JP2006504835A - バイオフィルムの除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バイオフィルムを除去するための方法、キット及び組成物を提供する。
【解決手段】 少なくとも次の工程を同時に又は引き続き行う。
a)プロテアーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、エステラーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、アミラーゼとを含む酵素混合物を含む溶液を作成する工程。
b)アルカリ性の洗浄剤を有する溶液を作成する工程。
c)前記の溶液を、洗浄(washing)又は循環により、処理すべき表面に適用する工程。

Description

本発明はバイオフィルムの付着する支持体となりやすい表面を有する器具及び装置の消毒及び汚染除去の分野に関する。
そのような器具及び/又は装置としては、医療分野においては、例えば分析装置、透析装置等の再使用される医療器具、及び移植片(角膜、心臓の弁)、人工組織などがある。歯科医療分野においては、天然又は人工の粘液膜や歯それ自体がバイオフィルム沈着部位となりうる。食品及び/又は製薬分野で使用される器具、空調プラント、さらにより一般的には、細菌が浮遊しうる水媒体に接触するあらゆる器具が対象となる。
これらに関し、器具、装置、及び/又は粘液膜の表面に付着したバイオマスから形成され持続的感染及び/又は汚染の原因となるバイオフィルムの除去が大きな問題となっている。これは水媒体中に浮遊する細菌が、バイオフィルムを形成するため出会った支持物に対して付着する性質を有することによる。バイオフィルムは物体表面に生じる細菌の塊りであり、これらの細菌は細胞外多糖類のマトリックスに取り囲まれている。バイオフィルムの形成は自然現象である。バイオフィルムが一度形成されると除去することは容易でない。
バイオフィルム対策のために現在提案されている消毒及び/又は汚染除去の方法は、抗菌的な見地からはある程度の効率を有しているが、バイオフィルムそのものを支持体から取り除かないので、細菌が容易に再発生し、特に血液透析の場合には物体表面に発熱物質の支持物が残るという問題がある。
ある装置又は器具では、炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウムからなるスケールの沈着によりバイオフィルムが増強される。
ある器具の処理に関して、純粋な消毒溶液の作用を高めるために脱灰液が使用されているが、この使用は漂白剤のような薬剤を用いる場合を除けばバイオフィルムを完全に除去しない。漂白剤はバイオフィルムに有効であるけれども医療装置や器具をしばしば損傷する。またこれらの溶液は組織に接触する面に使用できず、及び/又は粘液膜上に直に使用できない。
非特許文献1は、バイオフィルムの破壊のために、酵素とフェノール消毒剤を順次使用することを教示している。非特許文献2は、グルコースオキシダーゼとラクトペルオキシダーゼのような酵素の組合せを使用することを教示している。特許文献1は、酵素によるバイオフィルムの除去方法を教示しており、この方法はカルボヒドラーゼ及びプロテアーゼのグループに属する酵素の使用、それらを順次使用すること、及びそれらと組合せて、又は別個に殺生物剤(biocides)、キレート剤及び他の洗浄剤のグループに属する薬剤を使用することを含む。また特許文献2は、酵素活性を用いた洗浄工程と、酵素混合剤の作用で解離した細菌を殺すための消毒剤による洗浄工程を含むことを特徴とする、水と接触する表面からバイオフィルムを除去する方法を教示している。しかし結果は不十分なものであり、これらのバイオフィルムを除去できる方法又は製品は現在のところ存在しないといえる。
国際特許出願01/53010号公報 欧州特許第1186574号公報 L.F.ジャケリン(L.F.Jacquelin)著「病理微生物学(Pathologie Biologie)」1994年5月、425ページ C.ヨハンセン(C.Johansen)著「応用環境微生物学(Applied and Environmental Microbiology)」1997年9月、3724ページ
本発明は、これまで得られなかった除去効率を達成する新規な方法の実施及び製品の選択により、上記の課題を解決することを目的とする。
