JP2017512885A - 洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)を含む洗剤および医薬組成物に関し、ここで、DNaseは、真菌供給源から得られる。本発明はまた、洗濯方法およびDNaseの使用にも関する。本発明はさらに、DNase活性を有するポリペプチド、ポリペプチドをコードするヌクレオチド、ならびにポリペプチドを生成する方法にも関する。

Description

配列表の参照
本出願は、コンピュータ読み取り可能な形態の配列表を含んでおり、これは本明細書において参照により援用される。
本発明は、デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)を含む洗剤および医薬組成物に関し、ここで、DNaseは、真菌供給源から得られる。本発明はまた、洗濯方法およびDNaseの使用にも関する。本発明はさらに、DNase活性を有するポリペプチド、ポリペプチドをコードするヌクレオチド、ならびにポリペプチドを生成する方法にも関する。
微生物は、一般に、多くの自然、産業および医療環境における表面に生きたまま付着し、バイオポリマーおよび高分子などの細胞外物質によって被包される。こうして形成される粘性の被包微生物の層はバイオフィルムと呼ばれる。バイオフィルムは、自然環境の細菌の優勢な増殖方法であり、バイオフィルムで増殖する細菌は、独特な生理的特徴を呈示する。浮遊状態で(planktonically)増殖するそれらの対応物と比較して、バイオフィルム内の細菌は、抗生物質、紫外線照射、洗剤および宿主免疫応答に対して、より耐性である。
バイオフィルムは、グラム陽性およびグラム陰性菌、海藻、原生動物、ならびに/または酵母もしくは糸状真菌およびウイルスならびに/またはバクテリオファージなどの1種または複数種の微生物を含み得る。問題となるバイオフィルムの例として、歯垢、医療移植片の感染があるが、船体の初期汚染も含まれる。バイオフィルムは、ヒトにおける多くの感染症の病因となり、露出した表面の生物付着に関しては産業界で重要な問題であり、その場合、バイオフィルムコロニー化は、局在化した生態系の主成分を形成する可能性があり、これによって、産業工程および構成要素が中断および妨害され得る。
Tシャツまたはスポーツウエアなどの洗濯品目を使用する場合、これらは、使用者の身体や、それらが用いられるその他の環境からの細菌に曝露される。これらの細菌の一部は、洗濯品目に付着することができ、その品目にバイオフィルムを形成する。細菌の存在は、洗濯品目が、粘着性になり、従って、汚れが粘着性の部分に付着することを意味する。この汚れは、市販の洗剤組成物によって除去し難いことが判明している。さらに、非常に汚れた洗濯品目をあまり汚れていない洗濯品目と一緒に洗浄する場合、洗浄液中に存在する汚れが、バイオフィルムに付着する傾向がある。その結果、洗濯品目は、洗浄前よりも洗浄後の方が「汚れる」ことになる。さらにまた、こうした細菌は、洗濯品目の使用後に発生する悪臭源でもある。悪臭は、除去するのが難しく、洗浄後も残留し得る。この悪臭の理由は、生地表面への細菌の付着である。生地への付着によって、細菌は、洗浄後も残留して、悪臭源となり続ける恐れがある。
国際公開出願:国際公開第2011/098579号パンフレットは、デオキシリボヌクレアーゼ化合物およびバイオフィルム破壊および防止のための方法に関する。
本発明は、デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)を含む洗剤組成物および洗剤補助成分に関し、ここで、DNaseは、真菌供給源から得られる。
本発明はさらに、品目を洗浄または洗濯するためのクリーニングまたは洗濯方法に関し、この方法は、以下:
a.真菌性DNaseを含有する洗浄液または真菌性DNaseを含む洗剤組成物に、品目を曝露するステップ;
b.少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;
c.任意選択で品目をすすぐステップ
を含み、
ここで、上記品目は、生地である。
加えて、品目のバイオフィルムを防止、低減または除去するためのDNaseの使用も記載される。
本発明はさらに、DNase活性を有するポリペプチド、ポリペプチドをコードするヌクレオチドおよびポリペプチドを生成する方法にも関する。
定義
対立遺伝子変異体:「対立遺伝子変異体」という用語は、同一の染色体座を占有する遺伝子の2つ以上の代替的な形態のいずれかを意味する。対立遺伝子変異は、突然変異を介して自然に生じ、また、個体群に多型性をもたらし得る。遺伝子突然変異は、サイレント(コードされるポリペプチドにおける変化なし)であってもよいし、または、改変されたアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするものでもよい。ポリペプチドの対立遺伝子変異体は、遺伝子の対立遺伝子変異体によってコードされたポリペプチドである。
バイオフィルム:バイオフィルムは、細胞が、生地、食器類または硬質表面などの表面上に互いに付着している、いずれかの微生物群である。こうした付着細胞は、多くの場合、細胞外高分子物質(EPS)の自己生成マトリックス内に包埋されている。バイオフィルムEPSは、一般に、細胞外DNA、タンパク質、および多糖から構成された高分子凝集塊である。バイオフィルムは、生存または非生存表面上に形成し得る。バイオフィルム内で増殖する微生物細胞は、同じ生物の浮遊細胞とは生理学的に異なり、浮遊細胞は、対照的に、液体媒体中に浮遊または泳動し得る単細胞である。
バイオフィルム内に生存する細菌は、通常フィルムの高密且つ保護された環境によって、これらの細菌が多様な方法で協同および相互作用することが可能になるため、同じ種の浮遊細菌とは極めて異なる特性を有する。このような環境の1つの利点は、高密度の細胞外マトリックスおよび細胞の外層が集団の内部を保護するために、洗剤および抗生物質に対する耐性が増大することである。
洗濯の際、細菌を産生するバイオフィルムは、以下の種から見出すことができる:アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)、アエロミクロビウム属(Aeromicrobium sp.)、ブレバンジモナス属(Brevundimonas sp.)、ミクロバクテリウム属(Microbacterium sp.)、ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)、シュードモナス属(Pseudomonas sp.)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、およびステノトロホモナス属(Stenotrophomonas sp.)。
cDNA:「cDNA」という用語は、真核もしくは原核細胞から得られる成熟型のスプライシングされたmRNA分子からの逆転写によって調製することができるDNA分子である。cDNAは、対応するゲノムDNAに存在し得るイントロン配列が欠失している。初期の一次RNA転写物は、mRNAの前駆体であり、これは、スプライシングを含む一連のステップで処理された後、成熟型スプライシングmRNAとして出現する。
コード配列:「コード配列」という用語は、ポリペプチドのアミノ酸配列を直接規定するポリヌクレオチドを意味する。コード配列の境界は、一般に、オープンリーディングフレームによって決定されるが、これは、ATG、GTG、またはTTGなどの開始コドンで開始し、TAA、TAG、またはTGAなどの終止コドンで終了する。コード配列は、ゲノムDNA、cDNA、合成DNA、またはこれらの組合せのいずれであってもよい。
色差(L値):Lab色空間は、明度を意味する次元Lを有する反対色空間である。L値、L*は、L*=0で、最も暗い黒を示し、L*=100で、最も明るい白を示す。本発明に関連して、L値は、色差とも呼ばれる。
制御配列:「制御配列」という用語は、本発明の成熟型ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの発現に必要な核酸配列を意味する。各制御配列は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して在来(すなわち、同じ遺伝子に由来する)もしくは外来の(すなわち、異なる遺伝子に由来する)ものであっても、または、相互に在来もしくは外来のものであってもよい。このような制御配列としては、これらに限定されないが、リーダ、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、プロモータ、シグナルペプチド配列、および転写ターミネータが挙げられる。少なくとも、制御配列は、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む。制御配列は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドのコード領域と制御配列の連結を促進させる特定の制限部位を導入する目的で、リンカーを備えていてもよい。
「ディープクリーニング」という用語は、バイオフィルム、またはバイオフィルム内に存在する多糖、タンパク質、DNA、汚れもしくは他の成分などのバイオフィルムの成分の破壊または除去を意味する。
洗剤補助成分:洗剤補助成分は、本発明のDNAseとは異なる。こうした追加的補助成分の厳密な性質、ならびにその含有レベルは、組成物の物理的形態およびそれを用いようとする作業の種類に応じて変動し得る。好適な補助成分としては、限定されないが、後述する成分、例えば、界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート化剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素供給源、事前形成された過酸(preformed peracid)、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、セッケン泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルターおよびコビルダー、布地色相剤、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料が挙げられる。
洗剤組成物:「洗剤組成物」という用語は、生地などの洗浄しようとする品目から不要な化合物を除去する上で有用な組成物を指す。洗剤組成物は、家庭用クリーニングおよび業務用クリーニングの両方の用途で、例えば、生地をクリーニングするために用いることができる。この用語は、特定のタイプの所望のクリーニング組成物および製品の形態(例えば、液体、ゲル、粉末、顆粒、ペースト、またはスプレー組成物)のために選択されるあらゆる材料/化合物を包含し、限定されないが、洗剤組成物(例えば、液体および/または固体洗濯洗剤ならびにデリケート用洗剤;布地フレッシュナ;布地柔軟剤;ならびに生地および洗濯プレスポッター/前処理剤)を包含する。本発明の酵素を含有する以外に、洗剤製剤は、1種または複数種の別の酵素(例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、セルラーゼ、エンドグルカナーゼ、キシログルカナーゼ、ペクチナーゼ、ペクチンリアーゼ、キサンタナーゼ、ペルオキシダーゼ、ハロペルオキシゲナーゼ、カタラーゼおよびマンナナーゼ、もしくはこれらの任意の混合物)、ならびに/または洗剤補助成分、例えば、界面活性剤、ビルダー、キレート剤もしくはキレート化剤、漂白剤系もしくは漂白剤成分、ポリマー、布地コンディショナ、起泡増進剤、セッケン泡抑制剤、染料、香料、色あせ防止剤、光学増白剤、殺菌剤、殺カビ剤、汚染物懸濁剤、腐食防止剤、酵素抑制剤もしくは安定化剤、酵素活性化剤、トランスフェラーゼ、加水分解酵素、酸化還元酵素、青み付け剤および蛍光性染料、酸化防止剤、および溶解剤を含有してもよい。
DNase(デオキシリボヌクレアーゼ):「DNase」という用語は、DNA骨格において、ホスホジエステル結合の加水分解切断を触媒することにより、DNAを分解するDNase活性を有するポリペプチドを意味する。本発明の対象のために、DNase活性は、アッセイIに記載する手順に従って決定される。一態様では、本発明のポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドのDNase活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。一実施形態では、本発明のポリペプチドは、向上したDNAse活性を有し、例えば、それによって、ポリペプチドのDNAse活性は、配列番号2の成熟型ポリペプチドのDNase活性を基準として、少なくとも105%、例えば、少なくとも110%、少なくとも120%、少なくとも130%、少なくとも140%、少なくとも160%、少なくとも170%、少なくとも180%、または少なくとも200%である。
酵素洗浄力有益性:本明細書において、「酵素洗浄力有益性」という用語は、酵素を伴わない同一の洗剤と比して、酵素が洗剤に追加し得る有利な効果として定義される。酵素によりもたらされることが可能である重要な洗浄力有益性は、洗浄および/またはクリーニング後に視認可能な汚染物がないかほとんどないしみ除去(再付着防止とも呼ばれる効果である)、洗浄プロセスで遊離した汚染物の再付着の防止または低減(白色化とも呼ばれる効果である)、元々は白色であったが反復的な使用および洗浄の後に灰色がかったもしくは黄色がかった外観となってしまった生地の白色度の完全なまたは部分的な回復である。触媒によるしみ除去もしくは汚染物の再付着防止に直接関係はしない、生地の取り扱いによる有益性(textile care benefit)もまた酵素洗浄力有益性に重要である。このような生地の取り扱いによる有益性の例は、一の布地から他の布地へ、もしくは、同一の布地の他の部分への移染の防止もしくは低減(移染防止または逆汚染防止とも呼ばれる効果である);ピル性を低減するための布地表面からの突出繊維もしくは破断繊維の除去、または、既に存在しているピルもしくは毛羽の除去(抗ピルとも呼ばれる効果である);布地柔軟性の向上;布地の色の清澄化;および、布地もしくは衣服の繊維中に詰まった粒状の汚染物の除去である。酵素漂白はさらなる酵素洗浄力有益性であり、ここで、触媒活性は、一般に、過酸化水素もしくは他の過酸化物などの漂白成分の形成を触媒するために用いられる。
発現:「発現」という用語は、限定するものではないが、転写、転写後修飾、翻訳、翻訳後修飾および分泌物を含むポリペプチドの生成に関与するいずれかのステップを含む。
発現ベクター:「発現ベクター」という用語は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含み、また、その発現をもたらす制御配列に作動可能にリンクされている直鎖または環状DNA分子を含む。
断片:「断片」という用語は、成熟型ポリペプチドまたはドメインのアミノおよび/またはカルボキシル末端から欠失された1つまたは複数(数個)のアミノ酸を有するポリペプチドを意味し;ここで、断片はDNase活性を有する。一態様において、断片は、少なくとも206個のアミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜206)、少なくとも205個のアミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸2〜206)、または少なくとも204個のアミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸3〜206)を含む。
真菌(性):本発明に関連して、ポリペプチド(酵素、例えば、DNAseなど)に関して「真菌(性)」という用語は、真菌のゲノムによってコードされ、従ってそのゲノムから直接誘導可能なポリペプチドを指し、こうした真菌は、例えば、組換えDNA技術によりゲノムにコード配列を導入することによって、前記ポリペプチドをコードするように遺伝改変されていない。そのため、本発明に関連して、「真菌性DNAse」または「真菌供給源から得られるDNAse活性を有するポリペプチド」という用語は、真菌種のゲノムによってコードされ、従ってそのゲノムから直接誘導可能なDNAseを指し、この真菌種は、前記DNAseをコードする組換えDNAを導入する遺伝子改変に付されていない。従って、DNAse活性を有する真菌ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、真菌種の遺伝的背景に天然に存在する配列である。こうした配列によりコードされるDNAse活性を有する真菌性ポリペプチドも、野生型DNAse(または親DNAse)と呼ばれることがある。別の態様では、本発明は、DNase活性を有するポリペプチドを提供し、ここで、前記ポリペプチドは、真菌性DNaseと実質的に相同性である。本発明に関連して、「実質的に相同性である」という用語は、選択した真菌性DNaseのアミノ酸配列と、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、さらに好ましくは少なくとも96%、97%、98%、および最も好ましくは少なくとも99%同一であるDNase活性を有するポリペプチドを表す。真菌性DNaseと実質的に相同性のポリペプチドは、本発明の洗剤に含有させてもよいし、および/または本発明の方法で使用してもよい。
宿主細胞:「宿主細胞」という用語は、本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物または発現ベクターによる形質転換、形質移入、形質導入等などに対する感受性を有するあらゆる細胞型を意味する。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異のために、親細胞と同じではない親細胞のあらゆる子孫を包含する。
向上した洗浄性能:「向上した洗浄性能」という用語は、本明細書では、酵素を含まない同じ洗剤組成物の洗浄性能に対して、例えば、汚れの除去の増加または再付着の減少による、洗剤組成物の洗浄性能の増加を示す酵素として定義される。「向上した洗浄性能」という用語は、洗濯における洗浄性能を包含する。
単離された:「単離された」という用語は、自然界においては生じない形態または環境にある物質を意味する。単離された物質の非限定的な例としては、(1)いずれかの非天然物質、(2)限定されないが、自然界において関連している天然構成成分の1種または複数種もしくは全てから少なくとも部分的に取り出されたいずれかの酵素、変異体、核酸、タンパク質、ペプチドもしくは補因子を含むいずれかの物質;(3)自然界に見出される物質に対して人為的に修飾されたいずれかの物質;または(4)自然界で関連する他の成分に対して物質量の増加により修飾されたいずれかの物質(例えば、宿主細胞における組換え産生;物質をコードする遺伝子の複数のコピー;ならびに、物質をコードする遺伝子と自然界で関連するプロモータよりも強力なプロモータの使用)が挙げられる。単離された物質は、発酵ブロスサンプル中に存在してもよく;例えば、本発明のポリペプチドを発現するように、宿主細胞を遺伝子改変してもよい。宿主細胞からの発酵ブロスは、単離されたポリペプチドを含み得る。
洗濯する:「洗濯する」という用語は、家庭での洗濯および業務用洗濯の両方に関し、本発明のクリーニングまたは洗剤組成物を含む溶液で生地を処理する工程を意味する。洗濯工程は、例えば、家庭用または業務用洗浄機を用いて実施することもできるし、または手で実施することもできる。
「悪臭」という用語は、清浄な品目に対して望ましくない臭いを意味する。洗浄された品目は、その品目に付着する悪臭がなく、新鮮かつ清浄な臭いがすべきである。悪臭の一例として、微生物によって発生され得る不快な臭いを有する化合物がある。別の例は、ヒトまたは動物と接触していた品目に付着した汗または体臭であり得る不快な臭いである。悪臭の別の例は、品目に付着する香辛料からの臭いである場合もあり、例えば、カレーや、強烈な臭いがする他の外来香辛料がある。品目が悪臭を付着する程度を計測する一方法は、本明細書に開示するアッセイIIの使用によるものである。
成熟型ポリペプチド:「成熟型ポリペプチド」という用語は、N末端プロセシング、C末端切断、グリコシル化、リン酸化等などの翻訳およびいずれかの翻訳後修飾の後に、その最終形態にあるポリペプチドを意味する。一態様において、成熟型ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸1〜206であり、配列番号2のアミノ酸−37〜−16は、シグナルペプチドであり、また、配列番号2のアミノ酸−15〜−1は、プロペプチドである。同じポリヌクレオチドによって発現された宿主細胞が、2つのさらに異なる成熟型ポリペプチド(すなわち、異なるC末端および/またはN末端アミノ酸を含む)の混合物を産生しうることは当分野において公知である。さらに、異なる宿主細胞は、ポリペプチドを異なる様式でプロセシングするため、あるポリヌクレオチドを発現する1宿主細胞は、同じポリヌクレオチドを発現する別の宿主細胞と比較して、異なる成熟型ポリペプチド(例えば、異なるC末端および/またはN末端アミノ酸を有する)を産生し得ることも当分野において公知である。一態様では、成熟型ポリペプチドは、配列番号2または配列番号9の206個以下のアミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜206)、または204個以下のアミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸3〜206)を含有する。
成熟型ポリペプチドコード配列:「成熟型ポリペプチドコード配列」という用語は、DNase活性を有する成熟型ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを意味する。一態様において、成熟型ポリペプチドコード配列は、配列番号1の結合ヌクレオチド1〜242、309〜494、556〜714および766〜907である。
核酸構築物:「核酸構築物」という用語は、一本鎖または二本鎖いずれかの核酸分子を意味し、これは、天然の遺伝子から単離されるか、もしくは、そうでなければ自然に存在しないであろう様式で核酸のセグメントを含有するよう修飾されるか、または、合成物であり、これは、1つまたは複数の制御配列を含む。
作動可能にリンクされた:「作動可能にリンクされた」という用語は、制御配列がコード配列の発現を指令するように、ポリヌクレオチドのコード配列に対して適切な位置に制御配列が配置される構造を意味する。
医薬補助成分は、医薬化合物を製剤化する上で好適ないずれかの医薬品賦形剤を意味する。
こうした賦形剤、キャリア、ビヒクルなどは、当業者にはよく知られており、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,Pa.,1985といったテキストに記載されている。
錠剤製剤での使用に好適な薬学的に許容される賦形剤として、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムなどの不活性希釈剤;造粒剤および崩壊剤、例えば、トウモロコシデンプン、またはアルギン酸;結合剤、例えば、デンプン、ゼラチンまたはアカシア、ならびに潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクが挙げられる。錠剤は、素錠であってもよいし、または消化管での崩壊および吸収を遅延させることによって、より長期間にわたって持続的作用をもたらす公知の技術によりコーティングしてもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料を使用してもよい。
硬質ゼラチンカプセル製剤の場合には、活性成分を不活性固体希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合することができる。軟質ゼラチンカプセル製剤の場合には、活性成分を水または油媒質、例えば、ピーナッツ油、液体パラフィンもしくはオリーブ油と混合することができる。
水性懸濁液の製造に好適な賦形剤としては、懸濁剤、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアカシアゴムが挙げられ;分散または湿潤剤は、天然に存在するリン脂質、例えば、レシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸の縮合物、例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシエタノール、またはエチレンオキシドと、脂肪酸およびヘキシトールから得られる部分エステルとの縮合物、例えば、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、またはエチレンオキシドと、脂肪酸および無水ヘキシトールから得られる部分エステルとの縮合物、例えば、ポリエチレンソルビタンモノオレエートであってもよい。
水性懸濁液はまた、1種または複数種の防腐剤、例えば、エチルもしくはp−ヒドロキシ安息香酸n−プロピルなどの安息香酸塩、1種または複数種の着色料、1種または複数種の香味料、ならびに1種または複数種の甘味料、例えば、スクロースもしくはサッカリンを含有してもよい。
油性懸濁液は、植物油、例えば、落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしくはヤシ油、または液体パラフィンのような鉱油に活性成分を懸濁させることによって製剤化することができる。油性懸濁液は、増粘剤、例えば、蜜蝋、固形パラフィンまたはセチルアルコールを含有してもよい。甘味料および香味料を添加してもよい。これらの組成物は、アスコルビン酸のような抗酸化剤の添加によって保存することができる。
再発光(Remission)値:洗浄性能は、汚れた布きれの再発光値として表される。洗浄およびすすぎの後、布きれを一面に広げて、室温で一晩空気乾燥させた。洗浄した布きれは全て、洗浄の翌日に評価する。開口部が非常に小さいMacbeth Color Eye 7000反射光分光計を用いて、布きれの光の反射率評価を実施した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、460nmでの再発光を抽出した。
配列同一性:2つのアミノ酸配列間または2つのヌクレオチド配列間の関連性は、「配列同一性」というパラメータによって表される。本発明の目的のために、2つのアミノ酸配列間の配列同一性の程度は、好ましくはバージョン5.0.0以降のEMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276−277)のNeedleプログラムにおいて実装されている、Needleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443−453)を用いて判定される。用いられるパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティおよびEBLOSUM62(BLOSUM62のEMBOSSバージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のように算出される:
(同等の残基×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
本発明の目的のために、2つのデオキシリボヌクレオチド配列間の配列同一性の程度は、好ましくはバージョン5.0.0以降のEMBOSSパッケージ(前述のEM−BOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000)のNeedleプログラムにおいて実装されている、Needleman−Wunschアルゴリズム(前述のNeedleman and Wunsch,1970)を用いて判定される。用いられるパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティおよびEDNAFULL(NCBI NUC4.4のEMBOSSバージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のように算出される:
(同等のデオキシリボヌクレオチド×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
生地:「生地」という用語は、ヤーン、ヤーン中間物、繊維、不織布材料、天然材料、合成材料などのいずれかの生地材料、およびその他いずれかの生地材料、これらの材料から製造される布地、ならびに布地から製造される製品(例えば、衣服および他の物品)を意味する。生地または布地は、ニット、織物、デニム、不織物、フェルト、ヤーンおよびタオル地の形態であってよい。生地は、綿、亜麻/リンネル、ジュート、ラミー、サイザルもしくはコイアを含む天然セルロース系材料、または、ビスコース/レーヨン、酢酸セルロース繊維(三細胞性)、リオセルもしくはこれらのブレンドを含む人工セルロース系材料(例えば、木材パルプ由来のもの)などのセルロース系材料であってよい。生地または布地はまた、ウール、ラクダ、カシミヤ、モヘア、ウサギおよび絹を含む天然ポリアミドなどの非セルロース系材料、または、ナイロン、アラミド、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレンおよびスパンデックス/エラスタンなどの合成ポリマー、またはこれらのブレンド、ならびに、セルロース系および非セルロース系繊維のブレンドであってよい。ブレンドの例は、綿および/またはレーヨン/ビスコースと、ウール、合成繊維(例えば、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリウレタン繊維、ポリウレア繊維、アラミド繊維)、および/またはセルロース含有繊維(例えば、レーヨン/ビスコース、ラミー、亜麻/リンネル、ジュート、酢酸セルロース繊維、リオセル)などの1種または複数種の随伴材料とのブレンドである。布地は、例えば、汚れた家庭ランドリーなどの従来の可洗ランドリーであってよい。布地または衣服という用語が用いられる場合、より広義の生地という用語も含むものとする。本発明に関連して、「生地」という用語は、布地も包含する。
緊縮条件:「極めて低度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、25%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、45℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「低度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、25%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、50℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「中度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、35%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、55℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「中度−高度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、35%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、60℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「高度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、50%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、65℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「極めて高度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、50%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、70℃で15分間ずつ3回洗浄される。
サブ配列:「サブ配列」という用語は、成熟型ポリペプチドコード配列の5’および/または3’末端から欠失された1つまたは複数(例えば、数個)のヌクレオチドを有するポリヌクレオチドを意味し;ここで、サブ配列は、DNase活性を有する断片をコードする。一態様において、サブ配列は、少なくとも796個のヌクレオチド(例えば、配列番号1のヌクレオチド112〜907)、少なくとも793個のヌクレオチド(例えば、配列番号1のヌクレオチド115〜907)、または少なくとも790個のヌクレオチド(例えば、配列番号1のヌクレオチド118〜907)を含む。
生地:「生地」という用語は、ヤーン、ヤーン中間物、繊維、不織布材料、天然材料、合成材料などのいずれかの生地材料、およびその他いずれかの生地材料、これらの材料から製造される布地、ならびに布地から製造される製品(例えば、衣服および他の物品)を意味する。生地または布地は、ニット、織物、デニム、不織物、フェルト、ヤーンおよびタオル地の形態であってよい。生地は、綿、亜麻/リンネル、ジュート、ラミー、サイザルもしくはコイアを含む天然セルロース系材料、または、ビスコース/レーヨン、酢酸セルロース繊維(三細胞性)、リオセルもしくはこれらのブレンドを含む人工セルロース系材料(例えば、木材パルプ由来のもの)などのセルロース系材料であってよい。生地または布地はまた、ウール、ラクダ、カシミヤ、モヘア、ウサギおよび絹などの天然ポリアミドなどの非セルロース系材料、または、ナイロン、アラミド、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレンおよびスパンデックス/エラスタンなどの合成ポリマー、または、これらのブレンド、ならびに、セルロース系および非セルロース系繊維のブレンドであってよい。ブレンドの例は、綿および/またはレーヨン/ビスコースと、ウール、合成繊維(例えば、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリウレタン繊維、ポリウレア繊維、アラミド繊維)、および/またはセルロース含有繊維(例えば、レーヨン/ビスコース、ラミー、亜麻/リンネル、ジュート、酢酸セルロース繊維、リオセル)などの1種または複数種の随伴材料とのブレンドである。布地は、例えば、汚れた家庭ランドリーなどの従来の可洗ランドリーであってよい。布地または衣服という用語が用いられる場合、より広義の生地という用語も含むものとする。本発明に関連して、「生地」という用語は、布地も包含する。
変異体:「変異体」という用語は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に改変(すなわち、置換、挿入および/または欠失)を含む、親酵素と同じ活性を有するポリペプチドを意味する。置換とは、ある位置のアミノ酸の異なるアミノ酸による置き換えを意味し;欠失とは、ある位置のアミノ酸の除去を意味し;また、挿入とは、ある位置のアミノ酸に隣接し、この直後に続く1アミノ酸を付加することを意味する。本発明に関連して、同定されたDNAseの変異体は、親の酵素活性、すなわち、DNA骨格におけるホスホジエステル結合の加水分解切断を触媒する能力(デオキシリボヌクレアーゼ活性)を有する。一実施形態では、変異体のデオキシリボヌクレアーゼ活性は、親DNAse、例えば、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して増加している。
洗浄サイクル:「洗浄サイクル」という用語は、本明細書において、生地を洗浄液に浸漬し、汚れを放出すると共に、生地への洗浄液の流入および流出を促進するために、ある種の機械的作用を生地に加え、最後に、余分な洗浄液を除去する、洗浄操作として定義される。1回または複数回の洗浄サイクル後に、一般的に、生地をすすぎ、乾燥させる。
洗浄液:「洗浄液」という用語は、本明細書において、水と洗剤成分(任意選択で、本発明の酵素を含有する)の溶液または混合物として定義される。
洗浄時間:「洗浄時間」という用語は、本明細書において、全洗浄工程にかかる時間;すなわち、洗浄サイクルおよびすすぎサイクルの合計時間として定義される。
白色度:「白色度」という用語は、本明細書において、様々な分野において、また様々な顧客について、異なる意味を有する広義の用語として定義される。白色度の喪失は、例えば、灰色化、黄色化、または蛍光増白剤/色相剤の除去に起因し得る。灰色化および黄色化は、汚れの再付着、身体の汚れ、例えば、鉄および鉄イオン由来の着色料または移染に起因して起こり得る。白色度は、以下に挙げるリストからの1つまたは複数の項目を含みうる:着色料または染料作用;不完全な汚れの除去(例えば、身体の汚れ、皮脂など);再付着(対象物の灰色化、黄色化、またはその他の変色)(除去した汚れが、汚れた、または汚れていない生地の別の部分に再結合したもの);使用中の生地における化学変化;ならびに色の明瞭化もしくは白色化。
本発明者らは、デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)活性を有し、且つ、真菌供給源から得られるポリペプチドが、生地および/または布地などの品目におけるバイオフィルムを防止または除去するために用いられ得ることを見出した。バイオフィルムは、微生物が、ある品目上に存在し、その品目上で互いに付着するとき生地の上に形成され得る。一部の微生物は、生地などの品目の表面に付着する傾向がある。一部の微生物は、こうした表面に付着して、その表面にバイオフィルムを形成する。バイオフィルムは、粘着性であると考えられるため、付着した微生物および/またはバイオフィルムは、除去するのが難しいことがある。さらに、バイオフィルムは、バイオフィルムの粘着性によって、汚れに付着する。市販の洗濯洗剤組成物では、このような微生物またはバイオフィルムは除去されない。
本発明は、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するためのDNase活性を有するポリペプチドの使用に関し、ここで、DNase活性を有するポリペプチドは、真菌供給源から得られ、上記品目は、生地である。本発明の一実施形態では、DNase活性を有するポリペプチドは、品目の粘着性を防止、低減または除去するために用いられる。DNase活性を有するポリペプチドは、さらに、顕著な量のバイオフィルムが付着した生地などの生地における汚れを前処理するために用いることもできる。
加えて、本発明は、洗浄サイクル中の汚れの再付着を防止、低減または除去するためのDNase活性を有するポリペプチドの使用にも関する。例えば、生地の洗濯のためにポリペプチドを使用する場合、ポリペプチドは、洗浄液中に存在する汚れが生地に付着するのを阻止する。
さらに、本発明は、品目への汚れの付着を防止、低減または除去するためのDNase活性を有するポリペプチドの使用にも関する。一実施形態では、上記品目は、生地である。汚れが品目に付着しなければ、その品目はより清浄に見える。従って、本発明は、さらに、品目の白色度を維持または改善するためのDNase活性を有するポリペプチドの使用にも関する。
Tシャツまたはスポーツウエアなどの品目を使用する場合、これらの品目は、使用者の身体や、それらが用いられるその他の環境からの細菌に曝露される。これによって、品目を洗浄した後も、その品目の悪臭が生じ得る。従って、本発明は、生地に付いた悪臭の除去または低減にも関する。この悪臭は、不快な臭いを有する化合物を生成する細菌に起因し得る。こうした不快な臭いがする化合物の一例は、E−2−ノネナールである。悪臭は、まだ濡れている新しく洗浄した生地に存在し得る。あるいは、悪臭は、新しく洗浄し、後に乾燥させた生地にも存在し得る。また、悪臭は、洗浄後しばらく溜めておいた生地にも存在し得る。本発明は、濡れた、または乾いた生地からのE−2−ノネナールなどの悪臭の低減または除去にも関する。
本発明は、さらに、DNase活性を有するポリペプチドと洗剤補助成分を含む洗剤組成物に関し、ここで、DNaseは、真菌供給源から得られる。本洗剤組成物は、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために、品目の粘着性を防止、低減または除去するために、品目に付いた汚れを前処理するために、洗浄サイクル中の汚れの再付着を防止、低減または除去するために、品目への汚れの付着を低減または除去するために、品目の白色度を維持または改善するために、品目からE−2−ノネナールなどの悪臭を防止、低減または除去するために、用いることができる(実施例10、13および14を参照のこと)。本洗剤組成物は、従来技術の問題を解決する。
本発明者らは、驚くことに、真菌供給源から得られるDNase活性を有するポリペプチドが、他の洗剤酵素と一緒に配合された場合、DNase活性を有する細菌性ポリペプチドよりも安定していることを見出した。特に、本発明者らは、プロテアーゼを含む組成物中に真菌供給源から得られるDNaseを配合すると、真菌性DNaseが、細菌供給源から得られる細菌性DNaseよりも安定していることを見出した。DNase活性を有するポリペプチドは、アスペルギルス属(Aspergillus)、例えば、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から得ることができる。アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から得られるDNase活性を有するポリペプチドは、プロテアーゼと一緒に配合された場合、細菌性DNaseとプロテアーゼの組み合わせよりも安定していることが立証されている(実施例11および12を参照のこと)。
本発明の一実施形態では、洗剤組成物は、特許請求の範囲に記載されるDNase活性を有するポリペプチドを含む。
本発明の一実施形態では、洗剤補助成分は、以下:界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート化剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素の供給源、事前形成された過酸(preformed peracid)、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、セッケン泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルターおよびコビルダー、布地色相剤、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料からなる群から選択される。
洗剤補助成分は、界面活性剤であってよい。真菌性DNaseを含む洗剤組成物に界面活性剤を含有する1つの利点は、洗浄性能が向上することである。一実施形態では、洗剤補助成分は、ビルダーまたは泥汚れ除去/再付着防止剤である。
一実施形態では、洗剤補助成分は、酵素である。洗剤補助成分は、1種または複数種の酵素を含んでもよい。1種または複数種の酵素は、以下:プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼおよびオキシダーゼからなる群から選択してよい。
本発明者らは、真菌供給源から得られるDNaseが、他の酵素と一緒に製剤化した場合、良好な安定性を示すことを見出した。細菌供給源から得られるDNaseは、細菌性DNaseをプロテアーゼなどの他の酵素と一緒に製剤化すると、不十分な安定性を有することが明らかにされた。本発明者らは、真菌供給源から得られるDNaseが、細菌供給源から得られるDNaseと比較して、高い安定性を有することを見出した。
一実施形態では、本発明の洗剤組成物は、動物、植物または微生物由来のプロテアーゼと一緒に製剤化する。プロテアーゼは、化学的に修飾されているか、またはタンパク質操作されている。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼまたはメタロプロテアーゼであってよく、アルカリ微生物プロテアーゼまたはトリプシン様プロテアーゼであるのが好ましい。
本発明の一実施形態では、プロテアーゼは、以下:バチルス属(Bacillus)、例えば、スブチリシン・ノボ(Novo)、スブチリシン・カールスバーグ(Carlsberg)、スブチリシン309、スブチリシン147、スブチリシン168、ウシ由来のトリプシン、ブタ由来のトリプシン、およびフサリウム(Fusarium)プロテアーゼからなる群から選択される。プロテアーゼは、配列番号10に対して、少なくとも90%、例えば、少なくとも95%の配列同一性を有し得る。一実施形態では、プロテアーゼは、配列番号10のアミノ酸配列、または1つまたは複数の以下の位置:27、36、57、76、87、97、101、104、120、123、167、170、194、206、218、222、224、235、および274に置換を有する変異体に対して、少なくとも90%の配列同一性を有し、変異体は、次の置換:M222Sまたは置換N76D+G195Eを伴い、配列番号10のアミノ酸配列に対して、少なくとも90%の配列同一性を有するアルカリプロテアーゼであるのが好ましい。
一実施形態では、本発明の洗剤組成物は、以下:アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)、アエロミクロビウム属(Aeromicrobium sp.)、ブレバンジモナス属(Brevundimonas sp.)、ミクロバクテリウム属(Microbacterium sp.)、ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)、シュードモナス属(Pseudomonas sp.)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、およびステノトロホモナス属(Stenotrophomonas sp.)からなる群から選択される細菌の、表面への付着を低減する、またはそれらが付着した表面から細菌を解離させることができる。
本発明の一実施形態では、表面は、生地表面である。生地は、綿、綿/ポリエステル、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルおよび/または絹から製造されたものでよい。
洗剤組成物は、バー、均質錠剤、2つ以上の層を有する錠剤、1つまたは複数のコンパートメントを有するポーチ、通常のもしくは圧縮された粉末、顆粒、ペースト、ゲル、または通常の、圧縮もしくは濃縮液体として製剤化してもよい。洗剤組成物は、液体洗剤、粉末洗剤または顆粒状洗剤であってよい。
本発明は、さらに、少なくとも3重量%の合計濃度の界面活性剤および洗剤ビルダーと、マイクロカプセルを含む洗剤酵素とを含む液体洗剤組成物に関し、ここで、マイクロカプセルの膜は、1kDa超の分子量を有する多分岐ポリアミンの架橋によって生成される。本発明者らは、本発明の半透膜を用いたマイクロカプセルに酵素をカプセル化し、これらのカプセル内部の水活性を(液体洗剤への添加の前に)液体洗剤より高くすることによって、カプセルが洗剤に添加される(水が流れ出る)と(部分的に)崩壊を被り、これによって、カプセル内部に含まれる濃度および粘性がより高い酵素が残ることを見出した。また、膜の崩壊によって、透過性の低下も起こり得る。これは、安定剤/ポリマー、特に膜を透過することができないものの添加によっても利用することができる。こうした崩壊およびその結果起こる粘性の増加は、カプセル内への敵対(hostile)成分(例えば、界面活性剤または隔離剤)の拡散を低減/妨害し、これによって、液体洗剤中の酵素の保存安定性を高める。また、酵素に対して感受性の液体洗剤中の成分(例えば、酵素の基質として作用する成分)も、酵素による分解から保護される。洗浄中、液体洗剤は、水によって希釈されるため、水活性が増加する。このとき、水は、カプセル内に拡散する(浸透)。カプセルは膨潤して、膜は、酵素に対して透過性になるため、酵素がカプセルから流出できるようになるか、または単純に破裂することによって酵素を放出するかのいずれかである。このコンセプトは、液体洗剤中の敵対成分に対して酵素を安定化する上で非常に効率的であり、その逆も、液体洗剤中の酵素に感受性成分を酵素から保護する。
酵素に対して感受性であり、酵素により分解され得る洗剤成分の例として、以下のものが挙げられる(括弧内は、関連酵素):キサンタンゴム(キサンタナーゼ)、エステル結合を有するポリマー(リパーゼ)、水添ヒマシ油(リパーゼ)、香料(リパーゼ)、メチルエステルスルホン酸塩(リパーゼ)、セルロースおよびセルロース誘導体(例えば、CMC)(セルラーゼ)ならびにデキストリンおよびシクロデキストリン(アミラーゼ)。
また、感受性洗剤成分を本発明のマイクロカプセル中にカプセル化し、これによって、安定化させることもできる。感受性洗剤成分は、保存中に分解しやすい。このような洗剤成分には、漂白化合物、漂白活性化剤、香料、ポリマー、ビルダー、界面活性剤などがある。
