロ
ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−アミ
ノ−5−tert−ブチルフェニル)−2H−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−ア
ミノ−5−tert−アミルフェニル)−2H−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−
アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2H−5
−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−5−ブロモ
ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−アミ
ノ−5−tert−ブチルフェニル)−2H−5−ブロ
モベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−ア
ミノ−5−tert−アミルフェニル)−2H−5−ブ
ロモベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−
アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2H−5
−ブロモベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−5−メチル
ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−アミ
ノ−5−tert−ブチルフェニル)−2H−5−メチ
ルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−ア
ミノ−5−tert−アミルフェニル)−2H−5−メ
チルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−
アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2H−5
−メチルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−6−メチル
ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−アミ
ノ−5−tert−ブチルフェニル)−2H−6−メチ
ルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−ア
ミノ−5−tert−アミルフェニル)−2H−6−メ
チルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−
アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2H−6
−メチルベンゾトリアゾールなどを挙げることができ
る。
【0015】下記一般式(3)
【化10】 (式中、R3は前記と同一である。)の化合物の具体例
としては、例えば、テトラメチレン ジイソシアナー
ト、ペンタメチレン ジイソシアナート、ヘキサメチレ
ン ジイソシアナート、ヘプタメチレン ジイソシアナ
ート、オクタメチレン ジイソシアナートなどを挙げる
ことができる。
【0016】一般式(1)で表される化合物によって安
定化された有機高分子物質は、慣用の添加物をさらに含
有してもよく、例えば、酸化防止剤、光安定剤、金属不
活性剤、過酸化物スカベンジャーを含有してもよい。
【0017】本発明による化合物の他に添加されてもよ
い酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノール、2−t−4,6−ジメチルフ
ェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノ
ール、2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ブチルフェノ
ール、2,6−ジ−t−ブチル−4−イソブチルフェノ
ール、2,6−ジ−シクロペンチル−4−メチルフェノ
ール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジ
メチルフェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチ
ルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノ
ール、2,6−ジノニル−4−メチルフェノール、2,
6−ジ−t−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、
2,4−ジメチル−6−(1′−メチル−ウンデカ−
1′−イル)−フェノール、2,4−ジメチル−6−
(1′−メチル−ヘプタデカ−1′−イル)−フェノー
ル、2,4−ジメチル−6−(1′−メチル−トリデカ
−1′−イル)−フェノールおよびそれらの混合物、
2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−t−ブチルフェ
ノール、2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−メチル
フェノール、2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−エ
チルフェノール、2,6−ジ−ドデシルチオメチル−4
−ノニルフェノールおよびそれらの混合物、2,6−ジ
−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−
t−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−t−アミルハ
イドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシル
オキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチルハイドロキ
ノン、2,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソ
ール、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソ
ール、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ルステアレート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)アジペートおよびそれらの混合
物、2,4−ビス−オクチルメルカプト−6−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,
3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6