本発明は、バイオフィルムを除去するための方法において、少なくとも次の工程を同時に又は引き続き行うことを特徴とする方法により、上記の課題を解決する。
a)プロテアーゼのグループから選択された少なくとも一種の酵素、エステラーゼのグループから選択された少なくとも一種の酵素、及びアミラーゼを含む酵素混合物を有する溶液を調製する工程と、
b)アルカリ性のpHを有する洗浄剤を有する溶液を調製する工程と、
c)a,bの溶液を洗浄(washing)又は循環により処理すべき表面に適用する工程。
本発明の他の実施例は、前記発明の方法が、さらに次の工程を同時に又は引き続き行うことを特徴とする。
d)ミネラル塩の沈着物を溶解できる酸を有する溶液を調製する工程と、
e)dの溶液を洗浄(washing)又は循環により処理すべき表面に適用する工程。
本発明はまた、次の各方法に関連する。
−前記プロテアーゼのグループから選択される酵素が、エキソぺプチダーゼ又はエンドペプチダーゼのグループから選択される酵素、例えばトリプシンである前記バイオフィルム除去方法。
−前記エステラーゼのグループから選択された酵素が、カルボキシルエステル加水分解酵素、例えばリパーゼ、ホスホリパーゼ、及び/又はホスホジエステラーゼ、例えばリボヌクレアーゼであることを特徴とする前記バイオフィルム除去方法。
−前記酵素混合物がさらにオシダーゼ(osidase)又はカルボヒドラーゼのグループから選択される酵素、例えばグリコシダーゼ及びガラクトシダーゼを含むことを特徴とする前記バイオフィルム除去方法。
−前記酵素混合物がパンクレアチンであることを特徴とする前記バイオフィルム除去方法。
−前記洗浄剤が界面活性剤を含有するアルカリ溶液であることを特徴とする前記バイオフィルム除去方法。
−前記洗浄剤が界面活性剤及び第4級アンモニウムをを含有するアルカリ溶液であることを特徴とする前記バイオフィルム除去方法。
−前記洗浄剤がさらに次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カリウム溶液等の消毒剤を含有することを特徴とする前記バイオフィルム除去方法。
前記方法がミネラル塩の沈着を除去するために酸性溶液で洗浄する工程を含む実施例においては、前記酸はクエン酸、過酢酸、グリコール酸及びヒドロキシ酢酸のグループから選択されることを特徴とする。
本発明はまたバイオフィルムを除去するためのキットにおいて、該キットが、プロテアーゼのグループから選択される少なくとも一種の酵素と、エステラーゼのグループから選択される少なくとも一種の酵素と、アミラーゼとを含有する酵素混合物の溶液、並びにアルカリ性のpHを有する少なくとも一種の洗浄剤とを有することを特徴とする。
本発明はまた、次のキットに関連する。
−前記プロテアーゼのグループから選択される酵素が、エキソぺプチダーゼ又はエンドペプチダーゼのグループから選択される酵素、例えばトリプシンである前記キット。
−前記エステラーゼのグループから選択された酵素が、カルボキシルエステル加水分解酵素例えばリパーゼ、ホスホリパーゼ、及び/又はホスホジエステラーゼ、例えばリボヌクレアーゼであることを特徴とする前記キット。
−前記酵素混合物がさらにオシダーゼ又はカルボヒドラーゼのグループから選択される酵素、例えばグリコシダーゼ及びガラクトシダーゼを含むことを特徴とする前記キット。
−前記酵素混合物がパンクレアチンであることを特徴とする前記キット。
−前記洗浄剤が界面活性剤を含有するアルカリ溶液であることを特徴とする前記キット。
−前記洗浄剤が界面活性剤及び第4級アンモニウムを含有するアルカリ溶液であることを特徴とする前記キット。
−前記洗浄剤がさらに次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カリウム溶液等の消毒剤を含有することを特徴とする前記キット。
−前記方法がミネラル塩の沈着を除去するために酸性溶液で洗浄する工程を含む実施例においては、前記酸がクエン酸、過酢酸、グリコール酸及びヒドロキシ酢酸のグループから選択されることを特徴とする前記キット。
前記酵素混合物は、好ましくは0.1ないし10%の重量/体積濃度で使用され、前記洗浄剤は好ましくは0.1ないし30%の体積/体積濃度で使用され、後者がさらに消毒剤を含む場合には、該消毒剤は好ましくは0.01ないし2%の濃度で添加される。
本発明に係る方法における酵素混合物を含む溶液の適用時間は、バイオフィルムの種類、その古さ、処理する素材等により5分ないし1時間であり、好ましくは室温ないし40℃、さらに好ましくは37℃の温度下で行われる。