一般に、本発明のマイクロカプセルを用いて、洗剤中の不適合性成分/化合物を分離することができる。
洗剤へのマイクロカプセルの添加を用いて、洗剤製品の視覚的外観、例えば、不透明化作用(小型マイクロカプセル)またははっきりと見える粒子(大型マイクロカプセル)の作用に影響を与えることができる。また、マイクロカプセルは着色してもよい。
マイクロカプセルを用いて、取り扱いおよび酵素製品の加工中の酵素ダストレベルを低減することができる。
別途記載のない限り、本願全体を通して、パーセンテージは全て、重量パーセント(%w/w)として表示される。
マイクロカプセル:マイクロカプセルは、典型的に、水と非混和性の連続体中に水滴を形成する、すなわち、典型的には、油中水型乳剤を調製した後、架橋剤の添加による界面重合によって膜を形成することにより生成する。最終的硬化の後、カプセルを回収し、さらにすすいでから、当分野で公知の方法により製剤化することができる。その後、カプセル製剤を洗剤に添加する。
カプセル化しようとするペイロード、主要膜成分、および最終的追加成分は、水相中に存在する。連続体には、水滴を合体に対して安定化させる成分(乳化剤、乳剤安定剤、界面活性剤など)が存在し、連続体を介して架橋剤も添加される。
乳剤は、当分野で公知の任意の方法、例えば、機械的攪拌、滴下方法、膜乳化法、マイクロフルイディクス、音波処理などによって調製することができる。一部の態様では、各相の単純な混合によって自動的に乳剤が得られ、これは往々にして自己乳化と呼ばれる。狭い粒度分布をもたらす方法の使用が有利である。
続いて、架橋剤を、典型的には乳剤に直接添加するか、またはより一般的には、連続相に可溶性の溶媒中に架橋剤の溶液を調製する。乳剤および架橋剤またはそれらの溶液の混合は、当分野において使用される従来の方法、例えば、単純な混合、またはインラインミキサーを用いて、乳剤および架橋剤溶液の流れを注意深く制御することによって実施することができる。
一部の態様では、膜形成を完了するために、カプセルの硬化が必要とされる。硬化は、多くの場合、界面重合反応の停止を可能にする時間にわたってカプセルを単純に攪拌することである。別の態様では、膜形成は、反応クエンチャーの添加によって停止することができる。
カプセルは、例えば、国際公開第99/01534号パンフレットに記載されているように、洗剤中の粒子の凝集を妨害または低減するために、成分を膜上で反応させることにより、後修飾してもよい。
生成されたカプセルは、当分野で公知の方法、例えば、カプセル分散液の濾過、遠心分離、蒸留またはデカンテーションによって単離または濃縮することができる。
得られたカプセルは、さらに、例えば、貯蔵、輸送および後の取り扱い、ならびに洗剤への添加について所望の特性を製品に付与するための界面活性剤の添加によって製剤化することもできる。他のマイクロカプセル製剤物質として、レオロジー改質剤、殺生物剤(例えば、Proxel)、pH調節のための酸/塩基(マイクロカプセル内部も調節する)、および水活性調節のための水が挙げられる。
カプセル形成工程は、以下のステップを含み得る:
−初期水および油相の調製、
−油中水型乳剤の形成、
−界面重合による膜形成、
−任意選択の後修飾、
−任意選択の単離および/または製剤化、
−洗剤への添加。
この工程は、バッチプロセスまたは連続プロセスもしくは半連続プロセスのいずれであってもよい。
本発明のマイクロカプセルは、均一な膜が周囲を取り囲む微小な水性球体である。マイクロカプセル内部の材料は、コア、内部相、または充填物とよばれ、膜は、シェル、コーティング、または壁と呼ばれることがある。本発明のマイクロカプセルは、0.5μm〜2ミリメートルの直径を有する。好ましくは、マイクロカプセルの平均直径は、1μm〜1000μmの範囲であり、より好ましくは5μm〜500μmの範囲、さらに好ましくは10μm〜500μmの範囲、さらに好ましくは50μm〜500μmの範囲、最も好ましくは50μm〜200μmの範囲である。あるいは、マイクロカプセルの直径は、0.5μm〜30μm;または1μm〜25μmの範囲である。マイクロカプセルの直径は、重合が完了した後、油相中で計測する。カプセルの直径は、周囲の化学的環境の水活性に応じて変動し得る。
本発明で用いられる酵素のマイクロカプセル化は、界面重合によって達成することができ、この場合、重合反応物中の2つの反応体は、界面で遭遇し、急速に反応する。この方法の基本原理は、ポリアミンと酸誘導体、通常、酸ハロゲン化物(架橋剤として作用する)との反応である。ポリアミンは、実質的に水溶性である(遊離塩基形態の場合)のが好ましい。適切な条件下では、薄い柔軟な膜が界面に急速に形成される。重合を実施する1つの方法は、酵素およびポリアミンの水溶液を使用して、これを非水性溶媒(および乳化剤)で乳化した後、酸誘導体を含有する溶液を添加するものである。酵素溶液中には、反応の最中に形成された酸を中和するために、アルカリ剤が存在してもよい。ポリマー(ポリアミド)膜が、乳剤液滴の界面に直ちに形成される。マイクロカプセルのポリマー膜は、典型的に、カチオン性のものであるため、アニオン性の化合物に結合し/複合体を形成する。
マイクロカプセルの直径は、乳剤液滴の粒径によって決定されるが、これは、例えば、攪拌速度によって制御される。
乳剤:乳剤は、第2液相内の1つの液相の一過性または永続的分散液である。第2液体は、一般に、連続相と呼ばれる。乳剤の形成および安定化を助けるために、一般に界面活性剤が使用される。全ての界面活性剤が一様に乳剤を安定化できるわけではない。界面活性剤の種類および量は、特に乳剤の調製および物理的安定性、ならびに希釈およびさらなる処理の際の安定性に関して、最適な乳剤有用性のために選択する必要がある。物理的安定性とは、乳剤を分散液形態で維持することを指す。合体、凝集、容器壁への吸着、沈殿およびクリーム化などのプロセスは、物理的不安定性の形態であり、回避すべきである。好適な界面活性剤の例は、国際公開第97/24177号パンフレット、ページ19〜21;および国際公開第99/01534号パンフレットに記載されている。
乳剤は、分散液相が単純な均質液体である単純な乳剤か、または分散液相が、液相もしくは固相の異種組み合わせである、より複雑な乳剤、例えば、二相乳剤もしくは多相乳剤のいずれかとしてさらに分類することができる。例えば、油中水型二相乳剤または多相乳剤は、水相自体が乳化油相をさらに含有する場合に形成され得るが;このタイプの乳剤は、油中水中油型(o/w/o)乳剤として規定され得る。あるいは、油中水型乳剤は、水相が、往々にして懸濁液−乳剤と呼ばれる分散固相を含有する場合、形成され得る。より複雑な他の乳剤を記載することができる。このような系を説明する上で特有の難しさのために、乳剤という用語は、乳剤の形態、または存在する相のタイプおよび数を必ずしも限定することなく、単純および複雑な乳剤の両方を表すのに用いられる。
ポリアミン:膜の剛性/柔軟性および透過性は、主として、ポリアミンの選択に影響される。本発明のポリアミンは、多分岐ポリアミンである。好ましくは第1級アミノ基で終わる各分枝は、膜ネットワークにおけるテザリング点の役割を果たし、これによって、本発明の好ましい特性がもたらされる。本発明の多分岐ポリアミンは、3つ以上の分岐点と、3つ以上の反応性アミノ基(架橋剤と反応することができる、すなわち第1級および第2級アミノ基)を有するポリアミンである。多分岐ポリアミンは、乳剤を調製する際に、出発材料として用いられ、他の出発材料からin situで形成されない。本発明の魅力的な特性を達成するために、ポリアミンの多分岐構造は、出発材料として存在しなければならない。
第1級アミンは、常に分枝の末端に位置することから、分岐点の数と第1級アミンの数の間に密接な関係がある:直鎖アミンは、2つの第1級アミンのみを含有し得る。仮定としてこのような直鎖ジアミンに導入された各分岐点により、1つまたは複数の第1級アミンが、導入された分枝の末端に導入されることが可能になるのであろう。これに関連して、本発明者らは、第1級アミンを分枝の一部、すなわち分枝の末端として理解する。例えば、本発明者らは、トリス(2−アミノエチル)アミンおよび1,2,3−プロパントリアミンの両方を、1つの分岐点を有する分子として考える。本発明に関して、ポリアミンは、少なくとも4つの第1級アミンを有する。分岐点は、既述した例のように脂肪族炭化水素鎖から、または例えば、3,3’−ジアミノベンジジンのように不飽和炭素結合から、またはN,N,N’,N’−テトラキス−(2−アミノエチル)エチレンジアミンのように第3級アミノ基から導入することができる。
分岐点の数以外に、本発明者らは、反応性アミノ基の密集度が非常に重要であることを見出した。N,N,N’,N’−テトラキス−(12−アミノドデシル)エチレンジアミンなどの物質は好適ではないであろう。酵素などのペプチドまたはタンパク質も膜形成には好適ではないであろう。従って、多分岐ポリアミンは、ペプチドまたはタンパク質ではない。
一実施形態では、反応性アミノ基は、多分岐ポリアミンの分子量の少なくとも15%、例えば、20%超、または25%超を占める。好ましくは、多分岐ポリアミンの分子量は、少なくとも1kDaであり;より好ましくは、多分岐ポリアミンの分子量は、少なくとも1.3kDaである。
好ましい実施形態では、多分岐ポリアミンは、3つ以上の分岐点と3つ以上の反応性アミノ基とを有するポリエチレンイミン(PEI)、およびその修飾物であり;ここで、反応性アミノ基は、PEIの分子量の少なくとも15%、例えば、20%超、または25%超を占める。好ましくは、PEIの分子量は、少なくとも1kDaである。
本発明のマイクロカプセルを調製するために、様々な多分岐ポリアミンの組み合わせを用いることができる。
本発明のマイクロカプセルの有利な特性(例えば、酵素保存安定性、酵素漏出の低減、洗剤成分流入の低減)は、分子量が1kDa未満の1種または複数種の低分子アミンを添加することによって改善することができる。低分子アミンは、好ましくは、実質的に水溶性であり(遊離塩基形態の場合)、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサンジアミン、ジエチレンテトラミン、エチレンテトラミン、ジアミノベンゼン、ピペラジン、テトラメチレンペンタミンまたは、好ましくは、ジエチレントリアミン(DETA)などの材料であってよい。本発明のマイクロカプセルを調製する場合、低分子アミンは、低分子アミンと多分岐ポリアミンの合計含量の50重量%以下、好ましくは40重量%以下、30重量%以下、20重量%以下、10重量%以下、または5重量%以下の量で添加してよい。
架橋剤:本発明で用いられる架橋剤は、アミンと反応して、共有結合を形成することができる、少なくとも2つの基/部位を有する分子である。
架橋剤は、好ましくは油溶性であり、酸無水物または酸ハロゲン化物、好ましくは酸塩化物の形態であるものでよい。例えば、アジピン酸クロライド、セバシン酸クロライド、ドデンカン二酸クロライド、フタロイルクロライド、テレフタロイルクロライド、イソフタロイルクロライド、またはトリメソイルクロライドであってよいが;好ましくは、架橋剤は、テレフタロイルクロライドまたはトリメソイルクロライドである。
本発明は、さらに、品目を洗濯する方法に関し、この方法は、以下:
a.DNase活性を有する本発明のポリペプチドを含む洗浄液またはポリペプチドを含む洗剤組成物に、品目を曝露するステップ;
b.少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;および
c.任意選択で品目をすすぐステップ
を含み、
ここで、上記品目は、生地である。
液体溶液のpHは、1〜11の範囲、例えば、5.5〜11の範囲、例えば、7〜9の範囲、7〜8の範囲または7〜8.5の範囲である。
洗浄液は、5℃〜95℃の範囲、または10℃〜80℃の範囲、10℃〜70℃の範囲、10℃〜60℃の範囲、10℃〜50℃の範囲、15℃〜40℃の範囲または20℃〜30℃の範囲の温度を有し得る。一実施形態では、洗浄液の温度は、30℃である。
本発明の一実施形態では、品目を洗浄する方法は、洗浄サイクルの完了後に洗浄液または洗浄液の一部を排出するステップをさらに含む。次に、洗浄液は、続く洗浄サイクルまたは続くすすぎサイクルにおいて再利用することができる。品目は、第1洗浄サイクル、および任意選択で第2または第3洗浄サイクル中に洗浄液に曝露してよい。一実施形態では、品目を洗浄液に曝露した後、すすぐ。品目は、水またはコンディショナを含む水ですすぐことができる。
本発明は、さらに、本発明の方法に従って洗浄された品目にも関する。
本発明は、さらに、DNase活性を有するポリペプチドと医薬補助成分を含む医薬組成物にも関し、ここで、DNase活性を有するポリペプチドは、真菌供給源から得られる。組成物は、バイオフィルムを解離または除去するか、またはバイオフィルム形成を防止するために用いることもできる。
抗寄生体化合物は、以下:ベンザゾール、例えば、アルベンダゾール、メベンダゾールおよびチアベンダゾール;アゾール、例えば、メトロニダゾールおよびチニダゾール;大環状化合物、例えば、アムホテリシンB、リファンピンおよびイベルメクチン;パモ酸ピランテル;ジエチルカルバマジン;ニクロサミド;プラジカンテル;メラルソプロ;およびエフロルニチンのうちの1つまたは複数であってよい。
抗ウイルス化合物は、以下:ヌクレオシド類似体逆転写酵素阻害剤、例えば、アシクロビル、ジダノシン、スタブジン、ジドブジン、ラミブジン、アバカビル、エムトリシタビンおよびエンテカビル;脱殻阻害剤、例えば、アマンタジン、リマンタジンおよびプレコナリル;プロテアーゼ阻害剤、例えば、サキナビル、リトナビル、インジナビル、ネルフィナビルおよびアムプレナビル;ザナミビル;オセルタミビル;およびリファンピンのうちの1つまたは複数であってよい。抗菌化合物は、以下:アミノグリコシド、例えば、ゲンタマイシン、カナマイシンおよびストレプトマイシン;β−ラクタム、例えば、ペニシリン、アンピシリンおよびイミペネム;セファロスポリン、例えば、セフタジジム、キノリン、例えば、シプロフロキサシン;マクロライド、例えば、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ジリスロマイシン、エリスロマイシン、ロキシスロマイシンおよびテリスロマイシン;オキサゾリジノン、例えば、リネゾリド;アンサマイシン、例えば、リファマイシン;スルホンアミド;テトラサイクリン、例えば、ドキシサイクリン;グリコペプチド、例えば、バンコマイシン;スルフィソキサゾール、トリメスロプリム、ノボビオシン、ダプトマイシンおよびリネゾリドのうちの1つまたは複数であってよい。
抗真菌化合物は、以下:アゾール、例えば、ミコナゾール、ケトコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、オモコナゾール、ビフォナゾール、ブトコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、セルタコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、イサブコナゾール、ラブコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、テルコナゾールおよびアバファンギン;大環状化合物、例えば、ナタマイシン、リモシジン、フィリピン、ニスタチン、アンホテリシンB、カンジシン、ハマイシン;アリルアミン、例えば、テルビナフィン、ナフチフィンおよびブテナフィン;エキノカンジン、例えば、アンジデュラファンギン、カスポファンギンおよびミカファンギン;またはその他、例えば、ポリゴジアール、シクロピロックス、トルナフテート、安息香酸、ウンデシレン酸、フルシトシンおよびグリセオフルビンのうちの1つまたは複数であってよい。
本発明はまた、患者に接触可能なデバイスの表面の少なくとも一部が、医薬組成物でコーティングされていることを特徴とする留置医療デバイスにも関する。
デバイスは、中心静脈カテーテル、血管内カテーテル、尿道カテーテル、ヒックマン(Hickman)カテーテル、腹膜透析カテーテル、気管内カテーテルなどのカテーテル、またはデバイスが人工心臓弁である場合、心臓ペースメーカ、動静脈シャント、強膜バックル、人工関節、鼓膜換気チューブ、気管切開チューブ、ボイスプロテーゼ、人工陰茎、人工尿道括約筋、合成恥骨膣スリング、縫合糸、骨アンカー、骨ねじ、眼内レンズ、コンタクトレンズ、子宮内避妊器具、大動脈大腿動脈移植片、血管移植片、ニードル、ルアーロック(Luer−Lok)コネクター、ニードルレスコネクターまたは手術器具であってよい。
医薬組成物は、液体、ローション、クリーム、スプレー、ゲルまたは軟膏として製剤化することができる。
医薬組成物は、動物患者への投与用であってよい。動物患者は、哺乳動物患者であってよい。哺乳動物患者は、ヒトであってよい。
DNase活性を有するポリペプチドは、アスペルギルス属(Aspergillus)、例えば、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から得ることができる。本発明の一実施形態では、DNase活性を有するポリペプチドは、特許請求の範囲に記載するポリペプチドである。
本発明の一態様は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有し、DNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一態様では、本ポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドと、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10アミノ酸だけ異なる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有し、DNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一態様では、本ポリペプチドは、配列番号9の成熟型ポリペプチドと、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10アミノ酸だけ異なる。
一実施形態では、本発明は、配列番号8に対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有し、DNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一態様では、本ポリペプチドは、配列番号8の成熟型ポリペプチドと、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10アミノ酸だけ異なる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも65%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも65%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも70%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも70%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも75%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも75%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも80%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも80%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも85%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも85%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも90%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも90%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも91%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも91%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも92%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも92%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも93%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも93%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも94%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも94%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも95%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも95%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも97%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも97%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも98%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも98%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも99%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも99%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、100%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、100%の配列同一性を有し、DNase活性を有するポリペプチドに関し、ポリペプチドは、品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するために用いられる。
一実施形態において、ポリペプチドは、単離されている。本発明のポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸配列もしくはその対立遺伝子変異体を含むか、または、これから構成されることが好ましく;あるいは、DNase活性を有するその断片である。別の態様では、ポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。他の態様において、ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸1〜206を含むか、または、これから構成される。
一実施形態において、ポリペプチドは、単離されている。本発明のポリペプチドは、配列番号9のアミノ酸配列もしくはその対立遺伝子変異体を含むか、または、これから構成されることが好ましく;あるいは、DNase活性を有するその断片である。別の態様では、ポリペプチドは、配列番号9の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。他の態様において、ポリペプチドは、配列番号9のアミノ酸1〜204を含むか、または、これから構成される。本発明の一態様は、配列番号8のアミノ酸配列からなるポリペプチドと、配列番号9のアミノ酸配列からなる本発明のポリペプチドとを含むか、または、これらから本質的に構成される組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、低度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体(Sambrook,et al.,1989,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2d edition,Cold Spring Harbor,New York)にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、低度−中度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、中度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、中度−高度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、高度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、極めて高度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
配列番号1のポリヌクレオチドもしくはそのサブ配列、ならびに、配列番号2のポリペプチドもしくはその断片、または配列番号9のポリペプチドもしくはその断片は、技術分野において周知である方法に従って、異なる属もしくは種の系統からDNase活性を有するポリペプチドをコードするDNAを同定およびクローン化するために核酸プローブの設計に用いられ得る。特に、このようなプローブは、標準的なサザンブロッティング法の後に、含まれる対応する遺伝子を同定および単離するために、対象の細胞のゲノムDNAもしくはcDNAとのハイブリーダイゼーションに用いられることが可能である。このようなプローブは配列全体よりもかなり短いことが可能であるが、例えば、長さが少なくとも25、少なくとも35または少なくとも70ヌクレオチドと少なくとも15ヌクレオチドであるべきである。好ましくは、核酸プローブは、例えば、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも400ヌクレオチド、少なくとも500ヌクレオチド、少なくとも600ヌクレオチド、少なくとも700ヌクレオチド、少なくとも800ヌクレオチドまたは少なくとも900ヌクレオチドの長さといった、少なくとも100ヌクレオチドの長さである。DNAおよびRNAプローブの両方が用いられることが可能である。プローブは、典型的には、対応する遺伝子を検出するために標識化される(例えば、32P、3H、35S、ビオチンまたはアビジンで)。このようなプローブは本発明によって包含される。
このような他の系統から調製したゲノムDNAもしくはcDNAライブラリは、上記のプローブとハイブリダイズし、DNase活性を有するポリペプチドをコードするDNAについてスクリーニングされ得る。このような他の系統由来のゲノムまたは他のDNAは、アガロースもしくはポリアクリルアミドゲル電気泳動、または、他の分離技術によって分離され得る。これらのライブラリからのDNAまたは分離されたDNAが、ニトロセルロースもしくは他の好適なキャリア材料に移され固定化され得る。配列番号1もしくは3もしくはそのサブ配列とハイブリダイズするクローンもしくはDNAを同定するために、キャリア材料がサザンブロッティングに用いられる。
本発明の目的に関して、ハイブリーダイゼーションとは、極めて低度の緊縮条件、低度の緊縮条件、低度−中度の緊縮条件、中度の緊縮条件、中度−高度の緊縮条件、高度の緊縮条件から極めて高度までの緊縮条件下で、(i)配列番号1;(ii)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列;(iii)そのcDNA配列;(iv)その完全長相補体;または(v)そのサブ配列に対応する標識核酸プローブに、ポリヌクレオチドがハイブリダイズすることを意味する。核酸プローブがこれらの条件下でハイブリダイズする分子は、例えば、X線フィルムまたは当分野では公知の他のいずれかの検出手段を用いて検出することができる。
一実施形態では、本発明は、配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列に対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるDNase活性を有するポリペプチドに関する。さらなる実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態では、本発明は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む、配列番号2の成熟型ポリペプチドの変異体に関する。一実施形態では、配列番号2の成熟型ポリペプチドに導入されるアミノ酸置換、欠失および/または挿入の数は、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。アミノ酸変異は、副次的な性質のものであってもよく、すなわち、タンパク質の折り畳みおよび/若しくは活性に顕著に影響しない保存的アミノ酸置換もしくは挿入;典型的には1〜30アミノ酸の小さな欠失;アミノ−末端メチオニン残基などの小さなアミノ−もしくはカルボキシル−末端伸長;20〜25個以下の残基の小さなリンカーペプチド;あるいは、正味電荷、またはポリ−ヒスチジン配列、抗原性エピトープもしくは結合性ドメインなどの他の機能を変化させることによって精製を促進させる小さな伸長であってもよい。
別の実施形態では、本発明は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む、配列番号9の成熟型ポリペプチドの変異体に関する。一実施形態では、配列番号9の成熟型ポリペプチドに導入されるアミノ酸置換、欠失および/または挿入の数は、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。アミノ酸変異は、副次的な性質のものであってもよく、すなわち、タンパク質の折り畳みおよび/もしくは活性に顕著に影響しない保存的アミノ酸置換もしくは挿入;典型的には1〜30アミノ酸の小さな欠失;アミノ−末端メチオニン残基などの小さなアミノ−もしくはカルボキシル−末端伸長;20〜25個以下の残基の小さなリンカーペプチド;あるいは、正味電荷、またはポリ−ヒスチジン配列、抗原性エピトープもしくは結合性ドメインなどの他の機能を変化させることによって精製を促進させる小さな伸長であってもよい。
保存的置換の例は、塩基性アミノ酸(アルギニン、リシンおよびヒスチジン)、酸性アミノ酸(グルタミン酸およびアスパラギン酸)、極性アミノ酸(グルタミンおよびアスパラギン)、疎水性アミノ酸(ロイシン、イソロイシンおよびバリン)、芳香族アミノ酸(フェニルアラニン、トリプトファンおよびチロシン)、および、小さいアミノ酸(グリシン、アラニン、セリン、スレオニンおよびメチオニン)の群の範囲内である。特異活性を一般に改変しないアミノ酸置換は技術分野において公知であり、例えば、H.Neurath and R.L.Hill,1979,In,The Proteins,Academic Press,New Yorkに記載されている。頻繁に生じる置換は、Ala/Ser、Val/Ile、Asp/Glu、Thr/Ser、Ala/Gly、Ala/Thr、Ser/Asn、Ala/Val、Ser/Gly、Tyr/Phe、Ala/Pro、Lys/Arg、Asp/Asn、Leu/Ile、Leu/Val、Ala/GluおよびAsp/Glyである。
あるいは、アミノ酸変異は、ポリペプチドの物理化学的特性が改変されるような性質のものである。例えば、アミノ酸変異は、ポリペプチドの熱安定性を向上させ、基質特異性を改変し、至適pHを変化させることであり得る。
ポリペプチドにおける必須アミノ酸は、部位特異的突然変異誘発またはアラニン走査突然変異誘発(Cunningham and Wells,1989,Science 244:1081−1085)などの技術分野において公知である手法に従って同定することが可能である。後者の技術においては、単一のアラニン突然変異が分子中のすべての残基に導入され、得られたミュータント分子が、分子の活性に重要であるアミノ酸残基を同定するためにDNase活性についてテストされる。また、Hilton et al.,1996,J.Biol.Chem.271:4699−4708を参照のこと。酵素の活性部位または他の生物学的相互作用は、推定上の接触部位アミノ酸の突然変異が併用される、核磁気共嗚、結晶構造解析、電子回折または光親和性標識などの技術によって判定される、構造の物理的分析によって判定されることも可能である。例えば、de Vos et al.,1992,Science 255:306−312;Smith et al.,1992,J.Mol.Biol.224:899−904;Wlodaver et al.,1992,FEBS Lett.309:59−64を参照のこと。必須アミノ酸のアイデンティティーは、関連ポリペプチドとのアラインメントから推測することもできる。
単一もしくは複数のアミノ酸置換、欠失、および/または挿入は、Reidhaar−Olson and Sauer,1988,Science 241:53−57;Bowie and Sauer,1989,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:2152−2156;国際公開第95/17413号パンフレット;または、国際公開第95/22625号パンフレットにより開示されているものなどの公知の突然変異誘発方法、組換え法、および/または、シャッフリング法、これに続く関連するスクリーニング法を用いて行い、テストすることが可能である。用いられることが可能である他の方法としては、エラープローンPCR、ファージディスプレイ(例えば、Lowman et al.,1991,Biochemistry 30:10832−10837;米国特許第5,223,409号明細書;国際公開第92/06204号パンフレット)、および、領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al.,1986,Gene 46:145;Ner et al.,1988,DNA 7:127)が挙げられる。
突然変異誘発/シャッフリング法は、宿主細胞によって発現されたクローン化突然変異誘発ポリペプチドの活性を検出するために、高スループット自動スクリーニング法と組み合わせることが可能である(Ness et al.,1999,Nature Biotechnology 17:893−896)。活性ポリペプチドをコードする突然変異誘発DNA分子は、宿主細胞から回収可能であり、技術分野における標準的な方法を用いて直ぐに配列決定されることが可能である。これらの方法では、ポリペプチドにおける個別のアミノ酸残基の重要性を直ぐに判定することが可能である。
ポリペプチドは、一のポリペプチドの一領域が、他のポリペプチドの一領域のN−末端またはC−末端で融合したハイブリッドポリペプチドであり得る。
ポリペプチドは、他のポリペプチドが本発明のポリペプチドのN−末端またはC−末端で融合した融合ポリペプチドまたは切断可能な融合ポリペプチドであり得る。融合ポリペプチドは、他のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを本発明のポリヌクレオチドに融合させることにより生成される。融合ポリペプチドを生成する技術は、技術分野において公知であると共に、フレーム中に収まり、融合ポリペプチドの発現が同一のプロモータおよびターミネータによる制御下にあるよう、ポリペプチドをコードするコード配列を連結するステップを含む。融合ポリペプチドはまた、翻訳後に融合ポリペプチドが形成されるインテインテクノロジーを用いて構築されてもよい(Cooper et al.,1993,EMBO J.12:2575−2583;Dawson et al.,1994,Science 266:776−779)。
融合ポリペプチドは、2つのポリペプチドの間に切断部位をさらに含んでいることが可能である。融合タンパク質が分泌される際に、この部位が切断されて2つのポリペプチドが遊離される。切断部位の例としては、これらに限定されないが、Martin et al.,2003,J.Ind.Microbiol.Biotechnol.3:568−576;Svetina et al.,2000,J.Biotechnol.76:245−251;Rasmussen−Wilson et al.,1997,Appl.Environ.Microbiol.63:3488−3493;Ward et al.,1995,Biotechnology 13:498−503;および、Contreras et al.,1991,Biotechnology 9:378−381;Eaton et al.,1986,Biochemistry 25:505−512;Collins−Racie et al.,1995,Biotechnology 13:982−987;Carter et al.,1989,Proteins:Structure,Function,and Genetics 6:240−248;および、Stevens,2003,Drug Discovery World 4:35−48に開示されている部位が挙げられる。
ポリヌクレオチド
本発明はまた、本明細書に記載するように、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドにも関する。一実施形態では、本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、単離されている。別の実施形態では、本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号12に記載されるポリヌクレオチド配列を含むか、これから構成される。
ポリヌクレオチドの単離またはクローン化に用いられる技術は技術分野において公知であり、ゲノムDNAまたはcDNAからの単離、または、これらの組み合わせが含まれる。ゲノムDNAからのポリヌクレオチドのクローン化は、例えば、発現ライブラリの周知のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)または抗体スクリーニングを用いて共有される構造機構を伴うクローン化されたDNA断片を検出することにより実施されることが可能である。例えば、Innis et al.,1990,PCR:A Guide to Methods and Application,Academic Press,New Yorkを参照のこと。リガーゼ連鎖反応(LCR)、連結活性化転写(LAT)およびポリヌクレオチドベース増幅(NASBA)などの他の核酸増幅法が用いられ得る。ポリヌクレオチドは、アスペルギルス属(Aspergillus)の系統、または、関連する生体からクローン化され得、それ故、例えば、ポリヌクレオチドの領域をコードするポリペプチドの対立形質もしくは種変異体であり得る。
本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの修飾は、ポリペプチドに実質的に類似するポリペプチドを合成するのに必要であり得る。ポリペプチドに「実質的に同様」という用語は、ポリペプチドの非天然形態を指す。これらのポリペプチドは、天然のソースから単離されたポリペプチドとはいくらかの操作法で異なっていてもよく、例えば、特異活性、耐熱性、至適pHなどが異なる変異体である。変異体は、配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列(例えば、そのサブ配列)として表されるポリヌクレオチドに基づいて構築され得、および/または、ポリペプチドのアミノ酸配列に変化をもたらさないが、酵素の生成のために意図される宿主生体のコドン利用に対応するヌクレオチド置換の導入により、または、異なるアミノ酸配列をもたらし得るヌクレオチド置換の導入により構築され得る。ヌクレオチド置換の概要については、例えば、Ford et al.,1991,Protein Expression and Purification 2:95−107を参照のこと。従って、一実施形態では、ポリヌクレオチドは、配列番号12に記載されるポリヌクレオチド配列を含むか、これから構成され、ここで、コドンは、ヌクレオチド置換によって、本発明のポリペプチドの生成を目的とする宿主生物のコドン使用頻度に対応するように修飾されている。
核酸構築物
本発明はまた、制御配列に適合する条件下で好適な宿主細胞中にコード配列を発現させる1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクした本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物に関する。
ポリヌクレオチドは、多様な方法で処置されてポリペプチドの発現がもたらされ得る。ベクターへ挿入される前のポリヌクレオチドの処置が、発現ベクターに応じて、望ましいか、または、必要であり得る。組換えDNA法を利用するポリヌクレオチドを修飾するための技術は技術分野において周知である。
制御配列は、本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの発現のための宿主細胞によって認識されるポリヌクレオチドであるプロモータであり得る。プロモータは、ポリペプチドの発現を媒介する転写制御配列を含有する。プロモータは、ミュータント、切断およびハイブリッドプロモータを含む宿主細胞において転写活性を示すいずれかのポリヌクレオチドであり得、ならびに、宿主細胞に対して相同性または非相同性である細胞外または細胞内ポリペプチドをコードする遺伝子から得られ得る。
細菌宿主細胞において本発明の核酸構築物の転写を指令する好適なプロモータの例としては、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)α−アミラーゼ遺伝子(amyQ)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)α−アミラーゼ遺伝子(amyL)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)ペニシリナーゼ遺伝子(penP)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)マルトジェニックアミラーゼ遺伝子(amyM)、枯草菌(Bacillus subtilis)レバンスクラーゼ遺伝子(sacB)、枯草菌(Bacillus subtilis)xylAおよびxylB遺伝子、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)cryIIIA遺伝子(AgaisseおよびLereclus、1994、Molecular Microbiology 13:97−107)、大腸菌(E.coli)lacオペロン、大腸菌(E.coli)trcプロモータ(Egon et al.,1988,Gene 69:301−315)、ストレプトマイセス・コエリコロル(Streptomyces coelicolor)アガラーゼ遺伝子(dagA)および原核β−ラクタマーゼ遺伝子(Villa−Kamaroff et al.,1978,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:3727−3731)、ならびに、tacプロモータ(DeBoer et al.,1983,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:21−25)から得られるプロモータがある。さらなるプロモータが、「Useful proteins from recombinant bacteria」,Gilbert et al.,1980,Scientific American 242:74−94;および、前述のSambrook et al.,1989に記載されている。タンデムプロモータの例が、国際公開第99/42835号パンフレットに開示されている。
糸状真菌宿主細胞において本発明の核酸構築物の転写を指令する好適なプロモータの例としては、以下:アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アセトアミダーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)中性α−アミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)酸安定α−アミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)またはアスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)グルコアミラーゼ(glaA)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)アルカリ性タンパク分解酵素、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)トリオースリン酸イソメラーゼ、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン様プロテアーゼ(国際公開第96/00787号パンフレット)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)アミログルコシダーゼ(国際公開第00/56900号パンフレット)、フザリウム・ベネナツム・ダリア(Fusarium venenatum Daria)(国際公開第00/56900号パンフレット)、フザリウム・ベネナツム・クイン(Fusarium venenatum Quinn)(国際公開第00/56900号パンフレット)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)リパーゼ、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−グルコシダーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼV、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−キシロシダーゼ、およびトリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)翻訳延長因子、ならびに、NA2−tpiプロモータ(非翻訳リーダが、アスペルギルス属(Aspergillus)トリオースリン酸イソメラーゼ遺伝子由来の非翻訳リーダで置換された、アスペルギルス属(Aspergillus)中性α−アミラーゼ遺伝子由来の修飾プロモータ;非限定的例としては、非翻訳リーダがアスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)またはアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)トリオースリン酸イソメラーゼ遺伝子由来の非翻訳リーダで置換された、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)中性α−アミラーゼ遺伝子由来の修飾プロモータが挙げられる)の遺伝子から得られるプロモータ;ならびに、その突然変異体、切断およびハイブリッドプロモータがある。他のプロモータは、米国特許第6,011,147号明細書に記載されている。
イースト菌宿主において、有用なプロモータは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ(ENO−1)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)ガラクトキナーゼ(GAL1)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)アルコール脱水素酵素/グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素(ADH1、ADH2/GAP)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)トリオースリン酸イソメラーゼ(TPI)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)メタロチオネイン(CUP1)およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)3−ホスホグリセリン酸キナーゼの遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞に対する他の有用なプロモータは、Romanos et al.,1992,Yeast 8:423−488により記載されている。