−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニ
リノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカ
プト−4,6−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,
5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)−イソシアヌレート、1,3,5−トリス
(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
ベンジル)−イソシアヌレート、2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエ
チル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプ
ロピオニル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジ
ン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−
4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート等および
2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−4−メチル
フェノール)、2,2′−メチレンビス(6−t−ブチ
ル−4−エチルフェノール)、2,2′−エチリデンビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2′−
エチリデンビス(6−t−ブチル−4−イソブチルフェ
ノール)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−
ブチルフェノール)、4,4′−メチレンビス(6−t
−ブチル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)
ブタン、エチレングリコールビス〔3,3′−ビス
(3′−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)ブチ
レート〕等ならびに1,3,5−トリス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−
トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−
テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−
ジ−t−4−ヒドロキシベンジル)−フェノール等を挙
げることができる。
【0018】本発明による化合物の他に添加されてもよ
い光安定剤としては、例えば2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−ヒドロキシフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(5′−t−ブチル−
2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
〔2′−ヒドロキシ−5′−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−ヒドロキシフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3′−
t−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(3′,5′−ジ−t−アミル−2′−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔3′−t
−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−(2′−オクチル
オキシカルボニルエチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール等:4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、
4−オクトキシ−、4−デシルオキシ−、4−ドデシル
オキシ−、4−ベンジルオキシ−、4,2′,4′−ト
リヒドロキシ−、2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメト
キシ−または4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−
ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等:4−t−ブチルフ
ェニル サリシレート、フェニル サリシレート、オク
チルフェニル サリシレート、ジベンゾイルレゾルシノ
ール、ビス(4−t−ブチルベンゾイル)レゾルシノー
ル、2,4−ジ−t−ブチルフェニル 3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエー
ト等:エチル α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリ
レート、イソオクチル α−シアノ−β,β−ジフェニ
ルアクリレート、メチル α−カルボメトキシシンナメ
ート、メチル α−シアノ−β−メチル−p−メトキシ
シンナメート等:ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)サクシネート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)アジペート等:4,4′−ジ−オクチルオキシオ
キザニリド、2,2′−ジエトキシオキシオキザニリ
ド、2,2′−ジ−オクチルオキシ−5,5′−ジ−t
−ブチルオキザニリド、2,2′−ジ−ドデシルオキシ
−5,5′−ジ−t−ブチルオキザニリド、2−エトキ
シ−2′−エチルオキザニリド、N,N′−ビス(3−
ジメチルアミノプロピル)オキザニリド、2−エトキシ
−5−t−ブチル−2′−エトキシオキザニリド等:
2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオ
キシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−
ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−
ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリ
アジン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,