アルカリ性洗浄剤を含む溶液の適用時間は、バイオフィルムの種類及び処理する素材等により5分ないし24時間であり、室温ないし90℃の温度下で行われる。
また本発明は、プロテアーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、エステラーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、アミラーゼとを含む酵素混合物、並びにアルカリ性洗浄剤を有することを特徴とするバイオフィルム除去用の組成物に関する。
より詳細には、本発明に係る組成物は、酵素混合物がパンクレアチンであることを特徴とする。
本発明の一実施例において、酵素混合物と、洗浄剤を含む溶液とは、単一の溶液を形成する。本発明はまた、前記方法が、プロテアーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、エステラーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、アミラーゼとを含む酵素混合物、並びにアルカリ性洗浄剤を有することを特徴とする、バイオフィルム除去用の組成物に関する。
一実施例において、本発明の方法は、前記洗浄剤が界面活性剤を含む中性又は酸性の溶液であることを特徴とする。この実施例において、前記洗浄剤が酸性溶液である場合、スケーリング現象が顕著に起こるので、ミネラル塩を溶解するための追加の工程が必要ない。
「バイオフィルム」の語は、支持物の上に成長した微生物、特に細菌、ウイルス、寄生体及び真菌類の集合という意味に理解される。バイオフィルムが成長すると微生物は細胞外ポリマー特に細胞外多糖類等のマトリックスを排泄し、これが「スライム」又は「グリコカリックス」と呼ばれ壁体の表面にゼラチン状の沈着をなす生物フィルムを形成する。
「パンクレアチン」の語は、膵臓が分泌する消化酵素、特にたん白質分解酵素又はプロテアーゼ、加水分解酵素特にエステラーゼ、例えばリパーゼ、アミラーゼ及びリボヌクレアーゼ、及びトリプシンを含む膵臓抽出物という意味に理解される。欧州薬局方(European Pharmacopea)の定義を参照されたい。
「洗浄剤」の語は、洗浄現象を進展させるように特にデザインされた組成物であり、必須成分として界面剤すなわち界面活性剤を含有し、任意に添加成分(アジュバント、補強剤、充填剤及び添加剤)を含有する製品という意味に理解される。界面活性剤は、液体に加えられたときに、湿潤性を高めることにより表面張力を低下させる化合物である。
「アルカリ性pH」の語は、水溶液のpHが7よりも大きく、本発明においては好ましくは9又はそれよりも大きいという意味に理解される。
「バイオフィルムの除去」という語は、バイオフィルムを支持物から分離するという意味に理解される。
本発明に係る方法の有効性は、下記の実験によりテストされた。
本方法は5種類のバイオフィルムに関して検査され実験的に実施された。バイオフィルム1、2、3及び5は透析装置を模倣したインビトロのモデルを使用して作成された。
− バイオフィルム1:成長促進用の栄養素を添加して成長させ(3日間)、中程度の厚み(約10CFU/cm)で、スライムに非常に富む。
− バイオフィルム2:栄養素を添加せず1年以上成長させ、透析装置で実際に生じるのと同等の厚み(約10CFU/cm)で、スケール結晶に非常に富む。
− バイオフィルム3:成長促進用の栄養素を添加して成長させ(5日間)、厚く(約10CFU/cm)、スライムに非常に富む。
− バイオフィルム4:透析用の給水チューブの中央部分から取り出した標本で、バイオフィルムの厚さは約10CFU/cm)であり、1年以上成長させた。
− バイオフィルム5:成長促進用の栄養素を添加、「予防的」モデルの中で3週間以上成長させた。
インビトロモデルの作成
滅菌済みのアピロジェニック血液透析濃縮製剤(Celarflex、Bieffe Medical社の登録商標)を研究室で連続生産されたPseudomonas putida, Pseudomonas fluorescens及びFlavimonas orizibitansを含む滅菌されていない浸透水で希釈して得た、滅菌されていない透析液を、250mlの反応容器に充填した。