制御配列はまた、宿主細胞によって認識されて転写を終結させる転写ターミネータであり得る。ターミネータは、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの3’−末端に作動可能にリンクする。本発明においては、宿主細胞において機能するいずれかのターミネータが用いられ得る。
細菌宿主細胞の好ましいターミネータは、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)アルカリ性プロテアーゼ(aprH)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)α−アミラーゼ遺伝子(amyL)、および大腸菌(Escherichia coli)リボソームRNA(rrnB)の遺伝子から得られる。
糸状真菌宿主細胞の好ましいターミネータは、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アセトアミダーゼ、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アントラニル酸シンターゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)α−グルコシダーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン−様プロテアーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−グルコシダーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼV、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−キシロシダーゼ、およびトリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)翻訳延長因子の遺伝子から得られる。
イースト菌宿主細胞の好ましいターミネータは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)チトクロムC(CYC1)およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素の遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞の他の有用なターミネータが、前述のRomanos et al.,1992に記載されている。
制御配列は、プロモータの下流で、かつ遺伝子のコード配列の上流のmRNA安定化領域であってもよく、これは、遺伝子の発現を増大させる。
好適なmRNA安定化領域の例は、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)cryIIIA遺伝子(国際公開94/25612号パンフレット)および枯草菌(Bacillus subtilis)SP82遺伝子(Hue et al.,1995,Journal of Bacteriology 177:3465−3471)から得られる。
制御配列はまた、リーダ、すなわち、mRNAの非翻訳領域であってもよく、これは、宿主細胞による翻訳にとって重要である。リーダは、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの5’−末端に作動可能にリンクさせる。宿主細胞において機能性であれば、どんなリーダを用いてもよい。
糸状真菌宿主細胞の好ましいリーダは、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼおよびアスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)トリオースリン酸イソメラーゼの遺伝子から得られる。
イースト菌宿主細胞の好適なリーダは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ(ENO−1)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)3−ホスホグリセリン酸キナーゼ、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)アルコール脱水素酵素/グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素(ADH2/GAP)の遺伝子から得られる。
制御配列はまた、ポリヌクレオチドの3’−末端に作動可能にリンクし、転写された場合に、ポリアデノシン残基を転写mRNAに負荷するシグナルとして宿主細胞により認識される配列であるポリアデニル化配列であり得る。宿主細胞において機能するポリアデニル化配列のいずれかが用いられ得る。
糸状真菌宿主細胞の好ましいポリアデニル化配列は、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アントラニル酸シンターゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)α−グルコシダーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、およびフザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン様プロテアーゼの遺伝子から得られる。
イースト菌宿主細胞の有用なポリアデニル化配列が、Guo and Sherman,1995,Mol.Cellular Biol.15:5983−5990に記載されている。
制御配列はまた、ポリペプチドのN−末端にリンクしたシグナルペプチドをコードし、および、ポリペプチドを細胞の分泌経路に送るシグナルペプチドコード領域であり得る。ポリヌクレオチドのコード配列の5’−末端は、ポリペプチドをコードするコード配列のセグメントと共に、翻訳読み枠に元々リンクしたシグナルペプチドコード配列を本質的に含有し得る。または、コード配列の5’−末端は、コード配列に対して外来性のシグナルペプチドコード配列を含有し得る。コード配列がシグナルペプチドコード配列を元々含有していない場合には、外来性のシグナルペプチドコード配列が必要とされる場合がある。または、外来性のシグナルペプチドコード配列は単に、ポリペプチドの分泌を増強するために天然シグナルペプチドコード配列を置き換えてもよい。しかしながら、発現ポリペプチドを宿主細胞の分泌経路に送るいずれかのシグナルペプチドコード配列がもちいられてもよい。
細菌宿主細胞の効果的なシグナルペプチドコード配列は、バチルス属(Bacillus)NCIB11837マルトジェニックアミラーゼ、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)サブチリシン、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)β−ラクタマーゼ、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)α−アミラーゼ、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)中性プロテアーゼ(nprT、nprS、nprM)および古草菌(Bacillus subtilis)prsAの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード配列である。さらなるシグナルペプチドが、Simonen and Palva,1993,Microbiological Reviews 57:109−137に記載されている。
糸状真菌宿主細胞の効果的なシグナルペプチドコード配列は、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)中性アミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)セルラーゼ、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)エンドグルカナーゼV、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)リパーゼおよびリゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード配列である。
イースト菌宿主細胞の有用なシグナルペプチドは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)インベルターゼの遺伝子から得られる。他の有用なシグナルペプチドコード配列が、前述のRomanos et al.,1992により記載されている。
制御配列はまた、ポリペプチドのN−末端でプロペプチド位置をコードするプロペプチドコード配列であり得る。得られたポリペプチドは、酵素原またはプロポリペプチド(または、いくつかの場合においてチモーゲン)として公知である。プロポリペプチドは、一般に非活性であり、プロポリペプチドからのプロペプチドの触媒または自己触媒切断によって活性ポリペプチドに転換されることが可能である。プロペプチドコード配列は、古草菌(Bacillus subtilis)アルカリ性タンパク分解酵素(aprE)、古草菌(Bacillus subtilis)中性タンパク分解酵素(nprT)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)ラッカーゼ(国際公開第95/33836号パンフレット)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼおよびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子の遺伝子から得られ得る。
シグナルペプチドおよびプロペプチド配列の両方が存在する場合、プロペプチド配列はポリペプチドのN−末端に隣接して位置されており、また、シグナルペプチド配列は、プロペプチド配列のN−末端に隣接して位置されている。
宿主細胞の増殖に関してポリペプチドの発現を調節する調節配列を付加することが望ましい場合もある。調節配列の例は、調節化合物の存在を含む化学的または物理的刺激に応じて、遺伝子の発現をオンまたはオフさせるものである。原核系における調節配列としては、lac、tac、およびtrpオペレータ系が挙げられる。酵母においては、ADH2系またはGAL1系が用いられ得る。糸状真菌においては、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼプロモータ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAα−アミラーゼプロモータ、およびアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)グルコアミラーゼプロモータ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼIプロモータ、およびトリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼIIプロモータが用いられ得る。調節配列の他の例は、遺伝子増幅を可能とするものである。真核系において、これらの調節配列は、メトトレキセートの存在下で増幅されるジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子、および、重金属を伴って増幅されるメタロチオネイン遺伝子を含む。これらの事例において、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、調節配列と作動可能にリンクしているであろう。
発現ベクター
本発明はまた、本発明のポリヌクレオチド、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む組換え発現ベクターに関する。種々のヌクレオチドおよび制御配列が一緒になって、このような部位でポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの挿入または置換を可能とするために1つまたは複数の好都合な制限部位を含み得る組換え発現ベクターが生成される。あるいは、ポリヌクレオチドは、ポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドを含む核酸構築物を、発現のための適切なベクターに挿入することにより発現され得る。発現ベクターの形成に際し、コード配列は、コード配列が、発現のための適切な制御配列と作動可能にリンクするようにベクター中に配置されている。一実施形態では、発現ベクターは、発現のための適切な制御配列と作動可能にリンクした配列番号12に記載のポリヌクレオチド配列を含む。別の実施形態では、ポリヌクレオチド配列コドンは、ヌクレオチド置換によって、本発明のポリペプチドの生成を目的とする宿主生物のコドン使用頻度に対応するように修飾されている。組換え発現ベクターは、組換えDNA法に簡便に供されることが可能であり、ポリヌクレオチドの発現をもたらすことができるいずれかのベクター(例えば、プラスミドまたはウイルス)であってよい。ベクターの選択は、典型的には、ベクターが導入される宿主細胞に対するベクターの適合性に左右されることになる。ベクターは、直鎖プラスミドまたは閉じた環状プラスミドであってもよい。
ベクターは、例えばプラスミド、染色体外要素、微小染色体または人工染色体といった、自己複製ベクター(すなわち、染色体外のエンティティとして存在し、その複製が染色体複製とは無関係なベクター)であってもよい。ベクターは、自己複製を確実にするための何らかの手段を含有し得る。あるいは、ベクターは、宿主細胞に導入された際に、ゲノム中に統合され、および、中に統合された染色体と一緒に複製されるものであってもよい。さらに、単一のベクターもしくはプラスミド、または、一緒になって、宿主細胞のゲノムに導入される全DNAを含有する2つ以上のベクターもしくはプラスミド、または、トランスポゾンを用いてもよい。
ベクターは、形質転換、形質移入、形質導入などを受けた細胞の容易な選択を可能にする1つまたは複数の選択マーカを含有することが好ましい。選択マーカは、その産物が、殺生剤またはウイルス耐性、重金属に対する耐性、栄養要求体に対する原栄養性等などをもたらす遺伝子である。
細菌性選択マーカの例としては、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)もしくは枯草菌(Bacillus subtilis)dal遺伝子、または、アンピシリン、クロラムフェニコール、カナマイシン、ネオマイシン、スペクチノマイシン、もしくはテトラサイクリン耐性などの抗生物質耐性を賦与するマーカである。酵母宿主細胞の好適なマーカとしては、限定されないが、ADE2、HIS3、LEU2、LYS2、MET3、TRP1、およびURA3が挙げられる。糸状真菌宿主細胞に使用する選択マーカとしては、限定されないが、adeA(ホスホリボシルアミノイミダゾール−スクシノカルボキサミドシンターゼ)、adeB(ホスホリボシルアミノイミダゾールシンターゼ)、amdS(アセトアミダーゼ)、argB(オルニチンカルバモイルトランスフェラーゼ)、bar(ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ)、hph(ハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ)、niaD(硝酸レダクターゼ)、pyrG(オロチジン−5’−リン酸デカルボキシラーゼ)、sC(硫酸アデニルトランスフェラーゼ)、およびtrpC(アントラニル酸シンターゼ)、ならびにこれらの同等物が挙げられる。アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)またはアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)amdSおよびpyrG遺伝子、ならびに、ストレプトマイセス・ハイグロスコピクス(Streptomyces hygroscopicus)bar遺伝子が、アスペルギルス属(Aspergillus)細胞での使用に好ましい。adeA、adeB、amdS、hph、およびpyrG遺伝子が、トリコデルマ(Trichoderma)細胞での使用に好ましい。
選択マーカは、国際公開第2010/039889号パンフレットに記載されている二重選択マーカ系であってもよい。一態様では、二重選択マーカは、hph−tk二重選択マーカ系である。
ベクターは、宿主細胞のゲノムへのベクターの統合、または、ゲノムとは無関係の細胞中のベクターの自律複製を許容する要素を含有することが好ましい。
宿主細胞ゲノムへの統合に関して、ベクターは、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの配列、または、相同的もしくは非相同的組換えによるゲノムへの統合に係るベクターのいずれかの他の要素に依存し得る。または、ベクターは、染色体における正確な位置での宿主細胞のゲノムへの相同的組換えによる統合をもたらす追加のポリヌクレオチドを含有していてもよい。正確な位置で統合される可能性を高めるために、統合要素は、相同的組換えの確率を高めるために対応する標的配列に対して高度の配列同一性を有する、100〜10,000塩基対、400〜10,000塩基対および800〜10,000塩基対などの十分な数の核酸を含有しているべきである。統合要素は、宿主細胞のゲノム中の標的配列と相同的であるいずれかの配列であり得る。さらに、統合要素は、非コーディングまたはコーディングポリヌクレオチドであり得る。他方で、ベクターは、非相同的組換えにより宿主細胞のゲノムに統合され得る。
自律複製に関して、ベクターは、対象の宿主細胞におけるベクターの自律的な複製を可能とする複製起点をさらに含んでいてもよい。複製起点は、細胞において機能する自律複製を媒介するいずれかのプラスミドレプリケータであり得る。「複製起点」または「プラスミドレプリケータ」という用語は、インビボでのプラスミドまたはベクターの複製を可能とするポリヌクレオチドを意味する。
細菌性複製起点の例は、大腸菌(E.coli)における複製を許容するプラスミドpBR322、pUC19、pACYC177およびpACYC184の複製起点、ならびに、バチルス属(Bacillus)における複製を許容するpUB110、pE194、pTA1060およびpAMβ1の複製起点である。
イースト菌宿主細胞において用いられる複製起点の例は、2ミクロン複製起点、ARS1、ARS4、ARS1とCEN3との組み合わせ、および、ARS4とCEN6との組み合わせである。
糸状真菌細胞において有用な複製起点の例は、AMA1およびANS1(Gems et al.,1991,Gene 98:61−67;Cullen et al.,1987,Nucleic Acids Res.15:9163−9175;国際公開第00/24883号パンフレット)である。AMA1遺伝子の単離およびAMA1遺伝子を含むプラスミドまたはベクターの構築は、国際公開第00/24883号パンフレットに開示されている方法に従って達成可能である。
本発明のポリヌクレオチドの2つ以上のコピーが宿主細胞に挿入されて、ポリペプチドの生成が高められてもよい。ポリヌクレオチドのコピーの数は、配列の少なくとも1つの追加のコピーを宿主細胞ゲノムに統合することにより、または、増幅可能な選択マーカ遺伝子をポリヌクレオチドに含めることにより増加させることが可能であり、ここで、選択マーカ遺伝子の増幅されたコピー、従って、ポリヌクレオチドの追加のコピーを含有する細胞は、適切な選択可能な薬剤中で細胞を培養することにより選択可能である。
上記の要素を連結して本発明の組換え発現ベクターを構築するために用いられる手法は、当業者に周知である(例えば、前述のSambrook et al.,1989を参照のこと)。
宿主細胞
本発明はまた、本発明のポリペプチドの生成をもたらす1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクした本発明のポリヌクレオチドを含む組換え宿主細胞に関する。ポリヌクレオチドを含む構築物もしくはベクターは、構築物もしくはベクターが染色体性組み込み体として、もしくは、既述の自己複製余剰−染色体性ベクターとして維持されるよう宿主細胞に導入される。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異により親細胞と同等ではない親細胞のいずれかの子孫を包含する。宿主細胞の選択は、ポリペプチドをコードする遺伝子およびそのソースに大きく依存することとなる。
宿主細胞は、例えば、原核生物または真核生物といった、本発明のポリペプチドの組換え生成において有用ないずれかの細胞であり得る。
原核宿主細胞は、グラム陽性またはグラム陰性バクテリアのいずれかであり得る。グラム陽性バクテリアとしては、これらに限定されないが、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)およびストレプトマイセス属(Streptomyces)が挙げられる。グラム陰性バクテリアとしては、これらに限定されないが、カムピロバクター属(Campylobacter)、大腸菌(E.coli)、フラボバクテリウム属(Flavobacterium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、イリオバクター属(Ilyobacter)、ネイッセリア属(Neisseria)、シュードモナス属(Pseudomonas)、サルモネラ属(Salmonella)およびウレアプラズマ属(Ureaplasma)が挙げられる。
細菌宿主細胞は、特にこれらに限定されないが、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、古草菌(Bacillus subtilis)、およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)細胞を含むいずれかのバチルス属(Bacillus)細胞であり得る。
細菌宿主細胞はまた、特にこれらに限定されないが、ストレプトコッカス・エクイシミリス(Streptococcus equisimilis)、化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコッカス・ウベリス(Streptococcus uberis)、およびストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp.Zooepidemicus)細胞のいずれかのストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞を含むいずれかのストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞であり得る。
細菌宿主細胞はまた、特にこれらに限定されないが、ストレプトマイセス・アウロモゲネス(Streptomyces achromogenes)、ストレプトマイセス・アベルミチリス(Streptomyces avermitilis)、ストレプトマイセス・コエリコロル(Streptomyces coelicolor)、ストレプトマイセス・グリセウス(Streptomyces griseus)、およびストレプトマイセス・リビダンス(Streptomyces lividans)細胞を含むいずれかのストレプトマイセス属(Streptomyces)細胞であり得る。
バチルス属(Bacillus)細胞へのDNAの導入は、プロトプラスト形質転換(例えば、Chang and Cohen,1979,Mol.Gen.Genet.168:111−115を参照のこと)、コンピテント細胞転換(例えば、Young and Spizizen,1961,J.Bacteriol.81:823−829、またはDubnau and Davidoff−Abelson,1971,J.Mol.Biol.56:209−221を参照のこと)、電気穿孔法(例えば、Shigekawa and Dower,1988,Biotechniques 6:742−751を参照のこと)、または、接合により(例えば、Koehler and Thorne,1987,J.Bacteriol.169:5271−5278を参照のこと)行われ得る。大腸菌(E.coli)細胞へのDNAの導入は、プロトプラスト形質転換により(例えば、Hanahan,1983,J.Mol.Biol.166:557−580を参照のこと)または電気穿孔法により(例えば、Dower et al.,1988,Nucleic Acids Res.16:6127−6145を参照のこと)行われ得る。ストレプトマイセス属(Streptomyces)細胞へのDNAの導入は、プロトプラスト形質転換電気穿孔法(例えば、Gong et al.,2004,Folia Microbiol.(Praha)49:399−405を参照のこと)、接合(例えば、Mazodier et al.,1989,J.Bacteriol.171:3583−3585を参照のこと)、または、形質導入により(例えば、Burke et al.,2001,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 98:6289−6294を参照のこと)行われ得る。シュードモナス属(Pseudomonas)細胞へのDNAの導入は、電気穿孔法(例えば、Choi et al.,2006,J.Microbiol.Methods 64:391−397を参照のこと)、または、接合により(例えば、Pinedo and Smets,2005,Appl.Environ.Microbiol.71:51−57を参照のこと)行われ得る。ストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞へのDNAの導入は、天然コンピテンス(例えば、Perry and Kuramitsu,1981,Infect.Immun.32:1295−1297を参照のこと)、プロトプラスト形質転換(例えば、Catt and Jollick,1991,Microbios 68:189−207を参照のこと)、電気穿孔法(例えば、Buckley et al.,1999,Appl.Environ.Microbiol.65:3800−3804を参照のこと)、または、接合により(例えば、Clewell,1981,Microbiol.Rev.45:409−436を参照のこと)行われ得る。しかしながら、DNAを宿主細胞に導入するための技術分野において公知である方法のいずれかを用いることが可能である。
宿主細胞はまた、哺乳類、昆虫、植物または真菌細胞などの真核生物であり得る。
宿主細胞は真菌細胞であってもよい。本明細書において用いられる「真菌」は、子嚢菌門(Ascomycota)、担子菌門(Basidiomycota)、ツボカビ門(Chytridiomycota)および接合菌門(Zygomycota)、ならびに、卵菌門(Oomycota)およびすべての栄養胞子形成真菌を含む(Hawksworth et al.,In,Ainsworth and Bisby’s Dictionary of The Fungi,8th edition,1995,CAB International,University Press,Cambridge,UKに定義されているとおり)。
真菌宿主細胞はイースト菌細胞であり得る。本明細書において用いられるところ、「イースト菌」は、子嚢菌酵母(エンドミセス目(Endomycetales))、担子菌イースト菌を含み、イースト菌は、不完全菌類(不完全酵母菌類(Blastomycetes))に属する。イースト菌の分類は将来において変更される可能性があるため、本発明の目的について、イースト菌は、Biology and Activities of Yeast(Skinner,PassmoreおよびDavenport編,Soc.App.Bacteriol.Symposium Series No.9,1980)に記載されているとおりに定義されるものとする。
イースト菌宿主細胞は、クルイベロマイセスラクティス(Kluyveromyces lactis)、サッカロマイセスカルスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロマイセス・ジアスタチクス(Saccharomyces diastaticus)、サッカロマイセス・ドウグラシイ(Saccharomyces douglasii)、サッカロマイセス・クルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、サッカロマイセス・ノルベンシス(Saccharomyces norbensis)、サッカロマイセス・オビホルミス(Saccharomyces oviformis)またはヤロウイア・リポリチカ(Yarrowia lipolytica)細胞などのカンジダ属(Candida)、ハンセヌラ属(Hansenula)、クルイベロマイセス属(Kluyveromyces)、ピチア属(Pichia)、サッカロマイセス属(Saccharomyces)、シゾサッカロマイセス属(Schizosaccharomyces)またはヤロウイア属(Yarrowia)細胞であり得る。
真菌宿主細胞は糸状真菌細胞であり得る。「糸状菌」は、真菌植物門(Eumycota)および卵菌門(Oomycota)亜門(前述のHawksworth et al.,1995で定義されているとおり)のすべてのフィラメント形を含む。糸状菌は、一般に、キチン、セルロース、グルカン、キトサン、マンナンおよび他の複雑な多糖類から組成される菌糸体壁によって特徴付けられる。栄養成長は菌糸の伸展によるものであり、および、炭素異化は絶対好気性である。対照的に、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)などのイースト菌による栄養成長は単細胞葉状体の出芽によるものであり、および、炭素異化は発酵性であり得る。
糸状真菌宿主細胞は、アクレモニウム属(Acremonium)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ブエルカンデラ属(Bjerkandera)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、コプリヌス属(Coprinus)、コリオルス属(Coriolus)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、フミコラ属(Humicola)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、フレビア属(Phlebia)、ピロマイセス属(Piromyces)、プレウロツス属(Pleurotus)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トラメテス属(Trametes)またはトリコデルマ属(Trichoderma)細胞であり得る。
例えば、糸状真菌宿主細胞は、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)、ヤケイロタケ(Bjerkandera adusta)、セリポリオプシス・アネイリナ(Ceriporiopsis aneirina)、セリポリオプシス・カレギエア(Ceriporiopsis caregiea)、セリポリオプシス・ギルベスセンス(Ceriporiopsis gilvescens)、セリポリオプシス・パンノシンタ(Ceriporiopsis pannocinta)、セリポリオプシス・リブロサ(Ceriporiopsis rivulosa)、セリポリオプシス・スブルファ(Ceriporiopsis subrufa)、セリポリオプシス・スブベルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、クリソスポリウム・イノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウム・ケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウム・ルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウム・メルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウム・パンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウム・クイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウム・トロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウム・ゾナツム(Chrysosporium zonatum)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、クリオルス・ヒルスツス(Coriolus hirsutus)、フザリウム・バクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウムグラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクランツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウムス・ポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、フレビア・ラジアタ(Phlebia radiata)、プレウロツス・エリンギイ(Pleurotus eryngii)、チエラビア・テルレストリス(Thielavia terrestris)、トラメテス・ビロサ(Trametes villosa)、トラメテス・ベルシコロル(Trametes versicolor)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)またはトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)細胞であり得る。
真菌細胞は、それ自体公知の様式でのプロトプラスト形成、プロトプラストの形質転換、および、細胞壁の再生を含むプロセスにより形質転換され得る。アスペルギルス属(Aspergillus)およびトリコデルマ属(Trichoderma)宿主細胞の形質転換に好適な手法は、欧州特許第238023号明細書、Yelton et al.,1984,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:1470−1474、ならびにChristensen et al.,1988,Bio/Technology 6:1419−1422に記載されている。フザリウム属(Fusarium)種の形質転換に好適な方法は、Malardier et al.,1989,Gene 78:147−156および国際公開第96/00787号パンフレットに記載されている。イースト菌は、Becker and Guarente,In Abelson,J.N.and Simon,M.I.,editors,Guide to Yeast Genetics and Molecular Biology,Methods in Enzymology,Volume 194,pp 182−187,Academic Press,Inc.,New York;Ito et al.,1983,J.Bacteriol.153:163;および、Hinnen et al.,1978,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:1920に記載の手法を用いて形質転換され得る。
生成方法
本発明はまた:(a)ポリペプチドの生成を実施可能な条件下で、野生型形態でポリペプチドを生成する細胞を培養するステップ;および、任意選択で(b)ポリペプチドを回収するステップを含む本発明のポリペプチドを生成する方法に関する一態様において、細胞は、アスペルギルス(Aspergillus)属細胞である。他の態様において、細胞は、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)細胞である。
本発明はまた:(a)ポリペプチドの生成を実施可能な条件下で本発明の組換え宿主細胞を培養するステップ;および、任意選択で(b)ポリペプチドを回収するステップを含む本発明のポリペプチドを生成する方法に関する。
宿主細胞は、技術分野において既知である方法を用いてポリペプチドの生成に好適な栄養培地中で培養される。例えば、細胞は、好適な培地中ならびにポリペプチドの発現および/または単離が許容される条件下で、振盪フラスコ培養により、および、実験用もしくは産業用発酵槽における小規模もしくは大規模発酵(連続式、バッチ式、フェドバッチ式または固体状発酵を含む)により培養され得る。培養は、炭素および窒素源および無機塩を含む好適な栄養培地において、技術分野において公知である手法を用いて行われる。好適な媒体は、商業的な供給者から入手可能であるか、または、公開された組成に従って調製され得る(例えば、American Type Culture Collectionのカタログ)。ポリペプチドが栄養培地に分泌される場合、ポリペプチドは培地から直接回収可能である。ポリペプチドが分泌されない場合、細胞ライセートから回収可能である。
ポリペプチドは、ポリペプチドに特異的な技術分野において公知である方法を用いて検出され得る。これらの検出方法として、限定するものではないが、特定の抗体の使用、酵素産物の形成、または、酵素基質の消失などが挙げられる。例えば、酵素アッセイを用いてポリペプチドの活性を判定してもよい。
ポリペプチドは技術分野において公知である方法を用いて回収され得る。例えば、ポリペプチドは、特にこれらに限定されないが、収集、遠心分離、ろ過、抽出、噴霧乾燥、蒸発または沈殿を含む従来の手法により栄養培地から回収され得る。一態様において、ポリペプチドを含む発酵ブロスが回収される。
ポリペプチドは、実質的に純粋なポリペプチドを得るために、特にこれらに限定されないが、クロマトグラフィ(例えば、イオン交換、親和性、疎水性、クロマトフォーカシングおよびサイズ排除)、電気泳動的手法(例えば、分取等電点電気泳動)、較差溶解度(例えば、硫酸アンモニウム沈殿)、SDS−PAGE、または、抽出(例えば、Protein Purification,JansonおよびRyden編,VCH Publishers,New York,1989を参照のこと)を含む技術分野において公知である多様な手法によって精製され得る。
代替的な態様においては、ポリペプチドは回収されず、ポリペプチドを発現する本発明の宿主細胞がポリペプチドのソースとして用いられ得る。
一実施形態では、本発明は、さらに、対象の第2ポリペプチド;好ましくは対象の酵素;より好ましくは対象の分泌酵素;さらに好ましくはヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リガーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼ、またはトランスフェラーゼをコードするポリヌクレオチドをさらに含む組換え宿主細胞を培養することによってポリペプチドを生成するステップを含み;分泌酵素は、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダーゼ、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、アスパラギナーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−キシロシダーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エンドグルカナーゼ、エステラーゼ、緑色蛍光タンパク質、グルカノ−トランスフェラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、ムタナーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼ、またはキシラナーゼであるのが、最も好ましい。
一実施形態では、対象の第2ポリペプチドは、宿主細胞に対して異種または相同性である。
一実施形態では、組換え宿主細胞は、真菌宿主細胞;好ましくは、糸状真菌宿主細胞;より好ましくは、アクレモニウム属(Acremonium)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ブエルカンデラ属(Bjerkandera)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、コプリヌス属(Coprinus)、コリオルス属(Coriolus)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、フミコラ属(Humicola)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、フレビア属(Phlebia)、ピロマイセス属(Piromyces)、プレウロツス属(Pleurotus)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トラメテス属(Trametes)、またはトリコデルマ属(Trichoderma)細胞;最も好ましくは、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)、ヤケイロタケ(Bjerkandera adusta)、セリポリオプシス・アネイリナ(Ceriporiopsis aneirina)、セリポリオプシス・カレギエア(Ceriporiopsis caregiea)、セリポリオプシス・ギルベスセンス(Ceriporiopsis gilvescens)、セリポリオプシス・パンノシンタ(Ceriporiopsis pannocinta)、セリポリオプシス・リブロサ(Ceriporiopsis rivulosa)、セリポリオプシス・スブルファ(Ceriporiopsis subrufa)、セリポリオプシス・スブベルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、クリソスポリウム・イノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウム・ケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウム・ルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウム・メルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウム・パンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウム・クイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウム・トロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウム・ゾナツム(Chrysosporium zonatum)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、コリオルス・ヒルスツス(Coriolus hirsutus)、フザリウム・バクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクラツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、フレビア・ラジアタ(Phlebia radiata)、プレウロツス・エリンギイ(Pleurotus eryngii)、チエラビア・テルレストリス(Thielavia terrestris)、トラメテス・ビロサ(Trametes villosa)、トラメテス・ベルシコロル(Trametes versicolor)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)、またはトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)細胞である。
一実施形態では、組換え宿主細胞は、細菌宿主細胞;好ましくは、原核宿主細胞;より好ましくは、グラム陽性宿主細胞;さらに好ましくは、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、またはストレプトマイセス属(Streptomyces)宿主細胞;ならびに最も好ましくは、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)宿主細胞である。
一実施形態では、対象の第2ポリペプチドを生成する方法は、対象の第2ポリペプチドの産生を促す条件下で、宿主細胞を培養するステップを含む。
一実施形態では、本方法は、対象の第2ポリペプチドを回収するステップをさらに含む。
発酵ブロス配合物または細胞組成物
本発明はまた、本発明のポリヌクレオチドを含む、発酵ブロス配合物または細胞組成物にも関する。発酵ブロス配合物はさらに、発酵工程で使用される追加の成分、例えば、細胞(対象のポリペプチドを生成するのに用いられる、本発明のポリペプチドをコードする遺伝子を含有する宿主細胞)、細胞残屑、バイオマス、発酵培地および/または発酵産物も含む。一部の実施形態では、組成物は、有機酸、死滅細胞および/または細胞残屑、ならびに培地を含有する細胞死滅全ブロスである。
本明細書で使用される場合、「発酵ブロス」という用語は、回収および/もしくは精製を全く経ないか、または最低限しか経ていない、細胞発酵により生成された調製物を指す。例えば、発酵ブロスは、微生物培養物を飽和まで増殖させ、タンパク質合成(例えば、宿主細胞による酵素の発現)および細胞培地中への分泌を可能にする炭素制限条件下でインキュベートするときに生成される。発酵ブロスは、発酵終了時に得られる発酵材料の非分画または分画内容物を含有し得る。典型的には、発酵ブロスは、非分画であり、例えば、遠心分離によって微生物細胞(例えば、糸状真菌細胞)を除去した後に存在する使用済み培地および細胞残屑を含む。一部の実施形態では、発酵ブロスは、使用済み細胞培地、細胞外酵素、ならびに生存可能および/または生存不能微生物細胞を含有する。
一実施形態では、発酵ブロス形成および細胞組成物は、少なくとも1つの炭素数1〜5の有機酸および/またはその塩を含む第1有機酸成分と、少なくとも1つの炭素数6以上の有機酸および/またはその塩を含む第2有機酸成分とを含む。具体的な実施形態では、第1有機酸成分は、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、その塩、またはこれらの2種以上の混合物であり、第2有機酸成分は、安息香酸、シクロヘキサンカルボン酸、4−メチル吉草酸、フェニル酢酸、その塩、またはこれらの2種以上の混合物を含む。
一態様では、組成物は、有機酸を含み、さらに任意選択で、死滅細胞および/または細胞残屑も含有する。一実施形態では、死滅細胞および/または細胞残屑を細胞死滅全ブロスから除去することにより、これらの成分を含まない組成物を取得する。
発酵ブロス配合物または細胞組成物は、防腐剤および/または抗菌(例えば、静菌)剤を含有してもよく、こうしたものとして、限定するものではないが、ソルビトール、塩化ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ならびに当業者には周知の他のものが挙げられる。
細胞死滅全ブロスまたは組成物は、発酵終了時に得られる発酵材料の非分画内容物を含有し得る。典型的には、細胞死滅全ブロスまたは組成物は、微生物培養物(例えば、糸状真菌細胞)を飽和まで増殖させ、タンパク質合成を可能にする炭素制限条件下でインキュベートした後存在する使用済み培地および細胞残屑を含む。一部の実施形態では、細胞死滅全ブロスまたは組成物は、使用済み細胞培地、細胞外酵素、ならびに死滅糸状真菌細胞を含有する。一部の実施形態では、細胞死滅全ブロスまたは組成物に存在する微生物細胞は、当分野で公知の方法を用いて、透過処理および/または溶解させることができる。
本明細書に記載する全ブロスまたは組成物は、典型的に、液体であるが、不溶性成分、例えば、死滅細胞、細胞残屑、培地成分、および/または不溶性酵素を含有し得る。一部の実施形態では、不溶性成分を除去することにより、清澄にした液体組成物を取得してもよい。
本発明の全ブロス配合物および細胞組成物は、国際公開第90/15861号パンフレットまたは国際公開第2010/096673号パンフレットに記載されている方法によって生成することができる。
シグナルペプチド
本発明はまた、配列番号2のアミノ酸−37〜−16を含むか、またはこれらから構成されるシグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドにも関する。本発明はさらに、配列番号2のアミノ酸−15〜−1を含むか、またはこれらから構成されるプロペプチドをコードするポリヌクレオチドにも関する。さらに、本発明は、配列番号2のアミノ酸−37〜−1を含むか、またはこれらから構成されるシグナルペプチドおよびプロペプチドをコードするポリヌクレオチドにも関する。