6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−
トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロ
ピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ
−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,
4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン等が
挙げられる。
【0019】本発明による化合物の他に添加されてもよ
い金属不活性化剤としては、例えばN,N′−ジフェニ
ルシュウ酸ジアミド、N−サルチラル−N′−サリチロ
イルヒドラジン、N,N′−ビス(サリチロイル)ヒド
ラジン、N,N′−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−
サリチロイルアミノ−1,2,3−トリアゾール、ビス
(ベンジリデン)シュウ酸ヒドラジド、イソフタル酸ジ
ヒドラジド、N,N′−ジアセタール−アジピン酸ジヒ
ドラジド、N,N′−ビス−サリチロイルシュウ酸ジヒ
ドラジド、N,N′−ビス−サリチロイル−チオプロピ
オン酸ジヒドラジド等が挙げられる。
【0020】本発明による化合物の他に添加されてもよ
い過酸化物スカベンジャーとして、例えば、ジラウリル
−チオジプロピオネート、ジステアリル−チオジプロピ
オネート、ジミリスチル−チオジプロピオネートまたは
ジトリデシル−チオジプロピオネート、チオジプロピオ
ネート、2−メルカプトベンズイミダゾール、ペンタエ
リスリトールテトラキス(ドデシルメルカプト)プロピ
オネート等が挙げられる。
【0021】本発明の一般式(1)の2H−ベンゾトリ
アゾール誘導体の最大吸収領域は280〜350nmの
範囲であり、従来公知のUV−B領域の紫外線吸収剤に
比べ、極めて大きい紫外線吸収能力を有する。
【0022】
【実施例】以下、本発明化合物の実施例を挙げて本発明
を具体的に説明するが、これらは好ましい実施態様の例
示に過ぎず、本発明はこれらの実施例だけに限定するも
のではない。
【0023】実施例1 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−n−プ
ロピル尿素[一般式(1)において、R1=メチル、R2
=水素原子、R3=n−プロピル]の合成 35mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール(1.00g、4.1mmol)を加えて、
40℃で加温撹拌する。透明液となったら、テトラヒド
ロフラン(2ml)に溶解したn−プロピル イソシア
ナート(0.35g、4.1mmol)の溶液を同温度
において5分かけて滴下する。滴下終了後、2時間加熱
還流する。冷却後、析出物を吸引濾過により濾取する。
40mlのジメチルホルムアミドと80mlのイソプロ
パノールの混合溶液で再結晶させると、融点222〜2
24℃、0.72g(収率54%)の精製物が得られ
る。
【0024】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)317.0、εmax 20,
800 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3320(O
HおよびNH)、1650(アミドC=O)、158
0、1250、1220(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)
【0025】実施例2 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−シクロ
ヘキシル尿素[一般式(1)において、R1=メチル、
2=水素原子、R3=シクロヘキシル]の合成 35mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール(1.00g、4.1mmol)を加えて、
40℃で加温撹拌する。透明液となったら、テトラヒド
ロフラン(2ml)に溶解したシクロヘキシル イソシ
アナート(0.52g、4.1mmol)の溶液を同温
度において5分かけて滴下する。滴下終了後、2時間加
熱還流する。冷却後、析出物を吸引濾過により濾取す
る。40mlのジメチルホルムアミドと80mlのイソ
プロパノールの混合溶液で再結晶させると、融点226
〜237.5℃ 0.86g(収率57%)の精製物が
得られる。
【0026】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)317.5、εmax 17,
400 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3320(O
HおよびNH)、1640(アミドC=O)、157
0、1250、1220(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)。
【0027】実施例3 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−フェニ
ル尿素[一般式(1)において、R1=メチル、R2=水
素原子、R3=フェニル]の合成 35mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール(1.00g、4.1mmol)を加えて、
40℃で加温撹拌する。透明液となったら、テトラヒド
ロフラン(2ml)に溶解したフェニル イソシアナー
ト(0.50g、4.1mmol)の溶液を同温度にお
いて5分かけて滴下する。滴下終了後、2時間加熱還流
する。冷却後、析出物を吸引濾過により濾取する。40
mlのジメチルホルムアミドと80mlのイソプロパノ
ールの混合溶液で再結晶させると、融点230〜231
℃、0.63g(収率42%)の精製物が得られる。
【0028】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)318.0、εmax 19,
000 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3300(O
HおよびNH)、1650(アミドC=O)、157
0、1250、1220(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)。
【0029】実施例4 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−m−ト
リル尿素[一般式(1)において、R1=メチル、R2
水素原子、R3=m−トリル]の合成 35mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール(1.00g、4.1mmol)を加えて、