長さ1.5m、内径5mmのシリコンチューブの環からなる閉回路に、ペリスタルティックポンプで加圧した汚染媒体を500ml/分の流速で循環させた。すべてのチューブ及び反応容器は、予めオートクレーブにより121℃で30分間滅菌された。したがって水中の細菌で自然に汚染された透析液が微生物の唯一の供給源である。
反応容器をホットプレートの上に置くことにより、全システムの温度は37℃に維持された。
バイオフィルム1、3、5の場合は、細菌の成長とそれによるバイオフィルムの発達は50倍に希釈されたLB培地を加えることにより促進された。LB培地の50倍希釈は、5倍に希釈したLB培地を、透析液の1/10の流速で充填することにより実行された。この透析液と培地の充填速度は、ペリスタルティックポンプによりそれぞれ5及び0.5ml/分に調節された。
バイオフィルム5の場合、モデルは次の方法で調整された。
培地を添加した滅菌されていない透析液を、ポリプロピレン継手で接続されたシリコンチューブに4時間流した。4時間毎にチューブを外して消毒装置に接続した(下記参照)。処理の後、チューブを再接続し汚染媒体を再度4時間循環させた。それと並行して、消毒されていない対照チューブを回路中に配置した。従って、消毒セッションによる中断を1回ずつはさんで、毎日2回の透析セッションを行うことができる。夜間及び週末には、最後の消毒の後で装置は停止され、チューブは室温で空のまま維持された。装置は対照チューブに成熟したバイオフィルムが形成されるまで運転された。
製品及び組合せの検査
6個の異なる系統に属する17個の製品が検査された。これらの製品のリストを表1に示す。これらの製品は単体で及び組合せで評価された。従って、バイオフィルム1上では60個の組合せの完全なスクリーニングが行われ、バイオフィルム2上では9個の組合せが評価され、最後に、選択された最良の組合せがバイオフィルム3、4、5上で検査された。
Figure 2006504835
標本抽出
バイオフィルム1、2及び3で覆われたチューブは長さ5cmのセグメントに切断された。バイオフィルム1、2のスクリーニングに関して、各セグメントはいずれかの処理を受けるためくじ引きにより選択された。対照標本はシリコン環から無作為に抽出され処理せずに維持された。
標本の処理
処理すべきチューブセグメントは、2本のチューブ(一方は上向き、他方は下向き)からなる組立体の上向きの枝管に接続され、さらにペリスタルティックポンプ及び水槽(20℃以上の温度で行われる処理のため)に接続された。「再循環」モードで検査すべき製品は、100mlのフラスコ中で溶解させ、ペリスタルティックポンプで駆動して、表2に示す接触期間に相当する時間だけ500ml/分の流速でチューブの閉回路を循環させた。「静置」モードで検査すべき製品は、100mlのフラスコ中で溶解させ、チューブが充満するまでペリスタルティックポンプで駆動した。その後ポンプを停止し、製品は所望の接触時間の間静止状態に置かれた。所定の製品による処理が終わる毎に、チューブの標本は浸透水で5分間すすがれた。
処理効果の評価方法
処理の有効性を評価するために次の3個の基本パラメータが使用された。
・被覆領域の減少
・培養可能(culturable)な細菌の数の減少
・エンドトキシンのレベルの減少
バイオフィルム1及び2のスクリーニングは第一のパラメータのみを考慮した。その後適用された最良の組合せについて、細菌の死亡率及びエンドトキシンの除去に関する有効性をさらに評価した。
被覆領域の定量方法
対照群及び処理されたバイオフィルムが次のように染色された。
・0.25%のクリスタルバイオレット溶液で染色
・又はBaclight(登録商標)蛍光色素溶液(Syto9及びヨウ化プロピジウムで)で染色
生存可能な細菌は緑、死滅した細菌は黄又は赤に呈色した。
バイオフィルムが染色されたシリコンチューブの標本をガラススライドに取付け、光学顕微鏡で観察した。この顕微鏡にはカメラが接続され、「Scion Images」画像解析ソフトウエアが適用された。それから同一の標本につき数枚(6から10)の写真が撮られ、染色された領域が画像解析ソフトウエアにより定量的に評価され、標本当たりの平均被覆面積が計算された。この平均値は未処理の対照標本の被覆面積と比較され、被覆面積の減少率(百分率)が計算された。
また、さらに正確な検査のため、最も有効性の高い組合せで処理された標本をレーザー共焦点顕微鏡で観察した。
培養可能な細菌の定量方法