ポリヌクレオチドはさらに、シグナルペプチドおよび/またはプロペプチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子も含み得る。タンパク質は、シグナルペプチドおよび/またはプロペプチドに対して外来であるのが好ましい。一態様では、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号1のヌクレオチド1〜66である。別の態様では、プロペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号1のヌクレオチド67〜111である。別の態様では、シグナルペプチドおよびプロペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号1のヌクレオチド1〜111である。
本発明はまた、このようなポリヌクレオチドを含む核酸構築物、発現ベクターおよび組換え宿主細胞にも関する。
本発明はまた、タンパク質を生成する方法にも関し、この方法は、(a)このようなポリヌクレオチドを含む組換え宿主細胞を培養するステップ;および(b)タンパク質を回収するステップを含む。
タンパク質は、宿主細胞に対してナイーブまたは異種であってもよい。本明細書において「タンパク質」という用語は、特定の長さのコードされた産物を指すことを意図するわけではなく、従って、ペプチド、オリゴペプチド、およびポリペプチドを包含する。「タンパク質」という用語はまた、組み合わされて、コードされた産物を形成する2つ以上のポリペプチドも包含する。タンパク質はさらに、ハイブリッドポリペプチドおよび融合ポリペプチドも含む。
タンパク質は、ホルモン、酵素、受容体もしくはその部分、抗体もしくはその部分、またはリポータであるのが好ましい。例えば、タンパク質は、ヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リガーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼ、またはトランスフェラーゼ、例えば、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダーゼ、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−キシロシダーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エンドグルカナーゼ、エステラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、ムタナーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼ、またはキシラナーゼであってよい。
遺伝子は、原核生物、真核生物、またはその他の供給源から得ることができる。
本発明の酵素−デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)
DNase活性を有するポリペプチド、またはデオキシリボヌクレアーゼ(DNase)は、DNA骨格におけるホスホジエステル結合の加水分解切断を触媒し、これによって、DNAを分解するいずれかの酵素である。Dnase活性を有するポリペプチドおよびDnaseという2つの用語は、置き換え可能に用いられる。
本発明によれば、DNaseは、真菌から取得可能であり;特に、アスペルギルス属(Aspergillus)から取得可能なDNaseが好ましく;とりわけ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から取得可能なDNaseが好ましい。本発明の一実施形態では、デオキシリボヌクレアーゼ活性を有するポリペプチドは、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)由来のS1ヌクレアーゼではない。
本発明で用いるDNaseは、配列番号2のアミノ酸1〜206として示される配列番号2の成熟型ポリペプチドを含み、これは、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から取得可能である。
DNase活性を有するポリペプチドは、アスペルギルス属(Aspergillus)、例えば、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から得ることができる。本発明の一実施形態では、DNase活性を有するポリペプチドは、特許請求の範囲に記載するポリペプチドである。
本発明の一態様は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有し、DNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一態様では、ポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドと、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10アミノ酸だけ異なる。
一実施形態では、本発明は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有し、DNAse活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一態様では、本ポリペプチドは、配列番号9の成熟型ポリペプチドと、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10アミノ酸だけ異なる。
一実施形態では、本発明は、配列番号8に対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有し、DNAse活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一態様では、本ポリペプチドは、配列番号8の成熟型ポリペプチドと、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10アミノ酸だけ異なる。
本発明のポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸配列もしくはその対立遺伝子変異体を含むか、これから構成されることが好ましく;または、DNAse活性を有するその断片である。別の態様では、ポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドを含むか、これから構成される。他の態様において、ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸1〜206を含むか、これから構成される。
一実施形態において、ポリペプチドは、単離されている。本発明のポリペプチドは、配列番号9のアミノ酸配列もしくはその対立遺伝子変異体を含むか、これから構成されることが好ましく;または、DNAse活性を有するその断片である。別の態様では、ポリペプチドは、配列番号9の成熟型ポリペプチドを含むか、これから構成される。他の態様において、ポリペプチドは、配列番号9のアミノ酸1〜204を含むか、これから構成される。本発明の一態様は、配列番号8のアミノ酸配列からなるポリペプチドと、配列番号9のアミノ酸配列からなる本発明のポリペプチドを含むか、これらから本質的に構成される組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、低度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体(Sambrook,et al.,1989,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2d edition,Cold Spring Harbor,New York)にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、低度−中度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、中度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、中度−高度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、高度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態において、本発明は、極めて高度の緊縮条件下で、(i)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、(ii)そのcDNA配列、または(iii)(i)もしくは(ii)の完全長相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるDNase活性を有する、単離されたポリペプチドに関する。一実施形態では、ポリペプチドは、単離されている。
配列番号1のポリヌクレオチドもしくはそのサブ配列、ならびに配列番号2のポリペプチドもしくはその断片、または配列番号9のポリペプチドもしくはその断片を用いて、当技術分野でよく知られている方法に従って、異なる属もしくは種の系統からDNase活性を有するポリペプチドをコードするDNAを同定およびクローン化するための核酸プローブを設計することができる。特に、このようなプローブは、標準的なサザンブロッティング法の後に、含まれる対応する遺伝子を同定および単離するために、対象の細胞のゲノムDNAもしくはcDNAとのハイブリーダイゼーションに用いることできる。このようなプローブは配列全体よりもかなり短くてもよいが、長さが、例えば、少なくとも25、少なくとも35、または少なくとも70ヌクレオチドと、少なくとも15ヌクレオチドであるべきである。好ましくは、核酸プローブは、例えば、長さが少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも400ヌクレオチド、少なくとも500ヌクレオチド、少なくとも600ヌクレオチド、少なくとも700ヌクレオチド、少なくとも800ヌクレオチド、または少なくとも900ヌクレオチドと、長さが少なくとも100ヌクレオチドである。DNAおよびRNAプローブの両方を用いることができる。プローブは、典型的には、対応する遺伝子を検出するために標識化される(例えば、32P、3H、35S、ビオチン、またはアビジンで)。このようなプローブは本発明によって包含される。
このような他の系統から調製したゲノムDNAもしくはcDNAライブラリは、前述のプローブとハイブリダイズし、DNase活性を有するポリペプチドをコードするDNAについてスクリーニングしてもよい。このような他の系統由来のゲノムまたは他のDNAは、アガロースもしくはポリアクリルアミドゲル電気泳動、または、他の分離技術によって分離してもよい。これらのライブラリからのDNAまたは分離されたDNAは、ニトロセルロースもしくは他の好適なキャリア材料に移し、そこに固定化してもよい。配列番号1もしくはそのサブ配列とハイブリダイズするクローンもしくはDNAを同定するために、キャリア材料をサザンブロッティングに用いる。
本発明の目的に関して、ハイブリーダイゼーションとは、極めて低度の緊縮条件、低度の緊縮条件、低度−中度の緊縮条件、中度の緊縮条件、中度−高度の緊縮条件、高度の緊縮条件から極めて高度までの緊縮条件下で、(i)配列番号1;(ii)配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列;(iii)そのcDNA配列;(iv)その完全長相補体;または(v)そのサブ配列に対応する標識核酸プローブに、ポリヌクレオチドがハイブリダイズすることを意味する。核酸プローブがこれらの条件下でハイブリダイズする分子は、例えば、X線フィルムまたは当分野では公知の他のいずれかの検出手段を用いて検出することができる。
一実施形態では、本発明は、配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列に対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるDNase活性を有するポリペプチドに関する。別の態様では、ポリペプチドは、単離されている。
別の実施形態では、本発明は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む、配列番号2の成熟型ポリペプチドの変異体に関する。一実施形態では、配列番号2の成熟型ポリペプチドに導入されるアミノ酸置換、欠失および/または挿入の数は、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。アミノ酸変異は、副次的な性質のものであってもよく、すなわち、タンパク質の折り畳みおよび/もしくは活性に顕著に影響しない保存的アミノ酸置換もしくは挿入;典型的には1〜30アミノ酸の小さな欠失;アミノ−末端メチオニン残基などの小さなアミノ−もしくはカルボキシル−末端伸長;20〜25個以下の残基の小さなリンカーペプチド;あるいは、正味電荷、またはポリヒスチジン配列、抗原性エピトープもしくは結合性ドメインなどの他の機能を変化させることによって精製を促進させる小さな伸長であってもよい。
別の実施形態では、本発明は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む、配列番号9の成熟型ポリペプチドの変異体に関する。一実施形態では、配列番号9の成熟型ポリペプチドに導入されるアミノ酸置換、欠失および/または挿入の数は、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。アミノ酸変異は、副次的な性質のものであってもよく、すなわち、タンパク質の折り畳みおよび/もしくは活性に顕著に影響しない保存的アミノ酸置換もしくは挿入;典型的には1〜30アミノ酸の小さな欠失;アミノ−末端メチオニン残基などの小さなアミノ−もしくはカルボキシル−末端伸長;20〜25個以下の残基の小さなリンカーペプチド;あるいは、正味電荷、またはポリヒスチジン配列、抗原性エピトープもしくは結合性ドメインなどの他の機能を変化させることによって精製を促進させる小さな伸長であってもよい。
DNase酵素は、配列番号2のアミノ酸−37〜206として示されるアミノ酸配列またはDNase活性を有するその断片、例えば、成熟型ポリペプチドを含むか、またはこれから構成され得る。あるいは、DNase酵素は、配列番号2のアミノ酸−37〜206または配列番号2のアミノ酸1〜206の断片を含むか、またはこれから構成されてもよく、上記断片は、配列番号2のアミノおよび/またはカルボキシ末端から1つまたは複数のアミノ酸が欠失している。
DNase酵素は、配列番号9のアミノ酸1〜204として示されるアミノ酸配列またはDNase活性を有するその断片、例えば、成熟型ポリペプチドを含むか、またはこれから構成され得る。あるいは、DNase酵素は、配列番号9のアミノ酸1〜204または配列番号9のアミノ酸1〜204の断片を含むか、またはこれから構成されてもよく、上記断片は、配列番号9のアミノおよび/またはカルボキシ末端から1つまたは複数のアミノ酸が欠失している。
本発明はまた、前述のポリペプチドに対して実質的に相同性であるDNaseポリペプチド、およびその種相同体(パラログもしくはオルトログ)も提供する。本明細書において、「実質的に相同性である」という用語は、配列番号2のアミノ酸配列または配列番号9のアミノ酸配列、またはDNase活性を有するその断片、またはそのオルトログもしくはパラログに対して、少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、さらに好ましくは少なくとも97%、および最も好ましくは少なくとも99%以上同一である、ポリペプチドを表すのに用いられる。
別の実施形態において、配列番号2のDNaseは、1つまたは複数の(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む。別の実施形態では、配列番号9のDNaseは、1つまたは複数の(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む。一実施形態では、配列番号2の成熟型ポリペプチドまたは配列番号9の成熟型ポリペプチドに導入されるアミノ酸置換、欠失および/または挿入の数は、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、または9である。アミノ酸変異は、副次的な性質のものであってもよく、すなわち、タンパク質の折り畳みおよび/もしくは活性に顕著に影響しない保存的アミノ酸置換もしくは挿入;典型的には1〜30アミノ酸の小さな欠失;アミノ−末端メチオニン残基などの小さなアミノ−もしくはカルボキシル−末端伸長;20〜25個以下の残基の小さなリンカーペプチド;あるいは、正味電荷、またはポリヒスチジン配列、抗原性エピトープもしくは結合性ドメインなどの他の機能を変化させることによって精製を促進させる小さな伸長であってもよい。
保存的置換の例は、塩基性アミノ酸(アルギニン、リシンおよびヒスチジン)、酸性アミノ酸(グルタミン酸およびアスパラギン酸)、極性アミノ酸(グルタミンおよびアスパラギン)、疎水性アミノ酸(ロイシン、イソロイシンおよびバリン)、芳香族アミノ酸(フェニルアラニン、トリプトファンおよびチロシン)、ならびに低分子アミノ酸(グリシン、アラニン、セリン、スレオニンおよびメチオニン)の群に含まれる。特異活性を概して改変しないアミノ酸置換は当技術分野において公知であり、例えば、H.Neurath and R.L.Hill,1979,In,The Proteins,Academic Press,New Yorkに記載されている。一般的な置換は、Ala/Ser、Val/Ile、Asp/Glu、Thr/Ser、Ala/Gly、Ala/Thr、Ser/Asn、Ala/Val、Ser/Gly、Tyr/Phe、Ala/Pro、Lys/Arg、Asp/Asn、Leu/Ile、Leu/Val、Ala/GluおよびAsp/Glyである。
あるいは、アミノ酸変異は、ポリペプチドの物理化学的特性が改変されるような性質のものである。例えば、アミノ酸変異によって、ポリペプチドの熱安定性の向上、基質特異性の改変、至適pHの変化などをもたらし得る。
ポリペプチドにおける必須アミノ酸は、部位特異的突然変異誘発またはアラニン走査突然変異誘発(Cunningham and Wells,1989,Science 244:1081−1085)などの当技術分野において公知である手法に従って同定することができる。後者の技術では、単一のアラニン突然変異が分子中のすべての残基に導入され、得られたミュータント分子をDNase活性についてテストすることにより、分子の活性に重要なアミノ酸残基を同定する。また、Hilton et al.,1996,J.Biol.Chem.271:4699−4708を参照のこと。酵素の活性部位または他の生物学的相互作用は、推定上の接触部位アミノ酸の突然変異と併用した、核磁気共嗚、結晶構造解析、電子回折または光親和性標識などの技術によって判定される、構造の物理的分析によって決定することもできる。例えば、de Vos et al.,1992,Science 255:306−312;Smith et al.,1992,J.Mol.Biol.224:899−904;Wlodaver et al.,1992,FEBS Lett.309:59−64を参照のこと。必須アミノ酸のアイデンティティーは、関連ポリペプチドとのアラインメントから推測することもできる。
単一もしくは複数のアミノ酸置換、欠失、および/または挿入は、Reidhaar−Olson and Sauer,1988,Science 241:53−57;Bowie and Sauer,1989,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:2152−2156;国際公開第95/17413号パンフレット;または、国際公開第95/22625号パンフレットにより開示されているものなどの公知の突然変異誘発方法、組換え法、および/またはシャッフリング法、これに続く関連するスクリーニング法を用いて行い、テストすることができる。用いることができる他の方法としては、エラープローンPCR、ファージディスプレイ(例えば、Lowman et al.,1991,Biochemistry 30:10832−10837;米国特許第5,223,409号明細書;国際公開第92/06204号パンフレット)、および領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al.,1986,Gene 46:145;Ner et al.,1988,DNA 7:127)が挙げられる。
突然変異誘発/シャッフリング法は、宿主細胞によって発現されたクローン化突然変異誘発ポリペプチドの活性を検出するために、高スループット自動スクリーニング法と組み合わせることができる(Ness et al.,1999,Nature Biotechnology 17:893−896)。活性ポリペプチドをコードする突然変異誘発DNA分子は、宿主細胞から回収可能であり、技術分野における標準的な方法を用いて迅速に配列決定することが可能である。これらの方法によって、ポリペプチドにおける個別のアミノ酸残基の重要性を迅速に判定することが可能になる。
ポリペプチドは、1つのポリペプチドの一領域が、別のポリペプチドの一領域のN−末端またはC−末端で融合したハイブリッドポリペプチドであってもよい。
ポリペプチドは、別のポリペプチドが本発明のポリペプチドのN−末端またはC−末端で融合した融合ポリペプチドまたは切断可能な融合ポリペプチドであってもよい。融合ポリペプチドは、別のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを本発明のポリヌクレオチドに融合させることにより生成される。融合ポリペプチドを生成する技術は、当技術分野において公知であり、それらがフレーム中に収まり、且つ、融合ポリペプチドの発現が、同一のプロモータおよびターミネータの制御下にあるように、ポリペプチドをコードするコード配列を連結するステップを含む。融合ポリペプチドはまた、翻訳後に融合ポリペプチドが形成されるインテインテクノロジーを用いて構築してもよい(Cooper et al.,1993,EMBO J.12:2575−2583;Dawson et al.,1994,Science 266:776−779)。
融合ポリペプチドは、2つのポリペプチドの間に切断部位をさらに含むこともできる。融合タンパク質が分泌される際に、この部位が切断されて、2つのポリペプチドを遊離させる。切断部位の例としては、これらに限定されないが、以下:Martin et al.,2003,J.Ind.Microbiol.Biotechnol.3:568−576;Svetina et al.,2000,J.Biotechnol.76:245−251;Rasmussen−Wilson et al.,1997,Appl.Environ.Microbiol.63:3488−3493;Ward et al.,1995,Biotechnology 13:498−503;および、Contreras et al.,1991,Biotechnology 9:378−381;Eaton et al.,1986,Biochemistry 25:505−512;Collins−Racie et al.,1995,Biotechnology 13:982−987;Carter et al.,1989,Proteins:Structure,Function,and Genetics 6:240−248;ならびに、Stevens,2003,Drug Discovery World 4:35−48に開示されている部位が挙げられる。
洗剤液中のDNaseの濃度は、典型的には、0.00004〜100ppm酵素タンパク質の範囲、例えば、 0.00008〜100の範囲、0.0001〜100の範囲、0.0002〜100の範囲、0.0004〜100の範囲、0.0008〜100の範囲、0.001〜100ppm酵素タンパク質の範囲、0.01〜100ppm酵素タンパク質の範囲、好ましくは0.05〜50ppm酵素タンパク質の範囲、より好ましくは0.1〜50ppm酵素タンパク質の範囲、より好ましくは0.1〜30ppm酵素タンパク質の範囲、より好ましくは0.5〜20ppm酵素タンパク質の範囲、最も好ましくは0.5〜10ppm酵素タンパク質の範囲である。
本発明のDNaseは、少なくとも0.002mgのDNaseタンパク質、例えば、少なくとも0.004mgのDNaseタンパク質、少なくとも0.006mgのDNaseタンパク質、少なくとも0.008mgのDNaseタンパク質、少なくとも0.01mgのDNaseタンパク質、少なくとも0.1mgのタンパク質、好ましくは少なくとも1mgのタンパク質、より好ましくは少なくとも10mgのタンパク質、さらに好ましくは少なくとも15mgのタンパク質、非常に好ましくは少なくとも20mgのタンパク質、最も好ましくは少なくとも25mgのタンパク質に対応する量で、洗剤組成物に添加してよい。従って、洗剤組成物は、少なくとも0.00008%のDNaseタンパク質、好ましくは少なくとも0.002%、0.003%、0.004%、0.005%、0.006%、0.008%、0.01%、0.02%、0.03%、0.05%、0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%または1.0%のDNaseタンパク質を含み得る。
本発明の洗剤組成物のDNaseは、従来の安定剤、例えば、プロピレングリコールもしくはグリセロールなどのポリオール、糖もしくは糖アルコール、乳酸、ホウ酸、もしくはホウ酸誘導体、例えば、芳香族ホウ酸エステル、または4−ホルミルフェニルボロン酸などのフェニルボロン酸誘導体を用いて安定化させてもよく、組成物は、例えば、国際公開第92/19709号パンフレットおよび国際公開第92/19708号パンフレットに記載されているように製剤化してもよい。
また、本発明のポリペプチドは、本明細書において参照により援用されている国際公開第72/07202号パンフレットに開示されている洗剤製剤に組み込むことも可能である。
洗剤組成物
一実施形態において、本発明は、本発明の酵素を1種または複数種の追加のクリーニング組成成分と共に含む洗剤組成物に関する。一実施形態では、洗剤組成物は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む。別の実施形態では、洗剤は、配列番号8のアミノ酸配列から構成されるポリペプチドと、配列番号9のアミノ酸配列から構成される本発明のポリペプチドとを含む。一実施形態では、洗剤組成物は、固体形態である。別の実施形態では、洗剤組成物は、液体形態である。追加成分の選択は、当業者の技能の範囲内であり、以下に記載する非制限的な成分例などの従来の成分を含む。
液体洗剤組成物
液体洗剤組成物は、本発明のマイクロカプセルを含むことができ、従って、液体および粉末洗剤、ならびにセッケンおよび洗剤バーなどのあらゆる形態の任意の洗剤組成物の一部を成し得る。
一実施形態において、本発明は、1種または複数種の追加のクリーニング組成成分の組み合わせた、前述のマイクロカプセルを含む液体洗剤組成物に関する。
前述のように、マイクロカプセルは、0.0001%〜5%(w/w)の活性酵素タンパク質(AEP);好ましくは0.001%〜5%、より好ましくは0.005%〜5%、より好ましくは0.005%〜4%、より好ましくは0.005%〜3%、より好ましくは0.005%〜2%、さらに好ましくは0.01%〜2%、および最も好ましくは0.01%〜1%(w/w)の活性酵素タンパク質に対応する量で液体洗剤組成物に添加することができる。
液体洗剤組成物は、固体(または気体)ではない物理的形態を有する。これは、注加適性液体、ペースト、注加適性ゲルもしくは非注加適性ゲルであってもよい。これは、等方性または構造化のいずれであってもよく、等方性であるのが好ましい。これは、自動洗浄機での洗浄または手洗いに有用な製剤であってもよい。これはまた、シャンプー、歯磨きペースト、またはハンドソープなどのパーソナルケア製品であってもよい。
液体洗剤組成物は、水性であってもよく、典型的には少なくとも20重量%および95%以下の水、例えば、70%以下の水、50%以下の水、40%以下の水、30%以下の水、または20%以下の水を含有する。これらに限定されないが、アルカノール、アミン、ジオール、エーテルおよびポリオールなどの他のタイプの液体を水性液体洗剤に含有させてもよい。水性液体洗剤は、0〜30%の有機溶媒を含有し得る。液体洗剤は、非水性であってもよく、その場合、含水率は、10%未満、好ましくは5%未満である。
洗剤成分は、水溶性ポーチ中のコンパートメントによって互いに物理的に隔離することができる。これによって、成分同士のマイナスの保存相互作用を回避することができる。また、コンパートメント各々の異なる溶解プロフィールによって、洗浄溶液中の選択した成分の溶解を遅延させることもできる。
洗剤組成物は、単位用量製品の形態を採ってもよい。単位用量製品は、再使用不可能な容器への単回用量のパッケージングである。これは、洗濯用洗剤で使用されることが多くなっている。洗剤の単回用量製品は、1回の洗浄に使用する量の洗剤のパッケージング(例えば、水溶性フィルムから製造されたポーチ中の)である。
ポーチは、例えば、水との接触前にポーチから組成物を漏出させずに、組成物を保持するのに適したいずれの形態、形状および材料であってもよい。ポーチは、内容積を収容する水溶性フィルムから製造される。この内容積は、ポーチの複数のコンパートメントに分割することができる。好ましいフィルムは、ポリマー材料であり、フィルムまたはシートに形成されるポリマーであるのが好ましい。好ましいポリマー、コポリマーまたはその誘導体は、ポリアクリレート、および水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムデキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、ポリビニルアルコールコポリマーおよびヒドロキシメチルセルロース(HPMC)であるのが最も好ましい。好ましくは、フィルム、例えば、PVA中のポリマーのレベルは、少なくとも約60%である。好ましい平均分子量は、典型的には、約20,000〜約150,000であろう。フィルムはまた、ポリアクチドおよびポリビニルアルコールなどの加水分解性および水溶性ポリマーブレンド(Chris Craft in.Prod.Of Gary,Ind.,USから販売されている商品参照番号M8630で知られる)ならびにグリセロール、エチレングリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびこれらの混合物などの可塑剤を含むブレンド組成物であってもよい。ポーチは、水溶性フィルムで隔てられた、固体洗濯クリーニング組成物もしくは一部の成分および/または液体クリーニング組成物または一部の成分を含有することができる。液体成分のコンパートメントは、固形物を含有するコンパートメントと組成が異なり得る(例えば、米国特許出願第2009/0011970号明細書を参照のこと)。
洗剤成分の選択には、生地ケアの場合、クリーニングする生地の種類、汚れの種類および/または程度、クリーニングが実施される温度、ならびに洗剤製品の配合の考慮が含まれ得る。以下に述べる成分は、具体的な機能性に従い概略的見出しにより分類するが、当業者には理解されるように、1つの成分が別の機能性を含む場合もあるため、これを限定として解釈すべきではない。
追加の成分の選択は、当業者の技能の範囲内であり、以下に記載する非限定的成分の例などの従来の成分を含む。
界面活性剤
洗剤組成物は、アニオン性および/またはカチオン性および/またはノニオン性および/または半極性および/または両イオン性、またはこれらの混合物であり得る1種または複数種の界面活性剤を含んでもよい。特定の実施形態において、洗剤組成物は、1種または複数種のノニオン性界面活性剤および1種または複数種のアニオン性界面活性剤の混合物を含む。界面活性剤は、典型的には、約0.1重量%〜60重量%、例えば、約1%〜約40%、または約3%〜約20%、または約3%〜約10%などのレベルで存在する。界面活性剤は所望のクリーニング用途に基づいて選択され、当分野において公知であるいずれかの従来の界面活性剤を含み得る。
含まれる場合、洗剤は、通常、約1重量%〜約40重量%のアニオン性界面活性剤、例えば、約5%〜約15%、または約15%〜約20%、または約20%〜約25%を含む、約5%〜約30%のアニオン性界面活性剤を含有するであろう。アニオン性界面活性剤の非限定的な例としては、硫酸塩およびスルホン酸塩、特に、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、LASの異性体、分岐アルキルベンゼンスルホン酸塩(BABS)、フェニルアルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、オレフィンスルホン酸塩、アルケンスルホン酸塩、アルカン−2,3−ジイルビス(硫酸塩)、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩およびジスルホン酸塩、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などの硫酸アルキル(AS)、脂肪族アルコール硫酸塩(FAS)、第1級アルコール硫酸塩(PAS)、アルコールエーテル硫酸塩(アルコールエトキシ硫酸塩または脂肪族アルコールエーテル硫酸塩としても知られるAESまたはAEOSまたはFES)、第2級アルカンスルホン酸塩(SAS)、パラフィンスルホン酸塩(PS)、スルホン酸エステル、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル、スルホン酸メチルエステル(MES)を含むα−スルホ脂肪酸メチルエステル(α−SFMeまたはSES)、アルキル−またはアルケニルコハク酸、ドデセニル/テトラデセニルコハク酸(DTSA)、アミノ酸の脂肪酸誘導体、スルホコハク酸または脂肪酸(セッケン)の塩のジエステルおよびモノエステル、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
含まれる場合、洗剤は、通常、約1重量%〜約40重量%、例えば、約0.5%〜約30%、特に約1%〜約20%、約3%〜約10%、例えば、約3%〜約5%、約8%〜約12%、または約10%〜約12%などのカチオン性界面活性剤を含む。カチオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルキルジメチルエタノール第4級アミン(ADMEAQ)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)、ジメチルジステアリルアンモニウム塩化物(DSDMAC)、およびアルキルベンジルジメチルアンモニウム、アルキル第4級アンモニウム化合物、アルコキシル化第4級アンモニウム(AQA)化合物、エステルクアット(ester quats)、ならびにこれらの組合せが挙げられる。
含まれる場合、洗剤は、通常、約0.2重量%〜約40重量%、例えば約0.5%〜約30%、特に約1%〜約20%、約3%〜約10%、例えば、約3%〜約5%、約8%〜約12%、または約10%〜約12%などのノニオン性界面活性剤を含有するであろう。ノニオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルコールエトキシレート(AEまたはAEO)、アルコールプロポキシレート、プロポキシル化脂肪族アルコール(PFA)、エトキシル化および/またはプロポキシル化脂肪酸アルキルエステルなどのアルコキシル化脂肪酸アルキルエステル、アルキルフェノールエトキシレート(APE)、ノニルフェノールエトキシレート(NPE)、アルキルポリグリコシド(APG)、アルコキシル化アミン、脂肪酸モノエタノールアミド(FAM)、脂肪酸ジエタノールアミド(FADA)、エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド(EFAM)、プロポキシル化脂肪酸モノエタノールアミド(PFAM)、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド、または、グルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(グルカミド、GA、もしくは脂肪酸グルカミド、FAGA)、ならびに商品名SPANおよびTWEENで入手可能な生成物、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
含まれる場合、洗剤は、通常、約0重量%〜約40重量%の半極性界面活性剤を含有するであろう。半極性界面活性剤の非限定的な例としては、アルキルジメチルアミンオキシド、N−(ココアルキル)−N,N−ジメチルアミンオキシドおよびN−(獣脂−アルキル)−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ならびにこれらの組み合わせなどのアミンオキシド(AO)が挙げられる。
含まれる場合、洗剤は、通常、約0重量%〜約40重量%の両性イオン性界面活性剤を含有するであろう。両性イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルキルジメチルベタイン、スルホベタイン、およびこれらの組み合わせなどのベタインが挙げられる。
ヒドロトロープ
ヒドロトロープは、疎水性化合物を水溶液(または、反対に、極性物質を非極性環境)中に可溶化させる化合物である。典型的には、ヒドロトロープは、親水特性および疎水特性の両方を有する(いわゆる、界面活性剤から公知である両親媒性特性)が;しかしながら、ヒドロトロープの分子構造は、一般に、自発的な自己凝集を好まず、例えば、Hodgdon and Kaler(2007),Current Opinion in Colloid & Interface Science 12:121−128による概説を参照のこと。ヒドロトロープは、ミセル相、層状相または他の良好に画定されたメソ相を形成する界面活性剤および脂質について見出されるような、超えると自己凝集を生じる限界濃度を示さない。代わりに、多くのヒドロトロープは、凝集物の大きさが濃度の増加に伴って大型化する連続タイプの凝集プロセスを示す。しかしながら、多くのヒドロトロープは、水、脂、界面活性剤およびポリマーの混合物を含む、極性および非極性特性の物質を含有する系の相挙動、安定性およびコロイド特性を改変させる。ヒドロトロープは、伝統的に、製薬、パーソナルケア、食品から技術的用途にわたり産業で用いられている。洗剤組成物中においてヒドロトロープを使用することにより、相分離または高粘度などの望ましくない現象を誘起することなく、例えば、界面活性剤のより濃縮された配合物(水を排除することにより液体洗剤をコンパクトにするプロセスのとおり)が可能となる。
洗剤は、0〜10重量%、例えば約0.5〜約5%または約3%〜約5%などの0〜5重量%のヒドロトロープを含有し得る。洗剤において用いられる技術分野において公知であるいずれかのヒドロトロープが利用され得る。ヒドロトロープの非限定的な例としては、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム(STS)、キシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)、クメンスルホン酸ナトリウム(SCS)、シメンスルホン酸ナトリウム、アミンオキシド、アルコールおよびポリグリコールエーテル、ヒドロキシナフタレンナトリウム、ヒドロキシナフタレンスルホン酸ナトリウム、エチルヘキシル硫酸ナトリウム、ならびに、これらの組み合わせが挙げられる。
ビルダーおよびコビルダー
洗剤組成物は、約0〜65重量%、例えば、約5%〜約50%などの洗剤ビルダーもしくはコビルダー、またはこれらの混合物を含有してもよい。ビルダーおよび/またはコビルダーは、特に、CaおよびMgと共に水溶性錯体を形成するキレート化剤であってもよい。洗剤に用いられる、当分野で公知のいずれのビルダーおよび/またはコビルダーを使用してもよい。ビルダーの非限定的な例としては、ゼオライト、二リン酸塩(ピロリン酸塩)、三リン酸ナトリウム(STPまたはSTPP)などの三リン酸塩、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩、メタケイ酸ナトリウムなどの可溶性ケイ酸塩、層状ケイ酸塩(例えば、Hoechst製SKS−6)、2−アミノエタン−1−オール(MEA)、ジエタノールアミン(DEA、また、2,2’−イミノジエタノール−1−オールとしても知られる)、トリエタノールアミン(TEA、また、2,2’,2’’−ニトリロトリエタノール−1−オールとしても知られる)などのエタノールアミン、および、(カルボキシメチル)イヌリン(CMI)、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
洗剤組成物はまた、約0〜50重量%、例えば、約5%〜約30%などの洗剤コビルダーを含有してもよい。洗剤組成物は、コビルダーを単独で含んでも、または、例えばゼオライトビルダーといったビルダーと組み合わせて含んでもよい。コビルダーの非限定的な例としては、ポリ(アクリル酸)(PAA)またはコポリ(アクリル酸/マレイン酸)(PAA/PMA)などのポリアクリレートのホモポリマーまたはそのコポリマーが挙げられる。さらに非限定的な例としては、クエン酸塩、アミノカルボン酸塩、アミノポリカルボン酸塩およびホスホン酸塩などのキレート剤、ならびにアルキル−またはアルケニルコハク酸が挙げられる。別の具体例としては、2,2’,2’’−ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、イミノジコハク酸(IDS)、エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)(EDTMPA)、ジエチレントリアミンペンタキス(メチレンホスホン酸)(DTMPAもしくはDTPMPA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(EDG)、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−モノプロピオン酸(ASMP)、イミノジコハク酸(IDA)、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)−グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)−グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、α−アラニン−N,N−二酢酸(α−ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)およびスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)、N−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン−N,N’,N’’−三酢酸(HEDTA)、ジエタノールグリシン(DEG)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、アミノトリス(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ならびにこれらの組み合わせおよびこれらの塩が挙げられる。さらなるビルダーおよび/またはコビルダーの例は、例えば、国際公開第09/102854号パンフレット、米国特許第5977053号明細書に開示されている。
漂白系
洗剤は、0〜30重量%、例えば、約1%〜約20%などの漂白系を含有してもよい。洗剤に用いられる、当分野で公知のいずれの漂白系を使用してもよい。好適な漂白系成分としては、漂白触媒、光漂白剤、漂白活性化剤、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムおよび過酸化水素−尿素(1:1)などの過酸化水素の供給源、事前に形成した過酸、ならびにこれらの混合物が挙げられる。好適な事前に形成した過酸としては、これらに限定されないが、ペルオキシカルボン酸および塩、ジペルオキシジカルボン酸、ペルイミド酸(perimidic acid)および塩、過イミド酸および塩、ペルオキシ一硫酸および塩、例えば、Oxone(登録商標)、ならびに、これらの混合物が挙げられる。漂白系の非限定的な例としては、ペルオキシド系漂白系が挙げられ、これは、例えば、過ホウ酸(通常は一水和物または四水和物)、過炭酸、過硫酸、過リン酸、過ケイ酸のナトリウム塩などのアルカリ金属塩を含む無機塩を、過酸−形成性漂白活性化剤と組み合わせて含み得る。本明細書において漂白活性化剤という用語は、過酸化水素と反応して、過加水分解(perhydrolysis)により、過酸を形成する化合物を意味する。このようにして形成された過酸は、活性化された漂白剤を構成する。本明細書で用いる好適な漂白活性化剤は、エステル、アミド、イミドまたは無水物のクラスに属するものを含む。好適な例は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ナトリウム4−[(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)オキシ]ベンゼン−1−スルホン酸塩(ISONOBS)、4−(ドデカノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸塩(LOBS)、4−(デカノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸塩、4−(デカノイルオキシ)安息香酸塩(DOBSもしくはDOBA)、4−(ノナノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸塩(NOBS)、および/または国際公開第98/17767号パンフレットに開示されているものである。対象の漂白活性化剤の特定のファミリーが欧州特許第624154号明細書に開示されており、そのファミリーにおいて、クエン酸アセチルトリエチル(ATC)が特に好ましい。ATCまたは短鎖トリグリセリド様トリアセチンは、環境にやさしいという利点を有する。さらに、クエン酸アセチルトリエチルおよびトリアセチンは、貯蔵に際して生成物における良好な加水分解安定性を有しており、これは効果的な漂白活性化剤である。最後に、ATCは、過加水分解反応中に放出されたクエン酸塩がビルダーとして機能し得るため、多機能性である。あるいは、漂白系は、例えば、アミド、イミド、またはスルホンタイプの過酸を含み得る。漂白系はまた、6−(フタルイミド)ペルオキシヘキサン酸(PAP)などの過酸を含んでもよい。漂白系はまた、漂白触媒を含んでいてもよい。一部の実施形態において、漂白剤成分は、以下の式を有する有機触媒:
Figure 2017512885
(iii)およびこれらの混合物
(式中、各R1は、独立して、9〜24個の炭素を含有する分岐アルキル基または11〜24個の炭素を含有する直鎖アルキル基であり、好ましくは、各R1は、独立して、9〜18個の炭素を含有する分岐アルキル基または11〜18個の炭素を含有する直鎖アルキル基であり、より好ましくは、各R1は、独立して、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、イソノニル、イソデシル、イソトリデシルおよびイソペンタデシルからなる群から選択される)
からなる群から選択される有機触媒であってもよい。他の例示的な漂白系は、例えば、国際公開第2007/087258号パンフレット、国際公開第2007/087244号パンフレット、国際公開第2007/087259号パンフレット、欧州特許第1867708号明細書(ビタミンK)、および国際公開第2007/087242号パンフレットに記載されている。好適な光漂白剤は、例えばスルホン化亜鉛またはアルミニウムフタロシアニンであってよい。
漂白成分は、漂白触媒、特に、有機漂白触媒以外に、過酸の供給源を含むのが好ましい。過酸の供給源は、(a)事前形成された過酸;(b)好ましくは漂白活性化剤と組み合わせた、過炭酸、過ホウ酸または過硫酸塩(過酸化水素の供給源);ならびに(c)ペルヒドロラーゼ酵素、および生地処理ステップ中に水の存在下、in situで過酸を形成するエステルから選択してよい。
ポリマー