40℃で加温撹拌する。透明液となったら、テトラヒド
ロフラン(2ml)に溶解したm−トリル イソシアナ
ート(0.56g、4.1mmol)の溶液を同温度に
おいて5分かけて滴下する。滴下終了後、2時間加熱還
流する。冷却後、析出物を吸引濾過により濾取する。4
0mlのジメチルホルムアミドと80mlのイソプロパ
ノールの混合溶液で再結晶させると、融点228〜23
0℃、0.70g(収率45%)の精製物が得られる。
【0030】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)318.5、εmax 16,
000 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3340(O
HおよびNH)、1650(アミドC=O)、155
8、1260、1220(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)。
【0031】実施例5 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−メチルフェニル]−N′−p−ト
リル尿素[一般式(1)において、R1=メチル、R2
水素原子、R3=p−トリル]の合成 35mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール(1.00g、4.1mmol)を加えて、
40℃で加温撹拌する。透明液となったら、テトラヒド
ロフラン(2ml)に溶解したp−トリル イソシアナ
ート(0.56g、4.1mmol)の溶液を同温度に
おいて5分かけて滴下する。滴下終了後、2時間加熱還
流する。冷却後、析出物を吸引濾過により濾取する。4
0mlのジメチルホルムアミドと80mlのイソプロパ
ノールの混合溶液で再結晶させると、融点228〜22
8.5℃、0.81g(収率52%)の精製物が得られ
る。
【0032】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)317.5、εmax 17,
700 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3320、3
270(OHおよびNH)、1650(アミドC=
O)、1540、1250、1220(アミドNHおよ
びアミドCNのカップリング)。
【0033】実施例6 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−n−プロピル尿素[一般式(1)において、R1
=tert−オクチル、R2=水素原子、R3=n−プロ
ピル]の合成 10mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2
H−ベンゾトリアゾール(1.00g、3.0mmo
l)を加えて、40℃で加温撹拌する。透明液となった
ら、テトラヒドロフラン(2ml)に溶解したn−プロ
ピル イソシアナート(0.35g、3.0mmol)
の溶液を同温度において5分かけて滴下する。滴下終了
後、2時間加熱還流する。冷却後、5%食塩水(100
ml)に激しく撹拌しながら反応液を注入する。注入が
終わったら、なお30分撹拌を続ける。析出物を吸引濾
過により濾取する。メタノールから再結晶させると、融
点95〜98℃、0.92g(収率74%)の精製物が
得られる。
【0034】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)320.0、εmax 18,
000 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3360(O
HおよびNH)、1658(アミドC=O)、156
0、1250、1220(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)。
【0035】実施例7 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−シクロヘキシル尿素[一般式(1)において、R
1=tert−オクチル、R2=水素原子、R3=シクロ
ヘキシル]の合成 10mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2
H−ベンゾトリアゾール(1.00g、3.0mmo
l)を加えて、40℃で加温撹拌する。透明液となった
ら、テトラヒドロフラン(2ml)に溶解したフェニル
イソシアナート(0.35g、3.0mmol)の溶
液を同温度において5分かけて滴下する。滴下終了後、
2時間加熱還流する。冷却後、5%食塩水(100m
l)に激しく撹拌しながら反応液を注入する。注入が終
わったら、なお30分撹拌を続ける。析出物を吸引濾過
により濾取する。メタノールから再結晶させると、融点
187.5〜189℃、1.12g(収率82%)の精
製物が得られる。
【0036】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)320.0、εmax 16,
600 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3360、3
260(OHおよびNH)、1660(アミドC=
O)、1548、1250、1220(アミドNHおよ
びアミドCNのカップリング)。
【0037】実施例8 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−フェニル尿素[一般式(1)において、R1=t
ert−オクチル、R2=水素原子、R3=フェニル]の
合成 10mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2
H−ベンゾトリアゾール(1.00g、3.0mmo
l)を加えて、40℃で加温撹拌する。透明液となった
ら、テトラヒドロフラン(2ml)に溶解したフェニル
イソシアナート(0.35g、3.0mmol)の溶
液を同温度において5分かけて滴下する。滴下終了後、
2時間加熱還流する。冷却後、5%食塩水(100m
l)に激しく撹拌しながら反応液を注入する。注入が終
わったら、なお30分撹拌を続ける。析出物を吸引濾過
により濾取する。メタノールから再結晶させると、融点
189〜190℃、1.28g(収率95%)の精製物
が得られる。
【0038】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)318.0、εmax 18,
200 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3360(O
HおよびNH)、1660(アミドC=O)、155
0、1250、1210(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)。
【0039】実施例9 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−m−トリル尿素[一般式(1)において、R1