チューブ標本を覆うバイオフィルムを、完全、均一かつ再生産可能となるように機械式スクレーパーを使用して基層から分離した。このスクレーパーは動力式スクリュードライバーからなり、その先端に火炎滅菌可能なステンレス鋼のスパチューラが固定された。このスパチューラをチューブの内腔の中で回転させることにより、バイオマスを滅菌されたチューブの底に押出した。この操作は滅菌水の蒸気により促進された。細菌の凝集体はすべて注射器の針を介して分離された。得られた細菌懸濁液をRA寒天培地にプレートし室温で7日間培養した後、CFU(コロニー形成単位)を数えることにより培養可能な細菌の数が決定された。
さらに正確を期すため、プレート後に汚染されていなかった標本を完全に濾過し濾過膜をRA寒天培地上で室温で7日間培養した。
エンドトキシンの定量方法
細菌性エンドトキシンは、上で述べた分離の結果得られた細菌性懸濁液の中で、標準的なリファレンステスト即ちLALカイネティック比色試験(Charles River Endosafe)により定量された。
バイオフィルム1及び2の試験結果
バイオフィルム1及び2上のスクリーニングの結果は、表2−4及び表5に示される。
Figure 2006504835
Figure 2006504835
Figure 2006504835
Figure 2006504835
これらのスクリーニング試験の後で2種のバイオフィルムの除去に最も好成績を挙げた組合せ、即ち下記組合せKが選抜された。
製品A=パンクレアチン(Sigma社の販売する研究用試薬の登録商標)。ブタ膵臓抽出物、すなわちリパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、トリプシン、リボヌクレアーゼ等を含む酵素混合物(欧州薬局方参照)。
製品B=クエン酸
特に透析装置の消毒の場合には、この製品は脱灰剤として作用し、細菌を捕捉して基材へのバイオフィルムの付着を促進するスケール結晶を除去する。
製品C=RBS(Chemical Products社の販売する発泡性アルカリ洗浄剤溶液の登録商標)。殺菌性、抗ウイルス性、抗真菌性を有し、界面活性剤及び第4級アンモニウム(消毒剤)を含む。
定性的及び定量的データ
組合せKの作用前後におけるバイオフィルム1及び2の写真から、組合せの作用を外観的に定量することができる。
表6及び7は組合せKの作用前後に測定されたパラメータの値を示す。
Figure 2006504835
Figure 2006504835
RBSの最小発育阻止濃度(MIC)
この組合せの殺菌能力はRBSによるものであり、実験したバイオフィルムを構成する微生物に対するその最小発育阻止濃度が決定された。
汚染された新しい透析液(上記の微生物を含む滅菌されていない浸透水から調製された)及びLB培地の50/50(体積/体積)混合物が作成された。カスケード希釈により濃度100%、50%、10%、5%、1%、0.5%及び0.1%のRBS溶液を作成し、これらの溶液をそれぞれ汚染された混合物3mlに対し300μlずつ加えた。これらを室温で12時間培養した後、テストした各RBS濃度につきCFU(コロニー形成単位)をRA寒天培地上でカウントした。
最小発育阻止濃度は、微生物の成長を阻止できる最低の濃度として定義される。その結果は表8に示される。
Figure 2006504835
安全のため、この選択は1.5の最小発育阻止濃度を得るような希釈形式のRBS溶液を使用して行われた。
最初の適用された実験計画
0.5%/pH7.3のパンクレアチン100mlの作成は、パンクレアチン粉末500mg+PBS(リン酸緩衝食塩水)緩衝剤(Sigma社)1gを血液透析水(HDW)100mlで希釈した。
この溶液をチューブの閉回路に温度37℃、流速500ml/分で5分間循環させた。
すすぎ:開路の状態で500ml/分のHDWを5分間流した。
3%/pH2.2のクエン酸100mlの作成は、3gのクエン酸粉末(Merck)を血液透析水100mlで希釈した。
この溶液をチューブの閉路に温度20℃、流速500ml/分で5分間循環させた。
すすぎ:開路の状態で500ml/分のHDWを5分間流した。
7%/pH10のRBS(登録商標)100mlの作成は、濃縮溶液7ml+炭酸ナトリウム粉末566mg+重炭酸ナトリウム粉末388mgを血液透析水で希釈して100mlとした。
この溶液をチューブの閉路に温度20℃、流速500ml/分で30分間循環させた。
すすぎ:開路の状態で500ml/分のHDWを5分間流した。