洗剤は、0.5〜5%、2〜5%、0.5〜2%または0.2〜1%などの0〜10重量%のポリマーを含有する。洗剤において用いられる技術分野において公知であるいずれかのポリマーが利用され得る。ポリマーは、上記のとおりコビルダーとして機能し得、または、再汚染防止、繊維保護、汚染物遊離、移染防止、油脂クリーニングおよび/または消泡特性をもたらし得る。いくつかのポリマーは、上記の特性を2つ以上および/または下記のモチーフを2つ以上有している場合がある。例示的なポリマーとしては、(カルボキシメチル)セルロース(CMC)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)、ポリ(エチレングリコール)またはポリ(エチレンオキシド)(PEG)、エトキシル化ポリ(エチレンイミン)、カルボキシメチルイヌリン(CMI)、および、PAAなどのポリカルボキシレート、PAA/PMA、ポリ−アスパラギン酸、および、ラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマー、疎水性修飾CMC(HM−CMC)およびシリコーン、テレフタル酸とオリゴマー系グリコールとのコポリマー、ポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(オキシエテンテレフタレート)とのコポリマー(PET−POET)、PVP、ポリ(ビニルイミダゾール)(PVI)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)(PVPOまたはPVPNO)、ならびに、ポリビニルピロリドン−ビニルイミダゾール(PVPVI)が挙げられる。さらに例示的なポリマーとしては、スルホン化ポリカルボキシレート、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシド(PEO−PPO)およびジクアタニウムエトキシスルフェートが挙げられる。他の例示的なポリマーは、例えば、国際公開第2006/130575号パンフレットに開示されている。上記のポリマーの塩もまた予期される。
布地色調剤
本発明の洗剤組成物はまた、染料または顔料などの布地色調剤を含んでいてもよく、これは、洗剤組成物に配合された場合に、前記布地が前記洗剤組成物を含む洗浄液と接触させられる際に布地に付着し、これにより、可視光の吸収/反射を介して前記布地の色合いを変えることが可能である。蛍光性白色化剤は少なくともいくらかの可視光を放つ。対照的に、布地色調剤は、可視光スペクトルの少なくとも一部分を吸収することで表面の色合いを変える。好適な布地色調剤としては、染料および染料−クレイ複合体が挙げられ、また、顔料もまた挙げられ得る。好適な染料としては、微小分子染料および高分子染料が挙げられる。好適な微小分子染料としては、例えば国際公開第2005/03274号パンフレット、国際公開第2005/03275号パンフレット、国際公開第2005/03276号パンフレットおよび欧州特許第1876226号明細書(本明細書において参照により援用される)に記載されている、Direct Blue、Direct Red、Direct Violet、Acid Blue、Acid Red、Acid Violet、Basic Blue、Basic VioletおよびBasic Red、または、これらの混合物の染料索引(C.I.)分類に属する染料からなる群から選択される微小分子染料が挙げられる。洗剤組成物は、約0.00003重量%〜約0.2重量%、約0.00008重量%〜約0.05重量%またはさらには約0.0001重量%〜約0.04重量%の布地色調剤を含むことが好ましい。組成物は、0.0001重量%〜0.2重量%の布地色調剤を含み得、これは、組成物が単位用量ポーチの形態である場合に特に好ましい場合がある。好適な色調剤はまた、例えば、国際公開第2007/087257号パンフレット、および国際公開第2007/087243号パンフレットに開示されている。
酵素
洗剤添加剤、ならびに洗剤組成物は、例えばラッカーゼ、および/またはペルオキシダーゼといった、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼなどの1種または複数種の追加の酵素を含み得る。
一般に、選択された酵素の特性は、選択された洗剤と適合性であるべきであり(すなわち、至適pH、他の酵素成分および非酵素成分との適合性など)、また、酵素は有効量で存在すべきである。好ましい実施形態では、洗剤添加物または洗剤組成物は、プロテアーゼを含む。別の実施形態では、前記プロテーゼは、配列番号10に対して、少なくとも90%、例えば、少なくとも95%、例えば、100%の配列同一性を有する。
セルラーゼ
好適なセルラーゼは、細菌性または真菌性由来のものを含む。化学的に修飾されたミュータントまたはタンパク質改変ミュータントが含まれる。好適なセルラーゼとしては、例えば、米国特許第4,435,307号明細書、米国特許第5,648,263号明細書、米国特許第5,691,178号明細書、米国特許第5,776,757号明細書および国際公開第89/09259号パンフレットに開示されている、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)およびフザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)から産生される真菌セルラーゼといった、バチルス属(Bacillus)、シュードモナス属(Pseudomonas)、フミコラ属(Humicola)、フザリウム属(Fusarium)、チエラビア属(Thielavia)、アクレモニウム属(Acremonium)由来のセルラーゼが挙げられる。
特に好適なセルラーゼは、色の取り扱いに関する有益性を有するアルカリ性または中性セルラーゼである。このようなセルラーゼの例は、欧州特許第0,495,257号明細書、欧州特許第0,531,372号明細書、国際公開第96/11262号パンフレット、国際公開第96/29397号パンフレット、国際公開第98/08940号パンフレットに記載されているセルラーゼである。他の例は、国際公開第94/07998号パンフレット、欧州特許第0,531,315号明細書、米国特許第5,457,046号明細書、米国特許第5,686,593号明細書、米国特許第5,763,254号明細書、国際公開第95/24471号パンフレット、国際公開第98/12307号パンフレットおよび国際公開第99/001544号パンフレットに記載されているものなどのセルラーゼ変異体である。
他のセルラーゼは、国際公開第2002/099091号パンフレットの配列番号2の1位〜773位のアミノ酸配列に対して少なくとも97%同一性の配列を有するエンド−β−1,4−グルカナーゼ酵素、またはファミリー44キシログルカナーゼ(国際公開第2001/062903号パンフレットの配列番号2の40位〜559位のアミノ酸配列に対して少なくとも60%同一性の配列を有するキシログルカナーゼ酵素である)。
市販されているセルラーゼとしては、Celluzyme(商標)、およびCarezyme(商標)(Novozymes A/S)、Carezyme Premium(商標)(Novozymes A/S)、Celluclean(商標)(Novozymes A/S)、Celluclean Classic(商標)(Novozymes A/S)、Cellusoft(商標)(Novozymes A/S)、Whitezyme(商標)(Novozymes A/S)、Clazinase(商標)およびPuradax HA(商標)(Genencor International Inc.)およびKAC−500(B)(商標)(花王株式会社)が挙げられる。
プロテアーゼ
好適なプロテアーゼは、細菌、真菌、植物、ウイルスもしくは動物由来、例えば、野菜または微生物由来のものを含む。微生物由来のものが好ましい。化学的に修飾されたミュータントまたはタンパク質改変ミュータントが含まれる。これは、セリンプロテアーゼまたはメタロプロテアーゼなどのアルカリ性プロテーゼであってよい。セリンプロテアーゼは、例えば、S1ファミリー、例えば、トリプシン、またはスブチリシンなどのS8ファミリーのものであってよい。メタロプロテアーゼは、例えば、ファミリーM4などからのサーモリシン、またはM5、M7もしくはM8ファミリーのものなどの他のメタロプロテアーゼであってよい。
「スブチラーゼ」という用語は、Siezen et al.,Protein Engng.4(1991)719−737およびSiezen et al.Protein Science 6(1997)501−523による、セリンプロテアーゼのサブグループを指す。セリンプロテアーゼは、活性部位にセリンを有することを特徴とするプロテアーゼのサブグループであり、これは、基質と一緒に共有結合付加体を形成する。スブチラーゼは、6つの下位区分、すなわち、スブチリシンファミリー、サーミターゼ(Thermitase)ファミリー、プロテイナーゼK(Proteinase K)ファミリー、ランチビオチック(Lantibiotic)ペプチダーゼファミリー、ケキシン(Kexin)ファミリーおよびピロリシン(Pyrolysin)ファミリーにさらに分類することができる。
スブチラーゼの例は、米国特許第7262042号明細書および国際公開第09/021867号パンフレットに記載されている、例えば、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・アルカロフィルス(B.alkalophilus)、枯草菌(B.subtilis)、バチルス・アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)およびバチルス・ギブソニ(Bacillus gibsonii)などのバチルス属(Bacillus)から得られるもの、ならびに国際公開第89/06279号パンフレットに記載されているスブチリシン・レンツス(subtilisin lentus)、スブチリシン(subtilisin)Novo、スブチリシン(subtilisin)Carlsberg、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、スブチリシン(subtilisin)BNP’、スブチリシン(subtilisin)309、スブチリシン(subtilisin)147およびスブチリシン(subtilisin)168、ならびに(国際公開第93/18140号パンフレット)に記載されているプロテアーゼPD138である。その他の有用なプロテアーゼの例は、国際公開第92/175177号パンフレット、国際公開第01/016285号パンフレット、国際公開第02/026024号パンフレットおよび国際公開第02/016547号パンフレットに記載されているものであり得る。トリプシン様プロテアーゼの例は、トリプシン(例えば、ブタまたはウシ由来)、ならびに国際公開第89/06270号パンフレット、国際公開第94/25583号パンフレットおよび国際公開第05/040372号パンフレットに記載されているフザリウム属(Fusarium)プロテアーゼ、ならびに国際公開第05/052161号パンフレットおよび国際公開第05/052146号パンフレットに記載されているセルモナス(Cellumonas)から得られるキモトリプシンプロテアーゼである。
別の好ましいプロテアーゼは、国際公開第95/23221号パンフレットに記載されているバチルス・レンツス(Bacillus lentus)DSM5483からのアルカリ性プロテーゼ、ならびに国際公開第92/21760号パンフレット、国際公開第95/23221号パンフレット、欧州特許第1921147号明細書および欧州特許第1921148号明細書に記載されているその変異体である。
メタロプロテアーゼの例は、国際公開第07/044993号明細書(Genencort Int.)に記載されている中性メタロプロテアーゼ、例えば、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)から得られるものなどである。
有用なプロテアーゼの例は、国際公開第92/19729号パンフレット、国際公開第96/034946号パンフレット、国際公開第98/20115号パンフレット、国際公開第98/20116号パンフレット、国際公開第99/011768号パンフレット、国際公開第01/44452号パンフレット、国際公開第03/006602号パンフレット、国際公開第04/03186号パンフレット、国際公開第04/041979号パンフレット、国際公開07/006305号パンフレット、国際公開第11/036263号パンフレット、国際公開第11/036264号パンフレットに記載されている変異体であって、特に、BPN’番号付けを用いて、以下の1つまたは複数の位置に置換を伴う変異体である:3、4、9、15、27、36、57、68、76、87、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、106、118、120、123、128、129、130、160、167、170、194、195、199、205、206、217、218、222、224、232、235、236、245、248、252および274。より好ましいスブチラーゼ変異体は、次の突然変異を有し得る:S3T、V4I、S9R、A15T、K27R,*36D、V68A、N76D、N87S,R、*97E、A98S、S99G,D,A、S99AD、S101G,M,R S103A、V104I,Y,N、S106A、G118V,R、H120D,N、N123S、S128L、P129Q、S130A、G160D、Y167A、R170S、A194P、G195E、V199M、V205I、L217D、N218D、M222S、A232V、K235L、Q236H、Q245R、N252K、T274A(BPN’番号付けを用いて)。
好適な市販されているタンパク分解酵素としては、次の商品名:Alcalase(登録商標)、Duralase(商標)、Durazym(商標)、Relase(登録商標)、Relase(登録商標)Ultra、Savinase(登録商標)、Savinase(登録商標)Ultra、Primase(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase(登録商標)Ultra、Ovozyme(登録商標)、Coronase(登録商標)、Coronase(登録商標)Ultra、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)およびEsperase(登録商標)(Novozymes A/S)で販売されているもの、ならびに次の商品名:Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Preferenz(商標)、Purafect MA(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、Purafect OxP(登録商標)、Puramax(登録商標)、Properase(登録商標)、Effectenz(商標)、FN2(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、Opticlean(登録商標)およびOptimase(登録商標)(Danisco/DuPont)、Axapem(商標)(Gist−Brocases N.V.)、BLAP(米国特許第5352604号明細書の図29に示される配列)およびその変異体(Henkel AG)、およびKAP(バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)スブチリシン)(花王株式会社から)で販売されているものが挙げられる。
リパーゼおよびクチナーゼ
好適なリパーゼおよびクチナーゼは、細菌または真菌由来のものを含む。化学的に修飾されたミュータント酵素またはタンパク質改変ミュータント酵素が含まれる。例としては、欧州特許第258068号明細書および欧州特許第305216号明細書に記載されている、テルモマイセス属(Thermomyces)由来、例えば、T.ラヌギノスス(T.lanuginosus)(以前はフミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)と命名されていた)由来のリパーゼ;例えば、H.インソレンス(H.insolens)といったフミコラ属(Humicola)由来のクチナーゼ(国際公開第96/13580号パンフレット)、例えば、P.アルカリゲネス(P.alcaligenes)またはP.シュードアルカリアルカリゲネス(P.pseudoalcaligenes)(欧州特許第218272号明細書)、P.セパシア(P.cepacia)(欧州特許第331376号明細書)、シュードモナス属(P.sp.)SD705株(国際公開第95/06720号パンフレットおよび国際公開第96/27002号パンフレット)、P.ウィスコンシネンシス(P.wisconsinensis)(国際公開第96/12012号パンフレット)といったシュードモナス属(Pseudomonas)(これらの一部は、現在、バークホルデリア属(Burkholderia)と改名されている)株由来のリパーゼ;GDSLタイプのストレプトマイセス(Streptomyces)リパーゼ(国際公開第10/065455号パンフレット)、イネいもち病菌(Magnaporthe grisea)(国際公開第10/107560号パンフレット)、シュードモナス・メンドシナ(Pseudomonas mendocina)由来のクチナーゼ(米国特許第5,389,536号明細書)、サーモビフィダ・フスカ(Thermobifida fusca)由来のリパーゼ(国際公開第11/084412号パンフレット)、ジェオバシラス・ステアロサーモフィラス(Geobacillus stearothermophilus)リパーゼ(国際公開第11/084417号パンフレット)、枯草菌(Bacillus subtilis)由来のリパーゼ(国際公開第11/084599号パンフレット)、ならびにストレプトマイセス・グリセウス (Streptomyces griseus)(国際公開第11/150157号パンフレット)およびストレプトマイセス・プリスチナエスピラリス(S.pristinaespiralis)(国際公開第12/137147号パンフレット)由来のリパーゼが挙げられる。
他の例は、欧州特許第407225号明細書、国際公開第92/05249号パンフレット、国際公開第94/01541号パンフレット、国際公開第94/25578号パンフレット、国際公開第95/14783号パンフレット、国際公開第95/30744号パンフレット、国際公開第95/35381号パンフレット、国際公開第95/22615号パンフレット、国際公開第96/00292号パンフレット、国際公開第97/04079号パンフレット、国際公開第97/07202号パンフレット、国際公開第00/34450号パンフレット、国際公開第00/60063号パンフレット、国際公開第01/92502号パンフレット、国際公開第07/87508号パンフレットおよび国際公開第09/109500号パンフレットに記載のものなどのリパーゼ変異体である。
好ましい市販されているリパーゼ酵素としては、Lipolase(商標)、Lipex(商標);Lipolex(商標)およびLipoclean(商標)(Novozymes A/S)、Lumafast(当初、Genencorから市販)およびLipomax(当初、Gist−Brocadesから市販)が挙げられる。
また別の例は、アシルトランスフェラーゼまたはペルヒドロラーゼと呼ばれこともあるリパーゼ、例えば、カンディダ・アンタークティカ(Candida antarctica)リパーゼAとの相同体を有するアシルトランスフェラーゼ(国際公開第10/111143号パンフレット)、マイコバクテリウム・スメグマチス(Mycobacterium smegmatis)由来のアシルトランスフェラーゼ(国際公開第05/56782号パンフレット)、CE 7ファミリー由来のペルヒドロラーゼ(国際公開第09/67279号パンフレット)、ならびに、M.スメグマチス(M.smegmatis)ペルヒドロラーゼの変異体、特に、Huntsman Textile Effects Pte Ltd製の商品Gentle Power Bleachに使用されているS54V変異体(国際公開第10/100028号パンフレット)である。
アミラーゼ
本発明の酵素と一緒に用いることができる、好適なアミラーゼは、α−アミラーゼまたはグルコアミラーゼであってよく、細菌または真菌由来のいずれであってもよい。化学的に修飾されたミュータントまたはタンパク質改変ミュータントが含まれる。アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書にさらに詳細に記載されているバチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)の特殊な系統といった、例えばバチルス属(Bacillus)から得られるα−アミラーゼが挙げられる。
好適なアミラーゼとしては、国際公開第95/10603号パンフレットに記載の配列番号2を有するアミラーゼ、またはその配列番号3に対して90%配列同一性を有する変異体が挙げられる。好ましい変異体は、国際公開第94/02597号パンフレット、国際公開第94/18314号パンフレット、国際公開第97/43424号パンフレットおよび国際公開第99/019467号パンフレットの配列番号4に記載の変異体、例えば、以下の1つまたは複数の位置に置換を伴う変異体である:15、23、105、106、124、128、133、154、156、178、179、181、188、190、197、201、202、207、208、209、211、243、264、304、305、391、408、および444。
別の好適なアミラーゼとして、国際公開第02/010355号パンフレットに記載の配列番号6を有するアミラーゼ、または配列番号6に対して90%配列同一性を有する変異体が挙げられる。配列番号6の好ましい変異体は、181位および182位に欠失を有し、193位に置換を有するものである。
好適な他のアミラーゼは、国際公開第2006/066594号パンフレットに記載の配列番号6に示されるバチルス・アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)から得られるα−アミラーゼの残基1〜33と、国際公開第2006/066594号パンフレットに記載の配列番号4に示されるB.リケニホルミス(B.licheniformis)α−アミラーゼの残基36〜483を含むハイブリッドα−アミラーゼまたはそれらの90%配列同一性を有する変異体である。このハイブリッドα−アミラーゼの好ましい変異体は、以下の1つまたは複数の位置に置換、欠失もしくは挿入を伴う変異体である:G48、T49、G107、H156、A181、N190、M197、I201、A209およびQ264。国際公開第2006/066594号パンフレットに記載の配列番号6に示されるB.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)から得られるα−アミラーゼの残基1〜33と、配列番号4の残基36〜483を含むハイブリッドα−アミラーゼの最も好ましい変異体は、以下の置換を有するものである:
M197T;
H156Y+A181T+N190F+A209V+Q264S;または
G48A+T49I+G107A+H156Y+A181T+N190F+I201F+A209V+Q264S。
好適なさらに別のアミラーゼは、国際公開第99/019467号パンフレットに記載の配列番号6を有するアミラーゼまたは配列番号6に対して90%配列同一性を有するその変異体である。配列番号6の好ましい変異体は、以下の1つまたは複数の位置に置換、欠失もしくは挿入を伴う変異体である:R181、G182、H183、G184、N195,I206、E212、E216およびK269。特に好ましいアミラーゼは、R181およびG182位、またはH183およびG184位に欠失を有するものである。
用いることができる別のアミラーゼは、国際公開第96/023873号パンフレットの配列番号1、配列番号3、配列番号2もしくは配列番号7を有するもの、または配列番号1、配列番号2、配列番号3もしくは配列番号7に対して90%配列同一性を有する変異体である。配列番号1、配列番号2、配列番号3もしくは配列番号7の好ましい変異体は、国際公開第96/023873号パンフレットの配列番号2を番号付けに用いて、以下の1つまたは複数の位置に置換、欠失もしくは挿入を伴う変異体である:140、181、182、183、184、195、206、212、243、260、269、304および476。より好ましい変異体は、181、182、183および184から選択される2つの位置、例えば、181および182、182および183に欠失を有するものである。配列番号1、配列番号2もしくは配列番号7の最も好ましい変異体は、183および184位における欠失と、140、195、206、243、260、304および476の1つまたは複数の位置に置換を有するものである。
用いることができる他のアミラーゼは、国際公開第08/153815号パンフレットの配列番号2、国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号10を有するアミラーゼ、または国際公開第08/153815号パンフレットの配列番号2に対して90%配列同一性を有するその変異体、国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号10に対して90%配列同一性を有する変異体である。国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号10の好ましい変異体は、以下の1つまたは複数の位置に置換、欠失もしくは挿入を伴う変異体である:176、177、178、179、190、201、207、211および264。
さらに別の好適なアミラーゼは、国際公開第09/061380号パンフレットの配列番号2を有するアミラーゼまたはその配列番号2に対して90%配列同一性を有する変異体である。配列番号2の好ましい変異体は、C末端の切断および/または以下の1つまたは複数の位置に置換、欠失もしくは挿入を伴う変異体である:Q87、Q98、S125、N128、T131、T165、K178、R180、S181、T182、G183、M201、F202、N225、S243、N272、N282、Y305、R309、D319、Q320、Q359、K444およびG475。配列番号2のより好ましい変異体は、以下の1つまたは複数の位置:Q87E,R、Q98R、S125A、N128C、T131I、T165I、K178L、T182G、M201L、F202Y、N225E,R、N272E,R、S243Q,A,E,D、Y305R、R309A、Q320R、Q359E、K444EおよびG475Kにおける置換、ならびに/または以下の位置:R180および/もしくはS181またはT182および/もしくはG183における欠失を伴うものである。配列番号2の最も好ましいアミラーゼ変異体は、以下の置換:
N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K;
N128C+K178L+T182G+F202Y+Y305R+D319T+G475K;
S125A+N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K;または
S125A+N128C+T131I+T165I+K178L+T182G+Y305R+G475K
を有するものであり、変異体は、C末端切断されており、任意選択で、243位の置換ならびに/または180位および/もしくは181位の欠失をさらに含む。
他の好適なアミラーゼは、国際公開第01/66712号パンフレットに記載の配列番号12を有するα−アミラーゼまたは配列番号12に対して少なくとも90%配列同一性を有する変異体である。好ましいアミラーゼ変異体は、国際公開第01/66712号パンフレットに記載の配列番号12の以下の1つまたは複数の位置に置換、欠失もしくは挿入を伴う変異体である:R28、R118、N174;R181、G182、D183、G184、G186、W189、N195、M202、Y298、N299、K302、S303、N306、R310、N314;R320、H324、E345、Y396、R400、W439、R444、N445、K446、Q449、R458、N471、N484。特に好ましいアミラーゼは、D183およびG184の欠失を有し、且つ、次の置換:R118K、N195F、R320KおよびR458Kを有する変異体、ならびに以下:M9、G149、G182、G186、M202、T257、Y295、N299、M323、E345およびA339の群から選択される1つまたは複数の位置に置換をさらに有する変異体であり、これらの位置に置換をさらに有する変異体が最も好ましい。
他の例は、国際公開第2011/098531号パンフレット、国際公開第2013/001078号パンフレットおよび国際公開第2013/001087号パンフレットに記載されているものなどのアミラーゼ変異体である。
市販されているアミラーゼは、Duramyl(商標)、Termamyl(商標)、Fungamyl(商標)、Stainzyme(商標)、Stainzyme Plus(商標)、Natalase(商標)、Liquozyme XおよびBAN(商標)(Novozymes A/Sから)、ならびにRapidase(商標)、Purastar(商標)/Effectenz(商標)、PoweraseおよびPreferenz S100(Genencor International Inc./DuPontから)である。
ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ
本発明のペルオキシダーゼは、国際生化学分子生物学連合(International Union of Biochemistry and Molecular Biology)(IUBMB)の命名委員会(Nomenclature Committee)により記載されている酵素分類EC1.11.1.7に含まれるペルオキシダーゼ酵素、またはそれから得られる、ペルオキシダーゼ活性を呈示するあらゆるいずれかの断片である。
好適なペルオキシダーゼは、植物、細菌または真菌由来のものを含む。化学的に修飾されたミュータントまたはタンパク質改変ミュータントが含まれる。有用なペルオキシダーゼの例としては、例えば、ウシグソヒトヨタケ(C.cinerea)といったヒトヨタケ属(Coprinopsis)由来のペルオキシダーゼ(欧州特許第179,486号明細書)、ならびに、国際公開第93/24618号パンフレット、国際公開第95/10602号パンフレットおよび国際公開第98/15257号パンフレットに記載されているものなどのその変異体が挙げられる。
本発明のペルオキシダーゼはまた、クロロペルオキシダーゼ、ブロモペルオキシダーゼなどのハロペルオキシダーゼ酵素、およびクロロペルオキシダーゼまたはブロモペルオキシダーゼ活性を呈示する化合物も含む。ハロペルオキシダーゼは、ハロゲン化物イオンに対する特異性に従って分類される。クロロペルオキシダーゼ(EC1.11.1.10)は、塩化物イオンからの次亜塩素酸塩の形成を触媒する。
一実施形態では、本発明のハロペルオキシダーゼは、クロロペルオキシダーゼである。好ましくは、ハロペルオキシダーゼは、バナジウムペルオキシダーゼ、すなわち、バナジン酸塩含有ハロペルオキシダーゼである。本発明の好ましい方法において、バナジン酸塩含有ハロペルオキシダーゼは、塩化物イオンの供給源と組み合わせる。
ハロペルオキシダーゼは、多種の真菌、特に、暗色線菌科(dematiaceous hyphomycetes)の真菌群、例えば、C.フマゴ(C.fumago)などのカルダリオマイセス属(Caldariomyces)、アルテルナリア属(Alternaria)、例えば、C.ベルクローサ(C.verruculosa)およびC.イナエクアリス(C.inaequalis)などのクルブラリア属(Curvularia)、ドレクスレラ属(Drechslera)、ウロクラジウム属(Ulocladium)およびボトリチス属(Botrytis)から単離されている。
ハロペルオキシダーゼはまた、シュードモナス属(Pseudomonas)、例えば、P.ピロシニア(P.pyrrocinia)およびストレプトマイセス属(Streptomyces)、例えば、S.オーレオファシエンス(S.aureofaciens)などの細菌からも単離されている。
好ましい実施形態では、ハロペルオキシダーゼは、クルブラリア属(Curvularia sp.)、特に、クルブラリア・ベルクローサ(Curvularia verruculosa)およびクルブラリア・イナエクアリス(Curvularia inaequalis)、例えば、国際公開第95/27046号パンフレットに記載のC.イナエクアリス(C.inaequalis)CBS102.42;または国際公開第97/04102号パンフレットに記載のC.ベルクローサ(C.verruculosa)CBS147.63もしくはC.ベルクローサ(C.verruculosa)CBS444.70;または国際公開第01/79459号パンフレットに記載のドレクスレラ・ハルトレビイ(Drechslera hartlebii)、国際公開第01/79458号パンフレットに記載のデンドリフィエラ・サリナ(Dendryphiella salina)、国際公開第01/79461号パンフレットに記載のファエオトリココニス・クロタラリエ(Phaeotrichoconis crotalarie)、または国際公開第01/79460号パンフレットに記載のジェニクロスポリウム属(Geniculosporium sp.)から得ることができる。
本発明のオキシダーゼは、特に、酵素分類EC1.10.3.2に含まれるいずれかのラッカーゼ酵素、またはそれから得られる、ラッカーゼ活性を呈示するいずれかの断片、または類似の活性を呈示する化合物、例えば、カテコールオキシダーゼ(EC1.10.3.1)、o−アミノフェノールオキシダーゼ(EC1.10.3.4)、またはビリルビンオキシダーゼ(EC1.3.3.5)である。
好ましいラッカーゼ酵素は、微生物由来の酵素である。酵素は、植物、細菌または真菌(糸状真菌および酵母を含む)から得ることができる。
真菌由来の好適な例としては、以下の株:アスペルギルス属(Aspergillus)、ニューロスポラ属(Neurospora)、例えば、N.クラッサ(N.crassa)、ポドスポラ属(Podospora)、ボトリチス属(Botrytis)、コリビア属(Collybia)、ツリガネタケ属(Fomes)、レンチヌス(Lentinus)、ヒラタケ属(Pleurotus)、カワラタケ属(Trametes)、例えば、フルイカワラタケ(T.villosa)およびカワラタケ(T.versicolor)、リゾクトニア属(Rhizoctonia)、例えば、R.ソラニ(R.solani)、ヒヨタケ属(Coprinopsis)、例えば、ウシグソヒトヨタケ(C.cinerea)、ササクレヒトヨタケ(C.comatus)、ヒメヒトヨタケ(C.friesii)、およびヒメヒガサヒトヨタケ(C.plicatilis)、ナヨタケ属(Psathyrella)、例えば、イタチタケ(P.condelleana)、ヒカゲタケ属(Panaeolus)、例えば、ワライタケ(P.papilionaceus)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、例えば、M.サーモフィラ(M.thermophila)、シタリジウム属(Schytalidium)、例えば、S.サーモフィルム(S.thermophilum)、ポリポルス属(Polyporus)、例えばP.ピンシツス(P.pinsitus)、フレビア属(Phlebia)、例えば、P.ラジアータ(P.radiata)(国際公開第92/01046号パンフレット)、またはコリオルス属(Coriolus)、例えば、C.ヒルスツス(C.hirsutus)(JP第2238885号公報)から得られるラッカーゼが挙げられる。
細菌由来の好適な例としては、バチルス属(Bacillus)の株から得られるラッカーゼが挙げられる。
ヒトヨタケ属(Coprinopsis)またはミセリオフトラ属(Myceliophthora)由来のラッカーゼ;特に、国際公開第97/08325号パンフレットに開示のウシグソヒトヨタケ(Coprinopsis cinerea)から得られるラッカーゼ;または国際公開第95/33836号パンフレットに開示のミセリオフトラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)が好ましい。
洗剤酵素は、1種または複数種の酵素を含有する個別の添加剤を加えることにより、または、これらの酵素のすべてを含む複合添加剤を加えることにより、洗剤組成物に含まれていてもよい。本発明の洗剤添加剤(すなわち、個別の添加剤または複合添加剤)は、例えば、粒質物、液体、スラリーなどとして配合されることが可能である。好ましい洗剤添加剤配合物は、粒質物、特に非発塵性粒質物、液体、特に安定化された液体またはスラリーである。
非発塵性粒質物は、例えば、米国特許第4,106,991号明細書および米国特許第4,661,452号明細書に開示のとおり生成され得、任意により、技術分野において公知である方法によりコーティングされてもよい。ワックス状コーティング材の例は、1000〜20000の平均モル重量を有するポリ(エチレンオキシド)生成物(ポリエチレングリコール、PEG);16〜50個のエチレンオキシドユニットを有するエトキシル化ノニルフェノール;アルコールが12〜20個の炭素原子を含有し、および、15〜80個のエチレンオキシドユニットが存在するエトキシル化脂肪族アルコール;脂肪族アルコール;脂肪酸;ならびに、脂肪酸のモノ−およびジ−およびトリグリセリドである。流動床技術による用途に対して好適なフィルム形成性コーティング材の例は英国特許第1483591号明細書に記載されている。液体酵素調製物は、例えば、確立された方法に従って、プロピレングリコールなどのポリオール、糖質または糖質アルコール、乳酸またはホウ酸を添加することにより安定化され得る。保護された酵素は、欧州特許第238,216号明細書に開示されている方法に従って調製され得る。
他の材料
洗剤において用いられる技術分野において公知であるいずれかの洗剤成分もまた利用され得る。他の任意の洗剤成分としては、単独もしくは組み合わせで、耐食剤、収縮防止剤、再汚染防止剤、しわ防止剤、殺菌剤、バインダ、腐食抑制剤、崩壊剤/分解剤、染料、酵素安定化剤(ホウ酸、ホウ酸塩、CMC、および/または、プロピレングリコールなどのポリオールを含む)、クレイを含む布地コンディショナ、充填材/加工助剤、蛍光性白色化剤/光学増白剤、起泡増進剤、起泡(セッケンの泡)調節剤、香料、汚染物−懸濁剤、軟化剤、セッケン泡抑制剤、色あせ防止剤、および、ウィッキング剤が挙げられる。洗剤において用いられる技術分野において公知であるいずれかの処方成分が利用され得る。このような処方成分の選択は十分に当業者の技能の範囲内である。
分散剤−本発明の洗剤組成物はまた、分散剤を含有することが可能である。特に粉末洗剤が分散剤を含んでいてもよい。好適な水溶性有機材料としては、ホモ−またはコポリマー酸またはその塩が挙げられ、ここで、ポリカルボン酸は、2個以下の炭素原子によって相互に分離された少なくとも2つのカルボキシルラジカルを含む。好適な分散剤は、例えば、Powdered Detergents, Surfactant science series volume 71,Marcel Dekker,Inc.に記載されている。
移染防止剤−本発明の洗剤組成物はまた、1種または複数種の移染防止剤を含み得る。好適な高分子移染防止剤としては、これらに限定されないが、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンおよびN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたはこれらの混合物が挙げられる。主題の組成物中に存在する場合、移染防止剤は、組成物の約0.0001%〜約10%、約0.01%〜約5%、または、さらには約0.1%〜約3重量%のレベルで存在し得る。
蛍光性白色化剤−本発明の洗剤組成物はまた、好ましくは、蛍光性白色化剤または光学増白剤などのクリーニングされる物品の色合いを変え得る追加の成分を含有するであろう。存在する場合、増白剤は、約0,01%〜約0,5%のレベルであることが好ましい。ランドリー洗剤組成物での使用に好適であれば、どんな蛍光性白色化剤を本発明の組成物に用いてもよい。最も一般的に用いられる蛍光性白色化剤は、ジアミノスチルベン−スルホン酸誘導体、ジアリールピラゾリン誘導体およびビスフェニル−ジスチリル誘導体のクラスに属するものである。ジアミノスチルベン−スルホン酸誘導体タイプの蛍光性白色化剤の例としては、以下:4,4’−ビス−(2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホネート、4,4’−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2.2’−ジスルホネート、4,4’−ビス−(2−アニリノ−4(N−メチル−N−2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホネート、4,4’−ビス−(4−フェニル−1,2,3トリアゾール−2−イル)スチルベン−2,2’−ジスルホネートおよびナトリウム5−(2H−ナフト[1,2−d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−2−[(E)−2−フェニルビニル]ベンゼンスルホネートのナトリウム塩が挙げられる。好ましい蛍光性白色化剤は、Ciba−Geigy AG,Basel,Switzerlandから市販されているTinopal DMSおよびTinopal CBSである。Tinopal DMSは、4,4’−ビス−(2−モルホリノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホネートの二ナトリウム塩である。Tinopal CBSは、2,2’−ビス−(フェニル−スチリル)−ジスルホネートの二ナトリウム塩である。また、好ましい蛍光性白色化剤は、Paramount Minerals and Chemicals,Mumbai,India製の市販のParawhite KXである。Tinopal CBS−Xは、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウムとしても知られている、4,4’−ビス−(スルホスチリル)−ビフェニルニナトリウム塩である。本発明における使用に好適な他の蛍光剤としては、1−3−ジアリールピラゾリンおよび7−アルキルアミノクマリンが挙げられる。
好適な蛍光性増白剤レベルは、約0.01、0.05、約0.1、または、さらには約0.2重量%の下限レベルから、0.5またはさらには0.75重量%の上限レベルを含む。
汚染物遊離ポリマー−本発明の洗剤組成物はまた、綿およびポリエステル系布地などの布地からの汚染物の除去、特にポリエステル系布地からの疎水性汚染物の除去を補助する1種または複数種の汚染物遊離ポリマーを含み得る。汚染物遊離ポリマーは、例えば、ノニオン性またはアニオン性テレフタレート系ポリマー、ポリビニルカプロラクタムおよび関連するコポリマー、ビニルグラフトコポリマー、ポリエステルポリアミドであり得る(例えばChapter 7,Powdered Detergents,Surfactant science series volume 71,Marcel Dekker,Inc.を参照のこと)。他のタイプの汚染物遊離ポリマーは、コア構造と、このコア構造に結合した複数のアルコキシレート基とを含む両親媒性アルコキシル化油脂クリーニングポリマーである。コア構造は、国際公開第2009/087523号パンフレット(本明細書において参照により援用されている)に詳述されているとおり、ポリアルキレンイミン構造またはポリアルカノールアミン構造を含み得る。さらに、ランダムグラフトコポリマーは、好適な汚染物遊離ポリマーである。好適なグラフトコポリマーは、国際公開第2007/138054号パンフレット、国際公開第2006/108856号パンフレットおよび国際公開第2006/113314号パンフレット(本明細書において参照により援用されている)により詳細に記載されている。他の汚染物遊離ポリマーは、欧州特許第1867808号明細書または国際公開第2003/040279号パンフレット(共に本明細書において参照により援用されている)に記載されているものなどの変性セルロース誘導体などの特に置換セルロース系構造といった置換多糖類構造である。好適なセルロース系ポリマーとしては、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミドおよびこれらの混合物が挙げられる。好適なセルロース系ポリマーとしては、アニオン性変性セルロース、ノニオン性変性セルロース、カチオン性変性セルロース、両性イオン性変性セルロース、および、これらの混合物が挙げられる。好適なセルロース系ポリマーとしては、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシルエチルセルロース、ヒドロキシルプロピルメチルセルロース、エステルカルボキシメチルセルロースおよびこれらの混合物が挙げられる。
再汚染防止剤−本発明の洗剤組成物としてはまた、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリオキシエチレンおよび/またはポリエチレングリコール(PEG)、アクリル酸のホモポリマー、アクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、ならびに、エトキシル化ポリエチレンイミンなどの1種または複数種の再汚染防止剤が挙げられ得る。上記の汚染物遊離ポリマーに記載のセルロース系ポリマーは、再汚染防止剤としても機能し得る。
レオロジー改質剤
本発明の洗剤組成物は、粘度降下剤とは異なる、1種または複数種のレオロジー改質剤、構造化剤(structurant)または増粘剤を含んでもよい。粘度降下剤は、液体洗剤組成物の水性液体マトリックスにせん断減粘性を付与する、非ポリマー性結晶、ヒドロキシ−機能材料、ポリマー性レオロジー改質剤からなる群から選択される。洗剤のレオロジーおよび粘性は、例えば、欧州特許第2169040号明細書に示すように、当分野で公知の方法により、改変および調節することができる。
その他の好適な補助材としては、これらに限定されないが、収縮防止剤、しわ防止剤、殺菌剤、バインダ、キャリア、染料、酵素安定化剤、布地軟化剤、充填材、起泡調節剤、ヒドロトロープ、香料、顔料、セッケン泡抑制剤、溶剤、液体洗剤用構造化剤、および/または、構造弾性化剤が挙げられる。
洗剤生成物の配合物
本発明の洗剤組成物は、例えば、バー、均質な錠剤、2つ以上の層を有する錠剤、1つまたは複数のコンパートメントを有するポーチ、通常のもしくは圧縮された粉末、顆粒、ペースト、ゲル、または、通常の、圧縮もしくは濃縮液体といったいずれかの簡便な形態であってよい。
ポーチは、単一または複数のコンパートメントとして構成されることが可能である。例えば水との接触に先だってポーチから組成物が漏れ出るような組成物の漏れが防止される、組成物の保持に好適であれば如何なる形態、形状および材料のものであることも可能である。ポーチは、内部容積を有する水溶性フィルム製のものである。前記内部容積は、ポーチのコンパートメントに分離されていることが可能である。好ましいフィルムは、フィルムまたはシートに形成される好ましくはポリマーである高分子材料である。好ましいポリマー、コポリマーまたはその誘導体は、ポリアクリレート、および、水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムデキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート、最も好ましくはポリビニルアルコールコポリマーおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)から選択される。好ましくは、フィルム中のポリマーのレベルは、例えばPVAで少なくとも約60%である。好ましい平均分子量は、典型的には約20,000〜約150,000であろう。フィルムはまた、ポリアクチドおよびポリビニルアルコール(MonoSol LLC,Indiana,USAから市販されている商品名M8630で知られている)などの加水分解により分解性で、水溶性ポリマーのブレンドと、グリセロール、エチレングリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびこれらの混合物などの可塑剤とを含むブレンド組成物から成るものであってよい。ポーチは、水溶性フィルムにより分離された固体ランドリークリーニング組成物または部分成分および/または液体クリーニング組成物または部分成分を含んでいることが可能である。液体成分用のコンパートメントは、固形分を含有するコンパートメントとは組成が異なっていることが可能である:米国特許出願公開第2009/0011970 A1号明細書。