tert−オクチル、R2=水素原子、R3=m−トリ
ル]の合成 10mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2
H−ベンゾトリアゾール(1.00g、3.0mmo
l)を加えて、40℃で加温撹拌する。透明液となった
ら、テトラヒドロフラン(2ml)に溶解したm−トリ
ル イソシアナート(0.39g、3.0mmol)の
溶液を同温度において5分かけて滴下する。滴下終了
後、2時間加熱還流する。冷却後、5%食塩水(100
ml)に激しく撹拌しながら反応液を注入する。注入が
終わったら、なお30分撹拌を続ける。析出物を吸引濾
過により濾取する。メタノールから再結晶させると、融
点197〜198℃、1.25g(収率90%)の精製
物が得られる。
【0040】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)318.5、εmax 17,
400 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3340(O
HおよびNH)、1660(アミドC=O)、154
8、1248、1220(アミドNHおよびアミドCN
のカップリング)。
【0041】実施例10 N−[2−ヒドロキシ−3−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−5−tert−オクチルフェニル]−
N′−p−トリル尿素[一般式(1)において、R1
tert−オクチル、R2=水素原子、R3=p−トリ
ル]の合成 10mlのテトラヒドロフランに2−(2−ヒドロキシ
−3−アミノ−5−tert−オクチルフェニル)−2
H−ベンゾトリアゾール(1.00g、3.0mmo
l)を加えて、40℃で加温撹拌する。透明液となった
ら、テトラヒドロフラン(2ml)に溶解したp−トリ
ル イソシアナート(0.39g、3.0mmol)の
溶液を同温度において5分かけて滴下する。滴下終了
後、2時間加熱還流する。冷却後、5%食塩水(100
ml)に激しく撹拌しながら反応液を注入する。注入が
終わったら、なお30分撹拌を続ける。析出物を吸引濾
過により濾取する。メタノールから再結晶させると、融
点188.5〜189.5℃、1.32g(収率95
%)の精製物が得られる。
【0042】紫外吸収スペクトル(ジメチルアセトアミ
ド):λmax(nm)318.5、εmax 16,
500 赤外吸収スペクトル(KBr):cm-1 3360(O
HおよびNH)、1670(アミドC=O)、155
0、1250、1218、1208(アミドNHおよび
アミドCNのカップリング)。
【0043】実施例11(高分子物質に対する光安定化
効果) ポリエチレン粉末またはポリプロピレン粉末100重量
部に、実施例8で製造したサンプルを、それぞれ0.0
5重量部、0.2重量部および0.5重量部を配合し
て、ミキサーで充分混合した後、シリンダー温度200
℃、25mm径押出機によって溶融混練して造粒した。
得られたペレットを210℃で、厚さ0.25mmのシ
ートに圧縮成型して試験片を作成した。得られた試験片
は、引張り試験に対応するダンベル型に打ち抜いた。上
記と同様の方法により光安定剤無添加の比較対照用の試
験片を作成し、評価を行った。
【0044】これらの試験片をスガ試験機株式会社製W
EL−75XS−HS−BEC型キセノン・サンシャイ
ンロングライフウェザーオメーターを用い、ブラックパ
ネル温度80℃で光照射して、各々の試験片の引張り強
度低下の経時変化を比較した。引張り試験は島津製作所
(株)製DSS−5000型引張り試験機を用い、温度
23±2℃、相対湿度50±5%、試験速度毎分50±
5.0mmで行った。引張り強度は以下の方法により求
めた。
【数1】 Ts=引張り強度(kgf/mm2) T=サンプルの厚み(mm) W=サンプルの幅(mm) S=サンプルの最大強度(kgf)
【0045】得られた結果は表1に示す通りであった。
表1に示した結果から明らかなように、本発明による2
H−ベンゾトリアゾール誘導体は優れた安定化効果(す
なわち劣化時間の延長)を示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【効果】本発明の新規化合物は、優れた紫外線吸収能を
有し、有機物、特に高分子化合物の光劣化を大幅に防止
し、また光、熱および湿気に極めて安定である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は直鎖または分岐の、アルキル基、アルコ
    キシ基およびハロゲン原子よりなる群から選ばれた基で
    あり、R2は水素原子、直鎖または分岐の、アルキル
    基、アルコキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、アロイ
    ルアミノ基、およびハロゲン原子よりなる群から選ばれ
    た基であり、R3は直鎖または分岐の、アルキル基、シ
    クロアルキル基またはアリール基である。)で示される
    2H−ベンゾトリアゾール誘導体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2H−ベンゾトリアゾー
    ル誘導体を含有する紫外線吸収剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の2H−ベンゾトリアゾー
    ル誘導体を含有する耐候性有機高分子組成物。
  4. 【請求項4】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1およびR2は前記と同一である。)で示され
    る化合物と、下記一般式(3) 【化3】 (式中、R3は前記と同一である。)で示される直鎖ま
    たは分岐の、アルキル イソシアナート類、シクロアル
    キルイソシアナート類およびアリール イソシアナート
    類よりなる群から選ばれたイソシアナート類を有機溶剤
    中で反応させることを特徴とする下記一般式(1) 【化4】 (式中、R1、R2およびR3は前記と同一である。)で
    示される2H−ベンゾトリアゾール誘導体の製造方法。
JP12296498A 1998-04-16 1998-04-16 2h−ベンゾトリアゾール誘導体、その製造方法および用途 Pending JPH11302263A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018528165A (ja) * 2015-07-07 2018-09-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 置換ベンゾトリアゾールフェノール

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