バイオフィルム3及び4の試験結果
上で述べた最初の態様における組合せKは、特に厚い又は古いバイオフィルム3及び4に付着した少量の細胞を残した。これらのバイオフィルムの除去のため、組合せKの「強化処方」が開発された。
「強化処方」
1%/pH7.3のパンクレアチン100mlの作成は、パンクレアチン粉末1g+PBS(リン酸緩衝食塩水)緩衝剤(Sigma社)1gを血液透析水100mlで希釈した。
この溶液をチューブの閉路に温度37℃、流速500ml/分で5分間循環させた。
すすぎ:開路の状態で500ml/分のHDWを5分間流した。
5%/pH2.2のクエン酸100mlの作成は、クエン酸粉末(Merck社)5gを血液透析水100mlで希釈した。
この溶液をチューブの閉路に温度20℃、流速500ml/分で5分間循環させた。
すすぎ:開路の状態で500ml/分のHDWを5分間流した。
15%/pH10のRBS(登録商標)100mlの作成は、濃縮溶液15ml+炭酸ナトリウム粉末566mg+重炭酸ナトリウム粉末388mg+5.2%濃縮漂白剤(最終次亜塩素酸ナトリウム濃度0.3g)を血液透析水で希釈して100mlとした。
この溶液をチューブの閉路に温度20℃、流速500ml/分で30分間循環させた。
すすぎ:開路の状態で500ml/分のHDWを5分間流した。
定性的及び定量的データ
組合せKの作用前後におけるバイオフィルム4の写真から、本発明に係る方法の有効性を外観的に定量することができる。
表9は組合せKのバイオフィルム4への作用前後に測定されたパラメータの値を示す。
Figure 2006504835
バイオフィルム5の試験結果
未処理の対照標本の表面には、スライム及び細菌エンドトキシンに富み標本(30平方インチ)の表面を完全に覆う非常に厚い(3×10CFU/cm以上)バイオフィルムが成長した。他方、強化されていない組合せK(最初の処方)で4時間毎に処理された標本の表面には、少数の付着性の死んだ細胞のみが沈着した。
定量的データを表10に示す。
Figure 2006504835
対照バイオフィルム及び処理された標本の写真から、本発明の方法の有効性を検証できた。
本発明に係る方法、キット及び組成物は、血液透析器具の回路の消毒や、温水回路、空調システムおよび冷却塔などのレジオネラ症対策、農産物食品産業、クライメートコントロール室又は閉鎖環境室、歯科医療器具の清掃、再使用可能でオートクレーブに適さない医療用装置の洗浄などに使用できる。
本発明に係る方法を流体装置に適用するには、バイオフィルムを除去すべき回路に前記溶液を同時に又は引き続き注入して、バイオフィルムの除去に必要な時間だけ溶液を循環させ、必要に応じ取り除き及びすすぎを行う。
本発明に係る方法により表面、作業面及び人工器官を処理するには、順次に又は同時に本発明の方法を適用するか、又は対象物を同時に又は順次に本発明の溶液に浸し、必要に応じてすすぎを行うことにより本発明に係る方法を実行できる。

Claims (22)

  1. 少なくとも次の工程が同時に又は引き続き行われることを特徴とするバイオフィルムの除去方法。
    a)プロテアーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、エステラーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、アミラーゼとを含む酵素混合物を含む溶液を作成する工程。
    b)アルカリ性の洗浄剤を有する溶液を作成する工程。
    c)前記の溶液を、洗浄(washing)又は循環により、処理すべき表面に適用する工程。
  2. さらに次の工程が同時に又は引き続き行われる事を特徴とする、請求項1記載のバイオフィルムの除去方法。
    d)ミネラル塩の沈着物を溶解しうる酸を有する溶液を作成する工程。
    e)前記の溶液を、洗浄(washing)又は循環により、処理すべき表面に適用する工程。