洗剤処方成分は、水溶性ポーチ中のコンパートメントにより、または、錠剤の異なる層中において相互に物理的に分離されていることが可能である。これにより、成分間の負の保管相互作用を防止することが可能である。コンパートメントの各々の異なる溶解プロファイルはまた、洗浄溶液中における選択された成分の溶解を遅延させることが可能である。
単位用量にない液体またはゲル洗剤は、水性であり得、典型的には、最大で約70%の水、最大で約65%の水、最大で約55%の水、最大で約45%の水、最大で約35%の水などの少なくとも20重量%および最大で95%の水を含有し得る。特に限定されないが、アルカノール、アミン、ジオール、エーテルおよびポリオールを含む他のタイプの液体が、水性液体またはゲル中に含まれていてもよい。水性液体またはゲル洗剤は0〜30%の有機溶剤を含有していてもよい。
液体またはゲル洗剤は非水性であってもよい。
固形洗濯石鹸
本発明のDNaseは、固形洗濯石鹸に添加して、ランドリー、布地および/または生地の手洗いのために用いることができる。「固形洗濯石鹸」と言う用語は、洗濯石鹸、固形石鹸、複合化粧石鹸、合成化粧石鹸および洗剤石鹸を含む。固形石鹸の種類は一般に、それらが含有する界面活性剤の種類が異なり、固形洗濯石鹸と言う用語は、脂肪酸由来の石鹸および/または合成石鹸を含むものを包含する。固形洗濯石鹸は、室温で固体の物理的形態をしており、液体、ジェルまたは粉末ではない。固形と言う用語は、時間が経過しても有意に変化しない物理的形態として定義する。すなわち、固形物(例えば、固形洗濯石鹸)が容器内に配置されていれば、固形物が変化して、それが配置されている容器を充填することはない。固形洗濯石鹸は、典型的に、棒状であるが、丸や楕円形などの別の形状をしていてもよい。
固形洗濯石鹸は、1つまたは複数の酵素、ペプチドアルデヒド(またはハイドロサルファイト付加物もしくはヘミアセタール付加物)などのプロテアーゼ阻害剤、ホウ酸、ホウ酸塩、ホウ砂および/またはフェニルボロン酸誘導体、例えば、4−ホルミルフェニルホウ酸、1種または複数種の石鹸もしくは合成界面活性剤、グリセリンなどのポリオール、脂肪酸、クエン酸、酢酸および/もしくはギ酸などのpH制御化合物、ならびに/または一価カチオンおよび有機アニオンの塩を含みうるが、ここで、一価カチオンは例えば、Na+、K+もしくはNH4 +であってよく、また、有機アニオンは、例えば、ギ酸塩、酢酸塩、クエン酸塩もしくは乳酸塩であってよく、従って、一価カチオンと有機アニオンの塩は、例えば、ギ酸ナトリウムであってよい。
固形洗濯石鹸はまた、EDTAおよびHEDPのような錯化剤、香料および/または別の種類の充填材、界面活性剤、例えば、アニオン系合成界面活性剤、ビルダー、ポリマー系汚れ放出剤、洗剤キレート剤、安定剤、充填材、染料、着色剤、移染防止剤、アルコキシル化ポリカーボネート、泡抑制剤、組織化剤、結合剤、浸出剤、漂白活性化剤、泥汚れ除去剤、再付着防止剤、ポリマー系分散剤、増白材、布柔軟剤、香料および/または当分野では公知のその他の化合物を含んでもよい。
固形洗濯石鹸は、限定するものではないが、ミキサー、プロッダー(plodder)(例えば、2段式真空プロッダー)、押出機、カッター、ロゴスタンパー、冷却トンネルおよびラッピング装置などの従来の固形洗濯石鹸製造設備において処理してよい。本発明は、いずれかの単一の方法で固形洗濯石鹸を製造することに限定されない。本発明のプレミックスを工程の様々な段階で石鹸に添加してもよい。例えば、石鹸、DNase、任意選択で1種または複数種の別の酵素、プロテアーゼ阻害剤、ならびに一価カチオンと有機アニオンの塩を含有するプレミックスを調製した後、混合物をプロッド(plod)する。DNaseと任意選択の別の酵素は、例えば、液状で、プロテアーゼ阻害剤と同時に添加してもよい。混合ステップおよびプロッドステップ以外に、この方法は、粉砕、押出、切断、スタンピング、冷却および/またはラッピングのステップをさらに含んでもよい。
複合顆粒(co−granule)状の酵素の配合物
DNaseは、例えば、1種または複数種の酵素を組み合わせた複合顆粒といた顆粒として配合してもよい。その場合、各酵素は、より多くの顆粒中に存在して、洗剤中への酵素のより均質な分布を確実にするであろう。これはまた、様々な粒径による多種酵素の物理的分離も抑制する。洗剤業界用の多酵素複合顆粒を生成する方法は、IP.com開示IPCOM000200739Dに開示されている。
複合顆粒の使用による酵素の配合の別の例が、国際公開第2013/188331号パンフレットに開示されており、これは、(a)多酵素複合顆粒;(b)10wt未満のゼオライト(無水物基準);および(c)10wt未満のリン酸塩(無水物基準)を含む洗剤組成物に関し、ここで、前記酵素複合顆粒は、10〜98重量%の水分シンク(moisture sink)成分を含み、組成物は、さらに、20〜80重量%の洗剤水分シンク(moisture sink)成分を含む。国際公開第2013/188331号パンフレットはまた、表面、好ましくは布地表面を処理および/またはクリーニングする方法にも関し、この方法は、(i)前記表面を特許請求の範囲に記載され、また、本明細書に記載される水性洗浄液中の洗剤組成物と接触させるステップ、(ii)表面をすすぎ、および/または乾燥させるステップを含む。
多酵素複合顆粒は、DNaseと、(a)第1洗浄用リパーゼ、クリーニング用セルラーゼ、キシログルカナーゼ、ペルヒドロラーゼ、ペルオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、ラッカーゼおよびこれらの混合物からなる群から選択される1種または複数種の酵素;ならびに(b)以下:ヘミセルラーゼ、プロテーゼ、ケア用セルラーゼ、セロビオースデヒドロゲナーゼ、キシラナーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、リケナーゼ、グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、アミラーゼ、およびこれらの混合物からなる群から選択される1種または複数種の酵素を含んでもよい。
本発明は、以下のパラグラフにまとめる:
1.品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するためのDNase活性を有するポリペプチドの使用であって、ポリペプチドが、真菌供給源から得られ、品目が生地である、使用。
2.品目の粘着性を防止、低減または除去するためのパラグラフ1に記載の使用。
3.品目の汚れを前処理するためのパラグラフ1または2のいずれかに記載の使用。
4.洗浄サイクル中の汚れの再付着を防止、低減または除去するためのパラグラフ1〜3のいずれかに記載の使用。
5.品目への汚れの付着を防止、低減または除去するためのパラグラフ1〜4のいずれかに記載の使用。
6.品目の白色度を維持または改善するための先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
7.ポリペプチドが、パラグラフ47〜56に記載のポリペプチドである、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
8.品目から悪臭を低減または除去する、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
9.悪臭が、E−2ノネナールを原因とする、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
10.濡れた生地に存在するE−2ノネナールの量を低減または除去する、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
11.乾いた生地に存在するE−2ノネナールの量を低減または除去する、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
12.デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)活性を有するポリペプチドと、洗剤補助成分を含む洗剤組成物であって、ポリペプチドが、真菌供給源から得られる、洗剤組成物。
13.ポリペプチドが、アスペルギルス属(Aspergillus)から得られる、パラグラフ12に記載の洗剤組成物。
14.ポリペプチドが、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から得られる、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
15.ポリペプチドが、パラグラフ47〜56に記載のポリペプチドである、先行するパラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
16.洗剤補助成分が、以下:界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート化剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素の供給源、事前形成された過酸(preformed peracid)、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、セッケン泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルターおよびコビルダー、布地色相剤、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料からなる群から選択される、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
17.組成物が、以下:プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼおよびオキシダーゼからなる群から選択される1種または複数種の酵素をさらに含む、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
18.酵素が、動物、植物または微生物由来のプロテアーゼである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
19.プロテアーゼが、化学的に修飾されているか、またはタンパク質改変されている、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
20.プロテアーゼが、セリンプロテアーゼまたはメタロプロテアーゼ、好ましくはアルカリ微生物プロテアーゼまたはトリプシン様プロテアーゼである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
21.プロテアーゼが、以下:バチルス属(Bacillus)、例えば、スブチリシン・ノボ(Novo)、スブチリシン・カールスバーグ(Carlsberg)、スブチリシン309、スブチリシン147、スブチリシン168、ウシ由来のトリプシン、ブタ由来のトリプシン、およびフサリウム(Fusarium)プロテアーゼからなる群から選択される、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
22.プロテアーゼが、配列番号10に対して、少なくとも90%、例えば、少なくとも95%の配列同一性を有する、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
23.プロテアーゼが、配列番号10のアミノ酸配列、または次の位置:27、36、57、76、87、97、101、104、120、123、167、170、194、206、218、222、224、235、および274の1つまたは複数に置換を有するその変異体に対して、少なくとも90%の配列同一性を有し、好ましくは、変異体は、次の置換:M222Sまたは置換N76D+G195Eを伴い、配列番号10のアミノ酸配列に対して、少なくとも90%の同一性を有するアルカリプロテアーゼである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
24.洗剤組成物が、以下:アシネトバクター属(Acinetobacter sp.)、アエロミクロビウム属(Aeromicrobium sp.)、ブレバンジモナス属(Brevundimonas sp.)、ミクロバクテリウム属(Microbacterium sp.)、ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus Luteus)、シュードモナス属(Pseudomonas sp.)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、およびステノトロホモナス属(Stenotrophomonas sp.)からなる群から選択される細菌の、表面への付着を低減する、またはそれらが付着した表面から細菌を解離させることができる、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
25.表面が、生地表面である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
26.生地が、綿、綿/ポリエステル、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルおよび/または絹から製造されたものである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
27.洗剤組成物が、バー、均質錠剤、2つ以上の層を有する錠剤、1つまたは複数のコンパートメントを有するポーチ、通常または圧縮粉末、顆粒、ペースト、ゲル、または通常、圧縮もしくは濃縮液体である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
28.組成物が、液体洗剤、粉末洗剤または顆粒状洗剤である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
29.品目を洗濯する方法であって、以下:
a.パラグラフ47〜56に記載のポリペプチドを含む洗浄液またはパラグラフ12〜28のいずれかに記載の洗剤組成物に、品目を曝露するステップ;
b.少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;および
c.任意選択で品目をすすぐステップ
を含み、
ここで、上記品目は生地である、方法。
30.洗浄液のpHが、1〜11の範囲である、パラグラフ28に記載の方法。
31.洗浄液のpHが、5.5〜11の範囲、例えば、7〜9の範囲、7〜8の範囲または7〜8.5の範囲である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
32.洗浄液の温度が、5℃〜95℃の範囲、または10℃〜80℃の範囲、10℃〜70℃の範囲、10℃〜60℃の範囲、10℃〜50℃の範囲、15℃〜40℃の範囲または20℃〜30℃の範囲である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
33.洗浄液の温度が、30℃である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
34.方法が、洗浄サイクルの完了後に洗浄液または洗浄液の一部を排出するステップをさらに含む、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
35.第1洗浄サイクル、および任意選択で第2または第3洗浄サイクル中に、品目を洗浄液に曝露する、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
36.洗浄液に曝露した後、品目をすすぐ、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
37.水またはコンディショナを含む水で品目をすすぐ、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
38.品目の粘着性が低減される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
39.パラグラフ47〜56に記載のポリペプチドまたはパラグラフ12〜28のいずれかに記載の洗剤組成物で、品目に存在する汚れを前処理する、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
40.汚れの再付着が低減される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
41.品目に対する汚れの付着が低減または除去される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
42.品目の白色度が維持または改善される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
43.品目から悪臭が低減または除去される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
44.悪臭が、E−2ノネナールを原因とする、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
45.濡れた、もしくは乾いた生地に存在するE−2ノネナールの量が低減または除去される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
46.洗浄液中のポリペプチドの濃度が、洗浄液1リットル当たり、少なくとも1mgのDNaseタンパク質、例えば、少なくとも5mgのタンパク質、好ましくは少なくとも10mgのタンパク質、より好ましくは少なくとも15mgのタンパク質、さらに好ましくは少なくとも20mgのタンパク質、非常に好ましくは少なくとも30mgのタンパク質、最も好ましくは少なくとも40mgのタンパク質である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
47.DNase活性を有するポリペプチドであって、以下:
a.配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチド、または配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチド;
b.低度の緊縮条件下で、
i.配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、
ii.そのcDNA配列、または
iii.(i)もしくは(ii)の完全長相補体
にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド;
c.配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列に対して、少なくとも60%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド;
d.1つまたは複数の位置に置換、欠失および/もしくは挿入を含む、配列番号2の成熟型ポリペプチドの変異体、または1つまたは複数の位置に置換、欠失および/もしくは挿入を含む、配列番号9の成熟型ポリペプチドの変異体;ならびに
e.DNase活性を有する(a)、(b)、(c)、または(d)のポリペプチドの断片からなる群から選択される、ポリペプチド。
48.配列番号2の成熟型ポリペプチドまたは配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有する、パラグラフ47に記載のポリペプチド。
49.低度の緊縮条件、低度−中度の緊縮条件、中度の緊縮条件、中度−高度の緊縮条件、高度の緊縮条件、または極めて高度の緊縮条件下で、
i.配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、
ii.そのcDNA配列、または
iii.(i)もしくは(ii)の完全長相補体
にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる、パラグラフ47または48に記載のポリペプチド。
50.配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列に対して、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされる、パラグラフ47〜49のいずれかに記載のポリペプチド。
51.配列番号2もしくは配列番号2の成熟型ポリペプチドを含むか、またはこれから構成される、パラグラフ47〜50のいずれかに記載のポリペプチド。
52.配列番号9もしくは配列番号9の成熟型ポリペプチドを含むか、またはこれから構成される、パラグラフ47〜50のいずれかに記載のポリペプチド。
53.成熟型ポリペプチドが、配列番号2のアミノ酸1〜206である、パラグラフ51に記載のポリペプチド。
54.成熟型ポリペプチドが、配列番号9のアミノ酸1〜204である、パラグラフ52に記載のポリペプチド。
55.1つまたは複数の位置に置換、欠失および/もしくは挿入を含む、配列番号2の成熟型ポリペプチドの変異体、または1つまたは複数の位置に置換、欠失および/もしくは挿入を含む、配列番号9の成熟型ポリペプチドの変異体である、パラグラフ47〜56のいずれかに記載のポリペプチド。
56.断片がDNase活性を有する配列番号2の断片、または断片がDNase活性を有する配列番号9の断片である、パラグラフ55に記載のポリペプチド。
57.パラグラフ47〜56のいずれかに記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
58.発現宿主において、ポリペプチドの産生を指令する1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクされたパラグラフ57に記載のポリヌクレチドを含む、核酸構築物または発現ベクター。
59.ポリペプチドの産生を指令する1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクされたパラグラフ57〜58に記載のポリヌクレチドを含む、組換え宿主細胞。
60.パラグラフ47〜50のいずれかに記載のポリペプチドを生成する方法であって、その野生型形態でポリペプチドを産生する細胞を、ポリペプチドの産生を促す条件下で培養するステップを含む、パラグラフ47〜50のいずれかに記載の方法。
61.ポリペプチドを回収するステップをさらに含む、パラグラフ60に記載の方法。
62.DNase活性を有するポリペプチドを生成する方法であって、ポリペプチドの産生を促す条件下で、パラグラフ59に記載の宿主細胞を培養するステップを含む、方法。
63.ポリペプチドを回収するステップをさらに含む、パラグラフ62に記載の方法。
64.配列番号2のアミノ酸−37〜−1を含むか、またはこれから構成されるシグナルペプチドをコードするポリヌクレオチド。
65.配列番号2のアミノ酸−15〜−1を含むか、またはこれから構成されるプロペプチドをコードするポリヌクレオチドをさらに含む、請求項64に記載のポリヌクレオチド。
66.パラグラフ65に記載のポリヌクレオチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子を含む核酸構築物または発現ベクターであって、遺伝子が、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して外来性である、核酸構築物または発現ベクター。
67.パラグラフ65に記載のポリヌクレオチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子を含む組換え宿主細胞であって、遺伝子が、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して外来性である、組換え宿主細胞。
68.パラグラフ64に記載のポリヌクレオチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子を含む組換え宿主細胞を、タンパク質の産生を促す条件下で培養するステップを含むタンパク質の生成方法であって、遺伝子が、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して外来性である、方法。
69.タンパク質を回収するステップをさらに含む、パラグラフ67に記載の方法。
70.配列番号2のアミノ酸−15〜−1を含むか、またはこれから構成されるプロペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
71.パラグラフ64に記載のポリヌクレオチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子を含む核酸構築物または発現ベクターであって、遺伝子が、プロペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して外来性である、核酸構築物または発現ベクター。
72.パラグラフ64に記載のポリヌクレオチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子を含む組換え宿主細胞であって、遺伝子が、プロペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して外来性である、組換え宿主細胞。
73.パラグラフ62に記載のポリヌクレオチドに作動可能にリンクされたタンパク質をコードする遺伝子を含む組換え宿主細胞を、タンパク質の産生を促す条件下で培養するステップを含むタンパク質の生成方法であって、遺伝子が、プロペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して外来性である、方法。
74.タンパク質を回収するステップをさらに含む、パラグラフ73に記載の方法。
75.パラグラフ47〜56のいずれかに記載のポリペプチドを含む全ブロス配合物または細胞培養組成物。
76.パラグラフ29〜46のいずれかに記載の方法に従って洗濯される品目。
77.DNase活性を有するポリペプチドと、医薬補助成分とを含む医薬組成物であって、ポリペプチドが、真菌供給源から得られる医薬組成物。
78.DNase活性を有するポリペプチドが、アスペルギルス属(Aspergillus)から得られる、パラグラフ77に記載の医薬組成物。
79.DNase活性を有するポリペプチドが、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)から得られる、パラグラフ77〜78に記載の医薬組成物。
80.ポリペプチドが、パラグラフ47〜56のいずれかに記載のポリペプチドである、パラグラフ77〜79のいずれかに記載の医薬組成物。
81.組成物が、歯磨きペースト、液体歯磨き剤、うがい薬、トローチまたは歯肉マッサージ軟膏として配合される、パラグラフ77〜80のいずれかに記載の医薬組成物。
82.抗細菌化合物、抗寄生体化合物、抗真菌化合物および抗ウイルス化合物などの1種または複数種の抗菌化合物をさらに含む、パラグラフ77〜81のいずれかに記載の医薬組成物。
83.患者に接触可能なデバイスの表面の少なくとも一部が、パラグラフ77〜83のいずれかに記載の医薬組成物でコーティングされていることを特徴とする留置医療デバイス。
84.前記デバイスが、中心静脈カテーテル、血管内カテーテル、尿道カテーテル、ヒックマン(Hickman)カテーテル、腹膜透析カテーテル、気管内カテーテルなどのカテーテル、またはデバイスが人工心臓弁である場合、心臓ペースメーカ、動静脈シャント、強膜バックル、人工関節、鼓膜換気チューブ、気管切開チューブ、ボイスプロテーゼ、人工陰茎、人工尿道括約筋、合成恥骨膣スリング、縫合糸、骨アンカー、骨ねじ、眼内レンズ、コンタクトレンズ、子宮内避妊器具、大動脈大腿動脈移植片、血管移植片、ニードル、ルアーロック(Luer−Lok)コネクター、ニードルレスコネクターまたは手術器具である、パラグラフ83に記載のデバイス。
85.パラグラフ47〜56のいずれかに記載のポリペプチドを生成する方法であって、ポリペプチドの産生を促す条件下で、パラグラフ59に記載の宿主細胞を培養するステップを含む、方法。
86.ポリペプチドを回収するステップをさらに含む、パラグラフ85に記載の方法。
87.対象の第2ポリペプチド;好ましくは対象の酵素;より好ましくは対象の分泌酵素;さらに好ましくはヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リガーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼ、またはトランスフェラーゼをコードするポリヌクレオチドをさらに含み;分泌酵素は、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダーゼ、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、アスパラギナーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−キシロシダーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エンドグルカナーゼ、エステラーゼ、緑色蛍光タンパク質、グルカノトランスフェラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、ムタナーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼ、またはキシラナーゼであるのが最も好ましい、パラグラフ59に記載の組換え宿主細胞。
88.対象の第2ポリペプチドが、宿主細胞に対して異種または相同性である、パラグラフ87に記載の組換え宿主細胞。
89.真菌宿主細胞;好ましくは、糸状真菌宿主細胞;より好ましくは、アクレモニウム属(Acremonium)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ブエルカンデラ属(Bjerkandera)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、コプリヌス属(Coprinus)、コリオルス属(Coriolus)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、フミコラ属(Humicola)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、フレビア属(Phlebia)、ピロマイセス属(Piromyces)、プレウロツス属(Pleurotus)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トラメテス属(Trametes)、またはトリコデルマ属(Trichoderma)細胞;最も好ましくは、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)、ヤケイロタケ(Bjerkandera adusta)、セリポリオプシス・アネイリナ(Ceriporiopsis aneirina)、セリポリオプシス・カレギエア(Ceriporiopsis caregiea)、セリポリオプシス・ギルベスセンス(Ceriporiopsis gilvescens)、セリポリオプシス・パンノシンタ(Ceriporiopsis pannocinta)、セリポリオプシス・リブロサ(Ceriporiopsis rivulosa)、セリポリオプシス・スブルファ(Ceriporiopsis subrufa)、セリポリオプシス・スブベルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、クリソスポリウム・イノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウム・ケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウム・ルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウム・メルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウム・パンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウム・クイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウム・トロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウム・ゾナツム(Chrysosporium zonatum)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、クリオルス・ヒルスツス(Coriolus hirsutus)、フザリウム・バクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクラツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、フレビア・ラジアタ(Phlebia radiata)、プレウロツス・エリンギイ(Pleurotus eryngii)、チエラビア・テルレストリス(Thielavia terrestris)、トラメテス・ビロサ(Trametes villosa)、トラメテス・ベルシコロル(Trametes versicolor)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)、またはトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)細胞である、パラグラフ87または88に記載の組換え宿主細胞。
90.細菌宿主細胞;好ましくは、原核宿主細胞;より好ましくは、グラム陽性宿主細胞;さらに好ましくは、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、またはストレプトマイセス属(Streptomyces);ならびに最も好ましくは、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)宿主細胞である、パラグラフ87または88に記載の組換え宿主細胞。
91.パラグラフ87〜88のいずれかに記載の対象の第2ポリペプチドを生成する方法であって、対象の第2ポリペプチドの産生を促す条件下で、パラグラフ87〜90のいずれかに記載の宿主細胞を培養するステップを含む、方法。
92.対象の第2ポリペプチドを回収するステップをさらに含む、パラグラフ91に記載の方法。
93.洗剤補助成分が、界面活性剤である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
94.洗剤補助成分が、ビルダーである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
95.洗剤補助成分が、泥汚れ除去/再付着防止剤である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の洗剤組成物。
96.組成物が液体洗剤組成物であり、これは、合計濃度が少なくとも3重量%の界面活性剤および洗剤ビルダー、ならびに洗剤酵素含有マイクロカプセルを含み、ここで、マイクロカプセルの膜は、1kDa超の分子量を有する多分岐ポリアミンの架橋によって生成される、パラグラフ28に記載の洗剤組成物。
97.多分岐ポリアミンの反応性アミノ基が、分子量の少なくとも15重量%を占める、パラグラフ96に記載の洗剤組成物。
98.マイクロカプセルが、架橋剤として酸塩化物を用いることにより生成される、パラグラフ96〜97のいずれかに記載の洗剤組成物。
99.マイクロカプセルの直径が、少なくとも50マイクロメートル、またはそれ以上である、パラグラフ96〜98のいずれかに記載の洗剤組成物。
100.マイクロカプセルが、少なくとも1重量%の活性酵素を含有する、パラグラフ96〜99のいずれかに記載の洗剤組成物。
101.ポリオールなどのアルコールをさらに含む、パラグラフ96〜100のいずれかに記載の洗剤組成物。
102.界面活性剤が、アニオン性界面活性剤である、パラグラフ96〜101のいずれかに記載の洗剤組成物。
103.液体洗濯組成物である、パラグラフ96〜102のいずれかに記載の洗剤組成物。
104.90重量%未満の水を含有する、パラグラフ96〜100のいずれかに記載の洗剤組成物。
105.洗剤酵素が、DNase活性を有するポリペプチド、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、マンナーゼ、ペクチナーゼ、またはオキシドレダクターゼである、パラグラフ96〜104のいずれかに記載の洗剤組成物。
106.プロテアーゼが、メタロプロテアーゼまたはアルカリセリンプロテアーゼ、例えば、スブチリシンである、パラグラフ96〜105のいずれかに記載の洗剤組成物。
107.DNase活性を有するポリペプチドが、請求項47〜54のいずれかに記載のポリペプチドである、パラグラフ96〜105のいずれかに記載の洗剤組成物。
108.マイクロカプセルが、架橋剤として酸塩化物を用いる界面重合によって生成される、パラグラフ96〜107のいずれかに記載の洗剤組成物。
109.多分岐ポリアミンが、ポリエチレンイミンである、パラグラフ96〜108のいずれかに記載の洗剤組成物。
110.マイクロカプセルが、Mg2+、Ca2+、またはZn2+の難溶性塩などのMg2+、Ca2+、またはZn2+イオンの供給源を含む、パラグラフ96〜109のいずれかに記載の洗剤組成物。
アッセイおよび洗剤組成物
洗剤組成物
以下に挙げる洗剤組成物を本発明の酵素と組み合わせて使用することができる。
Biotex black(液体)
5〜15%アニオン性界面活性剤、<5%ノニオン性界面活性剤、香料、酵素、DMDMおよびヒダントイン。
Ariel Sensitive White & Colorの組成物(液体洗剤組成物)
水、アルコールエトキシ硫酸塩、アルコールエトキシレート、アミノオキシド、クエン酸、C12〜18抜頭(topped)パーム核脂肪酸、プロテアーゼ、グリコシダーゼ、アミラーゼ、エタノール、1,2−プロパンジオール、ギ酸ナトリウム、塩化カルシウム、水酸化ナトリウム、シリコーン乳剤、トランス−硫酸化EHDQ(成分は、降順で記載する)。
WFK IEC−Aモデル洗剤の組成物(粉末)
成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム8.8%、エトキシル化脂肪族アルコールC12〜18(7 EO)4.7%、ナトリウムセッケン3.2%、消泡DC2−4248S3.9%、ケイ酸アルミニウムナトリウムゼオライト4A 28.3%、炭酸ナトリウム11.6%、アクリル酸およびマレイン酸からのコポリマーのナトリウム塩(Sokalan CP5)2.4%、ケイ酸ナトリウム3.0%、カルボキシメチルセルロース1.2%、Dequest 2066 2.8%、光学増白剤0.2%、硫酸ナトリウム6.5%、プロテアーゼ0.4%。
モデル洗剤Aの組成物(液体)
成分:12%LAS、11%AEO Biosoft N25−7(NI)、7%AEOS(SLES)、6%MPG(モノプロピレングリコール)、3%エタノール、3%TEA、2.75%ココアセッケン、2.75%ダイズセッケン、2%グリセロール、2%水酸化ナトリウム、2%クエン酸ナトリウム、1%ナトリウムホルミエート(formiate)、0.2%DTMPAおよび0.2%PCA(パーセンテージは全てw/wである)。
Ariel Actiliftの組成物(液体)
成分:5〜15%アニオン性界面活性剤;<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、セッケン;酵素、光学増白剤、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料、α−イソメチルイオノン、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール。
Ariel Actilift Colour&Styleの組成物(液体)
成分:5〜15%アニオン性界面活性剤;<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、セッケン;酵素、香料、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、α−イソメチルイオノン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール。
Persil Small & Mightyの組成物(液体)
成分:15〜30%のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、5〜15%のセッケン、<5%のポリカルボキシレート、香料、ホスホン酸塩、光学増白剤。
Persil 2 in 1 with Comfort Passion Flower Powder
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベントナイト、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ケイ酸ナトリウム、ゼオライト、水、クエン酸、TAED、C12〜15パレス(Pareth)−7、ステアリン酸、香料、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、セルロースゴム、加工トウモロコシデンプン、塩化ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、カルシウムナトリウムEDTMP、アニリノモルホリノトリアジニルアミノスチルベンゼンスルホン酸二ナトリウム、重炭酸ナトリウム、フェニルプロピルエチルメチコン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ステアリン酸グリセリル、炭酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、α−イソメチルイオノン、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、セルロース、プロテアーゼ、リモネン、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、スクロース、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、CI12490、CI45100、CI42090、チオ硫酸ナトリウム、CI61585。
Persil Biological Powder
スクロース、ソルビトール、ケイ酸アルミニウム、ポリオキシメチレンメラミン、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、CI61585、CI45100、リパーゼ、アミラーゼ、キサンタンゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、CI12490、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、CI42090、マンナナーゼ、CI11680、エチドロン酸、四ナトリウムEDTA。
Persil Biological Tablets
炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、重炭酸ナトリウム、ゼオライト、水、ケイ酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、セルロース、TAED、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ヘミセルロース、リグニン、ラウリルグルコシド、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、ベントナイト、塩化ナトリウム、香料、エチドロン酸四ナトリウム、硫酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ジメチコン、アニリノモルホリノトリアジニルアミノスチルベンゼンスルホン酸二ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリメチルシロキシケイ酸、炭酸カルシウム、セルロース、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、プロテアーゼ、加工トウモロコシデンプン、スクロース、CI12490、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アミラーゼ、カオリン。
Persil Colour Care Biological Powder
スブチリシン、イミダゾリジノン、ヘキシルシンナマル、スクロース、ソルビトール、ケイ酸アルミニウム、ポリオキシメチレンメラミン、CI61585、CI45100、リパーゼ、アミラーゼ、キサンタンゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、CI12490、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、CI42090、マンナナーゼ、CI11680、エチドロン酸、四ナトリウムEDTA。
Persil Colour Care Biological Tablets
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ゼオライト、水、ケイ酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、セルロースゴム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルグルコシド、塩化ナトリウム、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、香料、チオグリコール酸ナトリウム、PVP、硫酸ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ジメチコン、ベントナイト、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリメチルシロキシケイ酸、炭酸カルシウム、セルロース、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、プロテアーゼ、加工トウモロコシデンプン、スクロース、チオ硫酸ナトリウム、アミラーゼ、CI74160、カオリン。
Persil Dual Action Capsules Bio
MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、MEA−水添ヤシ脂肪酸塩、C12〜15パレス−7、ジプロピレングリコール、水、エチドロン酸四ナトリウム、ポリビニルアルコール、グリセリン、アジリジン、エトキシル化ホモポリマー、プロピレングリコール、香料、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、ソルビトール、MEA−硫酸塩、エタノールアミン、スブチリシン、グリコール、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、ヘキシルシンナマル、リモネン、リナルール、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、α−イソメチルイオノン、ゲラニオール、アミラーゼ、ポリマーブルー着色剤(Polymeric Blue Colourant)、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)、タルク、塩化ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、マンナナーゼ、安息香酸デナトニウム。
Persil 2 in 1 with Comfort Sunshiny Days Powder
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベントナイト、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ケイ酸ナトリウム、ゼオライト、水、クエン酸、TAED、C12〜15パレス−7、香料、ステアリン酸、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、セルロースゴム、加工トウモロコシデンプン、塩化ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、カルシウムナトリウムEDTMP、アニリノモルホリノトリアジニルアミノスチルベンゼンスルホン酸二ナトリウム、重炭酸ナトリウム、フェニルプロピルエチルメチコン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ステアリン酸グリセリル、炭酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ゲラニオール、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、セルロース、プロテアーゼ、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、スクロース、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、CI12490、CI45100、CI42090、チオ硫酸ナトリウム、CI61585。