  3. 前記プロテアーゼのグループから選択された酵素が、エキソペプチダーゼ又はエンドペプチダーゼからなるグループから選択された酵素、例えばトリプシンであることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  4. 前記エステラーゼのグループから選択された酵素が、カルボキシルエステル加水分解酵素、例えばリパーゼ、ホスホリパーゼ及び/又はホスホジエステラーゼ、例えばリボヌクレアーゼであることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  5. 前記酵素混合物がさらにオシダーゼ又はカルボヒドラーゼからなるグループから選択された酵素、例えばグリコシダーゼ及びガラクトシダーゼを含むことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  6. 前記酵素混合物がパンクレアチンであることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  7. 前記洗浄剤が界面活性剤を含むアルカリ溶液であることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  8. 前記洗浄剤が界面活性剤及び第4級アンモニウムを含むアルカリ溶液であることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  9. 前記洗浄剤溶液ががさらに消毒剤、例えば次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カリウム溶液を含むことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載のバイオフィルムの除去方法。
  10. ミネラル塩の沈着物を除去するための酸において、前記酸が、クエン酸、過酢酸、グリコール酸及びヒドロキシ酢酸からなるグループから選択されることを特徴とする前記請求項2記載のバイオフィルムの除去方法。
  11. プロテアーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、エステラーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、アミラーゼとを含む、少なくとも1種類の酵素混合物の溶液を有し、また少なくとも1種類のアルカリ性の洗浄剤溶液を有することを特徴とするバイオフィルム除去のためのキット。
  12. 前記プロテアーゼのグループから選択された酵素が、エキソペプチダーゼ又はエンドペプチダーゼからなるグループから選択された酵素、例えばトリプシンであることを特徴とする請求項11記載のキット。
  13. 前記エステラーゼのグループから選択された酵素が、カルボキシルエステル加水分解酵素、例えばリパーゼ、ホスホリパーゼ及び/又はホスホジエステラーゼ、例えばリボヌクレアーゼであることを特徴とする請求項11又は12記載のキット。
  14. 前記酵素混合物がさらにオシダーゼ又はカルボヒドラーゼからなるグループから選択された酵素、例えばグリコシダーゼ及びガラクトシダーゼを含むことを特徴とする前記請求項11から13のいずれかに記載のキット。
  15. 前記酵素混合物がパンクレアチンであることを特徴とする前記請求項11から14のいずれかに記載のキット。
  16. 前記洗浄剤が界面活性剤を含むアルカリ溶液であることを特徴とする前記請求項11から15のいずれかに記載のキット。
  17. 前記洗浄剤が界面活性剤及び第4級アンモニウムを含むアルカリ溶液であることを特徴とする前記請求項11から15のいずれかに記載のキット。
  18. 前記キットがさらに消毒剤溶液、例えば次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カリウム溶液を含むことを特徴とする前記請求項11から17のいずれかに記載のキット。
  19. 前記キットがミネラル塩例えば炭酸カルシウムの沈着物を溶解しうる酸を含むことを特徴とする前記請求項11から18のいずれかに記載のキット。
  20. 前記酸が、クエン酸、過酢酸、グリコール酸及びヒドロキシ酢酸からなるグループから選択されることを特徴とする前記請求項19記載のキット。
  21. プロテアーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、エステラーゼのグループから選択された少なくとも1種類の酵素と、アミラーゼとを含む酵素混合物、並びにアルカリ性洗浄剤を有することを特徴とするバイオフィルム除去用の組成物。
  22. 前記酵素混合物がパンクレアチンであることを特徴とする請求項21記載の組成物。
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