Persil Small & Mighty 2 in 1 with Comfort Sunshiny Days
水、C12〜15パレス−7、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、水添ヤシ脂肪酸ナトリウム、トリエタノールアミン、グリセリン、TEA−水添ヤシ脂肪酸ナトリウム、香料、塩化ナトリウム、ポリクオタニウム−10、PVP、ポリマーピンク着色剤(Polymeric Pink Colourant)、硫酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ブチルフェニルメチルプロピオナール、スチレン/アクリレートコポリマー、ヘキシルシンナマル、シトロネロール、オイゲノール、ポリビニルアルコール、酢酸ナトリウム、イソプロピルアルコール、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)、ラウリル硫酸ナトリウム。
Persil Small & Mighty Bio
水、MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、ラウレス硫酸ナトリウム、C12〜15パレス−7、TEA−水添ヤシ脂肪酸塩、MEA−クエン酸塩、エトキシル化アジリジンホモポリマー、MEA−エチドロン酸塩、トリエタノールアミン、香料、アクリレートコポリマー、ソルビトール、MEA−硫酸塩、亜硫酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ブチルフェニルメチルプロピオナール、スチレン/アクリレートコポリマー、シトロネロール、硫酸ナトリウム、ペプチド、塩、発酵(工程)からの糖、スブチリシン、グリセリン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、ゲラニオール、ペクチン酸リアーゼ、アミラーゼ、ラウリル硫酸ナトリウム、マンナナーゼ、CI42051。
Persil Small & Mighty Capsules Biological
MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、MEA−水添ヤシ脂肪酸塩、C12〜15パレス−7、ジプロピレングリコール、水、グリセリン、ポリビニルアルコール、香料、エトキシル化アジリジンホモポリマー、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、ソルビトール、MEA−硫酸塩、エタノールアミン、スブチリシン、グリオール、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ヘキシルシンナマル、デンプン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、リモネン、リナルール、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、α−イソメチルイオノン、ゲラニオール、アミラーゼ、タルク、ポリマーブルー着色剤(Polymeric Blue Colourant)、塩化ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、安息香酸デナトニウム、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)、マンナナーゼ。
Persil Small & Mighty Capsules Colour Care
MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、MEA−水添ヤシ脂肪酸塩、C12〜15パレス−7、ジプロピレングリコール、水、グリセリン、ポリビニルアルコール、香料、エトキシル化アジリジンホモポリマー、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、MEA−硫酸塩、エタノールアミン、PVP、ソルビトール、ブチルフェニルメチルプロピオナール、スブチリシン、ヘキシルシンナマル、デンプン、リモネン、リナルール、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、α−イソメチルイオノン、ゲラニオール、タルク、ポリマーブルー着色剤(Polymeric Blue Colourant)、安息香酸デナトニウム、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)。
Persil Small & Mighty Colour Care
水、MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、ラウレス硫酸ナトリウム、C12〜15パレス−7、TEA−水添ヤシ脂肪酸塩、MEA−クエン酸塩、エトキシル化アジリジンホモポリマー、MEA−エチドロン酸塩、トリエタノールアミン、香料、アクリレートコポリマー、ソルビトール、MEA−硫酸塩、亜硫酸ナトリウム、グリセリン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、硫酸ナトリウム、ペプチド、塩、発酵(工程)からの糖、スチレン/アクリレートコポリマー、スブチリシン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、ゲラニオール、ペクチン酸リアーゼ、アミラーゼ、ラウリル硫酸ナトリウム、マンナナーゼ、CI61585、CI45100。
Fairy Non Bioの組成物(液体)
成分:15〜30%アニオン性界面活性剤、5〜15%ノニオン性界面活性剤、セッケン、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料。
モデル洗剤Tの組成物(粉末)
成分:11%LAS、2%AS/AEOS、2%セッケン、3%AEO、15.15%炭酸ナトリウム、3%ケイ酸ナトリウム、18.75%ゼオライト、0.15%キレート剤、2%クエン酸ナトリウム、1.65%AA/MAコポリマー、2.5%CMCおよび0.5%SRP(パーセンテージは全てw/wである)。
モデル洗剤Xの組成物(粉末)
成分:16.5%のLAS、15%のゼオライト、12%の二ケイ酸ナトリウム、20%の炭酸ナトリウム、1%のソカラン、35.5%の硫酸ナトリウム(パーセンテージは全てw/wである)。
Ariel Actilift Colour&Styleの組成物(粉末)
成分:5〜30%アニオン性界面活性剤、<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、ポリカルボキシレート、ゼオライト;酵素、香料、ヘキシルシンナマル。
Ariel Actiliftの組成物(粉末)
成分:5〜15%アニオン性界面活性剤、酸素系漂白剤、<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、ポリカルボキシレート、ゼオライト、光学増白剤、酵素、香料、ブチルフェニルメチルプロピオナール、クーマリン、ヘキシルシンナマル。
Persil Megaperlsの組成物(粉末)
成分:15〜30%の下記成分:アニオン性界面活性剤、酸素系漂白剤およびゼオライト、5%未満の下記成分:ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、ポリカルボキシレート、セッケン、その他の成分:香料、ヘキシルシンナマル、サリチル酸ベンジル、リナロール、光学増白剤、酵素およびシトロネロール。
Grain Liquid,Original:
成分:水、アルコールエトキシ硫酸塩、ジエチレングリコール、アルコールエトキシレート、エタノールアミン、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、クエン酸、ボラックス(Borax)、ナトリウムクメンスルホン酸塩、プロピレングリコール、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジプロピルエチルテトラミン、水酸化ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ジメチコン、アミラーゼ、プロテアーゼ、Liquitint(商標)、水添ヒマシ油、芳香剤。
Tide Liquid,Original:
成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、クエン酸、水酸化ナトリウム、ボラックス、エタノールアミン、エタノール、アルコール硫酸塩、ポリエチレンイミンエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、プロテアーゼ、ジエチレングリコール、ラウレス−9、アルキルジメチルアミンオキシド、芳香剤、アミラーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、DTPA、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ポリエチレングリコール4000、マンナナーゼ、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン。
Liquid Tide、Free and Gentle:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、プロピレングリコール、ボラックス、エタノール、直鎖アルキルベンゼンスルホンナトリウム、塩、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、トランス硫酸化およびエトキシル化ヘキサメチレンジアミン、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、MEA塩、ギ酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、DTPA、アミンオキシド、ギ酸カルシウム、二ナトリウムジアミノスチルベン、ジスルホン酸塩、アミラーゼ、プロテアーゼ、ジメチコン、ベンズイソチアゾリノン。
Tide Coldwater Liquid、Fresh Scent:
水、アルコールエトキシ硫酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、エタノールアミン、クエン酸、ボラックス(Borax)、硫酸アルコール、水酸化ナトリウム、ポリエチレンイミン、エトキシレート、ナトリウム脂肪酸、エタノール、プロテアーゼ、ラウレス−9、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ラウラミンオキシド、ナトリウムクメン、スルホン酸塩、芳香剤、DTPA、アミラーゼ、二ナトリウム、ジアミノスチルベン、ジスルホン酸塩、ギ酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸カルシウム、ポリエチレングリコール4000、マンナナーゼ、ペクチナーゼ、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン。
Tide TOTALCARE(商標)Liquid,Cool Cotton:
水、アルコールエトキシ硫酸塩、プロピレングリコール、ナトリウム脂肪酸、塩化ラウトリモニウム、エタノール、水酸化ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クエン酸、エタノールアミン、ジエチレングリコール、シリコーンポリエーテル、ボラックス、芳香剤、ポリエチレンイミンエトキシレート、プロテアーゼ、ラウレス−9、DTPA、ポリアクリルアミドクオタニウム塩化物、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Orange、ジプロピルエチレンテトラアミン、ジメチコン、セルラーゼ。
Liquid Tide Plus Bleach Alternative(商標),Vivid White and Bright,Original and Clean Breeze:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、MEA塩、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミン エトキシレート、エタノール、ナトリウム脂肪酸、エタノールアミン、ラウラミンオキシド、ボラックス、ラウレス−9、DTPA、クメンスルホン酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム塩、硫酸アルコール、水酸化ナトリウム、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、芳香剤、アミラーゼ、プロテアーゼ、マンナナーゼ、ペクチナーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン、ジプロピルエチルテトラアミン。
Liquid Tide HE,Original Scent:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、アルキル硫酸ナトリウム、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、MEA塩、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ボラックス、ポリエチレンイミン、エトキシレートプロポキシレート、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、芳香剤、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、マンナナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン/ポリジメチルシリコーン。
Tide TOTALCARE HE Liquid,renewing Rain:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルコールエトキシレート、クエン酸、エタノールアミン、ナトリウム脂肪酸、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、水酸化ナトリウム、ボラックス、ポチエチレンイミンエトキシレート、シリコーンポリエーテル、エタノール、プロテアーゼ、クメンスルホン酸ナトリウム、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ラウレス−9、芳香剤、アミラーゼ、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、マンナナーゼ、Liquitint(商標)Orange、ジメチコン、ポリアクリルアミドクオタニウム塩化物、セルラーゼ、ジプロピルエチルテトラアミン。
Tide Liquid HE Free:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、ジエチレングリコール、クエン酸モノエタノールアミン、ギ酸ナトリウム、プロピレングリコール、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、エタノールアミン、エタノール、ポリエチレンイミンエトキシレート、アミラーゼ、ベンズイソチアゾリン、ボラックス、ギ酸カルシウム、クエン酸、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ジメチコン、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ラウレス−9、マンナナーゼ、プロテアーゼ、クメンスルホン酸ナトリウム、ナトリウム脂肪酸。
Tide Coldwater HE Liquid,Fresh Scent:
水、アルコールエトキシ硫酸塩、MEAクエン酸塩、硫酸アルコール、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩MEA、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ボラックス、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、芳香剤、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、プロテアーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン。
Tide for Coldwater HE Free Liquid:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム塩、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:MEA塩、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ボラックス、プロテアーゼ、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、アミラーゼ、クエン酸、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ジメチコン。
Tide Simply Clean & Fresh:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ギ酸ナトリウム、エタノール、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、芳香剤、ラウラミンオキシド、DTPA、ポリエチレンアミンエトキシレート、ギ酸カルシウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジメチコン、テトラミン、Liquitint(商標)Blue。
Tide Pods,Ocean Mist,Mystic Forest,Spring Meadow:
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、C12〜16パレス−9、プロピレングリコール、アルコールエトキシ硫酸塩、水、ポリエチレンイミンエトキシレート、グリセリン、脂肪酸塩、PEG−136ポリ酢酸ビニル、エチレンジアミンジコハク酸塩、モノエタノールアミンクエン酸塩、亜硫酸水素ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸カルシウム、マンナナーゼ、エキシログルカナーゼ、ギ酸ナトリウム、水添ヒマシ油、ナタラーゼ、色素、テルマミル、スブチリシン、ベンズイソチアゾリン、香料。
Tide to Go:
脱イオン水、ジプロピレングリコールブチルエーテル、アルキル硫酸ナトリウム、過酸化水素、エタノール、硫酸マグネシウム、アルキルジメチルアミンオキシド、クエン酸、水酸化ナトリウム、トリメトキシ安息香酸、芳香剤。
Tide Strain Release Liquid:
水、アルキルエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過酸化水素、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、エタノールアミン、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、テトラブチルエチリジンビスフェノール、F&DC Yellow 3、芳香剤。
Tide Strain Release Powder:
過炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、水、アルキルベンゼンスルホン酸塩、DTPA、ポリエチレングリコール、パルミチン酸ナトリウム、アミラーゼ、プロテアーゼ、加工デンプン、F&DC Blue 1、芳香剤。
Tide Strain Release,Pre Treater Spray:
水、アルキルエトキシレート、MEAホウ酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、塩化カルシウム酵素、プロテアーゼ、エタノールアミン、ベンズイソチアゾリノン、アミラーゼ、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、芳香剤。
Tide to Go Stain Eraser:
水、アルキルアミンオキシド、ジプロピレングリコールフェニルエーテル、過酸化水素、クエン酸、エチレンジアミンジコハク酸ナトリウム塩、アルキル硫酸ナトリウム、芳香剤。
Tide boost with Oxi:
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、アルコールエトキシレート、塩化ナトリウム、マレイン酸/アクリリル酸コポリマー、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、硫酸ナトリウム、着色剤、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム塩、水和アルミノケイ酸塩(ゼオライト)、ポリエチレングリコール、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、デンプン、水、芳香剤。
Tide Strain Release boost Duo Pac:
液体部分と粉末部分が充填されている、ポリビニルアルコールポーチフィルム:
液体成分:ジプロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、水、グリセリン、Liquitint(商標)Orange、粉末成分:過炭酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、アミノケイ酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、マレイン酸/アクリル酸コポリマー、水、アミラーゼ、ポリエチレングリコール、パルミチン酸ナトリウム、加工デンプン、プロテアーゼ、グリセリン、DTPA、芳香剤。
Tide Ultra Stain Release:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム/MEA塩、MEAクエン酸塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、プロテアーゼ、ボラックス、クメンスルホン酸ナトリウム、DTPA、芳香剤、アミラーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、グルコナーゼ、ジメチコン、Liquitint(商標)Blue、マンナナーゼ。
Ultra Tide with a Touch of Downy(登録商標)Powdered Detergent,April Fresh/Clean Breeze/April Essence:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ベントナイト、水、過炭酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、アルキル硫酸塩、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、DTPA、ポリエチレングリコール4000、シリコーン、エトキシレート、芳香剤、ポリエチレンオキシド、パルミチン酸、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、プロテアーゼ、Liquitint(商標)Red、FD&C Blue 1、セルラーゼ。
Ultra Tide with a Touch of Downy Clean Breeze:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミン、プロポキシエトキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、硫酸アルコール、ジメチコン、芳香剤、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、プロテアーゼ、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、アミラーゼ、グルコナーゼ、ヒマシ油、ギ酸カルシウム、MEA、スチレンアクリレートコポリマー、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Blue。
Ultra Tide with Downy Sun Blossom:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、ポリエチレンイミンエトキシレート、硫酸アルコール、ジメチコン、芳香剤、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、プロテアーゼ、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、アミラーゼ、ヒマシ油、ギ酸カルシウム、MEA、スチレンアクリレートコポリマー、プロパンアンミウムプロパンアミド、グルコナーゼ、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Blue。
Ultra Tide with Downy April Fresh/Sweet Dream:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、硫酸アルコール、ジメチコン、芳香剤、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、プロテアーゼ、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、アミラーゼ、グルコナーゼ、ヒマシ油、ギ酸カルシウム、MEA、スチレンアクリレートコポリマー、プロパンアミニウムプロパンアミド、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Blue。
Ultra Tide Free Powdered Detergent:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、水、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、エトキシレート、過炭酸ナトリウム、ポリエチレングリコール4000、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、セルラーゼ。
Ultra Tide Powdered Detergent,Clean Breeze/Spring Lavender/mountain Spring:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、硫酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、水、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、パルミチン酸、プロテアーゼ、シリコーン、セルラーゼ。
Ultra Tide HE(high Efficiency) Pwdered Detergent,Clean Breeze:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、水、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリアルキル硫酸ナトリウム、ケイ酸塩、過炭酸ナトリウム、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、パルミチン酸、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、プロテアーゼ、シリコーン、セルラーゼ。
Ultra Tide Coldwater Powdered Detergent,Fresh Scent:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、水、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、DTPA、芳香剤、ナタラーゼ、パルミチン酸、プロテアーゼ、二ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸塩、FD&C Blue 1、シリコーン、セルラーゼ、アルキルエーテル硫酸塩。
Ultra Tide with bleach Powdered Detergent,Clean Breeze:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過炭酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、水、ケイ酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、パルミチン酸、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、FD&C Blue 1、セルラーゼ、アルキルエーテル硫酸塩。
Ultra Tide with Febreeze Freshness(商標)Powdered Detergent,Spring Renewal:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過炭酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、水、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、DTPA、芳香剤、セルラーゼ、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、FD&C Blue 1。
Liquid Tide Plus with Febreeze Freshness−Sport HE Active Fresh:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:MEA塩、アルコールエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、ボラックス、芳香剤、DTPA、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、マンナナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン/ポリジメチルシリコーン。
Tide Plus Febreeze Freshness Spring & Renewal:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、MEAクエン酸塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、芳香剤、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、プロテアーゼ、硫酸アルコール、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、MEA、マンナナーゼ、グルコナーゼ、ギ酸ナトリウム、ジメチコン、Liquitint(商標)Blue、テトラミン。
Liquid Tide Plus with Febreeze Freshness,Sport HE Active Victory Fresh:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:MEA塩、アルコールエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、ボラックス、芳香剤、DTPA、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、マンナナーゼ、セルラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン/ポリジメチルシリコーン。
Tide Vivid White + Bright Powder,Original:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過炭酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、水、ケイ酸塩、ポリアクリル酸ナトリウムエトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、パルミチン酸、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、FD&C Blue 1、セルラーゼ、アルキルエーテル硫酸塩。
HEY SPORT TEX WASH Detergent
水、ドデシルベンゼンスルホンサウーレ(dodecylbenzenesulfonsaeure)、ラウレス−11、peg−75、ラノリン、プロピレングリコール、変性アルコール、ダイズカリウム(potassium soyate)、水酸化カリウム、ココアンホジ酢酸二ナトリウム、エチレンジアミン三酢酸ココサルキル(cocosalkyl)アセトアミド、香料、リシノール酸亜鉛、塩化ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、ci16255、ベンジルアルコール。
Tide、Ariel、GainおよびFairyと称する製品は、Procter & Gambleにより供給される市販の製品である。Persilと称する製品は、Unilever and Henkelにより供給される市販の製品である。Hey Sportと称する製品は、Hey Sportにより供給される市販の製品である。
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酵素レベルは全て、洗剤組成物100g当たりのrug活性酵素タンパク質として表される。界面活性剤成分は、BASF,Ludwigshafen,Germany(Lutensol(登録商標));Shell Chemicals,London,UK;Stepan,Northfield,III,USA;Huntsman,Huntsman,Salt Lake City,Utah,USA;Clariant,Sulzbach,Germany(Praepagen(登録商標))から入手することができる。
トリポリリン酸ナトリウムは、Rhodia,Paris,Franceから入手することができる。ゼオライトは、Industrial Zeolite(UK) Ltd,Grays,Essex,UKから入手することができる。クエン酸およびクエン酸ナトリウムは、Jungbunzlauer,Basel,Switzerlandから入手することができる。NOBSは、Eastman,Batesville,Ark.,USAにより供給されるノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムである。
TAEDは、Peractive(登録商標)という商品名で、Clariant GmbH,Sulzbach,Germanyにより供給されるテトラアセチルエチレンジアミンである。
炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムは、Solvay,Brussels,Belgiumから入手することができる。
ポリアクリレート、ポリアクリレート/マレエートコポリマーは、BASF,Ludwigshafen,Germanyから入手することができる。
Repel−O−Tex(登録商標)は、Rhodia,Paris,Franceから入手することができる。
Texcare(登録商標)は、Clariant,Sulzbach,Germanyから入手することができる。過炭酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムは、Solvay,Houston,Tex.,USAから入手することができる。
エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸のナトリウム塩、(S,S)異性体(EDDS)は、Octel,Ellesmere Port,UKにより供給された。
ヒドロキシエタンジリン酸塩(HEDP)は、Dow Chemical,Midland,Mich.,USAにより供給された。
酵素:Savinase(登録商標)、Savinase(登録商標)Ultra、Stainzyme(登録商標)Plus、Lipex(登録商標)、Lipolex(登録商標)、Lipoclean(登録商標)、Celluclean(登録商標)、Carezyme(登録商標)、Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Stainzyme(登録商標)Plus、Termamyl(登録商標)、Termamyl(登録商標)ultra、およびMannaway(登録商標)は、Novozymes,Bagsvaerd,Denmarkから入手することができる。
酵素:Purafect(登録商標)、FN3、FN4およびOptisizeは、Genencor International Inc., Palo Alto, California,USから入手することができる。
Direct violet 9および99は、BASF DE,Ludwigshafen,Germanyから入手することができる。Solvent violet 13は、Ningbo Lixing Chemical Co.,Ltd.Ningbo,Zhejiang,Chinaから入手することができる。増白剤は、Ciba Specialty Chemicals,Basel,Switzerlandから入手することができる。
別に記載のない限り、パーセンテージは全て、重量基準で計算する。別に記載のない限り、パーセンテージおよび比は全て、全組成物に基づいて計算する。本明細書全体を通して付与されるあらゆる最大数値限界は、より低い数値限界が明記されているものとして、こうしたより低い数値限界を全て包含することを理解すべきである。本明細書全体を通して付与されるあらゆる最小数値限界は、より高い数値限界が明記されているものとして、こうしたより高い数値限界を全て包含することになる。本明細書全体を通して付与されるあらゆる数値範囲は、こうしたより狭い数値範囲が本明細書に明記されているものとして、こうしたより広い数値範囲に含まれるより狭い数値範囲を全て包含することになる。
洗浄アッセイ
Launder−O−Meter(LOM)モデル洗浄システム
Launder−O−Meter(LOM)は、20以下の異なる洗浄条件を同時にテストするために適用することができる中規模モデル洗浄システムである。LOMは、基本的に、大きな温度制御ウォーターバスであり、その内部に、回転する20個の密閉された金属ビーカを備える。各ビーカは、1つの小さな洗浄機を構成し、実験の間、各々が、テストしようとする特定の洗剤/酵素系の溶液を、テスト対象の汚れた布地および汚れていない布地と一緒に含む。機械的ストレスは、ウォーターバス内で回転させるビーカにより、ならびにビーカ内に金属ボールを導入することにより達成される。
LOMモデル洗浄システムは、主に、欧州洗浄条件での洗剤および酵素の中規模テストに使用されている。LOM実験において、汚れに対するバラストの比や洗浄液に対する布地の比などの係数は、変動し得る。このように、LOMは、AMSAおよびミニ洗浄などの小規模実験と、フロントローダ式洗浄機を用い、より多くの時間がかかる実物実験とをつなげる役割を果たす。
Mini Launder−O−Meter(MiniLOM)モデル洗浄システム
MiniLOMは、Launder−O−Meter(LOM)の改良された小型洗浄システムであり、20以下の異なる洗浄条件を同時にテストするために適用することができる中規模モデル洗浄システムである。LOMは、基本的に、大きな温度制御ウォーターバスであり、その内部に、回転する20個の密閉された金属ビーカを備える。各ビーカは、1つの小さな洗浄機を構成し、実験の間、各々は、テストしようとする特定の洗剤/酵素系の溶液を、テスト対象の汚れた布地および汚れていない布地と一緒に含む。機械的ストレスは、ウォーターバス内で回転させるビーカにより、ならびにビーカ内に金属ボールを導入することにより達成される。
LOMモデル洗浄システムは、主に、欧州洗浄条件での洗剤および酵素の中規模テストに使用されている。LOM実験において、汚れに対するバラストの比や洗浄液に対する布地の比などの係数は、変動し得る。このように、LOMは、AMSAおよびミニ洗浄などの小規模実験と、フロントローダ式洗浄機を用い、より多くの時間がかかる実物実験とをつなげる役割を果たす。
miniLOMの場合、洗浄は、Stuartローテータ内に配置した50ml試験チューブ中で実施する。
Terg−O−timeter(TOM)洗浄アッセイ
Terg−O−Meter(TOM)は、12以下の異なる洗浄条件を同時にテストするために適用することができる中規模モデル洗浄システムである。TOMは、基本的に、大きな温度制御ウォーターバスであり、その中に浸漬させた12個以下の開放金属ビーカを備える。各ビーカは、1つの小さなトップローダ式洗浄機を構成し、実験の間、それらの各々は、特定の洗剤/酵素系の溶液と、その性能をテストする対象の汚れた布地および汚れていない布地を含有する。機械的ストレスは、回転攪拌アームによって達成され、このアームは、各ビーカ内の液体を攪拌する。TOMビーカには蓋がないので、洗浄中のオンライン情報のためにTOM実験およびアッセイ中にサンプルを抜き取ることが可能である。
TOMモデル洗浄システムは、主に、米国またはLA/AP洗浄条件での洗剤および酵素の中規模テストに使用されている。TOM実験において、汚れに対するバラストの比や洗浄液に対する布地の比などの係数は、変動し得る。このように、TOMは、AMSAおよびミニ洗浄などの小規模実験と、トップローダ式洗浄機を用い、より多くの時間がかかる実物実験とをつなげる役割を果たす。
設備:12個のスチール製ビーカと、500または1200mLの洗剤溶液容量を有するビーカにつき1つの回転アームとを備えるウォーターバス。温度範囲は、5〜80℃である。ウォーターバスには、脱イオン水を充填しなければならない。回転速度は、70〜120rpm/分以下に設定することができる。
Terg−O−Tometerの温度を設定し、ウォーターバス内の回転を開始する。温度が調節される(誤差は、+/−0.5℃)のを待つ。ビーカは全て清浄であり、微量の以前のテスト材料を含まないものとする。
所望の量の洗剤、温度および水硬度を有する洗浄溶液をバケツ中に調製する。10分間の磁気攪拌の間に洗剤を溶解させる。洗浄溶液は、調製後30〜60分以内に使用すべきである。
800mlの洗浄溶液をTOMビーカに添加する。洗浄溶液を120rpmで攪拌した後、任意選択で、1種または複数種の酵素をビーカに添加する。布切れ、続いてバラスト負荷をビーカに導入する。布切れとバラストをビーカに添加したとき、時間測定を開始する。布切れを20分間洗浄した後、攪拌を停止する。続いて、洗浄負荷をTOMビーカから篩に移して、常温の水道水ですすぐ。汚れた布切れをバラスト負荷から分ける。汚れた布切れは、5分間水を流しながら、常温の水道水を含む5Lビーカに移す。バラスト負荷は、次の不活性化のために、分けたままにしておく。布切れを手で穏やかに絞って排水し、紙で覆ったトレイの上に置く。もう1枚の布を布切れの上に置く。布切れを一晩乾燥させた後、本明細書に記載するColor Eyeを用いた色の強度の計測などの分析に付す。
酵素アッセイ
アッセイI:DNase活性のテスト
DNase活性をDNase Test Agar with Methyl Green(BD,Franklin Lakes,NJ,USA)で決定したが、これは、供給業者のマニュアルに従って調製した。手短には、21gの寒天を500mlの水に溶解させた後、121℃で15分間オートクレーブ処理した。オートクレーブ処理した寒天をウォーターバス中で48℃に温度調節した後、20mlの寒天をペトリ皿に注ぎ込み、室温でのインキュベーションo/nにより凝固させた。凝固した寒天プレート上に、5μlの酵素溶液を添加し、班点状の酵素溶液周辺の無色領域としてDNase活性を観察した。
アッセイII
Eノーズを用いた、生地のE−2ノネナールの分析。
生地に付いた悪臭の存在をテストする一方法は、E−2ノネナールが、ランドリーの悪臭に寄与することから、この化合物を悪臭のマーカとして用いるものである。
E−ノネナールの溶液を5cm×5cmの布切れに添加してから、布切れをGC分析用の20mLガラスバイアル中に配置して、バイアルにキャップをする。40℃で20分のインキュベーション後に、Alpha M.O.S.France製のHeracles II Electronic nose(2FIDを有する二重カラムガスクロマトグラフィー、カラム1:MXT5およびカラム2:MXT1701)により、キャップしたバイアルからの5mLヘッドスペースを分析する。
方法
PCR、クローニング、ヌクレオチドの連結などの一般的方法は、当業者にはよく知られており、例えば、以下の文献に見出すことができる:“Molecular cloning:A laboratory manual”,Sambrook et al.(1989),Cold Spring Harbor lab.,Cold Spring Harbor,NY;Ausubel,F M. et al.(eds.);“Current protocols in Molecular Biology”,John Wiley and Sons,(1995);Harwood,C.R.,and Cutting,S M.(eds.);“DNA Cloning:A Practical Approach,Volumes I and II”,D.N.Glover ed.(1985);“Oligonucleotide Synthesis”,M.J.Gait ed.(1984);“Nucleic Acid Hybridization”,B.D.Hames & S.J.Higgins eds(1985);“A Practical Guide To Molecular Cloning”,B.Perbal,(1984)。
実施例1
PCR増幅
PCR増幅は全て、50mM KCl、10mMトリス−HCl pH8.0、1.5mM MgCl2の反応緩衝液中の2.5単位のTaqポリメラーゼ、100ngのpSO2、250nMの各dNTP、および前述した2つのプライマー各々10pモルを含有する100マイクロリットルの容量中で実施した。
増幅は、Perkin−Elmer Cetus DNA Termal 480で実施し、94℃で3分を1サイクル、続いて94℃で1分、55℃で30秒、および72℃で1分を25サイクルから構成された。
アスペルギルス属(Aspergillus)形質転換
アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)NBRC4177:発酵研究所(Institute for fermentation)、Osaka;17−25 Juso,Hammachi 2−Chome Yodogawa−Ku,Osaka,Japanから入手可能。
アスペルギルス属(Aspergillus)形質転換は、Christensen et al.;Biotechnology 1988 6 1419−1422に記載されている通りに実施した。手短には、A.オリゼー(A.oryzae)菌糸体を濃厚な栄養ブロス中で成長させた。濾過により、菌糸体をブロスから分離した。酵素調製物Novozyme(登録商標)(Novozymes)を、リン酸ナトリウムでpH5.0に緩衝した1.2M MgSO4などの浸透圧安定化緩衝液中の菌糸体に添加した。懸濁液を攪拌しながら、37℃で60分間インキュベートした。プロトプラストをミラクロスでろ過して、菌糸体残屑を除去した。プロトプラストを回収し、STC(1.2Mソルビトール、10mM CaCl2、10mMトリス−HCl pH7.5)で2回洗浄した。最後に、プロトプラストを200〜1000マイクロリットルのSTCに再懸濁させた。
形質転換のために、5μgのDNAを100μlのプロトプラスト懸濁液に添加した後、200μlのPEG溶液(60%PEG 4000、10mM CaCl2、10mMトリス−HCl pH7.5)を添加し、混合物を室温で20分間インキュベートした。プロトプラストを回収し、1.2Mソルビトールで2回洗浄した。最後に、プロトプラストを200μlの1.2Mソルビトールに再懸濁させた。amdS遺伝子を含有する形質転換体は、炭素源として1.0Mスクロースを、窒素源として10mMアセトアミドを含有する最少プレート(Cove D.J.1966.Biochem.Biophys.Acta.113:51−56)上で、窒素の唯一の供給源としてアセトアミドを利用するその能力について選択した。37℃で4〜5日の増殖後に、安定した形質転換体が勢いよく増殖し、かつ胞子形成するコロニーとして出現した。前述の選択プレート上の分生胞子により、形質転換体を2回精製した。
実施例2
アスペルギルス属(Aspergillus)発現カセットpJaL1368の構築
推定ヌクレアーゼ(配列番号2)をコードするA.オリゼー(A.oryzae)遺伝子(配列番号1)の発現のために、A.オリゼー(A.oryzae)NBRC4177ゲノムDNAを鋳型として用いて、プライマーセットoJaL316(配列番号3)およびoJaL317(配列番号4)により、イントロンを含有するコード領域(配列番号1)を931bpのPCR断片として増幅した。931bpのPCR断片をBamHIおよびXhoIで消化することにより、919bp断片(配列番号5)が得られた。919BamHI−XhoI断片をpJaL1262の対応する部位にクローニングして、pJaL1368を得た。
実施例3
アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)株MT3568における推定A.オリゼー(A.oryzae)ヌクレアーゼ遺伝子の発現
Christensen et al.;Biotechnology 1988 6 1419−1422に記載されている通りに、アスペルギルス属(Aspergillus)発現プラスミドpJaL1368をアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)株MT3568に形質転換させた。12のランダムに選択した形質転換体を精製した後、10mlのYPM培地(2g/lの酵母エキス、2g/lのペプトン、および2%マルトース)を含有するチューブに接種してから、これを振盪(200rpm)しながら、30℃で4日間インキュベートした。A.オリゼー(A.oryzae)AO090701000540タンパク質を産生した形質転換体を、非形質転換親株からの上清と比較して、25kD(計算分子量23893Da)のさらなるバンドの出現によって同定した。バンドのアイデンティティーは、1)エドマン(Edman)分解によるN末端の決定および2)InGel消化およびMS/MSにより確認した。N末端の決定により、2つの優勢なN末端配列ALKTGSG(配列番号6)およびKTGSGDS(配列番号7)が得られた。MS/MSデータにより、推定遺伝子(配列番号1)が、成熟型タンパク質配列番号8および配列番号9(配列番号2のタンパク質の一部である)をコードすることも確認される。以下の実施例では、pJaL1368で形質転換したアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)株MT3568から得られたアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseを使用する。
実施例4
モデル洗剤および市販の洗剤におけるアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNase(配列番号2)の性能
ランドリー特異的細菌株の単離
ランドリーから単離したブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)の1株を本実施例で使用した。
ブレブンディモナス属(Brevundimonas)種を試験中に単離し、試験では、15、40および60℃でそれぞれ洗浄した後、ランドリー中の細菌多様性を調べた。試験は、デンマークの家庭から収集したランドリーについて行った。各々の洗浄について、20gのランドリー品目(ティータオル、タオル、皿拭き用ふきん、よだれ掛け、Tシャツ脇部分、Tシャツ襟部分、ソックス)を4:3:2:2:1:1:1の範囲で使用した。洗浄は、15、40および60℃でLaundr−O−Meter(LOM)により実施した。15および40℃での洗浄の場合、Ariel Sensitive White & Colorを使用し、60℃で洗浄の場合にはWFK IEC−A*モデル洗剤を使用した。Ariel Sensitive White & Colorは、5.1gを計量し、水道水を1000mlまで添加した後、5分間攪拌することにより調製した。WFK IEC−A*モデル洗剤(WFK Testgewebe GmbHから入手可能である)は、5gを計量し、水道水を1300mlまで添加した後、15分間攪拌することにより調製した。洗浄は、15、40および60℃でそれぞれ1時間ずつ実施した後、15℃の水道水で20分間のすすぎを2回行った。
15、40および60℃でそれぞれ洗浄した後直ちにランドリーを取り出した。20gのランドリーに、ストマッカーバッグ中で、0.9%(w/v)NaCl(1.06404;Merk,Damstadt,Germany)を0.5%(w/w)tween 80と共に1:10希釈を達成するように添加した。中間の速度で2分間ストマッカー(Stomacher)を用いて、混合物を均質化した。均質化後、10倍希釈物を0.9%(w/v)NaCl中で調製した。30℃で好気的に5〜7日間インキュベートしたトリプシンダイズ寒天(Tryptone Soya Agar)(TSA)(CM0129,Oxoid,Basingstoke,Hampshire,UK)上で細菌を数えた。酵母およびカビの増殖を抑制するために、0.2%ソルビン酸(359769,Sigma)および0.1%シクロヘキシミド(18079;Sigma)を添加した。細菌コロニーを計数可能なプレートから選択して、TSA上で2回再ストリークすることにより精製した。長期貯蔵のために、精製済み単離物を−80℃の20%(w/v)グリセロールを含有するTSB(49779;Sigma)中で保存した。
バイオフィルムの付いたドナー布切れの調製
ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)を、30℃のトリプシンダイズ寒天(Tryptone Soya Agar)(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid,Basingstoke,UK)上で2〜5日間事前に増殖させた。単一コロニーから、ループ一杯分(loop−full)を10mLのTSBに移した後、振盪(240rpm)しながら、30℃で1日インキュベートした。増殖後、遠心分離(Sigma Laboratory Centrifuge 6K15)(21℃、3000gで、7分)によりブレブンディモナス属(Brevundimonas)種をペレット化してから、水で2倍希釈した10mLのTSBに再懸濁させた。分光光度計(POLARstar Omega(BMG Labtech,Ortenberg,Germany)を用いて、600nmでの光学密度(OD)を計測した。水で2倍希釈した新鮮なTSBに0.03のOD600nmまで接種してから、1.6mLを12ウェルポリスチレン平底マイクロプレート(3512;Corning Incorporated,Corning,NY,USA)の各ウェルに添加し、そこに、滅菌ポリエステルWFK30Aの丸い布切れ(直径2cm)を配置した。インキュベーション(振盪(100rpm)しながら、15℃で24時間)後、布切れを0.9%(w/v)NaClで2回すすいだ。
洗浄実験
ブレブンディモナス属(Brevundimonas)種の付いた5枚のすすぎ済み布切れを、50mL試験チューブ中で5枚の滅菌ポリエステルWFK30A布切れと合わせてから、以下の洗剤組成物を表示の濃度で含む10mLの洗剤洗浄溶液:モデル洗剤A(EU、3.3g/L)、Ariel Actilift(EU、6.9g/L)、Persil Small & Mighty(EU、4 g/L)、Fairy(EU、5.6g/L)およびTide Original(US、3.2 g/L)、モデル洗剤T(EU、5.3g/L)、モデル洗剤X(D&E、1.8 g/L)、Ariel(EU、 5.3g/L)およびPersil Megaperls(EU、4.0g/L)を0.7g/Lの汚れ(Pigmentschmutz、09V,wfk,Krefeld,Germany)を、メチルグリーンを用いたDNaseテスト寒天(アッセイI)上で陽性であることが判明したアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNase(0.04 ppm)と一緒に添加した。試験チューブをStuartローテータ(Mini LOM)内に30℃で1時間配置した。布切れを水道水で2回すすいだ後、ろ紙上で一晩乾燥させた。対照として、前述の洗剤を用いるが、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseは添加しない洗浄を並行して実施した。Color Eye(Macbeth Color Eye 7000反射分光光度計)を用いて、色差(L値)を計測した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、CIE Lab色空間からのL値を抽出した。
前述のEU条件、例えば、(EU、3.3g/L)に関しては、硬度15°dH(Ca:Mg:NaHCO3 4:1:1.5)の水を使用した。US洗剤(US、3.2 g/L)の場合、硬度6°dH(Ca:Mg:NaHCO3 2:1:1.5)の水を使用した。D&E(途上および新興市場)洗剤(D&E、1.8g/L)については、硬度14°dH(Ca:Mg:NaHCO3 2:1:1.5)の水を使用した。
本実施例は、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseが、細菌(ドナー)を事前に増殖させたポリエステル布切れならびに洗浄に付加した滅菌ポリエステル布切れ(トレーサ)に対する汚れ付着を防ぐ(再付着防止)ことを明らかにしている。汚れ付着の防止は、pH8.0の液体洗剤だけではなく、pH10の粉末洗剤およびTide Podsにおいても観察された。観察された効果は、A.オリゼー(A.oryzae)DNase(配列番号2)のディープクリーニング効果によるものである。最も重要なことには、本実施例は、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseが、洗浄中の異なる生地品目同士の汚れ移りを防止するため、汚れたランドリーを余り汚れていないランドリーと一緒に洗浄できることを可能にすることを明らかにしている。これによって、生地の白色度の改善が確実になる。
Figure 2017512885
実施例5
異なる生地タイプに対するA.オリゼー(A.oryzae)DNAse(配列番号2)の性能
様々なタイプの生地に対するA.オリゼー(A.oryzae)DNAseのディープクリーニングおよび白色化効果を調べるために、綿(WFK10A)、ポリエステル/綿(WFK20A)、ポリエステル(WFK30A)、ポリアミド(WFK40A)、ポリアクリル(WFK50A)および絹(WFK70A)の丸い布切れ(直径2cm)にブレブンディモナス属(Brevundimonas)種を1日かけて増殖させた(実施例4−ドナー布切れの調製を参照のこと)。
ブレブンディモナス属(Brevundimonas)種の付いた5枚のすすぎ済み布切れを、50mL試験チューブ中で5枚の滅菌布切れと合わせてから、0.7g/Lの汚れ(Pigmentschmutz、09V,wfk,Krefeld,Germany)およびアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNase(0.04 ppm)を含有する10mLのモデル洗剤A洗浄溶液モデル洗剤A(EU、3.3g/L)を添加した。試験チューブをStuartローテータ(MiniLOM)内に30℃で1時間配置した。布切れを水道水で2回すすいだ後、ろ紙上で一晩乾燥させた。対照として、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseを添加しない洗浄を並行して実施した。Color Eye(Macbeth Color Eye 7000反射分光光度計)を用いて、色差(L値)を計測した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、CIE Lab色空間からのL値を抽出した。本実施例は、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseが、様々なタイプの布切れに対する汚れ付着を防ぐ(再付着防止)こと、およびA.オリゼー(A.oryzae)DNaseが存在する場合、生地の白色度が改善されることを明らかにしている。
Figure 2017512885
実施例6
モデル洗剤Aにおけるアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseの安定性
A.オリゼー(A.oryzae)DNAseの洗剤およびプロテアーゼ安定性を調べるために、20gのモデル洗剤Aを計量して50ml試験チューブに導入し、1.35%(w/w)プロテアーゼ1およびプロテアーゼ2をそれぞれ添加した。さらに、2g/lおよび4g/lのプロテアーゼ阻害剤系1または2g/lのプロテアーゼ阻害剤系2を添加した。
−18℃および37℃でそれぞれインキュベーション後、ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)布切れについて、ディープクリーニング効果を調べた。対照として、洗浄前にA.オリゼー(A.oryzae)DNAseを添加したモデル洗剤Aおよび添加しないモデル洗剤Aを使用した。Color Eye(Macbeth Color Eye 7000反射分光光度計)を用いて、色差(L値)を計測した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、CIE Lab色空間からのL値を抽出した。本実施例は、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseが、液体洗剤、ならびに様々なプロテーゼおよびプロテアーゼ阻害系を添加した液体洗剤において安定していることを明らかにしている。
この実施例で使用したプロテーゼ1は、修飾M222Sを有する配列番号10である。プロテーゼ2は、修飾:M76D+G195Eを有する配列番号10である。プロテアーゼ阻害系1は、特許出願:国際公開第1996/041859号パンフレットに記載されている4−ホルミル−フェニル−ボロン酸である。プロテアーゼ阻害系2は、特許出願:国際公開第2009/118375号パンフレットに記載されている化合物Cbz−Gly−Ala−Tyr−Hである。
Figure 2017512885
実施例7
DNAseの付加(add on)効果
観察されたA.オリゼー(A.oryzae)DNAseのディープクリーニング効果および白色化効果が、既存のランドリーと比較して、A.オリゼー(A.oryzae)DNAseに特有であるかどうかを調べるために、比較試験を実施した。ポリエステル(WFK30A)の丸い布切れ(直径2cm)にブレブンディモナス属(Brevundimonas)種を1日かけて増殖させた(実施例4−ドナー布切れの調製を参照のこと)。
ブレブンディモナス属(Brevundimonas)種の付いた5枚のすすぎ済み布切れを、50mL試験チューブ中で5枚の滅菌布切れと混合し、0.7g/Lの汚れ(Pigmentschmutz、09V,wfk,Krefeld,Germany)および酵素を含有する10mLのモデル洗剤A洗浄溶液(組成については実施例4を参照のこと)を添加した。以下の酵素を使用した:アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNase(0.04ppm)(配列番号2)、Celluclean(商標)5000L(0.002ppm)、Celluclean(商標)5.0T(0.001 ppm)、Carezyme(商標)(0.2ppm)、Savinase(商標)(2.7ppm)、Lipex(商標)(0.06ppm)およびStainzyme(商標)(0.2ppm)(酵素は全て、Novozymes A/Sにより供給された)。ppmで表す濃度は、洗浄液中の酵素の濃度を示す。並行して、酵素を添加しない対照を調製した。
試験チューブをStuartローテータ(MiniLOM)内に30℃で1時間配置した。布切れを水道水で2回すすいだ後、ろ紙上で一晩乾燥させた。Color Eye(Macbeth Color Eye 7000反射分光光度計)を用いて、色差(L値)を計測した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、CIE Lab色空間からのL値を抽出した。本実施例から、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseが、汚れ付着を防ぐ(再付着防止)と共に、試験したランドリー酵素の唯一の酵素として白色化を改善することが判明し、これは、既存のランドリー酵素と比較して、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseによるディープクリーニングおよび白色化効果が付加効果であることを示している。
Figure 2017512885
実施例8
ランニング用Tシャツの汗臭の検出
100%ポリエステル製の2枚のランニング用Tシャツを、3.33g/Lのモデル洗剤Aを用いて、洗浄機で予洗した。
これらの2枚のTシャツを試験者(男性)に、1度に1枚ずつ着用させた。試験者は、Tシャツを各々運動の間1時間ずつ着用した。着用後、1枚のTシャツは、配列番号2のDNAse(1ppm)と一緒に3.33g/Lのモデル洗剤Aを用い、洗浄機で洗浄したのに対し、2枚目のTシャツは、DNAseなし(0ppm)の3.33g/Lのモデル洗剤Aを用い、洗浄機で洗浄した。Tシャツは、前述の実物規模の洗浄で記載したように洗浄し、洗浄のために15Lの水道水を使用した。いずれのTシャツも運動中に着用し、その後洗浄した。この着用および洗浄サイクルを10回反復した。
臭いの評価のために、専門の検査員が、Tシャツの臭いを嗅ぐことにより、汗臭(悪臭)について、使用前のTシャツを調べた。汗臭が検出されれば、以下の表にマーク(×)を付けた。以下の観察は、10回の洗浄工程中にDNaseを用いた洗浄が臭いの蓄積を防ぐことを明らかにしている。
Figure 2017512885
実施例9
この実施例では、プロテーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼおよびセルラーゼなどの酵素のしみ除去が、DNaseの存在により低減されないことを立証する。
しみ除去は、以下のしみ(括弧内は有効酵素)について示した:C−S−10バター脂(リパーゼ)、C−S−03チョコレートミルク/すす(プロテーゼ)、C−S−28着色コメデンプン(アミラーゼ)、C−S−73色素付きのローカストビーンガム(マンナナーゼ)、C−S−54オートミール/チョコレート(セルラーゼ)(これらは全て、Center For Testmaterials BV,the Netherlandsから入手)、ならびに013KCフレッシュバナナ(ペクチン酸リアーゼ)(Warwick Equest Ltd.,United Kingdomから入手)。
しみは全て、4×9cmの布切れに裁断したが、例外として、C−S−10バター脂は、5×5cmの布切れに裁断し、またしみ013Kは、10×20cm布切れ上のΦ5cmの円形のしみであった。各しみの付いた布切れ2枚ずつをホッチキスでティータオル(100%綿)に留めた。しみ付き布切れを含む1枚のティータオルを以下から構成される3kgのバラストと一緒に各洗浄機に導入した:3枚のTシャツ(100%綿)、10枚の短い袖(55%綿、45%ポリエステル)、4枚の枕カバー(35%綿、65%ポリエステル)(110×75cm)、1枚の小さなベッドシーツ(100%綿)(100×75cm)、および4枚のティータオル(100%綿)。
洗浄は、3kgの生地に対して12〜13リットルの水と共に、標準的洗浄プログラムを用い、30℃にて、Miele Softtronic W2445洗浄機で実施した。洗浄は、前述した3.33g/Lのモデル洗剤Aを用いて、Bagsvaerd水道水で実施し、21℃で919μSまでの水の導電率を計測するために、Hannna Instruments製のHI9635導電率計を使用した。
酵素を4つの洗浄物に以下の表に表示する量で添加した。
Figure 2017512885
酵素は、洗浄機の個別のプラスチック製ビーカ中に添加し、100mLの15°dH水に溶解させた(15°dH水:3.00mLの0.713モル/LのCaCl2、1.50mLの0.357モル/LのMgCl2および0.3371gのNaHCO3を1Lメスシリンダーに導入し、1LまでMilliQ水で充填する)。DNase用に個別のプラスチック製ビーカを使用し、プロテーゼ用に別のプラスチック製ビーカを使用して、残りの酵素(アミラーゼ、リパーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼおよびセルロース)は、第3のプラスチック製ビーカ中に溶解させた。ビーカを洗浄機のドラム内部に配置した後、洗浄を開始した。
洗浄後、布切れをろ紙上で一晩乾燥させて、前述のように、460nmで再発光を計測した。C−S−10バター脂布切れを洗浄終了から22時間後に計測した。
洗浄後、しみ付き布切れについての460nmでの平均再発光を以下の表に示す。再発光値が高いほど、洗浄後の布切れは清浄である。
Figure 2017512885
両側T検定(不等分散を有する)に基づいて、洗浄3における各種しみについての平均再発光値は、5%の有意性レベルで洗浄4とは統計的に有意な差はなかった。これらの結果から、プロテーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびセルラーゼなどの酵素のしみ除去が、洗浄中のDNaseの存在により低減されないことが明らかである。
実施例10
洗浄実験は、少なくとも50回トレーニング運動で着用され、着用した毎に洗浄したランニングウエア(スエットシャツおよびランニング用Tシャツ)の収集物に対して行った。トレーニング運動中、ランニングウエアは、汗で湿ってきたが、概して汚れなかった。ランニングウエアは、推奨される標準的用量のBio Tex Black(Unilever)を用いて、Miele Softtronic W5825により30℃で(洗浄機の少量充填)事前に洗浄しておいた。
本実験を実施する前に、スエットシャツおよびランニング用Tシャツ(100%ポリエステル)を専門の臭気パネリストが評価したところ、特に、ウエアの脇部分に存在する顕著な汗の酸敗臭(悪臭)を認めた。悪臭は、Bio Tex Blackを用いたウエアの洗浄後も存在し、ランニングウエアを使用する回数と共に悪臭は蓄積した。
標準的用量のBio Tex Blackと、洗浄液中の特定用量のA.オリゼー(A.oryzae)DNase(0.4ppm)を用いて、Miele Softtronic W5825により30℃で(洗浄機の少量充填)ランニングウエアを洗浄した。
トレーニング運動毎に、ランニングウエアを臭気パネリストによる、もう1ラウンドの評価に付した。臭気パネリストは、本発明のA.オリゼー(A.oryzae)DNaseの存在下で1〜3洗浄サイクル後に悪臭が有意に低減し、ほとんど検出不能であることを認めた。延長試験では、ランニングウエアは、ウエアを洗浄するたびに本発明のA.オリゼー(A.oryzae)DNaseの存在下で洗浄した。臭気パネリストは、A.オリゼー(A.oryzae)DNaseの存在下でランニングウエアを洗浄しておくと、悪臭がはっきりと検出可能となるまで、少なくとも2回のトレーニング運動にわたってウエアを着用可能である(それらのトレーニング運動の間にウエアを洗濯せずに乾かすことができる)と判定した。
実施例11
アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseの安定性、比較試験
サンプル洗剤調製
サンプル洗剤を以下の表(表8)に示す仕様に従って調製した後、一定温度(それぞれ、−18℃、30℃および37℃)で4週間にわたり保存した。
Figure 2017512885
バイオフィルムの付いたドナー布切れの調製
ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)を、30℃のトリプシンダイズ寒天(Tryptone Soya Agar)(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid,Basingstoke,UK)上で2〜5日間事前に増殖させた。単一コロニーから、ループ一杯分(loop−full)を10mLのTSBに移した後、振盪(240rpm)しながら、30℃で1日インキュベートした。増殖後、遠心分離(Sigma Laboratory Centrifuge 6K15)(21℃、3000gで、7分)によりブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)をペレット化してから、水で2倍希釈した10mLのTSBに再懸濁させた。分光光度計(POLARstar Omega(BMG Labtech,Ortenberg,Germany)を用いて、600nmでの光学密度(OD)を計測した。水で2倍希釈した新鮮なTSBを0.03のOD600nmまで接種し、20mLをペトリ皿に添加し、そこに、滅菌ポリエステルWFK30Aの5cm×5cm布切れを配置した。インキュベーション(振盪(100rpm)しながら、15℃で24時間)後、布切れを0.9%(w/v)NaClで2回すすいだ。次に、5cm×5cmドナー布切れから丸い布切れ(直径1cm)を抜き取った。
洗浄
洗浄液は、アッセイに必要な洗剤の量、すなわち硬度15°dHの滅菌MilliQ水に溶解させたモデル洗剤A3.3g/L;Ariel Actilift Color & Style 6.9g/Lを計量してフラスコに導入することにより調製した。汚れは、汚れ(Pigmentschmutz、09V,wfk,Krefeld,Germany)を水道水に再懸濁させて、使用前に30分間懸濁液を攪拌させることによって調製した。続いて、汚れを各フラスコ汚れに0.35gの汚れ/L(Pigmentschmutz、09V,wfk,Krefeld,Germany)の濃度に達するように添加した後、フラスコを水道水で最終容量(4ml)まで充填した。
丸い布切れを24ウェルフォーマットプレート内に配置した(ウェル毎に、同じドナー布切れから得た2枚の丸い布切れ)。プラスチックで被覆された細長い金属物(1cm)の形態をした機械的ストレス物体(MSO)を各ウェルに配置した。プレートをHmiltonロボット内に配置し、以下の条件を用いた洗浄シミュレーションプログラムに付した:洗浄サイクルの持続時間:振盪(1000rpm)しながら、30分);温度30℃;洗浄液の量(合計);ウェル当たり4ml。洗浄時間中、プレートを周期的に振盪することにより、試験溶液を生地と接触させ、規則的、定期的振盪方式で機械的ストレスを適用する。洗浄シミュレーションサイクルの完了後に、布切れを洗浄液から取り出し、ろ紙上で乾燥させた。乾燥した布切れを走査のために1枚の白い紙の上に固定した。
洗浄性能は、洗浄した生地の色の輝度として計測される。輝度はまた、白色の光を照射した際のサンプルからの反射光の強度として表すこともできる。サンプルが汚れていれば、きれいなサンプルのものよりも反射光の強度は低くなる。従って、反射光の強度を用いて、洗浄性能を計測することが可能である。色の計測は、洗浄した生地のイメージを撮像するために用いられる平面スキャナ(EPSON V750 PRO)で行われる。スキャンしたイメージからの光強度の値を抽出するために、イメージからの24ビットピクセル値をレッド、グリーンおよびブルー(RGB)の値に変換する。強度値(Int)は、RGB値をベクターとして一緒に加算し、次いで、得られるベクターの長さを考慮することによって算出する:
Figure 2017512885
Figure 2017512885
結論:この比較試験は、本発明のアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseが、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)DNase(配列番号11に記載される配列の成熟型ペプチド)と比較して、プロテーゼに対する優れた安定性を有することを立証するものである。
実施例12
miniLOMアッセイにおけるアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseおよびバチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)DNaseの安定性
バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)DNaseおよび本発明のアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseの貯蔵安定性を比較するために、これら2タイプのDNaseの貯蔵安定性をモデル洗剤AおよびAriel Actilift Colour&Styleで設定した。洗剤サンプルは、実施例11に記載されているように調製し、一定温度(−18℃、および35℃)で2週間および4週間にわたり保存した。洗浄液中のDNAse用量は、0.4ppmであった。洗浄液中のプロテーゼ(Savinase、配列番号10に記載の配列)用量は、0.15ppmであった。保存後、ポリエステルブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)バイオフィルム布切れ(実施例11に記載のように調製した)を用いたminiLOMアッセイ(本明細書に記載する)で洗浄性能をテストした。洗浄性能は、洗浄した生地の色の輝度として計測される。色差(L値)は、Color Eye(Macbeth Color Eye 7000反射分光光度計)を用いて計測した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、CIE Lab色空間からのL値を抽出した。
Figure 2017512885
Figure 2017512885
結論:この比較試験は、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNaseが、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)DNase(配列番号11に記載される配列の成熟型ペプチド)と比較して、プロテーゼに対する優れた安定性を有することを立証するものである。
実施例13
DNaseによる臭いの除去(E−ノーズ)
E−2−ノネナールの付いたDNA布切れの調製
シュードモナス属(Pseudomonas sp.)からの染色体DNAは、QIAamp DNA Blood Mini Kitにより、製造者の指示(Qiagen,Hilden,Germany)に従って単離した。ポリエステル布切れ(WFK30A)(直径2cm)を121℃のHolm & Halby Systec DB−23オートクレーブで60分間滅菌した。1ng/μlの最終濃度に希釈した100μlの精製済みシュードモナス属(Pseudomonas sp.)をオートクレーブ処理した布切れの各々に添加した後、Laminar Air Flow Bench内の連続流の下、2時間にわたって布切れを乾燥させた。乾燥後、DNAを含む10枚の布切れを25mL滅菌NUNCチューブ(364238;Thermo Scientific)中に導入し、10mlの0.2mM E−2−ノネナール(255653;Sigma−Aldrich)を添加した。チューブをStuartローテータ内に(20rpm、室温で20分間)配置した。10枚の布切れを50.000MWCO遠心分離チューブ(VS203,Vivaspin 20,Satorius)に移した。チューブを3000g、21℃で1分間遠心分離した後、10枚の布切れを2つの滅菌NUNCチューブ(364238;Thermo Scientific)に、各チューブにつき5枚ずつ分けた。さらに、DNAおよびE−2−ノネナールを含まない5枚の滅菌ポリエステル布切れ(WFK30A)(直径2cm)をチューブの各々に添加した。DNAなしの布切れには、DNA/E−2−ノネナールを含む布切れから識別できるように印を付けた。
E−2−ノネナールを含むDNA布切れの洗浄手順
Ariel Actilift粉末Colour&StyleおよびAriel Actilift粉末の洗浄液は、5.0gの洗剤を1000mlの硬度15°dHの滅菌MilliQ水(EU条件)に溶解させることによって調製した。Tide Podsの洗浄液は、1.8gのホワイトフェーズ(white phase)洗剤を1000mlの硬度6°dHの滅菌MilliQ水に溶解させることによって調製した。洗浄液は、使用前の20分間マグネチックスターラ上に放置した。
E−2−ノネナールを有する5枚のDNA布切れおよび5枚の滅菌布切れを含む2つの同一チューブの各々に、洗浄液(10ml)を添加し、10μlの本発明のアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAse(最終濃度は5ppm)を一方のチューブに添加した。チューブをStuartローテータ内に配置した(20rpm、30℃で60分間)。洗浄液を流し出し、布切れを20mlの硬度15°dHの滅菌MilliQ水で2回すすいだ。各チューブからの布切れを50.000MWCO遠心分離管(VS203,Vivaspin 20,Satorius)に移してから、3000g、21℃で1分間遠心分離した。次に、清潔な滅菌ピンセットを用いて、E−2−ノネナールを有する各布切れを20mLのGCヘッドスペースバイアルに移して、各布切れを1枚ずつ各バイアルに配置した。次に、HS100自動サンプラーおよびFID検出器を用い、Restek MXT−5毛管カラムを備えるAlpha MOS HERACLES Flash Gas Chromatography Electronic Noseで、これらを分析した。
Figure 2017512885
結論:生地のDNAがトラップした臭いは、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseによって除去することができ、これにより、臭いの低減が達成される。
実施例14
DNaseによる臭いの除去(官能分析)
ポリエステルおよび綿布切れ(直径2cm)をシュードモナス属(Pseudomonas sp.)DNAおよび0.5mM E−2−ノネナール(255653;Sigma−Aldrich)で汚した(DNA布切れの調製について詳しくは、実施例13を参照のこと)後、本発明のアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAse(5ppm)の存在または非存在下で、モデル洗剤A(硬度15°dHのMilliQ水に3.33gを溶解させることによって調製)を用いて、Stuartローテータ内で、30℃で60分間洗浄した。洗浄後、布切れを20mlの硬度15°dHのMilliQ水で2回すすいだ。4人の専門の臭気パネリストにより、知覚されるE−2−ノネナールの強度について布切れを評価した(サンプルはマスクされている)。評価のために、0から9までの知覚強度等級を用いた。0は、E−2−ノネナールの知覚強度がないことを示すのに対し、9は、E−2−ノネナールの最も高い知覚強度を示した。結果は、4人の臭気パネリスト全員の一致を示したものである。
Figure 2017512885
生地上のDNAをトラップした臭い(DNA‐trapped odor)は、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNAseによって除去することができ、これにより、臭いの低減が達成される。
実施例15
臭いの除去の視覚的測定
ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)を、30℃のトリプシンダイズ寒天(Tryptone Soya Agar)(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid,Basingstoke,UK)上で2〜5日間事前に増殖させた。単一コロニーから、ループ一杯分(loop−full)を10mLのTSBに移した後、振盪(240rpm)しながら、30℃で20時間にわたってインキュベートした。増殖後、遠心分離(Sigma Laboratory Centrifuge 6K15)(3000g、21℃で7分)によりブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)をペレット化してから、水で2倍希釈した10mLのTSBに再懸濁させた。分光光度計(POLARstar Omega(BMG Labtech,Ortenberg,Germany)を用いて、600nmでの光学密度(OD)を計測した。水で2倍希釈した新鮮なTSBを0.03のOD600nmまで接種し、20mLをペトリ皿に添加し、そこに、滅菌ポリエステルWFK30Aの5cm×5cm布切れを配置した。インキュベーション(振盪(75rpm)しながら、15℃で24時間)後、布切れを0.9%(w/v)NaClで2回すすいだ。布切れは、すすいだ後直接、またはLAFベンチ内で24時間乾燥させた後、TOMで洗浄した。
溶液状の視覚的指示薬フェノールレッドは、100mlの99%エタノールに0.1gを溶解させることによって調製した。指示薬溶液(50μL)をろ紙(直径2cm)に添加して、ヒュームフード内で一晩乾燥させることにより、視覚的指示薬(フェノールレッド)を含有する臭い捕捉剤を形成した。4枚の洗浄済布切れをガラス容器の底に配置した(布切れ毎に1容器)後、500μLの17%TSBを添加した。対照として、洗浄した清浄な生地ポリエステルを別のガラス容器の底に配置して、500μLの17%TSBを添加した。布切れを含む容器を37℃でインキュベートした。フェノールレッドトレーサの色の変化を検知するために、容器を最大48時間モニターした。
Figure 2017512885
実施例16
生地に付いた緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)バイオフィルムに対する洗剤中のDNAseの存在の作用
本実施例では、ランドリーから単離した緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の1株を使用した。緑膿菌(P.aeruginosa)は、30℃のトリプシンダイズ寒天(Tryptone Soya Agar)(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid,Basingstoke,UK)上で3日間事前に増殖させた。単一コロニーから、ループ一杯分(loop−full)を10mLのTSBに移した後、振盪(200rpm)しながら、30℃で一晩インキュベートした。増殖後、一晩の培養物を新鮮なTSB培地で1000倍希釈し、1.62mLのこの培養希釈物を12ウェルポリスチレン平底マイクロプレート(3512;Corning Incorporated,Corning,NY,USA)の各ウェルに添加し、そこに、滅菌ポリエステル(WFK30A)の丸い布切れ(直径2cm)を配置した。振盪(70rpm)しながら、30℃で48時間後、増殖培地を除去してから、布切れを0.9%(w/v)NaClで2回すすいだ。
緑膿菌(P.aeruginosa)の付いた5枚のすすぎ済み布切れを50mL試験チューブ中に配置して、0.7g/Lの顔料汚れ(Pigmentschmutz 09V,wfk,Krefeld,Germany)および本発明のアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)DNase(洗浄液中0.1ppm)と一緒に、硬度15°dHの水で調製した10mLのモデルA液体洗剤Aを添加した。対照として、DNaseなしの洗浄を並行して実施した。洗浄は、Stuartローテータを用いて、30℃で1時間実施した(本明細書に記載するMiniLOMアッセイ)。洗浄液を除去してから、布切れを水道水で2回すすいだ後、ろ紙上で一晩乾燥させた。
色差(L**b色空間中のL値)は、Minolta CR−300 Chroma MeterヘッドおよびMinolta DP−301 Data Processorを用いて計測した。色差(L値、L*)は、L*=0で最も暗い黒、またL*=100で最も明るい白を示す。
結果から、DNAseが、生地の粘着性を低下し、および/または緑膿菌(P.aeruginosa)の量を低減できることが明らかである。
Figure 2017512885
実施例17
光学増白剤の存在下でのDNAseの洗浄性能
材料および方法
バイオフィルム布切れの調製
ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)バイオフィルムの付いた滅菌ポリエステルWFK30Aの丸い布切れ(直径2cm)を実施例4に記載の通りに調製した。
洗浄実験
漂白剤なしの粉末モデル洗剤Tの洗浄液は、硬度15°dHの水に洗剤(5.33g/l)を溶解させることによって調製した。モデル洗剤TのAEO Biosoft N25−7(NI)(0.16g/l)を個別に添加した。顔料汚れ(Pigmentschmutz 09V,wfk,Krefeld,Germany)(0.7g/L)を洗浄液に添加した。ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)の付いた5枚のすすぎ済み布切れと5枚の滅菌ポリエステル(WFK30A)布切れを含む50mlチューブに、洗浄液(10ml)を添加した。DNaseが含まれる洗浄の場合、DNase(0.5ppm)を添加した。光学増白剤が含まれる洗浄の場合、Tinopal CBS−X(0.1g/l)を洗浄液に添加した。洗浄は、Stuartローテータを用いて、30℃で1時間実施した(本明細書に記載するMiniLOMアッセイ)。洗浄後、ブレブンディモナス属(Brevundimonas sp.)の付いた布切れを水道水で2回すすいだ後、ろ紙上で一晩乾燥させた。Color Eye(Macbeth Color Eye 7000反射分光光度計)を用いて、色差(L値)を計測した。計測は、入射光においてUVなしで実施し、CIE Lab色空間からのL値を抽出した。
Figure 2017512885
表16に示すデータは、本発明のA.オリゼー(A.oryzae)DNaseの洗浄性能が、光学増白剤の存在によって影響されないことを立証するものである。

Claims (20)

  1. 品目からバイオフィルムを防止、低減または除去するためのDNase活性を有するポリペプチドの使用であって、前記ポリペプチドが、真菌供給源から得られ、前記品目が生地である、使用。
  2. 前記品目の粘着性を防止、低減または除去するための請求項1に記載の使用。
  3. 前記品目の汚れを前処理するための請求項1または2のいずれか1項に記載の使用。
  4. 洗浄サイクル中の汚れの再付着を防止、低減または除去するための請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 前記品目への汚れの付着を防止、低減または除去するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
  6. 前記品目の白色度を維持または改善するための請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 前記ポリペプチドが、請求項14に記載のポリペプチドである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
  8. 前記品目から悪臭を低減または除去する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使用。
  9. デオキシリボヌクレアーゼ(DNase)活性を有するポリペプチドと、洗剤補助成分を含む洗剤組成物であって、前記ポリペプチドが、真菌供給源から得られる、洗剤組成物。
  10. 前記ポリペプチドが、アスペルギルス属(Aspergillus)から得られる、請求項9に記載の洗剤組成物。
  11. 前記洗剤補助成分が、以下:界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート化剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素の供給源、事前形成された過酸(preformed peracid)、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、セッケン泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルターおよびコビルダー、布地色相剤、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料からなる群から選択される、請求項9または10のいずれか1項に記載の洗剤組成物。
  12. 前記酵素が、プロテアーゼである、請求項11に記載の洗剤組成物。
  13. 品目を洗濯する方法であって、以下:
    a.請求項14に記載のポリペプチドを含む洗浄液または請求項9〜12のいずれか1項に記載の洗剤組成物に、品目を曝露するステップ;
    b.少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;および
    c.任意選択で品目をすすぐステップ
    を含み、
    ここで、前記品目は、生地である、方法。
  14. DNase活性を有する単離されたポリペプチドであって、以下:
    a.配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチド、または配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチド;
    b.低度の緊縮条件下で、
    i.配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列、
    ii.そのcDNA配列、または
    iii.(i)もしくは(ii)の完全長相補体
    にハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド;
    c.配列番号1の成熟型ポリペプチドまたはそのcDNA配列に対して、少なくとも60%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド;
    d.1つまたは複数の位置に置換、欠失および/もしくは挿入を含む、配列番号2の成熟型ポリペプチドの変異体、または1つまたは複数の位置に置換、欠失および/もしくは挿入を含む、配列番号9の成熟型ポリペプチドの変異体;ならびに
    e.DNase活性を有する(a)、(b)、(c)、または(d)のポリペプチドの断片からなる群から選択される、単離されたポリペプチド。
  15. 請求項14に記載のポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチド。
  16. 発現宿主において、前記ポリペプチドの産生を指令する1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクされた請求項15に記載のポリペプチドを含む、核酸構築物または発現ベクター。
  17. 前記ポリペプチドの産生を指令する1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクされた請求項16に記載のポリペプチドを含む、組換え宿主細胞。
  18. 請求項14に記載のポリペプチドを生成する方法であって、前記ポリペプチドを産生する請求項17に記載の細胞を、前記ポリペプチドの産生を促す条件下で培養するステップを含む、方法。
  19. 前記ポリペプチドを回収するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 請求項14に記載のポリペプチドを含む、全ブロス配合物または細胞培養組成物。
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